JPH06344598A - 画像装置 - Google Patents
画像装置Info
- Publication number
- JPH06344598A JPH06344598A JP13718193A JP13718193A JPH06344598A JP H06344598 A JPH06344598 A JP H06344598A JP 13718193 A JP13718193 A JP 13718193A JP 13718193 A JP13718193 A JP 13718193A JP H06344598 A JPH06344598 A JP H06344598A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- lens
- light
- emitting diode
- light emitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
- Facsimile Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】発光ダイオード素子が発する光をレンズを介し
て感光体面に正確に照射し、感光体に画像品質の高い潜
像を形成することができる、或いは外部画像情報をレン
ズを介して固体撮像素子アレイに正確に結像させ、固体
撮像素子アレイに外部画像情報に対応する正確な電気信
号を発生させることができる画像装置を提供することに
ある。 【構成】複数個のレンズ4を所定の間隔で直線状に配列
支持したレンズプレート2と、多数の画像素子アレイ3
が直線状に配列載置されたベースプレート1とを各レン
ズ4と各画像素子アレイ2とが1 対1 に対応するように
併設固定させて成る画像装置であって、前記画像素子ア
レイ3間に反射防止層7aを有する遮光板7が配されて
いる。
て感光体面に正確に照射し、感光体に画像品質の高い潜
像を形成することができる、或いは外部画像情報をレン
ズを介して固体撮像素子アレイに正確に結像させ、固体
撮像素子アレイに外部画像情報に対応する正確な電気信
号を発生させることができる画像装置を提供することに
ある。 【構成】複数個のレンズ4を所定の間隔で直線状に配列
支持したレンズプレート2と、多数の画像素子アレイ3
が直線状に配列載置されたベースプレート1とを各レン
ズ4と各画像素子アレイ2とが1 対1 に対応するように
併設固定させて成る画像装置であって、前記画像素子ア
レイ3間に反射防止層7aを有する遮光板7が配されて
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光プリンタヘッド等の画
像形成装置やイメージセンサ等の画像読み取り装置等に
使用される画像装置に関するものである。
像形成装置やイメージセンサ等の画像読み取り装置等に
使用される画像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像装置、例えば光プリンタヘッ
ド等の画像形成装置に使用される画像装置は通常、複数
個のレンズをエポキシ樹脂等の接着材を介し所定の間隔
で直線状に配列固定させたポリカーボネート等の樹脂か
ら成るレンズプレートと、多数の発光ダイオード素子ア
レイが直線状に配列載置された酸化アルミニウム質焼結
体やガラス等から成るベースプレートとを、各レンズと
各発光ダイオード素子アレイとが1 対1 に対応するよう
に併設固定させた構造を有しており、各発光ダイオード
素子アレイの発光ダイオードを外部電気信号に対応させ
て個々に選択的に発光させるとともに、該各発光ダイオ
ード素子が発光した光をレンズを介して外部の感光体面
に照射結像させ、感光体に潜像を形成させることによっ
て画像形成装置として機能する。
ド等の画像形成装置に使用される画像装置は通常、複数
個のレンズをエポキシ樹脂等の接着材を介し所定の間隔
で直線状に配列固定させたポリカーボネート等の樹脂か
ら成るレンズプレートと、多数の発光ダイオード素子ア
レイが直線状に配列載置された酸化アルミニウム質焼結
体やガラス等から成るベースプレートとを、各レンズと
各発光ダイオード素子アレイとが1 対1 に対応するよう
に併設固定させた構造を有しており、各発光ダイオード
素子アレイの発光ダイオードを外部電気信号に対応させ
て個々に選択的に発光させるとともに、該各発光ダイオ
ード素子が発光した光をレンズを介して外部の感光体面
に照射結像させ、感光体に潜像を形成させることによっ
て画像形成装置として機能する。
【0003】尚、前記ベースプレート上に直線状に配列
載置される発光ダイオード素子アレイは一般にその内部
に64個の発光ダイオード素子が直線状に配列されて構成
されており、B4サイズの画像形成装置に使用する場合
には前記発光ダイオード素子アレイはその32個が各々を
各レンズに1 対1 に対応するようにしてベースプレート
上に載置されることとなる。
載置される発光ダイオード素子アレイは一般にその内部
に64個の発光ダイオード素子が直線状に配列されて構成
されており、B4サイズの画像形成装置に使用する場合
には前記発光ダイオード素子アレイはその32個が各々を
各レンズに1 対1 に対応するようにしてベースプレート
上に載置されることとなる。
【0004】また前記レンズプレートに支持された各レ
ンズとベースプレートに載置された各発光ダイオード素
子アレイはその両者の位置にズレが発生すると感光体面
に結像される像ににじみや白スジ、黒スジ等を発生して
鮮明で、正確な潜像を形成することが不可となることか
ら各レンズと各発光ダイオード素子アレイとは極めて高
精度に位置合わせする必要がある。
ンズとベースプレートに載置された各発光ダイオード素
子アレイはその両者の位置にズレが発生すると感光体面
に結像される像ににじみや白スジ、黒スジ等を発生して
鮮明で、正確な潜像を形成することが不可となることか
ら各レンズと各発光ダイオード素子アレイとは極めて高
精度に位置合わせする必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の画像装置においてはベースプレート上に多数の発光
ダイオード素子アレイが間に遮光部材を配することなく
直線状に配列載置されていることから各発光ダイオード
素子アレイの発光ダイオードを外部電気信号に対応させ
て個々に選択的に発光させるとともに、該各発光ダイオ
ード素子が発光した光をレンズを介して外部の感光体面
に照射結像させ、感光体に潜像を形成させる際、各発光
ダイオード素子の発した光はその一部が隣接する発光ダ
イオード素子アレイ側に広がるとともにそのままレンズ
を介して感光体に照射され、その結果、感光体には不要
な光の照射によるにじみが発生し、正確、且つ鮮明な潜
像を形成することができないという欠点を有していた。
来の画像装置においてはベースプレート上に多数の発光
ダイオード素子アレイが間に遮光部材を配することなく
直線状に配列載置されていることから各発光ダイオード
素子アレイの発光ダイオードを外部電気信号に対応させ
て個々に選択的に発光させるとともに、該各発光ダイオ
ード素子が発光した光をレンズを介して外部の感光体面
に照射結像させ、感光体に潜像を形成させる際、各発光
ダイオード素子の発した光はその一部が隣接する発光ダ
イオード素子アレイ側に広がるとともにそのままレンズ
を介して感光体に照射され、その結果、感光体には不要
な光の照射によるにじみが発生し、正確、且つ鮮明な潜
像を形成することができないという欠点を有していた。
【0006】そこで上記欠点を解消するために各発光ダ
イオード素子アレイ間に金属やプラスチック材料から成
る遮光部材を配しておくことが考えられる。
イオード素子アレイ間に金属やプラスチック材料から成
る遮光部材を配しておくことが考えられる。
【0007】しかしながら、各発光ダイオード素子アレ
イ間に遮光部材を配した場合、発光ダイオード素子の発
する光は遮光部材によって隣接する発光ダイオード素子
アレイ側に広がるのは防止されるものの遮光部材の表面
で反射を起こし、これがレンズを介して感光体に照射さ
れ、従来と同様、感光体に不要な光の照射によるにじみ
を発生し、正確、且つ鮮明な潜像を形成することができ
ないという欠点が誘発される。
イ間に遮光部材を配した場合、発光ダイオード素子の発
する光は遮光部材によって隣接する発光ダイオード素子
アレイ側に広がるのは防止されるものの遮光部材の表面
で反射を起こし、これがレンズを介して感光体に照射さ
れ、従来と同様、感光体に不要な光の照射によるにじみ
を発生し、正確、且つ鮮明な潜像を形成することができ
ないという欠点が誘発される。
【0008】また上記従来例においては光プリンタヘッ
ド等の画像形成装置に使用される画像装置を例に採って
説明したが、固体撮像素子アレイ(CCD素子アレイ)
を用いたイメージセンサ等の画像読み取り装置等に使用
される画像装置においても固体撮像素子アレイへの外部
画像情報の結像が不鮮明となり、固体撮像素子アレイに
画像情報に対応した正確な電気信号を発生させることが
不可となる欠点を有していた。
ド等の画像形成装置に使用される画像装置を例に採って
説明したが、固体撮像素子アレイ(CCD素子アレイ)
を用いたイメージセンサ等の画像読み取り装置等に使用
される画像装置においても固体撮像素子アレイへの外部
画像情報の結像が不鮮明となり、固体撮像素子アレイに
画像情報に対応した正確な電気信号を発生させることが
不可となる欠点を有していた。
【0009】
【発明の目的】本発明は上記欠点に鑑み案出されたもの
で、その目的は発光ダイオード素子が発する光をレンズ
を介して感光体面に正確に照射し、感光体に画像品質の
高い潜像を形成することができる、或いは外部画像情報
をレンズを介して固体撮像素子アレイに正確に結像さ
せ、固体撮像素子アレイに外部画像情報に対応する正確
な電気信号を発生させることができる画像装置を提供す
ることにある。
で、その目的は発光ダイオード素子が発する光をレンズ
を介して感光体面に正確に照射し、感光体に画像品質の
高い潜像を形成することができる、或いは外部画像情報
をレンズを介して固体撮像素子アレイに正確に結像さ
せ、固体撮像素子アレイに外部画像情報に対応する正確
な電気信号を発生させることができる画像装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は複数個のレンズ
を所定の間隔で直線状に配列支持したレンズプレート
と、多数の画像素子アレイが直線状に配列載置されたベ
ースプレートとを各レンズと各画像素子アレイとが1 対
1 に対応するように併設固定させて成る画像装置であっ
て、前記画像素子アレイ間に反射防止層を有する遮光板
が配されていることを特徴とするものである。
を所定の間隔で直線状に配列支持したレンズプレート
と、多数の画像素子アレイが直線状に配列載置されたベ
ースプレートとを各レンズと各画像素子アレイとが1 対
1 に対応するように併設固定させて成る画像装置であっ
て、前記画像素子アレイ間に反射防止層を有する遮光板
が配されていることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明の画像装置によれば画像素子アレイ間に
反射防止層を有する遮光板を配したことから隣接する画
像素子アレイ間での光の拡がり及び遮光板での光の反射
が有効に防止され、その結果、この画像装置を光プリン
タヘッド等の画像形成装置に使用した場合、感光体には
各発光ダイオード素子アレイの発光ダイオード素子が発
した直接光のみを良好に照射することができ、感光体に
鮮明で、且つ正確な潜像を形成することが可能となる。
反射防止層を有する遮光板を配したことから隣接する画
像素子アレイ間での光の拡がり及び遮光板での光の反射
が有効に防止され、その結果、この画像装置を光プリン
タヘッド等の画像形成装置に使用した場合、感光体には
各発光ダイオード素子アレイの発光ダイオード素子が発
した直接光のみを良好に照射することができ、感光体に
鮮明で、且つ正確な潜像を形成することが可能となる。
【0012】またこの画像装置をイメージセンサ等の画
像読み取り装置等に使用した場合、固体撮像素子アレイ
に外部画像情報をレンズを介して正確に結像させること
ができ、固体撮像素子アレイに外部画像情報に対応した
正確な電気信号を発生させることもできる。
像読み取り装置等に使用した場合、固体撮像素子アレイ
に外部画像情報をレンズを介して正確に結像させること
ができ、固体撮像素子アレイに外部画像情報に対応した
正確な電気信号を発生させることもできる。
【0013】
【実施例】次に本発明を添付図面に基づき詳細に説明す
る。図1 乃至図2 は本発明の画像装置を画像形成装置と
しての光プリンタヘッドに採用した場合の一実施例を示
し、1 はベースプレート、2 はレンズプレート、3は発
光ダイオード素子アレイ、4 はレンズである。
る。図1 乃至図2 は本発明の画像装置を画像形成装置と
しての光プリンタヘッドに採用した場合の一実施例を示
し、1 はベースプレート、2 はレンズプレート、3は発
光ダイオード素子アレイ、4 はレンズである。
【0014】前記ベースプレート1 は例えば、液晶ポリ
マー樹脂等の電気絶縁材料から成り、その上面に複数個
の発光ダイオード素子アレイ3 が直線状に配列載置され
ている。
マー樹脂等の電気絶縁材料から成り、その上面に複数個
の発光ダイオード素子アレイ3 が直線状に配列載置され
ている。
【0015】前記ベースプレート1 は発光ダイオード素
子アレイ3 を支持する支持部材として作用し、液晶ポリ
マーを射出成形法等を採用することによって製作されて
いる。
子アレイ3 を支持する支持部材として作用し、液晶ポリ
マーを射出成形法等を採用することによって製作されて
いる。
【0016】また前記ベースプレート1 上に配列載置さ
れている発光ダイオード素子アレイ3 は複数個の発光ダ
イオード素子3aから成り、該発光ダイオード素子3aは外
部電気信号に対応して個々に選択的に発光し、発光した
光を感光体5 表面に照射することによって感光体5 に画
像を形成するための潜像を形成する。
れている発光ダイオード素子アレイ3 は複数個の発光ダ
イオード素子3aから成り、該発光ダイオード素子3aは外
部電気信号に対応して個々に選択的に発光し、発光した
光を感光体5 表面に照射することによって感光体5 に画
像を形成するための潜像を形成する。
【0017】前記発光ダイオード素子3aはGaAsP 系、Ga
P 系の発光ダイオードが使用され、例えば、GaAsP 系の
発光ダイオードの場合には、まずGaAsの基板を炉中にて
高温に加熱するとともにAsH 3 ( アルシン) とPH3 ( ホ
スヒン) とGa( ガリウム) を適量に含むガスを接触させ
て基板表面にn 型半導体のGaAsP(ガリウムー砒素ーリ
ン) の単結晶を成長させ、次にGaAsP 単結晶表面にSi3
N 4 ( 窒化シリコン) の窓付膜を被着させるとともに該
窓部にZn( 亜鉛) のガスをさらし、n 型半導体のGaAsP
単結晶の一部にZnを拡散させてp 型半導体を形成し、pn
接合をもたすことによって形成される。
P 系の発光ダイオードが使用され、例えば、GaAsP 系の
発光ダイオードの場合には、まずGaAsの基板を炉中にて
高温に加熱するとともにAsH 3 ( アルシン) とPH3 ( ホ
スヒン) とGa( ガリウム) を適量に含むガスを接触させ
て基板表面にn 型半導体のGaAsP(ガリウムー砒素ーリ
ン) の単結晶を成長させ、次にGaAsP 単結晶表面にSi3
N 4 ( 窒化シリコン) の窓付膜を被着させるとともに該
窓部にZn( 亜鉛) のガスをさらし、n 型半導体のGaAsP
単結晶の一部にZnを拡散させてp 型半導体を形成し、pn
接合をもたすことによって形成される。
【0018】尚、前記発光ダイオード素子3aはB4サイ
ズの光プリンタヘッドの場合、2048個(1mm当たり8 個)
が直線状に配列されており、具体的には64個の発光ダイ
オード素子4aを一単位とした発光ダイオード素子アレイ
3 を32個、直線状に配列することによって2048個の発光
ダイオード素子3aがベースプレート1 上に配列されてい
る。
ズの光プリンタヘッドの場合、2048個(1mm当たり8 個)
が直線状に配列されており、具体的には64個の発光ダイ
オード素子4aを一単位とした発光ダイオード素子アレイ
3 を32個、直線状に配列することによって2048個の発光
ダイオード素子3aがベースプレート1 上に配列されてい
る。
【0019】また前記発光ダイオード素子アレイ3 が載
置されたベースプレート1 はその上部に一定距離を隔て
てレンズプレート2 が併設されており、該レンズプレー
ト2には複数個の穴2aが直線状に配列形成されていると
ともに穴2aを塞ぐようにしてレンズ4 が樹脂等の接着材
を介して接着固定されている。
置されたベースプレート1 はその上部に一定距離を隔て
てレンズプレート2 が併設されており、該レンズプレー
ト2には複数個の穴2aが直線状に配列形成されていると
ともに穴2aを塞ぐようにしてレンズ4 が樹脂等の接着材
を介して接着固定されている。
【0020】前記レンズプレート2 は複数個のレンズ4
を所定の間隔で支持する支持部材として作用し、また穴
2aは発光ダイオード素子アレイ3 の各発光ダイオード素
子3aが発する光を感光体5 側に透過させる作用を為す。
を所定の間隔で支持する支持部材として作用し、また穴
2aは発光ダイオード素子アレイ3 の各発光ダイオード素
子3aが発する光を感光体5 側に透過させる作用を為す。
【0021】前記レンズプレート2 はベースプレート1
と同じ材料、例えば液晶ポリマー樹脂等から成り、ベー
スプレート1 と同様の方法によって製作される。
と同じ材料、例えば液晶ポリマー樹脂等から成り、ベー
スプレート1 と同様の方法によって製作される。
【0022】また前記レンズプレート2 はその熱膨張係
数を発光ダイオード素子アレイ3 が載置されるベースプ
レート1 の熱膨張係数に対し実質的に同一となしておく
と、電子写真式プリンタの光源として使用した際、レン
ズプレート2 とベースプレート1 の両者に熱が印加され
てもレンズプレート2 とベースプレート1 とは略同一の
量だけ熱膨張して各レンズ4 と各発光ダイオード素子ア
レイ3 との間に位置ズレが発生することはなく、その結
果、各発光ダイオード素子3aが発する光はレンズ4 を介
して感光体5 面に正確、且つ鮮明に結像し、感光体5 に
高品質の潜像を形成させることが可能となる。従って、
前記レンズプレート2 はその熱膨張係数をベースプレー
ト1 の熱膨張係数に対し実質的に同一となしておくこと
が好ましい。
数を発光ダイオード素子アレイ3 が載置されるベースプ
レート1 の熱膨張係数に対し実質的に同一となしておく
と、電子写真式プリンタの光源として使用した際、レン
ズプレート2 とベースプレート1 の両者に熱が印加され
てもレンズプレート2 とベースプレート1 とは略同一の
量だけ熱膨張して各レンズ4 と各発光ダイオード素子ア
レイ3 との間に位置ズレが発生することはなく、その結
果、各発光ダイオード素子3aが発する光はレンズ4 を介
して感光体5 面に正確、且つ鮮明に結像し、感光体5 に
高品質の潜像を形成させることが可能となる。従って、
前記レンズプレート2 はその熱膨張係数をベースプレー
ト1 の熱膨張係数に対し実質的に同一となしておくこと
が好ましい。
【0023】更に前記レンズプレート2 に支持された各
レンズ4 は各発光ダイオード素子3aが発する光を感光体
5 面に照射させる作用を為し、アクリル樹脂やポリカー
ボネート樹脂等の透明樹脂、或いはガラス等の透明無機
物で形成されたレンズが好適に使用される。
レンズ4 は各発光ダイオード素子3aが発する光を感光体
5 面に照射させる作用を為し、アクリル樹脂やポリカー
ボネート樹脂等の透明樹脂、或いはガラス等の透明無機
物で形成されたレンズが好適に使用される。
【0024】前記発光ダイオード素子アレイ3 が載置さ
れたベースプレート1 及びレンズ4が支持されているレ
ンズプレート2 は更にその各々を一対の支持体6 、6 に
固定されることによって各発光ダイオード素子アレイ3
と各レンズ4 とが所定距離を隔てて1 対1 に対応するよ
うに併設されている。
れたベースプレート1 及びレンズ4が支持されているレ
ンズプレート2 は更にその各々を一対の支持体6 、6 に
固定されることによって各発光ダイオード素子アレイ3
と各レンズ4 とが所定距離を隔てて1 対1 に対応するよ
うに併設されている。
【0025】前記一対の支持体6 、6 はその上部に第1
の基準面6aを、下部に第2 の基準面6bを有しており、支
持体6 の第1 基準面6aにレンズプレート2 の下面外周部
を、支持体6 の第2 基準面6bにベースプレート1 の上面
外周部を当接固定させることによって各発光ダイオード
素子アレイ3 と各レンズ4 とは間に所定距離を隔てて1
対1 に対応するようになっている。
の基準面6aを、下部に第2 の基準面6bを有しており、支
持体6 の第1 基準面6aにレンズプレート2 の下面外周部
を、支持体6 の第2 基準面6bにベースプレート1 の上面
外周部を当接固定させることによって各発光ダイオード
素子アレイ3 と各レンズ4 とは間に所定距離を隔てて1
対1 に対応するようになっている。
【0026】前記一対の支持体6 、6 は例えば、ベース
プレート1 やレンズプレート2 と同質の材料、具体的に
は液晶ポリマー樹脂で形成されている。
プレート1 やレンズプレート2 と同質の材料、具体的に
は液晶ポリマー樹脂で形成されている。
【0027】更に前記ベースプレート1 とレンズプレー
ト2 との間で、且つ隣接する発光ダイオード素子アレイ
3 間には表面に鋸刃状の反射防止層7aを有する遮光板7
が配されており、該反射防止層7aを有する遮光板7 は発
光ダイオード素子3aの発する光が隣接する発光ダイオー
ド素子アレイ3 側に広がるのを防止するとともに遮光板
7 における光の反射を防止する作用を為し、これによっ
て各発光ダイオード素子アレイ3 の発光ダイオード素子
3aが発する光はその直接光のみがそれに1 対1で対応す
るレンズ4 を介して感光体5 に照射結像され、感光体5
には不要な光の照射によるにじみが皆無となって極めて
鮮明な潜像を形成することが可能となる。
ト2 との間で、且つ隣接する発光ダイオード素子アレイ
3 間には表面に鋸刃状の反射防止層7aを有する遮光板7
が配されており、該反射防止層7aを有する遮光板7 は発
光ダイオード素子3aの発する光が隣接する発光ダイオー
ド素子アレイ3 側に広がるのを防止するとともに遮光板
7 における光の反射を防止する作用を為し、これによっ
て各発光ダイオード素子アレイ3 の発光ダイオード素子
3aが発する光はその直接光のみがそれに1 対1で対応す
るレンズ4 を介して感光体5 に照射結像され、感光体5
には不要な光の照射によるにじみが皆無となって極めて
鮮明な潜像を形成することが可能となる。
【0028】前記遮光板7 は例えば液晶ポリマー樹脂で
形成され、従来周知の射出成形法を採用することによっ
て所定の形状に製作される。
形成され、従来周知の射出成形法を採用することによっ
て所定の形状に製作される。
【0029】また前記遮光板7 表面の鋸刃状の反射防止
層7aは遮光板7 を射出成形法で製作する際に成形型に予
め鋸刃状の型を付しておくことによって形成される。
層7aは遮光板7 を射出成形法で製作する際に成形型に予
め鋸刃状の型を付しておくことによって形成される。
【0030】かくして、本発明の画像装置によればベー
スプレート1 上に直線状に載置されている発光ダイオー
ド素子アレイ3 の各発光ダイオード素子3aに所定の電力
を印加させ、各発光ダイオード素子3aを個別に選択的に
発光させるとともに該各発光ダイオード素子3aが発光し
た光をレンズ4 を介して外部の感光体5 面に結像させ、
感光体5 に所定の潜像を形成することによって画像形成
装置として機能する。
スプレート1 上に直線状に載置されている発光ダイオー
ド素子アレイ3 の各発光ダイオード素子3aに所定の電力
を印加させ、各発光ダイオード素子3aを個別に選択的に
発光させるとともに該各発光ダイオード素子3aが発光し
た光をレンズ4 を介して外部の感光体5 面に結像させ、
感光体5 に所定の潜像を形成することによって画像形成
装置として機能する。
【0031】尚、本発明は上述の実施例に限定されもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々
の変更は可能であり、例えば上述の実施例では遮光板7
の反射防止層7aを遮光板7 の表面を鋸刃状とすることに
よって形成したがこれに限定されるものではなく、遮光
板7 の表面を黒色染料で着色したり、黒色のシートを貼
付することによって形成してもよい。
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々
の変更は可能であり、例えば上述の実施例では遮光板7
の反射防止層7aを遮光板7 の表面を鋸刃状とすることに
よって形成したがこれに限定されるものではなく、遮光
板7 の表面を黒色染料で着色したり、黒色のシートを貼
付することによって形成してもよい。
【0032】またベースプレート1 及びレンズプレート
2 はその各々を一対の支持体6 、6に固定させることに
よって各発光ダイオード素子アレイ3 と各レンズ4 とを
所定距離を隔てて1 対1 に対応するよう併設させたが、
レンズプレート1 と一対の支持体6 、6 と遮光板7 とを
予め一体的に形成しておき、これにベースプレート1を
後付けして形成してもよい。この場合、画像形成装置と
しての光プリンタヘッドの組立が極めて簡単に行なえる
とともにレンズと画像素子アレイとの位置合わせ及び画
像素子アレイ間への遮光板の配置が極めて正確に行なえ
る。
2 はその各々を一対の支持体6 、6に固定させることに
よって各発光ダイオード素子アレイ3 と各レンズ4 とを
所定距離を隔てて1 対1 に対応するよう併設させたが、
レンズプレート1 と一対の支持体6 、6 と遮光板7 とを
予め一体的に形成しておき、これにベースプレート1を
後付けして形成してもよい。この場合、画像形成装置と
しての光プリンタヘッドの組立が極めて簡単に行なえる
とともにレンズと画像素子アレイとの位置合わせ及び画
像素子アレイ間への遮光板の配置が極めて正確に行なえ
る。
【0033】更に上述の実施例では光プリンタヘッド等
の画像形成装置に使用する場合を例に採って説明した
が、発光ダイオード素子アレイを固体撮像素子アレイに
変えてイメージセンサ等の画像読み取り装置にも使用可
能である。
の画像形成装置に使用する場合を例に採って説明した
が、発光ダイオード素子アレイを固体撮像素子アレイに
変えてイメージセンサ等の画像読み取り装置にも使用可
能である。
【0034】
【発明の効果】本発明の画像装置によれば、画像素子ア
レイ間に反射防止層を有する遮光板を配したことから隣
接する画像素子アレイ間での光の拡がり及び遮光板での
光の反射が有効に防止され、その結果、この画像装置を
光プリンタヘッド等の画像形成装置に使用した場合、感
光体には各発光ダイオード素子アレイの発光ダイオード
素子が発した直接光のみを良好に照射することができ、
感光体に鮮明で、且つ正確な潜像を形成することが可能
となる。
レイ間に反射防止層を有する遮光板を配したことから隣
接する画像素子アレイ間での光の拡がり及び遮光板での
光の反射が有効に防止され、その結果、この画像装置を
光プリンタヘッド等の画像形成装置に使用した場合、感
光体には各発光ダイオード素子アレイの発光ダイオード
素子が発した直接光のみを良好に照射することができ、
感光体に鮮明で、且つ正確な潜像を形成することが可能
となる。
【0035】またこの画像装置をイメージセンサ等の画
像読み取り装置等に使用した場合、固体撮像素子アレイ
に外部画像情報をレンズを介して正確に結像させること
ができ、固体撮像素子アレイに外部画像情報に対応した
正確な電気信号を発生させることもできる。
像読み取り装置等に使用した場合、固体撮像素子アレイ
に外部画像情報をレンズを介して正確に結像させること
ができ、固体撮像素子アレイに外部画像情報に対応した
正確な電気信号を発生させることもできる。
【図1】本発明の画像装置を画像形成装置としての光プ
リンタヘッドに採用した場合の一実施例を示す断面図で
ある。
リンタヘッドに採用した場合の一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】図1のXーX線断面図である。
1・・・・ベースプレート 2・・・・レンズプレート 3・・・・発光ダイオード素子アレイ 3a・・・発光ダイオード素子 4・・・・レンズ 6・・・・支持体 7・・・・遮光板 7a・・・反射防止層
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/028 Z 8721−5C 1/036 A 8721−5C
Claims (1)
- 【請求項1】複数個のレンズを所定の間隔で直線状に配
列支持したレンズプレートと、多数の画像素子アレイが
直線状に配列載置されたベースプレートとを各レンズと
各画像素子アレイとが1 対1 に対応するように併設固定
させて成る画像装置であって、前記画像素子アレイ間に
反射防止層を有する遮光板が配されていることを特徴と
する画像装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13718193A JP3012113B2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 光プリンタヘッド |
US08/243,948 US5444520A (en) | 1993-05-17 | 1994-05-17 | Image devices |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13718193A JP3012113B2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 光プリンタヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06344598A true JPH06344598A (ja) | 1994-12-20 |
JP3012113B2 JP3012113B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=15192708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13718193A Expired - Fee Related JP3012113B2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-06-08 | 光プリンタヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3012113B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6496214B1 (en) | 1999-02-19 | 2002-12-17 | Ricoh Technology Research Inc. | Image forming elements array, and optical printing head and image forming apparatus using the array |
-
1993
- 1993-06-08 JP JP13718193A patent/JP3012113B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6496214B1 (en) | 1999-02-19 | 2002-12-17 | Ricoh Technology Research Inc. | Image forming elements array, and optical printing head and image forming apparatus using the array |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3012113B2 (ja) | 2000-02-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2801838B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2887245B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH06344598A (ja) | 画像装置 | |
JP2842759B2 (ja) | 画像装置 | |
JP2958212B2 (ja) | 画像装置 | |
JPH07132644A (ja) | 画像装置 | |
JP2902898B2 (ja) | 画像装置 | |
JP2710910B2 (ja) | 画像装置 | |
JP2801830B2 (ja) | 画像装置 | |
JPH079694A (ja) | 画像装置 | |
JPH06326831A (ja) | 画像装置 | |
JP2823785B2 (ja) | 画像装置 | |
JP2801831B2 (ja) | 画像装置 | |
JPH06344599A (ja) | 画像装置 | |
JP2801827B2 (ja) | 光プリンタヘッド | |
JP2801844B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2801845B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH0825687A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2801846B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH06305192A (ja) | 画像装置 | |
JPH0740592A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH08300732A (ja) | 画像装置 | |
JPH08172222A (ja) | 画像装置 | |
JPH081994A (ja) | 画像装置 | |
JPH0832752A (ja) | 画像装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |