JP2589360Y2 - 自動車用リヤパワーシート - Google Patents
自動車用リヤパワーシートInfo
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- JP2589360Y2 JP2589360Y2 JP1992086858U JP8685892U JP2589360Y2 JP 2589360 Y2 JP2589360 Y2 JP 2589360Y2 JP 1992086858 U JP1992086858 U JP 1992086858U JP 8685892 U JP8685892 U JP 8685892U JP 2589360 Y2 JP2589360 Y2 JP 2589360Y2
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- JP
- Japan
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- frame
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- 210000001217 buttock Anatomy 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
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- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用リヤパワーシ
ートに関し、特にリヤシートクッションのスライド調整
機構の改良に関するものである。
ートに関し、特にリヤシートクッションのスライド調整
機構の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用リヤパワーシートとし
て、クッションとバックが連結されたいわゆるフルパワ
ーシートが一般に多く搭載されている。このフルパワー
シートのクッションは、尻下に前席と同様のスライドレ
ールを用いており、モータギヤボックスはレールの横等
に配置している。
て、クッションとバックが連結されたいわゆるフルパワ
ーシートが一般に多く搭載されている。このフルパワー
シートのクッションは、尻下に前席と同様のスライドレ
ールを用いており、モータギヤボックスはレールの横等
に配置している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のパワーシートにあっては、クッションとバッ
クの組立部品のコストが高いばかりでなく、重量も大き
く、設置スペースも大きくとる必要があり、実車への組
み付けの作業性が悪いという問題点があった。又、最近
の自動車では低車高化が進み、シートにおいては小スペ
ースの場所にフルパワー機構を搭載することは困難な状
況になりつつある。
うな従来のパワーシートにあっては、クッションとバッ
クの組立部品のコストが高いばかりでなく、重量も大き
く、設置スペースも大きくとる必要があり、実車への組
み付けの作業性が悪いという問題点があった。又、最近
の自動車では低車高化が進み、シートにおいては小スペ
ースの場所にフルパワー機構を搭載することは困難な状
況になりつつある。
【0004】さらに、前述のようにモータやギヤボック
スをレールの横等に配置すると、着座時の当り等が生
じ、これを避けるためにはスペース確保のためヒップポ
イントを上げなければならず、低車高化に合致しなくな
る。本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされた
ものであり、クッション機構をユニット化することによ
り、スライドレールを廃止し、もってモータ、ギヤ等を
着座センタより外側に低く配置でき、低車高化に有効に
対応できると共に、クッション単体でも簡単に取りつけ
でき、かつ軽量で低価格に製造できる自動車用リヤパワ
ーシートを提供することを目的とする。
スをレールの横等に配置すると、着座時の当り等が生
じ、これを避けるためにはスペース確保のためヒップポ
イントを上げなければならず、低車高化に合致しなくな
る。本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされた
ものであり、クッション機構をユニット化することによ
り、スライドレールを廃止し、もってモータ、ギヤ等を
着座センタより外側に低く配置でき、低車高化に有効に
対応できると共に、クッション単体でも簡単に取りつけ
でき、かつ軽量で低価格に製造できる自動車用リヤパワ
ーシートを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記した目的
を達成するため車床に取り付けられたベースフレーム
と、該ベースフレームに取り付けられたモータにより駆
動するスピンドルと、クッションパッドが取り付けられ
前記ベースフレーム上に配置された移動フレームと、前
記ベースフレームと移動フレームの両フレームの前後部
両側間に連係させて設けられ前記モータにより駆動する
スピンドルで駆動する駆動リンクとこの駆動リンクに従
動する従動リンクとからなるリンク手段とを具備したこ
とを特徴とする。
を達成するため車床に取り付けられたベースフレーム
と、該ベースフレームに取り付けられたモータにより駆
動するスピンドルと、クッションパッドが取り付けられ
前記ベースフレーム上に配置された移動フレームと、前
記ベースフレームと移動フレームの両フレームの前後部
両側間に連係させて設けられ前記モータにより駆動する
スピンドルで駆動する駆動リンクとこの駆動リンクに従
動する従動リンクとからなるリンク手段とを具備したこ
とを特徴とする。
【0006】
【作用】本考案は前記した構成になっているので、スラ
イド調整機構であるリンク手段をシートクッションに一
体化させてスライド調整機能を備えたシートクッション
としてユニット化できた。本考案では、モータの駆動に
より駆動リンク及び従動リンクからなるリンク手段を介
して移動フレームが前後に移動する。これに伴ってシー
トクッションが前後にスライドし位置調整ができる。リ
ンク手段の角度設定によってスライド量やクッション座
角の調整もできる。
イド調整機構であるリンク手段をシートクッションに一
体化させてスライド調整機能を備えたシートクッション
としてユニット化できた。本考案では、モータの駆動に
より駆動リンク及び従動リンクからなるリンク手段を介
して移動フレームが前後に移動する。これに伴ってシー
トクッションが前後にスライドし位置調整ができる。リ
ンク手段の角度設定によってスライド量やクッション座
角の調整もできる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図2は本考案に係る自動車用リヤパワー
シートの一実施例を示す図である。
する。図1及び図2は本考案に係る自動車用リヤパワー
シートの一実施例を示す図である。
【0008】まず、構成を説明する。図1及び図2にお
いて、1はパワーシート機構のベースとなるベースフレ
ームで、このベースフレーム1の前部には車床3への取
付手段としてのロック2が溶接にて固定されている。こ
のベースフレーム1はパイプにより形成されている。こ
のベースフレーム1にはモータ5を取り付けたベースプ
レート6及びベースブラケット4が溶接され、さらにそ
の後部には車床3に固定するためのステー8が固着され
ている。ベースフレーム1はその前部がロック2によ
り、その後部がステー8により車床3に固定されてい
る。
いて、1はパワーシート機構のベースとなるベースフレ
ームで、このベースフレーム1の前部には車床3への取
付手段としてのロック2が溶接にて固定されている。こ
のベースフレーム1はパイプにより形成されている。こ
のベースフレーム1にはモータ5を取り付けたベースプ
レート6及びベースブラケット4が溶接され、さらにそ
の後部には車床3に固定するためのステー8が固着され
ている。ベースフレーム1はその前部がロック2によ
り、その後部がステー8により車床3に固定されてい
る。
【0009】前記ベースブラケット4にはリンクピン1
0が取り付けられ、このリンクピン10にはリンクプレ
ート11が枢支されている。このリンクプレート11は
同様な取付構造でベースフレーム1の両側に設けられて
おり、一対のリンクプレート11,11は同時作動する
ように連結ロッド12で連結されて駆動リンクaを形成
している。一対のリンクプレート11の一端は連結ロッ
ド12に溶接され、このロッド12の一方のリンクプレ
ート11側にはアーム13が溶接され、このリンクプレ
ート11とアーム13との組立品を前記ブラケット4に
リンクピン10を介して取り付けるようにしている。前
記アーム13には前記モータ5のスピンドル14が締結
されている。
0が取り付けられ、このリンクピン10にはリンクプレ
ート11が枢支されている。このリンクプレート11は
同様な取付構造でベースフレーム1の両側に設けられて
おり、一対のリンクプレート11,11は同時作動する
ように連結ロッド12で連結されて駆動リンクaを形成
している。一対のリンクプレート11の一端は連結ロッ
ド12に溶接され、このロッド12の一方のリンクプレ
ート11側にはアーム13が溶接され、このリンクプレ
ート11とアーム13との組立品を前記ブラケット4に
リンクピン10を介して取り付けるようにしている。前
記アーム13には前記モータ5のスピンドル14が締結
されている。
【0010】前記ベースフレーム1の後部にはリンクブ
ラケット16が溶接され、このリンクブラケット16に
ピン17を介してリンク18が枢支されている。このリ
ンク18は同様な取付構造でベースフレーム1の両側に
設けられて従動リンクbを形成している。以上がベース
側ユニットAの構成である。
ラケット16が溶接され、このリンクブラケット16に
ピン17を介してリンク18が枢支されている。このリ
ンク18は同様な取付構造でベースフレーム1の両側に
設けられて従動リンクbを形成している。以上がベース
側ユニットAの構成である。
【0011】15はクッションパッド20が取付けられ
る移動フレームで、パイプにより形成されている。この
移動フレーム15の前部両側にフレームブラケット21
が溶接され、このフレームブラケット21に対応するリ
ンクプレート11がピン22を介して連結されている。
またこの移動フレーム15の後部両側にはフレームブラ
ケット23が溶接され、このフレームブラケット23に
対応するリンク18が連結される。前後のフレームブラ
ケット21,23間には連結リンク24が連結されてい
る。以上が移動用ユニットBの構成である。これにより
パワーユニットアセンブリが構成される。
る移動フレームで、パイプにより形成されている。この
移動フレーム15の前部両側にフレームブラケット21
が溶接され、このフレームブラケット21に対応するリ
ンクプレート11がピン22を介して連結されている。
またこの移動フレーム15の後部両側にはフレームブラ
ケット23が溶接され、このフレームブラケット23に
対応するリンク18が連結される。前後のフレームブラ
ケット21,23間には連結リンク24が連結されてい
る。以上が移動用ユニットBの構成である。これにより
パワーユニットアセンブリが構成される。
【0012】次に本実施例の作動を説明する。スイッチ
によりモータ5に通電すると、モータ5が回転し、ギヤ
ボックスを介してスピンドル14が駆動され、スピンド
ル14は後方(図1の右方)に移動する。これによりア
ーム13が引っ張られ、駆動リンクaのリンクプレート
11はリンクピン10を支点に反時計方向(図1の矢印
方向)に回動し、これに伴ってフレームブラケット21
及びこのフレームブラケット21が固定されている移動
フレーム15は図1の2点鎖線のように前進する。この
際連結リンク24により後部のフレームブラケット23
を引っ張ることになり、従動リンクbのリンク18も図
1の2点鎖線のように反時計方向(図1の矢印方向)に
回動する。このようにしてシートクッション全体が前進
する。
によりモータ5に通電すると、モータ5が回転し、ギヤ
ボックスを介してスピンドル14が駆動され、スピンド
ル14は後方(図1の右方)に移動する。これによりア
ーム13が引っ張られ、駆動リンクaのリンクプレート
11はリンクピン10を支点に反時計方向(図1の矢印
方向)に回動し、これに伴ってフレームブラケット21
及びこのフレームブラケット21が固定されている移動
フレーム15は図1の2点鎖線のように前進する。この
際連結リンク24により後部のフレームブラケット23
を引っ張ることになり、従動リンクbのリンク18も図
1の2点鎖線のように反時計方向(図1の矢印方向)に
回動する。このようにしてシートクッション全体が前進
する。
【0013】モータ5を逆転させると同様にして駆動リ
ンクaのリンクプレート11及び従動リンクbのリンク
18が時計方向に回動して移動フレーム15は後方に移
動する。このようにしてパワーシートの前後スライド調
整装置が得られる。尚、アーム13とリンクプレート1
1との角度設定あるいはリンクプレート11,18の長
さによりシートクッションの座角やスライド量を任意に
変えることができる。
ンクaのリンクプレート11及び従動リンクbのリンク
18が時計方向に回動して移動フレーム15は後方に移
動する。このようにしてパワーシートの前後スライド調
整装置が得られる。尚、アーム13とリンクプレート1
1との角度設定あるいはリンクプレート11,18の長
さによりシートクッションの座角やスライド量を任意に
変えることができる。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように本考案によればクッ
ション機構をユニット化し、モータ、スピンドル、リン
ク手段で駆動するようにしたので、スライドレールを用
いる必要がなく、モータ、ギヤボックス等を着座センタ
より外側に配置できるため、尻下スペースを確保でき低
車高化に対応できると共に、クッション単体で簡単にボ
ディへ組み付けられ、かつ軽量で低価格に製造できる。
さらに又、リンク手段の設定角度、あるいは長さを変え
る微小な設計変更によりシートクッションのスライド
量、及びチルト量を任意に設定できる。
ション機構をユニット化し、モータ、スピンドル、リン
ク手段で駆動するようにしたので、スライドレールを用
いる必要がなく、モータ、ギヤボックス等を着座センタ
より外側に配置できるため、尻下スペースを確保でき低
車高化に対応できると共に、クッション単体で簡単にボ
ディへ組み付けられ、かつ軽量で低価格に製造できる。
さらに又、リンク手段の設定角度、あるいは長さを変え
る微小な設計変更によりシートクッションのスライド
量、及びチルト量を任意に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動車用リヤパワーシートの一実
施例を示す側面図である。
施例を示す側面図である。
【図2】図1に示す実施例の右側面図である。
1 ベースフレーム 5 モータ 11 リンクプレート 13 アーム 14 スピンドル 18 リンク 24 連結リンク a 駆動リンク b 従動リンク
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60N 2/06
Claims (1)
- 【請求項1】 車床に取り付けられたベースフレーム
と、 該ベースフレームに取り付けられたモータにより駆動す
るスピンドルと、 クッションパッドが取り付けられ前記ベースフレーム上
に配置された移動フレームと、 前記ベースフレームと移動フレームの両フレームの前後
部両側間に連係させて設けられ前記モータにより駆動す
るスピンドルで駆動する駆動リンクとこの駆動リンクに
従動する従動リンクとからなるリンク手段とを具備した
ことを特徴とする自動車用リヤパワーシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992086858U JP2589360Y2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 自動車用リヤパワーシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992086858U JP2589360Y2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 自動車用リヤパワーシート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0644618U JPH0644618U (ja) | 1994-06-14 |
JP2589360Y2 true JP2589360Y2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=13898517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992086858U Expired - Fee Related JP2589360Y2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 自動車用リヤパワーシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589360Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0547709Y2 (ja) * | 1987-08-31 | 1993-12-16 |
-
1992
- 1992-11-25 JP JP1992086858U patent/JP2589360Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0644618U (ja) | 1994-06-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |