JP2601098Y2 - カップホイール - Google Patents
カップホイールInfo
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- JP2601098Y2 JP2601098Y2 JP1993070320U JP7032093U JP2601098Y2 JP 2601098 Y2 JP2601098 Y2 JP 2601098Y2 JP 1993070320 U JP1993070320 U JP 1993070320U JP 7032093 U JP7032093 U JP 7032093U JP 2601098 Y2 JP2601098 Y2 JP 2601098Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cup wheel
- cup
- rake angle
- peripheral edge
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Description
しくは、皿状または凹状等のカップ状台金の端面にダイ
ヤモンド等からなるリング状砥粒層を備え、このリング
状砥粒層の側面部を被削材に押し当てながら回転させる
ことにより、石材や建材を研削するカップホイール関す
る。
粒層を設けた一般のホイールに比べ、カップ状台金の端
面に幅広いリング状の砥粒層を接着したために、平面度
の精度に優れるという特徴を有し、特に、石材,コンク
リート,耐火物等の研削分野において広く使用されてい
る。
で、図5(a)は正面図、図5(b)は図5(a)のX
−X線矢視である。
脂製のカップ状台金で、その端面には、ダイヤモンド砥
粒等によって形成されたリング状の砥粒層21が、ろう
付け,スポット溶接,レーザ溶接,又は接着剤によって
固着されている。
ダ等の回転器具に取付けられ、図6に示すように、砥粒
層21の側面図を被削材Wに適当な押圧力で押し当てて
回転させ、被削材W表面全体を螺旋状に移動させながら
面的に研削を行う。
ップホイールにおいては、研削の進行に伴いリング状砥
粒層21の内周縁及び外周縁が摩耗を起こし、図7に示
すようにいわゆる角だれを起こす。これによって砥粒層
と被削材との接触面積が減少し、カップホイールの固定
が不安定となる為、又砥粒層の形状くずれが被削材に写
され、被削材の平面度が悪くなるという問題がある。ま
た、カップホイールを螺旋状に移動させる際、リング状
砥粒層の内周縁及び外周縁の刃先が被削材に食い込み難
く研削性能に劣る、さらに、研削によって発生した切粉
が微粒子状粉霧となり、切粉の集塵性が悪いという問題
もある。
イールにおける上記問題点を解消するもので、砥粒層刃
先の角だれが少なく、且つ被削材への切込みが良く、さ
らに切粉の集塵効果に優れたカップホイールを提供する
ことにある。
するために、皿状または凹状等のカップ状台金の端面に
リング状砥粒層を備えたカップホイールにおいて、前記
リング状砥粒層の内周縁及び外周縁の双方に、砥粒層底
面の垂直面に対して傾斜し、裏面側から表面側に向かっ
て広がるすくい角を設け、砥粒層の刃先を鋭角状に形成
したことを特徴とする。
角とは、切粉が被削材から飛散する際に滑る面(すくい
面)と中心軸がはさむ角を言い、5〜30°の範囲であ
ることが望ましい。
形成した効果が充分に発揮できず、またまたすくい角が
30°を越えると刃こぼれが生じ易くなる。
層の内周縁および外周縁の双方に形成することにより相
乗効果が発揮できる。
結合体など従来使用されていたもの全てを使用すること
ができるが、特に、形状維持、研削能率、研削比の点か
らは金属結合材が望ましく、またすくい角を形成した内
周縁及び外周縁を砥粒層密度を高くして、内部よりもよ
り硬度の高いものとすることもできる。
ルの正面図、図2は図1のA−A線矢視図である。
状台金、2はカップ状台金1の端面に銀ろう付けによっ
て固着された金属焼結体のダイヤモンド砥粒からなる外
径100mm×内径60mm、厚み4mmのリング状砥
粒層で、砥粒層2の内周縁2a及び外周縁2bには、台
金1と接触する砥粒層2の下部端面から砥粒層2の上部
端面に向かって、砥粒層の巾を広くするように、θ=5
°〜30°のすくい角を形成している。
いて、特に、リング状の焼結体の両端面を一般砥石や放
電加工により形状修正し、すくい角をつけることによっ
て形成することができる。
る作用を示す縦断面図、図4は同平面図である。
及び外周縁2bに、θ=5°〜30°のすくい角を形成
することによって、砥粒層2の刃先が鋭角状になる。こ
れによって、カップホイールを被削材W上で螺旋状に移
動する際、被削材Wへの砥粒層2刃先のくい込みが良く
なる。
部へ飛散するために、切粉が砥粒層2の内周面側から外
周部へ漏洩しにくくなり、これによって、切粉が微粒子
状に粉砕されるのを防止し、空中への飛散が少なくな
る。さらに内周部の角部を切粉が通過しないために磨耗
が少なく角だれが小さくなり、内周縁2aの角だれの発
生が防止されることとなる。
例のカップホイールと、すくい角を設けない従来のカッ
プホイールを用い、すくい角をそれぞれ変化させて、実
際に被削材の研削を行った。
(定格電圧 100V,定格電流6.2A,無負荷回転
数 9000rpm) ・カップホイール: すくい角なし 2.5〜35° ・被削材:御影石 ・研削時間:40分 この条件で消費電力が一定になるように圧力を加減し、
以下の項目を測定した。
定し、研削能率を算出した。
い角部のコーナーRを測定し、角だれの評価を行った。
め、集塵性の評価を行った。
び外周縁に形成したすくい角が5°〜30°の範囲で
は、すくい角を設けない比較例1、すくい角が5°未満
の比較例2に比べ、研削能率、角だれ、及び切粉の集塵
性共優れていることが判る。また、すくい角が30°を
越える比較例3では、当初は研削能率が高かったもの
の、研削時間30分の時点で刃こぼれが発生した。
周縁及び外周縁の双方にすくい角を形成したものについ
て説明したが、内周側にのみすくい角を設けたものも同
じような傾向を示した。
にすくい角を形成するという比較的簡単な構造によっ
て、刃先の角だれが少なく、且つ被削材への切込みが良
く、さらに切粉の集塵効果に優れる。
図である。
用を示す縦断面図である。
用を示す平面図である。
(b)は(a)のX−X線矢視である。
る。
である。
る。
る。
ラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】 皿状または凹状等のカップ状台金の端面
にリング状砥粒層を備えたカップホイールにおいて、前
記リング状砥粒層の内周縁及び外周縁の双方に、砥粒層
底面の垂直面に対して傾斜し、裏面側から表面側に向か
って広がるすくい角を設け、砥粒層の刃先を鋭角状に形
成したことを特徴とするカップホイール。 - 【請求項2】 リング状砥粒層に形成した前記すくい角
が、5〜30°の範囲であることを特徴とする請求項1
記載のカップホイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993070320U JP2601098Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | カップホイール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993070320U JP2601098Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | カップホイール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740068U JPH0740068U (ja) | 1995-07-18 |
JP2601098Y2 true JP2601098Y2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=13428047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993070320U Expired - Lifetime JP2601098Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | カップホイール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2601098Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4657509B2 (ja) * | 2001-07-10 | 2011-03-23 | 三井研削砥石株式会社 | 研削砥石及びその製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6067U (ja) * | 1983-06-17 | 1985-01-05 | マツダ株式会社 | カツプ型砥石 |
JPH0671711B2 (ja) * | 1986-01-06 | 1994-09-14 | 株式会社東芝 | 研削砥石 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP1993070320U patent/JP2601098Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0740068U (ja) | 1995-07-18 |
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JPH0111417Y2 (ja) |
Legal Events
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