[go: up one dir, main page]

JP2585766Y2 - 高速ブロック式圧延機におけるロール圧下調整装置の作動装置 - Google Patents

高速ブロック式圧延機におけるロール圧下調整装置の作動装置

Info

Publication number
JP2585766Y2
JP2585766Y2 JP9142992U JP9142992U JP2585766Y2 JP 2585766 Y2 JP2585766 Y2 JP 2585766Y2 JP 9142992 U JP9142992 U JP 9142992U JP 9142992 U JP9142992 U JP 9142992U JP 2585766 Y2 JP2585766 Y2 JP 2585766Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
rolling mill
joint
block type
speed block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9142992U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0648903U (ja
Inventor
喜八 池部
浩一郎 川上
二生 山田
欣広 井上
忠雄 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP9142992U priority Critical patent/JP2585766Y2/ja
Publication of JPH0648903U publication Critical patent/JPH0648903U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2585766Y2 publication Critical patent/JP2585766Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Metal Rolling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、細径線材や棒鋼材を圧
延する高速ブロック式圧延機におけるロール圧下調整装
置の作動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば線材圧延の仕上げ圧延機には、例
えば3個のディスクロール(以下、単に「ロール」とい
う)をスタンド内に互いに120°の角度で組み込んだ
圧延機を、1つのフレーム内に適数台、水平面に対して
180°ずつずらせて組み合わせ、線材にツイストを与
えないで高速圧延が行える高速ブロック式圧延機が採用
されている。
【0003】ところで、このような高速ブロック式圧延
機のロール圧下量の調整は、手動によるか、油圧モータ
式圧下調整装置を用いるか、のどちらかで行っていた。
先ず手動による方法は、図7に示すように、ロールハウ
ジング1の上部に設けられたジョイント部2に直接ハン
ドル3を嵌合させ、作業者がハンドル3を正逆回転させ
つつ角度目盛りによって目視で圧下量を確認しつつ調整
するものである。
【0004】また油圧モータ式圧下調整装置を用いる方
法は、図8に示すように、油圧モータ4の出力軸の正逆
回転を、減速機5・動力伝達軸6・ベベルギアボックス
7・カップリング8等を介してウォームギア9に伝達し
てこのウォームギア9に噛合するウォームホイール10
を所要角度正逆回転し、これによりウォームホイール1
0の外周側側面に枢着されたリンク機構11を介してロ
ール12と偏心して取り付けられた偏心ブッシュ13を
所要角度正逆回転させ、ロール12の圧下量を調整する
ものである。なお、圧下量はベベルギアボックス7に設
置されたパルスジェネレータ14によって確認する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
手動による方法では調整に時間がかかり、また同じ量の
調整を行っても作業者によって若干異なるという問題が
ある。また、後者の油圧モータ式圧下調整装置を用いる
方法では、構成要素が多く、かつ、ロールハウジングの
交換等の作業を考慮して、これらの構成要素全体を一括
して可動着脱式としているので、調整装置全体が大型で
あり、しかも、圧下量の検出用にパルスジェネレータ等
が別置きで必要であり、構成要素がさらに増加するとい
う問題がある。
【0006】本考案は、上記した従来の圧下調整時にあ
った問題点に鑑みてなされたものであり、簡素な構成で
コンパクトなロール圧下調整装置の作動装置を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本考案の高速ブロック式圧延機におけるロール
圧下調整装置の作動装置は、高速ブロック式圧延機を構
成する適数のスタンドの内の圧下調整装置を備えたスタ
ンドに設置してロール圧下調整装置を作動する装置であ
って、ロールハウジングの上部に設けられたロール圧下
調整装置の作動用ジョイント部に嵌合するジョイント
を、偏心吸収機能を有する継ぎ手を介してスプライン軸
の下端に設置するとともに、このスプライン軸の正逆回
転をサーボモータの回転部に固定されたスプライン孔を
介して行い、かつ、前記スプライン軸をシリンダ装置の
ロッドの出退動によって昇降可能に構成したのである。
【0008】
【作用】本考案の高速ブロック式圧延機におけるロール
圧下調整装置の作動装置は、シリンダ装置のロッドを出
動作させてスプライン軸の下端に設置したジョイントを
ロールハウジングの上部に設けられたロール圧下調整装
置の作動用ジョイント部に嵌合させた後、サーボモータ
を正逆回転させれば、所要のロール圧下量の調整が行え
る。なお、ジョイント部とジョイントとの若干の偏心は
継ぎ手によって吸収できる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の高速ブロック式圧延機におけ
るロール圧下調整装置の作動装置を図1〜図6に示す1
実施例に基づいて説明する。図1は本考案の作動装置を
高速ブロック式圧延機の3つのスタンドに配置した際の
正面図、図2は図1の矢視A−A図、図3は図1の矢視
B−B図、図4は本考案の作動装置によって作動させる
ロール圧下調整装置の1例を示す説明図、図5は図4の
C−C断面図、図6は図4のD−D断面図である。
【0010】本考案の作動装置は、高速ブロック式圧延
機を構成する適数のスタンドの内の圧下調整装置を備え
たスタンド(本実施例では3台のスタンド)に設置し
て、例えば図4〜図6に示すような構成のロール圧下調
整装置を作動するものであり、図1〜図3に示すような
構成となされている。
【0011】すなわち、図1〜図3において、21はス
プライン軸22の下端に若干の偏心を吸収する機能を有
する継ぎ手23を介して取り付けられたジョイントであ
り、ロール圧下調整装置の入力部であるジョイント部3
3に嵌合すべく形成されている。
【0012】24は前記スプライン軸22に噛合するス
プライン孔であり、このスプライン孔24はサーボモー
タ25の回転部に固定配置され、正逆回転するようにな
っている。従って、サーボモータ25の正逆回転はスプ
ライン孔24・スプライン軸22・継ぎ手23を介して
ジョイント21に伝達されることになる。
【0013】26はシリンダ装置であり、そのロッド端
はブラケット27に枢着され、ロッドの出退動によって
ブラケット27はガイドロッド28に案内されて昇降動
する。そして、このブラケット27には前記スプライン
軸22の先端部が保持されており、従って、シリンダ装
置26のロッドの出退動によってブラケット27を介し
てスプライン軸22も昇降動することになる。
【0014】29は前記したサーボモータ25・シリン
ダ装置26等を収納するボックスであり、高温・多湿の
雰囲気環境からサーボモータ25・シリンダ装置26等
を遮断するためのものである。なお、図1〜図3中の3
0はプロテクトフード、31はこのプロテクトフードの
揺動用シリンダ装置、32はこれら両者を移動させるた
めのプロテクトフード台車である。
【0015】本考案の作動装置は上記したような構成で
あり、次にかかる作動装置を用いて高速ブロック式圧延
機におけるロール圧下調整装置を作動させて圧下量を調
整する方法を説明する。
【0016】すなわち、高速ブロック式圧延機における
ロールの圧下量を調整するには、先ず、シリンダ装置2
6のロッドを出動作させてブラケット27を介してスプ
ライン軸24の下端に設置したジョイント21を降下さ
せる。この降下により、ジョイント21はロールハウジ
ングの上部に設けられたロール圧下調整装置の作動用ジ
ョイント部33に嵌合する。なお、この際ジョイント部
33とジョイント21との若干の偏心は継ぎ手23によ
って吸収できるので何ら問題はない。
【0017】次に、サーボモータ25を正(逆)回転さ
せれば、ジョイント部33に伝達された回転力は、図4
〜図6に示すように、ウォームギア34を介してこれに
噛合するウォームホイール35に伝達され、ウォームホ
イール35をキー着した軸36を介してアーム37を所
要角度回転させる。そして、アーム37の所要角度の回
転によりレバー38を介して偏心カートリッジ39が所
要角度回転し、各ロール40の軸40aの位置を移動さ
せてロール40の圧下量の調節が行われる。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
簡素でコンパクトな構成でロール圧下量の調整が、高精
度に、しかも、遠隔操作により、あるいは自動的に行え
ることになり、空間の極めて制約される高速ブロック式
圧延機におけるロール圧下調整装置の作動装置として極
めて有益である。
【0019】なお、本実施例では、サーボモータによっ
てジョイントの正逆回転を行うものを示したが、類似の
機能を有するアクチュエータであれば油圧その他のもの
でもよいことはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の作動装置を高速ブロック式圧延機の3
つのスタンドに配置した際の正面図である。
【図2】図1の矢視A−A図である。
【図3】図1の矢視B−B図である。
【図4】本考案の作動装置によって作動させるロール圧
下調整装置の1例を示す説明図である。
【図5】図4のC−C断面図である。
【図6】図4のD−D断面図である。
【図7】手動によって高速ブロック式圧延機のロール圧
下量を調整する際の説明図である。
【図8】油圧モータ式圧下調整装置を用いて高速ブロッ
ク式圧延機のロール圧下量を調整する際の説明図であ
る。
【符号の説明】
21 ジョイント 22 スプライン軸 23 継ぎ手 24 スプライン孔 25 サーボモータ 26 シリンダ装置 33 ジョイント部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 井上 欣広 福岡県北九州市小倉北区許斐町1番地 住友金属工業株式会社 小倉製鉄所内 (72)考案者 吉田 忠雄 福岡県北九州市小倉北区許斐町1番地 住友金属工業株式会社 小倉製鉄所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21B 1/18,13/10,31/20,31/24

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速ブロック式圧延機を構成する適数の
    スタンドの内の圧下調整装置を備えたスタンドに設置し
    てロール圧下調整装置を作動する装置であって、ロール
    ハウジングの上部に設けられたロール圧下調整装置の作
    動用ジョイント部に嵌合するジョイントを、偏心吸収機
    能を有する継ぎ手を介してスプライン軸の下端に設置す
    るとともに、このスプライン軸の正逆回転をサーボモー
    タの回転部に固定されたスプライン孔を介して行い、か
    つ、前記スプライン軸をシリンダ装置のロッドの出退動
    によって昇降可能に構成したことを特徴とする高速ブロ
    ック式圧延機におけるロール圧下調整装置の作動装置。
JP9142992U 1992-12-15 1992-12-15 高速ブロック式圧延機におけるロール圧下調整装置の作動装置 Expired - Fee Related JP2585766Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9142992U JP2585766Y2 (ja) 1992-12-15 1992-12-15 高速ブロック式圧延機におけるロール圧下調整装置の作動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9142992U JP2585766Y2 (ja) 1992-12-15 1992-12-15 高速ブロック式圧延機におけるロール圧下調整装置の作動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0648903U JPH0648903U (ja) 1994-07-05
JP2585766Y2 true JP2585766Y2 (ja) 1998-11-25

Family

ID=14026135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9142992U Expired - Fee Related JP2585766Y2 (ja) 1992-12-15 1992-12-15 高速ブロック式圧延機におけるロール圧下調整装置の作動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2585766Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0648903U (ja) 1994-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6234485B2 (ja)
JPH0776797B2 (ja) 遠隔処理装置用の遠隔操作可能な位置決め兼支持装置
JP3369802B2 (ja) 移動体の駆動装置
JP2585766Y2 (ja) 高速ブロック式圧延機におけるロール圧下調整装置の作動装置
JPH06102208B2 (ja) 連続的に運転される冷間ピルガ−圧延装置
JPH0761706A (ja) 折機用咬え胴の咬え板間隔調整装置
JP3157847B2 (ja) レーザ加工ヘッド装置
US4132099A (en) Four-roller workpiece bending machine
US3383957A (en) Position feedback drive mechanism for machine tools
CN116652469B (zh) 一种钢结构桥梁施工用焊接装置及其方法
US2477108A (en) Blowpipe machine speed control mechanism
JP2843771B2 (ja) 圧延装置
JP3510954B2 (ja) 工作機械のドア装置
JP3245503B2 (ja) 棒線材のスキンパス用3ローラガイド装置
JP3112294B2 (ja) 工作機械における作動体の位置決め制御装置
JPH0218923B2 (ja)
CN219606605U (zh) 一种电子信息图像采集设备用图像采集调节机构
JPS5853123Y2 (ja) クロスウエツジロ−リング用の圧延機
JP3898275B2 (ja) ダイヘッド調整装置
JPH06286925A (ja) スリッタ装置におけるスリット幅設定機構
JP3378070B2 (ja) 熱切断加工用パイプ支持装置
JP3116107B2 (ja) 弁座摺合せ装置
JP2504730Y2 (ja) ガイドシフト装置
JPH08174079A (ja) ロール曲げ装置
JPH10277462A (ja) ダイヘッド調整装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees