JP2559746B2 - 自動二輪車の排気消音装置 - Google Patents
自動二輪車の排気消音装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動二輪車の排気消音装置に関する。
(従来の技術) 一般に、自動二輪車の騒音の中では排気系騒音の占め
る割合が大きく、従って、この排気系騒音を低減するこ
とが解決すべき大きな課題の一つになっている。
る割合が大きく、従って、この排気系騒音を低減するこ
とが解決すべき大きな課題の一つになっている。
そこで、一般にマフラーと称される排気消音装置の外
筒の内周壁や連通パイプの外周にグラスウール等で円筒
状に成形された吸音材を取り付け、この吸音材によって
こここを流れる排気ガスのエネルギーの一部を吸収し、
以て排気系騒音を低減せしめる試みがなされている(例
えば、実開昭56−97509号、特開昭57−193710号公報参
照)。
筒の内周壁や連通パイプの外周にグラスウール等で円筒
状に成形された吸音材を取り付け、この吸音材によって
こここを流れる排気ガスのエネルギーの一部を吸収し、
以て排気系騒音を低減せしめる試みがなされている(例
えば、実開昭56−97509号、特開昭57−193710号公報参
照)。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、従来の排気消音装置にあっては、吸音
材の内周側又は外周側の何れか一方を排気ガスが流れる
構成となっていたため、該吸音材の内周面又は外周面の
何れか一方の面のみからの吸音に留まり、当該吸音材の
機能を十分に活用して最大の消音効果を得るには至らな
いのが実情である。
材の内周側又は外周側の何れか一方を排気ガスが流れる
構成となっていたため、該吸音材の内周面又は外周面の
何れか一方の面のみからの吸音に留まり、当該吸音材の
機能を十分に活用して最大の消音効果を得るには至らな
いのが実情である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とする処は、吸音材の消音機能の十分なる活用を図って
最大の消音効果を発揮することができる自動二輪車の排
気消音装置を提供することにある。
とする処は、吸音材の消音機能の十分なる活用を図って
最大の消音効果を発揮することができる自動二輪車の排
気消音装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は、複数の排気管を
集合連結する第1のジョイントパイプに1本のパイプよ
り成る第2のジョイントパイプを介して排気消音器を接
続して構成される自動二輪車の排気消音装置において、
前記第2のジョイントパイプにストレート部とテーパ部
を形成し、ストレート部の後端内周壁に吸音材を充填し
た円筒状のパンチングメタルを張設してストレート部の
後端内周を小径に形成し、テーパ部の後端を前記排気消
音器の外筒に連結するととに、該テーパ部の入口と略同
径の単層の円筒状吸音材の内外周面を円筒状のパンチン
グメタルでそれぞれ覆った吸音体を前記外筒に対して一
定の間隔を置いて同心的に外筒の第1消音室に配置し、
排気ガスが吸音体の内外周面側に沿って略平行に流れる
よう構成したことを特徴とする。
集合連結する第1のジョイントパイプに1本のパイプよ
り成る第2のジョイントパイプを介して排気消音器を接
続して構成される自動二輪車の排気消音装置において、
前記第2のジョイントパイプにストレート部とテーパ部
を形成し、ストレート部の後端内周壁に吸音材を充填し
た円筒状のパンチングメタルを張設してストレート部の
後端内周を小径に形成し、テーパ部の後端を前記排気消
音器の外筒に連結するととに、該テーパ部の入口と略同
径の単層の円筒状吸音材の内外周面を円筒状のパンチン
グメタルでそれぞれ覆った吸音体を前記外筒に対して一
定の間隔を置いて同心的に外筒の第1消音室に配置し、
排気ガスが吸音体の内外周面側に沿って略平行に流れる
よう構成したことを特徴とする。
(作用) 本発明によれば、排気ガスが有するエネルギーは吸音
材の内外周面の両面から同時に吸収されるため、従来の
略2倍の量のエネルギーが吸収され得ることとなり、消
音効果が倍加される。
材の内外周面の両面から同時に吸収されるため、従来の
略2倍の量のエネルギーが吸収され得ることとなり、消
音効果が倍加される。
尚、第2のジョイントパイプ内の排気ガスの通路面積
はストレート部の後端が吸音材の張設によって小径に絞
られた後にテーパ部において広げられるため、排気脈動
効果による低・中速域のエンジントルク及び出力の向上
が図られる。又、排気消音器内に設置される吸音体は円
筒状に成形され、排気ガスは吸音体の内外周面側に沿っ
て略平行に流れるため、該吸音体が排気ガスの流動抵抗
とならず、排気脈動効果に悪影響を及ぼすことがなくな
ってエンジン出力の向上を図ることができる。
はストレート部の後端が吸音材の張設によって小径に絞
られた後にテーパ部において広げられるため、排気脈動
効果による低・中速域のエンジントルク及び出力の向上
が図られる。又、排気消音器内に設置される吸音体は円
筒状に成形され、排気ガスは吸音体の内外周面側に沿っ
て略平行に流れるため、該吸音体が排気ガスの流動抵抗
とならず、排気脈動効果に悪影響を及ぼすことがなくな
ってエンジン出力の向上を図ることができる。
(実施例) 以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
る。
第4図は本発明に係る排気消音装置を備える4シリン
ダエンジンの排気系の平面図、第5図は同排気系の一部
を破断した側面図である。
ダエンジンの排気系の平面図、第5図は同排気系の一部
を破断した側面図である。
図中、1…は各エンジンシリンダ(図示せず)の排気
側から導出する4本の排気管であり、これらの排気管1
…は下方、且つ、後方(図中、右方)に湾曲延出されて
いる。そして、これらの排気管1…の下流端(後端)は
図示のように2段を成す第1のジョイントパイプ2と第
2のジョイントパイプ3に集合連結されており、第2の
ジョイントパイプ3の後端には排気消音器10の外筒11が
接続されている。
側から導出する4本の排気管であり、これらの排気管1
…は下方、且つ、後方(図中、右方)に湾曲延出されて
いる。そして、これらの排気管1…の下流端(後端)は
図示のように2段を成す第1のジョイントパイプ2と第
2のジョイントパイプ3に集合連結されており、第2の
ジョイントパイプ3の後端には排気消音器10の外筒11が
接続されている。
ところで、尚、上記第2のジョイントパイプ3は1本
のパイプで構成され、これにはストレート部とテーパ部
が形成されており、ストレート部の後端内周壁には、第
5図に示すように、グラスウール等での吸音材4が充填
された小径円筒状のパンチングメタル5が張設されてい
る。
のパイプで構成され、これにはストレート部とテーパ部
が形成されており、ストレート部の後端内周壁には、第
5図に示すように、グラスウール等での吸音材4が充填
された小径円筒状のパンチングメタル5が張設されてい
る。
ここで、上記排気消音器10の構成の詳細を第1図乃至
第3図に基づいて説明する。尚、第1図は排気消音器の
縦断面図、第2図は第1図のII−II線(及びIV−IV線)
断面図、第3図は第1図のIII−III線断面図である。
第3図に基づいて説明する。尚、第1図は排気消音器の
縦断面図、第2図は第1図のII−II線(及びIV−IV線)
断面図、第3図は第1図のIII−III線断面図である。
図において、11は当該排気消音器10の本体を成す外筒
であって、該外筒11内には支持壁12,13及び隔壁14,15に
て区画される第1消音室S1、第2消音室S2及び第3消音
室S3がそれぞれ形成されている。
であって、該外筒11内には支持壁12,13及び隔壁14,15に
て区画される第1消音室S1、第2消音室S2及び第3消音
室S3がそれぞれ形成されている。
上記支持壁12,13は何れも第2図に示すように円環状
に成形され、これらには4つの円弧状を成す通気孔12a
…、13a…が各々穿設されている。そして、これらの支
持壁12,13の外周部は外筒11の内周壁に固着され、内周
部はグラスウール等で円筒状に成形された単層の吸音材
16を保持している。
に成形され、これらには4つの円弧状を成す通気孔12a
…、13a…が各々穿設されている。そして、これらの支
持壁12,13の外周部は外筒11の内周壁に固着され、内周
部はグラスウール等で円筒状に成形された単層の吸音材
16を保持している。
上記吸音材16は前記第2のジョイントパイプ3のテー
パ部の入口と略同径の円筒状に成形され、その内外周面
が円筒状のパンチングメタル17,18にて保持されてお
り、実際には二重円筒状を成すパンチングメタル17,18
の内部に吸音材16を充填することによって、これらの吸
音材16とパンチングメタル17,18とは1つの吸音体を構
成し、該吸音体はユニットとして両支持壁12,13の内周
部に架設保持され、外筒11に対して一定の間隔を置いて
同心的に外筒11の第1消音室S1に配置されている(第3
図参照)。
パ部の入口と略同径の円筒状に成形され、その内外周面
が円筒状のパンチングメタル17,18にて保持されてお
り、実際には二重円筒状を成すパンチングメタル17,18
の内部に吸音材16を充填することによって、これらの吸
音材16とパンチングメタル17,18とは1つの吸音体を構
成し、該吸音体はユニットとして両支持壁12,13の内周
部に架設保持され、外筒11に対して一定の間隔を置いて
同心的に外筒11の第1消音室S1に配置されている(第3
図参照)。
又、前記隔壁14と隔壁15間には、前記第1消音室S1と
第3消音室S3とを連通せしめる連通管19が少しく後方に
向かって下方へ傾斜するように架設保持されており、隔
壁15には前記第2消音室S2と第3消音室S3を連通せしめ
る連通管20が保持されている。
第3消音室S3とを連通せしめる連通管19が少しく後方に
向かって下方へ傾斜するように架設保持されており、隔
壁15には前記第2消音室S2と第3消音室S3を連通せしめ
る連通管20が保持されている。
更に、前記隔壁15と外筒11の後端部を閉塞する遮蔽板
21との間には、前記第2消音室S2を大気に開放せしめる
連通管22が前記連通管19と同様に後下方に少しく傾斜し
て架設保持されている。そして、この連通管22は多数の
小孔を穿設して成るパンチングメタルにて構成され、該
連通管22の外周には当該連通管22との間に二重円筒状構
造を成す円筒状のパンチングメタル23が同芯的に取り付
けられており、これらの連通管22とパンチングメタル23
との間に形成される円筒状空間にはグラスウール等の単
層の吸音材24が充填されており、これらはユニットとし
ての吸音体を構成している。
21との間には、前記第2消音室S2を大気に開放せしめる
連通管22が前記連通管19と同様に後下方に少しく傾斜し
て架設保持されている。そして、この連通管22は多数の
小孔を穿設して成るパンチングメタルにて構成され、該
連通管22の外周には当該連通管22との間に二重円筒状構
造を成す円筒状のパンチングメタル23が同芯的に取り付
けられており、これらの連通管22とパンチングメタル23
との間に形成される円筒状空間にはグラスウール等の単
層の吸音材24が充填されており、これらはユニットとし
ての吸音体を構成している。
次に、本排気消音装置の作用を説明する。
不図示の各エンジンシリンダ内での混合気の燃焼によ
って発生した排気ガスは排気管1…、ジョイントパイプ
2,3を経て排気消音器10内に流入するが、この排気ガス
ジョイントパイプ3を流れる過程において、該ジョイン
トパイプ3の内周壁に設けた吸音材4に排気ガスのエネ
ルギーの一部が吸収されて先ず減音される。
って発生した排気ガスは排気管1…、ジョイントパイプ
2,3を経て排気消音器10内に流入するが、この排気ガス
ジョイントパイプ3を流れる過程において、該ジョイン
トパイプ3の内周壁に設けた吸音材4に排気ガスのエネ
ルギーの一部が吸収されて先ず減音される。
そして、排気消音器10内に流入した排気ガスは、その
一部が第1図の矢印aにて示すように第1消音室S1内に
設けた単層の吸音材16の内周側を軸方向に平行に流れ、
他の一部は図示矢印bのように支持壁12に穿設した通気
孔12a…を通って吸音材16の外周側を軸方向に平行に流
れ、隔壁13の吸気孔13a…から流出する。この場合、排
気ガスは単層の吸音材16の内外周側を軸方向に互いに略
平行に流れて該吸音材16の内外周面の両面から同時にそ
のエネルギーを吸収されるため、従来の略2倍の量のエ
ネルギーが吸収されることとなって当該吸音材16による
消音効果が倍加されることとなり、このことは吸音材16
の消音機能を最大限に活用していることを意味する。
一部が第1図の矢印aにて示すように第1消音室S1内に
設けた単層の吸音材16の内周側を軸方向に平行に流れ、
他の一部は図示矢印bのように支持壁12に穿設した通気
孔12a…を通って吸音材16の外周側を軸方向に平行に流
れ、隔壁13の吸気孔13a…から流出する。この場合、排
気ガスは単層の吸音材16の内外周側を軸方向に互いに略
平行に流れて該吸音材16の内外周面の両面から同時にそ
のエネルギーを吸収されるため、従来の略2倍の量のエ
ネルギーが吸収されることとなって当該吸音材16による
消音効果が倍加されることとなり、このことは吸音材16
の消音機能を最大限に活用していることを意味する。
斯くて、第1消音室S1内の排気ガスは、第1図の矢印
cにて示すように連通管19内を通って第3消音室S3内に
流入し、ここで急膨張して減音された後、図示矢印d,e
のように連通管20内を通って第2消音室S2内に流入し、
ここでも急膨張して騒音が減衰される。そして、第2消
音室S2内に流入した排気ガスは、第1図の矢印f,gにて
示すように連通管22内を通って大気に排出されるが、こ
の排気ガスが連通管22を通る際にその有するエネルギー
の一部は該連通管22の外周に設けた単層の吸音材24の内
周面から吸収されて消音される。これと同時に、この吸
音材24は、第3消音室S3内を図示矢印d方向に流れる排
気ガスのエネルギーをもその外周面側から吸収している
が、当該吸音材24には大きさの異なるエネルギーが作用
することになり、消音機能を低下させることがある。
cにて示すように連通管19内を通って第3消音室S3内に
流入し、ここで急膨張して減音された後、図示矢印d,e
のように連通管20内を通って第2消音室S2内に流入し、
ここでも急膨張して騒音が減衰される。そして、第2消
音室S2内に流入した排気ガスは、第1図の矢印f,gにて
示すように連通管22内を通って大気に排出されるが、こ
の排気ガスが連通管22を通る際にその有するエネルギー
の一部は該連通管22の外周に設けた単層の吸音材24の内
周面から吸収されて消音される。これと同時に、この吸
音材24は、第3消音室S3内を図示矢印d方向に流れる排
気ガスのエネルギーをもその外周面側から吸収している
が、当該吸音材24には大きさの異なるエネルギーが作用
することになり、消音機能を低下させることがある。
以上のように本実施例によれば、単層の吸音材16,24
はその内外周面から排気ガスのエネルギーを吸収するた
め、排気消音器10の消音効果が倍加されることとなる。
はその内外周面から排気ガスのエネルギーを吸収するた
め、排気消音器10の消音効果が倍加されることとなる。
又、本実施例によれば、第2のジョイントパイプ3内
の排気ガスの通路面積はストレート部の後端内周が吸音
材4の張設によって小径に絞られた後にテーパ部におい
て広げられるため、排気脈動効果による低・中速域のエ
ンジントルク及び出力の向上が図られる。そして、排気
消音器10内に設置される吸音体は円筒状に成形され、排
気ガスは吸音体の内外周面側に沿って略平行に流れるた
め、該吸音体が排気ガスの流動抵抗とならず、排気脈動
効果に悪影響を及ぼすことがなくなってエンジン出力の
向上を図ることができる。
の排気ガスの通路面積はストレート部の後端内周が吸音
材4の張設によって小径に絞られた後にテーパ部におい
て広げられるため、排気脈動効果による低・中速域のエ
ンジントルク及び出力の向上が図られる。そして、排気
消音器10内に設置される吸音体は円筒状に成形され、排
気ガスは吸音体の内外周面側に沿って略平行に流れるた
め、該吸音体が排気ガスの流動抵抗とならず、排気脈動
効果に悪影響を及ぼすことがなくなってエンジン出力の
向上を図ることができる。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、複数
の排気管を集合連結する第1のジョイントパイプに1本
のパイプより成る第2のジョイントパイプを介して排気
消音器を接続して構成される自動二輪車の排気消音装置
において、前記第2のジョイントパイプにストレート部
とテーパ部を形成し、ストレート部の後端内周壁に吸音
材を充填した円筒状のパンチングメタルを張設してスト
レート部の後端内周を小径に形成し、テーパ部の後端を
前記排気消音器の外筒に連結するとともに、該テーパ部
の入口と略同径の単層の円筒状吸音材の内外周面を円筒
状のパンチングメタルでそれぞれ覆った吸音体を前記外
筒に対して一定の間隔を置いて同心的に外筒の第1消音
室に配置し、排気ガスが吸音体の内外周面側に沿って略
平行に流れるよう構成したため、排気通路の面積変化に
よる低・中速域でのエンジンのトルク及び出力の向上を
図ることができるとともに、吸音材の消音機能の十分な
る活用を図って最大の消音効果を発揮することができる
という効果が得られる。しかも、吸音体が排気ガスの流
動抵抗とならず、排気脈動効果に悪影響を及ぼすことが
ないため、エンジン出力の向上を図ることができる。
の排気管を集合連結する第1のジョイントパイプに1本
のパイプより成る第2のジョイントパイプを介して排気
消音器を接続して構成される自動二輪車の排気消音装置
において、前記第2のジョイントパイプにストレート部
とテーパ部を形成し、ストレート部の後端内周壁に吸音
材を充填した円筒状のパンチングメタルを張設してスト
レート部の後端内周を小径に形成し、テーパ部の後端を
前記排気消音器の外筒に連結するとともに、該テーパ部
の入口と略同径の単層の円筒状吸音材の内外周面を円筒
状のパンチングメタルでそれぞれ覆った吸音体を前記外
筒に対して一定の間隔を置いて同心的に外筒の第1消音
室に配置し、排気ガスが吸音体の内外周面側に沿って略
平行に流れるよう構成したため、排気通路の面積変化に
よる低・中速域でのエンジンのトルク及び出力の向上を
図ることができるとともに、吸音材の消音機能の十分な
る活用を図って最大の消音効果を発揮することができる
という効果が得られる。しかも、吸音体が排気ガスの流
動抵抗とならず、排気脈動効果に悪影響を及ぼすことが
ないため、エンジン出力の向上を図ることができる。
第1図は本発明に係る排気消音器の縦断面図、第2図は
第1図のII−II線(及びIV−IV線)断面図、第3図は第
1図のIII−III線断面図、第4図は4シリンダエンジン
の排気系の平面図、第5図は同排気系の一部を破断した
側面図である。 1……排気管、2……第1のジョイントパイプ、3……
第2のジョイントパイプ、4,16,24,124……吸音材、5,1
7,18,22,23……パンチングメタル、10,110……排気消音
器、11……外筒、S1……第1消音室。
第1図のII−II線(及びIV−IV線)断面図、第3図は第
1図のIII−III線断面図、第4図は4シリンダエンジン
の排気系の平面図、第5図は同排気系の一部を破断した
側面図である。 1……排気管、2……第1のジョイントパイプ、3……
第2のジョイントパイプ、4,16,24,124……吸音材、5,1
7,18,22,23……パンチングメタル、10,110……排気消音
器、11……外筒、S1……第1消音室。
Claims (1)
- 【請求項1】複数の排気管を集合連結する第1のジョイ
ントパイプに1本のパイプより成る第2のジョイントパ
イプを介して排気消音器を接続して構成される自動二輪
車の排気消音装置において、 前記第2のジョイントパイプにストレート部とテーパ部
を形成し、ストレート部の後端内周壁に吸音材を充填し
た円筒状のパンチングメタルを張設してストレート部の
後端内周を小径に形成し、テーパ部の後端を前記排気消
音器の外筒に連結するとともに、該テーパ部の入口と略
同径の単層の円筒状吸音材の内外周面を円筒状のパンチ
ングメタルでそれぞれ覆った吸音体を前記外筒に対して
一定の間隔を置いて同心的に外筒の第1消音室に配置
し、排気ガスが吸音体の内外周面側に沿って略平行に流
れるよう構成したことを特徴とする自動二輪車の排気消
音装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62185606A JP2559746B2 (ja) | 1987-07-27 | 1987-07-27 | 自動二輪車の排気消音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62185606A JP2559746B2 (ja) | 1987-07-27 | 1987-07-27 | 自動二輪車の排気消音装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6432011A JPS6432011A (en) | 1989-02-02 |
JP2559746B2 true JP2559746B2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=16173742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62185606A Expired - Fee Related JP2559746B2 (ja) | 1987-07-27 | 1987-07-27 | 自動二輪車の排気消音装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2559746B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4941002B2 (ja) * | 2007-02-28 | 2012-05-30 | 井関農機株式会社 | 苗移植機 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5814418U (ja) * | 1981-07-22 | 1983-01-29 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車用排気管 |
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1987
- 1987-07-27 JP JP62185606A patent/JP2559746B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPS6432011A (en) | 1989-02-02 |
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