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JP2675354B2 - Muse信号のデコード装置 - Google Patents

Muse信号のデコード装置

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Publication number
JP2675354B2
JP2675354B2 JP63251792A JP25179288A JP2675354B2 JP 2675354 B2 JP2675354 B2 JP 2675354B2 JP 63251792 A JP63251792 A JP 63251792A JP 25179288 A JP25179288 A JP 25179288A JP 2675354 B2 JP2675354 B2 JP 2675354B2
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JP
Japan
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signal
image processing
circuit
luminance signal
color
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JP63251792A
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昇 小島
章秀 奥田
敏幸 坂本
巧 岡村
一三夫 中川
佑一 二宮
吉道 大塚
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Japan Broadcasting Corp
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Hitachi Ltd
Japan Broadcasting Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハイビジョン受信機において帯域圧縮されて
伝送されてくるMUSE信号をデコードする装置に係り、特
に画質向上が図り易く、かつNTSC方式テレビジョン信号
処理と両立性を図るに好適なデコード装置に関する。
〔従来の技術〕
次世代テレビジョン方式として開発が進められている
テレビジョン方式としてハイビジョン方式がある。この
方式は、現行のNTSC方式の約5倍の伝送帯域を必要とす
ることから、実際に放送を行なうためには帯域圧縮を行
ない、伝送帯域の低減を図らなければならない。この伝
送方式の具体的な一方式として、日経エレクトロニクス
「高品位テレビ、難しい世界統一規格」、1987.8.10(n
o.427)、第97頁から第112頁に述べられているMUSE方式
がある。この方式は、記述されているように、送信側で
画像を4フィールド間でオフセットサンプリングするこ
とにより、データを1/4に圧縮して伝送する方式であ
る。したがって、受信側では、データが1/4に圧縮され
たMUSE信号を、フレームメモリ等を用いて、元の広帯域
なTV信号に戻さなければならない。この帯域圧縮された
MUSE信号を元の広帯域なテレビジョン信号に戻すのがMU
SEデコード装置である。
MUSE信号の形式は、上記文献に記述されているよう
に、色信号が1/4に時間圧縮され、線順次で輝度信号の
ブランキング期間に時分割多重されている。したがっ
て、受信側のデコーダ装置では、輝度信号と色信号とを
時分割に連続処理し、フレームメモリや静止領域補間や
動き領域補間回路などが、輝度信号と色信号とで同じも
のが用いられていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術では、輝度信号と色信号が時分割多重さ
れているために、輝度信号をデコードする特性と色信号
をデコードする特性とを任意に設定できるように配慮さ
れておらず、送られてきた輝度信号と色信号の条件に合
わせて、各信号のデコード特性が最適とすることが困難
であるという問題がある。
また、現行NTSC方式では輝度信号と色信号とは周波数
多重されており、MUSE信号のように時分割処理ができな
いので、従来技術では、現行NTSC方式にデジタル処理を
施して画質向上を図るという機能すなわちIDTV機能の兼
用化が困難という問題がある。
本発明の目的は、MUSEデコード装置において、輝度信
号と色信号のデコード特性の最適化を図り、より画質向
上が図れるようにすることである。
また、NTSC信号の画質向上を図るIDTV機能の兼用化が
図り易いMUSEデコード装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、MUSEデコード装置において、MUSE信号を
アナログ−デジタル変換した後に、時分割多重されてい
る輝度信号と色信号とを分離する分離回路を設け、かつ
輝度信号用と色信号用のフレームメモリ及び各補間回路
などを夫々別途に設けるとともに、1/4に時間圧縮され
ている色信号については分離回路の後段で時間伸長した
後に、上記色信号用フレームメモリおよび各補間回路等
でデコードすることにより達成される。
〔作用〕
上記手段において、分離回路で分離した輝度信号を従
来MUSEデコード装置と同様なデコード処理を施すことに
より、輝度信号に最適な特性を設定でき、分離後の色信
号用の各回路を別途に設けることにより、色信号に最適
なデコード特性の設定が可能となる。さらに、色信号の
デコードを時間伸長後に行なうことにより、色信号のデ
コード部の動作速度が低減できるとともに、各デコード
に必要なサブサンプルクロックのタイミング設定のマー
ジンが大幅に増大し、サブサンプルクロックのタイミン
グ誤動作が抑圧でき、画質向上が図れる。
また、輝度信号用デコード回路と色信号用デコード回
路とを各々別途に設けているため、NTSC方式のIDTV処理
に必要な輝度信号用と色信号用の2系統の処理回路との
兼用化が可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図のMUSEデコード装置
の回路ブロック図により説明する。
第1図において、1はMUSE信号の入力端子、2〜4は
デコード装置により元の広帯域なテレビジョン信号に戻
されたR,G,B信号の出力端子、5,6はHD,VD信号の出力端
子、7はアナログのMUSE信号をデジタルに変換するアナ
ログ−デジタル変換器(以後、A/D変換器と記す。)、
8はデジタル変換されたMUSE信号をディエンファシスす
るディエンファシス回路、9は同期処理回路、10は時分
割多重されている輝度信号(Y)と色信号(C)とを分
離する分離回路である。11〜19は輝度信号用デコード
部、20〜30は色信号用デコード部、31は輝度信号用デコ
ード部で元の広帯域信号に戻された輝度信号と、色信号
用デコード部で元の広帯域な色差信号(例えば、R−Y
信号とB−Y信号)とからR,G,Bの原信号に変換する逆
マトリクス回路、32はデジタル−アナログ変換器(以
後、D/A変換器と記す。)である。輝度信号用デコード
部の内、11は輝度信号用逆ガンマ補正回路(以後、Cγ
-1回路と記す)、12は輝度信号用ノイズリデュース回路
(以後、YNR回路と記す。)13,14はフレームメモリ(以
後、Yメモリと記す。)、15は静止画用フレーム間内挿
処理回路(以後、Y静止画処理回路と記す。)、16は動
画用フレーム内内挿処理回路(以後、Y動画処理回路と
記す。)、17は静止画用フィールド間内挿処理回路(以
後、Yフィールド処理回路と記す。)、18は静止画処理
された輝度信号と動画処理された輝度信号とを混合する
ミックス回路(以後、YMIX回路と記す。)、19は輝度信
号の動き量検出回路(以後、Y動き検出回路と記す。)
である。色信号用デコード部の内、20は1/4に時間圧縮
されている色信号を元の時間軸に戻す時間伸長回路(以
後、C時間伸長回路と記す。)21はノイズリデュース回
路(以後、CNR回路と記す。)、22,23はフレームメモリ
(以後、Cメモリと記す。)、24は静止画用フレーム間
内挿処理回路(以後、C静止画処理回路と記す。)、25
は動画用フレーム内内挿処理回路(以後、動画処理回路
と記す。)、26は静止画用フィールド間内挿処理回路
(以後、Cフィールド処理回路と記す。)、27はミック
ス回路(以後、CMIX回路と記す。)、28は色信号の動き
量検出回路(以後、C動き検出回路と記す。)、29は線
順次の色差色信号(例えば、R−YとB−Y信号。)を
同時色差信号に戻す色デコード回路(以後、Cデコード
回路と記す。)30は色信号用逆ガンマ補正回路(以後、
Cγ-1回路と記す。)である。
以後、各回路の動作について簡単に説明する。
まず、輝度信号用デコード部の動作について説明す
る。分離回路10において分離された現輝度信号は、Yγ
-1回路11で伝送逆ガンマ補正が施され、YNR回路12に導
かれる。Yメモリ13,14は夫々1フレーム遅延させる回
路であり、各Yメモリ13,14の出力には1フレーム前と
2フレーム前の輝度信号が導かれる。YNR回路12では、
現輝度信号とYメモリ14からの2フレーム前信号との相
関性を利用して、ノイズリデュースを行なっている。Y
静止画処理回路15では、ノイズリデュースされた現輝度
信号と1フレーム前の輝度信号が導かれ、水平及び垂直
フィルタ処理とフレーム間内挿による3次元処理を施
し、フィールドおよびフレーム間オフセットサンプリン
グにより帯域圧縮されているミューズ信号に対して、フ
レーム間オフセットサンプリングによる帯域圧縮分を元
に戻す。Yフィールド処理回路17では、フイールド間オ
フセットサンプリングによる帯域圧縮分を元に戻す。こ
のため、Yフィールド処理回路17の出力には元の広帯域
な輝度信号が得られる。一方、Y動画処理回路16では、
動画では時間軸方向に動きがあるためYNR回路12からの
現輝度信号のみで水平と垂直の2次元処理によるフィー
ルド内処理が行なわれる。YMIX回路18では、上記のよう
に静止画および動画処理された信号を、Y動き検出回路
19で検出された1フレーム間または2フレーム間の動き
量に応じて混合することで、動画領域は動画処理された
信号を、静止画領域には静止画処理された信号を内挿す
ることで、YMIX回路18の出力には不自然さのない動き適
応処理が施された輝度信号が得られる。
次に、色信号用デコード部の動作について説明する。
分離回路10において分離された色信号は、C時間伸長
回路20で4倍に時間伸長された後、輝度信号と同様にし
て、CNR21とCメモリ22,23によりノイズリデュースされ
た現色信号、1フレーム前色信号をC静止画処理回路24
に導かれる。このC静止画処理回路24とCフィールド処
理回路25とにより、輝度信号と同様な3次元処理を施さ
れ、元の広帯域な色信号に戻される。C動画処理回路26
には現色信号が導かれ、輝度信号と同様な2次元処理が
施される。上記のように静止画および動画処理された色
信号は、CMIX回路27において、C動き検出回路28で検出
された動き量に応じて混合され、不自然さのない動き適
応処理された色信号が得られる。この動き適応処理され
た色信号は、Cデコード回路29で、例えばR−YとB−
Yの線順次色差信号が同時信号に戻され、さらにCγ-1
回路30で同時化された色信号に伝送逆ガンマ補正が施さ
れる。
上記のようにして動き適応処理により元の広帯域な輝
度信号Yと同時色差信号R−Y,B−Yに戻された信号
は、逆マトリクス回路31で原信号R,G,Bに逆変換され、
デジタル−アナログ変換回路32(以後、D/A変換器と記
す。)でアナログ信号に変換され、端子2〜4からモニ
タに導かれる。
上記回路構成における本発明の特徴は、分離回路10を
設け、その後段に11〜19からなる輝度信号用デコード部
とは別途に20〜30からなる色信号用デコード部を設け、
かつ色信号用デコード部20〜30の前段にC時間伸長回路
20を設けていることである。
このように、色信号用デコード部20〜30を輝度信号用
デコード部11〜19と別途に設けることにより、例えば色
信号のノイズリデュース特性をYNR12に関係なく任意に
設定することができる。第2図はノイズリデュース回路
の一例を示す図である。破線で囲んだ12はYNR回路は、3
4は減算器、35は非線形の係数器、36は加算器で構成さ
れ、端子33からの現信号とフレームメモリ13,14からの
2フレーム前信号との差信号に対して、非線形の係数
(例えばα)を掛け、端子33からの現信号に加算する。
この場合、係数器35は減算器34からの差信号レベルが小
さい場合に、例えば1/2の値を持ち、ある値以上になる
と係数αは減少し、差信号レベルが大きい場合には零と
なる。これにより、例えば動画部の高域成分がノイズリ
デュース回路12,21により劣化しないようにしている。
しかし、色信号は輝度信号に比べて狭帯域であり、特に
動画時おいては帯域の劣化は目立ちにくく、色信号のS/
N劣化による画質劣化の方が目立ち易い。本発明では、Y
NR12とCNR21とを別途に設けているので、色信号用ノイ
ズリデュース特性を色信号用に最適とすることが可能と
なる。
また、本発明ではノイズリデュース回路12,21と同
様、静止画処理回路15,24とフィールド間処理回路17,26
および動画処理回路16,26とが、輝度信号用と色信号用
とが別途に設けられている。このため、ノイズリデュー
ス回路12,21と同様、色信号の静止画処理特性と動画処
理特性を輝度信号用とは別途に、色信号に最適な特性と
することができる。
また、本発明では静止画処理回路15,24で現信号と1
フレーム前信号とをフレーム間でリサンプル内挿するフ
レーム間サブサンプルクロックと、フィールド間処理回
路17,26でフィールド間でリサンプル内挿するフィール
ド間サブサンプルクロックとを輝度信号用と色信号用と
で別途に供給でき、各サブサンプルクロックの位相設定
が容易となる。
第3図は輝度信号のサブサンプル位相を説明する図で
ある。第3図において、n,n+1,n+2,n+3は奇数フィ
ールドのライン番号を、m,m+1,m+2,m+3は偶数フィ
ールドのライン番号を示す。また、MUSE信号は4フィー
ルドのオフセットサンプリングが施されており、3aの○
印は第1フィールドのサンプリング位相を、3bの△印は
第2フィールドのサンプリング位相を、3cの●印は第3
フィールドのサンプリング位相を、3dの▼印は第4フィ
ールドのサンプリング位相を示す。したがって、例えば
フレーム間サンプルクロックは、第1のフイールドデー
タと第3のフィールドデータとを3aと3cのように入れた
状態に内挿するもので、nライン目とn+2ライン目の
サブサンプルクロックは3eのように、n+1ライン目と
n+3ライン目のサブサンプル位相は反転して3fのよう
になる。第4図は色信号のサブサンプル位相を説明する
図である。第4図において、4a〜4dは第3図の3a〜3dと
同様、第1〜第4フィールドのサンプリング位相を示
す。しかし、色信号は線順次で多重されているため、サ
ンプリング位相はnとn+1,n+2とn+3と2ライン
分は同位相となり、例えば4eと4fのような位相反転した
サブサンプルクロックは2ライン毎に交互となる。
したがって、図示しないが、第1図のY静止画処理回
路15とC静止画処理回路24とに導かれる輝度信号用と色
信号用のフレーム間サブサンプルクロックは異なったも
のとなる。同様にYフィールド間処理回路17とCフィー
ルド間処理回路26に導かれるフィールド間サブサンプル
クロックも異なる。第5図は、色信号と輝度信号とが時
分割多重されているMUSE信号の一例であり、5aに示すよ
うに1ラインのサンプル数480クロックの内、94クロッ
ク分が色信号に、374クロックが輝度信号に割当てられ
ている。したがって、従来例では各サンプルクロック
を、例えば5bに示すようなクロック配分で色信号用のサ
ブサンプルクロックと輝度信号用のサブサンプルクロッ
クを切換える必要がある。しかし、第5図で明らかのよ
うに、サブサンプルクロックの切換えマージンは±3ク
ロック分しかなく、回路設計が困難であった。また、誤
動作の原因となっていた。しかし、本発明を用いること
により、輝度信号用の1ライン毎のサブサンプル位相の
切換を100クロック分の色信号期間で行なえばよく、切
換えマージンが増大する。また、色信号用の2ライン毎
のサブサンプル位相の切換は、後述するように輝度信号
とほぼ同位相期間で切換えることができ、かつサブサン
プル周波数も低減する。このため、回路設計が容易とな
る。
つぎに、本発明では色信号デコード部20〜30の前段に
C時間伸長回路20を設けることにより、1/4に時間圧縮
多重されているサンプリングデータ480はハ
イビジョンTVの水平周波数であり、480は約16.2MHz
となる。)は時間伸長により120に周波数ダウンさ
れる。したがって、CNR21,Cメモリ22,23の動作周波数は
120(約4MHz)と低減され、サブサンプル周波数も
低減し、例えばIC化しやすいものとなる。
第6図は、YNR12およびCNR21に導かれる輝度信号と色
信号のタイミングを示す図であり、6aは分離回路10に導
かれるサンプリング周波数480のMUSE信号、6bは分
離回路10からYNR12に導かれる輝度信号、6cはC時間伸
長回路20に導かれる色信号である。C時間伸長回路20で
は、例えば周波数480で、6dに示す期間幅の書込み
クロックで色信号6cをメモリに書込み、周波数120
で、6eに示す期間幅の読出しクロックで上記メモリから
色信号を読出すことにより、6fに示す時間伸長された色
信号が出力され、CNR回路21に導かれる。
このようにすることで、YNR回路12に導かれる輝度信
号と、CNR回路21に導かれる色信号のタイミングがほぼ
一致する。したがって、これらの輝度信号および色信号
が導かれるYメモリ13,14とCメモリ22,23のタイミング
もほぼ同じとなり、図示しないが各メモリ13,14,22,23
のコントロール回路のタイミング設計が容易となり、回
路の兼用化も可能となる。また、各サブサンプルクロッ
クの位相切換タイミングもほぼ同じとなり、タイミング
設計が容易となり、システムの誤動作を低減でき、画質
の向上が図れる。
第7図は、本発明のMUSEデコード装置に、例えばNTSC
方式のテレビジョン信号のIDTV機能を兼用した一実施例
を示す図である。
第7図において、37はNTSC方式の色信号の入力端子、
38,39はNTSC方式の各同期信号の入力端子、40は端子37
からの色信号用A/D変換器、41は副搬送波を有した色信
号を復調する回路(以後、C復調回路と記す。)、その
他は第1図の一実施例と同じである。第7図の実線の信
号の流れは、IDTV機能の信号の流れを示し、破線は第1
図の一実施例で示したMUSEデコードシステムの信号の流
れで、IDTV機能時に使用しない信号の流れを示す。
以下、IDTV機能時の動作について説明する。端子1か
らのNTSC方式の輝度信号が、例えばA/D変換器7で4
SCSCは色副搬送波周波数であり、4SCは約14.3MH
zとなる。)クロックでサンプリングされたとすると、
階調度を8bitとすると1フレーム分のメモリ容量は
(1)式 8bit×910×5253.82Mbit ……(1) で与えられる。一方、MUSEシステムでは、1フレーム分
のメモリ容量は(2)式 8bit×480×11254.32Mbit ……(2) で与えられ、輝度領域のみでは 8bit×380×11253.42Mbit ……(3) となり、NTSC方式の1フレームメモリ容量とほぼ一致す
る。したがって、A/D変換器7でサンプリングされた輝
度信号はYNR回路12で、Yメモリ13からの1フレーム前
の輝度信号との相関性を用いたノイズリデュースが施さ
れる。Y静止画処理回路では、YNR回路12からの現輝度
信号とYメモリ13からの1フレーム前信号とが加算され
るフレーム輝度くし形フィルタ機能が施される。さら
に、フィールド間処理回路17では、現信号と1フィール
ド前の信号とを共に倍速変換してノンインタレース化す
るフィールドプログレススキャン機能が施される。この
2つの機能が静止画用処理機能である。一方、Y動画処
理回路16では、ライン輝度くし形フィルタ機能と色副搬
送波帯域を抑圧するLPF機能とが平行して実行され、共
に倍速変換し、同じラインの信号を2度読出しするライ
ンプログレススキャン機能が施される。動画用処理で
は、ライン輝度くし形フィルタ機能とラインプログレス
スキャン機能を施した処理と、LPF機能とラインプログ
レススキャン機能を施した処理とが同時に実行され、各
出力がYMIX回路18に導かれる。YMIX回路18では、MUSEデ
コード時と同様、Y動き検出回路19からの動きに応じ
て、例えば、輝度信号および色信号ともに動きがない場
合は、静止画処理された信号を、フレーム間では動きが
あるがライン間に信号の変化がない場合にはライン輝度
くし形フィルタとラインプログレススキャン機能が施さ
れた動画処理信号が、ライン間にも信号の変化がある場
合にはLPFとラインプログレススキャン機能が施された
動画処理信号が出力されるように、動き適応処理が施さ
れ、YMIX回路18の出力にはIDTVシステム処理された輝度
信号が得られる。
一方、A/D変換器40でサンプリングされた色信号はC
復調回路41で、例ではR−YとB−Yの色差信号に復調
されCNR回路21に導かれる。復調された色信号の帯域は
輝度信号に比べて狭帯域であり、例えば約500KHzのLPF
を通した後、サンプンリング周波数を1/4(SC)に低
減化することができる。さらに、この場合、色信号を線
順次に変換してCNR回路21に導くとすると、Cメモリ22,
23の1フレーム分のメモリ容量は(4)式 で与えられ、MUSEシステム時の1フレーム分のメモリ容
量(5)式 8bit×100×11250.9Mbit ……(5) とほぼ一致し、メモリの兼用化に適した値となる。CNR
回路21はYNR回路12と異なり、色信号の2フレーム間の
相関性を用いたノイズリデュースが施される。C静止画
処理回路24とフィールド間処理回路26は輝度信号と同様
なフレーム色くし形フィルタ機能とフィールドプログレ
ススキャン機能を施し、C動画処理回路25もライン色く
し形フィルタとLPFおよびラインプログレススキャン機
能を施し、CMIX回路27でC動き検出回路28からの動き量
に応じた動き適応処理が施される。
以上のようにして、IDTVシステム処理された輝度信号
とR−YとB−Yの色差信号とが逆マトリクス回路31に
導かれ、D/A変換器32からIDTV用のR,G,Bの原信号が出力
される。
このように、本装置を用いることにより、MUSEデコー
ド装置をIDTVシステムと兼用化する場合に都合のよいシ
ステムとすることができる。
また、第7図の一実施例では色信号を色差線順次で処
理したが、例えばCメモリ22,23のメモリ容量を2倍と
し、色差信号をドット毎に内挿し、データ周波数を2
SCとすることで、同時の色差信号として処理することも
できる。
また、図示しないがC復調回路41をアナログ処理と
し、色信号用のA/D変換器40の代わりにR−Y用とB−
Y用の2つのA/D変換器を設けることにより、この2つ
のA/D変換器でのサンプリング周波数をSCに低減で
き、またサンプリング周波数を低減化するための約500K
HzのLPFも不要となる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、MUSE信号の色信号デコード特性を輝
度信号と別途に任意に設定することが可能であり、かつ
デコード装置のシステム構成が簡単となり、デコード動
作の誤動作を軽減できるとともに、画質向上が図れると
いう効果がある。
さらに、NTSC方式テレビを本装置で受信した場合に、
IDTV機能を兼用化が可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
ノイズリデュース回路の一例を示すブロック図、第3図
はMUSEシステムにおける輝度信号のサブサンプル位相の
説明図、第4図はMUSEシステムにおける色信号のサブサ
ンプル位相の説明図、第5図はMUSE信号における色信号
と輝度信号の多重形体の一例を示す波形図、第6図は第
1図の本発明の一実施例のYメモリとCメモリに導かれ
る各信号のタイミングを説明するタイミング図、第7図
は本発明にIDTVシステムを兼用した一実施例を示すブロ
ック図である。 7,40……アナログ−デジタル変換器、8……ディエンフ
ァシス回路、9……同期処理回路、10……分離回路、11
……輝度信号用逆ガンマ補正回路、12……輝度信号用ノ
イズリデュース回路、13,14……輝度信号用フレームメ
モリ、15……輝度信号用静止画処理回路、16……輝度信
号用動画処理回路、17……輝度信号用フィールド間処理
回路、18……輝度信号ミックス回路、19……輝度信号用
動き検出回路、20……時間伸長回路、21……色信号用ノ
イズリデュース回路、22,23……色信号用フレームメモ
リ、24……色信号用静止画処理回路、25……色信号用動
画処理回路、26……色信号用フィールド間処理回路、27
……色信号ミックス回路、28……色信号用動き検出回
路、29……色デコード回路、30……色信号用逆ガンマ補
正回路、31……逆マトリクス回路、32……デジタル−ア
ナログ変換器、34……減算器、35……係数器、36……加
算器、41……色信号復調回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 敏幸 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 岡村 巧 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 中川 一三夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 二宮 佑一 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (72)発明者 大塚 吉道 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−189893(JP,A) 特開 平2−13190(JP,A) 特開 平2−44986(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】4フィールドで一巡するフィールドおよび
    フレームオフセットサンプリング方式で帯域圧縮して伝
    送されるMUSE信号をデコードする装置において、前記MU
    SE信号をアナログ−デジタル変換するA/D変換器と、前
    記MUSE信号に時分割多重されている色信号と輝度信号と
    を分離する分離手段と、該分離手段から輝度信号が供給
    される輝度信号用ノイズリデユーサと、このノイズリデ
    ユーサに接続される輝度信号1フレーム以上を記憶する
    第1のフレームメモリと、前記輝度信号用ノイズリデユ
    ーサによりノイズリデユーサ処理された輝度信号に静止
    画処理を施す第1の静止画処理手段と、動画処理を施す
    第1の動画処理手段と、動きを検出する第1の動き検出
    手段と、該第1の動き検出手段からの動き量に応じて前
    記第1の静止画処理手段からの輝度信号と第1の動画処
    理手段からの輝度信号とを混合する第1のミックス手段
    とからなる輝度信号用デコード手段と、 前記分離手段から色信号が供給される時間軸圧縮されて
    いる色信号を時間軸伸長する時間軸伸長手段と、この時
    間軸伸長手段に接続される色信号用ノイズリデユーサ
    と、この色信号用ノイズリデユーサに接続される色信号
    1フレーム以上を記憶する第2のフレームメモリと、前
    記色信号用ノイズリデユーサによりノイズリデユーサ処
    理された色信号に静止画処理を施す第2の静止画処理手
    段と、動画処理を施す第2の動画処理手段と、動きを検
    出する第2の動き検出手段と、該第2の動き検出手段か
    らの動き量に応じて前記第2の静止画処理手段からの色
    信号と第2の動画処理手段からの色信号とを混合する第
    2のミックス手段とからなる色信号用デコード手段と、 を具備することを特徴とするMUSE信号のデコード装置。
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