JP2729833B2 - 耐水性を有するインキ組成物 - Google Patents
耐水性を有するインキ組成物Info
- Publication number
- JP2729833B2 JP2729833B2 JP11517489A JP11517489A JP2729833B2 JP 2729833 B2 JP2729833 B2 JP 2729833B2 JP 11517489 A JP11517489 A JP 11517489A JP 11517489 A JP11517489 A JP 11517489A JP 2729833 B2 JP2729833 B2 JP 2729833B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amino group
- polyamine
- water
- primary amino
- polyamine compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
- C09D11/16—Writing inks
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
- C09D11/16—Writing inks
- C09D11/18—Writing inks specially adapted for ball-point writing instruments
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は高度な耐水性を有するとともに、経時安定性
と耐ドライアップ性にも優れた水性インキ組成物に関す
る。
と耐ドライアップ性にも優れた水性インキ組成物に関す
る。
[従来技術と本発明が解決しようとする課題] 従来から耐水性を維持する水性インキ組成物に関する
研究、開発は種々行われている。
研究、開発は種々行われている。
顔料を主要素にしたいわゆる顔料系水性インキが一般
によく知られているが、この顔料系水性インキは分散安
定性に難があり、顔料粒子が経時的に沈降するなどの問
題を有し、とくに筆記具に利用した場合インキ流通路を
詰まらせ、インキ流通性が阻害される傾向が大きい。ま
た水分の蒸発にともない顔料粒子が析出してインキ流通
路を詰まらせる。いわゆる筆端部でのドライアップ現象
が惹起される欠点がある。
によく知られているが、この顔料系水性インキは分散安
定性に難があり、顔料粒子が経時的に沈降するなどの問
題を有し、とくに筆記具に利用した場合インキ流通路を
詰まらせ、インキ流通性が阻害される傾向が大きい。ま
た水分の蒸発にともない顔料粒子が析出してインキ流通
路を詰まらせる。いわゆる筆端部でのドライアップ現象
が惹起される欠点がある。
従って、耐水性をもち、かつ、経時安定性と耐ドライ
アップ性を有する水性インキ組成物の開発が要望されて
いた。
アップ性を有する水性インキ組成物の開発が要望されて
いた。
[課題解決の手段] 本発明者らは、かかる課題を解決するために染料を主
要素とした、いわゆる染料系水性インキ組成物の研究を
行った。
要素とした、いわゆる染料系水性インキ組成物の研究を
行った。
本発明者らは、インキの絶対必要条件である耐水性、
維持安定性、耐ドライアップ性について検討した。
維持安定性、耐ドライアップ性について検討した。
インキの筆跡に耐水性を付与するためには、筆跡が紙
と強力に接着していることが必要であり、そのため、種
々の材料について検討を行った。
と強力に接着していることが必要であり、そのため、種
々の材料について検討を行った。
検討の結果、分子量が300以上のポリアミンとアニオ
ン性染料の組合わせが、筆跡の耐水性を大きく向上させ
るという知見をえた。
ン性染料の組合わせが、筆跡の耐水性を大きく向上させ
るという知見をえた。
これは、ポリアミンが紙と反応して不溶性化し、一
方、ポリアミンのカチオン性がアニオン性染料と反応し
て、紙と染料とのバインダーとして作用するからである
と考えられる しかも、低粘度の水溶液で接着性を発揮するという特
性があり、さらに、染料に耐水性を付与させるという効
果を奏する。
方、ポリアミンのカチオン性がアニオン性染料と反応し
て、紙と染料とのバインダーとして作用するからである
と考えられる しかも、低粘度の水溶液で接着性を発揮するという特
性があり、さらに、染料に耐水性を付与させるという効
果を奏する。
しかしながら、ポリアミンがアミノ基として1級アミ
ノ基を有するポリアミンであると、1級アミノ基とアニ
オン性染料の発色団との反応が強いため、染料の変色が
発生するとともに、染料とポリアミンの反応生成物の溶
解度が低下し、沈降が発生し、経時安定性が不良とな
る。
ノ基を有するポリアミンであると、1級アミノ基とアニ
オン性染料の発色団との反応が強いため、染料の変色が
発生するとともに、染料とポリアミンの反応生成物の溶
解度が低下し、沈降が発生し、経時安定性が不良とな
る。
しかし乍ら、前述のように耐水性を付与するために
は、ポリアミンの添加が絶対に必要である。
は、ポリアミンの添加が絶対に必要である。
本発明者らの研究によると、ポリアミンに含まれるア
ミノ基が1級を有さない2級や3級アミノ基であると、
耐水性付与効果はたしかにあるものの、効果が小さく十
分満足することはできない。
ミノ基が1級を有さない2級や3級アミノ基であると、
耐水性付与効果はたしかにあるものの、効果が小さく十
分満足することはできない。
従来、1級アミノ基を除去したポリアミンを添加した
ものについて研究が行われてきたが、このようなポリア
ミンでは、当然に、耐水性の点で完全性を維持できず、
1級アミノ基を含有しない組成で耐水性を完全なものに
近ずけようとすると、必然的にポリアミンの添加量を増
量しなければならず、この結果、粘度が高くなるという
弊害が発生する。粘度が高くなることは、インキの流通
性を阻害することから筆記具への利用が不向きになるこ
とは勿論のこと、紙などの被書体への浸透性が得られ
ず、被書体との反応が界面でしか行われないので、結果
的には筆跡の耐水性が阻害されることになる。
ものについて研究が行われてきたが、このようなポリア
ミンでは、当然に、耐水性の点で完全性を維持できず、
1級アミノ基を含有しない組成で耐水性を完全なものに
近ずけようとすると、必然的にポリアミンの添加量を増
量しなければならず、この結果、粘度が高くなるという
弊害が発生する。粘度が高くなることは、インキの流通
性を阻害することから筆記具への利用が不向きになるこ
とは勿論のこと、紙などの被書体への浸透性が得られ
ず、被書体との反応が界面でしか行われないので、結果
的には筆跡の耐水性が阻害されることになる。
そこで、本発明者らは、耐水性向上のためには1級ア
ミノ基を使用しなければ不可能という結論に達し、1級
アミノ基による弊害を解消すべく研究を行った。
ミノ基を使用しなければ不可能という結論に達し、1級
アミノ基による弊害を解消すべく研究を行った。
まず、1級アミノ基を有するポリアミンと、1級アミ
ノ基を持たないポリアミンについて、耐水性、耐ドライ
アップ性の機能と効果について研究した。
ノ基を持たないポリアミンについて、耐水性、耐ドライ
アップ性の機能と効果について研究した。
その結果、1級アミノ基のみを有する分子量300以上
のポリアミン化合物と、1級アミノ基を除去したポリア
ミン、すなわち、2級アミノ基および/又は3級アミノ
基のみを有する分子量300以上のポリアミン化合物との
混合物を用い、これにアニオン性染料と尿素のごとき安
定性付与剤を組合わせたとき、とくに、耐水性が格段に
向上し、かつ、耐ドライアップ性、維持安定性、インキ
流通性の優れた耐水性インキ組成物が得られることを見
出だした。
のポリアミン化合物と、1級アミノ基を除去したポリア
ミン、すなわち、2級アミノ基および/又は3級アミノ
基のみを有する分子量300以上のポリアミン化合物との
混合物を用い、これにアニオン性染料と尿素のごとき安
定性付与剤を組合わせたとき、とくに、耐水性が格段に
向上し、かつ、耐ドライアップ性、維持安定性、インキ
流通性の優れた耐水性インキ組成物が得られることを見
出だした。
また、1級アミノ基と、2級アミノ基および/又は3
級アミノ基を併有する分子量300以上のポリアミン化合
物と、1級アミノ基を除去したポリアミン、すなわち、
2級アミノ基および/又は3級アミノ基のみを有する分
子量300以上のポリアミン化合物との混合物を用い、こ
れにアニオン性染料と尿素のごとき安定性付与剤を組合
わせたとき、上記の場合と同様、とくに、耐水性が格段
に向上し、かつ、耐ドライアップ性、維持安定性、イン
キ流通性の優れた耐水性インキ組成物が得られることを
見出だした。
級アミノ基を併有する分子量300以上のポリアミン化合
物と、1級アミノ基を除去したポリアミン、すなわち、
2級アミノ基および/又は3級アミノ基のみを有する分
子量300以上のポリアミン化合物との混合物を用い、こ
れにアニオン性染料と尿素のごとき安定性付与剤を組合
わせたとき、上記の場合と同様、とくに、耐水性が格段
に向上し、かつ、耐ドライアップ性、維持安定性、イン
キ流通性の優れた耐水性インキ組成物が得られることを
見出だした。
すなわち本発明は、 「 A.(a)1級アミノ基を有する分子量300以上のポ
リアミン化合物に、(b)1級アミノ基を有さない2級
アミノ基および/又は3級アミノ基を有する分子量300
以上のポリアミン化合物から選んだ1種又は2種以上の
ポリアミン化合物を加えた、ポリアミン混合物と、 B.該ポリアミン混合物とアニオン型染料の反応物のイ
ンキ中における溶解を安定するための安定性付与剤と、 C.水と、 D.上記、ポリアミン混合物と安定性付与剤と水とから
なる水性ベヒクルに対して、10重量%以上の溶解度を有
するアニオン性染料とからなり、ポリアミン化合物の合
計量が0.5〜5重量%である、耐水性インキ組成物。
リアミン化合物に、(b)1級アミノ基を有さない2級
アミノ基および/又は3級アミノ基を有する分子量300
以上のポリアミン化合物から選んだ1種又は2種以上の
ポリアミン化合物を加えた、ポリアミン混合物と、 B.該ポリアミン混合物とアニオン型染料の反応物のイ
ンキ中における溶解を安定するための安定性付与剤と、 C.水と、 D.上記、ポリアミン混合物と安定性付与剤と水とから
なる水性ベヒクルに対して、10重量%以上の溶解度を有
するアニオン性染料とからなり、ポリアミン化合物の合
計量が0.5〜5重量%である、耐水性インキ組成物。
2.1級アミノ基を有する分子量300以上のポリアミン化
合物が、2級アミノ基と3級アミノ基を有しないポリア
ミン化合物である、第1項に記載された耐水性インキ組
成物 3.1級アミノ基を有する分子量300以上のポリアミン化
合物が、2級アミノ基および/又は3級アミノ基を有す
るポリアミン化合物である、第1項に記載された耐水性
インキ組成物。
合物が、2級アミノ基と3級アミノ基を有しないポリア
ミン化合物である、第1項に記載された耐水性インキ組
成物 3.1級アミノ基を有する分子量300以上のポリアミン化
合物が、2級アミノ基および/又は3級アミノ基を有す
るポリアミン化合物である、第1項に記載された耐水性
インキ組成物。
4.1級アミノ基を有する分子量300以上のポリアミン化
合物が1分子当り、含有する全アミノ基数に対する割合
が21%以上が1級アミノ基であるポリアミン化合物であ
り、このポリアミン化合物が全ポリアミン化合物中に2
〜50重量%である、第1項乃至第3項のいずれか一項に
記載された耐水性インキ組成物。
合物が1分子当り、含有する全アミノ基数に対する割合
が21%以上が1級アミノ基であるポリアミン化合物であ
り、このポリアミン化合物が全ポリアミン化合物中に2
〜50重量%である、第1項乃至第3項のいずれか一項に
記載された耐水性インキ組成物。
5.1級アミノ基を有する分子量300以上のポリアミン化
合物が1分子当り、含有する全アミノ基数に対する割合
が21%未満が1級アミノ基であるポリアミン化合物であ
り、このポリアミン化合物が全ポリアミン化合物中に10
〜90%重量である、第1項または第3項に記載された耐
水性インキ組成物。
合物が1分子当り、含有する全アミノ基数に対する割合
が21%未満が1級アミノ基であるポリアミン化合物であ
り、このポリアミン化合物が全ポリアミン化合物中に10
〜90%重量である、第1項または第3項に記載された耐
水性インキ組成物。
6.安定性付与剤が、尿素、チオ尿素、エチレン尿素、
ヒドロキシエチル尿素、ヒドロキシプロピル尿素、エチ
レンチオ尿素、ジエチルチオ尿素、2−ピロリドン、ポ
リビニルピロリドン、ソルビット、ジメチルスルホンか
ら選んだ1または2以上の化合物である、第1項乃至第
5項のいずれか1項に記載された耐水性インキ組成物。
ヒドロキシエチル尿素、ヒドロキシプロピル尿素、エチ
レンチオ尿素、ジエチルチオ尿素、2−ピロリドン、ポ
リビニルピロリドン、ソルビット、ジメチルスルホンか
ら選んだ1または2以上の化合物である、第1項乃至第
5項のいずれか1項に記載された耐水性インキ組成物。
7.エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、グリセリントリエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、チオジグリコール、ポリ
グリセリンポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチ
ルセロソルブ、メチルカービトール、エチルカービトー
ル、ブチルカービトールから選んだ1又は2以上の湿潤
剤を加えた、第1項乃至第6項のいずれか1項に記載さ
れた耐水性インキ組成物。」である。
ピレングリコール、グリセリントリエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、チオジグリコール、ポリ
グリセリンポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチ
ルセロソルブ、メチルカービトール、エチルカービトー
ル、ブチルカービトールから選んだ1又は2以上の湿潤
剤を加えた、第1項乃至第6項のいずれか1項に記載さ
れた耐水性インキ組成物。」である。
本発明において使用する、上記(a)の1級アミノ基
を有する分子量300以上のポリアミン化合物としては、
1級アミノ基のみを含有するポリアミン化合物が代表的
なポリアミンである。しかし乍ら、1級アミノ基以外に
2級アミノ基および/又は3級アミノ基を併せて含有し
ているポリアミンも使用できる。
を有する分子量300以上のポリアミン化合物としては、
1級アミノ基のみを含有するポリアミン化合物が代表的
なポリアミンである。しかし乍ら、1級アミノ基以外に
2級アミノ基および/又は3級アミノ基を併せて含有し
ているポリアミンも使用できる。
インキ組成物中に有効量の1級アミノ基を含有させる
ため、(a)の1級アミノ基を有する分子量300以上の
ポリアミン化合物が、1分子当り含有する全アミノ基の
うち、1級アミノ基を21%以上含有する場合は、このポ
リアミン化合物を全ポリアミン化合物に対して、2〜50
重量%使用しなければならない。
ため、(a)の1級アミノ基を有する分子量300以上の
ポリアミン化合物が、1分子当り含有する全アミノ基の
うち、1級アミノ基を21%以上含有する場合は、このポ
リアミン化合物を全ポリアミン化合物に対して、2〜50
重量%使用しなければならない。
2重量%未満では、1級アミノ基の総量が過少のため
耐水性がえられず、50重量%を超えると1級アミノ基の
反応性が強調されるため染料が変色したり、染料とポリ
アミンの反応生成物の溶解度が低下し、沈降が発生し、
維持安定性が不良となる。
耐水性がえられず、50重量%を超えると1級アミノ基の
反応性が強調されるため染料が変色したり、染料とポリ
アミンの反応生成物の溶解度が低下し、沈降が発生し、
維持安定性が不良となる。
また、(a)の1級アミノ基を有する分子量300以上
のポリアミン化合物が、1分子当り含有する全アミノ基
のうち、1級アミノ基を21%未満しか含有しない場合
は、前記の1級アミノ基を21%以上含有するポリアミン
化合物の場合と異なり、全ポリアミン化合物に対して、
10〜90重量%使用しなければならない。
のポリアミン化合物が、1分子当り含有する全アミノ基
のうち、1級アミノ基を21%未満しか含有しない場合
は、前記の1級アミノ基を21%以上含有するポリアミン
化合物の場合と異なり、全ポリアミン化合物に対して、
10〜90重量%使用しなければならない。
10重量%未満では、1級アミノ基の総量が過少のため
耐水性がえられず、90重量%を超えると、やはり1級ア
ミノ基の総量が過大となり、2級アミノ基および/又は
3級アミノ基の、1級アミノ基に対する反応制御機能か
利かなくなり、染料が変色したり、染料とポリアミンの
反応生成物の溶解度が低下し、沈降が発生し、維持安定
性が不良となる。
耐水性がえられず、90重量%を超えると、やはり1級ア
ミノ基の総量が過大となり、2級アミノ基および/又は
3級アミノ基の、1級アミノ基に対する反応制御機能か
利かなくなり、染料が変色したり、染料とポリアミンの
反応生成物の溶解度が低下し、沈降が発生し、維持安定
性が不良となる。
本発明において使用するポリアミンの例は次のごとく
である。
である。
(1)1級アミノ基を含むポリアミンの例 ポリエチレンイミン及び誘導体(1級、2級、3級アミ
ノ基) ポリビニルアミン及び誘導体 ポリアリルアミン及び誘導体 (2)1級アミノ基を有さない2級アミノ基および3級
アミノ基を含むポリアミンの例 ポリエチレンイミン誘導体 ポリビニルアミン誘導体 ポリアリルアミン誘導体 〜について、 Rは H又は CH2CH2OH 〃 CH2CH2CH2OH 〃 CH3 など R′は CH2CH2OH 〃 CH2CH2CH2OH 〃 CH3 など xは 1〜1000、 yは 1〜1700である。
ノ基) ポリビニルアミン及び誘導体 ポリアリルアミン及び誘導体 (2)1級アミノ基を有さない2級アミノ基および3級
アミノ基を含むポリアミンの例 ポリエチレンイミン誘導体 ポリビニルアミン誘導体 ポリアリルアミン誘導体 〜について、 Rは H又は CH2CH2OH 〃 CH2CH2CH2OH 〃 CH3 など R′は CH2CH2OH 〃 CH2CH2CH2OH 〃 CH3 など xは 1〜1000、 yは 1〜1700である。
nは 分子量が300以上となる値である。
なお、本発明におけるポリアミンは、ポリエチレンイ
ミンの誘導体を利用したもの以外に他のポリアミン、例
えばアリルアミンなども同様に使用できる。
ミンの誘導体を利用したもの以外に他のポリアミン、例
えばアリルアミンなども同様に使用できる。
本発明で用いる該ポリアミン混合物とアニオン型染料
の反応物のインキ中における溶解を安定するための安定
性付与剤としては、尿素、チオ尿素、エチレン尿素、ヒ
ドロキシエチル尿素、ヒドロキシプロピル尿素、エチレ
ンチオ尿素、ジエチルチオ尿素、2−ピロリドン、ポリ
ビニルピロリドン、ソルビット、ジメチルスルホンから
選んだ1又は2以上の化合物が適当である。
の反応物のインキ中における溶解を安定するための安定
性付与剤としては、尿素、チオ尿素、エチレン尿素、ヒ
ドロキシエチル尿素、ヒドロキシプロピル尿素、エチレ
ンチオ尿素、ジエチルチオ尿素、2−ピロリドン、ポリ
ビニルピロリドン、ソルビット、ジメチルスルホンから
選んだ1又は2以上の化合物が適当である。
このような溶解を安定する安定性付与剤は、ポリアミ
ンと結合したアニオン性染料が、さらに会合して沈澱し
てしまうのを阻止する。つまり、該ポリアミンとアニオ
ン性染料との反応物をインキ中において安定に溶解させ
ているのではないかと考えている。
ンと結合したアニオン性染料が、さらに会合して沈澱し
てしまうのを阻止する。つまり、該ポリアミンとアニオ
ン性染料との反応物をインキ中において安定に溶解させ
ているのではないかと考えている。
しかも、このような安定性付与剤は、優れた保湿性が
あるため、インキの耐ドライアップ性の向上にも大きく
寄与するものである。
あるため、インキの耐ドライアップ性の向上にも大きく
寄与するものである。
安定性付与剤の配合量は、ポリアミンと水の混合物に
対して5〜30重量%、とくに15重量%程度が好ましい。
対して5〜30重量%、とくに15重量%程度が好ましい。
また、本発明で使用するアニオン性染料としては、こ
の特定のポリアミン化合物と水と安定性付与剤を含有す
る水性ベヒクルに対して10重量%以上の溶解度を持つも
のでなければならない。
の特定のポリアミン化合物と水と安定性付与剤を含有す
る水性ベヒクルに対して10重量%以上の溶解度を持つも
のでなければならない。
10重量%未満の溶解度のアニオン性染料を用いると、
溶解度が小さすぎるために、種々の手段を講じても経時
安定性が良好とならない。
溶解度が小さすぎるために、種々の手段を講じても経時
安定性が良好とならない。
本発明で使用するアニオン性染料は主に直接染料また
は酸性染料から選ばれ、親水基として、−SO3Na、−COO
Naのようなアニオン性基を持った染料である。
は酸性染料から選ばれ、親水基として、−SO3Na、−COO
Naのようなアニオン性基を持った染料である。
たとえば、直接染料ではダイレクトブラック19、15
4、ダイレクトブルー87などであり、酸性染料ではアシ
ッドーブルー1、9、90、93、アシッドレッド18、27、
87、92、94、アシッドイエロー23、79、アシッドオレン
ジ10などである。
4、ダイレクトブルー87などであり、酸性染料ではアシ
ッドーブルー1、9、90、93、アシッドレッド18、27、
87、92、94、アシッドイエロー23、79、アシッドオレン
ジ10などである。
また、この耐水性インキ組成物に、エチレングリコー
ルのごとき湿潤剤を配合すると、沈澱の防止に一層の効
果がある。
ルのごとき湿潤剤を配合すると、沈澱の防止に一層の効
果がある。
本発明で使用する湿潤剤としては、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、グ
リセリン、トリエチレングリコール、ジプロピレングリ
コール、チオジグリコール、ポリグリセリン、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、メチルセ
ロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、メチ
ルカービトール、エチルカービトール、ブチルカービト
ールから選んだ1又は2以上の化合物が適当であるその
配合量は水性ベヒクルに対して、10〜30重量%が好まし
い。
ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、グ
リセリン、トリエチレングリコール、ジプロピレングリ
コール、チオジグリコール、ポリグリセリン、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、メチルセ
ロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、メチ
ルカービトール、エチルカービトール、ブチルカービト
ールから選んだ1又は2以上の化合物が適当であるその
配合量は水性ベヒクルに対して、10〜30重量%が好まし
い。
[実施例] 以下実施例にもとづいて本発明を具体的に説明する。
実施例1. ダイレクトブラック154 (ベヒクルに対する溶解度20%以上) 4.5重量% ポリアミンA1 (1級アミノ基33%含有) 0.1重量% ポリアミンC1 (1級アミノ基含有せず) 0.4重量% エチレングリコール 20.0重量% 尿素 10.0重量% pH調整剤 0.3重量% 界面活性剤 0.5重量% 防菌剤 1.0重量% イオン交換水 63.5重量% を均一に混合して耐水性インキ組成物をえた。
実施例2〜25 ポリアミンの種類と配合量、および湿潤剤の使用の有
無、染料の溶解度を変えた以外は実施例1と同様にして
耐水性インキ組成物をえた。
無、染料の溶解度を変えた以外は実施例1と同様にして
耐水性インキ組成物をえた。
実施例1〜25をまとめて表1に示す。
比較例1〜11. ポリアミンの使用が本発明の範囲外の場合、安定性付
与剤を使用しない場合、水性ベヒクルに対するアニオン
性染料の溶解度が10重量%以下である場合の比較例を表
2にまとめて示す。
与剤を使用しない場合、水性ベヒクルに対するアニオン
性染料の溶解度が10重量%以下である場合の比較例を表
2にまとめて示す。
(耐水性、維持安定性、耐ドランアップ性の評価基準) 耐水性:筆記直後に筆跡を水に浸漬したとき、インキの
にじみ出しおよび、筆記紙などの被書体の汚れの有無。
にじみ出しおよび、筆記紙などの被書体の汚れの有無。
◎…無し、○…やや有り、×…有り。
維持安定性:50℃、2ケ月間ガラス容器中で放置後に沈
澱、増粘などの異常の有無。
澱、増粘などの異常の有無。
◎…無し、○…やや有り、×…有り。
耐ドライアップ性:40℃、60%RHの条件下において、キ
ャップオフで放置後の筆跡に異常が発生するまでの日
数。
ャップオフで放置後の筆跡に異常が発生するまでの日
数。
A…2ケ月以上、B…1ケ月以上2ケ月未満、C…7日
以上1ケ月未満 D…7日未満。
以上1ケ月未満 D…7日未満。
表1および表2中のポリアミンA1〜A3は、分子量300
以上で含有する全アミノ基のうち21%以上が1級アミノ
基である部分2.3級化ポリエチレンイミンであり、ポリ
アミンB1〜B3は、分子量300以上で含有する全アミノ基
のうち21%未満が1級アミノ基である部分2.3級化ポリ
エチレンイミンであり、ポリアミンC1〜C3は、1級アミ
ノ基を含有せず、2級アミノ基および/又は3級アミノ
基のみ 有する分子量300以上の完全2.3級化ポリエチレ
ンイミンであり、それらの化合物の1級アミノ基含有
率、分子量は表Aの通りである。
以上で含有する全アミノ基のうち21%以上が1級アミノ
基である部分2.3級化ポリエチレンイミンであり、ポリ
アミンB1〜B3は、分子量300以上で含有する全アミノ基
のうち21%未満が1級アミノ基である部分2.3級化ポリ
エチレンイミンであり、ポリアミンC1〜C3は、1級アミ
ノ基を含有せず、2級アミノ基および/又は3級アミノ
基のみ 有する分子量300以上の完全2.3級化ポリエチレ
ンイミンであり、それらの化合物の1級アミノ基含有
率、分子量は表Aの通りである。
また、pH調節剤は実施例1〜17、22〜25、比較例1〜
5、11〜14ではトリエタノールアミンを使用し、実施例
18〜21、比較例6〜10では苛性ソーダを使用した。
5、11〜14ではトリエタノールアミンを使用し、実施例
18〜21、比較例6〜10では苛性ソーダを使用した。
界面活性剤としては、実施例、比較例ともアニオン性
界面活性剤を使用した。
界面活性剤を使用した。
[効果] 本発明は前述の比較試験からも明らかなように、その
特定の構成によって、従来解決できなかった耐水性と維
持安定性と耐ドライアップ性の課題を解決した優れたイ
ンキ組成物を提供するものである。本発明の耐水性イン
キ組成物は、とくに水性ボールペン、サインペンに好適
で優れた作用効果を奏する。
特定の構成によって、従来解決できなかった耐水性と維
持安定性と耐ドライアップ性の課題を解決した優れたイ
ンキ組成物を提供するものである。本発明の耐水性イン
キ組成物は、とくに水性ボールペン、サインペンに好適
で優れた作用効果を奏する。
Claims (7)
- 【請求項1】A.(a)1級アミノ基を有する分子量300
以上のポリアミン化合物に、(b)1級アミノ基を有さ
ない2級アミノ基および/又は3級アミノ基を有する分
子量300以上のポリアミン化合物から選んだ1種又は2
種以上のポリアミン化合物を加えた、ポリアミン混合物
と、 B.該ポリアミン混合物とアニオン型染料の反応物のイン
キ中における溶解を安定するための安定性付与剤と、 C.水と、 D.上記、ポリアミン混合物と安定性付与剤と水とからな
る水性ベヒクルに対して、10重量%以上の溶解度を有す
るアニオン性染料とからなり、 ボリアミン化合物の合計量が0.5〜5重量%である、耐
水性インキ組成物。 - 【請求項2】1級アミノ基を有する分子量300以上のポ
リアミン化合物が、2級アミノ基と3級アミノ基を有し
ないポリアミン化合物である、特許請求の範囲第1項に
記載された耐水性インキ組成物。 - 【請求項3】1級アミノ基を有する分子量300以上のポ
リアミン化合物が、2級アミノ基および/又は3級アミ
ノ基を有するポリアミン化合物である、特許請求の範囲
第1項に記載された耐水性インキ組成物。 - 【請求項4】1級アミノ基を有する分子量300以上のポ
リアミン化合物が1分子当り、含有する全アミノ基数に
対する割合が21%以上が1級アミノ基であるポリアミン
化合物であり、このポリアミン化合物が全ポリアミン化
合物の2〜50重量%である、特許請求の範囲第1項乃至
第3項のいずれか一項に記載された耐水性インキ組成
物。 - 【請求項5】1級アミノ基を有する分子量300以上のポ
リアミン化合物が1分子当り、含有する全アミノ基数に
対する割合が21%未満が1級アミノ基であるポリアミン
化合物であり、このポリアミン化合物が全ポリアミン化
合物の10〜90重量%である、特許請求の範囲第1項また
は第3項に記載された耐水性インキ組成物。 - 【請求項6】安定性付与剤が、尿素、チオ尿素、エチレ
ン尿素、ヒドロキシエチル尿素、ヒドロキシプロピル尿
素、エチレンチオ尿素、ジエチルチオ尿素、2−ピロリ
ドン、ポリビニルピロリドン、ソルビット、ジメチルス
ルホンから選んだ1または2以上の化合物である、特許
請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか1項に記載され
た耐水性インキ組成物。 - 【請求項7】エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、グリセリン、トリエチレン
グリコール、ジプロピレングリコール、チオジグリコー
ル、ポリグリセリンポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、メチルセロソルブ、エチルセロソル
ブ、ブチルセロソルブ、メチルカービトール、エチルカ
ービトール、ブチルカービトールから選んだ1又は2以
上の湿潤剤を加えた、特許請求の範囲第1項乃至第6項
のいずれか1項に記載された耐水性インキ組成物。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11517489A JP2729833B2 (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | 耐水性を有するインキ組成物 |
KR1019900004670A KR0149169B1 (ko) | 1989-05-10 | 1990-04-04 | 내수성을 가지는 잉크 조성물 |
AT90304910T ATE117351T1 (de) | 1989-05-10 | 1990-05-04 | Wasserbeständige tintenzusammensetzung. |
DE69016090T DE69016090D1 (de) | 1989-05-10 | 1990-05-04 | Wasserbeständige Tintenzusammensetzung. |
EP19900304910 EP0397431B1 (en) | 1989-05-10 | 1990-05-04 | Water-resistant ink composition |
US07/520,189 US5019164A (en) | 1989-05-10 | 1990-05-09 | Water-resistant ink composition |
US07/541,763 US5017224A (en) | 1989-05-10 | 1990-06-21 | Water-resistant ink composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11517489A JP2729833B2 (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | 耐水性を有するインキ組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02296878A JPH02296878A (ja) | 1990-12-07 |
JP2729833B2 true JP2729833B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=14656179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11517489A Expired - Fee Related JP2729833B2 (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | 耐水性を有するインキ組成物 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5019164A (ja) |
EP (1) | EP0397431B1 (ja) |
JP (1) | JP2729833B2 (ja) |
KR (1) | KR0149169B1 (ja) |
AT (1) | ATE117351T1 (ja) |
DE (1) | DE69016090D1 (ja) |
Families Citing this family (49)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5131776A (en) * | 1990-07-13 | 1992-07-21 | Binney & Smith Inc. | Aqueous permanent coloring composition for a marker |
US5364462A (en) * | 1991-08-14 | 1994-11-15 | Graphic Utilities, Incorporated | Waterfast inks |
JP3147948B2 (ja) * | 1991-09-26 | 2001-03-19 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録に用いるインク、インクジェット記録方法、記録ユニット、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置 |
US5173112A (en) * | 1992-04-03 | 1992-12-22 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Nitrogen-containing organic cosolvents for aqueous ink jet inks |
JP3412857B2 (ja) * | 1992-05-13 | 2003-06-03 | キヤノン株式会社 | インク、画像形成方法、インクジェット記録方法、インクジェット記録ユニット、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置 |
JP3406923B2 (ja) * | 1992-09-01 | 2003-05-19 | キヤノン株式会社 | インクジェット用インク |
US5302193A (en) * | 1992-12-21 | 1994-04-12 | R. R. Donnelley & Sons Co. | Waterbased gravure ink and method of printing |
US5250109A (en) * | 1992-12-22 | 1993-10-05 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Derivatives of polyoxyalkyleneamines as cosolvents for aqueous ink jet inks |
US5451251A (en) * | 1993-02-26 | 1995-09-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink, and ink-jet recording method and instrument using the same |
US5478383A (en) * | 1993-10-14 | 1995-12-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink, and ink-jet recording method and instrument using the same |
US5482545A (en) * | 1993-12-28 | 1996-01-09 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink, and ink-jet recording method and instrument using the same |
US5425805A (en) * | 1994-03-02 | 1995-06-20 | Scitex Digital Printing, Inc. | Waterfast dyes for ink jet recording fluids |
JPH0881611A (ja) * | 1994-07-11 | 1996-03-26 | Canon Inc | 液体組成物、インクセット及びこれを用いた画像形成方法と装置 |
US5498283A (en) * | 1994-08-23 | 1996-03-12 | Scitex Digital Printing, Inc. | Waterfast security inks |
EP0699723A3 (en) * | 1994-08-31 | 1997-07-02 | Canon Kk | Ink for inkjet printing |
EP0719845B1 (en) * | 1994-12-27 | 1999-09-22 | Seiko Epson Corporation | Water-base ink composition and process for producing the same |
US5730789A (en) * | 1996-07-29 | 1998-03-24 | Scitex Digital Printing, Inc. | Waterfast infrared scannable inks for ink jet printing |
US6031019A (en) * | 1997-02-07 | 2000-02-29 | Kao Corporation | Aqueous ink for ink-jet printing |
US6720367B2 (en) * | 1997-03-25 | 2004-04-13 | Seiko Epson Corporation | Ink composition comprising cationic, water-soluble resin |
JP3550687B2 (ja) * | 1997-03-25 | 2004-08-04 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録用インク |
WO1998046685A1 (fr) * | 1997-04-16 | 1998-10-22 | Seiko Epson Corporation | Composition d'encre a base aqueuse pour ecriture a jet d'encre |
US6187799B1 (en) * | 1997-05-23 | 2001-02-13 | Onyx Pharmaceuticals | Inhibition of raf kinase activity using aryl ureas |
US6780505B1 (en) * | 1997-09-02 | 2004-08-24 | Ut-Battelle, Llc | Pitch-based carbon foam heat sink with phase change material |
US6037032A (en) | 1997-09-02 | 2000-03-14 | Lockheed Martin Energy Research Corp. | Pitch-based carbon foam heat sink with phase change material |
US6673328B1 (en) * | 2000-03-06 | 2004-01-06 | Ut-Battelle, Llc | Pitch-based carbon foam and composites and uses thereof |
US6033506A (en) | 1997-09-02 | 2000-03-07 | Lockheed Martin Engery Research Corporation | Process for making carbon foam |
US7265164B2 (en) | 1998-02-23 | 2007-09-04 | Seiko Epson Corporation | Ink composition containing cationic water-soluble polymer |
US6258873B1 (en) * | 1998-03-24 | 2001-07-10 | Xerox Corporation | Ink compositions substantially free of organic liquids |
US6054505A (en) * | 1998-03-24 | 2000-04-25 | Xerox Corporation | Ink compositions with improved shelf stability |
US6001899A (en) * | 1998-03-24 | 1999-12-14 | Xerox Corporation | Ink compositions with improved waterfastness and smear resistance |
US5925177A (en) * | 1998-05-01 | 1999-07-20 | Xerox Corporation | Yellow ink for ink jet printing |
US6274645B1 (en) | 1998-06-29 | 2001-08-14 | Xerox Corporation | Washing composition for indelible marks |
US6790879B2 (en) * | 1998-09-30 | 2004-09-14 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Jet printing ink and ink-jet recording method |
US6809128B2 (en) | 1998-11-27 | 2004-10-26 | Seiko Epson Corporation | Ink composition comprising cationic water-soluble resin, and ink set |
EP1152017A4 (en) | 1999-05-25 | 2004-12-15 | Seiko Epson Corp | WATERPROOFING AGENT, INK COMPOSITION, REACTIVE FLUID, AND INK JET PRINTING METHOD USING TWO FLUIDS |
US6264731B1 (en) | 1999-11-29 | 2001-07-24 | Xerox Corporation | Ink compositions containing 1,3,5-trioxane or tetraethylene glycol dimethyl ether |
US6248162B1 (en) | 1999-11-29 | 2001-06-19 | Xerox Corporation | Ink compositions containing malonaldehyde bis(dimethaylacetal) |
DE60026070T2 (de) | 1999-12-07 | 2006-11-02 | Canadian Bank Note Co. Ltd., Ottawa | Tiefdruckfarben mit verbesserter dispergierbarkeit und chemischer beständikeit |
US7147214B2 (en) * | 2000-01-24 | 2006-12-12 | Ut-Battelle, Llc | Humidifier for fuel cell using high conductivity carbon foam |
EP1164175B1 (en) * | 2000-06-15 | 2006-06-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink-jet ink, ink cartridge and ink-jet recording process using the same |
US7205412B2 (en) * | 2002-07-03 | 2007-04-17 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Antibiotic additive and ink composition comprising the same |
US7674328B2 (en) | 2003-03-25 | 2010-03-09 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Dye-based ink |
US7368007B2 (en) | 2003-05-29 | 2008-05-06 | Ricoh Company, Ltd. | Ink-jet recording ink, image forming method, ink-jet recording apparatus and imaged article |
JP4869577B2 (ja) * | 2004-09-30 | 2012-02-08 | アクゾノーベル株式会社 | 毛髪化粧料 |
EP1877447B1 (en) | 2005-05-05 | 2016-12-21 | Sensient Flavors Inc. | Production of beta-glucans and mannans |
KR100750125B1 (ko) * | 2005-08-18 | 2007-08-21 | 삼성전자주식회사 | 잉크젯 잉크 조성물, 잉크 카트리지 및 잉크젯 기록장치 |
WO2008055244A2 (en) | 2006-10-31 | 2008-05-08 | Sensient Colors Inc. | Modified pigments and methods for making and using the same |
EP2201072B1 (en) | 2007-08-23 | 2018-11-14 | Sensient Colors LLC | Self-dispersed pigments and methods for making and using the same |
KR20110135989A (ko) | 2009-04-07 | 2011-12-20 | 센션트 컬러스 엘엘씨 | 자가-분산 입자 및 그의 제조 및 사용 방법 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1410172A (en) * | 1971-10-01 | 1975-10-15 | Usher Walker Ltd | Printing inks |
US4299630A (en) * | 1977-04-27 | 1981-11-10 | The Mead Corporation | Infrared absorptive jet printing ink |
US4155768A (en) * | 1977-12-05 | 1979-05-22 | International Business Machines Corporation | Waterfast ink for use in ink jet printing |
JPS5550072A (en) * | 1978-10-05 | 1980-04-11 | Pilot Ink Co Ltd | Aqueous ink composition |
US4197135A (en) * | 1979-03-09 | 1980-04-08 | International Business Machines Corporation | Waterfast ink for use in ink jet printing |
US4267088A (en) * | 1979-09-13 | 1981-05-12 | Paul S. Kempf, Trustee or Successor Trustee | Solvent resistant inks and coatings |
JPS5980476A (ja) * | 1982-10-29 | 1984-05-09 | Pilot Pen Co Ltd:The | 消去可能なボ−ルペン用インキ |
US4666519A (en) * | 1984-06-29 | 1987-05-19 | Orient Chemical Industries, Ltd. | Aqueous ink composition |
JPS6136383A (ja) * | 1984-07-30 | 1986-02-21 | Pentel Kk | インキ式ワイヤドツトプリンタ用インキ |
US4659382A (en) * | 1985-11-12 | 1987-04-21 | Xerox Corporation | Waterfast ink jet compositions and process |
JPH0791494B2 (ja) * | 1986-09-04 | 1995-10-04 | 株式会社リコー | 水性インク |
US4789400A (en) * | 1987-07-10 | 1988-12-06 | Xerox Corporation | Waterfast ink jet compositions and process |
JPH07119377B2 (ja) * | 1987-09-24 | 1995-12-20 | 三菱化学株式会社 | 記録液 |
JPH0791495B2 (ja) * | 1987-12-10 | 1995-10-04 | 株式会社日本触媒 | 水性インク組成物 |
JP2715167B2 (ja) * | 1988-12-21 | 1998-02-18 | 株式会社パイロット | 耐水性を有するインキ組成物 |
-
1989
- 1989-05-10 JP JP11517489A patent/JP2729833B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1990
- 1990-04-04 KR KR1019900004670A patent/KR0149169B1/ko not_active Expired - Fee Related
- 1990-05-04 EP EP19900304910 patent/EP0397431B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-05-04 DE DE69016090T patent/DE69016090D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1990-05-04 AT AT90304910T patent/ATE117351T1/de not_active IP Right Cessation
- 1990-05-09 US US07/520,189 patent/US5019164A/en not_active Expired - Fee Related
- 1990-06-21 US US07/541,763 patent/US5017224A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0397431A3 (en) | 1992-02-26 |
JPH02296878A (ja) | 1990-12-07 |
ATE117351T1 (de) | 1995-02-15 |
KR900018304A (ko) | 1990-12-21 |
DE69016090D1 (de) | 1995-03-02 |
US5019164A (en) | 1991-05-28 |
US5017224A (en) | 1991-05-21 |
EP0397431A2 (en) | 1990-11-14 |
KR0149169B1 (ko) | 1998-10-01 |
EP0397431B1 (en) | 1995-01-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2729833B2 (ja) | 耐水性を有するインキ組成物 | |
JP2715167B2 (ja) | 耐水性を有するインキ組成物 | |
CA1194652A (en) | Aqueous ink compositions for ball-point pens | |
US4666519A (en) | Aqueous ink composition | |
EP1266940B1 (en) | Oil-base ink composition, writing utensils and dyes to be used therein | |
KR0149170B1 (ko) | 내수성을 가지는 잉크 조성물 | |
DE102013222797A1 (de) | Phasenwechseltinte mit ethylenvinylacetat | |
JPS6223793B2 (ja) | ||
JP5037958B2 (ja) | 水性ボールペン用インキ組成物 | |
JP2625038B2 (ja) | エタノール系マーキングインキ組成物 | |
EP0142867B1 (en) | Coloring composition | |
JP3390228B2 (ja) | 耐水性を有する水性インキ組成物 | |
JPS6126597B2 (ja) | ||
US5279653A (en) | Alcoholic marking pen ink composition | |
WO2000029494A1 (fr) | Composition d'encre a base d'eau pour instrument d'ecriture | |
JPH0548267B2 (ja) | ||
JPH0873789A (ja) | 油性青色インキ組成物 | |
EP0147667A1 (en) | Reaction product and its use as additive conferring water resistance on ink compositions and colouring compositions and on paper | |
JPH06228486A (ja) | 耐水性を有する水性インキ組成物 | |
JPS5815578A (ja) | 水性インキ | |
JP2625039B2 (ja) | エタノール系インキ組成物 | |
JPH0768485B2 (ja) | 水性蛍光インキ | |
JPH0570675B2 (ja) | ||
JPS60215084A (ja) | 水性インク組成物 | |
JP2000281956A (ja) | 水性ボールペン用インキ組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |