JP2650348B2 - 複合組成物 - Google Patents
複合組成物Info
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Description
【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明は、材料の機械強度、耐摩耗性、耐候性、耐衝
撃性、混練加工性に優れた複合組成物に関する。
撃性、混練加工性に優れた複合組成物に関する。
b.従来の技術 天然ゴム、汎用合成ゴム(スチレンブタジエンゴム、
ブタジエンゴム、ニトリルゴム等)は耐候性が悪く用途
が制限されている。
ブタジエンゴム、ニトリルゴム等)は耐候性が悪く用途
が制限されている。
一方、押出成形、射出成形可能なポリプロピレン、ポ
リエチレン等汎用プラスチックは耐候性が比較的優れ、
成形加工分野で広く使用されていることは公知である
が、これらはゴム弾性に欠け耐衝撃性に問題を有し、用
途が制限されている。
リエチレン等汎用プラスチックは耐候性が比較的優れ、
成形加工分野で広く使用されていることは公知である
が、これらはゴム弾性に欠け耐衝撃性に問題を有し、用
途が制限されている。
ゴムとプラスチックの中間に位置する熱可塑性エラス
トマーが近年多く開発されているが、機械強度、耐摩耗
性、耐候性、耐衝撃性、混練加工性のいずれかに欠陥を
有し、満足できる状態には至っていない。
トマーが近年多く開発されているが、機械強度、耐摩耗
性、耐候性、耐衝撃性、混練加工性のいずれかに欠陥を
有し、満足できる状態には至っていない。
c.発明が解決しようとする問題点 本発明者等は、機械強度、耐摩耗性、耐候性、耐衝撃
性、混練加工性を満足する優れた材料が無いことを重視
し鋭意研究した結果、変性水添ジエン系重合体と1,2−
ポリブタジエン(以下RBと略す)、ビニル芳香族化合物
と共役ジオレフィンとのブロック共重合体(以下TRと略
す)、天然ゴム、ジエン系合成ゴム、非ジエン系合成ゴ
ム、エチレン−酢酸ビニル共重合体(以下EVAと略す)
などの軟質エラストマーを用いることによって上記問題
が解決されることを見い出し、かかる知見に基づいて本
発明に到達した。
性、混練加工性を満足する優れた材料が無いことを重視
し鋭意研究した結果、変性水添ジエン系重合体と1,2−
ポリブタジエン(以下RBと略す)、ビニル芳香族化合物
と共役ジオレフィンとのブロック共重合体(以下TRと略
す)、天然ゴム、ジエン系合成ゴム、非ジエン系合成ゴ
ム、エチレン−酢酸ビニル共重合体(以下EVAと略す)
などの軟質エラストマーを用いることによって上記問題
が解決されることを見い出し、かかる知見に基づいて本
発明に到達した。
d.問題を解決するための手段 本発明の要旨は、変性水添ジエン系重合体(A)5〜
95重量%と、天然ゴム、合成ゴム、1,2−ポリブタジエ
ン、ビニル芳香族−共役ジエン系ブロック共重合体、お
よびエチレン−酢酸ビニル共重合体などの軟質エラスト
マー95〜5重量%とを含有する組成物にある。
95重量%と、天然ゴム、合成ゴム、1,2−ポリブタジエ
ン、ビニル芳香族−共役ジエン系ブロック共重合体、お
よびエチレン−酢酸ビニル共重合体などの軟質エラスト
マー95〜5重量%とを含有する組成物にある。
変性水添ジエン系重合体(A)としては、少なくとも
一種の共役ジエン重合体または少なくとも一種の共役ジ
エンとビニル芳香族化合物50重量%以下のジエン共重合
体であって、好ましいのはその(共)重合体の数平均分
子量が5,000〜1,000,000であり、かつそのジエン部のビ
ニル結合含有量が10%以上であるジエン(共)重合体を
水添してなり、該(共)重合体のオレフィン性不飽和結
合の少なくとも70%が水添された水添ジエン系重合体10
0重量部に対して、カルボキシル基またはその無水物、
アミノ基、ヒドロキシル基およびエポキシ基の群から選
ばれた少なくとも一種の官能基を含有する不飽和化合物
0.05〜20重量部を反応させてなる変性水添ジエン系重合
体が好ましい。
一種の共役ジエン重合体または少なくとも一種の共役ジ
エンとビニル芳香族化合物50重量%以下のジエン共重合
体であって、好ましいのはその(共)重合体の数平均分
子量が5,000〜1,000,000であり、かつそのジエン部のビ
ニル結合含有量が10%以上であるジエン(共)重合体を
水添してなり、該(共)重合体のオレフィン性不飽和結
合の少なくとも70%が水添された水添ジエン系重合体10
0重量部に対して、カルボキシル基またはその無水物、
アミノ基、ヒドロキシル基およびエポキシ基の群から選
ばれた少なくとも一種の官能基を含有する不飽和化合物
0.05〜20重量部を反応させてなる変性水添ジエン系重合
体が好ましい。
上記変性水添ジエン系重合体(A)は、少なくとも一
種の共役ジエン重合体または少なくとも一種の共役ジエ
ンとビニル芳香族化合物とのランダムもしくはブロック
共重合体、好ましくはランダムジエン系共重合体であっ
て、そのジエン部分を部分的にまたは完全に水添した水
添ジエン系重合体にカルボキシル基またはその無水物、
アミノ基、ヒドロキシル基およびエポキシ基の群から選
ばれた少なくとも一種の官能基を含有する不飽和化合物
を反応させてなる共重合体である。
種の共役ジエン重合体または少なくとも一種の共役ジエ
ンとビニル芳香族化合物とのランダムもしくはブロック
共重合体、好ましくはランダムジエン系共重合体であっ
て、そのジエン部分を部分的にまたは完全に水添した水
添ジエン系重合体にカルボキシル基またはその無水物、
アミノ基、ヒドロキシル基およびエポキシ基の群から選
ばれた少なくとも一種の官能基を含有する不飽和化合物
を反応させてなる共重合体である。
ここで共役ジエン化合物としては、例えばブタジエ
ン、イソプレン、ペンタジエン、2,3−ジメチルブタジ
エンが挙げられる。また芳香族ビニル化合物としては、
例えばスチレン、パラメチルスチレン、α−メチルスチ
レンが挙げられる。
ン、イソプレン、ペンタジエン、2,3−ジメチルブタジ
エンが挙げられる。また芳香族ビニル化合物としては、
例えばスチレン、パラメチルスチレン、α−メチルスチ
レンが挙げられる。
さらに、前記官能基を有する不飽和化合物のうち、カ
ルボキシル基を有する不飽和化合物としては、例えばア
クリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸などが
挙げられ、これらのうちジカルボン酸は酸無水物を使用
することもできる。またアミノ基を有する不飽和化合物
としては、例えばジメチルアミノエチル(メタ)アクリ
レート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
ジブチルアミノエチル(メタ)アクリレートなどの3級
アミノ基含有単量体を挙げることができる。さらに、ヒ
ドロキシル基を有する不飽和化合物としては、1−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレートなどが挙げられる。さらにまた、エポ
キシ基を有する不飽和化合物としては、グリシジル(メ
タ)アクリレート、アリルグリシジルエーテル、ビニル
グリシジルエーテルなどが挙げられる。
ルボキシル基を有する不飽和化合物としては、例えばア
クリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸などが
挙げられ、これらのうちジカルボン酸は酸無水物を使用
することもできる。またアミノ基を有する不飽和化合物
としては、例えばジメチルアミノエチル(メタ)アクリ
レート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
ジブチルアミノエチル(メタ)アクリレートなどの3級
アミノ基含有単量体を挙げることができる。さらに、ヒ
ドロキシル基を有する不飽和化合物としては、1−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレートなどが挙げられる。さらにまた、エポ
キシ基を有する不飽和化合物としては、グリシジル(メ
タ)アクリレート、アリルグリシジルエーテル、ビニル
グリシジルエーテルなどが挙げられる。
これらの官能基を有する不飽和化合物は、単独で使用
することも、また二種以上を併用することもできる。さ
らに加えて共重合可能なるその他の不飽和化合物として
は、多官能性不飽和化合物を挙げることができる。これ
らの具体例としては、2個以上の官能基、好ましくは2
個の共重合性二重結合を有する化合物であり、具体的に
はジビニルベンゼン、ジビニルキシレン、ジビニルエー
テルなどの非共役ジビニル化合物、エチレングリコール
メタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレー
ト、トリメチロールプロパトリメタクリレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレートなどの多価(メタ)
アクリレート化合物、ビニル(メタ)アクリレート、イ
ソプロペニル(メタ)アクリレート、ジビニルフタレー
トなどの不飽和カルボン酸エステルなどを挙げることが
できる。
することも、また二種以上を併用することもできる。さ
らに加えて共重合可能なるその他の不飽和化合物として
は、多官能性不飽和化合物を挙げることができる。これ
らの具体例としては、2個以上の官能基、好ましくは2
個の共重合性二重結合を有する化合物であり、具体的に
はジビニルベンゼン、ジビニルキシレン、ジビニルエー
テルなどの非共役ジビニル化合物、エチレングリコール
メタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレー
ト、トリメチロールプロパトリメタクリレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレートなどの多価(メタ)
アクリレート化合物、ビニル(メタ)アクリレート、イ
ソプロペニル(メタ)アクリレート、ジビニルフタレー
トなどの不飽和カルボン酸エステルなどを挙げることが
できる。
これらのその他共重合可能な不飽和化合物のゴム状共
重合体中における含有量は0〜10重量%、好ましくは0.
1〜5重量%であり、必要に応じて添加される。一方、1
0重量%を越えるとゴム状共重合体の架橋度が大となり
すぎて、得られる組成物の機械的強度が低下することに
なる。
重合体中における含有量は0〜10重量%、好ましくは0.
1〜5重量%であり、必要に応じて添加される。一方、1
0重量%を越えるとゴム状共重合体の架橋度が大となり
すぎて、得られる組成物の機械的強度が低下することに
なる。
かかる変性水添ジエン系重合体(A)の変性前、水添
時のミクロ構造は、1,2−、3,4−などのビニル結合含有
量が10%以上であり、好ましくは20〜80%、特に好まし
くは20〜50%である。10%未満であると水添ジエン系重
合体が樹脂的性質を帯び、樹脂組成物の耐衝撃性が悪化
し、本発明の目的に添わない。
時のミクロ構造は、1,2−、3,4−などのビニル結合含有
量が10%以上であり、好ましくは20〜80%、特に好まし
くは20〜50%である。10%未満であると水添ジエン系重
合体が樹脂的性質を帯び、樹脂組成物の耐衝撃性が悪化
し、本発明の目的に添わない。
また変性水添ジエン系共重合体(A)の変性前、水添
前のジエン系重合体における芳香族ビニル化合物の含有
量は50重量%以下であり、好ましくは35〜5重量%であ
る。50重量%を越えると水添ジエン系重合体が樹脂的性
質を帯び、樹脂組成物の耐衝撃性が悪化し、本発明の目
的に添わない。また上記ジエン系重合体は、好ましくは
芳香族ビニル化合物がランダムに結合しているランダム
共重合体であり、コルソフ〔I.M.Kolthoff,J.Polymer S
ci.,Vol.1,P429(1946)〕の方法によるブロック状のポ
リビニル芳香族化合物の含有量は、全結合ビニル芳香族
化合物中、10重量%以下が好ましく、さらに好ましくは
5重量%以下である。
前のジエン系重合体における芳香族ビニル化合物の含有
量は50重量%以下であり、好ましくは35〜5重量%であ
る。50重量%を越えると水添ジエン系重合体が樹脂的性
質を帯び、樹脂組成物の耐衝撃性が悪化し、本発明の目
的に添わない。また上記ジエン系重合体は、好ましくは
芳香族ビニル化合物がランダムに結合しているランダム
共重合体であり、コルソフ〔I.M.Kolthoff,J.Polymer S
ci.,Vol.1,P429(1946)〕の方法によるブロック状のポ
リビニル芳香族化合物の含有量は、全結合ビニル芳香族
化合物中、10重量%以下が好ましく、さらに好ましくは
5重量%以下である。
上記ジエン系重合体は直鎖状重合体または分岐状重合
体のいずれでもよいが、分岐状重合体が加工性およびコ
ールドフローを改良する上で好ましい。
体のいずれでもよいが、分岐状重合体が加工性およびコ
ールドフローを改良する上で好ましい。
上記変性水添ジエン系重合体(A)の変性前、水添前
の分子量は、数平均分子量で5,000〜1,000,000、好まし
くは30,000〜300,000である。5,000未満では水添ジエン
系重合体がゴム状とならず液状となり、1,000,000を越
えると加工性が低下する傾向がある。
の分子量は、数平均分子量で5,000〜1,000,000、好まし
くは30,000〜300,000である。5,000未満では水添ジエン
系重合体がゴム状とならず液状となり、1,000,000を越
えると加工性が低下する傾向がある。
また、分子量分布(Mw/Mn)は10以下であることが好
ましく、さらに好ましくは5以下、特に好ましくは1.1
〜3である。かかる変性水添ジエン系重合体(A)の変
性前のオレフィン性不飽和結合の水添率は70%以上であ
り、好ましくは90%以上である。水添率が70%未満であ
ると重合体の耐候性や耐熱性の改良効果が不十分である
ため、本発明の目的に添わない。
ましく、さらに好ましくは5以下、特に好ましくは1.1
〜3である。かかる変性水添ジエン系重合体(A)の変
性前のオレフィン性不飽和結合の水添率は70%以上であ
り、好ましくは90%以上である。水添率が70%未満であ
ると重合体の耐候性や耐熱性の改良効果が不十分である
ため、本発明の目的に添わない。
なお、上記変性水添ジエン系重合体(A)中の前記官
能基を有する単量体(不飽和化合物)は、水添ジエン系
重合体100重量%に対し0.01〜30重量%、好ましくは0.1
〜5重量%であり、0.01重量%未満では得られる複合組
成物の耐候性、耐衝撃性が劣り、一方、30重量%を越え
ると変性水添ジエン系重合体(A)と軟質エラストマー
(B)との配合時に分散状態が悪化し、機械的強度、耐
摩耗性に劣るものとなる。
能基を有する単量体(不飽和化合物)は、水添ジエン系
重合体100重量%に対し0.01〜30重量%、好ましくは0.1
〜5重量%であり、0.01重量%未満では得られる複合組
成物の耐候性、耐衝撃性が劣り、一方、30重量%を越え
ると変性水添ジエン系重合体(A)と軟質エラストマー
(B)との配合時に分散状態が悪化し、機械的強度、耐
摩耗性に劣るものとなる。
かかる変性水添ジエン系重合体(A)の変性前、水添
前の重合体は、例えば有機リチウム開始剤を用いて炭化
水素溶媒中でアニオンリビング重合により得られる。ま
た分岐状重合体は、3官能以上のカップリング剤を前記
重合終了時に必要量添加してカップリング反応を行なう
ことにより得られる。
前の重合体は、例えば有機リチウム開始剤を用いて炭化
水素溶媒中でアニオンリビング重合により得られる。ま
た分岐状重合体は、3官能以上のカップリング剤を前記
重合終了時に必要量添加してカップリング反応を行なう
ことにより得られる。
1,2−、3,4−結合などのビニル結合量のコントロール
には、エーテル、3級アミン化合物、ナトリウム、カリ
ウム等アルカリ金属のアルコキシド、フェノキシド、ス
ルフォン酸塩が用いられる。
には、エーテル、3級アミン化合物、ナトリウム、カリ
ウム等アルカリ金属のアルコキシド、フェノキシド、ス
ルフォン酸塩が用いられる。
有機リチウム開始剤としては、n−ブチルリチウム、
sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウムなどが用
いられる。炭化水素溶媒としては、ヘキサン、ヘプタ
ン、メチルシクロペタン、シクロヘキサン、ベンゼン、
トルエン、キシレン、2−メチルブテン−1,2−メチル
ブテン−2などが用いられる。
sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウムなどが用
いられる。炭化水素溶媒としては、ヘキサン、ヘプタ
ン、メチルシクロペタン、シクロヘキサン、ベンゼン、
トルエン、キシレン、2−メチルブテン−1,2−メチル
ブテン−2などが用いられる。
重合はバッチ方式でも連続方式でもよく、重合温度は
通常0〜120℃の範囲で、重合時間は10〜3時間の範囲
で行なわれる。カップリング剤は3官能以上のカップリ
ング剤であり、その例としてはテトラクロロケイ素、ブ
チルトリクロロケイ素、テトラクロロスズ、ブチルトリ
クロロスズ、テトラクロロゲルマニウム、ビス(トリク
ロロシリル)エタン、ジビニルベンゼン、アジピン酸ジ
エステル、エポキシ化液状ポリブタジエン、エポキシ化
大豆油、エポキシ化亜麻仁油、トリレンジイソシアナー
ト、ジフェニルメタンジイソシアナート、1,2,4−ベン
ゼントリイソシアナートなどが挙げられる。
通常0〜120℃の範囲で、重合時間は10〜3時間の範囲
で行なわれる。カップリング剤は3官能以上のカップリ
ング剤であり、その例としてはテトラクロロケイ素、ブ
チルトリクロロケイ素、テトラクロロスズ、ブチルトリ
クロロスズ、テトラクロロゲルマニウム、ビス(トリク
ロロシリル)エタン、ジビニルベンゼン、アジピン酸ジ
エステル、エポキシ化液状ポリブタジエン、エポキシ化
大豆油、エポキシ化亜麻仁油、トリレンジイソシアナー
ト、ジフェニルメタンジイソシアナート、1,2,4−ベン
ゼントリイソシアナートなどが挙げられる。
こうして重合されたジエン系重合体を水素添加するこ
とにより、本発明の水添ジエン系重合体(A)が得られ
る。
とにより、本発明の水添ジエン系重合体(A)が得られ
る。
本発明の変性前の水添ジエン系重合体の水素化反応
は、前記の共役ジエン系重合体を炭化水素溶媒中に溶解
し、20〜150℃にて1kg/cm2〜100kg/cm2の加圧水素下、
水素化触媒の存在下で行なわれる。
は、前記の共役ジエン系重合体を炭化水素溶媒中に溶解
し、20〜150℃にて1kg/cm2〜100kg/cm2の加圧水素下、
水素化触媒の存在下で行なわれる。
水素化触媒としては、パラジウム、ルテニウム、ロジ
ウム、白金などの貴金属をシリカ、カーボン、ケイソウ
土などに担持した触媒、ロジウム、ルテニウム、白金な
どの錯体触媒、コバルト、ニッケルなどの有機カルボン
酸と有機アルミニウムまたは有機リチウムからなる触
媒、ジシクロペンタジエニルチタンジクロリド、ジシク
ロペンタジエニルジフェニルチタン、ジシクロペンタジ
エニルチタンジトリル、ジシクロペンタジエニルチタン
ジベンジルなどのチタン化合物とリチウム、アルミニウ
ム、マグネシウムよりなる有機金属化合物からなる水素
化触媒が用いられる。
ウム、白金などの貴金属をシリカ、カーボン、ケイソウ
土などに担持した触媒、ロジウム、ルテニウム、白金な
どの錯体触媒、コバルト、ニッケルなどの有機カルボン
酸と有機アルミニウムまたは有機リチウムからなる触
媒、ジシクロペンタジエニルチタンジクロリド、ジシク
ロペンタジエニルジフェニルチタン、ジシクロペンタジ
エニルチタンジトリル、ジシクロペンタジエニルチタン
ジベンジルなどのチタン化合物とリチウム、アルミニウ
ム、マグネシウムよりなる有機金属化合物からなる水素
化触媒が用いられる。
上記水添ジエン系重合体を官能基含有不飽和化合物に
よって変性する反応には、通常、有機パーオキサイドの
ようなラジカル発生剤が用いられる。これらの官能基付
加助剤として使用される有機パーオキサイドとしては、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキ
サン−3、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオ
キシ)ヘキサン、2,2′−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)p−ジイソプロピルベンゼン、ジクミルパーオキサ
イド、ジt−ブチルパーオキサイド、t−ブチルパーオ
キシベンゾエート、1,1−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)−3、3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,4−ジク
ロルベンゾイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサ
イド、p−クロルベンゾイルパーオキサイドなどがある
が、より好適にはジアルキル系パーオキサイドが選択使
用される。
よって変性する反応には、通常、有機パーオキサイドの
ようなラジカル発生剤が用いられる。これらの官能基付
加助剤として使用される有機パーオキサイドとしては、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキ
サン−3、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオ
キシ)ヘキサン、2,2′−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)p−ジイソプロピルベンゼン、ジクミルパーオキサ
イド、ジt−ブチルパーオキサイド、t−ブチルパーオ
キシベンゾエート、1,1−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)−3、3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,4−ジク
ロルベンゾイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサ
イド、p−クロルベンゾイルパーオキサイドなどがある
が、より好適にはジアルキル系パーオキサイドが選択使
用される。
有機パーオキサイドの添加量は、水添ジエン系重合体
100重量部に対して0.01〜1.5重量部、好ましくは0.1〜
1.0重量部である。
100重量部に対して0.01〜1.5重量部、好ましくは0.1〜
1.0重量部である。
有機パーオシサイドの添加量が0.01重量部未満では官
能基のグラフト収率が低く、1.5重量部を越えると水添
ジエン系重合体の架橋密度が高くなり、軟質エラストマ
ー(B)との配合時に分散状態が悪化し、機械的強度、
耐摩耗性に劣るものとなる。
能基のグラフト収率が低く、1.5重量部を越えると水添
ジエン系重合体の架橋密度が高くなり、軟質エラストマ
ー(B)との配合時に分散状態が悪化し、機械的強度、
耐摩耗性に劣るものとなる。
水添ジエン系重合体に対する官能基のグラフト反応
は、あらかじめ加熱されたロールミルやバンバリーミキ
サー、加圧型ニーダーなどの密閉型混練機、押出機を用
い、水添ジエン系重合体と官能基を有する不飽和化合物
を溶融混合すると同時に、有機パーオキサイドを添加
し、水添ジエン系重合体に官能基をグラフト反応させる
ことにより行なうことができる。
は、あらかじめ加熱されたロールミルやバンバリーミキ
サー、加圧型ニーダーなどの密閉型混練機、押出機を用
い、水添ジエン系重合体と官能基を有する不飽和化合物
を溶融混合すると同時に、有機パーオキサイドを添加
し、水添ジエン系重合体に官能基をグラフト反応させる
ことにより行なうことができる。
また、ゴム中の共役ジエン単位部分に官能基を有する
単量体を共重合し、さらに水素化する方法によっても実
施することができる。
単量体を共重合し、さらに水素化する方法によっても実
施することができる。
(A)成分の使用量は5〜95重量%、好ましくは5〜
80重量%、さらに好ましくは5〜60重量%、特に好まし
くは10〜50重量%である。5重量%未満では耐候性が損
なわれ、95%重量%を越えると耐摩耗性が劣る。
80重量%、さらに好ましくは5〜60重量%、特に好まし
くは10〜50重量%である。5重量%未満では耐候性が損
なわれ、95%重量%を越えると耐摩耗性が劣る。
本発明の(B)成分である1,2−ブタジエン重合体は
ビニル結合含有量が70%以上、好ましくは85%以上、結
晶化度が5%以上、好ましくは10〜40%の1,2−PBDであ
る。なお、ビニル結合含有量が70%より小さくなると、
機械強度と耐摩耗性が著るしく低下する。また結晶化度
が5%より小さくなると本発明の目的とする機械強度、
耐摩耗性が得られない。また分子量は広い範囲にわたっ
て選択可能であるが、本発明の目的である機械強度、耐
摩耗性に優れた複合組成物を得るためには、前記[η]
(トルエン中30℃で測定)が0.5dl/g以上であることが
必要である。[η]のさらに好ましくは1.0〜3.0dl/gで
ある。
ビニル結合含有量が70%以上、好ましくは85%以上、結
晶化度が5%以上、好ましくは10〜40%の1,2−PBDであ
る。なお、ビニル結合含有量が70%より小さくなると、
機械強度と耐摩耗性が著るしく低下する。また結晶化度
が5%より小さくなると本発明の目的とする機械強度、
耐摩耗性が得られない。また分子量は広い範囲にわたっ
て選択可能であるが、本発明の目的である機械強度、耐
摩耗性に優れた複合組成物を得るためには、前記[η]
(トルエン中30℃で測定)が0.5dl/g以上であることが
必要である。[η]のさらに好ましくは1.0〜3.0dl/gで
ある。
本発明の(B)成分であるビニル芳香族−共役ジエン
ブロック共重合体は、例えば下記式 (A′−B′)nA′、(A′−B′)nまたは {(A′−B′)n}mC′ で表わされるブロック共重合体である。
ブロック共重合体は、例えば下記式 (A′−B′)nA′、(A′−B′)nまたは {(A′−B′)n}mC′ で表わされるブロック共重合体である。
上記(A′)成分は、適度な硬度およびクッション性
を得るために、芳香族ビニル化合物の含有量としては7
%以上90%以上が好ましく、さらに好ましくは10%以上
70%以下であり、分子量は10,000以上1,000,000以下、
より好ましくは7万以上30万以下を用いることによっ
て、一段と優れた本発明の目的とする機械強度、耐摩耗
性が得られる。
を得るために、芳香族ビニル化合物の含有量としては7
%以上90%以上が好ましく、さらに好ましくは10%以上
70%以下であり、分子量は10,000以上1,000,000以下、
より好ましくは7万以上30万以下を用いることによっ
て、一段と優れた本発明の目的とする機械強度、耐摩耗
性が得られる。
芳香族ビニル化合物としては、スチレン、α−メチル
スチレン、オルソ、メタ、パラ置換のメチルスチレン、
エチルスチレン、メトオキシスチレン、ジメチルアミノ
スチレン、イソプロピルスチレン、p−t−ブチルスチ
レンなどを挙げることができる。これらのうちでスチレ
ン、パラメチルスチレン、α−メチルスチレンが好まし
い。重合体としては、これらの単量体のうち一種のみの
重合体または二種以上組合せたブロックまたはランダム
共重合体を挙げることができる。
スチレン、オルソ、メタ、パラ置換のメチルスチレン、
エチルスチレン、メトオキシスチレン、ジメチルアミノ
スチレン、イソプロピルスチレン、p−t−ブチルスチ
レンなどを挙げることができる。これらのうちでスチレ
ン、パラメチルスチレン、α−メチルスチレンが好まし
い。重合体としては、これらの単量体のうち一種のみの
重合体または二種以上組合せたブロックまたはランダム
共重合体を挙げることができる。
芳香族ビニル化合物の含有量としては用途や分子量な
どによっても変わり、特に制限はないが、7%以上90%
以下が好ましい。さらに好ましくは10%以上50%以下で
ある。
どによっても変わり、特に制限はないが、7%以上90%
以下が好ましい。さらに好ましくは10%以上50%以下で
ある。
共役ジエン(共)重合体または共役ジエン(共)重合
体の水素添加重合体としては、ブタジエン、イソプレ
ン、ピペリレンの単一重合体もしくは二種以上組合わせ
たブロックまたはランダム共重合体、もしくは一部芳香
族ビニル化合物がランダムまたはテーパーブロック的に
配列した共重合体およびこれらの共役ジエン重合体の水
素添加重合体を挙げることができる。
体の水素添加重合体としては、ブタジエン、イソプレ
ン、ピペリレンの単一重合体もしくは二種以上組合わせ
たブロックまたはランダム共重合体、もしくは一部芳香
族ビニル化合物がランダムまたはテーパーブロック的に
配列した共重合体およびこれらの共役ジエン重合体の水
素添加重合体を挙げることができる。
本発明の(B)成分である天然ゴム、ジエン系合成ゴ
ム、非ジエン系合成ゴムとしては、例えば天然ゴム(N
R)、ポリイソプレンゴム(IR)、スチレン−ブタジエ
ンゴム(SBR)、ポリブタジエンゴム(BR)、アクリロ
ニトリルブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(C
R)などのジエン系合成ゴムおよびエチレン−プロピレ
ンゴム(EPR)、エチレン−プロピレン−非共役ジエン
ゴム(EPDM)、アクリル系ゴム(ACM、ANM)、フッ素ゴ
ムなどの非ジエン系合成ゴムが挙げられる。これらのう
ち好ましいのはNR、IR、SBR、BR、EPRである。
ム、非ジエン系合成ゴムとしては、例えば天然ゴム(N
R)、ポリイソプレンゴム(IR)、スチレン−ブタジエ
ンゴム(SBR)、ポリブタジエンゴム(BR)、アクリロ
ニトリルブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(C
R)などのジエン系合成ゴムおよびエチレン−プロピレ
ンゴム(EPR)、エチレン−プロピレン−非共役ジエン
ゴム(EPDM)、アクリル系ゴム(ACM、ANM)、フッ素ゴ
ムなどの非ジエン系合成ゴムが挙げられる。これらのう
ち好ましいのはNR、IR、SBR、BR、EPRである。
本発明の(B)成分であるエチレン−酢酸ビニル共重
合体(EVA)としては、公知の製造法で得られるエチレ
ンと酢酸ビニルとの共重合体で、好ましいのはMI(190
℃、2160gr、g/10min)0.5〜30の共重合体である。
(B)成分として好ましくはRB、TR、NR、EPR、EVAであ
る。
合体(EVA)としては、公知の製造法で得られるエチレ
ンと酢酸ビニルとの共重合体で、好ましいのはMI(190
℃、2160gr、g/10min)0.5〜30の共重合体である。
(B)成分として好ましくはRB、TR、NR、EPR、EVAであ
る。
(B)成分の使用量は95〜5重量%、好ましくは95〜
20重量%、さらに好ましくは95〜40重量%、特に好まし
くは90〜50重量%である。5重量%未満では機械強度、
耐摩耗性が損なわれ、95重量%を越えると耐候性が劣
る。
20重量%、さらに好ましくは95〜40重量%、特に好まし
くは90〜50重量%である。5重量%未満では機械強度、
耐摩耗性が損なわれ、95重量%を越えると耐候性が劣
る。
以上の(A)、(B)からなる組成物は、請求項
(1)の組成物に下記の(C)、(D)、(E)、
(F)を配合することにより、さらに実用的な組成物を
得ることができる。
(1)の組成物に下記の(C)、(D)、(E)、
(F)を配合することにより、さらに実用的な組成物を
得ることができる。
本発明で使用する(C)成分の軟化剤としては、例え
ば下記のものが挙げられる。
ば下記のものが挙げられる。
アロマチック系、ナフテン系、パラフィン系のプロセ
ス油、ストレートアスファルト、ブロンアスファルトな
どの石油アスファルト、潤滑油、パラフィン、流動パラ
フィン、ワセリンなどの石油系軟化剤;コールタール、
コールタールピッチなどのコールタール系軟化剤、ヒマ
シ油、アマニ油、ナタネ油、ヤシ油などの脂肪油系軟化
剤;密ロウ、カルナウバロウ、ラノリンなどのロウ類:
トール油、サブなどがある。
ス油、ストレートアスファルト、ブロンアスファルトな
どの石油アスファルト、潤滑油、パラフィン、流動パラ
フィン、ワセリンなどの石油系軟化剤;コールタール、
コールタールピッチなどのコールタール系軟化剤、ヒマ
シ油、アマニ油、ナタネ油、ヤシ油などの脂肪油系軟化
剤;密ロウ、カルナウバロウ、ラノリンなどのロウ類:
トール油、サブなどがある。
これらは一種または二種以上で組合せて使用すること
ができる。好ましい軟化剤としてはプロセス油である。
ができる。好ましい軟化剤としてはプロセス油である。
成分(C)の軟化の配合量は、成分[(A)+
(B)]100重量部に対し1〜100重量部、好ましくは3
〜80重量部、さらに好ましくは5〜50重量部である。1
重量部未満では混練加工性が劣り、100重量部を越える
と耐摩耗性、機械強度、耐候性が劣る。
(B)]100重量部に対し1〜100重量部、好ましくは3
〜80重量部、さらに好ましくは5〜50重量部である。1
重量部未満では混練加工性が劣り、100重量部を越える
と耐摩耗性、機械強度、耐候性が劣る。
本発明で使用する(D)成分の無機充填としては、例
えば軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、種々の
表面処理炭酸カルシウムのほか、タルク、水酸化マグネ
シウム、マイカ、クレー、硫酸バリウム、天然けい酸、
合成けい酸(ホワイトカーボン)、酸化チタンおよび種
々のカーボンブラック等が使用できる。これらの無機充
填剤のうち、重質炭酸カルシウムは経済的にも有利で好
ましい。
えば軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、種々の
表面処理炭酸カルシウムのほか、タルク、水酸化マグネ
シウム、マイカ、クレー、硫酸バリウム、天然けい酸、
合成けい酸(ホワイトカーボン)、酸化チタンおよび種
々のカーボンブラック等が使用できる。これらの無機充
填剤のうち、重質炭酸カルシウムは経済的にも有利で好
ましい。
無機充填剤の配合量は、成分[(A)+(B)]100
重量部に対し1〜500重量部、好ましくは5〜200重量
部、さらに好ましくは10〜100重量部である。1重量部
未満では混練性が劣り、500重量部を越えると耐衝撃
性、耐摩耗性、機械強度が劣る。
重量部に対し1〜500重量部、好ましくは5〜200重量
部、さらに好ましくは10〜100重量部である。1重量部
未満では混練性が劣り、500重量部を越えると耐衝撃
性、耐摩耗性、機械強度が劣る。
本発明で使用する(E)成分の架橋剤としては、イオ
ウおよび種々の有機過酸化物が挙げられる。有機過酸化
物の具体例としては、ジグミルパーオキサイド、1,1−
ビス(t−ブチルパーオキシ)−3、3,5−トリメチル
シクロヘキサン、t−ブチルパーオキシベンゾエート、
2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘ
キサン、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネー
ト等である。
ウおよび種々の有機過酸化物が挙げられる。有機過酸化
物の具体例としては、ジグミルパーオキサイド、1,1−
ビス(t−ブチルパーオキシ)−3、3,5−トリメチル
シクロヘキサン、t−ブチルパーオキシベンゾエート、
2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘ
キサン、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネー
ト等である。
イオウ加硫の場合は同時に種々の加硫促進剤を添加し
て架橋させる。加硫促進剤の具体例としては、ジベンゾ
チアジルジスルフィド(MBTS)、2−メチルカプトベン
ゾチアゾール(MBT)、N−シクロヘキシル−2−ペン
ゾチアジル・スルフェンアミド(CBS)、N−オキシゾ
エチレン−2−ベンゾチアジルスル・フェンアミド(DB
S)、テトラメチルチウラムジスフィド(TMTD)、テト
ラメチルチウラムモノスルフィド(TMTM)等である。
て架橋させる。加硫促進剤の具体例としては、ジベンゾ
チアジルジスルフィド(MBTS)、2−メチルカプトベン
ゾチアゾール(MBT)、N−シクロヘキシル−2−ペン
ゾチアジル・スルフェンアミド(CBS)、N−オキシゾ
エチレン−2−ベンゾチアジルスル・フェンアミド(DB
S)、テトラメチルチウラムジスフィド(TMTD)、テト
ラメチルチウラムモノスルフィド(TMTM)等である。
架橋剤の配合量は、成分[((A)+(B)]100重
量部に対して1〜50重量部、好ましくは2〜30重量部、
さらに好ましくは2〜20重量部である。1重量部未満で
は機械強度、耐摩耗性が劣り、50重量部を越えると混練
加工性が劣る。
量部に対して1〜50重量部、好ましくは2〜30重量部、
さらに好ましくは2〜20重量部である。1重量部未満で
は機械強度、耐摩耗性が劣り、50重量部を越えると混練
加工性が劣る。
本発明で使用する(E)成分の発泡剤は公知の無機ま
たは有機発泡剤を使用することができる。また、併用す
ることも可能である。発泡剤の具体例としては、重炭酸
ナトリウム、重炭酸アンモニウム、炭酸ナトリウム、炭
酸アンモニウム、アゾジカルボンアミド(ADCA)、ジニ
トロソペンタメチレンテトラミン(DNPT)、ジニトロソ
テレフタルアミド、アゾビスイソブチロニトリル、アゾ
ジカルボン酸バリウム、スルホニルヒトラジド、トルエ
ンスルホニルヒドラジドなどを挙げることができる。こ
れらの発泡剤は尿素、尿素誘導体などの公知の発泡助剤
と併用してもよい。
たは有機発泡剤を使用することができる。また、併用す
ることも可能である。発泡剤の具体例としては、重炭酸
ナトリウム、重炭酸アンモニウム、炭酸ナトリウム、炭
酸アンモニウム、アゾジカルボンアミド(ADCA)、ジニ
トロソペンタメチレンテトラミン(DNPT)、ジニトロソ
テレフタルアミド、アゾビスイソブチロニトリル、アゾ
ジカルボン酸バリウム、スルホニルヒトラジド、トルエ
ンスルホニルヒドラジドなどを挙げることができる。こ
れらの発泡剤は尿素、尿素誘導体などの公知の発泡助剤
と併用してもよい。
発泡剤の使用量は、成分[(A)+(B)]100重量
部に対して1〜50重量部であり、好ましくは5〜40重量
部である。発泡剤が1重量部より少ないと発泡倍率の低
い発泡体しか得られず、50重量部を越えると発泡剤の分
解によって発生するガスが多くなり、良好な外観を有す
る発泡体が得られない。
部に対して1〜50重量部であり、好ましくは5〜40重量
部である。発泡剤が1重量部より少ないと発泡倍率の低
い発泡体しか得られず、50重量部を越えると発泡剤の分
解によって発生するガスが多くなり、良好な外観を有す
る発泡体が得られない。
また必要に応じて上記添加物のほか、架橋助剤、防止
防止剤、加工助剤、可塑剤、粘着剤などを適宜添加して
も差支えない。
防止剤、加工助剤、可塑剤、粘着剤などを適宜添加して
も差支えない。
本特許の使用方法として下記の(1)、(8)につい
て示しきたが、例えば以下の(2)、(3)、(4)、
(5)、(6)、(7)の方法で使用することもでき
る。
て示しきたが、例えば以下の(2)、(3)、(4)、
(5)、(6)、(7)の方法で使用することもでき
る。
(1) (A)+(B)の方法 (2) (A)+(B)+(C) (3) (A)+(B)+(D) (4) (A)+(B)+(E) (5) (A)+(B)+(C)+(D) (6) (A)+(B)+(C)+(E) (7) (A)+(B)+(D)+(E) (8) (A)+(B)+(C)+(D)+(E) 前記(1)〜(8)に、さらに他の配合剤を混合する
方法には特に制限なく、バンバリー型ミキサー、加圧ニ
ーダー、オープンロールなど一般のゴム配合物に対して
使用される混合方法で可能である。
方法には特に制限なく、バンバリー型ミキサー、加圧ニ
ーダー、オープンロールなど一般のゴム配合物に対して
使用される混合方法で可能である。
こうして得られる未架橋配合物は必要に応じて、例え
ばシート状等に成型した後、熱媒体中での架橋発泡に供
せられる。
ばシート状等に成型した後、熱媒体中での架橋発泡に供
せられる。
本発明のゴム組成物は、非架橋分野では押出成形、フ
ィルム成形、ブロー成形、真空成形、射出成形等熱可塑
性樹脂成形加工法は全て可能であり、用途としてはフイ
ルムおよびフィルム改質材、シートおよびシート改質
剤、異形押出品、型物成形品およびこれらの発泡体があ
り、日用品分野、工業用品分野、自動車部品分野、履物
分野、緩衝材料、包装材料などが、また架橋分野では押
出成形、射出成形、プレス成形、熱空気成形等架橋材料
成形加工法は全て可能でありソリッド成形品、発泡成形
品が得られ、用途はゴム用品全般に亘って可能である。
例えば、日用雑貨品、音響部品、電気商品、工業用品、
自動車部品、覆物材、緩衝材、包装材などに好適に使用
される。
ィルム成形、ブロー成形、真空成形、射出成形等熱可塑
性樹脂成形加工法は全て可能であり、用途としてはフイ
ルムおよびフィルム改質材、シートおよびシート改質
剤、異形押出品、型物成形品およびこれらの発泡体があ
り、日用品分野、工業用品分野、自動車部品分野、履物
分野、緩衝材料、包装材料などが、また架橋分野では押
出成形、射出成形、プレス成形、熱空気成形等架橋材料
成形加工法は全て可能でありソリッド成形品、発泡成形
品が得られ、用途はゴム用品全般に亘って可能である。
例えば、日用雑貨品、音響部品、電気商品、工業用品、
自動車部品、覆物材、緩衝材、包装材などに好適に使用
される。
e.実 施 例 次に実施例および比較例を示して本発明を具体的に説
明するが、本発明の主旨を越えない限り本発明が限定さ
れるものではない。
明するが、本発明の主旨を越えない限り本発明が限定さ
れるものではない。
実施例、比較例において引張破断強度(Tb)、引張破
断及び(Eb)はJIS K6301に準拠、ウィリアムス摩耗量
はBritish st′d 903に準拠、耐候性はサンシャインウ
ェザーテスト(ブラックパネル63℃降雨サイクルは18分
/120分)における引張破断伸び(Eb)が20時間後60%以
上は(○)判定、60%未満は(×)判定とした。耐衝撃
性(アイゾットインパクト)はASTM D−256ノッチ付
に準拠し、50kg・cm/cm以上は(○)判定、50kg・cm/cm
未満は(×)判定とした。
断及び(Eb)はJIS K6301に準拠、ウィリアムス摩耗量
はBritish st′d 903に準拠、耐候性はサンシャインウ
ェザーテスト(ブラックパネル63℃降雨サイクルは18分
/120分)における引張破断伸び(Eb)が20時間後60%以
上は(○)判定、60%未満は(×)判定とした。耐衝撃
性(アイゾットインパクト)はASTM D−256ノッチ付
に準拠し、50kg・cm/cm以上は(○)判定、50kg・cm/cm
未満は(×)判定とした。
混練加工性は3加圧ニーダーおよび10インチオープ
ンロールにおけるまとまり性、巻きつき性または押出混
練分散性で判定した。まとまり性が5分以内、まきつき
性が良好または押出混練分散性良好の場合(○)判定、
まとまり性が5分を越え、まきつき性が不良または押出
混練分散性不良の場合(×)判定とした。
ンロールにおけるまとまり性、巻きつき性または押出混
練分散性で判定した。まとまり性が5分以内、まきつき
性が良好または押出混練分散性良好の場合(○)判定、
まとまり性が5分を越え、まきつき性が不良または押出
混練分散性不良の場合(×)判定とした。
本発明の樹脂組成物の混合方法は特に限定されない
が、例えば変性水添ジエン系共重合体(A)と(B)、
(C)、(D)、(E)、(F)を、ロール、バンバリ
ーミキサー、インターミキサーなどの混合機を用いて混
合するか、あらかじめ変性水添ジエン系共重合体(A)
をペレット、クラムまたは粉末状にしておき、(B)、
(C)、(D)、(E)、(F)とをヘンシェルミキサ
ー、タンブラーなどの混合機でドライブレンドした後、
押出機などの混合機で溶融混合する方法などが採用され
るが、いずれにしても各成分が十分に分散混合するよう
な条件装置を選べばよい。
が、例えば変性水添ジエン系共重合体(A)と(B)、
(C)、(D)、(E)、(F)を、ロール、バンバリ
ーミキサー、インターミキサーなどの混合機を用いて混
合するか、あらかじめ変性水添ジエン系共重合体(A)
をペレット、クラムまたは粉末状にしておき、(B)、
(C)、(D)、(E)、(F)とをヘンシェルミキサ
ー、タンブラーなどの混合機でドライブレンドした後、
押出機などの混合機で溶融混合する方法などが採用され
るが、いずれにしても各成分が十分に分散混合するよう
な条件装置を選べばよい。
試料1: (1) 5オートクレーブに脱気脱水したシクロヘキ
サン2500g、スチレン150gおよび1,3−ブタジエン350gを
仕込んだ後、テトラヒドロフラン2.5gおよびn−ブチリ
チウム0.34gを加えて、重合温度が30から80℃の昇温重
合を行なった。転化率がほぼ100%となった後、SiOl4
0.14gを加えた。その後2,6−ジ−tert−ブチルカテコー
ルを加えて、スチームストリッピング法により脱溶媒
し、120℃熱ロールにて乾燥して重合体を得た。こうし
て得られたスチレン−ブタジエン共重合体は、ビニル結
合量30%、スチレン含有量30重量%、3分岐以上の分岐
重合体56重量%であった。GPC分析による数平均分子量
は200,000、Mw/Mnは1.5であった。
サン2500g、スチレン150gおよび1,3−ブタジエン350gを
仕込んだ後、テトラヒドロフラン2.5gおよびn−ブチリ
チウム0.34gを加えて、重合温度が30から80℃の昇温重
合を行なった。転化率がほぼ100%となった後、SiOl4
0.14gを加えた。その後2,6−ジ−tert−ブチルカテコー
ルを加えて、スチームストリッピング法により脱溶媒
し、120℃熱ロールにて乾燥して重合体を得た。こうし
て得られたスチレン−ブタジエン共重合体は、ビニル結
合量30%、スチレン含有量30重量%、3分岐以上の分岐
重合体56重量%であった。GPC分析による数平均分子量
は200,000、Mw/Mnは1.5であった。
(2) (1)で重合した共役ジエン系共重合体を3
オートクレーブに仕込み、15%シクロヘキサン溶液とし
た。系内を窒素で置換した後、あらかじめ別容器で調製
したナフテン酸ニッケル:n−ブチルリチウム:テトラヒ
ドロフラン=1:8:20(モル比)の溶媒液をオレフィン部
分2000モルに対し、ニッケルとして1モルになるように
仕込んだ。その後、反応系中に水素を導入し、70℃で水
素添加反応を行なった。水素の吸収消費量より水添率を
コントロールした後、窒素で系内の水素を置換し、老化
防止剤2,6−ジ−ターシャリブチルパラクッレゾールを1
PHR添加した。脱色、凝固をくりかえした後、常法によ
りロール乾燥を行ない、水添率95%の水添ジエン系共重
合体を得た。
オートクレーブに仕込み、15%シクロヘキサン溶液とし
た。系内を窒素で置換した後、あらかじめ別容器で調製
したナフテン酸ニッケル:n−ブチルリチウム:テトラヒ
ドロフラン=1:8:20(モル比)の溶媒液をオレフィン部
分2000モルに対し、ニッケルとして1モルになるように
仕込んだ。その後、反応系中に水素を導入し、70℃で水
素添加反応を行なった。水素の吸収消費量より水添率を
コントロールした後、窒素で系内の水素を置換し、老化
防止剤2,6−ジ−ターシャリブチルパラクッレゾールを1
PHR添加した。脱色、凝固をくりかえした後、常法によ
りロール乾燥を行ない、水添率95%の水添ジエン系共重
合体を得た。
試料2: カップリング反応を行なわない以外は試料1の(1)
と同様にしてビニル結合量30重量%、スチレン含有量30
重量%のスチレン−ブタジエン共重合体を得た。これを
試料1の(2)と同様にして水添率98%の水添ジエン系
共重合体を得た。
と同様にしてビニル結合量30重量%、スチレン含有量30
重量%のスチレン−ブタジエン共重合体を得た。これを
試料1の(2)と同様にして水添率98%の水添ジエン系
共重合体を得た。
試料3〜4: 以下、同様にして表−1に示す水添ジエン系共重合体
を得た。
を得た。
上表中の分析値は、下記によって求めた。
・結合スチレン含量は679cm-1のフェニル基の吸収に基
づいた赤外法による検量線から求めた。
づいた赤外法による検量線から求めた。
・ビニル結合含量は赤外法(モレロ法)によって求め
た。
た。
・分子量、分子量分布、カップリング効率(C/E)は、
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)から
求めた。
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)から
求めた。
・水添率は四塩化エチレンを溶媒として用い、15%濃度
で測定した100MHzの1H−NMRスペクトルの不飽和結合部
のスペクトル減少から算出した。
で測定した100MHzの1H−NMRスペクトルの不飽和結合部
のスペクトル減少から算出した。
実施例1、2、4、9 実施例1、2の(A)成分は上記表−1の試料3を用
い、実施例4、9の(A)成分は上記表−1の試料4を
用いて、以下の手順に従って製造した。
い、実施例4、9の(A)成分は上記表−1の試料4を
用いて、以下の手順に従って製造した。
すなわち、前記表−1の部分水素化ジエン系共重合体
100部を190℃に調製した混合機(HAAKE BUCHLER社製、H
AAKE RHEOCORD SYSTEM40RHEOMIX MIXER 600)に投入
し、2分後に無水マレイン酸2.5部を添加し、融解・混
合後、有機過酸化物〔2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブ
チルペリオキシ)ヘキサン;日本油脂(株)製、パーヘ
キサ25B〕0.15部を加え、さらに5分間混練りを続ける
ことにより、(A)成分を得た。他は表−2に示すとお
り、これらを3加圧ニーダーにて70℃雰囲気下に混練
し、その後オープンロールにてシートし、160℃20分架
橋して得たものについて評価した。評価結果を表−2に
示す。
100部を190℃に調製した混合機(HAAKE BUCHLER社製、H
AAKE RHEOCORD SYSTEM40RHEOMIX MIXER 600)に投入
し、2分後に無水マレイン酸2.5部を添加し、融解・混
合後、有機過酸化物〔2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブ
チルペリオキシ)ヘキサン;日本油脂(株)製、パーヘ
キサ25B〕0.15部を加え、さらに5分間混練りを続ける
ことにより、(A)成分を得た。他は表−2に示すとお
り、これらを3加圧ニーダーにて70℃雰囲気下に混練
し、その後オープンロールにてシートし、160℃20分架
橋して得たものについて評価した。評価結果を表−2に
示す。
実施例3、5、6、7、8 実施例3、5、6の(A)成分は上記表−1試料2を
用い、実施例7、8の(A)成分は上記表−1試料1を
用いた。他は表−2に示す成分を押出機により混練し、
押出物をカッティングし、表−2に示す成形法で各々成
形した。評価結果を表−2に示す。
用い、実施例7、8の(A)成分は上記表−1試料1を
用いた。他は表−2に示す成分を押出機により混練し、
押出物をカッティングし、表−2に示す成形法で各々成
形した。評価結果を表−2に示す。
比較例1、3、6 比較例1、3、6の(A)成分は、上記表−1試料4
を用い実施例1と同様の加工法にて得られた本特許請求
範囲外の組成物である。評価結果を表−2に示す。
を用い実施例1と同様の加工法にて得られた本特許請求
範囲外の組成物である。評価結果を表−2に示す。
比較例2、4、5 比較列2、4、5の(A)成分は、上記表−1試料2
を用い実施例3と同様の加工法にて得られた本特許請求
の範囲外の組成物である。評価結果を表−2に示す。
を用い実施例3と同様の加工法にて得られた本特許請求
の範囲外の組成物である。評価結果を表−2に示す。
比較例7、8 (A)成分として、乳化重合SBR1502、水添ブロック
共重合体クレイトンG1650(シエル化学製)を用いた以
外は実施例1と同様にして組成物を得た。評価結果を表
−2に示す。
共重合体クレイトンG1650(シエル化学製)を用いた以
外は実施例1と同様にして組成物を得た。評価結果を表
−2に示す。
表−2より本特許請求範囲である実施例は本特許請求
範囲外である比較例に比し、全ての評価項目を満足する
優れた性能を能していることが明かである。
範囲外である比較例に比し、全ての評価項目を満足する
優れた性能を能していることが明かである。
f.発明の効果 本発明の組成物は機械強度、耐摩耗性、耐候性、耐衝
撃性、混練加工性が高度にバランスしたものであり、架
橋、非架橋、発泡、非発泡が任意に選択でき、かつ押出
成形、フィルム成形、ブロー成形、真空成形、プレス成
形がいずれも可能な優れた組成物で、その用途としては
ゴム用品、日用部品、音響部品、工業用品、輸送部品、
自動車部品、履物材、緩衝材、包装材等広範な用途に亘
って提供するものであり、産業上の利用価値は極めて大
きい。
撃性、混練加工性が高度にバランスしたものであり、架
橋、非架橋、発泡、非発泡が任意に選択でき、かつ押出
成形、フィルム成形、ブロー成形、真空成形、プレス成
形がいずれも可能な優れた組成物で、その用途としては
ゴム用品、日用部品、音響部品、工業用品、輸送部品、
自動車部品、履物材、緩衝材、包装材等広範な用途に亘
って提供するものであり、産業上の利用価値は極めて大
きい。
Claims (4)
- 【請求項1】少なくとも一種の共役ジエン重合体または
少なくとも一種の共役ジエンとビニル芳香族化合物50重
量%以下との共重合体で、その(共)重合体が官能基で
変性された水添ジエン系重合体(A)5〜95重量%およ
び軟質エラストマー(B)95〜5重量%からなることを
特徴とする複合組成物。 - 【請求項2】軟質エラストマー(B)がビニル結合含有
量70%以上、結晶化度が5%以上で固有粘度[η](ト
ルエン中30℃で測定)が0.5dl/g以上の1,2−ブタジエン
重合体、ビニル芳香族化合物と共役ジオレフィンとのブ
ロック共重合体、天然ゴム、ジエン系合成ゴム、非ジエ
ン系合成ゴムおよびエチレン−酢酸ビニル共重合体の中
から選ばれた少なくとも一種である請求項(1)の複合
組成物。 - 【請求項3】変性水添ジエン系重合体(A)が数平均分
子量が5,000〜1,000,000であり、分子量分布Mw/Mn<10
で、かつそのジエン部のビニル結合含有量が10%以上で
あるジエン(共)重合体を水素添加して、該(共)重合
体のオレフィン性不飽和結合の少なくとも70%が水添さ
れた水添ジエン系重合体に官能基としてカルボキシル
基、酸無水物基、アミノ基、ヒドロキシル基およびエポ
キシ基の群から選ばれる少なくとも一種の官能基を有す
る不飽和化合物を水添ジエン系重合体100重量部に対し
て0.01〜30重量部付加させたものであることを特徴とす
る請求項(1)の複合組成物。 - 【請求項4】請求項(1)の重合体(A)5〜95重量%
と請求項(1)のポリマー(B)95〜5重量%との合計
[(A)+(B)]100重量部に対して、 軟 化 剤(C) 1〜100重量部 無機充填剤(D) 1〜500重量部 架 橋 剤(E) 1〜50重量部 および 発 泡 剤(F) 1〜50重量部 を配合してなることを特徴とする複合組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21168888A JP2650348B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 複合組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21168888A JP2650348B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 複合組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0260948A JPH0260948A (ja) | 1990-03-01 |
JP2650348B2 true JP2650348B2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=16609940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21168888A Expired - Lifetime JP2650348B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 複合組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2650348B2 (ja) |
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WO2003008466A1 (fr) | 2001-07-18 | 2003-01-30 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Copolymere sequence modifie |
KR100706588B1 (ko) * | 2003-02-12 | 2007-04-12 | 가부시키가이샤 구라레 | 고무 조성물, 가교성 고무 조성물 및 가교물 |
JP4544871B2 (ja) * | 2004-01-27 | 2010-09-15 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 難燃性組成物 |
JP4581760B2 (ja) * | 2005-03-14 | 2010-11-17 | 東海ゴム工業株式会社 | 車両防振ゴム用防振ゴム組成物およびそれを用いた車両防振ゴム |
TR201905133T4 (tr) * | 2007-03-28 | 2019-05-21 | Jsr Corp | Modifiye, hidrojenlenmiş dien polimeri bileşimi. |
US8965570B2 (en) | 2008-05-02 | 2015-02-24 | Ncr Corporation | System and method for remotely dispensing media discs |
US8095236B2 (en) | 2008-06-26 | 2012-01-10 | Into Great Companies, Inc. | System and method for remotely buying, renting, and/or selling media discs |
JP5093059B2 (ja) * | 2008-11-06 | 2012-12-05 | 日立化成工業株式会社 | 樹脂組成物、プリプレグ、積層板及びプリント基板 |
US8413881B2 (en) | 2010-02-22 | 2013-04-09 | Into Great Companies, Inc. | System of receiving prerecorded media discs from users |
-
1988
- 1988-08-26 JP JP21168888A patent/JP2650348B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0260948A (ja) | 1990-03-01 |
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