JP2648382B2 - 静止画像再生装置 - Google Patents
静止画像再生装置Info
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- 229940028444 muse Drugs 0.000 claims description 33
- GMVPRGQOIOIIMI-DWKJAMRDSA-N prostaglandin E1 Chemical group CCCCC[C@H](O)\C=C\[C@H]1[C@H](O)CC(=O)[C@@H]1CCCCCCC(O)=O GMVPRGQOIOIIMI-DWKJAMRDSA-N 0.000 claims description 33
- 238000000034 method Methods 0.000 description 14
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- Color Television Systems (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔概要〕 静止画像再生装置に関し、 フレーム間内挿後のフィールドメモリを削除して、デ
コーダの構成の簡略化やコスト低減を図ることのできる
静止画像再生装置を提供することを目的とし、 縦続接続された少なくとも3段のフィールドメモリ
と、1段目のフィールドメモリに入る前のMUSE信号と2
段目のフィールドメモリの出力から取り出したMUSE信号
とをフレーム間内挿する第1の内挿回路と、1段目のフ
ィールドメモリの出力から取り出したMUSE信号と3段目
のフィールドメモリの出力から取り出したMUSE信号とを
フレーム間内挿する第2の内挿回路と、該第1、2の内
挿回路からの信号によりフィールド間の内挿を行う第3
の内挿回路と、を備え、輝度信号処理系および色信号処
理系とも前記2系統の第1、2の内挿回路にてフレーム
間の内挿を行うとともに、第3の内挿回路にてフィール
ド間の内挿を行ってMUSE映像信号の静止画再生を行うよ
うに構成したことを特徴とする。
コーダの構成の簡略化やコスト低減を図ることのできる
静止画像再生装置を提供することを目的とし、 縦続接続された少なくとも3段のフィールドメモリ
と、1段目のフィールドメモリに入る前のMUSE信号と2
段目のフィールドメモリの出力から取り出したMUSE信号
とをフレーム間内挿する第1の内挿回路と、1段目のフ
ィールドメモリの出力から取り出したMUSE信号と3段目
のフィールドメモリの出力から取り出したMUSE信号とを
フレーム間内挿する第2の内挿回路と、該第1、2の内
挿回路からの信号によりフィールド間の内挿を行う第3
の内挿回路と、を備え、輝度信号処理系および色信号処
理系とも前記2系統の第1、2の内挿回路にてフレーム
間の内挿を行うとともに、第3の内挿回路にてフィール
ド間の内挿を行ってMUSE映像信号の静止画再生を行うよ
うに構成したことを特徴とする。
本発明は、静止画像再生装置に係り、詳しくは、MUSE
伝送方式における映像信号の静止画再生処理を行う静止
画像再生装置に関する。
伝送方式における映像信号の静止画再生処理を行う静止
画像再生装置に関する。
次世代のテレビとして、ハイビジョン(高品位テレビ
ジョン)の開発が行われ、衛星放送による定時実験放送
も開始されている。ハイビジョン技術の中心はMUSE方式
(Multiple Sub−Nyquist−Sampling Encoding方式)
と呼ばれる衛星放送を可能とする帯域圧縮技術である。
これは、走査線1125本、フィールド周波数60Hz、帯域22
MHzのRGB3チャンネルの信号を帯域8.1MHz、1チャンネ
ルの信号に帯域圧縮するものである。
ジョン)の開発が行われ、衛星放送による定時実験放送
も開始されている。ハイビジョン技術の中心はMUSE方式
(Multiple Sub−Nyquist−Sampling Encoding方式)
と呼ばれる衛星放送を可能とする帯域圧縮技術である。
これは、走査線1125本、フィールド周波数60Hz、帯域22
MHzのRGB3チャンネルの信号を帯域8.1MHz、1チャンネ
ルの信号に帯域圧縮するものである。
本発明は、この帯域圧縮されたMUSE信号のデコード処
理における静止画再生方式を背景技術としている。
理における静止画再生方式を背景技術としている。
第4図において1はハイビジョン放送における送信側
のエンコーダ、2は受信側のデコーダである。エンコー
ダ1は静止画の圧縮処理を行う静止画圧縮処理回路3、
動画の圧縮処理を行う動画圧縮処理回路4、画像の動い
ている領域を検出する動き検出回路5および動き検出回
路5からの混合比に基づいて静止画および動画の混合を
行う混合器6により構成される。なお、動き検出とは、
画像の動いている領域を検出するもので、これは、画像
の時間的な変化量、つまり画像毎の差分を基にして行わ
れる。
のエンコーダ、2は受信側のデコーダである。エンコー
ダ1は静止画の圧縮処理を行う静止画圧縮処理回路3、
動画の圧縮処理を行う動画圧縮処理回路4、画像の動い
ている領域を検出する動き検出回路5および動き検出回
路5からの混合比に基づいて静止画および動画の混合を
行う混合器6により構成される。なお、動き検出とは、
画像の動いている領域を検出するもので、これは、画像
の時間的な変化量、つまり画像毎の差分を基にして行わ
れる。
MUSE方式では、静止画と動画で帯域圧縮の方法が異な
る。静止画は時間的な変化がないので、第5図(a)に
輝度信号を、第5図(b)に色信号を示すように、画像
を4フィールドに分割(フィールドオフセットサブサン
プル、フレーム/ラインオフセットサブサンプル)して
1枚の絵を伝送する。一方、動画は1フィールドで完結
して圧縮して伝送されるので、静止画に比べて絵が粗
い。そして、動き検出回路5により1画素毎の動き量を
検出し、静止画と動画の混合比を変えながらMUSE信号を
生成している。以上がMUSEエンコーダ1の基本的動作で
ある。
る。静止画は時間的な変化がないので、第5図(a)に
輝度信号を、第5図(b)に色信号を示すように、画像
を4フィールドに分割(フィールドオフセットサブサン
プル、フレーム/ラインオフセットサブサンプル)して
1枚の絵を伝送する。一方、動画は1フィールドで完結
して圧縮して伝送されるので、静止画に比べて絵が粗
い。そして、動き検出回路5により1画素毎の動き量を
検出し、静止画と動画の混合比を変えながらMUSE信号を
生成している。以上がMUSEエンコーダ1の基本的動作で
ある。
MUSEデコーダ2は静止画の再生処理を行う静止画再生
処理回路7、動画の再生処理を行う動画再生処理回路
8、MUSE信号から画像の動いている領域を検出する動き
検出回路9および動き検出回路9からの混合比に基づい
て静止画および動画の再生のための混合を行う混合器10
により構成される。MUSEデコーダ2ではエンコーダ1と
逆の処理を行う。動画は現フィールド内だけで絵を再生
するので、フィールドメモリは必要ない。静止画は1枚
の絵を再生するために、4フィールド分の情報が必要と
なり、3フィールド分のメモリが必要となる。すなわ
ち、現フィールドを基準として3フィールド前までの情
報が必要だからである。また、動き検出は4フィールド
分のメモリを必要とする。これは、MUSE信号においては
フィールド毎に伝送する画素の間引き方が変わるととも
に、その周期が4フィールドだからである。よって、そ
の画素が動いているのか静止しているのかを判定するた
めには、同じ位置の画素を伝送した4フィールド前の情
報が必要となるのである。デコーダではこうして1画素
毎の動き量を検出し、静止画と動画の混合比を変えなが
ら絵を作り上げる。以上がMUSEデコーダ2の基本的動作
である。
処理回路7、動画の再生処理を行う動画再生処理回路
8、MUSE信号から画像の動いている領域を検出する動き
検出回路9および動き検出回路9からの混合比に基づい
て静止画および動画の再生のための混合を行う混合器10
により構成される。MUSEデコーダ2ではエンコーダ1と
逆の処理を行う。動画は現フィールド内だけで絵を再生
するので、フィールドメモリは必要ない。静止画は1枚
の絵を再生するために、4フィールド分の情報が必要と
なり、3フィールド分のメモリが必要となる。すなわ
ち、現フィールドを基準として3フィールド前までの情
報が必要だからである。また、動き検出は4フィールド
分のメモリを必要とする。これは、MUSE信号においては
フィールド毎に伝送する画素の間引き方が変わるととも
に、その周期が4フィールドだからである。よって、そ
の画素が動いているのか静止しているのかを判定するた
めには、同じ位置の画素を伝送した4フィールド前の情
報が必要となるのである。デコーダではこうして1画素
毎の動き量を検出し、静止画と動画の混合比を変えなが
ら絵を作り上げる。以上がMUSEデコーダ2の基本的動作
である。
次に、デコーダ側での静止画再生系統の従来構成は第
6図のように示される。同図において、11、12はフレー
ムメモリ(2フィールド分のメモリ)、13は減算器、14
はフレーム間の内挿を行う内挿回路、15はフィールド間
の内挿を行う内挿回路、16はフィールドメモリである。
静止画の再生処理では、まず動き検出用のフレームメモ
リ11、12を使ってフレーム間内挿を行い、現フィールド
の絵S1〔Z-0V〕と2フィールド前の絵S2〔Z-2V〕を合成
した絵S3〔Z-0V+Z-2V〕を作り出す。その後、それをフ
ィールドメモリ16に通し、1フィールド時間遅延させる
ことにより、信号S4(絵S4に対応)には〔Z-1V+Z-3V〕
が出力される。この信号S4と絵S3〔Z-0V+Z-2V〕を合成
(フィールド間内挿)することにより、信号S5に4フィ
ールド分を合成した静止画〔Z-0V+Z-1V+Z-2V+Z-3V〕
が出力される。
6図のように示される。同図において、11、12はフレー
ムメモリ(2フィールド分のメモリ)、13は減算器、14
はフレーム間の内挿を行う内挿回路、15はフィールド間
の内挿を行う内挿回路、16はフィールドメモリである。
静止画の再生処理では、まず動き検出用のフレームメモ
リ11、12を使ってフレーム間内挿を行い、現フィールド
の絵S1〔Z-0V〕と2フィールド前の絵S2〔Z-2V〕を合成
した絵S3〔Z-0V+Z-2V〕を作り出す。その後、それをフ
ィールドメモリ16に通し、1フィールド時間遅延させる
ことにより、信号S4(絵S4に対応)には〔Z-1V+Z-3V〕
が出力される。この信号S4と絵S3〔Z-0V+Z-2V〕を合成
(フィールド間内挿)することにより、信号S5に4フィ
ールド分を合成した静止画〔Z-0V+Z-1V+Z-2V+Z-3V〕
が出力される。
しかしながら、このような従来の静止画像再生装置に
あっては、絵S3〔Z-0V+Z-2V〕と絵S4〔Z-1V+Z-3V〕と
を合成するために、1フィールドメモリ16を必要とする
構成となっていたため、メモリ周辺回路が複雑化し、デ
コーダの構成の複雑化やコスト上昇を招くという問題点
があった。
あっては、絵S3〔Z-0V+Z-2V〕と絵S4〔Z-1V+Z-3V〕と
を合成するために、1フィールドメモリ16を必要とする
構成となっていたため、メモリ周辺回路が複雑化し、デ
コーダの構成の複雑化やコスト上昇を招くという問題点
があった。
すなわち、そもそもMUSE信号は16MHzで伝送され、2
フレーム分の1フィールドメモリ16は16MHzで動作す
る。ところが、絵S3〔Z-0V+Z-2V〕では、フレーム間の
信号を内挿処理するので、動作クロックは32MHzと2倍
になる。そして、MUSE方式独特の処理、特に輝度信号に
ついてのクロックレート変換を行い、24MHzの信号にす
るという処理を行う。この処理後にフィールド遅延処理
を行うので、輝度系のメモリの動作クロックは24MHzと
なり、メモリ周辺回路の複雑化の要因となっていた。
フレーム分の1フィールドメモリ16は16MHzで動作す
る。ところが、絵S3〔Z-0V+Z-2V〕では、フレーム間の
信号を内挿処理するので、動作クロックは32MHzと2倍
になる。そして、MUSE方式独特の処理、特に輝度信号に
ついてのクロックレート変換を行い、24MHzの信号にす
るという処理を行う。この処理後にフィールド遅延処理
を行うので、輝度系のメモリの動作クロックは24MHzと
なり、メモリ周辺回路の複雑化の要因となっていた。
また、このフィールド遅延処理には、輝度信号処理部
では3Mbit、色信号処理部では1Mbit(以上は概算)と大
規模のメモリを必要とし、MUSEデコーダに使用される全
メモリの中においても大きな割合を占めている。
では3Mbit、色信号処理部では1Mbit(以上は概算)と大
規模のメモリを必要とし、MUSEデコーダに使用される全
メモリの中においても大きな割合を占めている。
そこで本発明は、フレーム間内挿後のフィールドメモ
リを削除して、デコーダの構成の簡略化やコスト低減を
図ることのできる静止画像再生装置を提供することを目
的としている。
リを削除して、デコーダの構成の簡略化やコスト低減を
図ることのできる静止画像再生装置を提供することを目
的としている。
本発明による静止画像再生装置は上記目的達成のた
め、その原理図を第1図に示すように、縦続接続された
少なくとも3段のフィールドメモリ25〜27を有する記憶
手段21と、1段目のフィールドメモリ25に入る前のMUSE
信号と2段目のフィールドメモリ26の出力から取り出し
たMUSE信号とをフレーム間内挿する第1の内挿回路22
と、1段目のフィールドメモリ25の出力から取り出した
MUSE信号と3段目のフィールドメモリ27の出力から取り
出したMUSE信号とをフレーム間内挿する第2の内挿回路
23と、該第1、2の内挿回路22、23からの信号によりフ
ィールド間の内挿を行う第3の内挿回路24と、を備え、
輝度信号処理系および色信号処理系とも前記2系統の第
1、2の内挿回路22、23にてフレーム間の内挿を行うと
ともに、第3の内挿回路24にてフィールド間の内挿を行
ってMUSE映像信号の静止画再生を行うように構成したこ
とを特徴とする。なお、この原理図では、記憶手段21は
4つの1フィールドメモリ25〜28を有している。また、
29は減算器で、これから4フィールド(2フレーム)間
の差分を出力して動き検出信号が取り出される。
め、その原理図を第1図に示すように、縦続接続された
少なくとも3段のフィールドメモリ25〜27を有する記憶
手段21と、1段目のフィールドメモリ25に入る前のMUSE
信号と2段目のフィールドメモリ26の出力から取り出し
たMUSE信号とをフレーム間内挿する第1の内挿回路22
と、1段目のフィールドメモリ25の出力から取り出した
MUSE信号と3段目のフィールドメモリ27の出力から取り
出したMUSE信号とをフレーム間内挿する第2の内挿回路
23と、該第1、2の内挿回路22、23からの信号によりフ
ィールド間の内挿を行う第3の内挿回路24と、を備え、
輝度信号処理系および色信号処理系とも前記2系統の第
1、2の内挿回路22、23にてフレーム間の内挿を行うと
ともに、第3の内挿回路24にてフィールド間の内挿を行
ってMUSE映像信号の静止画再生を行うように構成したこ
とを特徴とする。なお、この原理図では、記憶手段21は
4つの1フィールドメモリ25〜28を有している。また、
29は減算器で、これから4フィールド(2フレーム)間
の差分を出力して動き検出信号が取り出される。
本発明では、第1の内挿回路22と第2の内挿回路23の
それぞれからフレーム間内挿信号が取り出され、第3の
内挿回路24からこれら二つのフレーム間内挿信号の内挿
信号すなわちフィールド間内挿信号が取り出される。こ
こで、二つのフレーム間内挿信号のクロックレートは同
一である。そして、これら二つのフレーム間内挿信号を
第3の内挿回路24に通すことにより、2倍のクロックレ
ートを持つフィールド間内挿信号が容易に生成される。
それぞれからフレーム間内挿信号が取り出され、第3の
内挿回路24からこれら二つのフレーム間内挿信号の内挿
信号すなわちフィールド間内挿信号が取り出される。こ
こで、二つのフレーム間内挿信号のクロックレートは同
一である。そして、これら二つのフレーム間内挿信号を
第3の内挿回路24に通すことにより、2倍のクロックレ
ートを持つフィールド間内挿信号が容易に生成される。
したがって、輝度信号処理系および色信号処理系とも
フィールド間内挿用の動作クロックの異なるフィールド
遅延メモリが削除可能となり、MUSEデコーダの構成が簡
略化し、かつコストも低減する。
フィールド間内挿用の動作クロックの異なるフィールド
遅延メモリが削除可能となり、MUSEデコーダの構成が簡
略化し、かつコストも低減する。
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
第2図は本発明に係る静止画像再生装置の一実施例を
示す図である。第2図は本装置のブロック図であり、こ
の図において、31は動き検出用の2フレームメモリに相
当する記憶手段で、4つの1フィールドメモリ32〜35に
より構成される。動き検出用の2フレーム間の変化量
は、換言すれば4フィールド間の変換量だから、このよ
うな構成となっている。36は減算器で、4フィールド
(2フレーム)間の差分を出力して動き検出信号を取り
出すもの、37、38はフレーム間内挿を行う内挿回路(第
1、2の内挿回路に相当)、39は輝度処理回路、40は色
処理回路である。
示す図である。第2図は本装置のブロック図であり、こ
の図において、31は動き検出用の2フレームメモリに相
当する記憶手段で、4つの1フィールドメモリ32〜35に
より構成される。動き検出用の2フレーム間の変化量
は、換言すれば4フィールド間の変換量だから、このよ
うな構成となっている。36は減算器で、4フィールド
(2フレーム)間の差分を出力して動き検出信号を取り
出すもの、37、38はフレーム間内挿を行う内挿回路(第
1、2の内挿回路に相当)、39は輝度処理回路、40は色
処理回路である。
輝度処理回路39はローパスフィルタ(LPF)41、42、
クロック変換器43、44および輝度についてフィールド間
内挿を行う内挿回路(第3の内挿回路に相当)45を有し
ており、色処理回路40は色についてフィールド間内挿を
行う内挿回路(第3の内挿回路に相当)46を有してい
る。ローパスフィルタ41、42は内挿回路37、38の出力信
号S5、S6に対しそれぞれ12MHzの帯域制限を行い、クロ
ック変換器43、44はローパスフィルタ41、42の出力であ
る32MHzレートの信号をそれぞれ24MHzレートの信号に変
換する。内挿回路45はクロック変換器43、44からの出力
信号に基づいて輝度静止画の再生を行う。また、内挿回
路46は内挿回路37、38の出力信号に基づいて色静止画の
再生を行う。なお、S1〜S10は絵に対応する信号であ
る。
クロック変換器43、44および輝度についてフィールド間
内挿を行う内挿回路(第3の内挿回路に相当)45を有し
ており、色処理回路40は色についてフィールド間内挿を
行う内挿回路(第3の内挿回路に相当)46を有してい
る。ローパスフィルタ41、42は内挿回路37、38の出力信
号S5、S6に対しそれぞれ12MHzの帯域制限を行い、クロ
ック変換器43、44はローパスフィルタ41、42の出力であ
る32MHzレートの信号をそれぞれ24MHzレートの信号に変
換する。内挿回路45はクロック変換器43、44からの出力
信号に基づいて輝度静止画の再生を行う。また、内挿回
路46は内挿回路37、38の出力信号に基づいて色静止画の
再生を行う。なお、S1〜S10は絵に対応する信号であ
る。
以上の構成において、静止画の再生処理では、現フィ
ールS1と2フィールド前の信号S3を現在のフレーム間サ
ブサンプル位相に従って内挿回路37により内挿し、ま
た、同時に1フィールド前の信号S2と3フィールド前の
信号S4を1フィールド前のフレーム間サブサンプル位相
に従って内挿回路38により内挿する。ただし、輝度と色
により切換えられる。
ールS1と2フィールド前の信号S3を現在のフレーム間サ
ブサンプル位相に従って内挿回路37により内挿し、ま
た、同時に1フィールド前の信号S2と3フィールド前の
信号S4を1フィールド前のフレーム間サブサンプル位相
に従って内挿回路38により内挿する。ただし、輝度と色
により切換えられる。
輝度信号処理では、信号S5、S6が12MHzの帯域制限を
行うローパスフィルタ41、42に通された後、クロック変
換器43、44によりそれぞれ32MHzレートの信号から2MHz
レートの信号に変換されて信号S7、S8が得られる。これ
らのローパスフィルタ41、42とクロック変換器43、44は
MUSE方式における輝度信号の静止画像処理の独特の方法
である。2系統のローパスフィルタ41、42およびクロッ
ク変換器43、44からの出力信号S7、S8は内挿回路45によ
りフィールド間サブサンプル位相に従ってフィールド間
の内挿が行われ、輝度信号の静止画S9が再生される。
行うローパスフィルタ41、42に通された後、クロック変
換器43、44によりそれぞれ32MHzレートの信号から2MHz
レートの信号に変換されて信号S7、S8が得られる。これ
らのローパスフィルタ41、42とクロック変換器43、44は
MUSE方式における輝度信号の静止画像処理の独特の方法
である。2系統のローパスフィルタ41、42およびクロッ
ク変換器43、44からの出力信号S7、S8は内挿回路45によ
りフィールド間サブサンプル位相に従ってフィールド間
の内挿が行われ、輝度信号の静止画S9が再生される。
一方、色信号処理では、輝度信号のようにローパスフ
ィルタやクロック変換器は必要ない。内挿回路37、38の
出力信号S5、S6を内挿回路46により色信号用のフィール
ド間サブサンプル位相に従って内挿することにより、色
信号の静止画S10が再生される。
ィルタやクロック変換器は必要ない。内挿回路37、38の
出力信号S5、S6を内挿回路46により色信号用のフィール
ド間サブサンプル位相に従って内挿することにより、色
信号の静止画S10が再生される。
このように、本実施例では静止画再生用のメモリを動
き検出用のメモリ(4つの1フィールドメモリ32〜35)
と共用化することにより、従来のように静止画系(輝
度、色両方)で独立して持っていた動作クロックの異な
るフィールドメモリを削除することが可能になる。その
結果、輝度信号処理系および色信号処理系ともフィール
ド間内挿用の動作クロックの異なるフィールド遅延メモ
リが削除可能となり、MUSEデコーダの構成を簡略化する
ことができるとともに、コストを低減することができ
る。
き検出用のメモリ(4つの1フィールドメモリ32〜35)
と共用化することにより、従来のように静止画系(輝
度、色両方)で独立して持っていた動作クロックの異な
るフィールドメモリを削除することが可能になる。その
結果、輝度信号処理系および色信号処理系ともフィール
ド間内挿用の動作クロックの異なるフィールド遅延メモ
リが削除可能となり、MUSEデコーダの構成を簡略化する
ことができるとともに、コストを低減することができ
る。
次に、第3図は本発明の他の実施例を示す図であり、
本実施例は輝度処理回路51の構成が異なるものである。
すなわち、輝度処理回路51にはクロック変換器が単独に
設けられず、2系統のローパスフィルタ41、42の後段に
クロック変換と輝度信号のフィールド間内挿とを同時に
行うクロック変換・内挿回路(第3の内挿回路に相当)
52が配置されている。したがって、ローパスフィルタ4
1、42の出力である2系統の32MHzレートの信号はクロッ
ク変換・内挿回路52により48MHzレートでフィールド間
内挿が済んだ信号S9として出力される。特に、クロック
変換での処理は、24MHzレートに変換する場合はほぼ同
様の処理で実現可能であり、前記実施よりもさらに回路
規模の縮小化を図ることができるという利点がある。
本実施例は輝度処理回路51の構成が異なるものである。
すなわち、輝度処理回路51にはクロック変換器が単独に
設けられず、2系統のローパスフィルタ41、42の後段に
クロック変換と輝度信号のフィールド間内挿とを同時に
行うクロック変換・内挿回路(第3の内挿回路に相当)
52が配置されている。したがって、ローパスフィルタ4
1、42の出力である2系統の32MHzレートの信号はクロッ
ク変換・内挿回路52により48MHzレートでフィールド間
内挿が済んだ信号S9として出力される。特に、クロック
変換での処理は、24MHzレートに変換する場合はほぼ同
様の処理で実現可能であり、前記実施よりもさらに回路
規模の縮小化を図ることができるという利点がある。
本発明によれば、フレーム間内挿後のフィールドメモ
リを削除することができ、MUSEデコーダの構成を簡略化
できるとともに、コスト低減を図ることができる。
リを削除することができ、MUSEデコーダの構成を簡略化
できるとともに、コスト低減を図ることができる。
第1図は本発明の原理説明図、 第2図は本発明に係る静止画像再生装置の一実施例を示
すブロック図、 第3図は本発明に係る静止画像再生装置の他の実施例を
示すブロック図、 第4〜6図は従来の静止画像再生装置を示す図であり、 第4図はそのMUSEエンコーダ/デコーダの構成を示す
図、 第5図はMUSEの画素伝送方法を説明する図、 第6図はその静止画再生系統の構成を示す図である。 21、31……記憶手段、 22、23……第1、2の内挿回路、 24……第3の内挿回路、 25〜28、32〜35……1フィールドメモリ、 29、36……減算器、 37、38……内挿回路(第1、2の内挿回路)、 39、51……輝度処理回路、 40……色処理回路、 41、42……ローパスフィルタ、 43、44……クロック変換器、 45……内挿回路(第3の内挿回路)、 46……内挿回路(第3の内挿回路)、 52……クロック変換・内挿回路(第3の内挿回路)。
すブロック図、 第3図は本発明に係る静止画像再生装置の他の実施例を
示すブロック図、 第4〜6図は従来の静止画像再生装置を示す図であり、 第4図はそのMUSEエンコーダ/デコーダの構成を示す
図、 第5図はMUSEの画素伝送方法を説明する図、 第6図はその静止画再生系統の構成を示す図である。 21、31……記憶手段、 22、23……第1、2の内挿回路、 24……第3の内挿回路、 25〜28、32〜35……1フィールドメモリ、 29、36……減算器、 37、38……内挿回路(第1、2の内挿回路)、 39、51……輝度処理回路、 40……色処理回路、 41、42……ローパスフィルタ、 43、44……クロック変換器、 45……内挿回路(第3の内挿回路)、 46……内挿回路(第3の内挿回路)、 52……クロック変換・内挿回路(第3の内挿回路)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲吉▼田 昌弘 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 二宮 佑一 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (72)発明者 和泉 ▲吉▼則 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (72)発明者 合志 清一 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (56)参考文献 特開 平1−317080(JP,A) 特開 平3−16488(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】縦続接続された少なくとも3段のフィール
ドメモリと、 1段目のフィールドメモリに入る前のMUSE信号と2段目
のフィールドメモリの出力から取り出したMUSE信号とを
フレーム間内挿する第1の内挿回路と、 1段目のフィールドメモリの出力から取り出したMUSE信
号と3段目のフィールドメモリの出力から取り出したMU
SE信号とをフレーム間内挿する第2の内挿回路と、 該第1、2の内挿回路からの信号によりフィールド間の
内挿を行う第3の内挿回路と、を備え、 輝度信号処理系および色信号処理系とも前記2系統の第
1、2の内挿回路にてフレーム間の内挿を行うととも
に、第3の内挿回路にてフィールド間の内挿を行ってMU
SE映像信号の静止画再生を行うように構成したことを特
徴とする静止画像再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2094394A JP2648382B2 (ja) | 1990-04-10 | 1990-04-10 | 静止画像再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2094394A JP2648382B2 (ja) | 1990-04-10 | 1990-04-10 | 静止画像再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03292076A JPH03292076A (ja) | 1991-12-24 |
JP2648382B2 true JP2648382B2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=14109055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2094394A Expired - Lifetime JP2648382B2 (ja) | 1990-04-10 | 1990-04-10 | 静止画像再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2648382B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01317080A (ja) * | 1988-06-17 | 1989-12-21 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | 高品位テレビジョン受信機 |
JPH0316488A (ja) * | 1989-06-14 | 1991-01-24 | Atein Kaihatsu Kk | 映像信号のサンプリング位相検出方式 |
-
1990
- 1990-04-10 JP JP2094394A patent/JP2648382B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03292076A (ja) | 1991-12-24 |
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