JP2594684B2 - 可変等化器 - Google Patents
可変等化器Info
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- JP2594684B2 JP2594684B2 JP13623190A JP13623190A JP2594684B2 JP 2594684 B2 JP2594684 B2 JP 2594684B2 JP 13623190 A JP13623190 A JP 13623190A JP 13623190 A JP13623190 A JP 13623190A JP 2594684 B2 JP2594684 B2 JP 2594684B2
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- Japan
- Prior art keywords
- signal
- inverting input
- resistor
- input terminal
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- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は可変等化器に関し、特に可変等化器に用いら
れる増幅回路に関する。
れる増幅回路に関する。
一般に可変等化器の伝達関数Tは で表わすことができる。ただしkは実定数、αは周波数
の関数である。(1)式はさらに と変形できる。(2)式の伝達関数を有する可変等化器
としては従来第3図に示すものがある(たとえば、昭和
48年度電子通信学会全国大会、論文番号1784)。
の関数である。(1)式はさらに と変形できる。(2)式の伝達関数を有する可変等化器
としては従来第3図に示すものがある(たとえば、昭和
48年度電子通信学会全国大会、論文番号1784)。
第3図に示す可変等化器において、入力信号は入力端
子401より加えられ、分岐用ハイブリットトランス426に
より、主伝送路(分岐用ハイブリットトランス426より
減衰器423を経て結合用ハイブリットトランス427に至る
伝送路)と副伝送路(分岐用ハイブリットトランス426
より増幅器411,増幅器424を経て結合用ハイブリットト
ランス427に至る伝送路)に分岐され、結合用ハイブリ
ットトランス427により結合され出力端子417よりとり出
される。(2)式の第1項が主伝送路、第2項が副伝送
路にそれぞれ対応する。副伝送路中の増幅器411は分岐
用ハイブリットトランス426との整合をとる機能を有
し、その出力インピーダンスは定電圧源とみなせるほど
十分低いものであり、増幅器424は結合用ハイブリット
トランス427との整合および必要な増幅機能を有してい
る。また、周波数特性回路402,422,……,は可変等化器
の周波数特性に関係し、(2)式のαに対応するもの
で、そのアドミタンスをyで表わす。周波数特性回路は
たとえばLCR共振回路等で実現される。固定抵抗器401,4
21,……,と可変抵抗器403,420,……,および変成器425
からなる可変部は、可変等化器の可変量に関係し(2)
式のkに対応するもので、可変抵抗器403,420,……,を
可変することにより副伝送路の位相は主伝送路に対して
同相または反転し、信号レベルも変化する。従って主伝
送路と副伝送路の信号をハイブリットトランス427で結
合することにより、可変等化器の損失は定損失を基準と
して+側又は−側に変化する。広帯域の可変等化等器を
構成する場合は、複数の周波数に対して発生するバンプ
を等化するため第3図のように抵抗器404,421,……,可
変抵抗器403,及び周波数特性回路402,422,……,を多数
増幅器411とトランス425の間に並列に接続して対応す
る。
子401より加えられ、分岐用ハイブリットトランス426に
より、主伝送路(分岐用ハイブリットトランス426より
減衰器423を経て結合用ハイブリットトランス427に至る
伝送路)と副伝送路(分岐用ハイブリットトランス426
より増幅器411,増幅器424を経て結合用ハイブリットト
ランス427に至る伝送路)に分岐され、結合用ハイブリ
ットトランス427により結合され出力端子417よりとり出
される。(2)式の第1項が主伝送路、第2項が副伝送
路にそれぞれ対応する。副伝送路中の増幅器411は分岐
用ハイブリットトランス426との整合をとる機能を有
し、その出力インピーダンスは定電圧源とみなせるほど
十分低いものであり、増幅器424は結合用ハイブリット
トランス427との整合および必要な増幅機能を有してい
る。また、周波数特性回路402,422,……,は可変等化器
の周波数特性に関係し、(2)式のαに対応するもの
で、そのアドミタンスをyで表わす。周波数特性回路は
たとえばLCR共振回路等で実現される。固定抵抗器401,4
21,……,と可変抵抗器403,420,……,および変成器425
からなる可変部は、可変等化器の可変量に関係し(2)
式のkに対応するもので、可変抵抗器403,420,……,を
可変することにより副伝送路の位相は主伝送路に対して
同相または反転し、信号レベルも変化する。従って主伝
送路と副伝送路の信号をハイブリットトランス427で結
合することにより、可変等化器の損失は定損失を基準と
して+側又は−側に変化する。広帯域の可変等化等器を
構成する場合は、複数の周波数に対して発生するバンプ
を等化するため第3図のように抵抗器404,421,……,可
変抵抗器403,及び周波数特性回路402,422,……,を多数
増幅器411とトランス425の間に並列に接続して対応す
る。
前述した従来の可変等化器では、広帯域の可変等化器
を実現する場合、増幅器411の出力に、多数の周波数特
性回路402,422,……,および可変抵抗器403,420,……,
および抵抗器404,421,……,が接続されるので負荷が重
くなり、増幅器411の駆動能力を大きくする必要があっ
た。その結果増幅器411のひずみ雑音が大きくなり、可
変等化器の等化特性が悪化するという問題があった。
を実現する場合、増幅器411の出力に、多数の周波数特
性回路402,422,……,および可変抵抗器403,420,……,
および抵抗器404,421,……,が接続されるので負荷が重
くなり、増幅器411の駆動能力を大きくする必要があっ
た。その結果増幅器411のひずみ雑音が大きくなり、可
変等化器の等化特性が悪化するという問題があった。
本発明の目的は、広帯域で良好な等化特性を有する可
変等化器を提供することにある。そのため本発明の可変
等化器は、その副伝送路に設ける増幅回路として、その
入力インピーダンスが周波数特性回路および可変抵抗器
の数に依らず一定な増幅回路を用いることで、上記目的
を達成している。
変等化器を提供することにある。そのため本発明の可変
等化器は、その副伝送路に設ける増幅回路として、その
入力インピーダンスが周波数特性回路および可変抵抗器
の数に依らず一定な増幅回路を用いることで、上記目的
を達成している。
次に本発明について図面を参照して説明する。
第1図は、本発明による可変等化器の1例を示す回路
図である。第1の増幅器212から出力端子217が主伝送
路、第2の増幅器211から出力端子217までが副伝送路で
ある。ここで第1および第2の増幅器212および211は第
3図におけるハイブリッドトランス426の機能をも有し
ている。第1図で、増幅回路200における第2の増幅器2
11の入力端子の電圧をv1、第1の差動増幅器205の出力
端子の電圧をv2、第2の差動増幅器208の出力端子の電
圧をv3、第2の増幅器211の利得を1、第1の差動増幅
器205から出力端子217および第2の差動増幅器208から
出力端子217の利得を1、可変抵抗器203の抵抗値をr2、
抵抗器204,206,207の抵抗値をそれぞれr3,r4,r5、周波
数特性回路202のアドミタンスをyとする。ここで周波
数特性回路202、可変抵抗器203および抵抗器204は、等
化特性制御回路220として機能する第1の差動増幅器205
と第2の差動増幅器208の利得は無限大とみなせるほど
大きいので、接続点228と接続点229の電圧はv1と等しく
なる。接続点228から接続点230に流れる電流をi1、接続
点229から接続点230に流れる電流をi2とすると、 v1=r2・i1+y-1(i1+i2) ……(1) v1=r3・i2+y-1(i1+i2) ……(2) (1)式より (r2+y-1)i1+i2y-1=v1 (2)式より よって 一方、v2=r4・i1+v1から また、v3=r5・i2+v1から 第3の差動増幅器216で第1の差動増幅器205の出力電
圧v2と第2の差動増幅器208の出力電圧の差をとるの
で、副伝送路の電圧電圧関数TAは ここで、r3=r4=r5=2R,r2=2(R+2k)とすると Y-1=y-1+R, とすると よって第1図の伝達関係Tは Y=周波数の関数,k=実定数 となり(1)式と一致する。
図である。第1の増幅器212から出力端子217が主伝送
路、第2の増幅器211から出力端子217までが副伝送路で
ある。ここで第1および第2の増幅器212および211は第
3図におけるハイブリッドトランス426の機能をも有し
ている。第1図で、増幅回路200における第2の増幅器2
11の入力端子の電圧をv1、第1の差動増幅器205の出力
端子の電圧をv2、第2の差動増幅器208の出力端子の電
圧をv3、第2の増幅器211の利得を1、第1の差動増幅
器205から出力端子217および第2の差動増幅器208から
出力端子217の利得を1、可変抵抗器203の抵抗値をr2、
抵抗器204,206,207の抵抗値をそれぞれr3,r4,r5、周波
数特性回路202のアドミタンスをyとする。ここで周波
数特性回路202、可変抵抗器203および抵抗器204は、等
化特性制御回路220として機能する第1の差動増幅器205
と第2の差動増幅器208の利得は無限大とみなせるほど
大きいので、接続点228と接続点229の電圧はv1と等しく
なる。接続点228から接続点230に流れる電流をi1、接続
点229から接続点230に流れる電流をi2とすると、 v1=r2・i1+y-1(i1+i2) ……(1) v1=r3・i2+y-1(i1+i2) ……(2) (1)式より (r2+y-1)i1+i2y-1=v1 (2)式より よって 一方、v2=r4・i1+v1から また、v3=r5・i2+v1から 第3の差動増幅器216で第1の差動増幅器205の出力電
圧v2と第2の差動増幅器208の出力電圧の差をとるの
で、副伝送路の電圧電圧関数TAは ここで、r3=r4=r5=2R,r2=2(R+2k)とすると Y-1=y-1+R, とすると よって第1図の伝達関係Tは Y=周波数の関数,k=実定数 となり(1)式と一致する。
第2図は、本発明の第2実施例を示す回路図で、第1
図の可変等化器を広帯域化したものである。第2図にお
いて、副伝送路に設けられた増幅回路300は、その第1
および第2の差動増幅器305および308の反転入力端子間
に、可変抵抗器303(320)、固定抵抗器304(321)およ
び、一端を接地され、他端を可変抵抗器303(320)と固
定抵抗器304(321)の接続点に接続された周波数特性回
路302(322)から構成される等化特性制御回路330(34
0)を複数個接続されている。ここで、第1図の増幅回
路200における第1および第2の差動増幅器205および20
8と同様、第2図の第1および第2の差動増幅器305およ
び308の反転入力端子の入力電圧は非反転入力端子の入
力電圧と等しいため、入力増幅器311の負荷は等化特性
制御回路の数に依らず変化しない。
図の可変等化器を広帯域化したものである。第2図にお
いて、副伝送路に設けられた増幅回路300は、その第1
および第2の差動増幅器305および308の反転入力端子間
に、可変抵抗器303(320)、固定抵抗器304(321)およ
び、一端を接地され、他端を可変抵抗器303(320)と固
定抵抗器304(321)の接続点に接続された周波数特性回
路302(322)から構成される等化特性制御回路330(34
0)を複数個接続されている。ここで、第1図の増幅回
路200における第1および第2の差動増幅器205および20
8と同様、第2図の第1および第2の差動増幅器305およ
び308の反転入力端子の入力電圧は非反転入力端子の入
力電圧と等しいため、入力増幅器311の負荷は等化特性
制御回路の数に依らず変化しない。
以上説明したように本発明による可変等化器は、副伝
送路に設ける増幅回路を、その入力インピーダンスが周
波数特性回路および可変抵抗器の数に依らない構成とす
ることにより、広帯域の可変抵抗器においても入力アン
プの負荷を小さく保つことができ、広帯域で良好な特性
を有する可変等化器を実現できる効果がある。さらに本
発明の可変等化器は周波数特性回路以外は抵抗器と増幅
器で構成可能なため、集積回路化に適するという利点を
有する。
送路に設ける増幅回路を、その入力インピーダンスが周
波数特性回路および可変抵抗器の数に依らない構成とす
ることにより、広帯域の可変抵抗器においても入力アン
プの負荷を小さく保つことができ、広帯域で良好な特性
を有する可変等化器を実現できる効果がある。さらに本
発明の可変等化器は周波数特性回路以外は抵抗器と増幅
器で構成可能なため、集積回路化に適するという利点を
有する。
第1図は本発明の第1実施例を示す回路図、第2図は本
発明の第2実施例を示す回路図、第3図は従来例を示す
回路図をそれぞれ示す。 第1図から第3図において、201,301,401……入力端
子、217,317,417……出力端子、202,302,322,402,422…
…周波数特性回路、203,303,320,403,420……可変抵抗
器、204,206,207,213,214,215,218,219,304,306,307,31
3,314,315,318,319,321,404,421……抵抗器、205,208,3
05,308……差動増幅器、212,211,312,311,411,424……
増幅器、426,427……ハイブリットトランス、425……変
成器、423……減衰器、200,300……増幅回路、220,330,
340……等化特性制御回路。
発明の第2実施例を示す回路図、第3図は従来例を示す
回路図をそれぞれ示す。 第1図から第3図において、201,301,401……入力端
子、217,317,417……出力端子、202,302,322,402,422…
…周波数特性回路、203,303,320,403,420……可変抵抗
器、204,206,207,213,214,215,218,219,304,306,307,31
3,314,315,318,319,321,404,421……抵抗器、205,208,3
05,308……差動増幅器、212,211,312,311,411,424……
増幅器、426,427……ハイブリットトランス、425……変
成器、423……減衰器、200,300……増幅回路、220,330,
340……等化特性制御回路。
Claims (2)
- 【請求項1】入力信号を受けて、前記入力信号を主伝送
路および副伝送路に分岐し、それぞれ主分岐信号および
副分岐信号として出力する信号分岐手段と、 前記副伝送路に設けられ、前記副分岐信号に所望の位相
変化、振幅変化を与えて、第1および第2の制御信号と
して出力する増幅回路と、 前記主分岐信号と前記第1の制御信号を反転入力端子に
受け、第2の制御信号を非反転入力端子に受けて合成
し、その合成された信号を等化信号として出力する差動
増幅器とから構成される可変等化器において、 前記増幅回路が、 前記副分岐信号をそれぞれ非反転入力端子に受け、その
出力信号を前記制御信号として出力する第1および第2
の差動増幅器と、 前記第1の差動増幅器の出力端子を一端に、反転入力端
子を他端に接続された第1の抵抗と、 前記第2の差動増幅器の出力端子を一端に、反転入力端
子を他端に接続された第2の抵抗と、 可変抵抗器と固定抵抗器と、前記可変抵抗器と前記固体
抵抗器の接続点に一端を接続され、他端をアースに接続
されたLCR共振回路を含んで構成され、前記第1および
第2の差動増幅器の前記反転入力端子間に配置された等
化特性制御回路と を備えたことを特徴とする可変等化器。 - 【請求項2】前記等化特性制御回路は複数あって、前記
第1および第2の差動増幅器の前記反転入力端子間に並
列に配置されていることを特徴とする特許請求の範囲第
(1)項記載の可変等化器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13623190A JP2594684B2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 可変等化器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13623190A JP2594684B2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 可変等化器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0435110A JPH0435110A (ja) | 1992-02-05 |
JP2594684B2 true JP2594684B2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=15170354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13623190A Expired - Lifetime JP2594684B2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 可変等化器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2594684B2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-25 JP JP13623190A patent/JP2594684B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0435110A (ja) | 1992-02-05 |
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