JP2582626B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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- JP2582626B2 JP2582626B2 JP63194871A JP19487188A JP2582626B2 JP 2582626 B2 JP2582626 B2 JP 2582626B2 JP 63194871 A JP63194871 A JP 63194871A JP 19487188 A JP19487188 A JP 19487188A JP 2582626 B2 JP2582626 B2 JP 2582626B2
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- alkyl
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は皮膚あるいは毛髪への刺激、損傷性が著しく
緩和され、且つ起泡力・洗浄力が優れ、しかもすすぎ
性、使用時の手の感触の良好な低刺激性洗浄剤組成物に
関する。
緩和され、且つ起泡力・洗浄力が優れ、しかもすすぎ
性、使用時の手の感触の良好な低刺激性洗浄剤組成物に
関する。
人体に対する安全性意識が益々高まつてきている今
日、衣料用洗浄剤、台所用洗浄剤、住居用洗浄剤、毛髪
用洗浄剤、身体用洗浄剤などの人間の皮膚に触れる機会
の多い洗浄剤においては、皮膚に対する作用を温和にす
るため様々な試みがなされてきた。例えば、組成物のpH
を5〜6(弱酸性)に調整し、人間の皮膚のpHに近づ
け、皮膚に対してその作用が温和になるようにしたり、
主洗浄基剤にできるだけ低刺激性のものを使用する等の
傾向が見られる。そのような低刺激性洗浄基剤として、
最近、アミノ酸系の界面活性剤やアルキルリン酸系の界
面活性剤等が登場してきている(特公昭50−40125号、
特公昭51−426023号、特公昭55−9033号、特公昭58−27
319号)。しかし、これらの界面活性剤は、低刺激性で
はあるものの、単独では必ずしも充分な基泡力・洗浄力
を発揮しえない、溶解性が悪い等の欠点を有している。
また、台所用洗浄剤においては、従来、アルキルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウムが、優れた洗浄性能をもつ基剤
として広く用いられてきたが、皮膚からの脱脂力が強
く、手荒れが起きやすい難点を有していた。
日、衣料用洗浄剤、台所用洗浄剤、住居用洗浄剤、毛髪
用洗浄剤、身体用洗浄剤などの人間の皮膚に触れる機会
の多い洗浄剤においては、皮膚に対する作用を温和にす
るため様々な試みがなされてきた。例えば、組成物のpH
を5〜6(弱酸性)に調整し、人間の皮膚のpHに近づ
け、皮膚に対してその作用が温和になるようにしたり、
主洗浄基剤にできるだけ低刺激性のものを使用する等の
傾向が見られる。そのような低刺激性洗浄基剤として、
最近、アミノ酸系の界面活性剤やアルキルリン酸系の界
面活性剤等が登場してきている(特公昭50−40125号、
特公昭51−426023号、特公昭55−9033号、特公昭58−27
319号)。しかし、これらの界面活性剤は、低刺激性で
はあるものの、単独では必ずしも充分な基泡力・洗浄力
を発揮しえない、溶解性が悪い等の欠点を有している。
また、台所用洗浄剤においては、従来、アルキルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウムが、優れた洗浄性能をもつ基剤
として広く用いられてきたが、皮膚からの脱脂力が強
く、手荒れが起きやすい難点を有していた。
その為、最近では、皮膚に対してより低刺激なアルキ
ルエトキシ硫酸ナトリウムを主洗浄基剤とした台所用洗
浄剤が主流を占めるようになつてきた。更には第三級ア
ミンオキサイドや高級脂肪酸ジエタノールアミド等の補
助界面活性剤を併用することにより諸性能を更に向上さ
せると同時に、皮膚に対する作用が、よりマイルド化さ
れてきた。
ルエトキシ硫酸ナトリウムを主洗浄基剤とした台所用洗
浄剤が主流を占めるようになつてきた。更には第三級ア
ミンオキサイドや高級脂肪酸ジエタノールアミド等の補
助界面活性剤を併用することにより諸性能を更に向上さ
せると同時に、皮膚に対する作用が、よりマイルド化さ
れてきた。
しかしながら、このように各種洗浄剤の皮膚に対する
作用が従来に比べ、温和になつてきてはいるものの、ま
だまだ充分満足しうる水準に達してはいないのが現状で
ある。
作用が従来に比べ、温和になつてきてはいるものの、ま
だまだ充分満足しうる水準に達してはいないのが現状で
ある。
一方、糖誘導体界面活性剤であるアルキルグリコシド
は低刺激性界面活性剤であり、しかも非イオン性界面活
性剤であるにも拘わらず、それ自身安定な泡を生成する
だけでなく、他の陰イオン性界面活性剤に対して泡安定
剤として作用することが知られており、近年注目されつ
つある。例えば、特開昭58−104625号公報にはアルキル
グリコシドと陰イオン性界面活性剤を含有する起泡性界
面活性剤組成物、特開昭62−74999号公報にはアルキル
グリコシド、陰イオン性界面活性剤及び脂肪酸アルカノ
ールアミドを含有する低刺激性かつ発泡力、洗浄力の優
れた食器手洗用液体洗剤組成物が記載されている。しか
しながら、これらの組成物の諸性能は従来のポリオキシ
エチレンアルキルエーテルを主剤とする洗剤より優れて
いるが、未だ十分でない。特に洗浄後のすすぎ性、手の
感触において劣つている。
は低刺激性界面活性剤であり、しかも非イオン性界面活
性剤であるにも拘わらず、それ自身安定な泡を生成する
だけでなく、他の陰イオン性界面活性剤に対して泡安定
剤として作用することが知られており、近年注目されつ
つある。例えば、特開昭58−104625号公報にはアルキル
グリコシドと陰イオン性界面活性剤を含有する起泡性界
面活性剤組成物、特開昭62−74999号公報にはアルキル
グリコシド、陰イオン性界面活性剤及び脂肪酸アルカノ
ールアミドを含有する低刺激性かつ発泡力、洗浄力の優
れた食器手洗用液体洗剤組成物が記載されている。しか
しながら、これらの組成物の諸性能は従来のポリオキシ
エチレンアルキルエーテルを主剤とする洗剤より優れて
いるが、未だ十分でない。特に洗浄後のすすぎ性、手の
感触において劣つている。
本発明者らは、アルキルグリコシドのもつ特性を最大
限に引き出すべく鋭意研究の結果、多価アルコールのポ
リアルキレンオキシド付加物を併用すれば皮膚への刺激
性がさらに緩和されるとともに洗浄力、起泡力も増強さ
れ、しかもすすぎ性、手の感触も改良されることを見出
し、本発明を完成した。
限に引き出すべく鋭意研究の結果、多価アルコールのポ
リアルキレンオキシド付加物を併用すれば皮膚への刺激
性がさらに緩和されるとともに洗浄力、起泡力も増強さ
れ、しかもすすぎ性、手の感触も改良されることを見出
し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、次の成分(a)及び(b)、 (a)アルキルグリコシド (b)平均分子量が300〜4000である、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、グリセリン、ポリグリセリン、トリメチロールプロ
パン、ペンタエリスリトール及びソルビトールからなる
群より選ばれる多価アルコールのポリアルキレンオキシ
ド付加物(但し、多価アルコールがエチレングリコール
のとき、アルキレンオキシドはプロピレンオキシドであ
る) を含有し、(b)/(a)が重量比で1/300〜1/2の範囲
にあることを特徴とする洗浄剤組成物を提供するもので
ある。
ール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、グリセリン、ポリグリセリン、トリメチロールプロ
パン、ペンタエリスリトール及びソルビトールからなる
群より選ばれる多価アルコールのポリアルキレンオキシ
ド付加物(但し、多価アルコールがエチレングリコール
のとき、アルキレンオキシドはプロピレンオキシドであ
る) を含有し、(b)/(a)が重量比で1/300〜1/2の範囲
にあることを特徴とする洗浄剤組成物を提供するもので
ある。
本発明において、主界面活性剤として用いられる
(a)成分は下記の一般式(I)で表される。
(a)成分は下記の一般式(I)で表される。
R1(OR2)xGy (I) (上記式中、R1は直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜18のアル
キル基、アルケニル基又はアルキルフェニル基を表し、
R2は炭素数2〜4のアルキレン基を表し、Gは炭素数5
〜6の還元糖に由来する残基であり、xはその平均値が
0〜5である。yはその平均値が1〜10である。) xはその平均値が0〜5であるが、この値が水溶性、
結晶性を調整する。つまり、xが高い程水溶性が高くな
り且つ結晶性が低くなる傾向にある。好ましいxの値は
0〜2である。次に、yはその平均が1より大きい場
合、つまり2糖以上の糖鎖を親水性基とする一般式
(I)で示される界面活性剤を含有する場合、糖鎖の結
合様式は1−2、1−3、1−4、1−6結合、更にα
−、β−ピラノシド、又はフラノシド結合及びこれらの
混合された結合様式を有する任意の混合物を含むことが
可能である。また、yは1〜10であるが、好ましい平均
値は約1.0〜3.0である。これは後述する増泡剤である多
価アルコールのポリアルキレン付加物の含有量をより少
量で十分な増泡効果を得るために好ましい値である。ま
た、R1は直鎖又は分岐鎖を有する炭素数8〜18のアルキ
ル基、アルケニル基又はアルキルフエニル基であるが、
溶解性、起泡性及び洗浄性の点から、好ましい炭素数は
10〜14である。また、R2は炭素数2〜4のアルキレン基
であるが、水溶性などから好ましい値は2〜3である。
さらにGは単糖もしくは2糖以上の原料によつてその構
造が決定されるが、このGの原料としては、単糖ではグ
ルコース、ガラクトース、キシロース、マンノース、リ
キソース、アラビノース等及びこれらの混合物等が、2
糖以上ではマルトース、キシロビオース、イソマルトー
ス、セロビオース、ゲンチビオース、ラクトース、スク
ロース、ニゲロース、ツラノース、ラフイノース、ゲン
チアノース、メレジトース等及びこれらの混合物等が挙
げられる。これらの内好ましい単糖類原料は、それらの
入手性及び低コストの点においてグルコース、フルクト
ースであり、2糖以上ではマルトース、スクロースであ
る。
キル基、アルケニル基又はアルキルフェニル基を表し、
R2は炭素数2〜4のアルキレン基を表し、Gは炭素数5
〜6の還元糖に由来する残基であり、xはその平均値が
0〜5である。yはその平均値が1〜10である。) xはその平均値が0〜5であるが、この値が水溶性、
結晶性を調整する。つまり、xが高い程水溶性が高くな
り且つ結晶性が低くなる傾向にある。好ましいxの値は
0〜2である。次に、yはその平均が1より大きい場
合、つまり2糖以上の糖鎖を親水性基とする一般式
(I)で示される界面活性剤を含有する場合、糖鎖の結
合様式は1−2、1−3、1−4、1−6結合、更にα
−、β−ピラノシド、又はフラノシド結合及びこれらの
混合された結合様式を有する任意の混合物を含むことが
可能である。また、yは1〜10であるが、好ましい平均
値は約1.0〜3.0である。これは後述する増泡剤である多
価アルコールのポリアルキレン付加物の含有量をより少
量で十分な増泡効果を得るために好ましい値である。ま
た、R1は直鎖又は分岐鎖を有する炭素数8〜18のアルキ
ル基、アルケニル基又はアルキルフエニル基であるが、
溶解性、起泡性及び洗浄性の点から、好ましい炭素数は
10〜14である。また、R2は炭素数2〜4のアルキレン基
であるが、水溶性などから好ましい値は2〜3である。
さらにGは単糖もしくは2糖以上の原料によつてその構
造が決定されるが、このGの原料としては、単糖ではグ
ルコース、ガラクトース、キシロース、マンノース、リ
キソース、アラビノース等及びこれらの混合物等が、2
糖以上ではマルトース、キシロビオース、イソマルトー
ス、セロビオース、ゲンチビオース、ラクトース、スク
ロース、ニゲロース、ツラノース、ラフイノース、ゲン
チアノース、メレジトース等及びこれらの混合物等が挙
げられる。これらの内好ましい単糖類原料は、それらの
入手性及び低コストの点においてグルコース、フルクト
ースであり、2糖以上ではマルトース、スクロースであ
る。
(a)成分は通常組成物中に1〜60重量%、好ましく
は10〜40重量%配合される。
は10〜40重量%配合される。
本発明の組成物における(b)成分は、多価アルコー
ルのポリアルキレンオキシド付加物であり、多価アルコ
ールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ネオペンチルグリコールなどの2価アルコール、
グリセリン、ポリグリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール、ソルビトール等の3価以上
のアルコールが好適なものとして挙げられる。この中で
もエチレングリコール又はグリセリンのポリプロピレン
オキシド付加物が特に望ましい。これらの(b)成分は
単独で又は2種以上を混合して用いられる。(b)成分
はアルキルグリコシドを含有する洗浄剤組成物中に配合
すると皮膚への刺激性がさらに緩和されるとともに洗浄
力・起泡力も増強され、しかもすすぎ性、使用時の手の
感触も改良される。
ルのポリアルキレンオキシド付加物であり、多価アルコ
ールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ネオペンチルグリコールなどの2価アルコール、
グリセリン、ポリグリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール、ソルビトール等の3価以上
のアルコールが好適なものとして挙げられる。この中で
もエチレングリコール又はグリセリンのポリプロピレン
オキシド付加物が特に望ましい。これらの(b)成分は
単独で又は2種以上を混合して用いられる。(b)成分
はアルキルグリコシドを含有する洗浄剤組成物中に配合
すると皮膚への刺激性がさらに緩和されるとともに洗浄
力・起泡力も増強され、しかもすすぎ性、使用時の手の
感触も改良される。
これらの効果の発現の為には、多価アルコールのポリ
アルキレンオキシド付加物の分子量が300〜4000、好ま
しくは500〜2000の範囲内である必要があり、この範囲
を逸脱した場合には皮膚への刺激性の緩和効果、洗浄力
・起泡力増強効果は小さく、すすぎ性、使用時の手の感
触向上効果も発現しない。
アルキレンオキシド付加物の分子量が300〜4000、好ま
しくは500〜2000の範囲内である必要があり、この範囲
を逸脱した場合には皮膚への刺激性の緩和効果、洗浄力
・起泡力増強効果は小さく、すすぎ性、使用時の手の感
触向上効果も発現しない。
(b)成分は組成物中に0.1〜10重量%、好ましくは
1〜5重量%配合される。
1〜5重量%配合される。
また、本発明の洗浄剤組成物は、(b)/(a)が重
量比で1/300〜1/2、好ましくは1/200〜2/5、特に好まし
くは1/100〜1/3になるようにする。
量比で1/300〜1/2、好ましくは1/200〜2/5、特に好まし
くは1/100〜1/3になるようにする。
本発明の洗浄剤組成物には、上記必須成分の他に、必
要に応じて公知の洗浄剤用の活性剤を洗浄力や起泡力を
向上させる目的で、適宜添加配合することができる。斯
かる活性剤としては、例えばポリオキシエチレン(平均
付加モル数4〜20)アルキル(C7〜C18の直鎖又は分
岐)エーテル、C3〜C22の高級脂肪酸のモノ又はジアル
カノール(C2〜C3)アミド、第三級アルキル(C8〜C18
の直鎖又は分岐)アミンオキサイド等の非イオン性界面
活性剤;α−オレフイン(C8〜C20)スルホン酸塩〔N
a、K、Mg、トリエタノールアミン(TEA)、NH4〕、ポ
リオキシエチレン(平均付加モル数2〜8)アルキル
(C8〜C18の直鎖又は分岐)硫酸エステル塩(Na、K、M
g、トリエタノールアミン、NH4)、α−スルホ脂肪酸エ
ステル塩 R2;C8〜C18、R6;C1〜C4、M;アルカリ金属)、N−アシ
ル(C8〜C18)グルタミン酸塩(Na、K、TEA)、モノア
ルキル(C8〜C18)リン酸塩(Na、K、TEA、アルギニ
ン)、直鎖アルキル(C10〜C18)ベンゼンスルホン酸塩
(Na、K、Mg)等のアニオン性活性剤;アルキルベタイ
ン、アルキルスルホベタインなどの両性活性剤などが挙
げられる。
要に応じて公知の洗浄剤用の活性剤を洗浄力や起泡力を
向上させる目的で、適宜添加配合することができる。斯
かる活性剤としては、例えばポリオキシエチレン(平均
付加モル数4〜20)アルキル(C7〜C18の直鎖又は分
岐)エーテル、C3〜C22の高級脂肪酸のモノ又はジアル
カノール(C2〜C3)アミド、第三級アルキル(C8〜C18
の直鎖又は分岐)アミンオキサイド等の非イオン性界面
活性剤;α−オレフイン(C8〜C20)スルホン酸塩〔N
a、K、Mg、トリエタノールアミン(TEA)、NH4〕、ポ
リオキシエチレン(平均付加モル数2〜8)アルキル
(C8〜C18の直鎖又は分岐)硫酸エステル塩(Na、K、M
g、トリエタノールアミン、NH4)、α−スルホ脂肪酸エ
ステル塩 R2;C8〜C18、R6;C1〜C4、M;アルカリ金属)、N−アシ
ル(C8〜C18)グルタミン酸塩(Na、K、TEA)、モノア
ルキル(C8〜C18)リン酸塩(Na、K、TEA、アルギニ
ン)、直鎖アルキル(C10〜C18)ベンゼンスルホン酸塩
(Na、K、Mg)等のアニオン性活性剤;アルキルベタイ
ン、アルキルスルホベタインなどの両性活性剤などが挙
げられる。
本発明の洗浄剤組成物の原液のpH範囲は4〜10が好ま
しく、特にpH5〜8が好ましい。
しく、特にpH5〜8が好ましい。
また、本発明の洗浄剤組成物には、組成物の分離安定
性、洗浄性能及び起泡性能を損なわない範囲で他の任意
成分を添加することができる。例えば、エチルアルコー
ルのような低級脂肪族アルコール、トルエンスルホン酸
やキシレンスルホン酸のナトリウム塩やカリウム塩及び
尿素などの可溶化剤、粘土鉱物や水溶性高分子物質等の
粘度調節剤、方解石、珪石、リン酸カルシウム、ゼオラ
イト、ポリエチレン、ナイロン、ポリスチレン等の水不
溶性研磨剤、グリセリン、ソルビトール等の保湿剤、カ
チオン化セルロース等の感触向上剤、その他酵素、香
料、色素、防腐・防カビ剤等を添加することができる。
性、洗浄性能及び起泡性能を損なわない範囲で他の任意
成分を添加することができる。例えば、エチルアルコー
ルのような低級脂肪族アルコール、トルエンスルホン酸
やキシレンスルホン酸のナトリウム塩やカリウム塩及び
尿素などの可溶化剤、粘土鉱物や水溶性高分子物質等の
粘度調節剤、方解石、珪石、リン酸カルシウム、ゼオラ
イト、ポリエチレン、ナイロン、ポリスチレン等の水不
溶性研磨剤、グリセリン、ソルビトール等の保湿剤、カ
チオン化セルロース等の感触向上剤、その他酵素、香
料、色素、防腐・防カビ剤等を添加することができる。
本発明の洗浄剤組成物は、優れた洗浄力と豊かな起泡
力を有し、皮膚又は毛髪に対する作用が温和で手荒れ性
が少なく、しかもすすぎ性、使用時の手の感触に優れた
実用的価値の高い低刺激性洗浄剤組成物である。
力を有し、皮膚又は毛髪に対する作用が温和で手荒れ性
が少なく、しかもすすぎ性、使用時の手の感触に優れた
実用的価値の高い低刺激性洗浄剤組成物である。
次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
<試験法及び評価基準> (1) 起泡力試験 汚れ成分として市販のバターを洗剤濃度0.5%の洗剤
溶液に0.1%添加した時の起泡力を測定する。測定法
は、直径5cmのガラス円筒にバターを添加した上記洗剤
溶液40mlを入れ、10分間回転撹拌を行い、停止直後の泡
高を測定する。
溶液に0.1%添加した時の起泡力を測定する。測定法
は、直径5cmのガラス円筒にバターを添加した上記洗剤
溶液40mlを入れ、10分間回転撹拌を行い、停止直後の泡
高を測定する。
(2) 洗浄力試験 牛脂に指示薬としてスダンIII(赤色色素)を0.1%添
加し、この2.5gを磁製の皿(直径25cm)に塗布したもの
を洗剤3g、水(用水;硬度3.5゜DHの水)27gをしみ込ま
せたスポンジを用いて20℃でこすり洗いし、もはや皿よ
り牛脂がきれいに取れなくなるまでの洗浄された皿の枚
数をもつて示す。
加し、この2.5gを磁製の皿(直径25cm)に塗布したもの
を洗剤3g、水(用水;硬度3.5゜DHの水)27gをしみ込ま
せたスポンジを用いて20℃でこすり洗いし、もはや皿よ
り牛脂がきれいに取れなくなるまでの洗浄された皿の枚
数をもつて示す。
(3) すすぎ性 直径30cm、高さ12cmのバツトに入れた濃度0.25%の試
料溶液3を10分間回転撹拌を行ない、泡立てバツトの
底に取り付けたコツクを開いて液のみを排出させる。次
に水道水3を入れ、同様に10分間回転撹拌を行ない排
液させる。この操作をバツト中に泡が全く認められなく
なるまで水道水を替えて繰返し行ない、水道水の取替え
回数で評価する。
料溶液3を10分間回転撹拌を行ない、泡立てバツトの
底に取り付けたコツクを開いて液のみを排出させる。次
に水道水3を入れ、同様に10分間回転撹拌を行ない排
液させる。この操作をバツト中に泡が全く認められなく
なるまで水道水を替えて繰返し行ない、水道水の取替え
回数で評価する。
(4) 使用時及び使用後の手の感触 2種類の洗剤A,Bを用意し、それぞれ2ビーカーに4
0℃、10重量%の洗剤溶液を調製する。洗剤A,Bの水溶液
の感触を下記の要領で官能試験により比較する。
0℃、10重量%の洗剤溶液を調製する。洗剤A,Bの水溶液
の感触を下記の要領で官能試験により比較する。
液の感触 洗剤A,Bの水溶液に、左右別々に手首まで浸漬する。
浸漬1分後の液の感触を、洗剤Aを基準に下記の評価点
で採用する。
浸漬1分後の液の感触を、洗剤Aを基準に下記の評価点
で採用する。
使用後の感触 十分にすすいだ後、乾いたタオルで手を拭いた後の手
の感触を、洗剤Aを基準に下記の評価点で採点する。
の感触を、洗剤Aを基準に下記の評価点で採点する。
被験者10人を対象に上記の試験を行い、各項目につい
て得られた得点の総和で、洗剤Bの使用感を評価する。
て得られた得点の総和で、洗剤Bの使用感を評価する。
(5) 手荒れ性試験 洗浄剤組成物5重量%の洗剤溶液を調製し、液温を30
℃に保ち、毎分20分間手を浸漬した後、よく水洗する。
この操作を3日間繰り返す。被験者5人の手の状態を4
日後に次の基準により目視判定し、平均点で示した。こ
の時の評価基準は以下の通りである。
℃に保ち、毎分20分間手を浸漬した後、よく水洗する。
この操作を3日間繰り返す。被験者5人の手の状態を4
日後に次の基準により目視判定し、平均点で示した。こ
の時の評価基準は以下の通りである。
この試験においては平均点は4点以上であることが望
ましい。
ましい。
5点:手荒れが殆ど認められない 4点:手荒れがほんの僅かに認められる。
3点:手荒れが若干認められる 2点:手荒れがなかり認められる 1点:手荒れが著しく認められる 実施例1 下記の表1に示す組成物を調製し、上記の評価方法に
よつて洗浄力、起泡力、すすぎ性、使用時及び使用後の
手の感触、手荒れ性について評価を行つた。結果を表1
に示す。
よつて洗浄力、起泡力、すすぎ性、使用時及び使用後の
手の感触、手荒れ性について評価を行つた。結果を表1
に示す。
尚、使用時及び使用後の手の感触の試験について用い
た比較洗剤は洗剤A(表1の9)であり、これと洗剤B
(表1の1〜8)について比較試験を行つた。
た比較洗剤は洗剤A(表1の9)であり、これと洗剤B
(表1の1〜8)について比較試験を行つた。
実施例2 シヤンプー(毛髪又は身体用): (重量%) アルキルグリコシド 20 一般式(I) PPG2000(ジオールタイプ) 2 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 0.5 エタノール 3 香料 微量 水 残部 100 (pHは7.0に調整) 実施例3 浴室用洗浄剤: (重量%) アルキルグリコシド 5 一般式(I) ペンタエリスリトールのPO付加物(分子量2000) 3 クエン酸 4 香料,色素 微量 水 残部 100 (pHは5.0に調整) 実施例4 液体クレンザー: (重量%) アルキルグリコシド 4 一般式(I) トリメチロールプロパンのEO付加物(分子量3000) 3 研磨剤(珪石) 40 香料,抗菌剤 微量 水 残部 100 (pHは7.5に調整)
Claims (3)
- 【請求項1】次の成分(a)及び(b)、 (a)アルキルグリシド (b)平均分子量が300〜4000である、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、グリセリン、ポリグリセリン、トリメチロールプロ
パン、ペンタエリスリトール及びソルビトールからなる
群より選ばれる多価アルコールのポリアルキレンオキシ
ド付加物(但し、多価アルコールがエチレングリコール
のとき、アルキレンオキシドはプロピレンオキシドであ
る) を含有し、(b)/(a)が重量比で1/300〜1/2の範囲
にあることを特徴とする洗浄剤組成物。 - 【請求項2】(a)成分が次の一般式(I) R1(OR2)xGy (I) (上記式中、R1は直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜18のアル
キル基、アルケニル基又はアルキルフェニル基を表し、
R2は炭素数2〜4のアルキレン基を表し、Gは炭素数5
〜6の還元糖に由来する残基であり、xはその平均値が
0〜5である。yはその平均値が1〜10である) で表わされるアルキルグリコシドである請求項1記載の
洗浄剤組成物。 - 【請求項3】(b)成分がエチレングリコール又はグリ
セリンのポリプロピレンオキシド付加物である請求項1
記載の洗浄剤組成物。
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