JP2698442B2 - 紡機におけるボビン搬送装置 - Google Patents
紡機におけるボビン搬送装置Info
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Classifications
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- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H9/00—Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine
- D01H9/18—Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine for supplying bobbins, cores, receptacles, or completed packages to, or transporting from, paying-out or take-up stations ; Arrangements to prevent unwinding of roving from roving bobbins
- D01H9/187—Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine for supplying bobbins, cores, receptacles, or completed packages to, or transporting from, paying-out or take-up stations ; Arrangements to prevent unwinding of roving from roving bobbins on individual supports, e.g. pallets
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- Textile Engineering (AREA)
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- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はリング精紡機、リング撚糸機等の紡機におい
て玉揚げされた満ボビンをワインダ工程等の次工程に搬
送し、そのワインダ工程等で糸が巻き返された後の空ボ
ビンを紡機へ供給するための紡機におけるボビン搬送装
置に関するものである。
て玉揚げされた満ボビンをワインダ工程等の次工程に搬
送し、そのワインダ工程等で糸が巻き返された後の空ボ
ビンを紡機へ供給するための紡機におけるボビン搬送装
置に関するものである。
(従来の技術) 一般に精紡機、特にリング精紡機によって生産された
糸は、ワインダにより後工程に適した大きさ、形状のパ
ッケージに巻き返される。その場合、省力化及び生産性
向上を目的として精紡機とワインダとをボビン搬送路で
直結し、精紡機揚がりの管糸(満ボビン)をワインダ
へ、ワインダで使用された後の空ボビンを精紡機へそれ
ぞれ搬送供給するための精紡ワインダが種々提案されて
いる。
糸は、ワインダにより後工程に適した大きさ、形状のパ
ッケージに巻き返される。その場合、省力化及び生産性
向上を目的として精紡機とワインダとをボビン搬送路で
直結し、精紡機揚がりの管糸(満ボビン)をワインダ
へ、ワインダで使用された後の空ボビンを精紡機へそれ
ぞれ搬送供給するための精紡ワインダが種々提案されて
いる。
第23図は、この種の精紡ワインダの一つとして特開昭
60−52475号公報によって開示されたもので、これは図
に示すように、並設された複数のワインダ81及び精紡機
82の側方に閉ループをなすメイン搬送路83を設けるとと
もに、各ワインダ81及び精紡機82とメイン搬送路83とを
選別装置84,85及び搬送路86a,86b,87a,87bを介して連結
したものである。すなわち、この装置においては、各精
紡機82から玉揚げされた満ボビンは搬送路87b、メイン
搬送路83上を搬送され、選別装置84、搬送路86aを経て
ワインダ81に供給される。又、ワインダ81で糸が巻き返
された後の空ボビンは搬送路86b、メイン搬送路83上を
搬送され、選別装置85、搬送路87aを経て各精紡機82に
返送される。
60−52475号公報によって開示されたもので、これは図
に示すように、並設された複数のワインダ81及び精紡機
82の側方に閉ループをなすメイン搬送路83を設けるとと
もに、各ワインダ81及び精紡機82とメイン搬送路83とを
選別装置84,85及び搬送路86a,86b,87a,87bを介して連結
したものである。すなわち、この装置においては、各精
紡機82から玉揚げされた満ボビンは搬送路87b、メイン
搬送路83上を搬送され、選別装置84、搬送路86aを経て
ワインダ81に供給される。又、ワインダ81で糸が巻き返
された後の空ボビンは搬送路86b、メイン搬送路83上を
搬送され、選別装置85、搬送路87aを経て各精紡機82に
返送される。
一方、特開昭62−180881号公報には第24図に示すよう
に、精紡機82群の一端上方位置に精紡機82で玉揚げされ
た満ボビンFをワインダ工程へ搬送する満ボビン搬送ラ
イン88と、ワインダ工程で使用された後の空ボビンEを
精紡工程へ搬送する空ボビン搬送ライン89とを上下2段
に天井に架設し、各精紡機82と両搬送ライン88,89とを
移動式の垂直コンベヤ90で連結して精紡機で玉揚げされ
た満ボビンFを満ボビン搬送ライン88へ送り込み、空ボ
ビン搬送ライン89上の空ボビンEを精紡機82に供給する
装置が開示されている。
に、精紡機82群の一端上方位置に精紡機82で玉揚げされ
た満ボビンFをワインダ工程へ搬送する満ボビン搬送ラ
イン88と、ワインダ工程で使用された後の空ボビンEを
精紡工程へ搬送する空ボビン搬送ライン89とを上下2段
に天井に架設し、各精紡機82と両搬送ライン88,89とを
移動式の垂直コンベヤ90で連結して精紡機で玉揚げされ
た満ボビンFを満ボビン搬送ライン88へ送り込み、空ボ
ビン搬送ライン89上の空ボビンEを精紡機82に供給する
装置が開示されている。
又、特開昭62−180882号公報には、従来の垂直コンベ
ヤでは第25図に示すようにコンベヤフレーム94の下方湾
曲部94aの曲率半径Rが小さい場合には満ボビンFが干
渉するため、曲率半径Rをあまり小さくすることができ
ず、コンベヤの設置スペースが大きくなる等の不都合が
あるのでその不都合を解消する目的で、無端状の伝動ベ
ルト91をベルトガイド及びガイドプーリを介して所望の
通路に沿って駆動可能に張設し、ペッグトレイ92の上面
と摺接する2条のガイド93(第26図参照)を伝動ベルト
91に沿って設け、伝動ベルト91とガイド93とでペッグト
レイ92を弾性的に挟圧した状態でペッグトレイ92を伝動
ベルト91とともに移動させるボビン搬送装置が提案され
ている。この装置は第26図に示すようにガイド93を伝動
ベルト91に対してねじれた状態に配置することにより、
ペッグ92aに装着された空ボビンE又は満ボビンの姿勢
を自由に変更することができる。
ヤでは第25図に示すようにコンベヤフレーム94の下方湾
曲部94aの曲率半径Rが小さい場合には満ボビンFが干
渉するため、曲率半径Rをあまり小さくすることができ
ず、コンベヤの設置スペースが大きくなる等の不都合が
あるのでその不都合を解消する目的で、無端状の伝動ベ
ルト91をベルトガイド及びガイドプーリを介して所望の
通路に沿って駆動可能に張設し、ペッグトレイ92の上面
と摺接する2条のガイド93(第26図参照)を伝動ベルト
91に沿って設け、伝動ベルト91とガイド93とでペッグト
レイ92を弾性的に挟圧した状態でペッグトレイ92を伝動
ベルト91とともに移動させるボビン搬送装置が提案され
ている。この装置は第26図に示すようにガイド93を伝動
ベルト91に対してねじれた状態に配置することにより、
ペッグ92aに装着された空ボビンE又は満ボビンの姿勢
を自由に変更することができる。
しかしながら前記した特開昭60−52475号公報(第23
図参照)に開示された装置では、搬送路が床上に設置さ
れるため、作業者の通行あるいは自動機等の走行に支障
を来たすという不都合があった。
図参照)に開示された装置では、搬送路が床上に設置さ
れるため、作業者の通行あるいは自動機等の走行に支障
を来たすという不都合があった。
又、特開昭62−180881号公報(第24図参照)に開示さ
れた装置では、垂直コンベヤ90が各精紡機82の左右両側
に配設されたボビン搬送路と対応する位置で停止し、精
紡機で玉揚げされた満ボビンFの搬出を行った後、空ボ
ビン搬送ライン89から空ボビンEを精紡機82に供給する
ため、精紡機と搬送ライン88,89間での満ボビンF及び
空ボビンEの搬出、搬入に時間がかかるという問題があ
った。
れた装置では、垂直コンベヤ90が各精紡機82の左右両側
に配設されたボビン搬送路と対応する位置で停止し、精
紡機で玉揚げされた満ボビンFの搬出を行った後、空ボ
ビン搬送ライン89から空ボビンEを精紡機82に供給する
ため、精紡機と搬送ライン88,89間での満ボビンF及び
空ボビンEの搬出、搬入に時間がかかるという問題があ
った。
又、ワインダ工程と精紡工程とを連結するための搬送
路を天井に架設するとともに、各精紡機機台の左右両端
部に搬送路と接続された垂直コンベヤを設けることも考
えられるが、精紡機の左右両側にそれぞれ独立した垂直
コンベヤを配設した場合には設備費が高くなるという問
題がある。
路を天井に架設するとともに、各精紡機機台の左右両端
部に搬送路と接続された垂直コンベヤを設けることも考
えられるが、精紡機の左右両側にそれぞれ独立した垂直
コンベヤを配設した場合には設備費が高くなるという問
題がある。
本発明者等は上述の問題点を解決するために、先に特
願昭63−152662号として、第27図〜第29図に示すような
紡機におけるボビン搬送装置を発明した出願した。その
内容は次の通りである。
願昭63−152662号として、第27図〜第29図に示すような
紡機におけるボビン搬送装置を発明した出願した。その
内容は次の通りである。
すなわち、この第1項の発明は、第27図及び第28図に
示すように、上面にペッグが突設されたペッグトレイ3
を使用して空ボビンE及び満ボビンFの搬送を行う搬送
装置2a,2bを機台1の長手方向左右両側に延設した紡機
を複数台並設し、ワインダ工程に連なる満ボビン搬送コ
ンベヤ7及び空ボビン搬送コンベヤ8を前記各紡機の搬
送装置2a,2bの端部上方において紡機機台長手方向とほ
ぼ直交する状態で天井に配設し、各紡機機台1の端部に
は前記各搬送装置2a,2bと前記両搬送コンベヤ7,8間でボ
ビンE,Fの受渡しを行うため、駆動プーリ11と複数のガ
イドプーリ12間に巻掛けられた無端状のベルト10と、該
ベルト10に沿いかつペッグトレイ3のペッグを挟むよう
に配置されるとともにペッグトレイ3を前記ベルト10と
共働して弾性的に挟圧する線状のガイド部材16,17とを
備えたボビン搬送装置9を、前記ベルト10が前記両搬送
装置2a,2bの端部と対応する近傍位置と、前記満ボビン
搬送コンベヤ7に沿った近傍位置と、前記空ボビン搬送
コンベヤ8に沿った近傍位置とを通過するように配置
し、満ボビン搬送コンベヤ7にはガイド部材16,17の端
部と対応する箇所に満ボビン導入部を設け、空ボビン搬
送コンベヤ8にはガイド部材16,17の端部と対応する箇
所に空ボビン排出部を設けるとともに該排出部にはペッ
グトレイ3と係合可能な作用位置と係合不能な待機位置
とに移動されてペッグトレイ3の移動方向を規制する規
制部材を設けたものである。
示すように、上面にペッグが突設されたペッグトレイ3
を使用して空ボビンE及び満ボビンFの搬送を行う搬送
装置2a,2bを機台1の長手方向左右両側に延設した紡機
を複数台並設し、ワインダ工程に連なる満ボビン搬送コ
ンベヤ7及び空ボビン搬送コンベヤ8を前記各紡機の搬
送装置2a,2bの端部上方において紡機機台長手方向とほ
ぼ直交する状態で天井に配設し、各紡機機台1の端部に
は前記各搬送装置2a,2bと前記両搬送コンベヤ7,8間でボ
ビンE,Fの受渡しを行うため、駆動プーリ11と複数のガ
イドプーリ12間に巻掛けられた無端状のベルト10と、該
ベルト10に沿いかつペッグトレイ3のペッグを挟むよう
に配置されるとともにペッグトレイ3を前記ベルト10と
共働して弾性的に挟圧する線状のガイド部材16,17とを
備えたボビン搬送装置9を、前記ベルト10が前記両搬送
装置2a,2bの端部と対応する近傍位置と、前記満ボビン
搬送コンベヤ7に沿った近傍位置と、前記空ボビン搬送
コンベヤ8に沿った近傍位置とを通過するように配置
し、満ボビン搬送コンベヤ7にはガイド部材16,17の端
部と対応する箇所に満ボビン導入部を設け、空ボビン搬
送コンベヤ8にはガイド部材16,17の端部と対応する箇
所に空ボビン排出部を設けるとともに該排出部にはペッ
グトレイ3と係合可能な作用位置と係合不能な待機位置
とに移動されてペッグトレイ3の移動方向を規制する規
制部材を設けたものである。
又、第2項の発明は、第27図および第29図に示すよう
に、上面にペッグが突設されたペッグトレイ3を使用し
て空ボビンE及び満ボビンFの搬送を行う搬送装置2a,2
bを機台の長手方向左右両側に延設した紡機を複数台並
設し、ワインダ工程に連なる満ボビン搬送コンベヤ7及
び空ボビン搬送コンベヤ8を前記各紡機の搬送装置2a,2
bの端部上方において紡機長手方向とほぼ直交する状態
で天井に配設するとともに、両搬送コンベヤ7,8には各
紡機機台1の端部と対応する所定位置に満ボビン導入部
及び空ボビン排出部をそれぞれ配設し、各紡機機台1の
一側には機台長手方向と直交する方向に延びるレール24
を敷設し、該レール24上を移動する車体25に前記各搬送
装置2a,2bと前記両搬送コンベヤ7,8間でボビンの受渡し
を行うため、駆動プーリ11と複数のガイドプーリ12間に
巻掛けられた無端状のベルト10と、該ベルト10に沿って
かつペッグトレイ3のペッグを挟むように配置されると
ともにペッグトレイ3を前記ベルト10と共働して弾性的
に挟圧する線状のガイド部材16,17とを備え、前記ベル
ト10が前記両搬送装置2a,2bの端部と対応する近傍位置
と、前記満ボビン搬送コンベヤ7に沿った近傍位置と、
前記空ボビン搬送コンベヤ8に沿った近傍位置とを通過
するように配置するとともに、前記両搬送コンベヤ7,8
の満ボビン導入部及び空ボビン排出部と対応可能な箇所
に満ボビン排出部及び空ボビン導入部を配設したボビン
搬送装置9を搭載したものである。
に、上面にペッグが突設されたペッグトレイ3を使用し
て空ボビンE及び満ボビンFの搬送を行う搬送装置2a,2
bを機台の長手方向左右両側に延設した紡機を複数台並
設し、ワインダ工程に連なる満ボビン搬送コンベヤ7及
び空ボビン搬送コンベヤ8を前記各紡機の搬送装置2a,2
bの端部上方において紡機長手方向とほぼ直交する状態
で天井に配設するとともに、両搬送コンベヤ7,8には各
紡機機台1の端部と対応する所定位置に満ボビン導入部
及び空ボビン排出部をそれぞれ配設し、各紡機機台1の
一側には機台長手方向と直交する方向に延びるレール24
を敷設し、該レール24上を移動する車体25に前記各搬送
装置2a,2bと前記両搬送コンベヤ7,8間でボビンの受渡し
を行うため、駆動プーリ11と複数のガイドプーリ12間に
巻掛けられた無端状のベルト10と、該ベルト10に沿って
かつペッグトレイ3のペッグを挟むように配置されると
ともにペッグトレイ3を前記ベルト10と共働して弾性的
に挟圧する線状のガイド部材16,17とを備え、前記ベル
ト10が前記両搬送装置2a,2bの端部と対応する近傍位置
と、前記満ボビン搬送コンベヤ7に沿った近傍位置と、
前記空ボビン搬送コンベヤ8に沿った近傍位置とを通過
するように配置するとともに、前記両搬送コンベヤ7,8
の満ボビン導入部及び空ボビン排出部と対応可能な箇所
に満ボビン排出部及び空ボビン導入部を配設したボビン
搬送装置9を搭載したものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上述した第27図及び第28図の装置は、各
機台1毎にボビン搬送装置9を設けなければならないか
ら設備費が嵩む上に、第28図に示すように、機台1の両
側に配置した両搬送装置2a,2bは精紡機機台1のギヤエ
ンドGE側において接続レール6により互いに連結されて
おり、一方の搬送装置2a側へ他方の搬送装置2b側からペ
ッグトレイ3が送り込まれるようになっているため、精
紡機の玉揚げ時における管替え装置による満ボビンFと
空ボビンEとの交換時に、接続レール6上のボビンは管
替えされないから、この部分のボビンが無駄になるとい
う問題点がある。
機台1毎にボビン搬送装置9を設けなければならないか
ら設備費が嵩む上に、第28図に示すように、機台1の両
側に配置した両搬送装置2a,2bは精紡機機台1のギヤエ
ンドGE側において接続レール6により互いに連結されて
おり、一方の搬送装置2a側へ他方の搬送装置2b側からペ
ッグトレイ3が送り込まれるようになっているため、精
紡機の玉揚げ時における管替え装置による満ボビンFと
空ボビンEとの交換時に、接続レール6上のボビンは管
替えされないから、この部分のボビンが無駄になるとい
う問題点がある。
又、第29図に示すものは、ボビン搬送装置9は1台で
すむから、その分設備費が軽減されるが、精紡機等の紡
機のギヤエンドGE側の寸法は種々雑多で統一されていな
いため、既設の紡機に設備する場合には、機台1の両側
に配設する搬送装置2a,2bと、天井に設けるボビン搬送
コンベヤ7,8との間を接続するためのボビン搬送装置9
において、このボビン搬送装置9を、前記両搬送装置2
a,2bに接続させる方法が一定せず、一々現場合せとなる
から、作業が面倒で、コストも増大するという問題点が
ある。
すむから、その分設備費が軽減されるが、精紡機等の紡
機のギヤエンドGE側の寸法は種々雑多で統一されていな
いため、既設の紡機に設備する場合には、機台1の両側
に配設する搬送装置2a,2bと、天井に設けるボビン搬送
コンベヤ7,8との間を接続するためのボビン搬送装置9
において、このボビン搬送装置9を、前記両搬送装置2
a,2bに接続させる方法が一定せず、一々現場合せとなる
から、作業が面倒で、コストも増大するという問題点が
ある。
(課題を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本発明においては、上面
にペッグが突設されたペッグトレイを使用して空ボビン
及び満ボビンの搬送を行う固定ボビン搬送装置を機台の
長手方向の左右両側に延設した紡機を複数台並設し、次
工程に連なる満ボビン搬送コンベヤ及び空ボビン搬送コ
ンベヤを前記各紡機の固定ボビン搬送装置の端部上方に
おいて紡機機台の長手方向とほぼ直交する状態で天井に
配設し、駆動プーリと複数のガイドプーリ間に巻き掛け
られた無端状のベルトと、該ベルトに沿いかつペッグト
レイのペッグを挟むように配置されると共に、ペッグト
レイを前記ベルトと共働して弾性的に挟圧する線状のガ
イド部材とを備えた可動ボビン搬送装置を、前記天井に
配置したコンベヤに沿って移動自在に設けると共に、前
記両コンベヤとの間でボビンの受け渡しができるように
し、この可動ボビン搬送装置の下端部の両側にボビン搬
送用ブリッジの一端を枢支して回動自在にし、このブリ
ッジの先端部を前記固定ボビン搬送装置に連結できるよ
うにして紡機におけるボビン搬送装置を構成する。
にペッグが突設されたペッグトレイを使用して空ボビン
及び満ボビンの搬送を行う固定ボビン搬送装置を機台の
長手方向の左右両側に延設した紡機を複数台並設し、次
工程に連なる満ボビン搬送コンベヤ及び空ボビン搬送コ
ンベヤを前記各紡機の固定ボビン搬送装置の端部上方に
おいて紡機機台の長手方向とほぼ直交する状態で天井に
配設し、駆動プーリと複数のガイドプーリ間に巻き掛け
られた無端状のベルトと、該ベルトに沿いかつペッグト
レイのペッグを挟むように配置されると共に、ペッグト
レイを前記ベルトと共働して弾性的に挟圧する線状のガ
イド部材とを備えた可動ボビン搬送装置を、前記天井に
配置したコンベヤに沿って移動自在に設けると共に、前
記両コンベヤとの間でボビンの受け渡しができるように
し、この可動ボビン搬送装置の下端部の両側にボビン搬
送用ブリッジの一端を枢支して回動自在にし、このブリ
ッジの先端部を前記固定ボビン搬送装置に連結できるよ
うにして紡機におけるボビン搬送装置を構成する。
また前記装置において、天井に配置したボビン搬送用
コンベヤと平行に走行レールを設け、この走行レールに
沿って前記可動ボビン搬送装置を移動できるようにす
る。
コンベヤと平行に走行レールを設け、この走行レールに
沿って前記可動ボビン搬送装置を移動できるようにす
る。
また前記装置において、前記走行レールに沿って移動
するフレームを床面近くまで吊り下げて設け、前記可動
ボビン搬送装置の支持体の下端部を前記フレームに枢支
すると共に、この可動ボビン搬送装置の上部を天井に設
けたボビン搬送用コンベヤに対して近接したり、離れた
りできるようにする。
するフレームを床面近くまで吊り下げて設け、前記可動
ボビン搬送装置の支持体の下端部を前記フレームに枢支
すると共に、この可動ボビン搬送装置の上部を天井に設
けたボビン搬送用コンベヤに対して近接したり、離れた
りできるようにする。
また前記装置において、前記ボビン搬送用ブリッジの
遊端部を上下方向に回動させると共に、水平方向にも回
動できるようにし、このボビン搬送用ブリッジの遊端部
に設けたプーリと、前記固定ボビン搬送装置の端部に設
けたプーリとの中心部を着脱自在に嵌合できるようにす
ると共に、このブリッジ側より固定ボビン搬送装置のベ
ルトを駆動できるようにする。
遊端部を上下方向に回動させると共に、水平方向にも回
動できるようにし、このボビン搬送用ブリッジの遊端部
に設けたプーリと、前記固定ボビン搬送装置の端部に設
けたプーリとの中心部を着脱自在に嵌合できるようにす
ると共に、このブリッジ側より固定ボビン搬送装置のベ
ルトを駆動できるようにする。
また前記装置において、天井に配置したボビン搬送コ
ンベヤと、前記可動ボビン搬送装置とのボビン受け渡し
部におけるコンベヤのガイドレールの側縁を切欠すると
共に、この切欠部にばねによって開閉自在なトレイ落下
防止用のスイングガイドを設け、このスイングガイドと
対向する可動ボビン搬送装置の線状のガイド部材の端部
をコンベヤ側に湾曲させ、この可動ボビン搬送装置がコ
ンベヤに近接した時に、前記線状のガイド部材の端部が
スイングガイドを押し開いてボビンの受け渡しができる
ようにする。
ンベヤと、前記可動ボビン搬送装置とのボビン受け渡し
部におけるコンベヤのガイドレールの側縁を切欠すると
共に、この切欠部にばねによって開閉自在なトレイ落下
防止用のスイングガイドを設け、このスイングガイドと
対向する可動ボビン搬送装置の線状のガイド部材の端部
をコンベヤ側に湾曲させ、この可動ボビン搬送装置がコ
ンベヤに近接した時に、前記線状のガイド部材の端部が
スイングガイドを押し開いてボビンの受け渡しができる
ようにする。
さらに前記装置において、前記可動ボビン搬送装置の
下端部の両外側端部に、それぞれ垂直軸を有するプーリ
を設けると共に、これらのプーリにペッグトレイ搬送用
ベルトをかけ渡し、これらのプーリの外側にそれぞれ水
平軸を有するプーリを前記ブリッジの枢支部のプーリと
して設けると共に、ブリッジの遊端部に設けたプーリと
の間にもペッグトレイ搬送用ベルトをかけ渡し、これら
左右のブリッジから前記左右の垂直軸を有するプーリの
それぞれ外側の半円周に沿ってペッグトレイのガイド用
通路を形成すると共に、これら左右のプーリの垂直軸上
に、円周の一部にペッグトレイの通過を阻止する突起を
有する切り替えガイドを設け、これら左右の切り替えガ
イドを所望の回転位相にそれぞれ制御できるようにす
る。
下端部の両外側端部に、それぞれ垂直軸を有するプーリ
を設けると共に、これらのプーリにペッグトレイ搬送用
ベルトをかけ渡し、これらのプーリの外側にそれぞれ水
平軸を有するプーリを前記ブリッジの枢支部のプーリと
して設けると共に、ブリッジの遊端部に設けたプーリと
の間にもペッグトレイ搬送用ベルトをかけ渡し、これら
左右のブリッジから前記左右の垂直軸を有するプーリの
それぞれ外側の半円周に沿ってペッグトレイのガイド用
通路を形成すると共に、これら左右のプーリの垂直軸上
に、円周の一部にペッグトレイの通過を阻止する突起を
有する切り替えガイドを設け、これら左右の切り替えガ
イドを所望の回転位相にそれぞれ制御できるようにす
る。
(作 用) 上述のように本発明によれば、1台の可動ボビン搬送
装置で、並設した複数の紡機に対するボビンの受け渡し
ができるようにしたから、各紡機毎にボビン搬送装置を
設けていた従来装置と比較して設備費を著しく軽減する
ことができる。
装置で、並設した複数の紡機に対するボビンの受け渡し
ができるようにしたから、各紡機毎にボビン搬送装置を
設けていた従来装置と比較して設備費を著しく軽減する
ことができる。
また、本発明に係る可動ボビン搬送装置は、機台の両
側に配設した固定ボビン搬送装置との接続を、可動ボビ
ン搬送装置の下端部に枢支したボビン搬送用ブリッジを
介して連結するようにしたから、このブリッジの長さ等
を調整することによって既設の紡機にも、また多種類の
紡機に対しても容易に適応させることができる。
側に配設した固定ボビン搬送装置との接続を、可動ボビ
ン搬送装置の下端部に枢支したボビン搬送用ブリッジを
介して連結するようにしたから、このブリッジの長さ等
を調整することによって既設の紡機にも、また多種類の
紡機に対しても容易に適応させることができる。
また、天井に配置したボビン搬送用コンベヤと平行に
走行レールを設け、この走行レールに沿って前記可動ボ
ビン搬送装置を移動できるようにした場合は、走行レー
ルとボビン搬送用コンベヤとの間隔が正確になり、その
結果ボビンの受け渡しも確実になる。
走行レールを設け、この走行レールに沿って前記可動ボ
ビン搬送装置を移動できるようにした場合は、走行レー
ルとボビン搬送用コンベヤとの間隔が正確になり、その
結果ボビンの受け渡しも確実になる。
また、走行レールに沿って移動するフレームを床面近
くまで吊り下げて設け、前記可動ボビン搬送装置の支持
体の下端部を前記フレームに枢支すると共に、この可動
ボビン搬送装置の上部を天井に設けたボビン搬送用コン
ベヤに対して近接したり、離れたりできるようにした場
合は、可動ボビン搬送装置の移動経路上に障害物があっ
ても、支持体と共に前記可動ボビン搬送装置を外側へ傾
動させることによって、障害物を容易にさけて通過する
ことができる。このため装置全体の設計が容易になる。
くまで吊り下げて設け、前記可動ボビン搬送装置の支持
体の下端部を前記フレームに枢支すると共に、この可動
ボビン搬送装置の上部を天井に設けたボビン搬送用コン
ベヤに対して近接したり、離れたりできるようにした場
合は、可動ボビン搬送装置の移動経路上に障害物があっ
ても、支持体と共に前記可動ボビン搬送装置を外側へ傾
動させることによって、障害物を容易にさけて通過する
ことができる。このため装置全体の設計が容易になる。
また、前記ボビン搬送用ブリッジの遊端部を上下方向
に回動させると共に、水平方向にも回動できるように
し、このボビン搬送用ブリッジの遊端部に設けたプーリ
と、前記固定ボビン搬送装置の端部に設けたプーリとの
中心部を着脱自在に嵌合できるようにすると共に、この
ブリッジ側より固定ボビン搬送装置のベルトを駆動でき
るようにすれば、ブリッジの遊端部と固定ボビン搬送装
置の端部との芯合わせが容易になると共に、固定ボビン
搬送装置側に駆動装置を設ける必要がないから構造が簡
単になる。
に回動させると共に、水平方向にも回動できるように
し、このボビン搬送用ブリッジの遊端部に設けたプーリ
と、前記固定ボビン搬送装置の端部に設けたプーリとの
中心部を着脱自在に嵌合できるようにすると共に、この
ブリッジ側より固定ボビン搬送装置のベルトを駆動でき
るようにすれば、ブリッジの遊端部と固定ボビン搬送装
置の端部との芯合わせが容易になると共に、固定ボビン
搬送装置側に駆動装置を設ける必要がないから構造が簡
単になる。
またボビン搬送用ブリッジのベルト駆動用原動機を正
逆転させることによって、前記固定ボビン搬送装置に対
してはブリッジを介してボビンを送り出すこともできる
し、逆にボビンを送り込むこともできる。
逆転させることによって、前記固定ボビン搬送装置に対
してはブリッジを介してボビンを送り出すこともできる
し、逆にボビンを送り込むこともできる。
このため従来装置のように、紡機の両側に配設した固
定ボビン搬送装置を、機台の一方の端部において接続レ
ールによって接続する必要がなくなると共に、またこの
接続レール上のボビンが無駄になることもなくなる。
定ボビン搬送装置を、機台の一方の端部において接続レ
ールによって接続する必要がなくなると共に、またこの
接続レール上のボビンが無駄になることもなくなる。
また、天井に配置したボビン搬送コンベヤと、前記可
動ボビン搬送装置とのボビン受け渡し部におけるコンベ
ヤのガイドレールの側縁を切欠すると共に、この切欠部
にばねによって開閉自在なトレイ落下防止用のスイング
ガイドを設け、このスイングガイドと対向する可動ボビ
ン搬送装置の線状のガイド部材の端部をコンベヤ側に湾
曲させ、この可動ボビン搬送装置がコンベヤに近接した
時に、前記線状のガイド部材の端部がスイングガイドを
押し開いてボビンの受け渡しができるようにすれば、簡
単な装置でボビンの受け渡しが確実にできると共に、不
作動時にはスイングガイドがガイドレールの切欠部を遮
閉してボビンの脱落を防止することができる。
動ボビン搬送装置とのボビン受け渡し部におけるコンベ
ヤのガイドレールの側縁を切欠すると共に、この切欠部
にばねによって開閉自在なトレイ落下防止用のスイング
ガイドを設け、このスイングガイドと対向する可動ボビ
ン搬送装置の線状のガイド部材の端部をコンベヤ側に湾
曲させ、この可動ボビン搬送装置がコンベヤに近接した
時に、前記線状のガイド部材の端部がスイングガイドを
押し開いてボビンの受け渡しができるようにすれば、簡
単な装置でボビンの受け渡しが確実にできると共に、不
作動時にはスイングガイドがガイドレールの切欠部を遮
閉してボビンの脱落を防止することができる。
また、前記可動ボビン搬送装置の下端部の両外側端部
に、それぞれ垂直軸を有するプーリを設けると共に、こ
れらのプーリにペッグトレイ搬送用ベルトをかけ渡し、
これらのプーリの外側にそれぞれ水平軸を有するプーリ
を前記ブリッジの枢支部のプーリとして設けると共に、
ブリッジの遊端部に設けたプーリとの間にもペッグトレ
イ搬送用ベルトをかけ渡し、これら左右のブリッジから
前記左右の垂直軸を有するプーリのそれぞれ外側の半円
周に沿ってペッグトレイのガイド用通路を形成すると共
に、これら左右のプーリの垂直軸上に、円周の一部にペ
ッグトレイの通過を阻止する突起を有する切り替えガイ
ドを設け、これら左右の切り替えガイドを所望の回転位
相にそれぞれ制御できるようにすれば、機台の片側の固
定ボビン搬送装置上にたまった満ボビンを、前記ボビン
搬送用ブリッジ及び可動ボビン搬送装置を介して天井に
設けた満ボビン搬送コンベヤに送り込み、つぎに空ボビ
ン搬送コンベヤの空ボビンを、可動ボビン搬送装置及び
ボビン搬送用ブリッジを介して前記した片側の固定ボビ
ン搬送装置上に送り込むことができる。
に、それぞれ垂直軸を有するプーリを設けると共に、こ
れらのプーリにペッグトレイ搬送用ベルトをかけ渡し、
これらのプーリの外側にそれぞれ水平軸を有するプーリ
を前記ブリッジの枢支部のプーリとして設けると共に、
ブリッジの遊端部に設けたプーリとの間にもペッグトレ
イ搬送用ベルトをかけ渡し、これら左右のブリッジから
前記左右の垂直軸を有するプーリのそれぞれ外側の半円
周に沿ってペッグトレイのガイド用通路を形成すると共
に、これら左右のプーリの垂直軸上に、円周の一部にペ
ッグトレイの通過を阻止する突起を有する切り替えガイ
ドを設け、これら左右の切り替えガイドを所望の回転位
相にそれぞれ制御できるようにすれば、機台の片側の固
定ボビン搬送装置上にたまった満ボビンを、前記ボビン
搬送用ブリッジ及び可動ボビン搬送装置を介して天井に
設けた満ボビン搬送コンベヤに送り込み、つぎに空ボビ
ン搬送コンベヤの空ボビンを、可動ボビン搬送装置及び
ボビン搬送用ブリッジを介して前記した片側の固定ボビ
ン搬送装置上に送り込むことができる。
上述のようにして機台の片側のボビンの出し入れが終
れば、機台の他側の固定ボビン搬送装置上のボビンの出
し入れも同様に行うことができる。
れば、機台の他側の固定ボビン搬送装置上のボビンの出
し入れも同様に行うことができる。
(実施例) 以下、第1図〜第22図について本発明の実施例を説明
する。図中前記符号と同一の符号は同等のものを示す。
する。図中前記符号と同一の符号は同等のものを示す。
本実施例においては第2図に示すように、複数台平行
に設置された精紡機機台1の長手方向左右両側には固定
ボビン搬送装置2a,2bが精紡機機台1に沿って延設され
ている。この固定ボビン搬送装置2a,2bは上面にペッグ3
a(第11図参照)が突設されたペッグトレイ3を使用し
て空ボビンE(第1図参照)及び満ボビンFの搬送を行
うため、ペッグトレイ3を案内するガイドレール4(第
1,4,22図参照)と、前記ペッグトレイ3を搬送するベル
トコンベヤ5とから構成されている。又、これらの固定
ボビン搬送装置2a,2bは精紡機機台1の両側においてそ
れぞれ独立して設けられている。又、第1,2図に示すよ
うに精紡機機台1のギヤエンドGE側の上方にはワインダ
等の次工程に連なる満ボビン搬送コンベヤ7及び空ボビ
ン搬送コンベヤ8が精紡機機台1の長手方向とほぼ直交
する状態で上下に平行に架設されている。そしてこの両
ボビン搬送コンベヤ7,8は第1図に矢印で示すようにそ
のボビン搬送方向が互いに逆方向となっている。
に設置された精紡機機台1の長手方向左右両側には固定
ボビン搬送装置2a,2bが精紡機機台1に沿って延設され
ている。この固定ボビン搬送装置2a,2bは上面にペッグ3
a(第11図参照)が突設されたペッグトレイ3を使用し
て空ボビンE(第1図参照)及び満ボビンFの搬送を行
うため、ペッグトレイ3を案内するガイドレール4(第
1,4,22図参照)と、前記ペッグトレイ3を搬送するベル
トコンベヤ5とから構成されている。又、これらの固定
ボビン搬送装置2a,2bは精紡機機台1の両側においてそ
れぞれ独立して設けられている。又、第1,2図に示すよ
うに精紡機機台1のギヤエンドGE側の上方にはワインダ
等の次工程に連なる満ボビン搬送コンベヤ7及び空ボビ
ン搬送コンベヤ8が精紡機機台1の長手方向とほぼ直交
する状態で上下に平行に架設されている。そしてこの両
ボビン搬送コンベヤ7,8は第1図に矢印で示すようにそ
のボビン搬送方向が互いに逆方向となっている。
精紡機機台1のギヤエンドGE側の外側には搬送装置2
a,2bと両ボビン搬送コンベヤ7,8間で満ボビンF及び空
ボビンEの受け渡しを行うための可動ボビン搬送装置9
が設けられている。この可動ボビン搬送装置9は、線状
のガイド部材16,17と共働してペッグトレイ3を移送す
るベルト10の走行経路が、両固定ボビン搬送装置2a,2b
の延長線と対向する近傍位置において、固定ボビン搬送
装置2a,2bとほぼ同一高さで直交する方向に水平に走行
する部分と、両固定ボビン搬送装置2a,2bの内側におい
て満ボビン搬送コンベヤ7とほぼ同一高さまで垂直に走
行する部分と、満ボビン搬送コンベヤ7に沿った近傍位
置をほぼ同一高さで平行に走行する部分と、空ボビン搬
送コンベヤ8に沿った近傍位置をほぼ同一高さで平行に
走行する部分と、空ボビン搬送コンベヤ8とほぼ同一高
さから固定ボビン搬送装置2a,2bと同一高さまで垂直に
走行する部分とを有するように駆動プーリ11と多数のガ
イドプーリ12間に巻き掛けられ、モータ13により満ボビ
ン搬送コンベヤ7及び空ボビン搬送コンベヤ8と平行に
走行する部分が両ボビン搬送コンベヤ7,8の搬送方向と
同一方向に走行するように駆動されるようにする。
a,2bと両ボビン搬送コンベヤ7,8間で満ボビンF及び空
ボビンEの受け渡しを行うための可動ボビン搬送装置9
が設けられている。この可動ボビン搬送装置9は、線状
のガイド部材16,17と共働してペッグトレイ3を移送す
るベルト10の走行経路が、両固定ボビン搬送装置2a,2b
の延長線と対向する近傍位置において、固定ボビン搬送
装置2a,2bとほぼ同一高さで直交する方向に水平に走行
する部分と、両固定ボビン搬送装置2a,2bの内側におい
て満ボビン搬送コンベヤ7とほぼ同一高さまで垂直に走
行する部分と、満ボビン搬送コンベヤ7に沿った近傍位
置をほぼ同一高さで平行に走行する部分と、空ボビン搬
送コンベヤ8に沿った近傍位置をほぼ同一高さで平行に
走行する部分と、空ボビン搬送コンベヤ8とほぼ同一高
さから固定ボビン搬送装置2a,2bと同一高さまで垂直に
走行する部分とを有するように駆動プーリ11と多数のガ
イドプーリ12間に巻き掛けられ、モータ13により満ボビ
ン搬送コンベヤ7及び空ボビン搬送コンベヤ8と平行に
走行する部分が両ボビン搬送コンベヤ7,8の搬送方向と
同一方向に走行するように駆動されるようにする。
第3図〜第6図は本発明装置の実際の設計例を示すも
ので、この場合、満ボビン搬送コンベヤ7と、空ボビン
搬送コンベヤ8は枠組み30の上下に平行に配置され、吊
り部材31(第4図参照)によって天井に固定されてい
る。
ので、この場合、満ボビン搬送コンベヤ7と、空ボビン
搬送コンベヤ8は枠組み30の上下に平行に配置され、吊
り部材31(第4図参照)によって天井に固定されてい
る。
そして枠組み30の下方には、2本のH型鋼を使用した
走行レール32が前記コンベヤ7,8と平行に設けてあり、
この走行レール32間に枠組みしたフレームの上枠33aが
4個の垂直ローラ34と4個の水平ローラ35を介して走行
自在に設けられている。この上枠33aの下方には2本の
角筒部材33bが下方へ向けて突設されており、その角筒
部材33bの下端部には、枠組みした下枠33cが床面36とわ
ずかな間隙を残して固定されており、この下枠33cには
床面36と転接する2個の車輪37がばね38によって常に床
面と接するように設けられている。39は車輪支持体で、
39aはその支点である。また33dは前記角筒部材33bおよ
び下枠33cより突設した骨組みで、これらの各部材33a〜
33dによってフレーム33が一体的に形成されている。
走行レール32が前記コンベヤ7,8と平行に設けてあり、
この走行レール32間に枠組みしたフレームの上枠33aが
4個の垂直ローラ34と4個の水平ローラ35を介して走行
自在に設けられている。この上枠33aの下方には2本の
角筒部材33bが下方へ向けて突設されており、その角筒
部材33bの下端部には、枠組みした下枠33cが床面36とわ
ずかな間隙を残して固定されており、この下枠33cには
床面36と転接する2個の車輪37がばね38によって常に床
面と接するように設けられている。39は車輪支持体で、
39aはその支点である。また33dは前記角筒部材33bおよ
び下枠33cより突設した骨組みで、これらの各部材33a〜
33dによってフレーム33が一体的に形成されている。
また40はフレーム33の上枠33aの下方に設けた走行駆
動用のブレーキ付きギヤードモータで、41はこのモータ
によって駆動される走行用ローラであり、ばね42の作用
によって走行レール32の下面に圧接されている。
動用のブレーキ付きギヤードモータで、41はこのモータ
によって駆動される走行用ローラであり、ばね42の作用
によって走行レール32の下面に圧接されている。
また43は前記した可動ボビン搬送装置9の取り付けベ
ースとなる板状の支持体と、この支持体43の下端部は軸
44および軸受45(第3図参照)によって枢支されてお
り、その上部は第4図の矢印Cで示すように傾動できる
ようになっている。
ースとなる板状の支持体と、この支持体43の下端部は軸
44および軸受45(第3図参照)によって枢支されてお
り、その上部は第4図の矢印Cで示すように傾動できる
ようになっている。
すなわち46はフレーム33の中程より突設したブラケッ
ト47上に設けたチルト用のブレーキ付きギヤードモータ
で、このモータの軸と、前記支持体43との間を二節リン
ク48によって連結してある。したがってモータ46の回転
により支持体43は二節リンク48の作用によって矢印Cの
ように回動することができる。なお49(第4図参照)は
支持体43とフレーム33との間に介装した二節リンク式の
ガイド機構である。
ト47上に設けたチルト用のブレーキ付きギヤードモータ
で、このモータの軸と、前記支持体43との間を二節リン
ク48によって連結してある。したがってモータ46の回転
により支持体43は二節リンク48の作用によって矢印Cの
ように回動することができる。なお49(第4図参照)は
支持体43とフレーム33との間に介装した二節リンク式の
ガイド機構である。
また第1図〜第6図に示すように、前記可動ボビン搬
送装置9の下端部の両側に設けた駆動プーリ11及びガイ
ドプーリ12の外側に、それぞれボビン搬送用ブリッジ50
の一端を枢支してその遊端部を上下方向に回動させるよ
うにすると共に、水平方向にも回動できるようにし、こ
のボビン搬送用ブリッジ50の遊端部に設けたプーリ51
と、前記固定ボビン搬送装置2a,2bの端部に設けたプー
リ52との中心部を着脱自在に嵌合できるようにすると共
に、このブリッジ50側より固定ボビン搬送装置2a,2bの
ベルト5を駆動できるようにする。
送装置9の下端部の両側に設けた駆動プーリ11及びガイ
ドプーリ12の外側に、それぞれボビン搬送用ブリッジ50
の一端を枢支してその遊端部を上下方向に回動させるよ
うにすると共に、水平方向にも回動できるようにし、こ
のボビン搬送用ブリッジ50の遊端部に設けたプーリ51
と、前記固定ボビン搬送装置2a,2bの端部に設けたプー
リ52との中心部を着脱自在に嵌合できるようにすると共
に、このブリッジ50側より固定ボビン搬送装置2a,2bの
ベルト5を駆動できるようにする。
すなわち実際的には、フレーム33の下枠33c上の両側
にそれぞれブラケット33eを突設し、このブラケット33e
に水平軸53によってブリッジ支持部材54の一端部を枢支
すると共に、その遊端部に突設した軸55にチエン56を連
結し、このチエン56を前記フレーム33の骨組み33dに枢
支したスプロケット57を介して、同じく骨組み33dに固
定したブレーキ付きギヤードモータ58の軸に固着したス
プロケット59に巻き掛けし、このチエン56を巻き込みま
たは巻き戻すことによってブリッジ支持部材54の遊端部
を回動自在にする。なお60はチエン56の端部に連結した
重錘である。
にそれぞれブラケット33eを突設し、このブラケット33e
に水平軸53によってブリッジ支持部材54の一端部を枢支
すると共に、その遊端部に突設した軸55にチエン56を連
結し、このチエン56を前記フレーム33の骨組み33dに枢
支したスプロケット57を介して、同じく骨組み33dに固
定したブレーキ付きギヤードモータ58の軸に固着したス
プロケット59に巻き掛けし、このチエン56を巻き込みま
たは巻き戻すことによってブリッジ支持部材54の遊端部
を回動自在にする。なお60はチエン56の端部に連結した
重錘である。
またブリッジ支持部材54の基部近くに垂直軸61を立設
し、この軸61によって前記ボビン搬送用ブリッジ50のフ
レーム50aの基部を枢支してブリッジ50の遊端部を水平
方向にも若干の角度範囲回動できるようにする。
し、この軸61によって前記ボビン搬送用ブリッジ50のフ
レーム50aの基部を枢支してブリッジ50の遊端部を水平
方向にも若干の角度範囲回動できるようにする。
62はフレーム50aの基部に設けた駆動プーリで、63は
このプーリ62を駆動するためにフレーム50aの内側に設
けたギヤードモータである。また51は前記したようにブ
リッジ50の先端部に設けたプーリで、64はプーリ51とプ
ーリ62とにかけ渡したベルト、65はテンションプーリで
ある。
このプーリ62を駆動するためにフレーム50aの内側に設
けたギヤードモータである。また51は前記したようにブ
リッジ50の先端部に設けたプーリで、64はプーリ51とプ
ーリ62とにかけ渡したベルト、65はテンションプーリで
ある。
また66はブリッジ支持部材54とボビン搬送用ブリッジ
50のフレーム50aとの間に設けたブリッジ受け台、67は
ブリッジ50のフレーム50aの下面に突設してその両側端
部がブリッジ支持部材54の両内側壁に衝合するようにし
たリニアモータで、その両側に突出する作動子67aの横
移動によってブリッジ50の遊端部を第6図の矢印Dのよ
うに揺動できるようにするものである。
50のフレーム50aとの間に設けたブリッジ受け台、67は
ブリッジ50のフレーム50aの下面に突設してその両側端
部がブリッジ支持部材54の両内側壁に衝合するようにし
たリニアモータで、その両側に突出する作動子67aの横
移動によってブリッジ50の遊端部を第6図の矢印Dのよ
うに揺動できるようにするものである。
そして第7図及び第8図に示すように、プーリ51の機
台1側の側面には、その中心に先端部が尖ったピン51a
を突設すると共に、このピン51aと直交するロッド51bを
設け、他方固定ボビン搬送装置2a,2bの端部のプーリ52
の外側面には、前記ピン51aが嵌入する中心孔52aを設け
ると共に、ロッド51bと係合して回転を伝える係止ピン5
2bを突設する。
台1側の側面には、その中心に先端部が尖ったピン51a
を突設すると共に、このピン51aと直交するロッド51bを
設け、他方固定ボビン搬送装置2a,2bの端部のプーリ52
の外側面には、前記ピン51aが嵌入する中心孔52aを設け
ると共に、ロッド51bと係合して回転を伝える係止ピン5
2bを突設する。
そしてピン51aが中心孔52aと整合させるために、第4
図及び第5図に示すように、精紡機機台1のギヤエンド
側の側壁面1aの下部に機台1の長手方向と直交するガイ
ドレール68を水平に突設し、このガイドレール68と接触
する複数個のローラ69を前記フレーム33の下枠33cの機
台1との対向面に突設したブラケット70に軸71を介して
回転自在に設ける。
図及び第5図に示すように、精紡機機台1のギヤエンド
側の側壁面1aの下部に機台1の長手方向と直交するガイ
ドレール68を水平に突設し、このガイドレール68と接触
する複数個のローラ69を前記フレーム33の下枠33cの機
台1との対向面に突設したブラケット70に軸71を介して
回転自在に設ける。
また第6図及び第9図に示すように、ボビン搬送用ブ
リッジ50の機台1側の側面に、下縁の先端部72aを上方
へ向って傾斜させたガイドプレート72を突設すると共
に、精紡機機台1のブリッジ側の壁面1bに前記ガイドプ
レート72と係合する水平基準プレート73を突設する。
リッジ50の機台1側の側面に、下縁の先端部72aを上方
へ向って傾斜させたガイドプレート72を突設すると共
に、精紡機機台1のブリッジ側の壁面1bに前記ガイドプ
レート72と係合する水平基準プレート73を突設する。
そして前記ローラ69がガイドレール68に接触すると共
に、ボビン搬送用ブリッジ50が第9図の矢印Eのように
移動して、ガイドプレート72の下縁の水平部72bが水平
基準プレート73の上面に乗り上げた際に、第8図に示す
ピン51aが対向するプーリ52の中心孔52aに、第7図に示
すように嵌合するようにする。
に、ボビン搬送用ブリッジ50が第9図の矢印Eのように
移動して、ガイドプレート72の下縁の水平部72bが水平
基準プレート73の上面に乗り上げた際に、第8図に示す
ピン51aが対向するプーリ52の中心孔52aに、第7図に示
すように嵌合するようにする。
なおこの場合、ロッド51bが係止ピン52bと係合するた
め、プーリ51の回転をプーリ52に伝えることができる。
め、プーリ51の回転をプーリ52に伝えることができる。
第10図〜第16図は前記した可動ボビン搬送装置9の各
部の詳細を示すものであり、ベルト10を構成する平ベル
トは第11図(a),(b)に示すように、中央に挟まれ
ている低摩擦正の摺接芯帯10aと、その両側に配置され
ている高摩擦性のゴム層10bとからなり、摺接芯帯10aの
一端がゴム層10bから突出する状態に積層して構成され
ており、ペッグトレイ3はその底面がベルト10のゴム層
10bに圧接された状態でベルト10とともに移動する。ベ
ルト10が垂直方向に走行する箇所では、ペッグトレイ3
は摺接芯帯10aと反対側においてベルト10のゴム層10bに
接触した状態で移動し、この箇所には所定間隔でベルト
10を挟んだ状態で案内するガイド片18が所定間隔で前記
支持体43に対して配置されるとともに、摺接芯帯10aに
接触してベルト10をその幅方向すなわちガイド部材16,1
7の方向へ押圧付勢する板ばね19が所定間隔で配設され
ている。板ばね19は直接摺接芯帯10aに接触するのでは
なく、セラミックスなどの耐摩耗性部材で形成された接
触部19aを介して摺接芯帯10aと接触するようになってい
る。なお、板ばね19による押圧付勢方向はベルト10の幅
方向であるが、ガイドプーリ12の幅がベルト10の幅より
大きく形成されているので、ベルト10がガイドプーリ12
から外れるおそれはない。
部の詳細を示すものであり、ベルト10を構成する平ベル
トは第11図(a),(b)に示すように、中央に挟まれ
ている低摩擦正の摺接芯帯10aと、その両側に配置され
ている高摩擦性のゴム層10bとからなり、摺接芯帯10aの
一端がゴム層10bから突出する状態に積層して構成され
ており、ペッグトレイ3はその底面がベルト10のゴム層
10bに圧接された状態でベルト10とともに移動する。ベ
ルト10が垂直方向に走行する箇所では、ペッグトレイ3
は摺接芯帯10aと反対側においてベルト10のゴム層10bに
接触した状態で移動し、この箇所には所定間隔でベルト
10を挟んだ状態で案内するガイド片18が所定間隔で前記
支持体43に対して配置されるとともに、摺接芯帯10aに
接触してベルト10をその幅方向すなわちガイド部材16,1
7の方向へ押圧付勢する板ばね19が所定間隔で配設され
ている。板ばね19は直接摺接芯帯10aに接触するのでは
なく、セラミックスなどの耐摩耗性部材で形成された接
触部19aを介して摺接芯帯10aと接触するようになってい
る。なお、板ばね19による押圧付勢方向はベルト10の幅
方向であるが、ガイドプーリ12の幅がベルト10の幅より
大きく形成されているので、ベルト10がガイドプーリ12
から外れるおそれはない。
第10図及び第16図は、可動ボビン搬送装置9の下部の
左右両側端部と、前記ボビン搬送用ブリッジ50とのボビ
ン受け渡し部を示すもので、第21図はその両側端部に設
けたガイドプーリ12と同心に設けた切り替えガイド74の
制御装置を示すものであり、さらに第17図〜第20図は前
記したボビン受け渡し部におけるペッグトレイ3のガイ
ド用通路と、切り替えガイド74の各制御位置を示すもの
である。
左右両側端部と、前記ボビン搬送用ブリッジ50とのボビ
ン受け渡し部を示すもので、第21図はその両側端部に設
けたガイドプーリ12と同心に設けた切り替えガイド74の
制御装置を示すものであり、さらに第17図〜第20図は前
記したボビン受け渡し部におけるペッグトレイ3のガイ
ド用通路と、切り替えガイド74の各制御位置を示すもの
である。
すなわち第17〜20図に示すように、左右のボビン搬送
用ブリッジ50上にペッグトレイ3を搬送するためのガイ
ド用通路50bを形成すると共に、ボビン受け渡し部に設
けたカバー75に、前記ガイド用通路50bと接続するガイ
ド用通路75aと、この通路75aと接続するガイド用通路75
bを左右両側端部のガイドプーリ12の外側の半円周に沿
ってそれぞれ形成する。
用ブリッジ50上にペッグトレイ3を搬送するためのガイ
ド用通路50bを形成すると共に、ボビン受け渡し部に設
けたカバー75に、前記ガイド用通路50bと接続するガイ
ド用通路75aと、この通路75aと接続するガイド用通路75
bを左右両側端部のガイドプーリ12の外側の半円周に沿
ってそれぞれ形成する。
そして前記した左右のプーリ12の垂直軸12a(第21図
参照)上に、円周の一部にペッグトレイの通過を阻止す
る突起74aを有する切り替えガイド74を設け、これら左
右の切り替えガイド74を所望の回転位相にそれぞれ制御
できるようにする。76はその制御駆動用のブレーキ付き
のギヤードモータであり、77,78は傘歯車からなる伝動
機構である。
参照)上に、円周の一部にペッグトレイの通過を阻止す
る突起74aを有する切り替えガイド74を設け、これら左
右の切り替えガイド74を所望の回転位相にそれぞれ制御
できるようにする。76はその制御駆動用のブレーキ付き
のギヤードモータであり、77,78は傘歯車からなる伝動
機構である。
又、第12,13図に示すように満ボビン搬送コンベヤ7
にはベルト10が平行に走行する部分と対応する箇所にコ
ンベヤ7のガイドレール7aの側縁を切欠して満ボビン導
入部Fを設けてある。
にはベルト10が平行に走行する部分と対応する箇所にコ
ンベヤ7のガイドレール7aの側縁を切欠して満ボビン導
入部Fを設けてある。
又、第14,15図に示すように、空ボビン搬送コンベヤ
8にはベルト10が平行に走行する部分と対応する箇所に
コンベヤ8のガイドレール8aの側縁を切欠して空ボビン
排出部Gを設けてある。
8にはベルト10が平行に走行する部分と対応する箇所に
コンベヤ8のガイドレール8aの側縁を切欠して空ボビン
排出部Gを設けてある。
そしてこれら満ボビン導入部F及び空ボビン排出部G
を形成するガイドレール7a,8aの切欠部の側縁の内側に
は、板ばね14によって開閉自在なトレイ落下防止用の板
状のスイングガイド15を設け、このスイングガイド15と
対向する可動ボビン搬送装置9の線状のガイド部材16,1
7の端部16a,17aをそれぞれコンベヤ7,8側に湾曲させ、
この可動ボビン搬送装置9がコンベヤ7,8に近接した時
に、前記線状のガイド部材16,17の端部16a,17aがスイン
グガイド15を押し開いてボビンの受け渡しができるよう
にする。
を形成するガイドレール7a,8aの切欠部の側縁の内側に
は、板ばね14によって開閉自在なトレイ落下防止用の板
状のスイングガイド15を設け、このスイングガイド15と
対向する可動ボビン搬送装置9の線状のガイド部材16,1
7の端部16a,17aをそれぞれコンベヤ7,8側に湾曲させ、
この可動ボビン搬送装置9がコンベヤ7,8に近接した時
に、前記線状のガイド部材16,17の端部16a,17aがスイン
グガイド15を押し開いてボビンの受け渡しができるよう
にする。
なお15aはスイングガイド15の上縁に突設した突起部
で、ガイド部材16,17の湾曲端部16a,17aと係合させるた
めのものである。
で、ガイド部材16,17の湾曲端部16a,17aと係合させるた
めのものである。
また第22図は、機台1の両側に配設した固定ボビン搬
送装置2a,2bと、ボビン搬送用ブリッジ50との接続状態
を示すもので、ボビン搬送用ブリッジ50のボビンを案内
するためのガイド用通路50bは、その遊端部において固
定ボビン搬送装置2a,2b側へ向って斜めに屈曲させてあ
る。50c及び50dはその遊端部の両側のガイド片である。
送装置2a,2bと、ボビン搬送用ブリッジ50との接続状態
を示すもので、ボビン搬送用ブリッジ50のボビンを案内
するためのガイド用通路50bは、その遊端部において固
定ボビン搬送装置2a,2b側へ向って斜めに屈曲させてあ
る。50c及び50dはその遊端部の両側のガイド片である。
次に上述のように構成された装置の作用を説明する。
精紡機機台1が満管停止し、予め固定ボビン搬送装置2
a,2b上に準備されたペッグトレイ3上の空ボビンEとス
ピンドル上の満ボビンFとが管替え装置(図示せず)に
より交換される管替え作業が完了すると、満ボビンFの
搬出及び空ボビンEの搬入が可能な状態となる。
精紡機機台1が満管停止し、予め固定ボビン搬送装置2
a,2b上に準備されたペッグトレイ3上の空ボビンEとス
ピンドル上の満ボビンFとが管替え装置(図示せず)に
より交換される管替え作業が完了すると、満ボビンFの
搬出及び空ボビンEの搬入が可能な状態となる。
この状態になると、本発明装置は走行レール32に沿っ
て所定の位置まで移動する。この移動時には可動ボビン
搬送装置9と一体的に結合されている支持体43が下端部
の軸44を支点として、第4図の二点鎖線図で示すように
コンベヤ7,8から離れた状態に傾斜している。この傾動
はモータ46の回動による二節リンク48の作用によって行
われ、また二節リンク式のガイド機構49によってがたつ
かないように案内される。
て所定の位置まで移動する。この移動時には可動ボビン
搬送装置9と一体的に結合されている支持体43が下端部
の軸44を支点として、第4図の二点鎖線図で示すように
コンベヤ7,8から離れた状態に傾斜している。この傾動
はモータ46の回動による二節リンク48の作用によって行
われ、また二節リンク式のガイド機構49によってがたつ
かないように案内される。
また可動ボビン搬送装置9の下部の両側に位置するボ
ビン搬送用ブリッジ50は、第3,4図に二点鎖線図で示す
ようにその遊端部が上方に回動した位置にある。
ビン搬送用ブリッジ50は、第3,4図に二点鎖線図で示す
ようにその遊端部が上方に回動した位置にある。
すなわちこの場合は、モータ58によってチエン56が巻
き込まれることによって、ブリッジ支持部材54が水平軸
53を支点として上方へ回動すると共に、ボビン搬送用ブ
リッジ50も上方へ回動しており、可動ボビン搬送装置9
の走行レール32に沿う移動を邪魔しないようにしてい
る。
き込まれることによって、ブリッジ支持部材54が水平軸
53を支点として上方へ回動すると共に、ボビン搬送用ブ
リッジ50も上方へ回動しており、可動ボビン搬送装置9
の走行レール32に沿う移動を邪魔しないようにしてい
る。
そしてこの走行駆動は、モータ40による走行用ローラ
41によって行われ、第1図に示すような所定の位置にお
いて停止する。ついでモータ58を前とは逆に回転させる
ことにより、チエン56を操り出してブリッジ支持部材54
と共に、ボビン搬送用ブリッジ50の遊端部を第1図の矢
印Hのように回動させる。この場合ブリッジ50の遊端部
はリニアモータ67の作用によって若干外側に偏位してい
るため、第8図に示すように対応するプーリ51とプーリ
52とはわずかに離れている。
41によって行われ、第1図に示すような所定の位置にお
いて停止する。ついでモータ58を前とは逆に回転させる
ことにより、チエン56を操り出してブリッジ支持部材54
と共に、ボビン搬送用ブリッジ50の遊端部を第1図の矢
印Hのように回動させる。この場合ブリッジ50の遊端部
はリニアモータ67の作用によって若干外側に偏位してい
るため、第8図に示すように対応するプーリ51とプーリ
52とはわずかに離れている。
この状態からリニアモータ67が作動してその作動子67
aが第6図において矢印Iの方向に作動すると、その反
作用によって、ブリッジ50の遊端部のプーリ51が第8図
の矢印Jのように移動して、第7図に示すように、ピン
51aが中心孔52aと嵌合する。
aが第6図において矢印Iの方向に作動すると、その反
作用によって、ブリッジ50の遊端部のプーリ51が第8図
の矢印Jのように移動して、第7図に示すように、ピン
51aが中心孔52aと嵌合する。
この場合、ピン51aの中心孔52aとの芯合わせにおい
て、ブリッジ50の長さ方向の位置決めは、第4,5図に示
すガイドレール68とローラ69との接合によって得られ、
また高さの芯合わせは、第6,9図に示すガイドプレート7
2と水平基準プレート73との係合によって得られる。
て、ブリッジ50の長さ方向の位置決めは、第4,5図に示
すガイドレール68とローラ69との接合によって得られ、
また高さの芯合わせは、第6,9図に示すガイドプレート7
2と水平基準プレート73との係合によって得られる。
また他方、前記したモータ46を回転させることによっ
て、二節リンク48の作用によって支持体43と共に、可動
ボビン搬送装置9を第4図の実線図で示す直立状態にす
る。
て、二節リンク48の作用によって支持体43と共に、可動
ボビン搬送装置9を第4図の実線図で示す直立状態にす
る。
そしてモータ13を駆動して駆動プーリ11によりベルト
10を第1図の矢印の方向へ駆動すると共に、満ボビン搬
送コンベヤ7及び空ボビン搬送コンベヤ8をそれぞれ矢
印の方向へ駆動する。
10を第1図の矢印の方向へ駆動すると共に、満ボビン搬
送コンベヤ7及び空ボビン搬送コンベヤ8をそれぞれ矢
印の方向へ駆動する。
またこの実施例で示した装置は、切り替えガイド74を
第17〜20図に示すように種々に切り替えることによっ
て、所望の動作をさせることができるが、つぎにその一
例を順に説明する。
第17〜20図に示すように種々に切り替えることによっ
て、所望の動作をさせることができるが、つぎにその一
例を順に説明する。
すなわち第17図は、片側の固定ボビン搬送装置2a上の
満ボビンFを取り出す場合の切り替えガイド74の操作位
置を示すものである。
満ボビンFを取り出す場合の切り替えガイド74の操作位
置を示すものである。
この状態で固定ボビン搬送装置2a側のボビン搬送用ブ
リッジ50のベルト64を駆動するためモータ63を駆動し
て、ベルト64を第1図の矢印Kの方向に作動させると、
第7図に示すように、プーリ51の回転はそのまゝプーリ
52の回転として伝わるから、固定ボビン搬送装置2aのベ
ルトコンベヤ5もベルト64と同方向に移動する。
リッジ50のベルト64を駆動するためモータ63を駆動し
て、ベルト64を第1図の矢印Kの方向に作動させると、
第7図に示すように、プーリ51の回転はそのまゝプーリ
52の回転として伝わるから、固定ボビン搬送装置2aのベ
ルトコンベヤ5もベルト64と同方向に移動する。
このため固定ボビン搬送装置2a上の満ボビンFは、ボ
ビン搬送用ブリッジ50に乗り移り(第22図参照)第1,17
図の矢印Kで示すようにブリッジ50上を移動して、つぎ
に第10図及び第17図の矢印Lで示すように移動し、中程
の立ち上がり部を第1,10図の矢印Mのように移動し、つ
いでベルト10の水平部を第1図の矢印Nの方向に移動す
る。
ビン搬送用ブリッジ50に乗り移り(第22図参照)第1,17
図の矢印Kで示すようにブリッジ50上を移動して、つぎ
に第10図及び第17図の矢印Lで示すように移動し、中程
の立ち上がり部を第1,10図の矢印Mのように移動し、つ
いでベルト10の水平部を第1図の矢印Nの方向に移動す
る。
この場合線状のガイド部材16の湾曲端部16aが第13図
(b)のようにスイングガイド15を押し開いているの
で、ベルト10によって運ばれてきた満ボビンFは矢印O
のようにベルト10から満ボビン搬送コンベヤ7に乗り移
って次工程へ運ばれる。
(b)のようにスイングガイド15を押し開いているの
で、ベルト10によって運ばれてきた満ボビンFは矢印O
のようにベルト10から満ボビン搬送コンベヤ7に乗り移
って次工程へ運ばれる。
第18図は、上述のようにして満ボビンFを搬出しおわ
って空になった固定ボビン搬送装置2aに空ボビンEを供
給する場合における切り替えガイド74の操作位置を示す
ものであり、この場合は前記したモータ63を逆回転させ
ブリッジ50及び固定ボビン搬送装置2aのベルトによるボ
ビンの送り方向を第18図の矢印Pの方向にする。
って空になった固定ボビン搬送装置2aに空ボビンEを供
給する場合における切り替えガイド74の操作位置を示す
ものであり、この場合は前記したモータ63を逆回転させ
ブリッジ50及び固定ボビン搬送装置2aのベルトによるボ
ビンの送り方向を第18図の矢印Pの方向にする。
この場合第15図(b)に示すように、線状のガイド部
材17の湾曲端部17aがスイングガイド15が押し開いてい
るため、空ボビン搬送コンベヤ8上の空ボビンEが矢印
Qのようにベルト10上に乗り移る。
材17の湾曲端部17aがスイングガイド15が押し開いてい
るため、空ボビン搬送コンベヤ8上の空ボビンEが矢印
Qのようにベルト10上に乗り移る。
そして第1図の矢印Rで示すように垂直部を下り、つ
いで第16図に示すように底部の水平部に移ると共に、18
0度反転して第16,18図の矢印S,T,Uの経路を通って矢印
Pのようにブリッジ50を経て固定ボビン搬送装置2a内に
空ボビンEを供給する。
いで第16図に示すように底部の水平部に移ると共に、18
0度反転して第16,18図の矢印S,T,Uの経路を通って矢印
Pのようにブリッジ50を経て固定ボビン搬送装置2a内に
空ボビンEを供給する。
第19図は反対側の固定ボビン搬送装置2上の満ボビン
Fを排出する場合の切り替えガイド74の操作位置を示す
もので、この場合は固定ボビン搬送装置2b側のブリッジ
50のベルト64の駆動用のモータ63を、ベルト64が第19図
の矢印Vのように移動する方向に回転させる。
Fを排出する場合の切り替えガイド74の操作位置を示す
もので、この場合は固定ボビン搬送装置2b側のブリッジ
50のベルト64の駆動用のモータ63を、ベルト64が第19図
の矢印Vのように移動する方向に回転させる。
このようにすると、固定ボビン搬送装置2b上の満ボビ
ンFは第19図の矢印V,W,Xのように移動し、さらに第1
図の矢印M,Nのように進んで、第13図(b)の矢印Oの
ようにコンベヤ7に乗り移る。
ンFは第19図の矢印V,W,Xのように移動し、さらに第1
図の矢印M,Nのように進んで、第13図(b)の矢印Oの
ようにコンベヤ7に乗り移る。
また第20図は、上述のようにして空になった固定ボビ
ン搬送装置2b側にボビンEを供給する場合の切り替えガ
イド74の操作位置を示すもので、第1図の右半分はその
状態を表わしている。
ン搬送装置2b側にボビンEを供給する場合の切り替えガ
イド74の操作位置を示すもので、第1図の右半分はその
状態を表わしている。
すなわちこの場合は、第15図(b)のようにコンベヤ
8上から空ボビンEが矢印Qのようにベルト10上に移
り、ついで第1図の矢印Rの方向に移動してから、第20
図の矢印Y,Zに示すように移動して、固定ボビン搬送装
置2bに空ボビンEが供給される。
8上から空ボビンEが矢印Qのようにベルト10上に移
り、ついで第1図の矢印Rの方向に移動してから、第20
図の矢印Y,Zに示すように移動して、固定ボビン搬送装
置2bに空ボビンEが供給される。
なお上述した説明は、固定ボビン搬送装置2a,2bの片
側のみの作動について説明したが、例えば、最初に固定
ボビン搬送装置2bの満ボビンFを搬出した後、第1図に
示すように、空になった固定ボビン搬送装置2bに空ボビ
ンEを供給すると共に、同時に他方の固定ボビン搬送装
置2a上の満ボビンFを取り出してコンベヤ7上に送り込
むこともできる。
側のみの作動について説明したが、例えば、最初に固定
ボビン搬送装置2bの満ボビンFを搬出した後、第1図に
示すように、空になった固定ボビン搬送装置2bに空ボビ
ンEを供給すると共に、同時に他方の固定ボビン搬送装
置2a上の満ボビンFを取り出してコンベヤ7上に送り込
むこともできる。
つぎに上述のようにしてボビン排出及び供給作業が終
了したならば、まず第5,6図に示すリニアモータ67の作
動子67aを矢印iのように作動させることによってブリ
ッジ50の遊端部を外側へわずかに回動させ、第7図に示
すピン51aを中心孔52aから抜き出してブリッジ50と固定
ボビン搬送装置2a,2bとの連結を解除する。
了したならば、まず第5,6図に示すリニアモータ67の作
動子67aを矢印iのように作動させることによってブリ
ッジ50の遊端部を外側へわずかに回動させ、第7図に示
すピン51aを中心孔52aから抜き出してブリッジ50と固定
ボビン搬送装置2a,2bとの連結を解除する。
つぎに第3,4図に示すモータ58を駆動してチエン56を
巻き上げることにより、ブリッジ支持部材54と共に、ボ
ビン搬送用ブリッジ50の遊端部を水平軸53を支点として
上方へ回動させる。
巻き上げることにより、ブリッジ支持部材54と共に、ボ
ビン搬送用ブリッジ50の遊端部を水平軸53を支点として
上方へ回動させる。
又、これと共にモータ46を駆動して二節リンク48の作
用によって、支持体43と共に可動ボビン搬送装置9を第
4図の実線図で示す位置から、二点鎖線図で示す外側傾
斜位置に傾動させる。
用によって、支持体43と共に可動ボビン搬送装置9を第
4図の実線図で示す位置から、二点鎖線図で示す外側傾
斜位置に傾動させる。
この状態で電気的指令によってモータ40を駆動するこ
とにより、この可動ボビン搬送装置9を所望の機台1と
の対応位置へ移動させる。
とにより、この可動ボビン搬送装置9を所望の機台1と
の対応位置へ移動させる。
(発明の効果) 上述のように本発明においては、1台の可動ボビン搬
送装置9で、並設した複数の紡機1に対するボビンの受
け渡しができるようにしたから、各紡機毎にボビン搬送
装置を設けていた従来装置と比較して設備費を著しく軽
減することができる。
送装置9で、並設した複数の紡機1に対するボビンの受
け渡しができるようにしたから、各紡機毎にボビン搬送
装置を設けていた従来装置と比較して設備費を著しく軽
減することができる。
また、本発明に係る可動ボビン搬送装置9は、機台1
の両側に配設した固定ボビン搬送装置2a,2bとの接続
を、可動ボビン搬送装置9の下端部に枢支したボビン搬
送用ブリッジ50を介して連結するようにしたから、この
ブリッジ50の長さ等を調整することによって既設の紡機
にも、また多種類の紡機に対しても容易に適応させるこ
とができる。
の両側に配設した固定ボビン搬送装置2a,2bとの接続
を、可動ボビン搬送装置9の下端部に枢支したボビン搬
送用ブリッジ50を介して連結するようにしたから、この
ブリッジ50の長さ等を調整することによって既設の紡機
にも、また多種類の紡機に対しても容易に適応させるこ
とができる。
また、本発明の第2項のように、天井に配置したボビ
ン搬送用コンベヤ7,8と平行に走行レール32を設け、こ
の走行レール32に沿って前記可動ボビン搬送装置9を移
動できるようにした場合は、走行レール32とボビン搬送
用コンベヤ7,8との間隔が正確になり、その結果ボビン
の受け渡しも確実になる。
ン搬送用コンベヤ7,8と平行に走行レール32を設け、こ
の走行レール32に沿って前記可動ボビン搬送装置9を移
動できるようにした場合は、走行レール32とボビン搬送
用コンベヤ7,8との間隔が正確になり、その結果ボビン
の受け渡しも確実になる。
また、本発明の第3項のように、走行レール32に沿っ
て移動するフレーム33を床面近くまで吊り下げて設け、
前記可動ボビン搬送装置9の支持体43の下端部を前記フ
レーム33に枢支すると共に、この可動ボビン搬送装置9
の上部を天井に設けたボビン搬送用コンベヤ7,8に対し
て近接したり、離れたりできるようにした場合は、可動
ボビン搬送装置9の移動経路上に障害物があっても、支
持体43と共に前記可動ボビン搬送装置9を外側へ傾動さ
せることによって、障害物を容易にさけて通過すること
ができる。このため装置全体の設計が容易になる。
て移動するフレーム33を床面近くまで吊り下げて設け、
前記可動ボビン搬送装置9の支持体43の下端部を前記フ
レーム33に枢支すると共に、この可動ボビン搬送装置9
の上部を天井に設けたボビン搬送用コンベヤ7,8に対し
て近接したり、離れたりできるようにした場合は、可動
ボビン搬送装置9の移動経路上に障害物があっても、支
持体43と共に前記可動ボビン搬送装置9を外側へ傾動さ
せることによって、障害物を容易にさけて通過すること
ができる。このため装置全体の設計が容易になる。
また、本発明の第4項のように、前記ボビン搬送用ブ
リッジ50の遊端部を上下方向に回動させると共に、水平
方向にも回動できるようにし、このボビン搬送用ブリッ
ジ50の遊端部に設けたプーリ51と、前記固定ボビン搬送
装置2a,2bの端部に設けたプーリ52との中心部を着脱自
在に嵌合できるようにすると共に、このブリッジ50側よ
り固定ボビン搬送装置2a,2bのベルト5を駆動できるよ
うにすれば、ブリッジ50の遊端部と固定ボビン搬送装置
2a,2bの端部との芯合わせが容易になると共に、固定ボ
ビン搬送装置2a,2b側に駆動装置を設ける必要がないか
ら構造が簡単になる。
リッジ50の遊端部を上下方向に回動させると共に、水平
方向にも回動できるようにし、このボビン搬送用ブリッ
ジ50の遊端部に設けたプーリ51と、前記固定ボビン搬送
装置2a,2bの端部に設けたプーリ52との中心部を着脱自
在に嵌合できるようにすると共に、このブリッジ50側よ
り固定ボビン搬送装置2a,2bのベルト5を駆動できるよ
うにすれば、ブリッジ50の遊端部と固定ボビン搬送装置
2a,2bの端部との芯合わせが容易になると共に、固定ボ
ビン搬送装置2a,2b側に駆動装置を設ける必要がないか
ら構造が簡単になる。
またボビン搬送用ブリッジ50のベルト駆動用原動機63
を正逆転させることによって、前記固定ボビン搬送装置
2a,2bに対してはブリッジ50を介してボビンを送り出す
こともできるし、逆にボビンを送り込むこともできる。
を正逆転させることによって、前記固定ボビン搬送装置
2a,2bに対してはブリッジ50を介してボビンを送り出す
こともできるし、逆にボビンを送り込むこともできる。
このため従来装置のように、紡機の両側に配設した固
定ボビン搬送装置を、機台の一方の端部において接続レ
ールによって接続する必要がなくなると共に、またこの
接続レール上のボビンが無駄になることもなくなる。
定ボビン搬送装置を、機台の一方の端部において接続レ
ールによって接続する必要がなくなると共に、またこの
接続レール上のボビンが無駄になることもなくなる。
また、本発明の第5項のように、天井に配置したボビ
ン搬送コンベヤ7,8と、前記可動ボビン搬送装置9との
ボビン受け渡し部におけるコンベヤ7,8のガイドレール7
a,8aの側縁を切欠すると共に、この切欠部にばね14によ
って開閉自在なトレイ落下防止用のスイングガイド15を
設け、このスイングガイド15と対向する可動ボビン搬送
装置9の線状のガイド部材16,17の端部16a,17aをコンベ
ヤ側に湾曲させ、この可動ボビン搬送装置9がコンベヤ
7,8に近接した時に、前記線状のガイド部材16,17の端部
16a,17aがスイングガイド15を押し開いてボビンの受け
渡しができるようにすれば、簡単な装置でボビンの受け
渡しが確実にできると共に、不作動時にはスイングガイ
ド15がガイドレール7a,8aの切欠部を遮閉してボビンの
脱落を防止することができる。
ン搬送コンベヤ7,8と、前記可動ボビン搬送装置9との
ボビン受け渡し部におけるコンベヤ7,8のガイドレール7
a,8aの側縁を切欠すると共に、この切欠部にばね14によ
って開閉自在なトレイ落下防止用のスイングガイド15を
設け、このスイングガイド15と対向する可動ボビン搬送
装置9の線状のガイド部材16,17の端部16a,17aをコンベ
ヤ側に湾曲させ、この可動ボビン搬送装置9がコンベヤ
7,8に近接した時に、前記線状のガイド部材16,17の端部
16a,17aがスイングガイド15を押し開いてボビンの受け
渡しができるようにすれば、簡単な装置でボビンの受け
渡しが確実にできると共に、不作動時にはスイングガイ
ド15がガイドレール7a,8aの切欠部を遮閉してボビンの
脱落を防止することができる。
また、本発明の第6項のように、前記可動ボビン搬送
装置9の下端部の両外側端部に、それぞれ垂直軸を有す
るプーリ12を設けると共に、これらのプーリ12にペッグ
トレイ搬送用ベルト10をかけ渡し、これらのプーリ12の
外側にそれぞれ水平軸を有するプーリ62を前記ブリッジ
50の枢支部のプーリとして設けると共に、ブリッジ50の
遊端部に設けたプーリ51との間にもペッグトレイ搬送用
ベルト64をかけ渡し、これら左右のブリッジ50から前記
左右の垂直軸を有するプーリ12のそれぞれ外側の半円周
に沿ってペッグトレイ3のガイド用通路75a,75bを形成
すると共に、これら左右のプーリ12の垂直軸上に、円周
の一部にペッグトレイ3の通過を阻止する突起74aを有
する切り替えガイド74を設け、これら左右の切り替えガ
イド74を所望の回転位相にそれぞれ制御できるようにす
れば、機台1の片側の固定ボビン搬送装置2a,2b上にた
まった満ボビンFを、前記ボビン搬送用ブリッジ50及び
可動ボビン搬送装置9を介して天井に設けた満ボビン搬
送コンベヤ7に送り込み、つぎに空ボビン搬送コンベヤ
8を空ボビンEを、可動ボビン搬送装置9及びボビン搬
送用ブリッジ50を介して前記した片側の固定ボビン搬送
装置2a,2b上に送り込むことができる。
装置9の下端部の両外側端部に、それぞれ垂直軸を有す
るプーリ12を設けると共に、これらのプーリ12にペッグ
トレイ搬送用ベルト10をかけ渡し、これらのプーリ12の
外側にそれぞれ水平軸を有するプーリ62を前記ブリッジ
50の枢支部のプーリとして設けると共に、ブリッジ50の
遊端部に設けたプーリ51との間にもペッグトレイ搬送用
ベルト64をかけ渡し、これら左右のブリッジ50から前記
左右の垂直軸を有するプーリ12のそれぞれ外側の半円周
に沿ってペッグトレイ3のガイド用通路75a,75bを形成
すると共に、これら左右のプーリ12の垂直軸上に、円周
の一部にペッグトレイ3の通過を阻止する突起74aを有
する切り替えガイド74を設け、これら左右の切り替えガ
イド74を所望の回転位相にそれぞれ制御できるようにす
れば、機台1の片側の固定ボビン搬送装置2a,2b上にた
まった満ボビンFを、前記ボビン搬送用ブリッジ50及び
可動ボビン搬送装置9を介して天井に設けた満ボビン搬
送コンベヤ7に送り込み、つぎに空ボビン搬送コンベヤ
8を空ボビンEを、可動ボビン搬送装置9及びボビン搬
送用ブリッジ50を介して前記した片側の固定ボビン搬送
装置2a,2b上に送り込むことができる。
上述のようにして機台1の片側のボビンの出し入れが
終れば、機台1の他側の固定ボビン搬送装置上のボビン
の出し入れも同様に行うことができる。
終れば、機台1の他側の固定ボビン搬送装置上のボビン
の出し入れも同様に行うことができる。
本発明は上述の通りであるから、この種装置の性能を
著しく向上させることができるというすぐれた効果があ
る。
著しく向上させることができるというすぐれた効果があ
る。
第1図は本発明装置の概略を示す斜視図、 第2図は並設した紡機と本発明装置の配置関係を示す平
面図、 第3図は本発明装置の一実施例を示す正面図、 第4図はその側面図、 第5図は第4図の部分図、 第6図はその平面図、 第7図はボビン搬送用ブリッジと固定ボビン搬送装置と
の連結状態を示す断面図、 第8図はその連結前の状態を示す斜視図、 第9図は第6図のA−A断面図、 第10図は可動ボビン搬送装置の第1図における左側下部
の部分斜視図、 第11図(a)は可動ボビン搬送装置の垂直搬送部の側面
図、 同図(b)は同図(a)のB−B断面図、 第12図は満ボビン搬送コンベヤと可動ボビン搬送装置と
の接続部を示す斜視図、 第13図(a)はその平面図、 同図(b)は満ボビン搬送コンベヤと可動ボビン搬送装
置とが接続した状態を示す平面図、 第14図は空ボビン搬送コンベヤと可動ボビン搬送装置と
の接続部を示す斜視図、 第15図(a)はその平面図、 同図(b)は空ボビン搬送コンベヤと可動ボビン搬送装
置との接続部を示す斜視図、 第16図は可動ボビン搬送装置の第1図における右側下部
の部分斜視図、 第17図〜第20図は左右両側のボビン搬送用ブリッジと可
動ボビン搬送装置の下端部におけるボビンのガイド用通
路と左右両側の切り替えガイドの各制御位置を示す平面
図、 第21図は切り替えガイドの駆動機構を示す部分立面図、 第22図はボビン搬送用ブリッジと固定ボビン搬送装置と
の接続部の平面図、 第23図は従来装置の概略を示す平面図、 第24図は別の従来装置の概略を示す斜視図、 第25図はその部分側面図、 第26図は別の従来装置の部分斜視図、 第27図は別の従来装置の概略を示す斜視図、 第28図はその従来装置と紡機の配置関係を示す平面図、 第29図は別の従来装置と紡機の配置関係を示す平面図で
ある。 1……精紡機機台(機台) 2a,2b……固定ボビン搬送装置 3……ペッグトレイ、3a……ペッグ 4……ガイドレール、5……ベルトコンベヤ 7……満ボビン搬送コンベヤ 8……空ボビン搬送コンベヤ 9……可動ボビン搬送装置 10……ベルト、11……駆動プーリ 12……ガイドプーリ、13……モータ 14……板ばね、15……スイングガイド 16,17……線状のガイド部材 16a,17a……端部、32……走行レール 33……フレーム、34……垂直ローラ 35……水平ローラ、36……床面 37……車輪、40……モータ 41……走行用ローラ、43……支持体 46……モータ、48……二節リンク 49……ガイド機構 50……ボビン搬送用ブリッジ 51……プーリ、51a……ピン 51b……ロッド、52……プーリ 52a……中心孔、53……水平軸 54……ブリッジ支持部材、56……チエン 58……モータ、60……重錘 61……垂直軸、62……プーリ 63……モータ、64……ベルト 65……テンションプーリ、67……リニアモータ 68……ガイドレール、69……ローラ 72……ガイドプレート、73……水平基準プレート 74……切り替えガイド、74a……突起 75……カバー、75a,75b……ガイド用通路 76……モータ
面図、 第3図は本発明装置の一実施例を示す正面図、 第4図はその側面図、 第5図は第4図の部分図、 第6図はその平面図、 第7図はボビン搬送用ブリッジと固定ボビン搬送装置と
の連結状態を示す断面図、 第8図はその連結前の状態を示す斜視図、 第9図は第6図のA−A断面図、 第10図は可動ボビン搬送装置の第1図における左側下部
の部分斜視図、 第11図(a)は可動ボビン搬送装置の垂直搬送部の側面
図、 同図(b)は同図(a)のB−B断面図、 第12図は満ボビン搬送コンベヤと可動ボビン搬送装置と
の接続部を示す斜視図、 第13図(a)はその平面図、 同図(b)は満ボビン搬送コンベヤと可動ボビン搬送装
置とが接続した状態を示す平面図、 第14図は空ボビン搬送コンベヤと可動ボビン搬送装置と
の接続部を示す斜視図、 第15図(a)はその平面図、 同図(b)は空ボビン搬送コンベヤと可動ボビン搬送装
置との接続部を示す斜視図、 第16図は可動ボビン搬送装置の第1図における右側下部
の部分斜視図、 第17図〜第20図は左右両側のボビン搬送用ブリッジと可
動ボビン搬送装置の下端部におけるボビンのガイド用通
路と左右両側の切り替えガイドの各制御位置を示す平面
図、 第21図は切り替えガイドの駆動機構を示す部分立面図、 第22図はボビン搬送用ブリッジと固定ボビン搬送装置と
の接続部の平面図、 第23図は従来装置の概略を示す平面図、 第24図は別の従来装置の概略を示す斜視図、 第25図はその部分側面図、 第26図は別の従来装置の部分斜視図、 第27図は別の従来装置の概略を示す斜視図、 第28図はその従来装置と紡機の配置関係を示す平面図、 第29図は別の従来装置と紡機の配置関係を示す平面図で
ある。 1……精紡機機台(機台) 2a,2b……固定ボビン搬送装置 3……ペッグトレイ、3a……ペッグ 4……ガイドレール、5……ベルトコンベヤ 7……満ボビン搬送コンベヤ 8……空ボビン搬送コンベヤ 9……可動ボビン搬送装置 10……ベルト、11……駆動プーリ 12……ガイドプーリ、13……モータ 14……板ばね、15……スイングガイド 16,17……線状のガイド部材 16a,17a……端部、32……走行レール 33……フレーム、34……垂直ローラ 35……水平ローラ、36……床面 37……車輪、40……モータ 41……走行用ローラ、43……支持体 46……モータ、48……二節リンク 49……ガイド機構 50……ボビン搬送用ブリッジ 51……プーリ、51a……ピン 51b……ロッド、52……プーリ 52a……中心孔、53……水平軸 54……ブリッジ支持部材、56……チエン 58……モータ、60……重錘 61……垂直軸、62……プーリ 63……モータ、64……ベルト 65……テンションプーリ、67……リニアモータ 68……ガイドレール、69……ローラ 72……ガイドプレート、73……水平基準プレート 74……切り替えガイド、74a……突起 75……カバー、75a,75b……ガイド用通路 76……モータ
Claims (6)
- 【請求項1】上面にペッグが突設されたペッグトレイを
使用して空ボビン及び満ボビンの搬送を行う固定ボビン
搬送装置を機台の長手方向の左右両側に延設した紡機を
複数台並設し、次工程に連なる満ボビン搬送コンベヤ及
び空ボビン搬送コンベヤを前記各紡機の固定ボビン搬送
装置の端部上方において紡機機台の長手方向とほぼ直交
する状態で天井に配設し、駆動プーリと複数のガイドプ
ーリ間に巻き掛けられた無端状のベルトと、該ベルトに
沿いかつペッグトレイのペッグを挟むように配置される
と共に、ペッグトレイを前記ベルトと共働して弾性的に
挟圧する線状のガイド部材とを備えた可動ボビン搬送装
置を、前記天井に配置したコンベヤに沿って移動自在に
設けると共に、前記両コンベヤとの間でボビンの受け渡
しができるようにし、この可動ボビン搬送装置の下端部
の両側にボビン搬送用ブリッジの一端を枢支して回動自
在にし、このブリッジの先端部を前記固定ボビン搬送装
置に連結できるようにしたことを特徴とする紡機におけ
るボビン搬送装置。 - 【請求項2】請求項1記載の装置において、天井に配置
したボビン搬送用コンベヤと平行に走行レールを設け、
この走行レールに沿って前記可動ボビン搬送装置を移動
できるようにしたことを特徴とする紡機におけるボビン
搬送装置。 - 【請求項3】請求項1,2記載の装置において、前記走行
レールに沿って移動するフレームを床面近くまで吊り下
げて設け、前記可動ボビン搬送装置の支持体の下端部を
前記フレームに枢支すると共に、この可動ボビン搬送装
置の上部を天井に設けたボビン搬送用コンベヤに対して
近接したり、離れたりできるようにしたことを特徴とす
る紡機におけるボビン搬送装置。 - 【請求項4】請求項1〜3記載の装置において、前記ボ
ビン搬送用ブリッジの遊端部を上下方向に回動させると
共に、水平方向にも回動できるようにし、このボビン搬
送用ブリッジの遊端部に設けたプーリと、前記固定ボビ
ン搬送装置の端部に設けたプーリとの中心部を着脱自在
に嵌合できるようにすると共に、このブリッジ側より固
定ボビン搬送装置のベルトを駆動できるようにしたこと
を特徴とする紡機におけるボビン搬送装置。 - 【請求項5】請求項1〜4記載の装置において、天井に
配置したボビン搬送コンベヤと、前記可動ボビン搬送装
置とのボビン受け渡し部におけるコンベヤのガイドレー
ルの側縁を切欠すると共に、この切欠部にばねによって
開閉自在なトレイ落下防止用のスイングガイドを設け、
このスイングガイドと対向する可動ボビン搬送装置の線
状のガイド部材の端部をコンベヤ側に湾曲させ、この可
動ボビン搬送装置がコンベヤに近接した時に、前記線状
のガイド部材の端部がスイングガイドを押し開いてボビ
ンの受け渡しができるようにしたことを特徴とする紡機
におけるボビン搬送装置。 - 【請求項6】請求項1〜5記載の装置において、前記可
動ボビン搬送装置の下端部の両外側端部に、それぞれ垂
直軸を有するプーリを設けると共に、これらのプーリに
ペッグトレイ搬送用ベルトをかけ渡し、これらのプーリ
の外側にそれぞれ水平軸を有するプーリを前記ブリッジ
の枢支部のプーリとして設けると共に、ブリッジの遊端
部に設けたプーリとの間にもペッグトレイ搬送用ベルト
をかけ渡し、これら左右のブリッジから前記左右の垂直
軸を有するプーリのそれぞれ外側の半円周に沿ってペッ
グトレイのガイド用通路を形成すると共に、これら左右
のプーリの垂直軸上に、円周の一部にペッグトレイの通
過を阻止する突起を有する切り替えガイドを設け、これ
ら左右の切り替えガイドを所望の回転位相にそれぞれ制
御できるようにしたことを特徴とする紡機におけるボビ
ン搬送装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1184491A JP2698442B2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | 紡機におけるボビン搬送装置 |
US07/553,633 US5092116A (en) | 1989-07-19 | 1990-07-18 | Bobbin transfer apparatus for spinning machines |
EP90307909A EP0409624B1 (en) | 1989-07-19 | 1990-07-19 | Bobbin transfer apparatus for spinning machines |
DE69020250T DE69020250T2 (de) | 1989-07-19 | 1990-07-19 | Vorrichtung zur Übergabe von Spulen in Spinnmaschinen. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1184491A JP2698442B2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | 紡機におけるボビン搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0351267A JPH0351267A (ja) | 1991-03-05 |
JP2698442B2 true JP2698442B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=16154108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1184491A Expired - Fee Related JP2698442B2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | 紡機におけるボビン搬送装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5092116A (ja) |
EP (1) | EP0409624B1 (ja) |
JP (1) | JP2698442B2 (ja) |
DE (1) | DE69020250T2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE4011220A1 (de) * | 1990-04-06 | 1991-10-10 | Schlafhorst & Co W | Automatische textilmaschine mit einer mehrzahl nebeneinander angeordneter arbeitsstellen |
US5184713A (en) * | 1990-11-16 | 1993-02-09 | Murata Kikai Kabushiki Kaisha | Take-up tube transporting apparatus |
CN110217649B (zh) * | 2019-07-04 | 2020-12-29 | 海宁市冯氏科技股份有限公司 | 一种纱筒更换装置中的取筒机构 |
CN112777417B (zh) * | 2020-11-04 | 2024-12-10 | 张家港金康达机械有限公司 | 一种可迅速上下原料的纺纱机 |
CN115142157A (zh) * | 2021-03-30 | 2022-10-04 | 合肥松宝科技有限公司 | 一种纺织领域中具有溯源功能的满丝筒取存方法 |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2951577A (en) * | 1958-11-12 | 1960-09-06 | Mayrath Machinery Company Inc | Articulated conveyor apparatus |
US4046248A (en) * | 1974-01-15 | 1977-09-06 | Chemcut Corporation | Connecting and alignment means for modular chemical treatment system |
JPS6052475A (ja) * | 1983-09-01 | 1985-03-25 | Murata Mach Ltd | ボビン搬送システム |
JPS61217480A (ja) * | 1985-03-18 | 1986-09-27 | Murata Mach Ltd | ボビン搬送システム |
JPS6260774A (ja) * | 1985-09-09 | 1987-03-17 | Murata Mach Ltd | ボビン搬送装置 |
DE3601832C2 (de) * | 1986-01-22 | 1995-04-06 | Zinser Textilmaschinen Gmbh | Transportsystem für Vorgarnspulen an Spinnmaschinen |
JPS62180881A (ja) * | 1986-01-31 | 1987-08-08 | Nisshinbo Ind Inc | 管糸ボビン搬送用集合コンベア装置 |
JPH0659977B2 (ja) * | 1986-02-05 | 1994-08-10 | 日清紡績株式会社 | 管糸ボビンの搬送装置 |
JPS62191304A (ja) * | 1986-02-19 | 1987-08-21 | Murata Mach Ltd | 物品搬送装置 |
US4743650A (en) * | 1986-10-31 | 1988-05-10 | General Electric Company | Thermoplastic molding blends of polycarbonates and polyurethanes |
US4821504A (en) * | 1987-06-25 | 1989-04-18 | Howa Machinery, Ltd. | System for controlling displacement of carriage working machines |
JP2552260B2 (ja) * | 1987-08-29 | 1996-11-06 | 豊和工業株式会社 | 粗糸ボビンの搬送方法 |
JPH06465Y2 (ja) * | 1987-10-27 | 1994-01-05 | 株式会社豊田自動織機製作所 | ペッグトレイ搬送装置 |
JP2680042B2 (ja) * | 1988-06-21 | 1997-11-19 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 紡機におけるボビン搬送装置 |
-
1989
- 1989-07-19 JP JP1184491A patent/JP2698442B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1990
- 1990-07-18 US US07/553,633 patent/US5092116A/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-07-19 EP EP90307909A patent/EP0409624B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-07-19 DE DE69020250T patent/DE69020250T2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5092116A (en) | 1992-03-03 |
JPH0351267A (ja) | 1991-03-05 |
EP0409624B1 (en) | 1995-06-21 |
DE69020250T2 (de) | 1995-10-26 |
EP0409624A1 (en) | 1991-01-23 |
DE69020250D1 (de) | 1995-07-27 |
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