JP2736898B2 - 合成樹脂製パレット - Google Patents
合成樹脂製パレットInfo
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- JP2736898B2 JP2736898B2 JP63209553A JP20955388A JP2736898B2 JP 2736898 B2 JP2736898 B2 JP 2736898B2 JP 63209553 A JP63209553 A JP 63209553A JP 20955388 A JP20955388 A JP 20955388A JP 2736898 B2 JP2736898 B2 JP 2736898B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、合成樹脂製パレットに関し、さらに詳しく
は、物品を運搬、移動、収納、保管する際に用いられる
フォークリフト用パレットで、積載荷重に対するたわみ
が小さく、自動倉庫などにおいてパレットの両端縁部の
みを支持するラックに長期間保管しても積載荷重に対し
て変形が少ない合成樹脂製パレットに関するものであ
る。
は、物品を運搬、移動、収納、保管する際に用いられる
フォークリフト用パレットで、積載荷重に対するたわみ
が小さく、自動倉庫などにおいてパレットの両端縁部の
みを支持するラックに長期間保管しても積載荷重に対し
て変形が少ない合成樹脂製パレットに関するものであ
る。
従来、フォークリフト用パレットとしては木製、金属
製、合成樹脂製のものが用いられている。フォークリフ
ト用パレットは周知の様に、通常、上・下部デッキボー
ドをそのデッキボードの両端縁部および中間部において
桁で接合したもので、隣り合う桁と桁との間の空間部に
フォークを差し込むような構造となっている。中でも合
成樹脂製パレットにおいては、成形加工上、肉厚には限
度があり、また、コスト低減のために合成樹脂としてポ
リエチレンやポリプロピレンのリサイクル材が使用され
ることがあり充分な強度が得られず、木製や金属製のパ
レットに比較してデッキボードの曲げ強度が劣ってい
た。そのため、デッキボードやデッキボード近傍に金属
製パイプや網などを埋め込んだりしたもの(例えば、実
開昭60−10729号公報)、デッキボードと金属製のパイ
プや網とを一体的にインサート成形したもの(例えば、
特公昭57−30736号公報、実開昭57−162130号公報、実
開昭58−125130号公報)、デッキボードと一体的に設け
られた補強リブの配置やその太さを変化させたもの(例
えば、実公昭58−9868号公報、実開昭59−175018号公
報)が提案されている。また、合成樹脂パレットの桁は
一般に中空構造をしているが、フォークを差し込む際に
フォークの先端部が中空状の桁に衝突して桁の壁を破壊
するのを防ぐために、中空状の桁の内部のデッキボード
端縁部付近にフォーク差し込み方向と平行方向に延び上
下のデッキボードに亘って連続する補強片を設けて補強
したもの(例えば、特公昭60−55374号公報)などが提
案されている。
製、合成樹脂製のものが用いられている。フォークリフ
ト用パレットは周知の様に、通常、上・下部デッキボー
ドをそのデッキボードの両端縁部および中間部において
桁で接合したもので、隣り合う桁と桁との間の空間部に
フォークを差し込むような構造となっている。中でも合
成樹脂製パレットにおいては、成形加工上、肉厚には限
度があり、また、コスト低減のために合成樹脂としてポ
リエチレンやポリプロピレンのリサイクル材が使用され
ることがあり充分な強度が得られず、木製や金属製のパ
レットに比較してデッキボードの曲げ強度が劣ってい
た。そのため、デッキボードやデッキボード近傍に金属
製パイプや網などを埋め込んだりしたもの(例えば、実
開昭60−10729号公報)、デッキボードと金属製のパイ
プや網とを一体的にインサート成形したもの(例えば、
特公昭57−30736号公報、実開昭57−162130号公報、実
開昭58−125130号公報)、デッキボードと一体的に設け
られた補強リブの配置やその太さを変化させたもの(例
えば、実公昭58−9868号公報、実開昭59−175018号公
報)が提案されている。また、合成樹脂パレットの桁は
一般に中空構造をしているが、フォークを差し込む際に
フォークの先端部が中空状の桁に衝突して桁の壁を破壊
するのを防ぐために、中空状の桁の内部のデッキボード
端縁部付近にフォーク差し込み方向と平行方向に延び上
下のデッキボードに亘って連続する補強片を設けて補強
したもの(例えば、特公昭60−55374号公報)などが提
案されている。
近年フォークリフト用パレットに物品を積載し保管す
る場合、コンピュータにより指令して物品を出入庫でき
る自動倉庫が多く利用されるに到ったが、自動倉庫内で
は固定された多段ラックにパレットの両側端部を支持す
るのみで物品を積載したパレットを保持されるため、合
成樹脂パレットにおいては、そのパレットの許容積載重
量範囲内で使用しても、たわみ、変形が大きく、積載パ
レットを自動倉庫から出庫する際に、ラック周辺部や移
動機構などに設けられた種々の検出、感知装置に検知さ
れたり接触したりして、誤動作や操作不良を招くことが
しばしばあり、また、たわみ、変形のために荷崩れを起
こしたりするためその改善が要望されているのが現状で
ある。
る場合、コンピュータにより指令して物品を出入庫でき
る自動倉庫が多く利用されるに到ったが、自動倉庫内で
は固定された多段ラックにパレットの両側端部を支持す
るのみで物品を積載したパレットを保持されるため、合
成樹脂パレットにおいては、そのパレットの許容積載重
量範囲内で使用しても、たわみ、変形が大きく、積載パ
レットを自動倉庫から出庫する際に、ラック周辺部や移
動機構などに設けられた種々の検出、感知装置に検知さ
れたり接触したりして、誤動作や操作不良を招くことが
しばしばあり、また、たわみ、変形のために荷崩れを起
こしたりするためその改善が要望されているのが現状で
ある。
現在、合成樹脂製パレットの強度を保つための補強方
法としては、上記したごとき手段が種々提案されている
が、補強手段として金属製パイプや網などをデッキボー
ドやその近傍に埋め込んだりしたものはパレットそのも
のの重量が増す上、そのパイプや網を固定するためにボ
ルトやビスを用いて結合したり、露出したパイプや網な
どを合成樹脂等で被覆したりする余分な工程が必要とな
り必然的にコスト高となる。また、金属製のパイプや網
をデッキボードと一体的にインサート成形する方法で
は、合成樹脂と金属との熱膨張係数が大きく異なるた
め、成形後ねじれが生じたり、気温や湿度等の使用環境
の変化や物品の積み下ろしによる応力が繰り返し加わる
ことにより合成樹脂部分にクラックが発生し強度が低下
したり、ひいては合成樹脂部分が欠落するという欠点が
ある。また、デッキボードと一体に設けられた補強リブ
の配置の変化による補強方法では、成形金型が複雑とな
り金型製作費用が高価となる上、成形品も複雑な形状と
なるため、成形加工が困難で細部への充填不良やウエル
ドが発生する等の問題点がある。
法としては、上記したごとき手段が種々提案されている
が、補強手段として金属製パイプや網などをデッキボー
ドやその近傍に埋め込んだりしたものはパレットそのも
のの重量が増す上、そのパイプや網を固定するためにボ
ルトやビスを用いて結合したり、露出したパイプや網な
どを合成樹脂等で被覆したりする余分な工程が必要とな
り必然的にコスト高となる。また、金属製のパイプや網
をデッキボードと一体的にインサート成形する方法で
は、合成樹脂と金属との熱膨張係数が大きく異なるた
め、成形後ねじれが生じたり、気温や湿度等の使用環境
の変化や物品の積み下ろしによる応力が繰り返し加わる
ことにより合成樹脂部分にクラックが発生し強度が低下
したり、ひいては合成樹脂部分が欠落するという欠点が
ある。また、デッキボードと一体に設けられた補強リブ
の配置の変化による補強方法では、成形金型が複雑とな
り金型製作費用が高価となる上、成形品も複雑な形状と
なるため、成形加工が困難で細部への充填不良やウエル
ドが発生する等の問題点がある。
さらに中空状の桁の内部のデッキボード端縁部付近に
補強片を設ける方法は、フォークの先端部が桁の壁板に
衝突し破壊するのを防ぐには効果があるが、合成樹脂製
パレットの物品の積載荷重によるたわみ、変形に対して
は何ら効果がない。
補強片を設ける方法は、フォークの先端部が桁の壁板に
衝突し破壊するのを防ぐには効果があるが、合成樹脂製
パレットの物品の積載荷重によるたわみ、変形に対して
は何ら効果がない。
本発明は、上記したような従来提案されている合成樹
脂製パレットにみられる欠点を排除し、金属製パイプや
網等を使用することなく、しかも構造が極めて簡単で、
通常の各種成形方法により容易に成形でき、その上構造
上極めて優れた強度を有し、特に自動倉庫への使用に適
した合成樹脂製パレットを提供することを目的とするも
のである。
脂製パレットにみられる欠点を排除し、金属製パイプや
網等を使用することなく、しかも構造が極めて簡単で、
通常の各種成形方法により容易に成形でき、その上構造
上極めて優れた強度を有し、特に自動倉庫への使用に適
した合成樹脂製パレットを提供することを目的とするも
のである。
本発明の前記した目的は、左端部に構成された周囲が
壁板からなる中空構造の柱状の桁、右端部に構成された
周囲が壁板からなる中空構造の柱状の桁、及び前記左端
部に構成された桁と右端部に構成された桁との間の中央
部に構成された周囲が壁板からなる中空構造の柱状の桁
を有し、更に前記中空構造の柱状の桁内には桁の壁板同
士を連結する桁の高さと同じ高さの補強板が左右・前後
方向に交差して設けられると共に、前記中空構造の柱状
の桁外には桁の壁板同士を連結する前記桁の高さより低
い高さの格子状のリブが設けられてなる合成樹脂製の上
部デッキボード半体と、 左端部に構成された周囲が壁板からなる中空構造の柱
状の桁、右端部に構成された周囲が壁板からなる中空構
造の柱状の桁、及び前記左端部に構成された桁と右端部
に構成された桁との間の中央部に構成された周囲が壁板
からなる中空構造の柱状の桁を有し、更に前記中空構造
の柱状の桁内には桁の壁板同士を連結する桁の高さと同
じ高さの補強板が左右・前後方向に交差して設けられる
と共に、前記中空構造の柱状の桁外には桁の壁板同士を
連結する前記桁の高さより低い高さの格子状のリブが設
けられてなる合成樹脂製の下部デッキボード半体とを具
備し、 前記上部デッキボード半体と下部デッキボード半体と
は各々の桁面同士が突き合わされて接合・一体化されて
なる合成樹脂製のパレットであって、 前記格子状のリブにおける桁の壁板同士を連結するリ
ブの厚さを桁の壁板同士を連結しないリブの厚さの1.5
〜6倍としたことを特徴とする合成樹脂製パレットによ
って解決される。
壁板からなる中空構造の柱状の桁、右端部に構成された
周囲が壁板からなる中空構造の柱状の桁、及び前記左端
部に構成された桁と右端部に構成された桁との間の中央
部に構成された周囲が壁板からなる中空構造の柱状の桁
を有し、更に前記中空構造の柱状の桁内には桁の壁板同
士を連結する桁の高さと同じ高さの補強板が左右・前後
方向に交差して設けられると共に、前記中空構造の柱状
の桁外には桁の壁板同士を連結する前記桁の高さより低
い高さの格子状のリブが設けられてなる合成樹脂製の上
部デッキボード半体と、 左端部に構成された周囲が壁板からなる中空構造の柱
状の桁、右端部に構成された周囲が壁板からなる中空構
造の柱状の桁、及び前記左端部に構成された桁と右端部
に構成された桁との間の中央部に構成された周囲が壁板
からなる中空構造の柱状の桁を有し、更に前記中空構造
の柱状の桁内には桁の壁板同士を連結する桁の高さと同
じ高さの補強板が左右・前後方向に交差して設けられる
と共に、前記中空構造の柱状の桁外には桁の壁板同士を
連結する前記桁の高さより低い高さの格子状のリブが設
けられてなる合成樹脂製の下部デッキボード半体とを具
備し、 前記上部デッキボード半体と下部デッキボード半体と
は各々の桁面同士が突き合わされて接合・一体化されて
なる合成樹脂製のパレットであって、 前記格子状のリブにおける桁の壁板同士を連結するリ
ブの厚さを桁の壁板同士を連結しないリブの厚さの1.5
〜6倍としたことを特徴とする合成樹脂製パレットによ
って解決される。
又、隅角部に構成された周囲が壁板からなる中空構造
の柱状の桁、及び前記隅角部に構成された桁と隅角部に
構成された桁との間に構成された周囲が壁板からなる中
空構造の柱状の桁を有し、更に前記中空構造の柱状の桁
内には桁の壁板同士を連結する桁の高さと同じ高さの補
強板が設けられると共に、前記中空構造の柱状の桁外に
は桁の壁板同士を連結する前記桁の高さより低い高さの
格子状のリブが設けられてなる合成樹脂製の上部デッキ
ボード半体と、 隅角部に構成された周囲が壁板からなる中空構造の柱
状の桁、及び前記隅角部に構成された桁と隅角部に構成
された桁との間に構成された周囲が壁板からなる中空構
造の柱状の桁を有し、更に前記中空構造の柱状の桁内に
は桁の壁板同士を連結する桁の高さと同じ高さの補強板
が設けられると共に、前記中空構造の柱状の桁外には桁
の壁板同士を連結する前記桁の高さより低い高さの格子
状のリブが設けられてなる合成樹脂製の下部デッキボー
ド半体とを具備し、 前記上部デッキボード半体と下部デッキボード半体と
は各々の桁面同士が突き合わされて接合・一体化されて
なる合成樹脂製の四方差しパレットであって、 前記格子状のリブにおける桁の壁板同士を連結するリ
ブの厚さを桁の壁板同士を連結しないリブの厚さの1.5
〜6倍としたことを特徴とする合成樹脂製パレットによ
って解決される。
の柱状の桁、及び前記隅角部に構成された桁と隅角部に
構成された桁との間に構成された周囲が壁板からなる中
空構造の柱状の桁を有し、更に前記中空構造の柱状の桁
内には桁の壁板同士を連結する桁の高さと同じ高さの補
強板が設けられると共に、前記中空構造の柱状の桁外に
は桁の壁板同士を連結する前記桁の高さより低い高さの
格子状のリブが設けられてなる合成樹脂製の上部デッキ
ボード半体と、 隅角部に構成された周囲が壁板からなる中空構造の柱
状の桁、及び前記隅角部に構成された桁と隅角部に構成
された桁との間に構成された周囲が壁板からなる中空構
造の柱状の桁を有し、更に前記中空構造の柱状の桁内に
は桁の壁板同士を連結する桁の高さと同じ高さの補強板
が設けられると共に、前記中空構造の柱状の桁外には桁
の壁板同士を連結する前記桁の高さより低い高さの格子
状のリブが設けられてなる合成樹脂製の下部デッキボー
ド半体とを具備し、 前記上部デッキボード半体と下部デッキボード半体と
は各々の桁面同士が突き合わされて接合・一体化されて
なる合成樹脂製の四方差しパレットであって、 前記格子状のリブにおける桁の壁板同士を連結するリ
ブの厚さを桁の壁板同士を連結しないリブの厚さの1.5
〜6倍としたことを特徴とする合成樹脂製パレットによ
って解決される。
本発明の合成樹脂製パレットの製造に用いられる合成
樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
ン−フロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン、アクリロ
ニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタ
ジエン−スチレン共重合体等のスチレン系樹脂、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ピニリデン、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体等の塩化ビニル系樹脂、ナイロン6、ナイロ
ン66、ナイロン6,10、ナイロン11、ナイロン12等のポリ
アミド系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、さらには
ポリカーボネート樹脂等の熱可塑性樹脂が挙げられ、そ
の他にフェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジア
リルフタレート樹脂等の樹脂も使用することができる。
これらのうち、ポリオレフイン系樹脂、特にポリエチレ
ンやポリプロピレンが好適に使用される。
樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
ン−フロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン、アクリロ
ニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタ
ジエン−スチレン共重合体等のスチレン系樹脂、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ピニリデン、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体等の塩化ビニル系樹脂、ナイロン6、ナイロ
ン66、ナイロン6,10、ナイロン11、ナイロン12等のポリ
アミド系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、さらには
ポリカーボネート樹脂等の熱可塑性樹脂が挙げられ、そ
の他にフェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジア
リルフタレート樹脂等の樹脂も使用することができる。
これらのうち、ポリオレフイン系樹脂、特にポリエチレ
ンやポリプロピレンが好適に使用される。
これらの合成樹脂には、必要に応じ、上記の合成樹脂
同志の混合物としても使用でき、また、合成樹脂に酸化
防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤、帯電防止剤、難燃
剤、架橋剤、染料、顔料、有機または無機充填材等の添
加物を添加混合して用いることもできる。
同志の混合物としても使用でき、また、合成樹脂に酸化
防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤、帯電防止剤、難燃
剤、架橋剤、染料、顔料、有機または無機充填材等の添
加物を添加混合して用いることもできる。
また、これらの合成樹脂は、そのまま、あるいは上記
の添加物を添加混合してパレットの成形に供してもよい
が、揮発性発泡剤、または化学発泡剤等通常使用される
発泡剤を含む混合物としてパレットの成形に供してもよ
い。この発泡剤を含む混合物を使用した場合は成形され
るパレットは低発泡倍率の発泡体となっており、表層が
無発泡層を形成しているので、パレットの軽量化および
強度の両面からみて最も好ましい。
の添加物を添加混合してパレットの成形に供してもよい
が、揮発性発泡剤、または化学発泡剤等通常使用される
発泡剤を含む混合物としてパレットの成形に供してもよ
い。この発泡剤を含む混合物を使用した場合は成形され
るパレットは低発泡倍率の発泡体となっており、表層が
無発泡層を形成しているので、パレットの軽量化および
強度の両面からみて最も好ましい。
本発明にかかる合成樹脂製パレットを成形する方法と
しては、射出成形、注型成形等の通常行われている成形
方法が適用できる。好ましくは、パレットの桁の中央部
からデッキボードと平行に二分した成形部材を成形する
金型を使用して成形部材を成形し、二分した桁の中央部
分で溶着する方法が採用される。この方法は、金型にフ
ォーク差し込み口を設けるための長いストロークのスラ
イドコアーを設ける必要がなく、金型コストと成形機の
大きさの点から有利である。
しては、射出成形、注型成形等の通常行われている成形
方法が適用できる。好ましくは、パレットの桁の中央部
からデッキボードと平行に二分した成形部材を成形する
金型を使用して成形部材を成形し、二分した桁の中央部
分で溶着する方法が採用される。この方法は、金型にフ
ォーク差し込み口を設けるための長いストロークのスラ
イドコアーを設ける必要がなく、金型コストと成形機の
大きさの点から有利である。
次に、本発明に係るパレットの一例を図面を参照して
説明する。
説明する。
第1図は、本発明のパレットの一例を示す斜視図であ
り、第2図は第1図のパレットの正面図、第3図は第2
図のA−A断面の上面図、第4図は第3図の斜視図で、
第5図は本発明のパレットの他の態様を示す横断面部分
拡大図であり、第6図は本発明のパレットの他の例を示
す斜視図、第7図は第6図の横断面分拡大図、第8図は
第6図のパレットの横断面斜視図をそれぞれ示す。
り、第2図は第1図のパレットの正面図、第3図は第2
図のA−A断面の上面図、第4図は第3図の斜視図で、
第5図は本発明のパレットの他の態様を示す横断面部分
拡大図であり、第6図は本発明のパレットの他の例を示
す斜視図、第7図は第6図の横断面分拡大図、第8図は
第6図のパレットの横断面斜視図をそれぞれ示す。
図中、IおよびIIは成形部材、1および2はデッキボ
ード、3,4および5は桁、3a,3b,4a,4b,5aおよび5bは桁
の壁板、6,7は桁内に設けられた補強板、8,9,9a,および
10は補強リブをそれぞれ示す。
ード、3,4および5は桁、3a,3b,4a,4b,5aおよび5bは桁
の壁板、6,7は桁内に設けられた補強板、8,9,9a,および
10は補強リブをそれぞれ示す。
第1図〜第4図に示す本発明に係る合成樹脂製パレッ
トにおいて、桁3,4および5が上・下部デッキボード1
および2の両端縁部および中間部の各々にそれぞれ一個
づつ配置されている。中空構造をなす桁3,4,5の内部に
は、上・下部デッキボード1,2に亘って連続する補強板
6および7が設けられ、フォーク差し込み方向と平行に
設けられた補強板6は、桁3,4,5の相対面する壁板3b−3
b,4b−4bおよび5b−5bを接続しそれぞれの桁3,4,5の幅
を等分、例えば二等分する構造となっている。同様にフ
ォーク差し込み方向と直交する方向に設けられた補強板
7は桁3,4,5の相対面する壁板3a,−3a、4a−4aおよび5a
−5aを接続し、それぞれの桁3,4,5の長さを等分、例え
ば三等分する構造となっている。そして、さらに物品が
積載される側の上部デッキボード1の裏面のフォーク当
接部には、桁3,4,5よりも高さの低い補強リブ8,9がデッ
キボード1と一体的に多数(補強板6,7の数密度より高
密度)配設されており、フォーク差し込み方向と直交す
る方向に設けられた補強リブ9は、隣合う桁3−4,およ
び4−5において略平行して相対面する壁板3a−4a,4a
−5aを連結し、該壁板3a−4aおよび4a−5aの間で厚さが
一定である。しかも該補強リブ(桁の壁板同士を連結す
るリブ)9の厚さは、フォーク差し込み方向と平行な補
強リブ(桁の壁板同士を連結しないリブ)8の厚さの1.
5倍以上となっている。また、フォーク差し込み方向と
直交差する方向に設けられた補強リブ9のうち、フォー
ク差し込み口に設けられた補強リブ9aの厚さはフォーク
差し込み方向と平行な補強リブ8の厚さの1.65倍となっ
ている。
トにおいて、桁3,4および5が上・下部デッキボード1
および2の両端縁部および中間部の各々にそれぞれ一個
づつ配置されている。中空構造をなす桁3,4,5の内部に
は、上・下部デッキボード1,2に亘って連続する補強板
6および7が設けられ、フォーク差し込み方向と平行に
設けられた補強板6は、桁3,4,5の相対面する壁板3b−3
b,4b−4bおよび5b−5bを接続しそれぞれの桁3,4,5の幅
を等分、例えば二等分する構造となっている。同様にフ
ォーク差し込み方向と直交する方向に設けられた補強板
7は桁3,4,5の相対面する壁板3a,−3a、4a−4aおよび5a
−5aを接続し、それぞれの桁3,4,5の長さを等分、例え
ば三等分する構造となっている。そして、さらに物品が
積載される側の上部デッキボード1の裏面のフォーク当
接部には、桁3,4,5よりも高さの低い補強リブ8,9がデッ
キボード1と一体的に多数(補強板6,7の数密度より高
密度)配設されており、フォーク差し込み方向と直交す
る方向に設けられた補強リブ9は、隣合う桁3−4,およ
び4−5において略平行して相対面する壁板3a−4a,4a
−5aを連結し、該壁板3a−4aおよび4a−5aの間で厚さが
一定である。しかも該補強リブ(桁の壁板同士を連結す
るリブ)9の厚さは、フォーク差し込み方向と平行な補
強リブ(桁の壁板同士を連結しないリブ)8の厚さの1.
5倍以上となっている。また、フォーク差し込み方向と
直交差する方向に設けられた補強リブ9のうち、フォー
ク差し込み口に設けられた補強リブ9aの厚さはフォーク
差し込み方向と平行な補強リブ8の厚さの1.65倍となっ
ている。
又、第5図に示した他の態様においては、中空構造を
なす桁3,4,5、壁板3a,3b,4a,4b,5a,5b、桁の内部に設け
られた補強板6,7および上部デッキボード1の裏面に配
設された補強リブ8,9,9aは上記の例と同様であるが、中
空構造をなす桁3,4,5内部の壁板と補強板とで区切られ
る部位を等分する様に、上部デッキボード1の裏面に複
数個の補強リブ10が一体的に成形配設されている。
なす桁3,4,5、壁板3a,3b,4a,4b,5a,5b、桁の内部に設け
られた補強板6,7および上部デッキボード1の裏面に配
設された補強リブ8,9,9aは上記の例と同様であるが、中
空構造をなす桁3,4,5内部の壁板と補強板とで区切られ
る部位を等分する様に、上部デッキボード1の裏面に複
数個の補強リブ10が一体的に成形配設されている。
本発明の合成樹脂製パレットを製造するには、例え
ば、第2図に示す高さ方向を桁3,4,5の中央で二分した
形状の成形部材IおよびIIを成形し、桁3,4,5および補
強板6,7の端面を相互に溶着することによって得ること
ができる。
ば、第2図に示す高さ方向を桁3,4,5の中央で二分した
形状の成形部材IおよびIIを成形し、桁3,4,5および補
強板6,7の端面を相互に溶着することによって得ること
ができる。
成形部材IおよびIIはそれぞれ相互に溶着する桁3,4,
5および補強板6,7の端面形状が同一であることが必要で
あり、また、成形部材IおよびIIを同一形状にすること
により一つの金型のみで成形された二つの部分の成形部
材を相互に溶着することができる。
5および補強板6,7の端面形状が同一であることが必要で
あり、また、成形部材IおよびIIを同一形状にすること
により一つの金型のみで成形された二つの部分の成形部
材を相互に溶着することができる。
図面に示した例のものは、ポリエチレンを使用し射出
成形機により同一形状の成形部材I、IIを低発泡成形
し、桁3,4,5および補強板6,7の端面で溶着して製品パレ
ットとされる。
成形機により同一形状の成形部材I、IIを低発泡成形
し、桁3,4,5および補強板6,7の端面で溶着して製品パレ
ットとされる。
上記は二方差しのパレットについて説明したが勿論本
発明のパレットは四方差しのパレットとすることもでき
る。第6図〜第8図に四方差しのパレットの例を示す。
四方差しのパレットの場合も中空構造をなす桁3、4、
5は壁板3a,3b,4a,4b,5a,5bと補強板6、7とで区切ら
れる部位を等分をなすような構造とし、また、物品の積
載面となるデッキボード1の裏面に一体的に補強リブ
8、9が配設される。この場合該補強リブ9は隣合う桁
3−4、3−4、3−4;4−5、4−5、4−5および
3−3、3−3;4−4、4−4;5−5、5−5における相
対面する壁板3a−4a、3a−4a、3a−4a;4a−5a、4a−5
a、4a−5aおよび3b−3b、3b−3b;4b−4b、4b−4b;5b−5
b、5b−5bをそれぞれ連結し、これらの壁板間で厚さが
一定である。しかも該補強リブ9の厚さは、前記桁3、
4、5における略平行な壁板3a,3b,4a,4b,5a,5bを連結
しない補強リブ8の厚さの2倍となっている。また、前
記補強リブ9の厚さのうち、フォーク差し込み口に設け
られた補強リブ9aの厚さも前記補強リブ8の厚さの2倍
以上とすることが好ましい。また桁の壁板と補強板とで
区切られた部位を等分するように上部デッキボードの裏
面に補強リブを配設することも好ましい態様である。
発明のパレットは四方差しのパレットとすることもでき
る。第6図〜第8図に四方差しのパレットの例を示す。
四方差しのパレットの場合も中空構造をなす桁3、4、
5は壁板3a,3b,4a,4b,5a,5bと補強板6、7とで区切ら
れる部位を等分をなすような構造とし、また、物品の積
載面となるデッキボード1の裏面に一体的に補強リブ
8、9が配設される。この場合該補強リブ9は隣合う桁
3−4、3−4、3−4;4−5、4−5、4−5および
3−3、3−3;4−4、4−4;5−5、5−5における相
対面する壁板3a−4a、3a−4a、3a−4a;4a−5a、4a−5
a、4a−5aおよび3b−3b、3b−3b;4b−4b、4b−4b;5b−5
b、5b−5bをそれぞれ連結し、これらの壁板間で厚さが
一定である。しかも該補強リブ9の厚さは、前記桁3、
4、5における略平行な壁板3a,3b,4a,4b,5a,5bを連結
しない補強リブ8の厚さの2倍となっている。また、前
記補強リブ9の厚さのうち、フォーク差し込み口に設け
られた補強リブ9aの厚さも前記補強リブ8の厚さの2倍
以上とすることが好ましい。また桁の壁板と補強板とで
区切られた部位を等分するように上部デッキボードの裏
面に補強リブを配設することも好ましい態様である。
さらに、本発明の合成樹脂製パレットにおいては、従
来の同種のパレットと同様に物品の積載面およびフォー
ク当接部に滑り止め用のゴム様物を適宜設けることがで
きる。このようなゴム様物を設ける方法としては、例え
ば、デッキボードの積載面に滑り止め用ゴム様物を取り
つけるための溝を設けこれに所望形状のゴム様物を嵌め
込む方法、あるいは積載面およびフォーク当接部の適当
な位置、通常は補強リブの交差部等、に貫通または未貫
通する孔を穿ち、これに所定のゴム様物を差し込む方法
等がある。
来の同種のパレットと同様に物品の積載面およびフォー
ク当接部に滑り止め用のゴム様物を適宜設けることがで
きる。このようなゴム様物を設ける方法としては、例え
ば、デッキボードの積載面に滑り止め用ゴム様物を取り
つけるための溝を設けこれに所望形状のゴム様物を嵌め
込む方法、あるいは積載面およびフォーク当接部の適当
な位置、通常は補強リブの交差部等、に貫通または未貫
通する孔を穿ち、これに所定のゴム様物を差し込む方法
等がある。
その他、物品の積載面に開口部を設けた構造とするこ
ともできる。このような開口部を設けることにより、パ
レットを洗った場合などの水の排水を良くすることがで
きる。
ともできる。このような開口部を設けることにより、パ
レットを洗った場合などの水の排水を良くすることがで
きる。
本発明にかかる合成樹脂製パレットおいて、第1〜第
4図に示すパレット、および第5図に示す構造のパレッ
トにつき、たわみ量を調べるための曲げ強度試験および
曲げクリープ試験を行った。その結果を市販品の二種類
の合成樹脂製パレットと比較して表に示した。
4図に示すパレット、および第5図に示す構造のパレッ
トにつき、たわみ量を調べるための曲げ強度試験および
曲げクリープ試験を行った。その結果を市販品の二種類
の合成樹脂製パレットと比較して表に示した。
なお、測定条件は下記によった。
曲げ強度試験 規 格:JIS Z 0602−1976 試験方法:平パレットの曲げ強度試験方法 試験荷重:1,500Kg 雰囲気温度: 23±2℃ パレット寸法: 900mm×1100mm 曲げクリープ試験 規 格:JIS Z 0606−1982 試験方法:プラスチック製平パレット参考試験 曲げクリープ試験 試験荷重:1,000Kg 雰囲気温度: 30±2℃ パレット寸法: 900mm×1100mm 〔作用および効果〕 本特許請求の範囲第1項に記載の発明は、合成樹脂製
パレットは、周囲が壁板からなる中空構造の柱状の桁の
内部に補強板を設けると共に、桁外には格子状のリブを
設けているので、合成樹脂製であるにもかかわらず、機
械的強度に富み、撓み量が小さく、曲げ強度に優れてい
る。
パレットは、周囲が壁板からなる中空構造の柱状の桁の
内部に補強板を設けると共に、桁外には格子状のリブを
設けているので、合成樹脂製であるにもかかわらず、機
械的強度に富み、撓み量が小さく、曲げ強度に優れてい
る。
特に、左端部に構成された周囲が壁板からなる中空構
造の柱状の桁と右端部に構成された周囲が壁板からなる
中空構造の柱状の桁との間の中央部に、周囲が壁板から
なる中空構造の柱状の桁を有することから、フォークを
差し込んでパレットを持ち上げても、パレットは撓み難
い。
造の柱状の桁と右端部に構成された周囲が壁板からなる
中空構造の柱状の桁との間の中央部に、周囲が壁板から
なる中空構造の柱状の桁を有することから、フォークを
差し込んでパレットを持ち上げても、パレットは撓み難
い。
かつ、中空構造の柱状の桁内には桁の壁板同士を連結
する桁の高さと同じ高さの補強板が左右・前後方向に交
差して設けられると共に、中空構造の柱状の桁外には桁
の壁板同士を連結する前記桁の高さより低い高さの格子
状のリブが設けられてなるので、パレットは機械的強度
に富み、剛性が高く、撓み・変形が起き難い。
する桁の高さと同じ高さの補強板が左右・前後方向に交
差して設けられると共に、中空構造の柱状の桁外には桁
の壁板同士を連結する前記桁の高さより低い高さの格子
状のリブが設けられてなるので、パレットは機械的強度
に富み、剛性が高く、撓み・変形が起き難い。
更に、格子状のリブにおける桁の壁板同士を連結する
リブの厚さを桁の壁板同士を連結しないリブの厚さの1.
5〜6倍としているので、デッキボードの幅方向の強度
が強化されると共に、桁と桁との間においても強度が均
一であり、撓み、変形が起き難く、荷崩れが起き難い。
そして、桁の壁板同士を連結しないリブの厚さを厚くし
なくても、撓み、変形は起き難く、荷崩れが起き難いも
のであることから、薄く出来、この結果軽量化も発揮さ
れる。
リブの厚さを桁の壁板同士を連結しないリブの厚さの1.
5〜6倍としているので、デッキボードの幅方向の強度
が強化されると共に、桁と桁との間においても強度が均
一であり、撓み、変形が起き難く、荷崩れが起き難い。
そして、桁の壁板同士を連結しないリブの厚さを厚くし
なくても、撓み、変形は起き難く、荷崩れが起き難いも
のであることから、薄く出来、この結果軽量化も発揮さ
れる。
又、特許請求の範囲第2項に記載の発明は、パレット
の四方からフォークを差し込むことが出来るから、フォ
ークリフトで搬送する場合の作業性に優れている。
の四方からフォークを差し込むことが出来るから、フォ
ークリフトで搬送する場合の作業性に優れている。
加えて、本発明に係るパレットは、金属製のパイプや
網を埋め込んだり、インサート成形などしないので、軽
量であるばかりでなく、パイプや網を固定したり、露出
部を被覆したりするための余分な工程も必要でなくコス
トも安い上に、金属と合成樹脂との熱膨張係数の相違に
原因する変形やねじれ、使用環境の変化、物品の荷役に
よる繰り返し荷重で生ずる合成樹脂部分のクラックや欠
落がない。さらに、本発明に係るパレットは自動倉庫な
どにおける保管方式のように、多段ラックに物品を積載
したパレットの両端縁部のみを支持するような状態で長
期間保管してもたわみ、変形のおそれが少ないものであ
る。その上本発明に係るパレットは構造が極めて簡単で
あり、成形金型も構造が簡単になるため金型製作費が安
価で容易に良好な製品を得ることができる。
網を埋め込んだり、インサート成形などしないので、軽
量であるばかりでなく、パイプや網を固定したり、露出
部を被覆したりするための余分な工程も必要でなくコス
トも安い上に、金属と合成樹脂との熱膨張係数の相違に
原因する変形やねじれ、使用環境の変化、物品の荷役に
よる繰り返し荷重で生ずる合成樹脂部分のクラックや欠
落がない。さらに、本発明に係るパレットは自動倉庫な
どにおける保管方式のように、多段ラックに物品を積載
したパレットの両端縁部のみを支持するような状態で長
期間保管してもたわみ、変形のおそれが少ないものであ
る。その上本発明に係るパレットは構造が極めて簡単で
あり、成形金型も構造が簡単になるため金型製作費が安
価で容易に良好な製品を得ることができる。
第1図は、本発明のパレットの一例を示す斜視図であ
り、第2図は第1図のパレットの正面図、第3図は第2
図のA−A断面の上面図、第4図は第3図の斜視図で、
第5図は本発明パレットの他の態様を示す横断面部分拡
大図であり、第6図は本発明のパレットの他の例を示す
斜視図、第7図、は第6図の横断面部分拡大図、第8図
は第6図のパレットの横断面斜視図をそれぞれ示す。 I、II……成形部材、 1、2……デッキボード、 3,4および5……桁、 3a,3b,4a,4b,5aおよび5b……桁の壁板 6,7……補強板、 8,9,9a,および10……補強リブ
り、第2図は第1図のパレットの正面図、第3図は第2
図のA−A断面の上面図、第4図は第3図の斜視図で、
第5図は本発明パレットの他の態様を示す横断面部分拡
大図であり、第6図は本発明のパレットの他の例を示す
斜視図、第7図、は第6図の横断面部分拡大図、第8図
は第6図のパレットの横断面斜視図をそれぞれ示す。 I、II……成形部材、 1、2……デッキボード、 3,4および5……桁、 3a,3b,4a,4b,5aおよび5b……桁の壁板 6,7……補強板、 8,9,9a,および10……補強リブ
Claims (3)
- 【請求項1】左端部に構成された周囲が壁板からなる中
空構造の柱状の桁、右端部に構成された周囲が壁板から
なる中空構造の柱状の桁、及び前記左端部に構成された
桁と右端部に構成された桁との間の中央部に構成された
周囲が壁板からなる中空構造の柱状の桁を有し、更に前
記中空構造の柱状の桁内には桁の壁板同士を連結する桁
の高さと同じ高さの補強板が左右・前後方向に交差して
設けられると共に、前記中空構造の柱状の桁外には桁の
壁板同士を連結する前記桁の高さより低い高さの格子状
のリブが設けられてなる合成樹脂製の上部デッキボード
半体と、 左端部に構成された周囲が壁板からなる中空構造の柱状
の桁、右端部に構成された周囲が壁板からなる中空構造
の柱状の桁、及び前記左端部に構成された桁と右端部に
構成された桁との間の中央部に構成された周囲が壁板か
らなる中空構造の柱状の桁を有し、更に前記中空構造の
柱状の桁内には桁の壁板同士を連結する桁の高さと同じ
高さの補強板が左右・前後方向に交差して設けられると
共に、前記中空構造の柱状の桁外には桁の壁板同士を連
結する前記桁の高さより低い高さの格子状のリブが設け
られてなる合成樹脂製の下部デッキボード半体とを具備
し、 前記上部デッキボード半体と下部デッキボード半体とは
各々の桁面同士が突き合わされて接合・一体化されてな
る合成樹脂製のパレットであって、 前記格子状のリブにおける桁の壁板同士を連結するリブ
の厚さを桁の壁板同士を連結しないリブの厚さの1.5〜
6倍としたことを特徴とする合成樹脂製パレット。 - 【請求項2】隅角部に構成された周囲が壁板からなる中
空構造の柱状の桁、及び前記隅角部に構成された桁と隅
角部に構成された桁との間に構成された周囲が壁板から
なる中空構造の柱状の桁を有し、更に前記中空構造の柱
状の桁内には桁の壁板同士を連結する桁の高さと同じ高
さの補強板が設けられると共に、前記中空構造の柱状の
桁外には桁の壁板同士を連結する前記桁の高さより低い
高さの格子状のリブが設けられてなる合成樹脂製の上部
デッキボード半体と、 隅角部に構成された周囲が壁板からなる中空構造の柱状
の桁、及び前記隅角部に構成された桁と隅角部に構成さ
れた桁との間に構成された周囲が壁板からなる中空構造
の柱状の桁を有し、更に前記中空構造の柱状の桁内には
桁の壁板同士を連結する桁の高さと同じ高さの補強板が
設けられると共に、前記中空構造の柱状の桁外には桁の
壁板同士を連結する前記桁の高さより低い高さの格子状
のリブが設けられてなる合成樹脂製の下部デッキボード
半体とを具備し、 前記上部デッキボード半体と下部デッキボード半体とは
各々の桁面同士が突き合わされて接合・一体化されてな
る合成樹脂製の四方差しパレットであって、 前記格子状のリブにおける桁の壁板同士を連結するリブ
の厚さを桁の壁板同士を連結しないリブの厚さの1.5〜
6倍としたことを特徴とする合成樹脂製パレット。 - 【請求項3】熱可塑性合成樹脂の低発泡体で構成された
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載
の合成樹脂製パレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63209553A JP2736898B2 (ja) | 1988-08-25 | 1988-08-25 | 合成樹脂製パレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63209553A JP2736898B2 (ja) | 1988-08-25 | 1988-08-25 | 合成樹脂製パレット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0272048A JPH0272048A (ja) | 1990-03-12 |
JP2736898B2 true JP2736898B2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=16574725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63209553A Expired - Lifetime JP2736898B2 (ja) | 1988-08-25 | 1988-08-25 | 合成樹脂製パレット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2736898B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2577134Y2 (ja) * | 1992-04-03 | 1998-07-23 | 出光石油化学株式会社 | 載物用パレット |
JP3325746B2 (ja) * | 1995-05-31 | 2002-09-17 | 出光石油化学株式会社 | 合成樹脂製パレット |
EP0798220B1 (en) * | 1996-03-29 | 2002-07-17 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Plastic pallet |
JP2011111173A (ja) * | 2009-11-25 | 2011-06-09 | Sanko Co Ltd | 樹脂製パレット |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5146772Y2 (ja) * | 1971-01-27 | 1976-11-11 |
-
1988
- 1988-08-25 JP JP63209553A patent/JP2736898B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0272048A (ja) | 1990-03-12 |
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