JP2667492B2 - 複合テレビジョン信号生成回路 - Google Patents
複合テレビジョン信号生成回路Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、テレビジョン画像の動きに応じて輝度信
号と色信号、あるいはさらに付加信号を多重して複合テ
レビジョン信号を生成する複合テレビジョン信号生成回
路に関する。
号と色信号、あるいはさらに付加信号を多重して複合テ
レビジョン信号を生成する複合テレビジョン信号生成回
路に関する。
(従来の技術) 現行のカラーテレビジョン方式では、色信号で変調さ
れた色副搬送波(色度信号)に輝度信号を重畳させた複
合テレビジョン信号を用いている。例えばNTSC方式につ
いては、放送方式(日本放送協会、昭和58年1月20日発
行)の132頁〜141頁に示されている。この文献に示され
るNTSC方式によるテレビジョン信号送受信システムを第
10図に示す。
れた色副搬送波(色度信号)に輝度信号を重畳させた複
合テレビジョン信号を用いている。例えばNTSC方式につ
いては、放送方式(日本放送協会、昭和58年1月20日発
行)の132頁〜141頁に示されている。この文献に示され
るNTSC方式によるテレビジョン信号送受信システムを第
10図に示す。
第10図において、10は送信側のNTSCエンコーダで、こ
のエンコーダ10に供給されたカメラ、VTR等の信号源
(図示せず)からのR(赤),G(緑),B(青)の各映像
信号はマトリックス回路11で輝度信号Y及び色信号I,Q
に変換される。このうち、Y信号は加算回路(Σ)12に
直接供給される。また、I,Q信号はローパスフィルタ(L
PF)13,14でそれぞれ帯域制限された後、それぞれ乗算
器15,16でキャリア発生回路17からのキャリア信号(周
波数はfsc)により直交変調されて色度信号となる。各
色度信号は加算回路12に供給され、ここでY信号と加算
されて複合テレビジョン信号となる。
のエンコーダ10に供給されたカメラ、VTR等の信号源
(図示せず)からのR(赤),G(緑),B(青)の各映像
信号はマトリックス回路11で輝度信号Y及び色信号I,Q
に変換される。このうち、Y信号は加算回路(Σ)12に
直接供給される。また、I,Q信号はローパスフィルタ(L
PF)13,14でそれぞれ帯域制限された後、それぞれ乗算
器15,16でキャリア発生回路17からのキャリア信号(周
波数はfsc)により直交変調されて色度信号となる。各
色度信号は加算回路12に供給され、ここでY信号と加算
されて複合テレビジョン信号となる。
一方、18は受信側のNTSCデコーダであり、このデコー
ダ18に供給されたエンコーダ10からの複合テレビジョン
信号は、Y/C分離回路19によってY信号とC信号(I信
号とQ信号が直交変調された色信号)とに分離される。
分離されたY信号は、逆マトリックス回路20に直接供給
され、C信号は乗算器21,22及びキャリア発生回路23に
よってI,Q信号に復調され、それぞれローパスフィルタ2
4,25で帯域制限された後、逆マトリックス回路20に供給
される。この逆マトリックス回路20はY,I,Q信号を元の
映像信号R,C,Bに変換し、例えばモニタ(図示せず)に
出力するようになっている。
ダ18に供給されたエンコーダ10からの複合テレビジョン
信号は、Y/C分離回路19によってY信号とC信号(I信
号とQ信号が直交変調された色信号)とに分離される。
分離されたY信号は、逆マトリックス回路20に直接供給
され、C信号は乗算器21,22及びキャリア発生回路23に
よってI,Q信号に復調され、それぞれローパスフィルタ2
4,25で帯域制限された後、逆マトリックス回路20に供給
される。この逆マトリックス回路20はY,I,Q信号を元の
映像信号R,C,Bに変換し、例えばモニタ(図示せず)に
出力するようになっている。
以上のように、従来のNTSC方式によるカラーテレビジ
ョン信号は、送信側で輝度信号と色信号を多重している
ため、受信側で輝度・色(以下Y/Cと称する)分離処理
が必要である。ところが、この処理を単純に行なうと、
分離の不完全さに基づくクロスカラー、ドットクロール
等の画質劣化が生じる。最近ではY/C分離処理用に分離
性能のよい櫛型フィルタを用いる傾向にあるが、それで
も斜め方向の解像度は充分ではない。
ョン信号は、送信側で輝度信号と色信号を多重している
ため、受信側で輝度・色(以下Y/Cと称する)分離処理
が必要である。ところが、この処理を単純に行なうと、
分離の不完全さに基づくクロスカラー、ドットクロール
等の画質劣化が生じる。最近ではY/C分離処理用に分離
性能のよい櫛型フィルタを用いる傾向にあるが、それで
も斜め方向の解像度は充分ではない。
このような問題を改善するために、近年、絵柄の移動
情報を検出して、フィルタ特性のパラメータを変化させ
るY/C分離回路が開発されている。この回路の構成は、
例えばSMPTEジャーナル(1984年5月発行)の470頁乃至
476頁に記載されているように、高画質用テレビジョン
信号処理用として、静止画像に対してフレーム間の演算
によって動き検出信号を生成し、この動き検出信号に対
応させてY/C分離を行なうようにしたものである。第11
図に文献によるY/C分離回路の構成を示す。
情報を検出して、フィルタ特性のパラメータを変化させ
るY/C分離回路が開発されている。この回路の構成は、
例えばSMPTEジャーナル(1984年5月発行)の470頁乃至
476頁に記載されているように、高画質用テレビジョン
信号処理用として、静止画像に対してフレーム間の演算
によって動き検出信号を生成し、この動き検出信号に対
応させてY/C分離を行なうようにしたものである。第11
図に文献によるY/C分離回路の構成を示す。
第11図において、入力端子26に供給された複合テレビ
ジョン信号は減算器27、ライン間演算器28、フレーム間
演算器29、動き検出器30に供給される。ライン間演算器
28、フレーム間演算器29はそれぞれ入力した複合テレビ
ジョン信号からライン間、フレーム間の差成分を順次演
算するもので、各演算器28,29の出力はそれぞれ利得制
御回路31,32を介して加算器32aに供給されて合成され
る。ここで得られた合成出力は水平帯域フィルタ33を介
して色信号Cとして出力端子34からに導出されるととも
に上記減算器27に供給される。つまり、この減算器27は
複合テレビジョン信号から色信号Cを減算して輝度信号
Yを抽出するもので、この輝度信号Yは出力端子35から
導出される。一方、動き検出器30は、入力した複合テレ
ビジョン信号の中から画像の動きに対応する動き量を検
出し、その動き量に応じた制御信号を発生して利得制御
回路31,32の利得を制御するものである。
ジョン信号は減算器27、ライン間演算器28、フレーム間
演算器29、動き検出器30に供給される。ライン間演算器
28、フレーム間演算器29はそれぞれ入力した複合テレビ
ジョン信号からライン間、フレーム間の差成分を順次演
算するもので、各演算器28,29の出力はそれぞれ利得制
御回路31,32を介して加算器32aに供給されて合成され
る。ここで得られた合成出力は水平帯域フィルタ33を介
して色信号Cとして出力端子34からに導出されるととも
に上記減算器27に供給される。つまり、この減算器27は
複合テレビジョン信号から色信号Cを減算して輝度信号
Yを抽出するもので、この輝度信号Yは出力端子35から
導出される。一方、動き検出器30は、入力した複合テレ
ビジョン信号の中から画像の動きに対応する動き量を検
出し、その動き量に応じた制御信号を発生して利得制御
回路31,32の利得を制御するものである。
つまり、複合テレビジョン信号がフレーム間で静止し
ている場合、その信号は第12図(a)に示すように、輝
度信号成分y1及び色度信号成分c1の各周波数成分が垂直
方向に広がり、時間方向に広がっていないので、フレー
ム間の演算で色度信号c1を分離することができる。逆に
複合テレビジョン信号がフレーム間で動いている場合、
その信号は第12図(b)に示すように、輝度信号成分y1
及び色度信号成分c1の各周波数成分が垂直方向には広が
らないで、時間方向に広がっているので、ライン間の演
算で色度信号c1を分離することができる。そこで、上記
Y/C分離回路では、静止画の場合は利得制御回路32の利
得を上げて利得制御回路31の利得を下げるようにし、動
画の場合は静止画の場合と逆の制御を行なうようにして
いる。
ている場合、その信号は第12図(a)に示すように、輝
度信号成分y1及び色度信号成分c1の各周波数成分が垂直
方向に広がり、時間方向に広がっていないので、フレー
ム間の演算で色度信号c1を分離することができる。逆に
複合テレビジョン信号がフレーム間で動いている場合、
その信号は第12図(b)に示すように、輝度信号成分y1
及び色度信号成分c1の各周波数成分が垂直方向には広が
らないで、時間方向に広がっているので、ライン間の演
算で色度信号c1を分離することができる。そこで、上記
Y/C分離回路では、静止画の場合は利得制御回路32の利
得を上げて利得制御回路31の利得を下げるようにし、動
画の場合は静止画の場合と逆の制御を行なうようにして
いる。
ところで、上記構成のY/C分離回路は、画像の動きに
適応させて分離処理を行なっているので、良好なY/C分
離特性を得ることができるはずであるが、その方式は動
画時には垂直方向へのスペクトルが広がらないことを仮
定しており、実際のテレビジョン画像ではTVカメラの高
性能等によって動画時にも垂直方向へのスペクトルの広
がりが大きいので、動画時に垂直方向へのスペクトルの
広がりによるクロストークが生じるという問題がある。
適応させて分離処理を行なっているので、良好なY/C分
離特性を得ることができるはずであるが、その方式は動
画時には垂直方向へのスペクトルが広がらないことを仮
定しており、実際のテレビジョン画像ではTVカメラの高
性能等によって動画時にも垂直方向へのスペクトルの広
がりが大きいので、動画時に垂直方向へのスペクトルの
広がりによるクロストークが生じるという問題がある。
一方、近年では以上述べた従来のNTSC方式のテレビジ
ョン信号の画質をさらに向上させるEDTV(Extended Def
inition TV)方式の開発が行われている。このEDTV方式
の1つの候補として、アスペクト比を拡大するための付
加情報をテレビジョン信号の斜め高域成分に多重し、現
行受信機と両立性をとるワイドアスペクトTV方式があ
る。この方式については、例えばテレビジョン学会技術
報告(1988年8月発行、Vol.12)の55頁〜60頁に示され
ている。この文献による付加情報多重スペクトルを第13
図に示す。
ョン信号の画質をさらに向上させるEDTV(Extended Def
inition TV)方式の開発が行われている。このEDTV方式
の1つの候補として、アスペクト比を拡大するための付
加情報をテレビジョン信号の斜め高域成分に多重し、現
行受信機と両立性をとるワイドアスペクトTV方式があ
る。この方式については、例えばテレビジョン学会技術
報告(1988年8月発行、Vol.12)の55頁〜60頁に示され
ている。この文献による付加情報多重スペクトルを第13
図に示す。
すなわち、第13図(a)は主信号(輝度信号)及び多
重信号(付加信号)を多重する場合の水平方向及び垂直
方向についての各領域を示しており、同図(b)は時間
方向及び垂直方向についての各領域を示している。これ
は、輝度信号の斜め高域成分が視覚上の寄与度が低いこ
とを利用して、多重領域として活用したものである。し
かしながら、このように斜め広域の領域に付加信号を多
重したテレビジョン信号をNTSC方式の複合テレビジョン
信号にエンコードすれば、上述のようにY/C分離時に発
生するY信号、C信号のクロストーク以外に多重信号の
クロストークをも生じるので、原理的に好ましくない。
重信号(付加信号)を多重する場合の水平方向及び垂直
方向についての各領域を示しており、同図(b)は時間
方向及び垂直方向についての各領域を示している。これ
は、輝度信号の斜め高域成分が視覚上の寄与度が低いこ
とを利用して、多重領域として活用したものである。し
かしながら、このように斜め広域の領域に付加信号を多
重したテレビジョン信号をNTSC方式の複合テレビジョン
信号にエンコードすれば、上述のようにY/C分離時に発
生するY信号、C信号のクロストーク以外に多重信号の
クロストークをも生じるので、原理的に好ましくない。
(発明が解決しようとする課題) 以上述べたように従来の動き適応型Y/C分離回路で
は、NTSC方式のテレビジョン信号をY信号及びC信号に
分離する際、動画時にY信号とC信号のクロストークを
生じてしまう。また、付加情報を輝度信号の斜め高域に
多重した場合には、さらに多重信号のストロークを生じ
てしまう。
は、NTSC方式のテレビジョン信号をY信号及びC信号に
分離する際、動画時にY信号とC信号のクロストークを
生じてしまう。また、付加情報を輝度信号の斜め高域に
多重した場合には、さらに多重信号のストロークを生じ
てしまう。
この発明は上記の課題を解決するためになされたもの
で、画質劣化を生じることなく、動画時においても正確
に動きに適応したY/C分離が可能であり、また斜め高域
に付加信号を多重した場合でも、分離時にクロストーク
が生じないようにすることのできる複合テレビジョン信
号生成回路を提供することを目的とする。
で、画質劣化を生じることなく、動画時においても正確
に動きに適応したY/C分離が可能であり、また斜め高域
に付加信号を多重した場合でも、分離時にクロストーク
が生じないようにすることのできる複合テレビジョン信
号生成回路を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためにこの発明に係る複合テレビ
ジョン信号生成回路は、 (1)輝度信号と色信号とを多重して複合テレビジョン
信号を生成するものにおいて、前記輝度信号及び色信号
の各動き量を検出する動き検出手段と、この手段で得ら
れた輝度信号及び色信号の各動き量のうち大きい方を選
択出力する選択手段と、前記輝度信号から色信号との水
平方向の境界周波数以上の成分を取出し、該成分から色
信号との垂直方向の境界周波数以下の成分を取出し、両
成分を前記選択手段により得られた動き量に応じて決定
される加重比で混合し、この混合出力に前記色信号との
水平方向の境界周波数以下の成分を加えて、動きに応じ
て輝度信号を帯域制限する第1の帯域制限手段と、前記
色信号から色副搬送波周波数と前記水平方向の境界周波
数との差以下の成分を取出し、該成分から色副搬送波周
波数と前記垂直方向の境界周波数との差以下の成分を取
出し、この成分と現色信号とを前記選択手段により得ら
れた動き量に応じて決定される加重比で混合した後に色
副搬送波で直交変調して、動きに応じて色信号を帯域制
限する第2の帯域制限手段と、前記第1及び第2の帯域
制限手段から出力される輝度信号及び色信号を周波数多
重して複合テレビジョン信号を生成する多重手段とを具
備することを第1の特徴とする。
ジョン信号生成回路は、 (1)輝度信号と色信号とを多重して複合テレビジョン
信号を生成するものにおいて、前記輝度信号及び色信号
の各動き量を検出する動き検出手段と、この手段で得ら
れた輝度信号及び色信号の各動き量のうち大きい方を選
択出力する選択手段と、前記輝度信号から色信号との水
平方向の境界周波数以上の成分を取出し、該成分から色
信号との垂直方向の境界周波数以下の成分を取出し、両
成分を前記選択手段により得られた動き量に応じて決定
される加重比で混合し、この混合出力に前記色信号との
水平方向の境界周波数以下の成分を加えて、動きに応じ
て輝度信号を帯域制限する第1の帯域制限手段と、前記
色信号から色副搬送波周波数と前記水平方向の境界周波
数との差以下の成分を取出し、該成分から色副搬送波周
波数と前記垂直方向の境界周波数との差以下の成分を取
出し、この成分と現色信号とを前記選択手段により得ら
れた動き量に応じて決定される加重比で混合した後に色
副搬送波で直交変調して、動きに応じて色信号を帯域制
限する第2の帯域制限手段と、前記第1及び第2の帯域
制限手段から出力される輝度信号及び色信号を周波数多
重して複合テレビジョン信号を生成する多重手段とを具
備することを第1の特徴とする。
(2)輝度信号、色信号及び付加信号を多重して複合テ
レビジョン信号を生成するものにおいて、前記輝度信号
から付加信号との水平方向の境界周波数以上の成分を取
出し、該成分から付加信号との垂直方向及び時間方向の
境界周波数以下の成分を取出し、この成分と前記付加信
号との水平方向の境界周波数以下の成分とを加えて輝度
信号を帯域制限する第3の帯域制限手段と、この手段で
得られた輝度信号の帯域制限された周波数領域に付加信
号を周波数多重する第1の多重手段と、この手段で得ら
れた輝度信号及び色信号の各動き量を検出する動き検出
手段と、この手段で得られた輝度信号及び色信号の各動
き量のうち大きい方を選択出力する選択手段と、前記第
1の多重手段で得られた輝度信号から色信号との水平方
向の境界周波数以上の成分を取出し、該成分から色信号
との垂直方向の境界周波数以下の成分を取出し、両成分
を前記選択手段により得られた動き量に応じて決定され
る加重比で混合し、この混合出力に前記色信号との水平
方向の境界周波数以下の成分を加えて、動きに応じて輝
度信号を帯域制限する第1の帯域制限手段と、前記色信
号から色副搬送波周波数と前記水平方向の境界周波数と
の差以下の成分を取出し、該成分から色副搬送波周波数
と前記垂直方向の境界周波数との差以下の成分を取出
し、両成分を前記選択手段により得られた動き量じ応じ
て決定される加重比で混合した後に色副搬送波で直交変
調して、動きに応じて色信号を帯域制限する第2の帯域
制限手段と、前記第1及び第2の帯域制限手段から出力
される輝度信号及び色信号を周波数多重して複合テレビ
ジョン信号を生成する第2の多重手段とを具備すること
を第2の特徴とする。
レビジョン信号を生成するものにおいて、前記輝度信号
から付加信号との水平方向の境界周波数以上の成分を取
出し、該成分から付加信号との垂直方向及び時間方向の
境界周波数以下の成分を取出し、この成分と前記付加信
号との水平方向の境界周波数以下の成分とを加えて輝度
信号を帯域制限する第3の帯域制限手段と、この手段で
得られた輝度信号の帯域制限された周波数領域に付加信
号を周波数多重する第1の多重手段と、この手段で得ら
れた輝度信号及び色信号の各動き量を検出する動き検出
手段と、この手段で得られた輝度信号及び色信号の各動
き量のうち大きい方を選択出力する選択手段と、前記第
1の多重手段で得られた輝度信号から色信号との水平方
向の境界周波数以上の成分を取出し、該成分から色信号
との垂直方向の境界周波数以下の成分を取出し、両成分
を前記選択手段により得られた動き量に応じて決定され
る加重比で混合し、この混合出力に前記色信号との水平
方向の境界周波数以下の成分を加えて、動きに応じて輝
度信号を帯域制限する第1の帯域制限手段と、前記色信
号から色副搬送波周波数と前記水平方向の境界周波数と
の差以下の成分を取出し、該成分から色副搬送波周波数
と前記垂直方向の境界周波数との差以下の成分を取出
し、両成分を前記選択手段により得られた動き量じ応じ
て決定される加重比で混合した後に色副搬送波で直交変
調して、動きに応じて色信号を帯域制限する第2の帯域
制限手段と、前記第1及び第2の帯域制限手段から出力
される輝度信号及び色信号を周波数多重して複合テレビ
ジョン信号を生成する第2の多重手段とを具備すること
を第2の特徴とする。
(作用) 上記構成による複合テレビジョン信号生成回路では、 (1)の場合、輝度信号及び色信号の各動き量を検出し
て大きい方を選択出力し、一方で輝度信号のうち色信号
との水平方向の境界周波数以上の成分を、前記動き量に
応じて垂直方向の境界周波数以下に帯域制限し、他方で
色信号を前記動き量に応じて色副搬送波周波数と前記水
平方向の境界周波数との差以下、色副搬送波周波数と前
記垂直方向の境界周波数との差以下の成分に帯域制限し
た後に色副搬送波で直交変調し、該色信号を輝度信号の
帯域制限された領域に周波数多重して複合テレビジョン
信号を生成する。これによれば、動画時の複合テレビジ
ョン信号が輝度信号及び色信号とも垂直方向に広がらな
いので、特定垂直周波数でクロストークを生じることな
く分離可能となる。
て大きい方を選択出力し、一方で輝度信号のうち色信号
との水平方向の境界周波数以上の成分を、前記動き量に
応じて垂直方向の境界周波数以下に帯域制限し、他方で
色信号を前記動き量に応じて色副搬送波周波数と前記水
平方向の境界周波数との差以下、色副搬送波周波数と前
記垂直方向の境界周波数との差以下の成分に帯域制限し
た後に色副搬送波で直交変調し、該色信号を輝度信号の
帯域制限された領域に周波数多重して複合テレビジョン
信号を生成する。これによれば、動画時の複合テレビジ
ョン信号が輝度信号及び色信号とも垂直方向に広がらな
いので、特定垂直周波数でクロストークを生じることな
く分離可能となる。
(2)の場合、輝度信号のうち付加信号との水平方向の
境界周波数以上、垂直方向及び時間方向の境界周波数以
下の成分を帯域制限し、その帯域制限された領域に付加
信号を周波数多重し、この付加信号の多重された輝度信
号及び色信号の各動き量を検出して大きい方を選択出力
し、一方で輝度信号のうち色信号との水平方向の境界周
波数以上の成分を、前記動き量に応じて垂直方向の境界
周波数以下に帯域制限し、他方で色信号を前記動き量に
応じて色副搬送波周波数と前記水平方向の境界周波数と
の差以下、色副搬送波周波数と前記垂直方向の境界周波
数との差以下の成分に帯域制限した後に色副搬送波で直
交変調し、該色信号を輝度信号の帯域制限された領域に
周波数多重して複合テレビジョン信号を生成する。これ
によれば、動画時の複合テレビジョン信号が付加信号、
輝度信号及び色信号とも垂直方向に広がらないので、特
定垂直周波数でクロストークを生じることなく分離可能
となる。
境界周波数以上、垂直方向及び時間方向の境界周波数以
下の成分を帯域制限し、その帯域制限された領域に付加
信号を周波数多重し、この付加信号の多重された輝度信
号及び色信号の各動き量を検出して大きい方を選択出力
し、一方で輝度信号のうち色信号との水平方向の境界周
波数以上の成分を、前記動き量に応じて垂直方向の境界
周波数以下に帯域制限し、他方で色信号を前記動き量に
応じて色副搬送波周波数と前記水平方向の境界周波数と
の差以下、色副搬送波周波数と前記垂直方向の境界周波
数との差以下の成分に帯域制限した後に色副搬送波で直
交変調し、該色信号を輝度信号の帯域制限された領域に
周波数多重して複合テレビジョン信号を生成する。これ
によれば、動画時の複合テレビジョン信号が付加信号、
輝度信号及び色信号とも垂直方向に広がらないので、特
定垂直周波数でクロストークを生じることなく分離可能
となる。
(1)、(2)共に輝度信号の垂直高域成分を帯域制
限するが、人間の視覚特性が動画時の解像度に対して感
度が低いので、動画時の画質劣化はほとんど無視できる
程度である。
限するが、人間の視覚特性が動画時の解像度に対して感
度が低いので、動画時の画質劣化はほとんど無視できる
程度である。
(実施例) 以下、第1図乃至第9図を参照してこの発明の実施例
を説明する。
を説明する。
第1図はこの発明をNTSCエンコーダに適用し、輝度信
号及び色信号を画像の動きに適応させて複合テレビジョ
ン信号を生成する場合の構成を示すものである。但し、
第1図において第10図の回路と同一部分には同一符号を
付して示し、ここではその説明を省略する。
号及び色信号を画像の動きに適応させて複合テレビジョ
ン信号を生成する場合の構成を示すものである。但し、
第1図において第10図の回路と同一部分には同一符号を
付して示し、ここではその説明を省略する。
まず、カメラ,VTR等の信号源から出力されるR,C,Bの
映像信号はマトリックス回路11によってY,I,Q信号に変
換される。このうちY信号はローパスフィルタ(LPF)3
6及び減算器37に供給される。ローパスフィルタ36のカ
ットオフ周波数は3.0[MHz]に選定されており、減算器
37からは3.0[MHz]以上の成分が出力される。この3.0
[MHz]以上の周波数信号は垂直方向ローパスフィルタ
(垂直LPF)38に供給される。この垂直方向ローパスフ
ィルタ38のカットオフ周波数は525/8[cph]に選定さ
れ、その出力信号は減算器37の出力と共に第1のミキサ
回路(MIX)39に供給される。
映像信号はマトリックス回路11によってY,I,Q信号に変
換される。このうちY信号はローパスフィルタ(LPF)3
6及び減算器37に供給される。ローパスフィルタ36のカ
ットオフ周波数は3.0[MHz]に選定されており、減算器
37からは3.0[MHz]以上の成分が出力される。この3.0
[MHz]以上の周波数信号は垂直方向ローパスフィルタ
(垂直LPF)38に供給される。この垂直方向ローパスフ
ィルタ38のカットオフ周波数は525/8[cph]に選定さ
れ、その出力信号は減算器37の出力と共に第1のミキサ
回路(MIX)39に供給される。
一方、マトリックス回路11から出力されるY信号は、
同時に第1の動き検出回路40にも供給される。この第1
の動き検出回路40はY信号の1フレーム間の差成分を演
算し、その演算結果から動き量を示す遠き検出信号を生
成するもので、この動き検出信号は最大値選択回路(MA
X:2入力の大きい方を出力する)41を介して第1のミキ
サ回路39(及び後述する第2のミキサ回路(MIX)46)
に供給される。このミキサ回路39は、動き検出信号から
動画と判定した場合、その動き量に応じて垂直方向ロー
パスフィルタ38の出力信号の加重を大とし、静画と判定
した場合、減算器37の出力の加重を大とするものであ
る。この第1のミキサ回路39の出力はローパスフィルタ
36の出力と共に加算器42に供給され、ここで加算合成さ
れて加算回路(Σ)12に供給される。
同時に第1の動き検出回路40にも供給される。この第1
の動き検出回路40はY信号の1フレーム間の差成分を演
算し、その演算結果から動き量を示す遠き検出信号を生
成するもので、この動き検出信号は最大値選択回路(MA
X:2入力の大きい方を出力する)41を介して第1のミキ
サ回路39(及び後述する第2のミキサ回路(MIX)46)
に供給される。このミキサ回路39は、動き検出信号から
動画と判定した場合、その動き量に応じて垂直方向ロー
パスフィルタ38の出力信号の加重を大とし、静画と判定
した場合、減算器37の出力の加重を大とするものであ
る。この第1のミキサ回路39の出力はローパスフィルタ
36の出力と共に加算器42に供給され、ここで加算合成さ
れて加算回路(Σ)12に供給される。
また、マトリックス回路11から出力されるI,Q信号
は、ローパスフィルタ13,14によって帯域制限された
後、セレクタ43によって時分割多重される。このセレク
タ43から出力されるI・Q多重信号は第2の動き検出回
路44、ローパスフィルタ(LPF)45、第2のミキサ回路4
6に供給される。第2の動き検出回路44はI,Q多重信号か
ら1フレーム間の差成分を演算し、その演算結果から動
き量を示す動き検出信号を生成するもので、この動き検
出信号は上記最大値選択回路41を介して第2のミキサ回
路46(及び前述した第1のミキサ回路39)に供給され
る。上記最大値選択回路41は、Y信号の動き検出出力と
I・Q多重信号の動き検出出力とを比較して最大値を選
択出力するもので、その出力信号は第1及び第2のミキ
サ回路39,46における混合比の制御に供される。
は、ローパスフィルタ13,14によって帯域制限された
後、セレクタ43によって時分割多重される。このセレク
タ43から出力されるI・Q多重信号は第2の動き検出回
路44、ローパスフィルタ(LPF)45、第2のミキサ回路4
6に供給される。第2の動き検出回路44はI,Q多重信号か
ら1フレーム間の差成分を演算し、その演算結果から動
き量を示す動き検出信号を生成するもので、この動き検
出信号は上記最大値選択回路41を介して第2のミキサ回
路46(及び前述した第1のミキサ回路39)に供給され
る。上記最大値選択回路41は、Y信号の動き検出出力と
I・Q多重信号の動き検出出力とを比較して最大値を選
択出力するもので、その出力信号は第1及び第2のミキ
サ回路39,46における混合比の制御に供される。
上記ローパスフィルタ45に入力されたI,Q多重信号は
低域成分のみが抽出され、さらに垂直方向ローパスフィ
ルタ(垂直LPEF)47によって帯域制限された後、第2の
ミキサ回路46に供給される。この第2のミキサ回路46
は、Y信号の場合と同様に、動画の場合はローパスフィ
ルタ45及び垂直方向ローパスフィルタ47により帯域制限
されたI,Q多重信号の加重を大とし、静画の場合はセレ
クタ43から出力される帯域制限されていないI,Q多重信
号の加重を大として両者を混合出力するものである。
尚、ローパスフィルタ45のカットオフ周波数は0.5[MH
z]に、垂直ローパスフィルタ47のカットオフ周波数は5
25/8[cph]に選定される。
低域成分のみが抽出され、さらに垂直方向ローパスフィ
ルタ(垂直LPEF)47によって帯域制限された後、第2の
ミキサ回路46に供給される。この第2のミキサ回路46
は、Y信号の場合と同様に、動画の場合はローパスフィ
ルタ45及び垂直方向ローパスフィルタ47により帯域制限
されたI,Q多重信号の加重を大とし、静画の場合はセレ
クタ43から出力される帯域制限されていないI,Q多重信
号の加重を大として両者を混合出力するものである。
尚、ローパスフィルタ45のカットオフ周波数は0.5[MH
z]に、垂直ローパスフィルタ47のカットオフ周波数は5
25/8[cph]に選定される。
上記第2のミキサ回路46から出力されるI,Q多重信号
は分離回路48によってI信号及びQ信号に分離される。
そして、それぞれ乗算器15,16でキャリア発生回路17か
らのキャリア信号(周波数はfsc)により平衡変調され
て加算回路12に供給され、ここでY信号と加算されて複
合テレビジョン信号となり、出力端子49を介してエンコ
ーダ出力として導出される。
は分離回路48によってI信号及びQ信号に分離される。
そして、それぞれ乗算器15,16でキャリア発生回路17か
らのキャリア信号(周波数はfsc)により平衡変調され
て加算回路12に供給され、ここでY信号と加算されて複
合テレビジョン信号となり、出力端子49を介してエンコ
ーダ出力として導出される。
上記構成において、以下、第2図及び第3図にそれぞ
れ動画時、静止画時のスペクトルを示して、その作用に
ついて説明する。尚、第2図及び第3図において、
(a)図は水平方向及び垂直方向の周波数領域につい
て、(b)図は(a)図の水平方向周波数aにおける時
間方向及び垂直方向の周波数領域について示している。
れ動画時、静止画時のスペクトルを示して、その作用に
ついて説明する。尚、第2図及び第3図において、
(a)図は水平方向及び垂直方向の周波数領域につい
て、(b)図は(a)図の水平方向周波数aにおける時
間方向及び垂直方向の周波数領域について示している。
まず、ローパスフィルタ36及び減算器37によって現Y
信号から3.0[MHz]以上の水平方向成分を取出して、静
止画用して第1のミキサ回路39に入力し、垂直方向ロー
パスフィルタ38によって減算器37の出力から525/8[cp
h]以下の垂直方向成分を取出して、動画用として第1
のミキサ回路39に入力する。ここで動き適応処理を行な
った後、加算器42でローパスフィルタ36からの3.0[MH
z]以下の水平周波数成分と加算し、加算回路12に入力
する。
信号から3.0[MHz]以上の水平方向成分を取出して、静
止画用して第1のミキサ回路39に入力し、垂直方向ロー
パスフィルタ38によって減算器37の出力から525/8[cp
h]以下の垂直方向成分を取出して、動画用として第1
のミキサ回路39に入力する。ここで動き適応処理を行な
った後、加算器42でローパスフィルタ36からの3.0[MH
z]以下の水平周波数成分と加算し、加算回路12に入力
する。
一方において、セレクタ43から出力されるI,Q多重信
号を静止画用として第2のミキサ回路46に入力すると共
に、ローパスフィルタ45によってI,Q多重信号から0.5
[MHz]以下の水平方向成分を取出し、さらに垂直方向
ローパスフィルタ47によって525/8[cph]以下の垂直方
向成分を取出して、動画用として第2のミキサ回路46に
入力する。ここで動き適応処理を行なった後、分離回路
48でI,Q信号に分離し、混合器15,16でキャリア信号によ
り直交変調して加算回路12に入力し、上記Y信号と加算
して複合テレビジョン信号を生成する。
号を静止画用として第2のミキサ回路46に入力すると共
に、ローパスフィルタ45によってI,Q多重信号から0.5
[MHz]以下の水平方向成分を取出し、さらに垂直方向
ローパスフィルタ47によって525/8[cph]以下の垂直方
向成分を取出して、動画用として第2のミキサ回路46に
入力する。ここで動き適応処理を行なった後、分離回路
48でI,Q信号に分離し、混合器15,16でキャリア信号によ
り直交変調して加算回路12に入力し、上記Y信号と加算
して複合テレビジョン信号を生成する。
ここで、画像が動画ならば、動き検出回路40,44でそ
れぞれ検出される動き量の大きい方の値に応じて第1及
び第2のミキサ回路39,46の混合比が変化し、動画用の
成分に加重がかかる。このため複合テレビジョン信号
は、第2図(a)に示すように、3.0[MHz]以上の輝度
信号成分が525/8[cph]以下に帯域制限され、色信号成
分がキャリア周波数fsc=3.58[MHz]に対して水平方向
に±0.5[MHz]、垂直方向に±525/8[cph]の範囲に帯
域制限されることになる。
れぞれ検出される動き量の大きい方の値に応じて第1及
び第2のミキサ回路39,46の混合比が変化し、動画用の
成分に加重がかかる。このため複合テレビジョン信号
は、第2図(a)に示すように、3.0[MHz]以上の輝度
信号成分が525/8[cph]以下に帯域制限され、色信号成
分がキャリア周波数fsc=3.58[MHz]に対して水平方向
に±0.5[MHz]、垂直方向に±525/8[cph]の範囲に帯
域制限されることになる。
このとき、複合テレビジョン信号の3.0[MHz]以上の
時間方向及び垂直方向における周波数領域を見ると、第
2図(b)に示すように時間方向に広がっているもの
の、垂直方向に広がっておらず、垂直方向周波数525/8
[cph]で完全に分離している。よって、このエンコー
ダで得られた複合テレビジョン信号を第11図に示した従
来のY/C分離回路に入力し、動き適応処理してY/C分離を
行なっても、クロストークを生じることなく輝度信号と
色信号を分離することができる。この場合、輝度信号の
斜め高域成分が減少するが、人間の視角は動きに対して
鈍いので、見掛け上、何等影響を及ぼすことはない。
時間方向及び垂直方向における周波数領域を見ると、第
2図(b)に示すように時間方向に広がっているもの
の、垂直方向に広がっておらず、垂直方向周波数525/8
[cph]で完全に分離している。よって、このエンコー
ダで得られた複合テレビジョン信号を第11図に示した従
来のY/C分離回路に入力し、動き適応処理してY/C分離を
行なっても、クロストークを生じることなく輝度信号と
色信号を分離することができる。この場合、輝度信号の
斜め高域成分が減少するが、人間の視角は動きに対して
鈍いので、見掛け上、何等影響を及ぼすことはない。
一方、静止画ならば、動き検出回路40,44でそれぞれ
検出される動き量の大きい方の値に応じて第1及び第2
のミキサ回路39,46の混合比が変化し、静止画用の成分
に加重がかかる。このため複合テレビジョン信号は、第
3図(a)に示すように、3.0[MHz]以上の輝度信号成
分が帯域制限されず、また色信号成分も帯域制限されな
い。このとき、複合テレビジョン信号の3.0[MHz]以上
の時間方向及び垂直方向における周波数領域を見ると、
第3図(b)に示すように垂直方向に広がっているもの
の、時間方向に広がっておらず、特定の時間方向周波数
で完全に分離している。よって、第11図に示した従来の
Y/C分離回路でも、クロストークを生じることなく輝度
信号と色信号を分離することができる。
検出される動き量の大きい方の値に応じて第1及び第2
のミキサ回路39,46の混合比が変化し、静止画用の成分
に加重がかかる。このため複合テレビジョン信号は、第
3図(a)に示すように、3.0[MHz]以上の輝度信号成
分が帯域制限されず、また色信号成分も帯域制限されな
い。このとき、複合テレビジョン信号の3.0[MHz]以上
の時間方向及び垂直方向における周波数領域を見ると、
第3図(b)に示すように垂直方向に広がっているもの
の、時間方向に広がっておらず、特定の時間方向周波数
で完全に分離している。よって、第11図に示した従来の
Y/C分離回路でも、クロストークを生じることなく輝度
信号と色信号を分離することができる。
したがって、上記のように構成したNTSCエンコーダ
は、動画時に輝度信号及び色信号を垂直方向へのスペク
トルが広がらないように帯域制限して複合テレビジョン
信号を生成しているので、デコーダ側で輝度信号及び色
信号に分離する際でも、輝度信号と色信号のクロストー
クを生じない。よって画質劣化を生じることなく、正確
に動きに適応したY/C分離が可能である。
は、動画時に輝度信号及び色信号を垂直方向へのスペク
トルが広がらないように帯域制限して複合テレビジョン
信号を生成しているので、デコーダ側で輝度信号及び色
信号に分離する際でも、輝度信号と色信号のクロストー
クを生じない。よって画質劣化を生じることなく、正確
に動きに適応したY/C分離が可能である。
第4図はこの発明に係る他の実施例を示すもので、こ
の回路は第1図の実施例に輝度信号の斜め高域に付加信
号を多重するように構成したものである。第4図におい
て、第1図と同一部分には同一符号を付して示し、その
説明を省略する。
の回路は第1図の実施例に輝度信号の斜め高域に付加信
号を多重するように構成したものである。第4図におい
て、第1図と同一部分には同一符号を付して示し、その
説明を省略する。
まず、マトリックス回路11から出力されるY信号は、
ローパスフルタ50及び減算器51に入力される。ローパス
フィルタ50はカットオフ周波数が2.0[MHz]に選定され
ており、入力したY信号から2.0[MHz]以下の低域成分
を取出して、減算器51及び加算器52に供給する。減算器
51に供給されたY信号は、2.0[MHz]以下の低域成分が
減算され、2.0[MHz]以上の高域成分のみとなって垂直
−時間フィルタ53に供給される。この垂直−時間フィル
タ53は入力信号の垂直方向成分を525×3/8[cph]以下
に、時間方向成分を±15[Hz]以下に制限するもので、
その出力は加算器52でローパスフィルタ50からの低域成
分と合成される。以上の処理によってY信号から斜め高
域成分が削減されるが、この領域に加算器54によって付
加信号が多重される。以下は第1図の場合と同様であ
る。
ローパスフルタ50及び減算器51に入力される。ローパス
フィルタ50はカットオフ周波数が2.0[MHz]に選定され
ており、入力したY信号から2.0[MHz]以下の低域成分
を取出して、減算器51及び加算器52に供給する。減算器
51に供給されたY信号は、2.0[MHz]以下の低域成分が
減算され、2.0[MHz]以上の高域成分のみとなって垂直
−時間フィルタ53に供給される。この垂直−時間フィル
タ53は入力信号の垂直方向成分を525×3/8[cph]以下
に、時間方向成分を±15[Hz]以下に制限するもので、
その出力は加算器52でローパスフィルタ50からの低域成
分と合成される。以上の処理によってY信号から斜め高
域成分が削減されるが、この領域に加算器54によって付
加信号が多重される。以下は第1図の場合と同様であ
る。
上記垂直−時間フィルタ53の具体的な構成を第5図に
示す。ここでは例としてタップ数7の構成で示している
が、ハードウェアの追加でタップ数を増加させることも
可能である。
示す。ここでは例としてタップ数7の構成で示している
が、ハードウェアの追加でタップ数を増加させることも
可能である。
第5図に示す垂直−時間フィルタは、入力端子55に入
力された信号から、1ライン遅延器(1H)56〜58,60〜6
2及びフィールドメモリ(259H)59により所定の画素を
取出し、第1の加重和回路63に0.−1,−2,−262,−263,
−264,−265の7ライン画素を送り、第2の加重和回路6
4に0,−1,−2,−3,−263,−264,−265の7ライン画素を
送って、それぞれ垂直方向の演算を行なう。そして、第
1の加重和回路63の出力をフィールドメモリ(263H)65
で1フィールド送らせ、第2の加重和回路64の出力と共
にセレクタ66に入力し、このセレクタ66により第1フィ
ールド,第2フィールドの順に出力端子67から出力する
ようにしたものである。
力された信号から、1ライン遅延器(1H)56〜58,60〜6
2及びフィールドメモリ(259H)59により所定の画素を
取出し、第1の加重和回路63に0.−1,−2,−262,−263,
−264,−265の7ライン画素を送り、第2の加重和回路6
4に0,−1,−2,−3,−263,−264,−265の7ライン画素を
送って、それぞれ垂直方向の演算を行なう。そして、第
1の加重和回路63の出力をフィールドメモリ(263H)65
で1フィールド送らせ、第2の加重和回路64の出力と共
にセレクタ66に入力し、このセレクタ66により第1フィ
ールド,第2フィールドの順に出力端子67から出力する
ようにしたものである。
すなわち、第1の加重和回路63では、第6図(a)に
示すように、第1フィールドの−262〜−265のライン画
素と第2フィールドの0〜−2のライン画素を加重和演
算することによって、メインタップなる第2フィールド
の−1ライン画素の値を求めている。第1の加重和回路
63の出力は、第6図(b)に示すように第2フィールド
の値であり、フィールドメモリ65ではその値を第6図
(c)に示すように第3フィールドまで遅らせている。
示すように、第1フィールドの−262〜−265のライン画
素と第2フィールドの0〜−2のライン画素を加重和演
算することによって、メインタップなる第2フィールド
の−1ライン画素の値を求めている。第1の加重和回路
63の出力は、第6図(b)に示すように第2フィールド
の値であり、フィールドメモリ65ではその値を第6図
(c)に示すように第3フィールドまで遅らせている。
一方、第2の加重和回路64では、第6図(d)に示す
ように、第1フィールドの−263〜−265のライン画素と
第2フィールドの0〜−2のラインの画素を加重和演算
することによって、メインタップなる第1フィールドの
−264ライン画素の値を求めている。第2の加重和回路6
4の出力は、第6図(e)に示すように第2フィールド
の値であるから、セルクタ66により第1フィールド,第
2フィールド,…の順に出力端子67から出力すれば、動
画時に生じる垂直高域成分を削減することができる。
ように、第1フィールドの−263〜−265のライン画素と
第2フィールドの0〜−2のラインの画素を加重和演算
することによって、メインタップなる第1フィールドの
−264ライン画素の値を求めている。第2の加重和回路6
4の出力は、第6図(e)に示すように第2フィールド
の値であるから、セルクタ66により第1フィールド,第
2フィールド,…の順に出力端子67から出力すれば、動
画時に生じる垂直高域成分を削減することができる。
例えば、第7図(a)に示すように、白い背景に黒い
物体が水平方向に動くと、第1フィールドと第2フィー
ルドに輝度差が生じ、垂直高域成分が発生するが、上述
の構成の垂直−時間フィルタによれば、第1フィールド
と第2フィールドとを同時に演算するので、同図(b)
に示すように垂直高域成分を削減することができる。
物体が水平方向に動くと、第1フィールドと第2フィー
ルドに輝度差が生じ、垂直高域成分が発生するが、上述
の構成の垂直−時間フィルタによれば、第1フィールド
と第2フィールドとを同時に演算するので、同図(b)
に示すように垂直高域成分を削減することができる。
第4図の実施例における動画時のスペクトルを第8図
に、静止画時のスペクトルを第9図に示す。尚、第8図
及び第9図において、(a)図は水平方向及び垂直方向
の周波数領域を示し、(b)図は(a)図の水平方向周
波数aにおける時間方向及び垂直方向の周波数領域を示
している。
に、静止画時のスペクトルを第9図に示す。尚、第8図
及び第9図において、(a)図は水平方向及び垂直方向
の周波数領域を示し、(b)図は(a)図の水平方向周
波数aにおける時間方向及び垂直方向の周波数領域を示
している。
第8図から明らかなように、このエンコーダでは、垂
直高域(3×525/8〜525/2[cph])でかつ、水平高域
(2.0〜4.2[MHz])の領域に多重された付加信号につ
いて第1図の実施例と同様の帯域制限を行なっているた
め、動画の場合は時間方向に広がるが、垂直方向周波数
525×3/8[cph]で輝度信号と色信号が分離され、525×
3/8[cph]で色信号と付加信号とが分離されているの
で、デコーダ側はこれらのしきい値で簡単に各信号を分
離処理することができる。他方、静止画の場合は、第9
図に示すように、垂直方向に広がっているが、時間方向
の特定周波数で色信号と輝度信号が分離され、垂直方向
周波数525/8[cph]で輝度信号と付加信号が分離されて
いるので、デコーダ側はこれらのしきい値で簡単に各信
号を分離処理することができる。
直高域(3×525/8〜525/2[cph])でかつ、水平高域
(2.0〜4.2[MHz])の領域に多重された付加信号につ
いて第1図の実施例と同様の帯域制限を行なっているた
め、動画の場合は時間方向に広がるが、垂直方向周波数
525×3/8[cph]で輝度信号と色信号が分離され、525×
3/8[cph]で色信号と付加信号とが分離されているの
で、デコーダ側はこれらのしきい値で簡単に各信号を分
離処理することができる。他方、静止画の場合は、第9
図に示すように、垂直方向に広がっているが、時間方向
の特定周波数で色信号と輝度信号が分離され、垂直方向
周波数525/8[cph]で輝度信号と付加信号が分離されて
いるので、デコーダ側はこれらのしきい値で簡単に各信
号を分離処理することができる。
したがって、この発明を複合テレビジョン信号を生成
するエンコーダに適用すれば、動きに適応し、動画の場
合には、輝度信号は3.0[MHz]以上の成分を525/8[cp
h]以下に制限し、色信号を水平0.5[MHz]、垂直525/8
[cph]以下に制限するため、デコーダ側で画質劣化を
生じることなく完全なY/C分離を行なうことができ、ま
た、同様の処理によって斜め高域に付加信号を多重した
場合でも、デコーダ側でクロストークを生じることなく
付加信号を分離することができる。
するエンコーダに適用すれば、動きに適応し、動画の場
合には、輝度信号は3.0[MHz]以上の成分を525/8[cp
h]以下に制限し、色信号を水平0.5[MHz]、垂直525/8
[cph]以下に制限するため、デコーダ側で画質劣化を
生じることなく完全なY/C分離を行なうことができ、ま
た、同様の処理によって斜め高域に付加信号を多重した
場合でも、デコーダ側でクロストークを生じることなく
付加信号を分離することができる。
[発明の効果] 以上述べたようにこの発明によれば、画質劣化を生じ
ることなく、動画時においても正確に動きに適応したY/
C分離が可能であり、また斜め高域に付加信号を多重し
た場合でも、分離時にクロストークが生じないようにす
ることのできる複合テレビジョン信号生成回路を提供す
ることができる。
ることなく、動画時においても正確に動きに適応したY/
C分離が可能であり、また斜め高域に付加信号を多重し
た場合でも、分離時にクロストークが生じないようにす
ることのできる複合テレビジョン信号生成回路を提供す
ることができる。
第1図はこの発明に係る複合テレビジョン信号生成回路
の一実施例を示すブロック回路図、第2図は第1図の実
施例の動画時の複合テレビジョン信号スペクトルを示す
図、第3図は第1図の実施例の静止画時の複合テレビジ
ョン信号スペクトルを示す図、第4図は第1図の実施例
に付加信号多重化機能を付加した場合のブロック回路
図、第5図は第4図の実施例の垂直−時間フィルタの具
体的な構成を示すブロック回路図、第6図は第5図の垂
直−時間フィルタの動作を説明するための図、第7図は
第5図のフィルタにより垂直高域成分を削減する具体例
を示す図、第8図は第4図の実施例の動画時の複合テレ
ビジョン信号スペクトルを示す図、第9図は第4図の実
施例の静止画時の複合テレビジョン信号スペクトルを示
す図、第10図は従来のNTSC方式におけるエンコーダ及び
デコーダの構成を示すブロック回路図、第11図は従来の
動き適応型Y/C分離回路の構成を示すブロック回路図、
第12図は第11図の回路の動作原理を説明するための図、
第13図は複合テレビジョン信号に付加信号を多重する従
来の手段を説明するための図である。 10……NTSCエンコーダ、11……マトリックス回路、12…
…加算回路、13,14……ローパスフィルタ、15,16……混
合器、17……キャリア発生回路、18……NTSCデコーダ、
19……Y/C分離回路、20……逆マトリックス回路、21,22
……混合器、24,25……ローパスフィルタ、26……複合
テレビジョン信号入力端子、27……減算器、28……ライ
ン間演算器、29……フレーム間演算器、30……動き検出
器、31,32……利得制御回路、33……水平帯域フィル
タ、34……色信号出力端子、35……輝度信号出力端子、
36……ローパスフィルタ、37……減算器、38……垂直方
向ローパスフィルタ、39……第1のミキサ回路、40……
動き検出回路、41……最大値選択回路、42……加算器、
43……セレクタ、44……動き検出回路、45……ローパス
フィルタ、47……垂直方向ローパスフィルタ、46……第
2のミキサ回路、48……I,Q分離回路、49……複合テレ
ビジョン信号出力端子、50……ローパスフィルタ、51…
…減算器、52……加算器、53……垂直−時間フィルタ、
54……加算器、56〜58,60〜62……1ライン遅延器、59
……フィールドメモリ、63,64……加重和回路、65……
フィールドメモリ、66……セレクタ、67……付加信号多
重出力端子。
の一実施例を示すブロック回路図、第2図は第1図の実
施例の動画時の複合テレビジョン信号スペクトルを示す
図、第3図は第1図の実施例の静止画時の複合テレビジ
ョン信号スペクトルを示す図、第4図は第1図の実施例
に付加信号多重化機能を付加した場合のブロック回路
図、第5図は第4図の実施例の垂直−時間フィルタの具
体的な構成を示すブロック回路図、第6図は第5図の垂
直−時間フィルタの動作を説明するための図、第7図は
第5図のフィルタにより垂直高域成分を削減する具体例
を示す図、第8図は第4図の実施例の動画時の複合テレ
ビジョン信号スペクトルを示す図、第9図は第4図の実
施例の静止画時の複合テレビジョン信号スペクトルを示
す図、第10図は従来のNTSC方式におけるエンコーダ及び
デコーダの構成を示すブロック回路図、第11図は従来の
動き適応型Y/C分離回路の構成を示すブロック回路図、
第12図は第11図の回路の動作原理を説明するための図、
第13図は複合テレビジョン信号に付加信号を多重する従
来の手段を説明するための図である。 10……NTSCエンコーダ、11……マトリックス回路、12…
…加算回路、13,14……ローパスフィルタ、15,16……混
合器、17……キャリア発生回路、18……NTSCデコーダ、
19……Y/C分離回路、20……逆マトリックス回路、21,22
……混合器、24,25……ローパスフィルタ、26……複合
テレビジョン信号入力端子、27……減算器、28……ライ
ン間演算器、29……フレーム間演算器、30……動き検出
器、31,32……利得制御回路、33……水平帯域フィル
タ、34……色信号出力端子、35……輝度信号出力端子、
36……ローパスフィルタ、37……減算器、38……垂直方
向ローパスフィルタ、39……第1のミキサ回路、40……
動き検出回路、41……最大値選択回路、42……加算器、
43……セレクタ、44……動き検出回路、45……ローパス
フィルタ、47……垂直方向ローパスフィルタ、46……第
2のミキサ回路、48……I,Q分離回路、49……複合テレ
ビジョン信号出力端子、50……ローパスフィルタ、51…
…減算器、52……加算器、53……垂直−時間フィルタ、
54……加算器、56〜58,60〜62……1ライン遅延器、59
……フィールドメモリ、63,64……加重和回路、65……
フィールドメモリ、66……セレクタ、67……付加信号多
重出力端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 典哉 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝横浜事業所家電技術研究所 内 (56)参考文献 特開 昭63−215194(JP,A) 特開 昭63−90990(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】輝度信号と色信号とを多重して複合テレビ
ジョン信号を生成する複合テレビジョン信号生成回路に
おいて、前記輝度信号及び色信号の各動き量を検出する
動き検出手段と、この手段で得られた輝度信号及び色信
号の各動き量のうち大きい方を選択出力する選択手段
と、前記輝度信号から色信号との水平方向の境界周波数
以上の成分を取出し、該成分から色信号との垂直方向の
境界周波数以下の成分を取出し、両成分を前記選択手段
により得られた動き量に応じて決定される加重比で混合
し、この混合出力に前記色信号との水平方向の境界周波
数以下の成分を加えて、動きに応じて輝度信号を帯域制
限する第1の帯域制限手段と、前記色信号から色副搬送
波周波数と前記水平方向の境界周波数との差以下の成分
を取出し、該成分から色副搬送波周波数と前記垂直方向
の境界周波数との差以下の成分を取出し、この成分と現
色信号とを前記選択手段により得られた動き量に応じて
決定される加重比で混合した後に色副搬送波で直交変調
して、動きに応じて色信号を帯域制限する第2の帯域制
限手段と、前記第1及び第2の帯域制限手段から出力さ
れる輝度信号及び色信号を周波数多重して複合テレビジ
ョン信号を生成する多重手段とを具備することを特徴と
する複合テレビジョン信号生成回路。 - 【請求項2】輝度信号、色信号及び付加信号を多重して
複合テレビジョン信号を生成する複合テレビジョン信号
生成回路において、前記輝度信号から付加信号との水平
方向の境界周波数以上の成分を取出し、該成分から付加
信号との垂直方向及び時間方向の境界周波数以下の成分
を取出し、この成分と前記付加信号との水平方向の境界
周波数以下の成分とを加えて輝度信号を帯域制限する第
3の帯域制限手段と、この手段で得られた輝度信号の帯
域制限された周波数領域に付加信号を周波数多重する第
1の多重手段と、この手段で得られた輝度信号及び色信
号の各動き量を検出する動き検出手段と、この手段で得
られた輝度信号及び色信号の各動き量のうち大きい方を
選択出力する選択手段と、前記第1の多重手段で得られ
た輝度信号から色信号との水平方向の境界周波数以上の
成分を取出し、該成分から色信号との垂直方向の境界周
波数以下の成分を取出し、両成分を前記選択手段により
得られた動き量に応じて決定される加重比で混合し、こ
の混合出力に前記色信号との水平方向の境界周波数以下
の成分を加えて、動きに応じて輝度信号を帯域制限する
第1の帯域制限手段と、前記色信号から色副搬送波周波
数と前記水平方向の境界周波数との差以下の成分を取出
し、該成分から色副搬送波周波数と前記垂直方向の境界
周波数との差以下の成分を取出し、両成分を前記選択手
段により得られた動き量に応じて決定される加重比で混
合した後に色副搬送波で直交変調して、動きに応じて色
信号を帯域制限する第2の帯域制限手段と、前記第1及
び第2の帯域制限手段から出力される輝度信号及び色信
号を周波数多重して複合テレビジョン信号を生成する第
2の多重手段とを具備することを特徴とする複合テレビ
ジョン信号生成回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4940489A JP2667492B2 (ja) | 1989-03-01 | 1989-03-01 | 複合テレビジョン信号生成回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4940489A JP2667492B2 (ja) | 1989-03-01 | 1989-03-01 | 複合テレビジョン信号生成回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02228190A JPH02228190A (ja) | 1990-09-11 |
JP2667492B2 true JP2667492B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=12830110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4940489A Expired - Lifetime JP2667492B2 (ja) | 1989-03-01 | 1989-03-01 | 複合テレビジョン信号生成回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2667492B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5097322A (en) * | 1990-08-20 | 1992-03-17 | The Grass Valley Group, Inc. | Video encoding using adaptive filters and variable threshold |
-
1989
- 1989-03-01 JP JP4940489A patent/JP2667492B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02228190A (ja) | 1990-09-11 |
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