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JP2621045B2 - モータ内蔵カメラ - Google Patents

モータ内蔵カメラ

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JP2621045B2
JP2621045B2 JP63129575A JP12957588A JP2621045B2 JP 2621045 B2 JP2621045 B2 JP 2621045B2 JP 63129575 A JP63129575 A JP 63129575A JP 12957588 A JP12957588 A JP 12957588A JP 2621045 B2 JP2621045 B2 JP 2621045B2
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film
motor
winding
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隆 三枝
君夫 植松
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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Publication date
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複数のモータによってミラーのアップダウン
やシャッターチャージ、フィルムの巻上げ、巻戻しを行
なうモータ内蔵カメラの改良に関するものである。
〔従来の技術〕 モータによりフィルム巻上を行なうカメラにおい
て、電源条件やフィルムの負荷条件などの変動によって
フィルム給送量が一定にならずにフィルムの画面間隔が
バラつく欠点があった。このため、モータの制動手段と
して、次のようなものが提案されている。
(A)フィルムの給送速度をパルスにより検出し、この
給送速度によりマイクロコンピュータでフィルムのオー
バーラン量を計算し、モータの停止位置を制御するよう
にした装置(例えば、特開昭58−24123号、特開昭58−2
4124号、特開昭58−24125号) (B)一定幅のパルスモータの回転速度に応じた周期を
発生させ、モータが急速回転しているときにはモータの
通電電流のデューティ比が小さく、またモータが低速回
転しているときにはモータへの通電電流のデューティ比
が大きくなるようにモータの回転がフィードバック制御
するよう構成した装置(特開昭60−123828号) 第15図にソレノイドの通電時間と駆動力量の関係を
示す。同図によって、通電時間を増すことにより駆動力
量が大きくなることがわかる。従来、ソレノイドなどの
アクチュエータを作動させる場合、該アクチュエータが
完全に作動したか否か、作動負荷のばらつきなどに関わ
らず一定の通電を行なってきた。そのため、通電時間も
必要以上に長くしなければならなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、前述の(A)手段の場合、フィルムの給
送速度が速い場合にはフィルムを所定量給送する前から
モータを停止させる必要があり、モータ停止後にフィル
ムの負荷が増大した場合にはフィルムを所定量給送する
前にフィルムが停止しフィルムを所定量給送できない欠
点があった。また、前述の(B)手段の場合には、フィ
ルム1駒給送する前に非常に多くのパルスを発生させる
必要があり、構造が非常に複雑になってしまう欠点があ
った。本発明は、前述の従来例の欠点を除去し、電源条
件やフィルムの負荷などの影響を受けずに、かつ、巻上
駒数に関係なく、常に一定のフィルム給送を可能とする
フィルム給送装置を提供することを目的とする。
従来の技術においては、アクチュエータに必要以上
の時間通電しなければならず、1シーケンスの作動時間
が長くなることにより、駒速を上げることができないば
かりか、省電設計に反することになる。そこで、本発明
はこのような問題点を解決するため、アクチュエータに
対して最適な通電時間を与えることを目的としている。
〔問題点を解決する為の手段〕
上記問題を解決するために本発明では、単一の駆動系
を介してフィルムを巻き上げるフィルム給送モータと、
駆動電源の供給を制御する事によって、フイルムの巻き
上げ開始から所定位置までの第1区間において給送モー
タを連続駆動させ、所定位置からフィルムの巻き上げ完
了迄の第2区間において給送モータを一定のデューティ
比のパルスで駆動させる駆動制御手段と、第1区間にお
いて、フィルムの巻き上げ速度を検出する検出手段と、
検出手段によって求められたフイルムの巻き上げ速度に
応じて、所定位置を変更する変更手段とを備えた。
〔実施例〕
先ず本実施例におけるカメラの機能について述べる。
本カメラは自動装填、自動巻上げ、巻戻し可能なフルオ
ートカメラであり、駒速は選択部材により次のようにC
H、CL、Sの3段階の給送モードの選択が可能となって
いる。
CHモード:秒間3駒以上の速写モード CLモード:秒間2駒以上の連写モード Sモード:レリーズに対してのみ作動するシングルモー
ド。
また、本カメラには自動焦点調節(以下AFという)機
能も盛り込まれており、焦点検出手段によって焦点検出
を行ない、その結果に基づいてレンズ距離環を駆動して
いる。AFモードにも下記の2つのモードがある。
AF−Cモード:非合焦状態においてもレリーズ釦が押圧
されるとシャッタを作動させるレリーズ優先モード。
AF−Sモード:合焦しない限りレリーズ釦が押圧されて
もシャッタは作動させない合焦優先モード。
以上の機能の選択により各々のモータの駆動タイミン
グが決定されている。
本実施例においては、シーケンス駆動用モータ(以下
Sという)Ms、フィルム給送駆動用モータ(以下Fモー
タという)Mf、自動焦点調節用モータ(以下AFモータと
いう)Mafの3つのモータを用いている。
第1図は本発明の実施例のブロック図である。100は
マイクロコンピュータ(以下MCUという)であり、各種
入力に対して所定のルーチンを実行し各種の出力を行
い、種々の機能を実現するものである。101はAE用測光
回路、102はAF用測光回路、そして、103は情報設定回路
である。それぞれ、MCU100のポートP1、P2、P3へ接続さ
れ、MCU100は各種情報を受け取る。104は表示回路であ
り、MCU100はAE用測光回路の出力をもとに演算したAE表
示情報出力とAF用測光回路102や情報設定回路103の出力
とをもとに演算した表示情報出力をポートP4へ出力する
ことにより、所定の表示を行なう。
105は絞り制御回路である。露出制御モードがプログ
ラムモードやシャッタ優先モードのとき、レリーズ後に
レンズの絞りが絞り込まれてスリット板34(第3図)が
回転するのを絞り制御用フォトインタラプタ134(第3
図)で受け、絞り制御用フォトインタラプタ出力を波形
整形した絞りエンコーダパルスをMCU100へポートP5を介
して伝達する。MCU100は発生するパルス数を計測し、所
定数に達したところでポートP5を介して絞り制御マグネ
ットに通電してレンズの絞りを適正露出となる絞り値に
係止させる。
106はシャッタ制御回路である。MCU100はポートP6を
介して制御を行う。レリーズ後先幕係止用マグネット
(以下先幕Mg(不図示)という)と後幕係止用マグネッ
ト(以下後幕Mg(不図示)という)の通電してシャッタ
幕の係止を行ない、ミラーアップ完了先幕Mgの通電を解
除して先幕の走行を開始させ、所定のシャッタ制御時間
後に後幕Mgの通電を解除して後幕の走行を行なうことに
よって、シャッタ速度の制御をする。
スイッチSW0はレリーズスイッチであり、MCU100の入
力端子10に接続される。レリーズボタンを第2ストロー
クまで押すことによってonとなる。スイッチSWrは巻戻
し用スイッチであり、スイッチSWbは裏蓋スイッチであ
り、スイッチSWFはフィルム在否スイッチであり、それ
ぞれ、MCU100の入力端子I1、I2、I3に接続される。
107はAFモータ駆動回路であり、ポートP7に接続し、M
CU100がAF用測光回路102の出力によって演算した結果に
よってAF駆動モータの駆動を行なう。
108はSモータ駆動回路であり、MCU100のポートP8に
接続される。チャージスイッチSWchはMCU100の入力端子
I4へ接続され、ソレノイドSはMCU100のポートP9へ接続
される。MCU100は、レリーズ後チャージスイッチSWchに
応じてポートP8およびP9に出力し、SモータMsやソレノ
イドSの駆動を行ない、レリーズシーケンスの起動、ミ
ラーアップ動作、ミラーダウン動作、そして、シャッタ
チャージ動作を行なう。
110はフィルム給送モータ駆動回路であり、MCU100の
ポートP10に接続される。MCU100はシャッタ制御完了後
ポートP10に出力してFモータMfの駆動を行ない、1駒
のフィルムの給送を行なう。また巻戻しスイッチSWrが
押されたときには全駒の巻戻しを行なう。スイッチSWk
は基準スイッチであり、MCU100の入力端子I5へ接続され
る。109はフィルム給送用フォトインタラプタであり、
ダイオードD1とフォトトランジスタTr1から成り立ち、
両者の間の溝でスリット板59が回転する。ダイオードD1
のアソード側とフォトトランジスタTr1のコレクタは不
図示の電源供給ラインへ接続され、ダイオードD1のカソ
ード側は抵抗R1を介してMCU100のポートP12へ接続さ
れ、フォトトランジスタTr1のエミッタは抵抗R2へ接続
され、抵抗R2の他端は接地されている。シャッタ制御
後、あるいは、シャッタチャージ後、FモードMfを正転
させると同時に、MCU100がポートP12をLにすると、ダ
イオードD1に電流が流れ、ダイオードD1は発光する。ス
リット板59の回転によりスリット板59のスリットによっ
てダイオードD1の光が遮断された状態と通過する状態が
あり、フォトトランジスタTr1のベースに入射する光に
強弱ができる。よって、波形整形回路111が抵抗R2と接
続する点には光の強弱に対応した電圧の変化が生じる。
波形整形回路111は波形整形することによりフィルムの
給送量に対応したパルス(すなわちFエンコーダ出力)
がポートP11を介してMCU100へ入力される。MCU100はポ
ート11へ入力するパルス数を所定のタイミングで計測し
てフィルム給送モータ駆動回路110を駆動することによ
り、後述するフィルム給送制御が可能となる。よって、
スリット板59、フォトインタラプタ109、波形整形回路1
11、そして、抵抗R1、R2からフィルム給送量検出手段が
構成される。
第2図は、カメラを正面から見た時の各モータの配置
を概略的に示している。
SモータMsは巻上スプール内に配設されている。Sモ
ータMsに従動して、ミラー、絞りの駆動、シャッタチャ
ージ等を行うシーケンス系の機構部は巻上げ側上部及び
ミラーボックス側面に部組化されており、モータの出力
軸は上側で回転は1方向である。
FモータMfはスプール室とミラーボックスの間に配設
されており、正転でフィルム巻上げを、逆転で巻戻しを
行う。巻上げ伝達系、巻戻し伝達系への切替えは、正逆
転により公転運動する遊星ギヤクラッチを用いている。
AFモータMafは巻戻し側ミラーボックスの下部に設け
られており、その回転をバヨネットの巻上げ側下部に設
けられたカップリングを介してレンズ側に伝達し、合焦
駆動を行なっている。
第3図は、本実施例の駆動部の斜視図であり、レリー
ズ前の状態を示している。ここで、本実施例における駆
動機構の詳細を説明する。
まず、本実施例におけるシーケンス系の作動から説明
する。SモータMsの作動は、ミラーアップ/絞り駆動区
間とミラーダウン/シャッターチャージ区間との2区間
に分かれて行なわれる。第1区間(ミラーアップ/絞り
駆動)はチャージカムギヤ1と一体に形成されたチャー
ジカム2が0〜85[゜]まで回転し、第2区間(ミラー
ダウン/シャッタチャージ)では、残りの275[゜]を
回転して基準位置に戻るよう構成されている。このよう
にチャージカム1回転で1シーケンスを終了するように
なっている。
ここでチャージカム部の作動について述べる。係止レ
バー3は解除レバー4により左旋させられチャージカム
溝部より退避した状態にあり、チャージカム2は回転可
能状態にある。この時チャージスイッチSWchはoffして
いる。シャッタ釦の全押に伴うレリーズ信号によりSモ
ータMsが起動し、チャージカム2が第1区間の左旋を開
始する。チャージカム2の上端にはカム部2aが設けられ
ており、チャージカム2の回転により解除レバー4を右
旋させて、係止爪5にセットしている。解除レバー4の
右旋に伴って右旋可能となった係止レバー3はチャージ
カム上端に設けられた第1区間係止用の溝部2bに落ち込
んでストッパを機能を果すと共にチャージスイッチSWch
が連動してonすることにより、SモータMsの駆動を係止
させている。該係止レバーの解除はソレノイドSの通電
により行なっている。該ソレノイドに通電することによ
り係止爪5が左旋し、解除レバー4の係止を解除する。
解除レバーはバネ6により左旋するが、該ばねは係止レ
バー3を付勢するスイッチSWchより強く設定されている
ため、係止レバー3を伴って回転し、チャージカム2の
係止を解除している。
次に、SモータMsはシャッタ後幕走行完了後、ミラー
ダウン、シャッタチャージの作動を開始する。この区間
においても第1区間同様チャージカム上端に設けられた
カム部2eによって解除レバー4を係止爪5にセットす
る。係止レバーはチャージカムが275[゜]回転した基
準位置においてチャージカム上端に設けられた溝部2cに
落ち込み第1区間同様にチャージカムを停止させる。チ
ャージスイッチSWchのonによりモータを停止させ、その
後ある時間ショートブレーキを掛けた後ソレノイドSに
通電して係止レバー3をチャージカム溝部2cより解除す
る。係止レバー3の解除タイミングはSモータMsの作動
完了時に行なわれ、チャージカムは常に次の作動に対し
て待機状態となっている。
次に第1区間であるミラーアップ、絞り駆動の作動に
ついて述べる。シャッタ釦の全押に伴うレリーズ信号の
発生によりSモータMsが右旋を開始する。その回転は減
速ギヤ系11〜14を介してチャージカムギヤ1に伝達さ
れ、チャージカム2を反時計方向に回転させる。チャー
ジカムギヤ1の下端にはミラー駆動ピン15が固設されて
おり、ミラー駆動レバー16と当接して該レバーを右旋さ
せている。該レバー16の一端は不図示の基板に回動可能
に軸支され、また他の一端は、不図示の基板に配設され
たミラー駆動用の縦レバー21と係合しており、チャージ
カム2の回転に伴って該レバー21を右旋させていく。ミ
ラー駆動縦レバー21、絞り復帰レバー22、絞りレバー23
の3点が不図示の基板に同軸上に軸支されており、それ
ぞればね24、25によって左旋方向に付勢されて、初期位
置設定ピン26に当接している。27は可動ミラーであり、
該初期位置(レリーズ前)においてはフィルム面前方
に、撮影光路に対して45[゜]傾斜して配設されてい
る。該可動ミラーは、回転軸28に回動可能に軸支されて
おり、ミラーダウンばねにより右旋方向に付勢されてい
る。該ミラーの側面にはミラー駆動ピン30が植設されて
おり、ミラー駆動縦レバー21の一端に配設されたレバー
29の作動軌跡内に突出している。前述の第1区間の作動
に伴って、ミラー駆動縦レバー21が右旋することによ
り、該ミラー駆動ピン30が押し上げられて、可動ミラー
27が上昇していく。
一方、絞り復帰レバー22もミラー駆動縦レバーと共に
右旋していく。絞り復帰レバー22と、絞りレバー23との
巻には絞り駆動ばね31が掛けられており、該ばねを介し
て共に絞りレバー23も右旋していく。絞りレバー23の一
端23aには図示しないレンズの絞りレバーが当接してお
り、該ボディ側絞りレバーの右旋に伴ってレンズ内絞り
を徐々に絞り込んでいく。また、絞りレバー23の他の一
端23bに設けられたギヤ部は増速ギヤ32を介して絞り制
御用ラチェットギヤ33及び絞り制御用スリット板34に噛
合っており、設定絞りに応じたエンコーダ出力に対して
ラチェットギヤを係止する絞り制御を行なっている。該
絞り制御用係止爪35は吸着面にセットすることにより永
久磁石にホールドされている。設定絞りに対するパルス
数paに応じた絞りMgへの通電によりその吸着が解かれ
て、係止爪35が左旋し、ラチェットギヤ33を係止するこ
とにより、絞りレバーを設定位置に係止している。
ミラー駆動縦レバー21の一端にはカム部21aが設けら
れておりシャッタレリーズレバー36の先端部に配設され
たローラ37が当接している。シャッタレリーズレバー36
はミラーアップに伴って該カム21aにより左旋させら
れ、該レバーの先端で係合しているシャッタ側メカ係止
レバー38をレリーズしている。
次にミラーダウン〜シャッタチャージの作動である第
2区間について説明する。
シャッタ制御後、ソレノイドSに通電し、チャージカ
ム2の係止を解除する。その時のチャージスイッチSWch
の反転(on→off)を検知することにより、Sモータが
第1区間と同方向に回動しはじめる。ミラー駆動レバー
16はチャージカム2の回動に伴い、ミラー駆動縦レバー
21の戻しばね25により左旋し追随して可動ミラー27も下
降していく。
一方、チャージカム2のカム部2dには、シャッタチャ
ージでレバー41上に固設されたベアリング42が当接して
いる。シャッタチャージレバー41は不図示の基板に回転
可能に軸支され41a、先端部に配設されたローラとシャ
ッタ側チャージレバーが係合している。チャージカムの
第2区間左旋に伴い、該レバー41を右旋させることによ
りシャッタ側チャージレバーを右旋させてシャッタの駆
動ばねのセットを行なっている。また、シャッタチャー
ジレバー41の1端41bはリセット連結レバー43と係合し
ておりシャッタチャージレバー41の右旋に伴い、該レバ
ーを右旋させている。リセット連結レバー43とリセット
レバー44の間にはリセットばね45が内力的な作用をする
よう配設されており、この付勢力により係止状態にある
絞りMg係止レバー35を押し下げ、Mg吸着面にリセットし
ている。これにより絞りレバー23は係止が解かれ、戻り
ばね24により左旋しレンズ内絞りを開放位置に復帰させ
ている。チャージカム2はこの275[゜]の第2区間を
可動することによりミラーダウン、シャッタチャージを
完了して基準位置に復帰して1シーケンスを完了する。
次にフィルム給送系について述べる。本実施例におい
てフィルム巻上げ方式はスプール51の外周に設けられた
爪51aにフィルムのパーフォレーションを引掛けて巻付
けていくスプールドライブ方式が採用されている。
FモータMfはカメラボディに取付けられる不図示の基
板に取付けられ、シャッタの前面に配設されている。モ
ータの出力軸にはピニオンギヤ52が固設されており、減
速ギヤ53〜55を介してスプール51に回転が伝達されてい
る。伝達ギヤの途中には遊星ギヤ56が配設されており、
モータの右旋に伴ってスプール側に回転を伝え、モータ
の左旋に伴って巻戻し側に回転を伝えている。57は4歯
のスプロケットであり、フィルムのパーフォレーション
の移動量を検知すフォロワーの機能を果している。スプ
ロケットの下部にはギヤ57aが設けられ、基準ギヤ58を
介してスリット板59にその回転を伝えている。基準ギヤ
58は1駒送りに対して1回転するギヤであり、該ギヤの
外周部には1回転当たり、1パルス出力する基準スイッ
チSWkが配設されている。スリット板59はフィルム1駒
に対して114パルス発生する分解能を有しており、基準
スイッチSWkの出力より一定のエンコーダパルスで停止
するよう位置制御が可能になっている。
フィルムの送り速度は高速、低速巻上げ時、電源電圧
の変動、周囲温度の変化等により、大きく変動するた
め、フィルムを常に一定の送り量で停止させるのは非常
に困難である。このような変動に対して本実施例におい
てはフィルム送り速度をモニタし、停止直前のブレーキ
制御をモニターした速度に応じて変えることによって、
目標停止位置に対して一定のオーバーシュート量に制御
している。
基準スイッチSWkは、フィルムを半駒(35ミリフィル
ムの場合18〔mm〕)給送した際offするスイッチであ
り、撮影画面間隔をパーフォレーション間に設定するた
めの送り基準SWの機能を果している。フィルムの送り量
は該基準スイッチSWkから57パルス(半駒分)のエンコ
ーダパルスを計数して停止するよう制動制御されてい
る。フィルム送り速度モニタは基準スイッチSWkがonし
てから所定区間に要する時間によって行われ、該モニタ
値によってデューティ駆動範囲を変化させているので、
速度が速ければより長い範囲制動が、また遅ければ短か
い範囲制動が掛かるようになっている。
第4図は電池電圧が十分にあるときの本実施例におけ
る各給送モードのタイミングチャートである。
第4図(1)はCHモードのタイミングチャートであ
る。レリーズ釦の半押しにより発生する半押信号により
焦点検出が開始され、その結果に基づきAFモータMafが
レンズを駆動しており、レリーズ釦の全押により発生す
るレリーズ信号により停止する。SモータMsは、ミラー
駆動、シャッタチャージを行なっており、レリーズ信号
により駆動を開始し、最初にミラーを上昇させる。ミラ
ー上昇後、シャッタが走行し再度Sモータが作動してミ
ラーダウン行程に入いる。FモータMfは、SモータMsの
再起動に同期して駆動を開始しフィルム給送を行なって
いる。このようにSモータMsとFモータMfとが同時に作
動することにより、1シーケンスに掛る所要時間を短か
くすることができる。このCHモードでのAFモータMaf
は、初回のレリーズ前のみ作動し、次駒からは作動しな
くなり、いわゆるAFロック状態となる。
第4図(2)はCLモードのタイミングチャートであ
る。CLモードは、AF駆動させながらの連写するモードの
ためのモードであり、CHモードと同様に制御後、次のレ
リーズまでの間にディレイ時間が必要となる。本実施例
においては200[ms]程度のディレイ時間にとってい
る。よって、CLモードにおいてはミラーダウン後、焦点
検出を行ない、シーケンスの合間にAF駆動することによ
り、常に被写体に対して合焦動作を行ないつつ連続撮影
が可能となる。
第4図(3)はSモードのタイミングチャートであ
る。それぞれのモータの駆動タイミングはCHモードと同
様である。そのため1駒撮りモードといっても、そのレ
リーズの仕方によっては十分に速写が可能なモードであ
る。
以上に示した各給送モードでのモータの作動タイミン
グの組合せは1例であり、その他にも色々な組合せが考
えられる。第5図にその一例を示す。
第5図(1)はCHモードのタイミングチャートであ
る。なお、CHモードは1シーケンスの作動時間が最短な
組合せを必要とするため、その組換えはできない。その
ため、第5図(1)のCHモードのシーケンスは第4図
(1)と同じシーケンスとなっている。
第5図(2)はCLモードのタイミングチャートであ
る。CLモードにおいては第4図(2)でSモータMs、F
モータMfをCHモードと同様に作動させていたものを、第
5図(2)においてはシリーズに作動させ、AFモータMa
fを該両モータMs、Mfと並行に作動させている。この組
合せはAFモータMafが、一番負荷が軽いため、他のモー
タと並行に作動させても電源低下時に対しても、作動余
裕が増すメリットがある。
第5図(3)はSモードのタイミングチャートであ
る。SモードにおいてもCLモード同様、SモータMsとF
モータMfとをシリーズに作動させている。
第6図は電池容量が十分にないときの本実施例におけ
る各給送モードのタイミングチャートである。本発明で
は、電池容量が十分でなくなった場合、CH、CLモードに
おいて、2つ以上のモータが並行に駆動している区間を
なくし、全てのモータをシリーズに作動させるようにし
た。通常シーケンスにおいて、CH、CLの両モードは共に
2つ以上のモータを並行作動させているが、フィルム巻
上げ負荷が重くなった場合、及び電池使用時間の経過
や、周囲温度の低下により、電源電圧が低下した場合な
ど、電源の供給能力を超えてしまい、どちらかのモータ
が停止してしまったりすることがある。このように2つ
以上のモータを並行に作動させた場合、電源状態によっ
てはフィルム給送本数が極端に数少なくなってしまうこ
とがある。このような場合に備え、モータの作動スピー
ドを各作動区間に分けてそれぞれモニターし、予め設定
された速度より遅くなった場合(電源供給能力に対して
余裕がなくなった場合)給送形態を切り換えるように構
成した。
第7図はMCU100のメインルーチンのフローチャートで
ある。MCU100に電源が投入されるとMCU100の所定のアド
レスからスタートする。ステップ#0において、メモ
リ、タイマー、フラグ類の初期設定を行なう。ステップ
#1において、測光ルーチンをコールし、AE用測光回路
101やAF用測光回路102からAEとAF用の測光出力のA/D変
換値を得る。続いて、ステップ#2において、情報設定
ルーチンをコールし、情報設定回路103から各種モード
情報、フィルム感度情報、シャッタ速度情報、レンズの
絞り情報などを読み込む。そして、ステップ#3におい
て、演算ルーチンをコールし、ステップ#1やステップ
#2で得た情報をもとにアペックス演算やAF駆動のため
の演算を行ない、ステップ#4において、表示ルーチン
をコールして、表示回路104を駆動して求められた結果
に応じたAE・AF表示を行なう。ステップ#5において、
フィルム巻上が完了しているかどうかを調べる。巻上が
未完であればステップ#1へ戻るが、完了していればス
テップ#6へ進む。ステップ#6において、ステップ#
3で求められたAF駆動のための演算結果にしたがってAF
モータの駆動を行なう。そして、ステップ#7におい
て、レレーズ禁止の解除を行なう。この時点でレリーズ
スイッチSW0のonによってレリーズシーケンスを始める
ことができるようになる。何も割り込みが入らなければ
ステップ#7からステップ#1へ戻ってステップ#1か
らステップ#7の処理を繰り返す。
一方、レリーズスイッチSW0がonになってレリーズシ
ーケンスにはいると、第8図の割り込み処理ルーチンの
ステップ#49から本図のステップ#10へジャンプする。
ステップ#10において、スタックポインタをリセットし
て、タイマーやフラグ類をレリーズ後に合わせた設定に
変更する。ステップ#11において、第9図(a)に示す
ミラーアップルーチンをコールして、シーケンス起動か
ら絞り制御、ミラーアップ完了までの制御を行なう。続
いて、ステップ#12において、シャッタ制御ルーチンを
コールして所定のシャッタ速度へ制御する。そして、ス
テップ#13において、ミラーダウンルーチンをコール
し、ミラーダウンからシャッターチャージなどの処理を
行なう。ミラーダウン中には、割り込み処理ルーチンに
よって、フィルム巻上も並行して行なう。そして、ミラ
ーダウンが完了すると、ステップ#13からステップ#1
へ進み、ミラーダウン後の再測光から始まる次の駒のた
めの制御を開始する。
第8図はMCU100の割り込み処理ルーチンのフローチャ
ートである。第7図のメインルーチン実行中も所定の時
間間隔(例えば2[ms])で割り込みをかけ一定の処理
を行なう。
ステップ#41において、巻戻し中かどうか調べ、巻戻
し中であればステップ#52へ進み、そうでなければステ
ップ#42へ進む。ステップ#42において、レリーズ後か
どうか調べ、レリーズ後であればステップ#51へ進み、
そうでなければステップ#43へ進む。ステップ#43にお
いて、巻戻しスイッチSWrがonかどうか調べ、スイッチS
Wrがonであればステップ#50へ進み、そうでなければス
テップ#44へ進む。ステップ#44において、レリーズ可
能かどうか調べ、レリーズが禁止されていなければステ
ップ#45へ進み、レリーズが禁止されたままであればリ
ターンして割り込み前の処理を続行する。
よってステップ#45へ進むのは、ステップ#7におい
て、レリーズ禁止が解除された後である。ステップ#45
において、給送モードがCHかどうかを調べ、CHであれば
ステップ#49へ進み、CHでなければ(CLかSであれ
ば)、ステップ#46へ進む。ステップ#46において、給
送モードがCLかどうかを調べ、CLであればステップ#47
へ進み、CLでなければ(Sであれば)、ステップ#48へ
進む。ステップ#48へ進むのはSモードの場合であり、
ステップ#48において、レリーズスイッチSW0がoffして
いるかどうかを調べる。offしていればステップ#49へ
進むが、onしたままであれば、リターンして割り込み前
の処理を続行する。というのは、Sモードは、レリーズ
スイッチSW0を押したままのときレリーズの再開を否定
したモードだからである。ステプ#47へ進むのはCLモー
ドの場合であり、ステップ#47において、レリーズ後20
0[ms]経過しているかどうかを調べる。200[ms]経過
していればステップ#49へ進むが、まだであれば、リタ
ーンして割り込み前の処理を続行する。というのは、CL
モードはレリーズ後AF駆動のための時間が必要なモード
だからである。よってステップ#49へ進むのは各給送モ
ードにおいて、レリーズ可能となったときである。ステ
ップ#49において、レリーズスイッチSW0がonしている
かどうかを調べる。onしていれば第7図のメインルーチ
ンのステップ#10へジャンプし、offしていればリター
ンして割り込み前の処理を続行する。
レリーズ後シャッタ制御が終了するまで第8図の割り
込みは行なわれないが、ミラーダウン処理過程で再び、
割り込み可能となると、ステップ#41→ステップ#42→
ステップ#51へ進み、ステップ#51において、第11図に
示すフィルム巻上ルーチンがコールされて、フィルムの
巻上処理における各段階毎の処理が短時間に行なわれて
リターンし、割り込み前のミラーダウン処理を行なう。
一方、ステップ#50へ進むのは、ステップ#43におい
て、巻戻しスイッチSWrのonを検出したときであり、ス
テップ#50において、FモータMfにフィルム巻上の場合
と逆方向の電圧を通電して給送系を切り換えて動作させ
る。Fモータの逆転が始まると、リターンして割り込み
前の処理を続行する。すると、次に割り込みが入ったと
き、ステップ#41からステップ#52へ進む。ステップ#
52において、フィルム在否スイッチSWFがonかどうかを
調べる。onすればステップ#53へ進むが、offしたまま
であれば、リターンして割り込み前の処理を続行する。
フィルム在否スイッチSWFはフィルムがスプロケットに
あればonし、フィルムがスプロケットにかからなくなっ
たときoffするスイッチである。よってoffしたままであ
れば、リターンしてそのまま巻き戻しを続行する。そし
て、フィルムがスプロケットにかからなくなるとフィル
ム在否スイッチSWFがonするのでステップ#52からステ
ップ#53へ進む。ステップ#53において、Fモータの両
端を短絡してブレーキをかける。そして、ステップ#54
において、10[ms]間Fモータへの通電を解除する。次
に、ステップ#55において、50[ms]間Fモータを正転
させる。これは、給送系を切り換えてスプールをフリー
にして新しいフィルムを装填するときに装填を容易にさ
せるためである。ステップ#55からリターンすると割り
込み前の処理を続行するが、再び割り込み処理ルーチン
にはいるときには、巻戻し処理は終了しているので、ス
テップ#41からステップ#52へは進まない。
第12図は電池容量が十分にある場合のレリーズ後のシ
ーケンスのタイミングチャートである。本図の流れを第
7図から第11図のフローチャートに沿って説明する。
MCU100に電源が投入されると、第7図のステップ#0
の初期設定に始まり、ステップ#1からステップ#4ま
での処理が行なわれ、演算結果に基づいた表示が行なわ
れる。ステップ#5において、巻上完了しているかどう
かを調べると、電源投入直後は通常巻上が完了している
ので、AF駆動を行ない、ステップ#7において、レリー
ズ禁止を解除し、ステップ#1からステップ#7の処理
を繰り返す。
この間所定の時間間隔で割り込みが入り、第8図の処
理が行なわれるが、まだ、巻戻しもレリーズシーケンス
も開始されてない状態なので、ステップ#41→ステップ
#42→ステップ#43→ステップ#44と進む。ステップ#
7においてレリーズ禁止が解除されると、ステップ#44
からステップ#45へ進む。ステップ#45からステップ#
48の条件は各給送モードによってレリーズ後の次の駒の
撮影のためのレリーズ禁止条件であり、はじめはステッ
プ#49へ進むことができる。ステップ#49にレリーズス
イッチSW0を調べるときonを確認すると第7図のステッ
プ#10へジャンプしてレリーズシーケンスが始まる(t
=t0)。
ステップ#10において、レリーズ直後切り替えるフラ
グやタイマー類の設定を行なう。ステップ#11におい
て、第9図(a)のミラーアップルーチンをコールし
て、シーケンスの起動から、絞り制御、ミラーアップ完
了までの制御を行なう。
先ず、第9図(a)のステップ#101において、先幕M
gと後幕Mgの通電を行なってシャッタ幕の係止を行な
い、ステップ#102においてSモータへ通電する。する
と、ミラーアップ動作が開始しレンズの絞り込みも開始
する。ステップ#103において、絞り制御を可能とする
ためのイベントカウンタの割り込みを解除する。そし
て、ステップ#104において、チャージスイッチSWchがo
ffするまで待つ。遊びがあるため、Sモータの通電後し
ばらくして、レンズが絞り込まれるにつれて、絞りエン
コーダパルスが入力する。
一方、イベントカウンタの割り込み処理は第9図
(b)に示すごとく行なわれる。ステップ#3において
制御すべき絞り値に対応した絞りエンコーダパルス数pa
が求められ、イベントカウンタにこのpaをセットする
と、イベントカウンタのpaに相当するパルス数を計測す
ると(t=t1)第9図(b)の割り込みが入る。ステッ
プ#201において、絞りMgへ通電することによって、演
算された絞り値にレンズの絞りを停止することができ
る。ステップ#202においてイベントカウンタの割り込
みを禁止とする。
ステップ#104において、チャージスイッチSWchがoff
すると(t=t2)、ステップ#104からステップ#105へ
進む。ステップ#105において、Sモータの両端を短絡
してブレーキをかける。そして、ステップ#106におい
て、Sモータに通電してから停止させるまでの時間tcを
記憶する。この時間tcは電池の容量が十分にあれば短い
が、電池の容量が少なくなると長くなる。続いて、ステ
ップ#107において、13[ms]待つと、シャッタ制御系
が安定するので、第9図(a)のミラーアップルーチン
からリターンして、第7図のステップ#11からステップ
#12へ進む。
ステップ#12において、シャッタ制御ルーチンをコー
ルして、先幕Mgの通電を解除すると先幕の走行が開始
し、所定のシャッタ閉時間後に後幕Mgへの通電を解除す
ると(t=t3)後幕の走行が開始され、所定のシャッタ
速度への制御が行なわれる。
ステップ#12からステップ#13へ進むと、第10図のミ
ラーダウンルーチンがコールされる。
ステップ#301において、ミラーダウン後に必要なタ
イマーやフラグ類のセットが行なわれ、ステップ#302
においてSモータへの通電を解除すると(t=t5)、ブ
レーキ状態が解除される。ステップ#303において、ミ
ラーアップに要した時間tcが75[ms]以下であるかどう
かを調べる。電池の容量が十分にあるときにはtcは短い
ので、ステップ#303からステップ#304へ進むが、そう
でない時にはステップ#305へジャンプする。第12図は
電池の容量が十分あるときなので、ステップ#304へ進
んでFモータを正方向へ通電して巻上動作を開始させ
る。そしてステップ#305において、タイマー割り込み
の禁止を解除するとタイマー割り込みが可能となって、
第8図において、ステップ#41→ステップ#42→ステッ
プ#51と進んで、第11図のフィルム巻上げルーチンを実
行するが、詳細は後述する。
ステップ#306において、ソレノイドSに通電して
(t=t6)、ステップ#307において、チャージスイッ
チSWchがoffするのを待つ。ソレノイドSによる十分な
力量が伝わるとチャージスイッチSWchがoffするので
(t=t7)、ステップ#307からステップ#308へ進む。
ステップ#308において、ソレノイドSへの通電を解除
し、ステップ#309において、Sモータは通電する。よ
って第2区間の制御が始まる。そして、ステップ#310
において、チャージスイッチSWchがonするのを待つ。ミ
ラーダウン・シャッターチャージに必要な駆動が終わる
とチャージスイッチSWchがonするので(t=t8)、ステ
ップ#310からステップ#311へ進む。ステップ#311に
おいて、20[ms]間Sモータにブレーキをかけ、ステッ
プ#314において、ソレノイドSへ再び通電する(t=t
9)。ステップ#313において、再びチャージスイッチSW
chがoffするのを待つ。ソレノイドSによる十分な力量
が伝わるとチャージスイッチSWchがoffするので(t=t
10)、ステップ#313からステップ#314へ進む。ステッ
プ#314において、ソレノイドSへの通電を解除する。
ステップ#314までの処理が終了すると、第7図のステ
ップ#13からステップ#1へ進み、次の駒の撮影のため
の測光からの処理を開始する。しかし、巻上が完了しな
いうちは、ステップ#5からステップ#1へ戻ってステ
ップ#6におけるAF駆動は行なわれないし、ステップ#
7におけるレリーズ禁止も解除されない。
前述のごとくステップ#305でタイマー割り込みの解
除後は、以上のようなミラーダウン処理過程中、所定の
時間間隔でタイマー割り込みが入り、第11図のフィルム
巻上ルーチンが実行される。
第11図のステップ#401は巻上中かどうかを調べ、巻
上中であればステップ#402へ進み、巻上後や巻上前の
場合はステップ#418へ進む。いま、ステップ#304にお
いて既に巻上が開始されているのでステップ#402へ進
む。ステップ#402において、基準スイッチSWkがoffす
る前かどうかを調べ、off前であればステップ#403へ進
みoff後であればステップ#409へ進む。巻上開始直後は
onしているのでステップ#403へ進む。ステップ#403に
おいて、電池の容量が十分にあるかどうかを調べ、十分
にあればステップ#404へ進み、そうでない場合には407
へ進む。電池の容量が十分かそうでないかは、ステップ
#303とステプ#405の判定条件による。すなわち、ミラ
ーアップに要する時間tcが所定値より長くてFモータの
駆動を遅らせた場合や、巻上後15パルスFエンコーダが
進むのに要する時間tf1が所定値より長くなって巻上を
途中停止させた場合には、電池の容量が十分にない場合
としてステップ#407へ進む。よって、第12図の場合、
ステップ#303の条件はクリアしたし、ステップ#405の
判定はまだなので、ステップ#404へ進む。ステップ#4
04において、Fエンコーダパルス数が15パルス以下かど
うかを調べる。15パルス以下であればリターンし、15パ
ルスを越えるとステップ#405へ進む。一度リターンす
ると、第10図のミラーダウンルーチンの処理に戻るが、
ステップ#305においてタイマー割り込みが解除される
と一定の時間間隔で第8図のタイマー割り込み処理ルー
チンから割り込んで処理を行い、第11図のルーチンへ進
む。フィルム巻上開始されてからフィルムが巻き上がる
まで次々と割り込まれ、ステップ#401からの分岐が行
なわれる。巻上を開始してからしばらくの間はステップ
#404からリターンする経路をとるが、15パルス分の巻
上が行なわれるとステップ#404からステップ#405へ進
む。ステップ#405において、15パルス分巻き上げるの
に要した時間tf1が65[ms]より小さいかどうかを調
べ、長ければステップ#406へ進み、短ければステップ
#407へ進む。電池の容量が小さくなると巻上に時間が
かかり65[ms]より長くなる場合もあるが、電池の容量
が十分にあれば時間はかからないのでステップ#407へ
進む。ステップ#407において、基準スイッチSWkがoff
しているかどうかを調べる。offしていればステップ#4
08へ進み、onのままであればリターンする。基準スイッ
チSWkがoffするのはフィルムが半駒送られたときなの
で、しばらくは、ステップ#407からリターンする経路
をとりながら巻上が進む。そして、半駒分の巻上が行な
われると、基準スイッチSWkがoffするので(t=t1
1)、ステップ#407からステップ#408へ進み、ステッ
プ#408において、給送用パルスカウンタと、計測用タ
イマーをリセットしてリターンする。すると、次の割り
込みではステップ#402からステップ#409へ進む。ステ
ップ#409において、Fエンコーダパルス数が20パルス
以下かどうかを調べる。20パルス以下であればステップ
#410へ進み、20パルスを越えるとステップ#412へ進
む。ステップ#410において、基準スイッチSWkがoffし
てからの時間tf2に応じたパルス駆動を開始すべき点を
パルス数換算pxで求めてリターンする。tf2とpxの関係
は第1表に示すようになっている。すなわち、電池の容
量が十分にあって巻上速度が速い場合には、基準スイッ
チSWkがoffしてから37パルスFエンコーダが計測する
と、Fモータの駆動をデューティ比50[%]のパルス駆
動に切り換えるし、最も遅い場合には、巻上終了点の57
パルスまで100[%]駆動続け、その中間の速度におい
ては速度に応じて、パルス駆動の開始点が定まる。
基準スイッチSWkがoffしてから20パルスのFエンコー
ダパルスがでるまでステップ#410を経由してリターン
する。そして、20パルス分のFエンコーダパルスがでる
と、ステップ#409からステップ#412へ進む。これ以降
ステップ#410は経由しないので、このとき20パルス分
駆動するのに要した時間tf2によって求められるパルス
駆動開始点pxが固定される。ステップ#412において、
Fエンコーダパルス数が57パルス以上かどうかを調べ
る。57パルス以上であればステップ#413へ進み、57パ
ルス未満であればステップ#414へ進む。ステップ#414
において、Fエンコーダパルス数がpxパルス以上かどう
かを調べる。pxパルス以上であればステップ#413へ進
み、pxパルス未満であればリターンする。20パルスの速
度計測後しばらくはステップ#414からリターンする経
路で巻上を続けるが、ステップ#410で求めたパルス数p
x分フィルムが送られたところで、ステップ#414からス
テップ#415へ進む。例えば、tf2が26[ms]であればス
テップ#410において第1表に従ってPx=41[パルス]
が得られ、基準スイッチSWkがoffしてから、41パルス分
Fエンコーダ出力を計測したところで、ステップ#415
へ進む。ステップ#415において、パルス駆動用のタイ
マーのカウント値tdが2[ms]より大きいかどうかを調
べ、2[ms]より大きい場合にはステップ#416へ進
み、2[ms]より小さい場合にはステップ#417へ進
む。ステップ#416において、Fモータの両端を短絡し
てブレーキをかけ、ステップ#417において、Fモータ
へ正方向の通電を行なって正転させ、それぞれの処理後
リターンする。よって、パルス駆動用のタイマーのカウ
ント値tdが4[ms]で0に戻るように構成すると、タイ
マーのカウント値tdが0〜2[ms]の時にはFモータが
正転し、タイマーのカウント値が2〜4[ms]の時には
Fモータにブレーキがかかるので、デューティ比50
[%]のパルス駆動可能になる。パルス駆動が始まると
制動がかかり巻き上げ速度は低下しながら、ステップ#
415からステップ#416あるいはステップ#417の経路で
の巻上が続く。フィルム半駒分の57パルスFエンコーダ
出力が近付くにつれ、巻上速度は一定に近付く。そし
て、57パルス分の巻き上げるとステップ#412からステ
ップ#413へ進んで巻き上げ完了に必要なフラグ類をセ
ットし、ステップ#416へ進んでFモータへブレーキを
かける。巻上が完了するとステップ#401からステップ
#418へ進んで、ステップ#418において、巻上完了後の
ブレーキ途中かどうかを調べる。ブレーキ中であれば、
ステップ#419へ進み、そうでない場合にはステップ#4
21へ進む。いま、巻上が完了した直後でブレーキ途中な
のでステップ#419へ進む。ステップ#419において、20
[ms]経過したかどうかを調べ、20[ms]以下であれば
リターンしてその状態を継続し、20[ms]経てばステッ
プ#420へ進む。ステップ#420において、FモータMfの
通電を解除してリターンする。すると、次にステップ#
401→ステップ#418へ進んだとき、ブレーキは終了して
いるので、ステップ#421へ進む。ステップ#421におい
て、シャッターチャージまでが完了しているかを調べ
る。シャッターチャージが完了していればステップ#42
2へ進み、未完であればリターンする。フィルム巻上と
シャッターチャージ完了のどちらが早いかは電池の容量
やフィルムの負荷によって異なるが、既にシャッターチ
ャージが完了いていれば、そのままステップ#422へ進
み、そうでなければリターンしてシャッターチャージが
完了するまでリターンする処理を繰り返す。ステップ#
422において、フィルム給送が未完かどうかを調べる。
未完であれば、ステップ#417へ進み、完了していれば
ステップ#423へ進む。この時点で給送が未完となるの
は、電池の容量が不十分で、シャッターチャージが完了
するまでフィルム給送を待つ場合や給送を途中で止めた
場合である。第12図の場合、電池の容量が十分にある場
合で、フィルム給送のための所定のステップの処理を終
了しているので、ステップ#423へ進む。ステップ#423
において、レリーズシーケンス終了のためのフラグ設定
を行なう。よって、ステップ#423の処理を終えてリタ
ーンすると、次のタイマー割り込みでは、第8図のステ
ップ#42からステップ#43へ進み、フィルム巻上ルーチ
ンはコールされない。また、第7図のステップ#5にお
いて、巻上が完了しているので、ステップ#5からステ
ップ#6へ進むことができ、AF駆動が可能になる。AFモ
ードに応じて、AF−SであればAF駆動が完了したところ
でステップ#6からステップ#7へ進み、AF−Cであれ
ば即ステップ#7へ進んで、レリーズ禁止が解除され
る。すると、ステップ#43→ステップ#44→ステップ#
45へ進むことができるようになってレリーズ可能にな
り、レリーズスイッチSW0がonであれば、給送モードに
応じて、次のシーケンスが始まる。すなわち、CHモード
であればステップ#45→ステップ#49→ステップ#10と
進んで、すぐに次のレリーズが可能になる。CLモードで
あればステップ#45→ステップ#46→ステップ#47→ス
テップ#49→ステップ#10と進み、200[ms]の遅延が
かかってレリーズシーケンスに入る。Sモードであれば
ステップ#45→ステップ#46→ステップ#48→ステップ
#49→ステップ#10と進み、レリーズスイッチSW0がoff
するのを待ってレリーズシーケンスに入る。
第13図は電池の容量が不十分な場合のレリーズシーケ
ンスのタイミングチャートである。電池の容量が低下し
てくるとレリーズ後Sモータを駆動したとき相対的な負
荷が重くなり、ミラーアップに時間がかかるようにな
る。よって、ミラーアップに要する時間tcが所定値より
大きくなって、第10図のミラーダウンルーチン中ステッ
プ#303の判定条件において、ステップ#303からステッ
プ#305へジャンプしてしまう。ステップ#305におい
て、タイマー割り込みを解除すると、第8図の割り込み
処理ルーチンにおいて、第12図の場合と同様、ステップ
#41→ステップ#42→ステップ#51と進み、タイマー割
り込み毎に第11図のフィルム巻上ルーチンがコールされ
る。しかし、第11図のフィルム巻上ルーチンにおいて、
Fモータによる巻上が開始されてないのでブレーキ中で
もなく、ステップ#401→ステップ#418→ステップ#42
1と進む。ステップ#421において、シャッターチャージ
が完了しているかどうかを調べるとき、シャッターチャ
ージ未完のうちはリターンする。よって、t=t10のシ
ャッターチャージ完了するまで、本ルーチンとしては単
にリターンするだけとなる。そのため、この間は第10図
のミラーダウン・ルーチンが実質的に進む。第12図の場
合と同様に、ステップ#314までの処理が終了してシャ
ッターチャージまでが完了すると(t=t10)、第11図
のステップ#421からステップ#422へ進むことができ
る。ステップ#422において、フィルム巻上が完了して
いるかどうかを調べると、前述のごとく巻上を開始して
ない状態なので、ステップ#422からステップ#417へ進
む。
ステップ#417において、Fモータを正転させること
によってフィルム巻上が開始される。ステップ#417の
処理がリターンすると、次のタイマー割り込みでステプ
#401へ進んだとき、巻上中となっているので今度はス
テップ#402へ進む。ステップ#402において、基準スイ
ッチSWkがoffかどうかを調べ、onの間はステップ#403
へ進む。そして、ステップ#403において、電池の容量
が十分にあるかどうかを調べるが、ステップ#303の判
定条件でFモータの通電を待つようだったので、ステッ
プ#407へ進む。要するに、シャッターチャージまで完
了しているから、巻上途中で停止するための判定をする
必要はないし、またそうすると先に進まなくなってしま
うからである。よって、以下は、第12図と同様な処理が
行なわれてフィルム巻上が終わり、ブレーキをかける。
この間、電池の容量が極端に少なくて巻上に時間を要す
るようになって、20パルスFエンコーダが出力する時間
tf2が52[ms]越えると、ステップ#410において、Px=
57が得られる。このような場合にはパルス駆動すること
なしに巻上を停止させることになる。しかし、このとき
の停止間際の駆動スピードは電池の容量が十分にあっ
て、停止位置よりだいぶ前から、パルス駆動を始めたと
きに近付くので、電池の容量の低下による駆動電圧のば
らつきを解消できることになる。こうして、ブレーキも
同様にステップ#418〜ステップ#420の処理が行なわれ
て終了すると、ステップ#418→ステップ#421へと進
む。ステップ#421において、シャッターチャージが完
了しているかどうかを調べると既に(t=t10)完了し
ており、ステップ#422へ進む。ステップ#422におい
て、巻上が完了しているかどうかを調べると、今度は完
了しているのでステップ#423へ進む。ステップ#423に
おいてレリーズシーケンス終了に必要なフラグ類のセッ
トをしてリターンすると、第12図と同様に次の駒の撮影
がAFモードや給送モードに応じて可能となる。第12図の
場合と異なり、Sモータ通電中にFモータが通電されな
いので、Sモータ通電中の負荷が軽くなり、電池電圧の
低下が抑えられ、電池の容量がより低下しても使用可能
となる。
第14図は電池の容量が低下してきたとき、フィルムの
負荷が重い場合のレリーズシーケンスのタイミングチャ
ートである。第13図の場合と同様に電池の容量が低下し
てきた場合の例であるが、ミラーアップに要する時間tc
が所定値を越えない場合である。よって、第12図の場合
と同様に、第10図のミラーダウンルーチン中ステップ#
303の判定条件において、ステップ#303からステップ#
304へ進んでFモータの通電を行なって巻上は開始す
る。ステップ#305において、タイマー割り込みを解除
すると、第8図の割り込み処理ルーチンにおいて、第12
図の場合と同様、ステップ#41→ステップ#42→ステッ
プ#51と進み、タイマー割り込み毎に第11図のフィルム
巻上ルーチンがコールされる。そして、第11図のフィル
ム巻上ルーチンにおいても、ステップ#401→ステップ
#402→ステップ#403→ステップ#04と進む。ステップ
#404において、15パルス分の巻上が完了するまでリタ
ーンする。そして、15パルス分巻き上げるとステップ#
405へ進む。ステップ#405において、15パルス巻き上け
るのに要する時間tf1と所定値の比較をする。ミラーア
ップ過程の負荷は一定であるが、低温時やフィルムが固
い場合にはフィルム給送時の負荷は重くなる。このよう
な場合、ミラーアップに要する時間tcはあまり長くなら
なくとも、15パルス分巻き上げるのに要する時間tf2が
長くなる。すると、ステップ#405からステップ#406へ
進む。ステップ#406において、Fモータへの通電を解
除して巻上を停止させ、それにともなうフラグ類もセッ
トし直す。ステップ#406からリターンすると、次のタ
イマー割り込みでステップ#401へ進んだとき、巻上中
ではなくなっているので、第13図の場合と同様に、本ル
ーチンとしては単にリターンするだけとなる。そのた
め、この間は第10図のルーチンが実質的に進む。そし
て、ステップ#314までの処理が終了してシャッターチ
ャージまでが完了すると(t=t10)、第11図のステッ
プ#421からステップ#422へ進むことができる。ステッ
プ#422において、フィルム巻上が完了しているかどう
かを調べると、前述のごとく巻上を開始してない状態な
ので、ステップ#422からステップ#417へ進む。ステッ
プ#417において、Fモータを正転させることによって
フィルム巻上を再開させる。ステップ#417の処理がリ
ターンすると、次のタイマー割り込みでステップ#401
へ進んだとき、巻上中となっているので、再びステップ
#402、ステップ#403と進む。既にステップ#405の判
定条件によって途中停止した後なので、電池の容量不足
としてステップ#407へ進む。そして、ステップ#407に
おいて、基準スイッチSWkがoffするまでそのままリター
ンする。よって、第12図と同様に、以降の処理が行なわ
れてフィルム巻上が終わり、ブレーキをかける。ブレー
キも同様にステップ#418〜ステップ#420の処理が行な
われて終了すると、ステップ#418→ステップ#421へと
進む。ステップ#421において、シャッターチャージが
完了しているかどうかを調べると既に(t=t10)完了
しており、ステップ#422へ進む。ステップ#422におい
て、巻上が完了しているかどうかを調べると、今度は完
了しているのでステップ#423へ進む。ステップ#423に
おいてレリーズシーケンス終了に必要なフラグ類のセッ
トをしてリターンすると、第12図と同様に次の駒の撮影
がAFモードや給送モードに応じて可能となる。第12図の
場合と異なり、Sモータ通電中にFモータが通電されな
いので、Sモータ通電中の負荷が軽くなり、電池電圧の
低下が抑えられ、電池の容量がより低下しても使用可能
となる。
本実施例においては基準SWの出力点をフィルム送り量
の中央に設定したが、これは任意の値である。また、速
度モニタポイントも、本実施例においてはフィルム巻上
げ初期では終速との差が大きくなってしまい、かつ停止
点に近づくとモニタ範囲を充分にとれず、瞬間的変化に
影響を受けやすくなるということである程度送ったポイ
ントを選定しているが、これも任意の値である。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明では、電源条件、フィルム負
荷、巻き上げ駒数等の影響を受けずに、フィルム1駒分
を正確に給送でき、フィルム画面間隔を一定にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本実施例のブロック図を示す。 第2図は、本実施例におけるモータの配置を示す。 第3図は、本実施例における駆動機構の斜視図を示す。 第4図、第5図、第12図は容量電圧が十分にあるときの
本実施例における各給送モードのタイミングチャートで
ある。 第6図、第13図、第14図は電池容量が十分にないときの
本実施例における各給送モードのタイミングチャートで
ある。 第7図はMCU100のメインルーチンのフローチャートであ
る。 第8図はMCU100のタイマー割り込み処理ルーチンのフロ
ーチャートである。 第9図はMCU100のミラーアップ・ルーチンのフローチャ
ートである。 第10図はMCU100のミラーダウン・ルーチンのフローチャ
ートである。 第11図はMCU100のフィルム巻上・ルーチンのフローチャ
ートである。 第15図はソレノイド通電時間と駆動力量の関係を示す。 〔主要部分の符号の説明〕 Ms……シーケンスモータ(Sモータ) Mf……フィルム給送モータ(Fモータ) Maf……AF駆動モータ(AFモータ)、S……ソレノイド SWch……チャージスイッチ、SWk……基準スイッチ 2……チャージカム、3……係止レバー 4……解除レバー、5……係止爪 100……マイクロコンピュータ(MCU)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単一の駆動系を介してフィルムを巻き上げ
    るフィルム給送モータと、 駆動電源の供給を制御する事によって、前記フィルムの
    巻き上げ開始から所定位置までの第1区間において前記
    給送モータを連続駆動させ、前記所定位置から前記フィ
    ルムの巻き上げ完了迄の第2区間において前記給送モー
    タを一定のデューティ比のパルスで駆動させる駆動制御
    手段と、 前記第1区間において、前記フィルムの巻き上げ速度を
    検出する検出手段と、前記検出手段によって求められた
    フィルムの巻き上げ速度に応じて、前記所定位置を変更
    する変更手段とを備えたことを特徴とするモータ内蔵カ
    メラ。
  2. 【請求項2】単一の駆動系を介してフィルムを巻き上げ
    るフィルム給送モータと、 前記フィルムの巻き上げ途中におけるフィルムの巻き上
    げ速度を検出する検出手段とを備えたモータ内蔵カメラ
    において、 前記給送モータによってフィルムを所定量巻き上げると
    ともに、巻き上げ完了前の所定区間を一定のデューティ
    比のパルスによる駆動による制動を行い、巻き上げ完了
    点以降に制動のみを行うフィルム駆動制御手段と、 前記検出手段によって求められたフィルムの巻き上げ速
    度に応じて、前記所定区間の長さを変更する変更手段と
    を備えたことを特徴とするモータ内蔵カメラ。
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JPS6273245A (ja) * 1985-09-27 1987-04-03 Canon Inc カメラ
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