JPH0721854Y2 - サイレンサ− - Google Patents
サイレンサ−Info
- Publication number
- JPH0721854Y2 JPH0721854Y2 JP3164092U JP3164092U JPH0721854Y2 JP H0721854 Y2 JPH0721854 Y2 JP H0721854Y2 JP 3164092 U JP3164092 U JP 3164092U JP 3164092 U JP3164092 U JP 3164092U JP H0721854 Y2 JPH0721854 Y2 JP H0721854Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silencer
- partition
- pipe
- partition wall
- main body
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はエンジンのエグゾ−スト
パイプの末端部に付設するサイレンサ−に関するもので
ある。
パイプの末端部に付設するサイレンサ−に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、サイレンサ−は、例えば本願出願
人が先に提案した実開昭59−165520号に示すよ
うな、孔明管部の外周に吸音材を介して外管を設け、外
管の外周に冷却フインを突設したものが存在する。しか
しながら、上記のサイレンサ−では、内部が直線状の孔
明管部であるため、未だ充分な消音効果が得難いもので
あった。又、サイレンサ−は、通常、排気効率を高める
と消音効果が低下し、消音効果を上げようとすると排気
効率が低下するという問題を有している。
人が先に提案した実開昭59−165520号に示すよ
うな、孔明管部の外周に吸音材を介して外管を設け、外
管の外周に冷却フインを突設したものが存在する。しか
しながら、上記のサイレンサ−では、内部が直線状の孔
明管部であるため、未だ充分な消音効果が得難いもので
あった。又、サイレンサ−は、通常、排気効率を高める
と消音効果が低下し、消音効果を上げようとすると排気
効率が低下するという問題を有している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そこで本考案は、排気
効率に悪影響を及ぼすことなく消音効果が高められるサ
イレンサ−を提供し、もって上記の従来技術の問題を解
決しようとするものである。
効率に悪影響を及ぼすことなく消音効果が高められるサ
イレンサ−を提供し、もって上記の従来技術の問題を解
決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本考案は、パ
ンチングパイプの外周側に消音材を介して外管を被嵌し
且つ前端にエグゾ−ストパイプ接続口を備えると共に後
端に排出口を備えたサイレンサ−主体において、該サイ
レンサ−主体内に軸方向に適当間隔を置いて所要数の隔
壁体を設けて該隔壁体の前方のサイレンサ−主体内で膨
張室を形成し、前記隔壁体が前端にキャップをパンチン
グリングを介して連設した排出パイプの後部を前記サイ
レンサ−主体に固定した隔壁の中央部に貫設し、前記排
出パイプに同心状に配した隔筒の後端を前記隔壁に固定
していることを特徴とするサイレンサ−、を要旨とする
ものである。
ンチングパイプの外周側に消音材を介して外管を被嵌し
且つ前端にエグゾ−ストパイプ接続口を備えると共に後
端に排出口を備えたサイレンサ−主体において、該サイ
レンサ−主体内に軸方向に適当間隔を置いて所要数の隔
壁体を設けて該隔壁体の前方のサイレンサ−主体内で膨
張室を形成し、前記隔壁体が前端にキャップをパンチン
グリングを介して連設した排出パイプの後部を前記サイ
レンサ−主体に固定した隔壁の中央部に貫設し、前記排
出パイプに同心状に配した隔筒の後端を前記隔壁に固定
していることを特徴とするサイレンサ−、を要旨とする
ものである。
【0005】
【作用】このようにしたサイレンサ−にあっては、エン
ジンに連なるエグゾ−ストパイプにエグゾ−ストパイプ
接続口を接続した使用時、エンジンからの排気ガスは、
エグゾ−ストパイプ接続口から膨張室に流入し、その排
気ガスの一部は直接隔壁体のパンチングリング、排出パ
イプから次の膨張室に入るが、大部分はキャップを取り
囲むように通過し、隔壁と隔筒で形成された空間で渦巻
き状となり、隔壁、隔筒及びサイレンサ−主体の消音材
に緩衝し、消音効果を発揮する。又、この排気ガスは隔
壁体の中心部にある排出パイプを通過するためスム−ズ
に排気されることとなって排気効率に悪影響を及ぼすこ
とが防止される。
ジンに連なるエグゾ−ストパイプにエグゾ−ストパイプ
接続口を接続した使用時、エンジンからの排気ガスは、
エグゾ−ストパイプ接続口から膨張室に流入し、その排
気ガスの一部は直接隔壁体のパンチングリング、排出パ
イプから次の膨張室に入るが、大部分はキャップを取り
囲むように通過し、隔壁と隔筒で形成された空間で渦巻
き状となり、隔壁、隔筒及びサイレンサ−主体の消音材
に緩衝し、消音効果を発揮する。又、この排気ガスは隔
壁体の中心部にある排出パイプを通過するためスム−ズ
に排気されることとなって排気効率に悪影響を及ぼすこ
とが防止される。
【0006】
【実施例】次に本考案の図示の一実施例について説明す
る。図において、1は筒状のサイレンサ−主体であっ
て、周面全体に無数のパンチ孔(図示せず)を有するパ
ンチングパイプ2の外周側にグラスウ−ル製の消音材3
を介して外管4を被嵌し、前端にエグゾ−ストパイプ接
続口5を備えると共に後端に排出口6を備えている。サ
イレンサ−主体1内には軸方向に適当間隔を置いて所要
数の隔壁体7〜7が設けられている。これらの隔壁体7
〜7はそれぞれ、排出パイプ8の前端にパンチングリン
グ9を介して円錐状キャップ10を連設し、排出パイプ
8の後部を隔壁11の中央部に貫設し、排出パイプ8の
外側に比較的小径で長さの長い隔筒12及び比較的大径
で長さの短い隔筒13を同心状に配し、これら隔筒1
2、13の後端を隔壁12に固定しており、この隔壁体
7の隔壁11がサイレンサ−主体1のパンチングパイプ
2に固定され、サイレンサ−主体1内の隔壁11〜11
前方でそれぞれ膨張室14〜14が形成されている。
る。図において、1は筒状のサイレンサ−主体であっ
て、周面全体に無数のパンチ孔(図示せず)を有するパ
ンチングパイプ2の外周側にグラスウ−ル製の消音材3
を介して外管4を被嵌し、前端にエグゾ−ストパイプ接
続口5を備えると共に後端に排出口6を備えている。サ
イレンサ−主体1内には軸方向に適当間隔を置いて所要
数の隔壁体7〜7が設けられている。これらの隔壁体7
〜7はそれぞれ、排出パイプ8の前端にパンチングリン
グ9を介して円錐状キャップ10を連設し、排出パイプ
8の後部を隔壁11の中央部に貫設し、排出パイプ8の
外側に比較的小径で長さの長い隔筒12及び比較的大径
で長さの短い隔筒13を同心状に配し、これら隔筒1
2、13の後端を隔壁12に固定しており、この隔壁体
7の隔壁11がサイレンサ−主体1のパンチングパイプ
2に固定され、サイレンサ−主体1内の隔壁11〜11
前方でそれぞれ膨張室14〜14が形成されている。
【0007】このようにした本例のサイレンサ−にあっ
ては、エンジンに連なるエグゾ−ストパイプ15にエグ
ゾ−ストパイプ接続口5を接続した使用時、エンジンか
らの排気ガスは、図1の矢印で示すように、エグゾ−ス
トパイプ接続口5から直後の膨張室14に流入し、その
排気ガスの一部は直接、パンチングリング9から排出パ
イプ8を通して次の膨張室14に入るが、大部分はキャ
ップ10を取り囲むように通過し、隔壁11と隔筒1
2、13で形成された空間で渦巻き状となり、隔壁1
1、隔筒12、13及び膨張室14内の消音材3に緩衝
し、消音効果を発揮する。そして、本例の場合、排出パ
イプ8を通過した排気ガスは、更に次の膨張室14、最
後の膨張室14で上述同様の過程を経て排出口6から外
部に放出される。又、この排気ガスは隔壁11の中心部
にある排出パイプ8を通過するためスム−ズに排気され
ることとなって排気効率に悪影響を及ぼすことが極力防
止される。なお、上例では隔壁体7を3個設けた場合を
示したが、エンジンの排気量などにより適当な消音効果
が得られる場合には排気効率の観点からこの隔壁体7は
少ない程望ましい。
ては、エンジンに連なるエグゾ−ストパイプ15にエグ
ゾ−ストパイプ接続口5を接続した使用時、エンジンか
らの排気ガスは、図1の矢印で示すように、エグゾ−ス
トパイプ接続口5から直後の膨張室14に流入し、その
排気ガスの一部は直接、パンチングリング9から排出パ
イプ8を通して次の膨張室14に入るが、大部分はキャ
ップ10を取り囲むように通過し、隔壁11と隔筒1
2、13で形成された空間で渦巻き状となり、隔壁1
1、隔筒12、13及び膨張室14内の消音材3に緩衝
し、消音効果を発揮する。そして、本例の場合、排出パ
イプ8を通過した排気ガスは、更に次の膨張室14、最
後の膨張室14で上述同様の過程を経て排出口6から外
部に放出される。又、この排気ガスは隔壁11の中心部
にある排出パイプ8を通過するためスム−ズに排気され
ることとなって排気効率に悪影響を及ぼすことが極力防
止される。なお、上例では隔壁体7を3個設けた場合を
示したが、エンジンの排気量などにより適当な消音効果
が得られる場合には排気効率の観点からこの隔壁体7は
少ない程望ましい。
【0008】
【考案の効果】以上説明したように、本考案において
は、使用時に排気ガスがサイレンサ−主体内に配した隔
壁体の前方の膨張室で膨張すると共に隔壁体の隔壁及び
隔筒によって渦巻状となって緩衝し、消音効果を発揮す
ることができ、しかもこの排気ガスが隔壁の中心部にあ
る排出パイプを通過するためスム−ズに排気されること
となって排気効率に悪影響を生じ難い効果がある。
は、使用時に排気ガスがサイレンサ−主体内に配した隔
壁体の前方の膨張室で膨張すると共に隔壁体の隔壁及び
隔筒によって渦巻状となって緩衝し、消音効果を発揮す
ることができ、しかもこの排気ガスが隔壁の中心部にあ
る排出パイプを通過するためスム−ズに排気されること
となって排気効率に悪影響を生じ難い効果がある。
【図1】本考案の一実施例の側断面図である。
【図2】図1のA−A線の矢視断面図である。
【図3】同上例の隔壁体の斜面図である。
1 サイレンサ−主体 2 パンチングパイプ 3 消音材 4 外壁 5 エグゾ−ストパイプ接続口 6 排出口 7 隔壁体 8 排出パイプ 9 パンチングリング 10 キャップ 11 隔壁 12 隔筒 13 隔筒 14 膨張室
Claims (1)
- 【請求項1】 パンチングパイプの外周側に消音材を介
して外管を被嵌し且つ前端にエグゾ−ストパイプ接続口
を備えると共に後端に排出口を備えたサイレンサ−主体
において、該サイレンサ−主体内に軸方向に適当間隔を
置いて所要数の隔壁体を設けて該隔壁体の前方のサイレ
ンサ−主体内で膨張室を形成し、前記隔壁体が前端にキ
ャップをパンチングリングを介して連設した排出パイプ
の後部を前記サイレンサ−主体に固定した隔壁の中央部
に貫設し、前記排出パイプに同心状に配した隔筒の後端
を前記隔壁に固定していることを特徴とするサイレンサ
−。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3164092U JPH0721854Y2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | サイレンサ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3164092U JPH0721854Y2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | サイレンサ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0583311U JPH0583311U (ja) | 1993-11-12 |
JPH0721854Y2 true JPH0721854Y2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=12336811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3164092U Expired - Lifetime JPH0721854Y2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | サイレンサ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0721854Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-15 JP JP3164092U patent/JPH0721854Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0583311U (ja) | 1993-11-12 |
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