JP2716162B2 - 内視鏡 - Google Patents
内視鏡Info
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- JP2716162B2 JP2716162B2 JP63262842A JP26284288A JP2716162B2 JP 2716162 B2 JP2716162 B2 JP 2716162B2 JP 63262842 A JP63262842 A JP 63262842A JP 26284288 A JP26284288 A JP 26284288A JP 2716162 B2 JP2716162 B2 JP 2716162B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bending
- insertion portion
- wire
- curved
- endoscope
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は挿入部を湾曲操作するようにした内視鏡に関
する。
する。
[従来の技術] 一般に、内視鏡の挿入部にはその先端の向きを変更す
るために先端構成部の近傍に湾曲部が形成され、この湾
曲部を手元操作部における遠隔的な操作で湾曲して先端
部の向きを変更できるようになっている。そして、これ
までの内視鏡の多くはその湾曲部を上下左右のいずれか
に一方的に湾曲するものが多いが、実開昭61−65901号
公報で知られるようにその挿入部の先端部近傍に前後2
つの湾曲部を設け、この各湾曲部を手元操作部でそれぞ
れの湾曲操作ノブで操作するようにしたものがある。
るために先端構成部の近傍に湾曲部が形成され、この湾
曲部を手元操作部における遠隔的な操作で湾曲して先端
部の向きを変更できるようになっている。そして、これ
までの内視鏡の多くはその湾曲部を上下左右のいずれか
に一方的に湾曲するものが多いが、実開昭61−65901号
公報で知られるようにその挿入部の先端部近傍に前後2
つの湾曲部を設け、この各湾曲部を手元操作部でそれぞ
れの湾曲操作ノブで操作するようにしたものがある。
また、USP第4,659,195号明細書では湾曲機構を持った
ガイドチューブに内視鏡の挿入部を挿入して使用し、実
質的に2つの湾曲機構をもつ内視鏡として使用するもの
が知られている。
ガイドチューブに内視鏡の挿入部を挿入して使用し、実
質的に2つの湾曲機構をもつ内視鏡として使用するもの
が知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、挿入部の先端部近傍に前後2つの湾曲
部を設け、この各湾曲部を手元操作部に設けた2つの湾
曲操作ノブでそれぞれ操作するものも、また、湾曲機構
を持ったガイドチューブを内視鏡とは別に用意するもの
も、それぞれ2つの湾曲操作ノブ(湾曲操作部)を操作
する必要がある。このように2つの湾曲操作部を個別的
に操作するものであると、その湾曲操作が非常に繁雑に
なり、操作性を損うという欠点があった。
部を設け、この各湾曲部を手元操作部に設けた2つの湾
曲操作ノブでそれぞれ操作するものも、また、湾曲機構
を持ったガイドチューブを内視鏡とは別に用意するもの
も、それぞれ2つの湾曲操作ノブ(湾曲操作部)を操作
する必要がある。このように2つの湾曲操作部を個別的
に操作するものであると、その湾曲操作が非常に繁雑に
なり、操作性を損うという欠点があった。
さらに、内視鏡とは別にガイドチューブを用いるもの
ではその操作部外径が特に太くなるという欠点があっ
た。
ではその操作部外径が特に太くなるという欠点があっ
た。
本発明は上記課題に着目してなされたもので、その目
的とするところは挿入部に2つの湾曲部を設けて細径化
を確保するとともに、その2つの湾曲部の操作性を向上
することができる内視鏡を提供することにある。
的とするところは挿入部に2つの湾曲部を設けて細径化
を確保するとともに、その2つの湾曲部の操作性を向上
することができる内視鏡を提供することにある。
[課題を解決するための手段および作用] 上記課題を解決するために本発明は挿入部に前後2つ
の湾曲部を設けた内視鏡において、先端側の第1の湾曲
部と後端側の第2の湾曲部との間に中間挿入部を設け、
挿入部内には手元操作部に通じる湾曲用操作ワイヤを挿
通するとともに、この湾曲用操作ワイヤの先端側は第1
の湾曲部と第2の湾曲部において挿入部の中心軸に対し
て相反する対向位置に設けた各ワイヤ支持部材に連係
し、かつ、前記起湾曲操作ワイヤは、前記中間挿入部の
内側に沿って180°旋回されたワイヤ案内用チューブに
内包され、前記操作ワイヤにより第1の湾曲部と第2の
湾曲部を相反する向きに湾曲操作するようにしたもので
ある。
の湾曲部を設けた内視鏡において、先端側の第1の湾曲
部と後端側の第2の湾曲部との間に中間挿入部を設け、
挿入部内には手元操作部に通じる湾曲用操作ワイヤを挿
通するとともに、この湾曲用操作ワイヤの先端側は第1
の湾曲部と第2の湾曲部において挿入部の中心軸に対し
て相反する対向位置に設けた各ワイヤ支持部材に連係
し、かつ、前記起湾曲操作ワイヤは、前記中間挿入部の
内側に沿って180°旋回されたワイヤ案内用チューブに
内包され、前記操作ワイヤにより第1の湾曲部と第2の
湾曲部を相反する向きに湾曲操作するようにしたもので
ある。
しかして、1回の湾曲操作で2つの湾曲部をそれぞれ
逆方向に湾曲することができる。そして、その挿入部に
2つの湾曲部を設けたにも拘らず、その挿入部の細径化
を確保するとともに、その2つの湾曲部の操作性を向上
することができる。
逆方向に湾曲することができる。そして、その挿入部に
2つの湾曲部を設けたにも拘らず、その挿入部の細径化
を確保するとともに、その2つの湾曲部の操作性を向上
することができる。
[実施例] 第1図ないし第15図は本発明の第1の実施例を示すも
のである。第4図で示すようにこの実施例の内視鏡1は
操作部2に長尺な挿入部3とユニバーサルコード4を連
結してなり、操作部2には後述する湾曲操作ノブ46,47
と接眼部6が設けられている。ユニバーサルコード4は
その延出先端に図示しない照明用光源に接続するための
コネクタ7が設けられている。
のである。第4図で示すようにこの実施例の内視鏡1は
操作部2に長尺な挿入部3とユニバーサルコード4を連
結してなり、操作部2には後述する湾曲操作ノブ46,47
と接眼部6が設けられている。ユニバーサルコード4は
その延出先端に図示しない照明用光源に接続するための
コネクタ7が設けられている。
挿入部3は先端側から先端構成部11、第1の湾曲部1
2、中間挿入部13、第2の湾曲部14、および可撓管部15
からなり、具体的には第1図で示すように構成されてい
る。まず、先端構成部11は先端部本体16に観察用対物光
学系17、照明用先端光学系18が組み込まれており、観察
用対物光学系17の結像位置にはイメージガイドファイバ
19の先端面が位置して設けられている。このイメージガ
イドファイバ19はガイドチューブ20によって被嵌される
とともに、その先端部分には口金21が被嵌されている。
そして、この口金21を介して先端部本体16に固定されて
いる。また、イメージガイドファイバ19の先端面はカバ
ーガラス22によって保護されている。イメージガイドフ
ァイバ19の後端側は挿入部3内を通じて操作部2の接眼
部6に導かれている。
2、中間挿入部13、第2の湾曲部14、および可撓管部15
からなり、具体的には第1図で示すように構成されてい
る。まず、先端構成部11は先端部本体16に観察用対物光
学系17、照明用先端光学系18が組み込まれており、観察
用対物光学系17の結像位置にはイメージガイドファイバ
19の先端面が位置して設けられている。このイメージガ
イドファイバ19はガイドチューブ20によって被嵌される
とともに、その先端部分には口金21が被嵌されている。
そして、この口金21を介して先端部本体16に固定されて
いる。また、イメージガイドファイバ19の先端面はカバ
ーガラス22によって保護されている。イメージガイドフ
ァイバ19の後端側は挿入部3内を通じて操作部2の接眼
部6に導かれている。
また、同様に先端構成部11の照明用先端光学系18には
ライトガイドファイバ23の先端面が位置して設けられて
いる。このライトガイドファイバ23はガイドチューブ24
によって被嵌されるとともに、その先端部分には口金25
が被嵌されている。そして、この口金25を介して先端部
本体16に固定されている。また、ライトガイドファイバ
23の先端面はカバーガラス26によって保護されている。
そして、このライトガイドファイバ23の後端側は挿入部
3、操作部2、およびユニバーサルコード4の内部を通
じてコネクタ7のガイド管27に導かれている。
ライトガイドファイバ23の先端面が位置して設けられて
いる。このライトガイドファイバ23はガイドチューブ24
によって被嵌されるとともに、その先端部分には口金25
が被嵌されている。そして、この口金25を介して先端部
本体16に固定されている。また、ライトガイドファイバ
23の先端面はカバーガラス26によって保護されている。
そして、このライトガイドファイバ23の後端側は挿入部
3、操作部2、およびユニバーサルコード4の内部を通
じてコネクタ7のガイド管27に導かれている。
なお、先端部本体16の外周には先端フード28が被着さ
れている。
れている。
一方、上記先端構成部11に連接される第1の湾曲部12
は第1図および第2図で示すようにコイル状に形成した
第1のばね31を可撓性および弾性を有する芯材としてこ
れの外周に外皮32を被嵌してなり、この第1のばね31は
第1の湾曲部12の先端部分と後端部分とに設けたワイヤ
支持部材33,34の間に介在し、そのワイヤ支持部材33,34
を弾性的に押している。この実施例では先端側のワイヤ
支持部材33は上記先端フード28の後端内面に設けられ、
後端側のワイヤ支持部材34は上記中間挿入部13を構成す
る中継パイプ35の先端内面に取着されている。中間挿入
部13を構成する中継パイプ35は比較的剛性に形成されて
いる。つまり、ある程度の可撓性があってもよいが、上
記各湾曲部12,14に対して実質的に剛性を示すように形
成する。また、その中継パイプ35を金属製のものとして
もよい。
は第1図および第2図で示すようにコイル状に形成した
第1のばね31を可撓性および弾性を有する芯材としてこ
れの外周に外皮32を被嵌してなり、この第1のばね31は
第1の湾曲部12の先端部分と後端部分とに設けたワイヤ
支持部材33,34の間に介在し、そのワイヤ支持部材33,34
を弾性的に押している。この実施例では先端側のワイヤ
支持部材33は上記先端フード28の後端内面に設けられ、
後端側のワイヤ支持部材34は上記中間挿入部13を構成す
る中継パイプ35の先端内面に取着されている。中間挿入
部13を構成する中継パイプ35は比較的剛性に形成されて
いる。つまり、ある程度の可撓性があってもよいが、上
記各湾曲部12,14に対して実質的に剛性を示すように形
成する。また、その中継パイプ35を金属製のものとして
もよい。
また、上記中間挿入部13に連接される第2の湾曲部14
も上記第1の湾曲部12と同様に構成されている。つま
り、第1図および第3図で示すようにコイル状に形成し
た第2のばね36を可撓性および弾性を有する芯材として
これの外周に外皮37を被嵌してなり、この第2のばね36
は第2の湾曲部14の先端部分と後端部分とに設けたワイ
ヤ支持部材38,39の間に介在し、そのワイヤ支持部材38,
39を弾性的に押している。この実施例では先端側のワイ
ヤ支持部材38は上記中間挿入部13の後端内面に設けら
れ、後端側のワイヤ支持部材39は可撓管15における芯材
の先端内面に取着されている。なお、可撓管部15は芯材
と外皮からなり、所定の可撓性を持っている。
も上記第1の湾曲部12と同様に構成されている。つま
り、第1図および第3図で示すようにコイル状に形成し
た第2のばね36を可撓性および弾性を有する芯材として
これの外周に外皮37を被嵌してなり、この第2のばね36
は第2の湾曲部14の先端部分と後端部分とに設けたワイ
ヤ支持部材38,39の間に介在し、そのワイヤ支持部材38,
39を弾性的に押している。この実施例では先端側のワイ
ヤ支持部材38は上記中間挿入部13の後端内面に設けら
れ、後端側のワイヤ支持部材39は可撓管15における芯材
の先端内面に取着されている。なお、可撓管部15は芯材
と外皮からなり、所定の可撓性を持っている。
さらに、上記挿入部3内には上記第1の湾曲部12と第
2の湾曲部14をそれぞれ上下または左右に湾曲操作する
ために一対づつの第1の操作ワイヤ41,42と、第2の操
作ワイヤ43,44が挿通されている。この各操作ワイヤ41,
42,43,44は可撓管部15内ではそれぞれワイヤガイド管4
5,…によって案内されている。このワイヤガイド管45,
…によって案内される第1の操作ワイヤ41,42と、第2
の操作ワイヤ43,44は操作部2に設けられた図示しない
それぞれの湾曲操作機構に連結され、交互に押し引きさ
れるようになっている。そして、第1の操作ワイヤ41,4
2は上下湾曲用操作ノブ46を操作することによって押引
き駆動され、第2の操作ワイヤ43,44は左右湾曲用操作
ノブ47を操作することによって押引き駆動される。
2の湾曲部14をそれぞれ上下または左右に湾曲操作する
ために一対づつの第1の操作ワイヤ41,42と、第2の操
作ワイヤ43,44が挿通されている。この各操作ワイヤ41,
42,43,44は可撓管部15内ではそれぞれワイヤガイド管4
5,…によって案内されている。このワイヤガイド管45,
…によって案内される第1の操作ワイヤ41,42と、第2
の操作ワイヤ43,44は操作部2に設けられた図示しない
それぞれの湾曲操作機構に連結され、交互に押し引きさ
れるようになっている。そして、第1の操作ワイヤ41,4
2は上下湾曲用操作ノブ46を操作することによって押引
き駆動され、第2の操作ワイヤ43,44は左右湾曲用操作
ノブ47を操作することによって押引き駆動される。
さらに、一対の第1の操作ワイヤ41,42は第1の湾曲
部12、中間挿入部13および第2の湾曲部14内において次
のように配設されている。すなわち、第1の湾曲部12の
先端における上下の各ワイヤ支持部材33にその各先端を
取着固定し、第1の湾曲部12の後端、つまり、中間挿入
部13の先端における上下の各ワイヤ支持部材34をそれぞ
れ貫通して支持されている。すなわち、操作ワイヤ41,4
2を摺動させ得るとともに摩擦力等によりその操作ワイ
ヤ41,42からの駆動力を受け得るように連係している。
また、操作ワイヤ41,42はこの第1の湾曲部12内におい
ては交差することなく挿入部3の軸方向に平行に配置さ
れている。
部12、中間挿入部13および第2の湾曲部14内において次
のように配設されている。すなわち、第1の湾曲部12の
先端における上下の各ワイヤ支持部材33にその各先端を
取着固定し、第1の湾曲部12の後端、つまり、中間挿入
部13の先端における上下の各ワイヤ支持部材34をそれぞ
れ貫通して支持されている。すなわち、操作ワイヤ41,4
2を摺動させ得るとともに摩擦力等によりその操作ワイ
ヤ41,42からの駆動力を受け得るように連係している。
また、操作ワイヤ41,42はこの第1の湾曲部12内におい
ては交差することなく挿入部3の軸方向に平行に配置さ
れている。
また、中間挿入部13内において操作ワイヤ41,42はそ
の先端におけるワイヤ支持部材34と後端におけるワイヤ
支持部材38との間に架設された可撓性のある2本のワイ
ヤ案内用チューブ51,51内を通じて案内される。この2
本のワイヤ案内用チューブ51,51はその内部に上記操作
ワイヤ41,42を内包したまま、上下が入れ変わるように
交差し、そのワイヤ案内用チューブ51,51の先端と後端
が上下に入れ変わって対角的に対面するワイヤ支持部材
34,38に取着されている。なお、第1図および第3図で
示すようにこのワイヤ案内用チューブ51,51が上下に入
れ替わる際、その中間挿入部13の内面に沿って180°旋
回している。したがって、この配置により内蔵物の邪魔
にならない。
の先端におけるワイヤ支持部材34と後端におけるワイヤ
支持部材38との間に架設された可撓性のある2本のワイ
ヤ案内用チューブ51,51内を通じて案内される。この2
本のワイヤ案内用チューブ51,51はその内部に上記操作
ワイヤ41,42を内包したまま、上下が入れ変わるように
交差し、そのワイヤ案内用チューブ51,51の先端と後端
が上下に入れ変わって対角的に対面するワイヤ支持部材
34,38に取着されている。なお、第1図および第3図で
示すようにこのワイヤ案内用チューブ51,51が上下に入
れ替わる際、その中間挿入部13の内面に沿って180°旋
回している。したがって、この配置により内蔵物の邪魔
にならない。
また、第2の湾曲部14においてはこの第1の湾曲部12
の先端における上下の各ワイヤ支持部材38から後端のワ
イヤ支持部材39にわたり、その上下の操作ワイヤ41,42
が交差することなく挿入部3の軸方向にに平行に配置さ
れている。この第1の湾曲部12内においては交差するこ
となく挿入部3に平行に配置されている。しかし、上記
中間挿入部13内において交差しているから、第1の湾曲
部12とは上下が入替わっている。
の先端における上下の各ワイヤ支持部材38から後端のワ
イヤ支持部材39にわたり、その上下の操作ワイヤ41,42
が交差することなく挿入部3の軸方向にに平行に配置さ
れている。この第1の湾曲部12内においては交差するこ
となく挿入部3に平行に配置されている。しかし、上記
中間挿入部13内において交差しているから、第1の湾曲
部12とは上下が入替わっている。
一方、左右湾曲用の一対の第2の操作ワイヤ43,44は
第1の湾曲部12、中間挿入部13および第2の湾曲部14内
において次のように配置されている。すなわち、第1の
湾曲部12の先端における左右の各ワイヤ支持部材33にそ
の各先端を取着固定し、第1の湾曲部12の後端、つま
り、中間挿入部13の先端における左右の各ワイヤ支持部
材34をそれぞれ貫通して支持されている。この第1の湾
曲部12内においては交差することなく挿入部3の軸方向
に平行に配置されている。
第1の湾曲部12、中間挿入部13および第2の湾曲部14内
において次のように配置されている。すなわち、第1の
湾曲部12の先端における左右の各ワイヤ支持部材33にそ
の各先端を取着固定し、第1の湾曲部12の後端、つま
り、中間挿入部13の先端における左右の各ワイヤ支持部
材34をそれぞれ貫通して支持されている。この第1の湾
曲部12内においては交差することなく挿入部3の軸方向
に平行に配置されている。
また、中間挿入部13内においてはその先端におけるワ
イヤ支持部材34と後端におけるワイヤ支持部材38との間
に架設された可撓性のある左右2本のワイヤ案内用チュ
ーブ51,51内を通じて案内される。この2本のワイヤ案
内用チューブ51,51はその内部に上記操作ワイヤ41,42を
内包したまま、左右が入れ変わるように交差し、そのワ
イヤ案内用チューブ51,51の先端と後端が左右に入れ変
わって対角的に対面するワイヤ支持部材34,38に取着さ
れている。なお、第1図および第3図で示すようにこの
ワイヤ案内用チューブ51,51が左右に入れ替わる際、そ
の中間挿入部13の内面に沿って180°旋回している。
イヤ支持部材34と後端におけるワイヤ支持部材38との間
に架設された可撓性のある左右2本のワイヤ案内用チュ
ーブ51,51内を通じて案内される。この2本のワイヤ案
内用チューブ51,51はその内部に上記操作ワイヤ41,42を
内包したまま、左右が入れ変わるように交差し、そのワ
イヤ案内用チューブ51,51の先端と後端が左右に入れ変
わって対角的に対面するワイヤ支持部材34,38に取着さ
れている。なお、第1図および第3図で示すようにこの
ワイヤ案内用チューブ51,51が左右に入れ替わる際、そ
の中間挿入部13の内面に沿って180°旋回している。
また、第2の湾曲部14においてはこの第1の湾曲部12
の先端における左右の各ワイヤ支持部材38から後端のワ
イヤ支持部材39にわたり、その左右の操作ワイヤ41,42
が交差することなく挿入部3の軸方向にに平行に配置さ
れている。この第1の湾曲部12内においては交差するこ
となく挿入部3に平行に配置されている。しかし、上記
中間挿入部13内において交差しているから、第1の湾曲
12とは左右が入替わっている。
の先端における左右の各ワイヤ支持部材38から後端のワ
イヤ支持部材39にわたり、その左右の操作ワイヤ41,42
が交差することなく挿入部3の軸方向にに平行に配置さ
れている。この第1の湾曲部12内においては交差するこ
となく挿入部3に平行に配置されている。しかし、上記
中間挿入部13内において交差しているから、第1の湾曲
12とは左右が入替わっている。
次に、上記内視鏡1の作用について説明する。操作部
2の上下または左右の湾曲用操作ノブ46,47を操作する
ことによって図示しない湾曲操作機構はその対応した第
1の操作ワイヤ41,42、または第2の操作ワイヤ43,44は
押し引きする。たとえば、上下用湾曲ノブ46を操作すれ
ば、これに対応した一対の第1の操作ワイヤ41,42が押
し引きさせられる。そして、引き込んだ方の操作ワイヤ
41は第1の湾曲部12の先端における上側のワイヤ支持部
材33と、第2の湾曲部14の先端における下側のワイヤ支
持部材34とをそれぞれ引く。つまり、この1本の操作ワ
イヤ41は第1の湾曲部12の先端における上側を引くと同
時に、第2の湾曲部14の先端における下側を引くから、
この第1の湾曲部12は上側に湾曲し、第2のの湾曲部14
は下側に湾曲する。
2の上下または左右の湾曲用操作ノブ46,47を操作する
ことによって図示しない湾曲操作機構はその対応した第
1の操作ワイヤ41,42、または第2の操作ワイヤ43,44は
押し引きする。たとえば、上下用湾曲ノブ46を操作すれ
ば、これに対応した一対の第1の操作ワイヤ41,42が押
し引きさせられる。そして、引き込んだ方の操作ワイヤ
41は第1の湾曲部12の先端における上側のワイヤ支持部
材33と、第2の湾曲部14の先端における下側のワイヤ支
持部材34とをそれぞれ引く。つまり、この1本の操作ワ
イヤ41は第1の湾曲部12の先端における上側を引くと同
時に、第2の湾曲部14の先端における下側を引くから、
この第1の湾曲部12は上側に湾曲し、第2のの湾曲部14
は下側に湾曲する。
また、上下用湾曲ノブ46を操作してこれとは逆の操作
ワイヤ42を引けば、第1の湾曲部12の先端における下側
のワイヤ支持部材33と、第2の湾曲部14の先端における
上側のワイヤ支持部材34とをそれぞれ引くから、この1
本の操作ワイヤ42は第1の湾曲部12の先端における下側
を引くと同時に、第2の湾曲部14の先端における上側を
引く。そして、この第1の湾曲部12は下側に湾曲し、第
2のの湾曲部14は上側に湾曲する。このように第1の湾
曲部12と第2の湾曲部14はそれぞれ正反対の向きに湾曲
する。
ワイヤ42を引けば、第1の湾曲部12の先端における下側
のワイヤ支持部材33と、第2の湾曲部14の先端における
上側のワイヤ支持部材34とをそれぞれ引くから、この1
本の操作ワイヤ42は第1の湾曲部12の先端における下側
を引くと同時に、第2の湾曲部14の先端における上側を
引く。そして、この第1の湾曲部12は下側に湾曲し、第
2のの湾曲部14は上側に湾曲する。このように第1の湾
曲部12と第2の湾曲部14はそれぞれ正反対の向きに湾曲
する。
この場合、第1の湾曲部12と第2の湾曲部14の湾曲量
はその内部に内蔵した第1のばね31と第2のばね36との
曲げ剛性を相対的に変えることにより第5図ないし第12
図で示すように様々な湾曲形態を設定することが可能で
ある。なお、上記ばね31,36は必ずしも必要なものでは
なく、結果的にその各湾曲部12,14の曲げ剛性が所望の
値になれば、その芯材や外皮32,37等の構成部材の条件
を調節することにより様々な湾曲形態を設定することが
できる。
はその内部に内蔵した第1のばね31と第2のばね36との
曲げ剛性を相対的に変えることにより第5図ないし第12
図で示すように様々な湾曲形態を設定することが可能で
ある。なお、上記ばね31,36は必ずしも必要なものでは
なく、結果的にその各湾曲部12,14の曲げ剛性が所望の
値になれば、その芯材や外皮32,37等の構成部材の条件
を調節することにより様々な湾曲形態を設定することが
できる。
そして、第5図は湾曲操作を行なわない挿入部3の状
態を示す。第6図は湾曲操作を行なったときの各湾曲部
12,14の初期の湾曲状態を示す。第1の湾曲部12と第2
の湾曲部14が同一の湾曲量を示し、このため、先端構成
部11の向く前方(視野方向)が常に最初の挿入部3の軸
方向と平行に保たれる。
態を示す。第6図は湾曲操作を行なったときの各湾曲部
12,14の初期の湾曲状態を示す。第1の湾曲部12と第2
の湾曲部14が同一の湾曲量を示し、このため、先端構成
部11の向く前方(視野方向)が常に最初の挿入部3の軸
方向と平行に保たれる。
第7図は中期の湾曲状態を示すもので、この状態でも
第1の湾曲部12と第2の湾曲部14が同一の湾曲量を示
し、このため、先端構成部11の向く前方(視野方向)が
常に最初の挿入部3の軸方向と平行に保たれる。
第1の湾曲部12と第2の湾曲部14が同一の湾曲量を示
し、このため、先端構成部11の向く前方(視野方向)が
常に最初の挿入部3の軸方向と平行に保たれる。
第8図は最大湾曲量まで湾曲させた状態を示し、この
ときにも、先端構成部11の向く前方(視野方向)が常に
最初の挿入部3の軸方向と平行に保たれる。
ときにも、先端構成部11の向く前方(視野方向)が常に
最初の挿入部3の軸方向と平行に保たれる。
第9図および第10図は第2の湾曲部14の剛性が第1の
湾曲部の12の剛性より強くなるように調整した内視鏡1
についての湾曲状態を示す。すなわち、湾曲操作を一切
行なわないときには第5図で示す真直ぐな状態と同じで
あるが、湾曲を掛け始めた初期では第9図で示すように
剛性の小さい第1の湾曲部12のみが湾曲する。さらに、
第10図で示すように湾曲操作を続けると、第1の湾曲部
12はさらに強く湾曲し、完全またはある程度の湾曲が終
わると、第2の湾曲部14が湾曲する。そして、最終的に
は第8図で示したように、先端構成部11の向く前方(視
野方向)が常に最初の挿入部3の軸方向と平行になる。
湾曲部の12の剛性より強くなるように調整した内視鏡1
についての湾曲状態を示す。すなわち、湾曲操作を一切
行なわないときには第5図で示す真直ぐな状態と同じで
あるが、湾曲を掛け始めた初期では第9図で示すように
剛性の小さい第1の湾曲部12のみが湾曲する。さらに、
第10図で示すように湾曲操作を続けると、第1の湾曲部
12はさらに強く湾曲し、完全またはある程度の湾曲が終
わると、第2の湾曲部14が湾曲する。そして、最終的に
は第8図で示したように、先端構成部11の向く前方(視
野方向)が常に最初の挿入部3の軸方向と平行になる。
第11図および第12図は第1の湾曲部12の剛性が第2の
湾曲部の14の剛性より強くなるように調整した内視鏡1
についての湾曲状態を示す。すなわち、湾曲操作を一切
行なわないときには第5図で示す真直ぐな状態と同じで
あるが、湾曲を掛け始めた初期では第11図で示すように
剛性の小さい第2の湾曲部14のみが湾曲する。さらに、
第12図で示すように湾曲操作を続けると、第2の湾曲部
14はさらに強く湾曲し、完全またはある程度の湾曲が終
わると、第1の湾曲部12が湾曲する。そして、最終的に
は第8図で示したように、先端構成部11の向く前方(視
野方向)が常に最初の挿入部3の軸方向と平行になる。
湾曲部の14の剛性より強くなるように調整した内視鏡1
についての湾曲状態を示す。すなわち、湾曲操作を一切
行なわないときには第5図で示す真直ぐな状態と同じで
あるが、湾曲を掛け始めた初期では第11図で示すように
剛性の小さい第2の湾曲部14のみが湾曲する。さらに、
第12図で示すように湾曲操作を続けると、第2の湾曲部
14はさらに強く湾曲し、完全またはある程度の湾曲が終
わると、第1の湾曲部12が湾曲する。そして、最終的に
は第8図で示したように、先端構成部11の向く前方(視
野方向)が常に最初の挿入部3の軸方向と平行になる。
このように上記構成の内視鏡1によれば、種々の湾曲
使用態様が得られる。ところで、第13図で示す状態は従
来の内視鏡60の湾曲操作を使用して壁部61にある孔62を
観察しようとするところである。この従来の内視鏡60の
挿入部63には1つの湾曲部64しかないので、検体底面65
に挿入部63が横たわる状態から、その湾曲部64を湾曲さ
せても、その視野方向は単に上方を向くだけで、壁部61
にある孔62の内部までは観察することはできない。
使用態様が得られる。ところで、第13図で示す状態は従
来の内視鏡60の湾曲操作を使用して壁部61にある孔62を
観察しようとするところである。この従来の内視鏡60の
挿入部63には1つの湾曲部64しかないので、検体底面65
に挿入部63が横たわる状態から、その湾曲部64を湾曲さ
せても、その視野方向は単に上方を向くだけで、壁部61
にある孔62の内部までは観察することはできない。
しかしながら、上記構成の内視鏡1を使用すれば、第
14図で示すように各湾曲部12,14が相反する方向に湾曲
してその先端構成部11を検体底面65に平行な水平な向き
に向けることができる。このため、その壁部61にある孔
62の内部まで観察すすることができる。また、前方に移
動してその先端構成部11をその孔62の内部へ差し込み、
第15図で示すようにその挿入部3の全体を挿入すること
ができる。
14図で示すように各湾曲部12,14が相反する方向に湾曲
してその先端構成部11を検体底面65に平行な水平な向き
に向けることができる。このため、その壁部61にある孔
62の内部まで観察すすることができる。また、前方に移
動してその先端構成部11をその孔62の内部へ差し込み、
第15図で示すようにその挿入部3の全体を挿入すること
ができる。
第16図は本発明の第2の実施例を示すものである。こ
の実施例は上記第1の実施例のものと比べて次の点で異
なる。まず、第1の湾曲部12と第2の湾曲部14の各内部
に設けたばね31,36の替わりに第1の湾曲チューブ71と
第2の湾曲チューブ72を設けたものである。この各湾曲
チューブ71,72はそれぞれ可撓性と同時に弾性をもって
いる。なお、第1の湾曲チューブ71の先端側は先端フー
ド28の後端側と、第1の湾曲チューブ71の後端側は中継
パイプ35の先端側と、第2の湾曲チューブ72の先端側は
中継パイプ35の後端側と、第2の湾曲チューブ72の後端
側は可撓管部15の先端側にそれぞれ連設されている。
の実施例は上記第1の実施例のものと比べて次の点で異
なる。まず、第1の湾曲部12と第2の湾曲部14の各内部
に設けたばね31,36の替わりに第1の湾曲チューブ71と
第2の湾曲チューブ72を設けたものである。この各湾曲
チューブ71,72はそれぞれ可撓性と同時に弾性をもって
いる。なお、第1の湾曲チューブ71の先端側は先端フー
ド28の後端側と、第1の湾曲チューブ71の後端側は中継
パイプ35の先端側と、第2の湾曲チューブ72の先端側は
中継パイプ35の後端側と、第2の湾曲チューブ72の後端
側は可撓管部15の先端側にそれぞれ連設されている。
第17図は本発明の第3の実施例を示すものである。こ
の実施例は上記第1の実施例のものと比べて次の点で異
なる。まず、第1の湾曲部12と第2の湾曲部14の各内部
にあるばね31,36の内側に枢支ピン80を互いに枢着して
なる複数の湾曲駒81を配置してなる湾曲機構を配設し、
その各湾曲部12,14の湾曲強度を高めたものである。な
お、第1の湾曲機構の先端側は先端フード28の後端側
と、第1の湾曲機構の後端側は中継パイプ35の先端側
と、第2の湾曲機構の先端側は中継パイプ35の後端側
と、第2の湾曲機構の後端側は可撓管部15にそれぞれ連
設されている。
の実施例は上記第1の実施例のものと比べて次の点で異
なる。まず、第1の湾曲部12と第2の湾曲部14の各内部
にあるばね31,36の内側に枢支ピン80を互いに枢着して
なる複数の湾曲駒81を配置してなる湾曲機構を配設し、
その各湾曲部12,14の湾曲強度を高めたものである。な
お、第1の湾曲機構の先端側は先端フード28の後端側
と、第1の湾曲機構の後端側は中継パイプ35の先端側
と、第2の湾曲機構の先端側は中継パイプ35の後端側
と、第2の湾曲機構の後端側は可撓管部15にそれぞれ連
設されている。
第18図は本発明の第4の実施例を示すものである。こ
の実施例は上記第1の実施例のものと比べて次の点で異
なる。まず、第1の湾曲部12の外皮32と第2の湾曲部14
の外皮37をインターロック螺旋管91,92に置き換えたも
のである。このインターロック螺旋管91,92は外力によ
り容易に湾曲できるとともに、その形状を維持する。ま
た、外力を加えることにより元の形状に容易に戻すこと
もできる。また、より丈夫な湾曲部12,14を構成するこ
とができる。なお、第1のインターロック螺旋管91の先
端側は先端フード28の後端側と、第1のインターロック
螺旋管91の後端側は中継パイプ35の先端側と、第2のイ
ンターロック螺旋管92の先端側は中継パイプ35の後端側
と、第2のインターロック螺旋管92の後端側は可撓管部
15にそれぞれ連設されている。
の実施例は上記第1の実施例のものと比べて次の点で異
なる。まず、第1の湾曲部12の外皮32と第2の湾曲部14
の外皮37をインターロック螺旋管91,92に置き換えたも
のである。このインターロック螺旋管91,92は外力によ
り容易に湾曲できるとともに、その形状を維持する。ま
た、外力を加えることにより元の形状に容易に戻すこと
もできる。また、より丈夫な湾曲部12,14を構成するこ
とができる。なお、第1のインターロック螺旋管91の先
端側は先端フード28の後端側と、第1のインターロック
螺旋管91の後端側は中継パイプ35の先端側と、第2のイ
ンターロック螺旋管92の先端側は中継パイプ35の後端側
と、第2のインターロック螺旋管92の後端側は可撓管部
15にそれぞれ連設されている。
なお、本発明は上記実施例のものに限定されるもので
はない。その要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能
である。例えば上記中間挿入部13の長さをより短いもの
としてもよい。例えば第5図や第6図で示すように湾曲
部12,14の長さより長くしなくてもよい。このとき、少
なくともワイヤ案内用チューブ51,51がその中間挿入部1
3内で無理なくねじれる長さがあれば足りる。また、上
記各実施例ではファイバスコープであったが、電子式の
内視鏡であってもよい。
はない。その要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能
である。例えば上記中間挿入部13の長さをより短いもの
としてもよい。例えば第5図や第6図で示すように湾曲
部12,14の長さより長くしなくてもよい。このとき、少
なくともワイヤ案内用チューブ51,51がその中間挿入部1
3内で無理なくねじれる長さがあれば足りる。また、上
記各実施例ではファイバスコープであったが、電子式の
内視鏡であってもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、1回の湾曲操作
で2つの湾曲部をそれぞれ逆方向に湾曲することがで
き、2つの湾曲部を設けたものの挿入部の湾曲操作性を
向上することができる。また、その挿入部に2つの湾曲
部を設けたにも拘らず、その挿入部の細径化を確保する
ことができる。また、湾曲操作ワイヤ及びこれを内包す
るワイヤ案内用チューブは、中間挿入部の内面に沿って
180°旋回されて配置されるため、湾曲操作ワイヤ及び
ワイヤ案内用チューブが、それ以外の、例えばイメージ
ガイドファイバ、ライトガイドファイバ、チューブ類等
の内視鏡内蔵物の邪魔にならず、また、その内視鏡内蔵
物を挿入部の中央に挿通配置することができるので、湾
曲操作用ワイヤ及びワイヤ案内用チューブが内視鏡内蔵
物に触れ、それらを摩耗、破壊させてしまうおそれがな
い。さらに、湾曲操作用ワイヤは、ワイヤ案内用チュー
ブに内包されているので、湾曲操作用ワイヤの激しい動
きによって、内視鏡内蔵物を摩耗、破壊させるおそれが
一層なくなる。
で2つの湾曲部をそれぞれ逆方向に湾曲することがで
き、2つの湾曲部を設けたものの挿入部の湾曲操作性を
向上することができる。また、その挿入部に2つの湾曲
部を設けたにも拘らず、その挿入部の細径化を確保する
ことができる。また、湾曲操作ワイヤ及びこれを内包す
るワイヤ案内用チューブは、中間挿入部の内面に沿って
180°旋回されて配置されるため、湾曲操作ワイヤ及び
ワイヤ案内用チューブが、それ以外の、例えばイメージ
ガイドファイバ、ライトガイドファイバ、チューブ類等
の内視鏡内蔵物の邪魔にならず、また、その内視鏡内蔵
物を挿入部の中央に挿通配置することができるので、湾
曲操作用ワイヤ及びワイヤ案内用チューブが内視鏡内蔵
物に触れ、それらを摩耗、破壊させてしまうおそれがな
い。さらに、湾曲操作用ワイヤは、ワイヤ案内用チュー
ブに内包されているので、湾曲操作用ワイヤの激しい動
きによって、内視鏡内蔵物を摩耗、破壊させるおそれが
一層なくなる。
第1図ないし第15図は本発明の第1の実施例を示し、第
1図はその挿入部の側断面図、第2図は第1図中A−A
線に沿う断面図、第3図は第1図中B−B線に沿う断面
図、第4図は内視鏡の斜視図、第5図ないし第12図はそ
れぞれ内視鏡の挿入部の各種湾曲操作態様を示す説明
図、第13図は比較のために示す一般的な内視鏡の検査使
用態様説明図、第14図および第15図はこの実施例の内視
鏡の検査使用態様説明図、第16図は本発明の第2の実施
例の挿入部の側断面図、第17図は本発明の第3の実施例
の挿入部の側断面図、第18図は本発明の第4の実施例の
挿入部の側断面図である。 1…内視鏡、2…操作部、3…挿入部、11…先端構成
部、12…第1の湾曲部、13…中間挿入部、14…第2の湾
曲部、33,34…ワイヤ支持部材、38,39…ワイヤ支持部
材、41,42…操作ワイヤ、43,44…操作ワイヤ。
1図はその挿入部の側断面図、第2図は第1図中A−A
線に沿う断面図、第3図は第1図中B−B線に沿う断面
図、第4図は内視鏡の斜視図、第5図ないし第12図はそ
れぞれ内視鏡の挿入部の各種湾曲操作態様を示す説明
図、第13図は比較のために示す一般的な内視鏡の検査使
用態様説明図、第14図および第15図はこの実施例の内視
鏡の検査使用態様説明図、第16図は本発明の第2の実施
例の挿入部の側断面図、第17図は本発明の第3の実施例
の挿入部の側断面図、第18図は本発明の第4の実施例の
挿入部の側断面図である。 1…内視鏡、2…操作部、3…挿入部、11…先端構成
部、12…第1の湾曲部、13…中間挿入部、14…第2の湾
曲部、33,34…ワイヤ支持部材、38,39…ワイヤ支持部
材、41,42…操作ワイヤ、43,44…操作ワイヤ。
Claims (1)
- 【請求項1】挿入部に前後2つの湾曲部を設けた内視鏡
において、先端側の第1の湾曲部と後端側の第2の湾曲
部との間に中間挿入部を設け、挿入部内には手元操作部
に通じる湾曲用操作ワイヤを挿通するとともに、前記湾
曲用操作ワイヤの先端側は第1の湾曲部と第2の湾曲部
において挿入部の中心軸に対して相反する対向位置に設
けた各ワイヤ支持部材に連係し、かつ、前記起湾曲操作
ワイヤは、前記中間挿入部の内面に沿って180°旋回さ
れたワイヤ案内用チューブに内包され、前記操作ワイヤ
により第1の湾曲部と第2の湾曲部を相反する向きに湾
曲操作するようにしたことを特徴とする内視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63262842A JP2716162B2 (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | 内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63262842A JP2716162B2 (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | 内視鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02109536A JPH02109536A (ja) | 1990-04-23 |
JP2716162B2 true JP2716162B2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=17381375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63262842A Expired - Fee Related JP2716162B2 (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | 内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2716162B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2553266Y2 (ja) * | 1991-09-27 | 1997-11-05 | オリンパス光学工業株式会社 | 内視鏡湾曲装置 |
JP3490931B2 (ja) * | 1999-06-07 | 2004-01-26 | ペンタックス株式会社 | 飲み込み型内視鏡装置 |
JP3462795B2 (ja) * | 1999-06-07 | 2003-11-05 | ペンタックス株式会社 | 飲み込み型内視鏡装置 |
JP3490932B2 (ja) * | 1999-06-07 | 2004-01-26 | ペンタックス株式会社 | 飲み込み型内視鏡装置 |
JP3490933B2 (ja) * | 1999-06-07 | 2004-01-26 | ペンタックス株式会社 | 飲み込み型内視鏡装置 |
JP5281827B2 (ja) * | 2008-06-19 | 2013-09-04 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 内視鏡 |
US9216056B2 (en) | 2012-03-02 | 2015-12-22 | Biosense Webster (Israel) Ltd. | Catheter for treatment of atrial flutter having single action dual deflection mechanism |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01303121A (ja) * | 1988-06-01 | 1989-12-07 | Fuji Photo Optical Co Ltd | 体内診断装置 |
-
1988
- 1988-10-20 JP JP63262842A patent/JP2716162B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02109536A (ja) | 1990-04-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |