JP2567825B2 - U字状キヤリアを用いた液体包装装置 - Google Patents
U字状キヤリアを用いた液体包装装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,紙,プラスチック等を基材とするシート材
から作った矩形状の箱状容器に内容物を充填し,容器開
口を閉じるためにくせ折りし,その後容器開口をシール
し且つ箱状に成形して箱状液体充填包装体を製造する液
体包装装置に関する。
から作った矩形状の箱状容器に内容物を充填し,容器開
口を閉じるためにくせ折りし,その後容器開口をシール
し且つ箱状に成形して箱状液体充填包装体を製造する液
体包装装置に関する。
従来より,牛乳,ジュース等の流動性食品の包装に,
紙,プラスチック等を基材としたシート材で形成した箱
状容器が使用されており,この箱状容器による液体包装
装置として,両面に熱接着性の樹脂被覆を有する帯状シ
ート材を原反ロールから繰り出し,この帯状シート材を
長手方向に二つ折りし,長手方向に適当な間隔を開けて
横方向にシールし,次いでその帯状シート材を横方向に
切断して切り離すことにより,一端が開口した袋状容器
を形成し,その袋状容器を箱状に成形し,その後,その
箱状容器をキャリアで保持して間欠的に所定の走行路を
搬送し,その途中で該容器に内容物を充填し,且つ容器
開口を密閉するとともに箱状に成形して箱状包装体とす
る装置が知られている(特開昭60−204424号,特開昭61
−81905号参照)。
紙,プラスチック等を基材としたシート材で形成した箱
状容器が使用されており,この箱状容器による液体包装
装置として,両面に熱接着性の樹脂被覆を有する帯状シ
ート材を原反ロールから繰り出し,この帯状シート材を
長手方向に二つ折りし,長手方向に適当な間隔を開けて
横方向にシールし,次いでその帯状シート材を横方向に
切断して切り離すことにより,一端が開口した袋状容器
を形成し,その袋状容器を箱状に成形し,その後,その
箱状容器をキャリアで保持して間欠的に所定の走行路を
搬送し,その途中で該容器に内容物を充填し,且つ容器
開口を密閉するとともに箱状に成形して箱状包装体とす
る装置が知られている(特開昭60−204424号,特開昭61
−81905号参照)。
ところで,このような装置において,充填,密閉等の
ために箱状容器を搬送するキャリアとしては,箱状容器
の周囲を取り囲む四角形状のものが使用されている。
ために箱状容器を搬送するキャリアとしては,箱状容器
の周囲を取り囲む四角形状のものが使用されている。
しかしながら,四角形状のキャリアを用いると,該キ
ャリアにほぼ同じ寸法の箱状容器を挿入する動作が困難
でそのために複雑な挿入機構を必要とするとか,キャリ
アから充填,密閉後の箱状容器を排出するための複雑な
機構を必要とする等の問題がある。また,L字状部及び逆
L字状部で四角形状のキャリアを構成したものが上記特
開昭60−204424号公報に提案されているが,この場合に
はキャリアの構造が複雑になるという問題がある。
ャリアにほぼ同じ寸法の箱状容器を挿入する動作が困難
でそのために複雑な挿入機構を必要とするとか,キャリ
アから充填,密閉後の箱状容器を排出するための複雑な
機構を必要とする等の問題がある。また,L字状部及び逆
L字状部で四角形状のキャリアを構成したものが上記特
開昭60−204424号公報に提案されているが,この場合に
はキャリアの構造が複雑になるという問題がある。
キャリアの他の例として,実公昭60−16486号公報に
は,上端及び進行方向に対する左右両端を開放したU字
状のキャリア(バケット)が示されている。この構成
は,上記した従来例に比べ構造が簡単で且つ容器の出し
入れも容易であると考えられる。ところで,実公昭60−
16486号公報では,U字状のキャリアの上端を進行方向の
前後に水平になるように折り曲げて水平状の上縁として
おり,そのキャリアに保持した容器の上端開口を閉じる
ためにくせ折りするに際し,その容器の上端開口を進行
方向に対して前後方向に広げ,且つキャリアに形成して
いる水平状の上縁に押し付けてくせ折りしていた。
は,上端及び進行方向に対する左右両端を開放したU字
状のキャリア(バケット)が示されている。この構成
は,上記した従来例に比べ構造が簡単で且つ容器の出し
入れも容易であると考えられる。ところで,実公昭60−
16486号公報では,U字状のキャリアの上端を進行方向の
前後に水平になるように折り曲げて水平状の上縁として
おり,そのキャリアに保持した容器の上端開口を閉じる
ためにくせ折りするに際し,その容器の上端開口を進行
方向に対して前後方向に広げ,且つキャリアに形成して
いる水平状の上縁に押し付けてくせ折りしていた。
しかしながら,かかる構成では,キャリアが単にU字
状ではなく,その上端を進行方向の前後に水平になるよ
うに折り曲げて水平状の上縁としているため,その分構
造が複雑となり,コストアップの要因となるという問題
があった。また,各キャリアが水平状の上縁を有してい
るため,隣接するキャリアの上縁同志がぶつからないよ
うに大きい間隔を開ける必要があり,しかも各キャリア
は容器をその幅方向がキャリアの前後方向になるように
保持しており且つ容器は一般に幅方向がそれに直角な方
向(厚み方向)に比べて大きいため,キャリア自体の進
行方向の寸法も大きくなっており,結局,キャリアのピ
ッチが大きくなるという問題もあった。
状ではなく,その上端を進行方向の前後に水平になるよ
うに折り曲げて水平状の上縁としているため,その分構
造が複雑となり,コストアップの要因となるという問題
があった。また,各キャリアが水平状の上縁を有してい
るため,隣接するキャリアの上縁同志がぶつからないよ
うに大きい間隔を開ける必要があり,しかも各キャリア
は容器をその幅方向がキャリアの前後方向になるように
保持しており且つ容器は一般に幅方向がそれに直角な方
向(厚み方向)に比べて大きいため,キャリア自体の進
行方向の寸法も大きくなっており,結局,キャリアのピ
ッチが大きくなるという問題もあった。
本発明はかかる問題点に鑑みて為されたもので,小ピ
ッチで連結可能な且つ構造簡単なキャリアを用いて箱状
容器を間欠的に搬送し,その間に内容物の充填,容器開
口のくせ折り,容器開口のシール等を行うことを可能と
する液体包装装置を提供することを目的とする。
ッチで連結可能な且つ構造簡単なキャリアを用いて箱状
容器を間欠的に搬送し,その間に内容物の充填,容器開
口のくせ折り,容器開口のシール等を行うことを可能と
する液体包装装置を提供することを目的とする。
本発明は上記問題点を解決するため,図面の実施例に
示すように,一対の側壁と底壁を有するU字状のキャリ
ア25を,前記一対の側壁が進行方向の前後になるように
且つ上端が開口した箱状容器18を保持して所定の走行路
を間欠的に走行するように配置し,そのキャリアの走行
路24Bに沿って,キャリアに保持した箱状容器の側面を
案内してキャリアに対する位置を規制するガイド(36,3
8)を配置すると共に,そのキャリアの走行路に充填装
置41,容器開口くせ折り装置50,開口防止装置70,容器開
口シール装置80を配置し,しかもその容器開口くせ折り
装置50を,前記キャリアに保持された箱状容器18の上端
の容器開口を横方向に開いてくせ折りするように配置
し,且つ,少なくともその容器開口くせ折り装置50及び
開口防止装置70の位置に配置されるガイドを,容器開口
をくせ折りする際の容器側面の折目位置に容器側面に対
して直角に配置され,くせ折りにより形成される三角フ
ラップ18Cを支持しうる幅を有するガイド板38で構成し
たものである。
示すように,一対の側壁と底壁を有するU字状のキャリ
ア25を,前記一対の側壁が進行方向の前後になるように
且つ上端が開口した箱状容器18を保持して所定の走行路
を間欠的に走行するように配置し,そのキャリアの走行
路24Bに沿って,キャリアに保持した箱状容器の側面を
案内してキャリアに対する位置を規制するガイド(36,3
8)を配置すると共に,そのキャリアの走行路に充填装
置41,容器開口くせ折り装置50,開口防止装置70,容器開
口シール装置80を配置し,しかもその容器開口くせ折り
装置50を,前記キャリアに保持された箱状容器18の上端
の容器開口を横方向に開いてくせ折りするように配置
し,且つ,少なくともその容器開口くせ折り装置50及び
開口防止装置70の位置に配置されるガイドを,容器開口
をくせ折りする際の容器側面の折目位置に容器側面に対
して直角に配置され,くせ折りにより形成される三角フ
ラップ18Cを支持しうる幅を有するガイド板38で構成し
たものである。
上記構成の液体包装装置では,上端開口の箱状容器18
がU字状キャリア25に直立状態で且つ幅方向が進行方向
に直角となる状態で保持され,ガイド(36,38)によっ
てキャリア25に対する幅方向位置を規制された状態で所
定の走行路24Bを間欠的に搬送され,その途中で,充填
装置41により内容物が充填され,容器開口くせ折り装置
50により,容器上端開口が密閉するための形状にくせ折
りされ,次いで,開口防止装置70により再度折りくせを
付けられ,容器開口シール装置80によりシールされ,箱
状の包装体が形成される。ここで,容器開口くせ折り装
置50はキャリア25が保持した容器の上端開口を幅方向に
開いてくせ折りするように配置されているが,その位置
にはガイドとして,容器開口をくせ折りする際の容器側
面の折目位置に容器側面に対して直角にガイド板38が設
けられているので,容器開口くせ折り装置が容器開口を
横方向に開く際,このガイド板の上面内方のエッジが容
器側面を押え,容器側面がこのエッジを基準にして良好
に折り曲げられ,三角フラップ18Cが形成される。ま
た,その後容器上縁を前記容器開口くせ折り装置がはさ
みつけて降下した際に,前記ガイド板上面で容器両側に
突出する三角フラップを支持することができ,このため
そのガイド板上面に三角フラップが押し付けられ,三角
フラップの周縁が良好に折り曲げられる。更に,その下
流で開口防止装置70が三角フラップを押し下げた時にガ
イド板上面が三角フラップを支持するので,三角フラッ
プがガイド板上面に押し付けられ,再度くせ折りされ
る。かくして,ガイド板は箱状容器の位置を規制するの
みならず,容器開口くせ折り装置及び開口防止装置と協
働して容器開口を所定の形状にくせ折りする作用を果た
すことができ,キャリア自体に,くせ折りによって形成
される三角フラップを支持するための水平面を形成する
必要がなくなり,キャリアの構造を簡略化できる。
がU字状キャリア25に直立状態で且つ幅方向が進行方向
に直角となる状態で保持され,ガイド(36,38)によっ
てキャリア25に対する幅方向位置を規制された状態で所
定の走行路24Bを間欠的に搬送され,その途中で,充填
装置41により内容物が充填され,容器開口くせ折り装置
50により,容器上端開口が密閉するための形状にくせ折
りされ,次いで,開口防止装置70により再度折りくせを
付けられ,容器開口シール装置80によりシールされ,箱
状の包装体が形成される。ここで,容器開口くせ折り装
置50はキャリア25が保持した容器の上端開口を幅方向に
開いてくせ折りするように配置されているが,その位置
にはガイドとして,容器開口をくせ折りする際の容器側
面の折目位置に容器側面に対して直角にガイド板38が設
けられているので,容器開口くせ折り装置が容器開口を
横方向に開く際,このガイド板の上面内方のエッジが容
器側面を押え,容器側面がこのエッジを基準にして良好
に折り曲げられ,三角フラップ18Cが形成される。ま
た,その後容器上縁を前記容器開口くせ折り装置がはさ
みつけて降下した際に,前記ガイド板上面で容器両側に
突出する三角フラップを支持することができ,このため
そのガイド板上面に三角フラップが押し付けられ,三角
フラップの周縁が良好に折り曲げられる。更に,その下
流で開口防止装置70が三角フラップを押し下げた時にガ
イド板上面が三角フラップを支持するので,三角フラッ
プがガイド板上面に押し付けられ,再度くせ折りされ
る。かくして,ガイド板は箱状容器の位置を規制するの
みならず,容器開口くせ折り装置及び開口防止装置と協
働して容器開口を所定の形状にくせ折りする作用を果た
すことができ,キャリア自体に,くせ折りによって形成
される三角フラップを支持するための水平面を形成する
必要がなくなり,キャリアの構造を簡略化できる。
以下,本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図,第2図は本発明の一実施例による液体包装装
置を概略的に示す斜視図及び側面図である。同図におい
て,1は紙を基材とし両面に熱可塑性樹脂被覆を有する帯
状シート材,2はその帯状シート材を巻取ってなる原反ロ
ール,3はガイドローラ,4はストロー穴あけ装置,5はプル
タブテープ貼り装置,6はプルタブテープの巻取,7は日付
印刷装置,8は罫線押し装置,9は帯状シート材を所定量ず
つ間欠的に搬送する第一定寸送り駆動ローラ,10は張力
調整用のダンサーローラ,11は殺菌灯,12は帯状シート材
を二つ折りするためのシートフォールディング装置,13
は二つ折りされた帯状シート材1を横方向にシールしシ
ール部分14を形成するシール装置,15は方向転換ローラ,
16は帯状シート材を所定量ずつ間欠的に搬送する第二定
寸送り駆動ローラ,17は帯状シート材の先端を袋状容器1
8として切り離す切断装置である。
置を概略的に示す斜視図及び側面図である。同図におい
て,1は紙を基材とし両面に熱可塑性樹脂被覆を有する帯
状シート材,2はその帯状シート材を巻取ってなる原反ロ
ール,3はガイドローラ,4はストロー穴あけ装置,5はプル
タブテープ貼り装置,6はプルタブテープの巻取,7は日付
印刷装置,8は罫線押し装置,9は帯状シート材を所定量ず
つ間欠的に搬送する第一定寸送り駆動ローラ,10は張力
調整用のダンサーローラ,11は殺菌灯,12は帯状シート材
を二つ折りするためのシートフォールディング装置,13
は二つ折りされた帯状シート材1を横方向にシールしシ
ール部分14を形成するシール装置,15は方向転換ローラ,
16は帯状シート材を所定量ずつ間欠的に搬送する第二定
寸送り駆動ローラ,17は帯状シート材の先端を袋状容器1
8として切り離す切断装置である。
20は袋状容器18を拡開して箱状容器に成形するための
成形装置であり,袋状容器18を保持して開閉可能な一対
の爪からなるマンドレル21を放射状に備えた回転盤22
と,その周囲に配置された成形手段等を備えている。24
は,箱状容器18を保持するための,一対の側壁と底壁と
を有するU字状のキャリア25をその一対の側壁が進行方
向の前後になるように無端状に連結してなる容器搬送装
置である。この容器搬送装置24は水平面内に長円状に配
置されており,キャリア25が矢印方向に間欠的に駆動さ
れる構成となっている。S1〜S12はこの容器搬送装置24
のキャリア25の走行路に配置され,キャリア25に保持し
た容器にそれぞれ所定の処理を施すステーションを示す
のであり,ステーションS1はキャリア25の一方の直線走
行路24Aの端部に配置され,成形装置20から箱状容器18
を受け取る位置である。ステーションS2〜S12はキャリ
ア25の他方の直線走行路24Bに配置され,後述するよう
に充填,くせ折り,シール,成形等の各装置が配置され
ている。その詳細及び処理内容に付いては後述する。26
は排出コンベアである。
成形装置であり,袋状容器18を保持して開閉可能な一対
の爪からなるマンドレル21を放射状に備えた回転盤22
と,その周囲に配置された成形手段等を備えている。24
は,箱状容器18を保持するための,一対の側壁と底壁と
を有するU字状のキャリア25をその一対の側壁が進行方
向の前後になるように無端状に連結してなる容器搬送装
置である。この容器搬送装置24は水平面内に長円状に配
置されており,キャリア25が矢印方向に間欠的に駆動さ
れる構成となっている。S1〜S12はこの容器搬送装置24
のキャリア25の走行路に配置され,キャリア25に保持し
た容器にそれぞれ所定の処理を施すステーションを示す
のであり,ステーションS1はキャリア25の一方の直線走
行路24Aの端部に配置され,成形装置20から箱状容器18
を受け取る位置である。ステーションS2〜S12はキャリ
ア25の他方の直線走行路24Bに配置され,後述するよう
に充填,くせ折り,シール,成形等の各装置が配置され
ている。その詳細及び処理内容に付いては後述する。26
は排出コンベアである。
第3図,第4図,第5図はキャリア25の直線走行部24
BのステーションS2とS3との間における容器搬送装置24
を詳細に示す図である。同図において,25は前述したよ
うに箱状容器18を収容保持するU字状のキャリアであ
り,上端及び両端が開いた形状である。このキャリア25
は無端状のローラチェーン31上に適当な間隔で且つ連結
部材32を介して保持されている。ローラチェーン31は,
レール33に移動可能に保持されている。レール33は片面
にガイド面34を有し,一方連結部材32はこのガイド面34
に滑り接触するガイド板35を有している。この構造によ
って,ローラチェーン31及びそれに保持された多数のキ
ャリア25は所定の通路を傾くことなく走行することがで
きる。36及び37はそれぞれキャリア25の走行路の両側に
配置されたガイド棒であり,上側のガイド棒36はキャリ
ア25に保持された箱状容器18の側面を案内して横方向の
位置を規制し,容器18をキャリア25に対する所定位置に
保つよう作用し,下側のガイド棒37はその容器18の三角
フラップ18B(第18B図参照)の走行位置を規制する。上
側のガイド棒36は第2図に示すように,キャリア25の走
行路に沿って少なくともステーションS2〜S3に渡って設
けられる。
BのステーションS2とS3との間における容器搬送装置24
を詳細に示す図である。同図において,25は前述したよ
うに箱状容器18を収容保持するU字状のキャリアであ
り,上端及び両端が開いた形状である。このキャリア25
は無端状のローラチェーン31上に適当な間隔で且つ連結
部材32を介して保持されている。ローラチェーン31は,
レール33に移動可能に保持されている。レール33は片面
にガイド面34を有し,一方連結部材32はこのガイド面34
に滑り接触するガイド板35を有している。この構造によ
って,ローラチェーン31及びそれに保持された多数のキ
ャリア25は所定の通路を傾くことなく走行することがで
きる。36及び37はそれぞれキャリア25の走行路の両側に
配置されたガイド棒であり,上側のガイド棒36はキャリ
ア25に保持された箱状容器18の側面を案内して横方向の
位置を規制し,容器18をキャリア25に対する所定位置に
保つよう作用し,下側のガイド棒37はその容器18の三角
フラップ18B(第18B図参照)の走行位置を規制する。上
側のガイド棒36は第2図に示すように,キャリア25の走
行路に沿って少なくともステーションS2〜S3に渡って設
けられる。
第6図は第5図の位置よりも更にキャリア走行方向の
下流における容器搬送装置24の断面を示すもので,この
位置ではキャリア25の上端近傍にガイド棒26に代えてガ
イド板38が設けられている。このガイド板38は,容器18
の上端開口をくせ折りする際の容器側面の折目位置に容
器側面に対して直角に配置されており,且つ、くせ折り
により形成される三角フラップ18Cを支持しうる幅を有
しており,第2図に示すように,キャリア25の走行路に
沿ってステーションS4,S5,S6に渡って設けられている。
前記したガイド棒36及びガイド板38は,キャリアに保持
した箱状容器の側面を案内してキャリアに対する位置を
規制するガイドを構成する。下側のガイド棒37はステー
ションS2〜S6に設られている。
下流における容器搬送装置24の断面を示すもので,この
位置ではキャリア25の上端近傍にガイド棒26に代えてガ
イド板38が設けられている。このガイド板38は,容器18
の上端開口をくせ折りする際の容器側面の折目位置に容
器側面に対して直角に配置されており,且つ、くせ折り
により形成される三角フラップ18Cを支持しうる幅を有
しており,第2図に示すように,キャリア25の走行路に
沿ってステーションS4,S5,S6に渡って設けられている。
前記したガイド棒36及びガイド板38は,キャリアに保持
した箱状容器の側面を案内してキャリアに対する位置を
規制するガイドを構成する。下側のガイド棒37はステー
ションS2〜S6に設られている。
第1図,第2図において,ステーションS2は容器押し
込み位置であり,キャリア25の上方で昇降する容器押し
装置40が設けられている。この容器押し装置40はキャリ
ア25に保持された容器18をキャリア25内に押し込み,キ
ャリアに対する浮き上がりを防止する。第5図に示す下
側のガイド棒37はこのステーションS2の少し手前から始
まっており,容器18の下端の三角フラップ18Bに係合し
てこの三角フラップ18Bを徐々に上方に傾斜させるよう
に配置されており,このため,容器の移動に伴い容器18
がキャリア25から浮き上がることがあるが,容器押し装
置40は容器18をキャリア25に対する所定位置に押し込む
ので,ステーションS2を通り過ぎた後,容器18はキャリ
ア25に対する所定位置に保たれる。
込み位置であり,キャリア25の上方で昇降する容器押し
装置40が設けられている。この容器押し装置40はキャリ
ア25に保持された容器18をキャリア25内に押し込み,キ
ャリアに対する浮き上がりを防止する。第5図に示す下
側のガイド棒37はこのステーションS2の少し手前から始
まっており,容器18の下端の三角フラップ18Bに係合し
てこの三角フラップ18Bを徐々に上方に傾斜させるよう
に配置されており,このため,容器の移動に伴い容器18
がキャリア25から浮き上がることがあるが,容器押し装
置40は容器18をキャリア25に対する所定位置に押し込む
ので,ステーションS2を通り過ぎた後,容器18はキャリ
ア25に対する所定位置に保たれる。
ステーションS3には,充填タンク42及び充填ノズル43
等を有する充填装置41が設けられ,容器18に対して所定
の内容物を充填する。ここで使用する充填装置として
は,任意である。図面では容器18の移動方向に2本の充
填ノズル43を配置し,1個の容器18に対して2回の充填動
作により充填を行うようにしているが,勿論,1本の充填
ノズルのみを設け,1回の充填動作によって充填を完了す
るようにしてもよい。
等を有する充填装置41が設けられ,容器18に対して所定
の内容物を充填する。ここで使用する充填装置として
は,任意である。図面では容器18の移動方向に2本の充
填ノズル43を配置し,1個の容器18に対して2回の充填動
作により充填を行うようにしているが,勿論,1本の充填
ノズルのみを設け,1回の充填動作によって充填を完了す
るようにしてもよい。
ステーションS4には容器開口を閉止するためにくせ折
りする容器開口くせ折り装置50が設けられている。この
くせ折り装置50は内容物を充填した箱状容器18の上部開
口を,第18C図に示すように,両端を三角形になるよう
に広げ,且つ開口の両側の端縁を互いに接合するように
折りくせを付けるためのものであり,第7A図,第7B図,
第8A図,第8B図に詳細を示している。同図において,51
は昇降ブロックであり,図示しない駆動装置によって昇
降可能である。54は昇降ブロック51にピン53によって揺
動可能に設けられた一対の揺動レバーであり,その下端
に押え板55が固定されている。ピン53はキャリア25に保
持された容器18の走行方向に対して直角に配置されてお
り,従って一対の押え板55は容器18の走行方向に平行に
揺動し,容器開口の両側の(容器進行方向に前後の)上
縁をはさみ付けて互いに接触させることが可能である。
57はエアシリンダ等の駆動機構に連結された駆動ロッド
であり,昇降ブロック51に対して上下に往復動し,リン
ク58を介して一対の揺動レバー54を互いに反対方向に揺
動させ,押え板55を開閉させる。
りする容器開口くせ折り装置50が設けられている。この
くせ折り装置50は内容物を充填した箱状容器18の上部開
口を,第18C図に示すように,両端を三角形になるよう
に広げ,且つ開口の両側の端縁を互いに接合するように
折りくせを付けるためのものであり,第7A図,第7B図,
第8A図,第8B図に詳細を示している。同図において,51
は昇降ブロックであり,図示しない駆動装置によって昇
降可能である。54は昇降ブロック51にピン53によって揺
動可能に設けられた一対の揺動レバーであり,その下端
に押え板55が固定されている。ピン53はキャリア25に保
持された容器18の走行方向に対して直角に配置されてお
り,従って一対の押え板55は容器18の走行方向に平行に
揺動し,容器開口の両側の(容器進行方向に前後の)上
縁をはさみ付けて互いに接触させることが可能である。
57はエアシリンダ等の駆動機構に連結された駆動ロッド
であり,昇降ブロック51に対して上下に往復動し,リン
ク58を介して一対の揺動レバー54を互いに反対方向に揺
動させ,押え板55を開閉させる。
60は昇降ブロック51に固定されたブラケットであり,
容器の走行方向に平行な一対の軸61を回転可能に保持し
ている。各軸61には容器18の内側に挿入される位置に薄
い爪62が,外側に操作レバー63が固定されている。更
に,軸61,爪62,操作レバー63のいずれかには,爪62を第
8A図に示す内方に後退した位置に付勢するばね(図示せ
ず)が設けられており,爪62は通常は内方に後退した位
置にあるが操作レバー63を押し上げることにより,外方
に旋回可能となっている。65はキャリア25の走行位置の
両側に配置された爪操作用昇降ロッドであり,操作レバ
ー63を下方から押し上げる位置に配置されている。この
昇降ロッド65は図示しない駆動装置によって昇降される
昇降棒65Aと,その上端に取付けられた連結具65Bと,連
結具65Bに対して移動可能に保持された頭部65Cと,該頭
部65Cを上方に押し上げているばね65Dとからなり,上昇
した時に頭部65Cが操作レバー63を押し上げ,一対の爪6
2を外方に旋回させるよう作用する。なお,この際,頭
部65Cはばね65Dの力に抗して後退可能であるので,爪62
で容器開口の両端を外側に開く際,爪62に過大な力が作
用して容器両端を破損することが防止される。
容器の走行方向に平行な一対の軸61を回転可能に保持し
ている。各軸61には容器18の内側に挿入される位置に薄
い爪62が,外側に操作レバー63が固定されている。更
に,軸61,爪62,操作レバー63のいずれかには,爪62を第
8A図に示す内方に後退した位置に付勢するばね(図示せ
ず)が設けられており,爪62は通常は内方に後退した位
置にあるが操作レバー63を押し上げることにより,外方
に旋回可能となっている。65はキャリア25の走行位置の
両側に配置された爪操作用昇降ロッドであり,操作レバ
ー63を下方から押し上げる位置に配置されている。この
昇降ロッド65は図示しない駆動装置によって昇降される
昇降棒65Aと,その上端に取付けられた連結具65Bと,連
結具65Bに対して移動可能に保持された頭部65Cと,該頭
部65Cを上方に押し上げているばね65Dとからなり,上昇
した時に頭部65Cが操作レバー63を押し上げ,一対の爪6
2を外方に旋回させるよう作用する。なお,この際,頭
部65Cはばね65Dの力に抗して後退可能であるので,爪62
で容器開口の両端を外側に開く際,爪62に過大な力が作
用して容器両端を破損することが防止される。
70は容器開口くせ折り装置50の下流に配置された開口
防止装置であり,下端に二股71を有する押え棒72が昇降
用エアシリンダ73に連結されて設けられている。この押
え棒72は第9図に示すように,キャリア走行位置の両側
に配置されたガイド板38の上方に配置されている。
防止装置であり,下端に二股71を有する押え棒72が昇降
用エアシリンダ73に連結されて設けられている。この押
え棒72は第9図に示すように,キャリア走行位置の両側
に配置されたガイド板38の上方に配置されている。
次に,上記構成の容器開口くせ折り装置50及び開口防
止装置70の動作を説明する。
止装置70の動作を説明する。
U字状のキャリア25に第18B図に示す形状の箱状容器1
8が,上端開口を上にして直立状態で保持され,途中で
内容物を充填された後,くせ折り装置50の直下に移動し
てくる。この際,昇降ブロック51は上昇位置にあり,押
え板55,爪62が容器18に接触しない位置となっている。
この状態で容器18が所定位置に到達して停止すると,昇
降ブロック51が第7A図,第8A図に示す位置に降下し,一
対の爪62は容器18の開口内に挿入される。次に昇降ロッ
ド65が上昇して操作レバー63を押し上げ,一対の爪62を
外方に開く。これにより,第8B図に示すように一対の爪
62が容器開口の両端を外方に押し開き,容器側面はガイ
ド板38の上面内方のエッジ38Aを基準として外方に折り
曲げられる。次に,昇降ロッド65が降下して操作レバー
63を解放し,一対の爪62をばねの力により元の位置に復
元させると共に,駆動ロッド57が降下し,リンク58及び
揺動レバー54を介して一対の押え板55を閉じる。これに
より,第7B図に示すように押え板55が容器開口上縁をは
さみ付けて閉じ,容器開口に折りくせを付ける。なお,
この際,一対の爪62は第8B図に二点鎖線で示す元の位置
に戻っているので,押え板55で挟まれることはなく,容
器上縁のみが押え板55ではさみ付けられる。次に,容器
開口を押え板55ではさんだ状態で,昇降ブロック51が更
に降下し,容器開口の折り目を一層確実に折り曲げ,且
つ両側の三角フラップ18C(第11C図参照)をガイド板38
に押付け,その部分にも折りくせを付ける。この動作に
より,容器18の開口部は第11C図のように折りくせが付
けられる。即ち,容器開口は両側に広げられて三角フラ
ップ18Cを形成し,容器上端の角部を形成する折り目18
D,18E,シール部分を定める折り目18F,三角フラップ18C
の外周となる折り目18G等が折り曲げられ,折りくせを
付けられる。
8が,上端開口を上にして直立状態で保持され,途中で
内容物を充填された後,くせ折り装置50の直下に移動し
てくる。この際,昇降ブロック51は上昇位置にあり,押
え板55,爪62が容器18に接触しない位置となっている。
この状態で容器18が所定位置に到達して停止すると,昇
降ブロック51が第7A図,第8A図に示す位置に降下し,一
対の爪62は容器18の開口内に挿入される。次に昇降ロッ
ド65が上昇して操作レバー63を押し上げ,一対の爪62を
外方に開く。これにより,第8B図に示すように一対の爪
62が容器開口の両端を外方に押し開き,容器側面はガイ
ド板38の上面内方のエッジ38Aを基準として外方に折り
曲げられる。次に,昇降ロッド65が降下して操作レバー
63を解放し,一対の爪62をばねの力により元の位置に復
元させると共に,駆動ロッド57が降下し,リンク58及び
揺動レバー54を介して一対の押え板55を閉じる。これに
より,第7B図に示すように押え板55が容器開口上縁をは
さみ付けて閉じ,容器開口に折りくせを付ける。なお,
この際,一対の爪62は第8B図に二点鎖線で示す元の位置
に戻っているので,押え板55で挟まれることはなく,容
器上縁のみが押え板55ではさみ付けられる。次に,容器
開口を押え板55ではさんだ状態で,昇降ブロック51が更
に降下し,容器開口の折り目を一層確実に折り曲げ,且
つ両側の三角フラップ18C(第11C図参照)をガイド板38
に押付け,その部分にも折りくせを付ける。この動作に
より,容器18の開口部は第11C図のように折りくせが付
けられる。即ち,容器開口は両側に広げられて三角フラ
ップ18Cを形成し,容器上端の角部を形成する折り目18
D,18E,シール部分を定める折り目18F,三角フラップ18C
の外周となる折り目18G等が折り曲げられ,折りくせを
付けられる。
なお,上記実施例では,容器開口を両側に押し広げた
一対の爪62を後退させた後,一対の押え板55で容器開口
部をはさみ付ける構成としているが,この代りに,一対
の爪62を開いた状態のままで,押え板55を作動させ,容
器開口をはさみ付ける構成としてもよい。この場合,押
え板55で容器上縁をはさみ付ける際,爪62を一緒にはさ
み付ける構成としても良いし,或いは爪62に対応する押
え板55の部分を切り欠いておき,爪62をはさみ付けない
構成としてもよい。
一対の爪62を後退させた後,一対の押え板55で容器開口
部をはさみ付ける構成としているが,この代りに,一対
の爪62を開いた状態のままで,押え板55を作動させ,容
器開口をはさみ付ける構成としてもよい。この場合,押
え板55で容器上縁をはさみ付ける際,爪62を一緒にはさ
み付ける構成としても良いし,或いは爪62に対応する押
え板55の部分を切り欠いておき,爪62をはさみ付けない
構成としてもよい。
第7B図に示すように,ステーションS4のくせ折り装置
50で折りくせを付けられた容器18はキャリア25によって
その下流のシールステーションS5に送られるが,その途
中,容器素材の復元力により折りくせを付けて閉じた開
口が大きく開く傾向がある。開口防止装置70はこれを防
止するためのものであり,エアシリンダ73によって押え
棒72が降下し,第9図に示すように,容器上端の三角フ
ラップ18Cをガイド板38上面に押付け,容器開口に再度
折りくせを付ける。なお,押え棒72をエアシリンダ73で
単独に駆動する代わりに,隣接のくせ折り装置50の昇降
ブロック51に保持させ,昇降ブロック51の昇降に連動し
て昇降する構成としてもよい。なお,容器の復元が少な
い場合には,この開口防止装置70は省略してもよい。
50で折りくせを付けられた容器18はキャリア25によって
その下流のシールステーションS5に送られるが,その途
中,容器素材の復元力により折りくせを付けて閉じた開
口が大きく開く傾向がある。開口防止装置70はこれを防
止するためのものであり,エアシリンダ73によって押え
棒72が降下し,第9図に示すように,容器上端の三角フ
ラップ18Cをガイド板38上面に押付け,容器開口に再度
折りくせを付ける。なお,押え棒72をエアシリンダ73で
単独に駆動する代わりに,隣接のくせ折り装置50の昇降
ブロック51に保持させ,昇降ブロック51の昇降に連動し
て昇降する構成としてもよい。なお,容器の復元が少な
い場合には,この開口防止装置70は省略してもよい。
第1図,第2図において,ステーションS5,S6は容器
開口部をシールするための位置であり,第10図に示すよ
うに,ヒートシール装置80と冷却装置81とからなる容器
開口シール装置が配置されている。ヒートシール装置80
及び冷却装置81はそれぞれ,図示しない装置によって昇
降する昇降台82に保持された一対のレバー83,84と,昇
降台82に保持されたレバー83,84を開閉するエアシリン
ダ85,86とを有している。ヒートシール装置80のレバー8
3の下端には熱板87が取付けられている。なお,88は熱板
87の表面を保護するテフロンテープ等の離型性材料のシ
ートであり,ロール89から繰り出されロール90に巻取ら
れるようになっている。冷却装置81のレバー84下端には
冷却板91が取付けられている。このヒートシール装置80
及び冷却装置81はこの位置に搬送されてきて停止する容
器18に対して,昇降台82により降下し,且つエアシリン
ダ85,86の動作により,熱板87によって容器18の上端開
口をはさみ付けてシールし,且つ冷却板91でそのシール
部分を冷却することができる。なお,キャリア25の走行
路の両側に配置されるガイド板38はこのステーションS
5,S6にも延びており,キャリア25で搬送される容器18の
位置を規制している。
開口部をシールするための位置であり,第10図に示すよ
うに,ヒートシール装置80と冷却装置81とからなる容器
開口シール装置が配置されている。ヒートシール装置80
及び冷却装置81はそれぞれ,図示しない装置によって昇
降する昇降台82に保持された一対のレバー83,84と,昇
降台82に保持されたレバー83,84を開閉するエアシリン
ダ85,86とを有している。ヒートシール装置80のレバー8
3の下端には熱板87が取付けられている。なお,88は熱板
87の表面を保護するテフロンテープ等の離型性材料のシ
ートであり,ロール89から繰り出されロール90に巻取ら
れるようになっている。冷却装置81のレバー84下端には
冷却板91が取付けられている。このヒートシール装置80
及び冷却装置81はこの位置に搬送されてきて停止する容
器18に対して,昇降台82により降下し,且つエアシリン
ダ85,86の動作により,熱板87によって容器18の上端開
口をはさみ付けてシールし,且つ冷却板91でそのシール
部分を冷却することができる。なお,キャリア25の走行
路の両側に配置されるガイド板38はこのステーションS
5,S6にも延びており,キャリア25で搬送される容器18の
位置を規制している。
第1図,第2図において,ステーションS7は容器18の
側面上下にある三角フラップ18B,18C(第18D図参照)を
同時に上方に折り曲げると共に容器上面を平坦に成形す
る位置である。第11図はステーションS7をキャリア25の
走行方向に見た側面図,第12図は第11図を矢印A−A方
向に見た図である。同図において,90は容器上面成形兼
耳折り込み装置であり,容器18の側面下端から横方向に
延びた三角フラップ18Bの下面に係合してこれを押し上
げる一対の下部耳折り部材91と,容器の側面上端から横
方向に延びた三角フラップ18Cの下面に係合してこれを
押し上げる一対の上部耳折り部材92とを備えた昇降部材
93と,該昇降部材93を昇降させる昇降ロッド94を含む駆
動手段と,容器18の上面のほぼ全面を押圧可能なプレス
部材96と,該プレス部材を容器上方で昇降させる昇降手
段を構成する昇降台97とを有している。更に詳しく説明
すると,昇降部材93は,昇降ロッド94に固定されたU字
状の昇降部材本体93Aと,この昇降部材本体93Aの両端に
それぞれ固定された押上部材93Bとを備えており,下部
耳折り部材91は昇降部材本体93Aに固定されている。一
方、上部耳折り部材92は移動ブロック100に固定され,
この移動ブロック100は水平なピン101を有し,ピン101
は押上部材93Bの上端に形成された長穴102に係合してい
る。更に移動ブロック100は垂直なガイドロッド103を有
し,このガイドロッド103は支持台104に垂直方向に移動
可能に保持されている。また,ガイドロッド103にはコ
イルばね105が取付けられ,移動ブロック100を下向きに
付勢している。なお,このステーションS7にはキャリア
の横にガイドは設けられていない。
側面上下にある三角フラップ18B,18C(第18D図参照)を
同時に上方に折り曲げると共に容器上面を平坦に成形す
る位置である。第11図はステーションS7をキャリア25の
走行方向に見た側面図,第12図は第11図を矢印A−A方
向に見た図である。同図において,90は容器上面成形兼
耳折り込み装置であり,容器18の側面下端から横方向に
延びた三角フラップ18Bの下面に係合してこれを押し上
げる一対の下部耳折り部材91と,容器の側面上端から横
方向に延びた三角フラップ18Cの下面に係合してこれを
押し上げる一対の上部耳折り部材92とを備えた昇降部材
93と,該昇降部材93を昇降させる昇降ロッド94を含む駆
動手段と,容器18の上面のほぼ全面を押圧可能なプレス
部材96と,該プレス部材を容器上方で昇降させる昇降手
段を構成する昇降台97とを有している。更に詳しく説明
すると,昇降部材93は,昇降ロッド94に固定されたU字
状の昇降部材本体93Aと,この昇降部材本体93Aの両端に
それぞれ固定された押上部材93Bとを備えており,下部
耳折り部材91は昇降部材本体93Aに固定されている。一
方、上部耳折り部材92は移動ブロック100に固定され,
この移動ブロック100は水平なピン101を有し,ピン101
は押上部材93Bの上端に形成された長穴102に係合してい
る。更に移動ブロック100は垂直なガイドロッド103を有
し,このガイドロッド103は支持台104に垂直方向に移動
可能に保持されている。また,ガイドロッド103にはコ
イルばね105が取付けられ,移動ブロック100を下向きに
付勢している。なお,このステーションS7にはキャリア
の横にガイドは設けられていない。
次に,この容器上面成形兼耳折り込み装置90の動作を
説明する。昇降部材93が下方に後退した位置で待機し,
プレス部材96が上方に後退した位置で待機している状態
で,キャリア25により第18D図に示す容器18が搬送され
てきて停止する。この時,下方の三角フラップ18Bが下
部耳折り部材91の上方に,上方の三角フラップ18Cが上
部耳折り部材92の上方に位置する。まず,昇降台97が駆
動装置(図示せず)によって降下して保持したプレス部
材96で容器18の上面を押圧する。これにより,容器上面
のシール部材18H(第18D図参照)が水平に折り曲げられ
ると共に容器上面が平坦に成形される。同時に昇降ロッ
ド94によって昇降部材93が押し上げられ,まず,下部耳
折り部材91が下方の三角フラップ18Bを上方に折り曲げ
る。次に昇降部材93の上昇により移動ブロック100のピ
ン101が長穴102の下端に接触すると,それ以後は移動ブ
ロック100が昇降部材93と一体に上昇し,従って上部耳
折り部材92が上昇して上方の三角フラップ18Cを上方に
折り曲げる。かくして,三角フラップ18E,18Cが共に上
方に折り曲げられ,折りくせが付けられる。ここで,容
器上面のほぼ全面がプレス部材96で押えられているの
で,三角フラップ18Cの根元がプレス部材96で押えらえ
ることになり,三角フラップ18Cはその根元からきれい
に折り曲げられることとなる。
説明する。昇降部材93が下方に後退した位置で待機し,
プレス部材96が上方に後退した位置で待機している状態
で,キャリア25により第18D図に示す容器18が搬送され
てきて停止する。この時,下方の三角フラップ18Bが下
部耳折り部材91の上方に,上方の三角フラップ18Cが上
部耳折り部材92の上方に位置する。まず,昇降台97が駆
動装置(図示せず)によって降下して保持したプレス部
材96で容器18の上面を押圧する。これにより,容器上面
のシール部材18H(第18D図参照)が水平に折り曲げられ
ると共に容器上面が平坦に成形される。同時に昇降ロッ
ド94によって昇降部材93が押し上げられ,まず,下部耳
折り部材91が下方の三角フラップ18Bを上方に折り曲げ
る。次に昇降部材93の上昇により移動ブロック100のピ
ン101が長穴102の下端に接触すると,それ以後は移動ブ
ロック100が昇降部材93と一体に上昇し,従って上部耳
折り部材92が上昇して上方の三角フラップ18Cを上方に
折り曲げる。かくして,三角フラップ18E,18Cが共に上
方に折り曲げられ,折りくせが付けられる。ここで,容
器上面のほぼ全面がプレス部材96で押えられているの
で,三角フラップ18Cの根元がプレス部材96で押えらえ
ることになり,三角フラップ18Cはその根元からきれい
に折り曲げられることとなる。
第1図,第2図において,ステーションS8は容器上面
を更に平坦に成形する位置である。第13図はステーショ
ンS7及びその下流のステーションS8を概略的に示す側面
図,第14図は第13図を矢印B−B方向に見た平面図であ
る。ステーションS8の容器18の上方には,プレス部材11
0が昇降台97に保持されて設けられ,且つ容器18の上方
の三角フラップ18Cの走行位置にはガイド棒112が設けら
れている。プレス部材110は昇降台97によって降下し,
容器18の上面を押して上面を一層平坦になるように成形
する。また,ガイド棒112は容器18が移動する際,上方
に向いた三角フラップ18Cを徐々に内方に折り曲げるよ
うに作用する。このガイド112は下流のステーションS10
まで延びている。
を更に平坦に成形する位置である。第13図はステーショ
ンS7及びその下流のステーションS8を概略的に示す側面
図,第14図は第13図を矢印B−B方向に見た平面図であ
る。ステーションS8の容器18の上方には,プレス部材11
0が昇降台97に保持されて設けられ,且つ容器18の上方
の三角フラップ18Cの走行位置にはガイド棒112が設けら
れている。プレス部材110は昇降台97によって降下し,
容器18の上面を押して上面を一層平坦になるように成形
する。また,ガイド棒112は容器18が移動する際,上方
に向いた三角フラップ18Cを徐々に内方に折り曲げるよ
うに作用する。このガイド112は下流のステーションS10
まで延びている。
ステーションS8の下流のステーションS9には,第15図
に示すように,容器18の上面及び三角フラップ18Cの内
面に熱風を吹き出し,その部分の表面の樹脂を加熱溶融
する上部熱風ノズル114と,容器側面と三角フラップ18B
の内面に熱風を吹き出し,その部分の表面の樹脂を加熱
溶融する下部熱風ノズル115(容器の片側のみ図示)と
が設けられ,各熱風ノズル114,115には配管116,117を介
して熱風発生装置(図示せず)が接続されている。ま
た,容器の走行路に沿っては,上方の三角フラップ18C
を所定の角度に折り込むガイド棒112と,下方の三角フ
ラップ18Bを所定の角度に折り込むガイド棒118と,容器
18の側面を案内するガイド板119とが設けられている。
従って,容器18がステーションS9を通過する間に各三角
フラップ内面及びそれを接合すべき容器外面が熱風で加
熱され,樹脂が加熱溶融して接合可能な状態となる。
に示すように,容器18の上面及び三角フラップ18Cの内
面に熱風を吹き出し,その部分の表面の樹脂を加熱溶融
する上部熱風ノズル114と,容器側面と三角フラップ18B
の内面に熱風を吹き出し,その部分の表面の樹脂を加熱
溶融する下部熱風ノズル115(容器の片側のみ図示)と
が設けられ,各熱風ノズル114,115には配管116,117を介
して熱風発生装置(図示せず)が接続されている。ま
た,容器の走行路に沿っては,上方の三角フラップ18C
を所定の角度に折り込むガイド棒112と,下方の三角フ
ラップ18Bを所定の角度に折り込むガイド棒118と,容器
18の側面を案内するガイド板119とが設けられている。
従って,容器18がステーションS9を通過する間に各三角
フラップ内面及びそれを接合すべき容器外面が熱風で加
熱され,樹脂が加熱溶融して接合可能な状態となる。
ステーションS10には,第16図,第17図に示すよう
に,容器18の走行位置の上方に上部耳シール装置120
が,両側に下部耳シール装置121が配置されている。上
部耳シール装置120はプレス部材122及びその駆動用エア
シリンダ123を有している。下部耳シール装置121は,耳
押し部材125と,その耳押し部材125を保持した揺動レバ
ー126と,この揺動レバー126に連結された昇降部材127
と,昇降部材127を昇降させる駆動装置(図示せず)を
備えている。ステーションS9に設けられているガイド棒
112,118,ガイド板119はその下流のステーションS10にま
で延びており,容器18が移動する際,容器18を所定位置
に案内し,且つ各三角フラップ18B,18Cを更に容器壁面
に近付ける方向に折り曲げるように配置されている。か
くして,ステーションS9で加熱された容器18がキャリア
でステーションS10に送られる間に,ガイド棒112,118に
よって三角フラップ18B,18Cが容器上面及び側面に接触
する程度にまで折り込まれ,次いで,ステーションS10
に停止している間に,第17図に示すようにプレス部材12
2が降下して上部の三角フラップ18Cを容器上面に押付け
て接着し,同時に耳押し部材125が下方の三角フラップ1
8Bを容器側面に押付けて接着する。これにより,容器18
は第18E図に示すような状態となる。
に,容器18の走行位置の上方に上部耳シール装置120
が,両側に下部耳シール装置121が配置されている。上
部耳シール装置120はプレス部材122及びその駆動用エア
シリンダ123を有している。下部耳シール装置121は,耳
押し部材125と,その耳押し部材125を保持した揺動レバ
ー126と,この揺動レバー126に連結された昇降部材127
と,昇降部材127を昇降させる駆動装置(図示せず)を
備えている。ステーションS9に設けられているガイド棒
112,118,ガイド板119はその下流のステーションS10にま
で延びており,容器18が移動する際,容器18を所定位置
に案内し,且つ各三角フラップ18B,18Cを更に容器壁面
に近付ける方向に折り曲げるように配置されている。か
くして,ステーションS9で加熱された容器18がキャリア
でステーションS10に送られる間に,ガイド棒112,118に
よって三角フラップ18B,18Cが容器上面及び側面に接触
する程度にまで折り込まれ,次いで,ステーションS10
に停止している間に,第17図に示すようにプレス部材12
2が降下して上部の三角フラップ18Cを容器上面に押付け
て接着し,同時に耳押し部材125が下方の三角フラップ1
8Bを容器側面に押付けて接着する。これにより,容器18
は第18E図に示すような状態となる。
第1図,第2図においてステーションS11は第18E図に
示す箱状容器の上面及び両側面を更に押圧して全体が矩
形状になるよう整形する位置であり,成形装置130が設
けられている。
示す箱状容器の上面及び両側面を更に押圧して全体が矩
形状になるよう整形する位置であり,成形装置130が設
けられている。
次に,上記した液体包装装置全体の動作を説明する。
第1図において,原反ロール2から帯状シート材1が繰
り出され,第一定寸送り駆動ローラ9によって間欠的に
定寸送りされる。その途中,帯状シート材1の停止中に
各種の加工が加えられる。即ち,まず,帯状シート材1
にストロー穴あけ装置4により帯状シート材1の内面側
からストロー穴があけられ,そのストロー穴の外面にプ
ルタブテープ貼り装置5によりプルタブテープが貼付け
られる。プルタブテープを貼付けられた帯状シート材1
はその後,日付印刷装置7により日付が印刷され,罫線
押し装置8により罫線が形成される。この罫線は,箱状
容器に成形する際の折り目を形成するものである。
第1図において,原反ロール2から帯状シート材1が繰
り出され,第一定寸送り駆動ローラ9によって間欠的に
定寸送りされる。その途中,帯状シート材1の停止中に
各種の加工が加えられる。即ち,まず,帯状シート材1
にストロー穴あけ装置4により帯状シート材1の内面側
からストロー穴があけられ,そのストロー穴の外面にプ
ルタブテープ貼り装置5によりプルタブテープが貼付け
られる。プルタブテープを貼付けられた帯状シート材1
はその後,日付印刷装置7により日付が印刷され,罫線
押し装置8により罫線が形成される。この罫線は,箱状
容器に成形する際の折り目を形成するものである。
第一駆動ローラ9を通り過ぎた帯状シート材1は第二
駆動ローラ16により間欠的に定寸送りされる。この際,
第一駆動ローラ9による定寸送りと第二駆動ローラ16に
よる定寸送りは理論的には同一タイミングで行われるも
のであるが,実際には帯状シート材の伸び等により若干
狂うが,両者の間にダンサーローラ10が介在しているの
で,このダンサーローラ10の上下動により両駆動ローラ
による間欠送りの誤差が吸収される。ダンサーローラ10
を通り過ぎた帯状シート材1は,まず殺菌灯11により内
面側が殺菌され,次いでシートフォールディング装置12
により二つ折りされ,シール装置13により所定間隔で横
方向にシールされ,方向転換ローラ15により水平方向に
方向転換され,切断装置17によりシール部分14の中央を
切断されて切り離される。これにより,第18A図に示す
ように,両端にシール部分18Aを有し,ストロー穴28及
びその上に貼付けられたプルタブテープ29を有する袋状
容器18が形成される。
駆動ローラ16により間欠的に定寸送りされる。この際,
第一駆動ローラ9による定寸送りと第二駆動ローラ16に
よる定寸送りは理論的には同一タイミングで行われるも
のであるが,実際には帯状シート材の伸び等により若干
狂うが,両者の間にダンサーローラ10が介在しているの
で,このダンサーローラ10の上下動により両駆動ローラ
による間欠送りの誤差が吸収される。ダンサーローラ10
を通り過ぎた帯状シート材1は,まず殺菌灯11により内
面側が殺菌され,次いでシートフォールディング装置12
により二つ折りされ,シール装置13により所定間隔で横
方向にシールされ,方向転換ローラ15により水平方向に
方向転換され,切断装置17によりシール部分14の中央を
切断されて切り離される。これにより,第18A図に示す
ように,両端にシール部分18Aを有し,ストロー穴28及
びその上に貼付けられたプルタブテープ29を有する袋状
容器18が形成される。
次に,この袋状容器18は成形装置20のマンドレル21に
被せられ,マンドレル21と共に回転する間に拡開され,
開口部とは反対側の端部が平坦に成形され,次いで胴部
が矩形状に成形され,第18B図に示すような箱状容器18
となる。成形された箱状容器18はマンドレル21からステ
ーションS1に位置するキャリア25に移される。
被せられ,マンドレル21と共に回転する間に拡開され,
開口部とは反対側の端部が平坦に成形され,次いで胴部
が矩形状に成形され,第18B図に示すような箱状容器18
となる。成形された箱状容器18はマンドレル21からステ
ーションS1に位置するキャリア25に移される。
キャリア25に保持された箱状容器18はキャリア25に保
持されて間欠的に走行する間に,ステーションS2におい
てキャリア25に対する所定位置に押し込まれ,ステーシ
ョンS3で内容物が充填され,ステーションS4で上記した
ように上部開口部を閉じるための形状(第18C図参照)
に成形され,即ち各折り目に折りくせを付けられ,ステ
ーションS5,S6で上部開口部がシールされて第18D図の形
状となる。次いで,ステーションS7,S8で上端が平坦に
成形されると共に上下の三角フラップが上方に折り曲げ
られ,ステーションS9で三角フラップ内面及びそれに接
合すべき容器外面の樹脂が加熱溶融され,ステーション
S10で各三角フラップが容器外面に押付けられて接着さ
れ,ステーションS11で容器18の上面及び両側面がプレ
スされて容器全体が第18E図に示す状態に成形され,ス
テーションS12で排出コンベア26上に排出される。
持されて間欠的に走行する間に,ステーションS2におい
てキャリア25に対する所定位置に押し込まれ,ステーシ
ョンS3で内容物が充填され,ステーションS4で上記した
ように上部開口部を閉じるための形状(第18C図参照)
に成形され,即ち各折り目に折りくせを付けられ,ステ
ーションS5,S6で上部開口部がシールされて第18D図の形
状となる。次いで,ステーションS7,S8で上端が平坦に
成形されると共に上下の三角フラップが上方に折り曲げ
られ,ステーションS9で三角フラップ内面及びそれに接
合すべき容器外面の樹脂が加熱溶融され,ステーション
S10で各三角フラップが容器外面に押付けられて接着さ
れ,ステーションS11で容器18の上面及び両側面がプレ
スされて容器全体が第18E図に示す状態に成形され,ス
テーションS12で排出コンベア26上に排出される。
排出コンベア26に乗せられた容器は後工程に送られ,
包装等の工程を経て製品化される。
包装等の工程を経て製品化される。
なお,上記実施例では,紙を基材とする帯状シート材
から,袋状容器を製造し,且つこの袋状容器を箱状容器
に成形するための装置を備えているが,本発明はこの場
合に限らず,予め箱状容器を成形しておき,この箱状容
器を供給してそれに充填,密閉を行う装置に適用しても
良いことは言うまでもない。
から,袋状容器を製造し,且つこの袋状容器を箱状容器
に成形するための装置を備えているが,本発明はこの場
合に限らず,予め箱状容器を成形しておき,この箱状容
器を供給してそれに充填,密閉を行う装置に適用しても
良いことは言うまでもない。
以上に説明したように,本発明の液体包装装置は箱状
容器を搬送するキャリアとしてU字状のものを用い,且
つ保持した容器の上端開口をくせ折りする容器開口くせ
折り装置が,容器開口を横方向に広げ,キャリアの走行
路に沿って設けたガイド板と協働して折り目を付けると
共に形成された三角フラップをそのガイド板に押し付け
てくせ折りする構成としているので,キャリア自体に
は,容器開口のくせ折りを補助するための手段(例え
ば,実公昭60−16486号公報のキャリアに形成されてい
る水平状の上縁等)を設ける必要がなく,キャリアをき
わめて簡単な構造とすることができ,装置のコストダウ
ンを図ることができるという効果を有している。また、
各キャリアに容器をその幅方向がキャリアの前後方向に
なるように保持させ,且つ容器開口を横方向に広げてく
せ折りする構成としたことにより,各キャリア自体の進
行方向の寸法を容器寸法に合わせて小さくできると共に
多数のキャリアを連結する際のキャリア間隔を小さくで
き,結局,キャリアのピッチを小さくでき,それに合わ
せて,キャリアに保持した容器に対して各種の操作を行
う装置の設置間隔も小さくでき、装置全体を小型化する
ことが可能となるという効果も有している。
容器を搬送するキャリアとしてU字状のものを用い,且
つ保持した容器の上端開口をくせ折りする容器開口くせ
折り装置が,容器開口を横方向に広げ,キャリアの走行
路に沿って設けたガイド板と協働して折り目を付けると
共に形成された三角フラップをそのガイド板に押し付け
てくせ折りする構成としているので,キャリア自体に
は,容器開口のくせ折りを補助するための手段(例え
ば,実公昭60−16486号公報のキャリアに形成されてい
る水平状の上縁等)を設ける必要がなく,キャリアをき
わめて簡単な構造とすることができ,装置のコストダウ
ンを図ることができるという効果を有している。また、
各キャリアに容器をその幅方向がキャリアの前後方向に
なるように保持させ,且つ容器開口を横方向に広げてく
せ折りする構成としたことにより,各キャリア自体の進
行方向の寸法を容器寸法に合わせて小さくできると共に
多数のキャリアを連結する際のキャリア間隔を小さくで
き,結局,キャリアのピッチを小さくでき,それに合わ
せて,キャリアに保持した容器に対して各種の操作を行
う装置の設置間隔も小さくでき、装置全体を小型化する
ことが可能となるという効果も有している。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例による液体包装装置の概略斜
視図,第2図はその側面図,第3図〜第17図は上記実施
例の各部の詳細を示すもので,第3図はステーションS2
近傍における容器搬送装置の側面図,第4図はその上面
図,第5図はその断面図,第6図はステーションS4近傍
における容器搬送装置の断面図,第7A図,第7B図はステ
ーションS4をキャリア走行方向に直角に見た側面図であ
り,異なる作動状態を示す,第8A図,第8B図はステーシ
ョンS4をキャリア走行方向から見た断面図であり,異な
る作動状態を示す,第9図はステーションS4とステーシ
ョンS5の間に配置された開口防止装置をキャリア走行方
向から見た側面図,第10図はステーションS5,S6をキャ
リア走行方向に直角に見た側面図,第11図はステーショ
ンS7をキャリアの走行方向から見た側面図,第12図は第
11図のA−A矢視図,第13図はステーションS7及びS8の
概略側面図,第14図は第13図のB−B矢視図,第15図は
ステーションS9をキャリアの走行方向から見た断面図,
第16図,第17図はステーションS10をキャリアの走行方
向から見た断面図であり,それぞれ異なる作動状態を示
す,第18A図〜第18E図は上記液体包装装置によって製造
される容器の途中の状態及び最終状態を示す斜視図であ
る。 18……箱状容器(袋状容器) 24……容器搬送装置、25……キャリア 31……ローラチェーン、33……レール 36……ガイド棒、38……ガイド板 40……充填装置、50……容器開口くせ折り装置 80……ヒートシール装置、81……冷却装置
視図,第2図はその側面図,第3図〜第17図は上記実施
例の各部の詳細を示すもので,第3図はステーションS2
近傍における容器搬送装置の側面図,第4図はその上面
図,第5図はその断面図,第6図はステーションS4近傍
における容器搬送装置の断面図,第7A図,第7B図はステ
ーションS4をキャリア走行方向に直角に見た側面図であ
り,異なる作動状態を示す,第8A図,第8B図はステーシ
ョンS4をキャリア走行方向から見た断面図であり,異な
る作動状態を示す,第9図はステーションS4とステーシ
ョンS5の間に配置された開口防止装置をキャリア走行方
向から見た側面図,第10図はステーションS5,S6をキャ
リア走行方向に直角に見た側面図,第11図はステーショ
ンS7をキャリアの走行方向から見た側面図,第12図は第
11図のA−A矢視図,第13図はステーションS7及びS8の
概略側面図,第14図は第13図のB−B矢視図,第15図は
ステーションS9をキャリアの走行方向から見た断面図,
第16図,第17図はステーションS10をキャリアの走行方
向から見た断面図であり,それぞれ異なる作動状態を示
す,第18A図〜第18E図は上記液体包装装置によって製造
される容器の途中の状態及び最終状態を示す斜視図であ
る。 18……箱状容器(袋状容器) 24……容器搬送装置、25……キャリア 31……ローラチェーン、33……レール 36……ガイド棒、38……ガイド板 40……充填装置、50……容器開口くせ折り装置 80……ヒートシール装置、81……冷却装置
Claims (1)
- 【請求項1】一対の側壁と底壁とを有するU字状のキャ
リアであって,上端が開口した箱状容器を保持して所定
の走行路を間欠的に走行するように且つ前記一対の側壁
が進行方向の前後になるように配置された前記U字状の
キャリアと,該キャリアの走行路に沿って配置され,キ
ャリアに保持した箱状容器の側面を案内してキャリアに
対する位置を規制するガイドと,前記キャリアの走行路
に配置された充填装置,容器開口くせ折り装置,開口防
止装置,容器開口シール装置とを具備し,前記容器開口
くせ折り装置は,前記キャリアに保持された箱状容器の
上端の容器開口を横方向に開いてくせ折りするように配
置されており,前記ガイドが,少なくとも前記容器開口
くせ折り装置及び開口防止装置の位置では,容器開口を
くせ折りする際の容器側面の折目位置に容器側面に対し
て直角に配置され,且つくせ折りにより形成される三角
フラップを支持しうる幅を有するガイド板で構成されて
いることを特徴とする,U字状キャリアを用いた液体包装
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61221990A JP2567825B2 (ja) | 1986-09-22 | 1986-09-22 | U字状キヤリアを用いた液体包装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61221990A JP2567825B2 (ja) | 1986-09-22 | 1986-09-22 | U字状キヤリアを用いた液体包装装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6382906A JPS6382906A (ja) | 1988-04-13 |
JP2567825B2 true JP2567825B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=16775352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61221990A Expired - Lifetime JP2567825B2 (ja) | 1986-09-22 | 1986-09-22 | U字状キヤリアを用いた液体包装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567825B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3840299B2 (ja) * | 1996-12-27 | 2006-11-01 | 日本テトラパック株式会社 | パッケージ製造装置の折り線形成装置 |
JP4699890B2 (ja) * | 2005-12-12 | 2011-06-15 | ニッカウヰスキー株式会社 | 包装設備及び搬送装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3204773A1 (de) * | 1982-02-11 | 1983-08-18 | Altstädter Verpackungs-Vertriebsgesellschaft mbH, 6102 Pfungstadt | Vorrichtung zum verschliessen einer fluessigkeitspackung |
JPS6016486U (ja) * | 1983-07-13 | 1985-02-04 | 唐沢 国雄 | すべり出し式クレ−ン装置 |
-
1986
- 1986-09-22 JP JP61221990A patent/JP2567825B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6382906A (ja) | 1988-04-13 |
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