JP2613345B2 - 廃棄物の乾留ガス化焼却処理装置 - Google Patents
廃棄物の乾留ガス化焼却処理装置Info
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- F23G5/32—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor the waste being subjected to a whirling movement, e.g. cyclonic incinerators
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- F23L—SUPPLYING AIR OR NON-COMBUSTIBLE LIQUIDS OR GASES TO COMBUSTION APPARATUS IN GENERAL ; VALVES OR DAMPERS SPECIALLY ADAPTED FOR CONTROLLING AIR SUPPLY OR DRAUGHT IN COMBUSTION APPARATUS; INDUCING DRAUGHT IN COMBUSTION APPARATUS; TOPS FOR CHIMNEYS OR VENTILATING SHAFTS; TERMINALS FOR FLUES
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- F23L7/007—Supplying oxygen or oxygen-enriched air
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
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- F23G2209/28—Plastics or rubber like materials
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23L—SUPPLYING AIR OR NON-COMBUSTIBLE LIQUIDS OR GASES TO COMBUSTION APPARATUS IN GENERAL ; VALVES OR DAMPERS SPECIALLY ADAPTED FOR CONTROLLING AIR SUPPLY OR DRAUGHT IN COMBUSTION APPARATUS; INDUCING DRAUGHT IN COMBUSTION APPARATUS; TOPS FOR CHIMNEYS OR VENTILATING SHAFTS; TERMINALS FOR FLUES
- F23L2900/00—Special arrangements for supplying or treating air or oxidant for combustion; Injecting inert gas, water or steam into the combustion chamber
- F23L2900/07005—Injecting pure oxygen or oxygen enriched air
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、廃タイヤ等の廃棄物を
焼却処理する装置に関する。
焼却処理する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】廃タイヤ等の廃棄物を焼却処理する装置
としては、例えば、本出願人が特開平2−135280
号公報に開示した乾留ガス化焼却処理装置が一般に知ら
れている。
としては、例えば、本出願人が特開平2−135280
号公報に開示した乾留ガス化焼却処理装置が一般に知ら
れている。
【0003】この乾留ガス化焼却処理装置は、ガス化炉
内に収納した廃棄物の一部を燃焼させつつ、その燃焼熱
により該廃棄物の残部を乾留(熱分解)し、最終的に
は、該廃棄物を完全燃焼させて灰化するようにしたもの
である。また、この時、該廃棄物の乾留により生じる可
燃性ガスをガス化炉からガス導入路を介して燃焼炉に導
入すると共に、該燃焼炉において、該可燃性ガスと酸素
(空気)とを混合して該可燃性ガスを燃焼させるように
したものである。
内に収納した廃棄物の一部を燃焼させつつ、その燃焼熱
により該廃棄物の残部を乾留(熱分解)し、最終的に
は、該廃棄物を完全燃焼させて灰化するようにしたもの
である。また、この時、該廃棄物の乾留により生じる可
燃性ガスをガス化炉からガス導入路を介して燃焼炉に導
入すると共に、該燃焼炉において、該可燃性ガスと酸素
(空気)とを混合して該可燃性ガスを燃焼させるように
したものである。
【0004】そして、この装置は、燃焼炉における可燃
性ガスの燃焼を、窒素酸化物等の発生が極力少なくなる
ような略一定の温度で行わしめるために、その燃焼温度
に応じて、ガス化炉内の廃棄物の部分的燃焼に必要な酸
素の供給量を制御し、これにより、該廃棄物の部分的な
燃焼状態を制御して、ガス化炉内における可燃性ガスの
発生量を略一定になるように制御し、ひいては燃焼炉に
導入される可燃性ガスの量を略一定になるように制御す
るようにしたものである。
性ガスの燃焼を、窒素酸化物等の発生が極力少なくなる
ような略一定の温度で行わしめるために、その燃焼温度
に応じて、ガス化炉内の廃棄物の部分的燃焼に必要な酸
素の供給量を制御し、これにより、該廃棄物の部分的な
燃焼状態を制御して、ガス化炉内における可燃性ガスの
発生量を略一定になるように制御し、ひいては燃焼炉に
導入される可燃性ガスの量を略一定になるように制御す
るようにしたものである。
【0005】この場合、かかる乾留ガス化焼却処理装置
においては、従来、燃焼炉における可燃性ガスと酸素と
の混合及びその混合物の燃焼は次のような構成により行
われていた。
においては、従来、燃焼炉における可燃性ガスと酸素と
の混合及びその混合物の燃焼は次のような構成により行
われていた。
【0006】すなわち、燃焼炉は、前記ガス導入路に接
続されたバーナー部とこれに連なる燃焼部とを有し、こ
れらの内壁部は耐火材により構成される。そして、その
外周部には、酸素供給源(空気供給源)に接続されたエ
ア室が形成され、このエア室は燃焼炉の内壁部に穿設さ
れた複数の給気孔を介して該燃焼炉の内部に連通されて
いる。また、燃焼炉のバーナ部には、着火装置が装着さ
れ、さらに、燃焼炉の内部は、前記ガス化炉内で発生し
た可燃性ガスを導入すべく吸引ファン等により吸気され
る。
続されたバーナー部とこれに連なる燃焼部とを有し、こ
れらの内壁部は耐火材により構成される。そして、その
外周部には、酸素供給源(空気供給源)に接続されたエ
ア室が形成され、このエア室は燃焼炉の内壁部に穿設さ
れた複数の給気孔を介して該燃焼炉の内部に連通されて
いる。また、燃焼炉のバーナ部には、着火装置が装着さ
れ、さらに、燃焼炉の内部は、前記ガス化炉内で発生し
た可燃性ガスを導入すべく吸引ファン等により吸気され
る。
【0007】かかる構成により、前記ガス化炉における
廃棄物の乾留が開始すると、その乾留により生じた可燃
性ガスがガス導入路を介して燃焼炉のバーナー部に導入
され、これと並行して前記酸素供給源からエア室及び給
気孔を介して該バーナー部に酸素(エア)が導入されて
可燃性ガスと混合される。このように、可燃性ガスと酸
素とが混合されると、前記着火装置によりこれらの混合
気体に着火され、これにより、該可燃性ガスが燃焼する
ようになる。そして、ガス化炉における廃棄物の乾留が
安定に進行して、前述したように燃焼炉における可燃性
ガスの燃焼温度が略一定に維持されるようになると、該
可燃性ガスは自然燃焼するようになり、着火装置は停止
される。
廃棄物の乾留が開始すると、その乾留により生じた可燃
性ガスがガス導入路を介して燃焼炉のバーナー部に導入
され、これと並行して前記酸素供給源からエア室及び給
気孔を介して該バーナー部に酸素(エア)が導入されて
可燃性ガスと混合される。このように、可燃性ガスと酸
素とが混合されると、前記着火装置によりこれらの混合
気体に着火され、これにより、該可燃性ガスが燃焼する
ようになる。そして、ガス化炉における廃棄物の乾留が
安定に進行して、前述したように燃焼炉における可燃性
ガスの燃焼温度が略一定に維持されるようになると、該
可燃性ガスは自然燃焼するようになり、着火装置は停止
される。
【0008】しかしながら、かかる従来の乾留ガス化焼
却処理装置にあっては、燃焼炉に導入される可燃性ガス
の燃焼に際して、上記のように、単に、燃焼炉の外周部
に形成したエア室から該燃焼炉の内壁部に穿設した給気
孔を介して酸素を供給するようにしていたために、次の
ような不都合があった。
却処理装置にあっては、燃焼炉に導入される可燃性ガス
の燃焼に際して、上記のように、単に、燃焼炉の外周部
に形成したエア室から該燃焼炉の内壁部に穿設した給気
孔を介して酸素を供給するようにしていたために、次の
ような不都合があった。
【0009】すなわち、この種の燃焼炉にあっては、可
燃性ガスの燃焼に必要な酸素を、単に、バーナ部に給気
孔を介して供給するようにしているだけなので、該可燃
性ガスと酸素とが均一に混合するまでに多少時間がかか
る。このため、該燃焼炉に導入される可燃性ガスを完全
に燃焼させるためには、可燃性ガスと酸素との混合気体
を均一化するための滞留領域等が必要となって、該燃焼
炉の構成が大型化し易いものとなっていた。そして、こ
のことは特に、燃焼炉の燃焼能力を向上させるべく燃焼
炉への可燃性ガスの導入量を増加させようとすると、可
燃性ガスと酸素とを均一に混合するまでの時間がさらに
長くなることから、大きな滞留領域が必要となって、燃
焼炉の構成の大型化が著しく顕著なものとなる。
燃性ガスの燃焼に必要な酸素を、単に、バーナ部に給気
孔を介して供給するようにしているだけなので、該可燃
性ガスと酸素とが均一に混合するまでに多少時間がかか
る。このため、該燃焼炉に導入される可燃性ガスを完全
に燃焼させるためには、可燃性ガスと酸素との混合気体
を均一化するための滞留領域等が必要となって、該燃焼
炉の構成が大型化し易いものとなっていた。そして、こ
のことは特に、燃焼炉の燃焼能力を向上させるべく燃焼
炉への可燃性ガスの導入量を増加させようとすると、可
燃性ガスと酸素とを均一に混合するまでの時間がさらに
長くなることから、大きな滞留領域が必要となって、燃
焼炉の構成の大型化が著しく顕著なものとなる。
【0010】また、このように燃焼炉の燃焼能力を向上
させようとして、該燃焼炉を大型化すると、可燃性ガス
と酸素とが均一に混合する箇所を燃焼炉の定位置に形成
することが困難であることから、該燃焼炉内において可
燃性ガスが燃焼する位置に変動を生じやすく、このよう
な燃焼位置の変動が生じると、燃焼炉の可燃性ガスの導
入口等に正圧が発生したりして、燃焼炉への可燃性ガス
の導入量が不安定なものとなり易く、該可燃性ガスを安
定して所定の温度で燃焼させることが困難なものとなっ
ていた。
させようとして、該燃焼炉を大型化すると、可燃性ガス
と酸素とが均一に混合する箇所を燃焼炉の定位置に形成
することが困難であることから、該燃焼炉内において可
燃性ガスが燃焼する位置に変動を生じやすく、このよう
な燃焼位置の変動が生じると、燃焼炉の可燃性ガスの導
入口等に正圧が発生したりして、燃焼炉への可燃性ガス
の導入量が不安定なものとなり易く、該可燃性ガスを安
定して所定の温度で燃焼させることが困難なものとなっ
ていた。
【0011】さらに、燃焼炉を大型化すると、その容積
増加に伴って、その内部を吸引するための吸引ファン等
の容量を増大させさせる必要があると共に、上記のよう
に可燃性ガスの導入口等に正圧が発生し易いために、こ
れを防止するために該吸引ファン等の容量を大幅に増大
させなければならず、該吸引ファン等の負荷が大幅に増
大するという不都合もあった。
増加に伴って、その内部を吸引するための吸引ファン等
の容量を増大させさせる必要があると共に、上記のよう
に可燃性ガスの導入口等に正圧が発生し易いために、こ
れを防止するために該吸引ファン等の容量を大幅に増大
させなければならず、該吸引ファン等の負荷が大幅に増
大するという不都合もあった。
【0012】このように、従来の乾留ガス化焼却処理装
置にあっては、その燃焼炉の構成が大型なものとなり易
いと共に、その燃焼炉における可燃性ガスの燃焼能力を
向上させることが困難なものとなっていた。
置にあっては、その燃焼炉の構成が大型なものとなり易
いと共に、その燃焼炉における可燃性ガスの燃焼能力を
向上させることが困難なものとなっていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる不都合
を解消し、比較的小型な燃焼炉等の構成でその燃焼能力
を向上させることができると共に、該燃焼炉に可燃性ガ
スを円滑に導入しつつ、該可燃性ガスを円滑に燃焼させ
ることができる乾留ガス化焼却処理装置を提供すること
を目的とする。
を解消し、比較的小型な燃焼炉等の構成でその燃焼能力
を向上させることができると共に、該燃焼炉に可燃性ガ
スを円滑に導入しつつ、該可燃性ガスを円滑に燃焼させ
ることができる乾留ガス化焼却処理装置を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる目的を達
成するために、廃棄物を乾留によりガス化して焼却する
装置であって、ガス化炉と、該ガス化炉で発生した可燃
性ガスの燃焼炉と、該燃焼炉で可燃性ガスを燃焼させる
ために必要な酸素を前記燃焼炉に供給し、燃焼を促進す
るために可燃性ガスと酸素とを混合する酸素供給手段と
からなり、前記ガス化炉は、その中に廃棄物を収納し、
該廃棄物の一部を燃焼させ、該廃棄物の一部の燃焼熱で
該廃棄物の残部を熱分解して可燃性ガスを発生させ、前
記燃焼炉は、前記ガス化炉で発生した可燃性ガスを燃焼
するために予め定められた内径を有する円形断面を備
え、ガス導入路を介して前記ガス化炉に接続され、前記
可燃性ガスは前記ガス導入路を介して前記ガス化炉から
前記燃焼炉に導入され、前記ガス導入路に接続されるガ
ス導入口を有し、該ガス導入口は前記燃焼炉の内径より
小さい内径を有し、かつ、その軸線が前記燃焼炉の軸線
と同軸になるように前記燃焼炉の一端部に配設され、前
記可燃性ガスが前記ガス導入路を介して前記燃焼炉に進
入するように前記燃焼炉に開口しており、前記ガス導入
口を備える一端部と反対側の他端部の中央に前記可燃性
ガスが燃焼して噴出する前記燃焼炉の内径より小さい内
径の噴出口を備え、該燃焼炉の他端部は該噴出口に向か
って縮径され、前記酸素供給手段は、前記燃焼炉の円筒
状の内面の接線方向に配設された酸素導入口を備え、前
記ガス導入口の軸線の回りを回転するような渦流状の酸
素の流れが発生するように、該ガス導入口に隣接して前
記酸素導入口が配設され、前記ガス導入口の軸線が渦流
状の酸素の流れの中心に配設されていることを特徴とす
る。
成するために、廃棄物を乾留によりガス化して焼却する
装置であって、ガス化炉と、該ガス化炉で発生した可燃
性ガスの燃焼炉と、該燃焼炉で可燃性ガスを燃焼させる
ために必要な酸素を前記燃焼炉に供給し、燃焼を促進す
るために可燃性ガスと酸素とを混合する酸素供給手段と
からなり、前記ガス化炉は、その中に廃棄物を収納し、
該廃棄物の一部を燃焼させ、該廃棄物の一部の燃焼熱で
該廃棄物の残部を熱分解して可燃性ガスを発生させ、前
記燃焼炉は、前記ガス化炉で発生した可燃性ガスを燃焼
するために予め定められた内径を有する円形断面を備
え、ガス導入路を介して前記ガス化炉に接続され、前記
可燃性ガスは前記ガス導入路を介して前記ガス化炉から
前記燃焼炉に導入され、前記ガス導入路に接続されるガ
ス導入口を有し、該ガス導入口は前記燃焼炉の内径より
小さい内径を有し、かつ、その軸線が前記燃焼炉の軸線
と同軸になるように前記燃焼炉の一端部に配設され、前
記可燃性ガスが前記ガス導入路を介して前記燃焼炉に進
入するように前記燃焼炉に開口しており、前記ガス導入
口を備える一端部と反対側の他端部の中央に前記可燃性
ガスが燃焼して噴出する前記燃焼炉の内径より小さい内
径の噴出口を備え、該燃焼炉の他端部は該噴出口に向か
って縮径され、前記酸素供給手段は、前記燃焼炉の円筒
状の内面の接線方向に配設された酸素導入口を備え、前
記ガス導入口の軸線の回りを回転するような渦流状の酸
素の流れが発生するように、該ガス導入口に隣接して前
記酸素導入口が配設され、前記ガス導入口の軸線が渦流
状の酸素の流れの中心に配設されていることを特徴とす
る。
【0015】
【0016】
【0017】また、前記燃焼炉のガス導入口の近傍箇所
に該ガス導入口を介して該燃焼炉に導入される可燃性ガ
スに着火する着火手段を備えたことを特徴とする。
に該ガス導入口を介して該燃焼炉に導入される可燃性ガ
スに着火する着火手段を備えたことを特徴とする。
【0018】さらに、前記着火手段は、前記燃焼炉の酸
素導入口に向けて着火炎を生ぜしめることを特徴とす
る。
素導入口に向けて着火炎を生ぜしめることを特徴とす
る。
【0019】
【作用】本発明によれば、前記ガス導入口の軸線の回り
を回転するような渦流状の酸素の流れが発生するよう
に、該ガス導入口に隣接して酸素導入口が配設され、前
記ガス導入口の軸線が渦流状の酸素の流れの中心に配設
されているので、前記ガス化炉内に生じた前記可燃性ガ
スが該燃焼炉の内部に生ぜしめた渦流に吸引されるよう
にして該ガス化炉から前記ガス導入路を介して該燃焼炉
に導入される。さらに、前記渦流より該可燃性ガスと該
燃焼炉に供給された酸素とが混合されると共に、該渦流
が噴出口に進んで縮径箇所の内壁に当たって乱流が生
じ、これにより、可燃性ガスと酸素との混合が更に促進
され、その燃焼が燃焼炉の縮径部分において安定且つ円
滑に行われる。
を回転するような渦流状の酸素の流れが発生するよう
に、該ガス導入口に隣接して酸素導入口が配設され、前
記ガス導入口の軸線が渦流状の酸素の流れの中心に配設
されているので、前記ガス化炉内に生じた前記可燃性ガ
スが該燃焼炉の内部に生ぜしめた渦流に吸引されるよう
にして該ガス化炉から前記ガス導入路を介して該燃焼炉
に導入される。さらに、前記渦流より該可燃性ガスと該
燃焼炉に供給された酸素とが混合されると共に、該渦流
が噴出口に進んで縮径箇所の内壁に当たって乱流が生
じ、これにより、可燃性ガスと酸素との混合が更に促進
され、その燃焼が燃焼炉の縮径部分において安定且つ円
滑に行われる。
【0020】この場合、このような渦流は、前記酸素供
給手段が、前記燃焼炉の円筒状の内面の接線方向に配設
された内壁面を有する酸素導入口を備えるものであり、
この酸素導入口から酸素を燃焼炉の内部に供給すること
により、発生せしめることが可能となる。
給手段が、前記燃焼炉の円筒状の内面の接線方向に配設
された内壁面を有する酸素導入口を備えるものであり、
この酸素導入口から酸素を燃焼炉の内部に供給すること
により、発生せしめることが可能となる。
【0021】
【0022】また、前記燃焼炉のガス導入口の近傍箇所
に該ガス導入口を介して該燃焼炉に導入される可燃性ガ
スに着火する着火手段を備えたことにより、該燃焼炉に
導入された可燃性ガスが迅速に燃焼される。
に該ガス導入口を介して該燃焼炉に導入される可燃性ガ
スに着火する着火手段を備えたことにより、該燃焼炉に
導入された可燃性ガスが迅速に燃焼される。
【0023】さらに、前記着火手段により、前記燃焼炉
の酸素導入口に向けて着火炎を生ぜしめることにより、
該燃焼炉に供給される酸素が迅速に加熱され、該酸素と
前記可燃性ガスとの混合気体の燃焼がさらに迅速に行わ
れる。
の酸素導入口に向けて着火炎を生ぜしめることにより、
該燃焼炉に供給される酸素が迅速に加熱され、該酸素と
前記可燃性ガスとの混合気体の燃焼がさらに迅速に行わ
れる。
【0024】
【実施例】本発明の乾留ガス化焼却処理装置の一例を図
1乃至図3に従って説明する。図1は該焼却処理装置の
説明的構成図、図2は図1のII−II線断面図、図3
はその作動を説明するための線図である。
1乃至図3に従って説明する。図1は該焼却処理装置の
説明的構成図、図2は図1のII−II線断面図、図3
はその作動を説明するための線図である。
【0025】図1で、1は廃タイヤ等の廃棄物Aを収納
し、その乾留・ガス化並びに燃焼・灰化を行わしめるガ
ス化炉、2は廃棄物Aの乾留により生じる可燃性ガスを
燃焼させる燃焼炉、3はガス化炉1に酸素(空気)を供
給する酸素供給手段、4は燃焼炉2に酸素(空気)を供
給する酸素供給手段である。
し、その乾留・ガス化並びに燃焼・灰化を行わしめるガ
ス化炉、2は廃棄物Aの乾留により生じる可燃性ガスを
燃焼させる燃焼炉、3はガス化炉1に酸素(空気)を供
給する酸素供給手段、4は燃焼炉2に酸素(空気)を供
給する酸素供給手段である。
【0026】ガス化炉1の上面部には、開閉自在な投入
扉5を有する投入口6が形成され、該投入口6から廃棄
物Aがガス化炉1内に投入可能とされている。そして、
ガス化炉1は、投入扉5を閉じた状態では、その内部が
実質的に外気と遮断されるようになっている。
扉5を有する投入口6が形成され、該投入口6から廃棄
物Aがガス化炉1内に投入可能とされている。そして、
ガス化炉1は、投入扉5を閉じた状態では、その内部が
実質的に外気と遮断されるようになっている。
【0027】ガス化炉1の下部は、下方に突出する円錐
台形状に形成され、その底面部8及び斜面状の側壁部9
の外面部には、それぞれガス化炉1の内部と隔離された
空室10,11が形成されている。そして、これらの空
室10,11は、それぞれ底面部8及び側壁部9に設け
られた給気ノズル12を介してガス化炉1の内部に連通
されている。
台形状に形成され、その底面部8及び斜面状の側壁部9
の外面部には、それぞれガス化炉1の内部と隔離された
空室10,11が形成されている。そして、これらの空
室10,11は、それぞれ底面部8及び側壁部9に設け
られた給気ノズル12を介してガス化炉1の内部に連通
されている。
【0028】ガス化炉1の下部の側部には、ガス化炉1
内に収納された廃棄物Aに着火するための着火装置13
が取付けられている。この着火装置13は点火バーナ等
により構成されるものであり、ガス化炉1の外部に設け
られた助燃油等の燃料供給装置14に供給管15を介し
て接続されている。かかる構成により、着火装置13は
燃料供給装置14から供給管15を介して供給される燃
料を燃焼させることにより、ガス化炉1の内部に向かっ
て着火炎を生ぜしめるようにしている。
内に収納された廃棄物Aに着火するための着火装置13
が取付けられている。この着火装置13は点火バーナ等
により構成されるものであり、ガス化炉1の外部に設け
られた助燃油等の燃料供給装置14に供給管15を介し
て接続されている。かかる構成により、着火装置13は
燃料供給装置14から供給管15を介して供給される燃
料を燃焼させることにより、ガス化炉1の内部に向かっ
て着火炎を生ぜしめるようにしている。
【0029】また、ガス化炉1の外周部には、その冷却
構造として該ガス化炉1の内部と隔離されたウォータジ
ャケット16が形成され、その上部には、ウォータジャ
ケット16内の水位を検知する水位センサ17が取付け
られている。
構造として該ガス化炉1の内部と隔離されたウォータジ
ャケット16が形成され、その上部には、ウォータジャ
ケット16内の水位を検知する水位センサ17が取付け
られている。
【0030】同図中、18はこのウォータジャケット1
6に給水するための給水手段であり、この給水手段18
は、ガス化炉1の外部に設けられた給水装置19と、該
給水装置19とウォータジャケット16とを接続する給
水管20と、該給水管20に設けられた開閉弁21と、
該開閉弁21を適宜、開閉する開閉弁制御器22とから
成り、開閉弁制御器22には、水位センサ17の検知信
号が入力される。
6に給水するための給水手段であり、この給水手段18
は、ガス化炉1の外部に設けられた給水装置19と、該
給水装置19とウォータジャケット16とを接続する給
水管20と、該給水管20に設けられた開閉弁21と、
該開閉弁21を適宜、開閉する開閉弁制御器22とから
成り、開閉弁制御器22には、水位センサ17の検知信
号が入力される。
【0031】この場合、開閉弁制御器22は、開閉弁2
1を開閉駆動するモータ等の駆動部22aと、該駆動部
22aの作動を制御するCPU等を含む制御部22bと
により構成され、制御部22bは水位センサ17の検知
信号に応じて、駆動部22aを作動させる。
1を開閉駆動するモータ等の駆動部22aと、該駆動部
22aの作動を制御するCPU等を含む制御部22bと
により構成され、制御部22bは水位センサ17の検知
信号に応じて、駆動部22aを作動させる。
【0032】かかる構成により、給水手段18は、開閉
弁制御器22により開閉弁21を適宜、開くことによ
り、給水装置19から給水管20を介してウォータジャ
ケット16に給水し、この時、開閉弁制御器22は、水
位センサ18により検知される水位が所定の水位となる
ように、開閉弁21を開閉する。
弁制御器22により開閉弁21を適宜、開くことによ
り、給水装置19から給水管20を介してウォータジャ
ケット16に給水し、この時、開閉弁制御器22は、水
位センサ18により検知される水位が所定の水位となる
ように、開閉弁21を開閉する。
【0033】尚、同図で、23はガス化炉1の内部の温
度T1 を検知する温度センサであり、この温度センサ2
3は、ガス化炉1の上部に取付けられている。
度T1 を検知する温度センサであり、この温度センサ2
3は、ガス化炉1の上部に取付けられている。
【0034】前記燃焼炉2は、耐火材により略筒形状に
形成され、その一端部の中心部に形成されたガス導入口
24に、ガス化炉1の上部に設けたガス導出口25から
導出されたガス導入路であるガス管26が接続され、ガ
ス化炉1の内部で廃棄物Aの乾留により生じる可燃性ガ
スがガス管26を介して燃焼炉2の内部に導入されるよ
うになっている。そして、燃焼炉2の他端部の中心部に
は、導入される可燃性ガスを燃焼してなる燃焼ガスを噴
出する噴出口27が形成され、該燃焼炉2の噴出口27
寄りの部分には、該噴出口27に向かって縮径してなる
縮径部28が形成されている。
形成され、その一端部の中心部に形成されたガス導入口
24に、ガス化炉1の上部に設けたガス導出口25から
導出されたガス導入路であるガス管26が接続され、ガ
ス化炉1の内部で廃棄物Aの乾留により生じる可燃性ガ
スがガス管26を介して燃焼炉2の内部に導入されるよ
うになっている。そして、燃焼炉2の他端部の中心部に
は、導入される可燃性ガスを燃焼してなる燃焼ガスを噴
出する噴出口27が形成され、該燃焼炉2の噴出口27
寄りの部分には、該噴出口27に向かって縮径してなる
縮径部28が形成されている。
【0035】尚、同図で29は燃焼炉2に導入される可
燃性ガスの燃焼温度T2 を検知する温度センサであり、
この温度センサ29は噴出口27の位置に取付けられて
いる。
燃性ガスの燃焼温度T2 を検知する温度センサであり、
この温度センサ29は噴出口27の位置に取付けられて
いる。
【0036】また、燃焼炉2のガス導入口24寄りの外
周部には、その内部に可燃性ガスの燃焼に必要な酸素
(空気)を供給するための酸素導入口30が形成される
と共に、該燃焼炉2に導入される可燃性ガスに着火する
ための着火装置(着火手段)31が取付けられている。
周部には、その内部に可燃性ガスの燃焼に必要な酸素
(空気)を供給するための酸素導入口30が形成される
と共に、該燃焼炉2に導入される可燃性ガスに着火する
ための着火装置(着火手段)31が取付けられている。
【0037】この場合、図2(a)に示すように、酸素
導入口30は、燃焼炉2の内周面の周方向(接線方向)
に向けて形成されている。このように酸素導入口30を
燃焼炉2に設けることにより、該酸素導入口30から燃
焼炉2に供給される酸素(空気)は、図2(a)に矢印
で示すように、燃焼炉2の内周面に沿って周方向に流動
しつつ前記噴出口27に向かって流動し、酸素導入口3
0の周囲に渦流を生ぜしめることとなる。そして、この
時、このように渦流となって噴出口27に向かって流動
する供給酸素は燃焼炉2の縮径部28の位置で該縮径部
28の内壁に当たって攪乱され、該縮径部28の位置に
乱流を生ぜしめることとなる。
導入口30は、燃焼炉2の内周面の周方向(接線方向)
に向けて形成されている。このように酸素導入口30を
燃焼炉2に設けることにより、該酸素導入口30から燃
焼炉2に供給される酸素(空気)は、図2(a)に矢印
で示すように、燃焼炉2の内周面に沿って周方向に流動
しつつ前記噴出口27に向かって流動し、酸素導入口3
0の周囲に渦流を生ぜしめることとなる。そして、この
時、このように渦流となって噴出口27に向かって流動
する供給酸素は燃焼炉2の縮径部28の位置で該縮径部
28の内壁に当たって攪乱され、該縮径部28の位置に
乱流を生ぜしめることとなる。
【0038】着火装置31は、前記着火装置13と同様
に、点火バーナ等により構成されるものであり、図1に
示すように、前記燃料供給装置14に供給管32を介し
て接続されている。そして、図2(a)に示すように、
着火装置31は酸素導入口30と燃焼炉2の幅方向に間
隔を存して対向する位置で、該燃焼炉2の内周面の周方
向(接線方向)に向けて燃焼炉2に取付られている。か
かる構成により、着火装置31は、燃料供給装置14か
ら供給管32を介して供給される燃料を燃焼させること
により、ガス導入口24に近接した位置で燃焼炉2の内
周面の周方向に向けて燃焼炎aを生ぜしめ、この燃焼炎
aにより燃焼炉2に導入される可燃性ガスに着火するよ
うにしている。
に、点火バーナ等により構成されるものであり、図1に
示すように、前記燃料供給装置14に供給管32を介し
て接続されている。そして、図2(a)に示すように、
着火装置31は酸素導入口30と燃焼炉2の幅方向に間
隔を存して対向する位置で、該燃焼炉2の内周面の周方
向(接線方向)に向けて燃焼炉2に取付られている。か
かる構成により、着火装置31は、燃料供給装置14か
ら供給管32を介して供給される燃料を燃焼させること
により、ガス導入口24に近接した位置で燃焼炉2の内
周面の周方向に向けて燃焼炎aを生ぜしめ、この燃焼炎
aにより燃焼炉2に導入される可燃性ガスに着火するよ
うにしている。
【0039】この場合、着火装置31は、その着火作動
を制御する制御部31aを備えており、該制御部31a
には、前記温度センサ29の検知信号が入力される。そ
して、詳細は後述するが、着火装置31の制御部31a
は、温度センサ29により検知される可燃性ガスの燃焼
温度に応じて該着火装置31の着火作動を適宜、行わし
めるようにしている。
を制御する制御部31aを備えており、該制御部31a
には、前記温度センサ29の検知信号が入力される。そ
して、詳細は後述するが、着火装置31の制御部31a
は、温度センサ29により検知される可燃性ガスの燃焼
温度に応じて該着火装置31の着火作動を適宜、行わし
めるようにしている。
【0040】尚、燃焼炉2の噴出口27には、その内部
において燃焼される可燃性ガスの燃焼熱を熱源とするも
のとして、例えばボイラー装置33が接続されている。
において燃焼される可燃性ガスの燃焼熱を熱源とするも
のとして、例えばボイラー装置33が接続されている。
【0041】ガス化炉1に酸素を供給する前記酸素供給
手段3は、ガス化炉1の外部に設けられた酸素供給源3
4と、該酸素供給源34から導出された主酸素供給管3
5と、該主酸素供給管35から分岐されて前記ガス化炉
1の空室10,11にそれぞれ接続された一対の副酸素
供給管36,37と、該副酸素供給管36,37にそれ
ぞれ設けられた開閉弁38,39と、開閉弁38,39
をそれぞれ適宜、開閉する開閉弁制御器40,41とか
ら成り、開閉弁制御器40には前記温度センサ26の検
知信号が入力され、開閉弁制御器41には、該温度セン
サ26と前記温度センサ23との両者の検知信号が入力
される。
手段3は、ガス化炉1の外部に設けられた酸素供給源3
4と、該酸素供給源34から導出された主酸素供給管3
5と、該主酸素供給管35から分岐されて前記ガス化炉
1の空室10,11にそれぞれ接続された一対の副酸素
供給管36,37と、該副酸素供給管36,37にそれ
ぞれ設けられた開閉弁38,39と、開閉弁38,39
をそれぞれ適宜、開閉する開閉弁制御器40,41とか
ら成り、開閉弁制御器40には前記温度センサ26の検
知信号が入力され、開閉弁制御器41には、該温度セン
サ26と前記温度センサ23との両者の検知信号が入力
される。
【0042】この場合、開閉弁制御器40は、開閉弁3
8を開閉駆動するモータ等の駆動部40aと、該駆動部
40aの作動を制御するCPU等を含む制御部40bと
により構成され、温度センサ26の検知信号に応じて、
制御部40bを介して駆動部40aを作動させることに
より、開閉弁38の開度を制御する。これと同様に、開
閉弁制御器41は、開閉弁39を開閉駆動する駆動部4
1aと該駆動部41aの作動を制御する制御部41bと
により構成され、温度センサ23,26の両検知信号に
応じて、制御部41bを介して駆動部41aを作動させ
ることにより、開閉弁39の開度を制御する。
8を開閉駆動するモータ等の駆動部40aと、該駆動部
40aの作動を制御するCPU等を含む制御部40bと
により構成され、温度センサ26の検知信号に応じて、
制御部40bを介して駆動部40aを作動させることに
より、開閉弁38の開度を制御する。これと同様に、開
閉弁制御器41は、開閉弁39を開閉駆動する駆動部4
1aと該駆動部41aの作動を制御する制御部41bと
により構成され、温度センサ23,26の両検知信号に
応じて、制御部41bを介して駆動部41aを作動させ
ることにより、開閉弁39の開度を制御する。
【0043】燃焼炉2に酸素を供給する前記酸素供給手
段4は、燃焼炉2の外部に設けられた酸素供給源42
と、該酸素供給源42から導出されて前記燃焼炉2の酸
素導入口30に接続された主酸素供給管43と、該主酸
素供給管43に設けられた開閉弁44と、開閉弁44を
適宜、開閉する開閉弁制御器45と、開閉弁44の上流
側の箇所で主酸素供給管43に介装された流量計46
と、該流量計46及び開閉弁44の間の箇所で主酸素供
給管43から分岐され、該開閉弁44の下流側の箇所で
主酸素供給管43に合流された副酸素供給管47と、該
副酸素供給管47に設けられた開閉弁48とから成り、
開閉弁制御器45には、前記温度センサ29の検知信号
が入力される。
段4は、燃焼炉2の外部に設けられた酸素供給源42
と、該酸素供給源42から導出されて前記燃焼炉2の酸
素導入口30に接続された主酸素供給管43と、該主酸
素供給管43に設けられた開閉弁44と、開閉弁44を
適宜、開閉する開閉弁制御器45と、開閉弁44の上流
側の箇所で主酸素供給管43に介装された流量計46
と、該流量計46及び開閉弁44の間の箇所で主酸素供
給管43から分岐され、該開閉弁44の下流側の箇所で
主酸素供給管43に合流された副酸素供給管47と、該
副酸素供給管47に設けられた開閉弁48とから成り、
開閉弁制御器45には、前記温度センサ29の検知信号
が入力される。
【0044】この場合、開閉弁制御器45は、前記開閉
弁制御器40,41と同様に、開閉弁44を開閉駆動す
る駆動部45aと該駆動部45aの作動を制御する制御
部45bとにより構成され、温度センサ29の検知信号
に応じて、制御部45bを介して駆動部45aを作動さ
せることにより、開閉弁44の開度を制御する。
弁制御器40,41と同様に、開閉弁44を開閉駆動す
る駆動部45aと該駆動部45aの作動を制御する制御
部45bとにより構成され、温度センサ29の検知信号
に応じて、制御部45bを介して駆動部45aを作動さ
せることにより、開閉弁44の開度を制御する。
【0045】尚、開閉弁48は手動で開閉し得るように
構成されている。
構成されている。
【0046】次に、かかる乾留ガス化焼却処理装置の作
動を説明する。
動を説明する。
【0047】図1において、廃棄物Aを焼却処理する際
には、まず、ガス化炉1の投入扉6が開かれて、廃棄物
Aがガス化炉1内に投入される。
には、まず、ガス化炉1の投入扉6が開かれて、廃棄物
Aがガス化炉1内に投入される。
【0048】次いで、投入扉6を閉じた後に、前記着火
装置13が作動され、これにより、ガス化炉1内の廃棄
物Aへの着火が行われると共に、該廃棄物Aの部分的燃
焼が開始する。そして、該廃棄物Aの部分的燃焼が開始
されると、着火装置13は停止される。
装置13が作動され、これにより、ガス化炉1内の廃棄
物Aへの着火が行われると共に、該廃棄物Aの部分的燃
焼が開始する。そして、該廃棄物Aの部分的燃焼が開始
されると、着火装置13は停止される。
【0049】この場合、この着火に先立って、ガス化炉
1のウォータジャケット16には、前述したように、給
水手段18の給水装置19から給水管20を介して適
宜、給水されており、また、燃焼炉2の着火装置31が
その制御部31aの制御により作動されている。
1のウォータジャケット16には、前述したように、給
水手段18の給水装置19から給水管20を介して適
宜、給水されており、また、燃焼炉2の着火装置31が
その制御部31aの制御により作動されている。
【0050】さらに、この着火に先立って、前記酸素供
給手段4の開閉弁制御器45により、開閉弁44が若
干、開かれており、これにより、酸素供給源42から主
酸素供給管43及び前記酸素導入口30を介して燃焼炉
2の内部に酸素(空気)が供給されている。そして、こ
の時、該酸素導入口30から燃焼炉2の内部に供給され
る酸素は、前記したように、燃焼炉2のガス導入口24
の周囲に渦流を生ぜしめつつ噴出口27に向かって流動
する。
給手段4の開閉弁制御器45により、開閉弁44が若
干、開かれており、これにより、酸素供給源42から主
酸素供給管43及び前記酸素導入口30を介して燃焼炉
2の内部に酸素(空気)が供給されている。そして、こ
の時、該酸素導入口30から燃焼炉2の内部に供給され
る酸素は、前記したように、燃焼炉2のガス導入口24
の周囲に渦流を生ぜしめつつ噴出口27に向かって流動
する。
【0051】また、この着火の際には、酸素供給手段3
の開閉弁38は、開閉弁制御器40により、図3(b)
に示すように、比較的小さな所定の開度であらかじめ開
かれており、これにより、酸素供給源34から酸素供給
管35,36、ガス化炉1の空室10及び給気ノズル1
2を介してガス化炉1内に比較的少量の酸素が供給され
ている。このため、着火装置13による廃棄物Aへの着
火はガス化炉1内に存在していた酸素と、酸素供給源3
4から供給される少量の酸素とを使用して行われる。
の開閉弁38は、開閉弁制御器40により、図3(b)
に示すように、比較的小さな所定の開度であらかじめ開
かれており、これにより、酸素供給源34から酸素供給
管35,36、ガス化炉1の空室10及び給気ノズル1
2を介してガス化炉1内に比較的少量の酸素が供給され
ている。このため、着火装置13による廃棄物Aへの着
火はガス化炉1内に存在していた酸素と、酸素供給源3
4から供給される少量の酸素とを使用して行われる。
【0052】尚、この着火の際には、酸素供給手段3の
開閉弁39と酸素供給手段4の開閉弁48とはいずれも
閉じられている。
開閉弁39と酸素供給手段4の開閉弁48とはいずれも
閉じられている。
【0053】かかる着火が行われると、ガス化炉1内の
廃棄物Aは、その下層部がガス化炉1内に存在していた
酸素と酸素供給源34から供給される少量の酸素とを消
費しつつ徐々に燃焼していき、その燃焼熱により、該廃
棄物Aの上層部が乾留を開始すると共に、その乾留によ
り可燃性ガスを発生し始め、この可燃性ガスは、ガス化
炉1の上部に貯留していく。
廃棄物Aは、その下層部がガス化炉1内に存在していた
酸素と酸素供給源34から供給される少量の酸素とを消
費しつつ徐々に燃焼していき、その燃焼熱により、該廃
棄物Aの上層部が乾留を開始すると共に、その乾留によ
り可燃性ガスを発生し始め、この可燃性ガスは、ガス化
炉1の上部に貯留していく。
【0054】この時、前記したように燃焼炉2の内部に
おいては、その供給酸素により、ガス化炉1の上部にガ
ス管26を介して連通するガス導入口24の周囲に渦流
が生じているので、ガス化炉1内の可燃性ガスは、燃焼
炉2内の渦流に吸引されるようにしてガス化炉1内から
ガス管26及びガス導入口24を介して燃焼炉2の内部
に導入される。そして、燃焼炉2に導入された可燃性ガ
スは、燃焼炉2に供給されている酸素(空気)と混合し
て、前記着火装置31の着火炎により着火され、これに
より、該可燃性ガスが燃焼炉2の内部において燃焼し始
める。
おいては、その供給酸素により、ガス化炉1の上部にガ
ス管26を介して連通するガス導入口24の周囲に渦流
が生じているので、ガス化炉1内の可燃性ガスは、燃焼
炉2内の渦流に吸引されるようにしてガス化炉1内から
ガス管26及びガス導入口24を介して燃焼炉2の内部
に導入される。そして、燃焼炉2に導入された可燃性ガ
スは、燃焼炉2に供給されている酸素(空気)と混合し
て、前記着火装置31の着火炎により着火され、これに
より、該可燃性ガスが燃焼炉2の内部において燃焼し始
める。
【0055】この場合、着火装置31が、ガス導入口2
4及び酸素導入口30に比較的近接した位置に設けられ
ていると共に、燃焼炉2に導入される可燃性ガスが供給
酸素の渦流に巻き込まれて迅速に該酸素と混合するの
で、該可燃性ガスへの着火は迅速に行われる。
4及び酸素導入口30に比較的近接した位置に設けられ
ていると共に、燃焼炉2に導入される可燃性ガスが供給
酸素の渦流に巻き込まれて迅速に該酸素と混合するの
で、該可燃性ガスへの着火は迅速に行われる。
【0056】一方、この時、ガス化炉1における廃棄物
Aの下層部の燃焼は、酸素供給源34から供給されてい
る少量の酸素を消費しつつ徐々に安定化していくと共に
その範囲が徐々に拡大していく。そして、このように廃
棄物Aの下層部の燃焼が安定化していくに従って、その
燃焼熱による廃棄物Aの上層部の乾留も進行して、該乾
留により生じる可燃性ガスの量も増大していく。このた
め、燃焼炉2に導入される可燃性ガスの量も増大してい
き、これにより、図3(a)に示すように、燃焼炉2に
おける可燃性ガスの燃焼温度T2 も上昇していく。
Aの下層部の燃焼は、酸素供給源34から供給されてい
る少量の酸素を消費しつつ徐々に安定化していくと共に
その範囲が徐々に拡大していく。そして、このように廃
棄物Aの下層部の燃焼が安定化していくに従って、その
燃焼熱による廃棄物Aの上層部の乾留も進行して、該乾
留により生じる可燃性ガスの量も増大していく。このた
め、燃焼炉2に導入される可燃性ガスの量も増大してい
き、これにより、図3(a)に示すように、燃焼炉2に
おける可燃性ガスの燃焼温度T2 も上昇していく。
【0057】そして、この時、前記温度センサ26によ
り検知される可燃性ガスの燃焼温度T2 があらかじめ定
められた所定の温度T2aに達すると、酸素供給手段3の
開閉弁制御器40が、図3(b)に示すように、開閉弁
38の開度を段階的に増加させていく。これにより、廃
棄物Aの下層部の燃焼を継続して行わしめるのに必要な
程度で、酸素供給源34からガス化炉1に酸素が供給さ
れ、該廃棄物Aの下層部の燃焼が必要以上に拡大するこ
ともなく安定して行われるようになっていき、また、廃
棄物Aの上層部の乾留も安定して進行するようになって
いく。
り検知される可燃性ガスの燃焼温度T2 があらかじめ定
められた所定の温度T2aに達すると、酸素供給手段3の
開閉弁制御器40が、図3(b)に示すように、開閉弁
38の開度を段階的に増加させていく。これにより、廃
棄物Aの下層部の燃焼を継続して行わしめるのに必要な
程度で、酸素供給源34からガス化炉1に酸素が供給さ
れ、該廃棄物Aの下層部の燃焼が必要以上に拡大するこ
ともなく安定して行われるようになっていき、また、廃
棄物Aの上層部の乾留も安定して進行するようになって
いく。
【0058】次いで、温度センサ26により検知される
可燃性ガスの燃焼温度T2 がさらに上昇し、該可燃性ガ
スが自然燃焼し得ると共に、その燃焼による窒素酸化物
等の発生が少ないものとなる燃焼温度としてあらかじめ
設定された温度T2b(図3(a)参照)よりも若干、小
さい温度T2C(T2a<T2c<T2b)に達すると、酸素供
給手段3の開閉弁制御器40が、可燃性ガスの燃焼温度
T2 を温度T2bに維持するように、開閉弁38の開度を
自動的に調整する。
可燃性ガスの燃焼温度T2 がさらに上昇し、該可燃性ガ
スが自然燃焼し得ると共に、その燃焼による窒素酸化物
等の発生が少ないものとなる燃焼温度としてあらかじめ
設定された温度T2b(図3(a)参照)よりも若干、小
さい温度T2C(T2a<T2c<T2b)に達すると、酸素供
給手段3の開閉弁制御器40が、可燃性ガスの燃焼温度
T2 を温度T2bに維持するように、開閉弁38の開度を
自動的に調整する。
【0059】具体的には、燃焼温度T2 が温度T2bより
も小さくなると、開閉弁38の開度が大きくされて、ガ
ス化炉1への酸素供給量が増加され、これにより、廃棄
物Aの下層部の燃焼が促進されると共に、その燃焼熱に
よる廃棄物Aの上層部の乾留及びこの乾留による可燃性
ガスの発生が助長される。
も小さくなると、開閉弁38の開度が大きくされて、ガ
ス化炉1への酸素供給量が増加され、これにより、廃棄
物Aの下層部の燃焼が促進されると共に、その燃焼熱に
よる廃棄物Aの上層部の乾留及びこの乾留による可燃性
ガスの発生が助長される。
【0060】逆に、燃焼温度T2 が温度T2bよりも大き
くなると、開閉弁38の開度が小さくされて、ガス化炉
1への酸素供給量が減少され、これにより、廃棄物Aの
下層部の燃焼が抑制されると共に、その燃焼熱による廃
棄物Aの上層部の乾留及びこの乾留による可燃性ガスの
発生が抑制される。
くなると、開閉弁38の開度が小さくされて、ガス化炉
1への酸素供給量が減少され、これにより、廃棄物Aの
下層部の燃焼が抑制されると共に、その燃焼熱による廃
棄物Aの上層部の乾留及びこの乾留による可燃性ガスの
発生が抑制される。
【0061】これにより、図3(a)に示すように、可
燃性ガスの燃焼温度T2 は、可燃性ガスが温度T2bに略
維持され、この状態で、廃棄物Aの下層部の燃焼及び上
層部の乾留が安定に進行することとなる。
燃性ガスの燃焼温度T2 は、可燃性ガスが温度T2bに略
維持され、この状態で、廃棄物Aの下層部の燃焼及び上
層部の乾留が安定に進行することとなる。
【0062】そして、このように、可燃性ガスの燃焼温
度T2 が、自然燃焼し得る温度T2bに維持されるように
なると、燃焼炉2の着火装置31はその制御部31aの
制御により停止され、該可燃性ガスは継続的に自然燃焼
することとなる。また、かかる可燃性ガスの燃焼熱はボ
イラー装置33の熱源として利用されることとなる。
度T2 が、自然燃焼し得る温度T2bに維持されるように
なると、燃焼炉2の着火装置31はその制御部31aの
制御により停止され、該可燃性ガスは継続的に自然燃焼
することとなる。また、かかる可燃性ガスの燃焼熱はボ
イラー装置33の熱源として利用されることとなる。
【0063】この時、可燃性ガスの燃焼に必要な燃焼炉
2への酸素供給は、前記酸素供給手段4により次のよう
に制御される。
2への酸素供給は、前記酸素供給手段4により次のよう
に制御される。
【0064】すなわち、酸素供給手段4の開閉弁制御器
45は、廃棄物Aの乾留の初期段階においては、燃焼炉
2に導入される可燃性ガスの量が増大してその燃焼温度
T2が上昇するに伴って、開閉弁44をその開度が増大
するように開いて燃焼炉2への酸素供給量を増加させて
いき、廃棄物Aの乾留が安定に進行する段階では、可燃
性ガスの燃焼温度T2 の若干の増減に伴って、開閉弁4
4の開度を増減させ、これにより、燃焼炉2への酸素供
給量を燃焼炉1に導入される可燃性ガスが完全燃焼し得
る量に調整する。
45は、廃棄物Aの乾留の初期段階においては、燃焼炉
2に導入される可燃性ガスの量が増大してその燃焼温度
T2が上昇するに伴って、開閉弁44をその開度が増大
するように開いて燃焼炉2への酸素供給量を増加させて
いき、廃棄物Aの乾留が安定に進行する段階では、可燃
性ガスの燃焼温度T2 の若干の増減に伴って、開閉弁4
4の開度を増減させ、これにより、燃焼炉2への酸素供
給量を燃焼炉1に導入される可燃性ガスが完全燃焼し得
る量に調整する。
【0065】この場合、燃焼炉2の内部においては、前
記したように、ガス導入口24の周囲に供給酸素の渦流
が発生していると共に、燃焼炉2の縮径部28の位置に
乱流が生じており、このため、ガス導入口24を介して
燃焼炉2の内部に導入される可燃性ガスは、ガス導入口
24の近傍において急速に供給酸素の渦流に巻き込まれ
ると共に縮径部28の近傍において該供給酸素と急速に
均一的に混合していく。
記したように、ガス導入口24の周囲に供給酸素の渦流
が発生していると共に、燃焼炉2の縮径部28の位置に
乱流が生じており、このため、ガス導入口24を介して
燃焼炉2の内部に導入される可燃性ガスは、ガス導入口
24の近傍において急速に供給酸素の渦流に巻き込まれ
ると共に縮径部28の近傍において該供給酸素と急速に
均一的に混合していく。
【0066】従って、ガス化炉1において発生した可燃
性ガスは、廃棄物Aの乾留が安定的に進行する段階にお
いては、燃焼炉2の供給酸素の渦流に吸引されて円滑且
つ安定に燃焼炉2に導入されると共に、その導入後に
は、その燃焼に必要な酸素と急速に均一的に混合されて
燃焼炉2の縮径部28の位置で自然燃焼することとな
る。すなわち、燃焼炉2に導入された可燃性ガスの供給
酸素との混合及び燃焼は極めて短時間で行われ、また、
その燃焼は、ほぼ縮径部28の位置で安定に行われる。
性ガスは、廃棄物Aの乾留が安定的に進行する段階にお
いては、燃焼炉2の供給酸素の渦流に吸引されて円滑且
つ安定に燃焼炉2に導入されると共に、その導入後に
は、その燃焼に必要な酸素と急速に均一的に混合されて
燃焼炉2の縮径部28の位置で自然燃焼することとな
る。すなわち、燃焼炉2に導入された可燃性ガスの供給
酸素との混合及び燃焼は極めて短時間で行われ、また、
その燃焼は、ほぼ縮径部28の位置で安定に行われる。
【0067】尚、かかる燃焼炉2への酸素供給に際して
は、作業者が可燃性ガスの燃焼状態や、前記流量計46
により測定される酸素供給量を確認しつつ、開閉弁48
を手動で操作することによっても、燃焼炉1への酸素供
給量を調整するようにすることも可能である。
は、作業者が可燃性ガスの燃焼状態や、前記流量計46
により測定される酸素供給量を確認しつつ、開閉弁48
を手動で操作することによっても、燃焼炉1への酸素供
給量を調整するようにすることも可能である。
【0068】ところで、かかる廃棄物Aの乾留の際に
は、図1に示すように、ガス化炉1の内部には、その下
部側から上部側にかけて順に、灰化層a、赤熱層b、流
動化層c、伝熱層d及びガス層eが形成され、これらの
各層a〜eのうち、廃棄物Aの燃焼の完了により生じる
灰化層aは廃棄物Aの部分的燃焼が進行するに伴って増
大していき、これと共に、廃棄物Aの燃焼が行われてい
る赤熱層bは下層部から上層部に向かって徐々に上昇・
移行していく。また、かかる灰化層aの増大及び赤熱層
bの上昇に伴って、廃棄物Aの乾留が進行する流動化層
c、伝熱層d及びガス層eは減少し、換言すれば、乾留
し得る廃棄物Aの量が減少していく。
は、図1に示すように、ガス化炉1の内部には、その下
部側から上部側にかけて順に、灰化層a、赤熱層b、流
動化層c、伝熱層d及びガス層eが形成され、これらの
各層a〜eのうち、廃棄物Aの燃焼の完了により生じる
灰化層aは廃棄物Aの部分的燃焼が進行するに伴って増
大していき、これと共に、廃棄物Aの燃焼が行われてい
る赤熱層bは下層部から上層部に向かって徐々に上昇・
移行していく。また、かかる灰化層aの増大及び赤熱層
bの上昇に伴って、廃棄物Aの乾留が進行する流動化層
c、伝熱層d及びガス層eは減少し、換言すれば、乾留
し得る廃棄物Aの量が減少していく。
【0069】そして、このように、乾留し得る廃棄物A
の量が減少していくと、酸素供給手段3の開閉弁38を
適当な開度で開くことによるガス化炉1への酸素供給に
かかわらず、燃焼炉2における可燃性ガスの燃焼温度T
2 を略一定の温度T2bに維持し得るような量の可燃性ガ
スを発生させることができなくなり、このため、燃焼炉
2に導入される可燃性ガスの量は最終的には、減少して
いき、該可燃性ガスの燃焼温度T2 も最終的には、図3
(a)に示すように、下降していく。
の量が減少していくと、酸素供給手段3の開閉弁38を
適当な開度で開くことによるガス化炉1への酸素供給に
かかわらず、燃焼炉2における可燃性ガスの燃焼温度T
2 を略一定の温度T2bに維持し得るような量の可燃性ガ
スを発生させることができなくなり、このため、燃焼炉
2に導入される可燃性ガスの量は最終的には、減少して
いき、該可燃性ガスの燃焼温度T2 も最終的には、図3
(a)に示すように、下降していく。
【0070】尚、酸素供給手段3の開閉弁制御器40
は、前述したように可燃性ガスの燃焼温度T2 が温度T
2bよりも下降した時には、廃棄物Aの乾留を促進すべく
開閉弁38を開くようにしているので、上記のように、
可燃性ガスの燃焼温度T2 が下降する際には、図3
(b)に示すように、開閉弁38は全開とされる。
は、前述したように可燃性ガスの燃焼温度T2 が温度T
2bよりも下降した時には、廃棄物Aの乾留を促進すべく
開閉弁38を開くようにしているので、上記のように、
可燃性ガスの燃焼温度T2 が下降する際には、図3
(b)に示すように、開閉弁38は全開とされる。
【0071】また、かかる廃棄物Aの乾留の際には、前
記温度センサ23により検知されるガス化炉1内の温度
T1 は、図3(a)に示すように、廃棄物Aの乾留の初
期段階においては、該廃棄物Aの下層部の燃焼の開始に
伴って上昇した後に、その燃焼熱が上層部の廃棄物Aの
乾留のために吸収されることにより一旦、下降し、続い
て、廃棄物Aの乾留が安定に進行するようになると、廃
棄物Aの下層部の燃焼の進行に伴って上昇していく。そ
して、上記のように可燃性ガスの燃焼温度T2が下降し
ていく際には、廃棄物Aの灰化層aを除く部分に占める
赤熱層bが増加すると共に、その燃焼熱が廃棄物Aの乾
留により吸収される量も減少するので、ガス化炉1内の
温度T1 は、一旦、急上昇するものの、やがて、廃棄物
Aの燃焼・灰化の進行に伴って、下降していく。そし
て、このように、廃棄物Aの最終的な灰化が進行する段
階においては、該廃棄物Aを完全に燃焼させて灰化せし
める必要がある。
記温度センサ23により検知されるガス化炉1内の温度
T1 は、図3(a)に示すように、廃棄物Aの乾留の初
期段階においては、該廃棄物Aの下層部の燃焼の開始に
伴って上昇した後に、その燃焼熱が上層部の廃棄物Aの
乾留のために吸収されることにより一旦、下降し、続い
て、廃棄物Aの乾留が安定に進行するようになると、廃
棄物Aの下層部の燃焼の進行に伴って上昇していく。そ
して、上記のように可燃性ガスの燃焼温度T2が下降し
ていく際には、廃棄物Aの灰化層aを除く部分に占める
赤熱層bが増加すると共に、その燃焼熱が廃棄物Aの乾
留により吸収される量も減少するので、ガス化炉1内の
温度T1 は、一旦、急上昇するものの、やがて、廃棄物
Aの燃焼・灰化の進行に伴って、下降していく。そし
て、このように、廃棄物Aの最終的な灰化が進行する段
階においては、該廃棄物Aを完全に燃焼させて灰化せし
める必要がある。
【0072】そこで、本実施例においては、可燃性ガス
の燃焼温度T2 が略一定の温度T2bに維持された後に下
降していく際に、温度センサ26により検知される可燃
性ガスの燃焼温度T2 が例えば、前記所定の温度T2a以
下に低下し、且つ、温度センサ23により検知されるガ
ス化炉1内の温度T1 が、廃棄物Aの乾留の終了段階を
示すものとしてあらかじめ定められた所定の温度T
1a(図3(a)参照)以上に上昇した時に、前記開閉弁
制御器41が、図3(c)に示すように、開閉弁39を
開いて、酸素供給源34から酸素供給管35,37、ガ
ス化炉1の空室11及び給気ノズル12を介してガス化
炉1内に酸素を供給せしめる。
の燃焼温度T2 が略一定の温度T2bに維持された後に下
降していく際に、温度センサ26により検知される可燃
性ガスの燃焼温度T2 が例えば、前記所定の温度T2a以
下に低下し、且つ、温度センサ23により検知されるガ
ス化炉1内の温度T1 が、廃棄物Aの乾留の終了段階を
示すものとしてあらかじめ定められた所定の温度T
1a(図3(a)参照)以上に上昇した時に、前記開閉弁
制御器41が、図3(c)に示すように、開閉弁39を
開いて、酸素供給源34から酸素供給管35,37、ガ
ス化炉1の空室11及び給気ノズル12を介してガス化
炉1内に酸素を供給せしめる。
【0073】これにより、ガス化炉1内には、酸素供給
源34から酸素供給管36,37の両者を介して酸素が
供給されてその供給量が増大し、廃棄物Aの最終的な燃
焼・灰化が促進されて、該廃棄物Aが全て灰化されるこ
ととなる。
源34から酸素供給管36,37の両者を介して酸素が
供給されてその供給量が増大し、廃棄物Aの最終的な燃
焼・灰化が促進されて、該廃棄物Aが全て灰化されるこ
ととなる。
【0074】また、可燃性ガスの燃焼温度T2 が下降し
ていく際には、該可燃性ガスが自然燃焼できなくなるの
で、該燃焼温度T2 の下降に応じて前記着火装置31が
その制御部31aの制御により再び作動され、この着火
装置31により該可燃性ガスが燃焼される。
ていく際には、該可燃性ガスが自然燃焼できなくなるの
で、該燃焼温度T2 の下降に応じて前記着火装置31が
その制御部31aの制御により再び作動され、この着火
装置31により該可燃性ガスが燃焼される。
【0075】尚、ガス化炉1の下部には図示しない灰出
口が設けられおり、ガス化炉1内の最終的な灰化物はこ
の灰出口から排出される。
口が設けられおり、ガス化炉1内の最終的な灰化物はこ
の灰出口から排出される。
【0076】このように、本実施例の乾留ガス化焼却処
理装置においては、廃棄物Aの燃焼、乾留及び灰化が円
滑且つ確実に行われると共に、その乾留により生じる可
燃性ガスの燃焼も窒素酸化物等による環境汚染を生じる
ことなく円滑且つ確実に行われ、従って、廃棄物Aのク
リーンな焼却処理が行われることとなる。
理装置においては、廃棄物Aの燃焼、乾留及び灰化が円
滑且つ確実に行われると共に、その乾留により生じる可
燃性ガスの燃焼も窒素酸化物等による環境汚染を生じる
ことなく円滑且つ確実に行われ、従って、廃棄物Aのク
リーンな焼却処理が行われることとなる。
【0077】この場合、特に、燃焼炉2における可燃性
ガスの燃焼に際しては、ガス導入口24の周囲に供給酸
素の渦流を生ぜしめると共に、燃焼炉2の縮径部28の
位置に乱流を生ぜしめるようにしたことによって、ガス
化炉1内に生じた可燃性ガスを吸引ファン等を使用する
ことなく円滑に燃焼炉に導入することができると共に、
その導入した可燃性ガスを供給酸素と迅速に均一的に混
合して燃焼させることができ、その燃焼能力を従来のも
のに較べて大幅に向上することができる。
ガスの燃焼に際しては、ガス導入口24の周囲に供給酸
素の渦流を生ぜしめると共に、燃焼炉2の縮径部28の
位置に乱流を生ぜしめるようにしたことによって、ガス
化炉1内に生じた可燃性ガスを吸引ファン等を使用する
ことなく円滑に燃焼炉に導入することができると共に、
その導入した可燃性ガスを供給酸素と迅速に均一的に混
合して燃焼させることができ、その燃焼能力を従来のも
のに較べて大幅に向上することができる。
【0078】実際、本発明者等の実験によれば、従来の
燃焼炉では数十万kcal /m3 ・h程度の燃焼能力であ
ったが、本実施例の燃焼炉2によれば、数百万kcal /
m3・h程度の燃焼能力を得ることができた。
燃焼炉では数十万kcal /m3 ・h程度の燃焼能力であ
ったが、本実施例の燃焼炉2によれば、数百万kcal /
m3・h程度の燃焼能力を得ることができた。
【0079】尚、本実施例では、燃焼炉2の酸素導入口
30と着火装置31とは、図2(a)に示したように配
置したが、例えば、図2(b)に示すように、着火装置
31を酸素導入口30に向けて燃焼炉2に装着するよう
にすることも可能である。
30と着火装置31とは、図2(a)に示したように配
置したが、例えば、図2(b)に示すように、着火装置
31を酸素導入口30に向けて燃焼炉2に装着するよう
にすることも可能である。
【0080】このようにすると、特に乾留の初期段階あ
るいは終了段階における着火装置31による可燃性ガス
への着火に際して、導入される可燃性ガスの温度が比較
的低いものとなっているものの、酸素導入口30から燃
焼炉2に供給される酸素(空気)が該酸素導入口30の
位置で着火装置31の着火炎aにより加熱されて可燃性
ガスと混合するため、円滑に該可燃性ガスに着火してこ
れを燃焼させることができる。
るいは終了段階における着火装置31による可燃性ガス
への着火に際して、導入される可燃性ガスの温度が比較
的低いものとなっているものの、酸素導入口30から燃
焼炉2に供給される酸素(空気)が該酸素導入口30の
位置で着火装置31の着火炎aにより加熱されて可燃性
ガスと混合するため、円滑に該可燃性ガスに着火してこ
れを燃焼させることができる。
【0081】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、前記ガス導入口の軸線の回りを回転するよう
な渦流状の酸素の流れが発生するように、該ガス導入口
に隣接して酸素導入口が配設され、前記ガス導入口の軸
線が渦流状の酸素の流れの中心に配設したことによっ
て、ガス化炉内で廃棄物の乾留により発生した可燃性ガ
スを吸引ファン等を使用せずとも円滑に燃焼炉に導入す
ることができると共に、該燃焼炉において、その可燃性
ガスと酸素とを迅速に混合することができ、比較的小型
な燃焼炉の構成で該可燃性ガスの燃焼を迅速に行って、
その燃焼能力を向上させることができる。
によれば、前記ガス導入口の軸線の回りを回転するよう
な渦流状の酸素の流れが発生するように、該ガス導入口
に隣接して酸素導入口が配設され、前記ガス導入口の軸
線が渦流状の酸素の流れの中心に配設したことによっ
て、ガス化炉内で廃棄物の乾留により発生した可燃性ガ
スを吸引ファン等を使用せずとも円滑に燃焼炉に導入す
ることができると共に、該燃焼炉において、その可燃性
ガスと酸素とを迅速に混合することができ、比較的小型
な燃焼炉の構成で該可燃性ガスの燃焼を迅速に行って、
その燃焼能力を向上させることができる。
【0082】この場合、前記酸素供給手段を、前記燃焼
炉の円筒状の内面の接線方向に配設された内壁面を有す
る酸素導入口を備えるものとすることにより、該酸素導
入口から酸素を供給するだけで、該ガス導入口の周囲に
渦流を発生させることができ、上記のように効果を奏す
る燃焼炉を極めて簡略な構成とすることができる。
炉の円筒状の内面の接線方向に配設された内壁面を有す
る酸素導入口を備えるものとすることにより、該酸素導
入口から酸素を供給するだけで、該ガス導入口の周囲に
渦流を発生させることができ、上記のように効果を奏す
る燃焼炉を極めて簡略な構成とすることができる。
【0083】そして、ガス導入口と反対側の燃焼炉の他
端部の中央に形成した燃焼ガスの噴出口に向かって、該
燃焼炉の他端部を縮径させたことによって、該縮径部分
に乱流を生ぜしめることができ、極めて迅速に可燃性ガ
スと供給酸素とを均一的に混合することができると共に
その燃焼を燃焼炉の縮径部分において安定且つ円滑に行
うことができる。
端部の中央に形成した燃焼ガスの噴出口に向かって、該
燃焼炉の他端部を縮径させたことによって、該縮径部分
に乱流を生ぜしめることができ、極めて迅速に可燃性ガ
スと供給酸素とを均一的に混合することができると共に
その燃焼を燃焼炉の縮径部分において安定且つ円滑に行
うことができる。
【0084】また、燃焼炉のガス導入口の近傍箇所に着
火手段を設けたことによって、前記の渦流を生じる供給
酸素と混合される可燃性ガスに円滑に着火することがで
きる。
火手段を設けたことによって、前記の渦流を生じる供給
酸素と混合される可燃性ガスに円滑に着火することがで
きる。
【0085】さらに、着火手段による着火炎を燃焼炉の
酸素導入口に向けて生ぜしめるようにしたことによっ
て、燃焼炉に供給される酸素をその酸素導入口の位置で
着火装置により加熱して可燃性ガスと混合することがで
き、乾留の初期段階や終了段階における可燃性ガスへの
着火を円滑に行うことができる。
酸素導入口に向けて生ぜしめるようにしたことによっ
て、燃焼炉に供給される酸素をその酸素導入口の位置で
着火装置により加熱して可燃性ガスと混合することがで
き、乾留の初期段階や終了段階における可燃性ガスへの
着火を円滑に行うことができる。
【図1】本発明の乾留ガス化焼却処理装置の一例の説明
的構成図。
的構成図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】該乾留ガス化焼却処理装置の作動を説明するた
めの線図。
めの線図。
1…ガス化炉、2…燃焼炉、4…酸素供給手段、24…
ガス導入口、26…ガス導入路(ガス管)、27…燃焼
ガスの噴出口、28…縮径部、30…酸素導入口、31
…着火装置、A…廃棄物(廃タイヤ)。
ガス導入口、26…ガス導入路(ガス管)、27…燃焼
ガスの噴出口、28…縮径部、30…酸素導入口、31
…着火装置、A…廃棄物(廃タイヤ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F23G 7/12 ZAB F23G 7/12 ZABA
Claims (3)
- 【請求項1】廃棄物を乾留によりガス化して焼却する装
置であって、 ガス化炉と、該ガス化炉で発生した可燃性ガスの燃焼炉
と、該燃焼炉で可燃性ガスを燃焼させるために必要な酸
素を前記燃焼炉に供給し、燃焼を促進するために可燃性
ガスと酸素とを混合する酸素供給手段とからなり、 前記ガス化炉は、その中に廃棄物を収納し、該廃棄物の
一部を燃焼させ、該廃棄物の一部の燃焼熱で該廃棄物の
残部を熱分解して可燃性ガスを発生させ、 前記燃焼炉は、前記ガス化炉で発生した可燃性ガスを燃
焼するために予め定められた内径を有する円形断面を備
え、ガス導入路を介して前記ガス化炉に接続され、前記
可燃性ガスは前記ガス導入路を介して前記ガス化炉から
前記燃焼炉に導入され、前記ガス導入路に接続されるガ
ス導入口を有し、該ガス導入口は前記燃焼炉の内径より
小さい内径を有し、かつ、その軸線が前記燃焼炉の軸線
と同軸になるように前記燃焼炉の一端部に配設され、前
記可燃性ガスが前記ガス導入路を介して前記燃焼炉に進
入するように前記燃焼炉に開口しており、前記ガス導入
口を備える一端部と反対側の他端部の中央に前記可燃性
ガスが燃焼して噴出する前記燃焼炉の内径より小さい内
径の噴出口を備え、該燃焼炉の他端部は該噴出口に向か
って縮径され、 前記酸素供給手段は、前記燃焼炉の円筒状の内面の接線
方向に配設された酸素導入口を備え、前記ガス導入口の
軸線の回りを回転するような渦流状の酸素の流れが発生
するように、該ガス導入口に隣接して前記酸素導入口が
配設され、前記ガス導入口の軸線が渦流状の酸素の流れ
の中心に配設されていることを特徴とする廃棄物の乾留
ガス化焼却処理装置。 - 【請求項2】 前記燃焼炉のガス導入口の近傍箇所に該ガ
ス導入口を介して該燃焼炉に導入される可燃性ガスに着
火する着火手段を備えたことを特徴とする請求項1記載
の廃棄物の乾留ガス化焼却処理装置。 - 【請求項3】 前記着火手段は、前記燃焼炉の酸素導入口
に向けて着火炎を生ぜしめることを特徴とする請求項2
記載の廃棄物の乾留ガス化焼却処理装置。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4098108A JP2613345B2 (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 廃棄物の乾留ガス化焼却処理装置 |
TW082102668A TW212223B (en) | 1992-04-17 | 1993-04-09 | Pyrolyzing and incinerating treatment equipment for wastes |
SG1996003912A SG47704A1 (en) | 1992-04-17 | 1993-04-16 | Apparatus for incinerating waste material |
EP93302965A EP0566425B1 (en) | 1992-04-17 | 1993-04-16 | Apparatus for incinerating waste material |
ES93302965T ES2093925T3 (es) | 1992-04-17 | 1993-04-16 | Aparato para incinerar material residual. |
KR1019930006385A KR100308428B1 (ko) | 1992-04-17 | 1993-04-16 | 폐기물의건류가스화소각처리장치 |
CN93104622A CN1048545C (zh) | 1992-04-17 | 1993-04-16 | 废料焚化装置 |
DE69305906T DE69305906T2 (de) | 1992-04-17 | 1993-04-16 | Vorrichtung zur Abfallverbrennung |
US08/296,160 US5445087A (en) | 1992-04-17 | 1994-08-15 | Apparatus for incinerating waste material |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4098108A JP2613345B2 (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 廃棄物の乾留ガス化焼却処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05296427A JPH05296427A (ja) | 1993-11-09 |
JP2613345B2 true JP2613345B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=14211136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4098108A Expired - Fee Related JP2613345B2 (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 廃棄物の乾留ガス化焼却処理装置 |
Country Status (9)
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