JP2603686B2 - ヒドロ芳香族アルコールおよび/またはヒドロ芳香族の環式ケトンの製造方法 - Google Patents
ヒドロ芳香族アルコールおよび/またはヒドロ芳香族の環式ケトンの製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、シクロヘキセン等のヒドロ芳香族の環式不
飽和炭化水素から、ヒドロ芳香族アルコールおよび/ま
たはヒドロ芳香族の環式ケトンを製造する方法に関し、
コバルト錯体等を触媒に、また、窒素をヘテロ環のヘテ
ロ原子として含むヘテロ環式化合物等を助触媒として用
いることによる新規な酸化還元反応に関する。
飽和炭化水素から、ヒドロ芳香族アルコールおよび/ま
たはヒドロ芳香族の環式ケトンを製造する方法に関し、
コバルト錯体等を触媒に、また、窒素をヘテロ環のヘテ
ロ原子として含むヘテロ環式化合物等を助触媒として用
いることによる新規な酸化還元反応に関する。
<従来技術とその問題点> 従来、シクロヘキセン等からシクロヘキサノール等を
製造するには、酸の存在下で水と反応させる方法があ
る。
製造するには、酸の存在下で水と反応させる方法があ
る。
しかし、この反応は、逆方向に進行する反応として、
シクロヘキサノール等を加熱してシクロヘキセン等に転
化する反応としても利用され、可逆平衡反応であるた
め、いずれの方向への転化率にも上限があり、この値
は、120℃で約20〜40%と低く、理論的にこれ以上の転
化率が得られない。
シクロヘキサノール等を加熱してシクロヘキセン等に転
化する反応としても利用され、可逆平衡反応であるた
め、いずれの方向への転化率にも上限があり、この値
は、120℃で約20〜40%と低く、理論的にこれ以上の転
化率が得られない。
<発明が解決しようとする課題> 本発明の目的は、従来技術における問題点を解決し、
シクロヘキセン等のヒドロ芳香族の環式不飽和炭化水素
から、高転化率でヒドロ芳香族アルコールおよび/また
はヒドロ芳香族の環式ケトンを製造する方法を提供する
ことにある。
シクロヘキセン等のヒドロ芳香族の環式不飽和炭化水素
から、高転化率でヒドロ芳香族アルコールおよび/また
はヒドロ芳香族の環式ケトンを製造する方法を提供する
ことにある。
<課題を解決するための手段> 本発明者は、シクロヘキセン等のヒドロ芳香族の環式
不飽和炭化水素の酸素酸化反応を、種々の錯体触媒を用
いて検討していたところ、新規な反応を見出し本発明に
至った。
不飽和炭化水素の酸素酸化反応を、種々の錯体触媒を用
いて検討していたところ、新規な反応を見出し本発明に
至った。
すなわち、本発明は、ヒドロ芳香族の環式不飽和炭化
水素を、一般式[1]で示される触媒および2級アルコ
ールの存在下に酸素含有ガスと反応させることを特徴と
するヒドロ芳香族アルコールおよび/またはヒドロ芳香
族の環式ケトンの製造方法を提供するものである。
水素を、一般式[1]で示される触媒および2級アルコ
ールの存在下に酸素含有ガスと反応させることを特徴と
するヒドロ芳香族アルコールおよび/またはヒドロ芳香
族の環式ケトンの製造方法を提供するものである。
式[1] 〔ここで、R5、R7およびR8、R10は、それぞれ水素、低
級アルキル基、アリール基または−CX3(Xはハロゲン
原子)で表される基を表し、R6およびR9は、水素、低級
アルキル基、−COOR11(ただしR11は、水素、低級アル
キル基を示す)、または−CX3(Xはハロゲン原子)で
表される基を表す。
級アルキル基、アリール基または−CX3(Xはハロゲン
原子)で表される基を表し、R6およびR9は、水素、低級
アルキル基、−COOR11(ただしR11は、水素、低級アル
キル基を示す)、または−CX3(Xはハロゲン原子)で
表される基を表す。
また、R5〜R10は、互いに同じでも異なっていてもよ
い。ただし、R5、R7、R8およびR9のすべてが−CF3で表
される基であり、かつ、R6およびR8が水素である場合を
除く。〕 以下、本発明の製造方法を詳細に説明する。
い。ただし、R5、R7、R8およびR9のすべてが−CF3で表
される基であり、かつ、R6およびR8が水素である場合を
除く。〕 以下、本発明の製造方法を詳細に説明する。
本発明の出発物質であるヒドロ芳香族の環式不飽和炭
化水素は、オレフィン二重結合1個をもち、環式構造を
なす不飽和炭化水素であり、シクロヘキセンをはじめ、
メチルシクロヘキセン等が例示される。
化水素は、オレフィン二重結合1個をもち、環式構造を
なす不飽和炭化水素であり、シクロヘキセンをはじめ、
メチルシクロヘキセン等が例示される。
本発明方法は、上記出発物質に以下の触媒を用いて、
2級アルコールの存在下、酸素含有ガスと反応させてヒ
ドロ芳香族アルコールおよび/またはヒドロ芳香族の環
式ケトンを製造するものである。
2級アルコールの存在下、酸素含有ガスと反応させてヒ
ドロ芳香族アルコールおよび/またはヒドロ芳香族の環
式ケトンを製造するものである。
本発明に用いる触媒は、一般式[1]で示される。
式[1] [ここで、R5、R7およびR8、R10は、それぞれ水素、低
級アルキル基、アリール基または−CX3(Xはハロゲン
原子)で表わされる基を表わし、R6およびR9は、水素、
低級アルキル基、−COOR11(ただしR11は、水素、低級
アルキル基を示す)、または−CX3(Xはハロゲン原
子)で表わされる基を表わす。また、R5〜R10は、互い
に同じでも異なっていてもよい。ただし、R5、R7、R8お
よびR10のすべてが−CF3で表される基であり、かつ、R6
およびR9が水素である場合を除く。また−CX3で表わさ
れる基としては、−CF3で表わされる基が好ましい。] 好ましくは、Coの配位子Lが下記のものであるコバル
ト錯体CoL2が例示される。
級アルキル基、アリール基または−CX3(Xはハロゲン
原子)で表わされる基を表わし、R6およびR9は、水素、
低級アルキル基、−COOR11(ただしR11は、水素、低級
アルキル基を示す)、または−CX3(Xはハロゲン原
子)で表わされる基を表わす。また、R5〜R10は、互い
に同じでも異なっていてもよい。ただし、R5、R7、R8お
よびR10のすべてが−CF3で表される基であり、かつ、R6
およびR9が水素である場合を除く。また−CX3で表わさ
れる基としては、−CF3で表わされる基が好ましい。] 好ましくは、Coの配位子Lが下記のものであるコバル
ト錯体CoL2が例示される。
一般式 CoL2 本発明では、Lは同一であっても異なっていてもよい
が同一である方が好ましい。
が同一である方が好ましい。
また、R5、R6、R7のうちいずれか一つおよび/または
R8、R9、R10のうちいずれか一つはCF3基である方が好ま
しい。
R8、R9、R10のうちいずれか一つはCF3基である方が好ま
しい。
Co錯体の合成は、特に限定されない。また、市販品を
用いてもよい。
用いてもよい。
1例を挙げると、ジケトンとCoCl2を原料に脱塩法で
合成することができる。生成した錯体はそのまま乾燥す
るが、有機溶媒で抽出後乾燥して反応に使用するのが好
ましい。
合成することができる。生成した錯体はそのまま乾燥す
るが、有機溶媒で抽出後乾燥して反応に使用するのが好
ましい。
触媒は、出発物質1molに対し、5〜20mol%とするの
がよい。
がよい。
例えば、シクロヘキセン1molに対し、ビスアセチルア
セトナトコバルト錯体は、50〜200mmolが適する。
セトナトコバルト錯体は、50〜200mmolが適する。
また、ヒドロ芳香族の環式不飽和炭化水素から、ヒド
ロ芳香族アルコールおよび/またはヒドロ芳香族の環式
ケトンを生成する反応は、前記触媒を反応過程において
加えるだけでも可能ではあるが、以下の助触媒を加える
ことで、さらにヒドロ芳香族アルコールおよび/または
ヒドロ芳香族の環式ケトンの選択率が上がるという効果
がある。
ロ芳香族アルコールおよび/またはヒドロ芳香族の環式
ケトンを生成する反応は、前記触媒を反応過程において
加えるだけでも可能ではあるが、以下の助触媒を加える
ことで、さらにヒドロ芳香族アルコールおよび/または
ヒドロ芳香族の環式ケトンの選択率が上がるという効果
がある。
本発明の方法において、好ましく用いられる助触媒と
しては、窒素をヘテロ環のヘテロ原子として含むヘテロ
環式化合物およびアニリンが挙げられる。
しては、窒素をヘテロ環のヘテロ原子として含むヘテロ
環式化合物およびアニリンが挙げられる。
窒素を含んだヘテロ環式化合物の具体例としては、ピ
リジン、1,3,5−トリアジン、4−ジメチルアミノピリ
ジン、キノリン、ピラジン、2−アミノピリミジン、4
−エトキシカルボニルピリジン、ピリミジン、2,6−ジ
メチルピリジン、2−メトキシピリジン、3−エトキシ
カルボニルピリジン、2−メチルピリジン、3−メチル
ピリジン、4−メチルピリジン、4−アセチルピリジ
ン、1H−ピロール、1−メチルピロール、2,4−ジメチ
ルピリジン、3,6−ジメチルピリジン、イソキノリン、1
H−1,2,4−トリアゾール、1−メチルイミダゾール、イ
ンドール等がある。また、好ましくは、2,6−ジメチル
ピリジン、2,4−ジメチルピリジン、2−メチルピリジ
ン、1−メチルピロール等がある。
リジン、1,3,5−トリアジン、4−ジメチルアミノピリ
ジン、キノリン、ピラジン、2−アミノピリミジン、4
−エトキシカルボニルピリジン、ピリミジン、2,6−ジ
メチルピリジン、2−メトキシピリジン、3−エトキシ
カルボニルピリジン、2−メチルピリジン、3−メチル
ピリジン、4−メチルピリジン、4−アセチルピリジ
ン、1H−ピロール、1−メチルピロール、2,4−ジメチ
ルピリジン、3,6−ジメチルピリジン、イソキノリン、1
H−1,2,4−トリアゾール、1−メチルイミダゾール、イ
ンドール等がある。また、好ましくは、2,6−ジメチル
ピリジン、2,4−ジメチルピリジン、2−メチルピリジ
ン、1−メチルピロール等がある。
助触媒の使用量は、好ましくはシクロヘキセンに対
し、2〜40mol%がよい。より、好ましくは、10〜20mol
%がよい。
し、2〜40mol%がよい。より、好ましくは、10〜20mol
%がよい。
また、触媒に対する助触媒の割合は、20〜200mol%が
好ましく、より好ましくは、50〜100mol%である。
好ましく、より好ましくは、50〜100mol%である。
本発明では、この新規な反応は2級アルコールの存在
下で行うことが、ヒドロ芳香族アルコールおよび/また
はヒドロ芳香族の環式ケトンの転化率の向上を図る上で
必要である。本発明において、この2級アルコールは、
還元剤として作用し、ヒドロ芳香族の環式不飽和炭化水
素の酸素分子による酸化と、2級アルコールによる還元
の同時進行によって、水和生成物を生じ、ヒドロ芳香族
アルコールおよび/またはヒドロ芳香族の環式ケトンへ
の転化率の向上を得ることができるものである。
下で行うことが、ヒドロ芳香族アルコールおよび/また
はヒドロ芳香族の環式ケトンの転化率の向上を図る上で
必要である。本発明において、この2級アルコールは、
還元剤として作用し、ヒドロ芳香族の環式不飽和炭化水
素の酸素分子による酸化と、2級アルコールによる還元
の同時進行によって、水和生成物を生じ、ヒドロ芳香族
アルコールおよび/またはヒドロ芳香族の環式ケトンへ
の転化率の向上を得ることができるものである。
本発明に用いる2級アルコールは、脂肪族、脂環式、
芳香族またはこれらの置換基を有する2級アルコールで
あれば特に限定されない。
芳香族またはこれらの置換基を有する2級アルコールで
あれば特に限定されない。
イソプロピルアルコール、シクロペンタノール、フェ
ネチルアルコール、シクロヘキサノール等が例示でき
る。
ネチルアルコール、シクロヘキサノール等が例示でき
る。
好ましくは、イソプロピルアルコール、シクロペンタ
ノール、フェネチルアルコールが良い。
ノール、フェネチルアルコールが良い。
2級アルコールの使用量は、シクロヘキセン類1molに
対し、好ましくは5以上が良い。なお、2級アルコー
ルは、シクロヘキセン類の溶媒として用いるのが好まし
いが、必要により反応に不活性な他の溶媒を用いても良
い。
対し、好ましくは5以上が良い。なお、2級アルコー
ルは、シクロヘキセン類の溶媒として用いるのが好まし
いが、必要により反応に不活性な他の溶媒を用いても良
い。
本発明に用いる酸素含有ガスは、酸素ガスでもよい
し、酸素含有窒素ガス、酸素含有アルゴンガス等の酸素
含有不活性ガスでも良い。
し、酸素含有窒素ガス、酸素含有アルゴンガス等の酸素
含有不活性ガスでも良い。
酸素圧は、好ましくは0.2〜10Kg/cm2、より好ましく
は、0.2〜5.0kg/cm2が良い。
は、0.2〜5.0kg/cm2が良い。
酸素圧がこの範囲内にあると、反応速度が速く、反応
収率も良い。
収率も良い。
反応温度は、50〜150℃がよい。というのも50℃以下
では、反応が進行せず、150℃以上では、収率が低下す
るためである。
では、反応が進行せず、150℃以上では、収率が低下す
るためである。
前記反応によって、ヒドロ芳香族の環式不飽和炭化水
素から、ヒドロ芳香族アルコールおよび/またはヒドロ
芳香族の環式ケトンが製造される。
素から、ヒドロ芳香族アルコールおよび/またはヒドロ
芳香族の環式ケトンが製造される。
ヒドロ芳香族アルコールとしては、出発物質であるヒ
ドロ芳香族の環式不飽和炭化水素に対応するものが生成
される。例えば、出発物質としてシクロヘキセンを用い
た場合は、シクロヘキサノールが生成され、出発物質と
してメチルシクロヘキセンを用いた場合は、メチルシク
ロヘキサノールが生成される。
ドロ芳香族の環式不飽和炭化水素に対応するものが生成
される。例えば、出発物質としてシクロヘキセンを用い
た場合は、シクロヘキサノールが生成され、出発物質と
してメチルシクロヘキセンを用いた場合は、メチルシク
ロヘキサノールが生成される。
また、ヒドロ芳香族の環式ケトンとしては、出発物質
であるヒドロ芳香族の環式不飽和炭化水素に対応するも
のが生成される。例えば、出発物質としてシクロヘキセ
ンを用いた場合は、シクロヘキサノンが生成され、出発
物質としてメチルシクロヘキセンを用いた場合は、メチ
ルシクロヘキサノンが生成される。
であるヒドロ芳香族の環式不飽和炭化水素に対応するも
のが生成される。例えば、出発物質としてシクロヘキセ
ンを用いた場合は、シクロヘキサノンが生成され、出発
物質としてメチルシクロヘキセンを用いた場合は、メチ
ルシクロヘキサノンが生成される。
本発明の方法における反応は、通常液相法で連続的
に、または回分的に行なわれる。
に、または回分的に行なわれる。
<実施例> 以下に、実施例により本発明を具体的に説明する。本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1) 反応容器に、シクロヘキセン2mmol、表1に示す種々
のCo錯体0.2mmol、イソプロピルアルコール10mlをい
れ、O2ガス5atmを充填し、100℃で6時間反応させた。
のCo錯体0.2mmol、イソプロピルアルコール10mlをい
れ、O2ガス5atmを充填し、100℃で6時間反応させた。
得られたシクロヘキサノール、シクロヘキサノンの収
率を表1に示す。
率を表1に示す。
(実施例2) 次に下記の助触媒を加えて、シクロヘキセンからシク
ロヘキサノールを製造した。
ロヘキサノールを製造した。
反応容器に、シクロヘキセン2mmolに対して、触媒と
してCo(acac)2・20mol%、助触媒として2,6−ジメチ
ルピリジン20mol%、溶媒としてイソプロピルアルコー
ル10mlを入れ、O2ガス1atmを充填し、100℃で1.5時間あ
るいは7.5時間反応させた。
してCo(acac)2・20mol%、助触媒として2,6−ジメチ
ルピリジン20mol%、溶媒としてイソプロピルアルコー
ル10mlを入れ、O2ガス1atmを充填し、100℃で1.5時間あ
るいは7.5時間反応させた。
シクロヘキサノール、シクロヘキサノンの収率を表2
に示す。
に示す。
表2の結果から、助触媒を加えると、さらにシクロヘ
キサノール類の収率があがることがわかる。
キサノール類の収率があがることがわかる。
<発明の効果> 本発明によれば、ヒドロ芳香族の環式不飽和炭化水素
に、触媒を加え、酸素ガス、2級アルコールのもとで反
応させることにより、ヒドロ芳香族アルコールおよび/
またはヒドロ芳香族の環式ケトン、高転化率かつ高収率
で得ることができる。
に、触媒を加え、酸素ガス、2級アルコールのもとで反
応させることにより、ヒドロ芳香族アルコールおよび/
またはヒドロ芳香族の環式ケトン、高転化率かつ高収率
で得ることができる。
さらに、本発明の方法において、助触媒を使用するこ
とによって、さらに効率よくヒドロ芳香族アルコールお
よび/またはヒドロ芳香族の環式ケトンを得ることがで
きる。
とによって、さらに効率よくヒドロ芳香族アルコールお
よび/またはヒドロ芳香族の環式ケトンを得ることがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 49/11 9049−4H C07C 49/11 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 山田 徹 千葉県市原市千種海岸3番地 三井石油 化学工業株式会社内 (72)発明者 高井 敏浩 千葉県市原市千種海岸3番地 三井石油 化学工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】ヒドロ芳香族の環式不飽和炭化水素を、一
般式[1]で示される触媒および2級アルコールの存在
下に酸素含有ガスと反応させることを特徴とするヒドロ
芳香族アルコールおよび/またはヒドロ芳香族の環式ケ
トンの製造方法。 式[1] 〔ここで、R5、R7およびR8、R10は、それぞれ水素、低
級アルキル基、アリール基または−CX3(Xはハロゲン
原子)で表される基を表し、R6およびR9は、水素、低級
アルキル基、−COOR11(ただしR11は、水素、低級アル
キル基を示す)、または−CX3(Xはハロゲン原子)で
表される基を表す。 また、R5〜R10は、互いに同じでも異なっていてもよ
い。ただし、R5、R7、R8およびR9のすべてが−CF3で表
される基であり、かつ、R6およびR8が水素である場合を
除く。〕 - 【請求項2】請求項1に記載のヒドロ芳香族アルコール
および/またはヒドロ芳香族の環式ケトンの製造方法に
おいて、さらに助触媒として窒素をヘテロ環のヘテロ原
子として含むヘテロ環式化合物を添加して反応を行うヒ
ドロ芳香族アルコールおよび/またはヒドロ芳香族の環
式ケトンの製造方法。 - 【請求項3】前記ヒドロ芳香族の環式不飽和炭化水素
が、シクロヘキセンまたはメチルシクロヘキセンであ
り、ヒドロ芳香族アルコールがシクロヘキサノールまた
はメチルシクロヘキサノールであり、ヒドロ芳香族の環
式ケトンがシクロヘキサノンまたはメチルシクロヘキサ
ノンである、請求項1または2に記載のヒドロ芳香族ア
ルコールおよび/またはヒドロ芳香族の環式ケトンの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63115671A JP2603686B2 (ja) | 1988-05-12 | 1988-05-12 | ヒドロ芳香族アルコールおよび/またはヒドロ芳香族の環式ケトンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63115671A JP2603686B2 (ja) | 1988-05-12 | 1988-05-12 | ヒドロ芳香族アルコールおよび/またはヒドロ芳香族の環式ケトンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01287047A JPH01287047A (ja) | 1989-11-17 |
JP2603686B2 true JP2603686B2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=14668411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63115671A Expired - Fee Related JP2603686B2 (ja) | 1988-05-12 | 1988-05-12 | ヒドロ芳香族アルコールおよび/またはヒドロ芳香族の環式ケトンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603686B2 (ja) |
-
1988
- 1988-05-12 JP JP63115671A patent/JP2603686B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01287047A (ja) | 1989-11-17 |
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