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JP2820114B2 - 単結晶金属物品及びその用途 - Google Patents

単結晶金属物品及びその用途

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JP2820114B2
JP2820114B2 JP10492096A JP10492096A JP2820114B2 JP 2820114 B2 JP2820114 B2 JP 2820114B2 JP 10492096 A JP10492096 A JP 10492096A JP 10492096 A JP10492096 A JP 10492096A JP 2820114 B2 JP2820114 B2 JP 2820114B2
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Japan
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明 ▲吉▼成
活己 飯島
忠美 石田
年旦 斉藤
隆彦 加藤
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な一方向凝固
単結晶金属物品及びその用途に関する。
【0002】
【従来の技術】金属物品の単結晶は、粒界がないことか
ら、従来の普通鋳造品には、みられない優れた特性を示
すことが知られている。その一つの例として、Ni基超
合金の単結晶がある。Ni基超合金は高温特性、特に高
温クリープ強度に優れており、航空機用ジェットエンジ
ンの動翼として既に使用されている。
【0003】また、もう一つの例として、ステンレス等
の耐食合金がある。オーステナイト系ステンレス鋼や、
フェライトとオーステナイトからなる2相ステンレス鋼
は、耐応力腐食割れ性が高い材料であるが、更に応力腐
食割れ性を高めるために、特開昭62−180038号に示すよ
うに単結晶で使用しようとする状況にある。
【0004】上記単結晶の大部分は、特開昭53−51102
号,特公昭62−43777 号,特開昭60−44168 号に示され
る一方向凝固法で製造されている。この方法は、加熱し
た炉の中から鋳型を下方に引き出し、下端から上方に漸
次凝固させる方法である。
【0005】航空用ジェットエンジンに用いられる動翼
は長さが10cm位でシャンク部の横断面積も大きくて1
0cm2 であり、また本体の横方向に張り出したプラット
ホームの突出寸法も小さいため全体に小型であり、翼形
状の鋳物を上記方法で一方向凝固させることで、単結晶
を製造することが可能であった。また、ステンレス鋼等
の耐食性に優れた材料も、単結晶の形は単純な丸棒や平
板形状であり、実際に使用する場合には、ボルトやフッ
ク等の形状に機械で加工していた。したがって、耐食合
金を上記方法で一方凝固させることで、単結晶を製造す
ることが可能であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
は、断面積15cm2 以上ある大型物品或いは、凝固進行
に対して横方向に大きく張り出した部分を有する物品に
ついては配慮されておらず、横方向に大きく張り出した
部分を有する物品を従来と同じ方法で一方向凝固を行っ
ても、鋳物全体を単結晶化することができなかった。こ
の理由は以下のように考えられる。横方向に大きく張り
出した部分があると一方向凝固を行っても、横方向に張
り出した部分では、鋳物の外周部からも凝固が始まる。
外周部から凝固した部分は、鋳物本体とは全ったく関係
なく凝固しているため、鋳物本体の結晶方位と異なった
結晶方位を持つことになる。したがって凝固が更に進
み、両方の結晶がぶつかると、その面が結晶粒界となり
単結晶が得られない。
【0007】上記の理由により、横方向に大きく張り出
した部分を有する治具やボルト等の金属物品を全体にわ
たり単結晶組織にすることはできなかった。
【0008】本発明の目的は、引っ張り強度,クリープ
強度又は熱や応力に対する耐疲労強度の優れた単結晶金
属物品及びその用途を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、凝固方向に対
して垂直な断面における断面積が異なる金属物品、特に
その断面積が15cm2 以上である部分に該断面積より大
きい断面積を有する部分が一体に形成された金属物品に
おいて、該金属物品の少なくともマトリックス組識が単
結晶であり、前記大きい断面積を有する部分がそれより
小さい断面積の部分より後に凝固していることを特徴と
する単結晶金属物品にある。
【0010】前記大きい断面積を有する部分の突出した
テーパ角が10度以下であり、該突出距離が1cm以上で
あること、金属物品はNiを主成分とするNi基合金又
はオーステナイト鋼であり、γ相が単結晶であること又
は、フェライト又はオーステナイト鋼であり、基地のフ
ェライト又はオーステナイト相が単結晶であることが、
好ましい。
【0011】本発明は螺子部と頭部を有するボルトにお
いて、該ボルトはNi基合金又はオーステナイト鋼より
なり、前記螺子部より頭部に向って一方向に凝固してお
り、γ相が単結晶であることを特徴とする単結晶ボルト
にある。
【0012】本発明は、ディスクへの固定部となるダブ
ティル部と、このダブティル部に連なるシャンク部と、
該シャンク部に連なる翼部とを備えたジェットエンジン
用ブレードにおいて、該ジェットエンジン用ブレードは
Niを主成分としγ相を有するNi基合金からなり、前
記γ相が単結晶組織であり前記翼部先端より前記ダブテ
ィル部に向って一方向凝固していることを特徴とするジ
ェットエンジン用ブレードにある。
【0013】本発明に係る物品は、第1の鋳型に第1の
鋳型の凝固方向に垂直な断面の断面積より大きい断面積
を有する第2の鋳型が一体に形成されたメーン鋳型と、
前記第1の鋳型と第2の鋳型とに連通し前記メーン鋳型
に対し別個に設けられたバイパス鋳型とを有する一方向
凝固鋳型によって製造できる。
【0014】また、本発明に係る物品は、第1の鋳型に
第1の鋳型の凝固方向に垂直な断面の断面積より大きい
断面積を有する第2の鋳型が一体に形成されたメーン鋳
型と、前記第1の鋳型と第2の鋳型とに連通し前記第1
の鋳型に対し別個に設けられたバイパス鋳型とを有し、
前記メーン鋳型及びバイパス鋳型を加熱炉に設置すると
ともに前記メーン鋳型とバイパス鋳型に金属の溶湯を注
入し、前記メーン鋳型及びバイパス鋳型を前記加熱炉で
加熱保持しながら前記加熱炉から徐々に引き出し、該溶
湯を前記第1の鋳型より第2の鋳型に向って一方向凝固
させることによって製造できる。
【0015】本発明に係る物品の製造法は、鋳造品本体
と別個にバイパスを設けた鋳型を用いるとともに一方向
凝固させるので、鋳造品本体の結晶方位とバイパスを通
じて凝固した断面積が急激に大きくなる突起部分の結晶
方位とが一致し、突起を含めて全体が単結晶となる。
【0016】本発明に係る単結晶金属物品は、断面積が
15cm2 以上の部分にこれより断面積が大きくなる突起
を有する大型の複雑形状のものが単結晶組織が得られる
ため、異結晶のもの同士の結晶粒界が存在するものより
強度が向上する。
【0017】本発明で用いられるオーステナイト鋼は重
量%で、C≦0.15,Si≦1.0,Mn≦2.0,C
r:15〜25,Ni:8〜30 、残部がFeのもの
が挙げられ、特にC<0.08,Si≦1.0,Mn≦2.
0,Cr:16〜18.5,Ni:9〜15,Mo:1
〜3がよい。フェライト+オーステナイト鋼は重量%
で、C≦0.15,Si≦1.0,Mn≦2.0,Cr:
15〜25,Ni:4〜12 、残部がFeのものが挙
げられる。C量はいずれも0.001〜0.02%が好ま
しい。
【0018】本発明は、これらの鋼にTi,Nb,A
l,Zr,V,Ta,Wを各2%以下、Mg,希土類元
素を0.2% 以下含有することができる。Ni基超合金
では、重量%で、C0〜0.16%,Si0〜0.5%,
Mn0〜1.4%,Cr5〜30%,Co0〜30%,M
o0〜15%,W0〜15%,Ti+Al1〜10%,
残部Niが好ましい。更に、これにNb,Zr,V,T
a,Hfを各5%以下、Mg希土類元素を0.2% 以下
含むことができる。
【0019】本発明は、オーステナイト系,フェライト
系,オーステナイト+フェライト系ステレンス鋼を溶融
し一方向から凝固させること、又は更にその後均質化熱
処理を施したオーステナイト相又はフェライト相が単結
晶である鋼によって構造用部品を製造することにより達
成される。この場合、該ステンレス鋼の場合、溶融は、
温度1500〜1650℃,真空度3×10-3Torr以下
または不活性ガス雰囲気で行い、さらに一方向からの凝
固は水冷チル上の鋳型加熱炉内にセットし、鋳型を15
00〜1650℃に加熱後、上記ステンレス鋼の溶湯を
1500〜1650℃で鋳型に鋳込んで数分保持した
後、鋳型を鋳型加熱炉から徐々に引き出す。この時の雰
囲気は真空度2×10−3Torr以下または不活性ガ
ス中を採用し、凝固速度を1〜50cm/hで行う。その
後の均質化処理は1200〜1350℃で1回以上、例
えば1300℃で5h保持し続いて1100℃で1hア
ルゴンガス雰囲気で保持した後水焼入れする方法によっ
て行われる。鋳造後、鋳物本体からバイパス部分は切断
される。
【0020】
【発明の実施の形態】
〔実施例1〕図1は、表1に示す組成(重量%)の合金
からなるM40の単結晶ボルトを示し、図2は本発明の
鋳型を用いて、前記ボルトの製造方法の概略を示したも
のである。
【0021】
【表1】
【0022】図2において、最初、水冷銅チル1の上に
本発明に係る鋳型2を固定し、それを鋳型加熱ヒーター
3の中にセットし、メーン鋳型2を鋳造合金の融点以上
に加熱する。次に溶解した合金を鋳型2の中に鋳込み、
その後水冷銅チル1を下方に引き出し、一方向凝固させ
る。一方向凝固させると、最初メーン鋳型2下端のスタ
ータ4では多くの結晶が発生するが、360℃旋回させ
るセレクタ5を凝固が進行する過程で一つの結晶に絞ら
れ単結晶となる。更に拡大部6で大きな単結晶となり、
鋳物のボルトネジ部7及びボルト頭部8へと凝固が進行
する。鋳造条件は表2のとおりである。セレクタ5は屈
曲又はラセン状とすることにより得られるものである。
【0023】
【表2】
【0024】メーン鋳型2はネジ山を形成する部分を下
方とし、ボルト全体を垂直軸に対して15°傾けた。そ
して、ボルト頭部8の一番下端部分とボルト下方20mm
の位置とを内径4mmのバイパス鋳型9で接続した。
【0025】鋳物本体を形成する鋳型の型部分と異なる
バイパス鋳型9の取り付け位置は、セレクタ法ではセレ
クタ5より上方、種付法では種結晶より上方でボルト頭
部の位置より下方であれば、どこでも良いが、単結晶鋳
造後、そのバイパス部分を除去する必要があるので、セ
レクタ5又は種結晶より上方で鋳物本体部すなわち、図
2で言えばボルトネジ部7より下方の拡大部6の位置が
望ましい。
【0026】従来の方法では、ボルト頭部8で形状が拡
大するときに別な結晶が発生し、ボルト形状の単結晶が
製造できなかったが、本発明の方法により、ボルト形状
の単結晶が容易に製造できた。
【0027】本実施例で得られるボルトは軽水炉の上部
格子板,炉心支持板に用いられるボルトとして用いられ
る。
【0028】本実施例ではネジは機械加工で行った。加
工後焼鈍を行うのが良い。
【0029】〔実施例2〕実施例1と同じ一方向凝固法
で、図3に示す軽水炉々心支持板に用いられるアイボル
トを鋳造した。鋳造条件及び合金組成は実施例1の表1
及び表2と同じである。
【0030】アイボルトの拡大部10とセレクタ5から
アイボルト本体11への拡大部6との間にバイパス鋳型
9を90°間隔で4本設けた。バイパスの形状は直径3
mmの線状である。
【0031】本発明の方法により、アイボルト拡大部1
0で多結晶化することなく単結晶が得られた。
【0032】バイパス鋳型9の数は、2本以上が好まし
いが、通常は四方から凝固させるために4本程度が良
い。また1本でも良いが、この場合には実施例1で示し
たように、本体をバイパス鋳型がある方にやや傾ける。
アイボルト拡大部10の一番下方に接続する必要があ
る。
【0033】〔実施例3〕Ni基合金として、重量で
6.5%Cr−4.3%Mo−7.3%W−5.1%Al−
7.3%Ta 残部Niを用いて、厚さ10mmのT字型の
平面物品を鋳造した。従来は、横方向に張り出した部分
で単結晶成長しなかったため、図4に示した如く拡大部
12にテーパ角13を設け、単結晶成長後機械加工する
必要があった。図5は凝固速度を10cm/hとしたとき
のテーパ角θと単結晶成長する張出し部の距離との関係
を示すが、テーパ角θが約10°以内で、横方向への張
出し距離が1cm以上では、単結晶成長させることができ
なかった。このようなT字型鋳物14を図6に示すメー
ン鋳型2を用いて表2と同条件で一方向凝固を行うこと
により、テーパ角を付けることなく、単結晶成長させる
ことができた。このような具体的な製品として図7に示
すジェットエンジン用ブレードがあり、翼部15側より
一方向に凝固させるとともにプラットフォーム16に対
してバイパス鋳型を設けプラットフォーム16の翼部側
と外側とから同時に凝固させ、次いでシャンク17及び
ダブティル18へと凝固させることによって単結晶ブレ
ードが製造できる。
【0034】〔実施例4〕重量で、C0.08%以下,
Cr14〜20%,Fe10%以下,Al0.4〜1.0
%,Ti2〜3%,Nb0.5〜1.5% 、残部Niよ
りなる合金組成を有するものの一例として、C0.02
%,Cr15.6%,Fe8.0%,Ti2.5%,Al
0.8%,Nb1.0%,Cu0.3% 、残部Niよりな
る実施例1に示す方法により原子炉炉心に使用されるボ
ルトを製造した。鋳造のままの組織は大きな共晶γ′相
が形成されているが、これを1200〜1350℃×2
〜10hで溶体化処理し、単結晶のγ相とし、次いで6
50〜750℃で時効処理することにより微細なγ′相
を析出させ強化した。本実施例によるものは耐応力腐食
割れ性に優れ、0.2% 耐力70kg/mm2 以上、伸び率
20%以上有するすぐれたものであった。
【0035】本実施例においてはネジは機械加工によっ
て形成させたが、鋳造によって得ることが表面に残留応
力を形成させない点で好ましい。加工後は焼鈍を行うの
がよい。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、凝固進行方向に対して
横方向への張り出し部の結晶方位を、鋳物本体の結晶方
位と同じにすることができるので、大型の単結晶金属物
品を効率よく得ることができる。
【0037】また、本発明に係る単結晶金属物品は高強
度ボルト等に用いることができ、強度が向上している。
【0038】また本発明に係る金属物品は本実施例の製
造方法によって、従来の鋳造法では製造できなかった複
雑形状な部材の単結晶化が容易に得られる。その場合、
鋳造材料は、鉄,コバルト,ステンレス,アルミニウ
ム,銅など溶解可能な材料であれば全て適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る単結晶ボルトの平面図。
【図2】図1のボルトの製造方法を示す鋳型の断面図。
【図3】実施例で製造したアイボルトのバイパスを付け
た説明図。
【図4】T字型金属物品の正面図。
【図5】テーパ面と張り出し距離と結晶組織との関係を
示す図。
【図6】T字型金属物品を鋳造する方法を示す鋳型の縦
断面図。
【図7】ジェットエンジン用ブレードの斜視図。
【符号の説明】
2…メーン鋳型、8…ボルト頭部、9…バイパス鋳型、
10…アイボルト拡大部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C22C 19/03 C22C 19/03 P 38/00 302 38/00 302A F01D 5/28 F01D 5/28 F16B 35/00 F16B 35/00 N // C22C 33/04 C22C 33/04 N (72)発明者 斉藤 年旦 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 加藤 隆彦 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C30B 1/00 - 35/00 B22C 9/22 B22D 27/04 C22C 1/00 - 38/00 F01D 5/28 F16B 35/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】凝固方向に対して垂直な断面における断面
    積が異なる金属物品において、該金属物品の少なくとも
    マトリックス組織が単結晶であり、前記大きい断面積を
    有する部分がそれより小さい断面積の部分より後に凝固
    していることを特徴とする単結晶金属物品。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記大きい断面積を有
    する部分の突出したテーパ角が10度以下であり、該突
    出距離が1cm以上である単結晶金属物品。
  3. 【請求項3】請求項1において、金属物品はNiを主成
    分とするNi基合金であり、γ相が単結晶である単結晶
    金属物品。
  4. 【請求項4】請求項1において、金属物品はフェライト
    又はオーステナイト鋼であり、基地のフェライト又はオ
    ーステナイト相が単結晶である単結晶金属物品。
  5. 【請求項5】螺子部と凝固方向に対して垂直な断面にお
    ける断面積が前記螺子部より大きい頭部を有するボルト
    において、該ボルトはNi基合金又はオーステナイト鋼
    よりなり、前記螺子部より頭部に向って一方向に凝固し
    ており、γ相が単結晶であることを特徴とする高強度ボ
    ルト。
  6. 【請求項6】ディスクへの固定部となるダブティル部
    と、このダブティル部に連なるシャンク部と、該シャン
    ク部に連なる翼部とを備えたジェットエンジン用ブレー
    ドにおいて、該ジェットエンジン用ブレードはNiを主
    成分としγ相を有するNi基合金からなり、前記γ相が
    単結晶組織であり、前記翼部先端より前記ダブティル部
    に向って一方向凝固していることを特徴とするジェット
    エンジン用ブレード。
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