JP2763192B2 - 紙幣入出金装置の紙幣集積方法 - Google Patents
紙幣入出金装置の紙幣集積方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、銀行等の金融機関に設置される自動取引装
置に搭載される紙幣入出金装置の紙幣集積方法に関する
ものである。
置に搭載される紙幣入出金装置の紙幣集積方法に関する
ものである。
第3図は紙幣入出金装置の概略的な構造を示す側断面
図である。
図である。
図において、1は紙幣入出金装置、2は装置正面側に
設けられ、入金紙幣を顧客が投入したり、出金紙幣を顧
客に放出する接客口であり、この接客口2は紙幣のガイ
ドや紙幣を1枚ずつ分離する分離機構等より構成される
回転体構造となっている。
設けられ、入金紙幣を顧客が投入したり、出金紙幣を顧
客に放出する接客口であり、この接客口2は紙幣のガイ
ドや紙幣を1枚ずつ分離する分離機構等より構成される
回転体構造となっている。
前記接客口2の上方には開閉可能なシャッタ2cが設け
られており、このシャッタ2cは閉じた状態にあっては、
外と紙幣入出金装置1内を遮断するとともに、開いた状
態にあってはガイド間に紙幣を投入したり、受け取るこ
とができるようになっている。
られており、このシャッタ2cは閉じた状態にあっては、
外と紙幣入出金装置1内を遮断するとともに、開いた状
態にあってはガイド間に紙幣を投入したり、受け取るこ
とができるようになっている。
ここで、前記接客口2は、シャッタ2cを開いて顧客に
より紙幣が投入されるのを待つ入金ポジション、紙幣が
投入された後、シャッタ2cを閉じて投入された紙幣を保
持し、1枚ずつ分離して装置内に送り出す分離ポジショ
ン、後述する表裏反転機構から紙幣を受け取る受け取り
ポジション、表裏反転機構より一括して紙幣を受け取っ
た後、シャッタ2cを開き顧客に一括して紙幣を出金する
出金ポジションの4つのポジションに停止するようにな
っている。
より紙幣が投入されるのを待つ入金ポジション、紙幣が
投入された後、シャッタ2cを閉じて投入された紙幣を保
持し、1枚ずつ分離して装置内に送り出す分離ポジショ
ン、後述する表裏反転機構から紙幣を受け取る受け取り
ポジション、表裏反転機構より一括して紙幣を受け取っ
た後、シャッタ2cを開き顧客に一括して紙幣を出金する
出金ポジションの4つのポジションに停止するようにな
っている。
3は鑑別部で、搬送路4を搬送される紙幣の真偽,正
損,表裏,2枚以上の重なり(重送)及び銀行等を鑑別及
び検知する。
損,表裏,2枚以上の重なり(重送)及び銀行等を鑑別及
び検知する。
5は表裏反転機構、6はこの表裏反転機構5に至る搬
送路、7は搬送路6よりの紙幣の搬送方向を搬送路8も
しくは搬送路9方向に切り換えるブレード、5cは前記搬
送路8もしくは搬送路9を搬送された紙幣が集積される
集積部であり、以下に上記表裏反転機構5の詳細を説明
する。
送路、7は搬送路6よりの紙幣の搬送方向を搬送路8も
しくは搬送路9方向に切り換えるブレード、5cは前記搬
送路8もしくは搬送路9を搬送された紙幣が集積される
集積部であり、以下に上記表裏反転機構5の詳細を説明
する。
第4図は表裏反転機構の側面図、第5図は表裏反転機
構5に設けられたサイドガイドの平面図である。
構5に設けられたサイドガイドの平面図である。
101は集積部5cの接客口2側に設けられたフロントガ
イドで、図示しない支点を中心に接客口2方向へ上方に
向かって回転し、2点鎖線で示す101′の位置に開放さ
れる。
イドで、図示しない支点を中心に接客口2方向へ上方に
向かって回転し、2点鎖線で示す101′の位置に開放さ
れる。
102は前記フロントガイド101に対向し、集積部5cの後
方に位置するリヤガイドであり、フロントガイド101と
このリヤガイド102によって集積部5cにおける紙幣集積
方向前後のガイドとなっている。
方に位置するリヤガイドであり、フロントガイド101と
このリヤガイド102によって集積部5cにおける紙幣集積
方向前後のガイドとなっている。
103は集積部5cの上方に位置する搬送ベルト104は表裏
反転機構5と接客口2の間に位置する搬送ベルト、105
は表裏反転機構5から接客口2に至る搬送ベルトであ
る。
反転機構5と接客口2の間に位置する搬送ベルト、105
は表裏反転機構5から接客口2に至る搬送ベルトであ
る。
107a,107bは集積部5cの紙幣集積方向左右のガイドと
なるサイドガイドで、前後端及び上部に斜面が形成され
ており、以下に示すリンク機構により移動可能になって
いる。
なるサイドガイドで、前後端及び上部に斜面が形成され
ており、以下に示すリンク機構により移動可能になって
いる。
108はサイドガイド107bに固定されたレバー、109はサ
イドガイド107aに固定されたレバー、110は支点113を中
心に回転するリンク、111は支点112を中心に回転するリ
ンクである。
イドガイド107aに固定されたレバー、110は支点113を中
心に回転するリンク、111は支点112を中心に回転するリ
ンクである。
リンク110は一端がレバー109の端部とピン116を介し
て回転可能に接続され、他端はレバー108の中程でピン1
17を介して回転可能に接続されている。
て回転可能に接続され、他端はレバー108の中程でピン1
17を介して回転可能に接続されている。
リンク111は一端がレバー109の中程でピン114を介し
て回転可能に接続され、他端はレバー108の端部とピン1
15を介して回転可能に接続されている。
て回転可能に接続され、他端はレバー108の端部とピン1
15を介して回転可能に接続されている。
ここで、ピン114とピン115の間隔とピン116とピン117
の間隔は等しく、かつピン114とピン116の間隔とピン11
5とピン117の間隔が等しいことで、レバー108とレバー1
09は平行で、リンク110とリンク111も平行となり、リン
ク110とリンク111が支点113,支点112を中心に回転する
場合でもそれぞれのレバー、リンク間の平行が保たれた
状態で移動する。
の間隔は等しく、かつピン114とピン116の間隔とピン11
5とピン117の間隔が等しいことで、レバー108とレバー1
09は平行で、リンク110とリンク111も平行となり、リン
ク110とリンク111が支点113,支点112を中心に回転する
場合でもそれぞれのレバー、リンク間の平行が保たれた
状態で移動する。
119は支点120を中心に回転するレバー、121は前記リ
ンク機構を駆動するモータ、122はこのモータ121の軸に
固定されたアーム、123はこのアーム122の端部より突出
したピンであり、以上の構成及び図示しないがサイドガ
イド107a,107bの位置を検知するセンサ、モータ121を駆
動するモータドライバ等よりサイドガイド動作機構124
が形成されている。
ンク機構を駆動するモータ、122はこのモータ121の軸に
固定されたアーム、123はこのアーム122の端部より突出
したピンであり、以上の構成及び図示しないがサイドガ
イド107a,107bの位置を検知するセンサ、モータ121を駆
動するモータドライバ等よりサイドガイド動作機構124
が形成されている。
前記レバー119の一端には前記ピン123がレバー119の
延在方向に移動可能なように長穴があけられ、他端には
レバー109の中程に突出したピン118がレバー119の延在
方向に移動可能なU字型の溝が設けられており、モータ
121が回転することにより、レバー119が支点120を中心
に揺動する。これにより、レバー108と109、リンク110
と111からなるリンク機構が平行リンク運動を行い、サ
イドガイド107aと107bは実線で示す第1の位置から、前
記第1の位置より間隔の広い2点鎖線で示す第2の位置
107a′,107b′まで間隔を変化させながら平行移動を繰
り返す。なお、サイドガイド107aと107bの間隔は、実線
で示す第1の位置における間隔は紙幣の長手方向の長さ
とほぼ同等、2点鎖線で示す第2の位置における間隔は
紙幣の対角線の長さより若干長い程度である。
延在方向に移動可能なように長穴があけられ、他端には
レバー109の中程に突出したピン118がレバー119の延在
方向に移動可能なU字型の溝が設けられており、モータ
121が回転することにより、レバー119が支点120を中心
に揺動する。これにより、レバー108と109、リンク110
と111からなるリンク機構が平行リンク運動を行い、サ
イドガイド107aと107bは実線で示す第1の位置から、前
記第1の位置より間隔の広い2点鎖線で示す第2の位置
107a′,107b′まで間隔を変化させながら平行移動を繰
り返す。なお、サイドガイド107aと107bの間隔は、実線
で示す第1の位置における間隔は紙幣の長手方向の長さ
とほぼ同等、2点鎖線で示す第2の位置における間隔は
紙幣の対角線の長さより若干長い程度である。
ここで、搬送路6からブレード7を経て、搬送路8も
しくは搬送路9を通り集積部5cの搬送ベルト105上に紙
幣106が集積されるとき、紙幣106の搬送方向の前後はフ
ロントガイド101とリヤガイド102にガイドされる。
しくは搬送路9を通り集積部5cの搬送ベルト105上に紙
幣106が集積されるとき、紙幣106の搬送方向の前後はフ
ロントガイド101とリヤガイド102にガイドされる。
紙幣106の搬送方向の左右はサイドガイド107a,107bに
よってガイドされることになるが、モータ121は紙幣106
が集積部5cに集積されるときは常に回転しており、これ
によりサイドガイド107aと107bも往復運動をしている。
よってガイドされることになるが、モータ121は紙幣106
が集積部5cに集積されるときは常に回転しており、これ
によりサイドガイド107aと107bも往復運動をしている。
したがって、搬送路6を搬送される紙幣に若干の横ず
れや斜行がある場合、その紙幣が集積されるときサイド
ガイド107a,107bが実線で示す第1の位置にある場合で
も、次に、2点鎖線で示す第2の位置まで間隔が広が
り、紙幣はサイドガイド107a,107bの斜面をすべり落
ち、その次に再度実線で示す位置まで間隔が縮まり、紙
幣106は整列されて集積部5cに集積される。
れや斜行がある場合、その紙幣が集積されるときサイド
ガイド107a,107bが実線で示す第1の位置にある場合で
も、次に、2点鎖線で示す第2の位置まで間隔が広が
り、紙幣はサイドガイド107a,107bの斜面をすべり落
ち、その次に再度実線で示す位置まで間隔が縮まり、紙
幣106は整列されて集積部5cに集積される。
集積部5cに紙幣106が集積されると、搬送ベルト103が
紙幣106に接する位置に下降して紙幣106を挟持し、フロ
ントガイド101が101′に示す開放状態となる。
紙幣106に接する位置に下降して紙幣106を挟持し、フロ
ントガイド101が101′に示す開放状態となる。
フロントガイド101が開放状態になると、搬送ベルト1
03,105を回転させ、紙幣106を接客口2方向に搬送す
る。
03,105を回転させ、紙幣106を接客口2方向に搬送す
る。
次に図示しない検知手段により、紙幣106が搬送ベル
ト104の下方に搬送されたことが検知されると、搬送ベ
ルト104が図示しない移動手段により紙幣106に接するよ
うに下降して搬送ベルト105とで挟持し、接客口2の搬
送する。
ト104の下方に搬送されたことが検知されると、搬送ベ
ルト104が図示しない移動手段により紙幣106に接するよ
うに下降して搬送ベルト105とで挟持し、接客口2の搬
送する。
また、搬送路6を搬送される紙幣の搬送方向をブレー
ド7の切り替えによって搬送路8と搬送路9とに振り分
けることで、集積部5cに集積される紙幣は、搬送路8を
搬送されると表裏が反転して集積され、搬送路9を搬送
されると表裏が反転することなく集積されるようになっ
ている。
ド7の切り替えによって搬送路8と搬送路9とに振り分
けることで、集積部5cに集積される紙幣は、搬送路8を
搬送されると表裏が反転して集積され、搬送路9を搬送
されると表裏が反転することなく集積されるようになっ
ている。
10は紙幣を収納する金種別カセットで、取り扱う金種
に応じて複数の金種別カセット10が設けられることとな
っており、ここでは10aを千円券用カセット、10b,10cを
万円券用カセットとしている。
に応じて複数の金種別カセット10が設けられることとな
っており、ここでは10aを千円券用カセット、10b,10cを
万円券用カセットとしている。
前記金種別カセット10は紙幣を集積して上下動可能な
ステージを有するとともに、収納された紙幣のエンド,
ニアエンド,フル等を検知するセンサが備えられてお
り、後述する制御によってカセット10内の紙幣量を管理
するようになっている。
ステージを有するとともに、収納された紙幣のエンド,
ニアエンド,フル等を検知するセンサが備えられてお
り、後述する制御によってカセット10内の紙幣量を管理
するようになっている。
11は前記金種別カセット10の上方に設けられた入出金
ユニット、12a〜12cはこの入出金ユニット11内の前記金
種別カセット10a〜10cの直上に開閉可能に設けられ、閉
じた状態にあっては金種別カセット10の上方を閉塞し、
開いた状態にあっては金種別カセット10の上方を開放す
るステージである。
ユニット、12a〜12cはこの入出金ユニット11内の前記金
種別カセット10a〜10cの直上に開閉可能に設けられ、閉
じた状態にあっては金種別カセット10の上方を閉塞し、
開いた状態にあっては金種別カセット10の上方を開放す
るステージである。
ここで、前記入出金ユニット11は入金取引時に、鑑別
部3での鑑別結果に基づいて、搬送路13を搬送される紙
幣をブレード14a,14b,14cの切り替えにより金種別に振
り分けて、前記ステージ12a〜12b上に一時的に集積し、
ステージ12a〜12cを開放して金種別カセット10a〜10c内
に収納する機能、出金取引時に顧客が所望する金種を所
定の金種別カセット10a〜10cから繰り出し搬送する機能
等を備えている。
部3での鑑別結果に基づいて、搬送路13を搬送される紙
幣をブレード14a,14b,14cの切り替えにより金種別に振
り分けて、前記ステージ12a〜12b上に一時的に集積し、
ステージ12a〜12cを開放して金種別カセット10a〜10c内
に収納する機能、出金取引時に顧客が所望する金種を所
定の金種別カセット10a〜10cから繰り出し搬送する機能
等を備えている。
15は前記鑑別部3が設けられている搬送路4を搬送さ
れる紙幣の搬送方向を、表裏反転機構5に至る搬送路6
もしくは入出金ユニット11に至る搬送路13に切り替える
ブレードである。
れる紙幣の搬送方向を、表裏反転機構5に至る搬送路6
もしくは入出金ユニット11に至る搬送路13に切り替える
ブレードである。
16は装置背面側に設けられた一括カセットで、複数金
種の紙幣を一括して収納しておき、必要に応じて金種別
カセット10に補充を行ったり、金種別カセット10から紙
幣を回収する等の機能を有している。
種の紙幣を一括して収納しておき、必要に応じて金種別
カセット10に補充を行ったり、金種別カセット10から紙
幣を回収する等の機能を有している。
17はリジェクトカセットで、入金取引時に鑑別部3で
五千円券もしくは損券と鑑別された循環対象外紙幣と、
出金取引時に鑑別部3で搬送異常券と鑑別された紙幣を
収納する収納部と、出金取引時において、顧客の取り忘
れた紙幣を収納する収納部とを有している。
五千円券もしくは損券と鑑別された循環対象外紙幣と、
出金取引時に鑑別部3で搬送異常券と鑑別された紙幣を
収納する収納部と、出金取引時において、顧客の取り忘
れた紙幣を収納する収納部とを有している。
18は搬送路13から前記リジェクトカセット17に至る搬
送路、19は搬送路13から搬送路18へ紙幣の搬送方向を切
り替えるブレードである。
送路、19は搬送路13から搬送路18へ紙幣の搬送方向を切
り替えるブレードである。
20は紙幣入出金装置1の背面側に開閉可能に設けられ
た扉で、この扉20を開放することで、前記一括カセット
16は紙幣入出金装置1に対し挿抜することが可能であ
る。
た扉で、この扉20を開放することで、前記一括カセット
16は紙幣入出金装置1に対し挿抜することが可能であ
る。
第6図は自動取引装置の制御系を示す概略ブロック図
であり、22は自動取引装置の正面側にカード挿入・返却
口を有し、顧客により挿入されたカードの識別、入金/
出金の取引内容の印字等の処理を行うカードリーダライ
タである。
であり、22は自動取引装置の正面側にカード挿入・返却
口を有し、顧客により挿入されたカードの識別、入金/
出金の取引内容の印字等の処理を行うカードリーダライ
タである。
23は自動取引装置の正面側に通帳挿入・返却口を有
し、顧客により挿入された通帳の識別、入金/出金の取
引内容の印字等の処理を行う通帳記帳機である。
し、顧客により挿入された通帳の識別、入金/出金の取
引内容の印字等の処理を行う通帳記帳機である。
24は自動取引装置の正面側に、入金/出金金額や暗証
番号の入力を行う操作キーや、金額や操作案内用のイラ
ストや文字を表示する表示部を設けてなる顧客操作部で
ある。
番号の入力を行う操作キーや、金額や操作案内用のイラ
ストや文字を表示する表示部を設けてなる顧客操作部で
ある。
25は自動取引装置の背面側に設けられ、行員が装填,
補充,回収等の処理を行うため、各取引に応じた項目及
びデータを入力する操作キーや、前記操作キーからの入
力データ及び処理結果等を表示して、行員操作を誘導す
る表示部により構成される内部操作部である。
補充,回収等の処理を行うため、各取引に応じた項目及
びデータを入力する操作キーや、前記操作キーからの入
力データ及び処理結果等を表示して、行員操作を誘導す
る表示部により構成される内部操作部である。
26は上述した各部位を制御する制御部である。
以下に、上述した紙幣入出金装置における従来の入金
取引及び出金取引の作用について説明する。
取引及び出金取引の作用について説明する。
第7図は入金取引時の紙幣の流れを示す紙幣入出金装
置の側断面図、第8図は従来の入金取引時における入金
リジェクト紙幣の処理を示すフローチャートである。
置の側断面図、第8図は従来の入金取引時における入金
リジェクト紙幣の処理を示すフローチャートである。
入金取引は、顧客により顧客操作部の操作キーに設け
られている入金取引キーが押下され、カードをカード挿
入口からカードリーダライタ部に、もしくは図示せぬ通
帳を通帳挿入・返却口から通帳記帳機に挿入すると、制
御部26と図示せぬセンタとの間で通信が行われ、問題が
ないことが確認されると、接客口2は入金ポジションに
回動し、上方に設けられているシャッタ2cが開放する。
なお、入金取引が開始されると、サイドガイド動作機構
124のモータ121も回転し、サイドガイド107a,107bは往
復運動を行っている(SA1)。
られている入金取引キーが押下され、カードをカード挿
入口からカードリーダライタ部に、もしくは図示せぬ通
帳を通帳挿入・返却口から通帳記帳機に挿入すると、制
御部26と図示せぬセンタとの間で通信が行われ、問題が
ないことが確認されると、接客口2は入金ポジションに
回動し、上方に設けられているシャッタ2cが開放する。
なお、入金取引が開始されると、サイドガイド動作機構
124のモータ121も回転し、サイドガイド107a,107bは往
復運動を行っている(SA1)。
顧客が接客口2に紙幣を投入したことが確認される
と、シャッタ2cが閉じて、接客口2は分離ポジションと
なる。
と、シャッタ2cが閉じて、接客口2は分離ポジションと
なる。
接客口2が分離ポジションとなると、分離機構2bによ
り投入された紙幣は1枚ずつに分離され、搬送路4によ
り鑑別部3に搬送される。
り投入された紙幣は1枚ずつに分離され、搬送路4によ
り鑑別部3に搬送される。
鑑別部3において、搬送されてきた紙幣の真偽鑑別,
正損判別及び走行状態を検知する(SA2)。
正損判別及び走行状態を検知する(SA2)。
前記鑑別部3において偽券もしくは搬送異常券である
と判定した、いわゆる入金リジェクト紙幣は、ブレード
15を切り替えて搬送路6により表裏反転機構5に搬送さ
れ、集積部5cに1枚ずつ集積される(SA3)。
と判定した、いわゆる入金リジェクト紙幣は、ブレード
15を切り替えて搬送路6により表裏反転機構5に搬送さ
れ、集積部5cに1枚ずつ集積される(SA3)。
この集積時において、上述したようにサイドガイド10
7aと107bは往復運動をしており、集積された入金リジェ
クト紙幣の左右方向を揃えるようになっている。
7aと107bは往復運動をしており、集積された入金リジェ
クト紙幣の左右方向を揃えるようになっている。
ここで表裏反転機構5の集積部5cに入金リジェクト紙
幣が集積されている場合は、後述すうように接客口2の
紙幣が全て搬送され、所定の箇所に集積された後(SA
4)、サイドガイド107a,107bを第5図に実線で示す第1
の位置で停止させ(SA5)、接客部2を受け取りポジシ
ョンに回転させて、集積している入金リジェクト紙幣を
一括して接客部2に搬送する(SA6)。
幣が集積されている場合は、後述すうように接客口2の
紙幣が全て搬送され、所定の箇所に集積された後(SA
4)、サイドガイド107a,107bを第5図に実線で示す第1
の位置で停止させ(SA5)、接客部2を受け取りポジシ
ョンに回転させて、集積している入金リジェクト紙幣を
一括して接客部2に搬送する(SA6)。
その後、接客口2を出金ポジションに回転させ、シャ
ッタ2cを開いて顧客に返却する(SA7)。
ッタ2cを開いて顧客に返却する(SA7)。
前記鑑別部3において真券,5千円券もしくは損券(循
環対象外紙幣)と判断された紙幣は、ブレード15を切り
替えて搬送路13に搬送する。
環対象外紙幣)と判断された紙幣は、ブレード15を切り
替えて搬送路13に搬送する。
ここで、入出金ユニット11に設けられたステージ12a
〜12cは閉じており、鑑別部3で、搬送される紙幣が千
円券の正券と鑑別された場合は、ブレード14aを切り替
えて搬送路13から千円券を収納する金種別カセット10a
上のステージ12a上に集積させる。
〜12cは閉じており、鑑別部3で、搬送される紙幣が千
円券の正券と鑑別された場合は、ブレード14aを切り替
えて搬送路13から千円券を収納する金種別カセット10a
上のステージ12a上に集積させる。
鑑別部3で、搬送される紙幣が万円券の正券と鑑別さ
れた場合は、ブレード14bを切り替えて搬送路13から万
円券を収納する金種別カセット10b上のステージ12b上に
集積させる。
れた場合は、ブレード14bを切り替えて搬送路13から万
円券を収納する金種別カセット10b上のステージ12b上に
集積させる。
鑑別部3で、搬送される紙幣が五千円券もしくは損券
等循環外紙幣と鑑別された場合は、ブレード14cを切り
替えて搬送路13からもう一つの万円券を収納する金種別
カセット10c上のステージ12c上に集積させる。
等循環外紙幣と鑑別された場合は、ブレード14cを切り
替えて搬送路13からもう一つの万円券を収納する金種別
カセット10c上のステージ12c上に集積させる。
ここで、鑑別部3において紙幣の計数が行われてお
り、接客口2に投入された紙幣が全て金種別カセット10
a〜10c上のステージ12a〜12cに集積されたなら、紙幣入
出金装置1は制御部26に対して入金紙幣の計数が終了し
たことを送信し、計数データとして各金種別に計数した
枚数を千円券及び万円券の正券である循環紙幣と5千円
券や損券等循環対象外紙幣とに分けて付加する。
り、接客口2に投入された紙幣が全て金種別カセット10
a〜10c上のステージ12a〜12cに集積されたなら、紙幣入
出金装置1は制御部26に対して入金紙幣の計数が終了し
たことを送信し、計数データとして各金種別に計数した
枚数を千円券及び万円券の正券である循環紙幣と5千円
券や損券等循環対象外紙幣とに分けて付加する。
制御部26はこのデータを受けて金種別の金額と合計の
金額を演算し、顧客操作部の表示部に表示するととも
に、入金計数としてカウントし記憶しておく。
金額を演算し、顧客操作部の表示部に表示するととも
に、入金計数としてカウントし記憶しておく。
顧客は表示された金属を確認し、顧客操作部の確認ボ
タンを押下すると、まずステージ12a上の千円券とステ
ージ12bの万円券を、ステージ12a,12bを開放すること
で、それぞれ金種別カセット10aと、金種別カセット10b
に収納する。
タンを押下すると、まずステージ12a上の千円券とステ
ージ12bの万円券を、ステージ12a,12bを開放すること
で、それぞれ金種別カセット10aと、金種別カセット10b
に収納する。
さらにステージ12c上に集積されている五千円券や損
券は、再度1枚ずつ繰り出して鑑別部3に搬送し、ブレ
ード15,19を切り替えて搬送路18によりリジェクトカセ
ット17に収納し、カードもしくは通帳に所定の処理を施
した後に顧客に返却し、入金取引の処理が終了する。
券は、再度1枚ずつ繰り出して鑑別部3に搬送し、ブレ
ード15,19を切り替えて搬送路18によりリジェクトカセ
ット17に収納し、カードもしくは通帳に所定の処理を施
した後に顧客に返却し、入金取引の処理が終了する。
第9図は出金取引時における紙幣の流れを示す紙幣入
出金装置の側断面図である。
出金装置の側断面図である。
出金取引は、顧客により顧客操作部の出金取引キーが
押下され、カードをカード挿入口から挿入し、暗証番号
が入力されると、制御部26は自動取引装置に出金処理開
始のコマンドを送信する。
押下され、カードをカード挿入口から挿入し、暗証番号
が入力されると、制御部26は自動取引装置に出金処理開
始のコマンドを送信する。
自動取引装置は出金処理開始のコマンドを受信する
と、内部状態を出金モードに切り換えて放出すべき紙幣
の金種と枚数の指示を待つ。なお、出金取引が開始され
ると、サイドガイド動作機構124のモータ121が回転し、
サイドガイド107a,107bが往復運動を行っている。
と、内部状態を出金モードに切り換えて放出すべき紙幣
の金種と枚数の指示を待つ。なお、出金取引が開始され
ると、サイドガイド動作機構124のモータ121が回転し、
サイドガイド107a,107bが往復運動を行っている。
そして、顧客により出金金額の入力が行われると、ま
ず、金種別カセット10のセンサがエンドを検知していな
いかどうか判定する。万円券を収納する金種別カセット
10bと10cの両方とも、もしくは千円券を収納する金種別
カセット10aでエンドが検知された場合は、出金不可の
情報を不可してレスポンスを返送する。
ず、金種別カセット10のセンサがエンドを検知していな
いかどうか判定する。万円券を収納する金種別カセット
10bと10cの両方とも、もしくは千円券を収納する金種別
カセット10aでエンドが検知された場合は、出金不可の
情報を不可してレスポンスを返送する。
エンドを検知していない場合は、出金金額に応じて万
円券及び千円券を金種別カセット10から繰り出して行
く。
円券及び千円券を金種別カセット10から繰り出して行
く。
まず、金種別カセット10bもしくは10cから、入出金ユ
ニット11にそれぞれの金種別カセット10に対応して設け
られた分離機構を作動させ、万円券を所定枚数繰り出し
て行く。
ニット11にそれぞれの金種別カセット10に対応して設け
られた分離機構を作動させ、万円券を所定枚数繰り出し
て行く。
繰り出された紙幣は搬送路13を搬送され、鑑別部3に
送りこまれ、鑑別部3で指定通りの紙幣かどうか,表
裏、正損を鑑別し、指定通りであればブレード15を搬送
路6方向に切り換えて、表裏反転機構5に搬送する。
送りこまれ、鑑別部3で指定通りの紙幣かどうか,表
裏、正損を鑑別し、指定通りであればブレード15を搬送
路6方向に切り換えて、表裏反転機構5に搬送する。
ここで、鑑別部3での表裏判定結果に基づき、ブレー
ド7を切り替えて、裏面と判定された場合は搬送路8を
搬送して集積部5cに表裏を反転させて集積し、表面と判
定されたものは、搬送路9を搬送して表裏を反転させる
ことなく集積する。
ド7を切り替えて、裏面と判定された場合は搬送路8を
搬送して集積部5cに表裏を反転させて集積し、表面と判
定されたものは、搬送路9を搬送して表裏を反転させる
ことなく集積する。
上述したように、サイドガイド107aと107bは往復運動
をしており、集積部5cに集積される紙幣の左右方向を揃
えて整列させるようになっている。
をしており、集積部5cに集積される紙幣の左右方向を揃
えて整列させるようになっている。
なお、鑑別部3において搬送異常券と鑑別した紙幣は
ブレード15を搬送路13方向に切り替えて、リジェクトカ
セット17に集積する。
ブレード15を搬送路13方向に切り替えて、リジェクトカ
セット17に集積する。
そして再度金種別カセット10bもしくは10cから万円券
の繰り出し,鑑別部3での鑑別を、集積部5cに必要枚数
の万円券を集積されるまで繰り返し行う。
の繰り出し,鑑別部3での鑑別を、集積部5cに必要枚数
の万円券を集積されるまで繰り返し行う。
万円券の集積が終了すると、金種別カセット10aより
前記万円券の場合と同様な動作により、千円券を必要枚
数繰り出し、集積部5cに集積する。
前記万円券の場合と同様な動作により、千円券を必要枚
数繰り出し、集積部5cに集積する。
顧客により指定された金額が集積部5cに集積されたな
ら、サイドガイド107a,107bは第5図に実線で示す第1
の位置で停止させて紙幣を整列する。そして接客口2を
受け取りポジションに回転させ、第4図において説明し
た作用により集積紙幣を一括して表裏反転機構5より接
客口2に送り込む。
ら、サイドガイド107a,107bは第5図に実線で示す第1
の位置で停止させて紙幣を整列する。そして接客口2を
受け取りポジションに回転させ、第4図において説明し
た作用により集積紙幣を一括して表裏反転機構5より接
客口2に送り込む。
接客口2に紙幣が送り込まれたなら、接客口2を入出
金ポジションに回転させ、シャッタ2cを開放し、図示し
ないセンサ等により顧客が紙幣を抜き取ったことが検出
されると、シャッタ2cを閉じる。
金ポジションに回転させ、シャッタ2cを開放し、図示し
ないセンサ等により顧客が紙幣を抜き取ったことが検出
されると、シャッタ2cを閉じる。
指定枚数の出金が完了すると、自動取引装置は制御部
26に完了のレスポンスを返送し、そのデータとして放出
金種とその枚数を付加する。
26に完了のレスポンスを返送し、そのデータとして放出
金種とその枚数を付加する。
制御部26はこれを受信して、出金枚数としてカウント
し記憶しておく。
し記憶しておく。
なお、顧客が紙幣を取り忘れた場合は、リジェクトカ
セット17に取り忘れ紙幣として収納する。
セット17に取り忘れ紙幣として収納する。
しかしながら、上述した紙幣入出金装置によると、以
下のような問題を有する。
下のような問題を有する。
すなわち、第10図は従来の問題点を示す説明図で、正
常に搬送される紙幣のみが表裏反転機構5に搬送される
出金取引時においては、サイドガイド107aと107bを往復
運動させることにより、集積部5cに紙幣は整列して集積
されることになるが、斜行等の搬送異常券を含む入金リ
ジェクト紙幣が表裏反転機構5に搬送される入金取引時
においては、横ずれや斜行の量が大きく、サイドガイド
107aと107bを往復運動している場合で、サイドガイド10
7a,107bが実線で示す第1の位置のときに上述したよう
に大きく横ずれや斜行した紙幣が搬送されてくると、サ
イドガイド107aや107bに引っ掛かり、サイドガイド107
a,107bが往復運動を行っても揃えられることなく紙幣ジ
ャムを引き起こすという問題がある。
常に搬送される紙幣のみが表裏反転機構5に搬送される
出金取引時においては、サイドガイド107aと107bを往復
運動させることにより、集積部5cに紙幣は整列して集積
されることになるが、斜行等の搬送異常券を含む入金リ
ジェクト紙幣が表裏反転機構5に搬送される入金取引時
においては、横ずれや斜行の量が大きく、サイドガイド
107aと107bを往復運動している場合で、サイドガイド10
7a,107bが実線で示す第1の位置のときに上述したよう
に大きく横ずれや斜行した紙幣が搬送されてくると、サ
イドガイド107aや107bに引っ掛かり、サイドガイド107
a,107bが往復運動を行っても揃えられることなく紙幣ジ
ャムを引き起こすという問題がある。
本発明はこのような問題を解決するためになされたも
ので、入金リジェクト紙幣の表裏反転機構への集積時の
紙幣ジャムの発生を防止し、信頼性の高い紙幣入出金装
置を提供することを目的とする。
ので、入金リジェクト紙幣の表裏反転機構への集積時の
紙幣ジャムの発生を防止し、信頼性の高い紙幣入出金装
置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明は、紙幣を収納する一
個以上の収納部と、外部からの紙幣の投入,外部への紙
幣の放出を行う接客口と、入金取引時において前記接客
口より1枚ずつ搬送されてくる紙幣が入金に適するもの
か、適さないものであるかを鑑別するとともに、出金取
引時において前記収納部より1枚ずつ搬送されてくる紙
幣が出金に適するものか、適さないものであるかを鑑別
する鑑別部と、前記鑑別部における鑑別結果に基づき、
入金取引時においては入金に適さないと鑑別された紙幣
を順次集積するとともに、出金取引時においては出金に
適すると鑑別された紙幣を順次集積し、集積された紙幣
を一括して前記接客口に搬送する集積部と、前記集積部
の紙幣集積方向左右に互いが平行となるように対向し、
紙幣の長手方向の長さとほぼ同等の間隔となる第1の位
置と、紙幣の対角線の長さより若干長い間隔となる第2
の位置との間を、駆動手段により平行な状態を保持した
まま往復運動を行い、集積部に集積される紙幣を配列さ
せるサイドガイドとを有する紙幣入出金装置の紙幣集積
方法において、前記接客口より入金された紙幣が、入金
取引に適さないと鑑別されると、サイドガイドを第2の
位置に保持した状態で該紙幣を1枚ずつ集積し、集積後
もサイドガイドを第2の位置に保持して、一括して接客
口に搬送するようにしている。
個以上の収納部と、外部からの紙幣の投入,外部への紙
幣の放出を行う接客口と、入金取引時において前記接客
口より1枚ずつ搬送されてくる紙幣が入金に適するもの
か、適さないものであるかを鑑別するとともに、出金取
引時において前記収納部より1枚ずつ搬送されてくる紙
幣が出金に適するものか、適さないものであるかを鑑別
する鑑別部と、前記鑑別部における鑑別結果に基づき、
入金取引時においては入金に適さないと鑑別された紙幣
を順次集積するとともに、出金取引時においては出金に
適すると鑑別された紙幣を順次集積し、集積された紙幣
を一括して前記接客口に搬送する集積部と、前記集積部
の紙幣集積方向左右に互いが平行となるように対向し、
紙幣の長手方向の長さとほぼ同等の間隔となる第1の位
置と、紙幣の対角線の長さより若干長い間隔となる第2
の位置との間を、駆動手段により平行な状態を保持した
まま往復運動を行い、集積部に集積される紙幣を配列さ
せるサイドガイドとを有する紙幣入出金装置の紙幣集積
方法において、前記接客口より入金された紙幣が、入金
取引に適さないと鑑別されると、サイドガイドを第2の
位置に保持した状態で該紙幣を1枚ずつ集積し、集積後
もサイドガイドを第2の位置に保持して、一括して接客
口に搬送するようにしている。
上述した構成を有する本発明は、入金取引時において
は、まずサイドガイドの位置を認識し、その間隔が一番
広い第2の位置まで移動させ、その位置を保持しながら
入金取引を行うことで、入金リジェクト紙幣は間隔の広
いサイドガイド間に集積されることになる。
は、まずサイドガイドの位置を認識し、その間隔が一番
広い第2の位置まで移動させ、その位置を保持しながら
入金取引を行うことで、入金リジェクト紙幣は間隔の広
いサイドガイド間に集積されることになる。
したがってこれによれば、大きく斜行した搬送異常券
を集積する場合でも、サイドガイドに衝突することはな
く、紙幣ジャムの発生を防止することが可能である。
を集積する場合でも、サイドガイドに衝突することはな
く、紙幣ジャムの発生を防止することが可能である。
以下に図面を参照して実施例を説明する。
紙幣入出金装置及び表裏反転機構の機構的な構造につ
いては第3図、第4図及び第5図に示す従来のものとほ
ぼ同じであるので同一の番号を付して説明するが、制御
部26は従来からの機能に加えて、以下に示す機能が付加
されている。すなわち、入金取引が開始されると、図示
せぬセンサの検出結果に基づいて、サイドガイド107a,1
07bの位置を認識する。
いては第3図、第4図及び第5図に示す従来のものとほ
ぼ同じであるので同一の番号を付して説明するが、制御
部26は従来からの機能に加えて、以下に示す機能が付加
されている。すなわち、入金取引が開始されると、図示
せぬセンサの検出結果に基づいて、サイドガイド107a,1
07bの位置を認識する。
サイドガイド107a,107bの位置が第5図に2点鎖線で
示す第2の位置にあると判断された場合は、モータ121
を回転させることなく、サイドガイド107a,107bは前記
位置が保持される。
示す第2の位置にあると判断された場合は、モータ121
を回転させることなく、サイドガイド107a,107bは前記
位置が保持される。
しかしながら、サイドガイド107a,107bの位置が第5
図に実線で示す第1の位置にあると判断された場合は、
制御部26はモータ121を回転させ、2点鎖線で示す第2
の位置107a′,107b′まで移動させる。
図に実線で示す第1の位置にあると判断された場合は、
制御部26はモータ121を回転させ、2点鎖線で示す第2
の位置107a′,107b′まで移動させる。
このように、入金取引時においては、サイドガイド10
7a,107bは2点鎖線で示す第2の位置107a′,107b′にあ
る状態で処理が行われることになっている。
7a,107bは2点鎖線で示す第2の位置107a′,107b′にあ
る状態で処理が行われることになっている。
以下に本実施例における入金取引時の入金リジェクト
紙幣の処理を第1図のフローチャートを用いて説明す
る。なお、出金取引については、従来と同様の作用によ
り行われるので、ここではその説明を省略する。
紙幣の処理を第1図のフローチャートを用いて説明す
る。なお、出金取引については、従来と同様の作用によ
り行われるので、ここではその説明を省略する。
顧客により入金取引キーが押下され入金取引が開始さ
れると、制御部26は、まず図示せぬセンサからの情報に
基づきサイドガイド107a,107bの位置を認識する(SB
1)。
れると、制御部26は、まず図示せぬセンサからの情報に
基づきサイドガイド107a,107bの位置を認識する(SB
1)。
前記S1において、制御部26がサイドガイド107a,107b
の位置が2点鎖線で示す第2の位置107a′,107b′であ
ると判断した場合は、モータ121を回転させることな
く、前記位置を保持する(SB2)。
の位置が2点鎖線で示す第2の位置107a′,107b′であ
ると判断した場合は、モータ121を回転させることな
く、前記位置を保持する(SB2)。
S1において、制御部26がサイドガイド107a,107bの位
置が実線で示す第1の位置にあると判断した場合は、モ
ータ121を回転させ、サイドガイド107a,107bを2点鎖線
で示す第2の位置107a′,107b′まで移動させて、モー
タ121を停止させる(SB3)。
置が実線で示す第1の位置にあると判断した場合は、モ
ータ121を回転させ、サイドガイド107a,107bを2点鎖線
で示す第2の位置107a′,107b′まで移動させて、モー
タ121を停止させる(SB3)。
顧客により接客口2から投入された紙幣は、1枚ずつ
分離されて鑑別部3に搬送され、鑑別が行われる(SB
4)。
分離されて鑑別部3に搬送され、鑑別が行われる(SB
4)。
SB4で搬送されてきた紙幣が入金リジェクト紙幣でな
いと判断された場合、つまり真券,五千円券もしくは循
環対象外紙幣であると判断された場合は、従来例で説明
したものと同様の処理が行われることとなっており、こ
こでは詳細な説明は省略する。
いと判断された場合、つまり真券,五千円券もしくは循
環対象外紙幣であると判断された場合は、従来例で説明
したものと同様の処理が行われることとなっており、こ
こでは詳細な説明は省略する。
前記SB4で搬送されてきた紙幣が入金リジェクト紙幣
と判断された場合、ブレード15を切り替えて搬送路6を
搬送し、集積部5cに集積する(SB5)。
と判断された場合、ブレード15を切り替えて搬送路6を
搬送し、集積部5cに集積する(SB5)。
ここで、第2図はサイドガイドと紙幣の位置関係を示
す平面図であり、サイドガイド107a,107bは上述したよ
うに2点鎖線で示す第2の位置107a′,107b′に停止し
ており、この時の間隔は紙幣の対角線の長さより若干広
くなっているので、斜行の量が大きくとも集積時に紙幣
とサイドガイド107a,107bの間に隙間x,yが存在し、サイ
ドガイド107a,107bに引っ掛かることはない。
す平面図であり、サイドガイド107a,107bは上述したよ
うに2点鎖線で示す第2の位置107a′,107b′に停止し
ており、この時の間隔は紙幣の対角線の長さより若干広
くなっているので、斜行の量が大きくとも集積時に紙幣
とサイドガイド107a,107bの間に隙間x,yが存在し、サイ
ドガイド107a,107bに引っ掛かることはない。
顧客により投入された紙幣が接客口2から全て繰り出
されたなら(SB6)、接客口2を受取ポジションに回転
させ、サイドガイド107a,107bは第2の位置を保持した
ままで、表裏反転機構5の集積部5cに集積されている入
金リジェクト紙幣を接客口2の搬送し(SB7)、接客口
2を出金ポジションに回転させ、顧客に入金リジェクト
紙幣を返却する(SB8)。
されたなら(SB6)、接客口2を受取ポジションに回転
させ、サイドガイド107a,107bは第2の位置を保持した
ままで、表裏反転機構5の集積部5cに集積されている入
金リジェクト紙幣を接客口2の搬送し(SB7)、接客口
2を出金ポジションに回転させ、顧客に入金リジェクト
紙幣を返却する(SB8)。
以上説明したように本発明は、接客口より入金された
紙幣が、入金取引に適さないと鑑別されると、サイドガ
イドを第2の位置に保持した状態で該紙幣を1枚ずつ集
積し、集積後もサイドガイドを第2の位置に保持して、
一括して接客口に搬送するようにしたものである。
紙幣が、入金取引に適さないと鑑別されると、サイドガ
イドを第2の位置に保持した状態で該紙幣を1枚ずつ集
積し、集積後もサイドガイドを第2の位置に保持して、
一括して接客口に搬送するようにしたものである。
したがってこれによれば、大きく斜行した搬送異常券
を集積する場合でも、サイドガイドに衝突することはな
く、紙幣ジャムの発生を防止することが可能であるとい
う効果を有する。
を集積する場合でも、サイドガイドに衝突することはな
く、紙幣ジャムの発生を防止することが可能であるとい
う効果を有する。
第1図は本実施例の作用を示すフローチャート、第2図
はサイドガイドと紙幣の関係を示す平面図、第3図は紙
幣入出金装置の概略側断面図、第4図は表裏反転機構の
概略側面図、第5図はサイドガイドの動作機構を示す平
面図、第6図は自動取引装置のブロック図、第7図は入
金取引時の紙幣の流れを示す紙幣入出金装置の側断面
図、第8図は従来の入金取引時の作用を示すフローチャ
ート、第9図は出金取引時の紙幣の流れを示す紙幣入出
金装置の概略側断面図、第10図は従来例の問題点を示す
説明図である。 2……接客口 3……鑑別部 5c……集積部 10……金種別カセット 26……制御部 107a,107b……サイドガイド 121……モータ 124……サイドガイド動作機構
はサイドガイドと紙幣の関係を示す平面図、第3図は紙
幣入出金装置の概略側断面図、第4図は表裏反転機構の
概略側面図、第5図はサイドガイドの動作機構を示す平
面図、第6図は自動取引装置のブロック図、第7図は入
金取引時の紙幣の流れを示す紙幣入出金装置の側断面
図、第8図は従来の入金取引時の作用を示すフローチャ
ート、第9図は出金取引時の紙幣の流れを示す紙幣入出
金装置の概略側断面図、第10図は従来例の問題点を示す
説明図である。 2……接客口 3……鑑別部 5c……集積部 10……金種別カセット 26……制御部 107a,107b……サイドガイド 121……モータ 124……サイドガイド動作機構
Claims (1)
- 【請求項1】紙幣を収納する一個以上の収納部と、 外部からの紙幣の投入,外部への紙幣の放出を行う接客
口と、 入金取引時において前記接客口より1枚ずつ搬送されて
くる紙幣が入金に適するものか、適さないものであるか
を鑑別するとともに、出金取引時において前記収納部よ
り1枚ずつ搬送されてくる紙幣が出金に適するものか、
適さないものであるかを鑑別する鑑別部と、 前記鑑別部における鑑別結果に基づき、入金取引時にお
いては入金に適さないと鑑別された紙幣を順次集積する
とともに、出金取引時においては出金に適すると鑑別さ
れた紙幣を順次集積し、集積された紙幣を一括して前記
接客口に搬送する集積部と、 前記集積部の紙幣集積方向左右に互いが平行となるよう
に対向し、紙幣の長手方向の長さとほぼ同等の間隔とな
る第1の位置と、紙幣の対角線の長さより若干長い間隔
となる第2の位置との間を、駆動手段により平行な状態
を保持したまま往復運動を行い、集積部に集積される紙
幣を整列させるサイドガイドとを有する紙幣入出金装置
の紙幣集積方法において、 前記接客口より入金された紙幣が、入金取引に適さない
と鑑別されると、サイドガイドを第2の位置に保持した
状態で該紙幣を1枚ずつ集積し、集積後もサイドガイド
を第2の位置に保持して、一括して接客口に搬送するこ
とを特徴とする紙幣入出金装置の紙幣集積方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2290671A JP2763192B2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 紙幣入出金装置の紙幣集積方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2290671A JP2763192B2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 紙幣入出金装置の紙幣集積方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04164774A JPH04164774A (ja) | 1992-06-10 |
JP2763192B2 true JP2763192B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=17758991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2290671A Expired - Fee Related JP2763192B2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 紙幣入出金装置の紙幣集積方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2763192B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5471366B2 (ja) * | 2009-11-30 | 2014-04-16 | 沖電気工業株式会社 | 媒体処理装置 |
-
1990
- 1990-10-30 JP JP2290671A patent/JP2763192B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04164774A (ja) | 1992-06-10 |
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