JP2558731Y2 - 自動車用空気吹出し口のダイヤル取付構造 - Google Patents
自動車用空気吹出し口のダイヤル取付構造Info
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- JP2558731Y2 JP2558731Y2 JP1058192U JP1058192U JP2558731Y2 JP 2558731 Y2 JP2558731 Y2 JP 2558731Y2 JP 1058192 U JP1058192 U JP 1058192U JP 1058192 U JP1058192 U JP 1058192U JP 2558731 Y2 JP2558731 Y2 JP 2558731Y2
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- Japan
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- dial
- stopper
- air outlet
- mounting structure
- mounting boss
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Landscapes
- Air-Flow Control Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用空気吹出し口
のダイヤル取付構造に関し、更に詳しくは、自動車車内
への空調用空気吹出し口に設けられるダイヤル取付構造
に関する。本考案は自動車用空調吹出し口からの風量調
整等に利用される。
のダイヤル取付構造に関し、更に詳しくは、自動車車内
への空調用空気吹出し口に設けられるダイヤル取付構造
に関する。本考案は自動車用空調吹出し口からの風量調
整等に利用される。
【0002】
【従来の技術】従来、空調のための自動車用空気吹出し
口には風量調節用のダンパーがあり、このダンパーを開
閉させるダイヤルは、運転席からダイヤル操作できるよ
うに空気吹出し口を構成するケ−ス本体側壁に形成した
ダイヤル取付用ボスに取り付けていた。そして、ダンパ
−とダイヤルとを連結するア−ムによって、ダイヤルを
回せばダンパ−開閉操作ができるようになっていた。斯
るダイヤルの取付けは、図6の如くケース本体Aから当
てリブ13を形成したダイヤル取付用ボス1をケース本
体Aと一体成形にて設け、ここにワッシャ7を嵌めた
後、ダイヤル2を上から差し込んでいた。この時、ダイ
ヤル2に形成した係止軸23は、ダンパ−5と連結して
作動するア−ム6に設けた孔61に挿入される。そし
て、ストッパー3にて位置固定した後、最後にタッピン
グスクリュー4にて締付けを行った。このようにして、
ダイヤル2のケース本体Aへの取付けがなされていた。
ここで、ケース本体Aと共にダイヤル2の材質は、通常
ABS樹脂である為、ワッシャ7及びストッパー3は、
通常、摩擦抵抗の小さいポリアセタール樹脂からなる。
口には風量調節用のダンパーがあり、このダンパーを開
閉させるダイヤルは、運転席からダイヤル操作できるよ
うに空気吹出し口を構成するケ−ス本体側壁に形成した
ダイヤル取付用ボスに取り付けていた。そして、ダンパ
−とダイヤルとを連結するア−ムによって、ダイヤルを
回せばダンパ−開閉操作ができるようになっていた。斯
るダイヤルの取付けは、図6の如くケース本体Aから当
てリブ13を形成したダイヤル取付用ボス1をケース本
体Aと一体成形にて設け、ここにワッシャ7を嵌めた
後、ダイヤル2を上から差し込んでいた。この時、ダイ
ヤル2に形成した係止軸23は、ダンパ−5と連結して
作動するア−ム6に設けた孔61に挿入される。そし
て、ストッパー3にて位置固定した後、最後にタッピン
グスクリュー4にて締付けを行った。このようにして、
ダイヤル2のケース本体Aへの取付けがなされていた。
ここで、ケース本体Aと共にダイヤル2の材質は、通常
ABS樹脂である為、ワッシャ7及びストッパー3は、
通常、摩擦抵抗の小さいポリアセタール樹脂からなる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記のような
ダイヤル取付構造においては、ダイヤルをワッシャとス
トッパーとで挟んで固定するため、部品点数が多く、組
付工数も大きかった。ワッシャを削除すれば、ダイヤル
がケース本体に直かに当接し摺動するため、ABS樹脂
同士の摩擦が生じ製品削れの不具合を招いた。また、ダ
イヤル取付用ボスへワッシャを入れダイヤルを差し込ん
だ後、ストッパ−をはめ込みタッピングスクリュ−で縲
着しようとすると、ダイヤルの半径方向にガタツキがあ
るため、この作業性が悪かった。更に、ダイヤル操作力
の微調整は、ダイヤル取付用ボスにタッピングスクリュ
−を締め付けた後、このタッピングスクリュ−を多少弛
める等してストッパ−がダイヤルを押さえ込む加減で調
整していたため、勘に頼らざるを得なかった。
ダイヤル取付構造においては、ダイヤルをワッシャとス
トッパーとで挟んで固定するため、部品点数が多く、組
付工数も大きかった。ワッシャを削除すれば、ダイヤル
がケース本体に直かに当接し摺動するため、ABS樹脂
同士の摩擦が生じ製品削れの不具合を招いた。また、ダ
イヤル取付用ボスへワッシャを入れダイヤルを差し込ん
だ後、ストッパ−をはめ込みタッピングスクリュ−で縲
着しようとすると、ダイヤルの半径方向にガタツキがあ
るため、この作業性が悪かった。更に、ダイヤル操作力
の微調整は、ダイヤル取付用ボスにタッピングスクリュ
−を締め付けた後、このタッピングスクリュ−を多少弛
める等してストッパ−がダイヤルを押さえ込む加減で調
整していたため、勘に頼らざるを得なかった。
【0004】本考案は、上記問題点を克服するものであ
り、ワッシャを不要とし、しかも、ダイヤルにストッパ
ーを挿着して予め一体的に組み付けることで、ダイヤル
半径方向のガタツキに伴う作業性の悪さを改善し、更に
タッピングスクリュ−を完全に締め付けてもダイヤルの
操作性に関係のないアッセンブリー化を図れる自動車用
空気吹出し口のダイヤル取付構造を提供することを目的
とする。
り、ワッシャを不要とし、しかも、ダイヤルにストッパ
ーを挿着して予め一体的に組み付けることで、ダイヤル
半径方向のガタツキに伴う作業性の悪さを改善し、更に
タッピングスクリュ−を完全に締め付けてもダイヤルの
操作性に関係のないアッセンブリー化を図れる自動車用
空気吹出し口のダイヤル取付構造を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の自動車用空気吹
出し口のダイヤル取付構造は、ケース本体に設けられる
ダイヤル取付用ボスにダイヤルが取り付けられる自動車
空気吹出し口のダイヤル取付構造において、上記ダイヤ
ルにはストッパ−が一体的に組み付けられ、該ストッパ
−の裏面中央側にはスリット入りの円筒状爪部が設けら
れ、且つ該ストッパ−の裏面外周側には、上記ダイヤル
と点当たり又は線当たりとなるような隆起部が形成され
ており、更に、上記ダイヤル取付用ボスの端面には、上
記ストッパ−が嵌合・固定される場合、該ストッパ−が
回転することを防止するための回り止め用リブが形成さ
れていることを特徴とする。ここで、「ダイヤルにはス
トッパ−が一体的に組み付けられ」とは、ダイヤルに設
けた中央孔にストッパ−を挿着することで予め一体化で
きるように組み付けられることをいう。
出し口のダイヤル取付構造は、ケース本体に設けられる
ダイヤル取付用ボスにダイヤルが取り付けられる自動車
空気吹出し口のダイヤル取付構造において、上記ダイヤ
ルにはストッパ−が一体的に組み付けられ、該ストッパ
−の裏面中央側にはスリット入りの円筒状爪部が設けら
れ、且つ該ストッパ−の裏面外周側には、上記ダイヤル
と点当たり又は線当たりとなるような隆起部が形成され
ており、更に、上記ダイヤル取付用ボスの端面には、上
記ストッパ−が嵌合・固定される場合、該ストッパ−が
回転することを防止するための回り止め用リブが形成さ
れていることを特徴とする。ここで、「ダイヤルにはス
トッパ−が一体的に組み付けられ」とは、ダイヤルに設
けた中央孔にストッパ−を挿着することで予め一体化で
きるように組み付けられることをいう。
【0006】
【作用】本考案に係る自動車用空気吹出し口のダイヤル
取付構造は、ダイヤルの中央孔部内へストッパーを差し
込んで一体的に組み付けられるので、ワッシャが不要
で、また、これによってダイヤルは位置固定されるの
で、従来のようなダイヤル半径方向のガタツキもなく組
付け作業を著しく改善することができる。更に、ダイヤ
ル操作力は一体に組み付けたストッパ−との間で行われ
るので、タッピングスクリュ−に担わせていたダイヤル
操作力の調節機能がなくなり、タッピングスクリュ−を
完全に締め付けてもダイヤルの操作性に影響を与えない
ダイヤル取付構造とすることができる。
取付構造は、ダイヤルの中央孔部内へストッパーを差し
込んで一体的に組み付けられるので、ワッシャが不要
で、また、これによってダイヤルは位置固定されるの
で、従来のようなダイヤル半径方向のガタツキもなく組
付け作業を著しく改善することができる。更に、ダイヤ
ル操作力は一体に組み付けたストッパ−との間で行われ
るので、タッピングスクリュ−に担わせていたダイヤル
操作力の調節機能がなくなり、タッピングスクリュ−を
完全に締め付けてもダイヤルの操作性に影響を与えない
ダイヤル取付構造とすることができる。
【0007】
【実施例】以下、実施例により本考案を具体的に説明す
る。 (1)自動車用空気吹出し口のダイヤル取付構造 図1〜5は、本考案に係るダイヤル取付構造の一実施例
を示すもので、ケ−ス本体Aに設けられたダイヤル取付
用ボス1と、ダイヤル2と、ストッパ−3と、タッピン
グスクリュ−4と、から構成される。ダイヤル取付用ボ
ス1は、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重
合(ABS)樹脂製でケ−ス本体Aと一体成形により設
けられたもので、肉厚の中空円筒形状をなす。ダイヤル
取付用ボス1の端面11には、図1の如く2つの長方体
の回り止め用リブ12、12が形成されている。
る。 (1)自動車用空気吹出し口のダイヤル取付構造 図1〜5は、本考案に係るダイヤル取付構造の一実施例
を示すもので、ケ−ス本体Aに設けられたダイヤル取付
用ボス1と、ダイヤル2と、ストッパ−3と、タッピン
グスクリュ−4と、から構成される。ダイヤル取付用ボ
ス1は、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重
合(ABS)樹脂製でケ−ス本体Aと一体成形により設
けられたもので、肉厚の中空円筒形状をなす。ダイヤル
取付用ボス1の端面11には、図1の如く2つの長方体
の回り止め用リブ12、12が形成されている。
【0008】ダイヤル2は、全体形状を略ド−ナツ状と
し、中心に中央孔21を有する。ダイヤル2の裏面側の
この中央孔21周りには座繰部22を形成して、ダイヤ
ルの肉厚Lは他の部分より薄くなっている(図4)。
尚、係止軸23は、ダンパ−(図示せず。)と連結する
ア−ム(図示せず。)に設けた孔に挿入される軸であ
る。ダイヤル操作によってダンパ−を作動できるように
するためである。ケ−ス本体Aには、上記ダイヤル2を
自動車車内から操作し得るように、図3の如く開孔aが
設けられている。
し、中心に中央孔21を有する。ダイヤル2の裏面側の
この中央孔21周りには座繰部22を形成して、ダイヤ
ルの肉厚Lは他の部分より薄くなっている(図4)。
尚、係止軸23は、ダンパ−(図示せず。)と連結する
ア−ム(図示せず。)に設けた孔に挿入される軸であ
る。ダイヤル操作によってダンパ−を作動できるように
するためである。ケ−ス本体Aには、上記ダイヤル2を
自動車車内から操作し得るように、図3の如く開孔aが
設けられている。
【0009】ストッパ−3は、ポリアセタ−ル樹脂製
で、孔311を有する頭部31と、これに立設され、上
記ダイヤル取付用ボス1の外径より多少大きくしてこの
ボスに差し込めるようにした円筒状の爪部32と、から
構成される。頭部31は、孔311を有する円盤形状を
なし、この裏面は平らであり外周近傍に90°間隔で4
箇所に玉ブチによる隆起部312が形成されている。点
当たりとなるようにするためである。隆起部312はリ
ブを形成してダイヤル2と線当たりとなるようにしても
よい。また、上記回り止め用リブ12に対応する頭部3
1には、回り止め用リブ12を収める切欠溝313が設
けられている。ダイヤル取付用ボス1の端面11にスト
ッパ−3が勘合・固定される場合、ダイヤル操作に追随
してストッパ−が回転するのを防止するためである。
で、孔311を有する頭部31と、これに立設され、上
記ダイヤル取付用ボス1の外径より多少大きくしてこの
ボスに差し込めるようにした円筒状の爪部32と、から
構成される。頭部31は、孔311を有する円盤形状を
なし、この裏面は平らであり外周近傍に90°間隔で4
箇所に玉ブチによる隆起部312が形成されている。点
当たりとなるようにするためである。隆起部312はリ
ブを形成してダイヤル2と線当たりとなるようにしても
よい。また、上記回り止め用リブ12に対応する頭部3
1には、回り止め用リブ12を収める切欠溝313が設
けられている。ダイヤル取付用ボス1の端面11にスト
ッパ−3が勘合・固定される場合、ダイヤル操作に追随
してストッパ−が回転するのを防止するためである。
【0010】爪部32は、ストッパ−3の裏面中央側に
設けられ、胴部321とこの胴部先端で外方に張り出し
た鉤部322とからなる。爪部32の全体形状は円筒状
をなし、円筒縦方向に4箇所のスリット323が入り、
4分割された構成になっている。ここで、鉤部322の
張り出し部分は、内側に曲げた場合に、爪部自体を損傷
せずにダイヤルの中央孔21を挿通できる範囲内に抑え
られる。ダイヤル2にストッパ−3が一体的に組み付け
られるからである。胴部321の外径は、図4の如くダ
イヤルの中央孔21の径より僅かに小さい。一方、胴部
321の長さは、中央孔21周りのダイヤル肉厚Lより
もやや大きくなっている。ダイヤル2にストッパ−3を
一体的に組み付ける際、挿着し易いようにするためであ
る。
設けられ、胴部321とこの胴部先端で外方に張り出し
た鉤部322とからなる。爪部32の全体形状は円筒状
をなし、円筒縦方向に4箇所のスリット323が入り、
4分割された構成になっている。ここで、鉤部322の
張り出し部分は、内側に曲げた場合に、爪部自体を損傷
せずにダイヤルの中央孔21を挿通できる範囲内に抑え
られる。ダイヤル2にストッパ−3が一体的に組み付け
られるからである。胴部321の外径は、図4の如くダ
イヤルの中央孔21の径より僅かに小さい。一方、胴部
321の長さは、中央孔21周りのダイヤル肉厚Lより
もやや大きくなっている。ダイヤル2にストッパ−3を
一体的に組み付ける際、挿着し易いようにするためであ
る。
【0011】タッピングスクリュ−4は、ダイヤル2と
一体的に組み付けられたストッパ−3をダイヤル取付用
ボス1に固着するネジである。
一体的に組み付けられたストッパ−3をダイヤル取付用
ボス1に固着するネジである。
【0012】(2)ダイヤルの取付方法 ストッパ−3をダイヤル2の表側から、爪部32を差し
込むように押圧する。爪部32は、図5のように内方に
曲がりながら中央孔21を通過する。鉤部322がダイ
ヤル2の裏面側に出ると、図3のようにダイヤル2にス
トッパ−3が一体的に組み付けられ脱離困難になる。胴
部321の長さは、中央孔21周りのダイヤル肉厚より
長いため容易にストッパ−3をダイヤル2に挿着でき
る。そして、ストッパ−3の鉤部322と隆起部312
とがダイヤル2を位置固定する。このように、予めダイ
ヤル2とストッパ−3とを一体的に組み付けたサブアッ
センブリー品は、ストッパ−3の切欠溝313を回り止
め用リブ12に合わすようにして、ダイヤル取付用ボス
1へ取り付ける。この時、係止軸23はア−ム6の孔6
1(図5参照)に挿入される。ダイヤル2を回すこと
で、ア−ム6を介してダンパ−5の開閉を行わせるため
である。その後、タッピングスクリュ−4にて、ストッ
パ−3をダイヤル取付用ボス1に螺着することで自動車
用空気吹出し口のダイヤル取付が完了する。
込むように押圧する。爪部32は、図5のように内方に
曲がりながら中央孔21を通過する。鉤部322がダイ
ヤル2の裏面側に出ると、図3のようにダイヤル2にス
トッパ−3が一体的に組み付けられ脱離困難になる。胴
部321の長さは、中央孔21周りのダイヤル肉厚より
長いため容易にストッパ−3をダイヤル2に挿着でき
る。そして、ストッパ−3の鉤部322と隆起部312
とがダイヤル2を位置固定する。このように、予めダイ
ヤル2とストッパ−3とを一体的に組み付けたサブアッ
センブリー品は、ストッパ−3の切欠溝313を回り止
め用リブ12に合わすようにして、ダイヤル取付用ボス
1へ取り付ける。この時、係止軸23はア−ム6の孔6
1(図5参照)に挿入される。ダイヤル2を回すこと
で、ア−ム6を介してダンパ−5の開閉を行わせるため
である。その後、タッピングスクリュ−4にて、ストッ
パ−3をダイヤル取付用ボス1に螺着することで自動車
用空気吹出し口のダイヤル取付が完了する。
【0013】(3)実施例の効果 本実施例では、ダイヤル2の中央孔21へストッパー3
を差し込んで組み付けられ、このストッパ−3がダイヤ
ル2を両面から当接する構成になるので、ワッシャは不
要になる。本実施例の如く、ダイヤル2がABS樹脂製
であっても、ストッパ−3はポリアセタ−ル樹脂成形品
であるため、自己潤滑性に優れ製品削れを招く不具合も
ない。また、ストッパ−3がダイヤル2を位置固定して
一体的に組み付けられているので、従来の如くダイヤル
の半径方向のガタツキはなく、簡単にダイヤル取付作業
が行える。更に、ダイヤル操作調節は一体的に組み付け
たストッパ−との間で行われるので、タッピングスクリ
ュ−をきつく締め付けてもダイヤル操作性に何ら関係の
ないダイヤル取付構造を保有する。換言すれば、タッピ
ングスクリュ−にダイヤル調節機能を持たす必要もな
く、締め付ける役目だけになっている。加えて、ダイヤ
ル取付用ボス1にストッパ−3が回転することを防止す
るための回り止め用リブ12が形成されているので、ダ
イヤル操作に伴ってストッパ−3が共回りしてタッピン
グスクリュ−を弛ませることはない。
を差し込んで組み付けられ、このストッパ−3がダイヤ
ル2を両面から当接する構成になるので、ワッシャは不
要になる。本実施例の如く、ダイヤル2がABS樹脂製
であっても、ストッパ−3はポリアセタ−ル樹脂成形品
であるため、自己潤滑性に優れ製品削れを招く不具合も
ない。また、ストッパ−3がダイヤル2を位置固定して
一体的に組み付けられているので、従来の如くダイヤル
の半径方向のガタツキはなく、簡単にダイヤル取付作業
が行える。更に、ダイヤル操作調節は一体的に組み付け
たストッパ−との間で行われるので、タッピングスクリ
ュ−をきつく締め付けてもダイヤル操作性に何ら関係の
ないダイヤル取付構造を保有する。換言すれば、タッピ
ングスクリュ−にダイヤル調節機能を持たす必要もな
く、締め付ける役目だけになっている。加えて、ダイヤ
ル取付用ボス1にストッパ−3が回転することを防止す
るための回り止め用リブ12が形成されているので、ダ
イヤル操作に伴ってストッパ−3が共回りしてタッピン
グスクリュ−を弛ませることはない。
【0014】尚、本考案においては、前記具体的実施例
に示すものに限られず、目的、用途等に応じて本考案の
範囲内で種々変更した実施例とすることができる。例え
ば、上記ダイヤル、ダイヤル取付用ボス、ストッパ−の
形状、大きさ等は、使用目的に応じ、適宜変更される。
また、玉ブチの個数は、ダイヤルの操作力の調整に鑑
み、個数を増やしてもよいし減少させてもよいし、更に
リング状として線状のリブ等を形成するもの等でもよ
い。
に示すものに限られず、目的、用途等に応じて本考案の
範囲内で種々変更した実施例とすることができる。例え
ば、上記ダイヤル、ダイヤル取付用ボス、ストッパ−の
形状、大きさ等は、使用目的に応じ、適宜変更される。
また、玉ブチの個数は、ダイヤルの操作力の調整に鑑
み、個数を増やしてもよいし減少させてもよいし、更に
リング状として線状のリブ等を形成するもの等でもよ
い。
【0015】
【考案の効果】以上のように、本考案に係る自動車用空
気吹出し口のダイヤル取付構造によれば、ワッシャが不
要で、従来のようなダイヤル半径方向のガタツキもなく
組付け作業も大変容易になり、また、従来のようなタッ
ピングスクリュ−の締め込み加減でダイヤル操作性を調
節する必要がなく,その調整が極めて容易であるととも
に、勘に頼らず作業の標準化を図ることもできる。
気吹出し口のダイヤル取付構造によれば、ワッシャが不
要で、従来のようなダイヤル半径方向のガタツキもなく
組付け作業も大変容易になり、また、従来のようなタッ
ピングスクリュ−の締め込み加減でダイヤル操作性を調
節する必要がなく,その調整が極めて容易であるととも
に、勘に頼らず作業の標準化を図ることもできる。
【図1】本実施例に係わる自動車用空気吹出し口のダイ
ヤル取付構造を構成せんとする説明斜視図である。
ヤル取付構造を構成せんとする説明斜視図である。
【図2】本実施例において使用するストッパ−の拡大斜
視図である。
視図である。
【図3】本実施例に係わる自動車用空気吹出し口のダイ
ヤル取付構造を示す説明断面図である。
ヤル取付構造を示す説明断面図である。
【図4】本実施例においてダイヤルとストッパ−との嵌
合部分の拡大要部断面図である。
合部分の拡大要部断面図である。
【図5】本実施例においてダイヤルの中央孔をストッパ
−の爪部が内方に曲がりながら通過する状態を示す説明
断面図である。
−の爪部が内方に曲がりながら通過する状態を示す説明
断面図である。
【図6】従来に係わる自動車用空気吹出し口のダイヤル
取付構造を構成せんとする説明斜視図である。
取付構造を構成せんとする説明斜視図である。
1;ダイヤル取付用ボス、11;端面、12;回り止め
用リブ、13;当てリブ鍔、2;ダイヤル、21;中央
孔、22;座繰部、23;係止軸、3;ストッパ−、3
1;頭部、311;孔、312;隆起部、313;切欠
溝、32;爪部、321;胴部、322;鉤部、32
3;スリット、4;タッピングスクリュ−、5;ダンパ
−、6;ア−ム、61;孔、7;ワッシャ。
用リブ、13;当てリブ鍔、2;ダイヤル、21;中央
孔、22;座繰部、23;係止軸、3;ストッパ−、3
1;頭部、311;孔、312;隆起部、313;切欠
溝、32;爪部、321;胴部、322;鉤部、32
3;スリット、4;タッピングスクリュ−、5;ダンパ
−、6;ア−ム、61;孔、7;ワッシャ。
Claims (1)
- 【請求項1】 ケース本体に設けられるダイヤル取付用
ボスにダイヤルが取り付けられる自動車空気吹出し口の
ダイヤル取付構造において、 上記ダイヤルにはストッパ−が一体的に組み付けられ、
該ストッパ−の裏面中央側にはスリット入りの円筒状爪
部が設けられ、且つ該ストッパ−の裏面外周側には、上
記ダイヤルと点当たり又は線当たりとなるような隆起部
が形成されており、 更に、上記ダイヤル取付用ボスの端面には、上記ストッ
パ−が嵌合・固定される場合、該ストッパ−が回転する
ことを防止するための回り止め用リブが形成されている
ことを特徴とする自動車用空気吹出し口のダイヤル取付
構造
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1058192U JP2558731Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 自動車用空気吹出し口のダイヤル取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1058192U JP2558731Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 自動車用空気吹出し口のダイヤル取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0562306U JPH0562306U (ja) | 1993-08-20 |
JP2558731Y2 true JP2558731Y2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=11754216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1058192U Expired - Lifetime JP2558731Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 自動車用空気吹出し口のダイヤル取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2558731Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160043362A (ko) * | 2014-10-13 | 2016-04-21 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 에어벤트 장치 |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP1058192U patent/JP2558731Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160043362A (ko) * | 2014-10-13 | 2016-04-21 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 에어벤트 장치 |
KR102205971B1 (ko) | 2014-10-13 | 2021-01-21 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 에어벤트 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0562306U (ja) | 1993-08-20 |
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