JP2699187B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents
放電灯点灯装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、直流を入力した降圧形チョッパ回路で電
流制御を行い、フルブリッジ形インバータで矩形波点灯
するようにした、メタルハライドランプ等の高輝度放電
灯の点灯装置の改良に関する。
流制御を行い、フルブリッジ形インバータで矩形波点灯
するようにした、メタルハライドランプ等の高輝度放電
灯の点灯装置の改良に関する。
近年、メタルハライドランプ等の高輝度放電灯が普及
し始めており、かかる放電灯の点灯装置も、第4図に示
すように、漏洩変圧器Trと主コンデンサCとからなる進
相型安定器など銅鉄形の安定器を用いてランプLを点灯
する方式から、第5図に示すように、高周波インバータ
H.Iを用いた方式へと、小型軽量化が計られるようにな
ってきている。
し始めており、かかる放電灯の点灯装置も、第4図に示
すように、漏洩変圧器Trと主コンデンサCとからなる進
相型安定器など銅鉄形の安定器を用いてランプLを点灯
する方式から、第5図に示すように、高周波インバータ
H.Iを用いた方式へと、小型軽量化が計られるようにな
ってきている。
しかしながら、このような高周波インバータを用いた
点灯装置においては、ある周波数領域の電流が供給され
ると音響的共鳴現象が生じ、アークが立ち消えしたりし
て不安定となるという問題点がある。
点灯装置においては、ある周波数領域の電流が供給され
ると音響的共鳴現象が生じ、アークが立ち消えしたりし
て不安定となるという問題点がある。
従来、かかる音響的共鳴現象による不安定の除去する
ため、例えば第6図に示すような矩形波点灯方式が提案
されている。すなわち第6図において、1は商用電源、
D1は整流素子、C1は平滑コンデンサであり、2は降圧形
チョッパ回路で、スイッチングトランジスタQ1とフリー
ホイルダイオードD2と直流リアクトルL1と平滑コンデン
サC2と前記スイッチングトランジスタQ1を駆動制御する
定電流フィードバック回路3とで構成されている。R1は
前記定電流フィードバック回路3へ検出出力を入力する
電流検出素子、4はスイッチングトランジスタQ2,Q3,
Q4,Q5からなるフルブリッジ形インバータである。
ため、例えば第6図に示すような矩形波点灯方式が提案
されている。すなわち第6図において、1は商用電源、
D1は整流素子、C1は平滑コンデンサであり、2は降圧形
チョッパ回路で、スイッチングトランジスタQ1とフリー
ホイルダイオードD2と直流リアクトルL1と平滑コンデン
サC2と前記スイッチングトランジスタQ1を駆動制御する
定電流フィードバック回路3とで構成されている。R1は
前記定電流フィードバック回路3へ検出出力を入力する
電流検出素子、4はスイッチングトランジスタQ2,Q3,
Q4,Q5からなるフルブリッジ形インバータである。
そしてこのように構成された点灯装置においては、商
用電源1は整流素子D1で整流され、その直流出力は降圧
形チョッパ回路2に入力されて、定電流制御が行われ、
該チョッパ回路2の出力はフルブリッジ形インバータ4
に入力される。そして該インバータ4の動作によりラン
プ5には矩形波交番電圧が印加され、矩形波点灯が行わ
れる。この矩形波点灯は、矩形波が印加されるため、ラ
ンプのちらつきが少なく良好な点灯が行われるとされて
いる。
用電源1は整流素子D1で整流され、その直流出力は降圧
形チョッパ回路2に入力されて、定電流制御が行われ、
該チョッパ回路2の出力はフルブリッジ形インバータ4
に入力される。そして該インバータ4の動作によりラン
プ5には矩形波交番電圧が印加され、矩形波点灯が行わ
れる。この矩形波点灯は、矩形波が印加されるため、ラ
ンプのちらつきが少なく良好な点灯が行われるとされて
いる。
ところが、上記従来の放電灯点灯装置においては、降
圧形チョッパ回路において定電流制御を行っているた
め、ランプ始動時においてもランプ安定時の電流しか流
せない。しかし一般的に放電灯点灯においては、ランプ
始動時は安定時の1.2〜2.5倍程度の電流が必要とされ、
したがって安定時の電流で始動すると、始動時間が長く
かかったり、あるいは放電が安定せずランプが始動しな
い場合もある。また安定時は定電流制御が行われるた
め、ランプ電圧の変化が直接ランプ電力の変化となり、
したがってランプの製造時のばらつきによるランプ電圧
のばらつきや、寿命末期におけるランプ電圧の上昇によ
る過入力を防止することができないという欠点がある。
圧形チョッパ回路において定電流制御を行っているた
め、ランプ始動時においてもランプ安定時の電流しか流
せない。しかし一般的に放電灯点灯においては、ランプ
始動時は安定時の1.2〜2.5倍程度の電流が必要とされ、
したがって安定時の電流で始動すると、始動時間が長く
かかったり、あるいは放電が安定せずランプが始動しな
い場合もある。また安定時は定電流制御が行われるた
め、ランプ電圧の変化が直接ランプ電力の変化となり、
したがってランプの製造時のばらつきによるランプ電圧
のばらつきや、寿命末期におけるランプ電圧の上昇によ
る過入力を防止することができないという欠点がある。
従来の放電灯点灯装置における上記問題点を解消する
ために、本発明者は先に第7図に示すような放電灯点灯
装置を提案した。なお第7図において、第6図に示した
従来例と同一構成部材については同一符号を付して示し
ている。降圧形チョッパ回路2は、スイッチングトラン
ジスタQ1とフリーホルダダイオードD2,直流リアクトルL
1,平滑コンデンサC2,スイッチングトランジスタQ1の駆
動回路11,電流検出素子R1の検出出力を入力して前記駆
動回路11へ制御信号を送出するスイッチング回路12とで
構成されている。13はフルブリッジ形インバータ4を構
成するスイッチングトランジスタQ2,Q3,Q4,Q5を駆動す
るためのフリップフロップ回路で、14はインバータ4の
出力端に接続された始動回路である。なおC3は始動回路
14から発生する高圧パルスのバイパスのコンデンサであ
る。
ために、本発明者は先に第7図に示すような放電灯点灯
装置を提案した。なお第7図において、第6図に示した
従来例と同一構成部材については同一符号を付して示し
ている。降圧形チョッパ回路2は、スイッチングトラン
ジスタQ1とフリーホルダダイオードD2,直流リアクトルL
1,平滑コンデンサC2,スイッチングトランジスタQ1の駆
動回路11,電流検出素子R1の検出出力を入力して前記駆
動回路11へ制御信号を送出するスイッチング回路12とで
構成されている。13はフルブリッジ形インバータ4を構
成するスイッチングトランジスタQ2,Q3,Q4,Q5を駆動す
るためのフリップフロップ回路で、14はインバータ4の
出力端に接続された始動回路である。なおC3は始動回路
14から発生する高圧パルスのバイパスのコンデンサであ
る。
第8図は、降圧形チョッパ回路2におけるスイッチン
グ回路12の回路構成を示す図であり、15は三角波状基準
波の発振器で、抵抗R4及びコンデンサC4は該発振器15の
発生基準波の発振周波数を決定している。16は演算増幅
器で、R5は該増幅器16のドリフト補償抵抗で、R6は入力
抵抗であり、それらの抵抗R5,R6を介して電流検出素子R
1の検出出力が演算増幅器16に入力されるようになって
いる。そして演算増幅器16の入出力端間には、抵抗R7、
抵抗R8とツェナーダイオードZDの直列回路、位相補償す
るための抵抗R9とコンデンサC5の直列回路とをそれぞれ
並列接続したフィードバック回路が接続されている。17
は前記演算増幅器16からの基準電圧と発振器15からの三
角波を比較して増幅する比較器で、該比較器17の出力は
チョッパ回路2の駆動回路11に入力されるようになって
いる。
グ回路12の回路構成を示す図であり、15は三角波状基準
波の発振器で、抵抗R4及びコンデンサC4は該発振器15の
発生基準波の発振周波数を決定している。16は演算増幅
器で、R5は該増幅器16のドリフト補償抵抗で、R6は入力
抵抗であり、それらの抵抗R5,R6を介して電流検出素子R
1の検出出力が演算増幅器16に入力されるようになって
いる。そして演算増幅器16の入出力端間には、抵抗R7、
抵抗R8とツェナーダイオードZDの直列回路、位相補償す
るための抵抗R9とコンデンサC5の直列回路とをそれぞれ
並列接続したフィードバック回路が接続されている。17
は前記演算増幅器16からの基準電圧と発振器15からの三
角波を比較して増幅する比較器で、該比較器17の出力は
チョッパ回路2の駆動回路11に入力されるようになって
いる。
次にこのように構成された先に提案した放電灯点灯装
置の動作を、第6図に示した従来例と異なる部分につい
て説明する。まず第6図に示した従来の点灯装置と同様
に、商用電源1は整流素子D1で整流され、その直流出力
は降圧形チョッパ回路2に入力されて電流制御が行わ
れ、該チョッパ回路2の出力はフルブリッジ形インバー
タ4に入力される。そして該インバータ4の動作と、始
動回路14の動作によりランプ5は始動して点灯が行われ
る。ランプ始動時には、始動電流が大きいため電流検出
素子R1の検出出力V1が大となる。したがってこの検出出
力V1が入力されるスイッチング回路12の演算増幅器16の
入出力差が大きくなり、それによりフィードバック回路
のツェナーダイオードZDが導通状態となる。その結果、
この演算増幅器16の増幅率αはほぼ次式(1)で表され
るようになる。
置の動作を、第6図に示した従来例と異なる部分につい
て説明する。まず第6図に示した従来の点灯装置と同様
に、商用電源1は整流素子D1で整流され、その直流出力
は降圧形チョッパ回路2に入力されて電流制御が行わ
れ、該チョッパ回路2の出力はフルブリッジ形インバー
タ4に入力される。そして該インバータ4の動作と、始
動回路14の動作によりランプ5は始動して点灯が行われ
る。ランプ始動時には、始動電流が大きいため電流検出
素子R1の検出出力V1が大となる。したがってこの検出出
力V1が入力されるスイッチング回路12の演算増幅器16の
入出力差が大きくなり、それによりフィードバック回路
のツェナーダイオードZDが導通状態となる。その結果、
この演算増幅器16の増幅率αはほぼ次式(1)で表され
るようになる。
この増幅率αは、ツェナーダイオードZDを含むフィー
ドバック回路の抵抗R8と抵抗R7とが並列に接続されるた
め、フィードバック抵抗R7のみの場合の次式(2)で表
される増幅率α′より、低く抑えられるようになってい
る。
ドバック回路の抵抗R8と抵抗R7とが並列に接続されるた
め、フィードバック抵抗R7のみの場合の次式(2)で表
される増幅率α′より、低く抑えられるようになってい
る。
これにより、第9図(イ)に示すように、演算増幅器
16の出力基準電圧Bは、増幅率αの時の値B1 は、増幅率α′の時の値 より低くなる。この演算増幅器16の出力基準電圧B1又は
B2は、同じく第9図(イ)に示す発振器15の三角波Aと
比較器17で比較され、第9図(ロ)に示す比較検出波形
C1又はC2が得られる。この比較出力Cは降圧形チョッパ
回路2の駆動回路11に入力され、降圧形チョッパ回路2
のスイッチングトランジスタQ1には第9図(ロ)に示す
パルス幅t1又はt2と同じ駆動パルスが印加されて駆動制
御される。演算増幅器16の増幅率がαの時のパルス幅t1
は、増幅率がα′の時のパルス幅t2より広いので、始動
時には大なる始動電流を流すようになっている。
16の出力基準電圧Bは、増幅率αの時の値B1 は、増幅率α′の時の値 より低くなる。この演算増幅器16の出力基準電圧B1又は
B2は、同じく第9図(イ)に示す発振器15の三角波Aと
比較器17で比較され、第9図(ロ)に示す比較検出波形
C1又はC2が得られる。この比較出力Cは降圧形チョッパ
回路2の駆動回路11に入力され、降圧形チョッパ回路2
のスイッチングトランジスタQ1には第9図(ロ)に示す
パルス幅t1又はt2と同じ駆動パルスが印加されて駆動制
御される。演算増幅器16の増幅率がαの時のパルス幅t1
は、増幅率がα′の時のパルス幅t2より広いので、始動
時には大なる始動電流を流すようになっている。
ランプ起動後ランプ電圧は上昇し、それに伴って電流
検出素子R1の検出出力V1は低下し、演算増幅器16の出力
基準電圧Bは降下してくるが、定格ランプ電圧に到る前
の所定の電圧に達した後は、演算増幅器16のフィードバ
ック回路のツェナーダイオードZDは遮断されるように、
その時点の演算増幅器16の入出力電位差にツェナーダイ
オードZDのツェナー電圧をセットしておく。
検出素子R1の検出出力V1は低下し、演算増幅器16の出力
基準電圧Bは降下してくるが、定格ランプ電圧に到る前
の所定の電圧に達した後は、演算増幅器16のフィードバ
ック回路のツェナーダイオードZDは遮断されるように、
その時点の演算増幅器16の入出力電位差にツェナーダイ
オードZDのツェナー電圧をセットしておく。
これにより前記所定のランプ電圧に達すると、それ以
降は演算増幅器16は増幅率α′の増幅器となり、その所
定のランプ電圧に到る間は、ツェナーダイオードZDの非
線形特性によってアナログ的に増幅率は増加する。
降は演算増幅器16は増幅率α′の増幅器となり、その所
定のランプ電圧に到る間は、ツェナーダイオードZDの非
線形特性によってアナログ的に増幅率は増加する。
したがってランプ電圧とランプ電力との関係を示すレ
インボーカーブは、第10図に示すように、点線で示すツ
ェナーダイオードZDが導通状態における特性曲線aか
ら、1点鎖線で示すツェナーダイオードZDがオフ状態に
おける特性曲線bへ、点P,Q亘ってツェナーダイオードZ
Dの非線形特性によって連続的に変移し、実線cで示す
ような特性となり、定格近傍のある範囲内のランプ電圧
の変動に対してランプ電力をほぼ一定にする機能をも
ち、ランプ電圧の上昇によって過電力とならないように
なっている。
インボーカーブは、第10図に示すように、点線で示すツ
ェナーダイオードZDが導通状態における特性曲線aか
ら、1点鎖線で示すツェナーダイオードZDがオフ状態に
おける特性曲線bへ、点P,Q亘ってツェナーダイオードZ
Dの非線形特性によって連続的に変移し、実線cで示す
ような特性となり、定格近傍のある範囲内のランプ電圧
の変動に対してランプ電力をほぼ一定にする機能をも
ち、ランプ電圧の上昇によって過電力とならないように
なっている。
このように、ランプの始動電流を始動に充分な値とし
て供給する手段が、降圧形チョッパ回路のスイッチング
回路における演算増幅器のフィードバック回路に、抵抗
とツェナーダイオードの直列回路を付加するのみで得ら
れ、且つそれらの値を適宜選択することにより、始動時
のランプ電流を自由に設定でき、ランプ電圧の上昇に伴
い過電力とならないようにすることができる。
て供給する手段が、降圧形チョッパ回路のスイッチング
回路における演算増幅器のフィードバック回路に、抵抗
とツェナーダイオードの直列回路を付加するのみで得ら
れ、且つそれらの値を適宜選択することにより、始動時
のランプ電流を自由に設定でき、ランプ電圧の上昇に伴
い過電力とならないようにすることができる。
ところが、先に提案した上記放電灯点灯装置において
は、ランプ電圧の上昇に伴いランプ電力が過入力となら
ないようにすることはできるが、反面、定電流機能を抑
えているために、入力電圧の変動に対しては定電力特性
が劣ってしまうという問題点がある。すなわちランプ電
圧とランプ電力の関係を示すレインボーカーブcは、入
力電圧を+10%変動させると、第11図の曲線c-1のよう
に変化し、また−10%変動させた場合には、同じく第10
図の曲線c-2のように変化し、定格ランプ電圧付近にお
ける±10%の入力電圧の変化に対するランプ電力の変動
率は、±25%程度になってしまう。
は、ランプ電圧の上昇に伴いランプ電力が過入力となら
ないようにすることはできるが、反面、定電流機能を抑
えているために、入力電圧の変動に対しては定電力特性
が劣ってしまうという問題点がある。すなわちランプ電
圧とランプ電力の関係を示すレインボーカーブcは、入
力電圧を+10%変動させると、第11図の曲線c-1のよう
に変化し、また−10%変動させた場合には、同じく第10
図の曲線c-2のように変化し、定格ランプ電圧付近にお
ける±10%の入力電圧の変化に対するランプ電力の変動
率は、±25%程度になってしまう。
本発明は、先に提案した放電灯点灯装置における上記
問題点を解決するためになされたもので、始動時のラン
プ放電を安定にして始動時間を短縮し且つランプ電圧の
上昇に対して所定値以上の過入力を防止すると共に、入
力電圧の変動に対してランプ電圧が一定になるようにし
た放電灯点灯装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するためになされたもので、始動時のラン
プ放電を安定にして始動時間を短縮し且つランプ電圧の
上昇に対して所定値以上の過入力を防止すると共に、入
力電圧の変動に対してランプ電圧が一定になるようにし
た放電灯点灯装置を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するため、本発明は、直流を降圧形
チョッパ回路に入力して電流制御を行い該降圧形チョッ
パ回路の出力をフルブリッジ形インバータに入力し、該
インバータの出力端に放電灯を接続して点灯する放電灯
点灯装置において、前記直流入力電圧を検出する手段
と、前記降圧形チョッパ回路の出力部のフリーホイルダ
イオードと平滑コンデンサとの間に挿入した電流検出素
子と、前記直流入力電圧検出手段の検出出力と前記電流
検出素子の検出出力を入力する演算増幅器を内蔵した前
記降圧形チョッパ回路のパルス幅を制御するスイッチン
グ回路とを備え、前記演算増幅器は第1の抵抗とツェナ
ーダイオードの直列回路と第2の抵抗の並列回路からな
るフィードバック回路を有し、直流入力電圧及びランプ
電流に応動して演算増幅器の増幅率を変え、チョッパ回
路のパルス幅を制御するように構成するものである。
チョッパ回路に入力して電流制御を行い該降圧形チョッ
パ回路の出力をフルブリッジ形インバータに入力し、該
インバータの出力端に放電灯を接続して点灯する放電灯
点灯装置において、前記直流入力電圧を検出する手段
と、前記降圧形チョッパ回路の出力部のフリーホイルダ
イオードと平滑コンデンサとの間に挿入した電流検出素
子と、前記直流入力電圧検出手段の検出出力と前記電流
検出素子の検出出力を入力する演算増幅器を内蔵した前
記降圧形チョッパ回路のパルス幅を制御するスイッチン
グ回路とを備え、前記演算増幅器は第1の抵抗とツェナ
ーダイオードの直列回路と第2の抵抗の並列回路からな
るフィードバック回路を有し、直流入力電圧及びランプ
電流に応動して演算増幅器の増幅率を変え、チョッパ回
路のパルス幅を制御するように構成するものである。
このように直流入力電圧及びランプ電流に応動して演
算増幅器の増幅率を変え、チョッパ回路のパルス幅を制
御するように構成することにより、放電灯始動時には演
算増幅器のフィードバック回路のツェナーダイオードが
導通し、その増幅率が抑えられて降圧形チョッパ回路の
パルス幅が大となるように制御され、始動に十分な電流
を流して安定した始動が行われる。そして安定時付近に
おいてはフィードバック回路のツェナーダイオードが非
導通となり、演算増幅器の増幅率が高められて降圧形チ
ョッパ回路のパルス幅が小となるように制御され、ラン
プ電圧の上昇に伴って過電力とならないように適切な電
力が供給される。また入力電圧の変動に応じて降圧形チ
ョッパ回路のパルス幅が変えられ、ほぼ一定のランプ電
力となるように制御される。
算増幅器の増幅率を変え、チョッパ回路のパルス幅を制
御するように構成することにより、放電灯始動時には演
算増幅器のフィードバック回路のツェナーダイオードが
導通し、その増幅率が抑えられて降圧形チョッパ回路の
パルス幅が大となるように制御され、始動に十分な電流
を流して安定した始動が行われる。そして安定時付近に
おいてはフィードバック回路のツェナーダイオードが非
導通となり、演算増幅器の増幅率が高められて降圧形チ
ョッパ回路のパルス幅が小となるように制御され、ラン
プ電圧の上昇に伴って過電力とならないように適切な電
力が供給される。また入力電圧の変動に応じて降圧形チ
ョッパ回路のパルス幅が変えられ、ほぼ一定のランプ電
力となるように制御される。
次に実施例について説明する。第1図は、本発明に係
る放電灯点灯装置の一実施例を示す回路構成図で、第7
図に示した先に提案した放電灯点灯装置と同一構成部材
には同一符号を付して、その説明を省略する。
る放電灯点灯装置の一実施例を示す回路構成図で、第7
図に示した先に提案した放電灯点灯装置と同一構成部材
には同一符号を付して、その説明を省略する。
本発明においては、直流電源回路と降圧形チョッパ回
路2との間に入力電圧検出回路21が設けられており、そ
の検出出力が信号反転回路22を介して、降圧形チョッパ
回路2のスイッチング回路12に、前記電流検出素子R1の
検出出力と共に入力されるように構成されている。
路2との間に入力電圧検出回路21が設けられており、そ
の検出出力が信号反転回路22を介して、降圧形チョッパ
回路2のスイッチング回路12に、前記電流検出素子R1の
検出出力と共に入力されるように構成されている。
第2図は、前記入力電圧検出回路21,信号反転回路22
及び降圧形チョッパ回路2におけるスイッチング回路12
の詳細な回路構成を示す図で、スイッチング回路12は第
8図に示した先に提案した点灯装置におけるスイッチン
グ回路の構成と同じである。入力電圧検出回路21は、直
流電源回路に並列に接続された分圧用直列接続抵抗R10,
R11と、分圧用抵抗R10,R11の接続点と負側のラインとの
間に抵抗R12を介して接続したホトカプラ23の入力側と
なる発光ダイオードLEDとで構成されている。また信号
反転回路22は、定電圧源24と該電圧源24に抵抗R13,R14
を介して接続されたホトカプラ23の出力側となるホトト
ランジスタPTとで構成されており、定電圧源24の正側に
接続された抵抗R13の両端を、前記スイッチング回路12
の入力端子a,bにそれぞれ接続している。そして前記入
力電圧検出回路21のホトカプラ23の入力側を構成する発
光ダイオードLEDで検出した検出信号を、ホトカプラ23
の出力側を構成する信号反転回路22のホトトランジスタ
PTで受けて、該検出信号を反転して前記スイッチング回
路12の演算増幅器16へマイナス入力を供給するように構
成されている。
及び降圧形チョッパ回路2におけるスイッチング回路12
の詳細な回路構成を示す図で、スイッチング回路12は第
8図に示した先に提案した点灯装置におけるスイッチン
グ回路の構成と同じである。入力電圧検出回路21は、直
流電源回路に並列に接続された分圧用直列接続抵抗R10,
R11と、分圧用抵抗R10,R11の接続点と負側のラインとの
間に抵抗R12を介して接続したホトカプラ23の入力側と
なる発光ダイオードLEDとで構成されている。また信号
反転回路22は、定電圧源24と該電圧源24に抵抗R13,R14
を介して接続されたホトカプラ23の出力側となるホトト
ランジスタPTとで構成されており、定電圧源24の正側に
接続された抵抗R13の両端を、前記スイッチング回路12
の入力端子a,bにそれぞれ接続している。そして前記入
力電圧検出回路21のホトカプラ23の入力側を構成する発
光ダイオードLEDで検出した検出信号を、ホトカプラ23
の出力側を構成する信号反転回路22のホトトランジスタ
PTで受けて、該検出信号を反転して前記スイッチング回
路12の演算増幅器16へマイナス入力を供給するように構
成されている。
このように構成した放電灯点灯装置において、放電始
動時及び安定時付近においては、先に提案した第7図及
び第8図に示したものと同様に動作して、安定した始動
を行わせると共に、ランプ電圧の上昇に伴う過入力を防
止して適切な電力を供給する。
動時及び安定時付近においては、先に提案した第7図及
び第8図に示したものと同様に動作して、安定した始動
を行わせると共に、ランプ電圧の上昇に伴う過入力を防
止して適切な電力を供給する。
次に直流入力電圧が変動した場合の動作について説明
する。前記入力電圧検出回路21で検出された検出信号
は、信号反転回路22において反転され、スイッチング回
路12の演算増幅器16にマイナスの信号を入力する。一
方、ランプ電流検出素子R1においては、a点からb点に
向けて電流が流れるため、a点を基準にするとb点はマ
イナスとなり、電流検出素子R1による検出信号も演算増
幅器16に対してはマイナス入力となっている。したがっ
て直流入力電圧検出信号はランプ電流検出信号に重畳し
た形となり、直流入力電圧が上昇すると、その上昇分だ
け演算増幅器16への入力電圧はマイナスに増加する。そ
れにより演算増幅器16の出力電圧Bは上昇し、比較出力
波形Cのパルス幅tは小さくなり、降圧形チョッパ回路
2において電流が少なくなるように制御される。また逆
に直流入力電圧が下降した場合には、逆の動作が行われ
チョッパ回路2において電流が増加するように制御され
る。
する。前記入力電圧検出回路21で検出された検出信号
は、信号反転回路22において反転され、スイッチング回
路12の演算増幅器16にマイナスの信号を入力する。一
方、ランプ電流検出素子R1においては、a点からb点に
向けて電流が流れるため、a点を基準にするとb点はマ
イナスとなり、電流検出素子R1による検出信号も演算増
幅器16に対してはマイナス入力となっている。したがっ
て直流入力電圧検出信号はランプ電流検出信号に重畳し
た形となり、直流入力電圧が上昇すると、その上昇分だ
け演算増幅器16への入力電圧はマイナスに増加する。そ
れにより演算増幅器16の出力電圧Bは上昇し、比較出力
波形Cのパルス幅tは小さくなり、降圧形チョッパ回路
2において電流が少なくなるように制御される。また逆
に直流入力電圧が下降した場合には、逆の動作が行われ
チョッパ回路2において電流が増加するように制御され
る。
したがって、第11図に示したレインボーガーブc-1,c
-2は、第3図に示すように、c-1′,c-2′のように修正
され、ランプ電圧及び入力電圧の広範囲の変動に対して
も定電力特性が達成される。
-2は、第3図に示すように、c-1′,c-2′のように修正
され、ランプ電圧及び入力電圧の広範囲の変動に対して
も定電力特性が達成される。
以上実施例に基づいて説明したように、本発明によれ
ば、降圧形チョッパ回路のパルス幅を制御するスイッチ
ング回路を構成する演算増幅器のフィードバック回路
に、抵抗とツェナーダイオードの直列回路を付加すると
共に、入力電圧検出信号を電流検出信号と共に演算増幅
器に入力させるという簡単な構成で、放電灯始動時には
演算増幅器の増幅率を抑えてパルス幅を大なるように制
御し、始動に充分な電流を流して安定した始動を行わ
せ、且つ安定時付近では演算増幅率の高めてランプ電圧
の上昇に伴って過電力とならないように、適切な電力を
供給することができ、また入力電圧の変動に対してほぼ
一定の電力となるようにすることができる。したがって
ランプの寿命を著しく向上させることのできる放電灯点
灯装置を提供することができる。
ば、降圧形チョッパ回路のパルス幅を制御するスイッチ
ング回路を構成する演算増幅器のフィードバック回路
に、抵抗とツェナーダイオードの直列回路を付加すると
共に、入力電圧検出信号を電流検出信号と共に演算増幅
器に入力させるという簡単な構成で、放電灯始動時には
演算増幅器の増幅率を抑えてパルス幅を大なるように制
御し、始動に充分な電流を流して安定した始動を行わ
せ、且つ安定時付近では演算増幅率の高めてランプ電圧
の上昇に伴って過電力とならないように、適切な電力を
供給することができ、また入力電圧の変動に対してほぼ
一定の電力となるようにすることができる。したがって
ランプの寿命を著しく向上させることのできる放電灯点
灯装置を提供することができる。
第1図は、本発明に係る放電灯点灯装置の一実施例を示
す回路構成図、第2図は、その降圧形チョッパ回路のス
イッチング回路、入力電圧検出回路及び信号反転回路の
具体的な回路構成を示す図、第3図は、ランプ電圧とラ
ンプ電力と入力電圧との関係を示す図、第4図は、従来
の銅鉄形安定器を用いた放電灯点灯装置を示す図、第5
図は、従来の高周波インバータを用いた放電灯点灯装置
を示す図、第6図は、従来の低周波矩形波点灯の放電灯
点灯装置の回路構成例を示す図、第7図は、先に提案し
た放電灯点灯装置を示す回路構成図、第8図は、そのス
イッチング回路の具体的な回路構成図、第9図(イ),
(ロ)は、その動作を説明するための信号波形図、第10
図は、そのランプ電圧とランプ電力との関係を示す図、
第11図は、レインボーカーブの入力電圧の変動による変
化を示す図である。 図において、2は降圧形チョッパ回路、4はフルブリッ
ジ形インバータ、5は放電灯、11は駆動回路、12はスイ
ッチング回路、14は始動回路、15は発振器、16は演算増
幅器、17は比較器、21は入力電圧検出回路、22は信号反
転回路、23はホトカプラを示す。
す回路構成図、第2図は、その降圧形チョッパ回路のス
イッチング回路、入力電圧検出回路及び信号反転回路の
具体的な回路構成を示す図、第3図は、ランプ電圧とラ
ンプ電力と入力電圧との関係を示す図、第4図は、従来
の銅鉄形安定器を用いた放電灯点灯装置を示す図、第5
図は、従来の高周波インバータを用いた放電灯点灯装置
を示す図、第6図は、従来の低周波矩形波点灯の放電灯
点灯装置の回路構成例を示す図、第7図は、先に提案し
た放電灯点灯装置を示す回路構成図、第8図は、そのス
イッチング回路の具体的な回路構成図、第9図(イ),
(ロ)は、その動作を説明するための信号波形図、第10
図は、そのランプ電圧とランプ電力との関係を示す図、
第11図は、レインボーカーブの入力電圧の変動による変
化を示す図である。 図において、2は降圧形チョッパ回路、4はフルブリッ
ジ形インバータ、5は放電灯、11は駆動回路、12はスイ
ッチング回路、14は始動回路、15は発振器、16は演算増
幅器、17は比較器、21は入力電圧検出回路、22は信号反
転回路、23はホトカプラを示す。
Claims (1)
- 【請求項1】直流を降圧形チョッパ回路に入力して電流
制御を行い該降圧形チョッパ回路の出力をフルブリッジ
形インバータに入力し、該インバータの出力端に放電灯
を接続して点灯する放電灯点灯装置において、前記直流
入力電圧を検出する手段と、前記降圧形チョッパ回路の
出力部のフリーホイルダイオードと平滑コンデンサとの
間に挿入した電流検出素子と、前記直流入力電圧検出手
段の検出出力と前記電流検出素子の検出出力を入力する
演算増幅器を内蔵した前記降圧形チョッパ回路のパルス
幅を制御するスイッチング回路とを備え、前記演算増幅
器は第1の抵抗とツェナーダイオードの直列回路と第2
の抵抗の並列回路からなるフィードバック回路を有し、
直流入力電圧及びランプ電流に応動して演算増幅器の増
幅率を変え、チョッパ回路のパルス幅を制御するように
構成したことを特徴とする放電灯点灯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32943988A JP2699187B2 (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | 放電灯点灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32943988A JP2699187B2 (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | 放電灯点灯装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02177298A JPH02177298A (ja) | 1990-07-10 |
JP2699187B2 true JP2699187B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=18221384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32943988A Expired - Fee Related JP2699187B2 (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | 放電灯点灯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2699187B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04144097A (ja) * | 1990-10-05 | 1992-05-18 | Nissan Motor Co Ltd | 放電灯の制御装置 |
JPH0740518B2 (ja) * | 1990-11-27 | 1995-05-01 | 株式会社エルモ社 | 交流放電灯用電力制御装置 |
US7439715B2 (en) * | 2006-05-22 | 2008-10-21 | Hamilton Sundstrand Corporation | Dual source power generating system |
-
1988
- 1988-12-28 JP JP32943988A patent/JP2699187B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02177298A (ja) | 1990-07-10 |
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