[go: up one dir, main page]

JP2572201Y2 - パンチプレスのストリップミス検出装置 - Google Patents

パンチプレスのストリップミス検出装置

Info

Publication number
JP2572201Y2
JP2572201Y2 JP1991083272U JP8327291U JP2572201Y2 JP 2572201 Y2 JP2572201 Y2 JP 2572201Y2 JP 1991083272 U JP1991083272 U JP 1991083272U JP 8327291 U JP8327291 U JP 8327291U JP 2572201 Y2 JP2572201 Y2 JP 2572201Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
striker
head
work
strip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991083272U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0528516U (ja
Inventor
博樹 山八
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP1991083272U priority Critical patent/JP2572201Y2/ja
Publication of JPH0528516U publication Critical patent/JPH0528516U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2572201Y2 publication Critical patent/JP2572201Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Punching Or Piercing (AREA)
  • Control Of Presses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は打抜き加工したワーク
のストリップミスを検出するパンチプレスのストリップ
ミス検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】板状のワークを打抜き加工するパンチプ
レスにおいては、打抜いたワークがパンチに付着するこ
とがよくある。このため従来ではパンチの近傍にストリ
ッパを設けて、パンチに付着にしたワークをストリッピ
ングしているが、ワークが強固に付着している場合、パ
ンチよりワークをストリッピングできない所謂ストリッ
プミスが発生する。またストリップミスが発生した状態
で作業を続けると金型の破損などが発生するため、従来
では例えば特公昭62−18247号公報に開示されて
いるようにストライカとパンチヘッドの電気的な導通状
態を検出することによりストリップミスを検出したり、
特公昭55−33889号公報に開示されているよう
に、パンチヘッドの位置を光電的に検出することにより
ストリップミスを検出するようにしたストリップミス検
出装置が提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし前者のストリッ
プミス検出装置では、ストライカにより打撃を受けるパ
ンチヘッドとストライカの電気的な導通を検出するた
め、打撃面が損傷されたり、パンチ本体が切損した場合
に非導通となることがあるため、正確な検出ができない
と共に、打撃動作中のパンチヘッドの打撃面が経時的な
位置変化量を監視できないため、次工程の指令信号が遅
れるなど信頼性に欠ける不具合があった。また後者のパ
ンチヘッドの位置を光電的に検出するものでは、位置検
出が段階的となるため無駄な時間が多いと共に、1個所
の金型ステーションに複数の金型を装着したタレットパ
ンチプレスなどでは、各金型毎に光電スイッチを設けな
ければならないため装置自体が複雑かつ高価となるなど
の不具合があった。この考案は上記従来の不具合を改善
する目的でなされたもので、ストリップミスが確実に検
出できるパンチプレスのストリップミス検出装置を簡単
な構成で提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は上記目的を達
成するために、上下動自在なパンチと、該パンチの下方
に設置されたダイの間で板状のワークを打抜き加工する
パンチプレスにおいて、上記パンチの上部に設けられた
パンチヘッドを打撃するストライカの近傍に、パンチヘ
ッドへ向けて磁力線を発生するコイル状の位置検出器を
設け、かつこの位置検出器を変換器に接続して、上記ス
トライカとパンチヘッド間のギャップ量をインピーダン
スの変化より検出すると共に、得られたギャップ量より
ワークのストリップミスを検出するようにしたものであ
る。
【0005】
【作 用】上記構成によりパンチヘッドとストライカ
が一時的に離れても、一定距離以上離れなければストリ
ップミスと検出しないことから、ストリップミスが確実
に検出できるようになる。
【0006】
【実 施 例】この考案の一実施例を図面を参照して詳
述する。図1において1はパンチ組立体で、ホルダ2内
に組込まれており、ホルダ2内に設けられたリターンば
ね3によりホルダ2内に一定の高さに支持されている。
上記パンチ組立体1はパンチガイド4とこのパンチガイ
ド4内に上下摺動自在に収容されたパンチ5及びパンチ
5の上端に固着されたパンチヘッド6よりなり、パンチ
ヘッド6と上記パンチガイド4の上面間にはパンチ5を
上方向へ付勢する圧縮ばね7が介在されている。また上
記パンチ5の下方にはダイ8が設けられていて、このダ
イ8と上記パンチ5の間で板状のワーク9を打抜き加工
するようになっていると共に、上記パンチヘッド6の上
方には、該パンチヘッド6を打撃するストライカ10が
設けられている。そしてこのストライカ10の打撃面1
0a近傍に位置検出器12が設けられている。
【0007】上記位置検出器12は絶対的12aを介し
てストライカ10の外周面に巻かれたコイル12bを有
していて、このコイル12bに変換器13が接続されて
いる。上記変換器13は水晶発振器14と抵抗R及びコ
ンデンサCよりなる発振回路15を有していて、この発
振回路15により発振された交流電流が上記位置検出器
12のコイル12bへ印加されている。これによってコ
イル12bより磁力線16が発生してパンチヘッド6の
上面に渦電流が発生すると共に、この渦電流の強度はス
トライカ10とパンチヘッド6間のギャップaに応じて
変化する。すなわちストライカ10とパンチヘッド6間
のギャップaが変化するとコイル12bのインダクタン
スLが変化するため、変換器13内の発振回路15の共
進点にずれが発生して発振振幅を変化させる。この発振
振幅の変化を変換器13内に設けられた検波回路18が
検波して、リニアライザ19へ出力する。リニアライザ
19はストライカ10とパンチヘッド6間のギャップa
に比例した電圧を出力し、この電圧は増幅器20により
増幅されてNC装置へ出力されるようになっている。
【0008】次に図2ないし図5に示す図面を参照して
作用を説明すると、ワーク9の打抜き加工をすべくパン
チプレスの電源を投入すると、ストライカ10は図2の
(イ)に示すように上死点にあってパンチヘッド6との
間にギャップa0 が保持され、これを位置検出器12が
検出して変換器13より電圧値V0 が出力される。次に
NC装置からの打抜き加工指令とともにストライカ10
が上死点より下降を開始して、まず図2の(ロ)に示す
ようにパンチヘッド6を打撃し、このとき変換器13よ
り出力される電圧V0 は図4に示すように急上昇してV
C は図4に示すように急上昇してVC に達する。その後
ストライカ10に押されて図2の(ハ)に示すようにパ
ンチガイド4とともにパンチ5が下降され、先端がワー
ク9上面に当接される。この状態からさらにストライカ
10が下降すると、圧縮ばね7が圧縮されてパンチ5が
さらに下降され、パンチ5とダイ8の間で図2の(ニ)
に示すようにワーク9が打抜かれる。
【0009】そして下死点に達したストライカ10が上
昇を開始すると、まずばね力の大きい圧縮ばね7により
パンチ5が上昇され、このときパンチ5に付着したワー
ク9はパンチガイド4の先端で図の(ホ)に示すように
ストリッピングされると共に、パンチ5がパンチガイド
4の肩部4aに当接したところで、いままで圧縮されて
いたばね力の小さなリターンばね3の作用パンチ5とと
もにパンチガイド4も上昇を開始するが、静止状態にあ
るパンチガイド2がばね力の小さなリターンばね3の作
用で上昇を開始するため、このとき図2の(ヘ)に示す
ようにストライカ10とパンチヘッド6の間に隙間δが
発生する。これを位置検出器12が検出するため、変換
器13の出力は図4に示すように一時低下した後再び図
2の(ト)に示すようにストライカ10にパンチヘッド
6が接触するため、変換器13の出力電圧はVc に戻
る。その後さらにストライカ10が上昇すると、パンチ
ガイド4は元の位置まで上昇して停止すると共に、スト
ライカ10はさらに上死点まで上昇して図2の(チ)に
示すように元の位置に停止し、このときストライカ10
とパンチヘッド6間のギャップaは初期値のa0 に、そ
して変換器13の出力もV0 に戻る。なお図3にパンチ
ヘッド6のストローク曲線を示す。
【0010】以上は打抜き加工が正常に行われた場合の
動作であるが、上記動作中にストリップミスが発生した
場合は次の通りである。すなわちストライカ10に打撃
されたパンチが下降されてワーク9を打抜くまでの過程
(図2(イ)〜図2(ニ)まで)は上記正常時と同じで
あるが、ストライカ10が下死点より上昇を開始しても
パンチ5にワーク9が付着してワーク9のストリッピン
グができない場合、ストライカ10が上昇してもパンチ
ヘッド6は上昇されない。このためストライカ10とパ
ンチヘッド6のギャップaが拡大して変換器13より出
力された電圧V0 は図5に示すようにギャップaの増加
に比例して低下し、ストライカ10が上死点に達すると
s まで低下する。NC装置は変換器13より入力され
る電圧が異常に低い場合、これをストリップミスと判定
して以後の動作を停止するため、ストリップミスによる
金型の破損などが未然に防止できるようになる。
【0011】
【考案の効果】この考案は以上詳述したように、パンチ
ヘッドを打撃するストライカとパンチヘッド間のギャッ
プ量よりストリップミスを検出するようにしたことか
ら、打抜き加工中に一時的にストライカとパンチヘッド
が離れてもこれをストリップミスと検出することがな
く、ストリップミスが正確に検出できるようになる。ま
たパンチング動作中のパンチヘッドの挙動をアナログ量
として常時検出して、ストリップミスの判定を短時間で
行うようにしたことから、次工程への移行が迅速にで
き、これによって生産性の向上も図れるようになる。
らにストライカ側にのみ位置検出器を設けるだけでよい
ことから、構成が簡単で、かつ既存のパンチプレスにも
容易に後付けできることから、安価に提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例なるストリップミス検出装
置を採用したパンチプレスの断面図である。
【図2】(イ)打抜き加工時の作用説明図である。 (ロ)打抜き加工時の作用説明図である。 (ハ)打抜き加工時の作用説明図である。 (ニ)打抜き加工時の作用説明図である。 (ホ)打抜き加工時の作用説明図である。 (ヘ)打抜き加工時の作用説明図である。 (ト)打抜き加工時の作用説明図である。 (チ)打抜き加工時の作用説明図である。
【図3】パンチのストローク曲線図である。
【図4】正常動作時の出力電圧の変化を示す線図であ
る。
【図5】ストリップミス時の出力電圧の変化を示す線図
である。
【符号の説明】
5…パンチ、6…パンチヘッド、8…ダイ、9…ワー
ク、10…ストライカ、12…位置検出器、13…変換
器。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下動自在なパンチ5と、該パンチ5の
    下方に設置されたダイ8の間で板状のワーク9を打抜き
    加工するパンチプレスにおいて、上記パンチ5の上部に
    設けられたパンチヘッド6を打撃するストライカ10の
    近傍に、パンチヘッド6へ向けて磁力線を発生するコイ
    ル状の位置検出器12を設け、かつこの位置検出器12
    を変換器13に接続して、上記ストライカ10とパンチ
    ヘッド6間のギャップ量をインピーダンスの変化より検
    出すると共に、得られたギャップ量よりワーク9のスト
    リップミスを検出するようにしてなるパンチプレスのス
    トリップミス検出装置。
JP1991083272U 1991-09-18 1991-09-18 パンチプレスのストリップミス検出装置 Expired - Lifetime JP2572201Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991083272U JP2572201Y2 (ja) 1991-09-18 1991-09-18 パンチプレスのストリップミス検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991083272U JP2572201Y2 (ja) 1991-09-18 1991-09-18 パンチプレスのストリップミス検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0528516U JPH0528516U (ja) 1993-04-16
JP2572201Y2 true JP2572201Y2 (ja) 1998-05-20

Family

ID=13797720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991083272U Expired - Lifetime JP2572201Y2 (ja) 1991-09-18 1991-09-18 パンチプレスのストリップミス検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2572201Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3101320U (ja) * 2003-10-30 2004-06-10 船井電機株式会社 テレビジョン調整システム、テレビジョンおよび白バランス調整用コンピュータ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0528516U (ja) 1993-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4339749A (en) Abnormal condition sensing monitor system for use with machine tools
JP3269201B2 (ja) 板材の穴抜き装置および穴縁部面取り装置
JPH11281649A (ja) 蓋把持装置
JPH04158984A (ja) プロジェクシヨン溶接方法およびその装置
JP2572201Y2 (ja) パンチプレスのストリップミス検出装置
US5905352A (en) Magneto-repulsion punching with dynamic damping
CN208321766U (zh) 一种孔冲切机
EP0603098B1 (en) Magneto-repulsion punching with dynamic damping
JP2009178731A (ja) 加工カス検出装置及びそれを有するプレス機
JP2844330B2 (ja) 超音波ハンダ付方法及び装置
CN207787434U (zh) 可实时监测冲孔压力值的冲压模具
JP3671083B2 (ja) パンチプレス機の金型追従確認方法
KR102027745B1 (ko) 펀치 프레스
JP3373414B2 (ja) プレス機のカス上がり検出装置
KR840001067A (ko) 프레스 안전방법 및 장치
JP3607219B2 (ja) プレス機のカス上がり検出装置
JP2958133B2 (ja) パンチングプレス
US2992580A (en) Two-stage holding magnet for presses and the like
JPH0224171B2 (ja)
JP2561704Y2 (ja) ヘッダマシンの異常検出装置
JP2540298B2 (ja) 機械式プレス機スライド変位の検出装置
JPH0236331B2 (ja)
JPH0315216Y2 (ja)
KR930006707Y1 (ko) 모터 스테이터의 압입 장치
JPS6112520U (ja) 積層鉄心受け用シリンダの上昇停止位置検出装置