JP2795398B2 - 画像記録装置 - Google Patents
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- JP2795398B2 JP2795398B2 JP6172559A JP17255994A JP2795398B2 JP 2795398 B2 JP2795398 B2 JP 2795398B2 JP 6172559 A JP6172559 A JP 6172559A JP 17255994 A JP17255994 A JP 17255994A JP 2795398 B2 JP2795398 B2 JP 2795398B2
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- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
- Handling Of Cut Paper (AREA)
- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報画像を記録紙に記
録する画像記録装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】情報画像を記録紙に記録する画像記録装
置として、レーザ光源を用い、装置の上部に記録紙排出
収納部が設けられ、この記録紙排出収納部に記録面が反
転された記録紙が排出されるプリンタが知られており、
このプリンタではコード情報を画像信号に変換する制御
基板としてコントローラが用いられている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の画像
記録装置では、給紙工程や現像等の作像工程中に、装置
本体には機械的な振動が発生する。この振動が感光体へ
の光書込み動作中に装置本体に作用すると、光書込みの
位置ずれを生じ、記録画像の品質が低下するという問題
点がある。 【0004】よって、本発明は、上述の問題点に鑑みて
なされたものであり、装置本体の安定性を向上し、装置
本体の振動発生を抑制できる画像記録装置を提供するこ
とを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、帯電
された感光体の表面に、光書込手段によって光書込みを
行って静電潜像を形成し、該静電潜像を顕像化してトナ
ー像を形成するとともに、このトナー像を記録紙に転写
して画像記録を行う画像形成部と、トナー像を記録紙に
定着する定着ユニットと、トナー像が定着された記録紙
を収納する記録紙排出収納部と、画像形成部及び定着ユ
ニットを共に格納し、記録紙排出収納部が設けられてい
る装置本体と、感光体と光書込手段の下方であって、装
置本体の底部に形成された空間に略水平に配置された制
御基板と、制御基板が配置される空間を覆い、装置本体
の底面を構成する金属板とを有する構成である。 【0006】 【0007】 【作用】本発明によれば、制御基板が配置される空間が
金属板で覆われ、この金属板が装置本体の底面を構成す
るので、装置本体の重心が下がり、装置本体の安定性が
向上する。 【0008】 【実施例】図1は、半導体レーザを用いた画像記録装置
としてのプリンタの一例を示していて、同図において、
装置本体としてのプリンタ本体1は、記録紙搬送路、及
び画像形成部を含む第1のプリンタ本体Aと、画像記録
装置の一部を構成しており第1のプリンタ本体Aに対し
回動可能に支持された第2のプリンタ本体Bとからなっ
ている。このプリンタ本体1によって行なわれる記録プ
ロセスのあらましを以下に述べる。 【0009】まず、第1のプリンタ本体Aについて説明
する。図1において、第1のプリンタ本体Aに一部を格
納された給紙トレイ2の底板3上には、記録紙4が束ね
られて積載され、最上位の記録紙が給紙ローラ5によっ
て記録紙分離搬送ローラ対6へ向けて送られる。分離搬
送ローラ対6は上ローラ6aと下ローラ6bからなり、
このうちの下ローラ6bは、記録紙給送方向と反対方向
(矢印方向)に回転するか、または停止状態に保持され
ていて、記録紙が複数枚、給紙トレイ2から送られてし
まったとき、図示矢印方向に回転する上ローラ6aと協
働して、最上位の記録紙のみを分離搬送する。 【0010】記録紙分離搬送ローラ対6によって送られ
る記録紙は、レジストローラ対7の部位に達したあとも
引き続いて送られ、記録紙先端が記録紙先端検知センサ
8の部位に到達した状態で、レジストローラ対7は一
旦、停止し、記録紙もこの移動を停止するようになって
いる。このとき、記録紙分離搬送ローラ対6も停止す
る。なお、給紙ローラ5は、記録紙を所定量給送したの
ち、図示されないクラッチが切れ、空転するようになっ
ている。前述した給紙トレイ2、記録紙分離搬送ローラ
対6及びレジストローラ対7等から給紙部が構成され
る。 【0011】ところで、このプリンタにおいては、第1
のプリンタ本体A内の上部に光学筺9が配備され、この
光学筺9内にはミラー11,12が図1に示す態位に配
設され、これらミラー系の奥部には、図示されない半導
体レーザ光源や、ホロスキャナまたはポリゴン等が配設
されている。このような光学系を備えたプリンタにおい
て、今、ホストマシンからのプリント信号をプリンタが
受けると、先に述べた記録紙搬送系が作動すると共に、
無端ベルトよりなる感光体15が矢印方向に回転を始め
るようになっていて、これに伴ない、先ず、その感光体
表面が帯電チャージャ16により一様に帯電させられ
る。 【0012】一方、上記半導体レーザ光源からは画情報
に対応した信号光が出射し、この信号光は、回転するホ
ロスキャナまたはポリゴンによって走査光に変換され、
この走査光は、ミラー11,12に導びかれてシリンド
リカルレンズ13を通り、一様に帯電させられた感光体
15の表面に投与され、これに伴う露光により、感光体
表面には静電潜像が形成される。符号14は防塵ガラス
を示す。 【0013】このようにして形成された静電潜像は、現
像スリーブ17の表面に担持された一成分現像剤である
トナーにより顕像化される。ところで、記録紙先端が記
録紙先端検知センサ8の部位に至った状態で、記録紙が
一旦、停止することは既に述べたところであるが、この
停止の後、レジストローラ対7は再び回転を始め、この
回転により感光体15へ向けて送られる記録紙の先端
は、転写チャージャ18と対向する転写部において、感
光体上の顕像先端に好機に会合するようになっている。 【0014】次いで、上記転写部において、感光体15
に接しつつ移動する記録紙の上面には、転写チャージャ
18により感光体15上のトナー像が転写され、このあ
と、記録紙先端は自己の腰の強さにより感光体から離
れ、以後、記録紙は、案内部材19,20に案内されつ
つ、定着ユニット22の定着ローラ対23へ向けて送ら
れる。定着ローラ対23は、ローラ23a,23bのう
ちの少なくとも一方のローラ23aに熱源を有し、両ロ
ーラ間を記録紙が通過することにより、記録紙の転写像
は熱定着され、この定着後、剥離爪24によってローラ
23aの表面から剥離されつつ、記録紙は後述する第2
のプリンタ本体Bへ向けて送られる。第2のプリンタ本
体Bでは、記録紙は、表裏を反転されて記録画像面を下
向きにしてプリンタ本体1の上部に排出される。一方、
感光体15の表面に残留するトナーは、クリーニングユ
ニット28のファーブラシ29によって除去され、感光
体は清浄な状態にされ、次の記録に備えられる。前述の
感光体15、光学筺9、後述の現像ユニット47、転写
チャージャ18、クリーニングユニット28等から画像
形成部が構成されている。 【0015】第1のプリンタ本体Aの下部には、コント
ローラ31等が内蔵される。合成樹脂等で一体成形され
る装置本体のベース部32からは遮蔽壁32aが後方斜
め上方に延び出ていて、この遮蔽壁32aや、これに連
なる両側壁(図示されず)等で箱状のものが形成せら
れ、装置本体の底部に空間が形成され、その内部に、電
源ユニット33,プリンタの制御回路基板34,コント
ローラ31およびファン装置35等がそれぞれ格納され
ている。コントローラ31は、先にも述べたように、コ
ード情報を画像信号に変換するものであって、複数枚の
制御基板31a,31b等を有している。 【0016】コントローラ31等を配置された空間の上
方はシールド枠36で、そして制御基板31a,31b
の下方は金属板52でそれぞれ覆われている。金属板5
2は、装置本体の底面にビスによって着脱可能に取り付
けられており、装置本体の底面のうち少なくとも制御基
板31a,31bに対応する部分を構成している。制御
基板31a,31bが空間に配置され、そして金属板5
2で覆われていることにより、信号線が露呈することが
なく、ノイズを発生させたり、あるいは、ノイズを拾う
ことがなくなり、これにより、誤動作の発生を回避する
ことができ、記録装置の信頼性をより向上させることが
できる。また、電源ユニット33とコントローラ31と
はシールド枠36により、互に隔離されている。 【0017】帯電チャージャ16や転写チャージャ18
等の各種のチャージャからは、オゾンが発生するが、こ
のオゾンの、遮蔽壁32aの下位空間への進入は、遮蔽
壁32aによって遮断されている。ファン装置35を働
かせ、空気取入開口37から空気を流入させることによ
り、電源ユニット33やコントローラ31等を空冷でき
るようになっている。この場合、電源ユニット33の側
部33aや、シールド枠36の側部36a等の一部を金
網構造とすることにより、電源ユニット33の内部や、
制御基板31a,31b等を冷却することができる。 【0018】このプリンタにおいては、コントローラ3
1の制御基板31a,31bや制御回路基板34の他
に、光学筺9の上側に、光学系に係る関連プリント基板
38が設けられ、また、図1において第1のプリンタ本
体Aの右側の側部には、文字パターン格納装置39が設
置されている。 【0019】なお、図1において、第1のプリンタ本体
A内の右方に配置された現像ユニット47は、現像容器
48、トナーカートリッジ49、トナー撹拌部材50、
ドクターブレード51、及び現像スリーブ17等から構
成されている。現像ユニット47は、カバー53もろと
も、図1において右方へ、感光体15を主要構成とする
感光体ユニット54と共に、装置外へ取り出せるように
なっている。この状態で、記録紙搬送系から転写チャー
ジャ18の部位に至る領域の上側が開放され、メンテナ
ンスや点検などを容易にしている。この他、第1のプリ
ンタ本体Aでは、給紙トレイ2を装着したままになって
おり、記録紙の補給は、支点55aを中心にしてカバー
55を上方に回動開放して、記録紙を底板3上に滑り込
ませて行なう。 【0020】また、図1において、除電ランプ59およ
び先端が感光体15に接するアースブラシ60を取り付
ける補強ステー62や、帯電チャージャ16のガイドレ
ール64を取り付ける補強ステー63や、転写チャージ
ャ18のガイドレール65などは、図示されない一対の
側板間に横架されて一体的に組み付けられる。コントロ
ーラ31などを取り付けるシールド枠36や金属板52
も、ベース部32の強度確保に寄与している。金属板よ
りなるシールド枠36は、この一部が画像形成装置のア
ース側に接続されており、接地方式の簡素化やその確実
化が図られている。シールド枠36も金属板から形成さ
れていることによって、シールド枠36及び金属板52
によりコントローラ31、すなわち、制御基板31a,
31bが金属板で覆われることになる。 【0021】次に、第2のプリンタ本体Bについて説明
する。本発明では、ジャム紙の除去や機器のメンテナン
スを容易にするために、記録紙排紙路としての排紙路2
5が形成された第2のプリンタ本体、及び定着ユニット
22がそれぞれ回動開放できるようになっている。 【0022】第2のプリンタ本体Bは、排紙路25を形
成する記録紙案内板としての案内板41,42と、記録
紙を排出する排出ローラ対26と、これらが設けられて
いるカバー44と、プリンタ本体1の上部に設けられた
記録紙排出収納部27とから構成されている。排紙路2
5の記録紙受入口は、定着ユニット22に対向して開口
しており、定着後の記録紙を受け入れる。排紙路25の
記録紙排出口は、記録紙排出収納部27に対向して開口
しており、案内板41,42で反転された記録紙を記録
紙排出収納部27に排出する。記録紙排出収納部27
は、記録紙が排出される記録紙排出口の上部から記録紙
が排出される向きに延出して、記録紙排出口の上部を覆
う延出部27aと、記録紙排出口の下部から下方に延び
るストッパ部27bと、このストッパ部の下端に連続し
て、記録紙が排出される向きに対して斜め上方に延びる
傾斜部27cと、この傾斜部27cに対し着脱可能に設
けられる排紙トレイ27dとから構成されている。 【0023】第2のプリンタ本体Bは、この基端側の支
持手段としての軸45を支点にして図1,2に示すよう
に、記録紙受入口が定着ユニット22に対向して開口す
る位置と、記録紙受入口が装置本体の略上方を向いて定
着ユニット22から退避して開口する位置とに開閉自在
に支持されている。第2のプリンタ本体Bの開閉に連動
して、定着ユニット22における定着ローラ対23の相
互のローラ23a,23bの圧接状態が解除される。第
2のプリンタ本体Bの開放により、定着ユニット22
と、カバー44との間は広く開放され、排紙路25付近
でジャムを生じた記録紙を矢印(プリンタ本体1の略上
方)の向きに引き出せば、それが容易に除去される。ま
た、定着ローラ対23の部位でジャムを生じた記録紙を
矢印(プリンタ本体1の略上方)の向きに引き出せば、
それが容易に除去される。なお、排紙トレイ27dを取
り外した状態で、第2のプリンタ本体Bが回動開閉され
る場合もある。 【0024】一方、定着ユニット22も、軸46を支点
にして図3の位置まで反時計方向に回動できるようにな
っていて、この回動により、感光体15と定着ユニット
22との間が広く開放される。この開放状態で、定着ロ
ーラ対23の部位のジャム紙を矢印方向に引き出せば、
これを容易に除去することができる。また、感光体15
の部位のジャム紙も、これを矢印方向に引き出せば、容
易に除去することができる。このようにジャム紙の除去
が容易であることの他、機器のメンテナンスも容易であ
る。このメンテナンスは、第2のプリンタ本体Bや定着
ユニット22を回動させるだけで行なえる。 【0025】 【発明の効果】本願発明によれば、装置本体の重心が下
がり、装置本体の安定性が向上するので、給紙工程や現
像等の作像工程中に発生する機械的振動による影響を低
減できる。その結果、装置本体の振動を低減でき、感光
体への光書込み位置のずれが低減され、感光体への光書
込み位置が正確になり、高品質な記録画像を得ることが
できる。
録する画像記録装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】情報画像を記録紙に記録する画像記録装
置として、レーザ光源を用い、装置の上部に記録紙排出
収納部が設けられ、この記録紙排出収納部に記録面が反
転された記録紙が排出されるプリンタが知られており、
このプリンタではコード情報を画像信号に変換する制御
基板としてコントローラが用いられている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の画像
記録装置では、給紙工程や現像等の作像工程中に、装置
本体には機械的な振動が発生する。この振動が感光体へ
の光書込み動作中に装置本体に作用すると、光書込みの
位置ずれを生じ、記録画像の品質が低下するという問題
点がある。 【0004】よって、本発明は、上述の問題点に鑑みて
なされたものであり、装置本体の安定性を向上し、装置
本体の振動発生を抑制できる画像記録装置を提供するこ
とを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、帯電
された感光体の表面に、光書込手段によって光書込みを
行って静電潜像を形成し、該静電潜像を顕像化してトナ
ー像を形成するとともに、このトナー像を記録紙に転写
して画像記録を行う画像形成部と、トナー像を記録紙に
定着する定着ユニットと、トナー像が定着された記録紙
を収納する記録紙排出収納部と、画像形成部及び定着ユ
ニットを共に格納し、記録紙排出収納部が設けられてい
る装置本体と、感光体と光書込手段の下方であって、装
置本体の底部に形成された空間に略水平に配置された制
御基板と、制御基板が配置される空間を覆い、装置本体
の底面を構成する金属板とを有する構成である。 【0006】 【0007】 【作用】本発明によれば、制御基板が配置される空間が
金属板で覆われ、この金属板が装置本体の底面を構成す
るので、装置本体の重心が下がり、装置本体の安定性が
向上する。 【0008】 【実施例】図1は、半導体レーザを用いた画像記録装置
としてのプリンタの一例を示していて、同図において、
装置本体としてのプリンタ本体1は、記録紙搬送路、及
び画像形成部を含む第1のプリンタ本体Aと、画像記録
装置の一部を構成しており第1のプリンタ本体Aに対し
回動可能に支持された第2のプリンタ本体Bとからなっ
ている。このプリンタ本体1によって行なわれる記録プ
ロセスのあらましを以下に述べる。 【0009】まず、第1のプリンタ本体Aについて説明
する。図1において、第1のプリンタ本体Aに一部を格
納された給紙トレイ2の底板3上には、記録紙4が束ね
られて積載され、最上位の記録紙が給紙ローラ5によっ
て記録紙分離搬送ローラ対6へ向けて送られる。分離搬
送ローラ対6は上ローラ6aと下ローラ6bからなり、
このうちの下ローラ6bは、記録紙給送方向と反対方向
(矢印方向)に回転するか、または停止状態に保持され
ていて、記録紙が複数枚、給紙トレイ2から送られてし
まったとき、図示矢印方向に回転する上ローラ6aと協
働して、最上位の記録紙のみを分離搬送する。 【0010】記録紙分離搬送ローラ対6によって送られ
る記録紙は、レジストローラ対7の部位に達したあとも
引き続いて送られ、記録紙先端が記録紙先端検知センサ
8の部位に到達した状態で、レジストローラ対7は一
旦、停止し、記録紙もこの移動を停止するようになって
いる。このとき、記録紙分離搬送ローラ対6も停止す
る。なお、給紙ローラ5は、記録紙を所定量給送したの
ち、図示されないクラッチが切れ、空転するようになっ
ている。前述した給紙トレイ2、記録紙分離搬送ローラ
対6及びレジストローラ対7等から給紙部が構成され
る。 【0011】ところで、このプリンタにおいては、第1
のプリンタ本体A内の上部に光学筺9が配備され、この
光学筺9内にはミラー11,12が図1に示す態位に配
設され、これらミラー系の奥部には、図示されない半導
体レーザ光源や、ホロスキャナまたはポリゴン等が配設
されている。このような光学系を備えたプリンタにおい
て、今、ホストマシンからのプリント信号をプリンタが
受けると、先に述べた記録紙搬送系が作動すると共に、
無端ベルトよりなる感光体15が矢印方向に回転を始め
るようになっていて、これに伴ない、先ず、その感光体
表面が帯電チャージャ16により一様に帯電させられ
る。 【0012】一方、上記半導体レーザ光源からは画情報
に対応した信号光が出射し、この信号光は、回転するホ
ロスキャナまたはポリゴンによって走査光に変換され、
この走査光は、ミラー11,12に導びかれてシリンド
リカルレンズ13を通り、一様に帯電させられた感光体
15の表面に投与され、これに伴う露光により、感光体
表面には静電潜像が形成される。符号14は防塵ガラス
を示す。 【0013】このようにして形成された静電潜像は、現
像スリーブ17の表面に担持された一成分現像剤である
トナーにより顕像化される。ところで、記録紙先端が記
録紙先端検知センサ8の部位に至った状態で、記録紙が
一旦、停止することは既に述べたところであるが、この
停止の後、レジストローラ対7は再び回転を始め、この
回転により感光体15へ向けて送られる記録紙の先端
は、転写チャージャ18と対向する転写部において、感
光体上の顕像先端に好機に会合するようになっている。 【0014】次いで、上記転写部において、感光体15
に接しつつ移動する記録紙の上面には、転写チャージャ
18により感光体15上のトナー像が転写され、このあ
と、記録紙先端は自己の腰の強さにより感光体から離
れ、以後、記録紙は、案内部材19,20に案内されつ
つ、定着ユニット22の定着ローラ対23へ向けて送ら
れる。定着ローラ対23は、ローラ23a,23bのう
ちの少なくとも一方のローラ23aに熱源を有し、両ロ
ーラ間を記録紙が通過することにより、記録紙の転写像
は熱定着され、この定着後、剥離爪24によってローラ
23aの表面から剥離されつつ、記録紙は後述する第2
のプリンタ本体Bへ向けて送られる。第2のプリンタ本
体Bでは、記録紙は、表裏を反転されて記録画像面を下
向きにしてプリンタ本体1の上部に排出される。一方、
感光体15の表面に残留するトナーは、クリーニングユ
ニット28のファーブラシ29によって除去され、感光
体は清浄な状態にされ、次の記録に備えられる。前述の
感光体15、光学筺9、後述の現像ユニット47、転写
チャージャ18、クリーニングユニット28等から画像
形成部が構成されている。 【0015】第1のプリンタ本体Aの下部には、コント
ローラ31等が内蔵される。合成樹脂等で一体成形され
る装置本体のベース部32からは遮蔽壁32aが後方斜
め上方に延び出ていて、この遮蔽壁32aや、これに連
なる両側壁(図示されず)等で箱状のものが形成せら
れ、装置本体の底部に空間が形成され、その内部に、電
源ユニット33,プリンタの制御回路基板34,コント
ローラ31およびファン装置35等がそれぞれ格納され
ている。コントローラ31は、先にも述べたように、コ
ード情報を画像信号に変換するものであって、複数枚の
制御基板31a,31b等を有している。 【0016】コントローラ31等を配置された空間の上
方はシールド枠36で、そして制御基板31a,31b
の下方は金属板52でそれぞれ覆われている。金属板5
2は、装置本体の底面にビスによって着脱可能に取り付
けられており、装置本体の底面のうち少なくとも制御基
板31a,31bに対応する部分を構成している。制御
基板31a,31bが空間に配置され、そして金属板5
2で覆われていることにより、信号線が露呈することが
なく、ノイズを発生させたり、あるいは、ノイズを拾う
ことがなくなり、これにより、誤動作の発生を回避する
ことができ、記録装置の信頼性をより向上させることが
できる。また、電源ユニット33とコントローラ31と
はシールド枠36により、互に隔離されている。 【0017】帯電チャージャ16や転写チャージャ18
等の各種のチャージャからは、オゾンが発生するが、こ
のオゾンの、遮蔽壁32aの下位空間への進入は、遮蔽
壁32aによって遮断されている。ファン装置35を働
かせ、空気取入開口37から空気を流入させることによ
り、電源ユニット33やコントローラ31等を空冷でき
るようになっている。この場合、電源ユニット33の側
部33aや、シールド枠36の側部36a等の一部を金
網構造とすることにより、電源ユニット33の内部や、
制御基板31a,31b等を冷却することができる。 【0018】このプリンタにおいては、コントローラ3
1の制御基板31a,31bや制御回路基板34の他
に、光学筺9の上側に、光学系に係る関連プリント基板
38が設けられ、また、図1において第1のプリンタ本
体Aの右側の側部には、文字パターン格納装置39が設
置されている。 【0019】なお、図1において、第1のプリンタ本体
A内の右方に配置された現像ユニット47は、現像容器
48、トナーカートリッジ49、トナー撹拌部材50、
ドクターブレード51、及び現像スリーブ17等から構
成されている。現像ユニット47は、カバー53もろと
も、図1において右方へ、感光体15を主要構成とする
感光体ユニット54と共に、装置外へ取り出せるように
なっている。この状態で、記録紙搬送系から転写チャー
ジャ18の部位に至る領域の上側が開放され、メンテナ
ンスや点検などを容易にしている。この他、第1のプリ
ンタ本体Aでは、給紙トレイ2を装着したままになって
おり、記録紙の補給は、支点55aを中心にしてカバー
55を上方に回動開放して、記録紙を底板3上に滑り込
ませて行なう。 【0020】また、図1において、除電ランプ59およ
び先端が感光体15に接するアースブラシ60を取り付
ける補強ステー62や、帯電チャージャ16のガイドレ
ール64を取り付ける補強ステー63や、転写チャージ
ャ18のガイドレール65などは、図示されない一対の
側板間に横架されて一体的に組み付けられる。コントロ
ーラ31などを取り付けるシールド枠36や金属板52
も、ベース部32の強度確保に寄与している。金属板よ
りなるシールド枠36は、この一部が画像形成装置のア
ース側に接続されており、接地方式の簡素化やその確実
化が図られている。シールド枠36も金属板から形成さ
れていることによって、シールド枠36及び金属板52
によりコントローラ31、すなわち、制御基板31a,
31bが金属板で覆われることになる。 【0021】次に、第2のプリンタ本体Bについて説明
する。本発明では、ジャム紙の除去や機器のメンテナン
スを容易にするために、記録紙排紙路としての排紙路2
5が形成された第2のプリンタ本体、及び定着ユニット
22がそれぞれ回動開放できるようになっている。 【0022】第2のプリンタ本体Bは、排紙路25を形
成する記録紙案内板としての案内板41,42と、記録
紙を排出する排出ローラ対26と、これらが設けられて
いるカバー44と、プリンタ本体1の上部に設けられた
記録紙排出収納部27とから構成されている。排紙路2
5の記録紙受入口は、定着ユニット22に対向して開口
しており、定着後の記録紙を受け入れる。排紙路25の
記録紙排出口は、記録紙排出収納部27に対向して開口
しており、案内板41,42で反転された記録紙を記録
紙排出収納部27に排出する。記録紙排出収納部27
は、記録紙が排出される記録紙排出口の上部から記録紙
が排出される向きに延出して、記録紙排出口の上部を覆
う延出部27aと、記録紙排出口の下部から下方に延び
るストッパ部27bと、このストッパ部の下端に連続し
て、記録紙が排出される向きに対して斜め上方に延びる
傾斜部27cと、この傾斜部27cに対し着脱可能に設
けられる排紙トレイ27dとから構成されている。 【0023】第2のプリンタ本体Bは、この基端側の支
持手段としての軸45を支点にして図1,2に示すよう
に、記録紙受入口が定着ユニット22に対向して開口す
る位置と、記録紙受入口が装置本体の略上方を向いて定
着ユニット22から退避して開口する位置とに開閉自在
に支持されている。第2のプリンタ本体Bの開閉に連動
して、定着ユニット22における定着ローラ対23の相
互のローラ23a,23bの圧接状態が解除される。第
2のプリンタ本体Bの開放により、定着ユニット22
と、カバー44との間は広く開放され、排紙路25付近
でジャムを生じた記録紙を矢印(プリンタ本体1の略上
方)の向きに引き出せば、それが容易に除去される。ま
た、定着ローラ対23の部位でジャムを生じた記録紙を
矢印(プリンタ本体1の略上方)の向きに引き出せば、
それが容易に除去される。なお、排紙トレイ27dを取
り外した状態で、第2のプリンタ本体Bが回動開閉され
る場合もある。 【0024】一方、定着ユニット22も、軸46を支点
にして図3の位置まで反時計方向に回動できるようにな
っていて、この回動により、感光体15と定着ユニット
22との間が広く開放される。この開放状態で、定着ロ
ーラ対23の部位のジャム紙を矢印方向に引き出せば、
これを容易に除去することができる。また、感光体15
の部位のジャム紙も、これを矢印方向に引き出せば、容
易に除去することができる。このようにジャム紙の除去
が容易であることの他、機器のメンテナンスも容易であ
る。このメンテナンスは、第2のプリンタ本体Bや定着
ユニット22を回動させるだけで行なえる。 【0025】 【発明の効果】本願発明によれば、装置本体の重心が下
がり、装置本体の安定性が向上するので、給紙工程や現
像等の作像工程中に発生する機械的振動による影響を低
減できる。その結果、装置本体の振動を低減でき、感光
体への光書込み位置のずれが低減され、感光体への光書
込み位置が正確になり、高品質な記録画像を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す画像記録装置の断面図
である。 【図2】第2のプリンタ本体を開放した状態を示す要部
拡大図である。 【図3】第2のプリンタ本体と定着ユニットとを開放し
た状態を示す要部拡大図である。 【符号の説明】 15 感光体 18 転写チャージャ 22 定着ユニット 28 クリーニングユニット 31 コントローラ 47 現像ユニット 27a 延出部 27b ストッパ部 27c 傾斜部 27d 排紙トレイ
である。 【図2】第2のプリンタ本体を開放した状態を示す要部
拡大図である。 【図3】第2のプリンタ本体と定着ユニットとを開放し
た状態を示す要部拡大図である。 【符号の説明】 15 感光体 18 転写チャージャ 22 定着ユニット 28 クリーニングユニット 31 コントローラ 47 現像ユニット 27a 延出部 27b ストッパ部 27c 傾斜部 27d 排紙トレイ
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フロントページの続き
(72)発明者 横田 隆
東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株
式会社リコー内
(56)参考文献 特開 昭56−85762(JP,A)
実開 昭57−41699(JP,U)
実開 昭57−100296(JP,U)
実開 昭58−158485(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名)
B41J 29/00
B41J 29/12
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.帯電された感光体の表面に、光書込手段によって光
書込みを行って静電潜像を形成し、該静電潜像を顕像化
してトナー像を形成するとともに、このトナー像を記録
紙に転写して画像記録を行う画像形成部と、 前記トナー像を前記記録紙に定着する定着ユニットと、 前記トナー像が定着された前記記録紙を収納する記録紙
排出収納部と、前記画像形成部及び前記定着ユニットを共に格納し、前
記記録紙排出収納部が設けられている装置本体と、 前記感光体と前記光書込手段の下方であって、前記装置
本体の底部に形成された空間に略水平に配置された制御
基板と、 前記制御基板が配置される空間を覆い、前記装置本体の
底面を構成する金属板と、 を有することを特徴とする画像記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6172559A JP2795398B2 (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6172559A JP2795398B2 (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 画像記録装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59026609A Division JPH0825301B2 (ja) | 1984-02-15 | 1984-02-15 | 画像記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07232459A JPH07232459A (ja) | 1995-09-05 |
JP2795398B2 true JP2795398B2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=15944105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6172559A Expired - Lifetime JP2795398B2 (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 画像記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2795398B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4789587B2 (ja) * | 2004-11-12 | 2011-10-12 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52139128A (en) * | 1976-05-17 | 1977-11-19 | Michio Jinno | Treatment of asphalt materials |
JPS52139125A (en) * | 1976-05-17 | 1977-11-19 | Kunizou Hiraoka | Conveyor system for moulding boxes to mould concrete poles etc |
JPS5685762A (en) * | 1979-12-15 | 1981-07-13 | Toshiba Corp | Electrophotographic recorder |
JPS5841313B2 (ja) * | 1980-02-27 | 1983-09-10 | 大日本インキ化学工業株式会社 | 着色されたポリエステル組成物 |
JPH02955Y2 (ja) * | 1980-08-20 | 1990-01-10 | ||
JPS57100296U (ja) * | 1980-12-10 | 1982-06-19 | ||
JPS5841379U (ja) * | 1981-09-14 | 1983-03-18 | 株式会社シマノ | 断熱箱 |
JPS58158485U (ja) * | 1982-04-18 | 1983-10-22 | 日本ケミコン株式会社 | 回路装置 |
-
1994
- 1994-07-25 JP JP6172559A patent/JP2795398B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07232459A (ja) | 1995-09-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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