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JP2587809B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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Publication number
JP2587809B2
JP2587809B2 JP60113710A JP11371085A JP2587809B2 JP 2587809 B2 JP2587809 B2 JP 2587809B2 JP 60113710 A JP60113710 A JP 60113710A JP 11371085 A JP11371085 A JP 11371085A JP 2587809 B2 JP2587809 B2 JP 2587809B2
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discharge lamp
voltage
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JP60113710A
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広司 西村
務 塩見
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は高圧放電灯を点灯させる放電灯点灯装置に関
するものである。
[背景技術] 一般の放電灯点灯装置にあってはチョークコイル、ト
ランス、コンデンサ等の単独或いは組み合わせであるの
で、寸法、重量共に大きく、蛍光灯の場合に於いてはス
イッチングトランジスタ等を使用した高周波点灯装置の
実用化により点灯装置の小型、軽量化が達成されてい
る。
ところで高圧放電灯の高周波点灯時には所謂音響的共
鳴に起因するアークの不安定(ゆらぎ、立ち消え、発光
管破壊等)が存在することが従来知られており(たとえ
ば、Journal of Applied Physics 49(5) May 1978 p
2680〜p2683)、その防止策についても矩形波点灯や、
周波数の限定等の各種方法が提案されている(たとえ
ば、I.E.S TRNSACION Dec.1969“Initial Characterist
ice of High Intensity Discharge Lamps on High Freq
uency Power")。
また提案されている防止策の内、たとえば特公昭57−
32880号公報などには「高い周波数のチョッパ速度を自
動的に掃引して音響的な共振の問題を軽くする」方法、
即ち周波数変調の考え方もある。
高圧放電灯の高周波点灯時に発生する上記アークの不
安定の形成メカニズムは下記の如きものと考えられる。
つまり、 尚ここで、「特別の周波数」とは所謂音響的共鳴周波
数であって、アークのディメンジョン(現実的には発光
管形状)と、発光管内の音速で決まるものであり、上記
音速はガスの平均分子量とイオン温度が決まれば決まる
ので、それらの値さえ判れば比較的簡単に求めることが
できる。又「限度以上の圧力振幅によるアークの不安定
さ」が、どの音響的共鳴周波数で起こるのかについては
非線形の領域の問題であって、単純にその答えを求める
訳には行かない。
ところで前記音響的共鳴によるアーク不安定さを避け
る一手段として提案されている高周波を自動的に掃引す
る周波数変調の場合次のような解決すべき課題が次のよ
うにある。
つまり特公昭57−32880号公報に示されたポイントは
交流電源を全波整流後、高周波点灯装置にて放電灯を点
灯する装置において、再点弧特性を良好にする為上記全
波整流電圧波形の谷部のみ平滑する手段に対する工夫で
あって、音響的共鳴によるアークの不安定さの解消につ
いては周波数を自動的に掃引するという考え方しか述べ
られていない。ところが音響的共鳴によるアークの不安
定さの解消のためには特公昭57−32880号公報に述べら
れているように周波数を自動的に掃引するという条件だ
けでは不充分であることはたとえば昭和59年度照明学会
全国大会講演論文集 No43を見るまでもなく周知であ
る。
一方特開昭56−48095号公報においては上記変調周波
数の中に安定点灯可能な周波数を含むという点が強調さ
れている。
しかしながら、高圧放電灯はたとえば始動から定常点
灯に至る過程においてアークの状態が時々刻々変わって
おり、所謂音響的共鳴周波数も時々刻々変わっている
が、特開昭56−48095号公報ではこのような出力の状態
に対しての補償の考えが無いものであると考えるのが妥
当である。即ち定常点灯時には安定な点灯ができるよう
に周波数変調を設定したとしても、定管電圧制御等の出
力制御の幅までカバーしきれない。
一般に上述の如き周波数変調機能を有する高周波点灯
装置において、音響的共鳴によるアークの不安定さを回
避しつつ、出力の制御を行う場合、第5図に示すように
出力電圧の振幅を制御する手段が考えられる。この第5
図回路では交流電源V1を全波整流器DB1により全波整流
し、この整流出力を所謂スイッチングレギュレータによ
り安定化して該安定化直流を変調高周波発生回路A2に与
えるように成っている。スイッチングレギュレータは制
御部A1によりスイッチングが制御されるスイッチングト
ランジスタQ1とチョークコイルL1と平滑コンデンサC1
ダイオードD1から構成された周知の回路である。
変調高周波発生回路A1は上記スイッチングレギュレー
タを直流電源として、直流を高周波に変換し、高周波に
対して限流要素を構成するチュークコイルL2を介して高
周波出力を高圧放電灯DLに印加する。この高圧放電灯DL
の両端には該高圧放電灯DLの管電圧の状態を検出する管
電圧検出部A3が接続されている。ここで高圧放電灯DLと
して所謂高演色型高圧ナトリウム灯を想定すると、その
色温度を一定にしておく必要がある。このため第5図回
路は該管電圧の状態を管電圧検出部A3にて検出し、制御
部A1に帰還させることにより、スイッチングトランジス
タQ1のオンオフデューティを変化させ、平滑コンデンサ
C1の電圧、即ち変調高周波発生回路A2への入力電圧を負
帰還的に変化させようとするものである。
しかしながらこの回路のような方法では大きなチュー
クコイルL1が必要で、装置が大型化し、又スイッチング
トランジスタQ1の制御が複雑になる等の難点があった。
又上述の方法以外のその他の方法としては変調高周波
発生回路A2出力の変調周波数自身を可変にし、限流要素
のインピーダンスを変化させることも考えられる。この
方法を用いたのが第6図回路であり、この回路では交流
電源V1を全波整流器DB1で整流し、平滑コンデンサC1
平滑した直流を変調高周波発生回路A2に与えるようにな
っている。また変調高周波発生回路A2はコンデンサC2,C
3と、還流ダイオードD1,D2と、トランジスタQ1,Q2と、
該トランジスタQ1,Q2を交互にオンオフを変調しながら
交互に行わせる為の制御部A4から構成され、管電圧検出
部A3によって検出した管電圧が高い場合にはQ2,Q3の変
調されたスイッチング周期を相対的に早く、低い場合に
は相対的に遅くするように設定することにより、管電圧
検出部A3によって検出した管電圧が低い場合にはチョー
クコイルL2のインピーダンスが低くなって管電流を増加
させる方向に作用するので、結果において略定管電圧化
が達成できるものである。しかしながら、この場合点灯
周波数の変調領域そのものが変化してしまうので、前述
の如く音響的共鳴によるアークの不安定さの回避そのも
のが困難になってしまうという問題があった。
[発明の目的] 本発明は上述の問題点に鑑みて為されたもので、その
目的とするところは高周波を自動的に掃引する周波数変
調の範疇に入る放電灯点灯装置において、出力電圧の振
幅制御のための付属回路を追加することなく、音響的共
鳴によるアークの不安定さを回避しながら出力制御が可
能な放電灯点灯装置を提供するにある。
[発明の開示] 本発明は直流を高周波に変換する高周波発生手段を直
流電源に接続し、該高周波発生手段の高周波出力をイン
ダクタンス要素やキャパシタンス要素等の限流要素を介
して高圧放電灯に接続して主回路を構成する放電灯点灯
装置において、音響的共鳴によるアークの不安定を生じ
ない周波数の高周波出力を発生させる期間と上記高圧放
電灯の出力制御用の別の周波数を発生する期間を両期間
が所定サイクルで交互に現れるように形成された高周波
発生手段を備え、高周波発生手段には、出力制御用の別
の周波数発生期間の出力調整を行う手段を設けものであ
る。
しかして本発明では、音響的共鳴によるアークの不安
定を生じない周波数の高周波出力を発生させる期間の存
在により、安定に点灯させることができるもので、高周
波発生手段に設けた出力調整の手段により出力制御用の
別の周波数発生期間で出力調整を行う際に、点灯全期間
において出力調整を行う場合のように周波数が変わって
しまってアークが不安定になる恐れが無く、安心して出
力調整が行えるのである。
以下本発明を実施例により説明する。
実施例 第1図は実施例の回路構成を示している。該実施例は
交流電源V1を全波整流器DB1にて整流し該整流出力を平
滑コンデンサC1で平滑して直流を得ており、該全波整流
器DB1と平滑コンデンサC1とで直流電源を構成する。高
周波発生手段は上記第6図回路と同様な変調高周波発生
回路A2を用いており、上述の直流電源に出力用のトラン
ジスタQ2とQ3との直列回路を接続するとともに、コンデ
ンサC2とC3との直列回路を接続し、トランジスタQ2とQ3
との接続点と、コンデンサC2とC3との接続点との間に限
流用のインダクタンス素子L2を介して高圧放電灯DLを接
続してある。各トランジスタQ2,Q3は制御部A4の出力で
駆動されるものである。又各トランジスタQ2,Q3にはダ
イオードD2,D3を並列に接続してある。制御部A4は各ト
ランジスタQ2,Q3のベース・エミッタを夫々に対応して
設けてある出力トランスTf2,Tf3の2次側巻線に夫々抵
抗R18とR19の直列回路,抵抗R20とR21の直列回路を夫々
接続して、各抵抗R19,R21の両端を夫々に対応するトラ
ンジスタQ2,Q3のベース・エミッタ間に接続し、各抵抗R
19,R21の両端に発生する電圧で各トランジスタQ2,Q3
駆動する。尚各抵抗R18,R20には還流用のダイオードD8,
D9を並列に接続してある。各出力トランスTf2,Tf3は1
次側巻線に中間タップを設けるとともに、1次側巻線の
両端間に夫々トランジスタQ4,Q5とダイオードD6,D7との
直列回路を接続してあり、各トランジスタQ4,Q5のエミ
ッタと、各中間タップとの間には直流電圧が印加され
る。該直流電圧は交流電源V1をトランスTf1で降圧した
後全波整流器DB2で全波整流し、更に逆流防止用のダイ
オードD4を介して平滑コンデンサC4で平滑して得られた
ので、後述のスイッチングレギュレータ用コントロール
回路IC1(例えば、シャープ株式会社製 IC素子、IR3M0
2)及び管電圧検出部A3の検出信号を弁別する回路の電
源をも構成する。コントロール回路IC1は2つの出力端
,を備えており、これら出力端,からは交互に
上記トランジスタQ2,Q3をオン、オフさせる出力電圧を
発生する。一方出力端,からの出力周波数を決定す
るものはトランジスタQ6がオフする場合、端子に接続
した抵抗R9及び端子に接続したコンデンサC5であり、
トランジスタQ6が能動領域の場合は抵抗R9と、並列接続
の関係になるトランジスタQ6に直列接続した抵抗R10
上記トランジスタQ6の状態に対応する等価抵抗との合成
抵抗と、コンデンサC5によって決まる。出力端,は
夫々抵抗R5,R6を介して上記直流電源のプラスラインに
接続するとともに、夫々に対応して設けてあるノアゲー
トIC2,IC3の入力端に接続する。各ノアゲートIC2、IC3
は残りの入力端を直流電源のマイナスラインに接続した
もので、出力端は抵抗R16,R17を介して対応するトラン
ジスタQ4,Q5のベースに接続してある。管電圧検出部A4
は高圧放電灯DLの両端に1次側巻線を接続した電圧検出
用トランスTf4と、該トランスTf4の2次出力を全波整流
する全波整流器DB3と、該全波整流器DB3の整流出力を平
滑する平滑コンデンサC6と、抵抗R22,R23から構成さ
れ、高圧放電灯DLの両端電圧に対応する電圧を出力する
ようになっており、その出力は制御部A4のオペアンプIC
4の非反転入力端に入力する。オペアンプIC4の上記直流
電源の電圧を抵抗R15とR14とで分圧した電圧を反転入力
端に接続したもので、その出力端は抵抗R12、ダイオー
ドD5、抵抗R11を介して上記トランジスタQ6のベースに
接続してある。トランジスタQ6はベースエミッタの間に
上記ダイオードD5、抵抗R11を介してトランジスタQ7
接続しており、トランジスタQ7はベースをコントロール
回路IC1の端子に抵抗R7を介して接続してある。
尚図中抵抗R4はコントロール回路IC1の端子と上記
直流電源のプラスラインに接続する抵抗であり、抵抗R4
と抵抗R8は上記直流電源電圧を分圧して端子に印加す
るための抵抗である。
次に本実施例の放電灯点灯装置の動作を第2図、第3
図の波形図に基づいて説明する。
まず第2図は比較的長い期間(交流電源V1の1サイク
ル程度)におけるコントロール回路IC1の動作状態を示
しており、全波整流器DB2にて得られた脈流電圧が抵抗R
1と抵抗R2とで分圧され、第2図(a)に示すようにV16
として端子に入力される。この電圧V16は比較用電圧V
15と比較され、比較用電圧V15を電圧V16が越える区間で
は端子には第2図(b)に示す電圧V3が発生する。こ
の電圧V3は抵抗R7を介してトランジスタQ7のベースに印
加される。第2図(c)はトランジスタQ7のコレクタ・
エミッタ間の電圧VQ7を示しており、この図で示してい
るようにトランジスタQ7は上記電圧V3が発生している期
間T1では導通して、電圧Q7が略0となり、電圧V3が導通
していない期間T2ではトランジスタQ7は非導通状態にあ
り、オペアンプIC4の出力が支配となる。従って、コン
トロール回路IC1の端子の出力が“L"のときの電圧VQ7
は管電圧検出部A3の出力、つまり管電圧に比例した電圧
となるので、第2図(c)に示した実線は管電圧が低い
場合を、破線は高い場合を夫々示している。ここで電圧
VQ7の夫々の場合のトランジスタQ2,Q3のスイッチング周
波数fについて見ると、電圧VQ7=0Vのとき、トランジ
スタQ6は開の状態であって、スイッチング周波数fは抵
抗R9とコンデンサC5とで決まり、電圧VQ7がある電圧を
持った場合、トランジスタQ6は能動領域の動作となり、
スイッチング周波数fは該領域のトランジスタQ6のコレ
クタ・エミッタ間の等価抵抗値及び抵抗R10,R9の合成抵
抗と、コンデンサC5とで決まる。管電圧が高い場合はト
ランジスタQ6の上記等価抵抗値が低く、管電圧が低い場
合はトランジスタQ6の等価抵抗値は高いので、管電圧が
高い場合にはスイッチング周波数fは高く、管電圧が低
い場合にはスイッチイング周波数fは低くなる。
第3図は上記状態を示しており、同図(a)は第2図
(c)を時間的に拡大したもので、電圧VQ7が略0のと
きは、端子の電圧V5は第3図(b)に示すように低い
周波数の鋸歯状波形となり、また電圧VQ7が管電圧に応
じて発生する時において、管電圧が低い場合は実線イで
示すように周波数が低い周波数の鋸歯状波形となり、管
電圧が高い場合は破線ロで示すように周波数が高い周波
数の鋸歯状波形となる。従ってコントロール回路IC1
出力端子(又は)から発生してノアゲートIC2又はI
C3と、抵抗R16又はR17とを介してトランジスタQ4又はQ5
を駆動する信号は周波数が低い場合には第3図(c)に
示すようになり、周波数が高い場合には第3図(d)の
ようになる。
ここで高圧放電灯DLとして高圧ナトリウム灯を用いて
いるとし、今何等かの原因で管電圧が上昇しょうとした
場合、第2図(c)のT2の期間においてスイッチング周
波数fが高くなり、該期間中のインダクタンス素子L2
インピーダンスが高くなって管電流を抑制する方向に働
き、管電圧の上昇を抑える。また逆に何等かの原因で管
電圧が下降しょうとした場合には上記と全く逆の作用で
管電圧の下降を抑えるように働くのである。また上記作
用は複数本の放電灯の管電圧ばらつきをも吸収すること
ができる。
そして上記動作において管電圧の如何に拘わらず第2
図(c)のT1の期間においてはスイッチッグ周波数fは
一定で、このスイッチング周波数fを所謂音響的共鳴に
よるアークの不安定が生じない周波数に設定しておくこ
とにより、上述の周波数変調によるアークの不安定回避
効果を第6図回路のように損なわずに、第5図回路の制
御部A1、トランジスタQ1、インダクタンス素子L1、ダイ
オードD1からなるスイッチングレギュレータの如く装置
を追加することなく所謂出力制御が可能となるという効
果を奏するものである。
尚第1図回路において高圧放電灯DLに静的に正特性な
高圧ナトリウム灯を用いて説明を加えたが、静的に負特
性な水銀灯、蛍光灯の場合においては第2図(c)のT2
期間における管電圧と電圧VQ7の関係を逆にするのみ
で、達成できることは明らかである。
実施例2 上記第1図実施例はT1,T2期間が一定でT2期間におけ
るスイッチング周波数fを管電圧に対して可変とする例
を述べたが、T2期間におけるスイッチング周波数fを略
一定にしておき、T2期間の自身を可変とするのが本実施
例である。尚具体的回路は第1図回路におけるコントロ
ール回路IC1の基準電圧を端子から端子に入れてい
たのを、例えば管電圧に比例する電圧を端子に入力す
るとよい。
第4図(a)は第2図(a)に対応する本実施例のコ
ントロール回路IC1の比較用電圧V15と端子の入力電圧
V16を示しており、図示するように本実施例では比較用
電圧V15を管電圧に対応して可変とし、管電圧が上昇す
ると同図の破線で示すように比較用電圧V15を高く設定
し、逆に管電圧が下降すると比較用電圧V15を実線の如
く低く設定し、第4図(b)の斜線部位で示すようにト
ランジスタQ6の動作領域の期間をT21とT22と変化させ
る。尚このトランジスタQ6の動作は完全導通でも良く、
この場合期間T21又はT22のスイッチング周波数fは第1
図回路における抵抗R9とR10との合成抵抗とコンデンサC
5によって決まる一定周波数となる。
しかしてスイッチング周波数fは期間T1で低く、期間
T2が高く設定したので、管電圧が上昇すると、高いスイ
ッチング周波数fである期間T2が増え(T22)、上述の
ランプ電流を減少させ、管電圧の上昇を抑え、管電圧が
下がると高いスイッチング周波数fである期間T2が減少
し(T21)、管電圧の下降を抑えるように作用する。
更に上述は説明を簡単にするために期間T1,T2に2つ
の周波数を用い期間T2におけるスイッチング周波数fの
制御で出力制御することを述べてきたが、少なくとも期
間T1にアークの不安定回避周波数を含んでおれば、全体
的に連続的な周波数変調がかかっていても同様な効果を
奏する。
また上述の回路では交流電源V1に同期して期間T1,T2
を設けているが、該期間T1,T2は周期的でありさえすれ
ばよいものである。
更上述の回路では定管電圧化を図っていたが、定電力
化等の出力制御にも適用可能である。更に又期間T2にお
けるスイッチング周波数fが期間T1より高い場合につい
てのみ述べてきたが、逆の場合も同様である。
[発明の効果] 本発明は上述のように構成し音響的共鳴によるアーク
の不安定を生じない周波数の高周波出力を発生させる期
間と上記高圧放電灯の出力制御用の別の周波数を発生す
る期間を両期間が所定サイクルで交互に現れるように形
成された高周波発生手段を備え、高周波発生手段には、
出力制御用の別の周波数発生期間の出力調整を行う手段
を設けたので、音響的共鳴によるアークの不安定を生じ
ない周波数の高周波出力を発生させる期間の存在によ
り、安定に点灯させることができるもので、高周波発生
手段に設けた出力調整の手段により出力制御用の別の周
波数発生期間で出力調整を行う際に、点灯全期間におい
て出力調整を行う場合のように周波数が変わってしまっ
てアークが不安定になる恐れが無く、安心して出力調整
が行え、そのため自動的に掃引する周波数変調の範疇に
入る放電灯点灯装置においても出力電圧の振幅制御のた
めの付属回路を追加する必要が無く、回路構成が複雑化
することなく、小型化が図れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1の回路図、第2図及び第3図
は同上の動作説明用の各部の波形図、第4図は本発明の
実施例2の動作説明用の各部の波形図、第5図は従来例
の回路構成図、第6図は別の従来例の回路構成図であ
り、A2は変調高周波発生回路、A3は管電圧検出部、A4
制御部、DLは高圧放電灯、L2はインダクタンス素子、IC
1はコントロール回路、fはスイッチング周波数、T1,T2
は期間である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−48095(JP,A) 特開 昭58−164197(JP,A) 特開 昭57−151199(JP,A) 実開 昭59−61500(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流を高周波に変換する高周波発生手段を
    直流電源に接続し、該高周波発生手段に接続し、該高周
    波手段の高周波出力をインダクタンス要素やキャパシタ
    ンス要素等の限流要素を介して高圧放電灯に接続して主
    回路を構成する放電灯点灯装置において、音響的共鳴に
    よるアークの不安定を生じない周波数の高周波出力を発
    生させる期間と上記高圧放電灯の出力制御用の別の周波
    数を発生する期間とが所定サイクルで交互に現れるよう
    に形成された高周波発生手段を備え、高周波発生手段に
    は、出力制御用の別の周波数発生期間の出力調整を行う
    手段を設けたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】出力制御用の別の周波数発生期間中の周波
    数を可変することにより出力調整を行う手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】出力制御用の別の周波数発生期間を可変す
    ることにより出力調整を行う手段を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の放電灯点灯装置。
JP60113710A 1985-05-27 1985-05-27 放電灯点灯装置 Expired - Lifetime JP2587809B2 (ja)

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