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JP2801398B2 - 染料移行防止 - Google Patents

染料移行防止

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JP2801398B2
JP2801398B2 JP2513890A JP51389090A JP2801398B2 JP 2801398 B2 JP2801398 B2 JP 2801398B2 JP 2513890 A JP2513890 A JP 2513890A JP 51389090 A JP51389090 A JP 51389090A JP 2801398 B2 JP2801398 B2 JP 2801398B2
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Novo Nordisk AS
Procter and Gamble Co
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Publication date
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    • C12N9/0065Oxidoreductases (1.) acting on hydrogen peroxide as acceptor (1.11)
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、洗濯の間に染色した布帛から他の布帛へ染
料が移ることを防止するための酵素的方法、該方法に使
用するための漂白剤および溶液中で染料を漂白する方法
に関する。
発明の背景 洗濯方法においておよび洗剤組成物の構成成分として
の漂白剤の使用は当該技術で公知である。すなわち、漂
白剤は市販の洗剤組成物の主要部分の構成成分として混
入されるかまたは売られている。洗剤組成物において混
入される重要な通常の漂白剤は洗濯方法の過程で形成さ
れる過酸化水素前駆体として作用する化合物である。過
ホウ酸塩および過炭酸塩は漂白剤として使用されそして
この方法で漂白効果を示す化合物の最も重要な例であ
る。これらの漂白剤を用いた漂白の詳細なメカニズムは
現時点では知られていないが、しかし一般には洗濯の間
に形成される過酸化水素が着色物質(布のしみに対応)
を酸化により非着色物質へ転化しそして着色物質の幾つ
かの酸化が過ホウ酸塩または過炭酸塩と直接反応するた
めに生じるのであろうということが推測されている。
これらの通常使用される漂白剤の1つの欠点は、着色
された布帛が通常洗濯される低温でこれらが特に有効で
あるとは限らないことである。これらの有効性は過酸の
形成をもたらすアクチベーター(たとえば有機酸無水
物、エステルまたはイミド)の使用により強化されう
る。
布帛のしみを漂白するために使用することに加えて、
このような通常の漂白剤は、洗濯時に布帛から滲み出す
着色布帛からの剰余染料が同じ洗濯物中に存在する他の
布帛に付着すること(この現象は通常染料移行として知
られている)を防止することもまた提案されている。も
ちろん染料移行の問題は、白色または淡色布帛を染料が
洗濯の間に滲出する暗色の布帛と一緒に洗濯する場合に
最も重要である。
しかしながら、最近使用される漂白剤は、活性化され
ていてもいなくても、多分これらが溶解した染料を酸化
する速度がむしろゆっくりなので、染料移行を防止する
ことにおいて特に効果があるというわけではないことが
見出された。他方、漂白アクチベーターから形成される
過酸は布帛の染料に対して活性でありこれにより問題と
なる布帛の脱色を起こす。
米国特許第4,077,768号には、染料移行防止のために
過酸化水素とともに鉄ポルフィン、ヘミンクロリドもし
くは鉄フタロシアニンまたはこれらの誘導体を一緒に使
用することが記載されている。これは、これらの化合物
が漂白方法に対する触媒として作用しこれにより布帛に
おける染料のいかなる脱色をも起こすことなく溶解した
染料を酸化(換言すれば漂白)する速度を向上すること
を示唆している。しかしながら、これらの触媒は過剰の
過酸化水素の存在により破壊され、このことより染料移
行の防止を行なうのに必要な量だけの過酸化水素がいず
れの時点でも洗濯液に存在するように過酸化水素の放出
量を調節することが必要となる。このような漂白剤の調
節された放出は達成するのが困難である。
発明の概略 驚くべきことに、着色物質を含む有機または無機物質
の酸化に対し過酸化水素または酸素分子を利用する酵素
を洗液へ添加する場合、染色された繊維または洗液の溶
液中の着色剤で汚された繊維から滲出する着色物質を漂
白しこれにより洗液中で当該着色物質が他の繊維に付着
することを防止することができることが見出された。こ
のような酵素はそれぞれ通常ペルオキシダーゼおよびオ
キシダーゼと言われている。
したがって、本発明は洗液中で布帛を一緒に洗濯およ
び/またはすすぐ場合染色された布帛から他の布帛へ繊
維染料が移行するのを防止する方法であって、 1)a)前記布帛を洗濯および/またはすすぐ洗液へペ
ルオキシダーゼ活性を示す酵素を添加し、そして b)洗濯および/またはすすぎ過程の最初またはその間
に過酸化水素、過酸化水素前駆体または過酸化水素を発
生しうる酵素系を添加するか、または 2)フェノール系化合物においてオキシダーゼ活性を示
す酵素を添加する ことからなる方法に関するものである。
本明細書中、用語“ペルオキシダーゼ活性を示す酵
素”とはペルオキシダーゼのものと同じ活性形態を有し
そしてこれと同じに使用されるであろう酵素を示すと理
解されたい。同様に、用語“オキシダーゼ活性を示す酵
素”とはオキシダーゼのものと同様の作用形態を有しそ
して以下のようにしてこれと同じ意味である酵素を示す
ものと理解されたい。適当なオキシダーゼはたとえばフ
ェノールおよび関連物質のような芳香族化合物に作用す
るものである。
酵素がペルオキシダーゼ活性を有するものの場合は、
洗濯および/またはすすぎ過程の最初にまたはその間に
酵素に対する基質1種以上が添加される。オキシダーゼ
の場合には酸素分子が通常十分量で存在する。
様々なアミノおよびフェノール系化合物におけるペル
オキシダーゼの作用により色が生じるということは当該
技術においてよく認識されている(たとえば、ビィ.シ
ィ.サウンダーズB.C.Saundersら、Peroxidase、ロンド
ン、1964,p.10ff)。この点において、ペルオキシダー
ゼ(および特定のオキシダーゼ)がまた溶液中の着色物
質に作用して染料移行を防止することを示すことは驚く
べきことであると考えなければならない。これらの酵素
の染料移行防止能力を支配するメカニズムはまだ明らか
にされていないが、最近では酵素が作用して過酸化水素
または酸素分子を還元しそして洗液中に溶解または分散
している着色物質(供与基質)を酸化し、これにより無
色物質を生じるかまたは布帛に吸着しない物質を提供す
るのではないかと考えられている。この反応は以下に示
す反応式1(ペルオキシダーゼについて)および以下に
示す反応式2(本発明の目的に有用なオキシダーゼ)に
おいて示される。
これまでにペルオキシダーゼが特定顔料を脱色するこ
とが報告されている(たとえば、ダブリュ.シュライバ
ー(W.Schreiber),Biochem.Biophys.Res.Commun.63
(2),1975,p.509−514、ホースラディッシュペルオキ
シダーゼによる3−ヒドロキシフラビンの分解について
記載;エー.ベン・アジズ(A.Ben.Aziz),Phytochemis
try 10,1971,p.1445〜1452、ペルオキシダーゼを用い
たカロテンの漂白について記載;およびビィ.ピー.ワ
ッサーマン(B.P.Wasserman),J.Food Sci.49,1984,p.
536〜538、ホースラディッシュペルオキシダーゼによる
ベタラインの脱色について記載)。ベン.アジズらおよ
びワッサーマンらは、それぞれカロテンおよびベタライ
ンにおけるペルオキシダーゼの漂白活性を食品用着色剤
としてこれらの顔料を用いた場合の問題として提供して
おり、この問題は当該食品に抗酸化剤を含有しているこ
とにより遭遇するに違いない。すなわち、彼らはこれら
の顔料のペルオキシダーゼ仲介漂白がそれ自体いずれか
の実際的有用性を有するということを考えていない。
これらの刊行物はそれぞれの顔料を溶液中で酵素とイ
ンキュベートすることによる試験方法を記載している
が、当該顔料はすべて天然起源の純粋な化合物であり、
現在の洗剤に通常混入される漂白剤によりただちに漂白
される(たとえば、Second World Conference on D
etergenst、エー.アール.バルドウィン(A.R.Baldwi
n)編、American Oil Chemist's Society,1978,p.17
7〜180)。
これと反対に、通常使用される繊維染料は、これが洗
液中に溶解または分散した場合、大気酸素による酸化に
対し一般に耐性があり、また洗剤中に最近使用されてお
りそして米国特許第4,077,768号に記載のように分散ま
たは溶解した染料においてあまりにゆっくり作用するの
で不十分な染料移行防止剤である漂白剤に対しても多少
耐性がある。これらの条件下で、本発明方法で使用され
る酵素が実際これらの染料を酸化することができるとい
うことは驚くべきことであると考えられるべきである。
溶液または分散液中で繊維染料に作用する他の通常使用
される漂白剤、たとえばハイポクロライトもまた繊維に
おける染料に攻撃し、その結果脱色する。本発明方法で
使用される酵素は染色された布帛自体には何らの明らか
な色分解を起こさないという重要な利点を有する。通常
使用される繊維染料、合成(たとえばアゾ染料)および
天然または天然同一性(これは合成的に作られるがただ
し構造および特性は天然化合物と同じである物質を意味
する)、たとえばインジゴの総合カタログはカラーイン
デックス(Color Index)第3版、1〜8巻に見られ
る。
別の見地において、本発明は溶液または分散液中の繊
維染料を漂白する方法であって、前記溶液または分散液
へ、 1)a)ペルオキシダーゼ活性を示す酵素および b)過酸化水素、過酸化水素前駆体または過酸化水
素を発生しうる酵素系 または 2)フェノール系化合物においてペルオキシダーゼ活性
を示す酵素 を添加することからなる。
洗濯またはすすぎ過程の間の染料移行を防止すること
における有用性に加えて、溶液中の染料の漂白に対する
これら酵素の力により酵素が廃棄物処理方法の一部を形
成する繊維工業からの排水処理に有用になることが予期
される。
別の見地において、本発明は布帛を一緒に洗濯および
/またはすすぐ場合染色された布帛から別の布帛への繊
維染料の移行を防止するための漂白剤であって、 a)ペルオキシダーゼ活性を示す酵素および b)過酸化水素、過酸化水素前駆体、または過酸化水素
を発生しうる酵素系 からなる漂白剤に関する。
最後に、本発明は、フェノール系化合物におけるペル
オキシダーゼ活性を示す酵素からなる、無粉塵性顆粒、
安定化液体または保護された酵素の形態の酵素洗剤添加
剤に関する。
この有用性に加えて、漂白剤はまた上述したように繊
維工業および多分その他の工業から排水の処理にも使用
される。
本発明の詳細な記述 芳香族化合物、特にフェノール類たとえば多価フェノ
ール類に作用する適当なオキシダーゼの例は、カテコー
ルオキシダーゼ(EC 1.10.3.1)またはラッカーゼ(EC
1.10.3.2)である。便宜上、このようなオキシダー
ゼ、およびペルオキシダーゼは以下のように一まとめに
して漂白酵素と名付けられる。
本発明目的に使用される漂白酵素は植物により産生さ
れる(たとえば、ホースラディッシュペルオキシダー
ゼ)または微生物たとえば真菌または細菌により産生さ
れそして単離される。好ましい真菌の幾つかには亜門不
完全菌亜門(Deuteromycotina)、綱線菌綱(Hyphomyce
tes)たとえばフサリウム(Fusarium)、フミコラ(Hum
icola)、トリコデルマ(Tricoderma),ミロテシウム
(Myrothecium)、ベルティシルム(Verticillum)、ア
ルスロミセス(Arthromyces)、カルダリオミセス(Cal
dariomyces)、ウロクラジウム(Ulocladium)、エンベ
リシア(Embellisia)、クラドスポリウム(Cladospori
um)またはドレシュレラ(Dreschlera)、特にフサリウ
ム オキシスポラム(Fusarium oxysporum)(DSM 26
72)、フミコラ インソレンス(Humicola insolen
s)、トリコデルマ レシィ(Trichoderma resii)、
ミロテシウム ベルーカナ(Myrothecium verrucana)
(IFO 6113)、ベルテシウム アルボアトラム(Verti
cillum alboatrum)、ベルテシルム ダリエ(Vertici
llum dahlie)、アルトロミセス ラモサス(Arthromy
ces ramosus)(FERM P−7754)、カルダリオミセス
フマゴ(Caldariomyces fumago)、ウロクラジウム
チャルタラム(Ulocladium chartarum)、エムベリ
シア アリオール(Embellisia allior)、ドレシュレ
ラ ハロデス(Dreschlera halodes)に属する菌株を
含む。
他の好ましい真菌は、亜門担子菌亜門(Basidiomycot
ina)、綱バシジオミセテス(Basidiomycetes)、たと
えばコプリナス(Coprinus)、ファネロチャエテ(Phan
erochaete)、コリオルス(Coriolus)またはトラメテ
ス(Trametes)、特にコプリナス シネレウス エフ.
ミクロスポラス(Coprinus cinereus f.microsporu
s)(IFO 8371)、コプリナス マクロリザス(Coprin
us macrorhizus)、ファネロチャエテ クリソスポリ
ウム(Phanerochaete chrysosporium)(たとえばNA−
12)またはコリオルス ベルシコロール(Coriolus ve
rsicolor)(たとえば、PR4 28−A)に属する菌株を
含む。
さら好ましい真菌は、亜門接合菌亜門(Zygomycotin
a)、綱ミコラセア(Mycoraceae)、たとえばリゾーパ
ス(Rhizopus)またはムコール(Mucor)、特にムコー
ル ヒエマリス(Mucor hiemalis)に属する菌株を含
む。
幾つかの好ましい細菌はアクチノミセタレス(Actino
mycetales)目、たとえばストレプトミセス スフェロ
イデス(Streptomyces spheroides)(ATTC 2396
5)、ストレプトミセス テルモビオラセウス(Strepto
myces thermoviolaceus)(IFO 12382)またはストレ
プトベルティシルム ベルティシリウム エスエスピ
ィ.ベルティシリウム(Strepoverticillum verticill
ium ssp.verticillium)の菌株を含む。
他の好ましい細菌は、バチルス プミルス(Bacillus
pumillus)(ATCC 12905)、バチルス ステアロテ
ルモフィルス(Bacillus stearothermophilus)、ロー
ドバクター スファエロイデス(Rhodobacter sphaero
ides)、ロードモナス パルストリィ(Rhodomonas pa
lustri)、ストレプトコッカス ラクティス(Streptoc
occus lactis)、プソイドモナス プロシニア(Pseud
omonas purrocinia)(ATCC 15958)またはプソイド
モナス フルオレセンス(Pseudomonas fluoresens)
(NRRL B−11)を含む。
有用な漂白酵素(特にペルオキシダーゼ)の他の潜在
的供給源はビィ.シィ.サウンダーズ(B.C.Saunders)
ら、前掲、p.41〜43に挙げられている。
本発明により使用される酵素の製造方法は当該技術に
おいて記載されており、たとえばFEBS Letters 1625,
173(1),Applied and Environmental Microbiolog
y,1985年2月、p.273〜278,Applied Microbiol.Biotec
hnol.26,1987年、p.158〜163,Biotechnology Letters
9(5),1987年,p.357〜360,Nature 326,1987年4
月2日、FEBS Letters 4270,209(2),p.321、ヨー
ロッパ特許第179,486号、ヨーロッパ特許第200,565号、
英国特許第2,167,421号、ヨーロッパ特許第171,074号お
よびAgric.Biol.Chem.50(1),1986年、p.247を参照せ
よ。
特に好ましい漂白酵素は、洗液の一般的pH、すなわち
pH6.5〜10.5、好ましくは6.5〜9.5、そして最も好まし
くは7.5〜9.5で活性であるものである。このような酵素
は、好アルカリ性微生物による関連のある酵素産生につ
いてスクリーニングすることにより単離され、これはた
とえばアール.イー.チャイルズ(R.E.Childs)および
ダブリュ.ジィ.バルドスレイ(W.G.Bardsley),Bioch
em.J.145,1975,p.93〜103に記載のABTS分析を用いて行
なわれる。
他の好ましい漂白酵素は良好な熱安定性ならびに通常
使用される洗剤成分たとえば非イオン、陽イオン、また
は陰イオン界面活性剤、洗剤ビルダー、リン酸塩等に対
し良好な安定性を示すものである。
有効な漂白酵素の別な群はハロペルオキシダーゼたと
えばクロロ−およびブロモペルオキシダーゼである。
さらに漂白酵素は、前記酵素をコードするDNA配列な
らびに酵素をコードするDNA配列の発現を許す機能をコ
ードするDNA配列を有する組換体DNAベクターで形質転換
された宿主細胞を酵素の発現を許す条件下で培養基にて
培養し培養物から酵素を回収することからなる方法によ
り産生されうるものである。
酵素をコードするDNAフラグメントの単離は、たとえ
ば目的とする酵素を産生する微生物、たとえば上述した
微生物の1つのcDNAまたはゲノムライブラリィを確立
し、そして常法にしたがってたとえば酵素のアミノ酸配
列の一部または全部に基づいて合成されたオリゴヌクレ
オチドプローブへハイブリッド化するか、適当な酵素活
性を発現するクローンを選択するか、または天然酵素に
対する抗体と反応するタンパク質を産生するクローンを
選択するかにより陽性クローンについてスクリーニング
することにより行なわれる。
一度選択されると、DNA配列は特定の宿主生物中で酵
素が発現するのを許す適当なプロモーター、オペレータ
ーおよびターミネーター配列ならびに当該宿主微生物中
でベクターを複製させうる複製の開始点を有する適当に
複製可能な発現ベクターへ挿入される。
得られた発現ベクターを、次いで適当な宿主細胞たと
えば真菌細胞、その好ましい例としてはアスペルギルス
(Aspergillus)種、最も好ましくはアスペルギルス
オリザエ(Aspergillus oryzae)またはアスペルギル
ス ニガー(Aspergillus niger)へ形質転換した。真
菌細胞は、プロトプラスト形成およびプロトプラストの
形質転換と続くそれ自体公知の方法で細胞壁の再形成を
行なうことを含む方法により形質転換される。宿主微生
物としてのアスペルギルスの使用はヨーロッパ特許第23
8,023号(ノボ ノンダストリィ エー/エス)に記載
されており、その内容は参考としてここに編入される。
これに代わり、宿主生物が細菌特にストレプトミセス
(Streptomyces)およびバチルス(Bacillus)の菌株ま
たは大腸菌(E.coli)でもよい。細菌性細胞の形質転換
は常法によりたとえばティ.マニアティスら、Molecula
r Cloning:A Laboratory Manual、コールドスプリン
グハーバー、1982に記載されているように行なわれる。
適当なDNA配列のスクリーニングおよびベクターの構
築もまた標準的方法によりたとえばティ.マニアティス
ら、前掲により行なわれる。
形質転換宿主細胞の培養に使用する培地は、当該宿主
細胞を増殖するのに適する通常の培地のいずれでもよ
い。発現酵素は培養基へ都合良く分泌されそして遠心分
離または濾過により培地から細胞を分離し、硫酸アンモ
ニウムのような塩を用いて培地のタンパク質豊富成分を
沈でんさせ、続いてたとえばイオン交換クロマトグラフ
ィ、アフィニティクロマトグラフィ等のクロマトグラフ
ィ法を行なうことを含む良く知られた手段によりこれか
ら回収される。
本発明で使用される漂白酵素がペルオキシダーゼであ
る場合、H2O2は方法の初期またはその間、たとえば0.00
1〜5mM、特に0.01〜1mMの量で添加される。コプリナス
ペルオキシダーゼを用いる場合、0.01〜0.25mMH2O2が好
ましく、バチルス プミルスペルオキシダーゼでは0.1
〜1mM H2O2である。
本発明方法で使用される漂白酵素がペルオキシダーゼ
の場合、過酸化水素形成のための酸素的方法を使用する
ことが望ましい。したがって、本発明方法はさらに洗濯
および/またはすすぎ過程の初期またはその間に過酸化
水素を発生しうる酵素系(すなわち、酵素とその基質)
を添加することを含む。
過酸化水素発生系のこのようなカテゴリィの1つは、
酸素分子および有機または無機基質を過酸化水素と酸化
基質のそれぞれへ転化しうる酵素からなる。これらの酵
素は過酸化水素をわずかな低レベルで作るだけだが、ペ
ルオキシダーゼの存在が作られた過酸化水素の有効な利
用を保証するので本発明方法に非常に有利に使用され
る。
好ましい過酸化水素発生酵素は、洗剤組成物へ都合良
く含まれる安価で容易に入手可能な基質に作用するもの
である。このような基質の例としてはグルコースであり
これはグルコースオキシダーゼを用いた過酸化水素生産
に利用される。他の適当なオキシダーゼは尿酸オキシダ
ーゼ、ガラクトースオキシダーゼ、アルコールオキシダ
ーゼ、アミンオキシダーゼ、アミノ酸オキシダーゼおよ
びコレステロールオキシダーゼである。
驚くべきことに、洗濯および/またはすすぎ過程の初
期またはその間に別の酸化性基質(本発明方法で使用さ
れる漂白酵素に対し)を添加すると使用される漂白酵素
の染料移行防止効果が強化されることが見出された。こ
れは着色物質の漂白または他の変性に関係するこの基質
の短命な基または他の酸化部位の形成に起因するものと
思われる。このような酸化性基質の例としては、金属イ
オンたとえばMn++、ハライドイオンたとえば塩素または
臭素イオン、または有機化合物たとえばフェノールたと
えばp−ヒドロキシケイ皮酸または2,4−ジクロロフェ
ノールである。本発明の目的で使用されるフェノール性
化合物の他の例は、エム.カトー(M.Kato)およびエ
ス.シミズ(S.Shimizu),Plant Cell Physiol.26
(7),1985,p.1291〜1301(特に第1表)またはビィ.
シー.サウンダーズら、前掲、p141ffに記載されたもの
である。添加されるべき酸化性基質の量は約1μM〜1m
Mの間が適当である。
本発明の方法において、漂白酵素は一般に洗剤組成物
の成分として添加される。そういうものとして、これは
無粉塵性顆粒、液体特に安定化液体または保護された酵
素の形で洗剤組成物中に含まれる。無粉塵性顆粒は、た
とえば米国特許第4,106,991号および第4,661,452号(両
方ともノボ インダストリィ エー/エス)に記載のよ
うに作られ、そして場合により当該技術で公知の方法に
より被覆される。液体酵素製剤はたとえば確立された方
法にしたがってポリオールたとえばプロピレングリコー
ル、糖または糖アルコール、乳酸またはホウ酸を加える
ことにより安定化される。他の酵素安定剤は当該技術で
良く知られている。保護された酵素はヨーロッパ特許第
238,216号に記載された方法にしたがって調製されう
る。洗剤組成物は酵素に対する基質1つ以上を含んでも
よい。
洗剤組成物はさらに陰イオン、非イオン、陽イオン、
両性またはツィッターイオン型からなる界面活性剤なら
びにこれら界面活性剤クラスの混合物を含む。陰イオン
界面活性剤の代表的例は直線状アルキルベンゼンスルホ
ネート(LAS)、α−オレフィンスルホネート(AOS)、
アルコールエトキシスルフェート(AES)および天然脂
肪酸のアルカリ金属塩である。
洗剤組成物はさらに当該技術での公知の他の洗剤成分
たとえばビルダー、抗腐蝕剤、金属イオン封鎖剤、抗−
よごれ再付着剤、芳香剤、酵素安定剤等を含む。
現在は、本発明において、漂白酵素を洗液11につき酵
素0.01〜100mgの量で添加することが予期される。
洗剤組成物は都合の良い形態たとえば粉末または液体
にて配合される。酵素は上述のように酵素安定剤を含む
ことにより液体洗剤中で安定化される。液体洗剤はさら
に安定化された過酸化水素前駆体を含んでもよい。通
常、本発明の洗剤組成物溶液のpHは7〜12であり、ある
場合には7.0〜10.5である。他の洗剤酵素たとえばプロ
テアーゼ、リパーゼまたはアミラーゼを洗剤組成物中に
含んでもよい。
例 染料はアルドリッヒ ケミカルズ社(Aldrich Chemi
cals)から入手した。ペルオキシカルボン酸対照物は、
ダブリュ.イー.パーカー(W.E.Parker)、シィ.リキ
ューティ(C.Ricciuti)、シィ.エル.オッグ(C.L.Og
g)およびディ.スヴェルン(D.Swern)、J.Am.Chem.So
c.77,4037(1955)にしたがって合成された。スペクト
ルをヒューレット パッカード(Hewlett Packard)84
51ダイオード アレイ スペクトロフォトメーターにお
いて記録した。サンプルを1分間にわたり波長範囲200
〜800nmでスキャンした(スペクトルを6秒毎に記
録)。CMPは、コプリナス マクロリズス(Coprinus m
acrorhizus)から由来するペルオキシダーゼに対する略
号として以下に使用する(ケミカル ダイナミクス(Ch
emical Dynamics)社製)。H2O2は過酸化水素と同じ意
味で使用される。2,4−DCPおよびPCAは2,4−ジクロロフ
ェノールおよびp−クマリン酸の略号として使用され
る。
例 1 溶液中のコンゴレッドの漂白 リン酸緩衝液pH7(0.1M)中にコンゴレッド(0.058m
M、42mg/(染料含有率93%、486nmでの初期吸光度2.
0)が溶解している液へ、2mM H2O2、1mMペルオキシオ
クタン酸または2.5mg/ CMP+0.25mM H2O2のいずれ
かを漂白剤として加えた。実験は、1mlを含む1cm水晶セ
ル中25℃にて実施された。以下に記載のように、ペルオ
キシダーゼ系のみが何らかの漂白効果を示した(1分間
における486nmの吸光度における観察された変化として
モニター)。
例 2 フェノール系化合物による漂白促進 実験は例1にしたがって実施したが、ただしペルオキ
シダーゼおよびH2O2とともに追加の基質として様々なフ
ェノール性化合物を添加する促進効果を実験した。2,4
−DCPおよびPCAを5μMだけのレベルで添加した(両方
の場合とも0.82mg/)。
例 3 溶液中の酸性ブルー45の漂白 実験を例1にしたがって実施したがただし酸性ブルー
45(0.058mM、68mg/(染料含有率約40%)、594nmで
の初期吸光度1.0)を用いた。漂白は594nmでの吸光度に
おける変化として測定された。
例 4 フェノール系化合物による漂白促進 実験は例2に記載のように実施されただし例3に記載
のように酸性ブルー45を用いた。
例 5 例1および3にしたがって、調製したコンゴレッドお
よび酸性ブルー45の溶液をラッカーゼ(100mg/、粗製
酵素製剤、ミコリオフトラ テルモフィル(Mycoliopht
ora thermophile)由来、特製品SP315としてノボ ノ
ルディスクから入手。これ以上の情報は必要に応じて入
手される)で処理された。酵素を添加しない溶液と比較
した吸光度の差を16時間のインキュベーション時間後に
測定した。
例 6 繊維への染料吸着 上記溶液実験において見られる効果がこのような溶液
中に存在する繊維において影響を及ぼすことを示すため
に、きれいな綿のスワッチをモデルの繊維染料の溶液中
に浸漬して実験を行なった。
このような実験の1つにおいて、きれいなスワッチを
50mMリン酸塩緩衝液(pH7.0、25℃)中の染料酸性ブル
ー45の0.058mMおよび0.012mM溶液それぞれに浸漬し、60
分間撹拌した。リン酸塩緩衝液は、1.6mM Ca2+に相当
する硬度の水から新しく調製した。スワッチ荷重は約11
g綿布/であった。
その後スワッチをタップ水中ですすぎ、きれいなタオ
ル上で一晩暗くして風乾した。600nm(青色物質に対す
る吸収領域)での規約反射率は、データカラー エルレ
フォメーター(Datacolor Elrephometer)2000におい
て測定された。
上記指示にしたがって3つの処置の結果は次のようで
ある: ここで規約反射率の値が高くなると青色が薄くなる。
したがって、きれいなスワッチにおける染料付着はペル
オキシダーゼが存在する溶液中でかなり低くなる。
例 7 繊維への染料吸着 別の実験において、例6の手法をすべて詳細に幾り返
すが、ただし溶液中の染料はコンゴレッド(同じmMレベ
ルで)であった。ここで、得られたスワッチの視覚検査
は明確にペルオキシダーゼの効果を示した:処理1およ
び2では区別がつかない程そして深紅色に着色されたス
ワッチが得られたが、一方処理3からのスワッチにおい
てはかすかに黄色が見られるだけであった。
例 8 繊維への染料吸着 本例において、特定の種類のスワッチを染料吸着効果
を示すために加えた。各スワッチは繊維ストリップ6本
からなり、各々1.5cm×5cmで、一緒に散布された;6本の
繊維の種類は、トリアセテート、漂白された綿、ナイロ
ン、ポリエステル、オーロンおよびビスコースレーヨン
であった。
モデル洗液は、界面活性剤として添加された0.6g/
線状アルキルベンゼンスルホネートを有し例6のように
調製されたリン酸塩緩衝液であった。2本の7cm×7cmの
きれいなスワッチと上記複数のスワッチの1つ(これも
きれい)を、2つのテルグ−オー−トメーター(Terg−
O−Tometer)ビーカーの各々において、0.012mMのレベ
ルまで添加されたコンゴレッドを有する洗液11中に浸漬
した。ビーカー1において、漂白システムは2mMレベル
のH2O2からなり、ビーカー2において、さらにCMP 20m
gが添加された。60回転/分で40℃にて30分洗浄し、そ
の後スワッチをタップ水ですすぎそして上記(例6)の
ように乾燥した。ハンター色差計による読取りが以下の
ように複数のスワッチについて得られた: したがって例6からの結果がここで研究したすべての
繊維の種類についても有効である。
例 9 繊維から繊維への染料移行 アゾ繊維染料に対するモデル染料としてのコンゴレッ
ドで染色されたスワッチを、脱ミネラル化水中のコンゴ
レッドおよび硫酸ナトリウム浴中にきれいな綿スワッチ
を浸漬しそして90℃まで次第に加熱しさらに硫酸ナトリ
ウムを添加することで終了しそして90℃の一定温度の期
間にわたってこれをここに維持することにより調製し
た。染色後、スワッチを冷タップ水ですすぎ、そしてガ
ーゼの層の間で一晩乾燥した。
本例において、例8に記載のように同じ一般的条件下
で3つのテルグ−オ−トメーター ビーカー中で洗濯を
行なった。ビーカーの内容物は次のようであった: ビーカー1:LASを有するリン酸塩緩衝液のみ(例8に示
すように) ビーカー2:緩衝液+LAS+2mM H2O2 ビーカー3:20mg/ CMPを添加された2 各ビーカーにおいて2つのコンゴレッドスワッチ7cm
×7cmを導入し、そして1つがきれいな複数スワッチ
(例8参照)であった。例8のように洗濯および乾燥
後、複数スワッチのハンター読取りは以下のようであっ
た: すなわち、ビーカー1におけるスワッチには過酸化水
素単独では治らない実質的染料移行が生じるが、ペルオ
キシダーゼ処理によりかなり減少する。
3つのビーカーからの赤色スワッチは実質的に同一の
読取り値を有し、これはペルオキシダーゼ処理が他の処
理よりも一層染色を変化させないことを示す。
例 10 繊維への染料吸着 さらに実際的な洗濯環境下でペルオキシダーゼ効果を
研究する目的で、以下のように粉末洗剤を構成した:成分 有効物質(w/w%) 炭酸ナトリウム 22 二リン酸ナトリウム 17 ケイ酸ナトリウム 7 三リン酸ナトリウム 5 過ホウ酸ナトリウム一水和物 4 ノナイルイオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム5
直線状アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム9 アルキル硫酸ナトリウム 4 様々な少量成分:アルコールエト キシレート、ジエチレントリアミ ンペンタアセテート、ポリアクリ レート、ポリエチレングリコール、 プロテアーゼ、螢光増白剤 各<1 硫酸ナトリウムおよびその他 残り この洗剤を1.6mM Ca2+に相当する硬度の水に2g/の
レベルで使用してpH8.5に調節された洗液を作った。こ
の洗液において、コンゴレッドを0.012mMのレベルまで
溶かした。ビーカー1は対照物(洗剤+コンゴレッド)
である;ビーカー2において、CMPは20mg/のレベルま
で添加された。両方のビーカーにおいて、2つのきれい
な綿スワッチと1つのきれいな複数スワッチを例8のよ
うに加えた。他のすべての条件は例8のようにであり、
洗濯後の複数スワッチに対するハンター値は次のようで
あった: ここでもまた、ペルオキシダーゼはスワッチに付着し
た色素の量を明らかに減少−ここでもほとんど排除−す
る。
例 11 繊維から繊維への染料移行 本例において、例10からの洗浄溶液をテルグ−オ−ト
メーター試験に使用し、ここで上記した(例9)コンゴ
レッド−染色スワッチの2つを2つのビーカーの各々に
おいて1つのきれいな複数スワッチと一緒に洗濯した。
ビーカー1はちょうど洗剤溶液11を含み、ビーカー2は
さらにCMP 20mg/を含有した。残りの条件は例8のよ
うであった。上述のように洗液から回収し、すすぎそし
て乾燥後、スワッチは次のハンター色差データを示し
た: 染料のかなりの移行がビーカー1にて観察され、これ
は洗液へペルオキシダーゼを添加することにより著しく
低下した。
再び、染色されたスワッチもまたチェックされ、2つ
の処理の間に何らの色差も見られなかった。
例 12 溶液における色素の漂白 ペルオキシダーゼ活性:本例において、ペルオキシダー
ゼ活性を以下のように測定する。次のものを、30℃に温
度調節した水晶キュベット中で混合する: 200μl 1mM 4−アミノアンチピリン(シグマNo.A
−4382、0.2mg/ml) 200μl N−エチル−N−スルホブチル−m−トル
イジン−Na(ESBT、5.86mg/ml) 200μl 0.5Mリン酸塩緩衝液、pH7.0 200μl酵素サンプル、0.02−0.10NOPA/mlまで希釈 20μl 10mM過酸化水素を加え、550nmでの吸光度を
1分間追跡する。活性(NOPA単位)を、希釈により増加
したH2O2で添加後最初の1分間における吸光度の増加と
して計算する。酵素サンプルは吸光度/分における増加
が0.02〜0.10の限度内になるように希釈されるべきであ
る。バチルス プミルスからのペルオキシダーゼ産生:
培地を次のように調製した(成分g/): TY*3 トリプティカーゼ、BBL g/ 60 酵母抽出物、ディフコ g/ 15 FeSO4*7H2O g/ 0.025 MnSO4*4H2O g/ 0.0026 MgSO4*7H2O g/ 0.045 pH 7.3(KOHで調節) 培地を121℃で45分間オートクレーブした。
寒天3 ペプトン バクト g/ 6 ペプティカーゼ g/ 4 酵母抽出物、ディフコ g/ 3 肉抽出物g/ 1.5 グルコース 1 pH 7.3 寒天(メルク社製) 20(最後に添加) 寒天を121℃で45分間オートクレーブした。
接種寒天:10個の寒天3傾斜面にバチルス プミルスの
凍結乾燥したペルオキシダーゼ産生菌株を接種し、30℃
で24時間にインキュベートした。
接種培地:100ml TY*3培地を含む2つの500ml振とう
フラスコに1つの寒天3傾斜面を接種し、30℃および25
0rpmで24時間インキュベートした。
ペルオキシダーゼ産生:100ml TY*3を含む50振とうフ
ラスコを上述の接種材料2mlで各々接種した。次いで40
%(w/w)減菌グルコース水溶液2.5mlを各々の振とうフ
ラスコへ加えた。振とうフラスコを30℃で48時間インキ
ュベートし、次いで採取した。最終的ペルオキシダーゼ
活性は1NOPA/mlであった。
3250ml培養ブロスをサイズ スープラ(Seitz Supr
a)100フィルタープレート次いでスープラ(Supra)50
プレートに通して濾過して1.29NOPA/mlの活性を有する
透明な濾液を得た。
溶液中の染料の漂白:バチルス プミルス(BPP)から
の上記透明濾液を試験した。試験した色素はダイレクト
ブルー1(C.I.#24410、キーストンアニリン社(Keyst
one aniline)製品)、酸性レッド151(C.I.#26900、
サンドーズ社製品)、プロシオンブルーH ERD(ICI社
製品)およびプロシオンブルーEXL(ICI社製)であっ
た。
反応溶液は室温にて以下に示すpHにて50mMリン酸ナト
リウム、0.3NOPA/mlペルオキシダーゼ、最大吸収(可視
範囲)0.025〜0.035に相当する色素(以下に示す)、お
よび0.25mM H2O2を含むように調製された。H2O2添加
(最後に)後、スペクトルスキャンを12分間にわたって
1分毎に行なった。以下に、最大吸収の成長における吸
光度の変化を挙げる。
吸光度変化の2つの値が近似している場合、漂白は実
際瞬間に行なわれる。一般に、全可視範囲にわたる漂白
は最大吸収での上記傾向にしたがう。
すべての場合、酵素を有しない0.25mM H2O2の使用は
染料を変化させない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダンフス,トゥーレ デンマーク国,デーコー―2100 コペン ハーゲン エー,リブヤエゲルガデ 43,エステー.テーベー (72)発明者 キルク,オレ デンマーク国,デーコー―2200 コペン ハーゲン エン,ステファンガテ 38, 3/テーベー (72)発明者 ペデルセン,ギッテ デンマーク国,デーコー―1910,フレデ リクスベルゥ セー,ダナスバイ 6, 3.テーホー (72)発明者 ベネガス,マニュエル ガルシア アメリカ合衆国,オハイオ 45231,シ ンシナティ,レイクショアー ドライブ 901 (56)参考文献 特開 昭61−92569(JP,A) 特開 昭64−60693(JP,A) 特開 昭58−17200(JP,A) 特表 平3−505100(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C11D 3/386 C11D 3/395

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗液中で布帛を一緒に洗濯および/または
    すすぐ場合に染色した布帛から他の布帛への繊維染料の
    移行を防止する方法であって、 1)a)前記布帛を洗濯しおよび/またはすすぐ洗液に
    ペルオキシダーゼ活性を示す酵素を加え、さらに b)洗濯および/またはすすぎ過程の最初またはその間
    に過酸化水素、過酸化水素前駆体または過酸化水素を発
    生しうる酵素系を前記a)の洗液に加えるか、あるいは 2)前記洗液にフェノール系化合物に対してオキシダー
    ゼ活性を示す酵素を加える ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】ペルオキシダーゼがコプリナス(Coprinu
    s)またはバチルス・プミルス(B.pumilus)の菌株に由
    来するものである請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 【請求項3】過酸化水素前駆体が過ホウ酸塩または過炭
    酸塩である請求の範囲第1項または第2項に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】オキシダーゼ活性を示す酵素がカテコール
    オキシダーゼ(EC 1.10.3.1)またはラッカーゼ(EC 1.
    10.3.2)である請求の範囲第1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】繊維染料が合成染料、または天然もしくは
    天然同一性染料である請求の範囲第1項〜第4項のいず
    れか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】金属イオン、ハライドイオンおよびフェノ
    ール系化合物から成る群から選択される追加の酸化性基
    質を洗濯および/またはすすぎ過程の最初またはその間
    に洗液に添加する請求の範囲第1項〜第5項のいずれか
    1に記載の方法。
  7. 【請求項7】洗液に添加される前記酸化性基質の量が1
    μM〜1mMの間である請求の範囲第6項に記載の方法。
  8. 【請求項8】酵素が微生物により産生されるものである
    請求の範囲第1項〜第7項のいずれか1に記載の方法。
  9. 【請求項9】酵素が植物起源である請求の範囲第1項〜
    第8項のいずれか1に記載の方法。
  10. 【請求項10】酵素が、該酵素をコードするDNA配列な
    らびに該酵素の発現を許す機能をコードするDNA配列を
    有する組換体DNAベクターで形質転換された宿主細胞を
    酵素の発現を許す条件下で培養基中にて培養し次いで培
    養物から酵素を回収することからなる方法により産生さ
    れうるものである請求の範囲第1項〜第9項のいずれか
    1に記載の方法。
  11. 【請求項11】ペルオキシダーゼ活性を示す酵素がハロ
    ペルオキシダーゼである請求の範囲第1項、第3項およ
    び第5項〜第10項のいずれか1に記載の方法。
  12. 【請求項12】酵素がpH6.5〜10.5にて活性である請求
    の範囲第1項〜第11項のいずれか1に記載の方法。
  13. 【請求項13】酵素が0.01〜100mg/洗液の量で添加さ
    れる請求の範囲第1項〜第12項のいずれか1に記載の方
    法。
  14. 【請求項14】酵素が洗剤組成物中に混入される請求の
    範囲第1項〜第13項のいずれか1に記載の方法。
  15. 【請求項15】洗液または分散液中の繊維染料を漂白す
    る方法であって、該溶液または分散液に、フェノール性
    化合物に対してオキシダーゼ活性を示す化合物、並びに
    金属イオン、ハライドイオンおよびフェノール系化合物
    から成る群から選択される追加の酸化性基質を添加する
    ことを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】オキシダーゼ活性を示す酵素がカテコー
    ルオキシダーゼ(EC 1.10.3.1)またはラッカーゼ(EC
    1.10.3.2)である請求の範囲第15項に記載の方法。
  17. 【請求項17】酵素がpH6.5〜10.5にて活性である請求
    の範囲第15項または第16項に記載の方法。
  18. 【請求項18】繊維染料が合成染料、または天然もしく
    は天然同一性染料である請求の範囲第15項〜第17項のい
    ずれか1に記載の方法。
  19. 【請求項19】添加される酸化性基質の量が1μM〜1m
    Mの間である請求の範囲第18項に記載の方法。
  20. 【請求項20】無粉塵性顆粒、安定化液体または保護酵
    素の形態でフェノール系化合物に対するオキシダーゼ活
    性を示す酵素を含むことを特徴とする、洗液中で布帛を
    洗濯しおよび/またはすすぐ場合に、染色した布帛から
    他の布帛への繊維染料の移行を防止するための剤。
  21. 【請求項21】オキシダーゼ活性を示す酵素がカテコー
    ルオキシダーゼ(EC 1.10.3.1)またはラッカーゼ(EC
    1.10.3.2)である請求の範囲第20項に記載の剤。
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