JP2593349B2 - クレーン装置およびその使用方法 - Google Patents
クレーン装置およびその使用方法Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66C—CRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
- B66C23/00—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
- B66C23/18—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes specially adapted for use in particular purposes
- B66C23/26—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes specially adapted for use in particular purposes for use on building sites; constructed, e.g. with separable parts, to facilitate rapid assembly or dismantling, for operation at successively higher levels, for transport by road or rail
- B66C23/28—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes specially adapted for use in particular purposes for use on building sites; constructed, e.g. with separable parts, to facilitate rapid assembly or dismantling, for operation at successively higher levels, for transport by road or rail constructed to operate at successively higher levels
- B66C23/32—Self-hoisting cranes
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66C—CRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
- B66C23/00—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
- B66C23/18—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes specially adapted for use in particular purposes
- B66C23/20—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes specially adapted for use in particular purposes with supporting couples provided by walls of buildings or like structures
- B66C23/202—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes specially adapted for use in particular purposes with supporting couples provided by walls of buildings or like structures with supporting couples provided from below, e.g. by floors of buildings
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66C—CRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
- B66C23/00—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
- B66C23/54—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes with pneumatic or hydraulic motors, e.g. for actuating jib-cranes on tractors
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
- Jib Cranes (AREA)
- Manipulator (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、たとえば鉄骨骨組みを構築する際に使用さ
れて好適なクレーン装置およびその使用方法に係わり、
特に、垂直方向に折り曲げ自在な多関節アームを持った
クレーン装置およびその使用方法に関するものである。
れて好適なクレーン装置およびその使用方法に係わり、
特に、垂直方向に折り曲げ自在な多関節アームを持った
クレーン装置およびその使用方法に関するものである。
「従来の技術」 一般に、鉄骨鉄筋コンクリート構造物を建造する際に
施工される鉄骨骨組みの構築作業には、鉄骨等の揚重作
業用として建設用のクレーンが用いられているが、前記
構造物が中層あるいは高層の場合には、旋回部が建築物
の高さに応じて高くできるいわゆるクライミング機構を
備えたタワークレーン等が適用されている。
施工される鉄骨骨組みの構築作業には、鉄骨等の揚重作
業用として建設用のクレーンが用いられているが、前記
構造物が中層あるいは高層の場合には、旋回部が建築物
の高さに応じて高くできるいわゆるクライミング機構を
備えたタワークレーン等が適用されている。
ところが、このようなタワークレーンを用いた構築作
業においては、鉄骨骨組みを構築する際に、鉄骨をタワ
ークレーンにより吊り込みセットするために、鉄骨が振
れて位置合わせに時間がかかると共にオペレータの技量
も必要であり、また各種資材のリフトへの積み降ろし作
業やリフトからの運搬作業が必要となるなど多大なコス
トと工期が掛かってしまうといった解決すべき課題が残
されていた。
業においては、鉄骨骨組みを構築する際に、鉄骨をタワ
ークレーンにより吊り込みセットするために、鉄骨が振
れて位置合わせに時間がかかると共にオペレータの技量
も必要であり、また各種資材のリフトへの積み降ろし作
業やリフトからの運搬作業が必要となるなど多大なコス
トと工期が掛かってしまうといった解決すべき課題が残
されていた。
そこで、最近では吊持対象物(たとえば鉄骨)に対し
単に揚重に止どまることなく姿勢制御を行いながら組み
付けにも寄与できる多機能クレーンへの要望が高まって
おり、このようなレーン装置として従来より種々の技術
が提案されている。その一つに第16図に示すような構造
の多機能クレーンがある。ここに示すクレーン装置は、
地盤G上に立設されるマスト1と、このマスト1の上端
に平行方向に旋回自在に取り付けられたターンテーブル
2と、このターンテーブル2に垂直方向に回動自在に設
けられたアーム3と、このアーム3の先端に一体に取り
付けられて鉄骨F等を保持する把持機構4とを主体とし
て構成されている。
単に揚重に止どまることなく姿勢制御を行いながら組み
付けにも寄与できる多機能クレーンへの要望が高まって
おり、このようなレーン装置として従来より種々の技術
が提案されている。その一つに第16図に示すような構造
の多機能クレーンがある。ここに示すクレーン装置は、
地盤G上に立設されるマスト1と、このマスト1の上端
に平行方向に旋回自在に取り付けられたターンテーブル
2と、このターンテーブル2に垂直方向に回動自在に設
けられたアーム3と、このアーム3の先端に一体に取り
付けられて鉄骨F等を保持する把持機構4とを主体とし
て構成されている。
そして、前記アーム3は、長手方向に沿って互いに垂
直方向に回動自在に連結された4つの腕部3a,3b,3c,3d
を主体として構成されたもので、これら各腕部3a,3b,3
c,3dは、これらの連結部に配設された油圧シリンダ5に
よって回動する構成となっている。
直方向に回動自在に連結された4つの腕部3a,3b,3c,3d
を主体として構成されたもので、これら各腕部3a,3b,3
c,3dは、これらの連結部に配設された油圧シリンダ5に
よって回動する構成となっている。
「発明が解決しようとする課題」 前述した構成の多機能クレーン装置によれば鉄骨Fの
揚重に止どまることなく、それら対象物に対して姿勢制
御を行いながらそれらの組み付けにも寄与することがで
きる。ところが、このような構成のクレーン装置によっ
ても、たとえば次のような点で解決すべき課題が残され
ている。
揚重に止どまることなく、それら対象物に対して姿勢制
御を行いながらそれらの組み付けにも寄与することがで
きる。ところが、このような構成のクレーン装置によっ
ても、たとえば次のような点で解決すべき課題が残され
ている。
第1に、鉄骨建方の工事にあっては、鉄骨の組立状況
に応じて順次クレーンをクライミングさせたり、必要な
資材等を組立現場まで運搬したりしなければならない
が、従来の多機能クレーン装置は、アーム先端に一体に
取り付けた把持機構4によって鉄骨Fを把持する構造
上、アーム3の動作範囲が得られ、工事の進捗状況に応
じた使い勝手が悪く、また、必要な資材等は、昇降足
場、小型リフト等を使用して運搬するのが一般的なた
め、多大なコストと工期が掛かってしまうといった問題
点である。
に応じて順次クレーンをクライミングさせたり、必要な
資材等を組立現場まで運搬したりしなければならない
が、従来の多機能クレーン装置は、アーム先端に一体に
取り付けた把持機構4によって鉄骨Fを把持する構造
上、アーム3の動作範囲が得られ、工事の進捗状況に応
じた使い勝手が悪く、また、必要な資材等は、昇降足
場、小型リフト等を使用して運搬するのが一般的なた
め、多大なコストと工期が掛かってしまうといった問題
点である。
また、このようなクレーン装置では、このクレーン装
置とは別のクレーン装置を用いて、その移設作業および
組立作業を行わなければならず、特に、移設・組立用の
クレーン装置として、従来のタワークレーンなどを適用
した場合、専用のクライミング機構を必要とするなど、
そのコストが高くなる等の解決すべき課題が残されてい
た。
置とは別のクレーン装置を用いて、その移設作業および
組立作業を行わなければならず、特に、移設・組立用の
クレーン装置として、従来のタワークレーンなどを適用
した場合、専用のクライミング機構を必要とするなど、
そのコストが高くなる等の解決すべき課題が残されてい
た。
本発明は前記の事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、クレーン装置の移設作業を容易に実
施し得て、工事の進捗状況に応じた使い勝手を良好にす
ることができ、しかも各種資材の運搬作業の作業性を向
上し得て、構築のためのコストと工期の掛からないクレ
ーン装置およびその使用方法を提供することにある。
的とするところは、クレーン装置の移設作業を容易に実
施し得て、工事の進捗状況に応じた使い勝手を良好にす
ることができ、しかも各種資材の運搬作業の作業性を向
上し得て、構築のためのコストと工期の掛からないクレ
ーン装置およびその使用方法を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 このような目的を達成するために本発明にかかるクレ
ーン装置は、基台部と、この基台部上面に旋回自在に設
けられた本体部と、この本体部に設けられかつ駆動機構
によって上下に複数段にわたり折り畳み自在に屈曲する
アームと、このアームの先端にその先端から延びる巻上
ワイヤを介して着脱自在に接続された把持機構と、前記
アームの先端に設けられかつ前記アーム先端まで移動し
た把持機構を互いに直交する2方向に回動自在に保持す
る保持機構と、前記把持機構に代えてアームの先端に取
り付けられかつアーム先端を構築物に固定させるための
固定手段とを具備し、かつ、前記アーム先端に、本体部
およびアーム等を操作して基台部を移設させるための操
作手段を設けたことを特徴とするものである。
ーン装置は、基台部と、この基台部上面に旋回自在に設
けられた本体部と、この本体部に設けられかつ駆動機構
によって上下に複数段にわたり折り畳み自在に屈曲する
アームと、このアームの先端にその先端から延びる巻上
ワイヤを介して着脱自在に接続された把持機構と、前記
アームの先端に設けられかつ前記アーム先端まで移動し
た把持機構を互いに直交する2方向に回動自在に保持す
る保持機構と、前記把持機構に代えてアームの先端に取
り付けられかつアーム先端を構築物に固定させるための
固定手段とを具備し、かつ、前記アーム先端に、本体部
およびアーム等を操作して基台部を移設させるための操
作手段を設けたことを特徴とするものである。
また同様の目的を達成するため、基台部上面に上下方
向に継ぎ足し可能なポスト部を立設するとともに、この
ポスト部に本体部を昇降自在に配設し、かつ、前記本体
部を、アーム先端を固定手段を介してポスト部上端もし
くは構築物に固定し、アーム自身を折り曲げ操作するこ
とによってポスト部を昇降する構成とすることもでき
る。
向に継ぎ足し可能なポスト部を立設するとともに、この
ポスト部に本体部を昇降自在に配設し、かつ、前記本体
部を、アーム先端を固定手段を介してポスト部上端もし
くは構築物に固定し、アーム自身を折り曲げ操作するこ
とによってポスト部を昇降する構成とすることもでき
る。
なお、前記クレーン装置を移設するに際しては、アー
ム先端に把持機構に代えて固定手段を取り付けておき、
当該固定手段によってアーム先端を構築物に固定した
後、基台部を地盤に対し解放した状態として、アームの
折り曲げ・旋回操作によって基台部の位置を移動させる
ようにしても良い。
ム先端に把持機構に代えて固定手段を取り付けておき、
当該固定手段によってアーム先端を構築物に固定した
後、基台部を地盤に対し解放した状態として、アームの
折り曲げ・旋回操作によって基台部の位置を移動させる
ようにしても良い。
また、基台部上面にポスト部を立設し、このポスト部
に本体を昇降自在に配設したクレーン装置では、基台部
上面のポスト部を継ぎ足して、アーム先端に固定手段を
取り付けるとともに、当該固定手段によってアーム先端
をポスト部上端もしくは構築物に固定し、この固定した
位置にアームの圧力を取ってアームを折り曲げ操作する
ことにより本体部をポスト部に沿って引き上げあるいは
引き降ろし、この本体部を所定の高さでポスト部に固定
した後、アーム先端の固定を解除することにより、本体
部を自力でクライミングさせることが可能になる。
に本体を昇降自在に配設したクレーン装置では、基台部
上面のポスト部を継ぎ足して、アーム先端に固定手段を
取り付けるとともに、当該固定手段によってアーム先端
をポスト部上端もしくは構築物に固定し、この固定した
位置にアームの圧力を取ってアームを折り曲げ操作する
ことにより本体部をポスト部に沿って引き上げあるいは
引き降ろし、この本体部を所定の高さでポスト部に固定
した後、アーム先端の固定を解除することにより、本体
部を自力でクライミングさせることが可能になる。
「作用」 本発明は、長手方向に複数段に降り畳み自在な多関節
型アームを採用し、この多関節型アームの先端に巻上ワ
イヤを介して把持機構を接続し、この把持機構をアーム
先端の保持機構に一体的に保持させる構成としているた
めに、鉄骨の揚重は、把持機構による鉄骨の把持操作と
巻上ワイヤの巻回操作とによって実施することができ、
また、鉄骨の姿勢制御は、把持機構をアーム先端まで吊
り上げて保持機構に一体的に組み込んだ後に、保持機構
並びにアームを操作することによって実施することが可
能になる。
型アームを採用し、この多関節型アームの先端に巻上ワ
イヤを介して把持機構を接続し、この把持機構をアーム
先端の保持機構に一体的に保持させる構成としているた
めに、鉄骨の揚重は、把持機構による鉄骨の把持操作と
巻上ワイヤの巻回操作とによって実施することができ、
また、鉄骨の姿勢制御は、把持機構をアーム先端まで吊
り上げて保持機構に一体的に組み込んだ後に、保持機構
並びにアームを操作することによって実施することが可
能になる。
また、前記把持機構に代えてアーム先端に固定手段を
取り付け、この固定手段で構築物にアーム先端固定し、
基台部を地盤に対し解放した状態とすると、アームに折
り曲げ、および旋回動作によって基台部の移動を可能に
することができる。
取り付け、この固定手段で構築物にアーム先端固定し、
基台部を地盤に対し解放した状態とすると、アームに折
り曲げ、および旋回動作によって基台部の移動を可能に
することができる。
またこのクレーン装置は、ポスト部を支柱として、自
力でポストを継ぎ足しながら上昇していき、必要な作業
半径と揚程を確保することができ、作業完了後は再び自
力でポストを分解しながら下降することができる。
力でポストを継ぎ足しながら上昇していき、必要な作業
半径と揚程を確保することができ、作業完了後は再び自
力でポストを分解しながら下降することができる。
「実施例」 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明にかかるクレーン装置の概略を示す側
断面図あり、図において符号10は基台部、符号11はこの
基台部10の上面に立設され上下方向に継ぎ足し可能なポ
スト部、符号12はこのポスト部11に昇降自在に設けられ
た本体部、符号13はこの本体部12に設けられた多関節型
アームを有する吊上げ手段であり、これら符号10ないし
13によってこの構築用クレーン装置の主要部分が構成さ
れている。
断面図あり、図において符号10は基台部、符号11はこの
基台部10の上面に立設され上下方向に継ぎ足し可能なポ
スト部、符号12はこのポスト部11に昇降自在に設けられ
た本体部、符号13はこの本体部12に設けられた多関節型
アームを有する吊上げ手段であり、これら符号10ないし
13によってこの構築用クレーン装置の主要部分が構成さ
れている。
前記基台部10は、ポスト部11を支持する矩形の支持部
10aと、この支持部10aの左右側面に支持アーム10bを介
して配設された前後1組のアウトリガ10cとを具備して
なる構成とされており、また前記アウトリガ10cは、図
示例では、上下に伸縮自在な油圧シリンダ10dと、この
油圧シリンダ10dに取り付けられて地盤G上に接地され
る構造の脚盤10eとを主体として構成されている。
10aと、この支持部10aの左右側面に支持アーム10bを介
して配設された前後1組のアウトリガ10cとを具備して
なる構成とされており、また前記アウトリガ10cは、図
示例では、上下に伸縮自在な油圧シリンダ10dと、この
油圧シリンダ10dに取り付けられて地盤G上に接地され
る構造の脚盤10eとを主体として構成されている。
一方、この基台部10の上面に立設されたポスト部11は
円筒断面の筒体(ポスト)11aを上方向に接続したり、
あるいはこれらを取り外したりすることによって自由に
その高さ調整が行えるように構成されたもので、図示例
では、基台部10の支持部10aに基端が一体に固定された
高さ寸法の短い筒体11aが示されている。
円筒断面の筒体(ポスト)11aを上方向に接続したり、
あるいはこれらを取り外したりすることによって自由に
その高さ調整が行えるように構成されたもので、図示例
では、基台部10の支持部10aに基端が一体に固定された
高さ寸法の短い筒体11aが示されている。
なお、ポスト部11を構成する筒体11aどうしの接続
は、ボルト・ナットによる継手を介して行えば良く、ま
た、この筒体11aの外周面には、本体部12の固定ピンが
挿入される挿入孔11bが形成されている。
は、ボルト・ナットによる継手を介して行えば良く、ま
た、この筒体11aの外周面には、本体部12の固定ピンが
挿入される挿入孔11bが形成されている。
前記本体部12は、実施例では、ポスト部11の外周に挿
入される支持テーブル12aと、この支持テーブルの上面
に旋回自在に設けられかつ内部にパワーユニットを有す
る旋回体12bとを主体として構成されたもので、この本
体部12の昇降は、後述の多関節型のアーム21をポスト部
上端もしくは構築部に固定し、この固定した位置にアー
ム21の反力を取ってアーム21を折り曲げ操作することに
より本体部12をポスト部11に沿って引き上げあるいは引
き降ろし、油圧作動の固定ピンでポスト部11に固定する
ことにより行う構造となっている。なお、前記固定ピン
は、支持テーブル12aに備えられていて、筒体11aの挿入
孔11bに挿入されるようになっており、また、前記旋回
体12bの回動調整はその下側に配された旋回用モータ12c
によって行なわれるようになっている。
入される支持テーブル12aと、この支持テーブルの上面
に旋回自在に設けられかつ内部にパワーユニットを有す
る旋回体12bとを主体として構成されたもので、この本
体部12の昇降は、後述の多関節型のアーム21をポスト部
上端もしくは構築部に固定し、この固定した位置にアー
ム21の反力を取ってアーム21を折り曲げ操作することに
より本体部12をポスト部11に沿って引き上げあるいは引
き降ろし、油圧作動の固定ピンでポスト部11に固定する
ことにより行う構造となっている。なお、前記固定ピン
は、支持テーブル12aに備えられていて、筒体11aの挿入
孔11bに挿入されるようになっており、また、前記旋回
体12bの回動調整はその下側に配された旋回用モータ12c
によって行なわれるようになっている。
前記吊上げ手段13は、上下に複数段にわたり折り畳み
自在に屈曲する多関節型のアーム21と、このアーム21の
先端にその先端から延びる巻上ワイヤ22を介して着脱自
在に接続された把持機構23と、前記アーム21の先端に設
けられて前記アーム21先端まで移動した把持機構23を互
いに直交する2方向に回動自在に保持する保持機構24と
を主体として構成されており、また、この吊上げ手段13
には、前記把持機構23に代えてアーム21の先端に取り付
けられかつアーム先端を構築物に固定させるための固定
手段Kが備えられている。
自在に屈曲する多関節型のアーム21と、このアーム21の
先端にその先端から延びる巻上ワイヤ22を介して着脱自
在に接続された把持機構23と、前記アーム21の先端に設
けられて前記アーム21先端まで移動した把持機構23を互
いに直交する2方向に回動自在に保持する保持機構24と
を主体として構成されており、また、この吊上げ手段13
には、前記把持機構23に代えてアーム21の先端に取り付
けられかつアーム先端を構築物に固定させるための固定
手段Kが備えられている。
また、前記アーム21は、長手方向に沿って互いに垂直
方向に回動自在に連結された複数(図示例では5本)の
腕部21a,21b,21c,21d,21eを主体として構成されたもの
で、これら各腕部21a,21b,21c,21d,21eは、これらの連
結部に配設された油圧シリンダ25からなる駆動機構によ
って屈伸、格納がなされ、実施例では、これらが5段に
折り畳めるようになっている。
方向に回動自在に連結された複数(図示例では5本)の
腕部21a,21b,21c,21d,21eを主体として構成されたもの
で、これら各腕部21a,21b,21c,21d,21eは、これらの連
結部に配設された油圧シリンダ25からなる駆動機構によ
って屈伸、格納がなされ、実施例では、これらが5段に
折り畳めるようになっている。
なお、前記アーム21の基端側に位置する腕部21aは、
前記旋回体12bの上面に設けられたブラケット部12dに回
動軸12eを介して回動自在に連結されており、また、前
記各腕部21a,21b,21c,21d,21eは、互いにヒンジピン21f
を介して回動自在に連結されてなる構造となっている。
前記旋回体12bの上面に設けられたブラケット部12dに回
動軸12eを介して回動自在に連結されており、また、前
記各腕部21a,21b,21c,21d,21eは、互いにヒンジピン21f
を介して回動自在に連結されてなる構造となっている。
一方、前記各腕部21a,21b,21c,21d,21eの連結部に
は、ヒンジ構成部材21g,21h,21i,21jが回動自在に組み
込まれている。これらヒンジ構成部材21g,21h,21i,21j
は、三角形状の板材を主体として構成されたもので、実
施例では、このヒンジ構成部材21g,21h,21i,21jの頂点
の一つは回動軸21kを介して直接腕部21a,21b,21c,21dに
連結されるとともに、他の頂点は連結ロッド211を介し
て隣接する腕部21b,21c,21d,21eに連結され、かつ、こ
れらヒンジ構成部材21g,21h,21i,21jの別の頂点には、
油圧シリンダ25のロッド25a先端が連結ピン25bを介して
回動自在に連結されている。
は、ヒンジ構成部材21g,21h,21i,21jが回動自在に組み
込まれている。これらヒンジ構成部材21g,21h,21i,21j
は、三角形状の板材を主体として構成されたもので、実
施例では、このヒンジ構成部材21g,21h,21i,21jの頂点
の一つは回動軸21kを介して直接腕部21a,21b,21c,21dに
連結されるとともに、他の頂点は連結ロッド211を介し
て隣接する腕部21b,21c,21d,21eに連結され、かつ、こ
れらヒンジ構成部材21g,21h,21i,21jの別の頂点には、
油圧シリンダ25のロッド25a先端が連結ピン25bを介して
回動自在に連結されている。
なお、前記油圧シリンダ25の基端は旋回体12b、並び
に腕部21a,21b,21c,21dに設けられたブラケット21mに回
動ピン25cを介して回動自在に連結されている。
に腕部21a,21b,21c,21dに設けられたブラケット21mに回
動ピン25cを介して回動自在に連結されている。
一方、前記アーム21内には巻上ワイヤ22が挿通されて
おり、当該巻上ワイヤ22の基端側は前記旋回体12b上に
配設されたウインチ26に巻回されている。また、前記巻
上ワイヤ22は各腕部21a,21b,21c,21d,21eの連結部近傍
に配設された一対のプーリー27,27によってその途中が
支持されており、腕部21a,21b,21c,21d,21eを折り畳ん
だ時に巻上ワイヤ22が腕部21a,21b,21c,21d,21eによっ
て干渉されないように配慮されている。なお、前記アー
ム21の先端側に位置する腕部21eには、旋回体12bのパワ
ーユニットを操作するための操作手段Sが設けられ、ア
ーム21の先端側において吊上げ手段13を操作できるよう
になっている。
おり、当該巻上ワイヤ22の基端側は前記旋回体12b上に
配設されたウインチ26に巻回されている。また、前記巻
上ワイヤ22は各腕部21a,21b,21c,21d,21eの連結部近傍
に配設された一対のプーリー27,27によってその途中が
支持されており、腕部21a,21b,21c,21d,21eを折り畳ん
だ時に巻上ワイヤ22が腕部21a,21b,21c,21d,21eによっ
て干渉されないように配慮されている。なお、前記アー
ム21の先端側に位置する腕部21eには、旋回体12bのパワ
ーユニットを操作するための操作手段Sが設けられ、ア
ーム21の先端側において吊上げ手段13を操作できるよう
になっている。
次ぎに、把持機構23について説明すると、これは、鉄
骨等の把持を行うもので、基本的には、第1図および第
2図などに示すように、巻上ワイヤ22の先端を取り付け
るための吊持部23aと、保持機構24にスプライン嵌合す
るコネクタ部23bと、このコネクタ部23bと一体に設けら
れて鉄骨等の吊持対象を把持する把持部23cとを主体と
して構成され、その用途によって、把持部23cの構成の
異なるものと交換できるように構成されている。
骨等の把持を行うもので、基本的には、第1図および第
2図などに示すように、巻上ワイヤ22の先端を取り付け
るための吊持部23aと、保持機構24にスプライン嵌合す
るコネクタ部23bと、このコネクタ部23bと一体に設けら
れて鉄骨等の吊持対象を把持する把持部23cとを主体と
して構成され、その用途によって、把持部23cの構成の
異なるものと交換できるように構成されている。
そして、第1図に示す図示例では、その把持部23cは
はさみ型のフィンガによって構成されており、またこの
フィンガはこの把持機構23に備えられたゼネレータある
いはバッテリ等の独立した駆動源並びにそれにより駆動
されるアクチュエータの操作によって、鉄骨等の把持並
びに解除を行うことができるようになっている。
はさみ型のフィンガによって構成されており、またこの
フィンガはこの把持機構23に備えられたゼネレータある
いはバッテリ等の独立した駆動源並びにそれにより駆動
されるアクチュエータの操作によって、鉄骨等の把持並
びに解除を行うことができるようになっている。
なお、前記把持機構23のコネクタ部23bの上部外周に
は、第2図にその具体的な詳細を示すように、スプライ
ン溝23dが設けられれとともに、コネクタ部23bの下部外
周には、環状溝23eが設けられており、これにより把持
機構23は保持機構24に回転不能に嵌合される構成となっ
ている。
は、第2図にその具体的な詳細を示すように、スプライ
ン溝23dが設けられれとともに、コネクタ部23bの下部外
周には、環状溝23eが設けられており、これにより把持
機構23は保持機構24に回転不能に嵌合される構成となっ
ている。
次ぎに、この把持構成23を保持する保持機構24につい
て説明すると、この保持機構24は、アーム21の先端腕部
21eに一体に設けられた支持筒部24aと、この支持筒体24
aに揺動自在に設けられたグリップフレーム24bとを主体
として構成されている。
て説明すると、この保持機構24は、アーム21の先端腕部
21eに一体に設けられた支持筒部24aと、この支持筒体24
aに揺動自在に設けられたグリップフレーム24bとを主体
として構成されている。
そして、前記支持筒部24aの内側には凹曲面形状の摺
動面24cが形成され、この摺動面24cにグリップフレーム
24bの基端側ボール部24dが転動自在に嵌合されている。
また、グリップフレーム24bのアーム側端部には、互い
に平行にかつ周方向90゜毎に配設されたロッド30がボー
ル嵌合されている。
動面24cが形成され、この摺動面24cにグリップフレーム
24bの基端側ボール部24dが転動自在に嵌合されている。
また、グリップフレーム24bのアーム側端部には、互い
に平行にかつ周方向90゜毎に配設されたロッド30がボー
ル嵌合されている。
これらロッド30は、4本あるロッドのうち互いに対向
する2本のロッドが固定され、この状態で残る2本のロ
ッドのうち一方が進出操作されるとともに残る他方のロ
ッドが退出操作され、これによりグリップフレーム24b
を第2図矢印AあるいはB方向に回動調整するものであ
る。
する2本のロッドが固定され、この状態で残る2本のロ
ッドのうち一方が進出操作されるとともに残る他方のロ
ッドが退出操作され、これによりグリップフレーム24b
を第2図矢印AあるいはB方向に回動調整するものであ
る。
前記グリップフレーム24bの外周には、、複動シリン
ダ31が複数個周方向に適宜間隔をあけて設けられてお
り、これら複動シリンダ31のロッド31aの下端はスライ
ドシェル32に取り付けられている。
ダ31が複数個周方向に適宜間隔をあけて設けられてお
り、これら複動シリンダ31のロッド31aの下端はスライ
ドシェル32に取り付けられている。
このスライドシェル32はグリップフレーム24bの下部
外周に摺動自在に嵌合されるもので、下降限位置にある
とき、内方に突出する環状突出部32aによって、その一
部がグリップフレーム24bの孔24eから内方に突出する保
持用ボール33を外側から押圧し、同ボール33の外方への
移動を説明する一方、上昇限位置にあるとき、下端内側
拡経部32bが保持用ボール33に対向して、同ボール33の
内方および外方への移動をある程度まで許容するもので
ある。
外周に摺動自在に嵌合されるもので、下降限位置にある
とき、内方に突出する環状突出部32aによって、その一
部がグリップフレーム24bの孔24eから内方に突出する保
持用ボール33を外側から押圧し、同ボール33の外方への
移動を説明する一方、上昇限位置にあるとき、下端内側
拡経部32bが保持用ボール33に対向して、同ボール33の
内方および外方への移動をある程度まで許容するもので
ある。
なお、第2図において、符号35はスライドシェル32を
グリップフレーム24bに対して下方へ付勢するスプリン
グ、符号36はスプリング35の下降限位置を定めるストッ
パ、符号37はリミットスイッチをそれぞれ示している。
また、前記ボール33はその径が孔24eより大に設定され
ており、これにより孔24eを通過しないようになってい
る。
グリップフレーム24bに対して下方へ付勢するスプリン
グ、符号36はスプリング35の下降限位置を定めるストッ
パ、符号37はリミットスイッチをそれぞれ示している。
また、前記ボール33はその径が孔24eより大に設定され
ており、これにより孔24eを通過しないようになってい
る。
第3図は、吊上げ手段13に具備される固定手段Kを示
すもので、この固定手段Kは、実施例では、鉄骨4aのフ
ランジ部にボルト止めされるように、ボルト孔を有する
板状の固定板39を主体として構成されており、また、こ
の固定板39には、保持機構24との取り合いをなすため、
巻上ワイヤ22の先端を取り付けるための吊持部23aと、
保持機構24にスプライン嵌合するコネクタ部23bとが設
けられている。なお、前記固定板39の取り付けは、固定
板39のボルト孔にボルト40を通し、このボルト40をナッ
ト41によって締め付けることにより、鉄骨4aに強固に固
定するものである。
すもので、この固定手段Kは、実施例では、鉄骨4aのフ
ランジ部にボルト止めされるように、ボルト孔を有する
板状の固定板39を主体として構成されており、また、こ
の固定板39には、保持機構24との取り合いをなすため、
巻上ワイヤ22の先端を取り付けるための吊持部23aと、
保持機構24にスプライン嵌合するコネクタ部23bとが設
けられている。なお、前記固定板39の取り付けは、固定
板39のボルト孔にボルト40を通し、このボルト40をナッ
ト41によって締め付けることにより、鉄骨4aに強固に固
定するものである。
なお、この固定手段Kの構成は、第3図に示すような
図示例のものに限定されるものはなく、アーム21の先端
を、鉄骨4a等に強固に固定できる構成のものであれば他
の構成としても良い。
図示例のものに限定されるものはなく、アーム21の先端
を、鉄骨4a等に強固に固定できる構成のものであれば他
の構成としても良い。
次に、前記構成のクレーン装置の作用を鉄骨骨組みを
構築する場合を例にとって説明する。
構築する場合を例にとって説明する。
この鉄骨骨組みを構築するには、クレーン装置の本体
部12に具備された吊上げ手段13によって鉄骨を揚重し、
この揚重された状態の鉄骨に対して姿勢制御を行いなが
ら当該鉄骨を組み付ける鉄骨組付工程と、既に組み付け
た鉄骨骨組みの上階に位置する鉄骨を、把持機構23によ
り把持した後、巻上ワイヤ22の巻き取り操作並びにアー
ム21の回動操作により本体部12を基台部10毎上昇させ
て、この基台部10を構築された鉄骨骨組みの上階にセッ
トするクレーン装置の盛替え工程からなる。
部12に具備された吊上げ手段13によって鉄骨を揚重し、
この揚重された状態の鉄骨に対して姿勢制御を行いなが
ら当該鉄骨を組み付ける鉄骨組付工程と、既に組み付け
た鉄骨骨組みの上階に位置する鉄骨を、把持機構23によ
り把持した後、巻上ワイヤ22の巻き取り操作並びにアー
ム21の回動操作により本体部12を基台部10毎上昇させ
て、この基台部10を構築された鉄骨骨組みの上階にセッ
トするクレーン装置の盛替え工程からなる。
第4図は前記鉄骨組付工程を示すもので、鉄骨骨組み
の2階まで既に構築されている。すなわち、地盤G上に
柱2,2が建方され、これら柱2,2間に鉄骨が架け渡されて
梁4が形成されている。一方、クレーン装置はそのアウ
トリガ10cによって水平に姿勢制御され、基台部10上に
セットされたアーム21の旋回・回動操作、並びに保持機
構24による把持機構23の2方向の回動操作により、把持
機構23によって把持された鉄骨4aの姿勢制御が行なわれ
ている。
の2階まで既に構築されている。すなわち、地盤G上に
柱2,2が建方され、これら柱2,2間に鉄骨が架け渡されて
梁4が形成されている。一方、クレーン装置はそのアウ
トリガ10cによって水平に姿勢制御され、基台部10上に
セットされたアーム21の旋回・回動操作、並びに保持機
構24による把持機構23の2方向の回動操作により、把持
機構23によって把持された鉄骨4aの姿勢制御が行なわれ
ている。
なお、クレーン装置をセットするには、基台部10を地
盤G上に載置し、そのアウトリガ10cによって基台部10
を水平に姿勢制御するとともに、基台部10のポスト部11
に本体部12を取り付ける。
盤G上に載置し、そのアウトリガ10cによって基台部10
を水平に姿勢制御するとともに、基台部10のポスト部11
に本体部12を取り付ける。
また、トラックT等によって構築現場まで運搬された
鉄骨4aの揚重にあたっては、まず、アーム21の水平方向
の旋回操作、同アームの垂直方向の回動操作並びにウイ
ンチ26による巻上ワイヤ22の巻回操作により、把持機構
23を鉄骨の真上に配置し、同把持機構23によって鉄骨を
把持させる。
鉄骨4aの揚重にあたっては、まず、アーム21の水平方向
の旋回操作、同アームの垂直方向の回動操作並びにウイ
ンチ26による巻上ワイヤ22の巻回操作により、把持機構
23を鉄骨の真上に配置し、同把持機構23によって鉄骨を
把持させる。
次ぎに、ウインチ26によって巻上ワイヤ22の基端側を
巻き取り、把持機構23並びにそれによって把持された鉄
骨4aを吊り上げ、保持機構24によって把持機構23を回転
不能に一体的に保持させるものである。
巻き取り、把持機構23並びにそれによって把持された鉄
骨4aを吊り上げ、保持機構24によって把持機構23を回転
不能に一体的に保持させるものである。
なお、これについて詳しく説明すれば、巻上ワイヤ22
の基端側の巻き取りに伴い把持機構23が上昇し、そのコ
ネクタ部23bがグリップフレーム24bにスプライン嵌合す
る。その時複動シリンダ31は予め収縮させられ、スライ
ドシェル32は上昇限位置に位置しており、保持用ボール
33は同スライドシェル32の径方向へ移動がある程度許容
されている。したがって、コネクタ部23bが上昇するに
伴い、保持用ボール33が一旦外方へ逃げて、同コネクタ
部23bの上昇を許容する。
の基端側の巻き取りに伴い把持機構23が上昇し、そのコ
ネクタ部23bがグリップフレーム24bにスプライン嵌合す
る。その時複動シリンダ31は予め収縮させられ、スライ
ドシェル32は上昇限位置に位置しており、保持用ボール
33は同スライドシェル32の径方向へ移動がある程度許容
されている。したがって、コネクタ部23bが上昇するに
伴い、保持用ボール33が一旦外方へ逃げて、同コネクタ
部23bの上昇を許容する。
そして、コネクタ部23bがグリップフレーム24bに対し
て上昇限位置まで移動すると、リミットスイッチ37が動
き、ウインチ26によるワイヤ22の巻き取りを停止させる
一方、複動シリンダ31を伸長させてスライドシェル32を
下降させ、環状突出部32aにより保持用ボール33の外方
を押圧し、グリップフレーム24bの孔24eを介してコネク
タ部23bの環状溝23eに嵌合している同ボール33の外方へ
の移動を規制し、これによりコネクタ部23bの抜け止め
を行う。以上の操作によって保持機構24による把持機構
23の保持が行なわれるのである。
て上昇限位置まで移動すると、リミットスイッチ37が動
き、ウインチ26によるワイヤ22の巻き取りを停止させる
一方、複動シリンダ31を伸長させてスライドシェル32を
下降させ、環状突出部32aにより保持用ボール33の外方
を押圧し、グリップフレーム24bの孔24eを介してコネク
タ部23bの環状溝23eに嵌合している同ボール33の外方へ
の移動を規制し、これによりコネクタ部23bの抜け止め
を行う。以上の操作によって保持機構24による把持機構
23の保持が行なわれるのである。
なお、実施例では、鉄骨の姿勢制御は、アーム21の旋
回・回動操作、並びに保持機構24による把持機構23の2
方向の回動操作により行なわれるので、その組付精度を
向上させることができる。
回・回動操作、並びに保持機構24による把持機構23の2
方向の回動操作により行なわれるので、その組付精度を
向上させることができる。
以上のようにして、把持機構23による鉄骨の把持工程
と、巻上ワイヤ22の巻き取りによる鉄骨の吊り上げ工程
と、アーム21の旋回・回動操作並びに保持機構24と把持
機構23との操作による鉄骨の姿勢制御工程とを繰り返し
て、2階分の鉄骨骨組もの組み付けが完了したならば、
クレーン装置を前記骨組みの上階にセットする。
と、巻上ワイヤ22の巻き取りによる鉄骨の吊り上げ工程
と、アーム21の旋回・回動操作並びに保持機構24と把持
機構23との操作による鉄骨の姿勢制御工程とを繰り返し
て、2階分の鉄骨骨組もの組み付けが完了したならば、
クレーン装置を前記骨組みの上階にセットする。
第5図および第6図はこのようなクレーン装置の盛替
え工程を示すもので、第5図ではアーム21の先端が固定
手段Kによって鉄骨に固定され、第6図ではアーム21の
折り曲げ・旋回操作によって基台部10が上昇させられて
いる。
え工程を示すもので、第5図ではアーム21の先端が固定
手段Kによって鉄骨に固定され、第6図ではアーム21の
折り曲げ・旋回操作によって基台部10が上昇させられて
いる。
構築用クレーン装置の盛替えにあたっては、まず、把
持機構23に代えて第3図などに示した固定手段Kをアー
ム21の先端に取り付ける。
持機構23に代えて第3図などに示した固定手段Kをアー
ム21の先端に取り付ける。
次いで、固定手段Kを構成する固定板39を梁4にボル
ト止めし、固定板39と梁4とを強固に連結する。そし
て、このようにして固定手段Kによりアーム21の先端を
固定したならば、アーム21の先端に設けられた操作手段
Sにより、巻上ワイヤ22の巻き取り操作並びにアーム21
の回動・旋回操作等を制御し、第6図に示す如く、基台
部10を上昇させて、この基台部10を骨組みの上階にセッ
トする。
ト止めし、固定板39と梁4とを強固に連結する。そし
て、このようにして固定手段Kによりアーム21の先端を
固定したならば、アーム21の先端に設けられた操作手段
Sにより、巻上ワイヤ22の巻き取り操作並びにアーム21
の回動・旋回操作等を制御し、第6図に示す如く、基台
部10を上昇させて、この基台部10を骨組みの上階にセッ
トする。
以下、第7図および第8図などに示すように、鉄骨骨
組みの構築工程とクレーン装置の盛代え工程とを順次繰
り返して、順次鉄骨を組み上げていくと、建築すべき構
造物の鉄骨骨組みが構築される。
組みの構築工程とクレーン装置の盛代え工程とを順次繰
り返して、順次鉄骨を組み上げていくと、建築すべき構
造物の鉄骨骨組みが構築される。
なお、鉄骨の組み付け以外の資材の運搬は、たとえば
第9図に示すように、アーム21の旋回・回動操作と巻上
ワイヤ22の巻回操作とによって行うことができる。そし
て、このような操作をすることにより、基台部10をセッ
トした下方の階への資材の運搬も可能になり、また、ア
ーム21を延ばすことによって、水平方向への資材の運搬
も可能になるので、各種資材のリフトへの積み降ろし作
業やリフトからの運搬作業を不要とすることができる。
第9図に示すように、アーム21の旋回・回動操作と巻上
ワイヤ22の巻回操作とによって行うことができる。そし
て、このような操作をすることにより、基台部10をセッ
トした下方の階への資材の運搬も可能になり、また、ア
ーム21を延ばすことによって、水平方向への資材の運搬
も可能になるので、各種資材のリフトへの積み降ろし作
業やリフトからの運搬作業を不要とすることができる。
なお、前記クレーン装置の変形例として、第10図に示
すように、基台部10を直接地盤Gに構築した基礎部50に
固定する構成とすることもできる。
すように、基台部10を直接地盤Gに構築した基礎部50に
固定する構成とすることもできる。
この場合、基台部10はポスト部11を有する台座10g
と、この台座10gの周囲に設けられたフランジ板10hとか
ら構成され、前記フランジ板10hを基礎部50に埋め込ん
だアンカーボルト51にボルト止めするような構造とされ
る。
と、この台座10gの周囲に設けられたフランジ板10hとか
ら構成され、前記フランジ板10hを基礎部50に埋め込ん
だアンカーボルト51にボルト止めするような構造とされ
る。
また、前記クレーン装置の使用方法の例として、第11
図および第12図に示すように、基台部10のポスト部11を
継ぎ足しながら、旋回体12を上昇させて行き、必要な作
業半径と揚程を確保して、鉄骨の構築を行うこともでき
る。
図および第12図に示すように、基台部10のポスト部11を
継ぎ足しながら、旋回体12を上昇させて行き、必要な作
業半径と揚程を確保して、鉄骨の構築を行うこともでき
る。
この場合の使用方法としては、たとえばアーム21によ
ってポスト部11を継ぎ足し、アーム21先端に固定手段K
を取り付けるとともに、当該固定手段Kによってアーム
21先端をポスト部上端もしくは構築物に固定し(第3図
に示す固定手段Kであれば、構築物に固定し)、この固
定した位置にアーム21の反力を取ってアーム21を折り曲
げ操作をすることにより本体部12をポスト部11に沿って
引き上げ、この本体部12を所定の高さでポスト部11に固
定した後、アーム先端の固定を解除して作業に必要な把
持機構23を取り付ける。
ってポスト部11を継ぎ足し、アーム21先端に固定手段K
を取り付けるとともに、当該固定手段Kによってアーム
21先端をポスト部上端もしくは構築物に固定し(第3図
に示す固定手段Kであれば、構築物に固定し)、この固
定した位置にアーム21の反力を取ってアーム21を折り曲
げ操作をすることにより本体部12をポスト部11に沿って
引き上げ、この本体部12を所定の高さでポスト部11に固
定した後、アーム先端の固定を解除して作業に必要な把
持機構23を取り付ける。
なお、このような方法と、第13図および第14図に示す
ような基台部10の盛替え工程とを組み合わせて鉄骨を下
から順に構築していくこともできる。
ような基台部10の盛替え工程とを組み合わせて鉄骨を下
から順に構築していくこともできる。
また、第15図は前記クレーン装置の他の使用例を示す
もので、このクレーン装置は、鉄骨骨組みの構築後は、
地盤G上に設置して、把持機構23により資材の揚重等を
行うこともできるものである。
もので、このクレーン装置は、鉄骨骨組みの構築後は、
地盤G上に設置して、把持機構23により資材の揚重等を
行うこともできるものである。
なお、前記実施例において示した各構成部材の諸形状
や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき適宜変更
可能である。特に、本体部12は実施例で示したように、
ポスト部11に沿って昇降させるような構成とする必要は
なく、ポスト部11を省略して基台部10に直接本体部12を
旋回自在に取り付けるように構成しても良い。
や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき適宜変更
可能である。特に、本体部12は実施例で示したように、
ポスト部11に沿って昇降させるような構成とする必要は
なく、ポスト部11を省略して基台部10に直接本体部12を
旋回自在に取り付けるように構成しても良い。
「発明の効果」 以上説明したように本発明によれば、次ぎのような優
れた効果を奏するものである。
れた効果を奏するものである。
(a) 本発明にかかるクレーン装置は、基台部と、こ
の基台部上面に旋回自在に設けられた本体部と、この本
体部に設けられかつ駆動機構によって上下に複数段にわ
たり折り畳み自在に屈曲するアームと、このアームの先
端にその先端に延びる巻上ワイヤを介して着脱自在に接
続された把持機構と、前記アームの先端に設けられかつ
前記アーム先端まで移動した把持機構を互いに直交する
2方向に回動自在に保持する保持機構と、前記把持機構
に代えてアームの先端に取り付けられかつアーム先端を
構築物に固定させるための固定手段とを具備し、かつ、
前記アーム先端には、本体部およびアーム等を操作して
基台部を移設させるための操作手段が設けられているの
で、操作手段の操作と固定手段との組み合わせによっ
て、クレーン装置を現場内で容易に移設させることがで
き、また、クレーン装置自身の盛替え機能によって鉄骨
建方工事中鉄骨組立状況に応じた作業半径を取ることが
できるので、工事の進捗状況に応じた使い勝手を良好に
することができる。
の基台部上面に旋回自在に設けられた本体部と、この本
体部に設けられかつ駆動機構によって上下に複数段にわ
たり折り畳み自在に屈曲するアームと、このアームの先
端にその先端に延びる巻上ワイヤを介して着脱自在に接
続された把持機構と、前記アームの先端に設けられかつ
前記アーム先端まで移動した把持機構を互いに直交する
2方向に回動自在に保持する保持機構と、前記把持機構
に代えてアームの先端に取り付けられかつアーム先端を
構築物に固定させるための固定手段とを具備し、かつ、
前記アーム先端には、本体部およびアーム等を操作して
基台部を移設させるための操作手段が設けられているの
で、操作手段の操作と固定手段との組み合わせによっ
て、クレーン装置を現場内で容易に移設させることがで
き、また、クレーン装置自身の盛替え機能によって鉄骨
建方工事中鉄骨組立状況に応じた作業半径を取ることが
できるので、工事の進捗状況に応じた使い勝手を良好に
することができる。
さらに、前記アームの操作と把持機構との組み合わせ
によって、各種資材の運搬も可能になるので、資材のリ
フトへの積み降ろし作業やリフトからの運搬作業を不要
とすることができ、これによりコストの低減を図ること
ができる。
によって、各種資材の運搬も可能になるので、資材のリ
フトへの積み降ろし作業やリフトからの運搬作業を不要
とすることができ、これによりコストの低減を図ること
ができる。
(b) また、この発明にかかるクレーン装置は、基台
部上面に上下方向に継ぎ足し可能なポスト部を立設する
とともに、このポスト部に本体部を昇降自在に配設し、
かつ、前記本体部を、アーム先端を固定手段を介してポ
スト部上端もしくは構築物に固定し、アーム自身を降り
曲げ操作することによってポスト部を昇降する構成とし
たので、前記と同様に工事の進捗状況に応じた使い勝手
を良好にすることができるとともに、本体部を昇降動さ
せる際に、専用のクライミング機構を必要としないた
め、装置全体のコストも低減できるといった利点があ
る。
部上面に上下方向に継ぎ足し可能なポスト部を立設する
とともに、このポスト部に本体部を昇降自在に配設し、
かつ、前記本体部を、アーム先端を固定手段を介してポ
スト部上端もしくは構築物に固定し、アーム自身を降り
曲げ操作することによってポスト部を昇降する構成とし
たので、前記と同様に工事の進捗状況に応じた使い勝手
を良好にすることができるとともに、本体部を昇降動さ
せる際に、専用のクライミング機構を必要としないた
め、装置全体のコストも低減できるといった利点があ
る。
(c) さらに本発明の使用方法を採ることによって、
鉄骨建方工事の作業性を向上させることができるととも
に、構築のためのコストを低減させることができ、工期
の短縮を図ることができる。
鉄骨建方工事の作業性を向上させることができるととも
に、構築のためのコストを低減させることができ、工期
の短縮を図ることができる。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図はクレー
ン装置の概略を示す側面図、第2図は保持機構の詳細を
示す断面図、第3図は固定手段を示す側面図、第4図な
いし第9図はクレーン装置の使用方法を鉄骨骨組みの構
築する場合を例にとって工程順に示したもので、それぞ
れ正面図、第10図は構築用クレーン装置の変形例を示す
第1図と同様の側面図、第11図ないし第14図はクレーン
装置の別の使用例を説明するために示したもので、それ
ぞれ正面図、第15図はクレーン装置の使用例を示す概略
斜視図、第16図は、従来の多機能クレーンの構造例を示
す正面図である。 10……基台部、10a……支持部、10b……支持アーム、10
c……アウトリガ、10d……油圧シリンダ、10e……脚
盤、10g……台座、11……ポスト部、11a……筒体、11b
……挿入孔、12……本体部、12a…支持テーブル、12c…
…旋回用モータ、13……吊上げ手段、21……アーム、21
a,21b,21c,21d,21e……腕部、21f……ヒンジピン、21g,
21h,21i,21j……ヒンジ構成部材、21k……回動軸、21l
……連結ロッド、22……巻上ワイヤ、23……把持機構、
23a……吊持部、23b……コネクタ部、23c……把持部、2
3d……スプライン溝、23e……環状溝、24……保持機
構、24a……支持筒体、24b……グリップフレーム、24c
……摺動面、24d……ボール部、25……油圧シリンダ、2
5a……ロッド、25b……連結ピン、26……ウインチ、27
……プーリー、28……回動ピン、30……ロッド、31……
複動シリンダ、32……スライドシェル、33……保持用ボ
ール、35……スプリング、36……ストッパ、37……リミ
ットスイッチ、50……基礎部、51……アンカーボルト、
K……固定手段、S……操作手段。
ン装置の概略を示す側面図、第2図は保持機構の詳細を
示す断面図、第3図は固定手段を示す側面図、第4図な
いし第9図はクレーン装置の使用方法を鉄骨骨組みの構
築する場合を例にとって工程順に示したもので、それぞ
れ正面図、第10図は構築用クレーン装置の変形例を示す
第1図と同様の側面図、第11図ないし第14図はクレーン
装置の別の使用例を説明するために示したもので、それ
ぞれ正面図、第15図はクレーン装置の使用例を示す概略
斜視図、第16図は、従来の多機能クレーンの構造例を示
す正面図である。 10……基台部、10a……支持部、10b……支持アーム、10
c……アウトリガ、10d……油圧シリンダ、10e……脚
盤、10g……台座、11……ポスト部、11a……筒体、11b
……挿入孔、12……本体部、12a…支持テーブル、12c…
…旋回用モータ、13……吊上げ手段、21……アーム、21
a,21b,21c,21d,21e……腕部、21f……ヒンジピン、21g,
21h,21i,21j……ヒンジ構成部材、21k……回動軸、21l
……連結ロッド、22……巻上ワイヤ、23……把持機構、
23a……吊持部、23b……コネクタ部、23c……把持部、2
3d……スプライン溝、23e……環状溝、24……保持機
構、24a……支持筒体、24b……グリップフレーム、24c
……摺動面、24d……ボール部、25……油圧シリンダ、2
5a……ロッド、25b……連結ピン、26……ウインチ、27
……プーリー、28……回動ピン、30……ロッド、31……
複動シリンダ、32……スライドシェル、33……保持用ボ
ール、35……スプリング、36……ストッパ、37……リミ
ットスイッチ、50……基礎部、51……アンカーボルト、
K……固定手段、S……操作手段。
Claims (4)
- 【請求項1】基台部と、この基台部上面に旋回自在に設
けられた本体部と、この本体部に設けられかつ駆動機構
によって上下に複数段にわたり折り畳み自在に屈曲する
アームと、このアームの先端にその先端から延びる巻上
ワイヤを介して着脱自在に接続された把持機構と、前記
アームの先端に設けられかつ前記アーム先端まで移動し
た把持機構を互いに直交する2方向に回動自在に保持す
る保持機構と、前記把持機構に代えてアームの先端に取
り付けられかつアーム先端を構築物に固定させるための
固定手段とを具備し、かつ、前記アーム先端には、本体
部およびアーム等を操作して基台部を移設させるための
操作手段が設けられていることを特徴とするクレーン装
置。 - 【請求項2】基台部上面に上下方向に継ぎ足し可能なポ
スト部を立設するとともに、このポスト部に本体部を昇
降自在に配設してなり、かつ、前記本体部は、アーム先
端を固定手段を介してポスト部上端もしくは構築物に固
定し、アーム自身を折り曲げ操作することによってポス
ト部を昇降する構成であることを特徴とする請求項1記
載のクレーン装置。 - 【請求項3】請求項1記載のクレーン装置を移設するに
際し、アーム先端に把持機構に代えて固定手段を取り付
けておき、当該固定手段によってアーム先端を構築物に
固定した後、基台部を地盤に対し解放した状態として、
アームの折り曲げ・旋回操作によって基台部の位置を移
動させることを特徴とするクレーン装置の使用方法。 - 【請求項4】請求項2記載のクレーン装置の使用方法で
あって、基台部上面のポスト部を継ぎ足し、アーム先端
に固定手段を取り付けるとともに、当該固定手段によっ
てアーム先端をポスト部上端もしくは構築物に固定し、
この固定した位置にアームの反力を取ってアームを折り
曲げ操作することにより本体部をポスト部に沿って引き
上げあるいは引き降ろし、この本体部を所定の高さでポ
スト部に固定した後、アーム先端の固定を解除すること
を特徴とするクレーン装置の使用方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26585588A JP2593349B2 (ja) | 1988-10-21 | 1988-10-21 | クレーン装置およびその使用方法 |
US07/422,950 US4953720A (en) | 1988-10-21 | 1989-10-17 | Crane and method for using crane |
DE3934783A DE3934783A1 (de) | 1988-10-21 | 1989-10-18 | Kran und verfahren fuer dessen verwendung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26585588A JP2593349B2 (ja) | 1988-10-21 | 1988-10-21 | クレーン装置およびその使用方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02117592A JPH02117592A (ja) | 1990-05-02 |
JP2593349B2 true JP2593349B2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=17423017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26585588A Expired - Lifetime JP2593349B2 (ja) | 1988-10-21 | 1988-10-21 | クレーン装置およびその使用方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JP2593349B2 (ja) |
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US5426907A (en) * | 1993-07-01 | 1995-06-27 | Franklin; James W. | Construction crane base |
DE19731587A1 (de) * | 1997-07-17 | 1999-01-28 | Mannesmann Ag | Teleskopkran mit wippbarem Hilfsausleger |
EP0970914B1 (de) | 1998-07-07 | 2009-03-18 | Terex Demag GmbH | Fahrbarer Kran mit einem Teleskopausleger |
FI4654U1 (fi) * | 1999-10-01 | 2000-10-10 | Konepaja Mantsinen Oy | Nosturirakenne |
DE202005016329U1 (de) * | 2004-03-24 | 2006-01-05 | Terex-Demag Gmbh & Co. Kg | Fahrzeugkran mit stationärem Gegengewicht |
US7878348B2 (en) * | 2007-10-09 | 2011-02-01 | The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration | Robotic-movement payload lifter and manipulator |
AT12086U1 (de) * | 2010-06-17 | 2011-10-15 | Palfinger Ag | Fahrzeugkran |
CN102344092B (zh) * | 2011-09-14 | 2013-02-13 | 哈尔滨东建机械制造有限公司 | 单绳双吊点水平吊臂收放与折叠机构 |
WO2013116632A1 (en) | 2012-02-02 | 2013-08-08 | United States Of America, As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration | Tension stiffened and tendon actuated manipulator and a hinge for use therein |
CN102815628A (zh) * | 2012-09-09 | 2012-12-12 | 沅江市振兴液压机械有限公司 | 龙门式液压折臂吊机 |
DE102013011489B4 (de) * | 2013-07-09 | 2021-09-16 | Liebherr-Werk Ehingen Gmbh | Turmdrehkran |
ITUA20164508A1 (it) * | 2016-06-20 | 2017-12-20 | Frignano Servizi S R L A Capitale Ridotto | Attrezzatura per la posa di manufatti ceramici, in particolare piastrelle di grande formato |
CN106395697B (zh) * | 2016-08-24 | 2019-10-01 | 浙江鼎力机械股份有限公司 | 伸缩连接组件及高空作业平台 |
US10569415B2 (en) | 2016-08-31 | 2020-02-25 | United States Of America As Represented By The Administrator Of Nasa | Tension stiffened and tendon actuated manipulator |
CN107420114B (zh) * | 2017-09-28 | 2023-09-05 | 中铁五局集团有限公司 | 一种用于隧道施工的多功能高空作业施工装置 |
CN107553503A (zh) * | 2017-10-13 | 2018-01-09 | 北京京金吾高科技股份有限公司 | 机械臂和排爆机器人 |
CN114934677B (zh) * | 2022-04-06 | 2024-06-14 | 河南宏兴炉料有限公司 | 耐火材料施工装置及其施工方法 |
NL2034474B1 (en) * | 2023-03-30 | 2024-10-04 | Hem Systems B V | Method for installing a crane assembly on a building under construction and crane assembly |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3250401A (en) * | 1964-12-17 | 1966-05-10 | Bucyrus Erie Co | Self-erecting tower crane with bayonet joints between sections |
US3366251A (en) * | 1965-10-23 | 1968-01-30 | Link Belt Co | Climbing crane |
US3557967A (en) * | 1969-03-10 | 1971-01-26 | Doyle L Madole | Articulated crane |
US4738583A (en) * | 1986-09-30 | 1988-04-19 | The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration | Space spider crane |
-
1988
- 1988-10-21 JP JP26585588A patent/JP2593349B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-10-17 US US07/422,950 patent/US4953720A/en not_active Expired - Fee Related
- 1989-10-18 DE DE3934783A patent/DE3934783A1/de not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3934783A1 (de) | 1990-04-26 |
US4953720A (en) | 1990-09-04 |
JPH02117592A (ja) | 1990-05-02 |
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