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JP2641632B2 - 食品の鮮度保持剤 - Google Patents

食品の鮮度保持剤

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JP2641632B2
JP2641632B2 JP6268891A JP6268891A JP2641632B2 JP 2641632 B2 JP2641632 B2 JP 2641632B2 JP 6268891 A JP6268891 A JP 6268891A JP 6268891 A JP6268891 A JP 6268891A JP 2641632 B2 JP2641632 B2 JP 2641632B2
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は緑色植物の搾汁液中に存
在する抗酸化活性物質を主体とする成分を有効成分とし
て含有する食品の鮮度保持剤に関する。
【0002】食品の鮮度は酸化反応、酵素反応、微量必
須成分の細胞内濃度の減少等により次第に低下する。本
発明はこれらの因子の幾つかを取り除くかあるいは修復
する作用を有する緑色植物の搾汁液中の成分を利用して
食品の鮮度の保持を図ることに関する。
【0003】
【従来の技術】食品の鮮度は低温保存、防腐剤、脱酸素
剤、包装材などにより保持されるが、これとは別に、鮮
度保持剤も広く利用されている。鮮度保持剤は、炭酸水
素ナトリウム、クエン酸塩、リンゴ酸塩等の塩類を主成
分とするものや、ブチルヒドロキシアニソ−ル(BH
A)、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、パルミ
チン酸、アスコルビン酸、エルソルビン酸、コ−ジ酸、
ビタミンE(α−トコフエロ−ル)、レシチン等の抗酸
化剤を主成分とするもの等が使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、抗腫瘍
作用、抗高脂血症作用、血糖低下作用、抗ウイルス作用
等の数多くの生理作用を有する成分を含むことが明らか
にされている麦類植物、その他の緑色植物(海藻を含
む。以下同じ)の緑葉に着目し、抗酸化性という立場か
らその成分の検討を行つた。
【0005】その結果、イネ科植物、例えば麦類植物、
その他の緑色植物の緑葉成分中に、α−トコフエロ−ル
と同等ないしそれ以上に強力な酸化防止活性を有する成
分が含まれており、それが食品の鮮度保持剤として有用
であることを見い出し、本発明を完成した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、緑色植物の緑
葉から抽出された抗酸化活性物質を有効成分として含有
することを特徴とする食品の鮮度保持剤を提供するもの
である。
【0007】本発明は食品の鮮度保持を、緑色植物搾汁
液に含有されている抗酸化活性成分又は該抗酸化活性成
分と微量必須成分との共同作用を利用して行うものであ
り、単に見掛けの鮮度を保持するのではなくて、後記実
施例にも示すように、例えば油脂類の酸化により生成す
る有害物質であるマロンジアルデヒド、4−ヒドロキシ
ノネナ−ル等の生成も抑制し、食品の形態によつては、
生体に対する有効な機能が期待できる。
【0008】以下、本発明の鮮度保持剤の有効成分であ
る緑色植物の緑葉から抽出された抗酸化活性物質につい
て、さらに詳細に説明する。なお、本明細書における含
水アルコ−ルの含水率%はv/v%による。
【0009】原料となる緑色植物としては、麦類植物が
好適であるが、それ以外に、クロ−バ−、アルフアルフ
ア、ケ−ル、ホウレン草、レタス、パセリ、セロリ、キ
ヤベツ、白菜、水菜、ピ−マン、ニンジン緑葉、大根緑
葉、ササ、アシタバなどの牧草類、野菜類、山野草類植
物;さらに、スピルリナ、クロレラ、ワカメ、青ノリな
どの淡水産もしくは海水産緑色藻類、等もまた使用する
ことができる。
【0010】本発明において好適に使用される麦類植物
としては、大麦が最も適しているが、その他に、小麦、
裸麦、エン麦、ハト麦、トウモロコキシ、キビ、イタリ
アンダイグラスなどもまた使用することができる。
【0011】本発明では、これら緑色植物、殊に麦類植
物の中でも成熟期前に収穫した若い植物の新鮮な茎及び
/又は葉の部分(本明細書ではこれらを総称して「緑
葉」という)が特に適している。
【0012】緑色植物、例えば麦類植物の緑葉はまず、
ミキサ−、ジユ−サ−、等の機械的破砕手段によつて搾
汁し、必要に応じて、篩別、濾過等の手段によつて粗固
形分を除去することにより搾汁液(以下、これを「青
汁」という)を調製する。
【0013】次いで、この青汁をそのままで、或いはそ
れを凍結乾燥、噴霧乾燥等の適当な乾燥手段で乾燥する
ことにより得られる青汁粉末を充分量の水又はn−ヘキ
サンで抽出処理する。この抽出処理は通常室温で行なう
ことができ、場合によつては2回又はそれ以上繰り返し
行なつてもよく、それによつて水可溶性成分又はn−ヘ
キサンに実質的に不溶性の成分を分離回収する。回収さ
れた抽出成分はこの段階で前記と同様にして乾燥し固形
化することができる。
【0014】かくして得られる水可溶性成分又はn−ヘ
キサン不溶性成分を次いで含水率0〜80%、好ましく
は10〜70%、さらに好ましくは15〜50%の含水
エタノ−ル、例えば含水率20%の含水エタノ−ルで抽
出処理を行ない、該含水エタノ−ルに可溶性の成分を分
離回収する。
【0015】この含水エタノ−ルによる抽出処理は、前
記の如くして調製される青汁もしくはそれから水不溶性
成分を完全に除去した緑葉の水溶性成分又はそれらを凍
結乾燥、噴霧乾燥等の適当な乾燥手段で乾燥して得られ
る粉末に対して直接行なうこともできる。
【0016】このようにして回収された含水エタノ−ル
可溶性成分は、そのままで或いは濃縮又は溶媒を留去す
ることにより、本発明の鮮度保持剤の有効成分として使
用することができる。
【0017】さらに、本発明によれば所望に応じて、上
記含水エタノ−ル可溶成分を適当な吸着剤、例えば Sty
rene−DVB樹脂吸着剤(例えば、ロ−ム・アンド・ハ
−ス社製、アンバ−ライトR吸着剤XAD−2)等で処
理し且つ含水率0〜80%、好ましくは20〜70%、
さらに好ましくは30〜60%の含水メタノ−ルで溶離
処理を行なうことによつて、該含水メタノ−ルに可溶性
の成分を回収することができる。これによつてさらに酸
化防止活性に優れた画分を取得することができる。
【0018】このようにして回収される含水メタノ−ル
可溶性成分はそのまま或いは濃縮又は溶媒を除去するこ
とにより、本発明の鮮度保持剤の有効成分として使用す
ることができる。
【0019】さらにまた、このようにして大麦から回収
される含水メタノ−ル可溶性成分は、例えば、含水率が
30〜70%、好ましくは約40〜60%の含水メタノ
−ルを用いて再結晶精製することにより、抗酸化活性物
質の本体を微黄色結晶として取得することができる。こ
のようにして単離された抗酸化活性物質の本体は、NM
R、質量分析等の分析の結果、下記式
【0020】
【化2】 で示される構造を有する2′−O−グリコシル−イソビ
テキシンであることが同定された(後記参考例1参
照)。この単離された抗酸化活性物質を本発明の鮮度保
持剤の有効成分として用いることもできる。
【0021】上記構造式又はこれに類する構造を有する
抗酸化活性物質が、麦類植物をはじめとする緑色植物の
緑葉中に含まれており、それが本発明における抗酸化活
性物質の有効成分をなしているものと推定される。
【0022】以上に述べた如くして調製される抗酸化活
性物質は、必要に応じて、炭酸水素ナトリウム、クエン
酸塩、リンゴ酸塩等の塩類;BHT、BHA、エリソル
ビン酸、パルミチン酸、アスコルビン酸、ビタミンE、
レシチン等の抗酸化活性物質;着色料、香料、各種増粘
剤等に混合して、本発明の鮮度保持剤として使用するこ
とができる。
【0023】しかして、本発明の鮮度保持剤は、各種の
食品、例えば、鮮度果実、魚肉類及びその加工食品、パ
ン類、麺類、クツキ−、アメ、ジヤム類、乳製品、各種
調味料、レトルト食品等に適用することによつて、これ
ら食品を長期にわたつて新鮮状態に保持することができ
る。
【0024】次に、参考例及び実施例により、本発明を
さらに具体的に説明する。
【0025】
【参考例1】(活性成分の分画と調製法) 成熟期前の大麦の青汁の凍結乾燥粉末20gにn−ヘキ
サン500mlを加え常温で約5分間よく撹拌した後、不
溶成分を遠心分離(8000rpm、10min)により分離
し、さらに分離した不溶成分にn−ヘキサン500mlを
加え、同様の操作を繰り返しn−ヘキサン不溶成分を得
た。
【0026】この不溶成分に、含水率20v/v%のエ
チルアルコ−ル500mlを加え常温で約5分間よく撹拌
した後、不溶分を濾別する。濾別した不溶分を再度含水
率20v/v%のエチルアルコ−ル500mlで同様に処
理し、得られる濾液を合わせて、減圧下に溶媒を留去擦
する。これによつてエチルアルコ−ル抽出物13.0g
を得た。
【0027】このエチルアルコ−ル可溶分をアンバ−ラ
イトXAD−2カラムに吸着させた後、蒸留水、含水率
がそれぞれ80、60、40、20及び0v/v%の含
水メタノ−ル、ならびにアセトンで順次離溶させ、溶出
液を得た。
【0028】各溶出液は減圧蒸留にて溶媒を留去し、そ
の結果、水抽出物4.77g、20%メタノ−ル抽出物
180mg、40%メタノ−ル抽出物131mg、60%メ
タノ−ル抽出物199mg、80%メタノ−ル抽出物32
mg、100%メタノ−ル抽出物165mg、アセトン抽出
物0.87mg、を得た(ここで、メタノ−ルの%は含水
メタノ−ル中のメタノ−ル濃度v/v%である)。
【0029】上記の如くして得られた60%メタノ−ル
抽出物を、さらに60%メタノ−ルを用いて再結晶し、
180mgの微黄色の結晶を得た。この結晶の構造決定を
質量分析及びNMRにより行つた。
【0030】質量分析はFAB−MS:VG ZAB−
2F,(Xenon Gun)(Jon Tech)型質量分析装置を用い
て行い、第1図に示す結果が得られた。この質量スペク
トルからm/z=595に[M+H+]のピ−クがみら
れ、分子量は594であることが決定され、元素分析の
結果と併せて考慮するとき、本物質の分子式はC2730
15であると判断される。
【0031】本物質の紫外線吸収スペクトルをH2O及
びメタノ−ル中で測定したところ、それぞれ第2図及び
第3図に示すようになりフラボノイドグルコシドの吸収
を示した。
【0032】赤外線吸収スペクトルをJASCO FT
/IR−7000SによりKBr法を適用して測定した
結果を第4図に示す。3422cm-1にOH基の存在を示
している。
【0033】本物質は常法により塩酸−メタノ−ルで加
水分解するときグルコ−スを1分子遊離して、イソビテ
キシンを生成した。
【0034】さらに、本物質の13C NMRスペクトル
(500MHz)を、精製抗酸化活性物質25mgを用い
てGE OMEGA 300型核磁気共鳴スペクトル吸収
測定装置によりテトラメチルシラン[TMS,(CH3)4
Si]を内部標準として用いて測定し、第5図に示す結
果を得た。第5図においては、化学シフトをδで表示し
た。精製抗酸化活性物質はMeOH−d4中で27炭素
原子に対するシグナルを与え、イソビテキシンの13C−
NMRの標準値[Ramarathnam,N.,Osawa,T.,Namiki,M.a
nd Kawakishi,S.:J.Agric.Food Chem.,37,316
−319(1989)]を基礎として次の構造式である
ことを推定した。
【0035】
【化3】 本物質は、この構造式より、2′−O−グルコシル−イ
ソビテキシンと命名する。
【0036】
【実施例1】大麦若葉100kgを水で洗浄し、殺菌後、
更に水洗してクラツシヤ−にて粉砕し、搾汁機にて搾汁
して、大麦若葉エキス約95lを得た。この大麦若葉エ
キスを噴霧乾燥して得られた青汁粉末4kgを含水率20
%のエタノ−ル20lにより抽出し溶媒を除去して、液
体抽出物700gを得た。
【0037】分析の結果、該抽出物は2′−グルコシル
−イソビテキシンを0.7重量%の濃度で含有してい
た。この抽出物を水で希釈し、2′−グルコシ−イソビ
テキシン濃度で表示して100mg/lとなるような水溶
液を調製した。
【0038】この水溶液にカボスを30分間浸漬した後
に取り出し、室温に放置し、水、ビタミンC及びビタミ
ンEを対照として鮮度保持試験を行つた。鮮度保持試験
は、所定の期間経過後のカボスの色を目視で評価するこ
とにより行ない、緑色をA、部分的に黄色化した場合を
B、全体に黄色化している場合をCと判定した。その結
果を下記表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】
【実施例2】実施例1で得られた抽出物100gを含水
率40%メタノ−ルで抽出し乾燥して65gの抽出物を
得た。この抽出物を用いて実施例1と同様にして、スダ
チの鮮度保持試験を行い、下記表2に示す結果を得た。
【0041】
【表2】
【0042】
【実施例3】実施例1で得た青汁粉末100gにn−ヘ
キサン2.5lを加えて、常温で約5分間撹はん後、不
溶成分を遠心分離(8000rpm、10min.)により分
離し、更に不溶成分にn−ヘキサン2.5lを加え、同
様の操作を繰り返し、n−ヘキサン不溶成分を得た。
【0043】この不溶成分に含水率20v/v%のエタ
ノ−ル2.5lを加え、抽出を同様の操作により繰り返
し、得られる含水率20v/v%のエタノ−ルに可溶性
成分を減圧下にエタノ−ルを留去して、含水率20v/
v%のエタノ−ルにより抽出される画分を72g得た。
【0044】本画分60gをアンバ−ライトXAD−2
カラムに吸着させた後蒸留し、含水率80、60、4
0、20及び0v/v%のメタノ−ルおよびアセトンで
順次流出させた。
【0045】溶出液を減圧蒸留して溶媒を留去して、水
抽出物27g、20%メタノ−ル抽出物1.1g、40
%メタノ−ル抽出物680mg、60%メタノ−ル抽出物
1.5g、80%メタノ−ル抽出物170mg、アセトン
抽出物5.3mgを得た。これとは別に同様の方法で調製
した60%メタノ−ル抽出物1.5gを再結晶して2′
−O−グルコシル−イソビテキシン1.2gを得た。
【0046】β−カロチンを含有する表3および表4に
示す組成のモデルジユ−スを調製して、PH3およびP
H5における60%メタノ−ル抽出物および2′−O−
グルコシル−イソビテキシンによるジユ−スの鮮度保持
効果を水およびビタミンCを対照として評価した。
【0047】評価は、ジユ−スに含まれるβ−カロチン
(栄養的に重要な成分であり、その分解は極力抑える必
要がある)の量及び目視による色の変化によつて行なつ
た。β−カロチンの定量は、日本薬学会編:衛生試験法
・注解、p347〜349(1990年、金原出版株式
会社)に準拠して行なつた。結果を表5および表6に示
す。
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】
【0050】
【表5】
【0051】
【表6】 また、2′−O−グルコシル−イソビテキシン及び60
%メタノ−ル画分を添加したジユ−スは、PH3の場合も
PH5の場合も、色に変化はなく、ずつと淡赤色の新鮮な
色を保持していたが、抗酸化剤未添加のジユ−スは、PH
3の場合にはかなり退色し、PH5の場合は無色となつ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、参考例1で得られた2′−O−グルコ
シル−イソビテキシンのFAB−MS法による測定チヤ
−トを示す。
【図2】図2は、2′−O−グルコシル−イソビテキシ
ンのH2O系における紫外部吸収スペクトルである。
【図3】図3は、2′−O−グルコシル−イソビテキシ
ンのMeOH系における紫外部吸収スペクトルである。
【図4】図4は、2′−O−グルコシル−イソビテキシ
ンの赤外線吸収スペクトルである。
【図5】図5は、2′−O−グルコシル−イソビテキシ
ンの13C−NMRの測定結果を示す図である。
【図6】図6は、図5の続きである。
【図7】図7は、図6の続きである。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2′−O−グルコシル−イソビテキシン
    又は緑色植物の緑葉から抽出された2′−O−グルコシ
    ル−イソビテキシンを含んでなる抗酸化活性画分を有効
    成分として含有することを特徴とする食品の鮮度保持
    剤。
  2. 【請求項2】 抗酸化活性画分が、緑色植物の緑葉の水
    溶性成分であつて、含水率が0〜80%の含水エタノー
    ルに可溶性である成分よりなる請求項1記載の鮮度保持
    剤。
  3. 【請求項3】 抗酸化活性画分が、緑色植物の緑葉成分
    であつて、n−ヘキサンに実質的に不活性で且つ含水率
    が0〜80%の含水エタノールに可溶性である成分より
    なる請求項1記載の鮮度保持剤。
  4. 【請求項4】 含水エタノールが含水率15〜50%の
    エタノールである請求項2または3記載の鮮度保持剤。
  5. 【請求項5】 緑色植物が麦類植物である請求項1〜4
    のいずれかに記載の鮮度保持剤。
  6. 【請求項6】 抗酸化活性画分が、緑色植物の緑葉成分
    であつて、n−ヘキサンに実質的に不溶性で且つ含水率
    が0〜80%の含水エタノールに可溶性であり、さらに
    含水率が0〜80%の含水メタノールに可溶性である成
    分よりなる請求項1記載の鮮度保持剤。
  7. 【請求項7】 含水エタノールが含水率15〜50%の
    エタノールである請求項6記載の鮮度保持剤。
  8. 【請求項8】 含水メタノールが含水率10〜70%の
    含水メタノールである請求項6または7記載の鮮度保持
    剤。
  9. 【請求項9】 緑色植物が麦類植物である請求項6〜8
    のいずれかに記載の鮮度保持剤
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