JP2801831B2 - 画像装置 - Google Patents
画像装置Info
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- JP2801831B2 JP2801831B2 JP9103893A JP9103893A JP2801831B2 JP 2801831 B2 JP2801831 B2 JP 2801831B2 JP 9103893 A JP9103893 A JP 9103893A JP 9103893 A JP9103893 A JP 9103893A JP 2801831 B2 JP2801831 B2 JP 2801831B2
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- JP
- Japan
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- lens
- image
- emitting diode
- light emitting
- base plate
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- Facsimile Heads (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光プリンタヘッド等の画
像形成装置やイメージセンサ等の画像読み取り装置等に
使用される画像装置に関するものである。
像形成装置やイメージセンサ等の画像読み取り装置等に
使用される画像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像装置、例えば光プリンタヘッ
ド等の画像形成装置に使用される画像装置は通常、支持
体に複数個のレンズを所定の間隔で直線状に配列支持し
たポリカーボネート等の樹脂から成るレンズプレート
と、多数の発光ダイオード素子アレイが直線状に配列載
置された酸化アルミニウム質焼結体やガラス等から成る
ベースプレートとを各レンズと各発光ダイオード素子ア
レイとが1 対1 に対応するように併設固定させた構造を
有しており、各発光ダイオード素子アレイの発光ダイオ
ードを外部電気信号に対応させて個々に選択的に発光さ
せるとともに、該各発光ダイオード素子が発光した光を
レンズを介して外部の感光体面に結像させ、感光体に潜
像を形成させることによって画像形成装置として機能す
る。
ド等の画像形成装置に使用される画像装置は通常、支持
体に複数個のレンズを所定の間隔で直線状に配列支持し
たポリカーボネート等の樹脂から成るレンズプレート
と、多数の発光ダイオード素子アレイが直線状に配列載
置された酸化アルミニウム質焼結体やガラス等から成る
ベースプレートとを各レンズと各発光ダイオード素子ア
レイとが1 対1 に対応するように併設固定させた構造を
有しており、各発光ダイオード素子アレイの発光ダイオ
ードを外部電気信号に対応させて個々に選択的に発光さ
せるとともに、該各発光ダイオード素子が発光した光を
レンズを介して外部の感光体面に結像させ、感光体に潜
像を形成させることによって画像形成装置として機能す
る。
【0003】尚、前記ベースプレート上に直線状に配列
載置される発光ダイオード素子アレイは一般にその内部
に64個の発光ダイオード素子が直線状に配列されて構成
されており、B4サイズの画像形成装置に使用する場合
には前記発光ダイオード素子アレイはその32個が各々を
各レンズに1 対1 に対応するようにしてベースプレート
上に載置されることとなる。
載置される発光ダイオード素子アレイは一般にその内部
に64個の発光ダイオード素子が直線状に配列されて構成
されており、B4サイズの画像形成装置に使用する場合
には前記発光ダイオード素子アレイはその32個が各々を
各レンズに1 対1 に対応するようにしてベースプレート
上に載置されることとなる。
【0004】また前記レンズプレートに支持された各レ
ンズとベースプレートに載置された各発光ダイオード素
子アレイはその両者の位置にズレが発生すると感光体面
に結像される像ににじみや白スジ、黒スジ等を発生して
鮮明で、正確な潜像を形成することが不可となることか
ら各レンズと各発光ダイオード素子アレイとは極めて高
精度に位置合わせされている。
ンズとベースプレートに載置された各発光ダイオード素
子アレイはその両者の位置にズレが発生すると感光体面
に結像される像ににじみや白スジ、黒スジ等を発生して
鮮明で、正確な潜像を形成することが不可となることか
ら各レンズと各発光ダイオード素子アレイとは極めて高
精度に位置合わせされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の画像装置においてはレンズを支持するポリカーボネ
ート等の樹脂から成るレンズプレートと発光ダイオード
素子アレイが載置される酸化アルミニウム質焼結体やガ
ラス等から成るベースプレートの熱膨張係数が各々、1.
9 ×10-5/ ℃、4.0 〜7.5 ×10-6/ ℃であり、大きく相
違することからこの画像装置を画像形成装置に組み込ん
で使用した際、レンズプレートとベースプレートの両者
に熱が印加されるとレンズプレートがベースプレートに
比べて大きく熱膨張し、その結果、レンズプレートに支
持されるレンズとベースプレートに載置される発光ダイ
オード素子アレイとの間に位置ズレを生じ、感光体面に
鮮明で正確な潜像を形成することができないという欠点
を有していた。
来の画像装置においてはレンズを支持するポリカーボネ
ート等の樹脂から成るレンズプレートと発光ダイオード
素子アレイが載置される酸化アルミニウム質焼結体やガ
ラス等から成るベースプレートの熱膨張係数が各々、1.
9 ×10-5/ ℃、4.0 〜7.5 ×10-6/ ℃であり、大きく相
違することからこの画像装置を画像形成装置に組み込ん
で使用した際、レンズプレートとベースプレートの両者
に熱が印加されるとレンズプレートがベースプレートに
比べて大きく熱膨張し、その結果、レンズプレートに支
持されるレンズとベースプレートに載置される発光ダイ
オード素子アレイとの間に位置ズレを生じ、感光体面に
鮮明で正確な潜像を形成することができないという欠点
を有していた。
【0006】また上記従来例においては光プリンタヘッ
ド等の画像形成装置に使用される画像装置を例に採って
説明したが、固体撮像素子アレイ(CCD素子アレイ)
を用いたイメージセンサ等の画像読み取り装置等に使用
される画像装置においてもレンズと固体撮像素子アレイ
との位置ズレに起因して固体撮像素子アレイへの外部画
像情報の結像が不均一となり、固体撮像素子アレイに画
像情報に対応した正確な電気信号を発生させることが不
可となる欠点を有していた。
ド等の画像形成装置に使用される画像装置を例に採って
説明したが、固体撮像素子アレイ(CCD素子アレイ)
を用いたイメージセンサ等の画像読み取り装置等に使用
される画像装置においてもレンズと固体撮像素子アレイ
との位置ズレに起因して固体撮像素子アレイへの外部画
像情報の結像が不均一となり、固体撮像素子アレイに画
像情報に対応した正確な電気信号を発生させることが不
可となる欠点を有していた。
【0007】
【発明の目的】本発明は上記欠点に鑑み案出されたもの
で、その目的は発光ダイオード素子が発する光をレンズ
を介して感光体面に正確に照射し、感光体に画像品質の
高い潜像を形成することができる、或いは外部画像情報
をレンズを介して固体撮像素子アレイに正確に結像さ
せ、固体撮像素子アレイに外部画像情報に対応する正確
な電気信号を発生させることができる画像装置を提供す
ることにある。
で、その目的は発光ダイオード素子が発する光をレンズ
を介して感光体面に正確に照射し、感光体に画像品質の
高い潜像を形成することができる、或いは外部画像情報
をレンズを介して固体撮像素子アレイに正確に結像さ
せ、固体撮像素子アレイに外部画像情報に対応する正確
な電気信号を発生させることができる画像装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は複数個のレンズ
を所定の間隔で直線状に配列支持したレンズプレート
と、多数の画像素子アレイが直線状に配列載置されたベ
ースプレートとから成り、前記レンズプレートとベース
プレートとをスペーサを介し各レンズと各画像素子アレ
イとが1 対1 に対応するように併設固定させた画像装置
であって、前記レンズを支持するレンズプレートと画像
素子アレイが載置されたベースプレートの熱膨張係数を
実質的に同一とするとともにスペーサの熱膨張係数を負
としたことを特徴とするものである。
を所定の間隔で直線状に配列支持したレンズプレート
と、多数の画像素子アレイが直線状に配列載置されたベ
ースプレートとから成り、前記レンズプレートとベース
プレートとをスペーサを介し各レンズと各画像素子アレ
イとが1 対1 に対応するように併設固定させた画像装置
であって、前記レンズを支持するレンズプレートと画像
素子アレイが載置されたベースプレートの熱膨張係数を
実質的に同一とするとともにスペーサの熱膨張係数を負
としたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明の画像装置によればレンズを支持するレ
ンズプレートと画像素子アレイが載置されるベースプレ
ートの熱膨張係数を実質的に同一となしたことからレン
ズプレートとベースプレートの両者に熱が印加されても
レンズプレートとベースプレートは略同一の量だけ熱膨
張し、その結果、各レンズと各画像素子アレイとの間に
位置ズレが発生することはない。また同時にレンズプレ
ートとベースプレートとの間に介在するスペーサの熱膨
張係数を負としたことからレンズプレートの熱膨張に伴
って隣接するレンズ間の間隔(ピッチ)が広がり、感光
体の全面に光を照射、或いは撮像素子アレイの全面に外
部画像情報を結像させるのが不可となるのをレンズプレ
ートとベースプレートの間隔を狭くすることによって補
正し、その結果、感光体の全面に光を照射、或いは固体
撮像素子アレイの全面に外部画像情報を結像させること
が可能となる。従って、この画像装置を光プリンタヘッ
ド等の画像形成装置に使用した場合、各レンズの中心を
常に発光ダイオード素子アレイの中心に位置させるとと
もに各発光ダイオード素子アレイの発光ダイオード素子
が発する光を感光体の全面に良好に照射されることが可
能となり、感光体に鮮明で、正確な潜像を形成すること
ができる。
ンズプレートと画像素子アレイが載置されるベースプレ
ートの熱膨張係数を実質的に同一となしたことからレン
ズプレートとベースプレートの両者に熱が印加されても
レンズプレートとベースプレートは略同一の量だけ熱膨
張し、その結果、各レンズと各画像素子アレイとの間に
位置ズレが発生することはない。また同時にレンズプレ
ートとベースプレートとの間に介在するスペーサの熱膨
張係数を負としたことからレンズプレートの熱膨張に伴
って隣接するレンズ間の間隔(ピッチ)が広がり、感光
体の全面に光を照射、或いは撮像素子アレイの全面に外
部画像情報を結像させるのが不可となるのをレンズプレ
ートとベースプレートの間隔を狭くすることによって補
正し、その結果、感光体の全面に光を照射、或いは固体
撮像素子アレイの全面に外部画像情報を結像させること
が可能となる。従って、この画像装置を光プリンタヘッ
ド等の画像形成装置に使用した場合、各レンズの中心を
常に発光ダイオード素子アレイの中心に位置させるとと
もに各発光ダイオード素子アレイの発光ダイオード素子
が発する光を感光体の全面に良好に照射されることが可
能となり、感光体に鮮明で、正確な潜像を形成すること
ができる。
【0010】またこの画像装置をイメージセンサ等の画
像読み取り装置等に使用した場合、各レンズと各画像素
子アレイとの間に位置ズレがないことから外部画像情報
をレンズを介して固体撮像素子アレイの全面に正確に結
像させることができ、固体撮像素子アレイに外部画像情
報に対応した正確な電気信号を発生させることもでき
る。
像読み取り装置等に使用した場合、各レンズと各画像素
子アレイとの間に位置ズレがないことから外部画像情報
をレンズを介して固体撮像素子アレイの全面に正確に結
像させることができ、固体撮像素子アレイに外部画像情
報に対応した正確な電気信号を発生させることもでき
る。
【0011】
【実施例】次に本発明を添付図面に基づき詳細に説明す
る。図1 乃至図3 は本発明の画像装置を画像形成装置と
しての光プリンタヘッドに採用した場合の一実施例を示
し、1 はベースプレート、2 はレンズプレート、3はス
ペーサ、4 は発光ダイオード素子アレイ、5 はレンズで
ある。
る。図1 乃至図3 は本発明の画像装置を画像形成装置と
しての光プリンタヘッドに採用した場合の一実施例を示
し、1 はベースプレート、2 はレンズプレート、3はス
ペーサ、4 は発光ダイオード素子アレイ、5 はレンズで
ある。
【0012】前記ベースプレート1 はカーボン繊維強化
液晶ポリマー等の電気絶縁材料から成り、その上面に複
数個の発光ダイオード素子アレイ4 が直線状に配列載置
されている。
液晶ポリマー等の電気絶縁材料から成り、その上面に複
数個の発光ダイオード素子アレイ4 が直線状に配列載置
されている。
【0013】前記ベースプレート1 は発光ダイオード素
子アレイ4 を支持する支持部材として作用し、例えば射
出成形法を採用することによって射出流動方向が発光ダ
イオード素子アレイ4 の配列載置と一致するようにして
製作されている。
子アレイ4 を支持する支持部材として作用し、例えば射
出成形法を採用することによって射出流動方向が発光ダ
イオード素子アレイ4 の配列載置と一致するようにして
製作されている。
【0014】また前記ベースプレート1 上に配列載置さ
れている発光ダイオード素子アレイ4 は複数個の発光ダ
イオード素子4aから成り、該発光ダイオード素子4aは外
部電気信号に対応して個々に選択的に発光し、発光した
光を感光体6 表面に照射することによって感光体6 に画
像を形成するための潜像を形成する。
れている発光ダイオード素子アレイ4 は複数個の発光ダ
イオード素子4aから成り、該発光ダイオード素子4aは外
部電気信号に対応して個々に選択的に発光し、発光した
光を感光体6 表面に照射することによって感光体6 に画
像を形成するための潜像を形成する。
【0015】前記発光ダイオード素子4aはGaAsP 系、Ga
P 系の発光ダイオードが使用され、例えば、GaAsP 系の
発光ダイオードの場合には、まずGaAsの基板を炉中にて
高温に加熱するとともにAsH 3 ( アルシン) とPH3 ( ホ
スヒン) とGa( ガリウム) を適量に含むガスを接触させ
て基板表面にn 型半導体のGaAsP(ガリウムー砒素ーリ
ン) の単結晶を成長させ、次にGaAsP 単結晶表面にSi3
N 4 ( 窒化シリコン) の窓付膜を被着させるとともに該
窓部にZn( 亜鉛) のガスをさらし、n 型半導体のGaAsP
単結晶の一部にZnを拡散させてp 型半導体を形成し、pn
接合をもたすことによって形成される。
P 系の発光ダイオードが使用され、例えば、GaAsP 系の
発光ダイオードの場合には、まずGaAsの基板を炉中にて
高温に加熱するとともにAsH 3 ( アルシン) とPH3 ( ホ
スヒン) とGa( ガリウム) を適量に含むガスを接触させ
て基板表面にn 型半導体のGaAsP(ガリウムー砒素ーリ
ン) の単結晶を成長させ、次にGaAsP 単結晶表面にSi3
N 4 ( 窒化シリコン) の窓付膜を被着させるとともに該
窓部にZn( 亜鉛) のガスをさらし、n 型半導体のGaAsP
単結晶の一部にZnを拡散させてp 型半導体を形成し、pn
接合をもたすことによって形成される。
【0016】尚、前記発光ダイオード素子4aはB4サイ
ズの光プリンタヘッドの場合、2048個(1mm当たり8 個)
が直線状に配列されており、具体的には64個の発光ダイ
オード素子4aを一単位とした発光ダイオード素子アレイ
4 を32個、直線状に配列することによって2048個の発光
ダイオード素子4aがベースプレート1 上に配列されてい
る。
ズの光プリンタヘッドの場合、2048個(1mm当たり8 個)
が直線状に配列されており、具体的には64個の発光ダイ
オード素子4aを一単位とした発光ダイオード素子アレイ
4 を32個、直線状に配列することによって2048個の発光
ダイオード素子4aがベースプレート1 上に配列されてい
る。
【0017】また前記発光ダイオード素子アレイ4 が載
置されたベースプレート1 はその上部に一定距離を隔て
てレンズプレート2 が併設されており、該レンズプレー
ト2には複数個の穴2aが直線状に配列形成されていると
ともに穴2aを塞ぐようにしてレンズ5 が樹脂等の接着材
を介して接着固定されている。
置されたベースプレート1 はその上部に一定距離を隔て
てレンズプレート2 が併設されており、該レンズプレー
ト2には複数個の穴2aが直線状に配列形成されていると
ともに穴2aを塞ぐようにしてレンズ5 が樹脂等の接着材
を介して接着固定されている。
【0018】前記レンズプレート2 は複数個のレンズ5
を所定の間隔で支持する支持部材として作用し、また穴
2aは発光ダイオード素子アレイ4 の各発光ダイオード素
子4aが発する光を感光体6 側に透過させる作用を為す。
を所定の間隔で支持する支持部材として作用し、また穴
2aは発光ダイオード素子アレイ4 の各発光ダイオード素
子4aが発する光を感光体6 側に透過させる作用を為す。
【0019】前記レンズプレート2 は、例えばカーボン
繊維強化液晶ポリマー等の発光ダイオード素子アレイ4
が載置されるベースプレート1 と熱膨張係数が実質的に
同じ材質で形成されており、レンズプレート2 の熱膨張
係数がベースプレート1 の熱膨張係数と実質的に同一で
あることから電子写真式プリンタの光源として使用した
際、レンズプレート2 とベースプレート1 の両者に熱が
印加されてもレンズプレート2 とベースプレート1 とは
略同一の量だけ熱膨張して各レンズ5 と各発光ダイオー
ド素子アレイ4 との間に位置ズレが発生することはな
く、その結果、各発光ダイオード素子4aが発する光はレ
ンズ5 を介して感光体6 面に正確、且つ鮮明に結像し、
感光体6 に高品質の潜像を形成させることが可能とな
る。
繊維強化液晶ポリマー等の発光ダイオード素子アレイ4
が載置されるベースプレート1 と熱膨張係数が実質的に
同じ材質で形成されており、レンズプレート2 の熱膨張
係数がベースプレート1 の熱膨張係数と実質的に同一で
あることから電子写真式プリンタの光源として使用した
際、レンズプレート2 とベースプレート1 の両者に熱が
印加されてもレンズプレート2 とベースプレート1 とは
略同一の量だけ熱膨張して各レンズ5 と各発光ダイオー
ド素子アレイ4 との間に位置ズレが発生することはな
く、その結果、各発光ダイオード素子4aが発する光はレ
ンズ5 を介して感光体6 面に正確、且つ鮮明に結像し、
感光体6 に高品質の潜像を形成させることが可能とな
る。
【0020】また前記レンズプレート2 に支持された各
レンズ5 は各発光ダイオード素子4aが発する光を感光体
6 面に照射させる作用を為し、アクリル樹脂やポリカー
ボネート樹脂等の透明樹脂、或いはガラス等の透明無機
物で形成されたレンズが好適に使用される。
レンズ5 は各発光ダイオード素子4aが発する光を感光体
6 面に照射させる作用を為し、アクリル樹脂やポリカー
ボネート樹脂等の透明樹脂、或いはガラス等の透明無機
物で形成されたレンズが好適に使用される。
【0021】尚、前記各レンズ5 はその外表面の一部を
樹脂等の接着剤を介してレンズプレート2 に接着するこ
とによってレンズプレート2 に所定間隔で直線状に接着
されている。
樹脂等の接着剤を介してレンズプレート2 に接着するこ
とによってレンズプレート2 に所定間隔で直線状に接着
されている。
【0022】更に前記発光ダイオード素子アレイ4 が載
置されたベースプレート1 及びレンズ5 が支持されてい
るレンズプレート2 はその各々をスペーサ3 に固定され
ることによって各発光ダイオード素子アレイ4 と各レン
ズ5 とが所定距離を隔てて1対1 に対応するように併設
されている。
置されたベースプレート1 及びレンズ5 が支持されてい
るレンズプレート2 はその各々をスペーサ3 に固定され
ることによって各発光ダイオード素子アレイ4 と各レン
ズ5 とが所定距離を隔てて1対1 に対応するように併設
されている。
【0023】前記スペーサ3 はその上部に第1 の基準面
3aを、下部に第2 の基準面3bを有しており、スペーサ3
の第1 基準面3aにレンズプレート2 の下面外周部を、ス
ペーサ3 の第2 基準面3bにベースプレート1 の上面外周
部を当接固定させることによって各発光ダイオード素子
アレイ4 と各レンズ5 とは間に所定距離を隔てて1 対1
に対応するようになっている。
3aを、下部に第2 の基準面3bを有しており、スペーサ3
の第1 基準面3aにレンズプレート2 の下面外周部を、ス
ペーサ3 の第2 基準面3bにベースプレート1 の上面外周
部を当接固定させることによって各発光ダイオード素子
アレイ4 と各レンズ5 とは間に所定距離を隔てて1 対1
に対応するようになっている。
【0024】また前記スペーサ3 は例えば、無充填液晶
ポリマー等の熱膨張係数が負の材質により形成されてお
り、これによってレンズプレート2 の熱膨張に伴って隣
接するレンズ5 間の間隔(ピッチ)に広がりが発生し、
感光体の全面に発光ダイオード素子4aの発した光を隙間
なく照射するのが不可となるのをレンズプレート2 とベ
ースプレート1 の間隔を狭くし、レンズ5 による光の照
射領域を広くすることによって補正し、その結果、感光
体6 の全面に光を照射し、感光体6 に所定の潜像を正
確、且つ鮮明に形成することができる。
ポリマー等の熱膨張係数が負の材質により形成されてお
り、これによってレンズプレート2 の熱膨張に伴って隣
接するレンズ5 間の間隔(ピッチ)に広がりが発生し、
感光体の全面に発光ダイオード素子4aの発した光を隙間
なく照射するのが不可となるのをレンズプレート2 とベ
ースプレート1 の間隔を狭くし、レンズ5 による光の照
射領域を広くすることによって補正し、その結果、感光
体6 の全面に光を照射し、感光体6 に所定の潜像を正
確、且つ鮮明に形成することができる。
【0025】かくして、本発明の画像装置によればベー
スプレート1 上に直線状に載置されている発光ダイオー
ド素子アレイ4 の各発光ダイオード素子4aに所定の電力
を印加させ、各発光ダイオード素子4aを個別に選択的に
発光させるとともに該各発光ダイオード素子4aが発光し
た光をレンズ5 を介して外部の感光体6 面に結像させ、
感光体6 に所定の潜像を形成することによって画像形成
装置として機能する。
スプレート1 上に直線状に載置されている発光ダイオー
ド素子アレイ4 の各発光ダイオード素子4aに所定の電力
を印加させ、各発光ダイオード素子4aを個別に選択的に
発光させるとともに該各発光ダイオード素子4aが発光し
た光をレンズ5 を介して外部の感光体6 面に結像させ、
感光体6 に所定の潜像を形成することによって画像形成
装置として機能する。
【0026】尚、本発明は上述の実施例に限定されもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々
の変更は可能であり、例えば上述の実施例ではベースプ
レート1 とレンズプレート2 の両方をガラス繊維強化液
晶ポリマーで、スペーサ3 を無充填液晶ポリマーで形成
したが、ベースプレート1 とレンズプレート2 はその両
者の熱膨張係数が実質的に同一となる材料であればよ
く、またスペーサ3 は負の熱膨張係数を有する材質であ
れば如何なる材料も使用できる。
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々
の変更は可能であり、例えば上述の実施例ではベースプ
レート1 とレンズプレート2 の両方をガラス繊維強化液
晶ポリマーで、スペーサ3 を無充填液晶ポリマーで形成
したが、ベースプレート1 とレンズプレート2 はその両
者の熱膨張係数が実質的に同一となる材料であればよ
く、またスペーサ3 は負の熱膨張係数を有する材質であ
れば如何なる材料も使用できる。
【0027】また前記ベースプレート1 とレンズプレー
ト2 との間で、且つ隣接する発光ダイオード素子アレイ
4 間に遮光板8 を配しておくと、各発光ダイオード素子
アレイ4 の発光ダイオード素子4aが発する光は隣接する
発光ダイオード素子アレイ4側に漏れようとしてもその
漏れは前記遮光板8 で完全に遮断され、その結果、各発
光ダイオード素子アレイ4 の発光ダイオード素子4aが発
する光はそれに1 対1で対応するレンズ5 を介してのみ
感光体6 に照射結像され、感光体6 には不要な光の照射
によるにじみ等が皆無となって、極めて鮮明な潜像を形
成することが可能となる。従って、前記ベースプレート
1 とレンズプレート2 との間で、且つ隣接する発光ダイ
オード素子アレイ4 間には遮光板8 を配しておくことが
好ましい。
ト2 との間で、且つ隣接する発光ダイオード素子アレイ
4 間に遮光板8 を配しておくと、各発光ダイオード素子
アレイ4 の発光ダイオード素子4aが発する光は隣接する
発光ダイオード素子アレイ4側に漏れようとしてもその
漏れは前記遮光板8 で完全に遮断され、その結果、各発
光ダイオード素子アレイ4 の発光ダイオード素子4aが発
する光はそれに1 対1で対応するレンズ5 を介してのみ
感光体6 に照射結像され、感光体6 には不要な光の照射
によるにじみ等が皆無となって、極めて鮮明な潜像を形
成することが可能となる。従って、前記ベースプレート
1 とレンズプレート2 との間で、且つ隣接する発光ダイ
オード素子アレイ4 間には遮光板8 を配しておくことが
好ましい。
【0028】更に上述の実施例では光プリンタヘッド等
の画像形成装置に使用する場合を例に採って説明した
が、発光ダイオード素子アレイを固体撮像素子アレイに
変えてイメージセンサ等の画像読み取り装置にも使用可
能である。
の画像形成装置に使用する場合を例に採って説明した
が、発光ダイオード素子アレイを固体撮像素子アレイに
変えてイメージセンサ等の画像読み取り装置にも使用可
能である。
【0029】
【発明の効果】本発明の画像装置によればレンズを支持
するレンズプレートと画像素子アレイが載置されるベー
スプレートの熱膨張係数を実質的に同一となしたことか
らレンズプレートとベースプレートの両者に熱が印加さ
れてもレンズプレートとベースプレートは略同一の量だ
け熱膨張し、その結果、各レンズと各画像素子アレイと
の間に位置ズレが発生することはない。また同時にレン
ズプレートとベースプレートとの間に介在するスペーサ
の熱膨張係数を負としたことからレンズプレートの熱膨
張に伴って隣接するレンズ間の間隔(ピッチ)が広が
り、感光体の全面に光を照射、或いは撮像素子アレイの
全面に外部画像情報を結像させるのが不可となるのをレ
ンズプレートとベースプレートの間隔を狭くすることに
よって補正し、その結果、感光体の全面に光を照射、或
いは固体撮像素子アレイの全面に外部画像情報を結像さ
せることが可能となる。従って、この画像装置を光プリ
ンタヘッド等の画像形成装置に使用した場合、各レンズ
の中心を常に発光ダイオード素子アレイの中心に位置さ
せるとともに各発光ダイオード素子アレイの発光ダイオ
ード素子が発する光を感光体の全面に良好に照射される
ことが可能となり、感光体に鮮明で、正確な潜像を形成
することができる。
するレンズプレートと画像素子アレイが載置されるベー
スプレートの熱膨張係数を実質的に同一となしたことか
らレンズプレートとベースプレートの両者に熱が印加さ
れてもレンズプレートとベースプレートは略同一の量だ
け熱膨張し、その結果、各レンズと各画像素子アレイと
の間に位置ズレが発生することはない。また同時にレン
ズプレートとベースプレートとの間に介在するスペーサ
の熱膨張係数を負としたことからレンズプレートの熱膨
張に伴って隣接するレンズ間の間隔(ピッチ)が広が
り、感光体の全面に光を照射、或いは撮像素子アレイの
全面に外部画像情報を結像させるのが不可となるのをレ
ンズプレートとベースプレートの間隔を狭くすることに
よって補正し、その結果、感光体の全面に光を照射、或
いは固体撮像素子アレイの全面に外部画像情報を結像さ
せることが可能となる。従って、この画像装置を光プリ
ンタヘッド等の画像形成装置に使用した場合、各レンズ
の中心を常に発光ダイオード素子アレイの中心に位置さ
せるとともに各発光ダイオード素子アレイの発光ダイオ
ード素子が発する光を感光体の全面に良好に照射される
ことが可能となり、感光体に鮮明で、正確な潜像を形成
することができる。
【0030】またこの画像装置をイメージセンサ等の画
像読み取り装置等に使用した場合、各レンズと各画像素
子アレイとの間に位置ズレがないことから外部画像情報
をレンズを介して固体撮像素子アレイの全面に正確に結
像させることができ、固体撮像素子アレイに外部画像情
報に対応した正確な電気信号を発生させることもでき
る。
像読み取り装置等に使用した場合、各レンズと各画像素
子アレイとの間に位置ズレがないことから外部画像情報
をレンズを介して固体撮像素子アレイの全面に正確に結
像させることができ、固体撮像素子アレイに外部画像情
報に対応した正確な電気信号を発生させることもでき
る。
【図1】本発明の画像装置を画像形成装置としての光プ
リンタヘッドに採用した場合の一実施例を示す断面図で
ある。
リンタヘッドに採用した場合の一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】図1のXーX線断面図である。
1・・・・ベースプレート 2・・・・レンズプレート 3・・・・スペーサ 4・・・・発光ダイオード素子アレイ 4a・・・発光ダイオード素子 5・・・・レンズ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/028 1/036 (56)参考文献 特開 平5−307140(JP,A) 特開 平4−336518(JP,A) 特開 平2−286358(JP,A) 特開 平2−134260(JP,A) 特開 平1−264469(JP,A) 特開 昭56−80958(JP,A) 実開 昭58−128449(JP,U) 実開 昭63−169754(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/44 B41J 2/45 B41J 2/455 G02B 7/02 G02B 27/18 H04N 1/028 H04N 1/036 G03G 15/04
Claims (1)
- 【請求項1】複数個のレンズを所定の間隔で直線状に配
列支持したレンズプレートと、多数の画像素子アレイが
直線状に配列載置されたベースプレートとから成り、前
記レンズプレートとベースプレートとをスペーサを介し
各レンズと各画像素子アレイとが1 対1 に対応するよう
に併設固定させた画像装置であって、前記レンズを支持
するレンズプレートと画像素子アレイが載置されたベー
スプレートの熱膨張係数を実質的に同一とするとともに
スペーサの熱膨張係数を負としたことを特徴とする画像
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9103893A JP2801831B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 画像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9103893A JP2801831B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 画像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06297768A JPH06297768A (ja) | 1994-10-25 |
JP2801831B2 true JP2801831B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=14015340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9103893A Expired - Fee Related JP2801831B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 画像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2801831B2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-19 JP JP9103893A patent/JP2801831B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06297768A (ja) | 1994-10-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |