JP2658413B2 - 車両のドアウエスト構造 - Google Patents
車両のドアウエスト構造Info
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- JP2658413B2 JP2658413B2 JP1199219A JP19921989A JP2658413B2 JP 2658413 B2 JP2658413 B2 JP 2658413B2 JP 1199219 A JP1199219 A JP 1199219A JP 19921989 A JP19921989 A JP 19921989A JP 2658413 B2 JP2658413 B2 JP 2658413B2
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- Japan
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- door
- inner panel
- pad member
- vehicle
- door inner
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両のドアウエスト構造に係り、特にドアイ
ンナパネルと、ドアアウタパネルと、ドアインナパネル
の車室外側上部に設けたインナレインフォースと、ドア
インナパネルの車室内側に設けたドアトリムと、ドアト
リムの車室外側上部に設けたパッド部材とからなる車両
のドアウエスト構造に関する。
ンナパネルと、ドアアウタパネルと、ドアインナパネル
の車室外側上部に設けたインナレインフォースと、ドア
インナパネルの車室内側に設けたドアトリムと、ドアト
リムの車室外側上部に設けたパッド部材とからなる車両
のドアウエスト構造に関する。
一般に車両のドアとして第3図及び第4図に示すもの
がある。これは自動車のフロントドア20を示すものであ
り、同図において、21はドアインナパネル、22はドアア
ウタパネル、23はドアインナパネル21のドアアウタパネ
ル側上部に設けた補強用のインナレインフォース、24は
ドアインナパネル21の車室内側に設けた表面装飾用のド
アトリム、25はドアの内部に格納可能に設けたドアガラ
ス、26はドアガラスとドアとの間を覆うアウトサイドモ
ール、27は同様のインナシールを示している。そしてこ
のような車両のドアのウエスト部においてドアインナパ
ネル21とドアトリム24との間には、車両の側面衝突時に
乗員の衝撃を吸収するパッド部材28を設けるものとして
いる。このパッド部材28は断面長方形状の発泡スチロー
ル製等よりなる部材で、ドアトリム24に取り付けるもの
としている。尚、図中符号29はドアインナパネル21とイ
ンナレインフォース23との間のシール部材を示している
(特開昭59−230821号公報参照)。
がある。これは自動車のフロントドア20を示すものであ
り、同図において、21はドアインナパネル、22はドアア
ウタパネル、23はドアインナパネル21のドアアウタパネ
ル側上部に設けた補強用のインナレインフォース、24は
ドアインナパネル21の車室内側に設けた表面装飾用のド
アトリム、25はドアの内部に格納可能に設けたドアガラ
ス、26はドアガラスとドアとの間を覆うアウトサイドモ
ール、27は同様のインナシールを示している。そしてこ
のような車両のドアのウエスト部においてドアインナパ
ネル21とドアトリム24との間には、車両の側面衝突時に
乗員の衝撃を吸収するパッド部材28を設けるものとして
いる。このパッド部材28は断面長方形状の発泡スチロー
ル製等よりなる部材で、ドアトリム24に取り付けるもの
としている。尚、図中符号29はドアインナパネル21とイ
ンナレインフォース23との間のシール部材を示している
(特開昭59−230821号公報参照)。
ところで、一般に車両においては車室の幅寸法を確保
するため、ドアの厚さ寸法を大きくすることは限界があ
る。
するため、ドアの厚さ寸法を大きくすることは限界があ
る。
従って、上述のような従来の車両のドアウエスト構造
にあっては、衝撃吸収性を向上させるために第4図にお
いて仮想線で示すように、パッド部材28の厚みを大きく
しようとすると、上部においてドアインナパネル21を車
室R外側に膨出させ、パッド収納部30を形成しなければ
ならない。
にあっては、衝撃吸収性を向上させるために第4図にお
いて仮想線で示すように、パッド部材28の厚みを大きく
しようとすると、上部においてドアインナパネル21を車
室R外側に膨出させ、パッド収納部30を形成しなければ
ならない。
しかしながら、このようにドアインナパネル21にパッ
ド収納部30を形成するとドアインナパネル21のドアウエ
スト開口部近傍の棚部31の幅寸法Aが小さなものとな
り、このドアウエスト部の剛性を充分なものとすること
ができないという問題がある。
ド収納部30を形成するとドアインナパネル21のドアウエ
スト開口部近傍の棚部31の幅寸法Aが小さなものとな
り、このドアウエスト部の剛性を充分なものとすること
ができないという問題がある。
そこで、本発明はドアの厚みを増加させることなく、
且つドアウエスト部の剛性を低下させることなく、パッ
ド部材の厚みを充分なものとすることができる車両のド
アウエスト構造を提供することを目的とする。
且つドアウエスト部の剛性を低下させることなく、パッ
ド部材の厚みを充分なものとすることができる車両のド
アウエスト構造を提供することを目的とする。
本発明において、上記の課題を解決するための手段
は、ドアインナパネル1と、ドアアウタパネル2と、ド
アインナパネル1の車外側方向である上部に設けたイン
ナレインフォース3と、ドアインナパネル1の車室側に
設けたドアトリム4と、ドアトリム4の車室外方向面で
ある上部に設けた衝撃吸収用のパッド部材5とからなる
車両のドアウエスト構造において、上記パッド部材5を
車室外側方向に向けて延設し、上記ドアインナパネル1
の前記パッド部材5に相当する位置に、ドアインナパネ
ル1位置の上記パッド部材5の輪郭より大きな輪郭を有
する開口6を設け、上記パッド部材5をドアインナパネ
ル1の開口6に貫通させ、パッド部材5のドアアウタパ
ネル側端面をインナレインフォース3に近接させて設け
たことである。
は、ドアインナパネル1と、ドアアウタパネル2と、ド
アインナパネル1の車外側方向である上部に設けたイン
ナレインフォース3と、ドアインナパネル1の車室側に
設けたドアトリム4と、ドアトリム4の車室外方向面で
ある上部に設けた衝撃吸収用のパッド部材5とからなる
車両のドアウエスト構造において、上記パッド部材5を
車室外側方向に向けて延設し、上記ドアインナパネル1
の前記パッド部材5に相当する位置に、ドアインナパネ
ル1位置の上記パッド部材5の輪郭より大きな輪郭を有
する開口6を設け、上記パッド部材5をドアインナパネ
ル1の開口6に貫通させ、パッド部材5のドアアウタパ
ネル側端面をインナレインフォース3に近接させて設け
たことである。
本発明によれば、衝撃吸収用のパッド部材の厚みを増
加してもパッド部材はドアインナパネルの開口を貫通し
てドアインナパネルの内側に設けたインナレインフォー
スに近接させて設けるものとしているからドアの厚みを
特に増加させる必要はなく、また、ドアインナパネルの
ウエスト部に形成する棚部の寸法も減少させる必要はな
いからドアウエスト部の剛性を維持することができる。
加してもパッド部材はドアインナパネルの開口を貫通し
てドアインナパネルの内側に設けたインナレインフォー
スに近接させて設けるものとしているからドアの厚みを
特に増加させる必要はなく、また、ドアインナパネルの
ウエスト部に形成する棚部の寸法も減少させる必要はな
いからドアウエスト部の剛性を維持することができる。
以下本発明に係る実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図は本発明に係る車両のドアウエスト
構造の第1の実施例を示すものである。
構造の第1の実施例を示すものである。
本実施例において、パッド部材5を車室外側方向に向
けて延設し、上記ドアインナパネル1の前記パッド部材
5に相当する位置に、ドアインナパネル1位置の上記パ
ッド部材5の輪郭より大きな輪郭を有する開口6を設
け、上記パッド部材5をドアインナパネル1の開口6に
貫通させ、パッド部材5のドアアウタパネル側端面をイ
ンナレインフォース3に近接させて設けたこと以外は従
来に示した車両のドアウエスト構造と同一である。即ち
自動車のフロントドア10はドアインナパネル1とドアア
ウタパネル2と、ドアインナパネル1のドアアウタパネ
ル2側である上部にシール材11を介して設けた補強用の
インナレインフォース3と、ドアインナパネル1の車室
内側に設けた表面装飾用のドアトリム4と、フロントド
ア10の内部に格納可能に設けたドアガラス7と、ドアガ
ラス7とドアアウタパネル2との間を覆うアウトサイモ
ール8と、ドアガラス7とドアインナパネル1との間を
覆うインナシール9とから構成されている。
けて延設し、上記ドアインナパネル1の前記パッド部材
5に相当する位置に、ドアインナパネル1位置の上記パ
ッド部材5の輪郭より大きな輪郭を有する開口6を設
け、上記パッド部材5をドアインナパネル1の開口6に
貫通させ、パッド部材5のドアアウタパネル側端面をイ
ンナレインフォース3に近接させて設けたこと以外は従
来に示した車両のドアウエスト構造と同一である。即ち
自動車のフロントドア10はドアインナパネル1とドアア
ウタパネル2と、ドアインナパネル1のドアアウタパネ
ル2側である上部にシール材11を介して設けた補強用の
インナレインフォース3と、ドアインナパネル1の車室
内側に設けた表面装飾用のドアトリム4と、フロントド
ア10の内部に格納可能に設けたドアガラス7と、ドアガ
ラス7とドアアウタパネル2との間を覆うアウトサイモ
ール8と、ドアガラス7とドアインナパネル1との間を
覆うインナシール9とから構成されている。
そして、本実施例において、ドアインナパネル1には
第2図に示すように、そのウエスト部の後部、即ち側方
衝突時に乗員が接触する可能性がある個所に2つの開口
6を設けるものとしている。この開口6の周囲はインナ
パネル1の剛性を確保するためフランジ部12を形成して
いる。そして開口6にはドアトリム4に取り付けたパッ
ド部材5を貫通させインナレインフォース3に近接する
ものとしている。
第2図に示すように、そのウエスト部の後部、即ち側方
衝突時に乗員が接触する可能性がある個所に2つの開口
6を設けるものとしている。この開口6の周囲はインナ
パネル1の剛性を確保するためフランジ部12を形成して
いる。そして開口6にはドアトリム4に取り付けたパッ
ド部材5を貫通させインナレインフォース3に近接する
ものとしている。
従って本実施例にあっては、パッド部材5を厚いもの
とすることができ、そしてこの様にパッド部材の厚みを
大きいものとしてもドア10の厚みを増加させる必要はな
い。
とすることができ、そしてこの様にパッド部材の厚みを
大きいものとしてもドア10の厚みを増加させる必要はな
い。
また、ドアインナパネルのウエスト部に形成する棚部
13の寸法A′をパッド部材の厚みに拘らず最大限に大き
くすることができるためドアウエスト部の剛性を大きな
ものとすることができる。
13の寸法A′をパッド部材の厚みに拘らず最大限に大き
くすることができるためドアウエスト部の剛性を大きな
ものとすることができる。
以上説明したように、車両のドアウエスト構造を、パ
ッド部材を車室外側方向に向けて延設し、上記ドアイン
ナパネルの前記パッド部材に相当する位置に、ドアイン
ナパネル位置の上記パッド部材の輪郭より大きな輪郭を
有する開口を設け、上記パッド部材をドアインナパネル
の開口に貫通させ、パッド部材のドアアウタパネル側端
面をインナレインフォースに近接させて設けるものとし
たから、ドアの厚みを増加させることなくまた、ドアイ
ンナパネルのウエスト部に形成する棚部の幅寸法をパッ
ド部材の厚みに拘らず最大限に大きくすることができド
アウエスト部の剛性を確保しつつパッド部材を厚いもの
とすることができるという効果を奏する。
ッド部材を車室外側方向に向けて延設し、上記ドアイン
ナパネルの前記パッド部材に相当する位置に、ドアイン
ナパネル位置の上記パッド部材の輪郭より大きな輪郭を
有する開口を設け、上記パッド部材をドアインナパネル
の開口に貫通させ、パッド部材のドアアウタパネル側端
面をインナレインフォースに近接させて設けるものとし
たから、ドアの厚みを増加させることなくまた、ドアイ
ンナパネルのウエスト部に形成する棚部の幅寸法をパッ
ド部材の厚みに拘らず最大限に大きくすることができド
アウエスト部の剛性を確保しつつパッド部材を厚いもの
とすることができるという効果を奏する。
第1図は本発明に係る車両のドアウエスト構造を示す断
面図、第2図は第1図に示した車両のドアウエスト構造
を示す斜視図、第3図は本発明が適用される車両のドア
を示す斜視図、第4図は従来の車両のドアウエスト部構
造を示す第3図中IV−IV線に相当する断面図である。 1……ドアインナパネル 2……ドアアウタパネル 3……インナレインフォース 4……ドアトリム 5……パッド部材 6……開口 10……ドア
面図、第2図は第1図に示した車両のドアウエスト構造
を示す斜視図、第3図は本発明が適用される車両のドア
を示す斜視図、第4図は従来の車両のドアウエスト部構
造を示す第3図中IV−IV線に相当する断面図である。 1……ドアインナパネル 2……ドアアウタパネル 3……インナレインフォース 4……ドアトリム 5……パッド部材 6……開口 10……ドア
Claims (1)
- 【請求項1】ドアインナパネル(1)と、ドアアウタパ
ネル(2)と、ドアインナパネル(1)の車室外側方向
である上部に設けたインナレインフォース(3)と、ド
アインナパネル(1)の車室側に設けたドアトリム
(4)と、ドアトリム(4)の車室外方向面である上部
に設けた衝撃吸収用のパッド部材(5)とからなる車両
のドアウエスト構造において、 上記パッド部材(5)を車室外側方向に向けて延設し、 上記ドアインナパネル(1)の前記パッド部材(5)に
相当する位置に、ドアインナパネル(1)位置の上記パ
ッド部材(5)の輪郭より大きな輪郭を有する開口
(6)を設け、 上記パッド部材(5)をドアインナパネル(1)の開口
(6)に貫通させ、パッド部材(5)のドアアウタパネ
ル側端面をインナレインフォース(3)に近接させて設
けたことを特徴とする車両のドアウエスト構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1199219A JP2658413B2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 車両のドアウエスト構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1199219A JP2658413B2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 車両のドアウエスト構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0365432A JPH0365432A (ja) | 1991-03-20 |
JP2658413B2 true JP2658413B2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=16404122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1199219A Expired - Fee Related JP2658413B2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 車両のドアウエスト構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2658413B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5544448A (en) * | 1994-12-27 | 1996-08-13 | Ford Motor Company | Structural door belt seal |
JP5303211B2 (ja) * | 2008-04-08 | 2013-10-02 | 本田技研工業株式会社 | 車両用ドア構造体およびその製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59230821A (ja) * | 1983-06-10 | 1984-12-25 | Nissan Motor Co Ltd | ドアのレインフオ−ス構造 |
JPS60149454U (ja) * | 1984-03-16 | 1985-10-04 | 日産ディーゼル工業株式会社 | 車両用ドアポケツト |
JPS61171609A (ja) * | 1985-01-28 | 1986-08-02 | Kasai Kogyo Co Ltd | カ−ペツト付ドアトリム及びその製造方法 |
-
1989
- 1989-08-02 JP JP1199219A patent/JP2658413B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0365432A (ja) | 1991-03-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |