JP2693977B2 - シート給送装置 - Google Patents
シート給送装置Info
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- JP2693977B2 JP2693977B2 JP63275392A JP27539288A JP2693977B2 JP 2693977 B2 JP2693977 B2 JP 2693977B2 JP 63275392 A JP63275392 A JP 63275392A JP 27539288 A JP27539288 A JP 27539288A JP 2693977 B2 JP2693977 B2 JP 2693977B2
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Landscapes
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、複写機、レーザービームプリンタ等の画像
形成装置に用いられるシート給送装置に係り、詳しくは
シートを積載するシート積載手段(以下給紙トレイとい
う)と、給送回転体(以下給紙ローラという)と、シー
トを給紙ローラへ押圧付勢する押圧部材(以下ウエイト
という)とを備えるシート給送装置に関する。
形成装置に用いられるシート給送装置に係り、詳しくは
シートを積載するシート積載手段(以下給紙トレイとい
う)と、給送回転体(以下給紙ローラという)と、シー
トを給紙ローラへ押圧付勢する押圧部材(以下ウエイト
という)とを備えるシート給送装置に関する。
(ロ) 従来の技術 従来、給紙トレイと、給紙ローラと、ウエイトとを備
えるシート給送装置が知られているが、このものにあっ
ては、該ウエイトによりシートを給紙ローラに押圧付勢
し、シートと給紙ローラとの間の摩擦にて給紙ローラの
給送力を高めている。
えるシート給送装置が知られているが、このものにあっ
ては、該ウエイトによりシートを給紙ローラに押圧付勢
し、シートと給紙ローラとの間の摩擦にて給紙ローラの
給送力を高めている。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 しかし、上述したシート給送装置では、シート積載枚
数が多い場合、ウエイトの重量が一定なため、押圧力が
シート間、特に封筒間において顕著であるエアークッシ
ョン効果により吸収され、押圧力が最下位のシートまで
届かず、十分な給送力を得られずに給送不良が発生する
ことがあり、更にシート積載枚数が少なくなった場合、
押圧力が過大となって重送が発生することがあった。
数が多い場合、ウエイトの重量が一定なため、押圧力が
シート間、特に封筒間において顕著であるエアークッシ
ョン効果により吸収され、押圧力が最下位のシートまで
届かず、十分な給送力を得られずに給送不良が発生する
ことがあり、更にシート積載枚数が少なくなった場合、
押圧力が過大となって重送が発生することがあった。
そこで、本発明は、押圧手段の押圧力を少なくとも2
段階に切り換え、もって上述課題を解消したシート給送
装置を提供することを目的とするものである。
段階に切り換え、もって上述課題を解消したシート給送
装置を提供することを目的とするものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明は、上述の事情に鑑みなされたものであって、
複数のシートを積載するシート積載手段と、該シート積
載手段に積載されたシートを下側より給送する給送回転
体と、前記シート積載手段に積載される最上位のシート
に当接してシートを給送回転体へ押圧付勢する押圧手段
と、を備えてなるシート給送装置において、前記押圧手
段は、第1の押圧部材と、前記第1の押圧部材に遊嵌さ
れた第2の押圧部材とを備える一方、前記第1及び第2
の押圧部材を、前記第2の押圧部材が下方に直線的に前
記第1の押圧部材と共に所定距離まで移動した後、該第
2の押圧部材のみがさらに直線的に下方に移動し得るよ
うに連結し、 前記シート積載手段に積載されるシートの枚数に応じ
て、前記第1及び第2の押圧部材の両方又は前記第2の
押圧部材のみで前記シートを押圧することにより前記押
圧手段の押圧力を切り換えるように構成した、ことを特
徴とするものである。
複数のシートを積載するシート積載手段と、該シート積
載手段に積載されたシートを下側より給送する給送回転
体と、前記シート積載手段に積載される最上位のシート
に当接してシートを給送回転体へ押圧付勢する押圧手段
と、を備えてなるシート給送装置において、前記押圧手
段は、第1の押圧部材と、前記第1の押圧部材に遊嵌さ
れた第2の押圧部材とを備える一方、前記第1及び第2
の押圧部材を、前記第2の押圧部材が下方に直線的に前
記第1の押圧部材と共に所定距離まで移動した後、該第
2の押圧部材のみがさらに直線的に下方に移動し得るよ
うに連結し、 前記シート積載手段に積載されるシートの枚数に応じ
て、前記第1及び第2の押圧部材の両方又は前記第2の
押圧部材のみで前記シートを押圧することにより前記押
圧手段の押圧力を切り換えるように構成した、ことを特
徴とするものである。
(ホ) 作用 以上の構成に基づき、シート積載手段に積載されたシ
ートは、押圧手段により給送回転体へ押圧付勢され、該
給送回転体により下側から給送される。そして、押圧手
段を構成する第1の押圧部材と、第1の押圧部材に遊嵌
された第2の押圧部材とを、第2の押圧部材が下方に直
線的に第1の押圧部材と共に所定距離まで移動した後、
第2の押圧部材のみがさらに直線的に下方に移動し得る
ように連結することにより、シート積載手段に積載され
るシートの枚数に応じて、第1及び第2の押圧部材の両
方又は第2の押圧部材のみでシートを押圧することによ
り、押圧手段の押圧力を切り換えるようにする。
ートは、押圧手段により給送回転体へ押圧付勢され、該
給送回転体により下側から給送される。そして、押圧手
段を構成する第1の押圧部材と、第1の押圧部材に遊嵌
された第2の押圧部材とを、第2の押圧部材が下方に直
線的に第1の押圧部材と共に所定距離まで移動した後、
第2の押圧部材のみがさらに直線的に下方に移動し得る
ように連結することにより、シート積載手段に積載され
るシートの枚数に応じて、第1及び第2の押圧部材の両
方又は第2の押圧部材のみでシートを押圧することによ
り、押圧手段の押圧力を切り換えるようにする。
さらに、第2の押圧部材を第1の押圧部材の遊嵌する
ことにより、押圧手段の垂直方向の厚みを小さくするよ
うにする。
ことにより、押圧手段の垂直方向の厚みを小さくするよ
うにする。
(ヘ)実施例 以下、図面に沿って、本発明を具体化した実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
シート給送装置1は、第2図及び第3図に示すよう
に、レーザービームプリンタ2の側面かつ該プリンタ2
の側面に着脱自在に装着されたカセット3の上方に装着
されており、該給送装置1の基端部に設けられた位置決
め用の突起5を該プリンタ2に穿設された穴(図示せ
ず)に挿入することにより位置決めされるようになって
おり、該カセット3の上部には手差しシートを挿入する
手差し口2aが開設されている。また、シート給送装置1
はシートを積載するシート積載手段である給紙トレイ6
を有しており、該トレイ6には、シートの幅方向への移
動を規制する規制板7a,7bが配設されている。更に、該
幅規制板7aの下部にはラック9が配設されると共に、該
幅規制板7bの下部にはラック10が配設され、これらラッ
ク9,10は、ピニオンギア11と噛合しており、これにより
シート幅方向に移動し得るようになっている。そして、
給紙トレイ6には、シートの有無を検知するシート有無
センサ12が配設されており、該センサ12は、シートに当
接して揺動するセンサレバー13と、該レバー13によりON
・OFFされるフォトインタラプタ15とにより構成されて
いる。また、該センサ12の下流側には、給紙トレイ6に
積載されたシートを下側から給送する給送回転体である
給紙ローラ16が回転自在に支持されており、該ローラ16
の上方には、シートを該ローラ16へ押圧付勢する押圧手
段であるウエイト17が側板19,20に刻設された溝19a,20a
に案内されて昇降し得るように支持されている。更に、
該ウエイト17の近傍には、給紙トレイ6に積載されるシ
ートの先端を規制する先端規制部材21が配設されてお
り、該部材21の下端と前記給紙トレイ6の下流端とは所
定距離だけ離間しており、この離間部分よりシートを給
送し得るようになっている。そして、該先端規制部材21
の下部には、ゴム等の高摩擦部材により構成された分離
パッド22が取付板23を介して固定されており、該パッド
22は、前記給紙ローラ16から所定距離だけ離間すると共
に、シート給送方向に対して所定角度傾斜している。ま
た、該分離パッド22の下流側には、シートを案内するガ
イド対25が配設されており、該ガイド対25の下流側に
は、駆動ローラ26aとピンチローラ26bとからなる搬送ロ
ーラ対26が配設されている。更に、該ローラ対26の上方
にはブラケット27が配設されており、該ブラケット27に
は、揺動自在に支持されかつバネ29により反時計方向に
回動付勢されたレバー30と、該レバー30によりON・OFF
するマイクロスイッチ31とが配設されている。そして、
該レバー30の一端は、機体32に穿設された孔33から突出
するようになっており、シート給送装置1がレーザービ
ームプリンタ2に装着された場合、該プリンタ2に当接
して時計方向に揺動して前記マイクロスイッチ31をONす
るようになっている。
に、レーザービームプリンタ2の側面かつ該プリンタ2
の側面に着脱自在に装着されたカセット3の上方に装着
されており、該給送装置1の基端部に設けられた位置決
め用の突起5を該プリンタ2に穿設された穴(図示せ
ず)に挿入することにより位置決めされるようになって
おり、該カセット3の上部には手差しシートを挿入する
手差し口2aが開設されている。また、シート給送装置1
はシートを積載するシート積載手段である給紙トレイ6
を有しており、該トレイ6には、シートの幅方向への移
動を規制する規制板7a,7bが配設されている。更に、該
幅規制板7aの下部にはラック9が配設されると共に、該
幅規制板7bの下部にはラック10が配設され、これらラッ
ク9,10は、ピニオンギア11と噛合しており、これにより
シート幅方向に移動し得るようになっている。そして、
給紙トレイ6には、シートの有無を検知するシート有無
センサ12が配設されており、該センサ12は、シートに当
接して揺動するセンサレバー13と、該レバー13によりON
・OFFされるフォトインタラプタ15とにより構成されて
いる。また、該センサ12の下流側には、給紙トレイ6に
積載されたシートを下側から給送する給送回転体である
給紙ローラ16が回転自在に支持されており、該ローラ16
の上方には、シートを該ローラ16へ押圧付勢する押圧手
段であるウエイト17が側板19,20に刻設された溝19a,20a
に案内されて昇降し得るように支持されている。更に、
該ウエイト17の近傍には、給紙トレイ6に積載されるシ
ートの先端を規制する先端規制部材21が配設されてお
り、該部材21の下端と前記給紙トレイ6の下流端とは所
定距離だけ離間しており、この離間部分よりシートを給
送し得るようになっている。そして、該先端規制部材21
の下部には、ゴム等の高摩擦部材により構成された分離
パッド22が取付板23を介して固定されており、該パッド
22は、前記給紙ローラ16から所定距離だけ離間すると共
に、シート給送方向に対して所定角度傾斜している。ま
た、該分離パッド22の下流側には、シートを案内するガ
イド対25が配設されており、該ガイド対25の下流側に
は、駆動ローラ26aとピンチローラ26bとからなる搬送ロ
ーラ対26が配設されている。更に、該ローラ対26の上方
にはブラケット27が配設されており、該ブラケット27に
は、揺動自在に支持されかつバネ29により反時計方向に
回動付勢されたレバー30と、該レバー30によりON・OFF
するマイクロスイッチ31とが配設されている。そして、
該レバー30の一端は、機体32に穿設された孔33から突出
するようになっており、シート給送装置1がレーザービ
ームプリンタ2に装着された場合、該プリンタ2に当接
して時計方向に揺動して前記マイクロスイッチ31をONす
るようになっている。
また、前記側板19には、第3図及び第4図に示すよう
に、モータ35が固定されており、該モータ35の軸には出
力ギア36が固定されている。そして、該ギア36は、大径
部と小径部とからなる2段状のギア37の大径部と噛合し
ており、該ギア37の大径部は更にギア39と噛合すると共
に、小径部はギア40と噛合している。また、該ギア40
は、搬送ローラ対26の駆動ローラ26aの軸に固定された
ギア41と噛合しており、これによりモータ35からの駆動
力が該ギア41に伝達されるようになっている。更に、前
記ギア39はバネクラッチ42を介してギア43に連結されて
おり、該ギア43は、給紙ローラ16の軸にワンウェイクラ
ッチを介して連結・支持された駆動ギア45と噛合してお
り、これによりモータ35の駆動力が該ギア45に伝達され
るようになっている。そして、該ギア45に近接してブラ
ケット46が配設されており、該ブラケット46にはメタル
軸受47を介して給紙ローラ16の軸が連結されており、こ
れにより給紙ローラ16をアースしている。また、該ブラ
ケット46には、前記バネクラッチ42を係止するレバー49
が揺動自在に支持されており、該レバー49の一端は、一
端をブラケット46に形成されたバネ50に連結されてお
り、これにより該レバー49は時計方向に揺動付勢されて
いる。更に、該ブラケット46にはソレノイド51が配設さ
れており、該ソレノイド51は前記レバー49を吸着・解放
するようになっている。一方、側板19には、前記ギア40
に近接して突起52が穿設されており、該突起52によりバ
ネ53が揺動自在に支持されている。そして、該バネ53の
一端は前記ギア40の軸に当接すると共に、他端は前記ピ
ンチローラ26bの軸に当接して該ローラ26bを前記ローラ
26aへ押圧付勢するようになっている。また、前記側板1
9には、制御部55を搭載した基板56が配設されており、
該制御部55は、前記モータ35及びソレノイド51を行うと
共にレーザービームプリンタ2との信号の授受を行うよ
うになっている。また、前記側板19には、前記ギア37,4
0,43の軸を支持する支持部材58が配設されており、該部
材58は前記ギア43の軸を介してブラケット46と連結して
おり、該ブラケット46をアースしている。なお、図中57
で示すものは前記ギア41のカバーであり、前記ギア40の
軸にビス止めされている。更に、該カバー57はメタル軸
受59を介して搬送ローラ26aの軸と連結しており、これ
により搬送ローラ26aをアースしている。なお、図中60
で示すものはレーザービームプリンタ2と電気的に接続
するケーブルである。
に、モータ35が固定されており、該モータ35の軸には出
力ギア36が固定されている。そして、該ギア36は、大径
部と小径部とからなる2段状のギア37の大径部と噛合し
ており、該ギア37の大径部は更にギア39と噛合すると共
に、小径部はギア40と噛合している。また、該ギア40
は、搬送ローラ対26の駆動ローラ26aの軸に固定された
ギア41と噛合しており、これによりモータ35からの駆動
力が該ギア41に伝達されるようになっている。更に、前
記ギア39はバネクラッチ42を介してギア43に連結されて
おり、該ギア43は、給紙ローラ16の軸にワンウェイクラ
ッチを介して連結・支持された駆動ギア45と噛合してお
り、これによりモータ35の駆動力が該ギア45に伝達され
るようになっている。そして、該ギア45に近接してブラ
ケット46が配設されており、該ブラケット46にはメタル
軸受47を介して給紙ローラ16の軸が連結されており、こ
れにより給紙ローラ16をアースしている。また、該ブラ
ケット46には、前記バネクラッチ42を係止するレバー49
が揺動自在に支持されており、該レバー49の一端は、一
端をブラケット46に形成されたバネ50に連結されてお
り、これにより該レバー49は時計方向に揺動付勢されて
いる。更に、該ブラケット46にはソレノイド51が配設さ
れており、該ソレノイド51は前記レバー49を吸着・解放
するようになっている。一方、側板19には、前記ギア40
に近接して突起52が穿設されており、該突起52によりバ
ネ53が揺動自在に支持されている。そして、該バネ53の
一端は前記ギア40の軸に当接すると共に、他端は前記ピ
ンチローラ26bの軸に当接して該ローラ26bを前記ローラ
26aへ押圧付勢するようになっている。また、前記側板1
9には、制御部55を搭載した基板56が配設されており、
該制御部55は、前記モータ35及びソレノイド51を行うと
共にレーザービームプリンタ2との信号の授受を行うよ
うになっている。また、前記側板19には、前記ギア37,4
0,43の軸を支持する支持部材58が配設されており、該部
材58は前記ギア43の軸を介してブラケット46と連結して
おり、該ブラケット46をアースしている。なお、図中57
で示すものは前記ギア41のカバーであり、前記ギア40の
軸にビス止めされている。更に、該カバー57はメタル軸
受59を介して搬送ローラ26aの軸と連結しており、これ
により搬送ローラ26aをアースしている。なお、図中60
で示すものはレーザービームプリンタ2と電気的に接続
するケーブルである。
一方、前記ウエイト17は、第1図及び第5図に示すよ
うに、合成樹脂等により構成された断面コ字状のホルダ
ー61を有しており、該ホルダー61の外面には溝62が刻設
されており、両端には孔61aが穿設されている。更に、
ウエイト17は、押圧部材である錘63と65とを有してお
り、第1の押圧部材である錘63は、断面コ字状の錘66
と、該錘66の内側にビス67により固定された2枚の錘69
とにより構成されている。そして、該錘66の上部両端に
は、前記溝19a,20aの段部19b,20b(第6図参照)と係合
する突起66aが設けられており、かつ両端には長孔66bが
穿設されている。また、第2の押圧部材である錘65は断
面コ字状をしており、該錘65の内側底面両端には緩衝材
70が貼設されている。更に、該錘65は、その内側に前記
錘66を収納する状態で該錘66に遊嵌されるようになって
いると共に、前記ホルダー61内に嵌入し得るようになっ
ている。なお、このように錘65を錘63に遊嵌することに
より、ウエイト17の垂直方向の厚みを小さくすることが
でき、省スペース化を図ることができる。そして、該錘
65の両端には、前記溝19a,20aに嵌入する突部65aが形成
されており、かつ孔65bと長孔65cとが穿設されている。
また、該錘65に前記錘63が嵌入されかつ該錘65が前記ホ
ルダー61に嵌入された状態で、孔65b,66b,61a及び65c,6
6b,61aにピン71が挿入され、該ピン71はEリング72によ
り抜け止めされる。これにより、ホルダー62、錘65は錘
63に対して、長孔66b内をピン71が昇降し得る所定距離
だけ昇降し得るようになっている。また、このように連
結することにより、錘65は下方に直線的に錘63と共に所
定距離まで移動した後、錘65のみがさらに直線的に下方
に移動し得るようになる。更に、ホルダー61の内側に
は、錘66を下方に付勢すると共に、錘63と65とを導通す
る板バネ73が配設されている。そして、錘65の下面から
シート補給面側の垂直面にかけて摩擦部材75が貼設され
ており、該部材75はシートと略々等しい摩擦係数の部材
により構成されている。
うに、合成樹脂等により構成された断面コ字状のホルダ
ー61を有しており、該ホルダー61の外面には溝62が刻設
されており、両端には孔61aが穿設されている。更に、
ウエイト17は、押圧部材である錘63と65とを有してお
り、第1の押圧部材である錘63は、断面コ字状の錘66
と、該錘66の内側にビス67により固定された2枚の錘69
とにより構成されている。そして、該錘66の上部両端に
は、前記溝19a,20aの段部19b,20b(第6図参照)と係合
する突起66aが設けられており、かつ両端には長孔66bが
穿設されている。また、第2の押圧部材である錘65は断
面コ字状をしており、該錘65の内側底面両端には緩衝材
70が貼設されている。更に、該錘65は、その内側に前記
錘66を収納する状態で該錘66に遊嵌されるようになって
いると共に、前記ホルダー61内に嵌入し得るようになっ
ている。なお、このように錘65を錘63に遊嵌することに
より、ウエイト17の垂直方向の厚みを小さくすることが
でき、省スペース化を図ることができる。そして、該錘
65の両端には、前記溝19a,20aに嵌入する突部65aが形成
されており、かつ孔65bと長孔65cとが穿設されている。
また、該錘65に前記錘63が嵌入されかつ該錘65が前記ホ
ルダー61に嵌入された状態で、孔65b,66b,61a及び65c,6
6b,61aにピン71が挿入され、該ピン71はEリング72によ
り抜け止めされる。これにより、ホルダー62、錘65は錘
63に対して、長孔66b内をピン71が昇降し得る所定距離
だけ昇降し得るようになっている。また、このように連
結することにより、錘65は下方に直線的に錘63と共に所
定距離まで移動した後、錘65のみがさらに直線的に下方
に移動し得るようになる。更に、ホルダー61の内側に
は、錘66を下方に付勢すると共に、錘63と65とを導通す
る板バネ73が配設されている。そして、錘65の下面から
シート補給面側の垂直面にかけて摩擦部材75が貼設され
ており、該部材75はシートと略々等しい摩擦係数の部材
により構成されている。
本実施例は以上のような構成よりなるので、シートS
…を給紙トレイ6に補給する場合、ウエイト17を上方に
移動してシートS…の先端を先端規制部材21に当接・整
合すると共に、幅規制板7a,7bを移動して幅方向への移
動を規制し、更にウエイト17を下ろしてシートS…を給
紙ローラ16へ付勢する。それから、レーザービームプリ
ンタ2より制御部55へ給紙信号が送信されると、該制御
部55はモータ35を起動する。そして、該モータ35の駆動
力は、ギア36,37,40,41を介して搬送ローラ26aへ伝達さ
れ、該ローラ26aの回転によりピンチローラ26bも回転す
る。また、該モータ35の駆動力は、ギア36,37,39を介し
てバネクラッチ42に伝達されるが、該クラッチ42はレバ
ー49により停止されており、給紙ローラ16へ駆動力が伝
達されない。それから、給紙信号が制御部55に伝達され
てから所定時間(T1)が経過すると、制御部55はソレノ
イド51をONし、該ソレノイド51にレバー49を吸着させ
る。これにより、バネクラッチ42は駆動伝達状態とな
り、ギア39の回転をギア43に伝達される。そして、該ギ
ア43の回転は駆動ギア45に伝達され、該ギア45は反時計
方向に回転する。それから、該ギア45が反時計方向に回
転することによりワンウェイクラッチは接続状態とな
り、給紙ローラ16は反時計方向に回転する。更に、給紙
トレイ6上に積載されかつその先端を先端規制部材21に
当接・整合されると共にその幅方向端部への移動を幅規
制板7a,7bにより規制されたシートSは、該給紙ローラ1
6により下側から給送される。この際、給紙トレイ6上
に積載されたシートSはウエイト17により給紙ローラ16
へ付勢され、これにより給紙ローラ16とシートSとの間
の摩擦を増大して給紙ローラ16の給送力を高める(第5
図参照)。そして、給紙ローラ16により給送されるシー
トS1,S2,S3…は、分離パッド22に当接し、最下位のシー
トS1のみ給紙ローラ16の給送力により分離パッド22の摩
擦力に打ち勝って給送される(第7図参照)。それか
ら、該シートS1は、ガイド対25の上ガイドに接触し、該
ガイド対25により搬送ローラ対26へ案内される。なお、
該シートS1の先端が上ガイドに接触すると、該シートS
は分離パッド22から離間して、摩擦抵抗を減少すると共
に該パッド22の摩耗を防止する(第8図参照)。そし
て、搬送ローラ対26へ案内されたシートS1は該ローラ対
26により挟持・搬送される。それから、ソレノイド51が
ONしてから所定時間(T2)後に、制御部55は該ソレノイ
ド51をOFFして給紙ローラ16への駆動を遮断し、該シー
トSは、搬送ローラ対26によりカセット3の上部の手差
し口2aからレーザービームプリンタ2内へ搬送される。
この際、該シートS1の後部は給紙ローラ16に接触してい
るが、該ローラ16はワンウェイクラッチにより該シート
Sに連れ回り、抵抗となることはない。更に、該シート
S1はレーザービームプリンタ2により手差しモードにて
画像を印字されて排出される。
…を給紙トレイ6に補給する場合、ウエイト17を上方に
移動してシートS…の先端を先端規制部材21に当接・整
合すると共に、幅規制板7a,7bを移動して幅方向への移
動を規制し、更にウエイト17を下ろしてシートS…を給
紙ローラ16へ付勢する。それから、レーザービームプリ
ンタ2より制御部55へ給紙信号が送信されると、該制御
部55はモータ35を起動する。そして、該モータ35の駆動
力は、ギア36,37,40,41を介して搬送ローラ26aへ伝達さ
れ、該ローラ26aの回転によりピンチローラ26bも回転す
る。また、該モータ35の駆動力は、ギア36,37,39を介し
てバネクラッチ42に伝達されるが、該クラッチ42はレバ
ー49により停止されており、給紙ローラ16へ駆動力が伝
達されない。それから、給紙信号が制御部55に伝達され
てから所定時間(T1)が経過すると、制御部55はソレノ
イド51をONし、該ソレノイド51にレバー49を吸着させ
る。これにより、バネクラッチ42は駆動伝達状態とな
り、ギア39の回転をギア43に伝達される。そして、該ギ
ア43の回転は駆動ギア45に伝達され、該ギア45は反時計
方向に回転する。それから、該ギア45が反時計方向に回
転することによりワンウェイクラッチは接続状態とな
り、給紙ローラ16は反時計方向に回転する。更に、給紙
トレイ6上に積載されかつその先端を先端規制部材21に
当接・整合されると共にその幅方向端部への移動を幅規
制板7a,7bにより規制されたシートSは、該給紙ローラ1
6により下側から給送される。この際、給紙トレイ6上
に積載されたシートSはウエイト17により給紙ローラ16
へ付勢され、これにより給紙ローラ16とシートSとの間
の摩擦を増大して給紙ローラ16の給送力を高める(第5
図参照)。そして、給紙ローラ16により給送されるシー
トS1,S2,S3…は、分離パッド22に当接し、最下位のシー
トS1のみ給紙ローラ16の給送力により分離パッド22の摩
擦力に打ち勝って給送される(第7図参照)。それか
ら、該シートS1は、ガイド対25の上ガイドに接触し、該
ガイド対25により搬送ローラ対26へ案内される。なお、
該シートS1の先端が上ガイドに接触すると、該シートS
は分離パッド22から離間して、摩擦抵抗を減少すると共
に該パッド22の摩耗を防止する(第8図参照)。そし
て、搬送ローラ対26へ案内されたシートS1は該ローラ対
26により挟持・搬送される。それから、ソレノイド51が
ONしてから所定時間(T2)後に、制御部55は該ソレノイ
ド51をOFFして給紙ローラ16への駆動を遮断し、該シー
トSは、搬送ローラ対26によりカセット3の上部の手差
し口2aからレーザービームプリンタ2内へ搬送される。
この際、該シートS1の後部は給紙ローラ16に接触してい
るが、該ローラ16はワンウェイクラッチにより該シート
Sに連れ回り、抵抗となることはない。更に、該シート
S1はレーザービームプリンタ2により手差しモードにて
画像を印字されて排出される。
そして、前述同様の動作により、給紙トレイ6より順
次シートSが給送され、所定枚数のシートSが減ると、
錘66の突起66aが溝19及び20の段部19b,20bに当接し、錘
63の荷重はこれら段部19b,20bにより担持され(第6図
参照)、シートS…には錘65分の荷重のみかかる。これ
ら錘63,65の重量を実験等により求められる適切な値に
設定すると、給紙ローラ16の給送圧を適性値領域内に収
められる。それから、前述同様の動作により給紙トレイ
6からシートSは給紙ローラ16により給送される。
次シートSが給送され、所定枚数のシートSが減ると、
錘66の突起66aが溝19及び20の段部19b,20bに当接し、錘
63の荷重はこれら段部19b,20bにより担持され(第6図
参照)、シートS…には錘65分の荷重のみかかる。これ
ら錘63,65の重量を実験等により求められる適切な値に
設定すると、給紙ローラ16の給送圧を適性値領域内に収
められる。それから、前述同様の動作により給紙トレイ
6からシートSは給紙ローラ16により給送される。
なお、緩衝材70の厚さを変えることにより、突起66a
と段部19b,20bとの当接位置を変えて、ウエイト17のシ
ートS…にかかる重量を変えることも可能である。
と段部19b,20bとの当接位置を変えて、ウエイト17のシ
ートS…にかかる重量を変えることも可能である。
(ト) 発明の効果 以上説明したように、本発明によると、積載されるシ
ートの枚数に応じて、第1及び第2の押圧部材の両方又
は第2の押圧部材のみでシートを押圧することにより、
押圧手段の押圧力を切り換えることができ、これにより
シート積載手段に積載されるシートの積載枚数が多い場
合に、十分な押圧力を確保して安定した給送力を得るこ
とができる。また、積載枚数が少なくなった場合に、押
圧力が過大となるのを防止して、重送が発生するのを防
ぐことができる。さらに、第2の押圧部材を第1の押圧
部材に遊嵌することにより、押圧手段の垂直方向の厚み
を小さくすることができ、省スペース化を図ることがで
きる。
ートの枚数に応じて、第1及び第2の押圧部材の両方又
は第2の押圧部材のみでシートを押圧することにより、
押圧手段の押圧力を切り換えることができ、これにより
シート積載手段に積載されるシートの積載枚数が多い場
合に、十分な押圧力を確保して安定した給送力を得るこ
とができる。また、積載枚数が少なくなった場合に、押
圧力が過大となるのを防止して、重送が発生するのを防
ぐことができる。さらに、第2の押圧部材を第1の押圧
部材に遊嵌することにより、押圧手段の垂直方向の厚み
を小さくすることができ、省スペース化を図ることがで
きる。
第1図は本発明に係る押圧手段を示す分解図である。ま
た、第2図は本発明に係るシート給送装置を示す正面断
面図であり、第3図はその平面図である。更に、第4図
は駆動系を示す正面図である。そして、第5図から第8
図までは本発明の動作を示す図である。 1……シート給送装置、6……シート積載手段、16……
給送回転体、17……押圧手段、63,65……押圧部材。
た、第2図は本発明に係るシート給送装置を示す正面断
面図であり、第3図はその平面図である。更に、第4図
は駆動系を示す正面図である。そして、第5図から第8
図までは本発明の動作を示す図である。 1……シート給送装置、6……シート積載手段、16……
給送回転体、17……押圧手段、63,65……押圧部材。
Claims (1)
- 【請求項1】複数のシートを積載するシート積載手段
と、該シート積載手段に積載されたシートを下側より給
送する給送回転体と、前記シート積載手段に積載される
最上位のシートに当接してシートを給送回転体へ押圧付
勢する押圧手段と、を備えてなるシート給送装置におい
て、 前記押圧手段は、第1の押圧部材と、前記第1の押圧部
材に遊嵌された第2の押圧部材とを備える一方、 前記第1及び第2の押圧部材を、前記第2の押圧部材が
下方に直線的に前記第1の押圧部材と共に所定距離まで
移動した後、該第2の押圧部材のみがさらに直線的に下
方に移動し得るように連結し、 前記シート積載手段に積載されるシートの枚数に応じ
て、前記第1及び第2の押圧部材の両方又は前記第2の
押圧部材のみで前記シートを押圧することにより前記押
圧手段の押圧力を切り換えるように構成した、 ことを特徴とするシート給送装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63275392A JP2693977B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | シート給送装置 |
EP19890120134 EP0367202B1 (en) | 1988-10-31 | 1989-10-30 | Sheet feeding apparatus |
DE1989618393 DE68918393T2 (de) | 1988-10-31 | 1989-10-30 | Bogenzuführvorrichtung. |
US07/825,327 US5230503A (en) | 1988-10-31 | 1992-01-27 | Sheet feeding apparatus with adjustable urging members |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63275392A JP2693977B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | シート給送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02123030A JPH02123030A (ja) | 1990-05-10 |
JP2693977B2 true JP2693977B2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=17554857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63275392A Expired - Lifetime JP2693977B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | シート給送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2693977B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5715872Y2 (ja) * | 1979-05-04 | 1982-04-02 | ||
JPS5964836U (ja) * | 1982-10-25 | 1984-04-28 | 富士ゼロックス株式会社 | 複写機の給紙装置 |
-
1988
- 1988-10-31 JP JP63275392A patent/JP2693977B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02123030A (ja) | 1990-05-10 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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