JP2597713B2 - 塗膜保護用水性組成物およびその製造方法 - Google Patents
塗膜保護用水性組成物およびその製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、塗膜保護用水性組成物およびその製造方法
に関する。詳しくは、自動車、農業機械、建設機械ある
いはその他の機械器具類の塗膜(塗装面)を一時的に保
護する目的で塗布する塗膜保護用水性組成物およびその
製造方法に関する。
に関する。詳しくは、自動車、農業機械、建設機械ある
いはその他の機械器具類の塗膜(塗装面)を一時的に保
護する目的で塗布する塗膜保護用水性組成物およびその
製造方法に関する。
自動車等の大型商品は、消費者の手に届くまでの期間
中に、風雨、湿気、日光、空気、鉄粉、鳥糞、煤煙など
の大気中の汚染物質にさらされ塗装面が汚染され易い。
そこで、その汚染を防止し商品価値を維持する目的で、
自動車等の塗装面の上に更に塗膜保護剤を塗布してお
き、消費者に渡る直前にその塗膜保護剤を除去すること
が従来より行なわれている。
中に、風雨、湿気、日光、空気、鉄粉、鳥糞、煤煙など
の大気中の汚染物質にさらされ塗装面が汚染され易い。
そこで、その汚染を防止し商品価値を維持する目的で、
自動車等の塗装面の上に更に塗膜保護剤を塗布してお
き、消費者に渡る直前にその塗膜保護剤を除去すること
が従来より行なわれている。
上述の塗膜保護剤は、その用途から明らかなように、
風雨や湿気等によっては簡単に除去されないような耐久
性と、除去が必要となった時には有機溶剤や水または手
拭きなどによって簡単に除去できるという易除去性を兼
ねそなえる必要がある。
風雨や湿気等によっては簡単に除去されないような耐久
性と、除去が必要となった時には有機溶剤や水または手
拭きなどによって簡単に除去できるという易除去性を兼
ねそなえる必要がある。
従来の塗膜保護剤としては、例えば、ワックス溶剤分
散型(特開昭50−28534号公報等)、不用になった時剥
ぎ取ることができるストリッパブルフィルム型(特公昭
54−7303号公報等)、手拭き除去が可能なワックス−固
体粉末溶剤分散型(特開昭51−149188号、同55−62978
号公報等)、ワックスを乳化分散した水性乳液型(特公
昭45−34030号公報等)などがある。このような塗膜保
護剤のうち、塗布乾燥の際に有機溶剤が揮発する塗膜保
護剤や、除去の際には有機溶剤が必要な塗膜保護剤は、
特に公害問題の点、その他資源の浪費、経済性、安全性
などの点で近年問題視されている。
散型(特開昭50−28534号公報等)、不用になった時剥
ぎ取ることができるストリッパブルフィルム型(特公昭
54−7303号公報等)、手拭き除去が可能なワックス−固
体粉末溶剤分散型(特開昭51−149188号、同55−62978
号公報等)、ワックスを乳化分散した水性乳液型(特公
昭45−34030号公報等)などがある。このような塗膜保
護剤のうち、塗布乾燥の際に有機溶剤が揮発する塗膜保
護剤や、除去の際には有機溶剤が必要な塗膜保護剤は、
特に公害問題の点、その他資源の浪費、経済性、安全性
などの点で近年問題視されている。
そこで、有機溶剤の揮発が無く、且つアルカリ性の水
で容易に除去できるという利点を有する、アクリル系ポ
リマーエマルション型塗膜保護剤(特公昭55−50517号
公報、特開昭62−253673号公報等)が注目されてきた。
この塗膜保護剤は、金属面の防錆や傷防止などの保護作
用の点でも優れている。
で容易に除去できるという利点を有する、アクリル系ポ
リマーエマルション型塗膜保護剤(特公昭55−50517号
公報、特開昭62−253673号公報等)が注目されてきた。
この塗膜保護剤は、金属面の防錆や傷防止などの保護作
用の点でも優れている。
しかしながら、上述のアクリル系ポリマーエマルショ
ン型塗膜保護剤においては、まだその特性において総合
的には十分とはいえなかった。例えば、アクリル系樹脂
中に含まれる可塑剤や界面活性剤が本来は保護すべき塗
装面を侵してしまったり、夏季の炎天下の太陽光線(紫
外線)にさらされた時は保護効果が不十分な場合があっ
た。そこで、従来より、アクリル系ポリマーエマルショ
ン型塗膜保護剤が有する優れた性能を維持しつつ、塗膜
保護剤に必要とされる各種特性も十分であるような水性
塗膜保護剤の開発が要望されていた。
ン型塗膜保護剤においては、まだその特性において総合
的には十分とはいえなかった。例えば、アクリル系樹脂
中に含まれる可塑剤や界面活性剤が本来は保護すべき塗
装面を侵してしまったり、夏季の炎天下の太陽光線(紫
外線)にさらされた時は保護効果が不十分な場合があっ
た。そこで、従来より、アクリル系ポリマーエマルショ
ン型塗膜保護剤が有する優れた性能を維持しつつ、塗膜
保護剤に必要とされる各種特性も十分であるような水性
塗膜保護剤の開発が要望されていた。
すなわち本発明の目的は、アルカリ性の水で容易に除
去でき、かつ耐候性、耐水性、耐熱性、塗膜保護性、易
除去性に優れる塗膜保護用水性組成物およびその製造方
法を提供することにある。
去でき、かつ耐候性、耐水性、耐熱性、塗膜保護性、易
除去性に優れる塗膜保護用水性組成物およびその製造方
法を提供することにある。
本発明者達は、上記目的を達成すべく鋭意検討した結
果、特定比率の複数種単量体を乳化共重合して得られた
水性分散体に、特定の成分を添加した水性組成物が優れ
た性能を有することを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
果、特定比率の複数種単量体を乳化共重合して得られた
水性分散体に、特定の成分を添加した水性組成物が優れ
た性能を有することを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
すなわち、本発明は、 (a)(X)α,β−モノエチレン性不飽和カルボン酸
7〜12重量部および(Y)アルキル基の炭素数1〜4の
アクリル酸アルキルエステルおよび/またはメタクリル
酸アルキルエステル88〜93重量部を含む単量体総量100
重量部を乳化重合して得た数平均分子量2,000〜20,00
0、ガラス転移点−10℃〜40℃の共重合体粒子の水性分
散体と、 (b)紫外線吸収剤0.1〜5重量部と、 (c)酸化防止剤0.1〜5重量部と、 (d)前記水性分散体(a)の総量に対して0.1〜2重
量%のアクリル系増粘剤および/または天然ガム類と、 (e)前記水性分散体(a)の総量に対して0.01〜6重
量%のフッ素系界面活性剤および/またはアセチレン系
ノニオン界面活性剤と、 を含む塗膜保護用水性組成物、および上記(a)〜
(e)の成分の混合物を高圧均質化処理する工程を含む
該組成物の製造方法である。
7〜12重量部および(Y)アルキル基の炭素数1〜4の
アクリル酸アルキルエステルおよび/またはメタクリル
酸アルキルエステル88〜93重量部を含む単量体総量100
重量部を乳化重合して得た数平均分子量2,000〜20,00
0、ガラス転移点−10℃〜40℃の共重合体粒子の水性分
散体と、 (b)紫外線吸収剤0.1〜5重量部と、 (c)酸化防止剤0.1〜5重量部と、 (d)前記水性分散体(a)の総量に対して0.1〜2重
量%のアクリル系増粘剤および/または天然ガム類と、 (e)前記水性分散体(a)の総量に対して0.01〜6重
量%のフッ素系界面活性剤および/またはアセチレン系
ノニオン界面活性剤と、 を含む塗膜保護用水性組成物、および上記(a)〜
(e)の成分の混合物を高圧均質化処理する工程を含む
該組成物の製造方法である。
以下、本発明について詳細に説明する。
(a)成分としての水性分散体は、少なくとも上記
(X)の単量体と、上記(Y)の単量体とを乳化共重合
させることにより得られたものであり、水性分散体と
は、水中に該乳化重合粒子が分散しているものをいう。
(X)の単量体と、上記(Y)の単量体とを乳化共重合
させることにより得られたものであり、水性分散体と
は、水中に該乳化重合粒子が分散しているものをいう。
(X)のα,β−モノエチレン性不飽和カルボン酸と
しては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン
酸、メサコン酸、およびこれらの混合物などが挙げられ
る。
しては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン
酸、メサコン酸、およびこれらの混合物などが挙げられ
る。
(Y)のエステルとしては、例えば、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アク
リル酸iso−プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリ
ル酸iso−ブチル、アクリル酸sec−ブチル、アクリル酸
tert−ブチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸iso−プ
ロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸iso−
ブチル、メタクリル酸sec−ブチル、メタクリル酸tert
−ブチルおよびこれらの混合物などが挙げられる。
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アク
リル酸iso−プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリ
ル酸iso−ブチル、アクリル酸sec−ブチル、アクリル酸
tert−ブチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸iso−プ
ロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸iso−
ブチル、メタクリル酸sec−ブチル、メタクリル酸tert
−ブチルおよびこれらの混合物などが挙げられる。
(a)成分を得るための乳化重合に使用する単量体の
総量を100重量部とした場合、(X)のα,β−モノエ
チレン性不飽和カルボン酸の使用量は7〜12重量部、好
ましくは8〜10重量部である。また(Y)のエステルの
使用量は88〜93重量部、好ましくは90〜92重量部であ
る。(X)のα,β−モノエチレン性不飽和カルボン酸
が7重量部未満であり、(Y)のエステルが93重量部を
超える場合は、アルカリ性の水による除去性が不良とな
る。一方、(X)のα,β−モノエチレン性不飽和カル
ボン酸が12重量部を超え、(Y)のエステルが88重量部
未満である場合は、アルカリ性の水による除去性、耐候
性、および乾燥性が不良となる。
総量を100重量部とした場合、(X)のα,β−モノエ
チレン性不飽和カルボン酸の使用量は7〜12重量部、好
ましくは8〜10重量部である。また(Y)のエステルの
使用量は88〜93重量部、好ましくは90〜92重量部であ
る。(X)のα,β−モノエチレン性不飽和カルボン酸
が7重量部未満であり、(Y)のエステルが93重量部を
超える場合は、アルカリ性の水による除去性が不良とな
る。一方、(X)のα,β−モノエチレン性不飽和カル
ボン酸が12重量部を超え、(Y)のエステルが88重量部
未満である場合は、アルカリ性の水による除去性、耐候
性、および乾燥性が不良となる。
(a)成分を得るための乳化重合法としては、所望の
共重合体粒子が水中に分散する水性分散体が得られるの
であれば特に限定は無く、公知の乳化重合法等により重
合させればよい。
共重合体粒子が水中に分散する水性分散体が得られるの
であれば特に限定は無く、公知の乳化重合法等により重
合させればよい。
その乳化重合において、重合開始剤や乳化剤を用いる
のが望ましい。重合開始剤としては、例えば、過硫酸ア
ンモニウム、過硫酸カリウム、過酸化水素などの無機過
酸化物;ベンゾイルパーオキシド、クメンハイドロパー
オキサイド、ジターシャリブチルパーオキサイドなどの
有機過酸化物;アゾビスイソブチロニトリルなどが挙げ
られる。重合開始剤の使用量は単量体総量100重量部に
対して0.1〜2重量部が望ましい。乳化剤としては、例
えば、ラウリル硫酸ソーダ;あるいはポリオキシエチレ
ンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオレイ
ルエーテルなどのノニオン系乳化剤などが挙げられ、両
者を併用しても良い。
のが望ましい。重合開始剤としては、例えば、過硫酸ア
ンモニウム、過硫酸カリウム、過酸化水素などの無機過
酸化物;ベンゾイルパーオキシド、クメンハイドロパー
オキサイド、ジターシャリブチルパーオキサイドなどの
有機過酸化物;アゾビスイソブチロニトリルなどが挙げ
られる。重合開始剤の使用量は単量体総量100重量部に
対して0.1〜2重量部が望ましい。乳化剤としては、例
えば、ラウリル硫酸ソーダ;あるいはポリオキシエチレ
ンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオレイ
ルエーテルなどのノニオン系乳化剤などが挙げられ、両
者を併用しても良い。
乳化重合反応は通常40℃〜80℃付近で進行し、その場
合反応時間は1〜8時間が適当である。乳化重合の際の
水の量は、単量体総量に対し1.5〜10重量倍であること
が好ましい。
合反応時間は1〜8時間が適当である。乳化重合の際の
水の量は、単量体総量に対し1.5〜10重量倍であること
が好ましい。
乳化重合により得た共重合体粒子の数平均分子量は、
2,000〜20,000、好ましくは4,000〜14,000である。数平
均分子量が2,000未満の場合は乾燥性不良で皮膜がべた
つき、20,000を超える場合は皮膜が硬すぎてアルカリ除
去性が不良となる。また、その共重合体粒子のガラス転
移点は−10〜40℃、好ましくは0〜20℃である。ガラス
転移点が−10℃未満の場合は皮膜が軟らかく土砂などが
付着しやすくなり、40℃を超える場合は造膜性不良とな
る。
2,000〜20,000、好ましくは4,000〜14,000である。数平
均分子量が2,000未満の場合は乾燥性不良で皮膜がべた
つき、20,000を超える場合は皮膜が硬すぎてアルカリ除
去性が不良となる。また、その共重合体粒子のガラス転
移点は−10〜40℃、好ましくは0〜20℃である。ガラス
転移点が−10℃未満の場合は皮膜が軟らかく土砂などが
付着しやすくなり、40℃を超える場合は造膜性不良とな
る。
水性分散体内の共重合体粒子の粒子径は、塗膜保護剤
としての機能を有するような粒径であれば、特に限定さ
れるものではないが、0.1〜5.0μm程度が望ましく、0.
3〜1.0μm程度が好ましい。
としての機能を有するような粒径であれば、特に限定さ
れるものではないが、0.1〜5.0μm程度が望ましく、0.
3〜1.0μm程度が好ましい。
(b)成分としての紫外線吸収剤は、例えば、サリチ
ル酸メチル、サリチル酸フェニル、サリチル酸クレジ
ル、サリチル酸ベンジル等のサリチル酸エステル類;2−
ヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ベン
ジロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクト
キシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−5−クロロベン
ゾフェノン、2−アミノベンゾフェノン等のベンゾフェ
ノン類;2−(2′のヒドロキシ−5′−t−ブチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
5′−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリア
ゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メトキシフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジ−ネオペンチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール等のベンゾトリアゾール類;2−シアノ−3,3−ジフ
ェニルアクリル酸エチル、2−シアノ−3,3−ジフェニ
ルアクリル酸2−エチルヘキシル、α−シアノ−β−メ
チル−4−メトキシ桂皮酸メチル等の置換アクリロニト
リル類;2,2′−チオビス(4−オクチルフェノレート)
ニッケル錯塩、2,2′−チオビス(4−t−オクチルフ
ェノラート)−n−ブチルアミンニッケル錯塩およびこ
れらの混合物などである。
ル酸メチル、サリチル酸フェニル、サリチル酸クレジ
ル、サリチル酸ベンジル等のサリチル酸エステル類;2−
ヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ベン
ジロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクト
キシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−5−クロロベン
ゾフェノン、2−アミノベンゾフェノン等のベンゾフェ
ノン類;2−(2′のヒドロキシ−5′−t−ブチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
5′−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリア
ゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メトキシフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジ−ネオペンチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール等のベンゾトリアゾール類;2−シアノ−3,3−ジフ
ェニルアクリル酸エチル、2−シアノ−3,3−ジフェニ
ルアクリル酸2−エチルヘキシル、α−シアノ−β−メ
チル−4−メトキシ桂皮酸メチル等の置換アクリロニト
リル類;2,2′−チオビス(4−オクチルフェノレート)
ニッケル錯塩、2,2′−チオビス(4−t−オクチルフ
ェノラート)−n−ブチルアミンニッケル錯塩およびこ
れらの混合物などである。
紫外線吸収剤の配合量は(a)成分の単量体総量100
重量部に対し0.1〜5重量部、好ましくは0.5〜2重量部
である。紫外線吸収剤の配合量が0.1重量部未満の場合
は紫外線劣化に対する抑制効果が不十分である。また、
配合量が5重量部を超える場合には、効果が飽和してし
まい、紫外線吸収剤の水性分散体内での分散が困難とな
り、沈降が起こる。
重量部に対し0.1〜5重量部、好ましくは0.5〜2重量部
である。紫外線吸収剤の配合量が0.1重量部未満の場合
は紫外線劣化に対する抑制効果が不十分である。また、
配合量が5重量部を超える場合には、効果が飽和してし
まい、紫外線吸収剤の水性分散体内での分散が困難とな
り、沈降が起こる。
(c)成分としての酸化防止剤は、融点50〜160℃の
ものが望ましい。例えば、2,6−ジ−t−ブチル−p−
チレゾール、ブチル化ヒドロキシアニゾール、2,6−ジ
−t−ブチル−4−エチルフェノール等のモノフェノー
ル系酸化防止剤;2,2′−メチレン−ビス(4−メチル−
6−t−ブチルフェノール)、2,2′−メチレンビス
(4エチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4−メチ
レンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)等のビス
フェノール系酸化防止剤;テトラキス〔メチレン−3・
3′・5′ジ−t−ブチル4′−ヒトスキシフェニル)
プロピオネート〕メタン、1,3,5トリメチル−2,4,6−ト
リス(3,5ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
ベンゼン等の高分子型フェノール系酸化防止剤;ジステ
アリルチオプロピオネート等の硫黄系酸化防止剤;およ
びこれらの混合物などが挙げられる。夏季の炎天下など
の非常に厳しい条件下で使用される場合は、揮発性を考
慮し、例えば4,4′−ビチレンビス−(2,6−ジ−t−ブ
チルフェノール)などの融点が120〜160℃のものが好ま
しく用いられる。
ものが望ましい。例えば、2,6−ジ−t−ブチル−p−
チレゾール、ブチル化ヒドロキシアニゾール、2,6−ジ
−t−ブチル−4−エチルフェノール等のモノフェノー
ル系酸化防止剤;2,2′−メチレン−ビス(4−メチル−
6−t−ブチルフェノール)、2,2′−メチレンビス
(4エチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4−メチ
レンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)等のビス
フェノール系酸化防止剤;テトラキス〔メチレン−3・
3′・5′ジ−t−ブチル4′−ヒトスキシフェニル)
プロピオネート〕メタン、1,3,5トリメチル−2,4,6−ト
リス(3,5ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
ベンゼン等の高分子型フェノール系酸化防止剤;ジステ
アリルチオプロピオネート等の硫黄系酸化防止剤;およ
びこれらの混合物などが挙げられる。夏季の炎天下など
の非常に厳しい条件下で使用される場合は、揮発性を考
慮し、例えば4,4′−ビチレンビス−(2,6−ジ−t−ブ
チルフェノール)などの融点が120〜160℃のものが好ま
しく用いられる。
この酸化防止剤の配合量は、(a)成分の単量体総量
100重量部に対し、0.1〜5重量部、好ましくは0.3〜2
重量部である。その配合量が0.1重量部未満の場合には
酸化防止効果がなく、5重量部を超える場合には塗膜の
汚染を起こす。
100重量部に対し、0.1〜5重量部、好ましくは0.3〜2
重量部である。その配合量が0.1重量部未満の場合には
酸化防止効果がなく、5重量部を超える場合には塗膜の
汚染を起こす。
(d)成分は、アクリル系増粘剤および/または天然
ガム類である。アクリル系増粘剤としては、例えば、ポ
リアクリル酸、ポリアクリル酸のアルカリ中和物などが
挙げられる。このアルカリ中和物は、アンモニウム塩、
アルカリ金属塩、アミン塩、モルホリン塩などである。
特に、不純物および未反応のアクリル酸を除去した精製
ポリアクリル酸アルカリ中和物が好ましい。更には、貯
蔵安定性の面では、ポリアクリル酸アンモニウム塩が好
ましい。天然ガム類としては、例えば、ザンサンガム、
グアーガム、ローカストビーンガム等が挙げられる。取
り扱いやすさの面では、ザンサンガムが好ましい。ま
た、(d)成分としては、上述したようなアクリル系増
粘剤および天然ガム類等を1種または2種以上混合して
用いてもよい。
ガム類である。アクリル系増粘剤としては、例えば、ポ
リアクリル酸、ポリアクリル酸のアルカリ中和物などが
挙げられる。このアルカリ中和物は、アンモニウム塩、
アルカリ金属塩、アミン塩、モルホリン塩などである。
特に、不純物および未反応のアクリル酸を除去した精製
ポリアクリル酸アルカリ中和物が好ましい。更には、貯
蔵安定性の面では、ポリアクリル酸アンモニウム塩が好
ましい。天然ガム類としては、例えば、ザンサンガム、
グアーガム、ローカストビーンガム等が挙げられる。取
り扱いやすさの面では、ザンサンガムが好ましい。ま
た、(d)成分としては、上述したようなアクリル系増
粘剤および天然ガム類等を1種または2種以上混合して
用いてもよい。
(d)成分の配合量については、(a)成分の水性分
散体の総量を基準(100重量%)として0.1〜2重量%を
添加することが必要であり、更には0.3〜1.0重量%が好
ましい。その配合量が0.1重量%未満のときは増粘効果
が無い。また、その配合量が2重量部を超える場合に
は、皮膜の耐水性が低下し、皮膜剥離を起こしたり、あ
るいは粘度が急増して塗布性不良となる。
散体の総量を基準(100重量%)として0.1〜2重量%を
添加することが必要であり、更には0.3〜1.0重量%が好
ましい。その配合量が0.1重量%未満のときは増粘効果
が無い。また、その配合量が2重量部を超える場合に
は、皮膜の耐水性が低下し、皮膜剥離を起こしたり、あ
るいは粘度が急増して塗布性不良となる。
なお増粘剤としては、従来より、(d)成分以外に、
例えば、エチルヒドロキシセルロース、メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース等のセルロース類;ポ
リビニルアルコール;アルギン酸ソーダ;含水ケイ酸ソ
ーダ;有機ベントナイトクレーなどが一般に知られてい
る。しかし、(d)成分を使用せず、代わりにこれらの
増粘剤を用いた場合は、二層分離、沈降分離、塗膜汚
染、および皮膜の耐水性低下による剥離などが発生して
しまう。
例えば、エチルヒドロキシセルロース、メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース等のセルロース類;ポ
リビニルアルコール;アルギン酸ソーダ;含水ケイ酸ソ
ーダ;有機ベントナイトクレーなどが一般に知られてい
る。しかし、(d)成分を使用せず、代わりにこれらの
増粘剤を用いた場合は、二層分離、沈降分離、塗膜汚
染、および皮膜の耐水性低下による剥離などが発生して
しまう。
(e)成分は、フッ素系界面活性剤および/またはア
セチレン系ノニオン界面活性剤である。これらは、いわ
ゆる「濡れ剤」として作用する。スッ素系界面活性剤と
しては、例えば、パーフルオロアルキル元を有する親水
性基含有オリゴマーおよび親油性基含有オリゴマー、パ
ーフルオロアルキルスルホン酸アミドの低級脂肪酸塩、
エチレンオキシド付加物、アルキルベタイン付加物など
がある。これらの中ではパーフルオロアルキルスルホン
酸アミドのアルキルベタイン付加物および低級脂肪酸塩
の1種あるいは2種以上の混合物が好ましく用いられ
る。アセチレン系ノニオン界面活性剤としては、例え
ば、揮発性のアセチレンアルコール、不揮発性のアセチ
レングリコール、およびこのエチレンオキシド付加物な
どが挙げられる。これらの中では揮発性を有するアセチ
レンアルコールが、乾燥皮膜に残存しないという点で好
ましく用いられれる。なお、以上種々の界面活性剤は、
2種以上併用するこもできる。
セチレン系ノニオン界面活性剤である。これらは、いわ
ゆる「濡れ剤」として作用する。スッ素系界面活性剤と
しては、例えば、パーフルオロアルキル元を有する親水
性基含有オリゴマーおよび親油性基含有オリゴマー、パ
ーフルオロアルキルスルホン酸アミドの低級脂肪酸塩、
エチレンオキシド付加物、アルキルベタイン付加物など
がある。これらの中ではパーフルオロアルキルスルホン
酸アミドのアルキルベタイン付加物および低級脂肪酸塩
の1種あるいは2種以上の混合物が好ましく用いられ
る。アセチレン系ノニオン界面活性剤としては、例え
ば、揮発性のアセチレンアルコール、不揮発性のアセチ
レングリコール、およびこのエチレンオキシド付加物な
どが挙げられる。これらの中では揮発性を有するアセチ
レンアルコールが、乾燥皮膜に残存しないという点で好
ましく用いられれる。なお、以上種々の界面活性剤は、
2種以上併用するこもできる。
(e)成分の配合量については、(a)成分の水性分
散体の総量を基準(100重量%)として0.01〜6重量%
を添加することが必要であり、更には0.05〜3重量%が
好ましい。その配合量が0.01重量%未満の場合には塗布
時、塗膜へのはじきが発生し濡れ性が改良されず均一の
皮膜が得られない。また、その配合量が6重量%を超え
る場合には水性分散体の泡立ちが激しくなり、塗布した
ときの皮膜の耐水性が低下する。
散体の総量を基準(100重量%)として0.01〜6重量%
を添加することが必要であり、更には0.05〜3重量%が
好ましい。その配合量が0.01重量%未満の場合には塗布
時、塗膜へのはじきが発生し濡れ性が改良されず均一の
皮膜が得られない。また、その配合量が6重量%を超え
る場合には水性分散体の泡立ちが激しくなり、塗布した
ときの皮膜の耐水性が低下する。
なお濡れ剤としては、従来より、(e)成分以外に、
例えば、ラウリル硫酸ソーダ、ジアルキルスルホンコハ
ク酸ソーダ、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ、レシ
チン、ピロリン酸ソーダ等が知られている。しかし、
(e)成分を使用せず、これらの濡れ剤を代わりに用い
た場合は、皮膜の耐水性が低下し、皮膜剥離の問題を起
こす。
例えば、ラウリル硫酸ソーダ、ジアルキルスルホンコハ
ク酸ソーダ、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ、レシ
チン、ピロリン酸ソーダ等が知られている。しかし、
(e)成分を使用せず、これらの濡れ剤を代わりに用い
た場合は、皮膜の耐水性が低下し、皮膜剥離の問題を起
こす。
本発明の塗膜保護用水性組成物は、(a)成分である
水中分散体の中へ、(b)〜(e)の各成分を入れて高
圧均質化処理することが好ましい。高圧均質化処理と
は、例えば、高圧ホモジナイザーを用いることにより容
易に行なうことができる。すなわち、処理すべき混合物
を随時、100kgf/cm2以上,望ましくは150kgf/cm2以上、
さらに望ましくは300kgf/cm2以上の高圧下で流動させる
等の処理である。また、その際の温度は90℃以上が望ま
しい。高圧均質化処理せず、常圧て簡単な攪拌処理をし
ただけでは、組成物の相分離、沈降分離が起こってしま
う。
水中分散体の中へ、(b)〜(e)の各成分を入れて高
圧均質化処理することが好ましい。高圧均質化処理と
は、例えば、高圧ホモジナイザーを用いることにより容
易に行なうことができる。すなわち、処理すべき混合物
を随時、100kgf/cm2以上,望ましくは150kgf/cm2以上、
さらに望ましくは300kgf/cm2以上の高圧下で流動させる
等の処理である。また、その際の温度は90℃以上が望ま
しい。高圧均質化処理せず、常圧て簡単な攪拌処理をし
ただけでは、組成物の相分離、沈降分離が起こってしま
う。
本発明の塗膜保護用水性組成物には、上述した必須成
分(a)〜(e)以外に、必要に応じて、例えば、造膜
助剤等の有機溶剤、各種水溶性樹脂、消泡剤、連結安定
剤などを添加することもできる。これらの任意成分は、
高圧均質化処理の前に添加することが望ましい。また、
上記任意成分を使用する場合の総使用量は、(a)成分
の単量体総量100重量部に対し0.1〜5重量部が望まし
く、0.5〜2重量部が好ましい。
分(a)〜(e)以外に、必要に応じて、例えば、造膜
助剤等の有機溶剤、各種水溶性樹脂、消泡剤、連結安定
剤などを添加することもできる。これらの任意成分は、
高圧均質化処理の前に添加することが望ましい。また、
上記任意成分を使用する場合の総使用量は、(a)成分
の単量体総量100重量部に対し0.1〜5重量部が望まし
く、0.5〜2重量部が好ましい。
以下、本発明を、実施例および比較例により更に詳細
に説明する。
に説明する。
実施例1 ステンレス製反応容器の中に、水85g、ラウリル硫酸
ソーダ1gを入れて70℃に加熱した。次に窒素気流下で攪
拌しながら、過硫酸アンモニウム0.2gを加え、メタクリ
ル酸メチル10g、メタクリル酸エチル3.5g、およびメタ
クリル酸1.5gを滴下し、約4時間共重合させた。さらに
1時間70℃に保持して重合を完結させ、成分(a)とし
ての水性分散体を得た。
ソーダ1gを入れて70℃に加熱した。次に窒素気流下で攪
拌しながら、過硫酸アンモニウム0.2gを加え、メタクリ
ル酸メチル10g、メタクリル酸エチル3.5g、およびメタ
クリル酸1.5gを滴下し、約4時間共重合させた。さらに
1時間70℃に保持して重合を完結させ、成分(a)とし
ての水性分散体を得た。
この水性分散体100gに、アンモニア水0.5mlを加え、
(d)成分としてアクリル系増粘剤(40%濃度)2gを滴
下し、(e)成分としてフッ素系界面活性剤1000wtppm
を加えた。更に、(b)成分としてベンゾトリアゾール
系紫外線吸収剤0.1g、(c)成分としてビスフェノール
系酸化防止剤0.1gをあらかじめ75℃でトルエン3gに溶解
した液を加え、均一に攪拌した。
(d)成分としてアクリル系増粘剤(40%濃度)2gを滴
下し、(e)成分としてフッ素系界面活性剤1000wtppm
を加えた。更に、(b)成分としてベンゾトリアゾール
系紫外線吸収剤0.1g、(c)成分としてビスフェノール
系酸化防止剤0.1gをあらかじめ75℃でトルエン3gに溶解
した液を加え、均一に攪拌した。
この混合液を、マントンゴーリン社製の高圧ホモジナ
イザーを用い、93℃、300kgf/cm2で高圧均質化処理し
た。得られた水性組成物は、アクリル系共重合体微粒子
の分散安定性が優れており、その性状は下記の通りであ
った。
イザーを用い、93℃、300kgf/cm2で高圧均質化処理し
た。得られた水性組成物は、アクリル系共重合体微粒子
の分散安定性が優れており、その性状は下記の通りであ
った。
不揮発分=15重量% 粘度=70cp pH=7.6 最低造膜温度約=10℃ 実施例2〜5および比較例1〜6 各成分を第1表に示す割合で使用した以外は、実施例
1と同様にして水性組成物を得た。
1と同様にして水性組成物を得た。
性能評価 (試験片の作製) 150mm×70mm(1mm厚)の軟鋼板に黒色アミノアルキッ
ド樹脂を焼付けた塗装板に対し、実施例1〜5および比
較例1〜6の水性組成物を各々エアースプレーガンで噴
射塗布し、室温で24時間放置して乾燥させて、平均15μ
m厚(重量換算)のワックス皮膜を形成し、それを試験
片とした。
ド樹脂を焼付けた塗装板に対し、実施例1〜5および比
較例1〜6の水性組成物を各々エアースプレーガンで噴
射塗布し、室温で24時間放置して乾燥させて、平均15μ
m厚(重量換算)のワックス皮膜を形成し、それを試験
片とした。
(1)保護皮膜の外観 透明性、平滑性、膜厚、均一性などの面から観察し
た。
た。
(2)耐熱性試験 恒温器内に試験片を垂直に立て、80℃、96時間静置し
た。皮膜の垂れ流れ、ひび割れその他の変化を観察し、
さらに皮膜を温水−洗剤で洗い流して、ガーゼで拭き、
アルキッド塗装面のつやびけ、ふくれその他の変化を観
察した。結果表示は、塗装面に何らの変化もない
(○)、塗装面に僅かに変化が認められる(△)、塗装
面に何らかの変化がある(×)、の三段階とした。
た。皮膜の垂れ流れ、ひび割れその他の変化を観察し、
さらに皮膜を温水−洗剤で洗い流して、ガーゼで拭き、
アルキッド塗装面のつやびけ、ふくれその他の変化を観
察した。結果表示は、塗装面に何らの変化もない
(○)、塗装面に僅かに変化が認められる(△)、塗装
面に何らかの変化がある(×)、の三段階とした。
(3)促進耐候性試験 〔塗膜試験〕 試験片をサンシャインウエザーメーターに入れ、63℃
で2時間ごとに18分間冷水を降らせながら250時間試験
し、皮膜除去後の塗装面(塗膜)のしみ、斑点、つやび
け、その他の変化を観察した。結果表示は、まったく変
化なし(◎)、ごくわずかに変化が認められる(○)、
若干の変化が認められる(△)、かなりの変化が認めら
れる(×)、の四段階とした。
で2時間ごとに18分間冷水を降らせながら250時間試験
し、皮膜除去後の塗装面(塗膜)のしみ、斑点、つやび
け、その他の変化を観察した。結果表示は、まったく変
化なし(◎)、ごくわずかに変化が認められる(○)、
若干の変化が認められる(△)、かなりの変化が認めら
れる(×)、の四段階とした。
上記の試験片を1.0重量%メタケイ酸ソーダ水溶液中
に3分間浸漬して除去した際の除去性を、完全に皮膜が
除去できた(◎)、大部分が除去できた(○)、約50%
程度除去できた(△)、ほとんど除去できない(×)、
とした。
に3分間浸漬して除去した際の除去性を、完全に皮膜が
除去できた(◎)、大部分が除去できた(○)、約50%
程度除去できた(△)、ほとんど除去できない(×)、
とした。
(4)保護性試験 〔鉄粉試験〕 試料片に約200メッシュの鉄粉0.5gを一様に散布し、8
0℃、5時間加熱後、塩水噴霧試験24時間後アクリル皮
膜を除去し、塗面へのさびの発生を調べた。結果表示
は、さびの発生が無い(○)、若干さびが発生した
(△)、さびの発生が多い(×)、とした。
0℃、5時間加熱後、塩水噴霧試験24時間後アクリル皮
膜を除去し、塗面へのさびの発生を調べた。結果表示
は、さびの発生が無い(○)、若干さびが発生した
(△)、さびの発生が多い(×)、とした。
pH2、硫酸濃度0.5%の煤煙0.5gを、試験片にスポット
状に乗せ、70℃において2時間恒温槽に保持し、試験
後、皮膜を1.0重量%メタケイ酸ソーダ水溶液で除去し
た。風乾後、塗面を観察した。結果の評価は、斑痕変色
なし(○)、若干変色あり(△)、鮮明に斑痕変色あり
(×)、とした。
状に乗せ、70℃において2時間恒温槽に保持し、試験
後、皮膜を1.0重量%メタケイ酸ソーダ水溶液で除去し
た。風乾後、塗面を観察した。結果の評価は、斑痕変色
なし(○)、若干変色あり(△)、鮮明に斑痕変色あり
(×)、とした。
〔耐硫酸性試験〕 試験片に6%硫酸を0.1mlスポット状に皮膜に滴下し
て、室温24時間放置し、試験後、皮膜を温水−洗剤で洗
い落し、風乾して、その斑痕の変色浸食状況を調べた。
結果の評価は、斑痕変色なし(○)、若干斑痕変色あり
(△)、鮮明に斑痕変色あり(×)、とした。
て、室温24時間放置し、試験後、皮膜を温水−洗剤で洗
い落し、風乾して、その斑痕の変色浸食状況を調べた。
結果の評価は、斑痕変色なし(○)、若干斑痕変色あり
(△)、鮮明に斑痕変色あり(×)、とした。
(5)屋外耐候性試験 〔皮膜試験〕 試験片を夏季3ケ月間暴露した後、皮膜の状態の変化
を観察した。結果表示は、まったく変化なし(◎)、ご
く僅かの変化が認められる(○)、若干の変化が認めら
れる(△)、かなりの変化が認められる(×)、の四段
階とした。
を観察した。結果表示は、まったく変化なし(◎)、ご
く僅かの変化が認められる(○)、若干の変化が認めら
れる(△)、かなりの変化が認められる(×)、の四段
階とした。
上記の皮膜を1.0重量%メタケイ酸ソーダ水溶液中に
浸漬して除去し、除去後の塗装面(塗膜)のしみ、斑
点、つやびけ、その他の変化を観察した。結果の表示は
(3)の〔塗膜試験〕に準じて行った。
浸漬して除去し、除去後の塗装面(塗膜)のしみ、斑
点、つやびけ、その他の変化を観察した。結果の表示は
(3)の〔塗膜試験〕に準じて行った。
自動車のドア(黒)にエアースプレーガンを使用して
乳液を塗布し、夏季3ケ月間暴露した後、0.4重量%メ
タケイ酸ソーダ水溶液に3分間浸し、皮膜を60℃の温水
洗車機で除去し、その除去状態を観察した。結果表示
は、簡単に除去できる(◎)、ほぼ除去できる(○)、
やや除去しにくい(△)、除去できない(×)、の四段
階とした。
乳液を塗布し、夏季3ケ月間暴露した後、0.4重量%メ
タケイ酸ソーダ水溶液に3分間浸し、皮膜を60℃の温水
洗車機で除去し、その除去状態を観察した。結果表示
は、簡単に除去できる(◎)、ほぼ除去できる(○)、
やや除去しにくい(△)、除去できない(×)、の四段
階とした。
(6)乾燥性試験 (5)の皮膜試験と同様にワックス乳液を黒色塗装板
に塗布し、すぐに50℃、風速3m/sにセットした恒温槽に
入れ乾燥した後、流しの水道管に設置したシャワーを5
分間かけて、皮膜のふくれ、剥離のなくなった時を耐雨
乾燥時間とした。結果の表示は、1分以内で乾燥する
(○)、1〜2分で乾燥する(△)、2分以上で乾燥す
る(×)とした。
に塗布し、すぐに50℃、風速3m/sにセットした恒温槽に
入れ乾燥した後、流しの水道管に設置したシャワーを5
分間かけて、皮膜のふくれ、剥離のなくなった時を耐雨
乾燥時間とした。結果の表示は、1分以内で乾燥する
(○)、1〜2分で乾燥する(△)、2分以上で乾燥す
る(×)とした。
(7)乳化安定性試験 各水性組成物を、室温で1ケ月放置し、粘度、外観な
どの変化を調べた。結果の表示は、変化無し(○)、若
干の変化があるが実用上支障なし(△)、2層分離、沈
降物有り、不均一乳液で実用不可能(×)とした。
どの変化を調べた。結果の表示は、変化無し(○)、若
干の変化があるが実用上支障なし(△)、2層分離、沈
降物有り、不均一乳液で実用不可能(×)とした。
第1表に示す性能評価の結果から明らかなとおり、実
施例1〜5の水性組成物は、保護膜の強度、除去性、除
去後の塗膜の性状、乳化安定性、乾燥性など、いずれの
性能評価においても優れている。すなわち、苛酷な条件
下においても優れた性能を示すものである。
施例1〜5の水性組成物は、保護膜の強度、除去性、除
去後の塗膜の性状、乳化安定性、乾燥性など、いずれの
性能評価においても優れている。すなわち、苛酷な条件
下においても優れた性能を示すものである。
それに対して、(a)成分の単量体の組成が本発明の
範囲外である比較例1〜4、(d)成分を用いない比較
例5、および(e)成分を用いない比較例6の組成物は
性能評価試験の結果が悪い。
範囲外である比較例1〜4、(d)成分を用いない比較
例5、および(e)成分を用いない比較例6の組成物は
性能評価試験の結果が悪い。
本発明の塗膜保護用水性組成物は、各成分が相乗の作
用を示し、 (1)厳しい環境下においても耐候性に優れ、 (2)耐水性、耐熱性および乾燥性に優れ、 (3)塗膜保護性に優れ、 (4)アルカリ水溶液で容易に除去できる、 という有用な特性を有する。
用を示し、 (1)厳しい環境下においても耐候性に優れ、 (2)耐水性、耐熱性および乾燥性に優れ、 (3)塗膜保護性に優れ、 (4)アルカリ水溶液で容易に除去できる、 という有用な特性を有する。
更には、本発明の塗膜保護用水性組成物は、有機溶剤
を用いない水性組成物なので、公害、災害の心配がな
く、資源の浪費を防ぐことにもなり経済的である等、従
来のアクリル系ポリマーエマルション型塗膜保護剤の利
点も有しており、前述の(1)〜(4)の特性も含めて
総合的見地から、実用上非常に有用である。
を用いない水性組成物なので、公害、災害の心配がな
く、資源の浪費を防ぐことにもなり経済的である等、従
来のアクリル系ポリマーエマルション型塗膜保護剤の利
点も有しており、前述の(1)〜(4)の特性も含めて
総合的見地から、実用上非常に有用である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/34 C08J 3/03 CEY C08L 33/06 LHV // C08L 33:06 (C08L 33/06 7:00 33:02)
Claims (2)
- 【請求項1】(a)(X)α,β−モノエチレン性不飽
和カルボン酸7〜12重量部および(Y)アルキル基の炭
素数1〜4のアクリル酸アルキルエステルおよび/また
はメタクリル酸アルキルエステル88〜93重量部を含む単
量体総量100重量部を乳化重合して得た数平均分子量2,0
00〜20,000、ガラス転移点−10℃〜40℃の共重合体粒子
の水性分散体と、 (b)紫外線吸収剤0.1〜5重量部と、 (c)酸化防止剤0.1〜5重量部と、 (d)前記水性分散体(a)の総量に対して0.1〜2重
量%のアクリル系増粘剤および/または天然ガム類と、 (e)前記水性分散体(a)の総量に対して0.01〜6重
量%のフッ素系界面活性剤および/またはアセチレン系
ノニオン界面活性剤と、 を含む塗膜保護用水性組成物。 - 【請求項2】請求項1記載の(a)〜(e)の成分の混
合物を高圧均質化処理する工程を含む塗膜保護用水性組
成物の製造方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1142059A JP2597713B2 (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | 塗膜保護用水性組成物およびその製造方法 |
DE69006640T DE69006640T2 (de) | 1989-06-06 | 1990-06-04 | Wässerige Zusammensetzungen als Schutz für Überzugsfilme und Herstellungsverfahren dafür. |
EP90306075A EP0402085B1 (en) | 1989-06-06 | 1990-06-04 | Water-based protective compositions for coating films and preparation processes thereof |
US07/533,398 US5098948A (en) | 1989-06-06 | 1990-06-05 | Water-based protective compositions for coating films and preparation processes thereof |
US07/794,972 US5194483A (en) | 1989-06-06 | 1991-11-20 | Water-based protective compositions for coating films and preparation processes thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1142059A JP2597713B2 (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | 塗膜保護用水性組成物およびその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH037749A JPH037749A (ja) | 1991-01-14 |
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Family
ID=15306464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1142059A Expired - Lifetime JP2597713B2 (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | 塗膜保護用水性組成物およびその製造方法 |
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Country | Link |
---|---|
US (1) | US5098948A (ja) |
EP (1) | EP0402085B1 (ja) |
JP (1) | JP2597713B2 (ja) |
DE (1) | DE69006640T2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4011772A1 (de) * | 1990-03-28 | 1991-10-02 | Henkel Kgaa | Waessrige polyacrylatdispersionen oder polyacrylatemulsionen, verfahren zu ihrer herstellung sowie verwendung zur temporaeren schutzbeschichtung von harten oberflaechen |
US5175205A (en) * | 1991-10-30 | 1992-12-29 | The B. F. Goodrich Company | Low viscosity carboxylated latex |
DE4236672C2 (de) * | 1992-10-30 | 1996-06-20 | Herberts Gmbh | Wäßrige Überzugsmittel für leicht entfernbare Schutzüberzüge und deren Verwendung |
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