JP2670860B2 - 塗装方法及び塗装装置 - Google Patents
塗装方法及び塗装装置Info
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、主として自動車車体に塗料を塗り重ねる塗
装方法及び塗装装置に関する。
装方法及び塗装装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種装置として特公昭52−30170号公報によ
り、水性塗料を塗布する前段の塗装ブースと、該塗装ブ
ースで塗布した塗膜の上に水性塗料を塗布する後段の塗
装ブースとの間に、輻射加熱する熱源を備えるフラッシ
ュオフ室を配設して成るものは知られる。
り、水性塗料を塗布する前段の塗装ブースと、該塗装ブ
ースで塗布した塗膜の上に水性塗料を塗布する後段の塗
装ブースとの間に、輻射加熱する熱源を備えるフラッシ
ュオフ室を配設して成るものは知られる。
一方、油性塗料の塗膜の上に油性塗料を塗り重ねる場
合は、前段の塗装ブースと後段の塗装ブースとの間にセ
ッティングゾーンを配置し、前段の塗装ブースで塗布し
た油性塗料の溶剤を該セッティングゾーンで蒸発させ、
次いで該後段の塗装ブースで油性塗料を塗り重ねるよう
にしている。
合は、前段の塗装ブースと後段の塗装ブースとの間にセ
ッティングゾーンを配置し、前段の塗装ブースで塗布し
た油性塗料の溶剤を該セッティングゾーンで蒸発させ、
次いで該後段の塗装ブースで油性塗料を塗り重ねるよう
にしている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、水性塗料を塗布する塗装ラインと油性塗料
を塗布する塗装ラインとを別々に設けるのでは配置スペ
ースを広く必要とすることから、同一の塗装ラインで水
性塗料と油性塗料を塗布できるようにすることが望まれ
ている。
を塗布する塗装ラインとを別々に設けるのでは配置スペ
ースを広く必要とすることから、同一の塗装ラインで水
性塗料と油性塗料を塗布できるようにすることが望まれ
ている。
ここで、前記フラッシュオフ室の熱源を、前段の塗装
ブースで塗布した水性塗料の水分を蒸発させるときはオ
ン状態とし、該前段の塗装ブースで塗布した油性塗料の
溶剤を蒸発させるときはオフ状態として、該フラッシュ
オフ室をセッティングゾーンに兼用し、同一の塗装ライ
ンで水性塗料と油性塗料を塗装し得るようにすることが
考えられる。
ブースで塗布した水性塗料の水分を蒸発させるときはオ
ン状態とし、該前段の塗装ブースで塗布した油性塗料の
溶剤を蒸発させるときはオフ状態として、該フラッシュ
オフ室をセッティングゾーンに兼用し、同一の塗装ライ
ンで水性塗料と油性塗料を塗装し得るようにすることが
考えられる。
しかし、熱源を遠赤外線ランプで構成した場合、該ラ
ンプは外周のセラミックス等を加熱して遠赤外線を放射
する構造なため、これを上記の如くオンオフ作動する
と、遠赤外線の放射が開始するまでや放射が停止するま
での待ち時間が必要となり、フラッシュオフ工程やセッ
ティング工程に時間が長くかかるようになって、生産性
が低下する。
ンプは外周のセラミックス等を加熱して遠赤外線を放射
する構造なため、これを上記の如くオンオフ作動する
と、遠赤外線の放射が開始するまでや放射が停止するま
での待ち時間が必要となり、フラッシュオフ工程やセッ
ティング工程に時間が長くかかるようになって、生産性
が低下する。
本発明の目的は、上記要望を充足し且つ生産性を向上
できるようにした塗装方法及び塗装装置を提供すること
にある。
できるようにした塗装方法及び塗装装置を提供すること
にある。
(課題を解決するための手段) 上記発明を達成すべく、本発明では、前段の塗装ブー
スと、該塗装ブースで塗布した塗膜の上に塗料を塗り重
ねる後段の塗装ブースとの間に、輻射加熱する熱源を備
えるフラッシュオフ室を配置して成る塗装装置を用い、
前段の塗装ブースで塗布する塗料を水性塗料と油性塗料
とに切換自在として塗装を行う方法において、前記熱源
として遠赤外線ランプを用い、該熱源をオン状態に保持
し、前段の塗装ブースで油性塗料を塗布したときは、フ
ラッシュオフ室において該熱源の前面を遮蔽板により覆
った状態で油性塗膜の溶剤を蒸発させるセッティング工
程を実行し、前段の塗装ブースで水性塗料を塗布したと
きは、フラッシュオフ室において該熱源の前面を開放し
た状態で水性塗膜の水分を蒸発させるフラッシュオフ工
程を実行するようにしている。
スと、該塗装ブースで塗布した塗膜の上に塗料を塗り重
ねる後段の塗装ブースとの間に、輻射加熱する熱源を備
えるフラッシュオフ室を配置して成る塗装装置を用い、
前段の塗装ブースで塗布する塗料を水性塗料と油性塗料
とに切換自在として塗装を行う方法において、前記熱源
として遠赤外線ランプを用い、該熱源をオン状態に保持
し、前段の塗装ブースで油性塗料を塗布したときは、フ
ラッシュオフ室において該熱源の前面を遮蔽板により覆
った状態で油性塗膜の溶剤を蒸発させるセッティング工
程を実行し、前段の塗装ブースで水性塗料を塗布したと
きは、フラッシュオフ室において該熱源の前面を開放し
た状態で水性塗膜の水分を蒸発させるフラッシュオフ工
程を実行するようにしている。
また本発明装置は、前段の塗装ブースと、該塗装ブー
スで塗布した塗膜の上に塗料を塗り重ねる後段の塗装ブ
ースとの間に、輻射加熱する熱源を備えるフラッシュオ
フ室を配置して成る塗装装置において、該熱源を遠赤外
線ランプで構成すると共に、該熱源のリフレクタを該熱
源の前側に位置する遮蔽状態と該熱源の背側に位置する
照射状態とに反転自在としている。
スで塗布した塗膜の上に塗料を塗り重ねる後段の塗装ブ
ースとの間に、輻射加熱する熱源を備えるフラッシュオ
フ室を配置して成る塗装装置において、該熱源を遠赤外
線ランプで構成すると共に、該熱源のリフレクタを該熱
源の前側に位置する遮蔽状態と該熱源の背側に位置する
照射状態とに反転自在としている。
(作 用) 前段の塗装ブースで水性塗料を塗布したときは遮蔽板
を熱源の前面が開放される状態に切換えて水性塗料の水
分を蒸発させ、また油性塗料を塗布したときは遮蔽板を
熱源の前面が覆われる状態に切換えて油性塗料の溶剤を
蒸発させる。
を熱源の前面が開放される状態に切換えて水性塗料の水
分を蒸発させ、また油性塗料を塗布したときは遮蔽板を
熱源の前面が覆われる状態に切換えて油性塗料の溶剤を
蒸発させる。
従って、熱源をオン状態にしたまま遮蔽板を熱願の前
面に覆う状態とその前面が開放される状態とに切換え
て、水分を蒸発させるフラッシュオフ工程と溶剤を蒸発
させるセッティング工程とを行なうため、遠赤外線の放
射が開始するまでや放射が停止するまでの増ち時間が不
要になり、フラッシュオフ工程やセッティング工程にか
かる時間を短縮できる。
面に覆う状態とその前面が開放される状態とに切換え
て、水分を蒸発させるフラッシュオフ工程と溶剤を蒸発
させるセッティング工程とを行なうため、遠赤外線の放
射が開始するまでや放射が停止するまでの増ち時間が不
要になり、フラッシュオフ工程やセッティング工程にか
かる時間を短縮できる。
また、熱源を遠赤外線ランプで構成することで、遠赤
外線が塗膜の内部まで入射するため塗膜を効率良く加熱
でき、フラッシュオフ工程の時間を短縮できる。
外線が塗膜の内部まで入射するため塗膜を効率良く加熱
でき、フラッシュオフ工程の時間を短縮できる。
また、熱源のリフレクタを該熱源の前面に位置する遮
蔽状態と該熱源の背側に位置する照射状態とに反転自在
とすることで、リフレクタを遮蔽板に兼用できるため部
品点数を削除できる。
蔽状態と該熱源の背側に位置する照射状態とに反転自在
とすることで、リフレクタを遮蔽板に兼用できるため部
品点数を削除できる。
また、塗装ブースに水性塗料用の塗布装置と油性塗料
用の塗布装置とを夫々設け、これら塗布装置により自動
車車体に水性塗料と油性塗料を塗布するようにしても良
いが、塗装ブース内に水性塗料用と油性塗料用の2基の
塗布装置を配設するのでは、塗装ブース内が煩雑になり
しかも設備費が嵩み勝ちとなる。
用の塗布装置とを夫々設け、これら塗布装置により自動
車車体に水性塗料と油性塗料を塗布するようにしても良
いが、塗装ブース内に水性塗料用と油性塗料用の2基の
塗布装置を配設するのでは、塗装ブース内が煩雑になり
しかも設備費が嵩み勝ちとなる。
しかし、塗装ブースに水性塗料と油性塗料を塗布する
共通の塗布装置を設けることでかかる不具合を解消でき
る。
共通の塗布装置を設けることでかかる不具合を解消でき
る。
(実施例) 第1図乃至第3図を参照して、(1)は前段の塗装ブ
ース、(2)は該塗装ブース(1)で塗布した塗膜と上
に塗料を塗り重ねる後段の塗装ブースを示し、該両塗装
ブース(1)(2)の間に輻射加熱する熱源たる遠赤外
線ランプ(3)を備えるフラッシュオフ室(4)と、該
前段の塗装ブース(1)と該フラッシュオフ室(4)と
の間及び該フラッシュオフ室(4)と該後段の塗装ブー
ス(2)との間に夫々エアカーテンゾーン(5)(5)
を配設すると共に、該フラッシュオフ室(4)に遮蔽板
(6)を設けた。
ース、(2)は該塗装ブース(1)で塗布した塗膜と上
に塗料を塗り重ねる後段の塗装ブースを示し、該両塗装
ブース(1)(2)の間に輻射加熱する熱源たる遠赤外
線ランプ(3)を備えるフラッシュオフ室(4)と、該
前段の塗装ブース(1)と該フラッシュオフ室(4)と
の間及び該フラッシュオフ室(4)と該後段の塗装ブー
ス(2)との間に夫々エアカーテンゾーン(5)(5)
を配設すると共に、該フラッシュオフ室(4)に遮蔽板
(6)を設けた。
該遠赤外線ランプ(3)はフラッシュオフ室(4)に
設けた支持枠(7)の両側面及び上面に多数取付けられ
ており、これらランプ(3)により自動車車体に遠赤外
線を上方および側方から照射し得るようにした。
設けた支持枠(7)の両側面及び上面に多数取付けられ
ており、これらランプ(3)により自動車車体に遠赤外
線を上方および側方から照射し得るようにした。
また、前記遮蔽板(6)は鏡面仕上のステンレス鋼板
製とし、これをフラッシュオフ室(4)に敷設したレー
ル(8)に沿って移動自在に設け、該フラッシュオフ室
(4)の底部にモータ(9)により駆動されるエンドレ
スチェーン(10)に設けて、該遮蔽板(6)に固定の腕
片(11)を該エンドレスチェーン(10)に連結し、かく
して該遮蔽板(6)を該モータ(9)により、該遮蔽板
(6)が前記支持枠(7)の内側部に移動して前記遠赤
外線ランプ(3)の前面を覆う状態と、該遮蔽板(6)
が該支持枠(7)の外側に移動して該ランプ(3)の前
面が開放される状態とに切換得るようにした。
製とし、これをフラッシュオフ室(4)に敷設したレー
ル(8)に沿って移動自在に設け、該フラッシュオフ室
(4)の底部にモータ(9)により駆動されるエンドレ
スチェーン(10)に設けて、該遮蔽板(6)に固定の腕
片(11)を該エンドレスチェーン(10)に連結し、かく
して該遮蔽板(6)を該モータ(9)により、該遮蔽板
(6)が前記支持枠(7)の内側部に移動して前記遠赤
外線ランプ(3)の前面を覆う状態と、該遮蔽板(6)
が該支持枠(7)の外側に移動して該ランプ(3)の前
面が開放される状態とに切換得るようにした。
図面で(6a)は遮蔽板(6)に形成した軽量化のため
の抜穴を示す。
の抜穴を示す。
また、前記各塗装ブース(1)(2)に水性塗料用の
塗布装置と油性塗料用の塗布装置とを設け、これら塗布
装置により水性塗料と油性塗料を塗布し得るようにして
も良いが、該各塗装ブース(1)(2)内に水性塗料用
の塗布装置と油性資料用の塗布装置と設けると、塗装ブ
ース(1)(2)内が煩雑になりしかも設備費が嵩んで
しまう。
塗布装置と油性塗料用の塗布装置とを設け、これら塗布
装置により水性塗料と油性塗料を塗布し得るようにして
も良いが、該各塗装ブース(1)(2)内に水性塗料用
の塗布装置と油性資料用の塗布装置と設けると、塗装ブ
ース(1)(2)内が煩雑になりしかも設備費が嵩んで
しまう。
そこで、実施例では、該各塗装ブース(1)(2)
に、水性塗装用と油性塗料用の共通の塗布装置(12)を
設け、設備費の低減を図れるようにした。
に、水性塗装用と油性塗料用の共通の塗布装置(12)を
設け、設備費の低減を図れるようにした。
該塗布装置(12)は第4図に示す如く、塗装ロボット
に取付けられる塗布ヘッド(13)に連通路(14)を介し
て第1マニホルド(15)を接続して成り、該第1マニホ
ルド(15)に供給配管(16)を介して第2マニホルド
(17)を接続し、該第2マニホルド(17)の複数本の水
性塗料導入管(18)と油性塗料導入管(19)とから水性
塗料と油性塗料とを選択的に導入して、共通の塗布ヘッ
ド(13)により水性塗料と油性塗料を用いて色換塗装を
行ない得るようにした。
に取付けられる塗布ヘッド(13)に連通路(14)を介し
て第1マニホルド(15)を接続して成り、該第1マニホ
ルド(15)に供給配管(16)を介して第2マニホルド
(17)を接続し、該第2マニホルド(17)の複数本の水
性塗料導入管(18)と油性塗料導入管(19)とから水性
塗料と油性塗料とを選択的に導入して、共通の塗布ヘッ
ド(13)により水性塗料と油性塗料を用いて色換塗装を
行ない得るようにした。
さらに詳述するに、前記第1マニホルド(15)には、
供給配管(16)を連通路(14)に連なる該マニホルド
(15)内の通路(15a)と外部に連なるドレン通路(2
0)とに切換自在に接続する切換弁(21)が取付けれて
おり、さらに該通路(15a)に第1洗浄弁(22)を介し
てエア配管(23)と水配管(24)との親水性溶剤配管
(25)と溶剤配管(26)とから成る洗浄配管を接続し
た。
供給配管(16)を連通路(14)に連なる該マニホルド
(15)内の通路(15a)と外部に連なるドレン通路(2
0)とに切換自在に接続する切換弁(21)が取付けれて
おり、さらに該通路(15a)に第1洗浄弁(22)を介し
てエア配管(23)と水配管(24)との親水性溶剤配管
(25)と溶剤配管(26)とから成る洗浄配管を接続し
た。
該第1洗浄弁(22)は該第1マニホルド(15)の取付
けたエア弁(22a)と、溶剤弁(22b)及び開閉弁(22
c)、並びに洗浄配管(22d)を介して該開閉弁(22c)
に接続される洗浄弁マニホルド(22e)に取付けた水弁
(22f)と親水性溶剤弁(22g)とで構成され、塗装作業
時には該第1洗浄弁(22)を閉止し、前記切換弁(21)
を通路(15a)側に切換え、塗料を該通路(15a)を介し
て連通路(14)を導き、また洗浄作業時には該切換弁
(21)をドレン通路(20)側に切換え前記供給配管(1
6)に後述する如く導入する洗浄液を該ドレン通路(2
0)に導くと共に、該エア弁(22a)に開放して通路(15
a)及び連通路(14)内の塗料を塗布ヘッド(13)側に
押出し、さらに該第1洗浄弁(22)の各弁(22b)(22
f)(22g)を順次開放して、油性塗料のときは溶剤、親
水性溶剤、水の順と、水性塗料のときは水、親水性溶
剤、溶剤の順とに洗浄液を通路(15a)を介して連通路
(14)に導いて洗浄を行なうようにした。
けたエア弁(22a)と、溶剤弁(22b)及び開閉弁(22
c)、並びに洗浄配管(22d)を介して該開閉弁(22c)
に接続される洗浄弁マニホルド(22e)に取付けた水弁
(22f)と親水性溶剤弁(22g)とで構成され、塗装作業
時には該第1洗浄弁(22)を閉止し、前記切換弁(21)
を通路(15a)側に切換え、塗料を該通路(15a)を介し
て連通路(14)を導き、また洗浄作業時には該切換弁
(21)をドレン通路(20)側に切換え前記供給配管(1
6)に後述する如く導入する洗浄液を該ドレン通路(2
0)に導くと共に、該エア弁(22a)に開放して通路(15
a)及び連通路(14)内の塗料を塗布ヘッド(13)側に
押出し、さらに該第1洗浄弁(22)の各弁(22b)(22
f)(22g)を順次開放して、油性塗料のときは溶剤、親
水性溶剤、水の順と、水性塗料のときは水、親水性溶
剤、溶剤の順とに洗浄液を通路(15a)を介して連通路
(14)に導いて洗浄を行なうようにした。
前記第2マニホルド(17)には、各塗料導入管(18)
(19)を夫々供給通路(16)に連なる該第2マニホルド
(17)内の通路(17a)とリターン管(18a)(19a)と
に切換自在に接続する選択弁(27)が取付けられてお
り、さらに該通路(17a)に第2洗浄弁(28)を介して
前記と同様の洗浄管を接続した。
(19)を夫々供給通路(16)に連なる該第2マニホルド
(17)内の通路(17a)とリターン管(18a)(19a)と
に切換自在に接続する選択弁(27)が取付けられてお
り、さらに該通路(17a)に第2洗浄弁(28)を介して
前記と同様の洗浄管を接続した。
該第2洗浄弁(28)は該第2マニホルド(17)に取付
けたエア弁(28a)、溶剤弁(28b)及び開閉弁(28
c)、並びに洗浄液管(28d)を介して該開閉弁(28c)
に接続される洗浄弁マニホルド(28e)に取付けた水弁
(28f)と親水性溶剤弁(28g)とで構成され、塗装時に
は水性又は油性塗料のうち所定色に対応する1つの選択
弁(27)を通路(17a)側に切換え、塗料を該通路(17
a)を介して前記供給(16)に導くようにし、洗浄時に
は該選択弁(27)をリターン管(18a)(19a)側に切換
えて塗料を供給源に戻すと共に、第2洗浄弁(28)の各
弁(28a)(28b)(28f)(28g)の前記第1マニホルド
(15)の通路(15a)及び連通路(14)の洗浄と同様の
順序で順次開放して、供給通路(16)にエアと洗浄液を
供給してこれの洗浄を行なうようにした。
けたエア弁(28a)、溶剤弁(28b)及び開閉弁(28
c)、並びに洗浄液管(28d)を介して該開閉弁(28c)
に接続される洗浄弁マニホルド(28e)に取付けた水弁
(28f)と親水性溶剤弁(28g)とで構成され、塗装時に
は水性又は油性塗料のうち所定色に対応する1つの選択
弁(27)を通路(17a)側に切換え、塗料を該通路(17
a)を介して前記供給(16)に導くようにし、洗浄時に
は該選択弁(27)をリターン管(18a)(19a)側に切換
えて塗料を供給源に戻すと共に、第2洗浄弁(28)の各
弁(28a)(28b)(28f)(28g)の前記第1マニホルド
(15)の通路(15a)及び連通路(14)の洗浄と同様の
順序で順次開放して、供給通路(16)にエアと洗浄液を
供給してこれの洗浄を行なうようにした。
かくて、前段の塗装ブース(1)で前記塗布装置(1
2)により水性塗料を塗布したときは、遮蔽板(6)を
遠赤外線ランプ(3)の前面が開放される状態に切換
え、フラッシュオフ室(4)で遠赤外線加熱を行なって
塗膜の水弁を蒸発させ、次いで後段の塗装ブース(2)
において水性又は油性塗料を塗り重ねるようにし、また
前段の塗装ブース(1)で該塗布装置(12)により油性
塗料を塗布したときは、遮蔽板(6)を遠赤外線ランプ
(3)の前面が覆われる状態に切換え、フラッシュオフ
室(4)において常温で放置するセッティング工程を行
なって塗膜の溶剤を蒸発させ、次いで後段の塗装ブース
(2)で水性又は油性塗料を塗り重ねるようにした。
2)により水性塗料を塗布したときは、遮蔽板(6)を
遠赤外線ランプ(3)の前面が開放される状態に切換
え、フラッシュオフ室(4)で遠赤外線加熱を行なって
塗膜の水弁を蒸発させ、次いで後段の塗装ブース(2)
において水性又は油性塗料を塗り重ねるようにし、また
前段の塗装ブース(1)で該塗布装置(12)により油性
塗料を塗布したときは、遮蔽板(6)を遠赤外線ランプ
(3)の前面が覆われる状態に切換え、フラッシュオフ
室(4)において常温で放置するセッティング工程を行
なって塗膜の溶剤を蒸発させ、次いで後段の塗装ブース
(2)で水性又は油性塗料を塗り重ねるようにした。
上記実施例ではフラッシュオフ室(4)に遮蔽板
(6)を設けたが、各遠赤外線ランプ(3)のリフレク
タ(29)を遮蔽板に兼用するように構成することも可能
である。
(6)を設けたが、各遠赤外線ランプ(3)のリフレク
タ(29)を遮蔽板に兼用するように構成することも可能
である。
即ち、該各リフレクタ(29)は第5図乃至第7図に明
示する如く、端部において遠赤外線ランプ(3)の外周
に軸着されており、該各遠赤外線ランプ(3)を取付け
る支持枠(7)にエアシリンダ(30)を取付けると共
に、該各リフレクタ(29)に突設したピン(31)に操作
ロッド(32)を長穴係合させて、該ロッド(32)を該シ
リンダ(30)のピストンロッドに連結し、かくして該シ
リンダ(30)の作動により各リフレクタ(29)を遠赤外
線ランプ(3)の前面に位置する遮蔽状態(第7図で仮
想線示の状態)と、遠赤外線ランプ(3)の背側に位置
する照射状態(第7図で実線示の状態)とに反転し得る
ようにした。
示する如く、端部において遠赤外線ランプ(3)の外周
に軸着されており、該各遠赤外線ランプ(3)を取付け
る支持枠(7)にエアシリンダ(30)を取付けると共
に、該各リフレクタ(29)に突設したピン(31)に操作
ロッド(32)を長穴係合させて、該ロッド(32)を該シ
リンダ(30)のピストンロッドに連結し、かくして該シ
リンダ(30)の作動により各リフレクタ(29)を遠赤外
線ランプ(3)の前面に位置する遮蔽状態(第7図で仮
想線示の状態)と、遠赤外線ランプ(3)の背側に位置
する照射状態(第7図で実線示の状態)とに反転し得る
ようにした。
尚、塗装作業中に万一塗装ラインの搬送コンベアが故
障して停止した際、遮蔽板(6)やリフレクタ(29)を
遠赤外線ランプ(3)の前面を覆う状態に切換えること
で、フラッシュオフ室(4)の自動車車体の加熱を防止
でき有利である。
障して停止した際、遮蔽板(6)やリフレクタ(29)を
遠赤外線ランプ(3)の前面を覆う状態に切換えること
で、フラッシュオフ室(4)の自動車車体の加熱を防止
でき有利である。
(発明の効果) 以上の如く、請求項1の発明によれば、水性塗膜の水
分の蒸発させるフラッシュオフ工程と油性塗膜の溶剤を
蒸発させるセッティング工程とを同一の塗装ラインで行
なうことができると共に、塗膜を内部まで効率良く加熱
でき、また遠赤外線の放射が開始るまでや放射が停止す
るまでの待ち時間が不要となって、フラッシュオフ工程
やセッティング工程にかかる時間を短縮でき生産性を向
上できる。
分の蒸発させるフラッシュオフ工程と油性塗膜の溶剤を
蒸発させるセッティング工程とを同一の塗装ラインで行
なうことができると共に、塗膜を内部まで効率良く加熱
でき、また遠赤外線の放射が開始るまでや放射が停止す
るまでの待ち時間が不要となって、フラッシュオフ工程
やセッティング工程にかかる時間を短縮でき生産性を向
上できる。
請求項2の発明によれば、上記した効果と同様の効果
を有すると共に、熱源のリフレクタを遮蔽板に兼用でき
部品点数を削減でき、また請求項3の発明によれば塗装
ブースの設備費を削減できると共に塗布装置の配置スペ
ース的にも有利である効果を有する。
を有すると共に、熱源のリフレクタを遮蔽板に兼用でき
部品点数を削減でき、また請求項3の発明によれば塗装
ブースの設備費を削減できると共に塗布装置の配置スペ
ース的にも有利である効果を有する。
第1図は本発明方法の実施に用いる塗装装置の一例を示
す側面線図、第2図はその要部の截断正面図、第3図は
その要部の斜視図、第4図は塗布装置の説明線図、第5
図は他の実施例を示す要部の截断正面図、第6図は第5
図のVI−VI線截断面図、第7図はその作動状態を示す要
部の正面図である。 (1)(2)……塗装ブース (3)……遠赤外線ランプ(熱源) (4)……フラッシュオフ室 (6)……遮蔽板 (12)……塗布装置 (29)……リフレクタ
す側面線図、第2図はその要部の截断正面図、第3図は
その要部の斜視図、第4図は塗布装置の説明線図、第5
図は他の実施例を示す要部の截断正面図、第6図は第5
図のVI−VI線截断面図、第7図はその作動状態を示す要
部の正面図である。 (1)(2)……塗装ブース (3)……遠赤外線ランプ(熱源) (4)……フラッシュオフ室 (6)……遮蔽板 (12)……塗布装置 (29)……リフレクタ
Claims (3)
- 【請求項1】前段の塗装ブースと、該塗装ブースで塗布
した塗膜の上に塗料を塗り重ねる後段の塗装ブースとの
間に、輻射加熱する熱源を備えるフラッシュオフ室を配
置して成る塗装装置を用い、前段の塗装ブースで塗布す
る塗料を水性塗料と油性塗料とに切換自在として塗装を
行う方法において、前記熱源として遠赤外線ランプを用
い、該熱源をオン状態に保持し、前段の塗装ブースで油
性塗料を塗布したときは、フラッシュオフ室において該
熱源の前面を遮蔽板により覆った状態で油性塗膜の溶剤
を蒸発させるセッティング工程を実行し、前段の塗装ブ
ースで水性塗料を塗布したときは、フラッシュオフ室に
おいて該熱源の前面を開放した状態で水性塗膜の水分を
蒸発させるフラッシュオフ工程を実行することを特徴と
する塗装方法。 - 【請求項2】前段の塗装ブースと、該塗装ブースで塗布
した塗膜の上に塗料を塗り重ねる後段の塗装ブースとの
間に、輻射加熱する熱源を備えるフラッシュオフ室を配
設して成る塗装装置において、該熱源を遠赤外線ランプ
で構成すると共に、該熱源のリフレクタを該熱源の前側
に位置する遮蔽状態と該熱源の背側に位置する照射状態
とに反転自在としたことを特徴とする塗装装置。 - 【請求項3】前記両塗装ブースの少なくとも前段の塗装
ブースには、水性塗料と油性塗料を塗布する共通の塗布
装置が設けられていることを特徴とする請求項2に記載
の塗装装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1169906A JP2670860B2 (ja) | 1989-07-03 | 1989-07-03 | 塗装方法及び塗装装置 |
CA002012161A CA2012161C (en) | 1989-06-12 | 1990-03-14 | Apparatus for painting |
US07/523,678 US5060594A (en) | 1989-06-23 | 1990-05-15 | Apparatus for painting |
GB9011180A GB2233257B (en) | 1989-06-23 | 1990-05-18 | Apparatus for applying paint |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1169906A JP2670860B2 (ja) | 1989-07-03 | 1989-07-03 | 塗装方法及び塗装装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0338275A JPH0338275A (ja) | 1991-02-19 |
JP2670860B2 true JP2670860B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=15895162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1169906A Expired - Fee Related JP2670860B2 (ja) | 1989-06-12 | 1989-07-03 | 塗装方法及び塗装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2670860B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT201700054267A1 (it) * | 2017-05-18 | 2018-11-18 | Gj Service S R L | Cabina di verniciatura ed essiccazione. |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5925095U (ja) * | 1982-08-10 | 1984-02-16 | 近藤 権士 | 電熱乾燥器 |
JPH0677706B2 (ja) * | 1986-04-25 | 1994-10-05 | トヨタ自動車株式会社 | 排気再循環式塗装ブ−ス |
-
1989
- 1989-07-03 JP JP1169906A patent/JP2670860B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0338275A (ja) | 1991-02-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |