JP2570791Y2 - 車輪速度演算装置 - Google Patents
車輪速度演算装置Info
- Publication number
- JP2570791Y2 JP2570791Y2 JP6781192U JP6781192U JP2570791Y2 JP 2570791 Y2 JP2570791 Y2 JP 2570791Y2 JP 6781192 U JP6781192 U JP 6781192U JP 6781192 U JP6781192 U JP 6781192U JP 2570791 Y2 JP2570791 Y2 JP 2570791Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel speed
- sensor
- wheel
- time
- calculation
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車の車輪速測定に関
し、特に車輪急停止時の車輪速演算装置に関する。
し、特に車輪急停止時の車輪速演算装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車輪速センサは車輪速度に反比例した周
期のパルス列を出力するので、基準クロックとカウンタ
の値から、車輪速を計算できる。また、車輪急停止によ
る車輪速消失時には、上述した通常の演算は行われな
い。このため何もしなければ車輪速度は高い値を保つ。
期のパルス列を出力するので、基準クロックとカウンタ
の値から、車輪速を計算できる。また、車輪急停止によ
る車輪速消失時には、上述した通常の演算は行われな
い。このため何もしなければ車輪速度は高い値を保つ。
【0003】しかし、実際には時間とともに車輪速は低
下しているので、これを推定する必要がある。そのた
め、前回の演算から一定時間経過後に仮想演算を行い、
以後車輪速センサの値が現れるまで同じタイミングで仮
想演算を行って車輪速度を求めている。
下しているので、これを推定する必要がある。そのた
め、前回の演算から一定時間経過後に仮想演算を行い、
以後車輪速センサの値が現れるまで同じタイミングで仮
想演算を行って車輪速度を求めている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記の演算
方法では、車輪急停止時に仮想演算を行うまで、ある一
定時刻待つため遅れを生じる。また、図5のように車輪
急停止時には実際の車輪速51は急速に落ちているが、
仮想演算を行った時の車輪速度52は、一定時刻ごとに
仮想演算を行っているので、階段状に少しづつ落ちて行
くための時間的遅れと、実際の車輪速度とのずれを生じ
る。
方法では、車輪急停止時に仮想演算を行うまで、ある一
定時刻待つため遅れを生じる。また、図5のように車輪
急停止時には実際の車輪速51は急速に落ちているが、
仮想演算を行った時の車輪速度52は、一定時刻ごとに
仮想演算を行っているので、階段状に少しづつ落ちて行
くための時間的遅れと、実際の車輪速度とのずれを生じ
る。
【0005】本考案の目的は車輪急停止時に、応答性の
良い、より実際の値に近い、車輪速度演算装置を提供す
る事である。
良い、より実際の値に近い、車輪速度演算装置を提供す
る事である。
【0006】
【課題を解決するための手段】したがって、本考案は上
述の目的を達成するために、車輪速度に反比例してパル
ス列の周期が変化する車輪速センサと、急ブレーキ時に
急減速を感知するGセンサと、ブレーキペダルを踏んだ
場合の踏力を求める踏力センサと、前記車輪速センサか
らの出力信号のエッジで間欠的に車輪速度を演算し、急
ブレーキ時においては、前記Gセンサの値により、車輪
速演算用の関数を選択し、その変数として前記踏力セン
サからのブレーキ踏力(もしくはホイールシリンダ圧)
を用いて演算を行うCPUとを具備した車輪速演算装置
を供するものである。
述の目的を達成するために、車輪速度に反比例してパル
ス列の周期が変化する車輪速センサと、急ブレーキ時に
急減速を感知するGセンサと、ブレーキペダルを踏んだ
場合の踏力を求める踏力センサと、前記車輪速センサか
らの出力信号のエッジで間欠的に車輪速度を演算し、急
ブレーキ時においては、前記Gセンサの値により、車輪
速演算用の関数を選択し、その変数として前記踏力セン
サからのブレーキ踏力(もしくはホイールシリンダ圧)
を用いて演算を行うCPUとを具備した車輪速演算装置
を供するものである。
【0007】
【実施例】次に、本考案について図1〜図4を参照して
説明する。
説明する。
【0008】通常走行中は、図2のように車輪速センサ
4からの信号(パルス列)と基準クロック5とカウンタ
6の値(n)から車輪速の算出(車輪速vf=k/n、
K:定数)を行う。
4からの信号(パルス列)と基準クロック5とカウンタ
6の値(n)から車輪速の算出(車輪速vf=k/n、
K:定数)を行う。
【0009】次に急ブレーキをかけた時、今回と前回の
ブレーキ踏力の差がある値以上になった時に図1のよう
にGセンサ1と、踏力センサ2のブレーキ踏力による演
算を行う。
ブレーキ踏力の差がある値以上になった時に図1のよう
にGセンサ1と、踏力センサ2のブレーキ踏力による演
算を行う。
【0010】まず、Gセンサ1から減速Gを得る。次に
図3においてGの値と、各しきい値(G1、G
2、....)を比較し、Gがどの領域(、、....)に
あるか判定する。各領域はそれぞれ一つの関数と対応し
ているので、この領域が決定すれば、演算のための関数
が決まる。
図3においてGの値と、各しきい値(G1、G
2、....)を比較し、Gがどの領域(、、....)に
あるか判定する。各領域はそれぞれ一つの関数と対応し
ているので、この領域が決定すれば、演算のための関数
が決まる。
【0011】次に踏力センサ2から踏力が求まると、上
述で決定した関数にこの踏力の値(もしくはホイールシ
リンダ圧)を変数として代入し、車輪速の演算を行う。
述で決定した関数にこの踏力の値(もしくはホイールシ
リンダ圧)を変数として代入し、車輪速の演算を行う。
【0012】例えば、図4のように1次の関数のとき以
下のようになる、 車輪速 vf=f(x)=aX+b ※ x=踏力,a、bはGできまる定数 これにより、車輪速が決定される。なお、前輪と後輪で
は異なる関数を持つものとする。
下のようになる、 車輪速 vf=f(x)=aX+b ※ x=踏力,a、bはGできまる定数 これにより、車輪速が決定される。なお、前輪と後輪で
は異なる関数を持つものとする。
【0013】
【考案の効果】車輪急停止時に、車輪速センサをを用い
ずに車輪速演算を行っているので、センサ信号が消失し
た時の応答性が向上する。これにより、本考案の車輪速
演算装置をABS制御等に用いれば、車輪急停止時に車
輪のロックを少なくし、制御性能の向上を図ることがで
きる。
ずに車輪速演算を行っているので、センサ信号が消失し
た時の応答性が向上する。これにより、本考案の車輪速
演算装置をABS制御等に用いれば、車輪急停止時に車
輪のロックを少なくし、制御性能の向上を図ることがで
きる。
【図1】急減速時の車輪速演算方法の一実施例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】通常走行時の車輪速演算方法の一実施例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】減速Gと車輪速演算用の各関数との関係を表し
た図である。
た図である。
【図4】踏力と車輪速の関係を表した図である。
【図5】従来技術の課題を説明するための図である。
1 Gセンサ 2 踏力センサ 3 CPU 4 車輪速センサ 5 基準クロック 6 カウンタ 7 ラッチ 51 実際の車輪速度 52 仮想演算を行ったときの車輪速度
Claims (1)
- 【請求項1】 車輪速度に反比例してパルス列の周期が
変化する車輪速センサと、急ブレーキ時に急減速を感知
するGセンサと、ブレーキペダルを踏んだ場合の踏力を
求める踏力センサと、前記車輪速センサからの出力信号
のエッジで間欠的に車輪速度を演算し、急ブレーキ時に
おいては、前記Gセンサの値により、車輪速演算用の関
数を選択し、その変数として前記踏力センサからのブレ
ーキ踏力(もしくはホイールシリンダ圧)を用いて演算
を行うCPUとを具備した車輪速演算装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6781192U JP2570791Y2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 車輪速度演算装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6781192U JP2570791Y2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 車輪速度演算装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0630770U JPH0630770U (ja) | 1994-04-22 |
JP2570791Y2 true JP2570791Y2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=13355709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6781192U Expired - Fee Related JP2570791Y2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 車輪速度演算装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2570791Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-29 JP JP6781192U patent/JP2570791Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0630770U (ja) | 1994-04-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |