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JP2577449B2 - 電磁性特性評価装置 - Google Patents

電磁性特性評価装置

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Publication number
JP2577449B2
JP2577449B2 JP63192903A JP19290388A JP2577449B2 JP 2577449 B2 JP2577449 B2 JP 2577449B2 JP 63192903 A JP63192903 A JP 63192903A JP 19290388 A JP19290388 A JP 19290388A JP 2577449 B2 JP2577449 B2 JP 2577449B2
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JP
Japan
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tubular body
core
body part
electromagnetic
coaxial line
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Application number
JP63192903A
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English (en)
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JPS6454273A (en
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ベルナール・ピエール・イヴ・ギユー
ピエール・ヴィクトル・アンドレ・ライット
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AEROSUPASHIARU SOC NASHONARU IND
Original Assignee
AEROSUPASHIARU SOC NASHONARU IND
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by AEROSUPASHIARU SOC NASHONARU IND filed Critical AEROSUPASHIARU SOC NASHONARU IND
Publication of JPS6454273A publication Critical patent/JPS6454273A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2577449B2 publication Critical patent/JP2577449B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R27/00Arrangements for measuring resistance, reactance, impedance, or electric characteristics derived therefrom
    • G01R27/02Measuring real or complex resistance, reactance, impedance, or other two-pole characteristics derived therefrom, e.g. time constant
    • G01R27/26Measuring inductance or capacitance; Measuring quality factor, e.g. by using the resonance method; Measuring loss factor; Measuring dielectric constants ; Measuring impedance or related variables
    • G01R27/2617Measuring dielectric properties, e.g. constants
    • G01R27/2635Sample holders, electrodes or excitation arrangements, e.g. sensors or measuring cells
    • G01R27/2647Sample holders, electrodes or excitation arrangements, e.g. sensors or measuring cells of coaxial or concentric type, e.g. with the sample in a coaxial line

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 この発明は、誘電体や磁性体のような材料の電磁特性
を評価する電磁特性評価装置に関するものである。
従来の技術 材料の電磁特性を明らかにするには、その比誘電率及
び比透磁率を知る必要がある。更に、これら電磁特性
(非誘電率及び比透磁率)の各々は実数項及び虚数項を
含んでいる。
誘電体のサンプルの反射係数と透過係数の少なくとも
一方を直接測定する方法又は材料の比誘電率及び比透磁
率の実数項及び虚数項を測定する方法は既に、例えば下
記の文献で知られている。
すなわち、イタリア国、ミラノで発行された「アルタ
・フリクエンツァ(ALTA FREQUENZA)」の第36巻、第
8号(1967年8月号)、第757−764頁に掲載されたジェ
・フランチェシェツティ(G FRANCESCHETTI)著の論
文「マイクロ波における材料の複雑な透磁率及び誘電率
を測定する反射及び透過方法の完全な解析」があり、他
には、アメリカ合衆国、ニューヨーク州で発行された
「アイイーイーイー・トランザクション・オン・インス
ツルーメンテーション・アンド・メジャメント(IEEE
TRANSACTION ON INSTRUMENTATION AND MEASUREMEN
T)」、第IM−28巻、第2号(1979年6月号)、第109−
112頁に掲載されたビー・ピー・ウー(B.P.KWOW)等著
の論文「農業材料の誘電特性を決定するための時間領域
測定」がある。
これらの方法は、もし誘電体又は磁性体が入射電磁波
を受けたならば、この電磁波を減衰させて位相偏移しな
がら透過しかつ反射するが、透過される電磁波が受ける
減衰及び位相偏移は誘電体又は磁性体の透磁率及び誘電
率の関数でありかつ誘電体又は磁性体の壁に課せられる
諸制限条件の関数であるという事実に基づいている。
このような方法を実施するために、米国特許第3,693,
080号明細書には、誘電体又は磁性体の電磁特性評価装
置が記載されており、この電磁特性評価装置は導電材料
で作られた堅固なコアと、導電材料で作られ、前記コア
を同軸に取り囲む堅固な管状胴体であって、前記コアと
一緒になって堅固な同軸線路を形成できるような前記管
状胴体と、前記コアと前記管状胴体との間に超高周波の
入射電磁波を印加する手段と、前記誘電体又は磁性体で
作られた均一な厚さの環状片のためのハウジングであっ
て、前記環状片は、前記ハウジング内に配置されたと
き、その外側及び内側の周辺がそれぞれ前記管状胴体の
内面及び前記コアの外面にしっかりと摩擦接触するよう
に前記ハウジングと、前記環状片によって伝送された電
磁波を集める手段とを備えている。
従って、この既知の電磁特性評価装置を使用するため
には、均一な厚さの環状片が誘電体又は磁性体で作ら
れ、前記環状片が前記同軸線路内に導入され、超高周波
の入射電磁波が前記同軸線路に印加され、そして伝送さ
れて来た電磁波及び反射された電磁波の振幅と位相の少
なくとも一方が前記管状胴体によって調べられるのであ
る。
この既知の電磁特性評価装置において、測定値の数学
的モデルを作るために、電磁波反射素子が前記環状片の
下流に配置された同軸線路内に設けられ、そして伝送さ
れて来た電磁波は、前記同軸線路の、入射電磁波が印加
される側から集められる。この電磁波反射素子は、同軸
線路の管状胴体とコアの間に短絡回路を形成する電磁波
素子である。
米国特許第3,693,080号の電磁特性評価装置におい
て、研究されるべき材料で作られた環状片のためのハウ
ジングは前記同軸線路内の中間位置に設けられるので、
前記堅固な管状胴体内に取り外し可能なキャップを設け
る必要がある。更に、コアの或る部分に前記環状片が固
定されることも必要であり、前記コア部分には、その電
気的な連続性を確実にするために、前記コアの上流及び
下流の部分に固定するための手段が設けられなければな
らない。
従って、前記環状片に加えてコア部分をも含まなけれ
ばならないので、研究されるべき材料のサンプルを作る
のが複雑なだけでなく、堅固な管状胴体内に取り外し可
能なキャップも有さなければならない。その結果、構造
が複雑になる。特に前記サンプルの前記キャップの製造
公差のために、前記環状片が固定の基準位置を占めるこ
とができること、並びに、一連の測定中、管状胴体及び
コアの相対位置が不変であること、は実際上不可能であ
る。このように位置決め精度が低いと測定誤差を生じ、
このことは測定値自体を不正確にするという点で重要で
ある。
発明の概要 この発明の目的は、これらの欠点を克服することであ
る。
このため、この発明によれば、導電性材料で作られ、
長手方向軸沿いに延びる堅固なコア1と、同様に導電性
材料で作られ、前記長手方向軸沿いに一緒に組み立てら
れ得る2つの部品から成り、前記導電性のコアを同軸に
取り囲む堅固な管状胴体部品2,3であって、前記コアと
共に堅固な同軸線路を形成できる前記管状胴体部品と、
前記長手方向軸と直角に前記管状胴体部品の一方の内部
に設けられ、前記コア及び前記管状胴体部品を一緒に結
合する複数の環状スペーサ4であって、その1つが前記
2つの組み立て可能な管状胴体部品の接続点にある前記
環状スペーサと、前記同軸線路の一端又は他端にて前記
コアと前記管状胴体部品との間に超高周波の入射電磁波
を印加するための手段27と、前記同軸線路の他端に設け
られ、前記材料で作られて均一な厚さを有する環状片17
を収容するためのハウジング48,49と、前記同軸線路の
一端にて前記環状片を透過した前記電磁波を集めるため
の手段27と、前記同軸線路の他端にてその内部に前記環
状片17を位置決めするための平らなスラスト面23を有す
る工具付属品22とを備え、前記環状片は、前記ハウジン
グ内に配置されたとき、その外側及び内側の周辺がそれ
ぞれ前記管状胴体部品の内面及び前記コアの外面にしっ
かりと摩擦接触し、そして前記環状片の最終位置は、前
記工具付属品を前記同軸線路の他端に当接することによ
って決定されることを特徴とする電磁特性評価装置が提
供される。
このように、サンプルは環状片のみから形成されるこ
とができ、この管状片は、同軸線路の開放端を通して容
易に導入されて、固定された位置を占め得る。
更に、管状胴体部品を2つに分けられるために、例え
ば、サンプルを他のものに取り替えるようにそれを取り
除くことは容易である。更に、この設計でもって、コア
及び管状胴体部品のそれぞれの位置は不変のままであ
る。
上述した「アイイーイーイー・トラクザクション・オ
ン・インスツルーメンテーション・アンド・メジャメン
ト」中の論文では、同軸線路の端部にサンプルを配置す
ることはすでに行われている。しかし、中心コアに取り
外し可能部分を設けることが必要であり、このことは電
気結合の困難さを高め、そしてサンプルを容易に取り外
すことができない。
後で説明するように、この発明の電磁特性評価装置に
おけるサンプルの基準位置は、電磁波反射素子が同軸線
路と協働することにより限定され得る。このような素子
は簡単な短絡回路であっても良いが、管状胴体部品の他
方のコアの間に較正された又は既知の負荷を導入するよ
うに提供されても良い。このような電磁波反射素子は、
環状片のすぐ下流に、すなわち環状片と接触して配置さ
れても良いし、さもなければ環状片の下流でいくらか離
れた場所に配置されても良い。
一般に、このような電磁波反射素子の目的は、同軸線
路を、所定の再生可能な電磁気状態に置くことである。
補正係数の計算を可能とする複数の与えられた電磁気
状態を同軸線路に伝達できるように、異なった複数個の
電磁波反射素子を設けるのが好ましい。
この発明の電磁特性評価装置を用いれば、調べられる
べき材料が基準になる材料とは異なった電磁特性を有し
ているかどうかを、比較により決定することが可能であ
る。
しかしながら、誘電体又は磁性体の比誘電率及び比透
磁率を測定するために用いるのが好ましい。
このような測定を行うには、4つの未知数、すなわち
誘電率及び透磁率の実数項及び虚数項を決定する必要が
あることに注目されたい。従って、少なくとも2つの位
相及び係数の測定を行うことが必要である。このような
測定は異なった方法で行っても良い。例えば、同じ材料
でも厚さが異なった幾つかの片を調査しても良く、その
調査は(位相及び振幅における)反射係数を研究するこ
とだけによって行われる。
しかしながら、調査されるべき材料の単一の環状片だ
けを用いて、反射係数及び透過係数が同時に測定され
た。この場合、多くの関係を設定すれば、環状片を形成
する材料の誘電率及び透磁率の実数項及び虚数項を計算
するために単一の環状片を用いる必要がある。
以上の説明から明らかに、透過電磁波を集めるための
前記手段は、同軸線路の、入射電磁波を印加するための
手段とは反対側に配置され得る。透過電磁波を集めるた
めの前記手段は、同軸線路の、入射電磁波を印加するた
めの手段と同じ側に配置されても良い。
それ自体既知の方法で、コア及び管状胴体部品の相対
配置における変動に基づいて生じ得る測定誤差を克服す
るために、コア及び管状胴体部品は内部の環状スペーサ
によって互いにしっかりと固着される。製造を容易にす
るために、スペーサの1つは、管状胴体部品の組み立て
可能部分の接続点近辺に置かれるのが好ましい。矢張り
製造を容易にする目的のために、少なくとも1つの他の
スペーサが同軸線路の一端の近辺に配置される。好まし
くは、各スペーサは、その内側及び外側の周辺で、コア
及び管状胴体部品にそれぞれ形成された溝と面して収容
される。
これら溝の各々は管状胴体部品の面と、管状胴体部品
と共に組み立てられ得る端部片との間に限定され、そし
てコアは幾つかの内部適合部分から形成される。
従って、この発明では、誘電体又は磁性体で作られた
環状片が正確に位置決めされかつその両面に平衡圧力を
受ける、堅固な測定装置が得られるのが分かる。
好適な実施例の説明 以下、この発明をどのように実施し得るかを明確に示
す添付図面についてこの発明を説明する。なお、各図に
おいて、同一の参照数字は同一又は相当する素子を示
す。
第1図に分解図で示されたこの発明の電磁特性評価装
置は、中心のコア1及び2つの組み立て可能な部品2,3
から成る管状胴体を備えている。コア1及び管状胴体部
品2,3は、導電性材料で作られかつ環状区分を有してい
る。コア1及び管状胴体部品2は、互いに同軸に配置さ
れかつコア1及び管状胴体部品2に共通の長手方向軸X
−Xと直角の環状スペーサ4によって機械的に一緒に保
持されている。
管状胴体部品2は、その2つの端部において、軸X−
Xに対して直角の平らな環状端面5,6で終結する。同様
に、コア1は、軸X−Xに対して直角の2つの平らな端
面7、8によって限定される。コア1の平らな端面7は
管状胴体部品2の端面5と同一平面上にあるが、コア1
の平らな端面8は管状胴体部品2の対応する端面6より
も突出している。
管状胴体部品3は、その軸Y−Yに対して直角の、2
つの環状の平らな端面9,10によって限定され、その側壁
には空気抜き穴11が設けられている。
管状胴体部品2及び3には、その各々を他の要素に固
定するためにフランジの形態で示された手段12,13,14及
び15が端面5,6,9及び10に設けられている。
管状胴体部品2及び3は、例えばネジ及びナット16
(第2図参照)と関連させられた手段13及び14を用いる
ことにより、一緒に堅固に組み立てられ得る。管状胴体
部品2及び3がこのようにしっかりと一緒に固着される
とき、軸X−X及びY−Yは合体され、そして管状胴体
部品3の端面9は管状胴体部品2の端面6に当接され
る。その上、管状胴体部品2及び3のこの位置におい
て、コア1の端面8は管状胴体部品3の端面10と同一の
平面内にある。
このように、この発明におけるコア1及び管状胴体部
品2,3は、端面5及び7側で超高周波発生器(hyperfreq
uency generator)に接続され得る堅固な同軸線路を形
成することが理解できる。
この同軸線路1−3を用いて、誘電体又は磁性体の電
磁特性を検査できるようにするため、環状の少なくとも
1つの片17が誘電体又は磁性体から機械加工される。環
状片17の中央にあけた穴18の直径は、きちっと合った摩
擦仕上げでコア1にうまく適合させられ得るような直径
である。同様に、環状片17の外周19の直径もまた、すき
のない摩擦仕上げで管状胴体部品3にぴったり適合され
得るような直径である。
従って、管状胴体部品2及び3が一緒に組み立てられ
るとき、かつ環状片17が端面10を通して管状胴体部品3
内に差し込まれるとき、この環状片17はコア1及び管状
胴体部品2,3と優良な電気接触状態にある。
更に、管状片17は、互いに平行でかつその軸Z−Zに
対して直角で平らな端面20及び21によって限定される。
第2図は、管状胴体部品3内に位置決めされている環
状片17を示す。この環状片17は、その端面21に当接され
た平らな面23を有する工具22によって押される。この工
具22は、コア1の端面8と工具22の間で、環状片17の穴
18内に閉じ込められた空気を追い出すために少なくとも
1つの空気抜き穴24を含んでいる。環状片17とコア1の
間で管状胴体部品3の内側に閉じ込められた空気は、環
状片17の差し込み中、空気抜き穴11を通して逃がされ得
るのが容易に理解されよう。
工具22は、管状胴体部品3の手段15に固定するため手
段15と共働することのできる手段25を備えている。工具
22が管状胴体部品3に組合わせられるとき、環状片17の
軸Z−Zが軸X−X及びY−Yと一体となり、そして平
らな環状面21はコア1及び管状胴体部品3の端面8及び
10と同一平面になることは確かである。工具22は、後で
説明するように短絡回路の付属品として役立たないな
ら、必要に応じて除去される。
第3図において、環状片17は、同軸線路1−3内に置
かれており、そして端面8、10及び21に共通の平面は符
号Pで示されている。
もし、超高周波の入射電磁波が管状胴体部品2の端面
5とコア1の端面7の間に印加されるならば、この電磁
波は同軸線路1−3を通って環状片17まで伝搬すること
が容易に理解されるであろう。従って、この入射電磁波
は、環状片17を通る。環状片17を通過するとき、電磁波
は、それ自体既知の方法で、環状片17を作る材料の比誘
電率及び比透磁率の関数である伝搬速度を有する。環状
片17の厚さeが分かっているので、環状片17の材料の比
誘電率及び比透磁率に関する関係を得るためには環状片
17を通る電磁波の伝搬時間を知れば充分である。環状片
における電磁波のこの伝搬時間は、入射電磁波に対して
環状片17を透過した電磁波の位相偏移に相当する。更
に、環状片17を通過する際に電磁波が受ける減衰もま
た、環状片17の材料の比透磁率及び比誘電率の関数であ
る。従って、同じ材料で作られたが厚さeが異なる環状
片でもって、及び/又は同軸線路1−3に対する異なっ
た条件でもって、位相偏移及び減衰のいくつかの測定を
行うならば、前記材料の比誘電率及び比透磁率を計算し
得る式が得られる。
第3図には、同軸線路1−3に加えて、この同軸線路
を電磁波発生器及び受信器に接続しかつ同軸線路に既知
の再生可能な電磁状態を課すための異なった付属品が示
されている。
このような付属品は下記の通りである。
入射電磁波発生器及び環状片17によって透過された電
磁波を受信する受信器の双方に同軸線路1−3の端部を
接続するための同軸コネクタ27は、本特許出願人によっ
て1987年8月3日に出願されかつ「同軸で異なった直径
の、超高周波のための2つの構造を合体させる装置」と
いう題名のフランス特許出願番号88−11010に記載され
た型のものであるのが好ましい。
平面Pのレベルにおいてコア1と管状胴体部品2−3
の間に電磁短絡回路を提供するための短絡回路28は、付
属品としての工具22と同一であって良い。短絡回路28
は、実質的に、コア1の端面8及び管状胴体部品3の端
面10に同時に当接されることができる平らな面29(もし
くは23)を有する導電性材料の板で形成される。
平面Pの下流に一定距離dだけずらされた平面P′に
おいてコア1と管状胴体部品2−3の間に電磁短絡回路
を提供する短絡回路30は、実質的に、同軸ケーシング32
及びコア33によって同軸線路1−3の方向に延ばされた
板31を有する導電性材料の片によって形成される。板31
は、ケーシング32及びコア32に対して直角であり、短絡
回路30は管状胴体部品2−3の端面10及びコア1の端面
8にそれぞれ当接され得る面34及び35を有している。
管状胴体部品2,3を延ばすケーシング37、及びこのケ
ーシング37内に滑入される調整可能な誘電性の、磁性の
もしくは導電性のコア38によって開路回路36は形成され
る。
同軸コネクタ27を介して同軸線路1−3に接続され得
る例えば50オーム程度の既知の型の較正負荷39である。
第4図に概略図で示されるように、同軸線路1−3、
並びに付属品27、28、30、36及び39は、コンピュータ41
(例えばHP9836型)と関連してヒューレット・パッカー
ド(HEWLETT PACKARD)社からHP8510として市販されて
いるような回路網分析及び計算システム40によって完成
される。このシステム40は、メモリ42に格納された、電
磁特性評価装置(第3図)に関するデータと、フロッピ
ー43に格納された測定プログラム及び数学的処理法とを
受ける。
第4図に示されたシステム40は異なった方法で動作し
得ることが容易に理解されよう。
まず第1に、同軸コネクタ27を同軸線路1−3の各端
に固着することによって同軸線路1−3の一端から他端
まで直接透過で動作させることが可能である。この場
合、入射電磁波は同軸線路1−3の端面5、7に印加さ
れ、透過された電磁波はこの同軸線路1−3の端面8、
10にて集められる。他方、同軸線路1−3の端面8、10
は付属品28、30、36又は39に接続され、従ってこの場合
には電磁波が反射され、入射電磁波が与えられた端面
5、7で集められる。同様に、2つの異なった材料の電
磁特性が比誘電率及び比透磁率を測定することなく、透
過係数を測定するか反射係数を測定することによって直
接比較され得るが、さもなければシステム40は所定の材
料によって生じられた減衰だけを測定するために用いら
れ得る。
しかしながら、第4図のシステム40の好都合な実施例
において: − 負荷の無い、すなわちどのような環状片17も有さな
い同軸線路1−3が最初に較正され、この同軸線路1−
3は直接透過(各端面に接続された同軸コネクタ27)の
下で、又は反射(端面5、7に接続された同軸コネクタ
27及び端面8、10に接続された付属品28、30、36もしく
は27、39)によるか、のいずれかで働く。この較正動作
は、システム40が環状片17の反射係数及び透過係数の正
確な測定に要する誤差係数を計算することを可能にす
る。
− 次に、誘電体又は磁性体で作られた環状片17が位置
決めされ、そして同軸線路1−3が先行の較正のものと
同一の構成を与えられる。更に、同一の入射電磁波が較
正中におけるように同軸線路1−3に印加される。シス
テム40は、その結果として生じる反射係数と透過係数の
少なくとも一方を決定する。
システム40は、較正段階中に測定されかつシステム40
によって計算された誤差係数を用いて、検査中の環状片
17に適した反射係数と透過係数の少なくとも一方を決定
する。
透磁率及び誘電率の実数値及び虚数値を計算しかつ確
実にするための充分な測定値を得るために、異なった同
軸線路構成で、上述の動作が数回繰り返される。
第5図には、堅固な同軸線路1−3の実施例が示され
ている。管状胴体部品2の両端部には環状スペーサ4が
配置されている。これら環状スペーサ4は、その内側及
び外側の周辺にて、コア1及び管状胴体部品2、3にそ
れぞれ形成された溝44及び45に係合しているのが分か
る。これら環状スペーサ4を位置決めするために、端部
片46、47が管状胴体部品2に固定して設けられ、そして
端部片46、47の上にはそれぞれ同軸コネクタ27及び管状
胴体部品3が固着される。更に、コア1は一緒に組み立
てられ得る幾つかの部分1.1、1.2及び1.3から形成さ
れ、そしてこれら部分1.1、1.2及び1.3にはそれぞれの
端部において肩部が設けられている。コア1のこれらの
異なった部分の組み立ては、どのような既知の手段によ
って得てもよいが、本特許出願人によって1987年8月3
日に出願されて「超高周波で作動する素子のための接続
点を連結する装置」という名称のフランス特許番号88
11011号に記載されたシールによって提供されるのが好
ましい。測定中、上述した部分1.1、1.2、及び1.3は一
緒に固着されたままである。
環状片17は管状胴体部品3のハウジング48及び49内に
収容され、かつ管状胴体部品3に固着される付属品27、
28、30又は36(第5図では同じ参照数字50を有する)に
よって適正位置に保持される。
ガイド兼心出しフィンガ51は、組み立てを容易にする
ために異なった要素間に設けられる。異なった組み立て
は、ネジで形成されるのが好ましい。
コア1及び管状胴体部品2、3が環状スペーサ4によ
って一緒に固着されることが重要である。環状スペーサ
4は、同軸線路1−3の相対位置を固定するのを可能と
し、従って環状片17の反復的な位置決めを確実にし、更
に管状胴体部品2、3に大きい直径を与えさせる。従っ
て、大きい直径の環状片17を用いることが可能であり、
このことは等質(homogeneity)が極微でない材料を研
究するために重要である。もちろん、電磁波の伝搬中に
環状スペーサ4が外乱を最小にするように、予備調整が
行われる。この調整中、環状スペーサ4によって反射さ
れる寄生波が最小振幅を有するように、材料を環状スペ
ーサ4から除去したり、逆に加えたりしても良い。この
発明での同軸線路2、3の構成でもって次のことが分か
る。すなわち付属品27、28、30、36、50が互換されると
き、環状片17の位置は変更されない。
コア1及び管状胴体部品2、3の相対位置を変更する
ことなく、環状片17は取り除かれ、かつ他のものによっ
て置き換えられ得る。実際、環状片17を取り除くために
管状胴体部品3を取り除いた後(コア1の部分1.3は部
分1.2に固着されたままである)、この管状胴体部品3
は、管状胴体部品2に再び固着されるとすぐに管状胴体
部品3が以前に占めていたのと同一の位置を再び取り、
そして全ての次々の環状片17は管状胴体部品3の端部の
内側で同じ位置を占める。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の電磁特性評価装置を示す分解断面
図、第2図は組み立て中の第1図の電磁特性評価装置を
示す断面図、第3図は較正及び測定用付属品を有したこ
の発明の電磁特性評価装置を示す分解断面図、第4図は
この発明の電磁特性評価装置の較正及び測定手法を説明
する図、そして第5図はこの発明の電磁特性評価装置の
一実施例を示す断面図である。図において、1はコア、
2及び3は管状胴体部品、4は環状スペーサ、17は環状
片、22は工具、27は同軸コネクタ、28及び30は付属品と
しての短絡回路、36は開路回路、そして29は負荷であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピエール・ヴィクトル・アンドレ・ライ ット フランス国、33160 サローヌ、ロティ スマン・レ・ゾルキデ、ヌメロ 3 (56)参考文献 特開 昭52−18377(JP,A) 特開 昭54−21378(JP,A) 特開 昭59−37465(JP,A) 特公 昭40−24117(JP,B1)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】材料の電磁特性を評価する電磁特性評価装
    置において、 導電性材料で作られ、長手方向軸沿いに延びる堅固なコ
    ア(1)と、 同様に導電性材料で作られ、前記長手方向軸沿いに一緒
    に組み立てられ得る2つの部品から成り、前記導電性の
    コアを同軸に取り囲む堅固な管状胴体部品(2,3)であ
    って、前記コアと共に堅固な同軸線路を形成できる前記
    管状胴体部品と、 前記長手方向軸と直角に前記管状胴体部品の一方の内部
    に設けられ、前記コア及び前記管状胴体部品を一緒に結
    合する複数の管状スペーサ(4)であって、その1つが
    前記2つの組み立て可能な管状胴体部品の接続点にある
    前記管状スペーサと、 前記同軸線路の一端にて前記コアと前記管状胴体部品と
    の間に超高周波の入射電磁波を印加するための手段(2
    7)と、 前記同軸線路の他端に設けられ、前記材料で作られて均
    一な厚さを有する環状片(17)を収容するためのハウジ
    ング(48,49)と、 前記同軸線路の一端又は他端にて前記環状片を透過した
    前記電磁波を集めるための手段(27)と、 前記同軸線路の他端にてその内部に前記環状片(17)を
    位置決めするための平らなスラスト面(23)を有する工
    具付属品(22)と、 を備え、 前記環状片は、前記ハウジング内に配置されたとき、そ
    の外側及び内側の周辺がそれぞれ前記管状胴体部品の内
    面及び前記コアの外面にしっかりと摩擦接触し、そして
    前記環状片の最終位置は、前記工具付属品を前記同軸線
    路の他端に当接することによって決定されることを特徴
    とする電磁特性評価装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の前記電磁波を集めるための
    手段及び工具付属品に代えて、前記同軸線路の他端に設
    けられ、前記環状片を透過した前記電磁波を集めるため
    の手段(50)を備えたことを特徴とする電磁特性評価装
    置。
  3. 【請求項3】前記環状片(17)の下流に配置された電磁
    波反射素子を備えた請求項1記載の電磁特性評価装置に
    おいて、前記電磁波反射素子は、前記同軸線路の前記管
    状胴体部品の他方と前記コアとの間に較正された負荷
    (39)を導入する電磁素子であることを特徴とする電磁
    特性評価装置。
  4. 【請求項4】前記同軸線路の少なくとも1つのスペーサ
    は、前記2つの組み立て可能な管状胴体部品の前記接続
    点とは反対側の端部に配置されることを特徴とする請求
    項1記載の電磁特性評価装置。
  5. 【請求項5】前記各スペーサは、その内側及び外側の周
    辺において、それぞれ前記コア及び管状胴体部品に形成
    された溝(44,45)に面して保持されることを特徴とす
    る請求項1又は4記載の電磁特性評価装置。
  6. 【請求項6】前記溝の各々は、前記管状胴体部品の面と
    前記管状胴体部品と共に組み立てられ得る端部片(46,4
    7)との間に限定され、前記コア(1)は一緒に結合さ
    れた幾つかの部分(1.1〜1.3)からなることを特徴とす
    る請求項5記載の電磁特性評価装置。
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