JP2753662B2 - 接着剤組成物 - Google Patents
接着剤組成物Info
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- JP2753662B2 JP2753662B2 JP4081663A JP8166392A JP2753662B2 JP 2753662 B2 JP2753662 B2 JP 2753662B2 JP 4081663 A JP4081663 A JP 4081663A JP 8166392 A JP8166392 A JP 8166392A JP 2753662 B2 JP2753662 B2 JP 2753662B2
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- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J183/00—Adhesives based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Adhesives based on derivatives of such polymers
- C09J183/04—Polysiloxanes
- C09J183/08—Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen, and oxygen
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L83/00—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロロシリコーンポリ
マーをベース成分として有する接着剤組成物に関する。
マーをベース成分として有する接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来技術】近年における電気電子部品の小型化、高性
能化の要求に伴い、これらの部品の固定に使用される接
着剤についても、多様の性能向上が要求されている。例
えば、自動車部品の接着に使用される接着剤には、ガソ
リン、機械油等に対する耐性が要求され、これらに接着
部品が接触した場合にも長期の接着安定性が保持される
ことが求められている。
能化の要求に伴い、これらの部品の固定に使用される接
着剤についても、多様の性能向上が要求されている。例
えば、自動車部品の接着に使用される接着剤には、ガソ
リン、機械油等に対する耐性が要求され、これらに接着
部品が接触した場合にも長期の接着安定性が保持される
ことが求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような接着剤と
して、シリコーン系のものは公知であり、これは硬化し
てエラストマー状の硬化物を形成し、各種の被着体に接
着する。従来公知のシリコーン系接着剤組成物は、接着
性、耐候性、耐薬品性等の特性に優れているが、ガソリ
ン等に対する耐溶剤性に関しては未だ改善の余地があ
る。従って本発明の目的は、ガソリン等に対する耐溶剤
性が向上したシリコーン系接着剤組成物を提供すること
にある。
して、シリコーン系のものは公知であり、これは硬化し
てエラストマー状の硬化物を形成し、各種の被着体に接
着する。従来公知のシリコーン系接着剤組成物は、接着
性、耐候性、耐薬品性等の特性に優れているが、ガソリ
ン等に対する耐溶剤性に関しては未だ改善の余地があ
る。従って本発明の目的は、ガソリン等に対する耐溶剤
性が向上したシリコーン系接着剤組成物を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、(A) 下
記式(1): RfCH2 CH2 (CH3 )SiO − (1) 〔式中、Rfは、炭素原子数が1〜8のパーフルオロアル
キル基である〕で表される単位を一分子中に平均して30
モル%以上有し且つ分子鎖両端がビニル基で封鎖されて
おり、25℃における粘度が1000〜100,000 cSt であるフ
ルオロシリコーンポリマー、(B) 前記式(1) で表される
単位を一分子中に平均して30モル%以上有し且つ下記式
(2): CH2 =CH(CH3 )SiO − (2) で表される単位を平均して3個以上有しており、 SiO単
位の数として示される平均重合度が10以上であり、25℃
における粘度が10〜1,000 cSt であるフルオロシリコー
ンポリマー、(C) 一分子中にケイ素原子に結合した水素
原子を平均して2個以上有するオルガノハイドロジェン
ポリシロキサン、(D) ケイ素原子に結合した水素原子ま
たはアルケニル基を一分子中に少なくとも1個有してお
り、且つオキシラン基、ジアルコキシシリル基及びトリ
アルコキシシリル基から成る群より選択された少なくと
も1種の基を分子中に少なくとも1個有しているオルガ
ノシランもしくはオルガノポリシロキサン、(E) 白金も
しくは白金系化合物、を含有して成る接着剤組成物が提
供される。
記式(1): RfCH2 CH2 (CH3 )SiO − (1) 〔式中、Rfは、炭素原子数が1〜8のパーフルオロアル
キル基である〕で表される単位を一分子中に平均して30
モル%以上有し且つ分子鎖両端がビニル基で封鎖されて
おり、25℃における粘度が1000〜100,000 cSt であるフ
ルオロシリコーンポリマー、(B) 前記式(1) で表される
単位を一分子中に平均して30モル%以上有し且つ下記式
(2): CH2 =CH(CH3 )SiO − (2) で表される単位を平均して3個以上有しており、 SiO単
位の数として示される平均重合度が10以上であり、25℃
における粘度が10〜1,000 cSt であるフルオロシリコー
ンポリマー、(C) 一分子中にケイ素原子に結合した水素
原子を平均して2個以上有するオルガノハイドロジェン
ポリシロキサン、(D) ケイ素原子に結合した水素原子ま
たはアルケニル基を一分子中に少なくとも1個有してお
り、且つオキシラン基、ジアルコキシシリル基及びトリ
アルコキシシリル基から成る群より選択された少なくと
も1種の基を分子中に少なくとも1個有しているオルガ
ノシランもしくはオルガノポリシロキサン、(E) 白金も
しくは白金系化合物、を含有して成る接着剤組成物が提
供される。
【0005】以下、本発明の接着剤組成物の各構成成分
について詳細に説明する。
について詳細に説明する。
【0006】成分(A) 本発明の組成物において、成分(A) のフルオロシリコー
ンポリマーは、ベース成分であり、前記式(1) で表され
る単位を一分子中に平均して30モル%以上、好ましくは
50〜100 モル%含有していることが必要である。この単
位の含有量が30モル%を下回ると、耐溶剤性を向上させ
るという本発明の目的を達成できなくなる。ここで、前
記式(1) におけるRfは、炭素数1〜8のパーフルオロア
ルキル基であるが、特に好ましいものはパーフルオロメ
チル基及びパーフルオロオクチル基である。
ンポリマーは、ベース成分であり、前記式(1) で表され
る単位を一分子中に平均して30モル%以上、好ましくは
50〜100 モル%含有していることが必要である。この単
位の含有量が30モル%を下回ると、耐溶剤性を向上させ
るという本発明の目的を達成できなくなる。ここで、前
記式(1) におけるRfは、炭素数1〜8のパーフルオロア
ルキル基であるが、特に好ましいものはパーフルオロメ
チル基及びパーフルオロオクチル基である。
【0007】またかかる成分(A) のフルオロシリコーン
ポリマーは、分子鎖両端のケイ素原子にビニル基が結合
していることも重要であり、これによって、後述する成
分(C) のオルガノハイドロジェンポリシロキサン中の S
iH基と反応してエラストマー状の硬化物を形成すること
が可能となる。
ポリマーは、分子鎖両端のケイ素原子にビニル基が結合
していることも重要であり、これによって、後述する成
分(C) のオルガノハイドロジェンポリシロキサン中の S
iH基と反応してエラストマー状の硬化物を形成すること
が可能となる。
【0008】さらに、このフルオロシリコーンポリマー
において、前述した式(1) 以外の単位におけるケイ素原
子に結合し得る基としては、例えば炭素原子数が1〜10
の一価炭化水素基、具体的には、メチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基、ヘキシル基等のアルキル基;フ
ェニル基、トリル基等のアリール基;シクロヘキシル基
等のシクロアルキル基;ベンジル基、2−フェニルエチ
ル基等のアラルキル基;などを例示することができる。
本発明において最も好適なものはメチル基である。また
上述したフルオロシリコーンポリマーは、25℃における
粘度が1000〜100,000 cSt の範囲にあることが必要であ
り、上記範囲よりも高粘度であると、作業性が損なわ
れ、また低粘度であると、機械的特性を満足し得る硬化
物を形成することが困難となる。
において、前述した式(1) 以外の単位におけるケイ素原
子に結合し得る基としては、例えば炭素原子数が1〜10
の一価炭化水素基、具体的には、メチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基、ヘキシル基等のアルキル基;フ
ェニル基、トリル基等のアリール基;シクロヘキシル基
等のシクロアルキル基;ベンジル基、2−フェニルエチ
ル基等のアラルキル基;などを例示することができる。
本発明において最も好適なものはメチル基である。また
上述したフルオロシリコーンポリマーは、25℃における
粘度が1000〜100,000 cSt の範囲にあることが必要であ
り、上記範囲よりも高粘度であると、作業性が損なわ
れ、また低粘度であると、機械的特性を満足し得る硬化
物を形成することが困難となる。
【0009】本発明において、この成分(A) のフルオロ
シリコーンポリマーとして、特に好適に使用されるもの
としては、下記式 (3)〜(6) で表されるものを挙げるこ
とができる。尚、下記式中、Viはビニル基であり(以
下、同じ)、n及びmは、1以上の整数である。
シリコーンポリマーとして、特に好適に使用されるもの
としては、下記式 (3)〜(6) で表されるものを挙げるこ
とができる。尚、下記式中、Viはビニル基であり(以
下、同じ)、n及びmは、1以上の整数である。
【化1】
【0010】上述したフルオロシリコーンポリマーは、
それ自体公知の方法によって製造することができ、例え
ば、トリス(3,3,3−トリフルオロプロピル) シクロトリ
シロキサンをリチウム化合物等を触媒として用いて重合
させ、分子鎖末端をビニルジアルキルシリル基で封鎖す
ることによって製造される。またトリス(3,3,3−トリフ
ルオロプロピル) シクロトリシロキサンと、ヘキサメチ
ルシクロトリシロキサンあるいはオクタメチルシクロテ
トラシロキサン等とを、リチウム化合物、水酸化カリウ
ム等のアルカリ金属触媒もしくは硫酸、メタンスルホン
酸、トリフルオロメタンスルホン酸等の酸性触媒を用い
て重合し、分子鎖末端をビニルジアルキルシリル基で封
鎖することによっても製造される。さらに、パーフルオ
ロオクチル等の炭素数の大きいパーフルオロアルキル基
を有するものは、例えば、下記式(7):
それ自体公知の方法によって製造することができ、例え
ば、トリス(3,3,3−トリフルオロプロピル) シクロトリ
シロキサンをリチウム化合物等を触媒として用いて重合
させ、分子鎖末端をビニルジアルキルシリル基で封鎖す
ることによって製造される。またトリス(3,3,3−トリフ
ルオロプロピル) シクロトリシロキサンと、ヘキサメチ
ルシクロトリシロキサンあるいはオクタメチルシクロテ
トラシロキサン等とを、リチウム化合物、水酸化カリウ
ム等のアルカリ金属触媒もしくは硫酸、メタンスルホン
酸、トリフルオロメタンスルホン酸等の酸性触媒を用い
て重合し、分子鎖末端をビニルジアルキルシリル基で封
鎖することによっても製造される。さらに、パーフルオ
ロオクチル等の炭素数の大きいパーフルオロアルキル基
を有するものは、例えば、下記式(7):
【化2】 で表される環状体を合成し、これを上記と同様に開環重
合することによって製造される。
合することによって製造される。
【0011】成分(B) 成分(B) の低分子量フルオロシリコーンポリマーは、前
記ベース成分(A) と併用することによって、組成物の硬
化によって形成される硬化物に接着性を付与し、接着剤
としての機能を与えるための成分である。このポリマー
においても、前記式(1) で表される単位を一分子中に平
均して30モル%以上、好ましくは50〜100 モル%含有し
ていることが必要である。この単位の含有量が30モル%
を下回ると、耐溶剤性を向上させるという本発明の目的
を達成することができなくなる。
記ベース成分(A) と併用することによって、組成物の硬
化によって形成される硬化物に接着性を付与し、接着剤
としての機能を与えるための成分である。このポリマー
においても、前記式(1) で表される単位を一分子中に平
均して30モル%以上、好ましくは50〜100 モル%含有し
ていることが必要である。この単位の含有量が30モル%
を下回ると、耐溶剤性を向上させるという本発明の目的
を達成することができなくなる。
【0012】またこのポリマーは、前記式(2) で表され
る単位を、一分子中に少なくとも3個有していることが
必要である。即ち、ビニル基を有する該単位が分子中に
3個以上含まれているために、このフルオロシリコーン
ポリマーは、成分(A) によって形成される硬化物中に網
目状に組み込まれ、その接着性向上に寄与するのであ
る。さらに、この低分子量フルオロシリコーンポリマー
において、上記単位以外のケイ素原子に結合している基
としては、前記成分(A) のフルオロシリコーンポリマー
について例示した炭素原子数1〜10の一価炭化水素基を
例示することができるが、一般的にはメチル基が好適で
ある。
る単位を、一分子中に少なくとも3個有していることが
必要である。即ち、ビニル基を有する該単位が分子中に
3個以上含まれているために、このフルオロシリコーン
ポリマーは、成分(A) によって形成される硬化物中に網
目状に組み込まれ、その接着性向上に寄与するのであ
る。さらに、この低分子量フルオロシリコーンポリマー
において、上記単位以外のケイ素原子に結合している基
としては、前記成分(A) のフルオロシリコーンポリマー
について例示した炭素原子数1〜10の一価炭化水素基を
例示することができるが、一般的にはメチル基が好適で
ある。
【0013】また本発明において、上記低分子量フルオ
ロシリコーンポリマーは、 SiO単位の数として示される
平均重合度が10以上であり、且つ、25℃における粘度が
10〜1,000 cSt 、好ましくは50〜1,000 cSt の範囲にあ
ることが必要である。即ち、平均重合度が上記範囲以下
であったり、あるいは粘度が10cSt (25℃)よりも低い
と、硬化物の物理的強度が不満足となり、また十分な接
着力を得ることが困難となる。さらに粘度が 1,000cSt
を超えると、硬化物の物理的強度は満足し得るものの、
硬化物の弾性が損なわれ、この結果、十分な接着力を得
ることが困難となる。
ロシリコーンポリマーは、 SiO単位の数として示される
平均重合度が10以上であり、且つ、25℃における粘度が
10〜1,000 cSt 、好ましくは50〜1,000 cSt の範囲にあ
ることが必要である。即ち、平均重合度が上記範囲以下
であったり、あるいは粘度が10cSt (25℃)よりも低い
と、硬化物の物理的強度が不満足となり、また十分な接
着力を得ることが困難となる。さらに粘度が 1,000cSt
を超えると、硬化物の物理的強度は満足し得るものの、
硬化物の弾性が損なわれ、この結果、十分な接着力を得
ることが困難となる。
【0014】上述した低分子量フルオロシリコーンポリ
マーの適当な例は、これに限定されるものではないが、
次の式 (8)〜(10)で表されるものを挙げることができ
る。尚、下記式中、n及びmは1以上の整数であり、l
は3以上の整数である。
マーの適当な例は、これに限定されるものではないが、
次の式 (8)〜(10)で表されるものを挙げることができ
る。尚、下記式中、n及びmは1以上の整数であり、l
は3以上の整数である。
【化3】
【0015】これらの低分子量フルオロシリコーンポリ
マーも、成分(A) のフルオロシリコーンポリマーと同様
の方法によって製造される。また本発明において、これ
ら成分(B) のフルオロシリコーンポリマーは、成分(A)
のフルオロシリコーンポリマー 100重量部当り、1〜30
重量部、特に1〜10重量部の量で使用される。
マーも、成分(A) のフルオロシリコーンポリマーと同様
の方法によって製造される。また本発明において、これ
ら成分(B) のフルオロシリコーンポリマーは、成分(A)
のフルオロシリコーンポリマー 100重量部当り、1〜30
重量部、特に1〜10重量部の量で使用される。
【0016】成分(C) 成分(C) として使用されるオルガノハイドロジェンポリ
シロキサンは、架橋剤として作用するものであり、この
分子中のケイ素原子に結合した水素原子(即ちSiH基)
が上述した (A)成分及び (B)成分に含まれるビニル基と
付加反応することにより、エラストマー状の硬化物が形
成される。従って、このオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンは、ケイ素原子に結合した水素原子を平均して
2個以上有していることが必要である。かかるオルガノ
ハイドロジェンポリシロキサンは、この種のシリコーン
組成物の硬化剤として公知のものであり、例えば線状、
環状、分岐状、何れの構造のものも使用することができ
る。かかるオルガノハイドロジェンポリシロキサンの適
当な例としては、下記式(11)〜(20)で表されるものを挙
げることができる。尚、下記式中、Meはメチル基であ
り、n,m,lは1以上の整数である。
シロキサンは、架橋剤として作用するものであり、この
分子中のケイ素原子に結合した水素原子(即ちSiH基)
が上述した (A)成分及び (B)成分に含まれるビニル基と
付加反応することにより、エラストマー状の硬化物が形
成される。従って、このオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンは、ケイ素原子に結合した水素原子を平均して
2個以上有していることが必要である。かかるオルガノ
ハイドロジェンポリシロキサンは、この種のシリコーン
組成物の硬化剤として公知のものであり、例えば線状、
環状、分岐状、何れの構造のものも使用することができ
る。かかるオルガノハイドロジェンポリシロキサンの適
当な例としては、下記式(11)〜(20)で表されるものを挙
げることができる。尚、下記式中、Meはメチル基であ
り、n,m,lは1以上の整数である。
【化4】
【化5】
【化6】
【0017】これらのオルガノハイドロジェンポリシロ
キサンは、一般に、その SiH基が以下の成分(D) に含ま
れる SiH基との合計で、全成分中に含まれるアルケニル
基の合計量に対して 0.5〜4.0 モル倍、特に1〜3モル
倍となる割合で配合されることが好ましい。 0.5モル倍
よりも少ないと、架橋密度が低くなり過ぎて、硬化した
接着剤の強度が低くなり、また耐熱性も低下する。また
4.0モル倍よりも多く使用されると、脱水素反応による
発泡の問題を生じたり、耐熱性が低下する等の問題が発
生する。
キサンは、一般に、その SiH基が以下の成分(D) に含ま
れる SiH基との合計で、全成分中に含まれるアルケニル
基の合計量に対して 0.5〜4.0 モル倍、特に1〜3モル
倍となる割合で配合されることが好ましい。 0.5モル倍
よりも少ないと、架橋密度が低くなり過ぎて、硬化した
接着剤の強度が低くなり、また耐熱性も低下する。また
4.0モル倍よりも多く使用されると、脱水素反応による
発泡の問題を生じたり、耐熱性が低下する等の問題が発
生する。
【0018】成分(D) 本発明において、成分(D) のオルガノシランまたはオル
ガノポリシロキサンは、接着性付与剤として作用するも
のであり、このために、分子中にオキシラン基、ジアル
コキシシリル基及びトリアルコキシシリル基から成る群
より選択された何れかの基を少なくとも1個有している
ことが必要となる。即ち、本発明の組成物から形成され
る硬化物には、その表面に上記の各種極性基が分散して
おり、これによって各種の被着体との接着性が保持され
るのである。ここでジアルコキシシリル基及びトリアル
コキシシリル基におけるアルコキシ基としては、メトキ
シ基、エトキシ基、ブトキシ基等が好ましく、特にメト
キシ基が好適である。
ガノポリシロキサンは、接着性付与剤として作用するも
のであり、このために、分子中にオキシラン基、ジアル
コキシシリル基及びトリアルコキシシリル基から成る群
より選択された何れかの基を少なくとも1個有している
ことが必要となる。即ち、本発明の組成物から形成され
る硬化物には、その表面に上記の各種極性基が分散して
おり、これによって各種の被着体との接着性が保持され
るのである。ここでジアルコキシシリル基及びトリアル
コキシシリル基におけるアルコキシ基としては、メトキ
シ基、エトキシ基、ブトキシ基等が好ましく、特にメト
キシ基が好適である。
【0019】またこの成分(D) においては、ケイ素原子
に結合した水素原子またはアルケニル基の何れかを分子
中に少なくとも1個有していることが必要である。即
ち、かかる水素原子またはアルケニル基の何れかが分子
中に存在しているため、この成分(D) が硬化物中に組み
込まれ、接着性を付与するための極性基が硬化物中に分
散した構造が形成されるのである。
に結合した水素原子またはアルケニル基の何れかを分子
中に少なくとも1個有していることが必要である。即
ち、かかる水素原子またはアルケニル基の何れかが分子
中に存在しているため、この成分(D) が硬化物中に組み
込まれ、接着性を付与するための極性基が硬化物中に分
散した構造が形成されるのである。
【0020】かかる成分(D) は、一般に、前記 (A)成分
100重量部当り、 0.1〜30重量部、特に1〜15重量部の
割合で配合される。この配合量が少ないと、接着性が不
満足なものとなり、また多量に配合されると耐熱性が損
なわれる恐れがある。本発明において使用される成分
(D) の適当な例としては、下記式(21)〜(36)で表される
ものを例示することができる。尚、下記式中、a,b及
びcは、1以上の整数である。
100重量部当り、 0.1〜30重量部、特に1〜15重量部の
割合で配合される。この配合量が少ないと、接着性が不
満足なものとなり、また多量に配合されると耐熱性が損
なわれる恐れがある。本発明において使用される成分
(D) の適当な例としては、下記式(21)〜(36)で表される
ものを例示することができる。尚、下記式中、a,b及
びcは、1以上の整数である。
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】
【0021】成分(E) 本発明において、成分(E) は、上述したアルケニル基と
SiH基との付加硬化反応を促進させるために使用するも
のであり、これらはこの種の硬化触媒として当業者に公
知のものである。その適当な例としては、例えば白金
黒、塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール変性物、塩化
白金酸とオレフィン、アルデヒド、ビニルシロキサンあ
るいはアセチレンアルコール等との錯体等を挙げること
ができる。これら成分(E) の配合量は、所謂触媒量でよ
く、希望する硬化速度に応じて適宜設定されるが、通常
は (A)成分当り、白金換算で 0.1〜500 ppm 、好ましく
は1〜200 ppm 、最も好ましくは1〜50ppm の割合で使
用される。
SiH基との付加硬化反応を促進させるために使用するも
のであり、これらはこの種の硬化触媒として当業者に公
知のものである。その適当な例としては、例えば白金
黒、塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール変性物、塩化
白金酸とオレフィン、アルデヒド、ビニルシロキサンあ
るいはアセチレンアルコール等との錯体等を挙げること
ができる。これら成分(E) の配合量は、所謂触媒量でよ
く、希望する硬化速度に応じて適宜設定されるが、通常
は (A)成分当り、白金換算で 0.1〜500 ppm 、好ましく
は1〜200 ppm 、最も好ましくは1〜50ppm の割合で使
用される。
【0022】その他の配合剤 また本発明においては、接着性及びガソリン等に対する
耐溶剤性が損なわれない限りにおいて、上記成分以外に
も各種の配合剤を配合することができる。例えば、煙霧
質シリカ、沈降性シリカ並びにこれらの疎水化物、カー
ボンブラック、石英粉、溶融石英、球状シリカ、ケイソ
ウ土、ゼオライト、炭酸カルシウム、二酸化チタン、酸
化鉄、アルミナ、球状アルミナ、水酸化アルミニウム、
窒化アルミニウム、硫酸マグネシウム等の無機充填剤
を、それぞれ、強度の補強、電気導電性の付与、増量等
の目的で使用することができる。また鉛、炭酸鉛、水酸
化鉛等の鉛系無機充填剤も放射線遮蔽の目的で使用する
ことができる。通常、これらの無機充填剤の使用量は、
(A) 及び (B)成分の合計量 100重量部に対して600重量
部以下に設定される。即ち、これら無機充填剤の配合量
が当該範囲を超えると、組成物の流動性が損なわれて実
際の使用が困難となり、また接着性も低下する。
耐溶剤性が損なわれない限りにおいて、上記成分以外に
も各種の配合剤を配合することができる。例えば、煙霧
質シリカ、沈降性シリカ並びにこれらの疎水化物、カー
ボンブラック、石英粉、溶融石英、球状シリカ、ケイソ
ウ土、ゼオライト、炭酸カルシウム、二酸化チタン、酸
化鉄、アルミナ、球状アルミナ、水酸化アルミニウム、
窒化アルミニウム、硫酸マグネシウム等の無機充填剤
を、それぞれ、強度の補強、電気導電性の付与、増量等
の目的で使用することができる。また鉛、炭酸鉛、水酸
化鉛等の鉛系無機充填剤も放射線遮蔽の目的で使用する
ことができる。通常、これらの無機充填剤の使用量は、
(A) 及び (B)成分の合計量 100重量部に対して600重量
部以下に設定される。即ち、これら無機充填剤の配合量
が当該範囲を超えると、組成物の流動性が損なわれて実
際の使用が困難となり、また接着性も低下する。
【0023】さらに組成物の硬化速度や保存安定性を調
節するための制御剤、例えばメチルビニルシロキサンの
如きビニル基含有オルガノポリシロキサン;トリアリル
イソシアヌレート、アルキルマレエート、アセチレンア
ルコール及びこれらのシランもしくはシロキサン変性
物;ハイドロパーオキサイド;テトラメチルエチレンジ
アミン;ベンゾトリアゾール;等を単独または2種以上
の組合せで使用することができる。これら制御剤の適当
な添加量は、一般に0.01〜100,000 ppm の範囲である。
その他、難燃性付与剤、顔料、接着性助剤、防カビ剤、
粘度調節剤等を、用途に応じて適宜配合することもでき
る。
節するための制御剤、例えばメチルビニルシロキサンの
如きビニル基含有オルガノポリシロキサン;トリアリル
イソシアヌレート、アルキルマレエート、アセチレンア
ルコール及びこれらのシランもしくはシロキサン変性
物;ハイドロパーオキサイド;テトラメチルエチレンジ
アミン;ベンゾトリアゾール;等を単独または2種以上
の組合せで使用することができる。これら制御剤の適当
な添加量は、一般に0.01〜100,000 ppm の範囲である。
その他、難燃性付与剤、顔料、接着性助剤、防カビ剤、
粘度調節剤等を、用途に応じて適宜配合することもでき
る。
【0024】接着剤組成物 本発明の接着剤組成物は、上述した各成分を均一に混合
することによって容易に調製することができる。この組
成物から形成される硬化物は優れた接着性を示し、各種
基体に強固に接着し得るとともに、ガソリン、機械油等
の溶剤に対して優れた耐性を有し、これらと接触する条
件下においても長期にわたって安定に接着性が保持され
る。
することによって容易に調製することができる。この組
成物から形成される硬化物は優れた接着性を示し、各種
基体に強固に接着し得るとともに、ガソリン、機械油等
の溶剤に対して優れた耐性を有し、これらと接触する条
件下においても長期にわたって安定に接着性が保持され
る。
【0025】
【実施例】以下の実施例において、接着剤組成物を調製
するためのシリコーン化合物として、以下のものを使用
した。
するためのシリコーン化合物として、以下のものを使用
した。
【0026】化合物:平均構造式が、下記式、
【化11】 〔式中、n=175, m=75〕で表され、25℃における粘
度が6000cSt のオルガノポリシロキサン。
度が6000cSt のオルガノポリシロキサン。
【0027】化合物:平均構造式が、下記式、
【化12】 〔式中、n=45, m=90〕で表され、25℃における粘度
が5000cSt のオルガノポリシロキサン。
が5000cSt のオルガノポリシロキサン。
【0028】化合物:平均構造式が、下記式、
【化13】 〔式中、n=300 〕で表され、25℃における粘度が8000
cSt のオルガノポリシロキサン。
cSt のオルガノポリシロキサン。
【0029】化合物:平均構造式が、下記式、
【化14】 で表され、25℃における粘度が 800cSt のオルガノポリ
シロキサン。
シロキサン。
【0030】化合物:平均構造式が、下記式、
【化15】 で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン。
【0031】化合物:下記式、
【化16】 で表されるオルガノポリシロキサン。
【0032】実施例1 前記化合物 95重量部 前記化合物 5重量部 平均粒径15μm のシリカ粉末 50重量部 を混合し、均一になるまで混合攪拌した。次いで、塩化
白金酸のプロピルアルコール錯体を、上記化合物と
の合計量100重量部当り、白金換算で40ppm となる量を
添加し、さらに、 3−メチル−3−ヒドロキシ−1−ブチン 0.01重量部 前記化合物のオルガノハイドロジェンポリシロキサン
1.8重量部 前記化合物 3.0重量部 を加え、再度、均一になるまで混合攪拌を行ない、接着
剤組成物を調製した。この組成物を、厚さ2mmのテフロ
ンコートを施した金型に注型し、 120℃/60分で加熱硬
化を行ない、シートを作成した。このシートを用いて、
JIS K-6301にしたがってダンベルを作成し、その物理的
特性を測定した。また前記シートの断片を、ガソリン
(25℃)中に24時間浸漬し、その体積変化率を測定し
た。さらに、被接着体としてアルミニウムを使用し、接
着面25×10mm、ゴム厚み2mmとして、上記シートを接着
して剪断接着力を測定した。以上の結果を表1に示す。
白金酸のプロピルアルコール錯体を、上記化合物と
の合計量100重量部当り、白金換算で40ppm となる量を
添加し、さらに、 3−メチル−3−ヒドロキシ−1−ブチン 0.01重量部 前記化合物のオルガノハイドロジェンポリシロキサン
1.8重量部 前記化合物 3.0重量部 を加え、再度、均一になるまで混合攪拌を行ない、接着
剤組成物を調製した。この組成物を、厚さ2mmのテフロ
ンコートを施した金型に注型し、 120℃/60分で加熱硬
化を行ない、シートを作成した。このシートを用いて、
JIS K-6301にしたがってダンベルを作成し、その物理的
特性を測定した。また前記シートの断片を、ガソリン
(25℃)中に24時間浸漬し、その体積変化率を測定し
た。さらに、被接着体としてアルミニウムを使用し、接
着面25×10mm、ゴム厚み2mmとして、上記シートを接着
して剪断接着力を測定した。以上の結果を表1に示す。
【0033】実施例2、3、比較例1 各成分の配合を表1の通り変更した以外は実施例1と同
様にして接着剤組成物を調製し、各種物性等の測定を行
った。結果を表1に示す。
様にして接着剤組成物を調製し、各種物性等の測定を行
った。結果を表1に示す。
【0034】
【表1】 尚、硬さは、JIS K-6301のA型硬さスプリング式試験機
を用いて測定した。
を用いて測定した。
【0035】
【発明の効果】本発明の接着剤組成物は、優れた接着性
を有するとともに、ガソリン等に対する耐溶剤性が極め
て優れ、例えばこれらと接触する頻度の高い自動車部品
等の用途に極めて有用である。
を有するとともに、ガソリン等に対する耐溶剤性が極め
て優れ、例えばこれらと接触する頻度の高い自動車部品
等の用途に極めて有用である。
Claims (2)
- 【請求項1】 (A) 下記式(1): RfCH2 CH2 (CH3 )SiO − (1) 〔式中、Rfは、炭素原子数が1〜8のパーフルオロアル
キル基である〕で表される単位を一分子中に平均して30
モル%以上有し且つ分子鎖両端がビニル基で封鎖されて
おり、25℃における粘度が1000〜100,000 cSt であるフ
ルオロシリコーンポリマー、(B) 前記式(1) で表される
単位を一分子中に平均して30モル%以上有し且つ下記式
(2): CH2 =CH(CH3 )SiO − (2) で表される単位を平均して3個以上有しており、 SiO単
位の数として示される平均重合度が10以上であり、25℃
における粘度が10〜1,000 cSt であるフルオロシリコー
ンポリマー、(C) 一分子中にケイ素原子に結合した水素
原子を平均して2個以上有するオルガノハイドロジェン
ポリシロキサン、(D) ケイ素原子に結合した水素原子ま
たはアルケニル基を一分子中に少なくとも1個有してお
り、且つオキシラン基、ジアルコキシシリル基及びトリ
アルコキシシリル基から成る群より選択された少なくと
も1種の基を分子中に少なくとも1個有しているオルガ
ノシランもしくはオルガノポリシロキサン、(E) 白金も
しくは白金系化合物、を含有して成る接着剤組成物。 - 【請求項2】 請求項1に記載の組成物を硬化して得ら
れる硬化物。
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US08/025,862 US5349037A (en) | 1992-03-03 | 1993-03-03 | Adhesive composition |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP4081663A JP2753662B2 (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 接着剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05247432A JPH05247432A (ja) | 1993-09-24 |
JP2753662B2 true JP2753662B2 (ja) | 1998-05-20 |
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ID=13752573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP4081663A Expired - Fee Related JP2753662B2 (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 接着剤組成物 |
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US6841647B2 (en) * | 2001-11-06 | 2005-01-11 | National Starch And Chemical Investment Holding Corporation | Fluid resistant silicone encapsulant |
US20050038183A1 (en) * | 2003-08-14 | 2005-02-17 | Dongchan Ahn | Silicones having improved surface properties and curable silicone compositions for preparing the silicones |
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DE102004055690A1 (de) * | 2004-11-18 | 2006-05-24 | Wacker Chemie Ag | Vernetzbare Siliconmassen mit langer Verarbeitungszeit und Lagerstabilität |
US20080058490A1 (en) * | 2006-08-31 | 2008-03-06 | General Electric Company | Curable and cured fluoro-silicone encapsulant compositions |
JP5115716B2 (ja) * | 2008-03-21 | 2013-01-09 | 信越化学工業株式会社 | 低比重シリコーンゴム接着剤組成物 |
JP5284143B2 (ja) * | 2009-03-02 | 2013-09-11 | 本田技研工業株式会社 | 燃料電池用接着剤及びこれを用いた膜電極構造体 |
US20160329562A1 (en) * | 2014-12-16 | 2016-11-10 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Negative electrode active material for nonaqueous electrolyte secondary batteries and nonaqueous electrolyte secondary battery containing negative electrode active material |
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KR20210032476A (ko) * | 2018-07-17 | 2021-03-24 | 다우 도레이 캄파니 리미티드 | 오가노폴리실록산 경화물 필름, 그의 용도 및 제조 방법 |
CN113166543A (zh) | 2018-12-07 | 2021-07-23 | 陶氏东丽株式会社 | 固化性聚有机硅氧烷组合物、其固化物以及具备该固化物的换能器等 |
EP3951862A4 (en) | 2019-03-29 | 2022-12-28 | Dow Toray Co., Ltd. | COMPOSITION OF MULTI-COMPONENT TYPE HEAT CONDUCTIVE SILICONE GEL, HEAT CONDUCTIVE ELEMENT AND HEAT DISSIPATION STRUCTURE |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4980440A (en) * | 1989-01-12 | 1990-12-25 | Dow Corning Corporation | Fluorosilicone compounds and compositions for adhesive release liners |
US4980443A (en) * | 1989-01-12 | 1990-12-25 | Dow Corning Corporation | Fluorosilicone compounds and compositions for adhesive release liners |
US4968766A (en) * | 1989-01-12 | 1990-11-06 | Dow Corning Corporation | Fluorosilicone compounds and compositions for adhesive release liners |
-
1992
- 1992-03-03 JP JP4081663A patent/JP2753662B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-03-03 US US08/025,862 patent/US5349037A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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JPH05247432A (ja) | 1993-09-24 |
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