JP2773144B2 - ズームレンズを備えるカメラ - Google Patents
ズームレンズを備えるカメラInfo
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B17/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B17/02—Bodies
- G03B17/12—Bodies with means for supporting objectives, supplementary lenses, filters, masks, or turrets
- G03B17/14—Bodies with means for supporting objectives, supplementary lenses, filters, masks, or turrets interchangeably
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B7/00—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
- G02B7/28—Systems for automatic generation of focusing signals
- G02B7/282—Autofocusing of zoom lenses
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B7/00—Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
- G03B7/26—Power supplies; Circuitry or arrangement to switch on the power source; Circuitry to check the power source voltage
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ズームレンズを備えるカメラに関するもの
であり、露光間ズーム撮影を行う用途に特に適するもの
である。
であり、露光間ズーム撮影を行う用途に特に適するもの
である。
[従来の技術] 従来、露光中にフォーカス用レンズを移動させてソフ
トフォーカス効果を伴うファンタジックな写真が得られ
るようにしたカメラが市販されている。しかしながら、
この従来例は露光中にズームレンズを移動させるもので
はない。
トフォーカス効果を伴うファンタジックな写真が得られ
るようにしたカメラが市販されている。しかしながら、
この従来例は露光中にズームレンズを移動させるもので
はない。
一方、特開昭61−228426号には、露光間ズーミング操
作部材を操作することで、露光開始と同時にズーミング
を行い、露光間ズーム撮影ができるように制御すること
が提案されている。しかしながら、これは露光開始と同
時にズーミングを行うものであるから、芯の有る写真を
撮影することはできない。
作部材を操作することで、露光開始と同時にズーミング
を行い、露光間ズーム撮影ができるように制御すること
が提案されている。しかしながら、これは露光開始と同
時にズーミングを行うものであるから、芯の有る写真を
撮影することはできない。
[発明が解決しようとする課題] 露光間ズームによる特殊撮影効果を伴う写真を撮るに
は、豊富な知識や経験が必要であり、一般ユーザーの場
合には、露光間ズームの効果が十分に発揮された写真を
失敗なく撮ることは実質的に不可能であった。また、単
に露光開始と同時にズーミングを行えば良いというもの
ではなく、芯の有る写真を撮るためには、露光開始から
所定時間はズーミングせずに、芯になる像を形成した方
が良い。
は、豊富な知識や経験が必要であり、一般ユーザーの場
合には、露光間ズームの効果が十分に発揮された写真を
失敗なく撮ることは実質的に不可能であった。また、単
に露光開始と同時にズーミングを行えば良いというもの
ではなく、芯の有る写真を撮るためには、露光開始から
所定時間はズーミングせずに、芯になる像を形成した方
が良い。
本発明はこのような知見に基づいてなされたものであ
り、その目的とするところは、ズームレンズを備えるカ
メラにおいて、露光間ズームを自動化すると共に、一般
ユーザーでも簡単に芯の有る写真を撮影できるようにす
ることにある。
り、その目的とするところは、ズームレンズを備えるカ
メラにおいて、露光間ズームを自動化すると共に、一般
ユーザーでも簡単に芯の有る写真を撮影できるようにす
ることにある。
[課題を解決するための手段] 本発明にあっては、上記の課題を解決するために、図
1に示すように、焦点距離を変更可能なズームレンズ10
0と、レンズを駆動して前記ズームレンズ100の焦点距離
を変更する駆動手段101と、露出動作を行う露出制御手
段102と、露出期間中において、露出動作開始から所定
の時間経過した後、駆動手段101によりレンズの焦点距
離を変更する制御手段103とから構成され、フラッシュ
撮影時の露出動作開始から駆動開始までの時間は、通常
撮影時の露出動作開始から駆動開始までの時間より短く
設定されることを特徴とするものである。
1に示すように、焦点距離を変更可能なズームレンズ10
0と、レンズを駆動して前記ズームレンズ100の焦点距離
を変更する駆動手段101と、露出動作を行う露出制御手
段102と、露出期間中において、露出動作開始から所定
の時間経過した後、駆動手段101によりレンズの焦点距
離を変更する制御手段103とから構成され、フラッシュ
撮影時の露出動作開始から駆動開始までの時間は、通常
撮影時の露出動作開始から駆動開始までの時間より短く
設定されることを特徴とするものである。
さらに、ズームレンズ100は交換可能とし、カメラに
はレンズのタイプを判別する手段を設けて、駆動手段の
制御をレンズタイプに応じて変更することが好ましい。
この場合において、レンズタイプ判別手段は、レンズが
バリフォーカルレンズか否かを判別し、バリフォーカル
レンズであれば露光時間中の駆動手段の動作を禁止する
ことが好ましい。
はレンズのタイプを判別する手段を設けて、駆動手段の
制御をレンズタイプに応じて変更することが好ましい。
この場合において、レンズタイプ判別手段は、レンズが
バリフォーカルレンズか否かを判別し、バリフォーカル
レンズであれば露光時間中の駆動手段の動作を禁止する
ことが好ましい。
ただし、第1図は本発明の構成を機能的にブロック化
して示した説明図であり、後述の実施例では手段101〜1
03の主要部をマイクロコンピュータ(以下「マイコン」
と呼ぶ)のソフトウェアによって実現している。
して示した説明図であり、後述の実施例では手段101〜1
03の主要部をマイクロコンピュータ(以下「マイコン」
と呼ぶ)のソフトウェアによって実現している。
[作用] 以下、第1図により本発明の作用について説明する。
露光間ズーム撮影を行う場合には、制御手段103により
駆動手段101と露出制御手段102が制御されるものであ
り、まず、露出制御手段102による露出動作が開始さ
れ、シャッター104が開いてフィルム105への露光が行わ
れる。これによりフィルム105には、芯になる像が形成
される。次に、制御手段103は駆動手段101を制御して、
露出期間中において、露出動作開始から所定の時間経過
した後、レンズの焦点距離を変更する。これにより、ズ
ームレンズ100の焦点距離が変化して、露光間ズームの
効果を伴う像が形成される。
露光間ズーム撮影を行う場合には、制御手段103により
駆動手段101と露出制御手段102が制御されるものであ
り、まず、露出制御手段102による露出動作が開始さ
れ、シャッター104が開いてフィルム105への露光が行わ
れる。これによりフィルム105には、芯になる像が形成
される。次に、制御手段103は駆動手段101を制御して、
露出期間中において、露出動作開始から所定の時間経過
した後、レンズの焦点距離を変更する。これにより、ズ
ームレンズ100の焦点距離が変化して、露光間ズームの
効果を伴う像が形成される。
ここで、駆動手段101によるズームレンズ100の焦点距
離の変更方向を選択可能とすれば、ワイド側からテレ側
に露光間ズームを行う場合には、芯になる像の外側に露
光間ズームの効果を伴う像が形成され、また、テレ側か
らワイド側に露光間ズームを行う場合には、芯になる像
の内側に露光間ズームの効果を伴う像が形成され、それ
ぞれ異なる撮影効果を得ることができる。
離の変更方向を選択可能とすれば、ワイド側からテレ側
に露光間ズームを行う場合には、芯になる像の外側に露
光間ズームの効果を伴う像が形成され、また、テレ側か
らワイド側に露光間ズームを行う場合には、芯になる像
の内側に露光間ズームの効果を伴う像が形成され、それ
ぞれ異なる撮影効果を得ることができる。
また、フラッシュ撮影時には通常撮影時よりもレンズ
の駆動開始までの時間を短く設定することにより、芯に
なる像の濃淡を適切に制御することができる。さらに、
ズームレンズ100として、露光間ズームに適さないレン
ズ、例えばズーミングにより焦点がずれるバリフォーカ
ルレンズが装着された場合には、露光時間中の駆動手段
の動作を禁止することにより、露光間ズームの失敗を防
ぐことができる。
の駆動開始までの時間を短く設定することにより、芯に
なる像の濃淡を適切に制御することができる。さらに、
ズームレンズ100として、露光間ズームに適さないレン
ズ、例えばズーミングにより焦点がずれるバリフォーカ
ルレンズが装着された場合には、露光時間中の駆動手段
の動作を禁止することにより、露光間ズームの失敗を防
ぐことができる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について説明する。第2図は
本発明を適用したカメラボディBD、第3図は前記カメラ
ボディBDに装着される交換レンズLEの外観をそれぞれ示
している。以下、各部の名称と機能について説明する。
本発明を適用したカメラボディBD、第3図は前記カメラ
ボディBDに装着される交換レンズLEの外観をそれぞれ示
している。以下、各部の名称と機能について説明する。
1はメインスイッチであり、このメインスイッチ1の
ON時にカメラボディBDは動作可能状態となり、OFF時に
はカメラボディBDは動作不能状態となる。
ON時にカメラボディBDは動作可能状態となり、OFF時に
はカメラボディBDは動作不能状態となる。
2はファンクションキーであり、このファンクション
キー2を押す毎に、交換レンズLEに設けられたレンズキ
ー25による機能が変化する。その機能は、レンズスイッ
チモードLMO2として記憶され、ファンクションキー2を
押す毎に、非作動モード、ALM(AEロックモード)、RLP
M(レリーズ優先モード)、AVSM(絞り設定モード)、
非作動モードの順に切り換わる。ここで、ALM(AEロッ
クモード)が選択されているときには、レンズキー25を
1回押すと、AEロックとなり、レンズキー25をもう1回
押すと、AEロックが解除となる。また、RLPM(レリーズ
優先モード)が選択されているときには、レンズキー25
を押している間はレリーズ優先となる。さらに、AVSM
(絞り設定モード)が選択されているときには、レンズ
キー25を押している間は絞り値Avの設定が可能となる。
ただし、後述のMLM(撮影倍率ロックモード)のときに
は、レンズキー25は撮影倍率ロック及びその解除用のス
イッチとして作用し、WIM(ワイドモード)のときに
は、レンズキー25はワイドズーム及びその解除用のスイ
ッチとして作用する。
キー2を押す毎に、交換レンズLEに設けられたレンズキ
ー25による機能が変化する。その機能は、レンズスイッ
チモードLMO2として記憶され、ファンクションキー2を
押す毎に、非作動モード、ALM(AEロックモード)、RLP
M(レリーズ優先モード)、AVSM(絞り設定モード)、
非作動モードの順に切り換わる。ここで、ALM(AEロッ
クモード)が選択されているときには、レンズキー25を
1回押すと、AEロックとなり、レンズキー25をもう1回
押すと、AEロックが解除となる。また、RLPM(レリーズ
優先モード)が選択されているときには、レンズキー25
を押している間はレリーズ優先となる。さらに、AVSM
(絞り設定モード)が選択されているときには、レンズ
キー25を押している間は絞り値Avの設定が可能となる。
ただし、後述のMLM(撮影倍率ロックモード)のときに
は、レンズキー25は撮影倍率ロック及びその解除用のス
イッチとして作用し、WIM(ワイドモード)のときに
は、レンズキー25はワイドズーム及びその解除用のスイ
ッチとして作用する。
3はモードキーであり、このモードキー3を押す毎に
露出制御モードがプログラムAEモード(Pモード)、絞
り優先AEモード(Aモード)、シャッター速度優先AEモ
ード(Sモード)、マニュアルモード(Mモード)、プ
ログラムAEモード(Pモード)の順に切り換えられる。
露出制御モードがプログラムAEモード(Pモード)、絞
り優先AEモード(Aモード)、シャッター速度優先AEモ
ード(Sモード)、マニュアルモード(Mモード)、プ
ログラムAEモード(Pモード)の順に切り換えられる。
4はシステムリセットキーであり、このシステムリセ
ットキー4が押されると、レンズスイッチモードLMO2は
非作動モード、露出制御モードはPモードとなり、フォ
ーカス用レンズは∞位置に繰り込まれる。また、フォー
カス用レンズの∞位置からの移動量を記憶するための現
在位置レジスタNCRは0にリセットされる。
ットキー4が押されると、レンズスイッチモードLMO2は
非作動モード、露出制御モードはPモードとなり、フォ
ーカス用レンズは∞位置に繰り込まれる。また、フォー
カス用レンズの∞位置からの移動量を記憶するための現
在位置レジスタNCRは0にリセットされる。
5はボディ表示部であり、その表示内容は露出制御モ
ード、レンズモードLMO1、レンズスイッチモードLMO2、
露出時間、絞り値等である。
ード、レンズモードLMO1、レンズスイッチモードLMO2、
露出時間、絞り値等である。
ファインダー内表示部(図示せず)では合焦、焦点検
出不可、露出時間、絞り値、フラッシュ発光等の表示を
行う。
出不可、露出時間、絞り値、フラッシュ発光等の表示を
行う。
6はレリーズボタンであり、1段目の押し込みで後述
の撮影準備スイッチS1がオンされて、測光・露出演算・
AFの各動作が開始する。また、2段目の押し込みで後述
のレリーズスイッチS2がオンされて、露出制御動作が開
始する。
の撮影準備スイッチS1がオンされて、測光・露出演算・
AFの各動作が開始する。また、2段目の押し込みで後述
のレリーズスイッチS2がオンされて、露出制御動作が開
始する。
7はアップ/ダウンレバーであり、左方向にスライド
させると、後述のアップスイッチUPSがONとなり、アッ
プ操作がなされる。また、右方向にスライドさせると、
後述のダウンスイッチDOSがONとなり、ダウン操作がな
される。アップ操作がなされると、Sモードではシャッ
ター速度Tvが+1.0、Aモードでは絞り値Avが+0.5、M
モードではAv選択キー8が押されていなければTvが+1.
0、押されていればAvが+0.5となる。また、ダウン操作
がなされると、SモードではTvが−1.0、AモードではA
vが−0.5、MモードではAv選択キー8が押されてなけれ
ばTvが−1.0、押されていればAvが−0.5となる。
させると、後述のアップスイッチUPSがONとなり、アッ
プ操作がなされる。また、右方向にスライドさせると、
後述のダウンスイッチDOSがONとなり、ダウン操作がな
される。アップ操作がなされると、Sモードではシャッ
ター速度Tvが+1.0、Aモードでは絞り値Avが+0.5、M
モードではAv選択キー8が押されていなければTvが+1.
0、押されていればAvが+0.5となる。また、ダウン操作
がなされると、SモードではTvが−1.0、AモードではA
vが−0.5、MモードではAv選択キー8が押されてなけれ
ばTvが−1.0、押されていればAvが−0.5となる。
8はAv選択キーであり、上述のように、Mモードでこ
のAv選択キー8が押され、アップ/ダウンレバー7が操
作されるとAvが変化する。このAv選択キー8の機能は、
ファンクションキー2によってAVSM(絞り設定モード)
が選択されているときには、レンズキー25により代行で
きる。
のAv選択キー8が押され、アップ/ダウンレバー7が操
作されるとAvが変化する。このAv選択キー8の機能は、
ファンクションキー2によってAVSM(絞り設定モード)
が選択されているときには、レンズキー25により代行で
きる。
9はマウントロック解除釦、10はマウントロックピン
である。マウントロック解除釦9を押すと、マウントロ
ックピン10が退避し、マウントロックが解除され、交換
レンズLEを外すことができる。交換レンズLEが装着さ
れ、マウントロック状態にあれば、後述のレンズロック
スイッチLLSがOFFとなり、それ以外のときにはレンズロ
ックスイッチLLSはONになっている。
である。マウントロック解除釦9を押すと、マウントロ
ックピン10が退避し、マウントロックが解除され、交換
レンズLEを外すことができる。交換レンズLEが装着さ
れ、マウントロック状態にあれば、後述のレンズロック
スイッチLLSがOFFとなり、それ以外のときにはレンズロ
ックスイッチLLSはONになっている。
11は絞り込みレバーであり、カメラボディBDで求めら
れた絞り込み段数分だけ交換レンズLEの絞りを絞り込む
ためのレバーである。
れた絞り込み段数分だけ交換レンズLEの絞りを絞り込む
ためのレバーである。
12はAFカプラーであり、カメラボディBD内のAFモータ
の回転に基づいて回転駆動される。
の回転に基づいて回転駆動される。
13はフラッシュが装着されるホットシューであり、端
子J30〜J37(図示せず)が設けられている。
子J30〜J37(図示せず)が設けられている。
14はレンズモード設定部材(例えばICカード)の装着
部であり、この装着部14に設けられたレバーを矢印で示
す方向に下げると、装着部14の蓋が開き、レンズモード
設定部材が装着できる。レンズモード設定部材には3種
類あり、何も装着してなければ、レンズモードの設定は
なされない。
部であり、この装着部14に設けられたレバーを矢印で示
す方向に下げると、装着部14の蓋が開き、レンズモード
設定部材が装着できる。レンズモード設定部材には3種
類あり、何も装着してなければ、レンズモードの設定は
なされない。
第1の設定部材はAZP(オートズームプログラム)を
設定する部材であり、レンズ側のAZP切換レバー24で4
種類のモードが選択できる。第1のモードAZP1は第51図
に、第2のモードAZP2は第52図に、第3のモードは第53
図に、それぞれ示した焦点距離fと撮影距離Dの関係を
有する。これらの各モードAZP1〜AZP3では、カメラボデ
ィBDで求めた撮影距離Dに基づいて、交換レンズLE内で
第51図〜第53図のグラフに基づく演算を行って焦点距離
fを算出し、その焦点距離fまでレンズを移動させるも
のである。第4のモードはMLM(撮影倍率ロックモー
ド)である。このモードでは、撮影者が所望の撮影倍率
となった時点でレンズキー25を1回押すと、この時点の
撮影倍率がロックされ、以後は撮影距離Dが変化しても
ロックされた撮影倍率となるような焦点距離fが演算に
より算出され、算出された焦点距離fまでレンズが駆動
される。もう1回レンズキー25を押すと、MLM(撮影倍
率ロックモード)は解除となる。
設定する部材であり、レンズ側のAZP切換レバー24で4
種類のモードが選択できる。第1のモードAZP1は第51図
に、第2のモードAZP2は第52図に、第3のモードは第53
図に、それぞれ示した焦点距離fと撮影距離Dの関係を
有する。これらの各モードAZP1〜AZP3では、カメラボデ
ィBDで求めた撮影距離Dに基づいて、交換レンズLE内で
第51図〜第53図のグラフに基づく演算を行って焦点距離
fを算出し、その焦点距離fまでレンズを移動させるも
のである。第4のモードはMLM(撮影倍率ロックモー
ド)である。このモードでは、撮影者が所望の撮影倍率
となった時点でレンズキー25を1回押すと、この時点の
撮影倍率がロックされ、以後は撮影距離Dが変化しても
ロックされた撮影倍率となるような焦点距離fが演算に
より算出され、算出された焦点距離fまでレンズが駆動
される。もう1回レンズキー25を押すと、MLM(撮影倍
率ロックモード)は解除となる。
第2の設定部材はWIN(ワイドモード)を設定する部
材であり、この部材が装着されているときに、レンズキ
ー25を1回押すとレンズは最もワイド端に移行し、被写
体の周囲も確認できる状態となる。さらに、焦点検出が
不可能なときにも、ワイド端になることで、検出範囲の
視野が広がり、検出範囲内のコントラストが増して検出
し易くなる。これは例えばテレ端が300〜600mmという、
望遠ズームレンズのときに有効である。そして、レンズ
キー25をもう1回押すとレンズは元の焦点距離に戻る。
材であり、この部材が装着されているときに、レンズキ
ー25を1回押すとレンズは最もワイド端に移行し、被写
体の周囲も確認できる状態となる。さらに、焦点検出が
不可能なときにも、ワイド端になることで、検出範囲の
視野が広がり、検出範囲内のコントラストが増して検出
し易くなる。これは例えばテレ端が300〜600mmという、
望遠ズームレンズのときに有効である。そして、レンズ
キー25をもう1回押すとレンズは元の焦点距離に戻る。
第3の設定部材は、EXZM(露光間ズームモード)を設
定する部材である。この部材が装着されると、フィルム
への実際の露光が行われている間にレンズはワイド端か
らテレ端に向かって移動することで露光間ズームという
特殊効果のある撮影が行える。なお、実施例ではズーミ
ングによって撮影距離の変化するバリフォーカルレンズ
の場合には、EXZM設定部材が装着されていても露光間ズ
ーム動作が行われないようにしているが、バリフォーカ
ルレンズの場合には、ワイド端にて焦点調整を行い、露
光中にワイド端からテレ端に向けてレンズを移動させる
ようにしてもよい。このようにすれば、ワイド端で合焦
した被写体が核になって、徐々にピントがずれてしかも
大きくなっていくような態様で被写体を記録することが
できる。なお、各設定部材はマイコンを内蔵したカード
(ICカード)を用いて構成されることが一般的である
が、導電パターンをプリントした基板を用いてもよい。
定する部材である。この部材が装着されると、フィルム
への実際の露光が行われている間にレンズはワイド端か
らテレ端に向かって移動することで露光間ズームという
特殊効果のある撮影が行える。なお、実施例ではズーミ
ングによって撮影距離の変化するバリフォーカルレンズ
の場合には、EXZM設定部材が装着されていても露光間ズ
ーム動作が行われないようにしているが、バリフォーカ
ルレンズの場合には、ワイド端にて焦点調整を行い、露
光中にワイド端からテレ端に向けてレンズを移動させる
ようにしてもよい。このようにすれば、ワイド端で合焦
した被写体が核になって、徐々にピントがずれてしかも
大きくなっていくような態様で被写体を記録することが
できる。なお、各設定部材はマイコンを内蔵したカード
(ICカード)を用いて構成されることが一般的である
が、導電パターンをプリントした基板を用いてもよい。
カメラボディに交換レンズLEを装着すると、マウント
ロックピン10がマウントロック溝22に係合し、ボディ側
のAFカプラー12の凸部がレンズ側のAFカプラー21の凹部
に係合し、ボディ側のAFモータの回転がAFカプラー12,2
1を介してレンズ側に伝わり、フォーカス用レンズが移
動して撮影距離の調整が行われる。さらにレンズ側の端
子J1〜J8がボディ側の端子J11〜J18と接続される。ま
た、絞り込みレバー11がレンズ側の絞り込みレバー20と
係合し、ボディ側の絞り込みレバー11の移動分だけレン
ズ側の絞り込みレバー20が追従して移動し、絞り開口が
絞り込みレバー11,20の移動分に対応する値に制御され
る。
ロックピン10がマウントロック溝22に係合し、ボディ側
のAFカプラー12の凸部がレンズ側のAFカプラー21の凹部
に係合し、ボディ側のAFモータの回転がAFカプラー12,2
1を介してレンズ側に伝わり、フォーカス用レンズが移
動して撮影距離の調整が行われる。さらにレンズ側の端
子J1〜J8がボディ側の端子J11〜J18と接続される。ま
た、絞り込みレバー11がレンズ側の絞り込みレバー20と
係合し、ボディ側の絞り込みレバー11の移動分だけレン
ズ側の絞り込みレバー20が追従して移動し、絞り開口が
絞り込みレバー11,20の移動分に対応する値に制御され
る。
23はP/M選択レバーであり、ズーミングをボディから
の電源に基づいてレンズ内のモータにより行うときはPZ
OOM(パワーズーム)を表示する位置(図示された“P"
の文字が露出する位置)に設定する。このPZOOM(パワ
ーズーム)のときには、レンズのテレキー26、ワイドキ
ー27の操作によって焦点距離をテレ方向、ワイド方向に
それぞれズームモータを利用して移動させることができ
る。さらに、AZP(オートズームプログラム)、WIM(ワ
イドモード)、EXZM(露光間ズームモード)の各レンズ
モードによる撮影も可能となる。また、マニュアルズー
ムを表示する位置(図示しない“M"を表示する位置)に
P/M選択レバー23を設定すると、パワーズームの動作は
行われず、ズームリング29によって手動でズーミングが
行われる。マニュアルズームになっているときに、AZ
P、WIN、EXZMの各レンズモードが設定されると、レンズ
表示部28で警告が行われる。
の電源に基づいてレンズ内のモータにより行うときはPZ
OOM(パワーズーム)を表示する位置(図示された“P"
の文字が露出する位置)に設定する。このPZOOM(パワ
ーズーム)のときには、レンズのテレキー26、ワイドキ
ー27の操作によって焦点距離をテレ方向、ワイド方向に
それぞれズームモータを利用して移動させることができ
る。さらに、AZP(オートズームプログラム)、WIM(ワ
イドモード)、EXZM(露光間ズームモード)の各レンズ
モードによる撮影も可能となる。また、マニュアルズー
ムを表示する位置(図示しない“M"を表示する位置)に
P/M選択レバー23を設定すると、パワーズームの動作は
行われず、ズームリング29によって手動でズーミングが
行われる。マニュアルズームになっているときに、AZ
P、WIN、EXZMの各レンズモードが設定されると、レンズ
表示部28で警告が行われる。
28はレンズ表示部であり、レンズモードLMO1、レンズ
スイッチモードLMO2、焦点距離f、撮影距離D、MLM
(撮影倍率ロックモード)時のロックした倍率βLを表
示する。
スイッチモードLMO2、焦点距離f、撮影距離D、MLM
(撮影倍率ロックモード)時のロックした倍率βLを表
示する。
25はレンズキーであり、その機能については上述した
通りである。
通りである。
24はAZP切換キーであり、AZP(オートズームプログラ
ム)の設定部材が装着されているときに、4種類のモー
ドAZP1,AZP2,AZP3,MLMを切り換えるものである。
ム)の設定部材が装着されているときに、4種類のモー
ドAZP1,AZP2,AZP3,MLMを切り換えるものである。
第4図乃至第6図はこの発明を適用したカメラシステ
ム全体の回路図である。第4図に示すBDCはカメラボデ
ィ内の回路、第5図に示すLECは交換レンズ内の回路、
第6図に示すFLCはフラッシュ内の回路である。
ム全体の回路図である。第4図に示すBDCはカメラボデ
ィ内の回路、第5図に示すLECは交換レンズ内の回路、
第6図に示すFLCはフラッシュ内の回路である。
S1はレリーズボタン6の1段目の押し下げでONされる
撮影準備スイッチである。
撮影準備スイッチである。
S2はレリーズボタン6の2段目の押し下げでONされる
レリーズスイッチである。
レリーズスイッチである。
S4は露出完了でON、巻き上げ完了でOFFされるリセッ
トスイッチである。
トスイッチである。
ALSはAEロックキー(図示せず)の押し込みの間ONさ
れるAEロックスイッチである。
れるAEロックスイッチである。
SYSはシステムリセットキー4の押し込みの間ONされ
るシステムリセットスイッチである。
るシステムリセットスイッチである。
MOSはモードキー3の押し込みの間ONされるモードス
イッチである。
イッチである。
UPSはアップ/ダウンレバー7を左方向にスライドさ
せるとONされるアップスイッチである。
せるとONされるアップスイッチである。
DOSはアップ/ダウンレバー7を右方向にスライドさ
せるとONされるダウンスイッチである。
せるとONされるダウンスイッチである。
MASはAv選択キー8を押すとONされるマニュアルAvス
イッチであり、マニュアルモードで絞り値Avを設定する
ときに使用される。
イッチであり、マニュアルモードで絞り値Avを設定する
ときに使用される。
FUSはファンクションキー2を押すとONされるファン
クションスイッチである。
クションスイッチである。
LLSは交換レンズLEがカメラボディBDに装着され、マ
ウントロックされたときだけOFFとなるレンズロックス
イッチである。
ウントロックされたときだけOFFとなるレンズロックス
イッチである。
PWSはメインスイッチ1がON位置にあるときにONとな
り、OFF位置にあるときにOFFとなるパワースイッチであ
る。
り、OFF位置にあるときにOFFとなるパワースイッチであ
る。
PG1,PG2はパワースイッチPWS又はレンズロックスイッ
チLLSがONからOFFへ又はOFFからONへ変化する毎に“Lo
w"レベルのパルスを出力するパルス発生器である。これ
らの出力はANDゲートAN4を介してボディ内マイコンCPUB
の無条件割込端子NMI(Non Maskable Interrupt)に割
込信号として入力される。パワースイッチPWSがONのと
きだけ、バッファBF5が能動化される。スイッチS1,ALS,
SYS,MOS,UPS,DOS,FUS及びバッファBF2の出力がアンドゲ
ートAN1及びバッファBF5を介して割込端子INTAに入力さ
れているので、パワースイッチPWSがONのときにこれら
のスイッチがONになるか、バッファBF2の出力が“Low"
レベルになると、ボディ内マイコンCPUBに割込がかか
る。
チLLSがONからOFFへ又はOFFからONへ変化する毎に“Lo
w"レベルのパルスを出力するパルス発生器である。これ
らの出力はANDゲートAN4を介してボディ内マイコンCPUB
の無条件割込端子NMI(Non Maskable Interrupt)に割
込信号として入力される。パワースイッチPWSがONのと
きだけ、バッファBF5が能動化される。スイッチS1,ALS,
SYS,MOS,UPS,DOS,FUS及びバッファBF2の出力がアンドゲ
ートAN1及びバッファBF5を介して割込端子INTAに入力さ
れているので、パワースイッチPWSがONのときにこれら
のスイッチがONになるか、バッファBF2の出力が“Low"
レベルになると、ボディ内マイコンCPUBに割込がかか
る。
DOCはレンズモード設定部材の装着部14に装着される
設定部材であり、AZP又はWIM又はEXZMの各レンズモード
を示す信号を出力する。
設定部材であり、AZP又はWIM又はEXZMの各レンズモード
を示す信号を出力する。
DD1はボディ内昇圧回路であり、ボディ内電源制御信
号PWCBが“Low"レベルのときに昇圧動作を行う。VHは焦
点検出用受光回路FDCの電源となる高電圧(例えば12ボ
ルト)、VLは主にアナログ回路の電源となる低電圧(例
えば6ボルト)である。
号PWCBが“Low"レベルのときに昇圧動作を行う。VHは焦
点検出用受光回路FDCの電源となる高電圧(例えば12ボ
ルト)、VLは主にアナログ回路の電源となる低電圧(例
えば6ボルト)である。
CVG1はボディ内定電圧源であり、ボディ内マイコンCP
UB等のディジタル回路を駆動するための定電圧Vc(例え
ば6ボルト)を出力する。
UB等のディジタル回路を駆動するための定電圧Vc(例え
ば6ボルト)を出力する。
EBは電源電池である。直接の出力Voは大負荷の電源と
なる。トランジスタBT1は、レンズ内電源制御信号PWCL1
が“Low"レベルのときに、電源電池EBの出力Voをレンズ
用の高電圧VLEHとして端子J11,J1を介して交換レンズ内
のズームモータMO3の電源として供給する。トランジス
タBT2は、レンズ内電源制御信号PWCL2が“Low"レベルの
ときに、定電圧源CVG1の出力Vcをレンズ用の低電圧VLEL
として端子J12,J2を介して交換レンズ内の回路の電源と
して供給する。
なる。トランジスタBT1は、レンズ内電源制御信号PWCL1
が“Low"レベルのときに、電源電池EBの出力Voをレンズ
用の高電圧VLEHとして端子J11,J1を介して交換レンズ内
のズームモータMO3の電源として供給する。トランジス
タBT2は、レンズ内電源制御信号PWCL2が“Low"レベルの
ときに、定電圧源CVG1の出力Vcをレンズ用の低電圧VLEL
として端子J12,J2を介して交換レンズ内の回路の電源と
して供給する。
G1は低消費電力部のグランドラインであり、レンズと
ボディの間は端子J17,J7を介して接続されている。ボデ
ィ内ではアナログ部とディジタル部は別々のグランドラ
インにする必要があるが、図面では一本で示してある。
ボディの間は端子J17,J7を介して接続されている。ボデ
ィ内ではアナログ部とディジタル部は別々のグランドラ
インにする必要があるが、図面では一本で示してある。
G2は大消費電力部のグランドラインであり、レンズと
ボディの間は端子J18,J8を介して接続され、フラッシュ
とボディの間は端子J37,J27を介して接続されている。
ボディの間は端子J18,J8を介して接続され、フラッシュ
とボディの間は端子J37,J27を介して接続されている。
BCCはバッテリーチェック回路であり、ポートP27が
“Low"レベルとなったときに電池出力Voの電圧を判定す
る。
“Low"レベルとなったときに電池出力Voの電圧を判定す
る。
V0≧V1のときは、無条件の正常状態と判定され、AFモ
ータMO2とズームモータMO3は同時動作可能となる。この
とき、ポートP1,P2,P3は全て“High"レベルとなる。
ータMO2とズームモータMO3は同時動作可能となる。この
とき、ポートP1,P2,P3は全て“High"レベルとなる。
V1>V0≧V2のときは、条件付きの正常状態と判定さ
れ、AFモータMO2とズームモータMO3の同時動作は不可と
される。このとき、ポートP1は“Low"レベル、ポート
P2,P3は“High"レベルとなる。
れ、AFモータMO2とズームモータMO3の同時動作は不可と
される。このとき、ポートP1は“Low"レベル、ポート
P2,P3は“High"レベルとなる。
V2>V0≧V3のときは、第1の警告状態と判定され、AF
モータMO2とズームモータMO3の同時動作は不可とされ
る。このとき、ポートP1,P2は“Low"レベル、ポートP3
は“High"レベルとなる。
モータMO2とズームモータMO3の同時動作は不可とされ
る。このとき、ポートP1,P2は“Low"レベル、ポートP3
は“High"レベルとなる。
V3>V0のときは、第2の警告状態とされ、動作禁止状
態となる。このとき、ポートP1,P2,P3は全て“Low"レベ
ルとなる。
態となる。このとき、ポートP1,P2,P3は全て“Low"レベ
ルとなる。
REBはボディ内マイコンCPUBのリセット端子であり、
電池EBを装着した時に、抵抗とコンデンサによる“Low"
レベルのパルスをリセット信号として受け取り、ボディ
内マイコンCPUBのリセット動作を行う。
電池EBを装着した時に、抵抗とコンデンサによる“Low"
レベルのパルスをリセット信号として受け取り、ボディ
内マイコンCPUBのリセット動作を行う。
FDCは焦点検出用受光回路であり、焦点検出用CCDと、
CCDの駆動回路と、CCDの出力を処理しA/D変換してボデ
ィ内マイコンCPUBに供給する回路とが設けられており、
データバスDB1を介してボディ内マイコンCPUBと接続さ
れている。また、受光部の電荷蓄積(積分)が終了する
と、ボディ内マイコンCPUBの割込端子INTBに“Low"レベ
ルのパルスを入力する。
CCDの駆動回路と、CCDの出力を処理しA/D変換してボデ
ィ内マイコンCPUBに供給する回路とが設けられており、
データバスDB1を介してボディ内マイコンCPUBと接続さ
れている。また、受光部の電荷蓄積(積分)が終了する
と、ボディ内マイコンCPUBの割込端子INTBに“Low"レベ
ルのパルスを入力する。
MO2はAFモータ、DR1はそのドライバーであり、ポート
P16,P17によって正転・逆転・停止が制御される。
P16,P17によって正転・逆転・停止が制御される。
ENCはエンコーダであり、ポートP18が“Low"レベルの
ときはAFモータMO2の回転をモニターし、検出したパル
スをカウンタ入力端子CNTに出力し、ポートP18が“Hig
h"レベルのときは絞り込みレバー11の移動をモニター
し、検出したパルスをカウンタ入力端子CNTに出力す
る。
ときはAFモータMO2の回転をモニターし、検出したパル
スをカウンタ入力端子CNTに出力し、ポートP18が“Hig
h"レベルのときは絞り込みレバー11の移動をモニター
し、検出したパルスをカウンタ入力端子CNTに出力す
る。
MO1はフィルム巻き上げと露出制御機構のチャージ用
モータである。また、Mg1はレリーズマグネット、Mg2は
絞り込み停止用マグネット(ApMg)、Mg3は先幕走行開
始用マグネット(1CMg)、Mg4は後幕走行開始用マグネ
ット(2CMg)である。
モータである。また、Mg1はレリーズマグネット、Mg2は
絞り込み停止用マグネット(ApMg)、Mg3は先幕走行開
始用マグネット(1CMg)、Mg4は後幕走行開始用マグネ
ット(2CMg)である。
これらは、すべてコンビネーションマグネットでパル
ス駆動される。DEDRはチャージ用モータMO1及びマグネ
ットMg1〜Mg4をデータバスDB2からのデータに基づいて
駆動するデコーダドライバである。
ス駆動される。DEDRはチャージ用モータMO1及びマグネ
ットMg1〜Mg4をデータバスDB2からのデータに基づいて
駆動するデコーダドライバである。
FLCCはフラッシュの発光量制御用のダイレクト測光回
路であり、その受光部はフィルム面からの反射光を受光
する位置に配されている。このダイレクト測光回路FLCC
はフラッシュの発光開始と同期して端子J21,J31から送
られてくる積分開始信号INSTAで受光部の積分を開始す
る。ボディ内マイコンCPUBから測光インターフェイスLM
IFに送られ、D/A変換されてダイレクト測光回路FLCCに
入力された調光レベルに対応するアナログ値ANOまで受
光部の積分がなされると、ダイレクト測光回路FLCCは端
子J30,J20を介して発光停止信号FSTPをフラッシュに送
る。
路であり、その受光部はフィルム面からの反射光を受光
する位置に配されている。このダイレクト測光回路FLCC
はフラッシュの発光開始と同期して端子J21,J31から送
られてくる積分開始信号INSTAで受光部の積分を開始す
る。ボディ内マイコンCPUBから測光インターフェイスLM
IFに送られ、D/A変換されてダイレクト測光回路FLCCに
入力された調光レベルに対応するアナログ値ANOまで受
光部の積分がなされると、ダイレクト測光回路FLCCは端
子J30,J20を介して発光停止信号FSTPをフラッシュに送
る。
LMCはファインダー光路中に設けられた多分割測光回
路であり、測光インターフェイスLMIFからの選択信号に
応じて各測光部のアナログ信号を測光インターフェイス
LMIFに出力する。
路であり、測光インターフェイスLMIFからの選択信号に
応じて各測光部のアナログ信号を測光インターフェイス
LMIFに出力する。
LMIFは測光インターフェースであり、ボディ内マイコ
ンCPUBからの調光レベル信号を入力し、D/A変換してフ
ラッシュ発光制御用のダイレクト測光回路FLCCへアナロ
グ値ANOとして出力したり、多分割測光回路LMCにおける
測光部を選択したり、選択された測光出力をA/D変換
し、ボディ内マイコンCPUBへ送信したりする可能を有す
る。
ンCPUBからの調光レベル信号を入力し、D/A変換してフ
ラッシュ発光制御用のダイレクト測光回路FLCCへアナロ
グ値ANOとして出力したり、多分割測光回路LMCにおける
測光部を選択したり、選択された測光出力をA/D変換
し、ボディ内マイコンCPUBへ送信したりする可能を有す
る。
ISDはフィルム容器に設けられたISO感度のデータを出
力するフィルム感度出力部である。
力するフィルム感度出力部である。
DSP1はボディ内表示回路であり、ボディ内マイコンCP
UBからのデータに応じて、第2図に示すレンズ表示部5
とファインダー内表示部(図示せず)の表示を行うと共
に、フィルム感度出力部ISDからのデータをボディ内マ
イコンCPUBに送る機能を有する。
UBからのデータに応じて、第2図に示すレンズ表示部5
とファインダー内表示部(図示せず)の表示を行うと共
に、フィルム感度出力部ISDからのデータをボディ内マ
イコンCPUBに送る機能を有する。
測光インターフェースLMIF及びボディ内表示回路DSP1
とボディ内マイコンCPUBとはシリアル入力SIN、シリア
ル出力SOUT、シリアルクロックSCKの各信号ラインを介
してシリアルにデータ授受を行う。そして、ボディ内マ
イコンCPUBとの交信対象はボディセレクト信号CSBが“L
ow"レベルのときに、測光インターフェースLMIFが選択
され、ディスプレイセレクト信号CSDが“Low"レベルの
ときに、表示回路CSP1が選択される。さらに、3本のシ
リアル交信用の信号ラインSIN,SOUT,SCKは交換レンズと
は端子J5,J15;J14,J4;J16,J6を介して、フラッシュとは
J24,J34;J23,J33;J25,J35を介して接続されている。そ
して、レンズを交信対象に指定するときには、レンズセ
レクト信号CSLを“Low"レベルとするものであり、この
信号は端子J3,J13を介してレンズに伝達される。また、
フラッシュを交信対象に指定するときには、フラッシュ
セレクト信号CSFを“Low"レベルとするものであり、こ
の信号は端子J36,J26を介してフラッシュに伝達され
る。
とボディ内マイコンCPUBとはシリアル入力SIN、シリア
ル出力SOUT、シリアルクロックSCKの各信号ラインを介
してシリアルにデータ授受を行う。そして、ボディ内マ
イコンCPUBとの交信対象はボディセレクト信号CSBが“L
ow"レベルのときに、測光インターフェースLMIFが選択
され、ディスプレイセレクト信号CSDが“Low"レベルの
ときに、表示回路CSP1が選択される。さらに、3本のシ
リアル交信用の信号ラインSIN,SOUT,SCKは交換レンズと
は端子J5,J15;J14,J4;J16,J6を介して、フラッシュとは
J24,J34;J23,J33;J25,J35を介して接続されている。そ
して、レンズを交信対象に指定するときには、レンズセ
レクト信号CSLを“Low"レベルとするものであり、この
信号は端子J3,J13を介してレンズに伝達される。また、
フラッシュを交信対象に指定するときには、フラッシュ
セレクト信号CSFを“Low"レベルとするものであり、こ
の信号は端子J36,J26を介してフラッシュに伝達され
る。
交換レンズとボディ間の端子J13,J3を介して接続され
ている信号ラインLBLは、双方向の信号ラインとなって
いる。ボディ内マイコンCPUBのポートP22が“High"レベ
ルでレンズ内マイコンCPULのポートP36が“High"レベル
のときはバッファBF1,BF3が能動化されて、レンズセレ
クト信号CSLが“Low"レベルとなる信号がボディ内マイ
コンCPUBからレンズ内マイコンCPULに伝達され、レンズ
内マイコンCPULの割込端子INT1に割込信号が入力され、
レンズ内マイコンCPULが起動されるとともにボディとの
交信対象として交換レンズが指定される。一方、ボディ
内マイコンCPUBのポートP22が“Low"レベル、レンズ内
マイコンCPULのポートP36が“Low"レベルのときは、バ
ッファBF2,BF4が能動化されて、レンズ内マイコンCPUL
のポートP35が“Low"レベルとなったときに、この信号
が信号ラインLBL、アンドゲートAN1、バッファBF5を介
してボディ内CPUBの割込端子INTAに入力され、交換レン
ズのレンズキー25、テレキー26、ワイドキー27の各操作
でボディ内マイコンCPUBが起動されるものである。
ている信号ラインLBLは、双方向の信号ラインとなって
いる。ボディ内マイコンCPUBのポートP22が“High"レベ
ルでレンズ内マイコンCPULのポートP36が“High"レベル
のときはバッファBF1,BF3が能動化されて、レンズセレ
クト信号CSLが“Low"レベルとなる信号がボディ内マイ
コンCPUBからレンズ内マイコンCPULに伝達され、レンズ
内マイコンCPULの割込端子INT1に割込信号が入力され、
レンズ内マイコンCPULが起動されるとともにボディとの
交信対象として交換レンズが指定される。一方、ボディ
内マイコンCPUBのポートP22が“Low"レベル、レンズ内
マイコンCPULのポートP36が“Low"レベルのときは、バ
ッファBF2,BF4が能動化されて、レンズ内マイコンCPUL
のポートP35が“Low"レベルとなったときに、この信号
が信号ラインLBL、アンドゲートAN1、バッファBF5を介
してボディ内CPUBの割込端子INTAに入力され、交換レン
ズのレンズキー25、テレキー26、ワイドキー27の各操作
でボディ内マイコンCPUBが起動されるものである。
SXはシャッター先幕(1C)の走行完了でONするシンク
ロスイッチであり、端子J32,J22を介してフラッシュに
発光開始信号として伝達される。
ロスイッチであり、端子J32,J22を介してフラッシュに
発光開始信号として伝達される。
次に、レンズ内回路LEC(第5図参照)について説明
する。
する。
LMSはAZP切換レバー24がスライドされるとONされるレ
ンズモードスイッチである。
ンズモードスイッチである。
LESはレンズキー25が押されるとONされるレンズスイ
ッチである。
ッチである。
TeSはテレキー26が押されるとONされるテレスイッチ
である。
である。
WiSはワイドキー27が押されるとONされるワイドスイ
ッチである。
ッチである。
これらのスイッチLMS,LES,TeS,WiSがONされると、ア
ンド回路AN2を介してレンズ内マイコンCPULの割込端子I
NT0に割込信号が入力されて、レンズ内マイコンCPULが
起動される。
ンド回路AN2を介してレンズ内マイコンCPULの割込端子I
NT0に割込信号が入力されて、レンズ内マイコンCPULが
起動される。
FENはズーム位置に対応するデータを出力するための
コード板である。
コード板である。
DSP2はレンズ表示部28にレンズ内マイコンCPULからの
データに基づく表示を行うレンズ内表示回路である。
データに基づく表示を行うレンズ内表示回路である。
MO3はズームモータ、DR2はそのドライバであり、ポー
トP37,P38からの出力で正転・逆転・停止が制御され
る。ドライバDR2の電源が供給されているか否かは、電
圧分割用の抵抗とポートP39を介してレンズ内マイコンC
PULによってモニターされる。
トP37,P38からの出力で正転・逆転・停止が制御され
る。ドライバDR2の電源が供給されているか否かは、電
圧分割用の抵抗とポートP39を介してレンズ内マイコンC
PULによってモニターされる。
AMFSはパワーズームとマニュアルズームを切り換える
P/M選択レバーに連動した切換スイッチであり、P位置
ではパワーズーム、M位置ではマニュアルズームが選択
される。
P/M選択レバーに連動した切換スイッチであり、P位置
ではパワーズーム、M位置ではマニュアルズームが選択
される。
RELはレンズ内マイコンCPULのリセット端子であり、
端子J12,J2を介してボディからレンズ用の低電圧VLELが
供給されたときに、抵抗とコンデンサによる“Low"レベ
ルのパルスをリセット信号として受け取り、レンズ内マ
イコンCPULのリセット動作を行う。
端子J12,J2を介してボディからレンズ用の低電圧VLELが
供給されたときに、抵抗とコンデンサによる“Low"レベ
ルのパルスをリセット信号として受け取り、レンズ内マ
イコンCPULのリセット動作を行う。
レンズ用の低電圧VLELは交換レンズがボディに装着さ
れている間は給電される。一方、レンズ用の高電圧VLEH
はパワーズームを行うときにのみ給電される。
れている間は給電される。一方、レンズ用の高電圧VLEH
はパワーズームを行うときにのみ給電される。
次に、フラッシュ内回路FLC(第6図参照)について
説明する。
説明する。
EFはフラッシュ用の電源電池である。
DDFはフラッシュ内昇圧回路であり、ポートP57が“Lo
w"レベルのときに動作する。
w"レベルのときに動作する。
CVGFはフラッシュ内定電圧源であり、フラッシュ用の
電源電池EFから定電圧を発生し、フラッシュ回路FLC内
の低消費電力部の電源を供給している。
電源電池EFから定電圧を発生し、フラッシュ回路FLC内
の低消費電力部の電源を供給している。
MO5はフラッシュ照射範囲変更用のモータ、DR4はその
ドライバであり、ポートP53,P58により正転・逆転・停
止が制御される。
ドライバであり、ポートP53,P58により正転・逆転・停
止が制御される。
ZPCは前記モータMO5によって駆動されるフラッシュ照
射範囲変更部材の位置データを出力するためのコード板
である。
射範囲変更部材の位置データを出力するためのコード板
である。
DSP3はフラッシュ内表示回路であり、フラッシュの発
光/非発光、連動範囲、充電完了、調光OK、照射範囲を
表示する。
光/非発光、連動範囲、充電完了、調光OK、照射範囲を
表示する。
MCはメインコンデンサであり、フラッシュ発光用のエ
ネルギーを蓄積する。
ネルギーを蓄積する。
FLは発光部であり、メインコンデンサMCの充電電圧が
所定値(例えば300ボルト)に達すると、充電完了信号C
HCが“High"レベルとなって、この信号がフラッシュ内
マイコンCPUFのポートP50に伝達される。端子J32,J22を
介してシンクロスイッチSXのON信号が伝わると、発光部
FLによりフラッシュ発光が開始され、積分開始信号INST
Aが端子J21,J31を介してボディのダイレクト測光回路FL
CCに伝達される。フラッシュ内マイコンCPUFのポートP
52からはフラッシュ発光を行わせるときだけ“Low"レベ
ルとなるフラッシュイネイブル信号FLENが発光部FLに与
えられる。ボディ内のフラッシュ発光制御用のダイレク
ト測光回路FLCCから発光停止信号FSTPが端子J30,J20を
介して発光部FLに入力されと、発光部FLはフラッシュ発
光を停止し、フラッシュ表示制御信号FDCを一定時間“H
igh"レベルとして、フラッシュ内表示回路DSP3にて調光
OKを表示させる。FMSはフラッシュの発光/非発光を切
り換えるフラッシュメインスイッチである。このフラッ
シュメインスイッチFMSがONからOFFへ又はOFFからONへ
と切り換わる毎にパルス発生器PG3から“Low"レベルの
パルスが出力され、フラッシュ内マイコンCPUFの割込端
子INTαに割込信号が入力される。また、ボディ内マイ
コンCPUBのポートP23から端子J36,J26を介して“Low"レ
ベルのフラッシュセレクト信号CSFが入力されると、割
込端子INTβに割込信号が入力される。なお、フラッシ
ュ内マイコンCPUFのポートP56はフラッシュセレクト信
号CSFにより、ボディデータ入力モードとフラッシュデ
ータ出力モードを判別するものである。
所定値(例えば300ボルト)に達すると、充電完了信号C
HCが“High"レベルとなって、この信号がフラッシュ内
マイコンCPUFのポートP50に伝達される。端子J32,J22を
介してシンクロスイッチSXのON信号が伝わると、発光部
FLによりフラッシュ発光が開始され、積分開始信号INST
Aが端子J21,J31を介してボディのダイレクト測光回路FL
CCに伝達される。フラッシュ内マイコンCPUFのポートP
52からはフラッシュ発光を行わせるときだけ“Low"レベ
ルとなるフラッシュイネイブル信号FLENが発光部FLに与
えられる。ボディ内のフラッシュ発光制御用のダイレク
ト測光回路FLCCから発光停止信号FSTPが端子J30,J20を
介して発光部FLに入力されと、発光部FLはフラッシュ発
光を停止し、フラッシュ表示制御信号FDCを一定時間“H
igh"レベルとして、フラッシュ内表示回路DSP3にて調光
OKを表示させる。FMSはフラッシュの発光/非発光を切
り換えるフラッシュメインスイッチである。このフラッ
シュメインスイッチFMSがONからOFFへ又はOFFからONへ
と切り換わる毎にパルス発生器PG3から“Low"レベルの
パルスが出力され、フラッシュ内マイコンCPUFの割込端
子INTαに割込信号が入力される。また、ボディ内マイ
コンCPUBのポートP23から端子J36,J26を介して“Low"レ
ベルのフラッシュセレクト信号CSFが入力されると、割
込端子INTβに割込信号が入力される。なお、フラッシ
ュ内マイコンCPUFのポートP56はフラッシュセレクト信
号CSFにより、ボディデータ入力モードとフラッシュデ
ータ出力モードを判別するものである。
以上で、本発明が適用されるカメラシステムのハード
ウェア構成についての説明を終了し、次にソフトウェア
構成についてフローチャート(第7図〜第49図)を参照
しながら説明する。
ウェア構成についての説明を終了し、次にソフトウェア
構成についてフローチャート(第7図〜第49図)を参照
しながら説明する。
まず、ボディに電源電池EBが装着されたときには、ボ
ディ内マイコンCPUBのリセット端子REBにリセット信号
が入力され、第7図に示すリセットルーチンが実行され
る。リセットルーチンでは、初めに、ポート、レジス
タ、フラグをリセットする(#1)。次にボディ内電源
制御信号PWCBを“Low"レベルとしてボディ内昇圧回路DD
1を動作させ、ボディ内の高電圧VH及び低電圧VLの給電
を開始させる(#2)。そして、バッテリーチェックの
サブルーチン(以下「BCルーチン」と称する)を実行す
る(SUB1)。
ディ内マイコンCPUBのリセット端子REBにリセット信号
が入力され、第7図に示すリセットルーチンが実行され
る。リセットルーチンでは、初めに、ポート、レジス
タ、フラグをリセットする(#1)。次にボディ内電源
制御信号PWCBを“Low"レベルとしてボディ内昇圧回路DD
1を動作させ、ボディ内の高電圧VH及び低電圧VLの給電
を開始させる(#2)。そして、バッテリーチェックの
サブルーチン(以下「BCルーチン」と称する)を実行す
る(SUB1)。
このBCルーチンを第10図に示し説明する。このサブル
ーチンがコールされると、まずポートP27を“Low"レベ
ルとしてバッテリーチェック回路BCCを動作させ、同回
路が安定するまで待つ(#101,#102)。次に、ポートP
1が“High"レベルか否かを判定する(#103)。ポートP
1が“High"レベルならば電池電圧はV0≧V1であり、バッ
テリーチェックレジスタBCRをBCR=11とする(#10
4)。ここで、バッテリーチェックレジスタBCRは2ビッ
トのレジスタであり、AFモータMO2とズームモータMO3の
同時ONが可能なときにはBCR=11、同時ONが不可能なと
きにはBCR=10、警告時にはBCR=01、動作不可のときに
はBCR=00と設定されるものである。#103でポートP1が
“High"レベルでなければ、#105でポートP2が“High"
レベルか否かを判定する。ポートP2が“High"レベルな
らばV1>V0≧V2であり、BCR=10とする(#106)。#10
3でポートP2が“High"レベルでなければ、#107でポー
トP3が“High"レベル否かを判定する。ポートP3が“Hig
h"レベルならばV2>V0≧V3であり、BCR=01とし、第1
のBC警告(例えば電池残量が少ないことを示すマークの
点滅)を行う(#108,#109)。#104、#106、#109の
各処理を行った後は、#110でポートP27を“High"レベ
ルとしてバッテリーチェック回路BCCを不作動とし、戻
り番地へリターンする。#107でポートP3が“High"レベ
ルでなければV3>V0であり、BCR=00とし、第2のBC警
告(電池残量が無いことを示すマークの点滅)を行い、
ポートP27を“High"レベルとしてバッテリーチェック回
路BCCを不作動とし、ボディ内電源制御信号PWCBを“Hig
h"レベルとしてボディ内昇圧回路DD1を停止させ、ボデ
ィ内マイコンCPUBは動作を停止する(#110〜#113)。
したがって、V3>V0のときは電池交換によるリセット動
作又は無条件割込端子NMIへ割込信号(パワースイッチP
WS又はレンズロックスイッチLLSのON/OFF操作)による
動作しか受け付けない。
ーチンがコールされると、まずポートP27を“Low"レベ
ルとしてバッテリーチェック回路BCCを動作させ、同回
路が安定するまで待つ(#101,#102)。次に、ポートP
1が“High"レベルか否かを判定する(#103)。ポートP
1が“High"レベルならば電池電圧はV0≧V1であり、バッ
テリーチェックレジスタBCRをBCR=11とする(#10
4)。ここで、バッテリーチェックレジスタBCRは2ビッ
トのレジスタであり、AFモータMO2とズームモータMO3の
同時ONが可能なときにはBCR=11、同時ONが不可能なと
きにはBCR=10、警告時にはBCR=01、動作不可のときに
はBCR=00と設定されるものである。#103でポートP1が
“High"レベルでなければ、#105でポートP2が“High"
レベルか否かを判定する。ポートP2が“High"レベルな
らばV1>V0≧V2であり、BCR=10とする(#106)。#10
3でポートP2が“High"レベルでなければ、#107でポー
トP3が“High"レベル否かを判定する。ポートP3が“Hig
h"レベルならばV2>V0≧V3であり、BCR=01とし、第1
のBC警告(例えば電池残量が少ないことを示すマークの
点滅)を行う(#108,#109)。#104、#106、#109の
各処理を行った後は、#110でポートP27を“High"レベ
ルとしてバッテリーチェック回路BCCを不作動とし、戻
り番地へリターンする。#107でポートP3が“High"レベ
ルでなければV3>V0であり、BCR=00とし、第2のBC警
告(電池残量が無いことを示すマークの点滅)を行い、
ポートP27を“High"レベルとしてバッテリーチェック回
路BCCを不作動とし、ボディ内電源制御信号PWCBを“Hig
h"レベルとしてボディ内昇圧回路DD1を停止させ、ボデ
ィ内マイコンCPUBは動作を停止する(#110〜#113)。
したがって、V3>V0のときは電池交換によるリセット動
作又は無条件割込端子NMIへ割込信号(パワースイッチP
WS又はレンズロックスイッチLLSのON/OFF操作)による
動作しか受け付けない。
リセットルーチン(第7図)に戻り、パワースイッチ
PWSがONか否かを判定する(#3)。パワースイッチPWS
がONならばパワーフラグPWFを1とし、パワースイッチP
WSがONでなければパワーフラグPWFを0とする(#4,#
5)。次に、レンズロックスイッチLLSがONか否かを判
定する(#6)。レンズロックスイッチLLSがONなら
ば、レンズが未装着ということであるから、#7でレン
ズ装着フラグLLFを0とし、レンズ未装着動作のサブル
ーチン(SUB2)を実行する。レンズロックスイッチLLS
がONでなければ、レンズが装着されているということで
あるから、#8でレンズ装着フラグLLFを1とし、レン
ズ装着動作のサブルーチン(SUB3)を実行する。サブル
ーチンSUB2又はSUB3の動作が終了すると、ボディ内電源
制御信号PWCBを“High"レベルとしてボディ内昇圧回路D
D1を停止させ、割込端子INTAへの割込を可とし、動作を
終了する(#9,#10)。
PWSがONか否かを判定する(#3)。パワースイッチPWS
がONならばパワーフラグPWFを1とし、パワースイッチP
WSがONでなければパワーフラグPWFを0とする(#4,#
5)。次に、レンズロックスイッチLLSがONか否かを判
定する(#6)。レンズロックスイッチLLSがONなら
ば、レンズが未装着ということであるから、#7でレン
ズ装着フラグLLFを0とし、レンズ未装着動作のサブル
ーチン(SUB2)を実行する。レンズロックスイッチLLS
がONでなければ、レンズが装着されているということで
あるから、#8でレンズ装着フラグLLFを1とし、レン
ズ装着動作のサブルーチン(SUB3)を実行する。サブル
ーチンSUB2又はSUB3の動作が終了すると、ボディ内電源
制御信号PWCBを“High"レベルとしてボディ内昇圧回路D
D1を停止させ、割込端子INTAへの割込を可とし、動作を
終了する(#9,#10)。
ここで、レンズ未装着動作のサブルーチン(SUB2)を
第11図に示し説明する。このサブルーチンがコールされ
ると、まずAFレンズ装着フラグLLF1を0とし、レンズ内
電源制御信号PWCL1,PWCL2を“High"レベルとしてレンズ
用の高電圧VLEH及び低電圧VLELの給電を停止する(#12
0〜#122)。次に、パワーフラグPWFが1か否かを判定
する(#123)。パワーフラグPWFが1ならば、レンズ未
装着表示(絞り値表示部を「−−」とする)を行い、設
定されているモードを表示し、また、露出時間を設定す
るモードであれば、露出時間のデータを表示してリター
ンする(#124,#125)。パワーフラグPWFが0ならば、
全ての表示を消去してリターンする(#126)。
第11図に示し説明する。このサブルーチンがコールされ
ると、まずAFレンズ装着フラグLLF1を0とし、レンズ内
電源制御信号PWCL1,PWCL2を“High"レベルとしてレンズ
用の高電圧VLEH及び低電圧VLELの給電を停止する(#12
0〜#122)。次に、パワーフラグPWFが1か否かを判定
する(#123)。パワーフラグPWFが1ならば、レンズ未
装着表示(絞り値表示部を「−−」とする)を行い、設
定されているモードを表示し、また、露出時間を設定す
るモードであれば、露出時間のデータを表示してリター
ンする(#124,#125)。パワーフラグPWFが0ならば、
全ての表示を消去してリターンする(#126)。
次に、レンズ装着動作のサブルーチン(SUB3)を第12
図に示し説明する。このレンズ装着動作においては、ボ
ディステイタスICPBとレンズステイタスICPLの交信が行
われ、ズームレンズとフォーカス用レンズのリセット動
作が行われる。まず、ボディステイタスICPBとレンズス
テイタスICPLは、ボディとレンズの状態を互いに相手に
知らせるために用いられる1バイトのデータであり、以
下のように構成されている。
図に示し説明する。このレンズ装着動作においては、ボ
ディステイタスICPBとレンズステイタスICPLの交信が行
われ、ズームレンズとフォーカス用レンズのリセット動
作が行われる。まず、ボディステイタスICPBとレンズス
テイタスICPLは、ボディとレンズの状態を互いに相手に
知らせるために用いられる1バイトのデータであり、以
下のように構成されている。
(a)ボディステイタスICPBは、最上位ビットb7から最
下位ビットb0までの8ビットよりなる。以下、ボディス
テイタスICPBの第i番目のビットbiをICPBiと略記す
る。ビットb7,b6は新ボディと旧ボディの区別を示して
おり、ICPB76=00であれば旧ボディ、ICPB76=01であれ
ば新ボディを意味する。旧ボディは新ボディ(第4図参
照)の機能を全ては具備せず、端子J11,J18を有さな
い。ビットb5,b4はボディのシーケンスを示しており、I
CPB54=00ならばボディは非作動、ICPB54=01ならばボ
ディは演算動作中、ICPB54=10ならばボディは露出制御
動作中、ICPB54=11ならばボディはシステムリセットさ
れたことを意味する。ビットb3はボディのパワースイッ
チPWSの状態を示しており、ICPB3=0ならばパワースイ
ッチPWSはON、ICPB3=1ならばパワースイッチPWSはOFF
であることを意味する。ビットb2はボディデータ出力と
レンズデータ入力の区別を示しており、ICPB2=0なら
ばボディデータ出力、ICPB2=1ならばレンズデータ入
力を意味する。ビットb1はパワーズームの可否を示して
おり、ICPB1=0ならばパワーズーム不可、ICPB1=1な
らばパワーズーム可を意味する。ビットb0はAF動作中か
否かを示しており、ICPB0=0ならばAF非動作、ICPB0=
1ならばAF動作中を意味する。
下位ビットb0までの8ビットよりなる。以下、ボディス
テイタスICPBの第i番目のビットbiをICPBiと略記す
る。ビットb7,b6は新ボディと旧ボディの区別を示して
おり、ICPB76=00であれば旧ボディ、ICPB76=01であれ
ば新ボディを意味する。旧ボディは新ボディ(第4図参
照)の機能を全ては具備せず、端子J11,J18を有さな
い。ビットb5,b4はボディのシーケンスを示しており、I
CPB54=00ならばボディは非作動、ICPB54=01ならばボ
ディは演算動作中、ICPB54=10ならばボディは露出制御
動作中、ICPB54=11ならばボディはシステムリセットさ
れたことを意味する。ビットb3はボディのパワースイッ
チPWSの状態を示しており、ICPB3=0ならばパワースイ
ッチPWSはON、ICPB3=1ならばパワースイッチPWSはOFF
であることを意味する。ビットb2はボディデータ出力と
レンズデータ入力の区別を示しており、ICPB2=0なら
ばボディデータ出力、ICPB2=1ならばレンズデータ入
力を意味する。ビットb1はパワーズームの可否を示して
おり、ICPB1=0ならばパワーズーム不可、ICPB1=1な
らばパワーズーム可を意味する。ビットb0はAF動作中か
否かを示しており、ICPB0=0ならばAF非動作、ICPB0=
1ならばAF動作中を意味する。
(b)レンズステイタスICPLは、最上位ビットb7から最
下位ビットb0までの8ビットよりなる。以下、レンズス
テイタスICPLの第i番目のビットbiをICPLiと略記す
る。ビットb7,b6は新レンズと旧レンズの区別を示して
おり、ICPL76=10であれば旧レンズ、ICPL76=01であれ
ば新レンズを意味する。旧レンズは新レンズ(第5図参
照)の機能を全ては具備せず、端子J1,J8を有さない。
ビットb5,b4はレンズに設けられたテレスイッチTeS、ワ
イドスイッチWiS、レンズスイッチLESの状態を示してい
る。ICPL54=00ならば各スイッチTeS,WiS,LESは全てOF
F、ICPL54=01ならばテレスイッチTeSがON、ICPL54=10
ならばワイドスイッチWiSがON、ICPL54=11ならばレン
ズスイッチLESがONであることを意味する。ビットb3,
b2,b1はレンズのタイプを示している。ICPL321=001な
らば固定焦点レンズ、ICPL321=010ならばバリフォーカ
ルでない通常のズームレンズでパワーズーム、ICPL321
=011ならばバリフォーカルでない通常のズームレンズ
でマニュアルズーム、ICPL321=100ならばバリフォーカ
ルレンズでパワーズーム、ICPL321=101ならばバリフォ
ーカルレンズでマニュアルズームであることを意味す
る。以下の説明では固定焦点レンズ又はマニュアルズー
ムレンズをタイプIのレンズ、バリフォーカルでない通
常のズームレンズをタイプIIのレンズ、バリフォーカル
レンズをタイプIIIのレンズと呼ぶ。レンズステイタスI
CPLの最下位ビットb0はズーム中か否かを示している。I
CPL0=0であればズーム停止、ICPL0=1であればズー
ム中を意味する。
下位ビットb0までの8ビットよりなる。以下、レンズス
テイタスICPLの第i番目のビットbiをICPLiと略記す
る。ビットb7,b6は新レンズと旧レンズの区別を示して
おり、ICPL76=10であれば旧レンズ、ICPL76=01であれ
ば新レンズを意味する。旧レンズは新レンズ(第5図参
照)の機能を全ては具備せず、端子J1,J8を有さない。
ビットb5,b4はレンズに設けられたテレスイッチTeS、ワ
イドスイッチWiS、レンズスイッチLESの状態を示してい
る。ICPL54=00ならば各スイッチTeS,WiS,LESは全てOF
F、ICPL54=01ならばテレスイッチTeSがON、ICPL54=10
ならばワイドスイッチWiSがON、ICPL54=11ならばレン
ズスイッチLESがONであることを意味する。ビットb3,
b2,b1はレンズのタイプを示している。ICPL321=001な
らば固定焦点レンズ、ICPL321=010ならばバリフォーカ
ルでない通常のズームレンズでパワーズーム、ICPL321
=011ならばバリフォーカルでない通常のズームレンズ
でマニュアルズーム、ICPL321=100ならばバリフォーカ
ルレンズでパワーズーム、ICPL321=101ならばバリフォ
ーカルレンズでマニュアルズームであることを意味す
る。以下の説明では固定焦点レンズ又はマニュアルズー
ムレンズをタイプIのレンズ、バリフォーカルでない通
常のズームレンズをタイプIIのレンズ、バリフォーカル
レンズをタイプIIIのレンズと呼ぶ。レンズステイタスI
CPLの最下位ビットb0はズーム中か否かを示している。I
CPL0=0であればズーム停止、ICPL0=1であればズー
ム中を意味する。
以上のボディステイタスICPBとレンズステイタスICPL
は、ボディとレンズが互いの状態を知らせ合うために用
いるデータであり、極めて重要である。そこで、ボディ
ステイタスICPBはボディからレンズへ送られるデータ群
の第0アドレスAD0に配置され、交信の最初に伝送され
る。また、レンズステイタスICPLはレンズからボディへ
送られるデータ群の第0アドレスAD0に配置され、交信
の最初に伝送される。
は、ボディとレンズが互いの状態を知らせ合うために用
いるデータであり、極めて重要である。そこで、ボディ
ステイタスICPBはボディからレンズへ送られるデータ群
の第0アドレスAD0に配置され、交信の最初に伝送され
る。また、レンズステイタスICPLはレンズからボディへ
送られるデータ群の第0アドレスAD0に配置され、交信
の最初に伝送される。
ボディからレンズへ送られるデータ群は、第0アドレ
スAD0から第3アドレスAD3までの合計4バイトよりな
り、第0アドレスAD0ではボディステイタスICPB、第1
アドレスAD1ではデータポインタDPO、第2アドレスAD2
ではモードバッファMOB、第3アドレスAD3では撮影距離
Dの情報がそれぞれ伝送される。データポインタDPO
は、ボディがレンズからデータを入力する際に、上位4
ビットb7〜b4でレンズデータの先頭アドレスを指定し、
下位4ビットb3〜b0でその先頭アドレスから何バイト分
のデータを入力するかを指定するものである。モードバ
ッファMOBは、レンズ内表示回路DSP2でレンズモードLMO
1やレンズスイッチモードLMO2を表示するために、上位
4ビットb7〜b4でレンズモードLMO1を、下位4ビットb3
〜b0でレンズスイッチモードLMO2を示すものである。レ
ンズモードは、LMO1=0000ならば不作動、LMO1=1000な
らばAZP(オートズームプログラム)、LMO1=0001なら
ばWIM(ワイドモード)、LMO1=0010ならばEXZM(露光
間ズーム)を意味する。レンズスイッチモードは、LMO2
=0000ならば不作動、LMO2=0001ならばALM(AEロック
モード)、LMO2=0010ならばRLPM(レリーズ優先モー
ド)、LMO2=0011ならばAVSM(絞り優先モード)を意味
する。
スAD0から第3アドレスAD3までの合計4バイトよりな
り、第0アドレスAD0ではボディステイタスICPB、第1
アドレスAD1ではデータポインタDPO、第2アドレスAD2
ではモードバッファMOB、第3アドレスAD3では撮影距離
Dの情報がそれぞれ伝送される。データポインタDPO
は、ボディがレンズからデータを入力する際に、上位4
ビットb7〜b4でレンズデータの先頭アドレスを指定し、
下位4ビットb3〜b0でその先頭アドレスから何バイト分
のデータを入力するかを指定するものである。モードバ
ッファMOBは、レンズ内表示回路DSP2でレンズモードLMO
1やレンズスイッチモードLMO2を表示するために、上位
4ビットb7〜b4でレンズモードLMO1を、下位4ビットb3
〜b0でレンズスイッチモードLMO2を示すものである。レ
ンズモードは、LMO1=0000ならば不作動、LMO1=1000な
らばAZP(オートズームプログラム)、LMO1=0001なら
ばWIM(ワイドモード)、LMO1=0010ならばEXZM(露光
間ズーム)を意味する。レンズスイッチモードは、LMO2
=0000ならば不作動、LMO2=0001ならばALM(AEロック
モード)、LMO2=0010ならばRLPM(レリーズ優先モー
ド)、LMO2=0011ならばAVSM(絞り優先モード)を意味
する。
次に、レンズからボディに送られるデータ群は、第0
アドレスAD0から第8アドレスAD8までの合計9バイトよ
りなり、第0アドレスAD0ではレンズステイタスICPL、
第1アドレスAD1では開放絞り値Avo、第2アドレスAD2
では最小絞り値Avmax、第3アドレスAD3では絞り値偏差
量ΔAvz、第4アドレスAD4ではデフォーカス量DFをカプ
ラー回転数Nに変換する変換係数KL、第5アドレスAD5
ではカプラー回転数Nを撮影距離Dに変換する変換係数
NDC、第6アドレスAD6では焦点距離f、第7アドレスAD
7では撮影倍率β、第8アドレスAD8ではレンズ内オフセ
ット量NLの情報がそれぞれ伝送される。
アドレスAD0から第8アドレスAD8までの合計9バイトよ
りなり、第0アドレスAD0ではレンズステイタスICPL、
第1アドレスAD1では開放絞り値Avo、第2アドレスAD2
では最小絞り値Avmax、第3アドレスAD3では絞り値偏差
量ΔAvz、第4アドレスAD4ではデフォーカス量DFをカプ
ラー回転数Nに変換する変換係数KL、第5アドレスAD5
ではカプラー回転数Nを撮影距離Dに変換する変換係数
NDC、第6アドレスAD6では焦点距離f、第7アドレスAD
7では撮影倍率β、第8アドレスAD8ではレンズ内オフセ
ット量NLの情報がそれぞれ伝送される。
第12図に示すレンズ装着動作のサブルーチン(SUB3)
がコールされると、まず、レンズ内電源制御信号PWCL2
を“Low"レベルとしてレンズ用の低電圧VLELの給電を開
始する(#140)。これにより、レンズ内マイコンCPUL
に動作電源電圧が供給され、リセット端子RELに接続さ
れたCR回路によりレンズ内マイコンCPULのリセット動作
が行われる。このリセット動作が完了するのに充分な時
間の経過を待つ(#141)。そして、ボディステイタスI
CPBに0111*101を設定する(#142)。これは、新ボデ
ィ、システムリセット、電源スイッチはON又はOFF、ボ
ディデータ出力、パワーズーム可、AF非作動を示す。ボ
ディステイタスICPBのb3=*は、パワーフラグがPWF=
1ならばb3=0、PWF=0ならばb3=1と設定する(#1
43〜#145)。そして、このボディステイタスICPBをレ
ンズに出力すると同時に、レンズからレンズステイタス
ICPLを読み込む(#146〜#150)。具体的には、ボディ
内マイコンCPUBのポートP22を“High"レベルとして、ポ
ートP21からのレンズセレクト信号CSLがバッファBF1、
双方向信号ラインLBL、端子J13,J3、バッファBF3を介し
て、レンズ内マイコンCPULの割込端子INT1及びポートP
34に入力される状態とし、次にレンズセレクト信号CSL
を“Low"レベルとしてレンズ内マイコンCPULに割込端子
INT1による割込を発生させ、一定時間の経過を待つ。そ
して、シリアルクロックSCKに同期してボディステイタ
スICPBをレンズに出力すると共に、レンズステイタスIC
PLをレンズから入力する。その後、レンズセレクト信号
CSLを“High"レベルに戻して交信を終了する。以上の#
147〜#150の手順は頻繁に用いられるので、以下、「双
方向ステイタス交信」と略称し、ボディステイタスICPB
とレンズステイタスICPLの交換を意味するものとする。
がコールされると、まず、レンズ内電源制御信号PWCL2
を“Low"レベルとしてレンズ用の低電圧VLELの給電を開
始する(#140)。これにより、レンズ内マイコンCPUL
に動作電源電圧が供給され、リセット端子RELに接続さ
れたCR回路によりレンズ内マイコンCPULのリセット動作
が行われる。このリセット動作が完了するのに充分な時
間の経過を待つ(#141)。そして、ボディステイタスI
CPBに0111*101を設定する(#142)。これは、新ボデ
ィ、システムリセット、電源スイッチはON又はOFF、ボ
ディデータ出力、パワーズーム可、AF非作動を示す。ボ
ディステイタスICPBのb3=*は、パワーフラグがPWF=
1ならばb3=0、PWF=0ならばb3=1と設定する(#1
43〜#145)。そして、このボディステイタスICPBをレ
ンズに出力すると同時に、レンズからレンズステイタス
ICPLを読み込む(#146〜#150)。具体的には、ボディ
内マイコンCPUBのポートP22を“High"レベルとして、ポ
ートP21からのレンズセレクト信号CSLがバッファBF1、
双方向信号ラインLBL、端子J13,J3、バッファBF3を介し
て、レンズ内マイコンCPULの割込端子INT1及びポートP
34に入力される状態とし、次にレンズセレクト信号CSL
を“Low"レベルとしてレンズ内マイコンCPULに割込端子
INT1による割込を発生させ、一定時間の経過を待つ。そ
して、シリアルクロックSCKに同期してボディステイタ
スICPBをレンズに出力すると共に、レンズステイタスIC
PLをレンズから入力する。その後、レンズセレクト信号
CSLを“High"レベルに戻して交信を終了する。以上の#
147〜#150の手順は頻繁に用いられるので、以下、「双
方向ステイタス交信」と略称し、ボディステイタスICPB
とレンズステイタスICPLの交換を意味するものとする。
双方向ステイタス交信(#147〜#150)を完了する
と、専用のAFレンズか否かを判定する(#151)。専用
のAFレンズでなければ、ポートP22を“Low"レベルに戻
してからレンズ未装着動作(サブルーチンSUB2)を実行
して、リターンする。
と、専用のAFレンズか否かを判定する(#151)。専用
のAFレンズでなければ、ポートP22を“Low"レベルに戻
してからレンズ未装着動作(サブルーチンSUB2)を実行
して、リターンする。
#151で専用のAFレンズであるば、AFレンズ装着フラ
グLLF1を1とし、新レンズか否かを判定する(#155,#
156)。旧レンズは専用のAFレンズであっても、レンズ
内マイコンCPULを有さず、アドレスAD0〜AD6のデータを
出力する機能しか持たない。#156で旧レンズであると
判定されたときには、#170以降の処理に移行する。#1
56で新レンズならば、#157でタイプIのレンズか否か
を判定する。タイプIのレンズとは固定焦点レンズか、
又はズームレンズであってもマニュアルズームになって
いるレンズである。そして、タイプIのレンズならば、
旧レンズの場合と同様に#170以降の処理に移行する。
一方、#157でタイプIのレンズではないと判定された
ときには、パワーズーム可能であるので、レンズ内電源
制御信号PWCL1を“Low"レベルとしてレンズ用高電圧V
LEHの給電を行い、一定時間待つ(#158,#159)。これ
は、パワーズームを行わせて、最も全長の短い焦点距離
に自動的に設定するためであり、電池装着時又はレンズ
装着時の他に、パワースイッチPWSをOFFしたときにも行
われる。レンズ用高電圧VLEHの給電を開始した後に、双
方向ステイタス交信(#160〜#163)を行い、レンズス
テイタスICPLにおける最下位ビットb0が1かどうかを判
別する(#164)。最下位ビットb0が1ならばズーム中
であり、#164から#160に戻り、双方向ステイタス交信
(#160〜#163)を行う。これを繰り返し、#164でレ
ンズステイタスICPLの最下位ビットb0が0になると、ズ
ームが停止していることになるので、#165でレンズ内
電源制御信号PWCL1を“High"レベルに戻して高電圧VLEH
の給電を停止し、#170以降の処理に移行する。
グLLF1を1とし、新レンズか否かを判定する(#155,#
156)。旧レンズは専用のAFレンズであっても、レンズ
内マイコンCPULを有さず、アドレスAD0〜AD6のデータを
出力する機能しか持たない。#156で旧レンズであると
判定されたときには、#170以降の処理に移行する。#1
56で新レンズならば、#157でタイプIのレンズか否か
を判定する。タイプIのレンズとは固定焦点レンズか、
又はズームレンズであってもマニュアルズームになって
いるレンズである。そして、タイプIのレンズならば、
旧レンズの場合と同様に#170以降の処理に移行する。
一方、#157でタイプIのレンズではないと判定された
ときには、パワーズーム可能であるので、レンズ内電源
制御信号PWCL1を“Low"レベルとしてレンズ用高電圧V
LEHの給電を行い、一定時間待つ(#158,#159)。これ
は、パワーズームを行わせて、最も全長の短い焦点距離
に自動的に設定するためであり、電池装着時又はレンズ
装着時の他に、パワースイッチPWSをOFFしたときにも行
われる。レンズ用高電圧VLEHの給電を開始した後に、双
方向ステイタス交信(#160〜#163)を行い、レンズス
テイタスICPLにおける最下位ビットb0が1かどうかを判
別する(#164)。最下位ビットb0が1ならばズーム中
であり、#164から#160に戻り、双方向ステイタス交信
(#160〜#163)を行う。これを繰り返し、#164でレ
ンズステイタスICPLの最下位ビットb0が0になると、ズ
ームが停止していることになるので、#165でレンズ内
電源制御信号PWCL1を“High"レベルに戻して高電圧VLEH
の給電を停止し、#170以降の処理に移行する。
#170ではAFモータMO2を∞位置に向けて駆動する。そ
して、一定時間の経過を待って、レンズが終端に達した
か否かを判定する(#171,#172)。具体的には、AFモ
ータMO2を駆動してもエンコーダENCからのパルスが検出
されなくなれば、その状態でレンズが終端に達したもの
と判定する。レンズが終端に達するまでは、#171,#17
2の処理を繰り返す。そして、レンズが終端に達する
と、AFモータMO2を停止させ、現在位置レジスタNCRを0
にする(#173,#174)。現在位置レジスタNCRは、∞位
置からのフォーカス用レンズの移動量(エンコーダENC
からのパルス数)を記憶しておくためのレジスタであ
る。
して、一定時間の経過を待って、レンズが終端に達した
か否かを判定する(#171,#172)。具体的には、AFモ
ータMO2を駆動してもエンコーダENCからのパルスが検出
されなくなれば、その状態でレンズが終端に達したもの
と判定する。レンズが終端に達するまでは、#171,#17
2の処理を繰り返す。そして、レンズが終端に達する
と、AFモータMO2を停止させ、現在位置レジスタNCRを0
にする(#173,#174)。現在位置レジスタNCRは、∞位
置からのフォーカス用レンズの移動量(エンコーダENC
からのパルス数)を記憶しておくためのレジスタであ
る。
なお、バッテリーチェックレジスタの内容がBCR=11
のときにはAFモータMO2とズームモータMO3とを同時に動
かせるので、上述のズーミング(#158〜#165)と∞位
置へのフォーカス用レンズの移動(#170〜#174)とは
同時に行うようにしてもよい。また、∞位置へのフォー
カス用レンズの移動は、電源電池EBを装着したとき、交
換レンズLEを装着したときの他に、パワースイッチPWS
のON時並びにOFF時や、システムリセットキー4の押し
込み時にも行われる。
のときにはAFモータMO2とズームモータMO3とを同時に動
かせるので、上述のズーミング(#158〜#165)と∞位
置へのフォーカス用レンズの移動(#170〜#174)とは
同時に行うようにしてもよい。また、∞位置へのフォー
カス用レンズの移動は、電源電池EBを装着したとき、交
換レンズLEを装着したときの他に、パワースイッチPWS
のON時並びにOFF時や、システムリセットキー4の押し
込み時にも行われる。
以上のズーミングと∞位置へのフォーカス用レンズの
移動が終了すると、第13図に示す#175に移行し、新レ
ンズか否かを判定する。新レンズならば、ボディステイ
タスICPBに01000110又は01001100を設定する(#176〜
#179)。これはボディが非作動、パワースイッチがON
又はOFF、レンズデータ入力、パワーズーム可又は不
可、AF非作動を示す。次に、モードバッファMOBにレン
ズモードLMO1とレンズスイッチモードLMO2を設定し、レ
ンズからの入力データを第1アドレスAD1から6バイト
と指定するべく、データポインタをDPO=16Hと設定する
(#180〜#181)。そして、双方向ステイタス交信(#
182〜#184)によるボディステイタスICPBとレンズステ
イタスICPLの授受を行い、データポインタDP0を出力し
(#185,#186)、モードバッファMOBをレンズに出力す
ると共に開放絞り値Avoをレンズから入力し(#187,#1
88)、続けて、最小絞り値Avmax、絞り値偏差量△Av、
変換係数KL及びNDC、焦点距離fvをレンズから入力する
(#189〜#193)。ここで、レンズからの焦点距離fの
データは、アペックス系の値fvで入力される。以上のデ
ータ交信の終了後にレンズセレクト信号CSLを“High"レ
ベルに戻し、レンズスイッチモードLMO2を表示する(#
194,#195)。
移動が終了すると、第13図に示す#175に移行し、新レ
ンズか否かを判定する。新レンズならば、ボディステイ
タスICPBに01000110又は01001100を設定する(#176〜
#179)。これはボディが非作動、パワースイッチがON
又はOFF、レンズデータ入力、パワーズーム可又は不
可、AF非作動を示す。次に、モードバッファMOBにレン
ズモードLMO1とレンズスイッチモードLMO2を設定し、レ
ンズからの入力データを第1アドレスAD1から6バイト
と指定するべく、データポインタをDPO=16Hと設定する
(#180〜#181)。そして、双方向ステイタス交信(#
182〜#184)によるボディステイタスICPBとレンズステ
イタスICPLの授受を行い、データポインタDP0を出力し
(#185,#186)、モードバッファMOBをレンズに出力す
ると共に開放絞り値Avoをレンズから入力し(#187,#1
88)、続けて、最小絞り値Avmax、絞り値偏差量△Av、
変換係数KL及びNDC、焦点距離fvをレンズから入力する
(#189〜#193)。ここで、レンズからの焦点距離fの
データは、アペックス系の値fvで入力される。以上のデ
ータ交信の終了後にレンズセレクト信号CSLを“High"レ
ベルに戻し、レンズスイッチモードLMO2を表示する(#
194,#195)。
次に、タイプIのレンズ(固定焦点レンズ又はマニュ
アルズームレンズ)か否かを判定する(#196)。タイ
プIのレンズならば、#197でレンズモードLMO1の表示
を消去し、#205に移行する。タイプIのレンズではな
く、パワーズームの可能なレンズならば、EXZM(露光間
ズーム)か否かを判定する(#198)。EXZM(露光間ズ
ーム)でなければ、#200でレンズモードLMO1を表示
し、#205に移行する。EXZM(露光間ズーム)であれ
ば、タイプIIIのレンズ(バリフォーカルレンズ)か否
かを判定する(#199)。タイプIIIのレンズならば、#
197でレンズモードLMO1の表示を消去し、#205に移行す
る。タイプIIIのレンズでなければ、#200でレンズモー
ドLMO1(EXZM)を表示し、#205に移行する。なお、レ
ンズモードLMO1とレンズスイッチモードLMO2の表示(#
200,#195)において、各モードが不作動の状態に設定
されているときには夫々の表示は行われない。また、バ
リフォーカルレンズでもEXZM(露光間ズーム)の動作を
行わせるのであれば#198,#199のステップは不要であ
る。
アルズームレンズ)か否かを判定する(#196)。タイ
プIのレンズならば、#197でレンズモードLMO1の表示
を消去し、#205に移行する。タイプIのレンズではな
く、パワーズームの可能なレンズならば、EXZM(露光間
ズーム)か否かを判定する(#198)。EXZM(露光間ズ
ーム)でなければ、#200でレンズモードLMO1を表示
し、#205に移行する。EXZM(露光間ズーム)であれ
ば、タイプIIIのレンズ(バリフォーカルレンズ)か否
かを判定する(#199)。タイプIIIのレンズならば、#
197でレンズモードLMO1の表示を消去し、#205に移行す
る。タイプIIIのレンズでなければ、#200でレンズモー
ドLMO1(EXZM)を表示し、#205に移行する。なお、レ
ンズモードLMO1とレンズスイッチモードLMO2の表示(#
200,#195)において、各モードが不作動の状態に設定
されているときには夫々の表示は行われない。また、バ
リフォーカルレンズでもEXZM(露光間ズーム)の動作を
行わせるのであれば#198,#199のステップは不要であ
る。
#175で旧レンズと判別されたときには、ボディデー
タ出力を行ってもレンズ側では読み取れないので、ボデ
ィデータ出力は行わずに、レンズステイタスICPL、開放
絞り値Avo、最小絞り値Avmax、絞り値偏差量△Av、変換
係数KL及びNDC、アペックス系の焦点距離fvを入力する
(#201〜#203)。また、レンズモードLMO1とレンズス
イッチモードLMO2の表示は消去する(#204)。そし
て、新旧いずれのレンズでも設定絞り値が記憶されてい
るレジスタの内容を、(Avo+△Av)と(Avmax+△Av)
の範囲内に入るように制限する(#205)。次に、パワ
ーフラグPWFが1か否かを判定する(#206)。PWF=1
ならば設定値を表示し、PWF=0ならば表示をすべて消
去する(#207,#208)。そして、いずれの場合にもポ
ートP22を“Low"レベルに戻して、リターンする(#20
9)。ここで、ポートP22を“Low"レベルに戻すのは、レ
ンズ内マイコンCPULから双方向信号ラインLBLを介して
ボディ内マイコンCPUBの割込端子INTAへ割込信号を入力
可能とするためであり、ボディからレンズに働きかける
必要が無い場合には、基本的にポートP22を“Low"レベ
ルに戻して待機することにより、レンズからの起動を待
つものである。
タ出力を行ってもレンズ側では読み取れないので、ボデ
ィデータ出力は行わずに、レンズステイタスICPL、開放
絞り値Avo、最小絞り値Avmax、絞り値偏差量△Av、変換
係数KL及びNDC、アペックス系の焦点距離fvを入力する
(#201〜#203)。また、レンズモードLMO1とレンズス
イッチモードLMO2の表示は消去する(#204)。そし
て、新旧いずれのレンズでも設定絞り値が記憶されてい
るレジスタの内容を、(Avo+△Av)と(Avmax+△Av)
の範囲内に入るように制限する(#205)。次に、パワ
ーフラグPWFが1か否かを判定する(#206)。PWF=1
ならば設定値を表示し、PWF=0ならば表示をすべて消
去する(#207,#208)。そして、いずれの場合にもポ
ートP22を“Low"レベルに戻して、リターンする(#20
9)。ここで、ポートP22を“Low"レベルに戻すのは、レ
ンズ内マイコンCPULから双方向信号ラインLBLを介して
ボディ内マイコンCPUBの割込端子INTAへ割込信号を入力
可能とするためであり、ボディからレンズに働きかける
必要が無い場合には、基本的にポートP22を“Low"レベ
ルに戻して待機することにより、レンズからの起動を待
つものである。
次に、パワースイッチPWSがONからOFFへ又はOFFからO
Nへ変化したとき、あるいはレンズロックスイッチLLSが
ONからOFFへ又はOFFからONへと変化したときの動作につ
いて説明する。パワースイッチPWSがONからOFFへ又はOF
FからONへと変化すると、パルス発生器PG1からの“Low"
レベルのパルスが、レンズロックスイッチLLSがONからO
FFへ又はOFFからONへ変化すると、パルス発生器PG2から
の“Low"レベルのパルスが、それぞれANDゲートAN4を介
して無条件割込端子NMIに入力されて、第8図に示す#1
5以降の割込処理を行う。#15〜#26の処理は、パワー
スイッチPWSがON/OFF操作されたとき又はレンズが着脱
されたときに、それまでの動作を早急に終了させるため
の動作である。まず、レンズ用の高電圧VLEHの給電を停
止させ(PWCL1=“High")、ズームモータMO3を停止さ
せる(#15)。また、AFモータMO2の停止信号を出力す
る(#16)。次に、露光中か否かを判定する(#17)。
露光中であれば、各マグネットMg2〜Mg4を動作させて、
露出制御動作を終了させる(#18〜#22)。そして、露
出制御動作が終了してリセットスイッチS4がONされる
と、フィルム巻き上げモータMO1をONさせて、フィルム
巻き上げを行う(#23,#24)。フィルム巻き上げが完
了してリセットスイッチS4がOFFされると、フィルム巻
き上げモータMO1を停止させる(#25,#26)。そして、
#27に移行する。
Nへ変化したとき、あるいはレンズロックスイッチLLSが
ONからOFFへ又はOFFからONへと変化したときの動作につ
いて説明する。パワースイッチPWSがONからOFFへ又はOF
FからONへと変化すると、パルス発生器PG1からの“Low"
レベルのパルスが、レンズロックスイッチLLSがONからO
FFへ又はOFFからONへ変化すると、パルス発生器PG2から
の“Low"レベルのパルスが、それぞれANDゲートAN4を介
して無条件割込端子NMIに入力されて、第8図に示す#1
5以降の割込処理を行う。#15〜#26の処理は、パワー
スイッチPWSがON/OFF操作されたとき又はレンズが着脱
されたときに、それまでの動作を早急に終了させるため
の動作である。まず、レンズ用の高電圧VLEHの給電を停
止させ(PWCL1=“High")、ズームモータMO3を停止さ
せる(#15)。また、AFモータMO2の停止信号を出力す
る(#16)。次に、露光中か否かを判定する(#17)。
露光中であれば、各マグネットMg2〜Mg4を動作させて、
露出制御動作を終了させる(#18〜#22)。そして、露
出制御動作が終了してリセットスイッチS4がONされる
と、フィルム巻き上げモータMO1をONさせて、フィルム
巻き上げを行う(#23,#24)。フィルム巻き上げが完
了してリセットスイッチS4がOFFされると、フィルム巻
き上げモータMO1を停止させる(#25,#26)。そして、
#27に移行する。
#17で露光中でなければ、フィルム巻き上げ中か否か
を判定する(#41)。フィルム巻き上げ中であれば、#
25に移行し、フィルム巻き上げが終了してから#27に移
行する。#17及び#41で露光中でもフィルム巻き上げ中
でもなければ直ちに#27に移行する。
を判定する(#41)。フィルム巻き上げ中であれば、#
25に移行し、フィルム巻き上げが終了してから#27に移
行する。#17及び#41で露光中でもフィルム巻き上げ中
でもなければ直ちに#27に移行する。
こうして、露光及びフィルム巻き上げが終了した状態
になれば、ポートをリセットし、ボディ内昇圧回路DD1
を動作(PWCB=“Low")させる(#27,#28)。次に、B
Cルーチン(SUB1)を実行して#29に移行する。
になれば、ポートをリセットし、ボディ内昇圧回路DD1
を動作(PWCB=“Low")させる(#27,#28)。次に、B
Cルーチン(SUB1)を実行して#29に移行する。
#29ではレンズロックスイッチLLSがONか否かを判定
する。レンズロックスイッチLLSがONであればレンズは
未装着である。#29でレンズロックスイッチLLSがONで
あれば、#30でレンズロックスイッチLLSがOFFからONへ
変化したのか、ONのままであるかをレンズ装着フラグLL
Fにより判定し、後者の場合には#31に移行する。#29
でレンズロックスイッチLLSがOFFであれば、#37でレン
ズロックスイッチLLSがONからOFFへ変化したのか、OFF
のままであるかをレンズ装着フラグLLFにより判定し、
後者の場合には#31に移行する。#29でレンズロックス
イッチLLSがONであり、#30でLLF=0でなければ、レン
ズロックスイッチLLSがOFFからONへ変化したということ
であり、#36でLLF=0とし、レンズ未装着動作(SUB
2)を実行して、#39に移行する。#29でレンズロック
スイッチLLSがOFFであり、#37でLLF=1でなければ、
レンズロックスイッチLLSがONからOFFへ変化したという
ことであり、#38でLLF=1とし、レンズ装着動作(SUB
3)を実行して、#39に移行する。
する。レンズロックスイッチLLSがONであればレンズは
未装着である。#29でレンズロックスイッチLLSがONで
あれば、#30でレンズロックスイッチLLSがOFFからONへ
変化したのか、ONのままであるかをレンズ装着フラグLL
Fにより判定し、後者の場合には#31に移行する。#29
でレンズロックスイッチLLSがOFFであれば、#37でレン
ズロックスイッチLLSがONからOFFへ変化したのか、OFF
のままであるかをレンズ装着フラグLLFにより判定し、
後者の場合には#31に移行する。#29でレンズロックス
イッチLLSがONであり、#30でLLF=0でなければ、レン
ズロックスイッチLLSがOFFからONへ変化したということ
であり、#36でLLF=0とし、レンズ未装着動作(SUB
2)を実行して、#39に移行する。#29でレンズロック
スイッチLLSがOFFであり、#37でLLF=1でなければ、
レンズロックスイッチLLSがONからOFFへ変化したという
ことであり、#38でLLF=1とし、レンズ装着動作(SUB
3)を実行して、#39に移行する。
#29,#30,#37でレンズロックスイッチLLSがONのま
ま又はOFFのままのときには、#31へ移行する。#31で
はパワースイッチPWSがONか否かを判定する。#31でパ
ワースイッチPWSがONであれば、#32でパワースイッチP
WSがOFFからONへ変化したのか、ONのままであるかをパ
ワースイッチPWSにより判定し、後者の場合には#39に
移行する。#31でパワースイッチPWSがOFFであれば、#
34でパワースイッチPWSがONからOFFへ変化したのか、OF
FのままであるかをパワーフラグPWFにより判定し、後者
の場合には#39に移行する。#31でパワースイッチPWS
がONであり、#32でPWF=1でなければ、パワースイッ
チPWSがOFFからONへ変化したということであり、#33で
PWF=1とし、パワーオンルーチン(SUB4)を実行し
て、#39に移行する。#31でパワースイッチPWSがOFFで
あり、#34でPWF=0でなければ、パワースイッチPWSが
ONからOFFへ変化したということであり、#35でPWF=0
とし、パワーオフルーチン(SUB5)を実行して、#39に
移行する。#39ではボディ内昇圧回路DD1の動作を停止
(PWCB=“High")させ、#40では割込端子INTAによる
割込を許可して処理を終了する。
ま又はOFFのままのときには、#31へ移行する。#31で
はパワースイッチPWSがONか否かを判定する。#31でパ
ワースイッチPWSがONであれば、#32でパワースイッチP
WSがOFFからONへ変化したのか、ONのままであるかをパ
ワースイッチPWSにより判定し、後者の場合には#39に
移行する。#31でパワースイッチPWSがOFFであれば、#
34でパワースイッチPWSがONからOFFへ変化したのか、OF
FのままであるかをパワーフラグPWFにより判定し、後者
の場合には#39に移行する。#31でパワースイッチPWS
がONであり、#32でPWF=1でなければ、パワースイッ
チPWSがOFFからONへ変化したということであり、#33で
PWF=1とし、パワーオンルーチン(SUB4)を実行し
て、#39に移行する。#31でパワースイッチPWSがOFFで
あり、#34でPWF=0でなければ、パワースイッチPWSが
ONからOFFへ変化したということであり、#35でPWF=0
とし、パワーオフルーチン(SUB5)を実行して、#39に
移行する。#39ではボディ内昇圧回路DD1の動作を停止
(PWCB=“High")させ、#40では割込端子INTAによる
割込を許可して処理を終了する。
パワーオンルーチン(SUB4)の内容は第12図に示して
ある。まず、#210では専用のAFレンズが装着されてい
るかどうかをAFレンズ装着フラグLLF1により判別する。
#210でLLF1=1でなければ専用のAFレンズが装着され
ていないとして、レンズ未装着動作のサブルーチン(SU
B2)を実行してリターンする。#210でLLF1=1であれ
ば専用のAFレンズが装着されているとして、ポートP22
を“High"レベルとし、以下、前述のレンズ装着動作の
サブルーチン(SUB3)における#170以降の処理(フォ
ーカス用レンズの∞位置リセット)を行ってリターンす
る。
ある。まず、#210では専用のAFレンズが装着されてい
るかどうかをAFレンズ装着フラグLLF1により判別する。
#210でLLF1=1でなければ専用のAFレンズが装着され
ていないとして、レンズ未装着動作のサブルーチン(SU
B2)を実行してリターンする。#210でLLF1=1であれ
ば専用のAFレンズが装着されているとして、ポートP22
を“High"レベルとし、以下、前述のレンズ装着動作の
サブルーチン(SUB3)における#170以降の処理(フォ
ーカス用レンズの∞位置リセット)を行ってリターンす
る。
パワースイッチオフルーチン(SUB5)の内容は、前述
のレンズ装着動作のサブルーチン(SUB3)における#14
0,#141の処理を省略する点を除いてサブルーチン(SUB
3)と同じ処理を行うものである。
のレンズ装着動作のサブルーチン(SUB3)における#14
0,#141の処理を省略する点を除いてサブルーチン(SUB
3)と同じ処理を行うものである。
以上の要点をまとめると、電池装着時又はレンズ装着
時にはレンズへ低電圧VLELを供給してレンズ内マイコン
CPULを起動し、この低電圧VLELの供給時又はパワースイ
ッチPWSのOFF時には、最もコンパクトなズーム位置に設
定し、その後、又はパワースイッチPWSのON時にフォー
カス用レンズを∞位置にリセットする。また、レンズの
取り外しにより、レンズ用の低電圧VLELの供給は停止す
る。
時にはレンズへ低電圧VLELを供給してレンズ内マイコン
CPULを起動し、この低電圧VLELの供給時又はパワースイ
ッチPWSのOFF時には、最もコンパクトなズーム位置に設
定し、その後、又はパワースイッチPWSのON時にフォー
カス用レンズを∞位置にリセットする。また、レンズの
取り外しにより、レンズ用の低電圧VLELの供給は停止す
る。
次に、各種スイッチ操作がなされたときの割込動作に
ついて説明する。各種スイッチが操作されて、割込端子
INTAに“Low"レベルの割込信号が入力されると、第9図
に示す#50以降の処理が行われる。まず、ボディ内昇圧
回路DD1を動作(PWCB=“Low")させ、レンズ用高電圧V
LEHの給電を停止(PWCL1=“High")させる(#50,#5
1)。これは、ズーム中に割込がかかることがあるから
である。そして、BCルーチン(SUB1)を実行した後に、
専用のAFレンズが装着されているか否かをAFレンズ装着
フラグLLF1により判定する(#52)。LLF1=1であれ
ば、専用のAFレンズが装着されているので、このレンズ
とつながる双方向信号ラインLBLが“Low"レベルである
か否かを判定する(#53)。双方向信号ラインLBLが“L
ow"レベルならばレンズからの割込信号によりボディ内
マイコンCPUBが起動されたということであるから、レン
ズルーチン(SUB6)を実行した後に#60に移行する。#
53でレンズとつながる双方向信号ラインLBLが“High"レ
ベル、又は#52でLLF1≠1ならば、レンズからの割込信
号による起動ではないので、ボディ内の各種スイッチを
スキャンする(#54〜#58)。
ついて説明する。各種スイッチが操作されて、割込端子
INTAに“Low"レベルの割込信号が入力されると、第9図
に示す#50以降の処理が行われる。まず、ボディ内昇圧
回路DD1を動作(PWCB=“Low")させ、レンズ用高電圧V
LEHの給電を停止(PWCL1=“High")させる(#50,#5
1)。これは、ズーム中に割込がかかることがあるから
である。そして、BCルーチン(SUB1)を実行した後に、
専用のAFレンズが装着されているか否かをAFレンズ装着
フラグLLF1により判定する(#52)。LLF1=1であれ
ば、専用のAFレンズが装着されているので、このレンズ
とつながる双方向信号ラインLBLが“Low"レベルである
か否かを判定する(#53)。双方向信号ラインLBLが“L
ow"レベルならばレンズからの割込信号によりボディ内
マイコンCPUBが起動されたということであるから、レン
ズルーチン(SUB6)を実行した後に#60に移行する。#
53でレンズとつながる双方向信号ラインLBLが“High"レ
ベル、又は#52でLLF1≠1ならば、レンズからの割込信
号による起動ではないので、ボディ内の各種スイッチを
スキャンする(#54〜#58)。
まず、スイッチS1がONであるか否かを判定する(#5
4)。スイッチS1がONならばレリーズボタン6の操作に
よる起動であるので、S1ルーチン(SUB7)を実行した後
に#60に移行する。#54でスイッチS1がONでなければ、
以下、#55,#56,#57,#58で各スイッチALS,SYS,MOS,F
USがONか否かを判別し、いずれかのスイッチがONされて
いれば、そのスイッチに対応するAEロックルーチン(SU
B8)、システムリセットルーチン(SUB9)、モード変更
ルーチン(SUB10)、ファンクションルーチン(SUB11)
の各サブルーチンが実行され、#60に移行する。また、
#54〜#58でいずれのスイッチもONされていなければ、
アップスイッチUPS又はDOWNスイッチDOSがONされたもの
と判定され、Av,Tvのアップ/ダウンのサブルーチン(S
UB12)が実行され、#60に移行する。
4)。スイッチS1がONならばレリーズボタン6の操作に
よる起動であるので、S1ルーチン(SUB7)を実行した後
に#60に移行する。#54でスイッチS1がONでなければ、
以下、#55,#56,#57,#58で各スイッチALS,SYS,MOS,F
USがONか否かを判別し、いずれかのスイッチがONされて
いれば、そのスイッチに対応するAEロックルーチン(SU
B8)、システムリセットルーチン(SUB9)、モード変更
ルーチン(SUB10)、ファンクションルーチン(SUB11)
の各サブルーチンが実行され、#60に移行する。また、
#54〜#58でいずれのスイッチもONされていなければ、
アップスイッチUPS又はDOWNスイッチDOSがONされたもの
と判定され、Av,Tvのアップ/ダウンのサブルーチン(S
UB12)が実行され、#60に移行する。
#60ではボディステイタスICPBに、非作動、パワース
イッチON、ボディデータ出力、パワーズーム可、AF非作
動を示すデータ01001010を設定する。#61ではモードバ
ッファMOBにレンズモードLMO1及びレンズスイッチモー
ドLMO2を設定する。#62ではポートP22を“High"レベル
として、双方向信号ラインLBLをボディからレンズへの
信号伝送ラインとする。#63ではレンズセレクト信号を
“Low"レベルとして、ボディ内マイコンCPUBとの交信対
象としてレンズを選択する。そして、#64で一定時間待
機して#65でボディステイタスICPBの内容をレンズに出
力し、#66で一定時間待機して#67でモードバッファMO
Bの内容をレンズに出力する。#68ではレンズセレクト
信号CSLを“High"レベルに戻し、#69ではポートP22を
“Low"レベルとして、双方向信号ラインLBLをレンズか
らボディへの信号伝送ラインとする。これにより、レン
ズからの起動を受け付ける状態となる。#70でボディ内
昇圧回路DD1による昇圧を停止させ(PWCB=“High")、
#71で割込信号INTAによる割込を可として処理を終了す
る。
イッチON、ボディデータ出力、パワーズーム可、AF非作
動を示すデータ01001010を設定する。#61ではモードバ
ッファMOBにレンズモードLMO1及びレンズスイッチモー
ドLMO2を設定する。#62ではポートP22を“High"レベル
として、双方向信号ラインLBLをボディからレンズへの
信号伝送ラインとする。#63ではレンズセレクト信号を
“Low"レベルとして、ボディ内マイコンCPUBとの交信対
象としてレンズを選択する。そして、#64で一定時間待
機して#65でボディステイタスICPBの内容をレンズに出
力し、#66で一定時間待機して#67でモードバッファMO
Bの内容をレンズに出力する。#68ではレンズセレクト
信号CSLを“High"レベルに戻し、#69ではポートP22を
“Low"レベルとして、双方向信号ラインLBLをレンズか
らボディへの信号伝送ラインとする。これにより、レン
ズからの起動を受け付ける状態となる。#70でボディ内
昇圧回路DD1による昇圧を停止させ(PWCB=“High")、
#71で割込信号INTAによる割込を可として処理を終了す
る。
次に、スイッチS1がONされたときにコールされるS1ル
ーチン(SUB7)を第14図に示し説明する。このサブルー
チンでは、まず測光イネイブル信号LMENを“Low"レベル
とし、測光インターフェースLMIFを動作状態にする(#
251)。これによって、測光インターフェースLMIFはボ
ディ内マイコンCPUBからの基準クロックφに基づいて一
定周期で各測光値を順次A/D変換し、1つの測光値のA/D
変換が終了する毎に各測光部に対応するレジスタに測光
データをラッチする動作を、測光イネイブル信号LMENが
“Low"レベルの間繰り返す。次に専用のAFレンズが装着
されているか否かをAFレンズ装着フラグLLF1により判別
する(#252)。LLF1=1(AFレンズ装着)ならばAF動
作が行われたことを示すフラグAFFを1として、オフセ
ットルーチン(SUB13)に、LLF1=0(AFレンズ未装
着)ならば、#297に移行する。
ーチン(SUB7)を第14図に示し説明する。このサブルー
チンでは、まず測光イネイブル信号LMENを“Low"レベル
とし、測光インターフェースLMIFを動作状態にする(#
251)。これによって、測光インターフェースLMIFはボ
ディ内マイコンCPUBからの基準クロックφに基づいて一
定周期で各測光値を順次A/D変換し、1つの測光値のA/D
変換が終了する毎に各測光部に対応するレジスタに測光
データをラッチする動作を、測光イネイブル信号LMENが
“Low"レベルの間繰り返す。次に専用のAFレンズが装着
されているか否かをAFレンズ装着フラグLLF1により判別
する(#252)。LLF1=1(AFレンズ装着)ならばAF動
作が行われたことを示すフラグAFFを1として、オフセ
ットルーチン(SUB13)に、LLF1=0(AFレンズ未装
着)ならば、#297に移行する。
オフセットルーチン(SUB13)以下では焦点検出を行
うための処理を行う。まず、オフセットルーチン(SUB1
3)によってバリフォーカルレンズの場合に焦点検出が
可能な位置までフォーカス用レンズを移動させるための
オフセット処理を行う。オフセット処理はズーミングに
よってピントがずれるバリフォーカルレンズにおいて、
ズーミングによってフォーカス用レンズが合焦位置から
外れても、∞位置から最近接位置の範囲内で合焦するよ
うにフォーカス用レンズを移動させて焦点検出を確実に
行えるようにするものである。このときのレンズ移動量
をオフセット量NLと呼び、その算出方法については第54
図及び第55図に基づいて後述する。
うための処理を行う。まず、オフセットルーチン(SUB1
3)によってバリフォーカルレンズの場合に焦点検出が
可能な位置までフォーカス用レンズを移動させるための
オフセット処理を行う。オフセット処理はズーミングに
よってピントがずれるバリフォーカルレンズにおいて、
ズーミングによってフォーカス用レンズが合焦位置から
外れても、∞位置から最近接位置の範囲内で合焦するよ
うにフォーカス用レンズを移動させて焦点検出を確実に
行えるようにするものである。このときのレンズ移動量
をオフセット量NLと呼び、その算出方法については第54
図及び第55図に基づいて後述する。
このオフセットルーチン(SUB13)を第15図に示し説
明する。このサブルーチンでは、まず装着されているレ
ンズがタイプIIIのレンズ(バリフォーカルレンズ)か
否かを判定する(#301)。バリフォーカルレンズでな
ければすぐにリターンする。一方、バリフォーカルレン
ズならば、撮影準備スイッチS1がONか否かを判定する
(#302)。撮影準備スイッチS1がONのときは、ボディ
が演算動作中で、パワースイッチがON、レンズデータ入
力、ズーム可、AF非作動を示すデータ01010100を、撮影
準備スイッチS1がOFFのときは、ボディが非作動で、以
下、同様の状態を示すデータ01000100をボディステイタ
スICPBに設定する#303,#304)。データポインタはDPO
=81Hと設定する(#305)。これは、第8アドレス(AD
8)から1バイト分のデータ(つまり、レンズ内オフセ
ット量NL)をレンズから入力することを意味する。#30
6〜#311では、この2つのデータをレンズに送る。つま
り、#306でポートP22を“High"レベルとして、双方向
信号ラインLBLをボディからレンズへの信号伝送ライン
とし、#307でレンズセレクト信号CSLを“Low"レベルと
して、ボディ内マイコンCPUBとの交信対象としてレンズ
を選択する。そして、#308で一定時間待機して#309で
ボディステイタスICPBとレンズステイタスICPLを送受
し、#310で一定時間待機して#311でデータポインタDP
Oの内容をレンズに出力する。そしてレンズ側でオフセ
ット量NLを演算するのに要する時間待機して、オフセッ
ト量NLを入力する(#312,#313)。#314ではレンズセ
レクト信号CSLを“High"レベルに戻し、#315ではポー
トP22を“Low"レベルとして、双方向信号ラインLBLをレ
ンズからボディへの信号伝送ラインとする。これによ
り、レンズからの起動を受け付け可能な状態となる。#
316ではオフセット量がNL=0か否かを判別し、NL=0
ならばオフセット量のレンズ移動が必要ないので、その
ままリターンする。一方、NL≠0ならばオフセット量の
レンズ移動が必要であるので、NL×KB=N(KBはAFカプ
ラー12,21の回転量NLをAFモータMO2の回転量Nに変換す
るための係数)の演算を行い、オフセット量NLのフォー
カス用レンズの移動のためのAFモータMO2の回転量Nを
演算し、フォーカス用レンズの現在位置レジスタNCRに
回転量Nを駆動方向に応じて減算又は加算する(#317,
#318)。ここで、回転量Nは正又は負である。そし
て、回転量Nをカウンタ割込用のカウンタにプリセット
し、AFモータMO2を回転量Nの正負の方向に応じた方向
に応じた方向へ回転させ、カウンタの内容がエンコーダ
ENCからのパルスによって減算され、0になるのを待
つ。そしてカウンタの内容が0になると、AFモータMO2
を停止してリターンする(#319〜#321)。
明する。このサブルーチンでは、まず装着されているレ
ンズがタイプIIIのレンズ(バリフォーカルレンズ)か
否かを判定する(#301)。バリフォーカルレンズでな
ければすぐにリターンする。一方、バリフォーカルレン
ズならば、撮影準備スイッチS1がONか否かを判定する
(#302)。撮影準備スイッチS1がONのときは、ボディ
が演算動作中で、パワースイッチがON、レンズデータ入
力、ズーム可、AF非作動を示すデータ01010100を、撮影
準備スイッチS1がOFFのときは、ボディが非作動で、以
下、同様の状態を示すデータ01000100をボディステイタ
スICPBに設定する#303,#304)。データポインタはDPO
=81Hと設定する(#305)。これは、第8アドレス(AD
8)から1バイト分のデータ(つまり、レンズ内オフセ
ット量NL)をレンズから入力することを意味する。#30
6〜#311では、この2つのデータをレンズに送る。つま
り、#306でポートP22を“High"レベルとして、双方向
信号ラインLBLをボディからレンズへの信号伝送ライン
とし、#307でレンズセレクト信号CSLを“Low"レベルと
して、ボディ内マイコンCPUBとの交信対象としてレンズ
を選択する。そして、#308で一定時間待機して#309で
ボディステイタスICPBとレンズステイタスICPLを送受
し、#310で一定時間待機して#311でデータポインタDP
Oの内容をレンズに出力する。そしてレンズ側でオフセ
ット量NLを演算するのに要する時間待機して、オフセッ
ト量NLを入力する(#312,#313)。#314ではレンズセ
レクト信号CSLを“High"レベルに戻し、#315ではポー
トP22を“Low"レベルとして、双方向信号ラインLBLをレ
ンズからボディへの信号伝送ラインとする。これによ
り、レンズからの起動を受け付け可能な状態となる。#
316ではオフセット量がNL=0か否かを判別し、NL=0
ならばオフセット量のレンズ移動が必要ないので、その
ままリターンする。一方、NL≠0ならばオフセット量の
レンズ移動が必要であるので、NL×KB=N(KBはAFカプ
ラー12,21の回転量NLをAFモータMO2の回転量Nに変換す
るための係数)の演算を行い、オフセット量NLのフォー
カス用レンズの移動のためのAFモータMO2の回転量Nを
演算し、フォーカス用レンズの現在位置レジスタNCRに
回転量Nを駆動方向に応じて減算又は加算する(#317,
#318)。ここで、回転量Nは正又は負である。そし
て、回転量Nをカウンタ割込用のカウンタにプリセット
し、AFモータMO2を回転量Nの正負の方向に応じた方向
に応じた方向へ回転させ、カウンタの内容がエンコーダ
ENCからのパルスによって減算され、0になるのを待
つ。そしてカウンタの内容が0になると、AFモータMO2
を停止してリターンする(#319〜#321)。
第14図のフローに戻り、S1ルーチンにおけるオフセッ
トルーチン(SUB13)の処理が終了すると、CCDの余分な
電荷を掃き出すためのCCDイニシャライズ動作を行う
(#253)。そして、パワーズームを行わせないために
ズームイネイブルフラグZENFを0とし、測光演算が1回
も終了していないことを示すために測光演算未完フラグ
LMFを1とし、CCDの電荷蓄積(積分)を開始させ、積分
完了時に割込端子INTBへ入力される割込信号による割込
を可とし、AEルーチンに移行する(#254〜#257)。
トルーチン(SUB13)の処理が終了すると、CCDの余分な
電荷を掃き出すためのCCDイニシャライズ動作を行う
(#253)。そして、パワーズームを行わせないために
ズームイネイブルフラグZENFを0とし、測光演算が1回
も終了していないことを示すために測光演算未完フラグ
LMFを1とし、CCDの電荷蓄積(積分)を開始させ、積分
完了時に割込端子INTBへ入力される割込信号による割込
を可とし、AEルーチンに移行する(#254〜#257)。
AEルーチンでは、まずレンズ交信ルーチン(SUB14)
を実行する。これはAE及びAFのために必要なデータをレ
ンズから読み取る動作である。そして、装着されている
レンズが新レンズか否かを判定する(#258)。新レン
ズであればAF完了フラグAFCFが1か否かを判定する(#
259)。これは、AFが完了しているかどうかを判定する
もので、AFCF=1でAFが完了していれば、パワーズーム
が可となり、ズームルーチン(SUB15)を実行する。一
方、AFCF≠1でAFが完了していなければ、焦点検出中に
ズーミングを行うと焦点検出用受光部に入射する被写体
光が変化して(焦点検出領域に対応する被写体が変化し
て)、正確な焦点検出が行えないのでズームルーチン
(SUB15)はスキップする。さらにバリフォーカルレン
ズの場合、ズーミングを行うことで撮影距離も変化して
しまうため、フォーカス用レンズの移動中にズーミング
を行うことも望ましくない。このような理由でAFが完了
していないときには、パワーズームのためのズームルー
チン(SUB15)はスキップする。AFが完了していない
か、又はズームルーチン(SUB15)が終了すると、レン
ズスイッチの操作に対する処理を行うためにレンズスイ
ッチルーチン(SUB16)を実行して、#297のステップに
移行する。
を実行する。これはAE及びAFのために必要なデータをレ
ンズから読み取る動作である。そして、装着されている
レンズが新レンズか否かを判定する(#258)。新レン
ズであればAF完了フラグAFCFが1か否かを判定する(#
259)。これは、AFが完了しているかどうかを判定する
もので、AFCF=1でAFが完了していれば、パワーズーム
が可となり、ズームルーチン(SUB15)を実行する。一
方、AFCF≠1でAFが完了していなければ、焦点検出中に
ズーミングを行うと焦点検出用受光部に入射する被写体
光が変化して(焦点検出領域に対応する被写体が変化し
て)、正確な焦点検出が行えないのでズームルーチン
(SUB15)はスキップする。さらにバリフォーカルレン
ズの場合、ズーミングを行うことで撮影距離も変化して
しまうため、フォーカス用レンズの移動中にズーミング
を行うことも望ましくない。このような理由でAFが完了
していないときには、パワーズームのためのズームルー
チン(SUB15)はスキップする。AFが完了していない
か、又はズームルーチン(SUB15)が終了すると、レン
ズスイッチの操作に対する処理を行うためにレンズスイ
ッチルーチン(SUB16)を実行して、#297のステップに
移行する。
#258で旧レンズであると判定された場合には、旧レ
ンズにはパワーズーム機構、レンズスイッチが共に無い
ので、#259、SUB15、SUB16はスキップして、#297に移
行する。また、#252で専用のAFレンズが装着されてい
ない場合にも、ズームルーチン(SUB15)やレンズスイ
ッチルーチン(SUB16)はスキップして、#297に移行す
る。
ンズにはパワーズーム機構、レンズスイッチが共に無い
ので、#259、SUB15、SUB16はスキップして、#297に移
行する。また、#252で専用のAFレンズが装着されてい
ない場合にも、ズームルーチン(SUB15)やレンズスイ
ッチルーチン(SUB16)はスキップして、#297に移行す
る。
#297ではフィルム感度を示すISOデータを入力する。
次に、フラッシュからのデータを入力する(#260)。
このフラッシュデータの入力に際しては、フラッシュセ
レクト信号CSFを“Low"レベルとし、一定時間後に“Hig
h"レベルとする。そしてシリアルクロックSCKを出力し
て、このクロックSCKに同期してフラッシュから送られ
てくるシリアルデータを読み取る。これによってフラッ
シュからボディには専用フラッシュ、充電完了、調光O
K、発光量の各データが入力される。次に、測光インタ
ーフェースLMIFから測光データを入力するためのサブル
ーチン(SUB17)を実行し、入力した測光データに基づ
いて露出演算のサブルーチン(SUB18)を実行する。次
に、演算結果を表示回路DSP1に送って表示を行わせ、フ
ラッシュにデータを出力する(#261,#262)。フラッ
シュにデータを出力する際には、フラッシュセレクト信
号CSFを“Low"レベルとし、データを出力する間は前記
信号CSFを“Low"レベルのままとすることにより、デー
タ入力の場合と区別する。ボディからフラッシュへの出
力データは絞り値Av、フィルム感度Sv、撮影距離Dv及び
焦点距離fである。そして、測光演算が行われたので、
測光演算未完フラグLMFを0とする(#263)。#264で
はフラグFDFが1かどうかを判別する。このフラグFDFは
一回も測光演算が終了していない時点でCCDの積分終了
による割込があったときに、CCDからのデータを入力し
てからフラグFDFを1とし、AEルーチンの割込のあった
アドレスに戻り、残りのAEルーチンの動作を行うことが
ある(後述の第25図における#581〜#583参照)ので、
このために設けたフラグである。#264でFDF=1なら
ば、#265でFDF=0として、AFルーチンに移行する。一
方、#264でFDF=0ならば、#266に移行する。
次に、フラッシュからのデータを入力する(#260)。
このフラッシュデータの入力に際しては、フラッシュセ
レクト信号CSFを“Low"レベルとし、一定時間後に“Hig
h"レベルとする。そしてシリアルクロックSCKを出力し
て、このクロックSCKに同期してフラッシュから送られ
てくるシリアルデータを読み取る。これによってフラッ
シュからボディには専用フラッシュ、充電完了、調光O
K、発光量の各データが入力される。次に、測光インタ
ーフェースLMIFから測光データを入力するためのサブル
ーチン(SUB17)を実行し、入力した測光データに基づ
いて露出演算のサブルーチン(SUB18)を実行する。次
に、演算結果を表示回路DSP1に送って表示を行わせ、フ
ラッシュにデータを出力する(#261,#262)。フラッ
シュにデータを出力する際には、フラッシュセレクト信
号CSFを“Low"レベルとし、データを出力する間は前記
信号CSFを“Low"レベルのままとすることにより、デー
タ入力の場合と区別する。ボディからフラッシュへの出
力データは絞り値Av、フィルム感度Sv、撮影距離Dv及び
焦点距離fである。そして、測光演算が行われたので、
測光演算未完フラグLMFを0とする(#263)。#264で
はフラグFDFが1かどうかを判別する。このフラグFDFは
一回も測光演算が終了していない時点でCCDの積分終了
による割込があったときに、CCDからのデータを入力し
てからフラグFDFを1とし、AEルーチンの割込のあった
アドレスに戻り、残りのAEルーチンの動作を行うことが
ある(後述の第25図における#581〜#583参照)ので、
このために設けたフラグである。#264でFDF=1なら
ば、#265でFDF=0として、AFルーチンに移行する。一
方、#264でFDF=0ならば、#266に移行する。
#266〜#273では露出制御動作に移行できるかどうか
の判定を行う。まず、#266では専用のAFレンズか否か
をAFレンズ装着フラグLLF1により判定する。LLF1≠1で
専用のAFレンズでなければ無条件に#273へ移行する。
専用のAFレンズならば、#267でレリーズ可能フラグRLE
Fが1か否かを判別する。#267でRLEF=1ならばレリー
ズ優先であるので、#273へ移行する。#267でRLEF≠1
ならばAF優先であり、#268でAF完了フラグAFCFが1か
否かを判定する。#268でAF完了ならば#273へ移行し、
AF未完了ならば#274に移行する。#273ではレリーズス
イッチS2がONか否かを判定する。#273でレリーズスイ
ッチS2がONならば、露出制御動作(SUB19)に移行す
る。一方、レリーズスイッチS2がOFFならば、#274に移
行する。
の判定を行う。まず、#266では専用のAFレンズか否か
をAFレンズ装着フラグLLF1により判定する。LLF1≠1で
専用のAFレンズでなければ無条件に#273へ移行する。
専用のAFレンズならば、#267でレリーズ可能フラグRLE
Fが1か否かを判別する。#267でRLEF=1ならばレリー
ズ優先であるので、#273へ移行する。#267でRLEF≠1
ならばAF優先であり、#268でAF完了フラグAFCFが1か
否かを判定する。#268でAF完了ならば#273へ移行し、
AF未完了ならば#274に移行する。#273ではレリーズス
イッチS2がONか否かを判定する。#273でレリーズスイ
ッチS2がONならば、露出制御動作(SUB19)に移行す
る。一方、レリーズスイッチS2がOFFならば、#274に移
行する。
#274では、撮影準備スイッチS1がONか否かを判定す
る。撮影準備スイッチS1がONならば、#275でタイマー
用レジスタTIRに所定値Kを設定し、#276でタイマーを
リセットし、スタートさせる。そして、#298で専用のA
Fレンズか否かをAFレンズ装着フラグLLF1により判定す
る。LLF1=1(専用のAFレンズ)ならば、#299でAF動
作が行われているかどうかをAF動作フラグAFFにより判
別する。AFF≠1ならば#252へ移行し、AFF=1ならばA
Eルーチンへ移行する。また、#298で専用のAFレンズで
なければ#297に移行する。
る。撮影準備スイッチS1がONならば、#275でタイマー
用レジスタTIRに所定値Kを設定し、#276でタイマーを
リセットし、スタートさせる。そして、#298で専用のA
Fレンズか否かをAFレンズ装着フラグLLF1により判定す
る。LLF1=1(専用のAFレンズ)ならば、#299でAF動
作が行われているかどうかをAF動作フラグAFFにより判
別する。AFF≠1ならば#252へ移行し、AFF=1ならばA
Eルーチンへ移行する。また、#298で専用のAFレンズで
なければ#297に移行する。
#274で撮影準備スイッチS1がOFFならば、AFモータMO
2を停止させて、各フラグAFCF,FALF,AFF,RLEF,LCF,FDF,
LCF1を0にリセットし、AF用の表示を消去し、割込端子
INTBによる割込(CCDの積分終了時の割込)を不可と
し、パワーズームを可(ZENF=1)とする(#278〜#2
82)。次に、AEロックスイッチALSがONか否かを判定す
る(#283)。AEロックスイッチALSがOFFならば、撮影
準備スイッチS1もAEロックスイッチALSも共にOFFであ
り、両スイッチS1,ALSがOFFしてから一定時間(例えば
5秒)はAEルーチンを繰り返す動作中であるため、#28
5で割込端子INTAによる割込を可とし、#286でタイマー
による割込を可として、#298に移行する。#283でAEロ
ックスイッチALSがONならば、#275に移行する。
2を停止させて、各フラグAFCF,FALF,AFF,RLEF,LCF,FDF,
LCF1を0にリセットし、AF用の表示を消去し、割込端子
INTBによる割込(CCDの積分終了時の割込)を不可と
し、パワーズームを可(ZENF=1)とする(#278〜#2
82)。次に、AEロックスイッチALSがONか否かを判定す
る(#283)。AEロックスイッチALSがOFFならば、撮影
準備スイッチS1もAEロックスイッチALSも共にOFFであ
り、両スイッチS1,ALSがOFFしてから一定時間(例えば
5秒)はAEルーチンを繰り返す動作中であるため、#28
5で割込端子INTAによる割込を可とし、#286でタイマー
による割込を可として、#298に移行する。#283でAEロ
ックスイッチALSがONならば、#275に移行する。
#273でレリーズスイッチS2がONならば、露出制御ル
ーチン(SUB19)を実行する。露出制御動作が終了して
リセットスイッチS4がONになれば、フィルム巻き上げを
行う(#290,#291)。フィルム巻き上げが終了してリ
セットスイッチS4がOFFになれば、フィルム巻き上げを
停止する(#292,#294)。そして、表示を復帰させ、
撮影準備スイッチS1がOFFになるのを待つ(#294,#29
5)。撮影準備スイッチS1がOFFになると、設定値だけの
表示状態とし、メインルーチンに戻る(#296)。
ーチン(SUB19)を実行する。露出制御動作が終了して
リセットスイッチS4がONになれば、フィルム巻き上げを
行う(#290,#291)。フィルム巻き上げが終了してリ
セットスイッチS4がOFFになれば、フィルム巻き上げを
停止する(#292,#294)。そして、表示を復帰させ、
撮影準備スイッチS1がOFFになるのを待つ(#294,#29
5)。撮影準備スイッチS1がOFFになると、設定値だけの
表示状態とし、メインルーチンに戻る(#296)。
次に、S1ルーチン内の各サブルーチンについて説明す
る。
る。
初めに、レンズ交信ルーチン(SUB14)を第16図に示
し説明する。このサブルーチンがコールされると、まず
ポートP22を“High"レベルとし、双方向信号ラインLBL
をボディからレンズへの信号伝送ラインとする(#33
1)。そして、装着レンズが新レンズか否かを判定する
(#332)。新レンズならばICPB設定のサブルーチン(S
UB20)を実行し、新レンズでなければ#345に移行す
る。
し説明する。このサブルーチンがコールされると、まず
ポートP22を“High"レベルとし、双方向信号ラインLBL
をボディからレンズへの信号伝送ラインとする(#33
1)。そして、装着レンズが新レンズか否かを判定する
(#332)。新レンズならばICPB設定のサブルーチン(S
UB20)を実行し、新レンズでなければ#345に移行す
る。
ここで、ICPB設定のサブルーチン(SUB20)を第17図
に示し説明する。このサブルーチンでは、まず撮影準備
スイッチS1又はAEロックスイッチALSがONであるか否か
を判定する(#361,#362)。いずれかのスイッチS1又
はALSがONならば、ボディが演算動作中で、レンズデー
タ入力を示すデータ010101*0を、いずれのスイッチ
S1,ALSもOFFならば、ボディが非作動で、レンズデータ
入力を示すデータ010001*0をボディステイタスICPBに
設定する(#363,#364)。そして、ボディステイタスI
CPBの第1ビットb1=*は、ズームイネイブルフラグがZ
ENF=1ならばパワーズーム可を示すべくb1=1とし、Z
ENF=0ならばパワーズーム不可を示すべくb1=0とす
る(#365〜#367)。
に示し説明する。このサブルーチンでは、まず撮影準備
スイッチS1又はAEロックスイッチALSがONであるか否か
を判定する(#361,#362)。いずれかのスイッチS1又
はALSがONならば、ボディが演算動作中で、レンズデー
タ入力を示すデータ010101*0を、いずれのスイッチ
S1,ALSもOFFならば、ボディが非作動で、レンズデータ
入力を示すデータ010001*0をボディステイタスICPBに
設定する(#363,#364)。そして、ボディステイタスI
CPBの第1ビットb1=*は、ズームイネイブルフラグがZ
ENF=1ならばパワーズーム可を示すべくb1=1とし、Z
ENF=0ならばパワーズーム不可を示すべくb1=0とす
る(#365〜#367)。
第16図のフローに戻り、#333では、データポインタ
をDPO=16Hと設定する。これはレンズからの読取データ
として、第1アドレスAD1からの6バイトのデータを指
定したことを意味する。#334ではモードバッファMOBの
設定を行う。そして、ボディステイタスICPBとデータポ
インタDPOとモードバッファMOBの各内容をレンズに送る
と共に、ボディステイタスICPBと引き換えにレンズステ
イタスICPLをレンズから受信し、モードバッファMOBと
引き換えに開放絞り値Avoのデータをレンズから受信す
る(#335〜#341)。そして、最小絞り値Avmax、絞り
値偏差量△Av、変換係数KL及びNDC、焦点距離fの各デ
ータをレンズから入力し、レンズセレクト信号CSLを“H
igh"レベルに戻す(#351,#352)。
をDPO=16Hと設定する。これはレンズからの読取データ
として、第1アドレスAD1からの6バイトのデータを指
定したことを意味する。#334ではモードバッファMOBの
設定を行う。そして、ボディステイタスICPBとデータポ
インタDPOとモードバッファMOBの各内容をレンズに送る
と共に、ボディステイタスICPBと引き換えにレンズステ
イタスICPLをレンズから受信し、モードバッファMOBと
引き換えに開放絞り値Avoのデータをレンズから受信す
る(#335〜#341)。そして、最小絞り値Avmax、絞り
値偏差量△Av、変換係数KL及びNDC、焦点距離fの各デ
ータをレンズから入力し、レンズセレクト信号CSLを“H
igh"レベルに戻す(#351,#352)。
一方、#332で新レンズでなければ、#345〜#348で
レンズステイタスICPLと開放絞り値Avoを入力し、#351
で残りのレンズデータ(Avmax〜f)を同様に入力す
る。これは、新レンズでない場合にはボディステイタス
ICPBやデータポインタDPO、モードバッファMOBを受信で
きないからである。
レンズステイタスICPLと開放絞り値Avoを入力し、#351
で残りのレンズデータ(Avmax〜f)を同様に入力す
る。これは、新レンズでない場合にはボディステイタス
ICPBやデータポインタDPO、モードバッファMOBを受信で
きないからである。
以上のデータ交信を終了すると、撮影準備スイッチS1
とAEロックスイッチALSが共にOFFであるか否かを判定す
る(#353,#354)。スイッチS1,ALSが共にOFFであれ
ば、ポートP22を“Low"レベルとして、双方向信号ライ
ンLBLをレンズからボディへの信号伝送ラインとし、リ
ターンする(#355)。撮影準備スイッチS1とAEロック
スイッチALSのいずれかがONであれば、#355をスキップ
してリターンする。この場合、双方向信号ラインLBLは
ボディからレンズへの信号伝送ラインとなっている。
とAEロックスイッチALSが共にOFFであるか否かを判定す
る(#353,#354)。スイッチS1,ALSが共にOFFであれ
ば、ポートP22を“Low"レベルとして、双方向信号ライ
ンLBLをレンズからボディへの信号伝送ラインとし、リ
ターンする(#355)。撮影準備スイッチS1とAEロック
スイッチALSのいずれかがONであれば、#355をスキップ
してリターンする。この場合、双方向信号ラインLBLは
ボディからレンズへの信号伝送ラインとなっている。
次に、ズームルーチン(SUB15)を第18図に示す説明
する。このサブルーチンでは、まずテレスイッチTeS又
はワイドスイッチWiSのON信号が入力されているか否か
を判定する(#371)。#371でON信号が入力されていれ
ば#372に移行し、始めてON信号が入力されたか否かを
フラグTWFにより判定する。このフラグTWFはテレスイッ
チTeS又はワイドスイッチWiSがONのときにTWF=1とな
り、テレスイッチTeS及びワイドスイッチWiSが共にOFF
のときにTWF=0となる。#372でTWF≠1であれば、OFF
からONになったということであり、この場合、#373で
パワーズームが可能かどうかをズームイネイブルフラグ
ZENFで判別する。パワーズームが可能ならばTWF=1と
し、レンズ用高電圧VLEHの給電(PWCL1=“Low")を行
い、合焦表示を消去し、フラグAFCF,FALFを0とし、リ
ターンする(#374〜#377)。#372でTWF=1であれ
ば、以前からズーム用のスイッチTeS又はWiSがONされて
いたということであり、#373〜#377をスキップしてリ
ターンする。#373でズームイネイブルフラグZENFが1
でなければ、ズーム用のスイッチTeS又はWiSがOFFからO
Nになったとしても、パワーズーム不能であるから、#3
74〜#377をスキップしてリターンする。
する。このサブルーチンでは、まずテレスイッチTeS又
はワイドスイッチWiSのON信号が入力されているか否か
を判定する(#371)。#371でON信号が入力されていれ
ば#372に移行し、始めてON信号が入力されたか否かを
フラグTWFにより判定する。このフラグTWFはテレスイッ
チTeS又はワイドスイッチWiSがONのときにTWF=1とな
り、テレスイッチTeS及びワイドスイッチWiSが共にOFF
のときにTWF=0となる。#372でTWF≠1であれば、OFF
からONになったということであり、この場合、#373で
パワーズームが可能かどうかをズームイネイブルフラグ
ZENFで判別する。パワーズームが可能ならばTWF=1と
し、レンズ用高電圧VLEHの給電(PWCL1=“Low")を行
い、合焦表示を消去し、フラグAFCF,FALFを0とし、リ
ターンする(#374〜#377)。#372でTWF=1であれ
ば、以前からズーム用のスイッチTeS又はWiSがONされて
いたということであり、#373〜#377をスキップしてリ
ターンする。#373でズームイネイブルフラグZENFが1
でなければ、ズーム用のスイッチTeS又はWiSがOFFからO
Nになったとしても、パワーズーム不能であるから、#3
74〜#377をスキップしてリターンする。
#371でテレスイッチTeS及びワイドスイッチWiSが共
にOFFならば、ONからOFFに変化したか否かをフラグTWF
により判定する(#380)。TWF=1でなければ、OFFの
ままということであるから、そのままリターンし、TWF
=1であればONからOFFに変化したということであるか
ら、TWF=0とし、レンズ用高電圧VLEHの給電を停止(P
WCL1=“High")させる(#381,#382)。次にオフセッ
トルーチン(SUB13)を実行し、ズーミングによるフォ
ーカス用レンズのずれ(オフセット量NL)を補正する。
そして、撮影準備スイッチS1がONか否かを判定する(#
383)。撮影準備スイッチS1がOFFならば、そのままリタ
ーンし、撮影準備スイッチS1がONならばCCDの電荷蓄積
(積分)を開始し、割込端子INTBへの割込(CCDの積分
終了による割込)を可とし、フォーカス用レンズがオフ
セット量NLの移動を行ったことによりピントが合う状態
に補正されたか否かを確認するためのAF動作を行うよう
にし、ZENF=0としてリターンする(#384〜#386)。
にOFFならば、ONからOFFに変化したか否かをフラグTWF
により判定する(#380)。TWF=1でなければ、OFFの
ままということであるから、そのままリターンし、TWF
=1であればONからOFFに変化したということであるか
ら、TWF=0とし、レンズ用高電圧VLEHの給電を停止(P
WCL1=“High")させる(#381,#382)。次にオフセッ
トルーチン(SUB13)を実行し、ズーミングによるフォ
ーカス用レンズのずれ(オフセット量NL)を補正する。
そして、撮影準備スイッチS1がONか否かを判定する(#
383)。撮影準備スイッチS1がOFFならば、そのままリタ
ーンし、撮影準備スイッチS1がONならばCCDの電荷蓄積
(積分)を開始し、割込端子INTBへの割込(CCDの積分
終了による割込)を可とし、フォーカス用レンズがオフ
セット量NLの移動を行ったことによりピントが合う状態
に補正されたか否かを確認するためのAF動作を行うよう
にし、ZENF=0としてリターンする(#384〜#386)。
次に、レンズスイッチルーチン(SUB16)を第19図に
示す説明する。このサブルーチンでは、まずレンズスイ
ッチがONか否かを判定する(#391)。レンズスイッチ
がONならば、WIM(ワイドモード)か否かを判定する
(#392)。WIM(ワイドモード)であれば、タイプIの
レンズ(固定焦点レンズ又はマニュアルズームレンズ)
であるか否かを判定する(#393)。タイプIのレンズ
であれば、そのままリターンする。タイプIのレンズで
なければ、撮影準備スイッチS1がONか否かを判定する
(#394)。撮影準備スイッチS1がONであれば、ローコ
ンフラグLCFが1か否かを判定する(#395)。ローコン
フラグLCFが1でなければ、焦点検出が可能であるとし
て、そのままリターンする。そして、#394で撮影準備
スイッチS1がOFFであるか、又は#395でローコンフラグ
がLCF=1で焦点検出不可であるときには、レンズスイ
ッチフラグLSFが1であるか否かを判定する(#396)。
レンズスイッチフラグLSFが1でなければ、レンズスイ
ッチがOFFからONに変化したということであるから、レ
ンズスイッチフラグLSFを1とし、AFモータMO2を停止さ
せ、ズームレンズをワイド端に移動させるために、レン
ズ用の高電圧VLEHの給電(PWCL1=“Low")を行う(#3
97〜#399)。そして、割込端子INTBへの割込(CCDの積
分終了による割込)を禁止し、フラグAFCF,FALFを0と
してリターンする(#400,#407)。
示す説明する。このサブルーチンでは、まずレンズスイ
ッチがONか否かを判定する(#391)。レンズスイッチ
がONならば、WIM(ワイドモード)か否かを判定する
(#392)。WIM(ワイドモード)であれば、タイプIの
レンズ(固定焦点レンズ又はマニュアルズームレンズ)
であるか否かを判定する(#393)。タイプIのレンズ
であれば、そのままリターンする。タイプIのレンズで
なければ、撮影準備スイッチS1がONか否かを判定する
(#394)。撮影準備スイッチS1がONであれば、ローコ
ンフラグLCFが1か否かを判定する(#395)。ローコン
フラグLCFが1でなければ、焦点検出が可能であるとし
て、そのままリターンする。そして、#394で撮影準備
スイッチS1がOFFであるか、又は#395でローコンフラグ
がLCF=1で焦点検出不可であるときには、レンズスイ
ッチフラグLSFが1であるか否かを判定する(#396)。
レンズスイッチフラグLSFが1でなければ、レンズスイ
ッチがOFFからONに変化したということであるから、レ
ンズスイッチフラグLSFを1とし、AFモータMO2を停止さ
せ、ズームレンズをワイド端に移動させるために、レン
ズ用の高電圧VLEHの給電(PWCL1=“Low")を行う(#3
97〜#399)。そして、割込端子INTBへの割込(CCDの積
分終了による割込)を禁止し、フラグAFCF,FALFを0と
してリターンする(#400,#407)。
#396でレンズスイッチフラグLSFが1であれば、以前
からレンズスイッチはONされていたということであり、
既にWIM(ワイドモード)の動作を行っているというこ
とであるから、レンズ側におけるワイド端へのズーミン
グが停止しているか否かを判定する(#401)。ズーミ
ングが停止していなければ、そのままリターンする。ズ
ーミングが停止していれば、レンズ用高電圧VLEHの給電
を停止(PWCL1=“High")させることによりズームモー
タMO3を停止させる(#402)。そして、ズーミングによ
るフォーカス用レンズのピントずれ量(オフセット量)
を補正するべく、オフセットルーチン(SUB16)を実行
し、撮影準備スイッチS1がONであるか否かを判定する
(#403)。撮影準備スイッチS1がOFFならば、そのまま
リターンし、撮影準備スイッチS1がONならばCCDの電荷
蓄積(積分)を開始し、割込端子INTBへの割込(CCDの
積分終了による割込)を可として、フォーカス用レンズ
がオフセット量NLの移動を行ったことによりピントが合
う状態に補正されたか否かを確認するためのAF動作を行
うようにし、ZENF=0としてリターンする(#404〜#4
06)。
からレンズスイッチはONされていたということであり、
既にWIM(ワイドモード)の動作を行っているというこ
とであるから、レンズ側におけるワイド端へのズーミン
グが停止しているか否かを判定する(#401)。ズーミ
ングが停止していなければ、そのままリターンする。ズ
ーミングが停止していれば、レンズ用高電圧VLEHの給電
を停止(PWCL1=“High")させることによりズームモー
タMO3を停止させる(#402)。そして、ズーミングによ
るフォーカス用レンズのピントずれ量(オフセット量)
を補正するべく、オフセットルーチン(SUB16)を実行
し、撮影準備スイッチS1がONであるか否かを判定する
(#403)。撮影準備スイッチS1がOFFならば、そのまま
リターンし、撮影準備スイッチS1がONならばCCDの電荷
蓄積(積分)を開始し、割込端子INTBへの割込(CCDの
積分終了による割込)を可として、フォーカス用レンズ
がオフセット量NLの移動を行ったことによりピントが合
う状態に補正されたか否かを確認するためのAF動作を行
うようにし、ZENF=0としてリターンする(#404〜#4
06)。
#392でWIM(ワイドモード)でなければ、レンズスイ
ッチフラグLSFが1であるか否かを判定する(#409)。
#409でLSF=1でなければ、レンズスイッチがOFFからO
Nに変化したということであり、#410でLSF=1とし、
#411でALM(AEロックモード)か否かを判定する。ALM
(AEロックモード)ならば、#412でLALM=1とし、リ
ターンする。このフラグLALMはレンズ側の操作でAEロッ
クされたことを示すフラグである。#411でALM(AEロッ
クモード)でなければ、#413でRLPM(レリーズ優先モ
ード)か否かを判定する。#413でRLPM(レリーズ優先
モード)ならば、#414でRLEF=1としてリターンす
る。このフラグRLEFはレリーズ優先モードであることを
示すフラグである。#413でRLPM(レリーズ優先モー
ド)でないときには、そのままリターンする。また、#
409でLSF=1であれば、レンズスイッチがONのままとい
うことであるので、そのままリターンする。
ッチフラグLSFが1であるか否かを判定する(#409)。
#409でLSF=1でなければ、レンズスイッチがOFFからO
Nに変化したということであり、#410でLSF=1とし、
#411でALM(AEロックモード)か否かを判定する。ALM
(AEロックモード)ならば、#412でLALM=1とし、リ
ターンする。このフラグLALMはレンズ側の操作でAEロッ
クされたことを示すフラグである。#411でALM(AEロッ
クモード)でなければ、#413でRLPM(レリーズ優先モ
ード)か否かを判定する。#413でRLPM(レリーズ優先
モード)ならば、#414でRLEF=1としてリターンす
る。このフラグRLEFはレリーズ優先モードであることを
示すフラグである。#413でRLPM(レリーズ優先モー
ド)でないときには、そのままリターンする。また、#
409でLSF=1であれば、レンズスイッチがONのままとい
うことであるので、そのままリターンする。
#391でレンズスイッチがOFFならば、WIM(ワイドモ
ード)か否かを判定する(#416)。WIM(ワイドモー
ド)であれば、タイプIのレンズ(固定焦点レンズ又は
マニュアルズームレンズ)であるか否かを判定する(#
417)。タイプIのレンズであれば、そのままリターン
する。タイプIのレンズでなければ、レンズスイッチフ
ラグLSFが0であるか否かを判定する(#418)。レンズ
スイッチフラグLSFが0でなければ、レンズスイッチがO
NからOFFに変化したということであるから、LSF=0と
し、ワイド端から元の焦点距離に戻すためにレンズ用の
高電圧VLEHの給電(PWCL1=“Low")を行い、割込端子I
NTBによる割込を不可としてリターンする(#419〜#42
1)。また、フラグAFCF,FALFは0とする(#407)。#4
18でレンズスイッチフラグLSFが0であれば、レンズス
イッチは以前からOFFされていたということであるか
ら、#401に移行し、ズームが停止(元の焦点距離に戻
る)している否かを判定し、前述の動作を行ってリター
ンする。
ード)か否かを判定する(#416)。WIM(ワイドモー
ド)であれば、タイプIのレンズ(固定焦点レンズ又は
マニュアルズームレンズ)であるか否かを判定する(#
417)。タイプIのレンズであれば、そのままリターン
する。タイプIのレンズでなければ、レンズスイッチフ
ラグLSFが0であるか否かを判定する(#418)。レンズ
スイッチフラグLSFが0でなければ、レンズスイッチがO
NからOFFに変化したということであるから、LSF=0と
し、ワイド端から元の焦点距離に戻すためにレンズ用の
高電圧VLEHの給電(PWCL1=“Low")を行い、割込端子I
NTBによる割込を不可としてリターンする(#419〜#42
1)。また、フラグAFCF,FALFは0とする(#407)。#4
18でレンズスイッチフラグLSFが0であれば、レンズス
イッチは以前からOFFされていたということであるか
ら、#401に移行し、ズームが停止(元の焦点距離に戻
る)している否かを判定し、前述の動作を行ってリター
ンする。
#416でWIM(ワイドモード)でなければ、レンズスイ
ッチフラグLSFが0であるか否かを判定する(#425)。
レンズスイッチフラグLSFが0であれば、レンズスイッ
チがOFFのままであるということであるから、そのまま
リターンする。#425でレンズスイッチフラグLSFが0で
なければ、レンズスイッチがONからOFFに変化したとい
うことであるから、#426でフラグLSF,LALF,RLEFを0と
してリターンする。
ッチフラグLSFが0であるか否かを判定する(#425)。
レンズスイッチフラグLSFが0であれば、レンズスイッ
チがOFFのままであるということであるから、そのまま
リターンする。#425でレンズスイッチフラグLSFが0で
なければ、レンズスイッチがONからOFFに変化したとい
うことであるから、#426でフラグLSF,LALF,RLEFを0と
してリターンする。
次に、測光データ入力ルーチン(SUB17)を第20図に
示す説明する。このサブルーチンでは、まず、各測光デ
ータを入力し、その測光誤差、開放絞り値の補正を行う
(#431,#432)。次に、ボディ又はレンズのスイッチ
操作によりAEロックスイッチALSがOFFからONに変化した
かどうかを判定し、OFFからONに変化したのならば、手
動AEロック完了フラグMALFを1とし、測光データをレジ
スタMLRに設定する(#433,#434,#439,#440)。ここ
で、レジスタMLRは、手動AEロック時の測光データ入力
用のレジスタである。ボディ及びレンズのAEロックスイ
ッチALSがいずれもOFFならばレンズによるAEロックフラ
グLALFが1か否かを判定する(#435)。LALF=1であ
れば#434に移行する。LALF=1でなければ、MALF=0
とし、AF完了フラグAFCFを判定する(#436,#442)。
また、AEロックスイッチALSがONのままであるときにも
#434から#442に移行してAF完了フラグAFCFを判定す
る。AF完了フラグAFCFが1であれば、AF・AE完了フラグ
FALFを判定する(#444)。フラグFALFが1でなければA
F完了フラグAFCFは0から1に変化したということであ
るから、FALF=1とし、レジスタFLRに測光データを設
定する(#445,#446)。ここで、レジスタFLRはAF・AE
ロック時の測光データ入力用のレジスタであり、合焦後
の最初の測光データが記憶される。#444でフラグFALF
が1ならば#447で測光データをレジスタNMRに設定す
る。また、#442でAFCF=0ならば、AF・AEロック完了
フラグFALFを0とし、測光データをレジスタNMRに設定
する(#443,#447)。ここで、レジスタNMRは通常の測
光データを入力するためのレジスタである。即ち、AEロ
ックスイッチALSがOFFからONに変化したならばレジスタ
MLRに、AF完了フラグAFCFが0から1に変化したならば
レジスタFLRに、それ以外の場合にはレジスタNMRに測光
データを設定するものである。そして、AEロックスイッ
チによるAEロック状態ではレジスタMLR、合焦によるAE
ロック状態ではレジスタFLR、その他の状態ではNMRの内
容をそれぞれ演算用測光データBvci(i=1〜6)と
し、撮影倍率β、焦点距離fv、測光データBvci(i=1
〜6)から、主被写体と従被写体の輝度を演算する(#
450〜#455)。
示す説明する。このサブルーチンでは、まず、各測光デ
ータを入力し、その測光誤差、開放絞り値の補正を行う
(#431,#432)。次に、ボディ又はレンズのスイッチ
操作によりAEロックスイッチALSがOFFからONに変化した
かどうかを判定し、OFFからONに変化したのならば、手
動AEロック完了フラグMALFを1とし、測光データをレジ
スタMLRに設定する(#433,#434,#439,#440)。ここ
で、レジスタMLRは、手動AEロック時の測光データ入力
用のレジスタである。ボディ及びレンズのAEロックスイ
ッチALSがいずれもOFFならばレンズによるAEロックフラ
グLALFが1か否かを判定する(#435)。LALF=1であ
れば#434に移行する。LALF=1でなければ、MALF=0
とし、AF完了フラグAFCFを判定する(#436,#442)。
また、AEロックスイッチALSがONのままであるときにも
#434から#442に移行してAF完了フラグAFCFを判定す
る。AF完了フラグAFCFが1であれば、AF・AE完了フラグ
FALFを判定する(#444)。フラグFALFが1でなければA
F完了フラグAFCFは0から1に変化したということであ
るから、FALF=1とし、レジスタFLRに測光データを設
定する(#445,#446)。ここで、レジスタFLRはAF・AE
ロック時の測光データ入力用のレジスタであり、合焦後
の最初の測光データが記憶される。#444でフラグFALF
が1ならば#447で測光データをレジスタNMRに設定す
る。また、#442でAFCF=0ならば、AF・AEロック完了
フラグFALFを0とし、測光データをレジスタNMRに設定
する(#443,#447)。ここで、レジスタNMRは通常の測
光データを入力するためのレジスタである。即ち、AEロ
ックスイッチALSがOFFからONに変化したならばレジスタ
MLRに、AF完了フラグAFCFが0から1に変化したならば
レジスタFLRに、それ以外の場合にはレジスタNMRに測光
データを設定するものである。そして、AEロックスイッ
チによるAEロック状態ではレジスタMLR、合焦によるAE
ロック状態ではレジスタFLR、その他の状態ではNMRの内
容をそれぞれ演算用測光データBvci(i=1〜6)と
し、撮影倍率β、焦点距離fv、測光データBvci(i=1
〜6)から、主被写体と従被写体の輝度を演算する(#
450〜#455)。
次に、露出演算のサブルーチン(SUB18)を第21図に
示し説明する。このサブルーチンでは、まずフラッシュ
が装着されているか否かを判定する(#461)。フラッ
シュが装着されていれば#462へ移行し、フラッシュが
装着されていなければ#481に移行し、それぞれ専用のA
Fレンズが装着されているかどうかをAFレンズ装着フラ
グLLF1により判別する。#462で専用のAFレンズが装着
されていなければ#463に移行し、Mモード(マニュア
ルモード)か否かを判定する。#463でMモードなら
ば、#465でマニュアル設定値を同調限界速度Tvxで制限
し、Mモードでなければ#464でシャッター速度Tvを同
調限界速度Tvxとしてリターンする。#462で専用のAFレ
ンズが装着されていれば、タイプIIのレンズ(バリフォ
ーカルでない通常のズームレンズ)か否かを判定する
(#469)。タイプIIのレンズならばEXZM(露光間ズー
ム)か否かを判定する(#470)。露光間ズームEXZMな
らば、EXZMフラッシュのサブルーチン(SUB21)を実行
する。
示し説明する。このサブルーチンでは、まずフラッシュ
が装着されているか否かを判定する(#461)。フラッ
シュが装着されていれば#462へ移行し、フラッシュが
装着されていなければ#481に移行し、それぞれ専用のA
Fレンズが装着されているかどうかをAFレンズ装着フラ
グLLF1により判別する。#462で専用のAFレンズが装着
されていなければ#463に移行し、Mモード(マニュア
ルモード)か否かを判定する。#463でMモードなら
ば、#465でマニュアル設定値を同調限界速度Tvxで制限
し、Mモードでなければ#464でシャッター速度Tvを同
調限界速度Tvxとしてリターンする。#462で専用のAFレ
ンズが装着されていれば、タイプIIのレンズ(バリフォ
ーカルでない通常のズームレンズ)か否かを判定する
(#469)。タイプIIのレンズならばEXZM(露光間ズー
ム)か否かを判定する(#470)。露光間ズームEXZMな
らば、EXZMフラッシュのサブルーチン(SUB21)を実行
する。
このサブルーチンを第22図に示し説明する。まず、従
被写体の輝度に対して露出値Evを求めて、所定のシャッ
ター速度Tvz1を優先させて、絞り値Av=Ev−Tvz1を求め
る(#491,#492)。ここで、所定のシャッター速度Tvz
1とは、シャッターが全開している間にズーミングが行
える露光時間に相当する。そして、求めた絞り値がAv<
Avoならば、絞り値Avを開放絞り値Avoに制限し、Ev−Av
o=Tvとする(#493,#494,#495)。また、求めた絞り
値がAvo≦Av≦Avmaxならば所定のシャッター速度Tvz1を
そのまま制御用のシャッター速度Tvとする(#493,#49
6,#499)。さらに、Av>AvmaxならばAv−Avmax=dが
フィルムラチチュードlに対しd≦lか否かを判定する
(#497,#498)。d≦lならば#499に移行し、d>l
ならば適正露光の補償ができないために、EXZM不可警告
(例えば、EXZM表示の点滅)を行って、Ev+l−Avmax
=Tvを演算し、求めたシャッター速度Tvを同調限界速度
Tvxに制限し、絞り値Avを最小絞り値Avmaxに制限してリ
ターンする(#500〜#504)。
被写体の輝度に対して露出値Evを求めて、所定のシャッ
ター速度Tvz1を優先させて、絞り値Av=Ev−Tvz1を求め
る(#491,#492)。ここで、所定のシャッター速度Tvz
1とは、シャッターが全開している間にズーミングが行
える露光時間に相当する。そして、求めた絞り値がAv<
Avoならば、絞り値Avを開放絞り値Avoに制限し、Ev−Av
o=Tvとする(#493,#494,#495)。また、求めた絞り
値がAvo≦Av≦Avmaxならば所定のシャッター速度Tvz1を
そのまま制御用のシャッター速度Tvとする(#493,#49
6,#499)。さらに、Av>AvmaxならばAv−Avmax=dが
フィルムラチチュードlに対しd≦lか否かを判定する
(#497,#498)。d≦lならば#499に移行し、d>l
ならば適正露光の補償ができないために、EXZM不可警告
(例えば、EXZM表示の点滅)を行って、Ev+l−Avmax
=Tvを演算し、求めたシャッター速度Tvを同調限界速度
Tvxに制限し、絞り値Avを最小絞り値Avmaxに制限してリ
ターンする(#500〜#504)。
第21図のフローに戻って、#469でタイプIIのレンズ
でないか、又は#470でEXZM(露光間ズーム)でなけれ
ば、#471以下のステップに移行し、各露出モード、及
びAEロックに応じたTv,Avの演算を行う。まず、#471で
はMモード(マニュアルモード)か否かを判定する。M
モードであれば、#465と同様にシャッター速度を制限
する(#472)。Mモードでなければ、Aモード(絞り
優先AEモード)か否かを判定する(#473)。Aモード
であれば、シャッター速度Tvとして同調速度Tvxを設定
し、絞り値Avとして設定絞り値Avsを設定する(#474〜
#475)。Aモードでなければ、手動AEロックフラグMAL
Fが1であるか否かを判定する(#476)。MALF=1であ
れば、従被写体輝度からシャッター速度Tvと絞り値Avを
決定する。ここでは、低速シャッター速度も可能とす
る。MALF=1でなければ、従被写体輝度からシャッター
速度Tvと絞り値Avを決定するが、シャッター速度Tvは同
調速度Tvxで制限する。EXZMフラッシュのサブルーチン
(SUB21)、#475、#477又は#478から#479へ移行
し、TvとAvによる制御値(従被写体輝度に対応)と主被
写体輝度との差及び撮影倍率に応じたフラッシュ調光量
の補正量を演算してリターンする。
でないか、又は#470でEXZM(露光間ズーム)でなけれ
ば、#471以下のステップに移行し、各露出モード、及
びAEロックに応じたTv,Avの演算を行う。まず、#471で
はMモード(マニュアルモード)か否かを判定する。M
モードであれば、#465と同様にシャッター速度を制限
する(#472)。Mモードでなければ、Aモード(絞り
優先AEモード)か否かを判定する(#473)。Aモード
であれば、シャッター速度Tvとして同調速度Tvxを設定
し、絞り値Avとして設定絞り値Avsを設定する(#474〜
#475)。Aモードでなければ、手動AEロックフラグMAL
Fが1であるか否かを判定する(#476)。MALF=1であ
れば、従被写体輝度からシャッター速度Tvと絞り値Avを
決定する。ここでは、低速シャッター速度も可能とす
る。MALF=1でなければ、従被写体輝度からシャッター
速度Tvと絞り値Avを決定するが、シャッター速度Tvは同
調速度Tvxで制限する。EXZMフラッシュのサブルーチン
(SUB21)、#475、#477又は#478から#479へ移行
し、TvとAvによる制御値(従被写体輝度に対応)と主被
写体輝度との差及び撮影倍率に応じたフラッシュ調光量
の補正量を演算してリターンする。
自然光モードでは、#461から#481に移行し、専用の
AFレンズでなければ、Mモードでは設定シャッター速度
Tvsを制御用のシャッター速度Tvとし、Mモードでなけ
れば、(主被写体輝度)+Sv=Tvとしてリターンする
(#482〜#484)。#481で専用のAFレンズであれば、
タイプIIのレンズ(バリフォーカルでない通常のズーム
レンズ)であるか否かを判定する(#485)。タイプII
のレンズであれば、EXZM(露光間ズーム)か否かを判定
する(#486)。#485でタイプIIのレンズでないとき、
又は#486でEXZMでないときは、#487で主被写体の輝度
に応じて露出制御モード(Pモード、Sモード、Aモー
ド又はMモード)に応じた露出演算を行ってリターンす
る。専用のAFレンズで、タイプIIのレンズで、且つEXZM
(露光間ズーム)ならば、#481,#485,#486を経て定
常光による露光間ズームのサブルーチン(SUB22)に移
行する。
AFレンズでなければ、Mモードでは設定シャッター速度
Tvsを制御用のシャッター速度Tvとし、Mモードでなけ
れば、(主被写体輝度)+Sv=Tvとしてリターンする
(#482〜#484)。#481で専用のAFレンズであれば、
タイプIIのレンズ(バリフォーカルでない通常のズーム
レンズ)であるか否かを判定する(#485)。タイプII
のレンズであれば、EXZM(露光間ズーム)か否かを判定
する(#486)。#485でタイプIIのレンズでないとき、
又は#486でEXZMでないときは、#487で主被写体の輝度
に応じて露出制御モード(Pモード、Sモード、Aモー
ド又はMモード)に応じた露出演算を行ってリターンす
る。専用のAFレンズで、タイプIIのレンズで、且つEXZM
(露光間ズーム)ならば、#481,#485,#486を経て定
常光による露光間ズームのサブルーチン(SUB22)に移
行する。
このサブルーチンを第23図に示し説明する。まず、主
被写体輝度に基づいて露出値Evを求め、所定のシャッタ
ー速度Tvz2(Tvz2<Tvz1)を優先として、絞り値Avの演
算を行う(#511,#512)。そして、求めた絞り値がAv
<Avoならば、絞り値Avを開放絞り値Avoに制限し、Ev−
Avo=Tvとする(#514,#515)。また、求めた絞り値が
Avo≦Av≦Avmaxならば所定のシャッター速度Tvz2(Tvz2
<Tvz1)をそのまま制御用のシャッター速度Tvとする
(#513,#516,#519)。さらに、Av>AvmaxならばAv−
Avmax=dがフィルムラチチュードlに対しd≦lか否
かを判定する(#517,#518)。d≦lならば#519に移
行し、d>lならば、Ev+l−Avmax=Tvを演算し、絞
り値Avを最小絞り値Avmaxに制限し、適正露光の補償が
できないために、EXZM不可警告(例えば、EXZM表示の点
滅)を行ってリターンする(#520〜#522)。
被写体輝度に基づいて露出値Evを求め、所定のシャッタ
ー速度Tvz2(Tvz2<Tvz1)を優先として、絞り値Avの演
算を行う(#511,#512)。そして、求めた絞り値がAv
<Avoならば、絞り値Avを開放絞り値Avoに制限し、Ev−
Avo=Tvとする(#514,#515)。また、求めた絞り値が
Avo≦Av≦Avmaxならば所定のシャッター速度Tvz2(Tvz2
<Tvz1)をそのまま制御用のシャッター速度Tvとする
(#513,#516,#519)。さらに、Av>AvmaxならばAv−
Avmax=dがフィルムラチチュードlに対しd≦lか否
かを判定する(#517,#518)。d≦lならば#519に移
行し、d>lならば、Ev+l−Avmax=Tvを演算し、絞
り値Avを最小絞り値Avmaxに制限し、適正露光の補償が
できないために、EXZM不可警告(例えば、EXZM表示の点
滅)を行ってリターンする(#520〜#522)。
ここで、Tvz2<Tvz1となっている理由は、芯になる像
を露光する場合に、フラッシュ撮影のときにはフラッシ
ュの発光によって瞬時に芯になる像の露光が行われる
が、自然光(定常光)では芯になる像の露光を行う所定
時間はズーミングを停止させておく必要があるからであ
る。尚、上述の各シャッター速度Tvz1,Tvz2はレンズの
ズーミング範囲或いはレンズがどのような種類のレンズ
であるかを示すコード(実施例では示されていない)に
応じて変えてもよい。更に、撮影者がズーミング範囲を
設定して設定範囲に応じた値にしてもよい。さらに、実
施例では長秒時側の制限は行っていないが、芯が2つで
きることを避けるために長秒時側の制限を行ってもよ
い。
を露光する場合に、フラッシュ撮影のときにはフラッシ
ュの発光によって瞬時に芯になる像の露光が行われる
が、自然光(定常光)では芯になる像の露光を行う所定
時間はズーミングを停止させておく必要があるからであ
る。尚、上述の各シャッター速度Tvz1,Tvz2はレンズの
ズーミング範囲或いはレンズがどのような種類のレンズ
であるかを示すコード(実施例では示されていない)に
応じて変えてもよい。更に、撮影者がズーミング範囲を
設定して設定範囲に応じた値にしてもよい。さらに、実
施例では長秒時側の制限は行っていないが、芯が2つで
きることを避けるために長秒時側の制限を行ってもよ
い。
次に、露出制御ルーチン(SUB19)を第24図に示し説
明する。このサブルーチンでは、まずファインダー内表
示を消去し、AF用モータMO2を停止させ、レンズ用の高
電圧VLEHの給電を停止(PWCL1=“High")させる(#53
1〜#533)。そして、タイプIIのレンズであるか否かを
判定する(#534)。タイプIIのレンズであれば、EXZM
(露光間ズーム)か否かを判定する(#535)。タイプI
Iのレンズで且つEXZM(露光間ズーム)ならば、ボディ
ステイタスICPBに露出制御動作中であることを示すデー
タ(ICPB54=10)を設定してレンズに送る(#536〜#5
40)。また、レンズ用の高電圧VLEHの給電を行い(PWCL
1=“Low")、最短焦点距離に向けてズーミングを開始
させる(#541)。そして、レンズからレンズステイタ
スICPLを入力(#542〜#546)するたびにズーミングが
停止しているか否かを判定する(#547)。ワイド端に
達してズーミングが終了したことが判別されると、レン
ズ用高電圧VLEHの給電を停止(PWCL1=“High")させて
ズーミングを停止させる(#548)。なお、タイプIIの
レンズでないか、又はEXZM(露光間ズーム)でなけれ
ば、#536〜#548(露光間ズーム)をスキップして、#
551に移行する。
明する。このサブルーチンでは、まずファインダー内表
示を消去し、AF用モータMO2を停止させ、レンズ用の高
電圧VLEHの給電を停止(PWCL1=“High")させる(#53
1〜#533)。そして、タイプIIのレンズであるか否かを
判定する(#534)。タイプIIのレンズであれば、EXZM
(露光間ズーム)か否かを判定する(#535)。タイプI
Iのレンズで且つEXZM(露光間ズーム)ならば、ボディ
ステイタスICPBに露出制御動作中であることを示すデー
タ(ICPB54=10)を設定してレンズに送る(#536〜#5
40)。また、レンズ用の高電圧VLEHの給電を行い(PWCL
1=“Low")、最短焦点距離に向けてズーミングを開始
させる(#541)。そして、レンズからレンズステイタ
スICPLを入力(#542〜#546)するたびにズーミングが
停止しているか否かを判定する(#547)。ワイド端に
達してズーミングが終了したことが判別されると、レン
ズ用高電圧VLEHの給電を停止(PWCL1=“High")させて
ズーミングを停止させる(#548)。なお、タイプIIの
レンズでないか、又はEXZM(露光間ズーム)でなけれ
ば、#536〜#548(露光間ズーム)をスキップして、#
551に移行する。
#551〜#556では、調光量のデータ(Sv−Kc)(Kcは
補正データ≧0)を測光インターフェースLMIFに送り、
絞り込み段数(Av−Avo)をカウンタにプリセットし
て、カウンタ割込を可とし、エンコーダENCから絞り込
み量に応じたパルスが出力されるようにポートP18を“H
igh"レベルとし、レリーズマグネット(=Mg1)を動作
させて、待機する。予定量の絞り込みがなされると、カ
ウンタ割込がかかり、カウンタ割込の処理を行う。
補正データ≧0)を測光インターフェースLMIFに送り、
絞り込み段数(Av−Avo)をカウンタにプリセットし
て、カウンタ割込を可とし、エンコーダENCから絞り込
み量に応じたパルスが出力されるようにポートP18を“H
igh"レベルとし、レリーズマグネット(=Mg1)を動作
させて、待機する。予定量の絞り込みがなされると、カ
ウンタ割込がかかり、カウンタ割込の処理を行う。
このカウンタ割込を第27図に示し説明する。この割込
が発生すると、まずAF中か否かを判定する(#701)。A
F中であればエンコーダENCからはAFモータMO2の回転量
に応じたパルスが出力され、そのパルスのカウントアッ
プで割込が発生したことになるので、#771以下のAFモ
ータ停止処理を行う。AF中でなければエンコーダENCか
らは絞り込みレバー11による絞り込み量に応じたパルス
が出力され、そのパルスのカウントアップで割込が発生
したことになるので、#702以下の絞り込み停止処理を
行う。#702では、絞り込み停止マグネットApMg(=M
g2)を動作させ、#703ではポートP18を“Low"レベルと
してエンコーダENCからAFモータMO2の回転量に応じたパ
ルスが出力される状態として、リターンする。
が発生すると、まずAF中か否かを判定する(#701)。A
F中であればエンコーダENCからはAFモータMO2の回転量
に応じたパルスが出力され、そのパルスのカウントアッ
プで割込が発生したことになるので、#771以下のAFモ
ータ停止処理を行う。AF中でなければエンコーダENCか
らは絞り込みレバー11による絞り込み量に応じたパルス
が出力され、そのパルスのカウントアップで割込が発生
したことになるので、#702以下の絞り込み停止処理を
行う。#702では、絞り込み停止マグネットApMg(=M
g2)を動作させ、#703ではポートP18を“Low"レベルと
してエンコーダENCからAFモータMO2の回転量に応じたパ
ルスが出力される状態として、リターンする。
レリーズマグネットがONされてから一定時間が経過
し、ミラーアップが終了する時間が経過すると、先幕走
行開始用マグネット1CMg(=Mg3)を動作させて先幕の
走行を開始させる(#556,#557)。そして、タイプII
のレンズであるか否かを判定する(#558)。タイプII
のレンズであれば、EXZM(露光間ズーム)か否かを判定
する(#559)。タイプIIのレンズでないか、又はEXZM
(露光間ズーム)でなければ、露光時間をカウントし、
カウント終了で後幕走行開始用マグネット2CMg(=M
g4)を動作させて、後幕の走行を開始させ、LENを“Hig
h"レベルとしてリターンする(#566,#567,#568)。
この間にフラッシュ撮影であればシンクロスイッチSxが
ONされたときにフラッシュが発光が開始され、発光によ
る受光量が予定量に達すると、発光が停止される。
し、ミラーアップが終了する時間が経過すると、先幕走
行開始用マグネット1CMg(=Mg3)を動作させて先幕の
走行を開始させる(#556,#557)。そして、タイプII
のレンズであるか否かを判定する(#558)。タイプII
のレンズであれば、EXZM(露光間ズーム)か否かを判定
する(#559)。タイプIIのレンズでないか、又はEXZM
(露光間ズーム)でなければ、露光時間をカウントし、
カウント終了で後幕走行開始用マグネット2CMg(=M
g4)を動作させて、後幕の走行を開始させ、LENを“Hig
h"レベルとしてリターンする(#566,#567,#568)。
この間にフラッシュ撮影であればシンクロスイッチSxが
ONされたときにフラッシュが発光が開始され、発光によ
る受光量が予定量に達すると、発光が停止される。
#558でタイプIIのレンズで、且つ#559でEXZM(露光
間ズーム)ならば、フラッシュ撮影と自然光とで異なる
時間t1,t2(t1<t2)をカウントする(#560〜#56
2)。この時間t1,t2は核になる像を露光させる時間であ
る。t1はシャッターが全開してフラッシュが発光する時
間に相当する。t2は自然光で核になる像を露光させるの
に要する時間であるから、t1よりも長い。そして、t1又
はt2が経過すると、レンズ用高電圧VLEHの給電(PWCL1
=“Low")を行い、ズーミングを開始させる(#56
3)。そして、#564でTv=log2(1/T)より、残時間
(T−t1)又は(T−t2)をカウントし、カウントが終
了すると#565でレンズ用高電圧VLEHの給電を停止(PWC
L1=“High")してズーミングを停止させ、#567以下の
処理に移行する。ズーミングの方向はワイド側からテレ
側としているが、テレ側からワイド側に切り換えるよう
にしてもよい。
間ズーム)ならば、フラッシュ撮影と自然光とで異なる
時間t1,t2(t1<t2)をカウントする(#560〜#56
2)。この時間t1,t2は核になる像を露光させる時間であ
る。t1はシャッターが全開してフラッシュが発光する時
間に相当する。t2は自然光で核になる像を露光させるの
に要する時間であるから、t1よりも長い。そして、t1又
はt2が経過すると、レンズ用高電圧VLEHの給電(PWCL1
=“Low")を行い、ズーミングを開始させる(#56
3)。そして、#564でTv=log2(1/T)より、残時間
(T−t1)又は(T−t2)をカウントし、カウントが終
了すると#565でレンズ用高電圧VLEHの給電を停止(PWC
L1=“High")してズーミングを停止させ、#567以下の
処理に移行する。ズーミングの方向はワイド側からテレ
側としているが、テレ側からワイド側に切り換えるよう
にしてもよい。
次に、AFの動作について説明する。AEルーチンの動作
中にCCDの電荷蓄積(積分)が終了し、割込端子INTBに
割込信号が入力されると、第25図の#581以下の割込処
理を行う。まず、CCDの蓄積電荷をA/D変換したデータを
順次取り込み、測光演算未完フラグLMFが1か否かを判
定する(#581,#582)。LMF=1ならば、測光、演算、
表示動作の1回目が完了していないので、FDF=1と
し、戻り番地にリターンする(#583)。LMF=1でなけ
れば、デフォーカス量とデフォーカス方向を演算し、信
頼性があるかどうかを判別する(#584,#585)。
中にCCDの電荷蓄積(積分)が終了し、割込端子INTBに
割込信号が入力されると、第25図の#581以下の割込処
理を行う。まず、CCDの蓄積電荷をA/D変換したデータを
順次取り込み、測光演算未完フラグLMFが1か否かを判
定する(#581,#582)。LMF=1ならば、測光、演算、
表示動作の1回目が完了していないので、FDF=1と
し、戻り番地にリターンする(#583)。LMF=1でなけ
れば、デフォーカス量とデフォーカス方向を演算し、信
頼性があるかどうかを判別する(#584,#585)。
信頼性があれば、それまでの検出で信頼性があった
(LCF=0)かどうか判別する(#586)。LCF=0であ
れば、最初の検出又はそれまでの検出で信頼性があった
ということなので、#601に移行する。
(LCF=0)かどうか判別する(#586)。LCF=0であ
れば、最初の検出又はそれまでの検出で信頼性があった
ということなので、#601に移行する。
#601ではDF×KL×KB=NBの演算を行い、デフォーカ
ス量DFを解消するためのモータ回転量NB(エンコーダか
らのパルス数)を求め、#602ではモータ回転量NBと現
在位置レジスタNCRの内容、並びに∞位置からの回転量
Nを撮影距離Dに変換する係数NDCに基づいて撮影距離
Dを演算する。そして、新レンズか否かを判定する(#
603)。新レンズであればタイプIのレンズか否かを判
定する(#604)。タイプIのレンズでなければ、AZP
(オートズームプログラム)が可能なレンズであるの
で、AZPモードか否かを判定する(#605)。新レンズで
ないか、AZP(オートズームプログラム)が不能なレン
ズ(タイプI)か、AZPモードでないときには、#603,
#604又は#605から#626に移行して撮影倍率βを演算
し、#627でデフォーカス量DFを解消するためのモータ
回転量NBを回転量Nに代入して、#628で回転量Nをそ
の符号に応じて現在位置レジスタNCRの内容に加算又は
減算し、駆動量決定ルーチン(SUB23)に移行する。
ス量DFを解消するためのモータ回転量NB(エンコーダか
らのパルス数)を求め、#602ではモータ回転量NBと現
在位置レジスタNCRの内容、並びに∞位置からの回転量
Nを撮影距離Dに変換する係数NDCに基づいて撮影距離
Dを演算する。そして、新レンズか否かを判定する(#
603)。新レンズであればタイプIのレンズか否かを判
定する(#604)。タイプIのレンズでなければ、AZP
(オートズームプログラム)が可能なレンズであるの
で、AZPモードか否かを判定する(#605)。新レンズで
ないか、AZP(オートズームプログラム)が不能なレン
ズ(タイプI)か、AZPモードでないときには、#603,
#604又は#605から#626に移行して撮影倍率βを演算
し、#627でデフォーカス量DFを解消するためのモータ
回転量NBを回転量Nに代入して、#628で回転量Nをそ
の符号に応じて現在位置レジスタNCRの内容に加算又は
減算し、駆動量決定ルーチン(SUB23)に移行する。
一方、タイプII又はIIIの新レンズでAZP(オートズー
ムプログラム)を行う場合には、ボディがAF動作中でボ
ディデータ出力を示すボディステイタスICPBと撮影距離
Dをレンズに送る(#606〜#612)。所定時間待った後
に、ボディがAF動作中でレンズデータ入力を示すボディ
ステイタスICPBと、第5アドレスAD5から4バイトのレ
ンズデータを入力することを指定するデータポインタDP
O=54Hをレンズに送り、一定時間待つ(#613〜619)。
レンズはこの間に、AZP1〜AZP3の場合には、撮影距離D
に応じた撮影倍率βを求め、さらに、ズーミングさせる
焦点距離fAを求める。MLM(撮影倍率ロックモード)の
ときには設定された撮影倍率βLと撮影距離Dとからズ
ーミングさせる焦点距離fAを求める。この焦点距離fAに
応じた変換係数NDCをさらに求め、バリフォーカルレン
ズ(タイプIII)の場合には、さらにその時点の焦点距
離fとズーミングさせる焦点距離fAと撮影距離Dとから
オフセット量NLを求める。そして、#620〜#623で変換
係数NDC(fA)と、ズーミングさせる焦点距離fA、撮影
倍率β及びオフセット量NLを入力し、#625でNB±NL×K
B=Nを演算し、バリフォーカルレンズでAZP(オートズ
ームプログラム)によるズーミングを行った上で合焦位
置に達するために必要な回転量Nを算出する。
ムプログラム)を行う場合には、ボディがAF動作中でボ
ディデータ出力を示すボディステイタスICPBと撮影距離
Dをレンズに送る(#606〜#612)。所定時間待った後
に、ボディがAF動作中でレンズデータ入力を示すボディ
ステイタスICPBと、第5アドレスAD5から4バイトのレ
ンズデータを入力することを指定するデータポインタDP
O=54Hをレンズに送り、一定時間待つ(#613〜619)。
レンズはこの間に、AZP1〜AZP3の場合には、撮影距離D
に応じた撮影倍率βを求め、さらに、ズーミングさせる
焦点距離fAを求める。MLM(撮影倍率ロックモード)の
ときには設定された撮影倍率βLと撮影距離Dとからズ
ーミングさせる焦点距離fAを求める。この焦点距離fAに
応じた変換係数NDCをさらに求め、バリフォーカルレン
ズ(タイプIII)の場合には、さらにその時点の焦点距
離fとズーミングさせる焦点距離fAと撮影距離Dとから
オフセット量NLを求める。そして、#620〜#623で変換
係数NDC(fA)と、ズーミングさせる焦点距離fA、撮影
倍率β及びオフセット量NLを入力し、#625でNB±NL×K
B=Nを演算し、バリフォーカルレンズでAZP(オートズ
ームプログラム)によるズーミングを行った上で合焦位
置に達するために必要な回転量Nを算出する。
次に、駆動量決定ルーチン(SUB23)を第26図に示し
説明する。このサブルーチンでは、まず、新レンズか否
かを判定する(#641)。新レンズであればタイプIの
レンズか否かを判定する(#642)。タイプIのレンズ
でなければ、AZP(オートズームプログラム)が可能な
レンズであるので、AZPモードか否かを判定する(#64
3)。新レンズでないか、AZP(オートズームプログラ
ム)が不能なレンズ(タイプI)か、AZPモードでない
ときには、#641,#642又は(643から#671に移行して
合焦判定を行う。一方、タイプII又はIIIの新レンズでA
ZP(オートズームプログラム)を行う場合には、#644
に移行して合焦判定を行う。
説明する。このサブルーチンでは、まず、新レンズか否
かを判定する(#641)。新レンズであればタイプIの
レンズか否かを判定する(#642)。タイプIのレンズ
でなければ、AZP(オートズームプログラム)が可能な
レンズであるので、AZPモードか否かを判定する(#64
3)。新レンズでないか、AZP(オートズームプログラ
ム)が不能なレンズ(タイプI)か、AZPモードでない
ときには、#641,#642又は(643から#671に移行して
合焦判定を行う。一方、タイプII又はIIIの新レンズでA
ZP(オートズームプログラム)を行う場合には、#644
に移行して合焦判定を行う。
まず、#671で合焦でなければ、回転量Nをカウンタ
にプリセットし、カウンタ割込を可とし、AFモータMO2
を駆動方向に駆動し、AEルーチンに移行する(#685〜
#687)。#671で合焦ならば、ボディが演算動作中で、
ボディデータ出力、パワーズーム可、AF非作動を示すボ
ディステイタスICPB=01010010と撮影距離Dをレンズに
送り、AFCF=1、ZENF=1とし、合焦表示を行った後に
AEルーチンに移行する(#672〜#681)。
にプリセットし、カウンタ割込を可とし、AFモータMO2
を駆動方向に駆動し、AEルーチンに移行する(#685〜
#687)。#671で合焦ならば、ボディが演算動作中で、
ボディデータ出力、パワーズーム可、AF非作動を示すボ
ディステイタスICPB=01010010と撮影距離Dをレンズに
送り、AFCF=1、ZENF=1とし、合焦表示を行った後に
AEルーチンに移行する(#672〜#681)。
次に、#644で合焦ならば、現在の焦点距離f0が演算
された焦点距離fAと等しいかどうかを判別する(#65
5)。f0=fAならばAZP(オートズームプログラム)の動
作が完了したことになり、合焦したとして#672以下の
処理に移行する。また、#655でf0=fAでなければ、ズ
ーミングを行うために、レンズ用高電圧VLEHの給電を行
い(PWCL1=“Low")、AF動作中でボディデータ出力を
示すボディステイタスICPBをレンズに送り、双方向ステ
イタス交信によりレンズステイタスICPLを同時に入力す
る(#656〜#662)。
された焦点距離fAと等しいかどうかを判別する(#65
5)。f0=fAならばAZP(オートズームプログラム)の動
作が完了したことになり、合焦したとして#672以下の
処理に移行する。また、#655でf0=fAでなければ、ズ
ーミングを行うために、レンズ用高電圧VLEHの給電を行
い(PWCL1=“Low")、AF動作中でボディデータ出力を
示すボディステイタスICPBをレンズに送り、双方向ステ
イタス交信によりレンズステイタスICPLを同時に入力す
る(#656〜#662)。
#633ではズームが停止しているか否かを判定する。
ズームが停止していなければ、#664で一定時間待った
後に#658へ戻る。一方、#633でズームが停止していれ
ば、レンズ用高電圧VLEHの給電を停止し(PWCL1=“Hig
h")、確認のための焦点検出とAF動作を行うためにCCD
の電荷蓄積(積分)を開始し、割込端子INTBによる割込
を可として、AEルーチンに移行する(#665〜#667)。
ここで、確認のためのAFが必要な理由は、レンズ内でオ
フセット量NLを演算する際に現在の焦点距離f0と演算さ
れた焦点距離fAとを用いているが、これは連続した値で
はなく、コード板の分解能に対応する離散的な値になっ
ており、細かい精度のオフセット量NLを算出することが
できないために、確認のためのAFを行っているものであ
る。
ズームが停止していなければ、#664で一定時間待った
後に#658へ戻る。一方、#633でズームが停止していれ
ば、レンズ用高電圧VLEHの給電を停止し(PWCL1=“Hig
h")、確認のための焦点検出とAF動作を行うためにCCD
の電荷蓄積(積分)を開始し、割込端子INTBによる割込
を可として、AEルーチンに移行する(#665〜#667)。
ここで、確認のためのAFが必要な理由は、レンズ内でオ
フセット量NLを演算する際に現在の焦点距離f0と演算さ
れた焦点距離fAとを用いているが、これは連続した値で
はなく、コード板の分解能に対応する離散的な値になっ
ており、細かい精度のオフセット量NLを算出することが
できないために、確認のためのAFを行っているものであ
る。
#644で合焦でなければ、#645でf0=fAであるか否か
を判別する。そして、f0=fAならば#685へ移行する。
一方、f0≠fAならばバッテリーチェックレジスタの内容
がBCR=11かどうかを判別する(#646)。BCR=11なら
ば、AFモータMO2とズームモータMO3とを同時に駆動でき
るので、#650でレンズ用高電圧VLEHの給電を行い(PWC
L1=“Low")、#685へ移行する。一方、BCR≠11なら
ば、AFモータMO2とズームモータMO3とを一定時間毎に交
互に駆動するために、タイマーレジスタTIRに所定値M
を設定し、タイマーをリセット・スタートさせ、タイマ
ー割込を可として、#685へ移行し、まずAFモータMO2を
駆動する(#647〜#649)。
を判別する。そして、f0=fAならば#685へ移行する。
一方、f0≠fAならばバッテリーチェックレジスタの内容
がBCR=11かどうかを判別する(#646)。BCR=11なら
ば、AFモータMO2とズームモータMO3とを同時に駆動でき
るので、#650でレンズ用高電圧VLEHの給電を行い(PWC
L1=“Low")、#685へ移行する。一方、BCR≠11なら
ば、AFモータMO2とズームモータMO3とを一定時間毎に交
互に駆動するために、タイマーレジスタTIRに所定値M
を設定し、タイマーをリセット・スタートさせ、タイマ
ー割込を可として、#685へ移行し、まずAFモータMO2を
駆動する(#647〜#649)。
第25図のフローに戻って、#586で過去の焦点検出結
果に信頼性がない(LCF=1)と判断されると、ローコ
ンスキャンを行っている可能性が高いので、AFモータMO
2を停止させて、再測定を開始させるべき、CCDの電荷蓄
積(積分)を開始させ、割込端子INTBによる割込を可と
する(#587〜#589)。そして、スキャン方向の反転の
有無を判定し、スキャン方向が反転していれば、エンコ
ーダENCからのパルスをモニターしている現在位置レジ
スタNCRからカウンタの内容を減算し、スキャン方向が
反転していなければカウンタの内容を加算する(#590
〜#592)。さらに、焦点検出不可の警告表示を消去し
て、フラグLCF,LCF1に0を設定してAEルーチンに移行す
る(#593,#594)。
果に信頼性がない(LCF=1)と判断されると、ローコ
ンスキャンを行っている可能性が高いので、AFモータMO
2を停止させて、再測定を開始させるべき、CCDの電荷蓄
積(積分)を開始させ、割込端子INTBによる割込を可と
する(#587〜#589)。そして、スキャン方向の反転の
有無を判定し、スキャン方向が反転していれば、エンコ
ーダENCからのパルスをモニターしている現在位置レジ
スタNCRからカウンタの内容を減算し、スキャン方向が
反転していなければカウンタの内容を加算する(#590
〜#592)。さらに、焦点検出不可の警告表示を消去し
て、フラグLCF,LCF1に0を設定してAEルーチンに移行す
る(#593,#594)。
一方、#585で信頼性無しと判定されたならば、第28
図に示す#711以下のローコン判定を行う。まず、ロー
コンフラグLCFが1か否かを判定する(#711)。#711
でLCF=1でなければ、始めて信頼性無しと判定された
ことになるので、#712〜#714でLCF=1とし、レンズ
が近接に向かう方向にAFモータMO2を駆動し、カウンタ
の内容を0にリセットして、#725に移行する。#711で
LCF=1ならば、全域ローコンフラグLCF1が1か否かを
判定する(#715)。LCF1=1でなければ、ローコンス
キャン中であり、終端か否かを判定する(#716)。#7
15でLCF1=1であるか、又は#716で終端でなければ、
#725へ移行する。#716で終端ならばAFモータMO2を停
止させ、スキャン方向が既に反転しているか否かを判定
する(#717,#718)。スキャン方向が反転していなけ
れば、#719〜#721でカウンタの内容をNCRに設定し、A
FモータMO2を∞方向に駆動し、カウンタを0にリセット
して、#725に移行する。#718でスキャン方向が既に反
転していれば、焦点検出不能のままフォーカス用レンズ
が∞位置に達したことになるので、#722〜#724で現在
位置レジスタをNCR=0とし、全域ローコンフラグLCF1
を1とし、警告表示をONとして、#725に移行する。#7
25では再測定のためにCCDの電荷蓄積(積分)を開始さ
せ、#726で積分終了に伴う割込端子INTBへの割込を許
可し、AEルーチンに戻る。
図に示す#711以下のローコン判定を行う。まず、ロー
コンフラグLCFが1か否かを判定する(#711)。#711
でLCF=1でなければ、始めて信頼性無しと判定された
ことになるので、#712〜#714でLCF=1とし、レンズ
が近接に向かう方向にAFモータMO2を駆動し、カウンタ
の内容を0にリセットして、#725に移行する。#711で
LCF=1ならば、全域ローコンフラグLCF1が1か否かを
判定する(#715)。LCF1=1でなければ、ローコンス
キャン中であり、終端か否かを判定する(#716)。#7
15でLCF1=1であるか、又は#716で終端でなければ、
#725へ移行する。#716で終端ならばAFモータMO2を停
止させ、スキャン方向が既に反転しているか否かを判定
する(#717,#718)。スキャン方向が反転していなけ
れば、#719〜#721でカウンタの内容をNCRに設定し、A
FモータMO2を∞方向に駆動し、カウンタを0にリセット
して、#725に移行する。#718でスキャン方向が既に反
転していれば、焦点検出不能のままフォーカス用レンズ
が∞位置に達したことになるので、#722〜#724で現在
位置レジスタをNCR=0とし、全域ローコンフラグLCF1
を1とし、警告表示をONとして、#725に移行する。#7
25では再測定のためにCCDの電荷蓄積(積分)を開始さ
せ、#726で積分終了に伴う割込端子INTBへの割込を許
可し、AEルーチンに戻る。
次に、タイマー割込のフローチャートを第29図に示し
説明する。タイマー割込がかかると、タイマーレジスタ
TIRの内容を1つ減算し、TIR=0となったか否かを判定
する(#731,#732)。TIR≠0ならば、予定時間が経過
していないので、タイマーをリセットし、スタートさせ
る(#733)。撮影準備スイッチS1がOFFしてからの一定
時間タイマーならば、INTA割込を可とする(#734,#73
5)。また、AF中のタイマーならば、カウンタ割込を可
とする(#736,#737)。そして、タイマー割込を可と
してリターンする(#738)。
説明する。タイマー割込がかかると、タイマーレジスタ
TIRの内容を1つ減算し、TIR=0となったか否かを判定
する(#731,#732)。TIR≠0ならば、予定時間が経過
していないので、タイマーをリセットし、スタートさせ
る(#733)。撮影準備スイッチS1がOFFしてからの一定
時間タイマーならば、INTA割込を可とする(#734,#73
5)。また、AF中のタイマーならば、カウンタ割込を可
とする(#736,#737)。そして、タイマー割込を可と
してリターンする(#738)。
#732でタイマーレジスタの内容がTIR=0となったと
きには、撮影準備スイッチS1がONか否かを判定する(#
741)。撮影準備スイッチS1がOFFしてからのタイマーで
あれば、各フラグLFLF,BALF,FALF,MALF,LMFをリセット
し、設定値だけの表示を行い、ボディ内昇圧回路DD1を
停止させ(PWCB=“High")、レンズ用高電圧VLEHの給
電を停止させ(PWCL1=“High")、ポートP22を“Low"
レベルとし、割込端子INTAによる割込を可として動作を
終了する(#742〜#746)。一方、#741で撮影準備ス
イッチS1がONされていれば、AF中のタイマーであり、AF
モータMO2とズームモータMO3の切り換えを行う。#747
でカウンタ割込を可とし、#748でAFモータMO2がONか否
かを判定する。AFモータMO2がONならば、AFモータMO2を
OFFとし、レンズ用高電圧VLEHの給電(PWCL1=“Low")
を行うことでズームを開始させる(#749,#750)。そ
して、#751〜#756で双方向ステイタス交信によりレン
ズステイタスICPLを読み取って、#757でズームが終了
しているかどうかを判別する。ズームが終了していれ
ば、#758,#759でAFモータMO2の駆動を開始し、レンズ
用高電圧VLEHの給電を停止し(PWCL1=“High")、#76
3以下の処理に移行する。ズームが終了していなけれ
ば、#758,#759をスキップして#763以下の処理に移行
する。一方、#748でAFモータMO2がOFFならば、レンズ
用高電圧VLEHの給電を停止し(PWCL1=“High")、AFモ
ータMO2の駆動を開始し、TIRM=Mとし、タイマーをリ
セット・スタートさせ、タイマー割込を可としてリター
ンする(#761〜#765)。
きには、撮影準備スイッチS1がONか否かを判定する(#
741)。撮影準備スイッチS1がOFFしてからのタイマーで
あれば、各フラグLFLF,BALF,FALF,MALF,LMFをリセット
し、設定値だけの表示を行い、ボディ内昇圧回路DD1を
停止させ(PWCB=“High")、レンズ用高電圧VLEHの給
電を停止させ(PWCL1=“High")、ポートP22を“Low"
レベルとし、割込端子INTAによる割込を可として動作を
終了する(#742〜#746)。一方、#741で撮影準備ス
イッチS1がONされていれば、AF中のタイマーであり、AF
モータMO2とズームモータMO3の切り換えを行う。#747
でカウンタ割込を可とし、#748でAFモータMO2がONか否
かを判定する。AFモータMO2がONならば、AFモータMO2を
OFFとし、レンズ用高電圧VLEHの給電(PWCL1=“Low")
を行うことでズームを開始させる(#749,#750)。そ
して、#751〜#756で双方向ステイタス交信によりレン
ズステイタスICPLを読み取って、#757でズームが終了
しているかどうかを判別する。ズームが終了していれ
ば、#758,#759でAFモータMO2の駆動を開始し、レンズ
用高電圧VLEHの給電を停止し(PWCL1=“High")、#76
3以下の処理に移行する。ズームが終了していなけれ
ば、#758,#759をスキップして#763以下の処理に移行
する。一方、#748でAFモータMO2がOFFならば、レンズ
用高電圧VLEHの給電を停止し(PWCL1=“High")、AFモ
ータMO2の駆動を開始し、TIRM=Mとし、タイマーをリ
セット・スタートさせ、タイマー割込を可としてリター
ンする(#761〜#765)。
次に、カウンタ割込のルーチンを第27図に示し説明す
る。このカウンタ割込が発生すると、まずAF中か否かを
判定する(#701)。#701でAF中でないときの動作(絞
り込み停止動作)については、前述した通りである。#
701でAF中ならば、フォーカス用レンズを予定駆動量だ
け移動したことになるので、AFモータMO2を停止させる
(#771)。次に、新レンズか否かを判定する(#77
2)。新レンズであればタイプIのレンズか否かを判定
する(#773)。タイプIのレンズでなければ、AZP(オ
ートズームプログラム)が可能なレンズであるので、AZ
Pモードか否かを判定する(#774)。新レンズでない
か、AZP(オートズームプログラム)が不能なレンズ
(タイプI)か、AZPモードでないときには、#772,#7
73又は#774から#786に移行して、CCDの電荷蓄積(積
分)を開始させ、#787で積分終了に伴う割込端子INTB
への割込を許可し、AEルーチンに戻る。一方、タイプII
又はIIIの新レンズでAZP(オートズームプログラム)を
行う場合には、BCR=11か否かを判定する(#775)。#
775でBCR≠11ならば、#776でレンズ用高電圧VLEHの給
電(PWCL1=“Low")を行ってズームを開始させ、#777
で所定時間待った後に、#778以下の処理に移行する。
一方、BCR=11ならば、AFモータMO2とズームモータMO3
が同時に駆動されており、直ちに#778以下の処理へ移
行する。#778〜#782では、双方向ステイタス交信によ
りレンズステイタスICPLを入力し、#783ではズームが
停止しているか否かを判定する。#783でズームが停止
していなければ、#784で所定時間待って#778へ戻る。
#783でズームが停止していれば、#785でレンズ用高電
圧VLEHの給電を停止し(PWCL1=“High")、確認のため
の焦点検出を行うべく、#786でCCDの電荷蓄積(積分)
を開始させ、#787で積分終了に伴う割込端子INTBへの
割込を許可し、AEルーチンに戻る。
る。このカウンタ割込が発生すると、まずAF中か否かを
判定する(#701)。#701でAF中でないときの動作(絞
り込み停止動作)については、前述した通りである。#
701でAF中ならば、フォーカス用レンズを予定駆動量だ
け移動したことになるので、AFモータMO2を停止させる
(#771)。次に、新レンズか否かを判定する(#77
2)。新レンズであればタイプIのレンズか否かを判定
する(#773)。タイプIのレンズでなければ、AZP(オ
ートズームプログラム)が可能なレンズであるので、AZ
Pモードか否かを判定する(#774)。新レンズでない
か、AZP(オートズームプログラム)が不能なレンズ
(タイプI)か、AZPモードでないときには、#772,#7
73又は#774から#786に移行して、CCDの電荷蓄積(積
分)を開始させ、#787で積分終了に伴う割込端子INTB
への割込を許可し、AEルーチンに戻る。一方、タイプII
又はIIIの新レンズでAZP(オートズームプログラム)を
行う場合には、BCR=11か否かを判定する(#775)。#
775でBCR≠11ならば、#776でレンズ用高電圧VLEHの給
電(PWCL1=“Low")を行ってズームを開始させ、#777
で所定時間待った後に、#778以下の処理に移行する。
一方、BCR=11ならば、AFモータMO2とズームモータMO3
が同時に駆動されており、直ちに#778以下の処理へ移
行する。#778〜#782では、双方向ステイタス交信によ
りレンズステイタスICPLを入力し、#783ではズームが
停止しているか否かを判定する。#783でズームが停止
していなければ、#784で所定時間待って#778へ戻る。
#783でズームが停止していれば、#785でレンズ用高電
圧VLEHの給電を停止し(PWCL1=“High")、確認のため
の焦点検出を行うべく、#786でCCDの電荷蓄積(積分)
を開始させ、#787で積分終了に伴う割込端子INTBへの
割込を許可し、AEルーチンに戻る。
次に、レンズルーチン(SUB6)を第31図に示す。この
サブルーチンでは、レンズデータ入力ルーチン(SUB3
0)、ズームルーチン(SUB15)、レンズスイッチルーチ
ン(SUB16)をこの順にコールするものである。レンズ
データ入力(SUB30)のサブルーチンを第30図に示し説
明する。このサブルーチンでは、まずポートP22を“Hig
h"レベルとして双方向信号ラインLBLをボディからレン
ズへの信号伝送ラインとする(#801)。そして、ボデ
ィが不作動、ズーム可、ボディデータ出力を示すボディ
ステイタスICPBを設定し、双方向ステイタス交信により
ボディステイタスICPBをレンズに送ると共に、レンズス
テイタスICPLをレンズから入力し、ポートP22を“Low"
レベルに戻してリターンする(#802〜#807)。
サブルーチンでは、レンズデータ入力ルーチン(SUB3
0)、ズームルーチン(SUB15)、レンズスイッチルーチ
ン(SUB16)をこの順にコールするものである。レンズ
データ入力(SUB30)のサブルーチンを第30図に示し説
明する。このサブルーチンでは、まずポートP22を“Hig
h"レベルとして双方向信号ラインLBLをボディからレン
ズへの信号伝送ラインとする(#801)。そして、ボデ
ィが不作動、ズーム可、ボディデータ出力を示すボディ
ステイタスICPBを設定し、双方向ステイタス交信により
ボディステイタスICPBをレンズに送ると共に、レンズス
テイタスICPLをレンズから入力し、ポートP22を“Low"
レベルに戻してリターンする(#802〜#807)。
次に、AEロックスイッチALSのONによる起動に基づく
サブルーチン(SUB8)を第32図に示す。このサブルーチ
ンでは、まず測光イネイブル信号LMENを“Low"レベルに
して、その後、専用のAFレンズが装着されているか否か
をAFレンズ装着フラグLLF1により判定する(#811,#81
2)。専用のAFレンズが装着されているときにはAEルー
チンへ、装着されていないときには#297(第14図)に
移行する。
サブルーチン(SUB8)を第32図に示す。このサブルーチ
ンでは、まず測光イネイブル信号LMENを“Low"レベルに
して、その後、専用のAFレンズが装着されているか否か
をAFレンズ装着フラグLLF1により判定する(#811,#81
2)。専用のAFレンズが装着されているときにはAEルー
チンへ、装着されていないときには#297(第14図)に
移行する。
次に、システムリセットキー4が押された場合にコー
ルされるSYSルーチン(SUB9)を第33図に示し説明す
る。このサブルーチンがコールされると、まず専用のAF
レンズが装着されているか否かをAFレンズ装着フラグLL
F1により判定する(#845)。LLF1=1でなければ、専
用のAFレンズが装着されていないということであり、#
856に移行する。一方、LLF1=1であれば、専用のAFレ
ンズが装着されているということであり、フォーカス用
レンズを∞位置まで繰り込む(#816〜#819)。つま
り、AFモータMO2を∞位置に向けて駆動開始し、所定時
間待って終端か否かを判定する動作を繰り返し、終端と
判定されれば、AFモータMO2を停止させる。フォーカス
用レンズが∞位置まで繰り込まれると、#820で現在位
置レジスタをNCR=0とし、レンズデータ入力ルーチン
(SUB30)を実行する。そして、装着されているレンズ
が新レンズか否かを判定する(#831)。新レンズでな
ければ#856に移行する。新レンズであれば、レンズス
イッチモードLMO2を0Hとしてレンズスイッチによる機能
を不作動とする(#832)。そして、ボディステイタスI
CPBにシステムリセット、ボディデータ出力、パワーズ
ーム可を示すデータ01110010をセットする(#833)。
また、モードバッファMOBにレンズモードLMO1及びレン
ズスイッチモードLMO2を設定する(#834)。#835〜#
842では、設定したボディステイタスICPB及びモードバ
ッファMOBの内容をレンズに送る。#843では、レンズス
イッチモードLMO2の表示を行う。ここでは、レンズスイ
ッチによる機能を不作動としているので、レンズスイッ
チモードLMO2の表示は消去されることになる。
ルされるSYSルーチン(SUB9)を第33図に示し説明す
る。このサブルーチンがコールされると、まず専用のAF
レンズが装着されているか否かをAFレンズ装着フラグLL
F1により判定する(#845)。LLF1=1でなければ、専
用のAFレンズが装着されていないということであり、#
856に移行する。一方、LLF1=1であれば、専用のAFレ
ンズが装着されているということであり、フォーカス用
レンズを∞位置まで繰り込む(#816〜#819)。つま
り、AFモータMO2を∞位置に向けて駆動開始し、所定時
間待って終端か否かを判定する動作を繰り返し、終端と
判定されれば、AFモータMO2を停止させる。フォーカス
用レンズが∞位置まで繰り込まれると、#820で現在位
置レジスタをNCR=0とし、レンズデータ入力ルーチン
(SUB30)を実行する。そして、装着されているレンズ
が新レンズか否かを判定する(#831)。新レンズでな
ければ#856に移行する。新レンズであれば、レンズス
イッチモードLMO2を0Hとしてレンズスイッチによる機能
を不作動とする(#832)。そして、ボディステイタスI
CPBにシステムリセット、ボディデータ出力、パワーズ
ーム可を示すデータ01110010をセットする(#833)。
また、モードバッファMOBにレンズモードLMO1及びレン
ズスイッチモードLMO2を設定する(#834)。#835〜#
842では、設定したボディステイタスICPB及びモードバ
ッファMOBの内容をレンズに送る。#843では、レンズス
イッチモードLMO2の表示を行う。ここでは、レンズスイ
ッチによる機能を不作動としているので、レンズスイッ
チモードLMO2の表示は消去されることになる。
次に、#851ではタイプIのレンズか否かを判定し、
タイプIのレンズであれば、#855に移行してレンズモ
ードLMO1の表示を消去する。#851でタイプIのレンズ
でなければ、#852でEXZM(露光間ズーム)か否かを判
定する。#852でEXZMでなければ、#854に移行してレン
ズモードLMO1の表示を行う。#852でEXZMであれば、タ
イプIIのレンズであるか否かを判定する(#853)。タ
イプIIのレンズであれば、#854に移行してレンズモー
ドLMO1の表示を行う。タイプIIのレンズでなければ、#
855に移行してレンズモードLMO1の表示を消去する。以
上の#851〜#854ではレンズタイプに応じたレンズモー
ドLMO1の表示を行っている。#854,#855でレンズモー
ドLMO1の表示又は消去を行った後に、#856で露出制御
モードをPモード(プログラムモード)とし、#857で
設定値を表示して、#858でシステムリセットキー4に
対応するスイッチSYSがOFFするのを待ってリターンす
る。
タイプIのレンズであれば、#855に移行してレンズモ
ードLMO1の表示を消去する。#851でタイプIのレンズ
でなければ、#852でEXZM(露光間ズーム)か否かを判
定する。#852でEXZMでなければ、#854に移行してレン
ズモードLMO1の表示を行う。#852でEXZMであれば、タ
イプIIのレンズであるか否かを判定する(#853)。タ
イプIIのレンズであれば、#854に移行してレンズモー
ドLMO1の表示を行う。タイプIIのレンズでなければ、#
855に移行してレンズモードLMO1の表示を消去する。以
上の#851〜#854ではレンズタイプに応じたレンズモー
ドLMO1の表示を行っている。#854,#855でレンズモー
ドLMO1の表示又は消去を行った後に、#856で露出制御
モードをPモード(プログラムモード)とし、#857で
設定値を表示して、#858でシステムリセットキー4に
対応するスイッチSYSがOFFするのを待ってリターンす
る。
次に、モードキー3の押下によりモードスイッチMOS
がONされたときにコールされるMOSルーチン(SUB10)を
第34図に示し説明する。このサブルーチンでは、まずモ
ードレジスタがMOR=11か否かを判定する(#861)。MO
R=11であれば、#862に移行してMOR=00とする。MOR=
11でなければ、#863に移行してMOR=MOR+1とする。
ここで、モードレジスタMORは4種類の露出制御モード
を選択するための2ビットのレジスタであり、MOR=00
のときにPモード(プログラムモード)、MOR=01のと
きにSモード(シャッター速度優先AEモード)、MOR=1
0のときAモード(絞り優先AEモード)、MOR=11のとき
にMモード(マニュアルモード)が選択される。したが
って、MOSルーチンがコールされる度に、露出制御モー
ドはPモードからSモードへ、SモードからAモード
へ、AモードからMモードへ、MモードからPモードへ
それぞれ変更される。#864では設定されたモードを表
示し、#865でモードスイッチMOSがOFFになるのを待っ
てリターンする。
がONされたときにコールされるMOSルーチン(SUB10)を
第34図に示し説明する。このサブルーチンでは、まずモ
ードレジスタがMOR=11か否かを判定する(#861)。MO
R=11であれば、#862に移行してMOR=00とする。MOR=
11でなければ、#863に移行してMOR=MOR+1とする。
ここで、モードレジスタMORは4種類の露出制御モード
を選択するための2ビットのレジスタであり、MOR=00
のときにPモード(プログラムモード)、MOR=01のと
きにSモード(シャッター速度優先AEモード)、MOR=1
0のときAモード(絞り優先AEモード)、MOR=11のとき
にMモード(マニュアルモード)が選択される。したが
って、MOSルーチンがコールされる度に、露出制御モー
ドはPモードからSモードへ、SモードからAモード
へ、AモードからMモードへ、MモードからPモードへ
それぞれ変更される。#864では設定されたモードを表
示し、#865でモードスイッチMOSがOFFになるのを待っ
てリターンする。
次に、ファンクションキー2の押下によりファンクシ
ョンスイッチFUSがONされたときにコールされるFUSルー
チン(SUB11)を第35図に示し説明する。このサブルー
チンでは、まず専用のAFレンズが装着されているか否か
をAFレンズ装着フラグLLF1により判定する(#871)。L
LF1=1でなければ、専用のAFレンズが未装着であり、
#875へ移行して、ファンクションレジスタをFUR=00と
し、ファンクションを不作動とする。#871でLLF1=1
であれば、専用のAFレンズが装着されており、レンズデ
ータ入力のサブルーチン(SUB30)を実行し、新レンズ
か否かを判定する(#872)。新レンズでなければ#875
へ移行してファンクションを不作動とし、新レンズなら
ば#873でFUR=11か否かを判定する。FUR=11であれば
#875へ移行し、FUR≠11であれば#874へ移行してファ
ンクションレジスタFURの内容に1を加算する。ここ
で、ファンクションレジスタFURは、4種類のファンク
ションを選択するための2ビットのレジスタであり、FU
R=00のときにファンクションは不作動、FUR=01のとき
にALM(AEロックモード)、FUR=10のときにRLPM(レリ
ーズ優先モード)、FUR=11のときにAVSM(絞り設定モ
ード)がそれぞれ選択される。したがって、このFUSル
ーチンがコールされる度に、ファンクションは不作動→
ALM、ALM→RLPM、RLPM→AVSM、AVSM→不作動と変化す
る。#876ではファンクションの設定内容を表示し、#8
77でファンクションスイッチFUSがOFFとなるのを待っ
て、リターンする。
ョンスイッチFUSがONされたときにコールされるFUSルー
チン(SUB11)を第35図に示し説明する。このサブルー
チンでは、まず専用のAFレンズが装着されているか否か
をAFレンズ装着フラグLLF1により判定する(#871)。L
LF1=1でなければ、専用のAFレンズが未装着であり、
#875へ移行して、ファンクションレジスタをFUR=00と
し、ファンクションを不作動とする。#871でLLF1=1
であれば、専用のAFレンズが装着されており、レンズデ
ータ入力のサブルーチン(SUB30)を実行し、新レンズ
か否かを判定する(#872)。新レンズでなければ#875
へ移行してファンクションを不作動とし、新レンズなら
ば#873でFUR=11か否かを判定する。FUR=11であれば
#875へ移行し、FUR≠11であれば#874へ移行してファ
ンクションレジスタFURの内容に1を加算する。ここ
で、ファンクションレジスタFURは、4種類のファンク
ションを選択するための2ビットのレジスタであり、FU
R=00のときにファンクションは不作動、FUR=01のとき
にALM(AEロックモード)、FUR=10のときにRLPM(レリ
ーズ優先モード)、FUR=11のときにAVSM(絞り設定モ
ード)がそれぞれ選択される。したがって、このFUSル
ーチンがコールされる度に、ファンクションは不作動→
ALM、ALM→RLPM、RLPM→AVSM、AVSM→不作動と変化す
る。#876ではファンクションの設定内容を表示し、#8
77でファンクションスイッチFUSがOFFとなるのを待っ
て、リターンする。
次に、アップキー/ダウンレバー7の操作によりコー
ルされるアップ/ダウンルーチン(SUB12)を第36図に
示し説明する。まず、ボディステイタスICPBに、ボディ
が不作動で、レンズデータ入力を示すデータ01000110を
設定し、データポインタDPOに13Hを設定する(#881,#
882)。ここで、データポインタがDPO=13Hであるとい
うことは、第1アドレスAD1から3バイト分のレンズデ
ータを入力することを意味する。#883〜#888では、設
定したボディステイタスICPBとデータポインタDPOをレ
ンズに送り、#889〜#894ではレンズから開放絞り値Av
o、最小絞り値Avmax、絞り値偏差量△Avzの各レンズデ
ータを入力する。
ルされるアップ/ダウンルーチン(SUB12)を第36図に
示し説明する。まず、ボディステイタスICPBに、ボディ
が不作動で、レンズデータ入力を示すデータ01000110を
設定し、データポインタDPOに13Hを設定する(#881,#
882)。ここで、データポインタがDPO=13Hであるとい
うことは、第1アドレスAD1から3バイト分のレンズデ
ータを入力することを意味する。#883〜#888では、設
定したボディステイタスICPBとデータポインタDPOをレ
ンズに送り、#889〜#894ではレンズから開放絞り値Av
o、最小絞り値Avmax、絞り値偏差量△Avzの各レンズデ
ータを入力する。
次に、露出制御モードがMモード(マニュアルモー
ド)か否かを判定する(#895)。Mモードならば、レ
ンズスイッチがONであるか否かを判定する(#896)。
レンズスイッチがONであれば、AVSM(絞り設定モード)
か否かを判定する(#897)。#896でレンズスイッチが
ONでないか、又は#897でAVSMでなければ、マニュアルA
vスイッチMASがONか否かを判定する(#898)。#897で
AVSMであるか、又は#898でマニュアルAvスイッチMASが
ONであれば、絞り値Avを0.5Evアップ又はダウンさせ、
レンズからのデータに応じて設定絞り値Avを制限する
(#899,#900)。一方、レンズスイッチがOFFでマニュ
アルAvスイッチMASもOFFであるか、又はレンズスイッチ
がONであってもAVSM(絞り設定モード)ではなくてマニ
ュアルAvスイッチMASもOFFであるときには、シャッター
速度Tvを1Evアップ又はダウンさせる(#901)。このシ
ャッター速度Tvも最短と最長のシャッター速度で制限す
る(#902)。
ド)か否かを判定する(#895)。Mモードならば、レ
ンズスイッチがONであるか否かを判定する(#896)。
レンズスイッチがONであれば、AVSM(絞り設定モード)
か否かを判定する(#897)。#896でレンズスイッチが
ONでないか、又は#897でAVSMでなければ、マニュアルA
vスイッチMASがONか否かを判定する(#898)。#897で
AVSMであるか、又は#898でマニュアルAvスイッチMASが
ONであれば、絞り値Avを0.5Evアップ又はダウンさせ、
レンズからのデータに応じて設定絞り値Avを制限する
(#899,#900)。一方、レンズスイッチがOFFでマニュ
アルAvスイッチMASもOFFであるか、又はレンズスイッチ
がONであってもAVSM(絞り設定モード)ではなくてマニ
ュアルAvスイッチMASもOFFであるときには、シャッター
速度Tvを1Evアップ又はダウンさせる(#901)。このシ
ャッター速度Tvも最短と最長のシャッター速度で制限す
る(#902)。
#895でMモード(マニュアルモード)でない場合に
は、Aモード(絞り優先AEモード)か否かを判定する
(#903)。Aモードならば、絞り値Avをアップ又はダ
ウンさせる(#899,#900)。Aモードでなければ、S
モード(シャッター速度優先AEモード)か否かを判定す
る(#904)。Sモードならば、シャッター速度Tvをア
ップ又はダウンさせる(#901,#902)。Sモードでな
ければ、Pモード(プログラムモード)ということであ
り、#905に移行する。Mモード、Aモード、Sモード
の場合にも#900又は#902から#905に移行して設定値
を表示し、#906でアップスイッチUPS、ダウンスイッチ
DOSが共にOFFならばリターンする。
は、Aモード(絞り優先AEモード)か否かを判定する
(#903)。Aモードならば、絞り値Avをアップ又はダ
ウンさせる(#899,#900)。Aモードでなければ、S
モード(シャッター速度優先AEモード)か否かを判定す
る(#904)。Sモードならば、シャッター速度Tvをア
ップ又はダウンさせる(#901,#902)。Sモードでな
ければ、Pモード(プログラムモード)ということであ
り、#905に移行する。Mモード、Aモード、Sモード
の場合にも#900又は#902から#905に移行して設定値
を表示し、#906でアップスイッチUPS、ダウンスイッチ
DOSが共にOFFならばリターンする。
次に、バリフォーカルレンズ内のマイコンCPULの動作
について説明する。レンズがボディに装着されて、レン
ズ用低電圧VLELの給電が開始され、レンズ内マイコンCP
ULのリセット端子RELに“Low"レベルのリセット信号が
入力されると、第37図に示すリセット動作がなされる。
まず、#1001でフラグ、レジスタ、ポートをリセット
し、#1002で表示を消去し、#1003でポートP36を“Hig
h"レベルとして、ボディからのレンズセレクト信号CSL
を入力できる状態とし、この信号CSLが“Low"レベルに
なったときに発生するINT1割込を受付可能とし、動作を
停止する。これによって、前述のレンズ交信動作を待つ
状態となる。
について説明する。レンズがボディに装着されて、レン
ズ用低電圧VLELの給電が開始され、レンズ内マイコンCP
ULのリセット端子RELに“Low"レベルのリセット信号が
入力されると、第37図に示すリセット動作がなされる。
まず、#1001でフラグ、レジスタ、ポートをリセット
し、#1002で表示を消去し、#1003でポートP36を“Hig
h"レベルとして、ボディからのレンズセレクト信号CSL
を入力できる状態とし、この信号CSLが“Low"レベルに
なったときに発生するINT1割込を受付可能とし、動作を
停止する。これによって、前述のレンズ交信動作を待つ
状態となる。
次に、レンズの各スイッチLMS,LES,TeS,WiSのうち、
いずれかがONされたときには、割込端子INT0による割込
が発生する。この割込ルーチンを第38図に示し説明す
る。まず、レンズスイッチLESがONか否かを判定する
(#1011)。レンズスイッチLESがONならばパワーズー
ムか否かを判定する(#1012)。パワーズームであれ
ば、MLM(撮影倍率ロックモード)か否かを判定する
(#1013)。MLMならば、フラグLSF0が1であるか否か
を判定する(#1014)。このフラグLSF0はレンズスイッ
チLESが以前にONであったか否かを判定するためのフラ
グである。LSF0=1であれば、レンズスイッチLESがON
のままということであるから、停止ルーチンに移行す
る。LSF0=1でなければ、レンズスイッチLESがOFFから
ONに変化したということであるから、LSF0=1とする
(#1015)。そして、レンズスイッチフラグLSFが1か
否かを判定する(#1016)。このレンズスイッチフラグ
LSFは、LSF=1であればレンズスイッチがセット状態、
LSF=0であればレンズスイッチがリセット状態である
ことを示す。#1016でLSF=1でなければ、#1017でLSF
=1とし、停止ルーチンに移行する。これでレンズスイ
ッチはセット状態であると記憶される。また、#1016で
LSF=1ならば、そのモードに既にレンズスイッチLESが
OFFからONに変化してレンズスイッチがセット状態とな
っているということであるから、LSF=0、MLF=0と
し、ロックした撮影倍率βLの表示を消去して停止ルー
チンに移行する(#1018〜#1020)。これによりレンズ
スイッチはリセット状態であると記憶される。
いずれかがONされたときには、割込端子INT0による割込
が発生する。この割込ルーチンを第38図に示し説明す
る。まず、レンズスイッチLESがONか否かを判定する
(#1011)。レンズスイッチLESがONならばパワーズー
ムか否かを判定する(#1012)。パワーズームであれ
ば、MLM(撮影倍率ロックモード)か否かを判定する
(#1013)。MLMならば、フラグLSF0が1であるか否か
を判定する(#1014)。このフラグLSF0はレンズスイッ
チLESが以前にONであったか否かを判定するためのフラ
グである。LSF0=1であれば、レンズスイッチLESがON
のままということであるから、停止ルーチンに移行す
る。LSF0=1でなければ、レンズスイッチLESがOFFから
ONに変化したということであるから、LSF0=1とする
(#1015)。そして、レンズスイッチフラグLSFが1か
否かを判定する(#1016)。このレンズスイッチフラグ
LSFは、LSF=1であればレンズスイッチがセット状態、
LSF=0であればレンズスイッチがリセット状態である
ことを示す。#1016でLSF=1でなければ、#1017でLSF
=1とし、停止ルーチンに移行する。これでレンズスイ
ッチはセット状態であると記憶される。また、#1016で
LSF=1ならば、そのモードに既にレンズスイッチLESが
OFFからONに変化してレンズスイッチがセット状態とな
っているということであるから、LSF=0、MLF=0と
し、ロックした撮影倍率βLの表示を消去して停止ルー
チンに移行する(#1018〜#1020)。これによりレンズ
スイッチはリセット状態であると記憶される。
#1013でMLM(撮影倍率ロックモード)でなければ、W
IM(ワイドモード)か否かを判定する(#1025)。WIM
でなければ、ALM(AEロックモード)か否かを判定する
(#1026)。また、#1012でPZOOM(パワーズーム)で
ないときには、マニュアルズームであるから、MLM又はW
IMかの判定(#1013,#1025)は省略して、ALM(AEロッ
クモード)か否かを判定する(#1026)。ALMでなけれ
ば、停止ルーチンに移行する。#1025でWIMと判定さ
れ、又は#1026でALMと判定されたときには、#1027で
フラグLSF0が1か否かを判定する。LSF0=1であればレ
ンズスイッチLESはONのままということであるから停止
ルーチンに移行し、LSF0=1でなければレンズスイッチ
LESはOFFからONに変化したということであるから、#10
28でLSF0=1とし、#1029でレンズスイッチフラグLSF
を判定する。LSF=1であれば#1031でLSF=0とし、LS
F=1でなければ#1030でLSF=1とする。つまり、レン
ズスイッチLESがONからOFFに変化する度に、レンズスイ
ッチをセット状態とリセット状態に交互に切り換える。
次に、#1032でボディが不作動か否かを判定する。ボデ
ィが不作動ならば、レンズからボディに状態を知らせる
ために、ポートP36,P35を一定時間“Low"レベルとして
双方向信号ラインLBLを介してボディ内マイコンCPUBの
割込端子INTAに起動信号を送り、その後、ポートP35,P
36を“High"レベルに戻しておく(#1033〜#1037)。
#1032でボディが不作動でなければ、次の信号の交信で
状態が伝達できるので停止ルーチンに移行する。
IM(ワイドモード)か否かを判定する(#1025)。WIM
でなければ、ALM(AEロックモード)か否かを判定する
(#1026)。また、#1012でPZOOM(パワーズーム)で
ないときには、マニュアルズームであるから、MLM又はW
IMかの判定(#1013,#1025)は省略して、ALM(AEロッ
クモード)か否かを判定する(#1026)。ALMでなけれ
ば、停止ルーチンに移行する。#1025でWIMと判定さ
れ、又は#1026でALMと判定されたときには、#1027で
フラグLSF0が1か否かを判定する。LSF0=1であればレ
ンズスイッチLESはONのままということであるから停止
ルーチンに移行し、LSF0=1でなければレンズスイッチ
LESはOFFからONに変化したということであるから、#10
28でLSF0=1とし、#1029でレンズスイッチフラグLSF
を判定する。LSF=1であれば#1031でLSF=0とし、LS
F=1でなければ#1030でLSF=1とする。つまり、レン
ズスイッチLESがONからOFFに変化する度に、レンズスイ
ッチをセット状態とリセット状態に交互に切り換える。
次に、#1032でボディが不作動か否かを判定する。ボデ
ィが不作動ならば、レンズからボディに状態を知らせる
ために、ポートP36,P35を一定時間“Low"レベルとして
双方向信号ラインLBLを介してボディ内マイコンCPUBの
割込端子INTAに起動信号を送り、その後、ポートP35,P
36を“High"レベルに戻しておく(#1033〜#1037)。
#1032でボディが不作動でなければ、次の信号の交信で
状態が伝達できるので停止ルーチンに移行する。
#1011でレンズスイッチLESがONでなければ、テレス
イッチ又はワイドスイッチがONかどうかを判別する(#
1041,#1042)。いずれかがNOならばPZOOM(パワーズー
ム)か否かを判定する(#1043)。そして、PZOOM(パ
ワーズーム)であれば、#1032に移行して、前述の動作
を行う。テレスイッチTeS及びワイドスイッチWiSのいず
れもがOFFであるか、いずれかがONであってもPZOOM(パ
ワーズーム)でなければ#1044に移行して、レンズモー
ドスイッチLMSがONであるか否かを判定する。レンズモ
ードスイッチLMSがOFFならば停止ルーチンに移行する。
レンズモードスイッチLMSがONならば、フラグLSF1が1
であるか否かを判定する(#1045)。このフラグLSF1は
レンズモードスイッチLMSが以前にONであったときにLSF
1=1となり、以前にOFFであったときにLSF1=0とな
る。#1045でLSF1=1であれば、レンズモードスイッチ
LMSはONのままであるということであるから、停止ルー
チンに移行する。#1045でLSF1=0であれば、レンズモ
ードスイッチLMSはOFFからONに変化したということであ
るので、#1046でLSF1=1とし、#1047でAZP(オート
ズームプログラム)か否かを判定する。AZPでなければ
停止ルーチンへ移行し、AZPならば各フラグLSF0,LSF,ML
Fを0にリセットし、ロックされた撮影倍率βLを消去
する(#1048〜#1051)。これはMLM(撮影倍率ロック
モード)で倍率ロック状態であるときにAZP(オートズ
ームプログラム)内でモードが切り換わる場合の対策で
ある。
イッチ又はワイドスイッチがONかどうかを判別する(#
1041,#1042)。いずれかがNOならばPZOOM(パワーズー
ム)か否かを判定する(#1043)。そして、PZOOM(パ
ワーズーム)であれば、#1032に移行して、前述の動作
を行う。テレスイッチTeS及びワイドスイッチWiSのいず
れもがOFFであるか、いずれかがONであってもPZOOM(パ
ワーズーム)でなければ#1044に移行して、レンズモー
ドスイッチLMSがONであるか否かを判定する。レンズモ
ードスイッチLMSがOFFならば停止ルーチンに移行する。
レンズモードスイッチLMSがONならば、フラグLSF1が1
であるか否かを判定する(#1045)。このフラグLSF1は
レンズモードスイッチLMSが以前にONであったときにLSF
1=1となり、以前にOFFであったときにLSF1=0とな
る。#1045でLSF1=1であれば、レンズモードスイッチ
LMSはONのままであるということであるから、停止ルー
チンに移行する。#1045でLSF1=0であれば、レンズモ
ードスイッチLMSはOFFからONに変化したということであ
るので、#1046でLSF1=1とし、#1047でAZP(オート
ズームプログラム)か否かを判定する。AZPでなければ
停止ルーチンへ移行し、AZPならば各フラグLSF0,LSF,ML
Fを0にリセットし、ロックされた撮影倍率βLを消去
する(#1048〜#1051)。これはMLM(撮影倍率ロック
モード)で倍率ロック状態であるときにAZP(オートズ
ームプログラム)内でモードが切り換わる場合の対策で
ある。
次に、オートズームプログラムレジスタの内容がAZR
=100であるか否かを判定する(#1052)。ここで、オ
ートズームプログラムレジスタAZRは、AZP(オートズー
ムプログラム)内で4種類のモードを切り換えるための
3ビットのレジスタであり、AZR=001のときに第1のオ
ートズームプログラムAZP1、AZR=010のときに第2のオ
ートズームプログラムAZP2、AZR=011のときに第3のオ
ートズームプログラムAZP3、AZR=100のときにはMLM
(撮影倍率ロックモード)がそれぞれ選択される。#10
52でAZR=100(MLM)ならば、#1054でAZR=001(AZ
P1)とし、#1058でレンズモードLMO1を表示し、停止ル
ーチンに移行する。#1052でAZR=100でなければ、#10
53でオートズームプログラムレジスタAZRの内容を1つ
増加させ、#1055でAZR=100となったか否かを判定す
る。#1055でAZR=100になっていれば、レンズスイッチ
LESは撮影倍率ロック用のスイッチになるので、レンズ
スイッチモードLMO2の表示を消去し、MLM(撮影倍率ロ
ックモード)であることを表示し、停止ルーチンに移行
する(#1056,#1057)。#1055でAZR=100でなけれ
ば、#1058でレンズモードLMO1(AZP1〜AZP3)を表示し
て、停止ルーチンに移行する。
=100であるか否かを判定する(#1052)。ここで、オ
ートズームプログラムレジスタAZRは、AZP(オートズー
ムプログラム)内で4種類のモードを切り換えるための
3ビットのレジスタであり、AZR=001のときに第1のオ
ートズームプログラムAZP1、AZR=010のときに第2のオ
ートズームプログラムAZP2、AZR=011のときに第3のオ
ートズームプログラムAZP3、AZR=100のときにはMLM
(撮影倍率ロックモード)がそれぞれ選択される。#10
52でAZR=100(MLM)ならば、#1054でAZR=001(AZ
P1)とし、#1058でレンズモードLMO1を表示し、停止ル
ーチンに移行する。#1052でAZR=100でなければ、#10
53でオートズームプログラムレジスタAZRの内容を1つ
増加させ、#1055でAZR=100となったか否かを判定す
る。#1055でAZR=100になっていれば、レンズスイッチ
LESは撮影倍率ロック用のスイッチになるので、レンズ
スイッチモードLMO2の表示を消去し、MLM(撮影倍率ロ
ックモード)であることを表示し、停止ルーチンに移行
する(#1056,#1057)。#1055でAZR=100でなけれ
ば、#1058でレンズモードLMO1(AZP1〜AZP3)を表示し
て、停止ルーチンに移行する。
停止ルーチンでは割込を可とし、レンズスイッチLES
がOFFならばLSF0=0とし、レンズモードスイッチLMSが
OFFならばLSF1=0とし、動作を停止する(#1061〜#1
065)。
がOFFならばLSF0=0とし、レンズモードスイッチLMSが
OFFならばLSF1=0とし、動作を停止する(#1061〜#1
065)。
次に、ボディからレンズ内マイコンCPULの割込端子IN
T1に“Low"レベルの割込信号が入力されたときにコール
される割込ルーチンを、第39図及び第40図に示し説明す
る。
T1に“Low"レベルの割込信号が入力されたときにコール
される割込ルーチンを、第39図及び第40図に示し説明す
る。
この割込ルーチンでは、まずレンズステイタスICPLを
設定する(#1071〜#1093)。初めに、レンズステイタ
スICPLのビットb7,b6には新レンズなので01を設定する
(#1071)。次に、PZOOM(パワーズーム)か否かを判
定する(#1072)。パワーズームであれば、#1073でレ
ンズステイタスICPLのビットb3,b2,b1に100を設定し、
#1075,#1076,#1077でMLM(撮影倍率ロックモード)
又はWIM(ワイドモード)又はALM(AEロックモード)か
を判定する。#1072でパワーズームでなければ、#1074
でレンズステイタスICPLのビットb3,b2,b1に101を設定
し、#1077でALM(AEロックモード)か否かを判定す
る。#1075,#1076,#1077のいずれかで、MLM、WIM又は
ALMであると判定されたときには、レンズスイッチフラ
グLSFが1か否かを判定する(#1078)。ALM(AEロック
モード)のときは、一度レンズスイッチLESがOFFからON
に変化し、次にOFFからONに変化するまでの間は、レン
ズスイッチフラグLSFが1となっている。#1078でレン
ズスイッチフラグLSFが1ならば、レンズステイタスICP
Lのビットb5,b4に11を設定する(#1089)。#1078でレ
ンズスイッチフラグLSFが0ならば、#1082に移行す
る。#1077でALM(AEロックモード)でないときには、
#1079,#1080でRLPM(レリーズ優先モード)又はAVSM
(絞り設定モード)かを判定する。RLPM又はAVSMであれ
ば、レンズスイッチLESがONか否かを判定する(#108
1)。レンズスイッチLESがONであれば、#1089に移行し
てレンズステイタスICPLのビットb5,b4に11を設定す
る。#1079,#1080でRLPM及びAVSMのいずれでもないと
き、又は上記のうちいずれかであってもレンズスイッチ
LESがONでないときには、#1082に移行してPZOOM(パワ
ーズーム)か否かを判定する。パワーズームであれば、
ボディからズーム可の信号が入力している状態か否かを
判定する(#1083)。#1082でパワーズームでないか、
又は#1083でボディからズーム可の信号が入力していな
い状態であれば、レンズステイタスICPLのビットb5,b4
に00を設定する(#1087)。#1082でパワーズームで、
且つ#1083でボディからズーム可の信号が入力している
状態であれば、#1084,#1086でテレスイッチ又はワイ
ドスイッチがONされているか否かを判定する。#1084で
テレスイッチがONならばレンズステイタスICPLのビット
b5,b4に01を設定する(#1085)。#1086でワイドスイ
ッチがONならばレンズステイタスICPLのビットb5,b4に1
0を設定する。#1084,#1086でテレスイッチもワイドス
イッチがONでなければ、#1087に移行し、レンズステイ
タスICPLのビットb5,b4に00を設定する。
設定する(#1071〜#1093)。初めに、レンズステイタ
スICPLのビットb7,b6には新レンズなので01を設定する
(#1071)。次に、PZOOM(パワーズーム)か否かを判
定する(#1072)。パワーズームであれば、#1073でレ
ンズステイタスICPLのビットb3,b2,b1に100を設定し、
#1075,#1076,#1077でMLM(撮影倍率ロックモード)
又はWIM(ワイドモード)又はALM(AEロックモード)か
を判定する。#1072でパワーズームでなければ、#1074
でレンズステイタスICPLのビットb3,b2,b1に101を設定
し、#1077でALM(AEロックモード)か否かを判定す
る。#1075,#1076,#1077のいずれかで、MLM、WIM又は
ALMであると判定されたときには、レンズスイッチフラ
グLSFが1か否かを判定する(#1078)。ALM(AEロック
モード)のときは、一度レンズスイッチLESがOFFからON
に変化し、次にOFFからONに変化するまでの間は、レン
ズスイッチフラグLSFが1となっている。#1078でレン
ズスイッチフラグLSFが1ならば、レンズステイタスICP
Lのビットb5,b4に11を設定する(#1089)。#1078でレ
ンズスイッチフラグLSFが0ならば、#1082に移行す
る。#1077でALM(AEロックモード)でないときには、
#1079,#1080でRLPM(レリーズ優先モード)又はAVSM
(絞り設定モード)かを判定する。RLPM又はAVSMであれ
ば、レンズスイッチLESがONか否かを判定する(#108
1)。レンズスイッチLESがONであれば、#1089に移行し
てレンズステイタスICPLのビットb5,b4に11を設定す
る。#1079,#1080でRLPM及びAVSMのいずれでもないと
き、又は上記のうちいずれかであってもレンズスイッチ
LESがONでないときには、#1082に移行してPZOOM(パワ
ーズーム)か否かを判定する。パワーズームであれば、
ボディからズーム可の信号が入力している状態か否かを
判定する(#1083)。#1082でパワーズームでないか、
又は#1083でボディからズーム可の信号が入力していな
い状態であれば、レンズステイタスICPLのビットb5,b4
に00を設定する(#1087)。#1082でパワーズームで、
且つ#1083でボディからズーム可の信号が入力している
状態であれば、#1084,#1086でテレスイッチ又はワイ
ドスイッチがONされているか否かを判定する。#1084で
テレスイッチがONならばレンズステイタスICPLのビット
b5,b4に01を設定する(#1085)。#1086でワイドスイ
ッチがONならばレンズステイタスICPLのビットb5,b4に1
0を設定する。#1084,#1086でテレスイッチもワイドス
イッチがONでなければ、#1087に移行し、レンズステイ
タスICPLのビットb5,b4に00を設定する。
#1089,#1087,#1088又は#1085でレンズステイタス
ICPLのビットb5,b4を設定した後、#1091でズーム中か
否かを判定する。ズーム中ならばレンズステイタスICPL
の最下位ビットb0に1を、ズーム中でなければ同ビット
b0に0を設定する(#1092,#1093)。そして、#1094
でレンズステイタスICPLを出力し、ボディステイタスIC
PBを読み取る。
ICPLのビットb5,b4を設定した後、#1091でズーム中か
否かを判定する。ズーム中ならばレンズステイタスICPL
の最下位ビットb0に1を、ズーム中でなければ同ビット
b0に0を設定する(#1092,#1093)。そして、#1094
でレンズステイタスICPLを出力し、ボディステイタスIC
PBを読み取る。
ボディステイタスICPBを読み取ると、第40図のフロー
に移行し、#1101で新ボディ(ICPB76=01)か否かを判
定する。新ボディでなければ、旧ボディであるというこ
とであり、レンズデータAvo〜f0を出力し、ポートP34に
入力されて来るレンズセレクト信号CSLが“High"レベル
となるのを待って、PZOOM(パワーズーム)か否かを判
定し、パワーズームになっていれば、旧ボディではパワ
ーズームができないので、警告表示を行う(#1102〜#
1105)。なお、旧ボディの場合には端子J12(レンズ用
低電圧VLEL),J13(レンズセレクト信号CSL),J15(シ
リアル入力SIN),J16(シリアルクロックSCK),J17(グ
ランドラインG1)の端子だけが存在する。次に、レンズ
モードLMO1,LMO2、現在の焦点距離f0、撮影距離Dの各
表示を消去し、フラグ、レジスタをリセットし、割込端
子INT1による割込を可として動作を停止する(#1106〜
#1110)。
に移行し、#1101で新ボディ(ICPB76=01)か否かを判
定する。新ボディでなければ、旧ボディであるというこ
とであり、レンズデータAvo〜f0を出力し、ポートP34に
入力されて来るレンズセレクト信号CSLが“High"レベル
となるのを待って、PZOOM(パワーズーム)か否かを判
定し、パワーズームになっていれば、旧ボディではパワ
ーズームができないので、警告表示を行う(#1102〜#
1105)。なお、旧ボディの場合には端子J12(レンズ用
低電圧VLEL),J13(レンズセレクト信号CSL),J15(シ
リアル入力SIN),J16(シリアルクロックSCK),J17(グ
ランドラインG1)の端子だけが存在する。次に、レンズ
モードLMO1,LMO2、現在の焦点距離f0、撮影距離Dの各
表示を消去し、フラグ、レジスタをリセットし、割込端
子INT1による割込を可として動作を停止する(#1106〜
#1110)。
#1101で新ボディと判定された場合には、ボディデー
タ入力(ICPB2=0)かレンズデータ出力(ICPB2=1)
かを判定する(#1115)。ボディデータ入力ならば#11
16へ移行し、レンズデータ出力ならば、第46図に示すレ
ンズデータ出力ルーチンに移行する。#1116ではボディ
が非作動(ICPB54=00)か否かを判定する。ボディが非
作動であれば、#1117で次のデータがボディから入力さ
れるのを待ちつつ、#1118でポートP34が“High"レベル
になるのを待つ。そして、ボディからのデータ入力がな
いまま、ポートP34が“High"レベルになれば、ボディ側
のパワースイッチPWSがON(ICPB3=0)か否かを判定す
る(#1119)。パワースイッチPWSがONならばパワーズ
ームルーチン(第41図)へ移行し、パワースイッチPWS
がOFFならば#1120で表示を消去して停止ルーチンに移
行する。
タ入力(ICPB2=0)かレンズデータ出力(ICPB2=1)
かを判定する(#1115)。ボディデータ入力ならば#11
16へ移行し、レンズデータ出力ならば、第46図に示すレ
ンズデータ出力ルーチンに移行する。#1116ではボディ
が非作動(ICPB54=00)か否かを判定する。ボディが非
作動であれば、#1117で次のデータがボディから入力さ
れるのを待ちつつ、#1118でポートP34が“High"レベル
になるのを待つ。そして、ボディからのデータ入力がな
いまま、ポートP34が“High"レベルになれば、ボディ側
のパワースイッチPWSがON(ICPB3=0)か否かを判定す
る(#1119)。パワースイッチPWSがONならばパワーズ
ームルーチン(第41図)へ移行し、パワースイッチPWS
がOFFならば#1120で表示を消去して停止ルーチンに移
行する。
第41図に示すパワーズームルーチンでは、INT1の割込
を可とし、PZOOM(パワーズーム)か否かを判定する
(#1151,#1152)。パワーズームであれば、ボディか
らズーム可の信号が入力している状態(ICPB1=1)か
否かを判定する(#1153)。#1152でパワーズームでな
いか、#1153でボディからズーム可の信号が入力してい
ない状態であると判定されたときには、#1178に移行
し、現在の焦点距離f0を表示してリターンする。#115
2,#1153でパワーズームであり、ボディからズーム可の
信号が入力している状態であると判定されたときには、
撮影準備スイッチS1がONされているか否かを判定する
(#1154)。撮影準備スイッチS1がONであれば、AZP
(オートズームプログラム)か否かを判定する(#115
5)。AZPであれば、#1178に移行し、現在の焦点距離f0
を表示してリターンする。撮影準備スイッチS1がOFFで
あれば、#1155をスキップして#1156に移行する。ま
た、撮影準備スイッチS1がONであってもAZPでなけれ
ば、#1156に移行する。#1156,#1158ではテレスイッ
チ又はワイドスイッチがONであるかを判定する。#115
6,#1158でテレスイッチ及びワイドスイッチが共にONで
ない場合には、#1178に移行する。#1156でテレスイッ
チがONであれば、#1157で現在の焦点距離f0がテレ端の
焦点距離fTに達したかを判定し、#1158でワイドスイッ
チがONであれば、#1159で現在の焦点距離f0がワイド端
の焦点距離fWに達したかを判定する。#1157又は#1159
でf0=fT又はf0=fWであると判定されたときには、#11
78に移行する。#1157でf0≠fTと判定されるか、又は#
1159でf0≠fWと判定されたときには、#1160でタイマー
をスタートさせる。#1161,#1162ではタイマーがタイ
ムアップとなるまでの間、レンズ用の高電圧VLEHの給電
開始(P39=“High")を待つ。#1162でタイマーがタイ
ムアップとなれば、#1178に移行する。タイマーがタイ
ムアップとなる前に、#1161でレンズ用の高電圧VLEHが
給電されれば、フラグLSF,MFL,WIFを0にリセットし、
ロックされた撮影倍率βLを消去し、ワイドモード警告
をOFFとする(#1163〜#1167)。そして、#1179で現
在の焦点距離f0をレジスタf0′に退避させてから、#11
68でテレスイッチがONか否かを判定する。テレスイッチ
がONであればズームモータMO3をテレ端の焦点距離fTに
向けて駆動し、テレスイッチがONでなければズームモー
タMO3をワイド端の焦点距離fWに向けて駆動する(#116
9,#1173)。テレ方向のズーミング(#1169)を開始し
たときには、テレスイッチがONで、現在の焦点距離f0が
テレ端の焦点距離fTに達せず、且つレンズ用高電圧VLEH
が給電されている(P39=“High")という3つの条件が
満たされている限り、#1170〜#1172のループを巡回
し、上記3つの条件のうち1つが満たされなくなれば、
#1177でズームモータMO3を停止させ、#1178で現在の
焦点距離f0を表示してリターンする。同様に、ワイド方
向のズーミング(#1173)を開始したときには、ワイド
スイッチがONで、現在の焦点距離f0がワイド端の焦点距
離fWに達せず、且つレンズ用高電圧VLEHが給電されてい
る(P39=“High")という3つの条件が満たされている
限り、#1174〜#1176のループを巡回し、上記3つの条
件のうち1つが満たされなくなれば、#1177でズームモ
ータMO3を停止させ、#1178で現在の焦点距離f0を表示
してリターンする。
を可とし、PZOOM(パワーズーム)か否かを判定する
(#1151,#1152)。パワーズームであれば、ボディか
らズーム可の信号が入力している状態(ICPB1=1)か
否かを判定する(#1153)。#1152でパワーズームでな
いか、#1153でボディからズーム可の信号が入力してい
ない状態であると判定されたときには、#1178に移行
し、現在の焦点距離f0を表示してリターンする。#115
2,#1153でパワーズームであり、ボディからズーム可の
信号が入力している状態であると判定されたときには、
撮影準備スイッチS1がONされているか否かを判定する
(#1154)。撮影準備スイッチS1がONであれば、AZP
(オートズームプログラム)か否かを判定する(#115
5)。AZPであれば、#1178に移行し、現在の焦点距離f0
を表示してリターンする。撮影準備スイッチS1がOFFで
あれば、#1155をスキップして#1156に移行する。ま
た、撮影準備スイッチS1がONであってもAZPでなけれ
ば、#1156に移行する。#1156,#1158ではテレスイッ
チ又はワイドスイッチがONであるかを判定する。#115
6,#1158でテレスイッチ及びワイドスイッチが共にONで
ない場合には、#1178に移行する。#1156でテレスイッ
チがONであれば、#1157で現在の焦点距離f0がテレ端の
焦点距離fTに達したかを判定し、#1158でワイドスイッ
チがONであれば、#1159で現在の焦点距離f0がワイド端
の焦点距離fWに達したかを判定する。#1157又は#1159
でf0=fT又はf0=fWであると判定されたときには、#11
78に移行する。#1157でf0≠fTと判定されるか、又は#
1159でf0≠fWと判定されたときには、#1160でタイマー
をスタートさせる。#1161,#1162ではタイマーがタイ
ムアップとなるまでの間、レンズ用の高電圧VLEHの給電
開始(P39=“High")を待つ。#1162でタイマーがタイ
ムアップとなれば、#1178に移行する。タイマーがタイ
ムアップとなる前に、#1161でレンズ用の高電圧VLEHが
給電されれば、フラグLSF,MFL,WIFを0にリセットし、
ロックされた撮影倍率βLを消去し、ワイドモード警告
をOFFとする(#1163〜#1167)。そして、#1179で現
在の焦点距離f0をレジスタf0′に退避させてから、#11
68でテレスイッチがONか否かを判定する。テレスイッチ
がONであればズームモータMO3をテレ端の焦点距離fTに
向けて駆動し、テレスイッチがONでなければズームモー
タMO3をワイド端の焦点距離fWに向けて駆動する(#116
9,#1173)。テレ方向のズーミング(#1169)を開始し
たときには、テレスイッチがONで、現在の焦点距離f0が
テレ端の焦点距離fTに達せず、且つレンズ用高電圧VLEH
が給電されている(P39=“High")という3つの条件が
満たされている限り、#1170〜#1172のループを巡回
し、上記3つの条件のうち1つが満たされなくなれば、
#1177でズームモータMO3を停止させ、#1178で現在の
焦点距離f0を表示してリターンする。同様に、ワイド方
向のズーミング(#1173)を開始したときには、ワイド
スイッチがONで、現在の焦点距離f0がワイド端の焦点距
離fWに達せず、且つレンズ用高電圧VLEHが給電されてい
る(P39=“High")という3つの条件が満たされている
限り、#1174〜#1176のループを巡回し、上記3つの条
件のうち1つが満たされなくなれば、#1177でズームモ
ータMO3を停止させ、#1178で現在の焦点距離f0を表示
してリターンする。
第40図のフローに戻って、#1117でボディからのデー
タ入力があったときには、モードバッファMOBを読み取
り、ポートP34が“High"レベルとなるのを待つ(#112
3,#1124)。そして、EXZM(露光間ズーム)か否かを判
定する(#1125)。EXZMでなければ、PZOOM(パワーズ
ーム)か否かを判定する(#1126)。#1125でEXZMであ
ると判定されたとき、又は#1126でパワーズームでない
と判定されたときには、#1128でレンズモードLMO1の表
示を消去し、#1129に移行する。#1125,#1126でEXZM
でなくパワーズームであると判定されたときには、#11
27でレンズモードLMO1の表示を行い、#1129に移行す
る。
タ入力があったときには、モードバッファMOBを読み取
り、ポートP34が“High"レベルとなるのを待つ(#112
3,#1124)。そして、EXZM(露光間ズーム)か否かを判
定する(#1125)。EXZMでなければ、PZOOM(パワーズ
ーム)か否かを判定する(#1126)。#1125でEXZMであ
ると判定されたとき、又は#1126でパワーズームでない
と判定されたときには、#1128でレンズモードLMO1の表
示を消去し、#1129に移行する。#1125,#1126でEXZM
でなくパワーズームであると判定されたときには、#11
27でレンズモードLMO1の表示を行い、#1129に移行す
る。
#1129ではPZOOM(パワーズーム)か否かを判定す
る。パワーズームでなければ、#1130,#1131でMLM(撮
影倍率ロックモード)又はWIM(ワイドモード)かを判
定する。MLM又はWIMであれば、レンズスイッチLESが倍
率ロック又はワイドズーム及びその解除用のスイッチと
なり、レンズスイッチモードLMO2の表示が無意味となる
ので、その表示を消去する(#1132)。#1130,#1131
でMLMでもWIMでもないと判定されるか、#1129でパワー
ズームであると判定されたときには、レンズスイッチモ
ードLMO2を表示を行う(#1133)。#1132又は#1133か
ら#1134に移行し、現在の焦点距離f0を表示する。そし
て、システムリセットならばレンズ位置が∞であること
を表示し、停止ルーチンに移行する(#1135,#113
6)。なお、パワースイッチPWSがOFFならば、これらの
表示も消去させることが望ましい。
る。パワーズームでなければ、#1130,#1131でMLM(撮
影倍率ロックモード)又はWIM(ワイドモード)かを判
定する。MLM又はWIMであれば、レンズスイッチLESが倍
率ロック又はワイドズーム及びその解除用のスイッチと
なり、レンズスイッチモードLMO2の表示が無意味となる
ので、その表示を消去する(#1132)。#1130,#1131
でMLMでもWIMでもないと判定されるか、#1129でパワー
ズームであると判定されたときには、レンズスイッチモ
ードLMO2を表示を行う(#1133)。#1132又は#1133か
ら#1134に移行し、現在の焦点距離f0を表示する。そし
て、システムリセットならばレンズ位置が∞であること
を表示し、停止ルーチンに移行する(#1135,#113
6)。なお、パワースイッチPWSがOFFならば、これらの
表示も消去させることが望ましい。
一方、#1116でボディが作動中(ICPB54≠00)なら
ば、システムリセット(ICPB54=11)か否かを判定する
(#1121)。ボディがシステムリセットでなければ、AF
ルーチンに移行し、システムリセットであれば、ボディ
からのデータ入力があるか、又はポートP34が“High"レ
ベルとなるのを待つ(#1122,#1141)。ボディからの
データ入力があればシステムリセットキーによる動作で
あり、#1123に移行する。一方、ポートP34が“High"レ
ベルになれば、パワースイッチPWSがOFFのときにレンズ
が装着された場合であり、INT1の割込を可とした後に、
全長が最も短くなる焦点距離fsまでレンズを移動させる
(#1142〜#1148)。具体的には、現在の焦点距離f0が
全長の最も短くなる焦点距離fsとなっているか否かを判
定し、f0=fsであれば#1134に移行し、f0≠fsであれば
#1144に移行して、レンズ用高電圧VLEHの給電(P39=
“High")を待つ。そして、レンズ用高電圧VLEHが給電
されれば、現在の焦点距離f0をレジスタf0′に退避させ
て、ズームモータMO3を焦点距離fsに向けて駆動させる
(#1145,#1146)。そして、現在の焦点距離f0が全長
の最も短くなる焦点距離fsに達すれば、ズームモータMO
3を停止させて、#1134に移行する(#1147,#1148)。
ば、システムリセット(ICPB54=11)か否かを判定する
(#1121)。ボディがシステムリセットでなければ、AF
ルーチンに移行し、システムリセットであれば、ボディ
からのデータ入力があるか、又はポートP34が“High"レ
ベルとなるのを待つ(#1122,#1141)。ボディからの
データ入力があればシステムリセットキーによる動作で
あり、#1123に移行する。一方、ポートP34が“High"レ
ベルになれば、パワースイッチPWSがOFFのときにレンズ
が装着された場合であり、INT1の割込を可とした後に、
全長が最も短くなる焦点距離fsまでレンズを移動させる
(#1142〜#1148)。具体的には、現在の焦点距離f0が
全長の最も短くなる焦点距離fsとなっているか否かを判
定し、f0=fsであれば#1134に移行し、f0≠fsであれば
#1144に移行して、レンズ用高電圧VLEHの給電(P39=
“High")を待つ。そして、レンズ用高電圧VLEHが給電
されれば、現在の焦点距離f0をレジスタf0′に退避させ
て、ズームモータMO3を焦点距離fsに向けて駆動させる
(#1145,#1146)。そして、現在の焦点距離f0が全長
の最も短くなる焦点距離fsに達すれば、ズームモータMO
3を停止させて、#1134に移行する(#1147,#1148)。
#1121でボディがシステムリセット(ICPB54=11)で
なければ、第42図に示すAFルーチンに移行し、#1181で
AF中(ICPB0=1)か否かを判定する。AF中であれば、
#1182,#1183でボディからのデータ入力があるか、又
はポートP34が“High"レベルになるのを待つ。#1183で
ポートP34が“High"レベルとなれば、PZOOM(パワーズ
ーム)で且つAZP(オートズームプログラム)かを判定
する(#1184,#1185)。#1184でパワーズームでない
と判定されるか、#1185でAZPでないと判定されたとき
には、#1188で割込を可として停止ルーチンに移行す
る。#1184,#1185でパワーズームで且つAZPと判定され
たときには、#1186で割込端子INT1による割込を可と
し、AZPルーチンに移行する。
なければ、第42図に示すAFルーチンに移行し、#1181で
AF中(ICPB0=1)か否かを判定する。AF中であれば、
#1182,#1183でボディからのデータ入力があるか、又
はポートP34が“High"レベルになるのを待つ。#1183で
ポートP34が“High"レベルとなれば、PZOOM(パワーズ
ーム)で且つAZP(オートズームプログラム)かを判定
する(#1184,#1185)。#1184でパワーズームでない
と判定されるか、#1185でAZPでないと判定されたとき
には、#1188で割込を可として停止ルーチンに移行す
る。#1184,#1185でパワーズームで且つAZPと判定され
たときには、#1186で割込端子INT1による割込を可と
し、AZPルーチンに移行する。
一方、#1182でボディからのデータ入力があれば、撮
影距離Dを入力し、ポートP34が“High"レベルとなるの
を待つ(#1191,#1192)。そして、PZOOM(パワーズー
ム)か否かを判定する(#1193)。パワーズームであれ
ば、AZP1〜AZP3か否かを判定する(#1194)。AZP1〜AZ
P3のいずれかであれば、第51図に示す第1のオートズー
ムプログラム(AZP1)、第52図に示す第2のオートズー
ムプログラム(AZP2)、又は第53図に示す第3のオート
ズームプログラム(AZP3)の各演算を行い、撮影距離D
から撮影倍率β、焦点距離fA、オフセット量NLを演算す
る(#1195)。#1194でAZP1〜AZP3でなければ、MLM
(撮影倍率ロックモード)か否かを判定する(#119
7)。MLMならば、レンズスイッチフラグLSFが1か否か
を判定する(#1198)。#1197でMLMでないか、MLMであ
っても#1198でレンズスイッチフラグLSFが1でない
か、又は#1193でパワーズームでないときには、#1194
で割込を可として停止ルーチンに移行する。#1197,#1
198でMLM(撮影倍率ロックモード)で且つレンズスイッ
チフラグLSFが1であると判定されたときには、MLF=1
(ロック倍率βLの記憶完)か否かを判定する(#119
9)。MLF≠1でロック倍率βLの記憶未完ならば、撮影
距離Dと現在の焦点距離f0からロック倍率βLを演算記
憶し、ロック倍率βLを表示し、MLF=1とする(#120
1〜#1203)。また、#1199でMLF=1ならば、ロック倍
率βLと撮影距離Dとから焦点距離fAとオフセット量NL
を演算する(#1200)。
影距離Dを入力し、ポートP34が“High"レベルとなるの
を待つ(#1191,#1192)。そして、PZOOM(パワーズー
ム)か否かを判定する(#1193)。パワーズームであれ
ば、AZP1〜AZP3か否かを判定する(#1194)。AZP1〜AZ
P3のいずれかであれば、第51図に示す第1のオートズー
ムプログラム(AZP1)、第52図に示す第2のオートズー
ムプログラム(AZP2)、又は第53図に示す第3のオート
ズームプログラム(AZP3)の各演算を行い、撮影距離D
から撮影倍率β、焦点距離fA、オフセット量NLを演算す
る(#1195)。#1194でAZP1〜AZP3でなければ、MLM
(撮影倍率ロックモード)か否かを判定する(#119
7)。MLMならば、レンズスイッチフラグLSFが1か否か
を判定する(#1198)。#1197でMLMでないか、MLMであ
っても#1198でレンズスイッチフラグLSFが1でない
か、又は#1193でパワーズームでないときには、#1194
で割込を可として停止ルーチンに移行する。#1197,#1
198でMLM(撮影倍率ロックモード)で且つレンズスイッ
チフラグLSFが1であると判定されたときには、MLF=1
(ロック倍率βLの記憶完)か否かを判定する(#119
9)。MLF≠1でロック倍率βLの記憶未完ならば、撮影
距離Dと現在の焦点距離f0からロック倍率βLを演算記
憶し、ロック倍率βLを表示し、MLF=1とする(#120
1〜#1203)。また、#1199でMLF=1ならば、ロック倍
率βLと撮影距離Dとから焦点距離fAとオフセット量NL
を演算する(#1200)。
次に、#1181でAF中でなければ、第43図に示す#1211
に移行し、WIM(ワイドモード)か否かを判定する。#1
211でWIMならばワイドルーチンに移行し、割込端子INT1
による割込を可とし、PZOOM(パワーズーム)か否かを
判定する(#1212,#1213)。パワーズームでなければ
#1225に移行し、パワーズームであればレンズスイッチ
フラグLSFが1であるか否かを判定する(#1214)。LSF
=1であればワイドフラグWIFが1であるか否かを判定
する(#1215)。WIF=1でなければ、現在の焦点距離f
0がワイド端の焦点距離fWであるか否かを判定する(#1
216)。f0=fWであれば#1225に移行し、f0≠fWであれ
ばワイド端までズームさせる。まず、#1217でタイマー
をスタートさせ、#1218,#1219でタイマーがタイムア
ップするまでの間、レンズ用高電圧VLEHの給電(P39=
“High")を待つ。#1219でタイマーがタイムアップと
なれば、#1225に移行する。#1218でレンズ用高電圧V
LEHの給電(P39=“High")が判定されれば、現在の焦
点距離f0をレジスタf0′に退避させて、ズームモータMO
3をワイド端の焦点距離fWに向けて駆動する(#1220,#
1221)。そして、f0=fWとなるか、又はレンズ用高電圧
VLEHの給電が停止(P39=“Low")するまで、#1222,#
1223のループを巡回し、ワイド端へのズーミングを続け
る。#1223でレンズ用高電圧VLEHの給電が停止(P39=
“Low")すると、ズームモータMO3を停止させる(#122
4)。そして、レンズスイッチフラグLSFとワイドフラグ
WIFをリセットする(#1225,#1226)。さらに、現在の
焦点距離f0を表示し、割込を可として停止ルーチンに移
行する(#1246,#1247)。
に移行し、WIM(ワイドモード)か否かを判定する。#1
211でWIMならばワイドルーチンに移行し、割込端子INT1
による割込を可とし、PZOOM(パワーズーム)か否かを
判定する(#1212,#1213)。パワーズームでなければ
#1225に移行し、パワーズームであればレンズスイッチ
フラグLSFが1であるか否かを判定する(#1214)。LSF
=1であればワイドフラグWIFが1であるか否かを判定
する(#1215)。WIF=1でなければ、現在の焦点距離f
0がワイド端の焦点距離fWであるか否かを判定する(#1
216)。f0=fWであれば#1225に移行し、f0≠fWであれ
ばワイド端までズームさせる。まず、#1217でタイマー
をスタートさせ、#1218,#1219でタイマーがタイムア
ップするまでの間、レンズ用高電圧VLEHの給電(P39=
“High")を待つ。#1219でタイマーがタイムアップと
なれば、#1225に移行する。#1218でレンズ用高電圧V
LEHの給電(P39=“High")が判定されれば、現在の焦
点距離f0をレジスタf0′に退避させて、ズームモータMO
3をワイド端の焦点距離fWに向けて駆動する(#1220,#
1221)。そして、f0=fWとなるか、又はレンズ用高電圧
VLEHの給電が停止(P39=“Low")するまで、#1222,#
1223のループを巡回し、ワイド端へのズーミングを続け
る。#1223でレンズ用高電圧VLEHの給電が停止(P39=
“Low")すると、ズームモータMO3を停止させる(#122
4)。そして、レンズスイッチフラグLSFとワイドフラグ
WIFをリセットする(#1225,#1226)。さらに、現在の
焦点距離f0を表示し、割込を可として停止ルーチンに移
行する(#1246,#1247)。
一方、#1222でf0=fWと判定されれば、ワイド端に達
したことになるので、ズームモータMO3を停止させ、ワ
イドフラグWIFを1とし、ワイドモード警告を行い、#1
246に移行する(#1227〜#1229)。ワイドモードの警
告は、ワイド端になっている間は行われる。
したことになるので、ズームモータMO3を停止させ、ワ
イドフラグWIFを1とし、ワイドモード警告を行い、#1
246に移行する(#1227〜#1229)。ワイドモードの警
告は、ワイド端になっている間は行われる。
一方、#1214でLSF=1でなければ、ワイドフラグWIF
が0か否かを判定する(#1230)。WIF=0であれば、
何もせずに#1246に移行する。#1230でワイドフラグWI
F=0でなければ、元の焦点距離(fMとして記憶されて
いる)に戻す。まず、レンズ用の高電圧VLEHの給電(P
39=“High")を待って、レジスタf0′に退避されてい
る焦点距離を元の焦点距離fMとして記憶し、現在の焦点
距離f0をレジスタf0′に退避させてズームモータMO3を
元の焦点距離fMに向けて駆動させる(#1231〜#123
3)。そして、現在の焦点距離f0が元の焦点距離fMに復
帰するか、又はレンズ用高電圧VLEHの給電が停止(P39
=“Low")するまで、#1234,#1235のループを巡回す
る。#1235でレンズ用高電圧VLEHの給電停止(P39=“L
ow")が判定されると、#1236でズームモータMO3を停止
させ、#1225に移行する。また、#1234でf0=fMとなっ
たことが判定されると、ズームモータMO3を停止させ、
ワイドフラグWIFを0にリセットし、ワイドモードの警
告を解除し、#1246に移行する(#1237〜#1239)。
が0か否かを判定する(#1230)。WIF=0であれば、
何もせずに#1246に移行する。#1230でワイドフラグWI
F=0でなければ、元の焦点距離(fMとして記憶されて
いる)に戻す。まず、レンズ用の高電圧VLEHの給電(P
39=“High")を待って、レジスタf0′に退避されてい
る焦点距離を元の焦点距離fMとして記憶し、現在の焦点
距離f0をレジスタf0′に退避させてズームモータMO3を
元の焦点距離fMに向けて駆動させる(#1231〜#123
3)。そして、現在の焦点距離f0が元の焦点距離fMに復
帰するか、又はレンズ用高電圧VLEHの給電が停止(P39
=“Low")するまで、#1234,#1235のループを巡回す
る。#1235でレンズ用高電圧VLEHの給電停止(P39=“L
ow")が判定されると、#1236でズームモータMO3を停止
させ、#1225に移行する。また、#1234でf0=fMとなっ
たことが判定されると、ズームモータMO3を停止させ、
ワイドフラグWIFを0にリセットし、ワイドモードの警
告を解除し、#1246に移行する(#1237〜#1239)。
次に、#1211でWIMでなければ、第44図に示すD入力
ルーチンに移行する。このルーチンでは、まずEXZM(露
光間ズーム)のサブルーチン(SUB40)を実行する。そ
して、ボディからのデータ入力があるか、又はポートP
34が“High"レベルとなるまで、#1241,#1242のループ
を巡回する。#1241でボディからのデータ入力があれ
ば、撮影距離Dのデータを入力し、ポートP34が“High"
レベルとなるのを待って、撮影距離Dを表示して、#12
46に移行する(#1243〜#1245)。また、ボディからの
データ入力がないまま#1242でポートP34が“High"レベ
ルとなれば、そのまま#1246に移行する。
ルーチンに移行する。このルーチンでは、まずEXZM(露
光間ズーム)のサブルーチン(SUB40)を実行する。そ
して、ボディからのデータ入力があるか、又はポートP
34が“High"レベルとなるまで、#1241,#1242のループ
を巡回する。#1241でボディからのデータ入力があれ
ば、撮影距離Dのデータを入力し、ポートP34が“High"
レベルとなるのを待って、撮影距離Dを表示して、#12
46に移行する(#1243〜#1245)。また、ボディからの
データ入力がないまま#1242でポートP34が“High"レベ
ルとなれば、そのまま#1246に移行する。
次に、EXZM(露光間ズーム)のサブルーチンを第45図
に示し説明する。このサブルーチンでは、まず露出中か
否かを判定する(#1261)。露出中ならば、PZOOM(パ
ワーズーム)か否かを判定する(#1262)。#1261で露
出中でないか、又は#1262でパワーズームでない場合に
は、割込を可とし、現在の焦点距離f0を表示して、停止
ルーチンに移行する(#1263,#1264)。#1261で露出
中と判定され、且つ#1262でパワーズームであると判定
されれば、現在の焦点距離f0がワイド端の焦点距離fWで
あるか否かを判定する(#1265)。f0=fWであれば#12
78に移行し、f0≠fWであればレンズ用高電圧VLEHの給電
(P39=“High")を待って、ズームモータMO3をワイド
端の焦点距離fWに移行させる(#1266,#1267)。そし
て、現在の焦点距離f0がワイド端の焦点距離fWに達する
か、レンズ用高電圧VLEHの給電停止(P39=“Low")が
判定されるか、又はボディから双方向信号ラインLBLを
介してポートP34に入力されるレンズセレクト信号CSLが
“Low"レベルになるまでは、#1268,#1269,#1270のル
ープを巡回する。#1268でf0=fWとなれば、ワイド端に
達したということになるので、#1277でズームモータMO
3を停止させて、#1278に移行する。また、#1269でレ
ンズ用高電圧VLEHの給電停止(P39=“Low")がなされ
ると、ズームモータMO3を停止させ、現在の焦点距離f0
を表示し、割込を可として動作を終了する(#1274〜#
1276)。一方、#1270でボディからのレンズセレクト信
号CSLが“Low"レベル(P34=“Low")となれば、ボディ
からステイタス交信を要求されているということである
から、レンズステイタスの最下位ビットをb0=1(ズー
ム中)とし、レンズステイタスICPLを出力する(#127
1,#1272)。そして、#1273でポートP34が“High"レベ
ルに戻るのを待って、#1268〜#1270のループを再び巡
回する。
に示し説明する。このサブルーチンでは、まず露出中か
否かを判定する(#1261)。露出中ならば、PZOOM(パ
ワーズーム)か否かを判定する(#1262)。#1261で露
出中でないか、又は#1262でパワーズームでない場合に
は、割込を可とし、現在の焦点距離f0を表示して、停止
ルーチンに移行する(#1263,#1264)。#1261で露出
中と判定され、且つ#1262でパワーズームであると判定
されれば、現在の焦点距離f0がワイド端の焦点距離fWで
あるか否かを判定する(#1265)。f0=fWであれば#12
78に移行し、f0≠fWであればレンズ用高電圧VLEHの給電
(P39=“High")を待って、ズームモータMO3をワイド
端の焦点距離fWに移行させる(#1266,#1267)。そし
て、現在の焦点距離f0がワイド端の焦点距離fWに達する
か、レンズ用高電圧VLEHの給電停止(P39=“Low")が
判定されるか、又はボディから双方向信号ラインLBLを
介してポートP34に入力されるレンズセレクト信号CSLが
“Low"レベルになるまでは、#1268,#1269,#1270のル
ープを巡回する。#1268でf0=fWとなれば、ワイド端に
達したということになるので、#1277でズームモータMO
3を停止させて、#1278に移行する。また、#1269でレ
ンズ用高電圧VLEHの給電停止(P39=“Low")がなされ
ると、ズームモータMO3を停止させ、現在の焦点距離f0
を表示し、割込を可として動作を終了する(#1274〜#
1276)。一方、#1270でボディからのレンズセレクト信
号CSLが“Low"レベル(P34=“Low")となれば、ボディ
からステイタス交信を要求されているということである
から、レンズステイタスの最下位ビットをb0=1(ズー
ム中)とし、レンズステイタスICPLを出力する(#127
1,#1272)。そして、#1273でポートP34が“High"レベ
ルに戻るのを待って、#1268〜#1270のループを再び巡
回する。
#1265又は#1268でf0=fWとなり、#1278に移行する
と、ボディから双方向信号ラインLBLを介してポートP34
に入力されるレンズセレクト信号CSLが“Low"レベルと
なるのを待つ。#1278でポートP34が“Low"レベルとな
れば、ボディからステイタス交信を要求されているとい
うことであるから、レンズステイタスICPLの最下位ビッ
トをb0=0(ズーム停止)とし、レンズステイタスICPL
を出力する(#1279,#1280)。そして、#1281でポー
トP34が“High"レベルに戻るのを待ち、フィルムへの露
光が開始されて、#1282でレンズ用高電圧VLEHの給電が
一旦停止され(P39=“Low")、#1283で再度給電(P39
=“High")されるのを待って、#1284でズームモータM
O3をテレ端の焦点距離fTに向けてズーミングさせる。現
在の焦点距離f0がテレ端の焦点距離fTに達するか、又は
レンズ用高電圧VLEHの給電停止(P39=“Low")が判定
されるまでは、#1285,#1286のループを巡回する。#1
285でf0=fTとなるか、又は#1286でレンズ用高電圧V
LEHの給電停止(P36=“Low")が判定されれば、ズーム
モータMO3を停止させ、割込を可とし、現在の焦点距離f
0を表示して停止ルーチンに移行する(#1287〜#128
9)。
と、ボディから双方向信号ラインLBLを介してポートP34
に入力されるレンズセレクト信号CSLが“Low"レベルと
なるのを待つ。#1278でポートP34が“Low"レベルとな
れば、ボディからステイタス交信を要求されているとい
うことであるから、レンズステイタスICPLの最下位ビッ
トをb0=0(ズーム停止)とし、レンズステイタスICPL
を出力する(#1279,#1280)。そして、#1281でポー
トP34が“High"レベルに戻るのを待ち、フィルムへの露
光が開始されて、#1282でレンズ用高電圧VLEHの給電が
一旦停止され(P39=“Low")、#1283で再度給電(P39
=“High")されるのを待って、#1284でズームモータM
O3をテレ端の焦点距離fTに向けてズーミングさせる。現
在の焦点距離f0がテレ端の焦点距離fTに達するか、又は
レンズ用高電圧VLEHの給電停止(P39=“Low")が判定
されるまでは、#1285,#1286のループを巡回する。#1
285でf0=fTとなるか、又は#1286でレンズ用高電圧V
LEHの給電停止(P36=“Low")が判定されれば、ズーム
モータMO3を停止させ、割込を可とし、現在の焦点距離f
0を表示して停止ルーチンに移行する(#1287〜#128
9)。
なお、バリフォーカルズームレンズの場合にはズーミ
ングで撮影距離が変化するため、EXZM(露光間ズーム)
を禁止しているが、芯になる像が合焦していればそれほ
ど大きな問題にはならないと考えられ、さらにズーミン
グを行っていくことで、像がボケて却って特殊効果が狙
えるという利点もある。そこで、この場合には、次のよ
うにプログラムを変更する。すなわち、バリフォーカル
ズームレンズかそうでないズームかに拘わらず、まず、
オフセットルーチン(SUB13)を実行する前に、EXZM
(露光間ズーム)であればワイド端までレンズをズーミ
ングさせるようにして、その後、AE演算とAFを行わせ
て、芯になる像にワイド端で合焦させる。そして、第24
図に示す露出制御ルーチンでは、#534〜#548(ワイド
端へのズーム)を省略し、#558ではタイプIのレンズ
か否かを判定し、タイプIのレンズならば#566へ、そ
うでなければ#559に移行させ、以後は同様の動作とす
る。レンズ側においても第45図に示すEXZMルーチンにお
ける#1265〜#1282(ワイド端へのズーム)を省略し
て、露出中でEXZM(露光間ズーム)ならば#1283からの
動作を行うようにする。また、実施例ではタイプIIIの
レンズでEXZM(露光間ズーム)のときには、EXZMの表示
を消去するようになっている(第40図の#1125,#1128
と第46図の#1312,#1315参照)が、この動作も不要と
なる。
ングで撮影距離が変化するため、EXZM(露光間ズーム)
を禁止しているが、芯になる像が合焦していればそれほ
ど大きな問題にはならないと考えられ、さらにズーミン
グを行っていくことで、像がボケて却って特殊効果が狙
えるという利点もある。そこで、この場合には、次のよ
うにプログラムを変更する。すなわち、バリフォーカル
ズームレンズかそうでないズームかに拘わらず、まず、
オフセットルーチン(SUB13)を実行する前に、EXZM
(露光間ズーム)であればワイド端までレンズをズーミ
ングさせるようにして、その後、AE演算とAFを行わせ
て、芯になる像にワイド端で合焦させる。そして、第24
図に示す露出制御ルーチンでは、#534〜#548(ワイド
端へのズーム)を省略し、#558ではタイプIのレンズ
か否かを判定し、タイプIのレンズならば#566へ、そ
うでなければ#559に移行させ、以後は同様の動作とす
る。レンズ側においても第45図に示すEXZMルーチンにお
ける#1265〜#1282(ワイド端へのズーム)を省略し
て、露出中でEXZM(露光間ズーム)ならば#1283からの
動作を行うようにする。また、実施例ではタイプIIIの
レンズでEXZM(露光間ズーム)のときには、EXZMの表示
を消去するようになっている(第40図の#1125,#1128
と第46図の#1312,#1315参照)が、この動作も不要と
なる。
次に、レンズからボディにデータを送るためのレンズ
データ出力ルーチンを第46図に示し説明する。このルー
チンでは、データポインタDPOの内容に応じて動作が分
かれる。まず、データポインタDPOを入力し、DPO=16H
か否かを判定する(#1301,#1302)。DPO=16Hなら
ば、第1アドレスAD1から6バイト分のレンズデータを
送信することをボディから指示されているということで
あるから、開放絞り値AvoとモードバッファMOBの内容を
送受し、最小絞り値Avmax、絞り値偏差値ΔAv、変換係
数KL及びNDC、現在の焦点距離f0を出力する(#1303〜
#1308)。そして、ポートP34に入力されるレンズセレ
クト信号CSLが“High"レベルに戻るのを待って、交信を
終了する(#1309)。次に、パワースイッチPWSがONで
あるか否かを判定する(#1310)。パワースイッチPWS
がONでなければ、表示を消去し、現在の焦点距離f0を表
示し、割込を可として割込ルーチンに移行する(#131
1,#1319,#1320)。#1310でパワースイッチPWSがONで
あれば、EXZM(露光間ズーム)か否かを判定する(#13
12)。EXZMであれば、レンズモードLMO1の表示を消去す
る(#1315)。EXZMでなければ、PZOOM(パワーズー
ム)か否かを判定する(#1313)。パワーズームでなけ
ればレンズモードLMO1の表示を消去し#(1315)、パワ
ーズームであればレンズモードLMO1の表示を行う(#13
14)。そして、レンズスイッチモードLMO2を表示するた
めのサブルーチン(SUB41)を実行する。次に、ボディ
が非作動であるか否かを判定する(#1316)。ボディが
作動中であれば、撮影距離Dを表示して#1319に移行す
る(#1318)。#1316でボディが非作動であれば、#13
17でレンズが∞位置にあることを示す表示を行い、パワ
ーズームのサブルーチン(SUB39)を実行した後、#131
9に移行する。
データ出力ルーチンを第46図に示し説明する。このルー
チンでは、データポインタDPOの内容に応じて動作が分
かれる。まず、データポインタDPOを入力し、DPO=16H
か否かを判定する(#1301,#1302)。DPO=16Hなら
ば、第1アドレスAD1から6バイト分のレンズデータを
送信することをボディから指示されているということで
あるから、開放絞り値AvoとモードバッファMOBの内容を
送受し、最小絞り値Avmax、絞り値偏差値ΔAv、変換係
数KL及びNDC、現在の焦点距離f0を出力する(#1303〜
#1308)。そして、ポートP34に入力されるレンズセレ
クト信号CSLが“High"レベルに戻るのを待って、交信を
終了する(#1309)。次に、パワースイッチPWSがONで
あるか否かを判定する(#1310)。パワースイッチPWS
がONでなければ、表示を消去し、現在の焦点距離f0を表
示し、割込を可として割込ルーチンに移行する(#131
1,#1319,#1320)。#1310でパワースイッチPWSがONで
あれば、EXZM(露光間ズーム)か否かを判定する(#13
12)。EXZMであれば、レンズモードLMO1の表示を消去す
る(#1315)。EXZMでなければ、PZOOM(パワーズー
ム)か否かを判定する(#1313)。パワーズームでなけ
ればレンズモードLMO1の表示を消去し#(1315)、パワ
ーズームであればレンズモードLMO1の表示を行う(#13
14)。そして、レンズスイッチモードLMO2を表示するた
めのサブルーチン(SUB41)を実行する。次に、ボディ
が非作動であるか否かを判定する(#1316)。ボディが
作動中であれば、撮影距離Dを表示して#1319に移行す
る(#1318)。#1316でボディが非作動であれば、#13
17でレンズが∞位置にあることを示す表示を行い、パワ
ーズームのサブルーチン(SUB39)を実行した後、#131
9に移行する。
#1302でデータポインタがDPO=16Hでなければ、#13
25でDPO=81Hであるか否かを判定する。DPO=81Hであれ
ば、第8アドレスAD8から1バイト分のレンズデータ
(つまりオフセット量NL)を入力すべきことをボディか
ら指示されていることになるので、フォーカス用レンズ
の位置を補正するためのオフセット量NLのデータを現在
の焦点距離f0と、レジスタf0′に退避させた焦点距離
と、撮影距離Dとから後述の式に基づいて演算し、この
データをボディに送る(#1326,#1327)。そして、ポ
ートP34に入力されているレンズセレクト信号CSLが“Hi
gh"レベルに戻るのを待って、撮影距離Dの表示を行
い、#1319に移行する(#1328,#1329)。
25でDPO=81Hであるか否かを判定する。DPO=81Hであれ
ば、第8アドレスAD8から1バイト分のレンズデータ
(つまりオフセット量NL)を入力すべきことをボディか
ら指示されていることになるので、フォーカス用レンズ
の位置を補正するためのオフセット量NLのデータを現在
の焦点距離f0と、レジスタf0′に退避させた焦点距離
と、撮影距離Dとから後述の式に基づいて演算し、この
データをボディに送る(#1326,#1327)。そして、ポ
ートP34に入力されているレンズセレクト信号CSLが“Hi
gh"レベルに戻るのを待って、撮影距離Dの表示を行
い、#1319に移行する(#1328,#1329)。
#1325でデータポインタがDPO=81Hでなければ、#13
31でDPO=54Hであるか否かを判定する。DPO=54Hであれ
ば、第5アドレスAD5から4バイト分のレンズデータを
入力すべきことをボディから指示されていることになる
ので、AZP(オートズームプログラム)の演算に基づく
変換係数NDC(fA)、焦点距離fA、撮影倍率β、オフセ
ット量NLを出力する(#1332〜#1336)。そして、ポー
トP34に入力されているレンズセレクト信号CSLが“Hig
h"レベルに戻るのを待って、割込端子INT1への割込を可
として、AZPルーチンに移行する。
31でDPO=54Hであるか否かを判定する。DPO=54Hであれ
ば、第5アドレスAD5から4バイト分のレンズデータを
入力すべきことをボディから指示されていることになる
ので、AZP(オートズームプログラム)の演算に基づく
変換係数NDC(fA)、焦点距離fA、撮影倍率β、オフセ
ット量NLを出力する(#1332〜#1336)。そして、ポー
トP34に入力されているレンズセレクト信号CSLが“Hig
h"レベルに戻るのを待って、割込端子INT1への割込を可
として、AZPルーチンに移行する。
AZPルーチンでは、演算された焦点距離fAにズーミン
グを行う。まず、現在の焦点距離f0が演算された焦点距
離fAと一致するか否かを判定する(#1339)。f0=fAで
あれば、#1346で撮影距離Dを表示して#1319に移行す
る。#1339でf0≠fAであれば、レンズ用高電圧VLEHの給
電(P39=“High")を待って、ズームモータMO3を演算
された焦点距離fAに向けて駆動する(#1341)。そし
て、現在の焦点距離f0が演算された焦点距離f0に達する
か、又はレンズ用高電圧VLEHの給電停止(P39=“Lo
w")が判定されるまでは、#1342,#1343のループを巡
回する。#1343でレンズ用高電圧VLEHの給電停止が判定
されると、AFモータMO2の駆動のために、#1344でズー
ムモータMO3を停止させ、#1340に戻ってレンズ用高電
圧VLEHの再給電を待つ。#1342でf0=fAとなれば、#13
45でズームモータMO3を停止させ、#1346で撮影距離D
を表示して、#1319に移行する。
グを行う。まず、現在の焦点距離f0が演算された焦点距
離fAと一致するか否かを判定する(#1339)。f0=fAで
あれば、#1346で撮影距離Dを表示して#1319に移行す
る。#1339でf0≠fAであれば、レンズ用高電圧VLEHの給
電(P39=“High")を待って、ズームモータMO3を演算
された焦点距離fAに向けて駆動する(#1341)。そし
て、現在の焦点距離f0が演算された焦点距離f0に達する
か、又はレンズ用高電圧VLEHの給電停止(P39=“Lo
w")が判定されるまでは、#1342,#1343のループを巡
回する。#1343でレンズ用高電圧VLEHの給電停止が判定
されると、AFモータMO2の駆動のために、#1344でズー
ムモータMO3を停止させ、#1340に戻ってレンズ用高電
圧VLEHの再給電を待つ。#1342でf0=fAとなれば、#13
45でズームモータMO3を停止させ、#1346で撮影距離D
を表示して、#1319に移行する。
#1331でデータポインタがDPO=54Hでなければ、#13
51でDPO=13Hであるか否かを判定する。DPO=13Hであれ
ば、第1アドレスAD1から3バイト分のレンズデータを
ボディに送信すべきことを指示されていることになるの
で、開放絞り値Avoと最小絞り値Avmax及び絞り値偏差量
ΔAvをボディに送る(#1352〜#1354)。そして、ボデ
ィからのレンズセレクト信号CSLが入力されるポートP34
が“High"レベルとなるのを待ち、割込を可として停止
ルーチンに移行する(#1355,#1356)。なお、#1351
でDPO=13Hでなければ、#1356で割込を可として停止ル
ーチンに移行する。
51でDPO=13Hであるか否かを判定する。DPO=13Hであれ
ば、第1アドレスAD1から3バイト分のレンズデータを
ボディに送信すべきことを指示されていることになるの
で、開放絞り値Avoと最小絞り値Avmax及び絞り値偏差量
ΔAvをボディに送る(#1352〜#1354)。そして、ボデ
ィからのレンズセレクト信号CSLが入力されるポートP34
が“High"レベルとなるのを待ち、割込を可として停止
ルーチンに移行する(#1355,#1356)。なお、#1351
でDPO=13Hでなければ、#1356で割込を可として停止ル
ーチンに移行する。
以上の説明においては、レンズ側の電源(特にズーム
モータMO3の電源)はボディの電源電池EBから供給する
ようになっているが、レンズ側にも電源電池を設けるこ
とが考えられる。この場合、バッテリーチェックの状態
に関係なくAFモータMO2とズームモータMO3を同時に動か
すことが可能である。従って、AZPルーチンで各モータM
O2,MO3を交互に動かす必要(#1340,#1341,#1343,#1
344)はなく、高速でAZP(オートズームプログラム)が
行える。さらに、パワーズームのときに、レンズからボ
ディを起動してボディから電源供給を受けてからズーミ
ングを行う必要もなくなる。なお、この場合でもAF中
(焦点検出動作中又は焦点調節動作中)であることを検
出した場合には、AF精度を維持するためにパワーズーム
は禁止することが望ましい。
モータMO3の電源)はボディの電源電池EBから供給する
ようになっているが、レンズ側にも電源電池を設けるこ
とが考えられる。この場合、バッテリーチェックの状態
に関係なくAFモータMO2とズームモータMO3を同時に動か
すことが可能である。従って、AZPルーチンで各モータM
O2,MO3を交互に動かす必要(#1340,#1341,#1343,#1
344)はなく、高速でAZP(オートズームプログラム)が
行える。さらに、パワーズームのときに、レンズからボ
ディを起動してボディから電源供給を受けてからズーミ
ングを行う必要もなくなる。なお、この場合でもAF中
(焦点検出動作中又は焦点調節動作中)であることを検
出した場合には、AF精度を維持するためにパワーズーム
は禁止することが望ましい。
次に、レンズスイッチモードLMO2を表示するためのサ
ブルーチンを第47図に示し説明する。#1361ではWIM
(ワイドモード)か否かを、#1362ではMIM(撮影倍率
ロックモード)か否かを判定する。そして、WIM又はMLM
であれば、#1364でレンズスイッチモードLMO2の表示を
消去し、リターンする。WIMでもMLMでもなければ、#13
63でレンズスイッチモードLMO2の表示を行い、リターン
する。
ブルーチンを第47図に示し説明する。#1361ではWIM
(ワイドモード)か否かを、#1362ではMIM(撮影倍率
ロックモード)か否かを判定する。そして、WIM又はMLM
であれば、#1364でレンズスイッチモードLMO2の表示を
消去し、リターンする。WIMでもMLMでもなければ、#13
63でレンズスイッチモードLMO2の表示を行い、リターン
する。
以上で、レンズ内マイコンCPULの動作を示すフローチ
ャートの説明を終了し、続いてフラッシュ内マイコンCP
UFの動作を示すフローチャートの説明に入る。第48図は
フラッシュ内マイコンCPUFの動作を示すフローチャート
である。フラッシュメインスイッチFMSがONからOFFへ又
はOFFからONへ変化すると、パルス発生器PG3から割込端
子INTαに“Low"レベルのパルスが入力され、第48図の
#1501以降の割込ルーチンが実行される。この割込ルー
チンでは、まず割込可として、フラッシュメインスイッ
チFMSがONか否かを判定する(#1501,#1502)。フラッ
シュメインスイッチFMSがONならば、発光可とするため
にフラッシュイネイブル信号FLENを“Low"レベルとし、
充電完了までフラッシュ内の昇圧回路DDFを動作させる
(#1503〜#1506)。#1502でフラッシュメインスイッ
チFMSがOFFならば、発光不可(FLEN=“High")とし、
昇圧を停止させ、表示をOFFして動作を停止する(#151
0〜1512)。
ャートの説明を終了し、続いてフラッシュ内マイコンCP
UFの動作を示すフローチャートの説明に入る。第48図は
フラッシュ内マイコンCPUFの動作を示すフローチャート
である。フラッシュメインスイッチFMSがONからOFFへ又
はOFFからONへ変化すると、パルス発生器PG3から割込端
子INTαに“Low"レベルのパルスが入力され、第48図の
#1501以降の割込ルーチンが実行される。この割込ルー
チンでは、まず割込可として、フラッシュメインスイッ
チFMSがONか否かを判定する(#1501,#1502)。フラッ
シュメインスイッチFMSがONならば、発光可とするため
にフラッシュイネイブル信号FLENを“Low"レベルとし、
充電完了までフラッシュ内の昇圧回路DDFを動作させる
(#1503〜#1506)。#1502でフラッシュメインスイッ
チFMSがOFFならば、発光不可(FLEN=“High")とし、
昇圧を停止させ、表示をOFFして動作を停止する(#151
0〜1512)。
一方、ボディから送られるフラッシュセレクト信号CS
Fが“Low"レベルになると、割込端子INTβによる割込ル
ーチン(第48図の#1515以降)が実行される。この割込
ルーチンでは、まずフラッシュメインスイッチFMSがON
か否かを判定する(#1515)。フラッシュメインスイッ
チFMSがONでなければ、#1509で割込を可として#1510
に移行する。フラッシュメインスイッチFMSがONであれ
ば、ボディがフラッシュデータの入力モードか否かを判
定する(#1516)。具体的には、この時点でフラッシュ
セレクト信号CSFが“High"レベルならばボディはフラッ
シュデータの入力モードであると判定され、#1517〜#
1531でフラッシュデータFLDをボディに送る。フラッシ
ュデータFLDは3ビットb2,b1,b0のステイタスデータで
あり、以下、そのi番目(i=0〜2)のデータをFLDi
と呼ぶ。まず、#1517では、充電完了か否かを判定す
る。充電完了であれば、充電完了の表示を行い、フラッ
シュデータFLDには専用フラッシュで充電完了を示すデ
ータ01*を設定する(#1518,#1519)。ここで、FLD2
=0は専用フラッシュであることを示し、FLD1=1は充
電完了を示す。また、#1517で充電完了でなければ、充
電完了の表示を消去し、フラッシュデータFLDには専用
フラッシュで充電未完了を示すデータ00*を設定する
(#1520,#1521)。ここで、FLD1=0は充電未完了を
示す。次に、#1525では信号FDCを判定する。信号FDCが
“Low"レベルであれば、調光OKの表示を行い、フラッシ
ュデータFLDには専用フラッシュで調光OKを示すデータ
0*0を設定する(#1526,#1527)。ここで、FLD0=
0は調光OKであることを示す。また、#1525で信号FLD
が“Low"レベルでなければ、調光OKの表示を消去し、フ
ラッシュデータFLDには専用フラッシュで調光OKでない
ことを示すデータ0*1を設定する(#1528,#152
9)。ここで、FLD0=1は調光OKでないことを示す。以
上のように設定されたフラッシュデータFLDは、#1531
でフラッシュのステイタスデータとしてボディに送られ
る。また、#1532では、照射範囲に基づく発光量データ
Ivzがボディに送られ、#1551に移行する。
Fが“Low"レベルになると、割込端子INTβによる割込ル
ーチン(第48図の#1515以降)が実行される。この割込
ルーチンでは、まずフラッシュメインスイッチFMSがON
か否かを判定する(#1515)。フラッシュメインスイッ
チFMSがONでなければ、#1509で割込を可として#1510
に移行する。フラッシュメインスイッチFMSがONであれ
ば、ボディがフラッシュデータの入力モードか否かを判
定する(#1516)。具体的には、この時点でフラッシュ
セレクト信号CSFが“High"レベルならばボディはフラッ
シュデータの入力モードであると判定され、#1517〜#
1531でフラッシュデータFLDをボディに送る。フラッシ
ュデータFLDは3ビットb2,b1,b0のステイタスデータで
あり、以下、そのi番目(i=0〜2)のデータをFLDi
と呼ぶ。まず、#1517では、充電完了か否かを判定す
る。充電完了であれば、充電完了の表示を行い、フラッ
シュデータFLDには専用フラッシュで充電完了を示すデ
ータ01*を設定する(#1518,#1519)。ここで、FLD2
=0は専用フラッシュであることを示し、FLD1=1は充
電完了を示す。また、#1517で充電完了でなければ、充
電完了の表示を消去し、フラッシュデータFLDには専用
フラッシュで充電未完了を示すデータ00*を設定する
(#1520,#1521)。ここで、FLD1=0は充電未完了を
示す。次に、#1525では信号FDCを判定する。信号FDCが
“Low"レベルであれば、調光OKの表示を行い、フラッシ
ュデータFLDには専用フラッシュで調光OKを示すデータ
0*0を設定する(#1526,#1527)。ここで、FLD0=
0は調光OKであることを示す。また、#1525で信号FLD
が“Low"レベルでなければ、調光OKの表示を消去し、フ
ラッシュデータFLDには専用フラッシュで調光OKでない
ことを示すデータ0*1を設定する(#1528,#152
9)。ここで、FLD0=1は調光OKでないことを示す。以
上のように設定されたフラッシュデータFLDは、#1531
でフラッシュのステイタスデータとしてボディに送られ
る。また、#1532では、照射範囲に基づく発光量データ
Ivzがボディに送られ、#1551に移行する。
一方、#1516でフラッシュセレクト信号CSFが“Low"
レベルならば、ボディはフラッシュデータの入力モード
ではなく、ボディデータの出力モードであると判定さ
れ、ボディから絞り値Av、フィルム感度Sv、撮影距離D
v、焦点距離fの各データをフラッシュに入力する(#1
541〜#1544)。そして、フラッシュセレクト信号CSFが
“High"レベルとなるのを待って、フラッシュ照射範囲
を焦点距離fに応じてモータMO5とコード板ZPCで制御す
る(#1545,#1546)。さらに、照射範囲を表示し、絞
り値Avとフィルム感度Sv及び発光量データIvzから適正
露出の得られる距離範囲を演算表示し、撮影距離Dを表
示する(#1547〜#1549)。その後、#1551に移行す
る。
レベルならば、ボディはフラッシュデータの入力モード
ではなく、ボディデータの出力モードであると判定さ
れ、ボディから絞り値Av、フィルム感度Sv、撮影距離D
v、焦点距離fの各データをフラッシュに入力する(#1
541〜#1544)。そして、フラッシュセレクト信号CSFが
“High"レベルとなるのを待って、フラッシュ照射範囲
を焦点距離fに応じてモータMO5とコード板ZPCで制御す
る(#1545,#1546)。さらに、照射範囲を表示し、絞
り値Avとフィルム感度Sv及び発光量データIvzから適正
露出の得られる距離範囲を演算表示し、撮影距離Dを表
示する(#1547〜#1549)。その後、#1551に移行す
る。
#1551ではタイマーをリセット・スタートさせる。次
に、フラッシュのタイマーレジスタTIFRに所定値Pを設
定し、割込を可とする(#1552,#1553)。そして、充
電完了となるまで昇圧を行い、充電完了後に充電完了表
示を行う(#1554〜#1562)。この間に割込端子INTβ
による割込があれば再度前述の動作を行う。
に、フラッシュのタイマーレジスタTIFRに所定値Pを設
定し、割込を可とする(#1552,#1553)。そして、充
電完了となるまで昇圧を行い、充電完了後に充電完了表
示を行う(#1554〜#1562)。この間に割込端子INTβ
による割込があれば再度前述の動作を行う。
ボディからのレンズセレクト信号CSFが“Low"レベル
になると、タイマー割込がかかる。この割込ルーチンを
第49図に示し説明する。信号FDCが“Low"レベルならば
調光OKを表示し、“High"レベルなら調光OKの表示を消
去する(#1570〜#1572)。そして、フラッシュのタイ
マーレジスタTIFRの内容を1つカウントダウンして、TI
FR=0か否かを判定する(#1573,#1574)。TIFR≠0
であれば、再びタイマーをリセット・スタートし、割込
可として昇圧動作(#1554〜#1556)のルーチンにリタ
ーンする(#1578,#1579)。ボディとの交信が終了し
て所定時間(例えば3秒)が経過すると、#1574でTIFR
=0となり、昇圧を停止し、表示をOFFし、割込を可と
して動作を終了する(#1575〜#1577)。
になると、タイマー割込がかかる。この割込ルーチンを
第49図に示し説明する。信号FDCが“Low"レベルならば
調光OKを表示し、“High"レベルなら調光OKの表示を消
去する(#1570〜#1572)。そして、フラッシュのタイ
マーレジスタTIFRの内容を1つカウントダウンして、TI
FR=0か否かを判定する(#1573,#1574)。TIFR≠0
であれば、再びタイマーをリセット・スタートし、割込
可として昇圧動作(#1554〜#1556)のルーチンにリタ
ーンする(#1578,#1579)。ボディとの交信が終了し
て所定時間(例えば3秒)が経過すると、#1574でTIFR
=0となり、昇圧を停止し、表示をOFFし、割込を可と
して動作を終了する(#1575〜#1577)。
第50図はレンズ内マイコンCPULとボディ内マイコンCP
UBの間の信号伝達用端子の変形例を示す。この例では、
レンズセレクト信号CSLが“Low"レベルになると、レン
ズ内マイコンCPULが起動される。また、バッファBF40と
BF50が能動化されて、リード/ライト信号R/Wがレンズ
内マイコンCPULに送られる。リード/ライト信号R/Wが
“Low"レベルになると、バッファBF41とBF51が能動化さ
れて、ボディ内マイコンCPUBからレンズ内マイコンCPUL
へデータが送られる。リード/ライト信号R/Wが“High"
レベルになると、バッファBF52とBF42が能動化されて、
レンズ内マイコンCPULからボディ内マイコンCPUBへデー
タが送られる。レンズセレクト信号CSLが“High"レベル
になると、バッファBF40とBF50は高出力インピーダンス
状態となり、バッファBF43とBF53は能動化される。した
がって、ポートP81が“Low"レベルになると、バッファB
F53、端子J91,J81、バッファBF43、アンドゲートAN1を
介して割込端子INTAに割込信号が入力され、ボディ内マ
イコンCPUBが起動される。この方式でも、レンズ−ボデ
ィ間の端子数は第4図及び第5図に示す方式と同数とな
る。なお、図面に表された全てのバッファはトライステ
ートのバッファである。
UBの間の信号伝達用端子の変形例を示す。この例では、
レンズセレクト信号CSLが“Low"レベルになると、レン
ズ内マイコンCPULが起動される。また、バッファBF40と
BF50が能動化されて、リード/ライト信号R/Wがレンズ
内マイコンCPULに送られる。リード/ライト信号R/Wが
“Low"レベルになると、バッファBF41とBF51が能動化さ
れて、ボディ内マイコンCPUBからレンズ内マイコンCPUL
へデータが送られる。リード/ライト信号R/Wが“High"
レベルになると、バッファBF52とBF42が能動化されて、
レンズ内マイコンCPULからボディ内マイコンCPUBへデー
タが送られる。レンズセレクト信号CSLが“High"レベル
になると、バッファBF40とBF50は高出力インピーダンス
状態となり、バッファBF43とBF53は能動化される。した
がって、ポートP81が“Low"レベルになると、バッファB
F53、端子J91,J81、バッファBF43、アンドゲートAN1を
介して割込端子INTAに割込信号が入力され、ボディ内マ
イコンCPUBが起動される。この方式でも、レンズ−ボデ
ィ間の端子数は第4図及び第5図に示す方式と同数とな
る。なお、図面に表された全てのバッファはトライステ
ートのバッファである。
第51図乃至第53図は第1乃至第3のオートズームプロ
グラムAZP1〜AZP3のプログラムラインを示している。図
中、縦軸は焦点距離f(mm)、横軸は撮影距離D(m)
を示す。fTはテレ端の焦点距離、fWはワイド端の焦点距
離である。DTはテレ端の撮影距離、DWはワイド端の撮影
距離である。βTはテレ端の撮影倍率、βWはワイド端
の撮影倍率である。以下、各プログラムラインについて
説明する。
グラムAZP1〜AZP3のプログラムラインを示している。図
中、縦軸は焦点距離f(mm)、横軸は撮影距離D(m)
を示す。fTはテレ端の焦点距離、fWはワイド端の焦点距
離である。DTはテレ端の撮影距離、DWはワイド端の撮影
距離である。βTはテレ端の撮影倍率、βWはワイド端
の撮影倍率である。以下、各プログラムラインについて
説明する。
まず、第1のオートズームプログラムAZP1のプログラ
ムラインは、第51図に示すように、D≦DWのときにはfA
=fW、D≦DTのときにはfA=fTとなり、DW<D<DTのと
きには点(DW,fW)と点(DT,fT)を通る直線となる。つ
まり、このプログラムラインでは点(DW,fW)と点(DT,
fT)の間を一定勾配の直線で結んでおり、テレ端の撮影
距離DTにおける撮影倍率βTがワイド端の撮影距離DWに
おける撮影倍率βWよりも小さい。そして、その描写上
の特徴は、背景と共に人物が適度の大きさに写る点にあ
る。ただし、撮影距離Dが遠いときには少し小さ目、近
いときには少し大き目の適度な大きさで写る。
ムラインは、第51図に示すように、D≦DWのときにはfA
=fW、D≦DTのときにはfA=fTとなり、DW<D<DTのと
きには点(DW,fW)と点(DT,fT)を通る直線となる。つ
まり、このプログラムラインでは点(DW,fW)と点(DT,
fT)の間を一定勾配の直線で結んでおり、テレ端の撮影
距離DTにおける撮影倍率βTがワイド端の撮影距離DWに
おける撮影倍率βWよりも小さい。そして、その描写上
の特徴は、背景と共に人物が適度の大きさに写る点にあ
る。ただし、撮影距離Dが遠いときには少し小さ目、近
いときには少し大き目の適度な大きさで写る。
次に、第2のオートズームプログラムAZP2のプログラ
ムラインは、第52図の太線で示すように、D≦D1のとき
にはfA=fW、D≧D4のときにはfA=fTとなり、D1<D≦
D2のときには点(D1,fW)と点(D2,f2)を通る直線、D2
<D≦D3のときにはfA=D×β23(β1>β23>
β4)、そしてD3<D≦D4のときには点(D3,f3)と点
(D4,fT)を通る直線となる。このプログラムラインで
は、第1のプログラムライン(細線で示す)に比べると
全体に撮影倍率βが大き目であり、第1のプログラムラ
インよりも上に凸となる。そして、その描写上の特徴
は、人物が適度の大きさに写ると共に、背景をぼかすこ
とによって人物(又は主被写体)が強調されて写る点に
ある。
ムラインは、第52図の太線で示すように、D≦D1のとき
にはfA=fW、D≧D4のときにはfA=fTとなり、D1<D≦
D2のときには点(D1,fW)と点(D2,f2)を通る直線、D2
<D≦D3のときにはfA=D×β23(β1>β23>
β4)、そしてD3<D≦D4のときには点(D3,f3)と点
(D4,fT)を通る直線となる。このプログラムラインで
は、第1のプログラムライン(細線で示す)に比べると
全体に撮影倍率βが大き目であり、第1のプログラムラ
インよりも上に凸となる。そして、その描写上の特徴
は、人物が適度の大きさに写ると共に、背景をぼかすこ
とによって人物(又は主被写体)が強調されて写る点に
ある。
最後に、第3のオートズームプログラムAZP3のプログ
ラムラインは、第53図の太線で示すように、D≦D1のと
きにはfA=fW、D≧D4のときにはfA=fTとなり、D1<D
≦D2のときには点(D1,fW)と点(D2,f2)を通る直線、
D2<D≦D3のときにはfA=D×β23(β1>β23>
β4)、そしてD3<D≦D4のときには点(D3,f3)と点
(D4,fT)を通る直線となる。このプログラムラインで
は、第1のプログラムライン(細線で示す)に比べると
全体に撮影倍率βが小さ目であり、第1のプログラムラ
インよりも下に凸となる。そして、その描写上の特徴
は、出来るだけ奥行き感のあるスナップが撮れる点にあ
る。
ラムラインは、第53図の太線で示すように、D≦D1のと
きにはfA=fW、D≧D4のときにはfA=fTとなり、D1<D
≦D2のときには点(D1,fW)と点(D2,f2)を通る直線、
D2<D≦D3のときにはfA=D×β23(β1>β23>
β4)、そしてD3<D≦D4のときには点(D3,f3)と点
(D4,fT)を通る直線となる。このプログラムラインで
は、第1のプログラムライン(細線で示す)に比べると
全体に撮影倍率βが小さ目であり、第1のプログラムラ
インよりも下に凸となる。そして、その描写上の特徴
は、出来るだけ奥行き感のあるスナップが撮れる点にあ
る。
第54図及び第55図は、バリフォーカルレンズの場合
に、オフセットルーチン(SUB13)でフォーカス用レン
ズを駆動するためのオフセット量NLの算出方法を説明す
るための図である。図中、I〜IVは第1群乃至第4群の
レンズを示している。水平方向はレンズの光軸方向を示
し、垂直方向はズーミングによる焦点距離の変化を示し
ている。上側の水平線はワイド端における各レンズの配
置を示しており、下側の水平線はテレ端における各レン
ズの配置を示している。ワイド端とテレ端の間の任意の
ズーム位置においては、曲線で示した軌跡と水平線との
交点上に各レンズが配置されるように、各レンズが連動
して移動する。フォーカス用レンズは第4群のレンズIV
であり、これが斜線で示す範囲内に来るようにオフセッ
ト量NLを決める。
に、オフセットルーチン(SUB13)でフォーカス用レン
ズを駆動するためのオフセット量NLの算出方法を説明す
るための図である。図中、I〜IVは第1群乃至第4群の
レンズを示している。水平方向はレンズの光軸方向を示
し、垂直方向はズーミングによる焦点距離の変化を示し
ている。上側の水平線はワイド端における各レンズの配
置を示しており、下側の水平線はテレ端における各レン
ズの配置を示している。ワイド端とテレ端の間の任意の
ズーム位置においては、曲線で示した軌跡と水平線との
交点上に各レンズが配置されるように、各レンズが連動
して移動する。フォーカス用レンズは第4群のレンズIV
であり、これが斜線で示す範囲内に来るようにオフセッ
ト量NLを決める。
一般に、撮影距離をDとし、∞位置から撮影距離Dま
でのレンズ繰り出し量をd、繰り出し量dの変化をΔ
d、デフォーカス量をΔL、Δd/ΔL=K0とすると、 d≒f2・K0/D … となる。また、∞位置から撮影距離DまでのAFカプラー
の回転数をNL、回転数の変化量をΔNL、ΔNL/ΔL=KL
とすると、 NL≒f2・KL/D … となる。今、焦点距離がf=f1のときに、撮影距離D=
D1に合焦しており、KL=KL1、NL=NL1であるとする。こ
の状態から焦点距離がf=f2、撮影距離がD=D2、KL=
KL2、NL=NL2となる状態までズーミングするときに、焦
点検出が可能な範囲内にフォーカス用レンズを移動させ
るためのオフセット量NLは、第55図に示すレンズでは、 NL=f2 2・KL2/D−f1 2・KL1/D =f2 2・KL2/D−NL1 … となる。また、第54図に示すレンズでは、 NL=f2 2・KL2/D−NL1 +{Nz(f2)−Nz(f1)} … となる。ここで、Nz(f)はズーミングによって∞位置
が変わることによって必要となるレンズ移動量であり、
光学設計によって種々の関数となる。上式において、変
換係数KLは焦点距離fと一対一に対応するが、対応の仕
方はレンズ毎に違うので、レンズ内のメモリーにテーブ
ルとして記憶しておくものである。なお、第55図に示す
レンズのように、後群でフォーカシングするズームレン
ズで∞位置が動かないものは、全体繰出ズームと同じ
く、変換係数KLがズーミングによって変化しないので、
式はNL=(f2 2−f1 2)・KL/Dで良い。
でのレンズ繰り出し量をd、繰り出し量dの変化をΔ
d、デフォーカス量をΔL、Δd/ΔL=K0とすると、 d≒f2・K0/D … となる。また、∞位置から撮影距離DまでのAFカプラー
の回転数をNL、回転数の変化量をΔNL、ΔNL/ΔL=KL
とすると、 NL≒f2・KL/D … となる。今、焦点距離がf=f1のときに、撮影距離D=
D1に合焦しており、KL=KL1、NL=NL1であるとする。こ
の状態から焦点距離がf=f2、撮影距離がD=D2、KL=
KL2、NL=NL2となる状態までズーミングするときに、焦
点検出が可能な範囲内にフォーカス用レンズを移動させ
るためのオフセット量NLは、第55図に示すレンズでは、 NL=f2 2・KL2/D−f1 2・KL1/D =f2 2・KL2/D−NL1 … となる。また、第54図に示すレンズでは、 NL=f2 2・KL2/D−NL1 +{Nz(f2)−Nz(f1)} … となる。ここで、Nz(f)はズーミングによって∞位置
が変わることによって必要となるレンズ移動量であり、
光学設計によって種々の関数となる。上式において、変
換係数KLは焦点距離fと一対一に対応するが、対応の仕
方はレンズ毎に違うので、レンズ内のメモリーにテーブ
ルとして記憶しておくものである。なお、第55図に示す
レンズのように、後群でフォーカシングするズームレン
ズで∞位置が動かないものは、全体繰出ズームと同じ
く、変換係数KLがズーミングによって変化しないので、
式はNL=(f2 2−f1 2)・KL/Dで良い。
以上で実施例の説明を終えるが、本発明はその本質的
特性から逸脱することなく数多くの形式のものとして具
体化することができるから、上に述べた実施例はもっぱ
ら説明上のもので制約的のものではない。また、本発明
の技術的範囲は特許請求の範囲の要件内のあらゆる変
更、またはその要件に対する均等物にも及ぶものであ
る。
特性から逸脱することなく数多くの形式のものとして具
体化することができるから、上に述べた実施例はもっぱ
ら説明上のもので制約的のものではない。また、本発明
の技術的範囲は特許請求の範囲の要件内のあらゆる変
更、またはその要件に対する均等物にも及ぶものであ
る。
例えば、上に述べた実施例ではレンズ交換式カメラの
場合を例示したが、ズームレンズが固定的に装着されて
いるカメラにも本発明は適用できる。また、露光間ズー
ムの設定は、ICカードの装着による例を示したが、カメ
ラ側又はレンズ側のモードボタンで設定できるようにし
ても良い。シャッターはフォーカルプレーンの例を示し
たが、絞りと兼用されるレンズシャッターであっても良
い。この場合、シャッター開放からフィルム全面に露光
が行われているので、自然光の場合、シャッター開放か
ら所定時間後にズーミングを行うようにすることで、フ
ォーカルプレーンシャッターに比較して制限露光時間を
短くすることができる。フラッシュ撮影の際には、フラ
ッシュマチック演算で決まる絞り開口の時点でフラッシ
ュを発光させ、フラッシュを発光させてからズーミング
を行えば良い。
場合を例示したが、ズームレンズが固定的に装着されて
いるカメラにも本発明は適用できる。また、露光間ズー
ムの設定は、ICカードの装着による例を示したが、カメ
ラ側又はレンズ側のモードボタンで設定できるようにし
ても良い。シャッターはフォーカルプレーンの例を示し
たが、絞りと兼用されるレンズシャッターであっても良
い。この場合、シャッター開放からフィルム全面に露光
が行われているので、自然光の場合、シャッター開放か
ら所定時間後にズーミングを行うようにすることで、フ
ォーカルプレーンシャッターに比較して制限露光時間を
短くすることができる。フラッシュ撮影の際には、フラ
ッシュマチック演算で決まる絞り開口の時点でフラッシ
ュを発光させ、フラッシュを発光させてからズーミング
を行えば良い。
また、実施例では最初にワイド端に設定しておき、テ
レ端に向かってズーミングする例が示されているが、別
の効果を狙って、最初にテレ端に設定しておいて、露光
中にワイド端へ移動させても良く、両方を切り換えるよ
うにしても良い。最初にテレ端に設定し、最後にワイド
端で露光する時間を長くしても実施例と同様の効果の写
真が得られる。さらに、ズーミングの速度を露光時間と
ズーム範囲から求めて、この速度でズーミングが行われ
るように制御しても良い。なお、ズーム範囲はズームレ
ンズの全ズーム領域又は撮影者が設定した範囲として決
まるものである。
レ端に向かってズーミングする例が示されているが、別
の効果を狙って、最初にテレ端に設定しておいて、露光
中にワイド端へ移動させても良く、両方を切り換えるよ
うにしても良い。最初にテレ端に設定し、最後にワイド
端で露光する時間を長くしても実施例と同様の効果の写
真が得られる。さらに、ズーミングの速度を露光時間と
ズーム範囲から求めて、この速度でズーミングが行われ
るように制御しても良い。なお、ズーム範囲はズームレ
ンズの全ズーム領域又は撮影者が設定した範囲として決
まるものである。
[発明の効果] 請求項1の発明によれば、露光開始後の所定時間経過
後に焦点距離を変化させるので、芯の有る露光間ズーム
写真を簡単に撮影できるという効果があり、また、フラ
ッシュ撮影時には通常撮影時よりもレンズの駆動開始ま
での時間を短く設定することにより、自然光による通常
撮影、フラッシュ撮影にかかわらず、最適な露光間ズー
ム撮影ができるという効果がある。
後に焦点距離を変化させるので、芯の有る露光間ズーム
写真を簡単に撮影できるという効果があり、また、フラ
ッシュ撮影時には通常撮影時よりもレンズの駆動開始ま
での時間を短く設定することにより、自然光による通常
撮影、フラッシュ撮影にかかわらず、最適な露光間ズー
ム撮影ができるという効果がある。
請求項2の発明によれば、レンズのタイプに応じて露
光間ズームが制御されるものであり、特に、請求項3の
発明によれば、レンズがバリフォーカルタイプであれ
ば、焦点距離変更により焦点がずれることに鑑みて、露
光間ズームを禁止するようにしたので、露光間ズーム撮
影の失敗を防ぐことができるという効果がある。
光間ズームが制御されるものであり、特に、請求項3の
発明によれば、レンズがバリフォーカルタイプであれ
ば、焦点距離変更により焦点がずれることに鑑みて、露
光間ズームを禁止するようにしたので、露光間ズーム撮
影の失敗を防ぐことができるという効果がある。
第1図は本発明の基本構成を示すブロック図、第2図は
本発明を適用されるカメラボディの斜視図、第3図は本
発明を適用される交換レンズの斜視図、第4図は同上の
カメラボディの回路図、第5図は同上の交換レンズの回
路図、第6図は本発明を適用されるフラッシュの回路
図、第7図乃至第49図は本発明の動作説明のためのフロ
ーチャート、第50図はカメラボディと交換レンズの交信
回路の一変形例の回路図、第51図乃至第53図は本発明に
用いるオートズームプログラムのプログラムラインを示
す図、第54図及び第55図は本発明に用いるバリフォーカ
ルレンズにおけるオフセット量算出方法の説明図であ
る。 100はズームレンズ、101は駆動手段、102は露出制御手
段、103は制御手段である。
本発明を適用されるカメラボディの斜視図、第3図は本
発明を適用される交換レンズの斜視図、第4図は同上の
カメラボディの回路図、第5図は同上の交換レンズの回
路図、第6図は本発明を適用されるフラッシュの回路
図、第7図乃至第49図は本発明の動作説明のためのフロ
ーチャート、第50図はカメラボディと交換レンズの交信
回路の一変形例の回路図、第51図乃至第53図は本発明に
用いるオートズームプログラムのプログラムラインを示
す図、第54図及び第55図は本発明に用いるバリフォーカ
ルレンズにおけるオフセット量算出方法の説明図であ
る。 100はズームレンズ、101は駆動手段、102は露出制御手
段、103は制御手段である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太巻 隆信 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内 (72)発明者 石田 徳治 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内 (72)発明者 升本 久幸 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内 (72)発明者 得丸 祥 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内 (72)発明者 米多比 常世 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内 (56)参考文献 特開 昭63−318531(JP,A) 特開 昭61−228426(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 7/08 G02B 7/10 G02B 5/00
Claims (3)
- 【請求項1】焦点距離を変更可能なズームレンズと、 レンズを駆動して前記ズームレンズの焦点距離を変更す
る駆動手段と、 露出動作を行う露出制御手段と、 露出期間中において、露出動作開始から所定の時間経過
した後、駆動手段によりレンズの焦点距離を変更する制
御手段とから構成され、フラッシュ撮影時の露出動作開
始から駆動開始までの時間は、通常撮影時の露出動作開
始から駆動開始までの時間より短く設定されることを特
徴とするズームレンズを備えるカメラ。 - 【請求項2】ズームレンズは交換可能であり、カメラは
レンズのタイプを判別する手段を有し、駆動手段の制御
はレンズタイプに応じて変更されることを特徴とする請
求項1記載のズームレンズを備えるカメラ。 - 【請求項3】レンズタイプ判別手段は、レンズがバリフ
ォーカルレンズか否かを判別し、バリフォーカルレンズ
であれば露光時間中の駆動手段の動作を禁止することを
特徴とする請求項2記載のズームレンズを備えるカメ
ラ。
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JP63196626A JP2773144B2 (ja) | 1988-08-05 | 1988-08-05 | ズームレンズを備えるカメラ |
US07/389,908 US5274414A (en) | 1988-08-05 | 1989-08-04 | Camera having a varifocal lens |
US08/117,774 US5369460A (en) | 1988-08-05 | 1993-09-08 | Camera having a varifocal lens |
US08/320,372 US6339510B1 (en) | 1988-08-05 | 1994-10-11 | Camera having a varifocal lens |
US08/357,066 US6018631A (en) | 1988-08-05 | 1994-12-14 | Camera having a varifocal lens |
US08/579,937 US5640223A (en) | 1988-08-05 | 1995-12-28 | Camera having a varifocal lens |
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JP20073095A Division JP2874603B2 (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | レンズ交換式カメラシステム |
JP20073195A Division JP2822948B2 (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | ズームレンズを備えるカメラ |
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Publication Number | Publication Date |
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