JP2679721B2 - 電動機の固定子 - Google Patents
電動機の固定子Info
- Publication number
- JP2679721B2 JP2679721B2 JP10102292A JP10102292A JP2679721B2 JP 2679721 B2 JP2679721 B2 JP 2679721B2 JP 10102292 A JP10102292 A JP 10102292A JP 10102292 A JP10102292 A JP 10102292A JP 2679721 B2 JP2679721 B2 JP 2679721B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- stator
- yoke portion
- opening
- tooth portions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Induction Machinery (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機の固定子に関
し、詳しくは固定子の巻線加工に関するものである。
し、詳しくは固定子の巻線加工に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電動機の固定子は図3に16スロ
ット4極の固定子を例に示すように、シート状の鉄板か
ら内側に複数の歯部2と溝部3を一体に打ち抜いた鉄心
を積層し、溝部に巻線(マグネットワイヤ)を挿入する
方法が取られ、図4に示すように始めに補助巻線9を巻
装し、内側に主巻線8を巻装するようにしている。固定
子の巻線加工においては、予じめ巻線を巻線機により所
定の巻数だけ巻枠に巻き、コイルインサータにより巻枠
から外して固定子の溝部3に挿入するようにしている。
巻線挿入後には、巻線の形状を整え巻線がばらばらにな
らないように糸かけを行い、さらに絶縁と形状保持のた
めワニス処理を施す作業が必要で、これらの作業は自動
化が困難でほとんど人手がかかり、生産上のネックとな
っている。
ット4極の固定子を例に示すように、シート状の鉄板か
ら内側に複数の歯部2と溝部3を一体に打ち抜いた鉄心
を積層し、溝部に巻線(マグネットワイヤ)を挿入する
方法が取られ、図4に示すように始めに補助巻線9を巻
装し、内側に主巻線8を巻装するようにしている。固定
子の巻線加工においては、予じめ巻線を巻線機により所
定の巻数だけ巻枠に巻き、コイルインサータにより巻枠
から外して固定子の溝部3に挿入するようにしている。
巻線挿入後には、巻線の形状を整え巻線がばらばらにな
らないように糸かけを行い、さらに絶縁と形状保持のた
めワニス処理を施す作業が必要で、これらの作業は自動
化が困難でほとんど人手がかかり、生産上のネックとな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に鑑みなされたもので、固定子の巻線を簡単に巻
装できるようにするとともに、巻線の整形や糸かけ等の
手作業を低減する固定子を提供することを目的とする。
問題点に鑑みなされたもので、固定子の巻線を簡単に巻
装できるようにするとともに、巻線の整形や糸かけ等の
手作業を低減する固定子を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、固定子鉄心を接合可能の状態で外側継鉄部と内側に
突出する複数の歯部と同歯部の間に溝部を形成した内側
継鉄部に分割し、内側継鉄部に所定の間隔をあけて相隣
る複数の歯部先端を連結した連結歯部と、同連結歯部に
対向する外周位置に所定の間隙で相隣る溝部を開口する
開口部を設け、積層後内側の巻線を上記連結歯部をまた
いで内側から巻装し、外側の巻線を上記開口部にかけて
外側から巻装し、外側継鉄部に接合するようにした。
に、固定子鉄心を接合可能の状態で外側継鉄部と内側に
突出する複数の歯部と同歯部の間に溝部を形成した内側
継鉄部に分割し、内側継鉄部に所定の間隔をあけて相隣
る複数の歯部先端を連結した連結歯部と、同連結歯部に
対向する外周位置に所定の間隙で相隣る溝部を開口する
開口部を設け、積層後内側の巻線を上記連結歯部をまた
いで内側から巻装し、外側の巻線を上記開口部にかけて
外側から巻装し、外側継鉄部に接合するようにした。
【0005】
【作用】上記の構成によれば、固定子鉄心を接合可能の
状態で内側継鉄部と外側継鉄部に分割し、内側継鉄部の
内側に複数の歯部と溝部を形成し、所定の間隔をあけて
相隣る複数の歯部の先端を連結した連結歯部と、同連結
歯部に対向する外周位置に所定の間隙で相隣る溝部を開
口した開口部を設けることにより内側継鉄部がばらばら
にならないようにし、積層後内側の巻線を上記連結歯部
をまたいで内側から巻装し、外側の巻線を上記開口部に
かけて外側から巻装し、外側継鉄部に嵌入接合すること
により固定子を形成するようにした。
状態で内側継鉄部と外側継鉄部に分割し、内側継鉄部の
内側に複数の歯部と溝部を形成し、所定の間隔をあけて
相隣る複数の歯部の先端を連結した連結歯部と、同連結
歯部に対向する外周位置に所定の間隙で相隣る溝部を開
口した開口部を設けることにより内側継鉄部がばらばら
にならないようにし、積層後内側の巻線を上記連結歯部
をまたいで内側から巻装し、外側の巻線を上記開口部に
かけて外側から巻装し、外側継鉄部に嵌入接合すること
により固定子を形成するようにした。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。図1は本発明の16スロット4極の固定子鉄
心1の構成を示し、(a)は固定子鉄心1の内側継鉄部
の歯部2および溝部3で、中心に向かって放射状に複数
の歯部2と溝部3が形成され、内側に所定の間隔をあけ
て相隣る複数の歯部2の先端を連結した連結歯部4と、
同連結歯部4に対向する外周位置に所定の間隙で相隣る
溝部3を開口した開口部5を形成し、連結歯部4により
一体に連結されている。(b)は外側継鉄部6で、内側
継鉄部を嵌入する内径で、内側継鉄部の外側の開口部に
接合する突起10を形成した接合穴7が設けられてい
る。
説明する。図1は本発明の16スロット4極の固定子鉄
心1の構成を示し、(a)は固定子鉄心1の内側継鉄部
の歯部2および溝部3で、中心に向かって放射状に複数
の歯部2と溝部3が形成され、内側に所定の間隔をあけ
て相隣る複数の歯部2の先端を連結した連結歯部4と、
同連結歯部4に対向する外周位置に所定の間隙で相隣る
溝部3を開口した開口部5を形成し、連結歯部4により
一体に連結されている。(b)は外側継鉄部6で、内側
継鉄部を嵌入する内径で、内側継鉄部の外側の開口部に
接合する突起10を形成した接合穴7が設けられてい
る。
【0007】図2は巻線を巻装した状態を示し、図2
(a)は内側継鉄部の歯部2および溝部3に巻線を巻装
した状態で、内側の巻線(主巻線)8はノズル方式の巻
線機で、外側の巻線(補助巻線)9はフライヤー方式の
巻線機により直接巻装することができ、直接巻装するこ
とにより巻線の弛みなく形成され、従来のように巻線の
整形や糸かけを必要とせず、手作業を低減することがで
きる。この状態で、図2(b)に示すように外側継鉄部
6に嵌入接合し、ワニス処理することにより、固定子を
形成することができる。図3は本発明の8スロット4極
の固定子鉄心1に巻線を巻装した状態を示している。
(a)は内側継鉄部の歯部2および溝部3に巻線を巻装
した状態で、内側の巻線(主巻線)8はノズル方式の巻
線機で、外側の巻線(補助巻線)9はフライヤー方式の
巻線機により直接巻装することができ、直接巻装するこ
とにより巻線の弛みなく形成され、従来のように巻線の
整形や糸かけを必要とせず、手作業を低減することがで
きる。この状態で、図2(b)に示すように外側継鉄部
6に嵌入接合し、ワニス処理することにより、固定子を
形成することができる。図3は本発明の8スロット4極
の固定子鉄心1に巻線を巻装した状態を示している。
【0008】
【発明の効果】以上のように本発明において、固定子鉄
心を結合可能の状態で内側継鉄部と外側継鉄部に分離
し、内側継鉄部の歯部および溝部に固定子巻線を直接巻
線機により巻装することにより、巻線の整形や糸かけ等
の手作業を省くことができ、作業性の改善と、この工程
の自動化を図ることができる。
心を結合可能の状態で内側継鉄部と外側継鉄部に分離
し、内側継鉄部の歯部および溝部に固定子巻線を直接巻
線機により巻装することにより、巻線の整形や糸かけ等
の手作業を省くことができ、作業性の改善と、この工程
の自動化を図ることができる。
【図1】本発明の固定子鉄心の構成を示す平面図であ
る。
る。
【図2】本発明の固定子鉄心に巻線を施した状態を示す
平面図である。
平面図である。
【図3】8スロット4極の場合の固定子鉄心に巻線を施
した状態を示す平面図である。
した状態を示す平面図である。
【図4】従来の固定子鉄心の平面図である。
【図5】従来の固定子鉄心に巻線を施した状態を示す平
面図である。
面図である。
1 固定子鉄心 2 歯部 3 溝部 4 連結歯部 5 開口部 6 外側継鉄部 7 接合穴 8 内側の巻線(主巻線) 9 外側の巻線(補助巻線) 10 突起
Claims (3)
- 【請求項1】 固定子鉄心を接合可能の状態で外側継鉄
部と内側に突出する複数の歯部と同歯部の間に溝部を形
成した内側継鉄部に分割し、内側継鉄部に所定の間隔を
あけて相隣る複数の歯部先端を連結した連結歯部と、同
連結歯部に対向する外周位置に所定の間隙で相隣る溝部
を開口する開口部を設け、積層後内側の巻線を上記連結
歯部をまたいで内側から巻装し、外側の巻線を上記開口
部にかけて外側から巻装し、外側継鉄部に接合するよう
にしてなることを特徴とする電動機の固定子。 - 【請求項2】 上記固定子鉄心が16スロット4極の場
合、内側継鉄部の相隣る3つの歯部先端を連結し、次の
1つの歯部先端を除きさらに次の相隣る3つの歯部先端
を連結し、これを繰り返すことにより4つの連結歯部を
形成し、同連結歯部に対向する外周位置に相隣る溝部を
開口する開口部を形成してなることを特徴とする請求項
1記載の電動機の固定子。 - 【請求項3】 上記固定子鉄心が8スロット4極の場
合、内側継鉄部の相隣る2つの歯部先端を連結して4つ
の連結歯部を形成し、連結歯部に対向する溝部外周に開
口部を設けてなることを特徴とする請求項1記載の電動
機の固定子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10102292A JP2679721B2 (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 電動機の固定子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10102292A JP2679721B2 (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 電動機の固定子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05300676A JPH05300676A (ja) | 1993-11-12 |
JP2679721B2 true JP2679721B2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=14289579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10102292A Expired - Fee Related JP2679721B2 (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 電動機の固定子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2679721B2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-21 JP JP10102292A patent/JP2679721B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05300676A (ja) | 1993-11-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH1118331A (ja) | モータの固定子 | |
JPH10309067A (ja) | レゾルバのステータ構造 | |
JP2002034210A (ja) | 回転機およびその製造方法 | |
JPH1127886A (ja) | 回転電機の固定子 | |
JPS62296733A (ja) | 三相ブラシレスモータの固定子の製造方法 | |
JP3056738B1 (ja) | コンデンサ電動機固定子の製造方法 | |
CN1260875C (zh) | 电容器电动机的定子及其制造方法 | |
JP2679721B2 (ja) | 電動機の固定子 | |
JP3744445B2 (ja) | 回転電機の固定子 | |
JPH0759283A (ja) | 3相交流モータの電機子巻線結線方法 | |
GB2250384A (en) | Securing armature lead wire on insulated commutator base | |
JP3681129B2 (ja) | ステップモータ用ステータ | |
JP2875030B2 (ja) | 小型モータのy結線電機子の巻線方法 | |
JPH01138953A (ja) | 回転電機用固定子の製造方法 | |
JPH07184333A (ja) | 電動機のステータ | |
JPH073810Y2 (ja) | 磁石発電機用電機子 | |
JPH06261475A (ja) | 電動機又は発電機のコア | |
JP3337774B2 (ja) | 高圧ボビンおよびその高圧ボビンを用いたコイルの製造方法 | |
JP2007181348A (ja) | ステータの製造方法 | |
JPS61180563A (ja) | リラクタンストルク型モ−タ | |
JPS6216749Y2 (ja) | ||
JPS622897Y2 (ja) | ||
JPH0357092Y2 (ja) | ||
JPH02155449A (ja) | 電動機の固定子製造方法 | |
JP2698591B2 (ja) | 誘導電動機の固定子およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |