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JP2600522B2 - エレベーター用ガバナプーリーの回転装置 - Google Patents

エレベーター用ガバナプーリーの回転装置

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Publication number
JP2600522B2
JP2600522B2 JP14927091A JP14927091A JP2600522B2 JP 2600522 B2 JP2600522 B2 JP 2600522B2 JP 14927091 A JP14927091 A JP 14927091A JP 14927091 A JP14927091 A JP 14927091A JP 2600522 B2 JP2600522 B2 JP 2600522B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
governor
pendulum
shaft
pulley
elevator
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP14927091A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04350073A (ja
Inventor
隆 夏目
毅 大沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP14927091A priority Critical patent/JP2600522B2/ja
Publication of JPH04350073A publication Critical patent/JPH04350073A/ja
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  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベーター用ガバ
ナの動作試験のために行なうエレベーター用ガバナプー
リーの回転装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エレベーター用ガバナの動作試験のため
ガバナプーリーを回転させるために、従来は、モータに
取り付けたゴムローラをガバナプーリーの外周部に接触
させ、その接触摩擦で、ガバナ作動速度までガバナプー
リーの回転を上げていた。
【0003】図8、図9は特開昭56−148061号
公報で開示された技術の一部を示すもので、ガバナプー
リー1aの外周にモータ軸の先端に固定したゴムローラ
12を接触させることにより、ガバナプーリー1aを回
転させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のガバナプーリー
の回転方法は上記のような方法であるので、ガバナ作動
速度が速くなるほど、モータの回転力を確実に伝達する
押し付け力が必要となり、多大な労力を要し、また、押
し付け力が安定しないと、回転速度の変動で正確な作動
速度が得られず、しかも、上記ゴムローラが、上記ガバ
ナプーリーの外周部から外れる危険がある。
【0005】また、ゴムローラをガバナプーリー外周部
に直接接触させるため、動作試験毎、安全上設けてある
ガバナプーリーカバーを取り外す手間があり、段取り、
片付けに時間がかかる等の問題点があった。
【0006】更にまた、従来のガバナプーリーの回転方
法では、ガバナ作動速度が速くなるほど、モータの高い
回転数、あるいは、ゴムローラの径を大きくするととも
に、モータの高い出力が必要となるため、モータが大型
となり、現場への持ち運び、試験時の保持に多大な労力
を要する。
【0007】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたもので、モータを振子軸の延長線上にある軸
に接続することにより、モータを小型化でき、安全かつ
容易に、しかも正確で短時間に行なうことができるエレ
ベーター用ガバナプーリーの回転装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるエレベ
ーター用ガバナプーリーの回転装置は、上記目的を達成
するために、エレベーター用ガバナにおいて、振子支持
具に固定した振子軸保持具より振子軸と同心に被動軸を
突設し、または、振子支持具より上方に振子軸の伸長部
を設け、ガバナロープを外した状態で、作動速度までガ
バナプーリーの回転を上げるモータの駆動軸を、上記被
動軸または伸長部に接続するようにした構成にしてあ
る。
【0009】
【作用】この発明におけるエレベーター用ガバナプーリ
ーの回転装置は、モータを振子軸の延長線上にある軸に
接続することにより、モータの回転を直接的に振子軸に
伝達することとなり、モータを小型化できるため、アン
グルドリルを使用でき、確実に正確な作動速度が得られ
る。
【0010】
【実施例】図1は、本発明を適用するエレベーターの昇
降路昇降路面の概略図、図2は、図1のガバナの拡大側
面図、図3は、図2のガバナの縦断正面図、図4は、図
2のガバナ上部の拡大斜視図である。図5はアングルド
リルの斜視図、図6は振子軸保持具の正面図である。
【0011】図1、図2において、1はガバナで、ガバ
ナプーリー1a、ガバナ台1b、振子1c等を備えてい
る。2はガバナロープで、ガバナプーリー1aに巻き掛
けられている。3はガバナウェートプーリーで、ピット
に設置し、ガバナロープ2を巻き掛けている。4はか
ご、5は留め装置で、ガバナロープ2の一端はガバナウ
ェートプーリーに巻き掛けられた後、留め装置5の一端
に連結され、他端はガバナプーリー1aに巻き掛けられ
た後、留め装置5の他端に連結される。このようにして
ガバナロープ2は、上記ガバナプーリー1aに巻き掛
け、また下部をガバナウェートプーリー3に巻き掛け、
その両端は留め装置5を介してかご4に連結される。
【0012】上記ガバナ1において、6はロープクリッ
プで、かご4の反対側のガバナロープ2の上方に取り付
けられている。7は可動装置で、ロープクリップ6を保
持し、ガバナ台1b上に固定されている。8は油圧ポン
プで、可動装置7と接続され、ロープクリップ6をリフ
トアップするはたらきをする。9は固定保持具で、かご
側のガバナロープ2を保持する。10は後述する振子軸
保持具、11はアングルドリルで、ガバナプーリーの駆
動源となるものである。
【0013】図3において、1dは振子支持具で、振子
1cを支持している。1eは振子軸で、振子支持具1d
が上部に取り付けられている。1fは振子側ギヤで振子
軸1eの下部に取り付けられている。1gはプーリー側
ギヤで、振子側ギヤ1fと噛み合う。1hはプーリー軸
である。このようにして、上記かご4と同期して走行す
るガバナロープ2は、ガバナプーリー1aを回転させ、
その回転をプーリー側ギヤ1gから振子側ギヤ1fに伝
達し、振子軸1eを回転させる。この振子軸1eの回転
により振子1cは、速度に応じ遠心力で水平方向に開い
ていき、ある時点で非常止め装置を作動させる。
【0015】図4、図5において、10bは振子支持具
1d上に固定される水平片で、中心部に振子軸と同心に
被動軸10aを突設している。10c,10dは一対の
垂直片で、振子支持具1dの両側において水平片10b
の下側に垂設されている。10eは外れ止めで、振子軸
1eの両側にあって、垂直片10dを挿通し、垂直片1
0cに螺入している。10fは一対の調整固定ボルト
で、垂直片10c,10dに螺合しつつ内側に進退自在
となっており、その先端は振子支持具1d,1dに当接
している。
【0016】次に上記実施例装置の作用・動作について
説明する。ガバナロープ2のかご側の固定保持具9によ
り、上記ガバナロープ2をつかみ、少なくともかご側と
反対側に位置したガバナロープ2をつかむロープクリッ
プ6を可動装置7によりリフトアップし、ガバナプーリ
ー1aからガバナロープ2を浮き上がらせる。
【0017】次に、振子支持具1dに、振子軸保持具1
0を取り付けるにあたり、外れ止め10eを螺入し、調
整固定ボルト10fを進退することにより、芯だし調整
を行ない、固定する。
【0018】そして、アングルドリル11のモータ駆動
軸に設けたチャック11aにより、モータ駆動軸と被動
軸10aとを接続し、振子軸1eをガバナ作動速度まで
回転させ試験を行なう、この時、使用するアングルドリ
ル11は、回転軸方向の高さが、通常使用される電気ド
リルに比較し低いため、高さの低い第2機械室において
も、何等支障なく試験を行なうことができる。
【0019】図7は第2実施例を示すもので、振子支持
具1dより上方に、振子軸の伸長部13を設け、モータ
駆動軸をチャック11aにより、上記伸長部13に接続
する。このようにすれば、振子軸保持具がなくても第1
実施例と同様の作用効果が得られる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、エレ
ベーター用ガバナにおいて、振子支持具に固定した振子
軸保持具より振子軸と同心に被動軸を突設し、ガバナロ
ープを外した状態で、作動速度までガバナプーリーの回
転を上げるモータの駆動軸を、上記被動軸に接続するよ
うに構成したので、モータを小型化できるため、アング
ルドリルを使用することができる。したがって、ガバナ
ロープ端末の設置される高さの低い第2機械室でも試験
でき、正確で短時間に、ガバナ作動速度までガバナプー
リーの回転を上げることができる。また、上記振子支持
具に、外れ止めと調整ボルトを設ければ、安全で、他形
状のガバナでも取り付けることができる。
【0021】更にこの発明によれば、エレベーター用ガ
バナにおいて、振子支持具より上方に振子軸の伸長部を
設け、ガバナロープを外した状態で作動速度までガバナ
プーリーの回転を上げるモータの駆動軸を、上記伸長部
に接続するようにしたので、試験の段取り、片付けがな
くなり、しかも芯だし調整が不要となるので、短時間で
容易に試験できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるエレベーターの昇降路
断面の概略図。
【図2】図1のガバナの拡大側面図。
【図3】図2のガバナの縦断正面図。
【図4】図2のガバナ上部の拡大斜視図。
【図5】アングルドリルの斜視図。
【図6】振子軸保持具の正面図。
【図7】本発明の他の実施例によるガバナ上部の拡大斜
視図。
【図8】従来のガバナプーリーの回転装置の斜視図。
【図9】従来のガバナプーリーの回転装置とガバナプー
リーの側面図。
【符号の説明】
1 ガバナ 1a ガバナプーリー 1d 振子支持具 1e 振子軸 2 ガバナロープ 4 かご 7 可動装置 8 油圧ポンプ 9 固定保持具 10 振子軸保持具 10a 被動軸 10b 水平片 10c 垂直片 10d 垂直片 10e 外れ止め 10f 調整固定ボルト 11 アングルドリル 12 コムローラ 13 伸長部 14 モータ駆動軸

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベーターのかごの動きをガバナプー
    リーの回転運動に変え、上記回転運動を伝達する振子軸
    の上部に振子が設けられ、上記振子が遠心力で速度に応
    じた動作をし、非常止め装置を作用させるエレベーター
    用ガバナにおいて、振子支持具に固定した振子軸保持具
    より振子軸と同心に被動軸を突設し、ガバナロープを外
    した状態で、作動速度までガバナプーリーの回転を上げ
    るモータの駆動軸を、上記被動軸に接続するようにした
    ことを特徴とするエレベーター用ガバナプーリーの回転
    装置。
  2. 【請求項2】 エレベーターのかごの動きをガバナプー
    リーの回転運動に変え、上記回転運動を伝達する振子軸
    の上部に振子が設けられ、上記振子が遠心力で速度に応
    じた動作をし、非常止め装置を作用させるエレベーター
    用ガバナにおいて、振子支持具より上方に振子軸の伸長
    部を設け、ガバナロープを外した状態で、作動速度まで
    ガバナプーリーの回転を上げるモータの駆動軸を、上記
    伸長部に接続するようにしたことを特徴とするエレベー
    ター用ガバナプーリーの回転装置。
JP14927091A 1991-05-27 1991-05-27 エレベーター用ガバナプーリーの回転装置 Expired - Fee Related JP2600522B2 (ja)

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JPH04350073A JPH04350073A (ja) 1992-12-04
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JP5753072B2 (ja) * 2011-12-21 2015-07-22 株式会社日立製作所 エレベーター装置

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