JP2808535B2 - アナログ時間表示付万年暦時計 - Google Patents
アナログ時間表示付万年暦時計Info
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- JP2808535B2 JP2808535B2 JP1101496A JP10149689A JP2808535B2 JP 2808535 B2 JP2808535 B2 JP 2808535B2 JP 1101496 A JP1101496 A JP 1101496A JP 10149689 A JP10149689 A JP 10149689A JP 2808535 B2 JP2808535 B2 JP 2808535B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time setting
- setting rod
- case
- function
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000013078 crystal Substances 0.000 claims description 2
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims description 2
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 7
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 4
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04G—ELECTRONIC TIME-PIECES
- G04G5/00—Setting, i.e. correcting or changing, the time-indication
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04C—ELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
- G04C9/00—Electrically-actuated devices for setting the time-indicating means
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electric Clocks (AREA)
- Electromechanical Clocks (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はアナログ時間表示付万年暦時計に関するも
のであり、さらに詳しくは水晶同期された電子回路と、
時針と、分針と、これらの針を回転させる駆動モーター
と、万年暦日付を永久表示する表示手段と、電子回路に
接続された時間設定ロッドとを含んで通常のアナログ表
示機能を具えた時計の改良に関するものである。
のであり、さらに詳しくは水晶同期された電子回路と、
時針と、分針と、これらの針を回転させる駆動モーター
と、万年暦日付を永久表示する表示手段と、電子回路に
接続された時間設定ロッドとを含んで通常のアナログ表
示機能を具えた時計の改良に関するものである。
(従来技術) 時間のアナログ表示機能を具えた時計は、一般に少な
くとも時針、分針それにときには日付や曜日を表示する
ディスクを具えている。
くとも時針、分針それにときには日付や曜日を表示する
ディスクを具えている。
万年暦時計は日付を正確に表示するもので、一般に各
月の日数や余分の2月29日を含む閏年の発生を考慮にい
れて設計されている。
月の日数や余分の2月29日を含む閏年の発生を考慮にい
れて設計されている。
従来からも万年暦を組込んだ電子時計はあるが、月、
日、年などを制御するために電子回路に記憶されている
パラメターにアクセスできるのはメーカーか時計屋など
の熟練者に限られている。このパラメターをメモリに入
れる操作は時計のプログラミングと呼ばれている。
日、年などを制御するために電子回路に記憶されている
パラメターにアクセスできるのはメーカーか時計屋など
の熟練者に限られている。このパラメターをメモリに入
れる操作は時計のプログラミングと呼ばれている。
プログラムモードに入るためには種々の手段がある。
最も一般的な手段は外部装置を用いるものであるが、こ
れをできるのは上記したような一部の者に限られてい
る。その他にも時計に積分回路を組込んでプログラムを
実行させるものがある。
最も一般的な手段は外部装置を用いるものであるが、こ
れをできるのは上記したような一部の者に限られてい
る。その他にも時計に積分回路を組込んでプログラムを
実行させるものがある。
時計の機能をプログラムする能力が時計に組込まれて
いる場合には、未熟練者による誤操作を避けるためにそ
のアクセスコードは上記のような一部の者に限定するの
が望ましい。本出願人の提案したスイス特願第4385/87
−0号の装置においては、プログラムモードに入るのに
時間設定ロッドが用いられており、この時間設定ロッド
の3通りの位置のそれぞれに対応してプログラムされた
パラメターを作るようになっている。所望の機能のアク
セスコードに入るにはこの時間設定ロッドに通常とは異
なる操作を施すのである。
いる場合には、未熟練者による誤操作を避けるためにそ
のアクセスコードは上記のような一部の者に限定するの
が望ましい。本出願人の提案したスイス特願第4385/87
−0号の装置においては、プログラムモードに入るのに
時間設定ロッドが用いられており、この時間設定ロッド
の3通りの位置のそれぞれに対応してプログラムされた
パラメターを作るようになっている。所望の機能のアク
セスコードに入るにはこの時間設定ロッドに通常とは異
なる操作を施すのである。
ところで万年暦機能を具えた時計にあっては、万年暦
機能が励起されている場合と励起されていない場合とが
ある。誤った日付訂正操作を時間設定ロッドに加えるこ
とにより万年暦機能を損傷する危険を回避するには、万
年暦機能が励起されているときには日付訂正機能にアク
セスできないことが望ましい。一方万年暦機能が励起さ
れているときには、日付訂正機能にアクセスできること
が必要となるが、誤操作による万年暦機能の損傷を回避
するためには、非熟練者には日付訂正機能へのアクセス
ができないか極めて困難であることが望ましい。
機能が励起されている場合と励起されていない場合とが
ある。誤った日付訂正操作を時間設定ロッドに加えるこ
とにより万年暦機能を損傷する危険を回避するには、万
年暦機能が励起されているときには日付訂正機能にアク
セスできないことが望ましい。一方万年暦機能が励起さ
れているときには、日付訂正機能にアクセスできること
が必要となるが、誤操作による万年暦機能の損傷を回避
するためには、非熟練者には日付訂正機能へのアクセス
ができないか極めて困難であることが望ましい。
しかし従来の万年暦時計の電子回路は万年暦機能の励
起、非励起を識別する能力を具えていない故に、誤った
日付訂正操作により万年暦機能を損傷することが多々あ
った。
起、非励起を識別する能力を具えていない故に、誤った
日付訂正操作により万年暦機能を損傷することが多々あ
った。
(発明の要旨) かかる従来技術の現状に鑑みてこの発明の目的は、時
間設定ロッドと制御用電子回路とを具えた万年暦時計に
おいて、誤った日付訂正操作を時間設定ロッドに加える
ことにより結果される万年暦時計機能の損傷を回避する
ことにある。
間設定ロッドと制御用電子回路とを具えた万年暦時計に
おいて、誤った日付訂正操作を時間設定ロッドに加える
ことにより結果される万年暦時計機能の損傷を回避する
ことにある。
このためこの発明にあっては、時間設定ロッドに加え
られる操作による複数の軸位置および回転位置が万年暦
をプログラムするアクセスコードに対応し、電子回路が
該アクセスコードを認識して万年暦のためのプログラム
モードへのエントリーを可能とする認識手段を有してお
り、アクセスコードが適正にエントリーされて万年暦の
プログラムが適正に実行された第1のケースと、アクセ
スコードのエントリーおよび/または万年暦のプログラ
ムが適正に行われなかった第2のケースとを識別する能
力の電子回路が有しており、かつ第1のケースの場合に
は時間設定ロッドの少なくとも1個の位置が日付訂正以
外の機能に割り当てられ、第2のケースの場合には時間
設定ロッドの1個の位置が日付訂正機能に割り当てられ
るものである。
られる操作による複数の軸位置および回転位置が万年暦
をプログラムするアクセスコードに対応し、電子回路が
該アクセスコードを認識して万年暦のためのプログラム
モードへのエントリーを可能とする認識手段を有してお
り、アクセスコードが適正にエントリーされて万年暦の
プログラムが適正に実行された第1のケースと、アクセ
スコードのエントリーおよび/または万年暦のプログラ
ムが適正に行われなかった第2のケースとを識別する能
力の電子回路が有しており、かつ第1のケースの場合に
は時間設定ロッドの少なくとも1個の位置が日付訂正以
外の機能に割り当てられ、第2のケースの場合には時間
設定ロッドの1個の位置が日付訂正機能に割り当てられ
るものである。
(作用) すなわちまず時計の万年暦機能が励起されているか否
かを電子回路が識別する。
かを電子回路が識別する。
万年暦機能が励起されている場合(第1のケース)に
は、日付訂正機能にアクセスする必要がないと電子回路
が認識し、時間設定ロッドの少なくとも1個の位置を日
付訂正以外の機能に割り当てる。したがって時間設定ロ
ッドに操作を加えて日付訂正機能にアクセスすることが
できなくなる。この結果不適正な日付訂正により万年暦
機能を損傷する危険を回避することができる。
は、日付訂正機能にアクセスする必要がないと電子回路
が認識し、時間設定ロッドの少なくとも1個の位置を日
付訂正以外の機能に割り当てる。したがって時間設定ロ
ッドに操作を加えて日付訂正機能にアクセスすることが
できなくなる。この結果不適正な日付訂正により万年暦
機能を損傷する危険を回避することができる。
万年歴機能が励起されていない場合(第2のケース)
には、日付訂正機能にアクセスする必要があると電子回
路が認識し、時間設定ロッドの1個の位置を日付訂正機
能に割り当てる。したがって時間設定ロッドに予め設定
された特殊な操作を加えて日付訂正機能にアクセスする
ことができる。しかしこれには予め設定された特殊な操
作を時間設定ロッドに加える必要があるので、非熟練者
による誤った日付訂正により万年暦機能を損傷する危険
はほとんどなくなるのである。
には、日付訂正機能にアクセスする必要があると電子回
路が認識し、時間設定ロッドの1個の位置を日付訂正機
能に割り当てる。したがって時間設定ロッドに予め設定
された特殊な操作を加えて日付訂正機能にアクセスする
ことができる。しかしこれには予め設定された特殊な操
作を時間設定ロッドに加える必要があるので、非熟練者
による誤った日付訂正により万年暦機能を損傷する危険
はほとんどなくなるのである。
(実施態様) 時計には通常の時間設定ロッド10が設けられており、
この時間設定ロッド10は第2A図に示すように3通りの位
置I、IIおよびIIIのいずれかに置かれるものである。
前記のスイス特願の場合と同様に、この時間設定ロッド
10を所定の態様で操作することによりプログラムモード
およびプログラムそのものに入るアクセスコードを構成
することができるのである。調整できるパラメターとし
ては4年周期の年、月および日がある。前記の3通りの
位置のいずれかに置いた後に時間設定ロッド10を操作す
ることによりこれらのパラメターに入るのである。
この時間設定ロッド10は第2A図に示すように3通りの位
置I、IIおよびIIIのいずれかに置かれるものである。
前記のスイス特願の場合と同様に、この時間設定ロッド
10を所定の態様で操作することによりプログラムモード
およびプログラムそのものに入るアクセスコードを構成
することができるのである。調整できるパラメターとし
ては4年周期の年、月および日がある。前記の3通りの
位置のいずれかに置いた後に時間設定ロッド10を操作す
ることによりこれらのパラメターに入るのである。
時計に内蔵された電子回路12はアクセスコードを受け
たことを構成する時間設定ロッドに加えられた特殊な操
作を認識して、時計をプログラムモードにする。またこ
の電子回路12は電力の中断後(例えばバッテリーの交換
後)に、プログラムモードにアクセスするためのアクセ
スコードが適正にエントリーされてプログラムが適正に
実行されたケースと、アクセスコードが適正にエントリ
ーされなかったおよび/またはプログラムが適正に実行
されなかったケースを、識別することができる。
たことを構成する時間設定ロッドに加えられた特殊な操
作を認識して、時計をプログラムモードにする。またこ
の電子回路12は電力の中断後(例えばバッテリーの交換
後)に、プログラムモードにアクセスするためのアクセ
スコードが適正にエントリーされてプログラムが適正に
実行されたケースと、アクセスコードが適正にエントリ
ーされなかったおよび/またはプログラムが適正に実行
されなかったケースを、識別することができる。
先ず第1にこの電子回路12は時計が万年暦機能を有し
ていることおよび日付と曜日を訂正する機能にアクセス
する必要がないことを知る。事実これらの能力へのアク
セスは危険なものである。これらが危険に変えられると
設定が間違って入れられる可能性があるからである。こ
れらの機能は好ましくなくしかも不要なものであるか
ら、これらを除去されることにより、他の機能のために
時間設定ロッド10の位置を少なくとも1個自由にでき
る。時間設定ロッド10の位置のひとつは従来の時間表示
設定機能によるものである。このように日付曜日訂正機
能を無くすることにより時間設定ロッド10の位置に割当
てることのできる機能には種々のものがある。複時間帯
表示機能や分秒の計数を妨げることなく針を前進後退さ
せる可能性などがその例である。
ていることおよび日付と曜日を訂正する機能にアクセス
する必要がないことを知る。事実これらの能力へのアク
セスは危険なものである。これらが危険に変えられると
設定が間違って入れられる可能性があるからである。こ
れらの機能は好ましくなくしかも不要なものであるか
ら、これらを除去されることにより、他の機能のために
時間設定ロッド10の位置を少なくとも1個自由にでき
る。時間設定ロッド10の位置のひとつは従来の時間表示
設定機能によるものである。このように日付曜日訂正機
能を無くすることにより時間設定ロッド10の位置に割当
てることのできる機能には種々のものがある。複時間帯
表示機能や分秒の計数を妨げることなく針を前進後退さ
せる可能性などがその例である。
第2にこの電子回路12は時計が適性に機能ずけられた
万年暦機能を有していないことを理解して、時間設定ロ
ッド10のひとつの位置が日付訂正に割当てられる。時間
設定ロッド10が3通りの位置を有しているときには第1
の位置が日付訂正に対応し、第2の位置が曜日訂正に対
応し、第3の位置が時間訂正に対応する。またこれに代
えて、第1の位置を中立とし、第2の位置は時間設定ロ
ッド10を一の方向に回したときの日付訂正と他の方向に
回したときの日付調整に割当て、第3の位置を時間訂正
に割当ててもよい。
万年暦機能を有していないことを理解して、時間設定ロ
ッド10のひとつの位置が日付訂正に割当てられる。時間
設定ロッド10が3通りの位置を有しているときには第1
の位置が日付訂正に対応し、第2の位置が曜日訂正に対
応し、第3の位置が時間訂正に対応する。またこれに代
えて、第1の位置を中立とし、第2の位置は時間設定ロ
ッド10を一の方向に回したときの日付訂正と他の方向に
回したときの日付調整に割当て、第3の位置を時間訂正
に割当ててもよい。
バッテリーが上ってしまったときにはメーカーなどの
専門家にその処理を任せた方がよい。そのような専門家
が見付からず、万年暦をプログラムできないときでも、
時間維持機能は動作を継続する。万年暦機能のみが一時
的に抑制されて、時間帯の制御などの第2の機能は日付
訂正機能などによって置換えられるが、これは万年暦機
能がないときには不可欠である。なお上記の「時間帯の
制御などの第2の機能」とは「時間帯機能」とも言われ
るもので、1時間単位のステップで時針を動かし得る機
能をいい、この時針の動きは分針や秒針の位置を変える
ことなく行われるものである。この際の時針の変位は、
時計がプログラムされていないときに日付訂正に用いら
れるものと同じ軸位置に、時間設定ロッドを回転するこ
とにより行われる。
専門家にその処理を任せた方がよい。そのような専門家
が見付からず、万年暦をプログラムできないときでも、
時間維持機能は動作を継続する。万年暦機能のみが一時
的に抑制されて、時間帯の制御などの第2の機能は日付
訂正機能などによって置換えられるが、これは万年暦機
能がないときには不可欠である。なお上記の「時間帯の
制御などの第2の機能」とは「時間帯機能」とも言われ
るもので、1時間単位のステップで時針を動かし得る機
能をいい、この時針の動きは分針や秒針の位置を変える
ことなく行われるものである。この際の時針の変位は、
時計がプログラムされていないときに日付訂正に用いら
れるものと同じ軸位置に、時間設定ロッドを回転するこ
とにより行われる。
第1A図に示すように時間設定ロッド10は竜頭11を具え
ており、これが3通りの位置I、IIおよびIIIに置かれ
るのである。時間設定ロッド10と反対側の時計内部には
時間設定ロッドの軸位置検知ユニット15が設けられてお
り、これが出力する情報が電子回路12に伝達される。こ
れらの軸位置を第2A〜2C図に示す。第1B図にプログラム
モードに至るアクセスコードに入るための時間設定ロッ
ド10の操作を示す。すなわち時間設定ロッド10の前進後
退が電子回路12によって万年暦のためのプログラムモー
ドに入るためのコードとして認識されるのである。さら
に安全性のために時間データに基いて特殊なシーケンス
が作られる。すなわち時間設定ロッド10の操作は例えば
2秒というような時間Tの所定の間隔に入ることが要求
される。
ており、これが3通りの位置I、IIおよびIIIに置かれ
るのである。時間設定ロッド10と反対側の時計内部には
時間設定ロッドの軸位置検知ユニット15が設けられてお
り、これが出力する情報が電子回路12に伝達される。こ
れらの軸位置を第2A〜2C図に示す。第1B図にプログラム
モードに至るアクセスコードに入るための時間設定ロッ
ド10の操作を示す。すなわち時間設定ロッド10の前進後
退が電子回路12によって万年暦のためのプログラムモー
ドに入るためのコードとして認識されるのである。さら
に安全性のために時間データに基いて特殊なシーケンス
が作られる。すなわち時間設定ロッド10の操作は例えば
2秒というような時間Tの所定の間隔に入ることが要求
される。
第1C図に示す信号UC、UDは時間設定ロッド10の変位に
よって発生して導線C、Dを経て電子回路12に伝達され
るものである。これにはユニット15の接点片13、14が開
閉して接点21、22に選択的に係合する。時間t1は時間設
定ロッド10の最初の前進の終点に対応し、時間t2は最初
の戻りに対応し、時間t3は第2の前進に対応する。
よって発生して導線C、Dを経て電子回路12に伝達され
るものである。これにはユニット15の接点片13、14が開
閉して接点21、22に選択的に係合する。時間t1は時間設
定ロッド10の最初の前進の終点に対応し、時間t2は最初
の戻りに対応し、時間t3は第2の前進に対応する。
第2A図に示すように竜頭11の3通りの位置I、IIおよ
びIIIは上記した時間設定ロッド10の3通りの位置に対
応する。軸位置検知ユニット15は2本のレバー16、17
(これに代えて二又レバーでもよい)を有しており、こ
れらは時間設定ロッド10にピン18を介して軸承されてい
る。時間設定ロッド10が上記3通りの位置間を移動する
とレバー16、17がピン18について揺動して接点片13、14
を選択的に接点21、22と係合させる。
びIIIは上記した時間設定ロッド10の3通りの位置に対
応する。軸位置検知ユニット15は2本のレバー16、17
(これに代えて二又レバーでもよい)を有しており、こ
れらは時間設定ロッド10にピン18を介して軸承されてい
る。時間設定ロッド10が上記3通りの位置間を移動する
とレバー16、17がピン18について揺動して接点片13、14
を選択的に接点21、22と係合させる。
第2A図においては時間設定ロッド10は位置Iに、第2B
図では位置IIにまた第2B図では位置IIIにそれぞれ置か
れる。時間設定ロッド10の軸位置を変えることにより、
レバー16、17が接点片13、14に作用して、導線C、Dが
選択的にアース20に接続される。これによって発生され
た種々の信号を電子回路12がアクセスコードのエントリ
ーとして認識するのである。
図では位置IIにまた第2B図では位置IIIにそれぞれ置か
れる。時間設定ロッド10の軸位置を変えることにより、
レバー16、17が接点片13、14に作用して、導線C、Dが
選択的にアース20に接続される。これによって発生され
た種々の信号を電子回路12がアクセスコードのエントリ
ーとして認識するのである。
竜頭11が位置I(第2A図)にあるとき接点片13、14は
上側位置にあり、導線C、Dの端部の接点21、22は開い
ている。
上側位置にあり、導線C、Dの端部の接点21、22は開い
ている。
竜頭11が位置II(第2B図)にくると、接点片13は下に
きて導線Cとアース20とが接続されるが、接点片14はま
だ上の開いた位置にある。
きて導線Cとアース20とが接続されるが、接点片14はま
だ上の開いた位置にある。
竜頭11が位置III(第2C図)にくると接点片13、14が
接点21、22に接触し、導線C、Dがともにアース20に接
続される。
接点21、22に接触し、導線C、Dがともにアース20に接
続される。
第2A、3A図に示す接触ユニット23は軸26について回転
する2個の等辺三角形状のカム24、25を有しており、こ
れらのカムは互いに位相差を有して板バネ27、28に作用
する。これらの板バネは接点29、30を介して導線A、B
をアース20に選択的に接続する。この接触ユニット23は
電子回路12によって認識される信号UA、UBを発生するも
のである。
する2個の等辺三角形状のカム24、25を有しており、こ
れらのカムは互いに位相差を有して板バネ27、28に作用
する。これらの板バネは接点29、30を介して導線A、B
をアース20に選択的に接続する。この接触ユニット23は
電子回路12によって認識される信号UA、UBを発生するも
のである。
第3B、3C図に示すように信号UA、UBは周期的なもので
ある。これらのグラフでは横軸にカム24、25の角方向Q
を正負をつけて示す。
ある。これらのグラフでは横軸にカム24、25の角方向Q
を正負をつけて示す。
第3B図に示すのは時間設定ロッド10が一の方向に回転
されてカムが+Q方向に回転したときに導線A、Bに現
れるパルス列である。第3C図に示すのは時間設定ロッド
10が反対方向に回転されたときのパルス列である。これ
によって生じた信号UA、UBを電子回路12が認識して万年
暦のプログラムモードに入るのに必要とされるアクセス
コードを発生する。接触ユニット23と軸位置検知ユニッ
ト15とは公知のものである。
されてカムが+Q方向に回転したときに導線A、Bに現
れるパルス列である。第3C図に示すのは時間設定ロッド
10が反対方向に回転されたときのパルス列である。これ
によって生じた信号UA、UBを電子回路12が認識して万年
暦のプログラムモードに入るのに必要とされるアクセス
コードを発生する。接触ユニット23と軸位置検知ユニッ
ト15とは公知のものである。
(効果) 以上から明らかなようにこの発明によれば、時計の万
年暦機能が励起されている場合でも、励起されていない
場合でも、不適性な日付訂正を行うことが不可能となる
ので、誤った操作により日付訂正機能を損傷する危険を
効果的に回避することができる。
年暦機能が励起されている場合でも、励起されていない
場合でも、不適性な日付訂正を行うことが不可能となる
ので、誤った操作により日付訂正機能を損傷する危険を
効果的に回避することができる。
第1A図は時間設定ロッドの置かれる位置の一例を示す側
面図、第1B図は時間設定ロッドの変位を示す線図、第1C
図は時間設定ロッドの変位によって生じる信号の一例を
示すグラフ、 第2A図はこの発明の万年暦時計の構成の一例を示す側面
図、第2B、2C図はその作用を示す部分側面図、 第3A図はその接触ユニットを示す側面図、第3B、3C図は
それにより生じる信号を示すグラフである。 10……時間設定ロッド、12……電子回路 15……軸位置検知ユニット 23……接触ユニット
面図、第1B図は時間設定ロッドの変位を示す線図、第1C
図は時間設定ロッドの変位によって生じる信号の一例を
示すグラフ、 第2A図はこの発明の万年暦時計の構成の一例を示す側面
図、第2B、2C図はその作用を示す部分側面図、 第3A図はその接触ユニットを示す側面図、第3B、3C図は
それにより生じる信号を示すグラフである。 10……時間設定ロッド、12……電子回路 15……軸位置検知ユニット 23……接触ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G04C 3/00 G04C 9/00
Claims (6)
- 【請求項1】水晶同期された電子回路と、時針と、分針
と、これらの針を軸について回転させる駆動モーター
と、万年暦日付を永久表示する表示手段と、電子回路に
接続された時間設定ロッドとを含んでなり、 該時間設定ロッドに加えられる操作による複数の軸およ
び回転位置が万年暦をプログラムするアクセスコードに
対応し、 電子回路が該アクセスコードを認識して万年暦のための
プログラムモードへのエントリーを可能とする認識手段
を有しており、 アクセスコードが適正にエントリーされて万年暦のプロ
グラムが適正に実行された第1のケースと、アクセスコ
ードのエントリーおよび/または万年暦のプログラムが
適正に行われなかった第2のケースとを識別する能力を
電子回路が有しており、かつ 第1のケースの場合には時間設定ロッドの少なくとも1
個の位置が日付訂正以外の機能に割り当てられ、第2の
ケースの場合には時間設定ロッドの1個の位置が日付訂
正機能に割り当てられる ことを特徴とするアナログ時間表示付万年暦時計。 - 【請求項2】前記の万年暦が曜日をも表示する ことを特徴とする請求項1に記載の時計。
- 【請求項3】前記のアクセスコードが時間データの入力
にも依存している ことを特徴とする請求項1に記載の時計。 - 【請求項4】前記の第1のケースにおいて、万年暦をプ
ログラムする機能に代えて、時間帯機能に時間設定ロッ
ドへの操作が割り当てられる ことを特徴とする請求項1に記載の時計。 - 【請求項5】前記の第1のケースにおいて、万年暦の日
付と曜日とをプログラムする機能に代えて、時間帯機能
に時間設定ロッドへの操作が割り当てられる ことを特徴とする請求項2に記載の時計。 - 【請求項6】前記の時間設定ロッドが複数の軸位置を有
しており、 第1のケースにおいては時間設定ロッドの1軸位置が他
の機能に割り当てられ、 第2のケースにおいては時間設定ロッドの軸位置が万年
暦によって表示される日付と曜日の訂正に割り当てら
れ、 両ケースにおいて時間設定ロッドの第3の軸位置が反転
されて表示されるべき時間を設定する ことを特徴とする請求項1に記載の時計。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CH1442/88A CH673555B5 (ja) | 1988-04-19 | 1988-04-19 | |
CH01442/88-0 | 1988-04-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01307689A JPH01307689A (ja) | 1989-12-12 |
JP2808535B2 true JP2808535B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=4210558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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