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JP2759243B2 - 無機ビルダー - Google Patents

無機ビルダー

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JP2759243B2
JP2759243B2 JP7770893A JP7770893A JP2759243B2 JP 2759243 B2 JP2759243 B2 JP 2759243B2 JP 7770893 A JP7770893 A JP 7770893A JP 7770893 A JP7770893 A JP 7770893A JP 2759243 B2 JP2759243 B2 JP 2759243B2
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JP
Japan
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inorganic builder
cation exchange
present
builder
inorganic
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JP7770893A
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阪口  美喜夫
一朗 阪本
弘彦 花田
元子 佐野
雄一 坂本
正樹 妻鳥
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無機ビルダーに関する。
さらに詳しくは、洗剤に用いられる水軟水化剤、アルカ
リ調整剤として有用な無機ビルダーおよびその水和物に
関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】珪酸ナト
リウムはゼオライト以上のイオン交換能を有している
が、水に完全溶解するため、イオン交換速度が小さくそ
の利用が限られていた。それを解決する手段として、珪
酸ナトリウムを加熱脱水、焼成して、粉末化する方法が
特開昭60−239320号公報に、また同様の手法で
珪酸ナトリウムの珪素の一部をアルミニウムで同型置換
する方法が特開平3−93649号公報に開示されてい
るが、いずれも耐水性が不十分で、イオン交換能も低
く、イオン交換速度も小さい。また、水熱合成により得
られる結晶性の珪酸カルシウムアルカリ水和物が特公昭
61−59245号公報に開示されているが、耐水性は
充分であるもののイオン交換能は低く、実質的に洗剤用
ビルダーとして適さない。さらに、粒子形状が粗大の長
繊維状あるいは雲母状であるため水への分散性が悪く、
実質的なイオン交換能はさらに低下する。またDD−2
79234A1公報には水熱合成により得られる結晶性
のマグネシウム含有シリケートが開示されているが、イ
オン交換能が極端に低く、実用上洗剤用ビルダーとして
は適用できないという問題が指摘されている。特に、洗
剤用の水軟化剤として利用する場合、限られた時間内に
イオン交換する必要があり、初期のカチオン交換速度の
大なるものが要求される。つまり、Ca,Mgイオン等
を5分以内、好ましくは3分以内に充分捕捉する必要が
ある。
【0003】従って、本発明の目的は、耐水性に優れか
つ高いイオン交換能と速い初期カチオン交換速度を有す
る新規な無機ビルダーおよびその水和物を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記課題を
解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の組成から
なる新規な無機ビルダーおよびその水和物を見出し、本
発明を完成するに至った。即ち、本発明の要旨は、
(1)無水物が、一般式SiO2 ・aNa2 O・bK2
O・cCaO・dMgO(但し、a+b=0.5〜2.
0、b/a=0.005〜8.0、c+d=0.005
〜1.0、d/c=0.01〜100)で表される組成
からなる無機ビルダー、(2)初期カチオン交換速度が
60CaCO3 mg/g・min以上であり、カチオン
交換容量が200〜500CaCO3 mg/gである前
記(1)記載の無機ビルダー、(3)酸に対する緩衝作
用であるアルカリ能を有する前記(1)または(2)記
載の無機ビルダー、(4)前記(1),(2)または
(3)記載の無機ビルダーの水和物、並びに(5)前記
(1)〜(4)いずれか記載の無機ビルダーを含有して
なる洗浄剤組成物に関する。
【0005】本発明の無機ビルダーは、無水物での組成
が一般式、SiO2 ・aNa2 O・bK2 O・cCaO
・dMgOで表わされるものである。ここで、a+bは
通常0.5〜2.0であり、好ましくは0.6〜1.5
である。即ち、カチオン交換容量及びアルカリ能を高め
るにはa+bが0.5以上であるのが好ましく、カチオ
ン交換速度を高めるには2.0以下にするのが好まし
い。b/aはカチオン交換速度を高める観点から通常
0.005〜8.0であり、好ましくは0.01〜6.
0である。c+dは通常0.005〜1.0であり、好
ましくは0.02〜0.6である。即ち、カチオン交換
速度を高めるにはc+dが0.005以上であることが
好ましく、カチオン交換容量及びアルカリ能を高めるに
は1.0以下にするのが好ましい。d/cはカチオン交
換容量を高める観点から通常0.01〜100であり、
好ましくは0.2〜5.0である。また、本発明の無機
ビルダーにおいては、水和物であってもよく、この場合
の水和量はH2 Oのモル量換算として通常0〜20モル
%である。
【0006】本発明の無機ビルダーは、一般式に示され
るようにSiO2 、Na2 O、K2O、CaO、MgO
の各成分よりなっている。従って、本発明の無機ビルダ
ーを製造するには、その原料として各成分が必要になる
が、本発明においては特に限定されることなく公知の化
合物が適宜用いられる。例えば、Na2 O成分、K2
成分、CaO成分、MgO成分としては、各々の当該元
素の単独あるいは複合の酸化物、水酸化物、塩類、当該
元素含有鉱物が用いられる。具体的には例えば、Na2
O成分、K2 O成分の原料としては、NaOH,KO
H,Na2 CO3,K2 CO3 ,Na2 SO4 等が挙げ
られる。CaO成分としては、CaCO3,Ca(O
H)2 ,CaCl2 ,ドロマイト等、MgO成分として
は、MgCO3 ,Mg(OH)2 ,Mg(NO3 2
ドロマイト等が用いられる。SiO2成分としてはケイ
石,ケイ砂,カオリン,タルク,溶融シリカ,ケイ酸ソ
ーダ等が用いられる。
【0007】本発明においては、これらの原料成分を目
的とする無機ビルダーの1:a:b:c:dとなるよう
に所定の量比で混合し、通常300〜1500℃、好ま
しくは500〜1000℃、さらに好ましくは600〜
900℃の範囲で焼成して結晶化させる方法、又原料成
分を焼成前にガラス化処理して溶融し、さらに加水した
後あるいは水ガラス化した後、焼成する方法が例示され
る。この場合、加熱温度が300℃未満では結晶化が不
充分で耐水性に劣り、1500℃を超えると粗大粒子化
しイオン交換能が低下する。加熱時間は通常0.1〜2
4時間である。このような焼成は通常、電気炉、ガス炉
等の加熱炉で行うことができる。また、焼成後、必要に
応じて粉砕し所定の粒度に調製される。粉砕機としては
例えばボールミル、ローラーミル等を用いてなされる。
粉砕粒度は特に限定されないが、分散性の観点から0.
1〜50μmの範囲が好ましい。また、本発明の無機ビ
ルダーの水和物を調製するには、公知の方法により容易
に行うことができ、特に制限されるものではない。例え
ば、前記のようにして得られた無機ビルダーの無水物を
イオン交換水に懸濁して水和させ、乾燥せしめて粉末化
する方法が挙げられる。
【0008】このようにして得られた本発明の無機ビル
ダーまたはその水和物は、初期カチオン交換速度が好ま
しくは60CaCO3 mg/g・min以上であり、よ
り好ましくは70CaCO3 mg/g・min以上を有
するものである。また、本発明の無機ビルダーまたはそ
の水和物は、カチオン交換容量が200〜500CaC
3 mg/gであることが好ましく、更に好ましくは2
50〜500CaCO3 mg/gである。また、本発明
の無機ビルダーまたはその水和物は、酸に対する緩衝作
用であるアルカリ能を有するものである。ここでアルカ
リ能とは、試料を一定量のイオン交換水に懸濁し撹拌し
ながら、一定濃度の塩酸を所定量滴下する時に、緩衝作
用により懸濁液のpHを9.0以上に維持するような能
力をいう。
【0009】本発明の無機ビルダーは、衣料、食器、金
属、歯、身体等の洗浄剤の構成物として幅広く用いら
れ、従来のものに較べ優れたCa,Mg等のカチオン捕
捉能及びアルカリ度調整能さらに緩衝効果を発現する。
その結果、前記の無機ビルダーを配合した本発明の洗浄
剤組成物は、優れた洗浄性能を有する。また、粉末形状
を制御したものは吸油担体として有用である。
【0010】本発明の洗浄剤組成物は、前記の無機ビル
ダーを含有してなるものであるが、その配合量は、通常
0.1〜90%、好ましくは0.5〜80%、さらに好
ましくは1〜75%である。0.1%未満であると充分
な洗浄性能を発現せず、90%を超えると分散性が不良
となる。なかでも衣料用洗浄剤としての本発明の無機ビ
ルダーの配合量は、通常0.5〜70%、好ましくは1
〜60%、さらに好ましくは2〜55%である。また、
本発明の無機ビルダーは2種以上を併用してもよく、ゼ
オライト、クエン酸ソーダ、炭酸ソーダ、トリポリリン
酸ソーダ、メタリン酸ソーダ等の他のビルダーと組合せ
て使用することもできる。
【0011】本発明の洗浄剤組成物は、更に洗浄剤に通
常配合される各種の添加剤(配合成分)を適宜配合する
ことができる。このような添加剤は、特に限定されるこ
とはないが、例えば、非イオン型、陰イオン型、カチオ
ン型等の各種界面活性剤、プロテアーゼ、リパーゼ、セ
ルラーゼ、アミラーゼ等の酵素、各種電解質等が適宜配
合される。また、洗浄剤組成物の製造方法も特に限定さ
れることなく、通常公知の方法を用いることができる。
【0012】本発明の洗浄剤組成物は、特に限定される
ものではないが、衣料用洗剤、柔軟剤、食器用洗剤、歯
ミガキ、身体用洗浄剤、金属用洗浄剤等の各種用途に使
用される。
【0013】
【実施例】以下、実施例、比較例および試験例により本
発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施
例等によりなんら限定されるものではない。尚、本実施
例及び比較例における測定値は、次に示す方法により測
定した。 (1)初期カチオン交換速度 試料0.1gを精秤し、塩化カルシウム溶液(濃度はC
aCO3 として500ppm)200ml中に加え、2
5℃で30秒、60秒、120秒、180秒間撹拌した
後、それぞれについて孔サイズ0.2μmのメンブラン
フィルター(アドバンテック社,ニトロセルロース製)
を用いて濾過を行い、その濾液を10ml取って濾液中
のCa量をEDTA滴定によりそれぞれ測定した。その値より
試料のカルシウムイオン交換容量(カチオン交換容量)
を求め、各々の時間でのカチオン交換速度を平均した値
を初期カチオン交換速度とした。 (2)カチオン交換容量 前記の方法において、試料溶液を60分間撹拌した後、
同様にして濾液中のCa量をEDTA滴定により測定し、試料
のカルシウムイオン交換容量を求めた。 (3)アルカリ能 試料1gを精秤し、イオン交換水1000mlに懸濁し
撹拌しながら、0.25規定の塩酸を10ml滴下した
際に、懸濁液のpHが9.0〜12.0を示すようなも
のをアルカリ能が良好であると判定し、pHが9.0未
満の場合に、アルカリ能が不十分であると判定した。ま
た、pHが12.0を超える場合には、アルカリ度が高
すぎて保存安定性に欠けるため、洗浄剤配合物として不
適当と判定した。
【0014】実施例1 1号水ガラス(SiO2 /Na2 O=2.14,H2
量45.0%)200gと水酸化ナトリウム(NaO
H)2.28gと水酸化カリウム(KOH)1.39
g、Ca(OH)2 3.64g、Mg(OH)2 1.4
3gをホモミキサーを用いて混合した。混合物をニッケ
ル製坩堝に適量採り、700℃の温度で、空気中1時間
焼成し、急冷後得られた焼成体を粉砕して、本発明の無
機ビルダー1を得た。この粉体の初期カチオン交換速度
は86CaCO3 mg/g・min であり、カチオン交換容量
は286CaCO3 mg/gであった。また、得られた焼成
体の粉末X線(CuKα)回折パターンは、焼成前の混
合物とは異なる回折パターンを示し、新規な結晶構造を
示す物質であった。また、30℃,80°HDの恒温恒
湿槽内に1週間放置後ケーキング現象を示さず、耐水性
は充分であった。また、アルカリ能の試験でのpHは1
1.1であり、アルカリ能は良好であった。
【0015】実施例2〜8 実施例1においてKOH,NaOH,Ca(OH)2
Mg(OH)2 の添加量を変えることにより、表1に示
す組成となるようにした以外は実施例1と同様にして無
機ビルダー2〜8を得た。得られた粉体について初期カ
チオン交換速度、カチオン交換容量、およびアルカリ能
試験によるpH値を測定し、その結果を表1に示した。
表1が示すように、いずれも初期カチオン交換速度、カ
チオン交換容量が共に優れたものであり、アルカリ能も
良好であった。また、得られた焼成体の粉末X線(Cu
Kα)回折パターンは、いずれも焼成前の混合物とは異
なる回折パターンを示し、新規な結晶構造を示す物質で
あった。また、30℃,80°HDの恒温恒湿槽内に1
週間放置後ケーキング現象を示さず、耐水性は充分であ
った。
【0016】
【表1】
【0017】比較例1〜5 実施例1と同様に表1の組成となるように混合し、これ
をニッケル製坩堝に適量採り、700℃の温度で、空気
中1時間焼成した。急冷後、粉砕を行い比較ビルダー1
〜5を得た。得られた比較ビルダーは、比較ビルダー4
を除いて初期カチオン交換速度が小さく、またアルカリ
能も比較ビルダー2を除いて不十分もしくは過剰であ
り、いずれも洗浄剤配合物として不適当であった。
【0018】洗浄剤組成物の調製例 表2に示す組成からなる洗浄剤(配合A、Bは本発明の
無機ビルダーを含有するもの、配合Cは含有しない比較
品である)を以下の方法により製造した。
【0019】即ち、粉末原料(珪酸ソーダ、炭酸ソー
ダ、芒硝、非晶質シリカ、無機ビルダー2、5)を攪拌
式転動造粒機(レディゲミキサー)に入れ、ポリオキシ
エチレンドデシルエーテルとポリエチレングリコールを
添加し、平均粒径368〜412μmの粉末洗浄剤を得
た。
【0020】
【表2】
【0021】同様にして、表3に示す組成からなる洗浄
剤(配合D、Eは本発明の無機ビルダー2、5を含有す
るもの、配合Fは比較ビルダー1を含有するものであ
る)を製造した。ここで、無機ビルダー以外の成分の水
性スラリーを60℃で作製し、噴霧乾燥機によって乾燥
粉末とした。これを遠心転動造粒機(ハイスピードミキ
サー)にいれ、若干の水を添加して造粒し平均粒径39
6〜418μmの粉末洗浄剤を得た。また、同様にして
表4に示す組成からなる洗浄剤(配合G、Hは本発明の
無機ビルダー2、3を含有するもの、配合I、Jは比較
ビルダーとして4A型ゼオライト、クエン酸三Naを含
有するものである)を製造した。
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】
【0024】試験例 前記の洗浄剤組成物の調製例により得られた配合A〜J
を用いて、以下の方法によって洗浄テストを行った。 (1)泥汚れ汚染布(人工汚染布):鹿沼園芸用赤玉土
を120℃±5℃で4hr乾燥後粉砕、150Mesh(100μ
m)パスのものを120℃±5℃で2hr乾燥後、土15
0g を1000リットルのパークレンに分散し、金巾#2023
布をこの液に接触、ブラッシングし、分散液の除去、過
剰付着汚れを脱落させる(特開昭55−26473 号公報)。 (2)皮脂/カーボン汚れ汚染布(人工汚染布): (モデル皮脂/カーボン汚れ組成) カーボンブラック 15% 綿実油 60% コレステロール 5% オレイン酸 5% パルミチン酸 5% 液体パラフィン 10% 上記組成物1kgを80リットルのパークレンに溶解分散
し、金巾#2023布を浸漬して汚れを付着させた後パーク
レンを乾燥除去する。
【0025】(3)洗浄条件:評価用洗剤水溶液1リッ
トルに10cm×10cmの綿の泥汚れ汚染布又は皮脂/カーボ
ン汚れ汚染布(人工汚染布)を各5枚入れ、ターゴトメ
ーターにて100rpmで次の洗浄条件で洗浄した。 (洗浄条件) 洗浄時間 10分 洗浄濃度 0.133 % 水の硬度 4° 水 温 20℃ ススギ 水道水にて5分間 (4)洗浄試験の評価方法:洗浄力は汚染前の原布及び
洗浄前後の汚染布の460nm における反射率を自記色彩計
(島津製作所製)を用いて測定し、次式によって洗浄率
(%)を求めた。 洗浄率(%)=(洗浄後の反射率−洗浄前の反射率)/
(原布の反射率−洗浄前の反射率)×100 得られた結果を表2〜表4の下欄に示すが、本発明の洗
浄剤組成物を用いることにより、優れた洗浄性能が認め
られた。また、本発明の無機ビルダーは、高いカチオン
交換特性以外に、アルカリ能を具備しているために、従
来のアルカリ調整剤としての炭酸ソーダ等の使用を大幅
に低減しても表4に示すように高い洗浄性能を示す。
【0026】
【発明の効果】本発明の無機ビルダーは、カチオン交換
能、初期カチオン交換速度、アルカリ能及び耐水性に共
に優れたものであるため、例えば洗剤に用いられる水軟
水化剤、アルカリ調整剤として有用である。さらに、吸
油担体としても有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 妻鳥 正樹 和歌山県和歌山市雑賀崎6−23 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C11D 3/08 C01B 33/32 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無水物が一般式、SiO2 ・aNa2
    ・bK2 O・cCaO・dMgO(但し、a+b=0.
    5〜2.0、b/a=0.005〜8.0、c+d=
    0.005〜1.0、d/c=0.01〜100)で表
    される組成からなる無機ビルダー。
  2. 【請求項2】 初期カチオン交換速度が60CaCO3
    mg/g・min以上であり、カチオン交換容量が20
    0〜500CaCO3 mg/gである請求項1記載の無
    機ビルダー。
  3. 【請求項3】 酸に対する緩衝作用であるアルカリ能を
    有する請求項1または2記載の無機ビルダー。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載の無機ビルダ
    ーの水和物。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれか記載の無機ビルダ
    ーを含有してなる洗浄剤組成物。
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