JP2578160Y2 - 開閉ロック機構 - Google Patents
開閉ロック機構Info
- Publication number
- JP2578160Y2 JP2578160Y2 JP1993006164U JP616493U JP2578160Y2 JP 2578160 Y2 JP2578160 Y2 JP 2578160Y2 JP 1993006164 U JP1993006164 U JP 1993006164U JP 616493 U JP616493 U JP 616493U JP 2578160 Y2 JP2578160 Y2 JP 2578160Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flap
- closing
- lock
- arm
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、機器本体に対して着脱
自在に設けられている操作パネルの装着時におけるガタ
付きを防止するようにした開閉ロック機構に関する。
自在に設けられている操作パネルの装着時におけるガタ
付きを防止するようにした開閉ロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】カーステレオ等の音響機器の高級化等に
伴う盗難防止の一手段として、操作パネルをデタッチタ
イプとしたものが商品化されている。これは、車両から
離れる際に機器本体から操作パネルを取り外すことによ
って、音響機器の存在の認識を不可能としたり、操作パ
ネルの付いていない機器本体を持ち去っても使用が不可
能であることを暗示させたりすること等を意図としたも
のである。
伴う盗難防止の一手段として、操作パネルをデタッチタ
イプとしたものが商品化されている。これは、車両から
離れる際に機器本体から操作パネルを取り外すことによ
って、音響機器の存在の認識を不可能としたり、操作パ
ネルの付いていない機器本体を持ち去っても使用が不可
能であることを暗示させたりすること等を意図としたも
のである。
【0003】図1は、機器本体に対しフラップを介して
着脱自在に取付けられている操作パネルのロック機構を
示すもので、機器本体2のシャフト2aを介して複数の
操作ボタン3を有した操作パネル4が回動自在に取付け
られている。機器本体2側に設けられているロック機構
1には、矢印a,b方向に移動する可動軸5を有したプ
ランジャ6が設けられている。可動軸5の端部には、係
合部7を有したフックアーム9が係合されており、可動
軸5の矢印a,b方向への移動によりフックアーム9が
軸8を支点として回動する。操作パネル4の背面側に
は、操作パネル4の閉時にてフックアーム9の係合部7
に係合される係合ピン10が設けられている。操作パネ
ル4は、バネ12によって開側に付勢されている。
着脱自在に取付けられている操作パネルのロック機構を
示すもので、機器本体2のシャフト2aを介して複数の
操作ボタン3を有した操作パネル4が回動自在に取付け
られている。機器本体2側に設けられているロック機構
1には、矢印a,b方向に移動する可動軸5を有したプ
ランジャ6が設けられている。可動軸5の端部には、係
合部7を有したフックアーム9が係合されており、可動
軸5の矢印a,b方向への移動によりフックアーム9が
軸8を支点として回動する。操作パネル4の背面側に
は、操作パネル4の閉時にてフックアーム9の係合部7
に係合される係合ピン10が設けられている。操作パネ
ル4は、バネ12によって開側に付勢されている。
【0004】ここで、操作パネル4を閉じる際には、図
示省略の閉ボタンを操作すると、図示省略の開閉機構が
シャフト2aを支点として操作パネル4を矢印d方向に
回動させる。操作パネル4が最終位置まで回動すると、
プランジャ6が可動軸5を矢印a方向に押し出す。これ
により、フックアーム9の係合部7が係合ピン10に係
合し、操作パネル4を機器本体2側にロックする。一
方、操作パネル4を開側に回動させる際には、操作パネ
ル4の図示省略の開ボタンを操作すると、プランジャ6
が可動軸5を矢印b方向に引き込む。これにより、フッ
クアーム9が軸8を支点として回動し、係合ピン10の
ロックを解除するので、操作パネル4はバネ12の付勢
力によりシャフト2aを支点として開方向に回動する。
示省略の閉ボタンを操作すると、図示省略の開閉機構が
シャフト2aを支点として操作パネル4を矢印d方向に
回動させる。操作パネル4が最終位置まで回動すると、
プランジャ6が可動軸5を矢印a方向に押し出す。これ
により、フックアーム9の係合部7が係合ピン10に係
合し、操作パネル4を機器本体2側にロックする。一
方、操作パネル4を開側に回動させる際には、操作パネ
ル4の図示省略の開ボタンを操作すると、プランジャ6
が可動軸5を矢印b方向に引き込む。これにより、フッ
クアーム9が軸8を支点として回動し、係合ピン10の
ロックを解除するので、操作パネル4はバネ12の付勢
力によりシャフト2aを支点として開方向に回動する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このように、上述した
従来のロック機構では、バネ12の付勢力に抗して操作
パネル4が閉じられると、フックアーム9の係合部7が
係合ピン10に係合し、操作パネル4の開方向への回動
を阻止することにより、操作パネル4を機器本体2側に
ロックする構成とされている。しかしながら、このよう
なロック機構では、単にバネ12の付勢力によって開方
向へ回動しようとする操作パネル4の回動力を、フック
アーム9の係合部7が係合ピン10に係合することによ
り阻止している。このため、操作パネル4の各操作ボタ
ン3を操作する際、それぞれの操作ボタン3の押込み力
によって操作パネル4が機器本体2側に押し込まれた
際、操作パネル4にガタ付きが生じてしまうという不具
合があった。
従来のロック機構では、バネ12の付勢力に抗して操作
パネル4が閉じられると、フックアーム9の係合部7が
係合ピン10に係合し、操作パネル4の開方向への回動
を阻止することにより、操作パネル4を機器本体2側に
ロックする構成とされている。しかしながら、このよう
なロック機構では、単にバネ12の付勢力によって開方
向へ回動しようとする操作パネル4の回動力を、フック
アーム9の係合部7が係合ピン10に係合することによ
り阻止している。このため、操作パネル4の各操作ボタ
ン3を操作する際、それぞれの操作ボタン3の押込み力
によって操作パネル4が機器本体2側に押し込まれた
際、操作パネル4にガタ付きが生じてしまうという不具
合があった。
【0006】本考案は、このような事情に対処してなさ
れたもので、操作パネルの操作時におけるガタ付きを防
止することができる操作パネルのロック機構を提供する
ことを目的とする。
れたもので、操作パネルの操作時におけるガタ付きを防
止することができる操作パネルのロック機構を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、機器本体に対して開閉自在に取り付けら
れ、操作パネルを着脱自在に取付けるためのフラップの
開閉ロック機構であって、駆動モータの駆動力によって
回動する扇状ギヤと、この扇状ギヤに連結され、前記フ
ラップに対して開閉力を与えるための開閉アームと、一
端部に係合ピンを有し、他端部が前記フラップ側に回転
自在に取付けられ、中間部分が前記機器本体側に回動自
在に取り付けらた連動アームと、バネの付勢力によって
常時一方向に付勢され、前記フラップの開閉時に前記係
合ピンが当接する開閉当接カム部及び前記フラップの閉
時にて前記係合ピンを係合するロックカム部を有したロ
ックアームとを具備し、前記フラップの開閉時において
は、前記係合ピンが前記開閉当接カム部に当接すること
により、前記ロックアームを前記バネの付勢力に抗して
押し返し、前記フラップの閉時においては、前記係合ピ
ンが前記ロックカム部によってロックされることを特徴
とする。
成するために、機器本体に対して開閉自在に取り付けら
れ、操作パネルを着脱自在に取付けるためのフラップの
開閉ロック機構であって、駆動モータの駆動力によって
回動する扇状ギヤと、この扇状ギヤに連結され、前記フ
ラップに対して開閉力を与えるための開閉アームと、一
端部に係合ピンを有し、他端部が前記フラップ側に回転
自在に取付けられ、中間部分が前記機器本体側に回動自
在に取り付けらた連動アームと、バネの付勢力によって
常時一方向に付勢され、前記フラップの開閉時に前記係
合ピンが当接する開閉当接カム部及び前記フラップの閉
時にて前記係合ピンを係合するロックカム部を有したロ
ックアームとを具備し、前記フラップの開閉時において
は、前記係合ピンが前記開閉当接カム部に当接すること
により、前記ロックアームを前記バネの付勢力に抗して
押し返し、前記フラップの閉時においては、前記係合ピ
ンが前記ロックカム部によってロックされることを特徴
とする。
【0008】
【作用】本考案の開閉ロック機構では、たとえばフラッ
プを閉じるとき、駆動モータの駆動力によって扇状ギヤ
を回動させると、この扇状ギヤに連結されている開閉ア
ームがフラップに対して閉じ力を与える。このとき、フ
ラップの閉動作に連動して連動アームが回動すると、そ
の一端部に設けられている係合ピンが開閉当接カム部に
当接し、ロックアームをバネの付勢力に抗して押し返
す。フラップが閉位置まで回動すると、係合ピンが開閉
当接カム部からロックカム部側に変移する。この状態で
は、係合ピンによるロックアームへのバネの付勢力に抗
しての押返し力が作用しないので、ロックアームがバネ
の付勢力によって回動することにより、ロックカム部が
係合ピンをロックする。したがって、フラップの閉時に
おいては、その回動動作に連動する連動アームが係合ピ
ンを介してロックされるので、フラップに取付けられる
操作パネルの操作時に、操作パネルに対して押込み力が
加えられてもフラップの移動が阻止される。
プを閉じるとき、駆動モータの駆動力によって扇状ギヤ
を回動させると、この扇状ギヤに連結されている開閉ア
ームがフラップに対して閉じ力を与える。このとき、フ
ラップの閉動作に連動して連動アームが回動すると、そ
の一端部に設けられている係合ピンが開閉当接カム部に
当接し、ロックアームをバネの付勢力に抗して押し返
す。フラップが閉位置まで回動すると、係合ピンが開閉
当接カム部からロックカム部側に変移する。この状態で
は、係合ピンによるロックアームへのバネの付勢力に抗
しての押返し力が作用しないので、ロックアームがバネ
の付勢力によって回動することにより、ロックカム部が
係合ピンをロックする。したがって、フラップの閉時に
おいては、その回動動作に連動する連動アームが係合ピ
ンを介してロックされるので、フラップに取付けられる
操作パネルの操作時に、操作パネルに対して押込み力が
加えられてもフラップの移動が阻止される。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例の詳細を図面に基づい
て説明する。図2及び図3は、本考案の開閉ロック機構
の一実施例を示すものである。これらの図に示すよう
に、機器本体20の側壁には、駆動モータ21が取付け
られている。駆動モータ21のウォームギヤ22には、
軸23を中心として回転自在に取付けられた大ギヤ24
が噛み合っている。軸23と同軸上に取付けられている
小ギヤ25には、ロックギヤ26が噛み合っている。ロ
ックギヤ26には、軸27を中心として回転自在に取付
けられた大ギヤ28が噛み合っている。ここで、ロック
ギヤ26は、後述する回動自在とされたロックアーム3
8に取り付けられており、ロックアーム38の回動に伴
って変移する。
て説明する。図2及び図3は、本考案の開閉ロック機構
の一実施例を示すものである。これらの図に示すよう
に、機器本体20の側壁には、駆動モータ21が取付け
られている。駆動モータ21のウォームギヤ22には、
軸23を中心として回転自在に取付けられた大ギヤ24
が噛み合っている。軸23と同軸上に取付けられている
小ギヤ25には、ロックギヤ26が噛み合っている。ロ
ックギヤ26には、軸27を中心として回転自在に取付
けられた大ギヤ28が噛み合っている。ここで、ロック
ギヤ26は、後述する回動自在とされたロックアーム3
8に取り付けられており、ロックアーム38の回動に伴
って変移する。
【0010】軸27と同軸上に取付けられている小ギヤ
29には、軸30を支点として回動自在に取付けられた
扇状ギヤ31が噛み合っている。軸30に回動自在に取
付けられている開閉アーム31Aの一端部31aは扇状
ギヤ31側に固定されている。開閉アーム31Aの他端
部31bは、操作パネル50を着脱自在に取付けるため
のフラップ32の下端部に回転自在に取付けられてい
る。フラップ32の開閉アーム31Aの他端部31bが
取り付けられている近傍には、軸33を中心として回動
自在に取付けられた連動アーム34の一端部35が回転
自在に取付けられている。連動アーム34の他端部に設
けられている係合ピン36は、機器本体20の側壁に設
けられているガイド溝37に嵌り込んでいる。
29には、軸30を支点として回動自在に取付けられた
扇状ギヤ31が噛み合っている。軸30に回動自在に取
付けられている開閉アーム31Aの一端部31aは扇状
ギヤ31側に固定されている。開閉アーム31Aの他端
部31bは、操作パネル50を着脱自在に取付けるため
のフラップ32の下端部に回転自在に取付けられてい
る。フラップ32の開閉アーム31Aの他端部31bが
取り付けられている近傍には、軸33を中心として回動
自在に取付けられた連動アーム34の一端部35が回転
自在に取付けられている。連動アーム34の他端部に設
けられている係合ピン36は、機器本体20の側壁に設
けられているガイド溝37に嵌り込んでいる。
【0011】係合ピン36は、軸27を支点として回動
自在に取付けられているロックアーム38のカム面39
に当接している。ロックアーム38の係止片40には、
バネ41の一端が係止されている。バネ41の付勢力に
より、ロックアーム38は常時時計方向に付勢されてい
る。ロックアーム38のカム面39には、ロックカム部
39a及び開閉当接カム部39bが設けられている。
自在に取付けられているロックアーム38のカム面39
に当接している。ロックアーム38の係止片40には、
バネ41の一端が係止されている。バネ41の付勢力に
より、ロックアーム38は常時時計方向に付勢されてい
る。ロックアーム38のカム面39には、ロックカム部
39a及び開閉当接カム部39bが設けられている。
【0012】続いて、このような構成の操作パネルのロ
ック機構の動作について説明する。まず、図3の状態に
ある操作パネル50を閉じる場合、図示省略の閉ボタン
を操作すると、駆動モータ21が所定方向に駆動され
る。駆動モータ21の駆動により、大ギヤ24が反時計
方向に回転すると、大ギヤ24の回転力は小ギヤ25及
びロックギヤ26を介して大ギヤ28に伝達される。大
ギヤ28の反時計方向への回転により、小ギヤ29に噛
み合っている扇状ギヤ31が軸30を中心として時計方
向に回動する。扇状ギヤ31の時計方向への回動によ
り、一端部が扇状ギヤ31に取付けられている開閉アー
ム31Aの他端部が回動する。
ック機構の動作について説明する。まず、図3の状態に
ある操作パネル50を閉じる場合、図示省略の閉ボタン
を操作すると、駆動モータ21が所定方向に駆動され
る。駆動モータ21の駆動により、大ギヤ24が反時計
方向に回転すると、大ギヤ24の回転力は小ギヤ25及
びロックギヤ26を介して大ギヤ28に伝達される。大
ギヤ28の反時計方向への回転により、小ギヤ29に噛
み合っている扇状ギヤ31が軸30を中心として時計方
向に回動する。扇状ギヤ31の時計方向への回動によ
り、一端部が扇状ギヤ31に取付けられている開閉アー
ム31Aの他端部が回動する。
【0013】開閉アーム31Aの回動により、フラップ
32が連動アーム34の一端部35に支持された状態で
徐々に起き上がり、フラップ収納部51内に収まる。こ
のとき、フラップ32の回動支点である開閉アーム31
Aの他端部31bが開閉アーム31Aの回動によって下
降するので、これに併せフラップ32の下端部が徐々に
下降した状態でフラップ32が閉側に回動する。またこ
のとき、フラップ32の回動動作によるフラップ32の
下端部の下降動作に伴い、フラップ32の端部に取付け
られている連動アーム34の一端部35が押し下げられ
るので、連動アーム34が軸33を中心として時計方向
に回動することにより、連動アーム34の他端部が回動
する。
32が連動アーム34の一端部35に支持された状態で
徐々に起き上がり、フラップ収納部51内に収まる。こ
のとき、フラップ32の回動支点である開閉アーム31
Aの他端部31bが開閉アーム31Aの回動によって下
降するので、これに併せフラップ32の下端部が徐々に
下降した状態でフラップ32が閉側に回動する。またこ
のとき、フラップ32の回動動作によるフラップ32の
下端部の下降動作に伴い、フラップ32の端部に取付け
られている連動アーム34の一端部35が押し下げられ
るので、連動アーム34が軸33を中心として時計方向
に回動することにより、連動アーム34の他端部が回動
する。
【0014】連動アーム34の他端部の回動により、係
合ピン36が機器本体20の側壁に設けられているガイ
ド溝37内を上方に変移する。係合ピン36の上方への
変移の際には、係合ピン36がロックアーム38の開閉
当接カム部39bに当接した状態で摺動する。このと
き、係合ピン36がロックアーム38の開閉当接カム部
39bに当接することにより、ロックアーム38がバネ
41の付勢力に抗して押し付けられている。
合ピン36が機器本体20の側壁に設けられているガイ
ド溝37内を上方に変移する。係合ピン36の上方への
変移の際には、係合ピン36がロックアーム38の開閉
当接カム部39bに当接した状態で摺動する。このと
き、係合ピン36がロックアーム38の開閉当接カム部
39bに当接することにより、ロックアーム38がバネ
41の付勢力に抗して押し付けられている。
【0015】フラップ32が閉位置直前まで回動する
と、連動アーム34の回動によって係合ピン36が開閉
当接カム部39bを外れる。このとき、係合ピン36が
開閉当接カム部39bを外れると、ロックアーム38に
対してのバネ41の付勢力に抗した押付け力が無くなる
ので、ロックアーム38がバネ41の付勢力により軸2
7を支点として時計方向に回動する。ロックアーム38
の回動に伴い、ロックカム部39aが係合ピン36を押
し上げる。このとき、係合ピン36の押上げ力により、
フラップ32が閉位置まで引き込まれる。フラップ32
が閉位置まで回動した状態では、フラップ32の背面が
フラップ収納部51内面に当接するとともに、係合ピン
36がロックカム部39aによって押し上げられた状態
をとる。
と、連動アーム34の回動によって係合ピン36が開閉
当接カム部39bを外れる。このとき、係合ピン36が
開閉当接カム部39bを外れると、ロックアーム38に
対してのバネ41の付勢力に抗した押付け力が無くなる
ので、ロックアーム38がバネ41の付勢力により軸2
7を支点として時計方向に回動する。ロックアーム38
の回動に伴い、ロックカム部39aが係合ピン36を押
し上げる。このとき、係合ピン36の押上げ力により、
フラップ32が閉位置まで引き込まれる。フラップ32
が閉位置まで回動した状態では、フラップ32の背面が
フラップ収納部51内面に当接するとともに、係合ピン
36がロックカム部39aによって押し上げられた状態
をとる。
【0016】更に、この状態では、ロックアーム38の
回動に伴い、ロックギヤ26が大ギヤ28に噛み合った
状態で右側に変移するとともに、ロックギヤ26と大ギ
ヤ28との噛合い力により、ロックアーム38がバネ4
1の付勢方向と同方向に押し付けられる。これにより、
ロックアーム38のロックカム部39aが係合ピン36
の変移を阻止する。このとき、ロックアーム38には、
バネ41の付勢力及びロックギヤ26と大ギヤ28との
噛合い力による押付け力が作用し、ロックアーム38の
ロックカム部39aによる係合ピン36に対しての変移
阻止がより強固に行われるので、連動アーム34の回動
が阻止されることから、フラップ32に取付けられてい
る操作パネル50のガタ付きが阻止される。
回動に伴い、ロックギヤ26が大ギヤ28に噛み合った
状態で右側に変移するとともに、ロックギヤ26と大ギ
ヤ28との噛合い力により、ロックアーム38がバネ4
1の付勢方向と同方向に押し付けられる。これにより、
ロックアーム38のロックカム部39aが係合ピン36
の変移を阻止する。このとき、ロックアーム38には、
バネ41の付勢力及びロックギヤ26と大ギヤ28との
噛合い力による押付け力が作用し、ロックアーム38の
ロックカム部39aによる係合ピン36に対しての変移
阻止がより強固に行われるので、連動アーム34の回動
が阻止されることから、フラップ32に取付けられてい
る操作パネル50のガタ付きが阻止される。
【0017】一方、操作パネル50を開側に回動させる
場合には、操作パネル50の図示省略の開閉ボタンを操
作すると、駆動モータ21の駆動により、大ギヤ24が
時計方向に回転し、大ギヤ24の回転力は小ギヤ25及
びロックギヤ26を介して大ギヤ28に伝達される。
場合には、操作パネル50の図示省略の開閉ボタンを操
作すると、駆動モータ21の駆動により、大ギヤ24が
時計方向に回転し、大ギヤ24の回転力は小ギヤ25及
びロックギヤ26を介して大ギヤ28に伝達される。
【0018】このとき、ロックギヤ26が大ギヤ28と
の噛合によって反時計方向に回転するに伴い、ロックギ
ヤ26を取り付けているロックアーム38がバネ41の
付勢力に抗して反時計方向に回動する。ロックアーム3
8の回動により、ロックカム部39aと開閉当接カム部
39bとの境界位置部分が連動アーム34の係合ピン3
6に差し掛かると略同時に、小ギヤ29に噛み合ってい
る扇状ギヤ31が軸30を中心として反時計方向への回
動を開始する。扇状ギヤ31の反時計方向への回動によ
り、一端部が扇状ギヤ31に取付けられている開閉アー
ム31Aの他端部が反時計方向に回動する。これによ
り、フラップ32が連動アーム34の一端部35に支持
された状態でフラップ収納部51内から徐々に押し出さ
れ、水平状態に傾けられる。
の噛合によって反時計方向に回転するに伴い、ロックギ
ヤ26を取り付けているロックアーム38がバネ41の
付勢力に抗して反時計方向に回動する。ロックアーム3
8の回動により、ロックカム部39aと開閉当接カム部
39bとの境界位置部分が連動アーム34の係合ピン3
6に差し掛かると略同時に、小ギヤ29に噛み合ってい
る扇状ギヤ31が軸30を中心として反時計方向への回
動を開始する。扇状ギヤ31の反時計方向への回動によ
り、一端部が扇状ギヤ31に取付けられている開閉アー
ム31Aの他端部が反時計方向に回動する。これによ
り、フラップ32が連動アーム34の一端部35に支持
された状態でフラップ収納部51内から徐々に押し出さ
れ、水平状態に傾けられる。
【0019】このとき、フラップ32の回動動作に伴っ
てフラップ32の端部に取付けられている連動アーム3
4の一端部35が押し上げられることにより、連動アー
ム34が軸33を中心として反時計方向に回動し、連動
アーム34の他端部の係合ピン36が機器本体20の側
壁に設けられているガイド溝37内を下方に変移する。
係合ピン36の下側への変移の際には、係合ピン36が
開閉当接カム部39bに当接した状態をとるので、ロッ
クアーム38のバネ41の付勢力による戻りが開閉当接
カム部39bに対する係合ピン36の当接によって阻止
される。
てフラップ32の端部に取付けられている連動アーム3
4の一端部35が押し上げられることにより、連動アー
ム34が軸33を中心として反時計方向に回動し、連動
アーム34の他端部の係合ピン36が機器本体20の側
壁に設けられているガイド溝37内を下方に変移する。
係合ピン36の下側への変移の際には、係合ピン36が
開閉当接カム部39bに当接した状態をとるので、ロッ
クアーム38のバネ41の付勢力による戻りが開閉当接
カム部39bに対する係合ピン36の当接によって阻止
される。
【0020】このように、本実施例では、たとえばフラ
ップ32を閉じるとき、駆動モータ21の駆動力によっ
て扇状ギヤ31を回動させると、この扇状ギヤ31に連
結されている開閉アーム31Aがフラップ32に対して
閉じ力を与える。このとき、フラップ32の閉動作に連
動して連動アーム34が回動すると、その一端部に設け
られている係合ピン36が開閉当接カム部39bに当接
し、ロックアーム38をバネ41の付勢力に抗して押し
返す。フラップ32が閉位置まで回動すると、係合ピン
36が開閉当接カム部39bからロックカム部39a側
に変移する。この状態では、係合ピン36によるロック
アーム38へのバネ41の付勢力に抗しての押返し力が
作用しないので、ロックアーム38がバネ41の付勢力
によって回動することにより、ロックカム部39aが係
合ピン36をロックする。
ップ32を閉じるとき、駆動モータ21の駆動力によっ
て扇状ギヤ31を回動させると、この扇状ギヤ31に連
結されている開閉アーム31Aがフラップ32に対して
閉じ力を与える。このとき、フラップ32の閉動作に連
動して連動アーム34が回動すると、その一端部に設け
られている係合ピン36が開閉当接カム部39bに当接
し、ロックアーム38をバネ41の付勢力に抗して押し
返す。フラップ32が閉位置まで回動すると、係合ピン
36が開閉当接カム部39bからロックカム部39a側
に変移する。この状態では、係合ピン36によるロック
アーム38へのバネ41の付勢力に抗しての押返し力が
作用しないので、ロックアーム38がバネ41の付勢力
によって回動することにより、ロックカム部39aが係
合ピン36をロックする。
【0021】したがって、フラップ32の閉時において
は、その回動動作に連動する連動アーム34が係合ピン
36を介してロックされ、フラップ32に取付けられる
操作パネル50の操作時に、操作パネル50に対して押
込み力が加えられてもフラップ32の移動が阻止される
ので、操作パネル50のガタ付きが防止される。
は、その回動動作に連動する連動アーム34が係合ピン
36を介してロックされ、フラップ32に取付けられる
操作パネル50の操作時に、操作パネル50に対して押
込み力が加えられてもフラップ32の移動が阻止される
ので、操作パネル50のガタ付きが防止される。
【0022】
【考案の効果】以上に説明したように、本考案の開閉ロ
ック機構によれば、たとえばフラップの閉時において、
その回動動作に連動する連動アームが係合ピンを介して
ロックされ、フラップに取付けられる操作パネルの操作
時に、操作パネルに対して押込み力が加えられてもフラ
ップの移動が阻止されるので、操作パネルのガタ付きを
防止することができる。
ック機構によれば、たとえばフラップの閉時において、
その回動動作に連動する連動アームが係合ピンを介して
ロックされ、フラップに取付けられる操作パネルの操作
時に、操作パネルに対して押込み力が加えられてもフラ
ップの移動が阻止されるので、操作パネルのガタ付きを
防止することができる。
【図1】従来の操作パネルのロック機構を示す図であ
る。
る。
【図2】本考案の開閉ロック機構の一実施例を示す図で
ある。
ある。
【図3】図2の開閉ロック機構のロックが解除されてい
る状態を示す図である。
る状態を示す図である。
【図4】図2の開閉ロック機構におけるロック状態を示
す図である。
す図である。
【図5】図2の開閉ロック機構におけるロック解除状態
を示す図である。
を示す図である。
20 機器本体 21 駆動モータ 26 ロックギヤ 31 扇状ギヤ 31A 開閉アーム 32 フラップ 34 連動アーム 36 係合ピン 38 ロックアーム 39 カム面 39a ロックカム部 39b 開閉当接カム部 41 バネ 50 操作パネル
Claims (1)
- 【請求項1】 機器本体に対して開閉自在に取り付けら
れ、操作パネルを着脱自在に取付けるためのフラップの
開閉ロック機構であって、 駆動モータの駆動力によって回動する扇状ギヤと、 この扇状ギヤに連結され、前記フラップに対して開閉力
を与えるための開閉アームと、 一端部に係合ピンを有し、他端部が前記フラップ側に回
転自在に取付けられ、中間部分が前記機器本体側に回動
自在に取り付けらた連動アームと、 バネの付勢力によって常時一方向に付勢され、前記フラ
ップの開閉時に前記係合ピンが当接する開閉当接カム部
及び前記フラップの閉時にて前記係合ピンを係合するロ
ックカム部を有したロックアームとを具備し、 前記フラップの開閉時においては、前記係合ピンが前記
開閉当接カム部に当接することにより、前記ロックアー
ムを前記バネの付勢力に抗して押し返し、前記フラップ
の閉時においては、前記係合ピンが前記ロックカム部に
よってロックされることを特徴とする開閉ロック機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993006164U JP2578160Y2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 開閉ロック機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993006164U JP2578160Y2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 開閉ロック機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0660178U JPH0660178U (ja) | 1994-08-19 |
JP2578160Y2 true JP2578160Y2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=11630896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993006164U Expired - Lifetime JP2578160Y2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 開閉ロック機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2578160Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7237699B2 (ja) * | 2019-03-29 | 2023-03-13 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5956602U (ja) * | 1982-10-04 | 1984-04-13 | 株式会社東芝 | ダンパ装置 |
JP3076294U (ja) * | 1997-05-23 | 2001-03-30 | 株式会社高尾 | 入球装置 |
-
1993
- 1993-01-28 JP JP1993006164U patent/JP2578160Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0660178U (ja) | 1994-08-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0995635B1 (en) | Rotatably closing antitheft covering for car apparatus. | |
US7125057B2 (en) | Lock mechanism | |
US4005887A (en) | Door locking mechanism | |
KR101918367B1 (ko) | 차량용 트렁크 래치 모듈 | |
JP4566037B2 (ja) | ドアラッチ装置 | |
JP3980249B2 (ja) | 車両用ラッチ装置 | |
JP2578160Y2 (ja) | 開閉ロック機構 | |
JP2004293038A (ja) | 車両用ドアラッチ装置 | |
KR100767969B1 (ko) | 테일 게이트 또는 트렁크에 설치되는 래치구조 | |
JP3692198B2 (ja) | 車両用自動扉の開閉装置 | |
JP4376825B2 (ja) | ドアラッチ制御装置 | |
JP3134579B2 (ja) | 自動車のドアロックノブ構造 | |
JPS5831960Y2 (ja) | ドアロツク装置 | |
JP4596980B2 (ja) | ドアラッチ制御装置 | |
JP6707062B2 (ja) | 自動車用ドアラッチ装置 | |
JP4050933B2 (ja) | 車両用ロック機構の解除装置 | |
JPH083628Y2 (ja) | 蓋体の自動閉成装置 | |
JP2854807B2 (ja) | 自動車用扉の閉扉装置 | |
JPH0635090Y2 (ja) | 車両用ドアロック機構の施錠解錠装置 | |
JP2562770Y2 (ja) | 自動車用トランクリッドのクロージャ装置 | |
JPS5830474B2 (ja) | ドアロツクの施解錠操作装置 | |
JP4601490B2 (ja) | ドアラッチ制御装置 | |
JPH10184145A (ja) | ドアロック装置 | |
JP4437767B2 (ja) | ドアラッチ制御装置 | |
JPH08258567A (ja) | ドアロック装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080522 Year of fee payment: 10 |