JP2576620B2 - 能動消音装置 - Google Patents
能動消音装置Info
- Publication number
- JP2576620B2 JP2576620B2 JP1012237A JP1223789A JP2576620B2 JP 2576620 B2 JP2576620 B2 JP 2576620B2 JP 1012237 A JP1012237 A JP 1012237A JP 1223789 A JP1223789 A JP 1223789A JP 2576620 B2 JP2576620 B2 JP 2576620B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- duct
- sound
- noise
- absorbing material
- sound absorbing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000003584 silencer Effects 0.000 title claims description 11
- 239000011358 absorbing material Substances 0.000 claims description 32
- 239000010409 thin film Substances 0.000 claims description 20
- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 claims description 9
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 6
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 229920005830 Polyurethane Foam Polymers 0.000 description 3
- 229920001084 poly(chloroprene) Polymers 0.000 description 3
- 239000011496 polyurethane foam Substances 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 2
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 2
- 239000002390 adhesive tape Substances 0.000 description 1
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 1
- 230000008030 elimination Effects 0.000 description 1
- 238000003379 elimination reaction Methods 0.000 description 1
- 239000010408 film Substances 0.000 description 1
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 1
- 230000030279 gene silencing Effects 0.000 description 1
- 239000011491 glass wool Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 1
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10K—SOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10K2210/00—Details of active noise control [ANC] covered by G10K11/178 but not provided for in any of its subgroups
- G10K2210/10—Applications
- G10K2210/112—Ducts
Landscapes
- Duct Arrangements (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ダクト内を伝播する騒音を積極的に消音す
る能動消音装置に関する。
る能動消音装置に関する。
[従来の技術] 従来より、ダクト内を伝播する騒音と逆位相の音をダ
クト内に放出することで、騒音を積極的に消去する能動
消音装置(特開昭62−9397号公報参照)が提案されてい
る。
クト内に放出することで、騒音を積極的に消去する能動
消音装置(特開昭62−9397号公報参照)が提案されてい
る。
これは、ダクト内を伝播する騒音を検出するマイクロ
フォンと、該マイクロフォンで検出された騒音と逆位相
の低周波音を作り出す制御回路と、制御回路で作り出さ
れた低周波音をダクト内に放出するスピーカなどで構成
され、ダクト内を伝播する騒音とスピーカから放出され
た低周波音との音圧合成を行うことにより、騒音を消去
させるものである。
フォンと、該マイクロフォンで検出された騒音と逆位相
の低周波音を作り出す制御回路と、制御回路で作り出さ
れた低周波音をダクト内に放出するスピーカなどで構成
され、ダクト内を伝播する騒音とスピーカから放出され
た低周波音との音圧合成を行うことにより、騒音を消去
させるものである。
このような能動消音装置では、スピーカから放出され
た音が、マイクロフォンにフィードバックされて発生す
るハウリングを防止する手段として、ハウリングを誘発
しやすい中高周波成分を減衰遮断させるローパスフィル
タを使用したり、スピーカを、ダクトの開放端側に向け
てスピーカから放出される低周波音が、マイクロフォン
に伝わらないように組み付けられている。
た音が、マイクロフォンにフィードバックされて発生す
るハウリングを防止する手段として、ハウリングを誘発
しやすい中高周波成分を減衰遮断させるローパスフィル
タを使用したり、スピーカを、ダクトの開放端側に向け
てスピーカから放出される低周波音が、マイクロフォン
に伝わらないように組み付けられている。
[発明が解決しようとする課題] しかるに、ローパスフィルタのみでは、十分なハウリ
ング防止効果を得ることができず、ハウリング防止効果
を高めるためには、制御回路が複雑となり、装置のコス
トが高くなる。
ング防止効果を得ることができず、ハウリング防止効果
を高めるためには、制御回路が複雑となり、装置のコス
トが高くなる。
一方、スピーカを、ダクトの開放端側に向けて配置す
る場合には、消音効果を得るために、スピーカの数を増
やす必要があり、従って、装置が大型化する課題があっ
た。
る場合には、消音効果を得るために、スピーカの数を増
やす必要があり、従って、装置が大型化する課題があっ
た。
また、ダクト内に露出したマイクロフォンやスピーカ
の存在によって、ダクト内を通過する空気の流れが乱
れ、通気抵抗が増大することから、乱流騒音を発生する
場合があった。
の存在によって、ダクト内を通過する空気の流れが乱
れ、通気抵抗が増大することから、乱流騒音を発生する
場合があった。
本発明は上記事情に基づいてなされたもので、その目
的は、ダクト内の乱流騒音を防止するとともに、低コス
トな手段でハウリングを防止した能動消音装置を提供す
ることにある。
的は、ダクト内の乱流騒音を防止するとともに、低コス
トな手段でハウリングを防止した能動消音装置を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、ダクト内を伝播
する騒音を検出する検出器、および該検出器によって検
出された騒音と逆位相の音を前記ダクト内に放出する音
波発振器とを備えた能動消音装置において、前記ダクト
の内壁面には、前記検出器と前記音波発振器との間の少
なくとも一部に、多孔質弾性材料よりなる吸音材が取り
付けられるとともに、前記ダクトの内壁面が滑らかな同
一面となるように、少なくとも前記吸音材の表面および
前記ダクト内に露出した前記検出器と前記音波発振器と
の表面を、非多孔質弾性材料よりなる薄膜部材で覆った
ことを技術的手段として採用する。
する騒音を検出する検出器、および該検出器によって検
出された騒音と逆位相の音を前記ダクト内に放出する音
波発振器とを備えた能動消音装置において、前記ダクト
の内壁面には、前記検出器と前記音波発振器との間の少
なくとも一部に、多孔質弾性材料よりなる吸音材が取り
付けられるとともに、前記ダクトの内壁面が滑らかな同
一面となるように、少なくとも前記吸音材の表面および
前記ダクト内に露出した前記検出器と前記音波発振器と
の表面を、非多孔質弾性材料よりなる薄膜部材で覆った
ことを技術的手段として採用する。
[作用および発明の効果] 上記構成よりなる本発明は、検出器と音波発振器との
間の少なくとも一部のダクトの内壁面に吸音材を取り付
けたことにより、ハウリングを誘発しやすい中高周波成
分の音のエネルギーを減衰させるとともに、音波発振器
から放出された消去音が、フィードバックして検出器に
達する量を減少させることができる。また、ダクトの内
壁面での反射を抑えることにより、ダクト内での定在波
の発生を少なくすることができる。
間の少なくとも一部のダクトの内壁面に吸音材を取り付
けたことにより、ハウリングを誘発しやすい中高周波成
分の音のエネルギーを減衰させるとともに、音波発振器
から放出された消去音が、フィードバックして検出器に
達する量を減少させることができる。また、ダクトの内
壁面での反射を抑えることにより、ダクト内での定在波
の発生を少なくすることができる。
これらの結果、ハウリングの発生を防止することがで
きる。なお、ダクト内を伝播する騒音の周波数に応じ
て、吸音材の長さ、あるいは厚さを変えることにより、
効果的にハウリングの発生を防止することができる。例
えば、高い周波数の騒音であれば、吸音材の長さが少し
でよく、低い周波数の騒音であれば、吸音材の長さを長
く、あるいは厚くして設ける必要がある。
きる。なお、ダクト内を伝播する騒音の周波数に応じ
て、吸音材の長さ、あるいは厚さを変えることにより、
効果的にハウリングの発生を防止することができる。例
えば、高い周波数の騒音であれば、吸音材の長さが少し
でよく、低い周波数の騒音であれば、吸音材の長さを長
く、あるいは厚くして設ける必要がある。
一方、少なくとも吸音材の表面およびダクト内に露出
した検出器と音波発振器との表面を、薄膜部材で覆った
ことにより、ダクトの内壁面が滑らかで、同一面(面一
構造)になるため、検出器や音波発振器、あるいは吸音
材の表面で生じる乱流騒音を低減することができる。
した検出器と音波発振器との表面を、薄膜部材で覆った
ことにより、ダクトの内壁面が滑らかで、同一面(面一
構造)になるため、検出器や音波発振器、あるいは吸音
材の表面で生じる乱流騒音を低減することができる。
また、検出器と音波発振器との表面が薄膜部材で覆わ
れたことにより、風圧やダクト内の静圧が、検出器や音
波発振器にかかるのを防止することができる。このた
め、検出器の騒音検出能力の低下を防止するとともに、
音波発振器の再生音の精度低下の防止および音波発振器
の耐久性向上などの効果を有する。
れたことにより、風圧やダクト内の静圧が、検出器や音
波発振器にかかるのを防止することができる。このた
め、検出器の騒音検出能力の低下を防止するとともに、
音波発振器の再生音の精度低下の防止および音波発振器
の耐久性向上などの効果を有する。
[実施例] 次に、本発明の能動消音装置を図面に示す一実施例に
基づき説明する。
基づき説明する。
第1図は本発明の能動消音装置を適用したダクトの断
面図である。
面図である。
本実施例の能動消音装置1は、例えば、空気調和装置
の送風ダクト2に適用され、送風ダクト2内を伝播する
騒音を検出するためのマイクロフォン(本発明の検出
器)3と、該マイクロフォン3によって検出した騒音と
逆位相の音を作り出す制御回路4と、制御回路4によっ
て作り出された音を送風ダクト2内に放出するスピーカ
(本発明の音波発振器)5とから構成されている。
の送風ダクト2に適用され、送風ダクト2内を伝播する
騒音を検出するためのマイクロフォン(本発明の検出
器)3と、該マイクロフォン3によって検出した騒音と
逆位相の音を作り出す制御回路4と、制御回路4によっ
て作り出された音を送風ダクト2内に放出するスピーカ
(本発明の音波発振器)5とから構成されている。
送風ダクト2は、断面矩形を呈し、その一面に、マイ
クロフォン3とスピーカ5とが組み付けられている。
クロフォン3とスピーカ5とが組み付けられている。
マイクロフォン3は、騒音発生源(例えば送風機)の
近傍に取り付けられ、スピーカ5は、マイクロフォン3
より下流に取り付けられている。
近傍に取り付けられ、スピーカ5は、マイクロフォン3
より下流に取り付けられている。
この送風ダクト2は、マイクロフォン3の少し上流位
置(第1図左側)からスピーカ5の下流側端部(第1図
右側)に至るまで、その断面積が拡大して設けられ、断
面積が拡大することによって形成される各面の段差部分
には、それぞれ多孔質弾性材料であるポリウレタンフォ
ームなどの発泡材を板状に成形した吸音材6が張り付け
られている。
置(第1図左側)からスピーカ5の下流側端部(第1図
右側)に至るまで、その断面積が拡大して設けられ、断
面積が拡大することによって形成される各面の段差部分
には、それぞれ多孔質弾性材料であるポリウレタンフォ
ームなどの発泡材を板状に成形した吸音材6が張り付け
られている。
なお、吸音材6は、送風ダクト2の内壁面に張り付け
るため、板状に加工しやすく、且つ低周波域(1KHz以
下)で特に吸音効果の大きいものが望ましい。
るため、板状に加工しやすく、且つ低周波域(1KHz以
下)で特に吸音効果の大きいものが望ましい。
また、吸音材6の表面、およびマイクロフォン3とス
ピーカ5の表面は、非多孔質弾性材料であるクロロプレ
ンゴムを薄膜状に形成した薄膜部材7で覆われている。
ピーカ5の表面は、非多孔質弾性材料であるクロロプレ
ンゴムを薄膜状に形成した薄膜部材7で覆われている。
このとき、薄膜部材7の表面と、吸音材6を張り付け
てない送風ダクト2の内面とが、滑らかな面一構造(段
差のない同一面)となるように、吸音材6の厚さ、およ
びマイクロフォン3とスピーカ5の取り付け位置が考慮
されている。
てない送風ダクト2の内面とが、滑らかな面一構造(段
差のない同一面)となるように、吸音材6の厚さ、およ
びマイクロフォン3とスピーカ5の取り付け位置が考慮
されている。
なお、薄膜部材7は、表面が滑らかで、薄膜状に加工
しやすく、且つ音響抵抗とならないものが望ましい。
しやすく、且つ音響抵抗とならないものが望ましい。
送風ダクト2の内壁面へ吸音材6を張り付ける場合
や、吸音材6の表面を薄膜部材7で覆う場合には、両面
テープを使用したり、あらかじめ吸音材6や薄膜部材7
の一面に接着テープを取り付けておくことで、作業を容
易に行うことができる。
や、吸音材6の表面を薄膜部材7で覆う場合には、両面
テープを使用したり、あらかじめ吸音材6や薄膜部材7
の一面に接着テープを取り付けておくことで、作業を容
易に行うことができる。
制御回路4は、周知の構造で、マイクロフォン3で検
出した騒音を、電気的に増幅して中高周波音を遮断した
後、低周波の騒音信号を、マイクロフォン3で検出した
騒音と逆位相に調節する働きを有するものである。
出した騒音を、電気的に増幅して中高周波音を遮断した
後、低周波の騒音信号を、マイクロフォン3で検出した
騒音と逆位相に調節する働きを有するものである。
次に本実施例の作用について説明する。
能動消音装置1による消音制御は、従来より周知であ
るので、ここでは、吸音材6および薄膜部材7を使用し
たことによって生じる作用について説明する。
るので、ここでは、吸音材6および薄膜部材7を使用し
たことによって生じる作用について説明する。
マイクロフォン3とスピーカ5との間に、吸音材6を
張り付けたことにより、主に中高周波成分の音のエネル
ギーを減衰させて消音するとともに、スピーカ5から放
出された消去音が、フィードバックしてマイクロフォン
3に達する量を減少させることができる。また、送風ダ
クト2の内壁面での反射を抑えることにより、送風ダク
ト2内での定在波の発生を少なくし、音響特性を改良
(残響を少なくする)することができる。
張り付けたことにより、主に中高周波成分の音のエネル
ギーを減衰させて消音するとともに、スピーカ5から放
出された消去音が、フィードバックしてマイクロフォン
3に達する量を減少させることができる。また、送風ダ
クト2の内壁面での反射を抑えることにより、送風ダク
ト2内での定在波の発生を少なくし、音響特性を改良
(残響を少なくする)することができる。
これらの結果、送風ダクト2内での騒音伝播特性が単
純化されて、ハウリングの発生を防止することができ
る。
純化されて、ハウリングの発生を防止することができ
る。
このように、騒音伝播特性が単純化されることで、制
御回路4で実現しなければならない特性が単純になり、
制御回路4の負担が軽減される。このため、制御回路4
の精度が向上するとともに、信頼性が向上し、且つ制御
回路4のコストを低減させることもできる。
御回路4で実現しなければならない特性が単純になり、
制御回路4の負担が軽減される。このため、制御回路4
の精度が向上するとともに、信頼性が向上し、且つ制御
回路4のコストを低減させることもできる。
また、消去対象となる騒音が、送風ダクト2の下流側
に伝達する量を低減することができるため、消音のため
に必要な消去音のエネルギーが小さくて済み、従って、
制御回路4の増幅器(図示しない)の出力が小さくてよ
い。
に伝達する量を低減することができるため、消音のため
に必要な消去音のエネルギーが小さくて済み、従って、
制御回路4の増幅器(図示しない)の出力が小さくてよ
い。
一方、吸音材6の表面、およびマイクロフォン3とス
ピーカ5との表面を薄膜部材7で覆い、送風ダクト2の
内壁面を、段差のない滑らかな面一構造としたことによ
り、送風ダクト2の断面積の変化による圧損の増加を抑
えることができるとともに、送風ダクト2内の通気抵抗
を減少させることができる。
ピーカ5との表面を薄膜部材7で覆い、送風ダクト2の
内壁面を、段差のない滑らかな面一構造としたことによ
り、送風ダクト2の断面積の変化による圧損の増加を抑
えることができるとともに、送風ダクト2内の通気抵抗
を減少させることができる。
この結果、薄膜部材7を使用しない場合に生じる吸音
材6、マイクロフォン3、およびスピーカ5の表面での
乱流騒音や、摩擦騒音などを低減することができる。
材6、マイクロフォン3、およびスピーカ5の表面での
乱流騒音や、摩擦騒音などを低減することができる。
また、マイクロフォン3とスピーカ5の表面が薄膜部
材7で覆われたことにより、風圧や送風ダクト2内の静
圧が、マイクロフォン3やスピーカ5にかかるのを防止
することができるため、マイクロフォン3の騒音検出能
力の低下を防止するとともに、スピーカ5の再生音の精
度低下の防止およびスピーカ5の耐久性向上などの効果
を有する。
材7で覆われたことにより、風圧や送風ダクト2内の静
圧が、マイクロフォン3やスピーカ5にかかるのを防止
することができるため、マイクロフォン3の騒音検出能
力の低下を防止するとともに、スピーカ5の再生音の精
度低下の防止およびスピーカ5の耐久性向上などの効果
を有する。
上述したように、本発明による能動消音装置1は、マ
イクロフォン3とスピーカ5との間に、吸音材6および
薄膜部材7を張り付けるのみで、従来のように、装置が
大型化することなく、且つ低コストでハウリングを防止
することができるとともに、送風ダクト2内の乱流騒音
や、摩擦騒音などを低減することができる。
イクロフォン3とスピーカ5との間に、吸音材6および
薄膜部材7を張り付けるのみで、従来のように、装置が
大型化することなく、且つ低コストでハウリングを防止
することができるとともに、送風ダクト2内の乱流騒音
や、摩擦騒音などを低減することができる。
(変形例) 上記実施例では、マイクロフォン3の少し上流位置か
らスピーカ5までの間に吸音材6を張り付けたが、送風
ダクト2内を伝播する騒音の周波数に応じて、マイクロ
フォン3とスピーカ5との間の少なくとも一部に吸音材
6を張り付ければよい。例えば、高い周波数の騒音であ
れば、吸音材6を一部に設ければよく、低い周波数の騒
音であれば、吸音材6の長さを長く、あるいは厚くして
設ける必要がある。
らスピーカ5までの間に吸音材6を張り付けたが、送風
ダクト2内を伝播する騒音の周波数に応じて、マイクロ
フォン3とスピーカ5との間の少なくとも一部に吸音材
6を張り付ければよい。例えば、高い周波数の騒音であ
れば、吸音材6を一部に設ければよく、低い周波数の騒
音であれば、吸音材6の長さを長く、あるいは厚くして
設ける必要がある。
吸音材6としてポリウレタンフォームを使用したが、
ポリウレタンフォームに限定する必要はなく、グラスウ
ールや軟質合成樹脂発泡体、あるいは不織布のような弾
力性を有する多孔質材料を使用してもよい。
ポリウレタンフォームに限定する必要はなく、グラスウ
ールや軟質合成樹脂発泡体、あるいは不織布のような弾
力性を有する多孔質材料を使用してもよい。
また、薄膜部材7としては、クロロプレンゴムを使用
したが、クロロプレンゴム以外のゴム材料で薄膜状に形
成したもの、あるいは薄い樹脂膜や紙などを使用しても
よい。
したが、クロロプレンゴム以外のゴム材料で薄膜状に形
成したもの、あるいは薄い樹脂膜や紙などを使用しても
よい。
送風ダクト2の断面を矩形としたが、正方形、円形、
矩形以外の多角形であってもよい。
矩形以外の多角形であってもよい。
検出器としてマイクロフォン3を使用したが、振動検
出器を、騒音発生の原因となる振動源、あるいは振動し
ている壁面などに取り付けて使用してもよい。
出器を、騒音発生の原因となる振動源、あるいは振動し
ている壁面などに取り付けて使用してもよい。
吸音材6および薄膜部材7を、両面テープなどで接着
する方法を示したが、送風ダクトの壁面に、ネジで締め
付け固定して取り付けてもよい。
する方法を示したが、送風ダクトの壁面に、ネジで締め
付け固定して取り付けてもよい。
第1図は本発明の能動消音装置を適用した送風ダクトの
断面図である。 図中 1…能動消音装置 2…送風ダクト(ダクト) 3…マイクロフォン(検出器) 4…制御回路 5…スピーカ(音波発振器) 6…吸音材 7…薄膜部材
断面図である。 図中 1…能動消音装置 2…送風ダクト(ダクト) 3…マイクロフォン(検出器) 4…制御回路 5…スピーカ(音波発振器) 6…吸音材 7…薄膜部材
Claims (1)
- 【請求項1】ダクト内を伝播する騒音を検出する検出
器、および該検出器によって検出された騒音と逆位相の
音を前記ダクト内に放出する音波発振器とを備えた能動
消音装置において、 前記ダクトの内壁面には、前記検出器と前記音波発振器
との間の少なくとも一部に、多孔質弾性材料よりなる吸
音材が取り付けられるとともに、前記ダクトの内壁面が
滑らかな同一面となるように、少なくとも前記吸音材の
表面および前記ダクト内に露出した前記検出器と前記音
波発振器との表面を、非多孔質弾性材料よりなる薄膜部
材で覆ったことを特徴とする能動消音装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1012237A JP2576620B2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 能動消音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1012237A JP2576620B2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 能動消音装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02192541A JPH02192541A (ja) | 1990-07-30 |
JP2576620B2 true JP2576620B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=11799763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1012237A Expired - Fee Related JP2576620B2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 能動消音装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576620B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04213498A (ja) * | 1990-12-10 | 1992-08-04 | Nkk Corp | 能動的消音制御方法 |
JP3507522B2 (ja) * | 1993-04-19 | 2004-03-15 | 松下エコシステムズ株式会社 | 能動消音装置 |
JPH07334171A (ja) * | 1994-06-07 | 1995-12-22 | Daidan Kk | 能動騒音制御システムの消音用スピーカ設置装置 |
FR2764694B1 (fr) * | 1997-06-17 | 1999-09-03 | Aerospatiale | Dispositif de mesure de bruit dans un conduit parcouru par un fluide |
KR100427614B1 (ko) * | 2001-04-13 | 2004-04-29 | 서울대학교 공과대학 교육연구재단 | 덕트 내부의 능동 소음 제어용 스마트 폼 및 그것을구비한 조립체 |
KR101659895B1 (ko) * | 2014-01-23 | 2016-09-26 | 강릉원주대학교산학협력단 | 소음 제어 및 감쇄 유도를 위한 장치 및 방법 |
JP7092635B2 (ja) * | 2018-10-19 | 2022-06-28 | 富士フイルム株式会社 | 音源収容体 |
IT202100027719A1 (it) * | 2021-10-28 | 2023-04-28 | Ask Ind Spa | Apparato per la riduzione del rumore generato da dispositivi di movimentazione o condizionamento d’aria, e veicolo comprendente un tale apparato |
-
1989
- 1989-01-20 JP JP1012237A patent/JP2576620B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02192541A (ja) | 1990-07-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5570522B2 (ja) | 空気調和機の室外機 | |
JP2576620B2 (ja) | 能動消音装置 | |
JPH07162979A (ja) | マイクロホン取付け構造 | |
JP2781193B2 (ja) | アクティブ・ノイズ・キャンセラー | |
US11100912B2 (en) | Noise cancellation headphone | |
JP3904307B2 (ja) | 騒音低減型ダクト | |
JP3446242B2 (ja) | アクティブ消音装置 | |
JP3137445B2 (ja) | ハイブリッド消音装置 | |
JP3087967B2 (ja) | ダクト内電子消音用のマイクロホンユニット | |
JPH05223333A (ja) | 能動消音装置 | |
JPH07302089A (ja) | 電子消音システム | |
JPH05223335A (ja) | 能動消音装置 | |
JPH0772873A (ja) | アクティブ消音装置 | |
JPH0610646A (ja) | ダクト内伝搬音検出装置 | |
JP2544900B2 (ja) | 能動騒音制御システムの消音用音波放射装置 | |
JP2747100B2 (ja) | 能動消音装置 | |
JPH06319189A (ja) | マイクロフォンユニット | |
JP3734575B2 (ja) | 能動消音装置 | |
JPH05346792A (ja) | 部屋の音響特性を変化させる装置 | |
JP3250225B2 (ja) | 能動騒音低減装置 | |
JPH05223334A (ja) | 能動消音装置 | |
JPH05134684A (ja) | 消音装置 | |
JP3327812B2 (ja) | 能動騒音制御装置 | |
JP2610393B2 (ja) | 能動騒音制御システム | |
JP2534543Y2 (ja) | 電子消音システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |