JP2602633B2 - ビタミンd3類似体 - Google Patents
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Description
素であり、Xは、H2 又は=CH2 であり、そして2
3,24位の二重結合はE又はZである)で示される化
合物に関する。
膚疾患の治療、白血病などの新生物性疾患の治療及び予
防、腫瘍の治療及び予防、並びに座瘡及び脂漏性皮膚炎
などの脂腺疾患の治療の治療剤として有用な物質であ
る。
の分化を刺激し、増殖を抑えるのに高度な効力を有す
る。このためこれらの化合物は、乾癬、基底細胞癌、角
質化障害及び角化症などの過増殖性皮膚疾患又は障害の
治療の治療剤として有用である。これらはまた、白血病
などの新生物性疾患の予防及び治療の治療剤としても有
用である。更にまた、これらの化合物は、乳癌などの腫
瘍を治療及び予防しうる抗腫瘍剤である。式(I)の化
合物は、また、座瘡及び脂漏性皮膚炎などの脂腺疾患の
治療にも有用である。
又は式(I)の2種若しくはそれ以上の化合物の混合物
の有効量からなる医薬組成物に関し、更にまた上述した
疾患の治療及び予防のための医薬製造のための式(I)
の化合物の用途に関する。
の化合物が例示される。26,26,26,27,2
7,27−ヘキサフルオロ−1α,25−ジヒドロキシ
−16,23E−ジエン−コレカルシフェロール;2
6,26,26,27,27,27−ヘキサフルオロ−
25−ヒドロキシ−16,23E−ジエン−コレカルシ
フェロール;26,26,26,27,27,27−ヘ
キサフルオロ−1α−フルオロ−25−ヒドロキシ−1
6,23E−ジエン−コレカルシフェロール;26,2
6,26,27,27,27−ヘキサフルオロ−1α,
25−ジヒドロキシ−16,23E−ジエン−19−ノ
ルコレカルシフェロール;26,26,26,27,2
7,27−ヘキサフルオロ−1α,25−ジヒドロキシ
−16,23Z−ジエン−コレカルシフェロール;2
6,26,26,27,27,27−ヘキサフルオロ−
25−ヒドロキシ−16,23Z−ジエン−コレカルシ
フェロール;26,26,26,27,27,27−ヘ
キサフルオロ−1α−フルオロ−25−ヒドロキシ−1
6,23Z−ジエン−コレカルシフェロール;及び2
6,26,26,27,27,27−ヘキサフルオロ−
1α,25−ジヒドロキシ−16,23Z−ジエン−1
9−ノルコレカルシフェロール。
はヒドロキシ又はフッ素である。
合物は以下のとおりである。26,26,26,27,
27,27−ヘキサフルオロ−1α,25−ジヒドロキ
シ−16,23E−ジエン−コレカルシフェロール;2
6,26,26,27,27,27−ヘキサフルオロ−
1α−フルオロ−25−ヒドロキシ−16,23E−ジ
エン−コレカルシフェロール;及び26,26,26,
27,27,27−ヘキサフルオロ−1α,25−ジヒ
ドロキシ−16,23E−ジエン−19−ノルコレカル
シフェロール。
より、シリル基によって保護されたヒドロキシ基を有す
る対応化合物から保護基であるシリル基を除去すること
によって、以下に述べるように合成される。
の化合物は公知化合物であり、ナトリウムメトキシドの
ような塩基の存在下で水素化アルミニウムリチウムのよ
うな還元剤との反応により、式(III )の化合物のトラ
ンス類似体へ変換される。この反応は、約0℃から約1
00℃でテトラヒドロフランのようなエーテル系溶媒中
で行われる。式(II)の化合物は、酢酸エチル、ヘキサ
ン及びエタノールの溶媒混合物中で、リンドラー触媒に
よる水素添加により式(III )の化合物のシス類似体へ
変換される。
似体を、室温でメチレンクロリドのような塩素化炭化水
素系溶媒中でクロロクロム酸ピリジニウムと反応させ
て、それぞれ式(IV)の化合物のシス又はトランス類似
体を得る。
5℃の温度でヘキサンとテトラヒドロフランの混合物中
で、n−ブチルリチウムと式(V)又は(VI)の化合物
と反応させ、更にテトラヒドロフラン溶媒中フッ化テト
ラブチルアンモニウムにより保護基であるシリル基を除
去することによって、式(Ia)の化合物のトランス体を
得る。
の二重結合がE又はZのいずれかである式(IV)の化合
物を、室温でメチレンクロリド中トリメチルシリルイミ
ダゾールと反応させて、23,24位の二重結合がそれ
ぞれE又はZのいずれかである式(VII )の化合物を得
る。
−75℃の温度でヘキサンとテトラヒドロフラン系溶媒
の混合物中、n−ブチルリチウムと公知化合物である式
(VIII)の化合物と反応させ、更にテトラヒドロフラン
系溶媒中フッ化テトラブチルアンモニウムにより保護基
であるシリル基を除去することによって、それぞれ式
(Ic)又は(Id)の化合物のシス又はトランス化合物を
得る。
の化合物のシス類似体を、−75℃の温度でヘキサンと
テトラヒドロフラン系溶媒の混合物中、n−ブチルリチ
ウムと式(V)の化合物と反応させ、更にまたテトラヒ
ドロフラン系溶媒中フッ化テトラブチルアンモニウムに
より、保護基であるシリル基を除去することによって、
式(Ie)又は(If)の化合物、すなわち、それぞれ式
(Ia)又は(Ib)の化合物のシス類似体を得る。
の新生物性疾患の治療及び乳癌、子宮頚癌及びメラノー
マなどの腫瘍の治療のために、このような治療を必要と
しているホストに経口投与することができる。より詳細
には、上述した式(I)の化合物は、白血病などの新生
物性疾患の治療及び乳癌、子宮頚癌及びメラノーマなど
の腫瘍の治療のために、1日当たり約0.1〜100μ
gの範囲の投与量でヒトに経口投与することができる。
癬、基底細胞癌、角質化障害及び角化症などの過増殖性
皮膚疾患の治療のために、このような治療を必要として
いるホストに経口投与することができる。好ましくは、
上述した式(I)の化合物は、乾癬、基底細胞癌、角質
化障害及び角化症などの過増殖性皮膚疾患の治療のため
に、1日当たり約0.001〜100μgの範囲の投与
量で、ヒトに経口投与することができる。
癬、基底細胞癌、角質化障害及び角化症などの過増殖性
皮膚疾患の治療のために、このような治療を必要として
いるホストに局所投与することができる。好ましくは、
上述した式(I)の化合物を、乾癬、基底細胞癌、角質
化障害及び角化症などの過増殖性皮膚疾患の治療のため
に、1日当たり局所処方剤1g当たり約0.01〜約1
00μgの範囲の投与量で、ヒトに局所投与することが
できる。
瘡及び脂漏性皮膚炎などの脂腺疾患の治療のために、そ
のような治療を必要としているホストに局所投与するこ
とができる。好ましくは、上述した式(I)の化合物
を、座瘡及び脂漏性皮膚炎などの脂腺疾患の治療のため
に、1日当たり局所処方剤1g当たり約0.1〜約10
00μgの範囲の投与量で、ヒトに局所投与することが
できる。
瘡及び脂漏性皮膚炎などの脂腺疾患の治療のために、そ
のような治療を必要としているホストに経口投与するこ
とができる。好ましくは上述した式(I)の化合物を、
座瘡などの脂腺疾患の治療のために、1日当たり約0.
07〜770μgの範囲の投与量で、より好ましくは1
日当たり約0.7〜70μgの範囲の投与量で、ヒトに
経口投与することができる。
(I)の化合物の有用性は、当業界において公知である
以下に述べる試験手順によって証明することができる。
7−O(乳管癌)細胞を、ウシインスリン10μg/ml及
びウシ胎児血清(FBS)10%を補給したRPMI−
1640培地中で増殖させた。
ミノ酸、ピルビン酸ナトリウム1mM、ウシインスリン1
0μg/ml及びFBS10%を補給したMEM(Eagle )
中で増殖させた。
80%の集密)まで増殖させた。次いで、T47−O又
はMCF−7細胞をトリプシン処理し、それぞれ4,0
00又は2,000個/ウエルの量で接種した。
物の連続希釈物を同じ培地を用いて調製し、1,000
〜0.1nMの最終濃度及びエタノール0.1%の濃度で
それぞれ3個のウエルに添加した。薬物添加3〜7日目
に、5mg/ml MTT溶液〔リン酸塩緩衝生理的食塩水に
溶解した3−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イ
ル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブロミド〕5
0μl を各ウエルに加え、37℃で2.5時間培養を続
けた。次いでプレートを800xgで5分間遠心分離する
ことによって、短期間回転させ、ウエルから培地を吸引
し、1ウエル当たり50μl のETOHを加えて、培養
期間中に生成されたホルマザンをMTTに溶解した。1
5分間振とうした後、自動プレートリーダー中570及
び660nmで各ウエルの光学濃度を測定した。試験化合
物で処理した細胞の光学濃度を、0.1%エタノールの
みで処理した細胞の光学濃度と比較することによって、
細胞増殖阻害パーセントを算出した。IC50値を、リー
ド(Reed)及びミュンチ(Muench)の式(Am. J. Hyg.
27:493-497 1938 )に基づいて求め、別々に行った2回
の実験の結果を、以下に示した。
試験化合物の抗増殖活性を示している。
(I)の化合物の有効な活性は、当業界において公知で
あり、Holickら、The society for investigative Derm
atology, 708-714 (1986) に記載されている試験手順に
従って証明することができる。
の集密下培養物を、必要に応じて抗生物質又は塩化カル
シウムを補給したケラチノサイト増殖培地〔Keratinocy
te Growth media (商標)〔KGM変性MCDB153
(カタログ#CC3001、Clonetics, Inc. )〕中で
増殖させた。培養細胞は、標準的手順によって、新生児
の包皮の上皮のケラチノサイトから得た。
により採取し、10%血清とともにダルベッコの最少必
須培地(DMEM)を含む試験管に入れた。実験室に到
着後速やかに包皮から過剰の真皮を機械的に切り取り、
4℃で一夜トリプシン/エチレンジアミンテトラ酢酸
(EDTA)(0.05%/0.02%)溶液で処理し
た。真皮から外皮を剥離し、緩衝生理的食塩水中で撹拌
して、基底ケラチノサイトを除去し、角質層を後に除去
した。分離した細胞は、Boyce 及びHam, In Vitro Mode
ls for Cancer Research III,246-274,(1986) により開
発されたプロトコールに従い、遠心分離し、培地中に再
び懸濁し、計数し、次いでこの細胞を、KGM培地中
2,500個/cm2 の割合でプラスチックの培養皿又は
培養プレートに接種した。培養物を37℃で5%CO2
を含む加湿チャンバー内で、1週間に2〜3回新しい培
地を補給しながら培養した。集密状態に至る前に細胞を
6ウエルのクラスタープレート中1ウエル当たり25,
000個の割合でKGM中に再接種した(継代数1とす
る)。
時間後に、試験化合物又は賦形剤を含有するCaCl2
1.5mMを補給した新鮮なKGM培地を細胞に再び与え
た。試験化合物溶液は、以下のように調製した。試験化
合物1mgを、褐色のガラス製バイアルに入れ、−20℃
で保存した。バイアル中に十分量の100%エタノール
を直接加えてミリモル濃度の溶液を得、これをさらに褐
色のバイアルに小分けし、アルゴンガスで覆い、−20
℃で保存した。各保存溶液は一回解凍して使用すると、
廃棄した。保存溶液は4〜6週間以内に使用した。保存
溶液を小分けした溶液は培地中に直接加えて希釈してか
ら、マイクロモルからピコモル濃度に連続希釈した。化
合物は代表的には4種類の濃度で各3ウエルづつ試験し
た。対照のウエルには、0.1%エタノールなど最高濃
度の賦形剤のみを加えた。培養物が集密状態に到達する
前に実験を終了させ、以下の手順により細胞数を計数し
た。皿は、リン酸塩緩衝生理的食塩水で洗浄し、30分
間トリプシン/EDTA溶液とともに培養した。細胞を
懸濁し、少量を等張緩衝生理的食塩水中に入れ、電子粒
子カウンターで計数した。カウンターは定期的に、ケラ
チノサイトの正しいサイズに合わせて検定補正した。各
ウエルは3回づつ測定した。1皿当たりの細胞数は、用
いる希釈因子に基づいて算出し、結果は、対照培養物に
おいて得られた細胞数に対する阻害パーセントとして表
示した。結果を表2に示した。
ールの平均ED50(対照と比較して50%の細胞数を得
るための用量)は300nMであった。1α,25−ジヒ
ドロキシ−16,23E−ジエン−26,26,26,
27,27,27−ヘキサフルオロコレカルシフェロー
ルは、平均2nMのED50を示した。
療剤としての式(I)の化合物の有用性は、以下の試験
手順によって証明することができる。
系統は、本来、前骨髄球性白血病患者より得たものであ
り、American Type Culture Collectionから購入したも
のである(ATCC CCL240)。この細胞は、グ
ルタミン、抗生物質および20%熱不活性化牛胎児血清
(FBS)を補給した培地RPMI1640(Gibcoカ
タログ#320−1875)を用いた懸濁液中に保持し
た。実験に際しては、0.25mMアスコルビン酸ナトリ
ウムを補給した培地中に、25cm2 フラスコ当たり0.
9x106 個の細胞を接種した。化合物を合計4日間添
加し、代表的には5種類の濃度で、各濃度当たり2個の
フラスコで試験を行った。化合物はいずれも以下の方法
によって処理した。保存溶液は10-3M のエタノール溶
液として調製し、アルゴンガスで覆った褐色のバイアル
中−20℃で保存した。保存溶液は、必要な濃度に培地
を用いて希釈した。いずれのフラスコにもエタノール
0.1%の濃度の賦形剤を補給した。対照のフラスコに
はエタノール0.1%の濃度の賦形剤のみを補給した。
フラスコを直立状態で5%CO2 中37℃で4日間培養
した。4日目に1ml量の細胞をフラスコから取り出し、
約10分間遠心分離して培地を除去し、以下に述べるよ
うに計数の日に調製した培地にニトロブルーテトラゾリ
ウム/ホルボール12−ミリスチン酸エステル13−酢
酸エステル(NBT/TPA)を溶解した溶液0.2ml
に細胞を再懸濁した。ニトロブルーテトラゾリウムを1
mg/ml の濃度で培地に溶解した。この溶液に最終濃度が
100ng/ml となるようにTPAを添加した。この溶液
を、覆いをしたバイアル中で、氷上で保持した。細胞
は、氷に移す前に懸濁し、37℃で30分間培養した。
一部を取り出し、血球計を用いて細胞数を測定した。着
色した顆粒以外の細胞は、未分化であると判定した。一
方、青黒ホルマザン(NBTの変換を示す)粒子を含む
細胞は、分化していると判定した。結果は、計数した細
胞の総数に対する暗色細胞の数の割合を計算することに
よって、分化細胞パーセントとして表示した。結果を、
以下の表3に示した。
治療のための治療剤としての式(I)の化合物の有用性
は、以下の試験手順によって証明することができる。
顔面の皮膚より得たヒト成人の脂腺から分離した。この
方法は、Doran ら、J. Invest. Dermatol. 96:341-348
(1991)の論文に記載されている。この細胞は、成長を停
止させた3T3マウス線維芽細胞からなる層上に、ウシ
胎児血清10%及びデキサメタゾン4μg/mlを含む培地
中で培養した。
板培養し、初期培養から24〜48時間後に、新鮮な培
地中に試験化合物を添加した。培養物に、試験化合物を
含む新鮮な培地を48時間ごとに与えた。培養終了日に
培養物を、リン酸塩緩衝生理的食塩水溶液(PBS)中
の0.03%エチレンジアミン四酢酸(EDTA)で濯
ぎ、3T3線維芽細胞のみを除去した。残存している脂
肪細胞のコロニーを0.05%トリプシン/0.03%
EDTA中で培養し、脂肪細胞の単細胞懸濁液を作成し
た。細胞を希釈し、激しく混合して、単一細胞懸濁液を
保持し、血球計により計数した。
た。保存溶液は、脱気した100%エタノールに溶解し
た10-2M 溶液として調製し、暗所に−20℃で保存し
た。1か月以上保存した溶液は使用しなかった。実験に
用いる際、小分けした溶液を1回解凍し、完全培地に直
接添加して適当な濃度に希釈して用いた。
-7及び10-6 Mの濃度での試験管内における皮脂細胞の
増殖阻害に関する試験を行った。結果は、対照、つまり
賦形剤のみの処理を行った培地と比較して皮脂細胞増殖
を50%阻害する(ED50)のに必要な化合物の量(μ
M )として、以下の表4に要約した。
型は、薬剤学的に許容しうる担体と共に、カプセル、錠
剤などに配合することができる。カプセルなどに配合し
てもよい薬剤学的に許容しうる担体としては、ガムトラ
ガカント、アラビアゴム、コーンスターチ又はゼラチン
などの結合剤;リン酸二カルシウムなどの賦形剤、コー
ンスターチ、ポテトスターチ、アルギン酸などの崩壊
剤;ステアリン酸マグネシウムなどの滑沢剤、ショ糖、
乳糖又はサッカリンなどの甘味剤;及びペパーミント、
冬緑油又はチェリーなどの香料が挙げられる。被覆剤と
して、あるいはまた投与単位の物理的形状を別のものに
変えるために、その他各種物質が存在してもよい。例え
ば錠剤は、セラック、砂糖又はその両方で被覆されてい
てもよい。シロップ剤又はエリキシル剤は、活性化合
物、甘味料であるショ糖、保存料であるメチル及びプロ
ピルパラベン、染料、並びにチェリー若しくはオレンジ
風味の香料を含有していてもよい。
与剤型としては、ワセリン、ラノリン、ポリエチレング
リコールなどの油性で吸着性があり、水溶性でかつ乳剤
タイプの基剤を有する処方を含む軟膏及びクリームが挙
げられる。ローション剤は液性製剤であり、単純な溶液
から、微細に分割された物質を含む水性又は水アルコー
ル性製剤までと多様である。ローション剤は、懸濁剤又
は分散剤、例えば、エチルセルロース、メチルセルロー
スなどのセルロース誘導体;水、アルコール、グリセリ
ンなどからなる賦形剤中に活性成分を取り込ませるゼラ
チン又はゴムを含むことができる。ゲルは、担体である
賦形剤中に活性成分を含む溶液又は懸濁液をゲル化する
ことによって得られる半固体状の製剤である。含水性又
は無水である賦形剤を、カルボキシポリメチレンなどの
ゲル化剤を用いてゲル化し、水酸化ナトリウムなどのア
ルカリ及びポリエチレンココアミンなどのアミンを使用
して、適当なゲル軟度に中和する。ここで用いるよう
に、「局所」の用語は、適当な薬剤学的担体に取り込ま
れ、局所的作用を及ぼすために炎症箇所に適用される活
性成分の使用を意味する。従って、局所用組成物とは、
皮膚と直接接触させられることによって化合物が外的に
適用される薬剤学的剤型を含む。局所用剤型とは、皮膚
に薬物を適用するためのものであり、式(I)の化合物
を公知の薬剤学的局所用賦形剤と混合することによって
得られるゲル、クリーム、ローション、軟膏、散剤、エ
ーロゾル及びその他の従来の剤型を含む。皮膚への適用
に加えて、本発明の局所用組成物は、局所的適用により
薬物が粘膜に到達できる場合の粘膜の炎症の治療にも用
いることができる。例えば、局所用組成物は、口又は結
腸下部の粘膜内層に適用することができる。
3,3a,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−7a−メ
チル−1−〔6,6,6−トリフルオロ−5−ヒドロキ
シ−1−メチル−5(トリフルオロメチル)−3E−ヘ
キセニル〕−4H−インデン−4−オール
無水テトラヒドロフラン6mlをフラスコ中に加えた。混
合物を撹拌して懸濁液とし、これにアルゴン下でナトリ
ウムメトキシド211mgを加えた。得られた混合物を氷
浴中で0℃まで冷却し、〔3aR−〔1(R*),3a
α,4β,7aβ〕〕−3,3a,5,6,7,7a−
ヘキサヒドロ−7a−メチル−1−〔6,6,6−トリ
フルオロ−5−ヒドロキシ−1−メチル−5(トリフル
オロメチル)−3−ヘキシニル〕−4H−インデン−4
−オール300mgをテトラヒドロフラン10mlに溶解し
た溶液を滴下した。滴下終了後、反応混合液を2時間4
5分加熱還流し、更に室温で一夜撹拌した。エーテル5
mlを加えた後、反応混合液を氷浴中で冷却し、水0.5
ml及び10%水酸化ナトリウム溶液0.5mlを添加する
ことによって加水分解した。室温まで暖めた後、結晶状
硫酸ナトリウム及び硫酸マグネシウムを加え、反応混合
物をろ過して、ろ別された固体を酢酸エチルで洗浄し
た。ろ液を集め、蒸発乾固した。粗生成物を、ヘキサン
−酢酸エチル3:1によるシリカゲルカラムを用いたフ
ラッシュクロマトグラフィーにより精製した。この結
果、標記化合物275mgを得た。1H-NMR(CDCl3) : d0.9
8 (d,J=6Hz,3H), 0.99 (s,3H), 4.17 (s,1H), 5.33 (b
s,1H), 5.57 (d,J=16Hz,1H), 6.22 (dt,J=7及び 16Hz,1
H).
a,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−7a−メチル−
1−〔6,6,6−トリフルオロ−5−ヒドロキシ−1
−メチル−5(トリフルオロメチル)−3E−ヘキセニ
ル〕−4H−インデン−4−オン
7aβ〕〕−3,3a,5,6,7,7a−ヘキサヒド
ロ−7a−メチル−1−〔6,6,6−トリフルオロ−
5−ヒドロキシ−1−メチル−5(トリフルオロメチ
ル)−3E−ヘキシニル〕−4H−インデン−4−オー
ル267mgを無水メチレンクロリド8mlに溶解した溶液
を、二クロム酸ピリジニウム830mg及びp−トルエン
スルホン酸ピリジニウム42mgにより処理した。混合物
を2時間撹拌し、更にクロム酸二ピリジニウム260mg
及びp−トルエンスルホン酸ピリジニウム13mgを加
え、反応混合物を1時間30分以上撹拌した。その時点
でエーテル20mlを加え、混合物を20分間撹拌し、ろ
過して、ろ別された固体をエーテルで洗浄した。ろ液を
集め、氷冷した1N HCl40ml、水、2N KHCO3
50ml及び水−食塩水で洗浄した。水層を1:1のエー
テル−酢酸エチルにより逆洗した。有機層を乾燥し、溶
媒を蒸発させた。粗生成物を、ヘキサン−酢酸エチル
3:1によるシリカゲルを用いたフラッシュクロマトグ
ラフィーによって精製して、標記化合物233mgを得
た。1H-NMR(CDCl3) : d 0.80 (s,3H), 1.08 (d,J=6Hz,3
H), 2.84 (dd,J=6 及び 11Hz,1H), 5.32 (bs,1H), 5.
58 (d,J=16Hz,1H), 6.22 (dt,J=7 及び 16Hz,1H).
a,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−7a−メチル−
1−〔6,6,6−トリフルオロ−5−トリメチルシリ
ルオキシ−1−メチル−5(トリフルオロメチル)−3
E−ヘキセニル〕−4H−インデン−4−オン
β〕〕−3,3a,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−
7a−メチル−1−〔6,6,6−トリフルオロ−5−
ヒドロキシ−1−メチル−5(トリフルオロメチル)−
3E−ヘキセニル〕−4H−インデン−4−オン426
mgを無水メチレンクロリド8mlに溶解した溶液を、トリ
メチルシリルイミダゾール1.2mlにより処理した。溶
液をアルゴン下で17時間撹拌した。水5mlを加え、2
0分間撹拌し、酢酸エチルにより抽出した。有機層を水
−食塩水により洗浄し、乾燥し、蒸発乾固した。粗生成
物をヘキサン−酢酸エチル12:1によるシリカゲルを
用いたフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、標
記化合物462mgを得た。
6,26,26,27,27,27−ヘキサフルオロコ
レカルシフェロール
−〔2−メチレン−3,5−ビス〔〔(1,1−ジメチ
ルエチル)ジメチルシリル〕オキシ〕シクロヘキシリデ
ン〕エチル〕ジフェニルホスフィンオキシド2.04g
を無水テトラヒドロフラン20mlに溶解した溶液をドラ
イアイス浴中で−78℃に冷却し、これに1.6M n−
ブチルリチウムのヘキサン溶液2.19mlをアルゴン下
滴下した。5分間撹拌した後、〔3aR−〔1(R
*),3aα,7aβ〕〕−3,3a,5,6,7,7
a−ヘキサヒドロ−7a−メチル−1−〔6,6,6−
トリフルオロ−5−ヒドロキシ−1−メチル−5−(ト
リフルオロメチル)−3E−ヘキセニル〕−4H−イン
デン−4−オン540mgをテトラヒドロフラン7mlに溶
解した溶液を滴下し、反応混合物を2時間撹拌した。2
N ロシェル塩溶液及び2N KHCO3溶液の1:1混合
物15mlを加えた後、反応を室温で進行させた。ロシェ
ル塩/KHCO3 混合物を更に30ml添加した後、酢酸
エチルで抽出を行った。有機層を食塩水で洗浄し、乾燥
し、蒸発乾固した。粗生成物2.4gをヘキサン−酢酸
エチル(8:1)によるシリカゲルを用いたフラッシュ
クロマトグラフィーにより精製し、1,3−ジシリルオ
キシ中間体410mgを得た。この中間体を無水テトラヒ
ドロフラン5mlに溶解した溶液に、1N フッ化テトラブ
チルアンモニウムのテトラヒドロフラン溶液4.5mlを
アルゴン下に加え、室温で18時間撹拌した。更にフッ
化テトラブチルアンモニウム2.5mlを加えた後、22
時間撹拌し続けた。水5mlを加え、20分間撹拌し、食
塩水25mlを加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水
−食塩水で洗浄し、乾燥し、蒸発乾固した。粗生成物を
ヘキサン−酢酸エチル(1:3)によるシリカゲルを用
いたフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、標記
化合部270mgを白色の発泡体として得た。〔α〕D 25
+24 °(c 0.2%, EtOH); UVλmax (EtOH): 204 nm (ε18
200), 262-263 nm (ε15900); 1H-NMR(CDCl3) : δ0.68
(s,3H), 1.04 (d,J=6.5Hz,3H), 2.61 (dd,J=3及び13H
z,1H), 2.83 (dd,J=4.5及び12Hz,1H), 4.24 (bs,1H),4.
45 (bs,1H), 5.02 (s,1H), 5.34 (bs,2H), 5.58 (d,J=1
5.5Hz,1H), 6.11 (d,J=11.5Hz,1H), 6.23(dt,J=7及び1
5.5Hz,1H), 6.37 (d,J=11.5Hz,1H).
2.30,H6.58;実測値:C62.55,H6.
70.
6,26,27,27,27−ヘキサフルオロコレカル
シフェロール
−〔2−メチレン−3,5−ビス〔〔(1,1−ジメチ
ルエチル)ジメチルシリル〕オキシ〕シクロヘキシリデ
ン〕エチル〕ジフェニルホスフィンオキシドに代えて、
〔3S−(3α,5β,Z)〕−2−〔2−〔2−メチ
レン−5−〔〔(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシ
リル〕オキシ〕シクロヘキシリデン〕エチル〕ジフェニ
ルホスフィンオキシドをA環の前駆体として使用した以
外は実施例4中に記載したのと同じ操作を行って、標記
化合物を得ることができた。
エン−26,26,26,27,27,27−ヘキサフ
ルオロコレカルシフェロール
−〔2−メチレン−3−フルオロ−5−〔〔(1,1−
ジメチルエチル)ジメチルシリル〕オキシ〕シクロヘキ
シリデン〕エチル〕ジフェニルホスフィンオキシド49
0mgを無水テトラヒドロフラン6mlに溶解した溶液をド
ライアイス浴中−78℃に冷却し、1.6M n−ブチル
リチウムのヘキサン溶液0.65mlをアルゴン下に滴下
した。5分間撹拌した後、〔3aR−〔(R*),3a
α,7aβ〕〕−3,3a,5,6,7,7a−ヘキサ
ヒドロ−7a−メチル−1−〔6,6,6−トリフルオ
ロ−5−トリメチルシリルオキシ−1−メチル−5−
(トリフルオロメチル)−3E−ヘキセニル〕−4H−
インデン−4−オン290mgを無水テトラヒドロフラン
4.5mlに溶解した溶液を滴下した。反応混合物を−7
8℃で1時間50分撹拌し、2N ロシェル塩溶液及び2
N KHCO3 溶液の1:1混合物10mlを添加すること
によって失活させた。室温まで暖めた後、ロシェル塩/
KHCO3 混合物3mlを更に加えて、酢酸エチルにより
抽出した。有機層を食塩水により洗浄し、乾燥し、蒸発
乾固した。粗生成物を、ヘキサン−酢酸エチル20:1
によるシリカゲルを用いたフラッシュクロマトグラフィ
ーにより精製し、無定形ジシリル化中間体260mgを得
た。この無定形ジシリル化中間体260mgを無水テトラ
ヒドロフラン4mlに溶解した溶液に、1M フッ化テトラ
ブチルアンモニウムのテトラヒドロフラン溶液3.5ml
をアルゴン下に加えた。得られた溶液を23時間撹拌し
た。水5mlを加え、20分間撹拌した後、食塩水25ml
を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を水−
食塩水で洗浄し、乾燥し、蒸発乾固した。粗生成物を、
ヘキサン−酢酸エチル2:1によるシリカゲルを用いた
フラッシュクロマトグラフィー及びヘキサン−酢酸エチ
ル3:2によるシリカカラムを用いたHPLCにより精
製し、無定形の標記化合物140mgを得た。〔α〕D 25
+22 °(c 0.2, EtOH); UV (EtOH)λmax: 241 nm ( ε13
600), 267/268 nm (ε13350);1H-NMR (CDCl3):δ0.69
(s,3H), 1.04 (d,J=6.5Hz,3H), 2.63 (dd,J=3及び13.5H
z,1H),4.23 (bs,1H), 5.12 (s,1H),5.16 (ddd.J=50,5
及び7Hz,1H), 5.34 (s,1H), 5.41 (s,1H), 5.58 (d,J=1
5.5Hz,1H), 6.12 (d,J=11.5Hz,1H), 6.23 (dt,J=15.5及
び7Hz,1H), 6.40 (d,J=11.5H
z,1H).
62.06,H6.37;実測値:C61.59,H
5.89.
6,26,26,27,27,27−ヘキサフルオロ−
19−ノルコレカルシフェロール
ス〔〔(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリル〕オ
キシ〕シクロヘキシリデン〕エチル〕ジフェニルホスフ
ィンオキシド854mgを無水テトラヒドロフラン9mlに
溶解した溶液をドライアイス浴中−78℃に冷却し、次
いで1.6M n−ブチルリチウムのヘキサン溶液0.9
37mlをアルゴン下滴下して処理を行った。5分間撹拌
した後、反応混合物に、〔3aR−〔1(R*),3a
α,7aβ〕〕−3,3a,5,6,7,7a−ヘキサ
ヒドロ−7a−メチル−1−〔6,6,6−トリフルオ
ロ−5−トリメチルシリルオキシ−1−メチル−5(ト
リフルオロメチル)−3E−ヘキセニル〕−4H−イン
デン−4−オン414mgを無水テトラヒドロフラン5ml
に溶解した溶液を10分間かけて滴下し、処理を行っ
た。反応混合物を−78℃で1時間45分撹拌し、2N
ロシェル塩溶液及び2N KHCO3 溶液の1:1混合物
15mlを添加して失活させ、室温に戻るまで放置した。
ロシェル塩/KHCO3 混合物30mlを更に加えて、酢
酸エチルにより抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、乾
燥し、蒸発乾固した。粗生成物を、ヘキサン−酢酸エチ
ル1:3によるシリカゲルを用いたフラッシュクロマト
グラフィーにより精製し、トリシリル化中間体430mg
を得た。この中間体を無水テトラヒドロフラン4.5ml
に溶解した溶液に、1M フッ化テトラブチルアンモニウ
ムの無水テトラヒドロフラン溶液4.5mlをアルゴン下
に添加した。24時間撹拌後、フッ化テトラフチルアン
モニウム2.5mlを更に加え、反応混合物を23時間撹
拌した。水5mlを加え、20分間撹拌し、食塩水25ml
を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水−食塩水混
合物で洗浄し、乾燥し、蒸発乾固した。粗生成物を、ヘ
キサン−酢酸エチル1:4によるシリカゲルを用いたフ
ラッシュクロマトグラフィー及びヘキサン−酢酸エチル
1:8によるシリカカラムを用いたHPLCにより精製
し、無定形の標記化合物260mgを得た。〔α〕D 25 +2
3.5 °(c 2, EtOH); UV (EtOH)λmax:sh 234/235 nm (
ε20,600), 242 nm ( ε29,100); 250/251 nm ( ε34,1
00), 260 nm( ε22,750); 1H-NMR (CDCl3):δ0.68 (s,3
H), 1.05 (d,J=6.5Hz,3H), 2.49 (dd,J=2及び12Hz,1H),
2.77 (J=3及び12Hz,1H),2.80 (dd,J=4 及び12Hz,1H),
4.06 (m,1H), 4.13 (m,1H), 5.35 (s,1H), 5.58 (d,J=1
6Hz,1H), 5.95 (f,J=11Hz,1H),6.23 (dt,J=7 及び16Hz,
1H), 6.31 (d,J=11Hz,1H).
3,3a,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−7a−メ
チル−1−〔6,6,6−トリフルオロ−5−ヒドロキ
シ−1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−3Z−
ヘキセニル〕−4H−インデン−4−オール
7aβ〕〕−3,3a,5,6,7,7a−ヘキサヒド
ロ−7a−メチル−1−〔6,6,6−トリフルオロ−
5−ヒドロキシ−1−メチル−5−(トリフルオロメチ
ル)−3−ヘキシニル〕−4H−インデン−4−オール
1.6g、酢酸エチル16ml、ヘキサン40ml、無水エ
タノール1.6ml、キノリン80μl 及びリンドラー触
媒320mgからなる混合物を水素雰囲気下で70分間撹
拌した。反応混合物をろ過し、酢酸エチルで洗浄した。
ろ液を1N HCl並びに水及び食塩水の混合物で洗浄し
た。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層を集めて乾燥
し、蒸発乾固した。粗生成物を、シリカゲルを用いたフ
ラッシュクロマトグラフィー及びヘキサン−酢酸エチル
3:1によるHPLCにより精製し、無定形の標記化合
物1.58gを得た。
a,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−7a−メチル−
1−〔6,6,6−トリフルオロ−5−ヒドロキシ−1
−メチル−5−(トリフルオロメチル)−3Z−ヘキセ
ニル〕−4H−インデン−4−オン
7aβ〕〕−3,3a,5,6,7,7a−ヘキサヒド
ロ−7a−メチル−1−〔6,6,6−トリフルオロ−
5−ヒドロキシ−1−メチル−5−(トリフルオロメチ
ル)−3Z−ヘキセニル〕−4H−インデン−4−オー
ルを、対応するトランス類似体に代えて出発化合物とし
たほかは、実施例2に記載したのと同じ操作を行って、
酸化により標記化合物を無定形固体として得た。
a,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−7a−メチル−
1−〔6,6,6−トリフルオロ−5−トリメチルシリ
ルオキシ−1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−
3Z−ヘキセニル〕−4H−インデン−4−オン
β〕〕−3,3a,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−
7a−メチル−1−〔6,6,6−トリフルオロ−5−
ヒドロキシ−1−メチル−5−(トリフルオロメチル)
−3Z−ヘキセニル〕−4H−インデン−4−オンを、
対応するトランス類似体に代えて出発化合物としたほか
は、実施例3に記載したのと同じ操作を行って、反応に
より標記化合物を無定形固体として得た。
6,26,26,27,27,27−ヘキサフルオロ−
19−ノルコレカルシフェロール
β〕〕−3,3a,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−
7a−メチル−1−〔6,6,6−トリフルオロ−5−
トリメチルシリルオキシ−1−メチル−5−(トリフル
オロメチル)−3Z−ヘキセニル〕−4H−インデン−
4−オンを、対応するトランス類似体に代えて出発化合
物としたほかは、実施例7に記載したのと同じ操作を行
って、反応により標記化合物を得た。
6,26,26,27,27,27−ヘキサフルオロ−
コレカルシフェロール
−〔2−メチレン−3,5−ビス〔〔(1,1−ジメチ
ルエチル)ジメチルシリル〕オキシ〕シクロヘキシリデ
ン〕エチル〕ジフェニルホスフィンオキシド552mgを
無水テトラヒドロフラン6mlに溶解した溶液を−78℃
に冷却し、1.6M n−ブチルリチウムのヘキサン溶液
0.578mlをアルゴン下に滴下して処理を行った。数
分間撹拌した後、得られた赤色溶液に、〔3aR−〔1
(R*),3aα,7aβ〕〕−3,3a,5,6,
7,7a−ヘキサヒドロ−7a−メチル−1−〔6,
6,6−トリフルオロ−5−トリメチルシリルオキシ−
1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−3Z−ヘキ
セニル〕−4H−インデン−4−オン256mgを無水テ
トラヒドロフラン4.5mlに溶解した溶液を10分間か
けて滴下し、処理を行った。反応物を−78℃で90分
間撹拌し、2N ロシェル塩溶液及び2N KHCO3 溶液
の1:1混合物10mlを添加して失活させ、室温に戻る
まで放置した。ロシェル塩/KHCO3 溶液25mlを更
に加えて、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を水
−食塩水混合物で洗浄し、乾燥し、蒸発乾固した。粗生
成物を、ヘキサン−酢酸エチル20:1によるシリカゲ
ルを用いたフラッシュクロマトグラフィーにより精製
し、シリル化された標記化合物335mgを得た。このシ
リル化された中間体335mgを無水テトラヒドロフラン
6mlに溶解した溶液を、1M フッ化テトラブチルアンモ
ニウムのテトラヒドロフラン溶液3.7mlで処理した。
反応混合物をアルゴン下に22時間30分撹拌した。つ
いで、水5mlを加えて失活させ、30分間撹拌し、テト
ラヒドロフランを蒸発させ、水10mlを加えた後、酢酸
エチルで抽出した。有機層を水−食塩水混合物で洗浄
し、乾燥し、蒸発乾固した。粗生成物を、ヘキサン−酢
酸エチル1:2.5によるシリカゲルを用いたフラッシ
ュクロマトグラフィーにより精製し、標記化合物206
mgを得た。〔α〕D 25 +23.5 °(c 0.2%, EtOH); UV (Et
OH) λmax: 206 nm ( ε16720), 263 nm (ε14690); 1H
-NMR (CDCl3): δ0.68 (s,3H), 1.06 (d,J=6.9Hz,3H),
4.24 (brm,1H), 4.45 (brm,1H), 5.01 (s,1H), 5.34
(s,1H), 5.42 (d,J=12.5Hz,1H), 5.97 (dt,j=12.5 及び
7Hz,1H), 6.11 (d,J=11.4Hz,1H), 6.38 (d,J=11.4Hz,1
H).
6,26,27,27,27−ヘキサフルオロコレカル
シフェロール
−〔2−メチレン−5−〔〔(1,1−ジメチルエチ
ル)ジメチルシリル〕オキシ〕シクロヘキシリデン〕エ
チル〕ジフェニルホスフィンオキシド452mgを無水テ
トラヒドロフラン6mlに溶解した溶液を−78℃に冷却
し、1.6M n−ブチルリチウムのヘキサン溶液0.6
25mlをアルゴン下に滴下して、処理を行った。5分間
撹拌した後、溶液に、〔3aR−〔1(R*),3a
α,7aβ〕〕−3,3a,5,6,7,7a−ヘキサ
ヒドロ−7a−メチル−1−〔6,6,6−トリフルオ
ロ−5−トリメチルシリルオキシ−1−メチル−5−
(トリフルオロメチル)−3Z−ヘキセニル〕−4H−
インデン−4−オン276mgを無水テトラヒドロフラン
4mlに溶解した溶液を10分間かけて滴下して、処理を
行った。反応混合物を−78℃で1時間45分撹拌し、
次いで2N ロシェル塩溶液及び2N KHCO3 溶液の
1:1混合物10mlを加えて失活させ、室温に戻るまで
放置した。ロシェル塩/KHCO3溶液を更に30ml加
えた後、得られた混合物を酢酸エチルで抽出した。有機
層を食塩水で洗浄し、乾燥し、蒸発乾固した。粗生成物
を、ヘキサン−酢酸エチル10:1によるシリカゲルを
用いたフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、シ
リル化された標記化合物364mgを得た。このシリル化
された中間体364mgを無水テトラヒドロフラン4.5
mlに溶解した溶液に、1M フッ化テトラブチルアンモニ
ウムのテトラヒドロフラン溶液3.9mlをアルゴン下に
加えた。得られた溶液を18時間撹拌し、次いで水5ml
を加え、15分間撹拌することによって失活させた。食
塩水25mlを添加後、混合物を酢酸エチルで抽出した。
有機層を、水及び食塩水の混合物で洗浄し、乾燥し、蒸
発乾固した。粗生成物を、ヘキサン−酢酸エチル5:2
によるシリカゲルを用いたフラッシュクロマトグラフィ
ー及びヘキサン−酢酸エチル2:1を用いたHPLCに
より精製した。この結果、標記化合物228mgを無定形
固体として得た。 UV (EtOH)λmax: 204/205 nm (ε198
00), 263 nm (ε17600); 1H-NMR (CDCl3): δ0.68 (s,3
H), 1.06 (d,J=6.9Hz,3H), 3.97 (brm,1H), 4.83 (brm,
1H), 5.06 (s,1H), 5.37 (s,1H), 5.42 (d,J=12.1Hz,1
H), 5.97 (dt,J=12.1 及び7Hz,1H), 6.13 (d,J=11Hz,1
H), 6.23 (d,J=11Hz,1H).
Claims (5)
- 【請求項1】 式(I): 【化1】 (式中、Rは、水素、ヒドロキシ又はフッ素であり、X
は、H2 又は=CH2 であり、そして23,24位の二
重結合はE又はZである)で示される化合物。 - 【請求項2】 請求項1記載の化合物の有効量及び不活
性担体からなる、過増殖性皮膚疾患の治療のための医薬
組成物。 - 【請求項3】 請求項1記載の化合物の有効量及び不活
性担体からなる、新生物性疾患の治療のための医薬組成
物。 - 【請求項4】 請求項1記載の化合物の有効量及び不活
性担体からなる、腫瘍の治療のための医薬組成物。 - 【請求項5】 請求項1記載の化合物の有効量及び不活
性担体からなる、脂腺疾患の治療のための医薬組成物。
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