JP2740229B2 - 人造石及びその製造方法 - Google Patents
人造石及びその製造方法Info
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B26/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing only organic binders, e.g. polymer or resin concrete
- C04B26/02—Macromolecular compounds
- C04B26/10—Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- C04B26/18—Polyesters; Polycarbonates
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Description
本発明は、住宅設備や建築の材料に用いられる人造石
及びその製造方法に関するものである。
及びその製造方法に関するものである。
人造石としては、大理石や御影石などの砕石をセメン
トで固めた、いわゆるテラゾーと称されるものが従来か
ら用いられている。
トで固めた、いわゆるテラゾーと称されるものが従来か
ら用いられている。
しかしこのテラゾーは表面がセメントであるために、
表面のち密性に問題があって耐汚染性が悪く、キッチン
ユニットの天板などとして使用することはできなもので
ある。また石材調の模様としても暗いものしか表現する
ことができず、室内の家具等にはあまり向かないもので
ある。 本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、耐汚
染性に優れ、しかも外観を豪華に表現することができ、
加えて耐熱性や耐傷性にも優れた人造石及びその製造方
法を提供することを目的とするものである。
表面のち密性に問題があって耐汚染性が悪く、キッチン
ユニットの天板などとして使用することはできなもので
ある。また石材調の模様としても暗いものしか表現する
ことができず、室内の家具等にはあまり向かないもので
ある。 本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、耐汚
染性に優れ、しかも外観を豪華に表現することができ、
加えて耐熱性や耐傷性にも優れた人造石及びその製造方
法を提供することを目的とするものである。
本発明は、不飽和ポリエステル樹脂をバインダーとす
る人造石であって、フィラーとして石英粒、水酸化アル
ミニウム粉及び着色したガラス粒、ガラス繊維が充填さ
れていると共に表面が研磨されて成ることを特徴とする
ものである。 本発明において、不飽和ポリエステル樹脂と石英粒と
水酸化アルミニウム粉と着色ガラス粒の配合割合を、不
飽和ポリエステル樹脂5〜30重量%、石英粒50〜90重量
%、水酸化アルミニウム粉3〜15重量%、着色ガラス粒
1〜10重量%に設定するのが好ましい。 また上記人造石を製造するにあたっては、不飽和ポリ
エステル樹脂にフィラーとして石英粒、水酸化アルミニ
ウム粉及び着色したガラス粒、ガラス繊維を配合して調
製した成形材料を成形し、この成形品の表面を研摩する
ことによっておこなうのがよい。
る人造石であって、フィラーとして石英粒、水酸化アル
ミニウム粉及び着色したガラス粒、ガラス繊維が充填さ
れていると共に表面が研磨されて成ることを特徴とする
ものである。 本発明において、不飽和ポリエステル樹脂と石英粒と
水酸化アルミニウム粉と着色ガラス粒の配合割合を、不
飽和ポリエステル樹脂5〜30重量%、石英粒50〜90重量
%、水酸化アルミニウム粉3〜15重量%、着色ガラス粒
1〜10重量%に設定するのが好ましい。 また上記人造石を製造するにあたっては、不飽和ポリ
エステル樹脂にフィラーとして石英粒、水酸化アルミニ
ウム粉及び着色したガラス粒、ガラス繊維を配合して調
製した成形材料を成形し、この成形品の表面を研摩する
ことによっておこなうのがよい。
本発明にあっては、不飽和ポリエステル樹脂をバイン
ダーとするために、人造石の表面は不飽和ポリエステル
樹脂でち密に形成され、人造石の耐汚染性を高めること
ができる。また着色したガラス粒が宝石のように光って
豪華な外観を表現することができる。加えて、無機質の
石英粒と水酸化アルミニウム粉が含まれていることによ
って耐熱性を高めることができると共に、石英粒が人造
石の表面に表れることによって表面硬度を高めて耐傷性
を向上させることができる。 また人造石を製造するにあたって、成形品の表面を研
摩することによって、内部に含まれる石英粒を人造石の
表面に露出させることができ、石英粒による人造石の表
面硬度の向上の効果を高めることができる。
ダーとするために、人造石の表面は不飽和ポリエステル
樹脂でち密に形成され、人造石の耐汚染性を高めること
ができる。また着色したガラス粒が宝石のように光って
豪華な外観を表現することができる。加えて、無機質の
石英粒と水酸化アルミニウム粉が含まれていることによ
って耐熱性を高めることができると共に、石英粒が人造
石の表面に表れることによって表面硬度を高めて耐傷性
を向上させることができる。 また人造石を製造するにあたって、成形品の表面を研
摩することによって、内部に含まれる石英粒を人造石の
表面に露出させることができ、石英粒による人造石の表
面硬度の向上の効果を高めることができる。
以下本発明を実施例によって詳述する。 不飽和ポリエステル樹脂としては市販の任意のものを
用いることができる。石英粒としてはある程度の粒径を
有するものを用いるものであり、直径が0.5mm〜10mm程
度のものが好ましい。またガラス粒は着色ガラスを破砕
等して得られるものを用いるものであり、このガラス粒
としてもある程度の粒径を有するものを用いるものであ
り、直径が0.5mm〜10mm程度のものが好ましい。着色す
る色としては赤色や黄色、緑色、青色など任意であり、
室内の雰囲気やインテリアなどに合わせた色を選ぶこと
ができ、また数種の色のガラス粒を併用することもでき
る。そして不飽和ポリエステル樹脂にこの石英粒と着色
したガラス粒、さらに水酸化アルミニウム粉、及び必要
に応じてガラス繊維やまたシリカ粉等をフィラーとして
配合して混合することによって成形材料を調製すること
ができる。 成形材料中で不飽和ポリエステル樹脂と石英粒と水酸
化アルミニウム粉と着色ガラス粉とガラス繊維の配合割
合は、不飽和ポリエステル樹脂(触媒含む)が5〜30重
量%、石英粒が50〜90重量%、水酸化アルミニウム粉が
3〜15重量%、着色ガラス粒が1〜10重量%、ガラス繊
維が0〜8重量%の範囲になるように設定するのが望ま
しい。中でも石英粒は50〜90重量%と多量に配合してい
るが、石英粒による表面硬度を高める効果を十分に得る
上で必要である。 直圧成形で加熱加圧して成形する場合には、BMC(Bul
k Molding Compound)として不飽和ポリエステル樹脂を
少なめにして成形材料を調製するのがよい。耐熱性や耐
傷性などの本発明の効果を有効に発揮させるためには加
熱加圧して直圧成形をするのが好ましい。 次ぎに本発明における成形材料の具体的な配合例を示
す。 (直圧成形の配合例) ・不飽和ポリエステル樹脂 …13.5重量% ・触媒(日本油脂社製パーブチルZ) …0.5重量% ・石英粒(粒径0.5〜4mm) …66.0重量% ・水酸化アルミニウム粉(100メッシュアンダー)…10.
0重量% ・ガラス繊維 …5.0重量% ・ガラス粒(赤色着色;粒径0.5〜4mm) …2.0重量% ・ガラス粒(黄色着色;粒径0.5〜4mm) …3.0重量% 上記の各材料を混練してBMCを調製し、BMCを成形型内
に入れて140℃、70kg/cm2、10〜20分程度の条件で加熱
加圧して直圧成形することによって、人造石の成形品を
作成することができる。 このようにして第1図(a)のように作成した成形品
1の表面をa−a線の箇所まで研摩し、第1図(b)の
ように成形品1の表面に露出する石英粒2の面積を増大
させる。研摩は成形品の表面が1〜3mm程度削られるよ
うにしておこなうものであり、例えば成形品を15mmの厚
みで成形すると、13mmの厚みとして人造石に仕上げられ
るようにするものである。研摩はダイヤを用いた砥石な
どでおこなうことができるものであり、例えば60メッシ
ュのダイヤを用いた砥石、100メッシュのダイヤを用い
た砥石、200メッシュのダイヤを用いた砥石、400メッシ
ュのダイヤを用いた砥石、800メッシュのダイヤを用い
た砥石、1500メッシュのダイヤを用いた砥石、3000メッ
シュのダイヤを用いた砥石をこの順に使用して研摩をお
こなうことにって、表面を光沢のある鏡面に仕上げるこ
とができる。 上記のようにして得られる人造石にあって、人造石の
表面はバインダーとして用いる不飽和ポリエステル樹脂
で形成されるものであり、不飽和ポリエステル樹脂は耐
薬品性を有すると共に、セメントよりも遥かにち密な表
面を形成して耐汚染性が優れているものである。従っ
て、キッチンユニットの天板などにおいて使用すること
が可能になるものである。そして着色したガラス粒は宝
石のような輝きを有するために、人造石の表面に露出さ
れるこの着色ガラス粒によって宝石を散りばめたような
外観が表現されることになり、人造石を豪華な外観の装
飾材として使用することができるものである。着色ガラ
ス粒によって宝石の輝きを出すには、直径が0.5mm以上
のある程度粒径の大きいものを用いるのが好ましい。ま
たフィラーとして無機質の石英粒と水酸化アルミニウム
粉が充填されているために、人造石は優れた耐熱性を有
するものであり、特にこれらのフィラーの配合量を多く
して人造石の表層まで十分に充填されるようにすること
によって、耐熱性を一層高めることができる。またこの
フィラーとして配合する石英粒が人造石の表面にあらわ
れるために、硬度が高い石英粒で人造石の表面硬度を高
めることができ、耐傷性を高めることができるものであ
る。加えて、フィラーとして配合されるガラス繊維によ
る補強作用で、人造石の強度を高めることができる。そ
して、透明性の大きい石英粒と、透明性の小さい不飽和
ポリエステル樹脂及び水酸化アルミニウム粉との対比に
よって白色度の濃淡の柄ができ、石材調の模様を表現す
ることができるものであり、特に石英粒の透明性によっ
て全体としての透明感や立体感が生まれ、石質感が高ま
るものである。石英粒によってこのような石材調を表現
したり石質感を高めたりするには、石英粒としては0.5m
m以上のある程度粒径の大きいものを用いるのが好まし
い。 ここで、成形品の表面を研摩すると石英粒の研摩され
た面が成形品の表面に表れるために、第1図(b)のよ
うに成形品1の表面積に占める石英粒2の面積の割合が
大きくなる。従って、石英粒による人造石の表面硬度の
向上の効果が高まり、耐傷性が向上することになる。ま
た石英粒と不飽和ポリエステル樹脂や水酸化アルミニウ
ム粉等との濃淡の対比が明確になり、石英粒による石材
調の表現の効果を高めることができるものであり、さら
に石英粒は研摩によって光沢が増すと共に透明性が増
し、石質感を高めることができるものである。同様に、
成形品1を研摩することによって第1図(b)のように
着色したガラス粒3の研摩された面が大きく表面に表れ
るために、この着色ガラス粒3による装飾効果を増すこ
とができるものである。
用いることができる。石英粒としてはある程度の粒径を
有するものを用いるものであり、直径が0.5mm〜10mm程
度のものが好ましい。またガラス粒は着色ガラスを破砕
等して得られるものを用いるものであり、このガラス粒
としてもある程度の粒径を有するものを用いるものであ
り、直径が0.5mm〜10mm程度のものが好ましい。着色す
る色としては赤色や黄色、緑色、青色など任意であり、
室内の雰囲気やインテリアなどに合わせた色を選ぶこと
ができ、また数種の色のガラス粒を併用することもでき
る。そして不飽和ポリエステル樹脂にこの石英粒と着色
したガラス粒、さらに水酸化アルミニウム粉、及び必要
に応じてガラス繊維やまたシリカ粉等をフィラーとして
配合して混合することによって成形材料を調製すること
ができる。 成形材料中で不飽和ポリエステル樹脂と石英粒と水酸
化アルミニウム粉と着色ガラス粉とガラス繊維の配合割
合は、不飽和ポリエステル樹脂(触媒含む)が5〜30重
量%、石英粒が50〜90重量%、水酸化アルミニウム粉が
3〜15重量%、着色ガラス粒が1〜10重量%、ガラス繊
維が0〜8重量%の範囲になるように設定するのが望ま
しい。中でも石英粒は50〜90重量%と多量に配合してい
るが、石英粒による表面硬度を高める効果を十分に得る
上で必要である。 直圧成形で加熱加圧して成形する場合には、BMC(Bul
k Molding Compound)として不飽和ポリエステル樹脂を
少なめにして成形材料を調製するのがよい。耐熱性や耐
傷性などの本発明の効果を有効に発揮させるためには加
熱加圧して直圧成形をするのが好ましい。 次ぎに本発明における成形材料の具体的な配合例を示
す。 (直圧成形の配合例) ・不飽和ポリエステル樹脂 …13.5重量% ・触媒(日本油脂社製パーブチルZ) …0.5重量% ・石英粒(粒径0.5〜4mm) …66.0重量% ・水酸化アルミニウム粉(100メッシュアンダー)…10.
0重量% ・ガラス繊維 …5.0重量% ・ガラス粒(赤色着色;粒径0.5〜4mm) …2.0重量% ・ガラス粒(黄色着色;粒径0.5〜4mm) …3.0重量% 上記の各材料を混練してBMCを調製し、BMCを成形型内
に入れて140℃、70kg/cm2、10〜20分程度の条件で加熱
加圧して直圧成形することによって、人造石の成形品を
作成することができる。 このようにして第1図(a)のように作成した成形品
1の表面をa−a線の箇所まで研摩し、第1図(b)の
ように成形品1の表面に露出する石英粒2の面積を増大
させる。研摩は成形品の表面が1〜3mm程度削られるよ
うにしておこなうものであり、例えば成形品を15mmの厚
みで成形すると、13mmの厚みとして人造石に仕上げられ
るようにするものである。研摩はダイヤを用いた砥石な
どでおこなうことができるものであり、例えば60メッシ
ュのダイヤを用いた砥石、100メッシュのダイヤを用い
た砥石、200メッシュのダイヤを用いた砥石、400メッシ
ュのダイヤを用いた砥石、800メッシュのダイヤを用い
た砥石、1500メッシュのダイヤを用いた砥石、3000メッ
シュのダイヤを用いた砥石をこの順に使用して研摩をお
こなうことにって、表面を光沢のある鏡面に仕上げるこ
とができる。 上記のようにして得られる人造石にあって、人造石の
表面はバインダーとして用いる不飽和ポリエステル樹脂
で形成されるものであり、不飽和ポリエステル樹脂は耐
薬品性を有すると共に、セメントよりも遥かにち密な表
面を形成して耐汚染性が優れているものである。従っ
て、キッチンユニットの天板などにおいて使用すること
が可能になるものである。そして着色したガラス粒は宝
石のような輝きを有するために、人造石の表面に露出さ
れるこの着色ガラス粒によって宝石を散りばめたような
外観が表現されることになり、人造石を豪華な外観の装
飾材として使用することができるものである。着色ガラ
ス粒によって宝石の輝きを出すには、直径が0.5mm以上
のある程度粒径の大きいものを用いるのが好ましい。ま
たフィラーとして無機質の石英粒と水酸化アルミニウム
粉が充填されているために、人造石は優れた耐熱性を有
するものであり、特にこれらのフィラーの配合量を多く
して人造石の表層まで十分に充填されるようにすること
によって、耐熱性を一層高めることができる。またこの
フィラーとして配合する石英粒が人造石の表面にあらわ
れるために、硬度が高い石英粒で人造石の表面硬度を高
めることができ、耐傷性を高めることができるものであ
る。加えて、フィラーとして配合されるガラス繊維によ
る補強作用で、人造石の強度を高めることができる。そ
して、透明性の大きい石英粒と、透明性の小さい不飽和
ポリエステル樹脂及び水酸化アルミニウム粉との対比に
よって白色度の濃淡の柄ができ、石材調の模様を表現す
ることができるものであり、特に石英粒の透明性によっ
て全体としての透明感や立体感が生まれ、石質感が高ま
るものである。石英粒によってこのような石材調を表現
したり石質感を高めたりするには、石英粒としては0.5m
m以上のある程度粒径の大きいものを用いるのが好まし
い。 ここで、成形品の表面を研摩すると石英粒の研摩され
た面が成形品の表面に表れるために、第1図(b)のよ
うに成形品1の表面積に占める石英粒2の面積の割合が
大きくなる。従って、石英粒による人造石の表面硬度の
向上の効果が高まり、耐傷性が向上することになる。ま
た石英粒と不飽和ポリエステル樹脂や水酸化アルミニウ
ム粉等との濃淡の対比が明確になり、石英粒による石材
調の表現の効果を高めることができるものであり、さら
に石英粒は研摩によって光沢が増すと共に透明性が増
し、石質感を高めることができるものである。同様に、
成形品1を研摩することによって第1図(b)のように
着色したガラス粒3の研摩された面が大きく表面に表れ
るために、この着色ガラス粒3による装飾効果を増すこ
とができるものである。
上述のように本発明にあっては、飽和ポリエステル樹
脂をバインダーとして人造石を形成しているために、人
造石の表面は不飽和ポリエステル樹脂でち密に形成さ
れ、人造石の耐汚染性を高めることができるものであ
る。しかも着色したガラス粒が充填されているために、
この着色したガラス粒が宝石のように光って豪華な外観
を表現することができるものである。さらに無機質の石
英粒と水酸化アルミニウム粉がフィラーとして含まれて
いるために、これらのフィラーによって人造石の耐熱性
を高めることができると共に、硬度の高い石英粒によっ
て人造石の表面硬度を高めて耐傷性を向上させることが
できるものである。またガラス繊維による補強効果で強
度を高めることができるものである。 また、人造石を製造するにあたって、成形品の表面を
研摩するようにしているので、内部に含まれる石英粒を
人造石の表面に露出させることができ、表面積に占める
石英粒の面積を大きくして、石英粒による人造石の表面
硬度の向上の効果を高めることができるものであり、さ
らには石英粒による人造石の石調模様や石質感の表現を
高めることができると共に、着色したガラス粒の露出面
積も大きくしてこのガラス粒による装飾効果を高めるこ
とができるものである。
脂をバインダーとして人造石を形成しているために、人
造石の表面は不飽和ポリエステル樹脂でち密に形成さ
れ、人造石の耐汚染性を高めることができるものであ
る。しかも着色したガラス粒が充填されているために、
この着色したガラス粒が宝石のように光って豪華な外観
を表現することができるものである。さらに無機質の石
英粒と水酸化アルミニウム粉がフィラーとして含まれて
いるために、これらのフィラーによって人造石の耐熱性
を高めることができると共に、硬度の高い石英粒によっ
て人造石の表面硬度を高めて耐傷性を向上させることが
できるものである。またガラス繊維による補強効果で強
度を高めることができるものである。 また、人造石を製造するにあたって、成形品の表面を
研摩するようにしているので、内部に含まれる石英粒を
人造石の表面に露出させることができ、表面積に占める
石英粒の面積を大きくして、石英粒による人造石の表面
硬度の向上の効果を高めることができるものであり、さ
らには石英粒による人造石の石調模様や石質感の表現を
高めることができると共に、着色したガラス粒の露出面
積も大きくしてこのガラス粒による装飾効果を高めるこ
とができるものである。
第1図(a)(b)は人造石を製造する際の成形品の研
摩の状態を示す断面図である。 1は成形品、2は石英粒、3は着色したガラス板であ
る。
摩の状態を示す断面図である。 1は成形品、2は石英粒、3は着色したガラス板であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 67/06 C08L 67/06 //(C04B 26/18 14:06 14:22 14:36 14:42) 111:54
Claims (3)
- 【請求項1】不飽和ポリエステル樹脂をバインダーとす
る人造石であって、フィラーとして石英粒、水酸化アル
ミニウム粉及び着色したガラス粒、ガラス繊維が充填さ
れていると共に表面が研磨されて成ることを特徴とする
人造石。 - 【請求項2】不飽和ポリエステル樹脂と石英粒と水酸化
アルミニウム粉と着色ガラス粒の配合割合が、不飽和ポ
リエステル樹脂5〜30重量%、石英粒50〜90重量%、水
酸化アルミニウム粉3〜15重量%、着色ガラス粒1〜10
重量%であることを特徴とする請求項1記載の人造石。 - 【請求項3】不飽和ポリエステル樹脂にフィラーとして
石英粒、水酸化アルミニウム粉及び着色したガラス粒、
ガラス繊維を配合して調製した成形材料を成形し、この
成形品の表面を研摩することを特徴とする人造石の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1017326A JP2740229B2 (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | 人造石及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1017326A JP2740229B2 (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | 人造石及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH02199049A JPH02199049A (ja) | 1990-08-07 |
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