JP2720750B2 - H形鋼の圧延機列 - Google Patents
H形鋼の圧延機列Info
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Landscapes
- Metal Rolling (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば建築、土木等の
分野において用いられるH形鋼の圧延機列に関する。
分野において用いられるH形鋼の圧延機列に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、H形鋼の熱間圧延は、図10に示
すように、ブレークダウン圧延機10と、粗ユニバーサル
圧延機11及びエッジャー圧延機12からなる中間圧延機群
15と、仕上ユニバーサル圧延機13とを組み合わせて行わ
れている。ここでは、スラブ、矩形鋼片、H形鋼片等の
被圧延材をブレークダウン圧延機10で所定の形状に粗造
形した後、粗ユニバーサル圧延機11によるフランジ厚及
びウエブ厚の圧下及びエッジャー圧延機12によるフラン
ジ幅の圧下からなる複数パスの中間圧延を経て、仕上ユ
ニバーサル圧延機13において1パスでH形鋼製品を得て
いる。
すように、ブレークダウン圧延機10と、粗ユニバーサル
圧延機11及びエッジャー圧延機12からなる中間圧延機群
15と、仕上ユニバーサル圧延機13とを組み合わせて行わ
れている。ここでは、スラブ、矩形鋼片、H形鋼片等の
被圧延材をブレークダウン圧延機10で所定の形状に粗造
形した後、粗ユニバーサル圧延機11によるフランジ厚及
びウエブ厚の圧下及びエッジャー圧延機12によるフラン
ジ幅の圧下からなる複数パスの中間圧延を経て、仕上ユ
ニバーサル圧延機13において1パスでH形鋼製品を得て
いる。
【0003】この圧延工程では、図11に示すように、粗
ユニバーサル圧延機11においてH形鋼のウエブ2が水平
ロール20で圧下され、フランジ1a、1bが垂直ロール21で
テーパを付けて圧下される。ついで、エッジャー圧延機
12のエッジャーロール22で各フランジ1a,1bの上下端部
が圧下され、さらに、粗ユニバーサル圧延機11とエッジ
ャー圧延機12とによる圧下が交互に繰り返される。最後
に仕上ユニバーサル圧延機13の水平ロール23と垂直ロー
ル24との協同によってフランジ1a,1bが起こされる。
ユニバーサル圧延機11においてH形鋼のウエブ2が水平
ロール20で圧下され、フランジ1a、1bが垂直ロール21で
テーパを付けて圧下される。ついで、エッジャー圧延機
12のエッジャーロール22で各フランジ1a,1bの上下端部
が圧下され、さらに、粗ユニバーサル圧延機11とエッジ
ャー圧延機12とによる圧下が交互に繰り返される。最後
に仕上ユニバーサル圧延機13の水平ロール23と垂直ロー
ル24との協同によってフランジ1a,1bが起こされる。
【0004】また、特公昭50−21984 号には、図12に示
すように、ブレークダウン圧延機10と、2基の粗ユニバ
ーサル圧延機11、14とその間に配置されたエッジャー圧
延機12とを同時噛み込み可能に串型に近接して配置した
中間圧延機群と、仕上ユニバーサル圧延機13とを組み合
わせた高能率なH形鋼の圧延機列が開示されている。こ
こでは、図13に示すように、ブレークダウン圧延機10で
粗造形された被圧延材に対して粗ユニバーサル圧延機1
1、エッジャー圧延機12、粗ユニバーサル圧延機14の間
で可逆複数パス圧延が行われ、最後に、仕上ユニバーサ
ル圧延機でH形鋼製品に圧延される。
すように、ブレークダウン圧延機10と、2基の粗ユニバ
ーサル圧延機11、14とその間に配置されたエッジャー圧
延機12とを同時噛み込み可能に串型に近接して配置した
中間圧延機群と、仕上ユニバーサル圧延機13とを組み合
わせた高能率なH形鋼の圧延機列が開示されている。こ
こでは、図13に示すように、ブレークダウン圧延機10で
粗造形された被圧延材に対して粗ユニバーサル圧延機1
1、エッジャー圧延機12、粗ユニバーサル圧延機14の間
で可逆複数パス圧延が行われ、最後に、仕上ユニバーサ
ル圧延機でH形鋼製品に圧延される。
【0005】さらに、図14に示すように、粗ユニバーサ
ル圧延機14の代わりに仕上ユニバーサル圧延機13を配置
した高能率なH形鋼の圧延機列も知られている。ここで
は、図15に示すように、ブレークダウン圧延機10で粗造
形された被圧延材に対して粗ユニバーサル圧延機11、エ
ッジャー圧延機12、仕上ユニバーサル圧延機13の間で可
逆複数パス圧延が行われ、仕上ユニバーサル圧延機13の
最終パスでH形鋼製品に圧延される。
ル圧延機14の代わりに仕上ユニバーサル圧延機13を配置
した高能率なH形鋼の圧延機列も知られている。ここで
は、図15に示すように、ブレークダウン圧延機10で粗造
形された被圧延材に対して粗ユニバーサル圧延機11、エ
ッジャー圧延機12、仕上ユニバーサル圧延機13の間で可
逆複数パス圧延が行われ、仕上ユニバーサル圧延機13の
最終パスでH形鋼製品に圧延される。
【0006】図10に示した前者のH形鋼の圧延機列で
は、中間圧延工程において、奇数パスで粗ユニバーサル
圧延、エッジャー圧延の順に、偶数パスでエッジャー圧
延から粗ユニバーサル圧延の順に圧延が行われる。この
ため、トータルの粗ユニバーサル圧延パス回数と、エッ
ジャー圧延パス回数とは常に同じである。
は、中間圧延工程において、奇数パスで粗ユニバーサル
圧延、エッジャー圧延の順に、偶数パスでエッジャー圧
延から粗ユニバーサル圧延の順に圧延が行われる。この
ため、トータルの粗ユニバーサル圧延パス回数と、エッ
ジャー圧延パス回数とは常に同じである。
【0007】一方、図12、図14に示した後者の2種の高
能率のH形鋼の圧延機列では、中間圧延工程において、
奇数パス偶数パスのいずれも粗ユニバーサル圧延、エッ
ジャー圧延、粗ユニバーサル圧延の順に圧延が行われ
る。このため、トータルの粗ユニバーサル圧延パス回数
と、エッジャー圧延パス回数とは、常に2:1の比率に
なる。
能率のH形鋼の圧延機列では、中間圧延工程において、
奇数パス偶数パスのいずれも粗ユニバーサル圧延、エッ
ジャー圧延、粗ユニバーサル圧延の順に圧延が行われ
る。このため、トータルの粗ユニバーサル圧延パス回数
と、エッジャー圧延パス回数とは、常に2:1の比率に
なる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、後者の圧延
機列ではユニバーサル圧延機の台数が前者に比べて2倍
になったことで前者に比べて2倍の圧下量にできる。従
って高効率化を図るため、トータルの圧延パス回数を削
減しようとすれば、エッジング回数は、圧延パス回数に
応じて減少することになる。このため、被圧延材のフラ
ンジ幅を所定の寸法に仕上げるために1パス当たりのエ
ッジング量(複数パス幅圧下量)を増やさなければなら
ない。エッジング量を増やすと図16に示すようなフラン
ジ1の倒れや座屈を誘発しやすくなり、被圧延材の全長
にわたって均一なフランジ幅に仕上げることが困難にな
る。このため、主に圧延トップやボトムでの製品寸法の
公差外れが生じやすくなる。また、エッジング時のフラ
ンジの倒れや座屈が上下左右で異なる場合には、製品に
ウエブ中心偏りとなって残ることが多くみられる。
機列ではユニバーサル圧延機の台数が前者に比べて2倍
になったことで前者に比べて2倍の圧下量にできる。従
って高効率化を図るため、トータルの圧延パス回数を削
減しようとすれば、エッジング回数は、圧延パス回数に
応じて減少することになる。このため、被圧延材のフラ
ンジ幅を所定の寸法に仕上げるために1パス当たりのエ
ッジング量(複数パス幅圧下量)を増やさなければなら
ない。エッジング量を増やすと図16に示すようなフラン
ジ1の倒れや座屈を誘発しやすくなり、被圧延材の全長
にわたって均一なフランジ幅に仕上げることが困難にな
る。このため、主に圧延トップやボトムでの製品寸法の
公差外れが生じやすくなる。また、エッジング時のフラ
ンジの倒れや座屈が上下左右で異なる場合には、製品に
ウエブ中心偏りとなって残ることが多くみられる。
【0009】以上のように、従来の後者の圧延機列で
は、十分なフランジ幅の制御が行えないのが現状であ
る。このため、圧延パス回数を削減できないほか、無理
に圧延パス回数を削減しようとすると、エッジング圧延
時に被圧延材のフランジを限界以上に強圧下せざるを得
なくなり、フランジの倒れや座屈を招いて製品のフラン
ジ幅変動やフランジ波打ち不良またはウエブ中心偏りを
発生させる。
は、十分なフランジ幅の制御が行えないのが現状であ
る。このため、圧延パス回数を削減できないほか、無理
に圧延パス回数を削減しようとすると、エッジング圧延
時に被圧延材のフランジを限界以上に強圧下せざるを得
なくなり、フランジの倒れや座屈を招いて製品のフラン
ジ幅変動やフランジ波打ち不良またはウエブ中心偏りを
発生させる。
【0010】しかし、現在ユーザーのH形鋼の形状・寸
法に対する要求はますます厳しくなっており、溶接によ
るビルトアップH形鋼に対抗するには、特にフランジ幅
の変動やウエブ中心偏りを防止することが極めて重要と
なってきている。
法に対する要求はますます厳しくなっており、溶接によ
るビルトアップH形鋼に対抗するには、特にフランジ幅
の変動やウエブ中心偏りを防止することが極めて重要と
なってきている。
【0011】本発明は上記の点に鑑みなされたものであ
り、本発明の目的は、H形鋼のフランジ幅の圧下を行う
に際して、フランジの座屈の発生を防止して、しかもウ
エブ中心偏りを抑制して効率よくフランジ幅を減少させ
ることが可能であり、かつ比較的安価なH形鋼の圧延機
列を提供することにある。
り、本発明の目的は、H形鋼のフランジ幅の圧下を行う
に際して、フランジの座屈の発生を防止して、しかもウ
エブ中心偏りを抑制して効率よくフランジ幅を減少させ
ることが可能であり、かつ比較的安価なH形鋼の圧延機
列を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者は種々検討を行った結果、以下に述べるよ
うにしてフランジの圧下を行うことにより、上記課題を
解決できることを知り、本発明を完成した。
に、本発明者は種々検討を行った結果、以下に述べるよ
うにしてフランジの圧下を行うことにより、上記課題を
解決できることを知り、本発明を完成した。
【0013】すなわち、1パスでフランジ幅の強圧下を
行うとフランジの倒れや座屈を招く場合には、1パスの
エッジングの際にフランジの座屈変形を起こさない程度
の圧下量にて、複数回のフランジ幅圧下(エッジング)
を連続して行えば、トータルのフランジ幅圧下量を大き
くすることができることが明らかになった。そこで、本
発明者はこの知見を利用して次に述べる発明を完成する
に至ったのである。
行うとフランジの倒れや座屈を招く場合には、1パスの
エッジングの際にフランジの座屈変形を起こさない程度
の圧下量にて、複数回のフランジ幅圧下(エッジング)
を連続して行えば、トータルのフランジ幅圧下量を大き
くすることができることが明らかになった。そこで、本
発明者はこの知見を利用して次に述べる発明を完成する
に至ったのである。
【0014】すなわち、第1の発明に係るH形鋼の圧延
機列は、ブレークダウン圧延機と、第1及び第2のユニ
バーサル圧延機及び該第1及び第2のユニバーサル圧延
機の間に配置されたエッジャー圧延機を有する中間圧延
機群と、前記中間圧延機群に続く仕上げユニバーサル圧
延機とを備え、被圧延材をH形鋼に圧延する圧延機列で
あって、エッジャー圧延機と、第1及び第2のユニバー
サル圧延機の少なくとも一方との間に配置され、被圧延
材のフランジを両端から圧下する無駆動のエッジングロ
ールを備えたことを特徴とする。
機列は、ブレークダウン圧延機と、第1及び第2のユニ
バーサル圧延機及び該第1及び第2のユニバーサル圧延
機の間に配置されたエッジャー圧延機を有する中間圧延
機群と、前記中間圧延機群に続く仕上げユニバーサル圧
延機とを備え、被圧延材をH形鋼に圧延する圧延機列で
あって、エッジャー圧延機と、第1及び第2のユニバー
サル圧延機の少なくとも一方との間に配置され、被圧延
材のフランジを両端から圧下する無駆動のエッジングロ
ールを備えたことを特徴とする。
【0015】第2の発明に係るH形鋼の圧延機列は、ブ
レークダウン圧延機と、ユニバーサル圧延機及び該ユニ
バーサル圧延機に続くエッジャー圧延機を有する中間圧
延機群と、前記中間圧延機群に続く仕上げユニバーサル
圧延機とを備えた圧延機列であって、エッジャー圧延機
と、ユニバーサル圧延機及び仕上げユニバーサル圧延機
の少なくとも一方との間に配置され、被圧延材のフラン
ジを両端から圧下する無駆動のエッジングロールを備え
たことを特徴とする。
レークダウン圧延機と、ユニバーサル圧延機及び該ユニ
バーサル圧延機に続くエッジャー圧延機を有する中間圧
延機群と、前記中間圧延機群に続く仕上げユニバーサル
圧延機とを備えた圧延機列であって、エッジャー圧延機
と、ユニバーサル圧延機及び仕上げユニバーサル圧延機
の少なくとも一方との間に配置され、被圧延材のフラン
ジを両端から圧下する無駆動のエッジングロールを備え
たことを特徴とする。
【0016】
【作用】第1の発明に係るH形鋼の圧延機列では、ブレ
ークダウン圧延機で粗造形された被圧延材に対して、ウ
エブが第1ユニバーサル圧延機の水平ロールで圧下さ
れ、フランジが垂直ロールでテーパを付けて圧下され
る。ついで、無駆動のエッジンクロール及びエッジャー
圧延機のエッジャーロールでフランジの上下端部が順次
圧下され、さらに、ウエブが第2ユニバーサル圧延機の
水平ロールで圧下され、フランジが垂直ロールでテーパ
を付けて圧下される。これらの中間圧延機群による圧下
が可逆的に交互に繰り返される。最後に、仕上ユニバー
サル圧延機でH形鋼製品に圧延される。
ークダウン圧延機で粗造形された被圧延材に対して、ウ
エブが第1ユニバーサル圧延機の水平ロールで圧下さ
れ、フランジが垂直ロールでテーパを付けて圧下され
る。ついで、無駆動のエッジンクロール及びエッジャー
圧延機のエッジャーロールでフランジの上下端部が順次
圧下され、さらに、ウエブが第2ユニバーサル圧延機の
水平ロールで圧下され、フランジが垂直ロールでテーパ
を付けて圧下される。これらの中間圧延機群による圧下
が可逆的に交互に繰り返される。最後に、仕上ユニバー
サル圧延機でH形鋼製品に圧延される。
【0017】ここでは、無駆動のエッジングロールによ
りフランジの上下端部が圧下されるので、ユニバーサル
圧延機において生じたフランジ幅拡がりをエッジングロ
ール及びエッジャー圧延機のエッジャーロールでの連続
圧延で吸収できる。このため、フランジの座屈の発生を
防止して、しかもウエブ中心偏りを抑制して効率よくフ
ランジ幅を減少させることでき、かつ無駆動でよいの
で、比較的安価に圧延できる。
りフランジの上下端部が圧下されるので、ユニバーサル
圧延機において生じたフランジ幅拡がりをエッジングロ
ール及びエッジャー圧延機のエッジャーロールでの連続
圧延で吸収できる。このため、フランジの座屈の発生を
防止して、しかもウエブ中心偏りを抑制して効率よくフ
ランジ幅を減少させることでき、かつ無駆動でよいの
で、比較的安価に圧延できる。
【0018】第2の発明に係るH形鋼の圧延機列では、
ブレークダウン圧延機で粗造形された被圧延材に対し
て、ウエブがユニバーサル圧延機の水平ロールで圧下さ
れ、フランジが垂直ロールでテーパを付けて圧下され
る。ついで、無駆動のエッジンクロール及びエッジャー
圧延機のエッジャーロールでフランジの上下端部が順次
圧下され、さらに、ウエブが仕上ユニバーサル圧延機の
水平ロールで圧下され、フランジが垂直ロールでテーパ
を付けて圧下される。これらの圧延機群による圧下が可
逆的に交互に繰り返される。最後に、仕上ユニバーサル
圧延機でH形鋼製品に圧延される。
ブレークダウン圧延機で粗造形された被圧延材に対し
て、ウエブがユニバーサル圧延機の水平ロールで圧下さ
れ、フランジが垂直ロールでテーパを付けて圧下され
る。ついで、無駆動のエッジンクロール及びエッジャー
圧延機のエッジャーロールでフランジの上下端部が順次
圧下され、さらに、ウエブが仕上ユニバーサル圧延機の
水平ロールで圧下され、フランジが垂直ロールでテーパ
を付けて圧下される。これらの圧延機群による圧下が可
逆的に交互に繰り返される。最後に、仕上ユニバーサル
圧延機でH形鋼製品に圧延される。
【0019】ここでは、無駆動のエッジングロールによ
りフランジの上下端部が圧下されるので、第1の発明と
同様にユニバーサル圧延機において生じたフランジ幅拡
がりをエッジングロール及びエッジャー圧延機のエッジ
ャーロールでの連続圧延で吸収できる。このため、フラ
ンジの座屈の発生を防止して、しかもウエブ中心偏りを
抑制して効率よくフランジ幅を減少させることでき、か
つ無駆動でよいので、比較的安価に圧延できる。
りフランジの上下端部が圧下されるので、第1の発明と
同様にユニバーサル圧延機において生じたフランジ幅拡
がりをエッジングロール及びエッジャー圧延機のエッジ
ャーロールでの連続圧延で吸収できる。このため、フラ
ンジの座屈の発生を防止して、しかもウエブ中心偏りを
抑制して効率よくフランジ幅を減少させることでき、か
つ無駆動でよいので、比較的安価に圧延できる。
【0020】なお、無駆動のエッジングロールを用いる
圧延機列は、例えば特公平4−59961 号公報に開示され
ているが、鼓型とすることでロール交換を不要にすると
いう目的において本発明とは異なり、またその前提とな
る圧延機列の構成も異なる。
圧延機列は、例えば特公平4−59961 号公報に開示され
ているが、鼓型とすることでロール交換を不要にすると
いう目的において本発明とは異なり、またその前提とな
る圧延機列の構成も異なる。
【0021】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて詳述する。図1は、本発明の一実施例によるH形鋼
の圧延機列をしめす圧延ライン構成図である。
いて詳述する。図1は、本発明の一実施例によるH形鋼
の圧延機列をしめす圧延ライン構成図である。
【0022】図において、H形鋼の圧延機列は、ブレー
クダウン圧延機10と、第1粗ユニバーサル圧延機1
1、エッジャー圧延機12及び第2粗ユニバーサル圧延
機14からなる中間圧延機群15と、仕上ユニバーサル
圧延機13とこの順に配置した構成である。エッジャー
圧延機12と第2粗ユニバーサル圧延機14との間に
は、無駆動のエッジングロール16が配置されている。
ブレークダウン圧延機10は、スラブ、矩形鋼片、H形
鋼片等の被圧延材を所定の形状に粗造形する。
クダウン圧延機10と、第1粗ユニバーサル圧延機1
1、エッジャー圧延機12及び第2粗ユニバーサル圧延
機14からなる中間圧延機群15と、仕上ユニバーサル
圧延機13とこの順に配置した構成である。エッジャー
圧延機12と第2粗ユニバーサル圧延機14との間に
は、無駆動のエッジングロール16が配置されている。
ブレークダウン圧延機10は、スラブ、矩形鋼片、H形
鋼片等の被圧延材を所定の形状に粗造形する。
【0023】図2に示すように、第1粗ユニバーサル圧
延機11及び第2粗ユニバーサル圧延機14は、上下1
対の水平ロール17と左右1対の垂直ロール18とを有
しており、被圧延材3のフランジ厚及びウエブ厚を圧下
する。
延機11及び第2粗ユニバーサル圧延機14は、上下1
対の水平ロール17と左右1対の垂直ロール18とを有
しており、被圧延材3のフランジ厚及びウエブ厚を圧下
する。
【0024】エッジングロール16は、図3に示すよう
に鼓型の圧下ロール25とウエブ・フランジガイド26
とを有する水平ロールであり、フランジ1a,1b先端
の圧下部分が水平軸に対して5度前後傾斜している。エ
ッジャー圧延機12及びエッジングロール16は、フラ
ンジ幅を順次圧下する。中間圧延機群15では、複数パ
スの中間圧延を行う。仕上ユニバーサル圧延機13は、
1パスでH形鋼製品を得る。
に鼓型の圧下ロール25とウエブ・フランジガイド26
とを有する水平ロールであり、フランジ1a,1b先端
の圧下部分が水平軸に対して5度前後傾斜している。エ
ッジャー圧延機12及びエッジングロール16は、フラ
ンジ幅を順次圧下する。中間圧延機群15では、複数パ
スの中間圧延を行う。仕上ユニバーサル圧延機13は、
1パスでH形鋼製品を得る。
【0025】次に、上述の実施例の動作を説明する。ブ
レークダウン圧延機10でスラブ、矩形鋼片、H形鋼片
等の被圧延材が所定の形状に粗造形されると、中間圧延
機群15では、複数パスの中間圧延が行われる。ここで
は、まず第1粗ユニバーサル圧延機11が被圧延材のフ
ランジ1a,1b厚及びウエブ2厚を圧下する。続い
て、エッジャー圧延機12及びエッジングロール16
が、隣接する2つの粗ユニバーサル圧延機11,14で
生じたフランジ幅拡がりを連続圧延の各パスで吸収し、
フランジ1a,1bを両端から圧下する。この無駆動の
エッジングロール16における圧下は、隣接する粗ユニ
バーサル圧延機11,14又はエッジャー圧延機12に
よって被圧延材3に生じる圧延方向の押し込み力、引き
抜き力又はこれらの複合力によって行われる。フランジ
幅の圧下が終わると第2粗ユニバーサル圧延機14が再
度被圧延材3のフランジ1a,1b厚及びウエブ2厚を
圧下する。そして被圧延材3が逆に搬送されて次のパス
が第2粗ユニバーサル圧延機14から開始される。そし
て可逆パスによる中間圧延が所定パス実施される。中間
圧延が終了すると、仕上ユニバーサル圧延機13による
1パスの圧延で所望のH形鋼製品が得られる。
レークダウン圧延機10でスラブ、矩形鋼片、H形鋼片
等の被圧延材が所定の形状に粗造形されると、中間圧延
機群15では、複数パスの中間圧延が行われる。ここで
は、まず第1粗ユニバーサル圧延機11が被圧延材のフ
ランジ1a,1b厚及びウエブ2厚を圧下する。続い
て、エッジャー圧延機12及びエッジングロール16
が、隣接する2つの粗ユニバーサル圧延機11,14で
生じたフランジ幅拡がりを連続圧延の各パスで吸収し、
フランジ1a,1bを両端から圧下する。この無駆動の
エッジングロール16における圧下は、隣接する粗ユニ
バーサル圧延機11,14又はエッジャー圧延機12に
よって被圧延材3に生じる圧延方向の押し込み力、引き
抜き力又はこれらの複合力によって行われる。フランジ
幅の圧下が終わると第2粗ユニバーサル圧延機14が再
度被圧延材3のフランジ1a,1b厚及びウエブ2厚を
圧下する。そして被圧延材3が逆に搬送されて次のパス
が第2粗ユニバーサル圧延機14から開始される。そし
て可逆パスによる中間圧延が所定パス実施される。中間
圧延が終了すると、仕上ユニバーサル圧延機13による
1パスの圧延で所望のH形鋼製品が得られる。
【0026】次に、本発明の圧延機列による圧延結果を
比較のために行った従来の圧延機列による圧延結果とと
もに説明する。
比較のために行った従来の圧延機列による圧延結果とと
もに説明する。
【0027】ここでは、鋼片を600×200×11/
17のH形鋼に圧延した。ブレークダウン圧延機10で
圧延された被圧延材(ビームブランク)の寸法は、ウエ
ブ厚は85mm、フランジ厚は125mmであった。こ
の被圧延材を2基の粗ユニバーサル圧延機11,14
(U1,U2)とエッジャー圧延機12(E)と無駆動
のエッジングロール16(FRG)からなる中間圧延機
群15で7パスの可逆連続圧延を、その後仕上ユニバー
サル圧延機13(UF)で、フランジの角度おこしと同
時に最終フランジ厚=17mm,ウエブ厚み=11mm
に仕上げた。なお、従来の圧延機列としては、エッジン
グロール16(FRG)の圧下量を0にした。
17のH形鋼に圧延した。ブレークダウン圧延機10で
圧延された被圧延材(ビームブランク)の寸法は、ウエ
ブ厚は85mm、フランジ厚は125mmであった。こ
の被圧延材を2基の粗ユニバーサル圧延機11,14
(U1,U2)とエッジャー圧延機12(E)と無駆動
のエッジングロール16(FRG)からなる中間圧延機
群15で7パスの可逆連続圧延を、その後仕上ユニバー
サル圧延機13(UF)で、フランジの角度おこしと同
時に最終フランジ厚=17mm,ウエブ厚み=11mm
に仕上げた。なお、従来の圧延機列としては、エッジン
グロール16(FRG)の圧下量を0にした。
【0028】図4は、本発明の圧延機列による中間圧延
から仕上げ圧延に至るまでの被圧延材の寸法変化の測定
結果を示すグラフ、図5は、従来の圧延機列による測定
結果を示すグラフである。ここでは縦軸にフランジ厚、
ウエブ厚及びフランジ幅をとり、横軸に圧延パスをとっ
ている。また、白抜き四角は、フランジ厚の変化を、白
抜き三角はウエブ厚を、黒丸は、フランジ幅を示してい
る。図4から明らかなように、本発明の圧延機列では、
被圧延材のフランジ幅はエッジャー圧延機12(E)及
びエッジングロール16(FRG)を用いたエッジング
圧延において、2基の粗ユニバーサル圧延機11,14
で生じるフランジ幅拡がりを吸収する形で目標フランジ
幅(熱間寸法で202mm)に仕上がっていることが判
る。
から仕上げ圧延に至るまでの被圧延材の寸法変化の測定
結果を示すグラフ、図5は、従来の圧延機列による測定
結果を示すグラフである。ここでは縦軸にフランジ厚、
ウエブ厚及びフランジ幅をとり、横軸に圧延パスをとっ
ている。また、白抜き四角は、フランジ厚の変化を、白
抜き三角はウエブ厚を、黒丸は、フランジ幅を示してい
る。図4から明らかなように、本発明の圧延機列では、
被圧延材のフランジ幅はエッジャー圧延機12(E)及
びエッジングロール16(FRG)を用いたエッジング
圧延において、2基の粗ユニバーサル圧延機11,14
で生じるフランジ幅拡がりを吸収する形で目標フランジ
幅(熱間寸法で202mm)に仕上がっていることが判
る。
【0029】一方、従来の圧延機列では、5パスから7
パス目までのエッジャー圧延機12によるフランジ幅圧
下時に、1パス当たりの圧下量が大きいために被圧延材
のフランジが座屈する現象が見られ、最終フランジ幅
は、208mmとなり、目標寸法に仕上げられなかっ
た。さらに、製品のフランジ幅変動及びウエブ中心偏り
も大きかった。
パス目までのエッジャー圧延機12によるフランジ幅圧
下時に、1パス当たりの圧下量が大きいために被圧延材
のフランジが座屈する現象が見られ、最終フランジ幅
は、208mmとなり、目標寸法に仕上げられなかっ
た。さらに、製品のフランジ幅変動及びウエブ中心偏り
も大きかった。
【0030】本発明にあっても多くの変更例も考えら
れ、例えば次のようなものであって、それらはいずれも
本発明の範囲内である。 (a) 無駆動のエッジングロール16aを、図6に示
すように、エッジャー圧延機12の両側に配置してもよ
い。 (b) 無駆動のエッジングロール16bとして、図7
に示すように、胴部付きの水平ロール27を用いてもよ
い。ここでも同様にフランジ1a,1b先端圧下部分が
水平軸に対して5度前後傾斜している。
れ、例えば次のようなものであって、それらはいずれも
本発明の範囲内である。 (a) 無駆動のエッジングロール16aを、図6に示
すように、エッジャー圧延機12の両側に配置してもよ
い。 (b) 無駆動のエッジングロール16bとして、図7
に示すように、胴部付きの水平ロール27を用いてもよ
い。ここでも同様にフランジ1a,1b先端圧下部分が
水平軸に対して5度前後傾斜している。
【0031】(c) 図8に示すように、ブレークダウ
ン圧延機10と、粗ユニバーサル圧延機11、エッジャ
ー圧延機12及び無駆動のエッジングロール16からな
る中間圧延機群15と、中間圧延機群15と同時噛み込
み可能に配置された仕上ユニバーサル圧延機13とを有
する圧延機列にも本発明を適用できる。この場合、中間
圧延機群15と仕上ユニバーサル圧延機13とで複数パ
スの可逆中間圧延を行う。ここでも同様にエッジャー圧
延機12とエッジングロール16とにより、粗ユニバー
サル圧延機11で生じるフランジ幅拡がりを吸収する形
で目標フランジ幅に仕上げることができる。
ン圧延機10と、粗ユニバーサル圧延機11、エッジャ
ー圧延機12及び無駆動のエッジングロール16からな
る中間圧延機群15と、中間圧延機群15と同時噛み込
み可能に配置された仕上ユニバーサル圧延機13とを有
する圧延機列にも本発明を適用できる。この場合、中間
圧延機群15と仕上ユニバーサル圧延機13とで複数パ
スの可逆中間圧延を行う。ここでも同様にエッジャー圧
延機12とエッジングロール16とにより、粗ユニバー
サル圧延機11で生じるフランジ幅拡がりを吸収する形
で目標フランジ幅に仕上げることができる。
【0032】(d) ユニバーサル圧延機の水平ロール
として2分割又は3分割のオンラインで幅可変できる水
平ロールを用いてもよい。 (e) H形鋼のフランジ圧下の際のフランジ倒れや座
屈変形やフランジ先端部のドックボーン変形を抑制し
て、フランジ強圧下とフランジ幅圧下効率の向上をもの
として、本出願人による特開平4−172106号公報
に開示された発明のロールをエッジングロール16に用
いてもよい。このロールは、図9に示すように、スリー
ブ30を分割し、オンラインで孔型幅が調整可能な構造
である。このロールを用いれば、中間圧延機列における
H形鋼のフランジ幅の制御能力が高まり、製品品質が安
定し、中間圧延工程の圧延パス数を削減でき、圧延能率
を向上できる。
として2分割又は3分割のオンラインで幅可変できる水
平ロールを用いてもよい。 (e) H形鋼のフランジ圧下の際のフランジ倒れや座
屈変形やフランジ先端部のドックボーン変形を抑制し
て、フランジ強圧下とフランジ幅圧下効率の向上をもの
として、本出願人による特開平4−172106号公報
に開示された発明のロールをエッジングロール16に用
いてもよい。このロールは、図9に示すように、スリー
ブ30を分割し、オンラインで孔型幅が調整可能な構造
である。このロールを用いれば、中間圧延機列における
H形鋼のフランジ幅の制御能力が高まり、製品品質が安
定し、中間圧延工程の圧延パス数を削減でき、圧延能率
を向上できる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば無
駆動のエッジングロールをエッジャー圧延機と、2つの
ユニバーサル圧延機の少なくとも一方との間に配置した
ので、無駆動のエッジングロールによりフランジの上下
端部が圧下され、ユニバーサル圧延機において生じたフ
ランジ幅拡がりをエッジングロール及びエッジャー圧延
機のエッジャーロールでの連続圧延で吸収できる。この
ため、フランジの座屈の発生を防止して、しかもウエブ
中心偏りを抑制して効率よくフランジ幅を減少させるこ
とでき、かつ無駆動でよいので、比較的安価に圧延でき
る。
駆動のエッジングロールをエッジャー圧延機と、2つの
ユニバーサル圧延機の少なくとも一方との間に配置した
ので、無駆動のエッジングロールによりフランジの上下
端部が圧下され、ユニバーサル圧延機において生じたフ
ランジ幅拡がりをエッジングロール及びエッジャー圧延
機のエッジャーロールでの連続圧延で吸収できる。この
ため、フランジの座屈の発生を防止して、しかもウエブ
中心偏りを抑制して効率よくフランジ幅を減少させるこ
とでき、かつ無駆動でよいので、比較的安価に圧延でき
る。
【図1】本発明の一実施例によるH形鋼の圧延機列のラ
イン構成図である。
イン構成図である。
【図2】本発明のH形鋼の中間圧延機群の側面図であ
る。
る。
【図3】そのエッジングロールの形状を示す略式断面図
である。
である。
【図4】本発明の圧延機列によるパス毎の被圧延材の寸
法変化を示すグラフである。
法変化を示すグラフである。
【図5】従来の圧延機列によるパス毎の被圧延材の寸法
変化を示すグラフである。
変化を示すグラフである。
【図6】本発明の他の実施例による中間圧延機群の側面
図である。
図である。
【図7】エッジングロールの別の実施例の形状を示す略
式断面図である。
式断面図である。
【図8】本発明の他の実施例によるH形鋼の圧延機列の
ライン構成図である。
ライン構成図である。
【図9】エッジングロールのさらに別の実施例の形状を
示す略式断面図である。
示す略式断面図である。
【図10】従来のH形鋼の圧延機列のライン構成図であ
る。
る。
【図11】図11の圧延ラインのH形鋼の圧延の過程を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図12】従来の別のH形鋼の圧延機列のライン構成図
である。
である。
【図13】図13の圧延ラインのH形鋼の圧延の過程を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図14】従来のさらに別のH形鋼の圧延機列のライン
構成図である。
構成図である。
【図15】図15の圧延ラインのH形鋼の圧延の過程を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図16】エッジングにおける座屈の状況を説明する略
式断面図である。
式断面図である。
1a,1b フランジ 10 ブレークダウン圧延機 11 粗ユニバーサル圧延機 12 エッジャー圧延機 13 仕上ユニバーサル圧延機 14 粗ユニバーサル圧延機 15 中間圧延機群 16 エッジングロール
Claims (2)
- 【請求項1】 ブレークダウン圧延機10と、第1及び第
2のユニバーサル圧延機11、14及び該第1及び第2のユ
ニバーサル圧延機の間に配置されたエッジャー圧延機12
を有する中間圧延機群と、前記中間圧延機群に続く仕上
げユニバーサル圧延機13とを備え、被圧延材をH形鋼に
圧延するH形鋼の圧延機列において、 前記エッジャー圧延機12と、前記第1及び第2のユニバ
ーサル圧延機11、14の少なくとも一方との間に配置さ
れ、前記被圧延材のフランジを両端から圧下する無駆動
のエッジングロール16を備えたことを特徴とするH形鋼
の圧延機列。 - 【請求項2】 ブレークダウン圧延機10と、ユニバーサ
ル圧延機11及び該ユニバーサル圧延機12に続くエッジャ
ー圧延機を有する中間圧延機群と、前記中間圧延機群に
続く仕上げユニバーサル圧延機13とを備えたH形鋼の圧
延機列において、 前記エッジャー圧延機12と、前記ユニバーサル圧延機11
及び仕上げユニバーサル圧延機13の少なくとも一方との
間に配置され、前記被圧延材のフランジを両端から圧下
する無駆動のエッジングロール16を備えたことを特徴と
するH形鋼の圧延機列。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6547793A JP2720750B2 (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | H形鋼の圧延機列 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6547793A JP2720750B2 (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | H形鋼の圧延機列 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06269802A JPH06269802A (ja) | 1994-09-27 |
JP2720750B2 true JP2720750B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=13288227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6547793A Expired - Fee Related JP2720750B2 (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | H形鋼の圧延機列 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2720750B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-24 JP JP6547793A patent/JP2720750B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06269802A (ja) | 1994-09-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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