JP2706285B2 - 活性エネルギー線硬化型組成物 - Google Patents
活性エネルギー線硬化型組成物Info
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば、光ファイバーの外層被覆用に使用
した場合に、好適なスベリ性を付与できる活性エネルギ
ー線硬化型組成物に関する。
した場合に、好適なスベリ性を付与できる活性エネルギ
ー線硬化型組成物に関する。
(従来の技術) 従来、例えば、光ファイバー素線を束ねたテープ状光
ファイバーユニットを使用して多心光ファイバーケーブ
ルを製造する場合や光ファイバー素線を使用してバンド
ル型光ファイバーを製造する場合、多心光ファイバーケ
ーブルにおいては、ユニット同志や、ユニットをケーブ
ル内に保持するための構造材とユニットとの摩擦抵抗を
小さくする為、またバンドル型光ファイバーにおいて
は、素線同志や、素線をバンドル型光ファイバー内に保
持するための構造材と素線との摩擦抵抗を小さくする
為、テープ状光ファイバーユニットや光ファイバー素線
の表面に粉体粒子を付着させたり、これらの表面にシリ
コーン系やフッ素系オイルを塗布したり、また光ファイ
バーユニットや光ファイバー素線の表面硬度を上げたり
する方法によってスベリ性不良や摩擦による不具合が起
こらないようにすることが一般に行なわれていた。
ファイバーユニットを使用して多心光ファイバーケーブ
ルを製造する場合や光ファイバー素線を使用してバンド
ル型光ファイバーを製造する場合、多心光ファイバーケ
ーブルにおいては、ユニット同志や、ユニットをケーブ
ル内に保持するための構造材とユニットとの摩擦抵抗を
小さくする為、またバンドル型光ファイバーにおいて
は、素線同志や、素線をバンドル型光ファイバー内に保
持するための構造材と素線との摩擦抵抗を小さくする
為、テープ状光ファイバーユニットや光ファイバー素線
の表面に粉体粒子を付着させたり、これらの表面にシリ
コーン系やフッ素系オイルを塗布したり、また光ファイ
バーユニットや光ファイバー素線の表面硬度を上げたり
する方法によってスベリ性不良や摩擦による不具合が起
こらないようにすることが一般に行なわれていた。
テープ状光ファイバーユニットを使用した多心型光フ
ァイバーケーブルにおいて、スベリ性が不良であると、
ユニット同志や構造材とテープとの摩擦抵抗が大きくな
るため、製造時又は施工の際に曲げた場合、伸び又は収
縮の緩和が不十分となって、応力が部分的に加わるため
伝送損失を増大させるという問題が発生する。製造時
や、施工時にケーブルに曲率を持たせる行為は頻繁に行
なわれており、スベリ性が良好であることは、重要な性
能の一つである。
ァイバーケーブルにおいて、スベリ性が不良であると、
ユニット同志や構造材とテープとの摩擦抵抗が大きくな
るため、製造時又は施工の際に曲げた場合、伸び又は収
縮の緩和が不十分となって、応力が部分的に加わるため
伝送損失を増大させるという問題が発生する。製造時
や、施工時にケーブルに曲率を持たせる行為は頻繁に行
なわれており、スベリ性が良好であることは、重要な性
能の一つである。
また、バンドル型光ファイバーにおいて、スベリ性が
十分でない場合は、曲げた場合に、素線同志に部分的に
応力を生じ、断線の原因となる。
十分でない場合は、曲げた場合に、素線同志に部分的に
応力を生じ、断線の原因となる。
スベリ性を良好にすることは、伝送損失の増加や断線
を防ぐ効果があり、スベリ性を良好にするため、前記の
ような方法がとられていた。
を防ぐ効果があり、スベリ性を良好にするため、前記の
ような方法がとられていた。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の、粉体粒子を付着させる方法においては、テー
プ状光ファイバーユニットや光ファイバー素線に粉体粒
子を付着させる工程が必要であり、また粉体粒子を使用
するため製造環境を汚染する可能性があり、光ファイバ
ーを製造するクリーンな環境においては大きな障害とな
る。
プ状光ファイバーユニットや光ファイバー素線に粉体粒
子を付着させる工程が必要であり、また粉体粒子を使用
するため製造環境を汚染する可能性があり、光ファイバ
ーを製造するクリーンな環境においては大きな障害とな
る。
シリコーン系や、フッ素系のオイルを表面に塗布し、
スベリ性を向上させる方法も、表面にベタツキを生じる
欠点があり、またオイル塗布のための別工程が必要とな
る。
スベリ性を向上させる方法も、表面にベタツキを生じる
欠点があり、またオイル塗布のための別工程が必要とな
る。
表面硬度を上げる方法においては、一般的に被膜の伸
び率の低下を招き、テープ状光ファイバーユニットや光
ファイバー素線などの光ファイバーの耐屈曲性を低下さ
せる問題点がある。
び率の低下を招き、テープ状光ファイバーユニットや光
ファイバー素線などの光ファイバーの耐屈曲性を低下さ
せる問題点がある。
(問題点を解決するための手段) 上記従来技術の問題点を解決するために、光ファイバ
ー表面を塗装する材料のスベリ性を改良する検討を行な
った結果、塗装用材料として特定の粒子を配合した活性
エネルギー線硬化型組成物を使用することによって上記
問題点がなく、スベリ性を向上できることを見出し、本
発明に到達した。
ー表面を塗装する材料のスベリ性を改良する検討を行な
った結果、塗装用材料として特定の粒子を配合した活性
エネルギー線硬化型組成物を使用することによって上記
問題点がなく、スベリ性を向上できることを見出し、本
発明に到達した。
すなわち、本発明は活性エネルギー線硬化型樹脂およ
び/又は活性エネルギー線硬化型ビニルモノマーに、平
均粒子径10〜50μmの粒子を、該硬化型樹脂と該ビニル
モノマーとの和100重量部に対して0.5〜100重量部、お
よび必要に応じて光重合開始剤を配合してなる光ファイ
バー表面塗装用活性エネルギー線硬化型組成物に係わ
る。
び/又は活性エネルギー線硬化型ビニルモノマーに、平
均粒子径10〜50μmの粒子を、該硬化型樹脂と該ビニル
モノマーとの和100重量部に対して0.5〜100重量部、お
よび必要に応じて光重合開始剤を配合してなる光ファイ
バー表面塗装用活性エネルギー線硬化型組成物に係わ
る。
本発明組成物において、活性エネルギー線硬化型樹脂
としては、エチレン性不飽和基含有樹脂が包含され、具
体的には次に例示するものがあげられる。
としては、エチレン性不飽和基含有樹脂が包含され、具
体的には次に例示するものがあげられる。
エチレン性不飽和基含有樹脂としては、例えば、ポリ
エステルに(メタ)アクリル酸を縮合させた樹脂、エチ
レン性不飽和基含有ポリウレタン樹脂、エチレン性不飽
和基含有エポキシ樹脂、エチレン性不飽和基含有含リン
エポキシ樹脂、エチレン性不飽和基含有アクリル樹脂、
エチレン性不飽和基含有シリコン樹脂、エチレン性不飽
和基含有メラミン樹脂などがあげられる。
エステルに(メタ)アクリル酸を縮合させた樹脂、エチ
レン性不飽和基含有ポリウレタン樹脂、エチレン性不飽
和基含有エポキシ樹脂、エチレン性不飽和基含有含リン
エポキシ樹脂、エチレン性不飽和基含有アクリル樹脂、
エチレン性不飽和基含有シリコン樹脂、エチレン性不飽
和基含有メラミン樹脂などがあげられる。
また、本発明組成物において、活性エネルギー線硬化
型ビニルモノマーとしては、重合性不飽和モノマーのみ
ではなく、重合性不飽和オリゴマーも包含され、具体的
には次に例示するものが挙げられる。
型ビニルモノマーとしては、重合性不飽和モノマーのみ
ではなく、重合性不飽和オリゴマーも包含され、具体的
には次に例示するものが挙げられる。
重合性不飽和モノマーとしては、まず、アクリル酸ま
たはメタクリル酸と炭素数1〜28個の1価アルコールと
のエステル化物があげられ、例えばアクリル酸メチル、
メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸
エチル、アクリル酸n−ブチル、メタクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸iso−ブチル、メタクリル酸iso−ブチ
ル、アクリル酸tert−ブチル、メタクリル酸−tert−ブ
チル、アクリル酸プロピル、メタクリル酸プロピル、ア
クリル酸ヘキシル、メタクリル酸ヘキシル、アクリル酸
オクチル、メタクリル酸オクチル、アクリル酸ラウリ
ル、メタクリル酸ラウリル、アクリル酸2−エチルヘキ
シル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸シ
クロヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル
酸ステアリル、メタクリル酸ステアリルなどが含まれ
る。
たはメタクリル酸と炭素数1〜28個の1価アルコールと
のエステル化物があげられ、例えばアクリル酸メチル、
メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸
エチル、アクリル酸n−ブチル、メタクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸iso−ブチル、メタクリル酸iso−ブチ
ル、アクリル酸tert−ブチル、メタクリル酸−tert−ブ
チル、アクリル酸プロピル、メタクリル酸プロピル、ア
クリル酸ヘキシル、メタクリル酸ヘキシル、アクリル酸
オクチル、メタクリル酸オクチル、アクリル酸ラウリ
ル、メタクリル酸ラウリル、アクリル酸2−エチルヘキ
シル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸シ
クロヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル
酸ステアリル、メタクリル酸ステアリルなどが含まれ
る。
また、該モノマーとして、スチレン、ビニルトルエ
ン、メチルスチレン、クロルスチレン、ジビニルベンゼ
ンなどのビニル芳香族化合物;酢酸ビニル、塩化ビニ
ル、ビニルイソブチルエーテル、メチルビニルエーテ
ル、アクリロニトリル、2−エチルヘキシルビニルエー
テルなどのその他のビニル化合物も使用できる。さら
に、該モノマーとして、アクリル酸、メタクリル酸など
のカルボキシル基含有モノマー;2−ヒドロキシエチルア
クリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2
−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピルメタクリレートなどの水酸基含有モノマー;ブチ
ルイソシアネート、フェニルイソシアネートなどのポリ
イソシアネートと上記水酸基含有モノマーとの付加物;
リン酸と上記水酸基含有モノマーとの付加物;ビニルピ
ロリドン、ビニルピリジンなどの含窒素複素環を有する
不飽和モノマーなども使用できる。
ン、メチルスチレン、クロルスチレン、ジビニルベンゼ
ンなどのビニル芳香族化合物;酢酸ビニル、塩化ビニ
ル、ビニルイソブチルエーテル、メチルビニルエーテ
ル、アクリロニトリル、2−エチルヘキシルビニルエー
テルなどのその他のビニル化合物も使用できる。さら
に、該モノマーとして、アクリル酸、メタクリル酸など
のカルボキシル基含有モノマー;2−ヒドロキシエチルア
クリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2
−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピルメタクリレートなどの水酸基含有モノマー;ブチ
ルイソシアネート、フェニルイソシアネートなどのポリ
イソシアネートと上記水酸基含有モノマーとの付加物;
リン酸と上記水酸基含有モノマーとの付加物;ビニルピ
ロリドン、ビニルピリジンなどの含窒素複素環を有する
不飽和モノマーなども使用できる。
また、重合性不飽和オリゴマーとしては、例えば、ジ
エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコ
ールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジアク
リレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、
プロピレングリコールジアクリレート、プロピレングリ
コールジメタクリレート、1,3−ブタンジオールジアク
リレート、1,3−ブタンジオールジメタクリレート、1,4
−ブタンジオールジアクリレート、1,4−ブタンジオー
ルジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリ
レート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、1,
6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジ
オールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリ
アクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレ
ート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタ
エリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリスリト
ールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
メタクリレートなどのジ−、トリ−またはテトラビニル
化合物;前記の多価アルコールとエチレンオキシドとの
付加物にアクリル酸および/またはメタクリル酸を反応
せしめた生成物;前記の多価アルコールとプロピレンオ
キシドとの付加物にアクリル酸および/またはメタクリ
ル酸を反応せしめた生成物;前記の多価アルコールとε
−カプロラクトンとの付加物にアクリル酸および/また
はメタクリル酸を反応せしめた生成物;含リン重合性不
飽和オリゴマー等が包含される。
エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコ
ールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジアク
リレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、
プロピレングリコールジアクリレート、プロピレングリ
コールジメタクリレート、1,3−ブタンジオールジアク
リレート、1,3−ブタンジオールジメタクリレート、1,4
−ブタンジオールジアクリレート、1,4−ブタンジオー
ルジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリ
レート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、1,
6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジ
オールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリ
アクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレ
ート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタ
エリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリスリト
ールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
メタクリレートなどのジ−、トリ−またはテトラビニル
化合物;前記の多価アルコールとエチレンオキシドとの
付加物にアクリル酸および/またはメタクリル酸を反応
せしめた生成物;前記の多価アルコールとプロピレンオ
キシドとの付加物にアクリル酸および/またはメタクリ
ル酸を反応せしめた生成物;前記の多価アルコールとε
−カプロラクトンとの付加物にアクリル酸および/また
はメタクリル酸を反応せしめた生成物;含リン重合性不
飽和オリゴマー等が包含される。
以上に述べたモノマー及びオリゴマーは単独でまたは
2種以上混合して使用できる。
2種以上混合して使用できる。
本発明組成物において、活性エネルギー線硬化型樹脂
および/又は活性エネルギー線硬化型ビニルモノマーに
配合せしめる粒子としては、平均粒子径が10〜50μmで
あれば、無機粒子、有機樹脂粒子いずれも使用可能であ
る。
および/又は活性エネルギー線硬化型ビニルモノマーに
配合せしめる粒子としては、平均粒子径が10〜50μmで
あれば、無機粒子、有機樹脂粒子いずれも使用可能であ
る。
無機粒子としては、例えば、シリカ、タンカル、タル
ク、マイカ、クレー、硫酸バリウム、セラミック、その
他金属酸化物の粒子などが挙げられる。
ク、マイカ、クレー、硫酸バリウム、セラミック、その
他金属酸化物の粒子などが挙げられる。
また有機樹脂粒子としては、ポリアミド、アクリル、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポ
リウレタン、エポキシ樹脂、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリフッ化ビニリデン、ポリ四フッ化エチレン、シ
リコン系樹脂等いずれの樹脂粒子でも可能であり、活性
エネルギー線硬化型樹脂および/又は活性エネルギー線
硬化型ビニルモノマーに溶解しない樹脂が本発明の目的
に適する。
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポ
リウレタン、エポキシ樹脂、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリフッ化ビニリデン、ポリ四フッ化エチレン、シ
リコン系樹脂等いずれの樹脂粒子でも可能であり、活性
エネルギー線硬化型樹脂および/又は活性エネルギー線
硬化型ビニルモノマーに溶解しない樹脂が本発明の目的
に適する。
配合する粒子の粒子径が10μmより小さくなるとスベ
リ性付与効果が少なくなり、一方、50μmより大きくな
ると、表面の凹凸が大きくなり、側圧特性が悪化し、伝
送損失が大きくなり、本目的に適さない。また粒子径は
乾燥膜厚の1/20〜1の範囲内にあることがより好まし
い。
リ性付与効果が少なくなり、一方、50μmより大きくな
ると、表面の凹凸が大きくなり、側圧特性が悪化し、伝
送損失が大きくなり、本目的に適さない。また粒子径は
乾燥膜厚の1/20〜1の範囲内にあることがより好まし
い。
上記粒子の配合量は、前記硬化型樹脂と前記ビニルモ
ノマーとの和100重量部に対して0.5〜100重量部の範囲
である。粒子の配合量が0.5重量部より少なくなるとス
ベリ性付与効果が十分でなく、又、100重量部より多く
なると、得られる塗膜が脆くなるため適さない。
ノマーとの和100重量部に対して0.5〜100重量部の範囲
である。粒子の配合量が0.5重量部より少なくなるとス
ベリ性付与効果が十分でなく、又、100重量部より多く
なると、得られる塗膜が脆くなるため適さない。
また、配合する粒子のヤング率は、バインダー樹脂の
ヤング率と同等もしくは近いことが望ましく、小さすぎ
ると系全体のヤング率を大きく下げて塗膜強度を低下さ
せ、一方、大きすぎると、系のヤング率を大きく上げ、
伸び率を低下させる。粒子のヤング率は一般的に0.5〜5
00kgf/mm2の範囲内にあることが好ましい。
ヤング率と同等もしくは近いことが望ましく、小さすぎ
ると系全体のヤング率を大きく下げて塗膜強度を低下さ
せ、一方、大きすぎると、系のヤング率を大きく上げ、
伸び率を低下させる。粒子のヤング率は一般的に0.5〜5
00kgf/mm2の範囲内にあることが好ましい。
また配合される粒子の表面はバインダーとの付着性を
強くし、系の強度を上げるためカップリング剤でコーテ
ィング処理したり活性化処理したものであってもよい。
強くし、系の強度を上げるためカップリング剤でコーテ
ィング処理したり活性化処理したものであってもよい。
カップリング剤としては、シリコーン系、チタン、ア
ルミニウム、ジルコニウムなどの金属の、金属キレート
系などの一般に知られている材料を使用することがで
き、活性化処理としては、プラズマ処理、オゾン処理、
粒子線処理、酸処理、アルカリ処理などが使用できる。
ルミニウム、ジルコニウムなどの金属の、金属キレート
系などの一般に知られている材料を使用することがで
き、活性化処理としては、プラズマ処理、オゾン処理、
粒子線処理、酸処理、アルカリ処理などが使用できる。
本発明の組成物は電子線および紫外線などの活性エネ
ルギー線を照射することによって硬化せしめることがで
きる。紫外線照射によって硬化させる場合には、該組成
物に光重合開始剤をあらかじめ添加しておく必要があ
る。光重合開始剤としては、紫外線の照射により励起さ
れてラジカルを発生させるタイプの通常の光重合開始剤
が用いられ、例えば、ベンゾイン、ベンゾインメチルエ
ーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインn−プ
ロピルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベ
ンゾインn−ブチルエーテル、α−ヒドロキシイソブチ
ルフェノン、ベンゾフェノン、p−メチルベンゾフェノ
ン、ミヒラーケトン、アセトフェノン、1−ヒドロキシ
−1−シクロヘキシルアセトフェノン、2−クロロチオ
キサントン、アントラキノン、2−メチルアントラキノ
ン、フェニルジスルフィド、2−ニトロフルオレン等が
あげられる。これらの光重合開始剤は単独でもしくは2
種以上を混合して使用でき、その配合量は活性エネルギ
ー線硬化型樹脂と活性エネルギー線硬化型樹脂との和、
すなわちバインダー成分100重量部に対して0.1〜10重量
部の範囲が好ましい。
ルギー線を照射することによって硬化せしめることがで
きる。紫外線照射によって硬化させる場合には、該組成
物に光重合開始剤をあらかじめ添加しておく必要があ
る。光重合開始剤としては、紫外線の照射により励起さ
れてラジカルを発生させるタイプの通常の光重合開始剤
が用いられ、例えば、ベンゾイン、ベンゾインメチルエ
ーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインn−プ
ロピルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベ
ンゾインn−ブチルエーテル、α−ヒドロキシイソブチ
ルフェノン、ベンゾフェノン、p−メチルベンゾフェノ
ン、ミヒラーケトン、アセトフェノン、1−ヒドロキシ
−1−シクロヘキシルアセトフェノン、2−クロロチオ
キサントン、アントラキノン、2−メチルアントラキノ
ン、フェニルジスルフィド、2−ニトロフルオレン等が
あげられる。これらの光重合開始剤は単独でもしくは2
種以上を混合して使用でき、その配合量は活性エネルギ
ー線硬化型樹脂と活性エネルギー線硬化型樹脂との和、
すなわちバインダー成分100重量部に対して0.1〜10重量
部の範囲が好ましい。
また、これらの光重合開始剤による光重合反応を促進
させるために、光増感促進剤を光重合開始剤と併用して
もよい。併用しうる光増感促進剤として、例えば、トリ
エチルアミン、トリエタノールアミン、2−ジメチルア
ミノエタノール等の3級アミン系;トリフェニルホスフ
ィン等のアルキルホスフィン系;β−チオジグリコール
等のチオエーテル系の光増感促進剤があげられる。これ
ら光増感促進剤はそれぞれ単独でもしくは2種以上を混
合して使用でき、その配合量は、バインダー成分100重
量部に対して0.1〜10重量部の範囲が好ましい。
させるために、光増感促進剤を光重合開始剤と併用して
もよい。併用しうる光増感促進剤として、例えば、トリ
エチルアミン、トリエタノールアミン、2−ジメチルア
ミノエタノール等の3級アミン系;トリフェニルホスフ
ィン等のアルキルホスフィン系;β−チオジグリコール
等のチオエーテル系の光増感促進剤があげられる。これ
ら光増感促進剤はそれぞれ単独でもしくは2種以上を混
合して使用でき、その配合量は、バインダー成分100重
量部に対して0.1〜10重量部の範囲が好ましい。
一方、電子線照射を用いる場合には、本発明の組成物
に上記の如き光重合開始剤や光増感促進剤を配合する必
要はない。
に上記の如き光重合開始剤や光増感促進剤を配合する必
要はない。
本発明組成物中には、その他、必要に応じて、スベリ
性付与剤、シリコーン系、フッ素系などの添加剤を使用
したり、硬化をいちじるしく害しない量の着色顔料、飽
和樹脂、溶剤などを配合して使用してもよい。
性付与剤、シリコーン系、フッ素系などの添加剤を使用
したり、硬化をいちじるしく害しない量の着色顔料、飽
和樹脂、溶剤などを配合して使用してもよい。
スベリ性付与剤としては、シリコーン系、フッ素系、
ポリエチレンワックス系、ポリプロピレンワックス系な
どの一般にスリップ剤と呼ばれているものが使用可能で
ある。シリコーン系スリップ剤としては、たとえばBYK
−300(ビック・マリンクロット社製)や、TSF4700(東
芝シリコーン社製)などがあげられる。フッ素系スリッ
プ剤としては、例えば、ユニダインDS402(ダイキン工
業株式会社製、商品名)等が挙げられる。
ポリエチレンワックス系、ポリプロピレンワックス系な
どの一般にスリップ剤と呼ばれているものが使用可能で
ある。シリコーン系スリップ剤としては、たとえばBYK
−300(ビック・マリンクロット社製)や、TSF4700(東
芝シリコーン社製)などがあげられる。フッ素系スリッ
プ剤としては、例えば、ユニダインDS402(ダイキン工
業株式会社製、商品名)等が挙げられる。
本発明組成物は、電子線、紫外線などの活性エネルギ
ー光線によって硬化するものである。
ー光線によって硬化するものである。
電子線の照射により本発明の組成物を硬化させる場合
の電子線発生源としては、コッククロフト型、コックク
ロフトワルトン型、バン・デ・グラーフ型、共振変圧器
型、変圧器型、絶縁コア変圧器型、ダイナミトロン型、
リニアフィラメント型および高周波型などの電子線発生
装置を用いることができる。その際の電子線の照射条件
は本発明の組成物の厚さ等により異なるが、一般には1
〜20メガラッドの範囲内の線量が適している。
の電子線発生源としては、コッククロフト型、コックク
ロフトワルトン型、バン・デ・グラーフ型、共振変圧器
型、変圧器型、絶縁コア変圧器型、ダイナミトロン型、
リニアフィラメント型および高周波型などの電子線発生
装置を用いることができる。その際の電子線の照射条件
は本発明の組成物の厚さ等により異なるが、一般には1
〜20メガラッドの範囲内の線量が適している。
また、紫外線照射源としては、水銀ランプ、キセノン
ランプ、カーボンアーク、メタルハライドランプ、太陽
光などを用いることができる。紫外線の照射条件は特に
制限されないが150〜450nmの範囲内の紫外線を含む光線
を空気中もしくは不活性ガス雰囲気下で、照射すること
が好ましい。
ランプ、カーボンアーク、メタルハライドランプ、太陽
光などを用いることができる。紫外線の照射条件は特に
制限されないが150〜450nmの範囲内の紫外線を含む光線
を空気中もしくは不活性ガス雰囲気下で、照射すること
が好ましい。
本発明組成物は、光ファイバー素線を束ねてテープ状
光ファイバーユニットする場合の光ファイバー素線の被
覆およびユニットへの成型に使用されたり、バンドル型
光ファイバーに使用する光ファイバー素線の外層塗膜作
成に使用される等、スベリ性付与が必要な、光ファイバ
ーの最外層の塗膜形成に使用される。
光ファイバーユニットする場合の光ファイバー素線の被
覆およびユニットへの成型に使用されたり、バンドル型
光ファイバーに使用する光ファイバー素線の外層塗膜作
成に使用される等、スベリ性付与が必要な、光ファイバ
ーの最外層の塗膜形成に使用される。
本発明組成物中には、特定の粒子が配合されているた
め、得られる塗膜表面は微細な凹凸を有し、また適度な
弾性を有するため、好適なスベリ性を発揮するものであ
る。
め、得られる塗膜表面は微細な凹凸を有し、また適度な
弾性を有するため、好適なスベリ性を発揮するものであ
る。
(実施例) 以下、実施例により本発明をより具体的に説明する。
以下、「部」は特に断わりのない限り「重量部」を示
す。
以下、「部」は特に断わりのない限り「重量部」を示
す。
実施例1 ゴーセラックUV−7000B(日本合成化学社製、商品
名、活性エネルギー線硬化型ウレタンアクリレート樹
脂)70部にトリメチロールプロパントリアクリレート30
部、光重合開始剤1−ヒドロキシ−1−シクロヘキシル
アセトフェノン4部および平均粒子径約10μmのタルク
10部を配合して紫外線硬化型組成物(I)を得た。
名、活性エネルギー線硬化型ウレタンアクリレート樹
脂)70部にトリメチロールプロパントリアクリレート30
部、光重合開始剤1−ヒドロキシ−1−シクロヘキシル
アセトフェノン4部および平均粒子径約10μmのタルク
10部を配合して紫外線硬化型組成物(I)を得た。
コア径5μm、クラッド径130μmの光ファイバーに
プライマリコートとセカンダリコートを塗装し着色した
外径300μmの光ファイバー素線5本をテープ状に束
ね、このものに塗布するユニットコートとして上記紫外
線硬化型組成物(I)を塗布し、硬化させて幅1.6mm、
厚さ0.4mmのテープ状光ファイバーユニットを得た。な
お、硬化は、メタルハライドランプを使用し、酸素濃度
500ppm以下、線量10mJ/cm2の条件で行なった。得られた
テープ状光ファイバーユニットは重ねてもスベリ性が良
好であった。
プライマリコートとセカンダリコートを塗装し着色した
外径300μmの光ファイバー素線5本をテープ状に束
ね、このものに塗布するユニットコートとして上記紫外
線硬化型組成物(I)を塗布し、硬化させて幅1.6mm、
厚さ0.4mmのテープ状光ファイバーユニットを得た。な
お、硬化は、メタルハライドランプを使用し、酸素濃度
500ppm以下、線量10mJ/cm2の条件で行なった。得られた
テープ状光ファイバーユニットは重ねてもスベリ性が良
好であった。
実施例2 実施例1で得たテープ状光ファイバーユニットを4段
重ねにしたものを6ヶ所に配置した120心光ファイバー
ケーブル100mについて、直径1mに巻いた時と、まっすぐ
に伸ばした時の伝送損失を測定したところ、巻いた時の
伝送損失の増加は0.2dB/kmと少なく、良好であった。
重ねにしたものを6ヶ所に配置した120心光ファイバー
ケーブル100mについて、直径1mに巻いた時と、まっすぐ
に伸ばした時の伝送損失を測定したところ、巻いた時の
伝送損失の増加は0.2dB/kmと少なく、良好であった。
実施例3 実施例1の紫外線硬化型組成物(I)において、タル
ク10部のかわりにオルガソール2002D(フランス国アト
・シミー社製、ナイロン12、平均粒子径約20μm、ヤン
グ率約200kgf/mm2)10部を使用する以外は実施例1と同
様に行ない、紫外線硬化型組成物(II)を得た。
ク10部のかわりにオルガソール2002D(フランス国アト
・シミー社製、ナイロン12、平均粒子径約20μm、ヤン
グ率約200kgf/mm2)10部を使用する以外は実施例1と同
様に行ない、紫外線硬化型組成物(II)を得た。
得られた紫外線硬化型組成物(II)をコア径90μm、
クラッド径100μmの光ファイバーに、ダイスコータに
て膜厚約30μmとなるように塗装し硬化させて、シング
ルコートした光ファイバー素線を得た。硬化は、窒素ガ
ス雰囲気中で高圧水銀灯を使用し、線量5mJ/cm2の条件
で行なった。
クラッド径100μmの光ファイバーに、ダイスコータに
て膜厚約30μmとなるように塗装し硬化させて、シング
ルコートした光ファイバー素線を得た。硬化は、窒素ガ
ス雰囲気中で高圧水銀灯を使用し、線量5mJ/cm2の条件
で行なった。
得られた光ファイバー素線を使用し、長さ2m、3000画
素のイメージファイバ用バンドル型光ファイバを作成し
た。この光ファイバを直径300mmφの円筒に巻きつけ、
次いで伸ばす操作を1サイクルとし、100サイクル繰返
した時、断線は全くなく耐久性は良好であった。
素のイメージファイバ用バンドル型光ファイバを作成し
た。この光ファイバを直径300mmφの円筒に巻きつけ、
次いで伸ばす操作を1サイクルとし、100サイクル繰返
した時、断線は全くなく耐久性は良好であった。
実施例4 実施例3の紫外線硬化型組成物(II)において、組成
物中に、さらにBYK−300(ビック・マリンクロット社
製、商品名、シリコーン系スベリ性付与剤)を0.5部配
合する以外は実施例3と同様に行ない紫外線硬化型組成
物(III)を得た。
物中に、さらにBYK−300(ビック・マリンクロット社
製、商品名、シリコーン系スベリ性付与剤)を0.5部配
合する以外は実施例3と同様に行ない紫外線硬化型組成
物(III)を得た。
次いで実施例1において、紫外線硬化型組成物(I)
のかわりに紫外線硬化型組成物(III)を使用する以外
は実施例1と同様に行ない、テープ状光ファイバーユニ
ットを得た。得られたテープ状光ファイバーユニットは
重ねてもスベリ性が良好であった。
のかわりに紫外線硬化型組成物(III)を使用する以外
は実施例1と同様に行ない、テープ状光ファイバーユニ
ットを得た。得られたテープ状光ファイバーユニットは
重ねてもスベリ性が良好であった。
実施例5 実施例1で得たテープ状光ファイバーユニットのかわ
りに実施例4で得たテープ状光ファイバーユニットを使
用する以外は実施例2と同様に行ない、120心光ファイ
バーケーブルを得た。このケーブル100mについて、直径
1mに巻いた時と、まっすぐに伸ばした時の伝送損失を測
定したところ、巻いた時の伝送損失の増加は0.1dB/kmと
少なく、良好であった。
りに実施例4で得たテープ状光ファイバーユニットを使
用する以外は実施例2と同様に行ない、120心光ファイ
バーケーブルを得た。このケーブル100mについて、直径
1mに巻いた時と、まっすぐに伸ばした時の伝送損失を測
定したところ、巻いた時の伝送損失の増加は0.1dB/kmと
少なく、良好であった。
実施例6 実施例3の紫外線硬化型組成物(II)において、光重
合開始剤1−ヒドロキシ−1−シクロヘキシルアセトフ
ェノンを配合しない以外は実施例3と同様に行ない、電
子線硬化型組成物(IV)を得た。
合開始剤1−ヒドロキシ−1−シクロヘキシルアセトフ
ェノンを配合しない以外は実施例3と同様に行ない、電
子線硬化型組成物(IV)を得た。
得られた電子線硬化型組成物(IV)をコア径90μm、
クラッド径100μmの光ファイバーに、ダイスコータに
て膜厚約30μmとなるように塗装し硬化させて、シング
ルコートした光ファイバー素線を得た。硬化は、窒素ガ
ス雰囲気中で加速電圧150KVの電子線を使用し、1Mrad照
射の条件で行なった。
クラッド径100μmの光ファイバーに、ダイスコータに
て膜厚約30μmとなるように塗装し硬化させて、シング
ルコートした光ファイバー素線を得た。硬化は、窒素ガ
ス雰囲気中で加速電圧150KVの電子線を使用し、1Mrad照
射の条件で行なった。
得られた光ファイバー素線を使用し、長さ2m、3000画
素のイメージファイバ用バンドル型光ファイバを作成し
た。この光ファイバを直径300mmφの円筒に巻きつけ、
次いで伸ばす操作を1サイクルとし、100サイクル繰返
した時、断線は全くなく耐久性は良好であった。
素のイメージファイバ用バンドル型光ファイバを作成し
た。この光ファイバを直径300mmφの円筒に巻きつけ、
次いで伸ばす操作を1サイクルとし、100サイクル繰返
した時、断線は全くなく耐久性は良好であった。
比較例1 実施例1の紫外線硬化型組成物(I)において、タル
ク10部を配合しない以外は同様にして紫外線硬化型組成
物(V)を得た。次いで実施例1において紫外線硬化型
組成物(I)のかわりに、紫外線硬化型組成物(V)を
使用する以外は同様にしてテープ状光ファイバーユニッ
トを得た。得られた光ファイバーユニットは重ねたとこ
ろスベリ性が悪かった。次いで、実施例1のテープ状光
ファイバーユニットのかわりに上記で得たテープ状光フ
ァイバーユニットを使用する以外は実施例2と同様に行
ない、120心光ファイバーケーブルを得た。このケーブ
ル100mについて、直径1mに巻いた時とまっすぐに伸ばし
た時の伝送損失を測定したところ、巻いた時の伝送損失
の増加は3dB/kmとなり、実施例と比較して不良であっ
た。
ク10部を配合しない以外は同様にして紫外線硬化型組成
物(V)を得た。次いで実施例1において紫外線硬化型
組成物(I)のかわりに、紫外線硬化型組成物(V)を
使用する以外は同様にしてテープ状光ファイバーユニッ
トを得た。得られた光ファイバーユニットは重ねたとこ
ろスベリ性が悪かった。次いで、実施例1のテープ状光
ファイバーユニットのかわりに上記で得たテープ状光フ
ァイバーユニットを使用する以外は実施例2と同様に行
ない、120心光ファイバーケーブルを得た。このケーブ
ル100mについて、直径1mに巻いた時とまっすぐに伸ばし
た時の伝送損失を測定したところ、巻いた時の伝送損失
の増加は3dB/kmとなり、実施例と比較して不良であっ
た。
比較例2 実施例3において、紫外線硬化型組成物(II)のかわ
りに比較例1の紫外線硬化型組成物(V)を使用する以
外は同様に行ない、長さ2m、3000画素のイメージファイ
バ用バンドル型光ファイバを作成した。この光ファイバ
を直径300mmφの円筒に巻きつけ、次いで伸ばす操作を
1サイクルとし、100サイクル繰返した時、断線し、耐
久性は不良であった。
りに比較例1の紫外線硬化型組成物(V)を使用する以
外は同様に行ない、長さ2m、3000画素のイメージファイ
バ用バンドル型光ファイバを作成した。この光ファイバ
を直径300mmφの円筒に巻きつけ、次いで伸ばす操作を
1サイクルとし、100サイクル繰返した時、断線し、耐
久性は不良であった。
Claims (7)
- 【請求項1】活性エネルギー線硬化型樹脂および/又は
活性エネルギー線硬化型ビニルモノマーに、平均粒子径
10〜50μmの粒子を、該硬化型樹脂と該ビニルモノマー
との和100重量部に対して0.5〜100重量部、および必要
に応じて光重合開始剤を配合してなる光ファイバー表面
塗装用活性エネルギー線硬化型組成物。 - 【請求項2】粒子が有機樹脂粒子である請求項1記載の
組成物。 - 【請求項3】スベリ性付与剤をさらに含有してなる請求
項1記載の組成物。 - 【請求項4】請求項1記載の組成物を光ファイバー表面
に塗布、硬化させてなる被覆光ファイバー。 - 【請求項5】請求項4記載の被覆光ファイバーを使用し
たバンドル型光ファイバー。 - 【請求項6】請求項1記載の組成物を光ファイバー素線
に塗布、硬化させてなるテープ状光ファイバーユニッ
ト。 - 【請求項7】請求項6記載のテープ状光ファイバーユニ
ットを使用してなる光ファイバーケーブル。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63325113A JP2706285B2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 活性エネルギー線硬化型組成物 |
US07/450,190 US5182786A (en) | 1988-12-23 | 1989-12-13 | Active energy beam-curable composition containing particles and coated optical fiber |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63325113A JP2706285B2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 活性エネルギー線硬化型組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02170867A JPH02170867A (ja) | 1990-07-02 |
JP2706285B2 true JP2706285B2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=18173250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63325113A Expired - Fee Related JP2706285B2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 活性エネルギー線硬化型組成物 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5182786A (ja) |
JP (1) | JP2706285B2 (ja) |
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- 1988-12-23 JP JP63325113A patent/JP2706285B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1989
- 1989-12-13 US US07/450,190 patent/US5182786A/en not_active Expired - Fee Related
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