JP2593463Y2 - パンチャー用ポンチ - Google Patents
パンチャー用ポンチInfo
- Publication number
- JP2593463Y2 JP2593463Y2 JP1992005587U JP558792U JP2593463Y2 JP 2593463 Y2 JP2593463 Y2 JP 2593463Y2 JP 1992005587 U JP1992005587 U JP 1992005587U JP 558792 U JP558792 U JP 558792U JP 2593463 Y2 JP2593463 Y2 JP 2593463Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- punch
- face
- puncher
- edge
- view
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims description 29
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 15
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 23
- 239000000463 material Substances 0.000 description 14
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 9
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 5
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 5
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 239000004575 stone Substances 0.000 description 1
- 230000001502 supplementing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Punching Or Piercing (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はパンチャー用ポンチに関
するものであり、より詳細には、パンチャーのピストン
ロッドの前端部分に取付けられるポンチの構造に関する
ものである。
するものであり、より詳細には、パンチャーのピストン
ロッドの前端部分に取付けられるポンチの構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】固定ダイスと、打抜き用ポンチとを備
え、ポンチの切刃によって鋼板等の被加工部材に穴明け
加工を施す携帯用パンチャーが知られている(特開昭5
8─224029号公報等)。このようなパンチャー
は、ポンチの作動装置として油圧シリンダを含む油圧作
動機構を備えており、ポンチは油圧シリンダのピストン
ロッドの前端部に取付けられる。ポンチの前端面は一般
に平坦に形成され、軸芯部にガイドピンが突設される。
ガイドピンは、板材とポンチとの位置合わせのためのも
のであり、打抜き作業の直前に目視によって板材のケガ
キ線と整合される。
え、ポンチの切刃によって鋼板等の被加工部材に穴明け
加工を施す携帯用パンチャーが知られている(特開昭5
8─224029号公報等)。このようなパンチャー
は、ポンチの作動装置として油圧シリンダを含む油圧作
動機構を備えており、ポンチは油圧シリンダのピストン
ロッドの前端部に取付けられる。ポンチの前端面は一般
に平坦に形成され、軸芯部にガイドピンが突設される。
ガイドピンは、板材とポンチとの位置合わせのためのも
のであり、打抜き作業の直前に目視によって板材のケガ
キ線と整合される。
【0003】本出願人は、かようなパンチャーのポンチ
において、ポンチの軸芯部に移動可能に配置されたガイ
ドピンを備えたものを提案している(特開平3─189
022号公報)。このガイドピンは、圧縮スプリングの
弾発力によってポンチの前端面から大きく突出し、板材
とポンチとの位置合わせを容易にするとともに、打抜き
時に板材に押されてポンチ内に引っ込み、ポンチによる
穴明け加工を可能にする。また、ガイドピンはポンチか
ら分離でき、ポンチの外周に形成された切刃の研磨作業
を容易にする。
において、ポンチの軸芯部に移動可能に配置されたガイ
ドピンを備えたものを提案している(特開平3─189
022号公報)。このガイドピンは、圧縮スプリングの
弾発力によってポンチの前端面から大きく突出し、板材
とポンチとの位置合わせを容易にするとともに、打抜き
時に板材に押されてポンチ内に引っ込み、ポンチによる
穴明け加工を可能にする。また、ガイドピンはポンチか
ら分離でき、ポンチの外周に形成された切刃の研磨作業
を容易にする。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このようなポンチに関
し、パンチャーの電力負荷の軽減や、切刃の鋭利さの確
保などの見地から、切刃の形状及びポンチ前端部の形状
の改良がなされてきた。図6乃至図8は、このようなポ
ンチ前端部の形状の例を示す断面図である。図6は、ポ
ンチ前端部の最も一般的な断面形状を示し、図7は、切
刃の鋭利さを重視した設計のポンチ前端部の断面形状を
示す。また、図8は、パンチャーの電力負荷の軽減を意
図して設計されたポンチ前端部の形状を示す。
し、パンチャーの電力負荷の軽減や、切刃の鋭利さの確
保などの見地から、切刃の形状及びポンチ前端部の形状
の改良がなされてきた。図6乃至図8は、このようなポ
ンチ前端部の形状の例を示す断面図である。図6は、ポ
ンチ前端部の最も一般的な断面形状を示し、図7は、切
刃の鋭利さを重視した設計のポンチ前端部の断面形状を
示す。また、図8は、パンチャーの電力負荷の軽減を意
図して設計されたポンチ前端部の形状を示す。
【0005】しかしながら、図6に示す如く前端面を全
体的に平坦な断面形状にした場合、打抜き加工時にポン
チ前端面が全体的に板材に押圧されるので、打抜き抵抗
が大きく、パンチャーの電力負荷が増大してしまう。ま
た、図7に示すように前端面中央部が陥没した断面形状
にポンチを設計した場合、切刃の鋭利さを確保できるも
のの、ガイドピンを設けることができず、ポンチと板材
とを位置合わせし難いという問題が生じる。
体的に平坦な断面形状にした場合、打抜き加工時にポン
チ前端面が全体的に板材に押圧されるので、打抜き抵抗
が大きく、パンチャーの電力負荷が増大してしまう。ま
た、図7に示すように前端面中央部が陥没した断面形状
にポンチを設計した場合、切刃の鋭利さを確保できるも
のの、ガイドピンを設けることができず、ポンチと板材
とを位置合わせし難いという問題が生じる。
【0006】このような問題を解決するために、図8に
示す如く前端面中央部が突出した断面形状を採用するこ
とができる。このポンチによれば、打抜き加工時の電力
負荷を若干軽減することができる。しかしながら、ポン
チ外周に位置する切刃の鋭利さが失われてしまうばかり
でなく、所謂2つの穴の重ね明け時に既存の穴の縁に突
出部の斜壁が衝合し、ポンチの先端部に斜め方向の荷重
が課せられる。このため、所謂こじり力がポンチに作用
するという問題が生じる。
示す如く前端面中央部が突出した断面形状を採用するこ
とができる。このポンチによれば、打抜き加工時の電力
負荷を若干軽減することができる。しかしながら、ポン
チ外周に位置する切刃の鋭利さが失われてしまうばかり
でなく、所謂2つの穴の重ね明け時に既存の穴の縁に突
出部の斜壁が衝合し、ポンチの先端部に斜め方向の荷重
が課せられる。このため、所謂こじり力がポンチに作用
するという問題が生じる。
【0007】また、かかるポンチでは、ポンチの前端面
にガイドピンが設けられるが、前端面中央部を突出させ
たことと相まって、ガイドピンの先端とダイスとの間の
距離がかなり短縮され、ポンチとダイスの間に挿入可能
な板材の厚さが大幅に制限されてしまう。本考案は、か
かる点に鑑みてなされたものであり、パンチャーの電力
負荷を軽減し、切刃の鋭利さを確保するとともに、穴の
重ね明け時に所謂こじり力が作用し難い形状を備えたパ
ンチャー用ポンチを提供することを第1の目的としてい
る。
にガイドピンが設けられるが、前端面中央部を突出させ
たことと相まって、ガイドピンの先端とダイスとの間の
距離がかなり短縮され、ポンチとダイスの間に挿入可能
な板材の厚さが大幅に制限されてしまう。本考案は、か
かる点に鑑みてなされたものであり、パンチャーの電力
負荷を軽減し、切刃の鋭利さを確保するとともに、穴の
重ね明け時に所謂こじり力が作用し難い形状を備えたパ
ンチャー用ポンチを提供することを第1の目的としてい
る。
【0008】また、本考案は、ガイドピンの突出による
ポンチ及びダイス間の距離の短縮を回避できるパンチャ
ー用ポンチを提供することを第2の目的としている。
ポンチ及びダイス間の距離の短縮を回避できるパンチャ
ー用ポンチを提供することを第2の目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】上記第1の目的
を達成するために、本考案は、前端面の外周縁に沿って
延びる切刃を有するパンチャー用ポンチであって、前記
前端面は、その中央に設けられて径方向いっぱいに延
び、かつ、水平の広がりを有する細長い第2端面(1
6)と、該第2端面を挟んで両側にそれぞれ設けられ、
該第2端面の側縁の近傍から前記前端面の外周縁まで水
平の広がりを有する一対の第1端面(15)とを有し、
前記第2端面と前記第1端面とが切り立った傾斜面(1
8)で連結されていることを特徴とするパンチャー用ポ
ンチを提供する。
を達成するために、本考案は、前端面の外周縁に沿って
延びる切刃を有するパンチャー用ポンチであって、前記
前端面は、その中央に設けられて径方向いっぱいに延
び、かつ、水平の広がりを有する細長い第2端面(1
6)と、該第2端面を挟んで両側にそれぞれ設けられ、
該第2端面の側縁の近傍から前記前端面の外周縁まで水
平の広がりを有する一対の第1端面(15)とを有し、
前記第2端面と前記第1端面とが切り立った傾斜面(1
8)で連結されていることを特徴とするパンチャー用ポ
ンチを提供する。
【0010】上記構造のパンチャー用ポンチにおいて
は、前端部が板材に対して段階的に押圧されるので、電
力負荷が分散され、最大電力負荷が低減される。例え
ば、本出願人の試験によれば、従来のものに比べて負荷
電流値が約20%削減された。また、ポンチの長手方向
軸線に対して垂直に延びる第1端面によって、ポンチの
前端面の外周縁に鋭利な切刃が形成され、重ね明け加工
時に穴の縁部に、この第1端面によって形成された切刃
又は傾斜面が当たるので、所謂こじり力がポンチに作用
し難い。
は、前端部が板材に対して段階的に押圧されるので、電
力負荷が分散され、最大電力負荷が低減される。例え
ば、本出願人の試験によれば、従来のものに比べて負荷
電流値が約20%削減された。また、ポンチの長手方向
軸線に対して垂直に延びる第1端面によって、ポンチの
前端面の外周縁に鋭利な切刃が形成され、重ね明け加工
時に穴の縁部に、この第1端面によって形成された切刃
又は傾斜面が当たるので、所謂こじり力がポンチに作用
し難い。
【0011】本考案は又、上記第2の目的を達成するた
めに、ポンチの前端面外周に形成され、ポンチの外周面
に対して所定の角度をなす切刃と、前記切刃からポンチ
の半径方向内方に延びる第1前端面と、該第1前端面よ
り前方に配置された第2前端面とを備え、該第2前端面
に、ポンチの軸芯から前記第2前端面の縁まで延びる溝
を形成したことを特徴とするパンチャー用ポンチを提供
する。
めに、ポンチの前端面外周に形成され、ポンチの外周面
に対して所定の角度をなす切刃と、前記切刃からポンチ
の半径方向内方に延びる第1前端面と、該第1前端面よ
り前方に配置された第2前端面とを備え、該第2前端面
に、ポンチの軸芯から前記第2前端面の縁まで延びる溝
を形成したことを特徴とするパンチャー用ポンチを提供
する。
【0012】この構造のパンチャー用ポンチでは、ポン
チの最前端面を形成する第2前端面に軸芯を指示する溝
を設け、この溝を第2前端面の縁から目視可能にしてい
る。従って、このポンチと板材とを位置合わせする際、
上記溝と板材のケガキ線とを整合させれば良い。かくし
て、上記構成のポンチによれば、ポンチ前端面から突出
する従来のガイドピンを備えずに、ポンチと板材との位
置合わせを行うことができる。
チの最前端面を形成する第2前端面に軸芯を指示する溝
を設け、この溝を第2前端面の縁から目視可能にしてい
る。従って、このポンチと板材とを位置合わせする際、
上記溝と板材のケガキ線とを整合させれば良い。かくし
て、上記構成のポンチによれば、ポンチ前端面から突出
する従来のガイドピンを備えずに、ポンチと板材との位
置合わせを行うことができる。
【0013】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本考案に係るパ
ンチャー用ポンチの好ましい実施例について、詳細に説
明する。図1は、本考案の実施例に係るポンチを備えた
油圧作動パンチャーの縦断面図である。
ンチャー用ポンチの好ましい実施例について、詳細に説
明する。図1は、本考案の実施例に係るポンチを備えた
油圧作動パンチャーの縦断面図である。
【0014】図1に示すように、パンチャー1は、携帯
用ハンドル2と、携帯用ハンドル2に支持された電動モ
ータ3と、電動モータ3に連結されたポンプ部4と、ポ
ンプ部4とともに油圧作動機構を構成する油圧シリンダ
部5と、油圧シリンダ部5から前方に延びる顎型ヘッド
又はジョー6とから略構成されている。携帯用ハンドル
2は、電動モータ3の作動をマニュアル制御するための
トリガスイッチ21と、作業者が手指で保持する握り部
22とを備えている。
用ハンドル2と、携帯用ハンドル2に支持された電動モ
ータ3と、電動モータ3に連結されたポンプ部4と、ポ
ンプ部4とともに油圧作動機構を構成する油圧シリンダ
部5と、油圧シリンダ部5から前方に延びる顎型ヘッド
又はジョー6とから略構成されている。携帯用ハンドル
2は、電動モータ3の作動をマニュアル制御するための
トリガスイッチ21と、作業者が手指で保持する握り部
22とを備えている。
【0015】電動モータ3は、ポンプ部4内に延入する
出力軸30を備え、出力軸30は、その前端部分にカム
軸31を有する。カム軸31の中心軸線は、出力軸30
の回転軸線に対して僅かに偏心している。カム軸31の
外周には、カム軸31と同心状に、ニードルベアリング
32が配設される。ポンプ部4のハウジング40が、電
動モータ3に連結されており、ポンプハウジング40内
に、作動油を収容する油槽42が形成される。油槽42
の上方には、ハウジング40を貫通する補給口48が形
成され、補給口48には、プラグ49が螺着される。ポ
ンプ部4の各ポンプユニット4aを構成するポンプピス
トン41が、ニードルベアリング32の外周面に摺接す
る。ポンプピストン41は、スプリング44によって常
時、図において上方に、即ち、ニードルベアリング32
に向かって付勢されている。油槽42と連通する油路4
3がポンプピストン41の下端部に隣接して配置され、
また、開閉弁45が、ポンプ部4と油圧シリンダ装置5
との間の油路47に配設される。開閉弁45は、スプリ
ング46によってポンプピストン41に向かって付勢さ
れており、常時は油路47を閉じている。
出力軸30を備え、出力軸30は、その前端部分にカム
軸31を有する。カム軸31の中心軸線は、出力軸30
の回転軸線に対して僅かに偏心している。カム軸31の
外周には、カム軸31と同心状に、ニードルベアリング
32が配設される。ポンプ部4のハウジング40が、電
動モータ3に連結されており、ポンプハウジング40内
に、作動油を収容する油槽42が形成される。油槽42
の上方には、ハウジング40を貫通する補給口48が形
成され、補給口48には、プラグ49が螺着される。ポ
ンプ部4の各ポンプユニット4aを構成するポンプピス
トン41が、ニードルベアリング32の外周面に摺接す
る。ポンプピストン41は、スプリング44によって常
時、図において上方に、即ち、ニードルベアリング32
に向かって付勢されている。油槽42と連通する油路4
3がポンプピストン41の下端部に隣接して配置され、
また、開閉弁45が、ポンプ部4と油圧シリンダ装置5
との間の油路47に配設される。開閉弁45は、スプリ
ング46によってポンプピストン41に向かって付勢さ
れており、常時は油路47を閉じている。
【0016】油圧シリンダ装置5は、シリンダケース5
0と、シリンダケース内に往復動可能に配置されたピス
トン51と、ピストン51の両側に夫々画成された油圧
室52、53とを備えている。油圧室52は、油路47
と連通するとともに、リリース弁装置55の開放時に、
リリース油路54と連通できる。リリース弁装置55
は、ピストン51が所定の距離だけ前進したときに開放
され、油圧室52とリリース油路54とを連通させる。
これによって、油圧室52内の作動油はリリース油路5
4を介して油槽42に還流する。
0と、シリンダケース内に往復動可能に配置されたピス
トン51と、ピストン51の両側に夫々画成された油圧
室52、53とを備えている。油圧室52は、油路47
と連通するとともに、リリース弁装置55の開放時に、
リリース油路54と連通できる。リリース弁装置55
は、ピストン51が所定の距離だけ前進したときに開放
され、油圧室52とリリース油路54とを連通させる。
これによって、油圧室52内の作動油はリリース油路5
4を介して油槽42に還流する。
【0017】また、油圧室52及び油圧室53の容積変
化率の相違により生じる余剰作動油又は不足作動油を吸
収し又は補うために補助ハンドル2a内に蓄油装置が設
けられており、この蓄油装置は、油路56を介して油圧
室53と連通する蓄油室55aと、可撓性膜55cによ
り蓄油室55aから隔絶された空気室55bとを備えて
いる。空気室55bは大気に開放されている。
化率の相違により生じる余剰作動油又は不足作動油を吸
収し又は補うために補助ハンドル2a内に蓄油装置が設
けられており、この蓄油装置は、油路56を介して油圧
室53と連通する蓄油室55aと、可撓性膜55cによ
り蓄油室55aから隔絶された空気室55bとを備えて
いる。空気室55bは大気に開放されている。
【0018】油圧室53内には、ピストン51を後方に
付勢するリターンスプリング57と、ピストン51から
前方に延びるピストンロッド58が配置される。リター
ンスプリング57は、常時は、ピストン51を最も後退
した位置に保持している。また、ピストンロッド58
は、油圧室53を貫通するとともに、油圧室53の前端
を画成しているジョー6のシリンダ連結部60を貫通し
ており、ポンチ10が固定ボルト19によってピストン
ロッド58の前端部に固定される。
付勢するリターンスプリング57と、ピストン51から
前方に延びるピストンロッド58が配置される。リター
ンスプリング57は、常時は、ピストン51を最も後退
した位置に保持している。また、ピストンロッド58
は、油圧室53を貫通するとともに、油圧室53の前端
を画成しているジョー6のシリンダ連結部60を貫通し
ており、ポンチ10が固定ボルト19によってピストン
ロッド58の前端部に固定される。
【0019】ジョー6は、シリンダ連結部60から下方
に延び、略フック状に前方に延在している。板材Wの下
面を支持するための支持ガイド8がジョー6の中間部分
に配置され、また、固定ダイス7がジョー6の前端部分
に固定されている。固定ダイス7は、ポンチ10と対向
するように位置決めされており、ポンチ10が前進され
たときに、ポンチ10と協働して、ポンチ10及び固定
ダイス7の間に挿入された板材W(仮想線で示す)に穴
明け加工を施す。
に延び、略フック状に前方に延在している。板材Wの下
面を支持するための支持ガイド8がジョー6の中間部分
に配置され、また、固定ダイス7がジョー6の前端部分
に固定されている。固定ダイス7は、ポンチ10と対向
するように位置決めされており、ポンチ10が前進され
たときに、ポンチ10と協働して、ポンチ10及び固定
ダイス7の間に挿入された板材W(仮想線で示す)に穴
明け加工を施す。
【0020】次に、上記パンチャー1の作動について説
明する。携帯用ハンドル2のトリガスイッチ21を手指
で引くことにより、パンチャー1は始動する。電動モー
タ3は作動され、出力軸30及びカム軸31は回転され
る。カム軸31の外周に位置するニードルベアリング3
2は転動し、ニードルベアリング32の外周に摺接する
ポンプピストン41を往復動させる。かくして、ポンプ
部4は所定の圧力の作動油を油圧シリンダ装置5の油圧
室52に給送する。
明する。携帯用ハンドル2のトリガスイッチ21を手指
で引くことにより、パンチャー1は始動する。電動モー
タ3は作動され、出力軸30及びカム軸31は回転され
る。カム軸31の外周に位置するニードルベアリング3
2は転動し、ニードルベアリング32の外周に摺接する
ポンプピストン41を往復動させる。かくして、ポンプ
部4は所定の圧力の作動油を油圧シリンダ装置5の油圧
室52に給送する。
【0021】油圧室52の昇圧に伴い、ピストン51
は、リターンスプリング57の弾発力に抗しつつ、前方
(図1において左方)に移動される。これにより、ピス
トンロッド58及びポンチ10は前進され、ポンチ10
は、固定ダイス7と協働して板材Wに穴明け加工を施
す。ピストン51が所定の距離、前進されると、リリー
ス弁装置55が開放され、油圧室52はリリース油路5
4と連通する。油圧室52内の作動油はリリース油路5
4を経て油槽42に還流し、ピストン51はリターンス
プリング57によって図1に示す初期位置に後退され、
これによってリリース弁装置55は閉じる。
は、リターンスプリング57の弾発力に抗しつつ、前方
(図1において左方)に移動される。これにより、ピス
トンロッド58及びポンチ10は前進され、ポンチ10
は、固定ダイス7と協働して板材Wに穴明け加工を施
す。ピストン51が所定の距離、前進されると、リリー
ス弁装置55が開放され、油圧室52はリリース油路5
4と連通する。油圧室52内の作動油はリリース油路5
4を経て油槽42に還流し、ピストン51はリターンス
プリング57によって図1に示す初期位置に後退され、
これによってリリース弁装置55は閉じる。
【0022】なお、かかるパンチャーの基本構造及び作
動態様については、上記特開平3─189022号公報
に詳細に開示されているので、該公報を引用することに
より更なる詳細な説明を省略する。図2A乃至Cは夫
々、本考案の第1実施例に係るポンチ10の形状を示す
平面図、側面図及び正面図である。
動態様については、上記特開平3─189022号公報
に詳細に開示されているので、該公報を引用することに
より更なる詳細な説明を省略する。図2A乃至Cは夫
々、本考案の第1実施例に係るポンチ10の形状を示す
平面図、側面図及び正面図である。
【0023】ポンチ10は、ピストンロッド53の前端
部分に挿入される円筒状の基部11と、ほぼ長円形断面
を有する先端部12とを備えている。基部11には、固
定ボルト19の先端部に係合可能な2つの円錐状凹部1
3が形成されている。凹部13は、ポンチ10の軸芯に
対して90度の角度間隔を隔てており、ポンチ10の周
方向に互いに整列している。また、先端部12は、基部
11よりも小さい高さ及び幅を有し、図2Aに示すごと
く、外周面に対して鈍角をなす周縁により形成された切
刃14と、切刃14から半径方向内方に延び、ポンチ1
0の軸線に対して傾斜した前端面15と、ポンチ10の
軸線と直交する最前端面16とを備えている。
部分に挿入される円筒状の基部11と、ほぼ長円形断面
を有する先端部12とを備えている。基部11には、固
定ボルト19の先端部に係合可能な2つの円錐状凹部1
3が形成されている。凹部13は、ポンチ10の軸芯に
対して90度の角度間隔を隔てており、ポンチ10の周
方向に互いに整列している。また、先端部12は、基部
11よりも小さい高さ及び幅を有し、図2Aに示すごと
く、外周面に対して鈍角をなす周縁により形成された切
刃14と、切刃14から半径方向内方に延び、ポンチ1
0の軸線に対して傾斜した前端面15と、ポンチ10の
軸線と直交する最前端面16とを備えている。
【0024】図2Cに示すように、切刃14は長円形の
正面形状を有し、上下方向に延びている。また、比較的
細幅の最前端面16は切刃14の上端から下端まで延び
ている。最前端面16の軸芯部には、最前端面16の全
幅に亘って延びるV形溝17が形成されており、溝17
は、図2Bに示す如く、ポンチ10の側方から目視でき
る。
正面形状を有し、上下方向に延びている。また、比較的
細幅の最前端面16は切刃14の上端から下端まで延び
ている。最前端面16の軸芯部には、最前端面16の全
幅に亘って延びるV形溝17が形成されており、溝17
は、図2Bに示す如く、ポンチ10の側方から目視でき
る。
【0025】かかるポンチ10によれば、板材Wに印さ
れたケガキ線K(図1)と溝17とを整合させることに
より、ポンチ10と板材Wとの位置合わせを行うことが
できる。従って、ポンチ10は、最前端面16から突出
するガイドピンを必要としない。また、ポンチ10は、
一方の凹部13が固定ボルト19の先端部に係合するこ
とにより、ピストンロッド58の前端部に固定される。
凹部13と固定ボルト19との係合によって、ポンチ1
0の回転が禁止されるばかりでなく、ピストンロッド5
8からのポンチ10の脱落が阻止される。かかる構造
は、ポンチとピストンロッドとの従来の一般的連結構
造、即ち、ピストンロッドの軸芯部に形成されたポンチ
挿入孔にポンチの基部を挿入し、基部の全周に亘って延
びる周溝に固定ビス又は固定ボルトの先端部を係合させ
るとともに、ポンチの円環状の鍔に形成された弦方向の
平坦面とピストンロッドの先端部に突設されたキー部分
とを係合させる所謂「いんろう」型連結構造と全く相違
する。かかる従来構造では、ポンチの回転は、キー部分
と平坦面との所謂「いんろう」係合によって禁止され、
他方、ポンチの脱落は、固定ビスと周溝との係合によっ
て阻止される。これに対し、凹部13を備えた上記ポン
チ10は、凹部13と固定ボルト19との係合によっ
て、ポンチ10の回転及び脱落の双方を禁止又は阻止さ
れる。従って、上記構造のポンチ10によれば、ピスト
ンロッドのキー部及び鍔の平坦面を切削加工することな
く、ピストンロッド及びポンチを製造でき、従って、ピ
ストンロッド及びポンチの製造工程を大幅に簡素化でき
る。しかも、角度間隔を隔てた複数の凹部13の一方
を、選択的に固定ボルト19と係合させることにより、
ポンチ10の角度位置を変更することができるので、ポ
ンチの基部に周溝を切削加工する工程を省略できる。ま
た、上記ポンチ10の構造から明らかな通り、凹部13
による連結構造によれば、鍔を備えていない構造のポン
チに関し、ポンチの廻り止め構造を達成できる。図3A
乃至Cは夫々、第1実施例に係るポンチの変形形状を示
す平面図、側面図及び正面図である。図3に示すポンチ
10は、先端部12が円形断面を有しており、切刃14
の正面形伏が円形に形成されている点を除き、図2に示
すポンチと実質的に同じ構造のものである。
れたケガキ線K(図1)と溝17とを整合させることに
より、ポンチ10と板材Wとの位置合わせを行うことが
できる。従って、ポンチ10は、最前端面16から突出
するガイドピンを必要としない。また、ポンチ10は、
一方の凹部13が固定ボルト19の先端部に係合するこ
とにより、ピストンロッド58の前端部に固定される。
凹部13と固定ボルト19との係合によって、ポンチ1
0の回転が禁止されるばかりでなく、ピストンロッド5
8からのポンチ10の脱落が阻止される。かかる構造
は、ポンチとピストンロッドとの従来の一般的連結構
造、即ち、ピストンロッドの軸芯部に形成されたポンチ
挿入孔にポンチの基部を挿入し、基部の全周に亘って延
びる周溝に固定ビス又は固定ボルトの先端部を係合させ
るとともに、ポンチの円環状の鍔に形成された弦方向の
平坦面とピストンロッドの先端部に突設されたキー部分
とを係合させる所謂「いんろう」型連結構造と全く相違
する。かかる従来構造では、ポンチの回転は、キー部分
と平坦面との所謂「いんろう」係合によって禁止され、
他方、ポンチの脱落は、固定ビスと周溝との係合によっ
て阻止される。これに対し、凹部13を備えた上記ポン
チ10は、凹部13と固定ボルト19との係合によっ
て、ポンチ10の回転及び脱落の双方を禁止又は阻止さ
れる。従って、上記構造のポンチ10によれば、ピスト
ンロッドのキー部及び鍔の平坦面を切削加工することな
く、ピストンロッド及びポンチを製造でき、従って、ピ
ストンロッド及びポンチの製造工程を大幅に簡素化でき
る。しかも、角度間隔を隔てた複数の凹部13の一方
を、選択的に固定ボルト19と係合させることにより、
ポンチ10の角度位置を変更することができるので、ポ
ンチの基部に周溝を切削加工する工程を省略できる。ま
た、上記ポンチ10の構造から明らかな通り、凹部13
による連結構造によれば、鍔を備えていない構造のポン
チに関し、ポンチの廻り止め構造を達成できる。図3A
乃至Cは夫々、第1実施例に係るポンチの変形形状を示
す平面図、側面図及び正面図である。図3に示すポンチ
10は、先端部12が円形断面を有しており、切刃14
の正面形伏が円形に形成されている点を除き、図2に示
すポンチと実質的に同じ構造のものである。
【0026】図4A乃至Cは夫々、本考案の第2実施例
に係るポンチ10の形状を示す平面図、側面図及び正面
図である。図4において、図2に示す部位と実質的に同
じ部位については、同一の参照符号が付されている。本
例のポンチ10では、先端部12は、外周面に対して直
角をなす周縁により形成された切刃14を備えている。
前端面15が切刃14から半径方向に延びており、前端
面15はポンチ10の軸線と直交する平面を形成してい
る。前端面15の中央領域には、前方に突出する突出部
が設けられ、この突出部は、前端面15と鈍角をなす傾
斜面18と、傾斜面18と鈍角をなす最前端面16とを
備えている。最前端面16は先端部12の全幅に亘って
延びている。V形溝17が最前端面16の軸芯部に形成
されている。このポンチ10によれば、前記実施例と同
様に、V形溝17によってポンチ10と板材Wとの位置
合わせを行うことができる。
に係るポンチ10の形状を示す平面図、側面図及び正面
図である。図4において、図2に示す部位と実質的に同
じ部位については、同一の参照符号が付されている。本
例のポンチ10では、先端部12は、外周面に対して直
角をなす周縁により形成された切刃14を備えている。
前端面15が切刃14から半径方向に延びており、前端
面15はポンチ10の軸線と直交する平面を形成してい
る。前端面15の中央領域には、前方に突出する突出部
が設けられ、この突出部は、前端面15と鈍角をなす傾
斜面18と、傾斜面18と鈍角をなす最前端面16とを
備えている。最前端面16は先端部12の全幅に亘って
延びている。V形溝17が最前端面16の軸芯部に形成
されている。このポンチ10によれば、前記実施例と同
様に、V形溝17によってポンチ10と板材Wとの位置
合わせを行うことができる。
【0027】ポンチ10の前端部は、先端部12の外周
面に対して直角をなす切刃14を有しており、切刃14
は、その鋭利さと、破損に対する耐久性を備えている。
また、ポンチ10の前端部に段が付けられており、ポン
チ10は、板材Wに対して段階的に押圧される。このた
め、電力負荷が分散され、最大電力負荷が低減される。
面に対して直角をなす切刃14を有しており、切刃14
は、その鋭利さと、破損に対する耐久性を備えている。
また、ポンチ10の前端部に段が付けられており、ポン
チ10は、板材Wに対して段階的に押圧される。このた
め、電力負荷が分散され、最大電力負荷が低減される。
【0028】本出願人は、かかるポンチ10を鋼材SS
400にて製作し、このポンチを上記パンチャー1に取
付けて打抜き加工時の実際の電流値を測定した。また、
比較例として、図8に示す従来形状のポンチを上記パン
チャー1に取付けて打抜き加工時の実際の電流値を測定
した。なお、各ポンチの直径は11mmであり、また、
打抜き試験に用いた板材Wの板厚は6mmである。従来
形状のポンチを装着したパンチャー1では、電流値は最
大11Aであり、これに対し、上記第2実施例のポンチ
10を装着したパンチャー1では、電流値は最大9Aで
あった。かかる試験結果は、本実施例のポンチ10が負
荷電流値を削減する上で極めて効果的であることを示し
ている。
400にて製作し、このポンチを上記パンチャー1に取
付けて打抜き加工時の実際の電流値を測定した。また、
比較例として、図8に示す従来形状のポンチを上記パン
チャー1に取付けて打抜き加工時の実際の電流値を測定
した。なお、各ポンチの直径は11mmであり、また、
打抜き試験に用いた板材Wの板厚は6mmである。従来
形状のポンチを装着したパンチャー1では、電流値は最
大11Aであり、これに対し、上記第2実施例のポンチ
10を装着したパンチャー1では、電流値は最大9Aで
あった。かかる試験結果は、本実施例のポンチ10が負
荷電流値を削減する上で極めて効果的であることを示し
ている。
【0029】また、穴明け加工において、複数の穴を同
じ領域に若干ずらして形成する場合がある。かかる重ね
明けを行う場合、先に明けた穴の芯と若干ずれた位置を
中心に新たな穴を明ける。この際、既存の穴の縁にポン
チの前端面が部分的に衝合するので、ポンチに所謂こじ
り力が生じ得る。例えば、図8に示すポンチでは、前端
部の傾斜面が既存の穴の縁当たり、比較的大きなこじり
力がポンチに作用する。しかしながら、本例のポンチ1
0では、傾斜面18が比較的鋭角に既存の穴の縁に当た
り、或いは、切刃14がこの縁に当たるので、こじり力
がポンチ10に作用し難い。即ち、上記ポンチ10は、
穴の重ね明け時にこじり力が作用し難い形状を備えてい
る。
じ領域に若干ずらして形成する場合がある。かかる重ね
明けを行う場合、先に明けた穴の芯と若干ずれた位置を
中心に新たな穴を明ける。この際、既存の穴の縁にポン
チの前端面が部分的に衝合するので、ポンチに所謂こじ
り力が生じ得る。例えば、図8に示すポンチでは、前端
部の傾斜面が既存の穴の縁当たり、比較的大きなこじり
力がポンチに作用する。しかしながら、本例のポンチ1
0では、傾斜面18が比較的鋭角に既存の穴の縁に当た
り、或いは、切刃14がこの縁に当たるので、こじり力
がポンチ10に作用し難い。即ち、上記ポンチ10は、
穴の重ね明け時にこじり力が作用し難い形状を備えてい
る。
【0030】図5A乃至Cは夫々、第2実施例に係るポ
ンチの変形形状を示す平面図、側面図及び正面図であ
る。図5に示すポンチ10は、先端部12が円形断面を
有しており、切刃14の正面形状が円形に形成されてい
る点を除き、図4に示すポンチと実質的に同じ構造のも
のである。以上、本考案の好ましい実施例について詳細
に説明したが、本考案は上記実施例に限定されることな
く実用新案登録請求の範囲に記載された考案の範囲内で
種々の変形又は変更が可能であり、それらも本考案の範
囲内に含まれるものであることはいうまでもない。
ンチの変形形状を示す平面図、側面図及び正面図であ
る。図5に示すポンチ10は、先端部12が円形断面を
有しており、切刃14の正面形状が円形に形成されてい
る点を除き、図4に示すポンチと実質的に同じ構造のも
のである。以上、本考案の好ましい実施例について詳細
に説明したが、本考案は上記実施例に限定されることな
く実用新案登録請求の範囲に記載された考案の範囲内で
種々の変形又は変更が可能であり、それらも本考案の範
囲内に含まれるものであることはいうまでもない。
【0031】例えば、上記第2実施例における傾斜壁1
8を、前端面15から直角に延びる直立壁に形成しても
良い。また、上記第2実施例において先端部12の外周
面と前端面15とのなす角度を鋭角に設定しても良い。
8を、前端面15から直角に延びる直立壁に形成しても
良い。また、上記第2実施例において先端部12の外周
面と前端面15とのなす角度を鋭角に設定しても良い。
【0032】
【考案の効果】請求項1に記載の本考案の構成によれ
ば、パンチャーの電力負荷を軽減し、切刃の鋭利さを確
保するとともに、穴の重ね明け時に所謂こじり力が作用
し難い形状を備えたパンチャー用ポンチを提供すること
が可能となる。請求項2に記載の本考案の構成によれ
ば、ガイドピンの突出によるポンチ及びダイス間の距離
の短縮を回避できるパンチャー用ポンチを提供すること
が可能となる。
ば、パンチャーの電力負荷を軽減し、切刃の鋭利さを確
保するとともに、穴の重ね明け時に所謂こじり力が作用
し難い形状を備えたパンチャー用ポンチを提供すること
が可能となる。請求項2に記載の本考案の構成によれ
ば、ガイドピンの突出によるポンチ及びダイス間の距離
の短縮を回避できるパンチャー用ポンチを提供すること
が可能となる。
【図1】本考案の実施例に係るポンチを備えた油圧作動
パンチャーの縦断面図である。
パンチャーの縦断面図である。
【図2】本考案の第1実施例に係るポンチの形状を示す
平面図、側面図及び正面図である。
平面図、側面図及び正面図である。
【図3】第1実施例に係るポンチの変形形状を示す平面
図、側面図及び正面図である。
図、側面図及び正面図である。
【図4】本考案の第2実施例に係るポンチの形状を示す
平面図、側面図及び正面図である。
平面図、側面図及び正面図である。
【図5】第2実施例に係るポンチの変形形状を示す平面
図、側面図及び正面図である。
図、側面図及び正面図である。
【図6】従来のポンチの最も一般的な断面形状を例示す
る縦断面図である。
る縦断面図である。
【図7】従来形式のポンチの断面形状を例示する縦断面
図である。
図である。
【図8】他の従来形式のポンチの断面形状を例示する縦
断面図である。
断面図である。
10 ポンチ 11 基部 12 先端部 13 凹部 14 切刃 15 前端面(第1前端面) 16 最前端面(第2前端面) 17 V形溝 18 傾斜面
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21D 28/34
Claims (4)
- 【請求項1】 前端面の外周縁に沿って延びる切刃を有
するパンチャー用ポンチであって、 前記前端面は、その中央に設けられて径方向いっぱいに
延び、かつ、水平の広がりを有する細長い第2端面(1
6)と、該第2端面を挟んで両側にそれぞれ設けられ、
該第2端面の側縁の近傍から前記前端面の外周縁まで水
平の広がりを有する一対の第1端面(15)とを有し、
前記第2端面と前記第1端面とが切り立った傾斜面(1
8)で連結されていること、を特徴とするパンチャー用
ポンチ。 - 【請求項2】 前記第2端面には、中央を横切る溝(1
7)が形成されていること、を特徴とする請求項1に記
載のパンチャー用ポンチ。 - 【請求項3】 ポンチ(10)の前端面外周に形成さ
れ、ポンチの外周面に対して所定の角度をなす切刃(1
4)と、前記切刃からポンチの半径方向内方に延びる第
1前端面(15)と、該第1前端面より前方に配置され
た第2前端面(16)とを備え、該第2前端面に、ポン
チの軸芯から前記第2前端面の縁まで延びる溝(17)
を形成したことを特徴とするパンチャー用ポンチ。 - 【請求項4】 前記傾斜面(18)は平面である、こと
を特徴とする請求項1又は2に記載のパンチャー用ポン
チ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992005587U JP2593463Y2 (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | パンチャー用ポンチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992005587U JP2593463Y2 (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | パンチャー用ポンチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0565424U JPH0565424U (ja) | 1993-08-31 |
JP2593463Y2 true JP2593463Y2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=11615379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992005587U Expired - Lifetime JP2593463Y2 (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | パンチャー用ポンチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2593463Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0515379Y2 (ja) * | 1988-05-31 | 1993-04-22 |
-
1992
- 1992-02-13 JP JP1992005587U patent/JP2593463Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0565424U (ja) | 1993-08-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3419535B2 (ja) | 釘打機 | |
EP1695668B1 (en) | Surgical stapler producing a sound or a sensation of impact after bending of the staple is complete | |
US4821937A (en) | Guide for fastener driving tool | |
US4110886A (en) | Tool for removing injectors from diesel engines | |
JP2593463Y2 (ja) | パンチャー用ポンチ | |
US4533116A (en) | Claw hammer for driving and extracting nails | |
JP3010437U (ja) | 携帯式パンチャー | |
US2657382A (en) | Nail driving device | |
JPH0715124U (ja) | パンチャー用ポンチ | |
JPH0810437Y2 (ja) | パンチャー用ポンチ | |
JP2805282B2 (ja) | 剪断機 | |
JPS5940569B2 (ja) | コアドリルの穿孔位置決め装置 | |
JPH03189022A (ja) | パンチャー用ポンチ | |
JP3137228B2 (ja) | 釘打機におけるコンタクトアーム機構 | |
EP0205682B1 (en) | Claw hammer for driving and extracting nails | |
JP2734331B2 (ja) | 打込機の空打ち防止装置 | |
CN215745450U (zh) | 一种喷漆罐残压释放工具 | |
JPH07108481B2 (ja) | 剪断機 | |
JPH0230096Y2 (ja) | ||
JPH0630337Y2 (ja) | カシメパイプ切断工具 | |
KR930011061B1 (ko) | 강제 복귀 기구를 부착한 수동유압식 공구 | |
JPS5828079B2 (ja) | 打撃工具における安全装置 | |
JP2933646B2 (ja) | 切断機の可動刃本体保持構造 | |
JPH0314242Y2 (ja) | ||
JPS5834156Y2 (ja) | 楔形ジヤツキ |